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September 30, 2006

クオリティ@J1 第24節 レッズ vs エスパルス+今後の優勝争いを占う

2位と4位の直接対決と言うこともあって、今後のJの行方を占う意味ではとても重要なゲームだったのでスルーはさすがにね。ということで、簡単なレポートと今後のリーグの趨勢を占うというテーマを2部構成で。

2006 J.League Division1 第24節

レッズ 1-0 エスパルス @ 埼玉スタジアム2002「クオリティ」
Reds:16'ワシントン

Super Soccer

レッズスタメン:GK山岸範宏、DF堀之内聖、田中マルクス闘莉王、坪井慶介、MF鈴木啓太、長谷部誠、平川忠亮、三都主アレサンドロ、山田暢久(→85'内舘秀樹)、FW田中達也(→64'永井雄一郎)、ワシントン(→75'ロブソン・ポンテ)

エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、青山直晃、高木和道、山西尊裕、MF高木純平(→82'矢島卓郎)、枝村匠馬(→88'久保山由清)、伊東輝悦、杉山浩太(→46'アレシャンドレ)、FWマルキーニョス、チョ・ジェジン

赤く染め上げられた埼玉スタジアムでの上位直接対決。レッズにとってはガンバを追うためにもどこが相手だろうと勝ち点3を積み上げていくことが至上命題であり、エスパにとっては優勝を見据えた上ではここで負けてしまうと差が開いてしまうだけに是が非でも直接叩いて逆転優勝への足がかりにしたい一戦。そういや前回は伝説の「セックスバック」なーんて実況もあったわねぇ。

そんな重要な一戦でしたが、エスパにとって激痛な若き筑波コンビの欠場。藤本は前節の鹿島戦で右太ももの肉離れ、兵働は甲状腺機能障害という難しい病気に掛かってしまい長期離脱を余儀なくされている状況。エスパの攻撃のクオリティを担っていた二人を同時に欠く非常事態に健太監督も頭が痛い。ただ、レッズの方も金看板である豪華なアタッカー陣が軒並み不安を抱えている状況(ワシントンにしても、ポンテにしても、出場可能な状況ではあるモノのコンディション的には余り万全とは言えず、シンジも良い状態ではない。田中達也は代表戦を絡めたハードスケジュールによる影響か本調子とは言えず)で、どちらも苦しい中で重要な一戦を争うことになった。

で、ゲームの方は両チームの守備が目立つ展開、エスパは今シーズンの躍進の一因となっている4-4ゾーンの機能性を活かしながら収縮早くプレスを掛けて、そこから切り替えを伴った速い攻撃を狙い、レッズはリーグNo.1の堅守を誇る守備ブロック形成による迎撃ディフェンスが相手の攻撃をはね返しそこから有能なアタッカー陣にパスを預けて一気に仕上げたいという感じ。緊張感溢れる展開の中で、徐々にこじ開け始めたのはレッズ。長谷部が久々に輝きを見せて、実効性の高いプレーを連続して生みだし(彼の特性でもある縦の速いドリブルワークからのチャンスメイク、そしてパスコースやスペースを探し出す目とセンスが光ったテンポあある2タッチからのサイドへのスルーパス、どちらも見事なプレー)、そのポジティブな流れから、レッズが先制点を奪う。

山田の右サイドからのCK。闘莉王やワシントン、堀之内といったターゲットがある中で選択したのは、エリア外左サイドにポジションを獲っていたアレックス。直線的なボールを何とか収めた(ボールが大きく、ジャンプしてようやく止めたという感じで、びたっと自分のボールに出来た訳じゃなかった)アレックスはすぐさまインサイドで放り込むように中に折り返す。折り返されたふわっとしたボールに対して闘莉王が競って潰れると、このボールは裏にいたワシントンに繋がる。ワシントンは見事なファーストコントロールでシュートを打てるポイントに持ち出し、そのまま西部の股の下を抜くフィニッシュで、しっかりとこの決定機をモノにした。スイープにより生まれた見事な形だったわけだけど、非常にレッズらしい形とも言えるかも知れない。質の高い選手が精度の伴ったプレーを連続して生み(山田のキックはちょっと距離感がずれてたけどね)、その中で終着点となるエースがしっかりと決める。個人の技術とアイデアがリンクしたゴールだったのかなと。エスパルスにとってはスイープからの速いタイミングのクロスという形に対応しきれず(クロスの入ってくる方向が変わったことでマークを受け渡したり、内側に入るようにポジションを修正したりしなきゃいけなかった)、一番マークしなければならないワシントンの所にズレが生まれてしまった。ただ、エスパ守備陣に非があったというより、やはりこれはレッズの作戦勝ちと言うことかなと。

この後レッズが更に守備に対して意識を置くようになって、エスパがいかに崩して同点ゴールを奪うのかというのがゲームの焦点となったが、結果から言えばそれは出来なかった。ビハインドと言うこともあって人数を掛けたり、選手をフレッシュにすることで攻勢を掛けたモノの、サイドからのクロスは精度が伴わなかったり、意図がなかった部分があり、ターゲットとなるチョ・ジェジンも空中戦に強いレッズディフェンス陣に存在を消されてしまった。それならば局面で数的優位を作ったり、1vs1で突破することで局面打開をしたかったが、そこもレッズにやらせてもらえず。それでも決定機がないわけではなかったが(マルキの局面打開からとか、セットからとか)この日山岸が当たっていて、結果として無得点というのは必然の結果だったのかも知れない。

レッズは相手が人数を掛けて攻めに来ていただけに、お得意のカウンターからとどめを刺したかったところだけど、その最大の武器となり得るはずの田中達也はプレーに迷いがあるのか、プレーセレクトが裏目裏目に出てほとんど実効性の高いプレーを示せず決定機も決めれず(大丈夫かな)ワシントンも元々痛めていた左足が痛んで途中交代、交代で入ったポンテ、永井も余り仕事は出来ずと、ディフェンス陣を助ける追加点は取りきれなかった。しかし、ディフェンス陣は集中を切らさず、失点を許さなかったで、痛手にはならず。結局、注目された上位決戦はレッズの堅実なゲームプランが遂行される形で、1-0で逃げ切った。

まあ、決してスペクタクルなゲームではなかったのだけど、上位対決らしい緊張感のあるゲームだったかなと。チームの出来を考えればここのところ下降線を描いているレッズに比べ、やることがはっきりしていて機能性を示しているエスパの方に分があったのかなと思うのだけど、勝負所での山岸のビッグセーブしかり、守備陣の集中力と水際でのディフェンス力しかり、セットプレーのクオリティしかり、局面的なクオリティは失っていなかった。それに対し、エスパとしては、チームとしてすべき事は出来ていたのだけど、攻撃面では兵働・藤本を欠いていたこともあってレッズの守備陣に脅威を与える可能性を持っていたのはマルキ一人、ゴールに繋げるクオリティを欠いた印象。その辺が勝負を分けたポイントだったのかなと。

で、書きたいのはここから。久々だけど、ファクターとして。

・マッチレース濃厚、今後の行方を占う。

今節1位と3位、2位と4位の直接対決で共に上位に立つチームが勝ったことで、ガンバとレッズの間に少々乖離が生まれてきました。この結果を受けて、今シーズンはJの名物である大混戦の可能性は少し薄まったかなぁと言うのが僕の印象。そうなると、ガンバとレッズ、どっちに優位性があるのか、残り10節の中でどんなことが起こりえるのか、そんなことを考えてみました。

現状のチーム状態としては、もう圧倒的にガンバの方が良い。二川・遠藤のアクセントから生まれる芸術的で流れるような攻撃、それに応えるマグノ・播戸の決定力、明神・橋本がチームの秩序を支え、懸念だった4バックも安定感を持ち始めた。全てがポジティブに回り、それだけの結果を残している。それに対してレッズは、多くの選手が怪我やコンディション不良に悩まされ、元々個人に依るところの多いチームパフォーマンスも比例するように低下。現状では完調にはほど遠い状態といわざるを得ないでしょう。

これに、勝ち点3と得失点というアドバンテージということを考えると、ガンバ優位!ということになるのですが、条件付きでレッズの方が可能性があるのかなーと言う感じがしたりしています。

まず一つはスケジュール。

Last10 ガンバ・レッズのスケジュール

     ガンバ   レッズ

25節  甲府(A)  京都(A)
26節  磐田(A)  千葉(H)
27節  横浜(H)  福岡(H)
28節  東京(A)  川崎(H)
29節  清水(H)  磐田(A)
30節  鹿島(A)  横浜(H)
31節  千葉(H)  名古屋(A)
32節  福岡(A)  甲府(H)
33節  京都(H)  東京(A)
34節  浦和(A)  G大阪(H)

対戦相手云々はそんなに変わらないと思うのだけど、レッズの方がホームゲームが多く残っているというのは大きなアドバンテージになり得る要素かな。今節、エスパルスの健太監督が試合後に、「序盤は埼玉スタジアムの雰囲気に何人からの選手が呑まれてしまっているように見えた。」というコメントを残している事を見ても、レッズが埼玉スタジアム(アビスパ戦は駒場開催)でプレーするのは大きなアドバンテージとなっているのは明白。勝ち点を着実に積み上げていくことが優勝への近道なだけに、こういうゲームが2つ多いのはちょっと有利かなと。

それと、もう一つはチームの波という部分に置いて。実際、この両チームのリーグに置ける位置というのは最上位、横綱みたいなもんで、良い時に勝つのは当たり前。元々リーグ最高峰の潤沢な戦力を携えているわけで、その力を発揮出来ればどこのチームに対しても自分たちのパフォーマンスを発揮すれば勝てるのは当然のこと。個人的にリーグ戦に置いて大事なことは、「悪い時でも悪い時なりのプレーをして、結果を残すこと」。そういう意味で現状余り良い状態ではないレッズがガンバと同じペースで勝ち点を積み上げてられているというのは、地力の証明でもあり、リーグ制覇の一つの条件を満たしているのかなと。プレーにもそういう要素が見えたりする。堅実で無駄な失点をしない強く安定した守備力、リスクのあるミスの少なさ、苦しい時に獲れるアタッカーの得点力、この辺を考えると、レッズはリーグ制覇に相応しい部分を備えているような気がする。
*ただし条件としては、この負の波を出来るだけ早く脱却する必要があるということ。このままだと、どこかで勝ち点を落とす可能性があるのは否定出来ない。選手達のコンディション不良が不調とリンクしていると思うので、選手達が良い状態を取り戻すことが第一だと思うけど、そういう意味ではレッズはちょっとネガティブなんだよね。招集されるであろう代表選手が多く練習時間を削られ疲労が蓄積すること(オシムたんは避けるという話だけど)、負傷がちな選手の多いこと。ネガティブなファクターを抱えている。

逆にガンバは今シーズンACLを絡めた過密日程を戦いながら、ここまでのリーグ戦通じて水準を上回るような好パフォーマンスを多少の波はあれ示してきていると思う。もちろん元々の力が高く、このチームが築いてきた基盤がしっかりしているからこそ、「安定感」に繋がってきていると思うのだけど、本当にこのまま最後まで走りきれるのかなと言うのが、一つある。まあ今シーズンはWCも合って長期中断があったから、そこまで大きな蓄積疲労は貯まっていないのかも知れないし、メンバーを固定して戦ってきていないという部分もあると思うのだけど、来るべき負の波が来ていないというのは気になるかなぁと。そういう意味では、ガンバには越えるべき山がもう一山来るのではないかという気がします。
*ただ、彼らにはリーグを制した経験と自信があるから、苦境も簡単に乗り越えてしまう可能性があるのも加えておかないとフェアじゃないよね。勝者にはそういうモノが携わるのは珍しくないと思うし。

まあこういう条件から見ると、僕は現状の評判とは逆にレッズに優位があるのかなという気がする。てゆうか、ジェレミーさんのコラムに対する反論なだけで、本音としてはレッズもガンバもふろん太もエスパも鹿島もみーんな優勝して欲しいなんて思ってないんだからね(台無し)どちらが優勝するかは置いておいて、一人のJリーグファンとして最終節まで縺れて欲しいな。最終節の直接対決はもの凄い盛り上がりになって注目されるだろうし、Jにとってはそういうことがあるのはとてもポジティブ。J最高峰の直接対決が優勝の行方を決めるなんて言ったら、多くの人が興味を持ってくれるだろうし、この試合が素晴らしいモノになれば、多くの人がスタジアムに足を運ぶようになってくれるかも知れない(レッズには必要ないかも知れないけど)昨シーズンの最後のドラマは溜まらなかったしね。とにもかくにもラスト10試合、魅力的な終焉に繋がって欲しいなと思います。

ということで、ゲームレポートとはちょっとずれちゃったけど、ここまでかな。もちろん今節は負けちゃったけど、ふろん太やエスパにも可能性は残っているのだから(鹿島には言わない)、レッズやガンバの尻を叩くようなリカバーを期待したいね。マッチレースより恒例ともなりつつある大混戦の方が面白いし。とにかく明日明後日も注目ですよ。ということでみんなスタジアム行け、出来れば優勝には余り関係ないけど日産スタジアムに来い。ということで、もの凄い締め方だけどここまで。

*リカバーに期待したい所なんだけどエスパとふろん太に関しては、少々状況的に厳しいんだよね。エスパは兵働・藤本がまだ戻って来れない所か、マルキが出場停止。攻撃に置ける実効力不足波佐羅に悪化する可能性がある。もちろん相手の違いがあるから機能性だけで凌駕出来る可能性もあるけど、相手はようやく2勝目を上げて意気上がっているアビスパなだけに、日曜日も難しいゲームになるかも知れないね。てゆうか、勢いが削がれた時にどのようなゲームをするかというのは本質を問われる。大事なゲームだね。

*ふろん太も同じくらい厳しい。実際ガンバ戦のダメージを抱えた中で、マギヌンは2試合出場停止、ジュニーニョも離脱と重要な駒が2枚欠けるゲームになる。もちろん1週間という猶予で回復している可能性もあるけど、勢いは完全になくなったと言っていい。相手はサンフレ、おしりの火はまだ消えていないし、ペトロヴィッチ監督のもと意欲的なサッカーを展開しているだけに、地力で何とか出来るかどうかは注目だね。僕はふろん太の躍進は勢いだけじゃないと思うし、地力があると思うので、ここで一気に落ちないで踏ん張って欲しいし、逆にもう一度リーグを盛り上げて欲しいなと。

*てゆうか、マリが追い抜くためには、両チームとも落ちて来るのを期待した方が良いのか……。でも、それはあんまりなー。てゆうか、相手より自分たちのことをしなきゃ。1試合1試合大事に戦って、チームの糧とすることが大事だし。順位は上の方が良いけどね。

*今節の相手のジュビロは、まだ安定したモノではないけど、攻撃の機能性は質を備えていると思うよ、それこそFマリノスより。福西が出れないみたいだけど、前田は戻って来るみたいだし、怖い相手。太田の対応どうするんかなー。

*UCLウィークということもあって見るのに必死で、更新滞り気味で申し訳ないです。

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September 28, 2006

important game,important work,important win!@06-07 UCL GroupLeague Matchday2 Celtic vs FC Kopenhavn

セルティックにとって勝ち点3が至上命題のホームゲーム。しっかりと勝つと言うことは、上に進む上では絶対条件。でも、口で言うほど簡単な事じゃない。ただ、その辺は「常勝」チーム、しっかりと期待に応えてくれたね。これでようやく一歩が踏み出せた。うん、本当に良かった。そして、俊輔は重要な仕事をしたよ、祝勝ち点3!

06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Matchday2
Group F/Glasgow Celtic 1-0 FC Kopenhaven @ Celtic Park
Celtic:36'K.Miller

セルティックスタメン:GKボルツ、DFテルファー、ギャリー・コルドウェル、マクマナス、ネイラー、MF中村俊輔、グラベセン、レノン、マクギーティ(→88'ピアソン)、FWズラウスキ(→73'クレイグ・ビーティ)、ケニー・ミラー(→82'マロニー)

コペンハーゲンスタメン:GKクリスティアンセン、DFヤコブセン、ハンゲラン、グラブゴー、ベルグドルモ(→75'トーマセン)、MFシルババウアー、リンデロート、ノーレゴー、ハッチソン、FWベルグルンド(→55'クビスト)、アルベック

セルティックは今大会初のホームゲーム、セルティックパークの住人達も楽しみにしてたんでしょう。やっぱりセルティックパークの雰囲気は最高だねぇ。この日の相手、FCコペンハーゲンは予備選最大のアップセットとも言えるアヤックスを喰っての本戦出場ということもあって決して侮れない相手。

どちらも初戦は失望するようなゲームではなかったモノの、望むべき結果は得れなかっただけにこのゲームに対してのモチベーションは非常に高い。しかし、その中で、セルティックは前戦も先制点を獲るなど移籍早々存在感を見せているフェネホール・オフ・ヘッセリンクが欠場(後、ウィルソンも初戦のユナイテッド戦の怪我はまだ治らず)。対するコペンハーゲンも初戦のベンフィカ戦で怪我を負った数少ないビッグネームイェスパー・グロンキアが欠場。どちらも万全という状態ではないが(セルティックは土曜日にはオールドファームという手の抜けない激しいゲームもやってきたし)、それでもこのゲームの重要性を考えれば何とか勝ちたいところ。

じゃあいつも通り、箇条書き風味で。

・どちらもフラットな4-4-2でスタート。共に慎重な立ち上がりで、長いボールでの組み立てが目立ち、出方をうかがう形。セルティックはミラー・ズラウスキという2トップということもあって、人を狙うというより空いてくるスペースに流れて起点を作るという形を模索し、コペンハーゲンの方はシンプルにトップを狙って高さを活かして、という狙いが見える。

・相手のプレッシャーに苦しみながらも、細かいパスを繋ぎながらリズムを作るようになったり、セットプレーを得たりと徐々にゲームを掌握し始めるが、シンプルなクロスは相手がサイズを備えていることもあって、なかなかフィニッシュに繋げられない。その中でのファーストチャンスは、ミラーが左に流れてのクロス、これがディフェンスに当たって軌道が変わったところに俊輔が反応。左足ダイレクトボレーを匂わせておいて、後ろを通す柔らかいとラップで右側にトラップ、そして右足でシュート(外側のディフェンスはこのファーストタッチでかわしたが、その後にカバーがとんできてブロックされた)ファンタスティックなアイデアが局面を切り開く。

・元々、人数を掛けて攻める事の多いセルティック。前掛かりになることが多いのだけど、その中で怖いのはカウンター。良い繋ぎから、サイドに開いて最後はクロスという流れが多いのだけど、なかなかフィニッシュに繋げられず、そのセカンドボールを支配出来ない時が怖い。ただ、攻勢は強まってクロス以外の攻撃にも鋭さが。左に流れた俊輔がミラーとスイッチするようにボールを受けると、相手を背負いながらコントロールしてもう一度今度は前を向いてフリーになったミラーへ落とす。ミラーはラインに戻って良いポジションを獲ったズラへ鋭いグラウンダーのパスを通し、ビッグチャンス!しかしこれは戻りオフサイド。良い流れでフリーマンを作って、崩そうという意図の感じるプレーだったかな。

・この後も攻め続けるセルティック。こういう展開もあって俊輔はポジションブレイクして、中でボールに触りながらプレーにアクセントを付けていく(この辺はリスクマネジメントとしてミラーやグラベセンが右サイドも見ている形かな)ミラーのポストの落としを受けて、さあ突っかけて右足で打つよーと見せかけて、優しいパスをショートで流し、レノンのシュートを引き出したりと、俊輔のチャンスメイクに関しては可能性を感じるかな(贔屓目)小さなスペースでボールを受けて、自分の世界観というかペースに引き込むことで相手に飛び込ませず、そのためを有機的に周囲が使う。そういうのがうまくいってる感じ。実際、クロスに関しては難しい状態が続く。

・禿げも馴染んでるよね。彼もどんどん前に絡むけど、守備に関しても献身的かつ前へのアプローチは非常に迫力があって、とてもチームは助けてくれているし、どんどん良くなってきている感じ。俊輔が出た時は右サイドを見てくれるといった感じのリスクマネジメントや、繋ぎに置けるテンポに乗り始めた感があって、周囲との関係が出来てきたのかなと感じさせる。特にレノンとの関係性が良くなったかな。この辺はオールドファームで結果が出たことが自信に繋がったのかな。守備に関しては、ディフェンスのマーキング、中盤の囲い込みというのがうまく出来ていたこともあって、ほとんど怖いシーンは作られなかった。

・で、なかなか攻めながら打てない、獲りきれないという時間帯が続いていた中で、ようやくこの状況を打開する。ズラが外に流れてクロスを上げた一度目の攻撃は実らずクリア、セカンドボールは相手アタッカーの元に転がり、これを収めようとしたところをネイラーが突っ込んでこのボールをインターセプト。これがうまくグラベセンに繋がり、グラベセンは右サイド空いていた俊輔をすぐに使う。俊輔は仕掛ける姿勢でボールを運び、ボックス内でグラブゴーとの1vs1。またぎフェイクで左足の脅威を囮に縦に抜きに行ったところで、足をかけられ俊輔倒れる。これをしっかり見てもらえて、PKゲット。よっしゃよっしゃ。これをミラーが読まれて触られたモノのずばっと決めて、先制点。Viva!良い仕事、あれだけ攻めていて獲れないと嫌なムードも漂うだけに、PKとはいえ点を獲れたのは大きい。てゆうか、ネイラーの良いカット、グラベセンの躊躇なき裁き、そして俊輔の仕掛けと良いプレーが繋がったからこそ獲れたゴール。俊輔ももちろん良かったけど、チームで獲った一点という感じ。

・終了間際にはようやくクロスからの形からも決定機を作って(ネイラーの抜群のボールスピードと精度を伴ったアーリークロスから、うまくフリーで飛び込んだミラーがヘッドで合わせた。うまくフリーマンを作った繋ぎから抜群の形だったけど、クリスティアンセンのセーブに阻まれる)良いムードで折り返した後半、ビハインドのコペンハーゲンが前に出ようと言う意思を見せ始めるが、しっかりと周囲が反応した上でボールホルダーにプレッシャーを掛けることで、アバウトなボールを蹴らせてそれを対応する形、突っついて奪う形で相手にフィニッシュを許さない。広範囲をカバーしながら危ういポイントに対して鼻の利くグラベセンが効いてる。

・コペンハーゲンはクビストという活きの良い選手を入れて左サイドをてこ入れ。この時間帯セルティックは攻めてはいるのだけど、どうもうまく回らない(やりすぎの側面もあったり、俊輔のキックもフィットせず)その中で守備に関しては集中力高く出来ていたが、ミスから危ないシーン。俊輔がパスなのか、トラップなのか微妙なプレーが大きくなって、これを拾われてカウンター。グラベセンが潰そうとしたが転んじゃって右サイドが完全オープン、一気に運ばれて最後は中に繋いでミドルという形でフィニッシュまで持って行かれてしまう。ここはボルツが冷静に抑えたことで事なきを得たが、1点差は怖い。逆にセルティックも危機感が高まったのかすぐに決定機を作り出したが、これも決まらず(マクギの良いドリブルからショートのスルーパスでミラーがダイレクトでシュートも、クリスティアンセンを抜くことは出来ず)、リードを広げられない。

・徐々に相手の攻勢が強まる中で、ストラカンはトップを入れ替え(ビーティ久々、ズラと交代。ミラーに代えてマロニーちゃん)しかし、体力的な側面か技術的な単純なミス(パスのズレ)が目立ちなかなか攻撃に実効性が伴わない。コペンハーゲンはパワープレー気味の攻撃を志向していたが、これはセルティックディフェンス陣の粘りもあってやらせず。最後は追い込まれたモノのゲームはこのまま動かず、セルティック今シーズンUCL初勝利!勝ち点3加えて、とりあえずの第一歩を記した形になった。よかったよかった。

まあ、内容はさておきまず勝って良かった。一番力の劣る相手とは言ってもやっぱりUCLの本戦に出てくるだけあって、簡単な相手はいない。でも、やっぱり獲れるゲーム、そういう可能性の大きいゲームでは獲っていかないと先には繋がっていかない。そういう意味ではプレッシャーの掛かるゲームだったのだけど、しっかりと勝ち点3を獲れた意義は大きいかなと。

ゲームの内容としては、ある程度優位を保ってゲームを進められた感じがあるけど、まあこの辺はホームという側面が強いのかな。アウェイに行ってどうなるかはまだ微妙。ただ、中盤の繋ぎの流動性、プレッシング含めたチームディフェンス、この辺のクオリティはセルティックに分があったと思う。どちらもユナイテッド戦でもある程度表現出来てはいたから(ミスから失点はしたけどね)、出来るという確信を得ていたことはあるにしても、グラベセンのフィットと共によりテンポの良い形というのは出てきたし、ポジションブレイクも無理のない形でチームに消化出来てはじめていて、チームとして前に進んでいるという感じを受けました。

で、俊輔の出来は上々と言うところ。後半は実効性を欠いた感があるから、余り褒め過ぎちゃいけない感じ。ただ、ポジションブレイクからのボールに絡む動きとアクセント、しっかりと自分の責任(ある程度ポジションを崩すこともあって、レノンやグラベセンに助けられていることはあるけど)を果たす守備と、非常に幅広いプレーエリアでプレーしていただけに、コンディション的には相変わらず良さそうで、プレーの質も低くなかった(攻守共に)この試合では俊輔のチャンスメイクから何本も良い形を作れていたと思うので、アイデアにしても技術にしてもこの舞台でも十分出来るというのを示しているというのは、ファンとして嬉しい限り。

僕はここのところの俊輔のプレーコンテンツの充実を感じているのですが、何が充実しているかというと判断の部分。とてもチームの中で大きな信頼を受けて預けてくれたりするのだけど、そういう中で(技術的なミスは置いておいて)判断ミスによるボールロストが少なくなっているのが目に付く。自分のテクニックを発揮するシーン、そうではなくシンプルに裁いていくシーン、この辺の判断が良くなってきているからこそ、ロストが減って、周囲も又信頼して預けてくれるのかなと。実際、俊輔自体は受ける前はもらえる場所を探して動くけど、もらうシーンに関してはここに頂戴といって止まって受けるタイプだから、捕まえられてしまうシーンも少ないない。だけど、その中で周囲の情報をしっかりと感じた上で、的確なプレーセレクトが出来ているからこそ、ロストせずに出来ているということなのかなぁと(もちろん技術的な質があるのは当然として)

この辺はセルティックに来て本当に進歩していると思うので、こういう事を継続して欲しいなと言うのがスナオナキモチ。こういう舞台で活躍するというのはとても素晴らしいことだし、僕も嬉しい。その自信や経験を俊輔のサッカー人生の追い続けるモノである「もっとサッカーがうまくなりたい」の糧にしていって欲しいなと。

次は、セルティック・パークにベンフィカを向かえての大一番。このゲームで結果が出れば、先が開けてくる。次が勝負でっせ。フェネも間に合うと良いなー。とにもかくにも、第一歩に今は喜んでおきますか、やったね。ということでここまで。

*しかし、ここのところ俊輔の試合が楽しいよ。もちろん俊輔が出てなくてもUCLも見れば楽しいし、他のリーグの試合も見るのも面白いけど、俊輔が充実したプレーをしていたのを見るのはより楽しい。フォルカーク、ダンディーどっちかでターンオーバーも来そうだけど、今はUCLが大切だもんね。ストラカンはマロニーちゃんを今シーズンのスタイルに早く馴染ませて欲しいなー。コンディション的にまだまだというのはあるけど、マロニーちゃんが活躍すれば、チームとしてもより充実するだろうし(マクギも良いけど、マロニーちゃんがいるとチームにダイナミズムが生まれるし、ボールも持てる。点も獲れるし)

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September 26, 2006

ビッグマッチで募る期待@Liga Espanola Barcelona vs Valencia

クライフやアラゴネス爺も見守るカンプ・ノウ。スタジアムは超満員、今やリーガ・エスパニョーラではクラシコに次ぐビッグマッチなのかな。明日はUCLもあるし、僕自身楽しみにしてたので。バルセロナ-バレンシア@カンプ・ノウ

06-07 Liga Espanola Day4
Barcelona 1-1 Valencia @ Canp Nou
Barca:49'A.Iniesta Valencia:17'D.Villa

バルセロナスタメン:GKビクトール・バルデス、DFザンブロッタ、マルケス、プジョル、ファン・ブロンクホルスト、MFエジミウソン(→46'イニエスタ)、シャビ、デコ、FWメッシ(→85'サヴィオラ"復帰")、エトー、ロナウジーニョ

バレンシアスタメン:GKカニサレス"神降臨"、DFミゲウ、アジャラ"大先生"、アルビオル(→75'ダビ・ナバーロ)、モレッティ、MFホアキン、アルベルダ(→90'ウーゴ・ヴィアナ)、エドゥ、ビセンテ、FWシルバ、ビジャ"愛してる"(→78'アングロ)

昨シーズンと同じ体制を維持し、新戦力を加えた中で開幕から順調なスタートを切った両チームの直接対決が4節にして実現。少々、早すぎる気もするけど、まあそれはしょうがないのかな。

その中で、バルセロナもバレンシアも少しだけ変更点を伴うスタメンに。バレンシアは、ゲームプランも考えながら2トップにはビジャとシルバ、好調のモリエンテスがスタメンを外れた。又、負傷で出場が危ぶまれていたアルベルダが何とか間に合ったことはバレンシアにとって大きい。バルサはテュラムを温存する形(?)でセンターバックにはマルケス、アンカーにはエジミウソンという形。

前半

序盤から当たり前のようにホームのバルサがボールをポゼッションし、それに対しバレンシアが前からアプローチに行きながら4-4のブロックを組んで迎え撃つ展開。バルサもバレンシアも効果的なチャンスを作り出すことが出来ず、強豪同士の対戦らしい緊張感溢れる立ち上がり。ファーストチャンスとしては、右サイドメッシのスペースパスに素早い反応でそのパスを収めてエトーが深い位置で起点を作り、メッシがパスを出した後ボックス内でリターンパスが受けて、カバーに来たディフェンスをいなしたが最後はカバーに凌がれる形。

どちらかと言えばバルサ優勢の中で進んでいた感もあったが、徐々に高い機能性を示して良い形でのボール奪取を見せ始めていたバレンシアがリズムを掴み始め、その中で訪れた1チャンスを生かす。うまく左サイドから右サイドに展開すると、攻撃参加してきたミゲウまで綺麗に流れ、ミゲウはダイレクトでDFラインとGKの間に素晴らしいグラウンダーのクロスを流し込む。バルサディフェンスは対応しきれずファーまで流れると、そのボールの狙いを察知していた"ビクトール・バルデスハンター"ビジャがバルデスの逆を突いて押し込み、アウェイのバレンシアが先制。面白くなって参りました。

その後も前線からの献身的アプローチから始めるプレッシングディフェンスが機能、個の力に置いては劣勢に立たされることも十分予想された中で様々な局面での守備にも粘りが見え、うまく収縮してボール奪取から早い切り替えを伴ってテンポ良くボールを動かし、スペースが生まれたところでフリーマンを使う攻撃からチャンスを作り出す。特にビジャの質の高い動き出しからのポストワーク、前を向いたら局面打開をしようとするプレーが目立ち、バルサとしてみたら嫌な存在になっていたか。バルサとしてはエースであるロナウジーニョのボールタッチが極端に少なく、メッシも囲い込みの早いバレンシアディフェンス陣に局面打開しきれず、なかなかいつものような開放感溢れるファンタスティックな攻撃を生み出せない。27分過ぎに得たFKのチャンスも、ロナウジーニョの非常に良く変化したFKをカニサレスがセーブ(外から巻くボール)、カウンターからロナウジーニョがフリーでボールを持って左に流れたエトーを使うもミゲウが対応と、なかなかリズムのある攻撃を作り出せない。

笑顔の世界最高フットボーラーロナウジーニョに苛立ちが募る中、バレンシアのプレーペースは衰えず、高い機能性と激しい局面での対応による守備、そして早い切り替えからダイレクトの非常に多い組み立てでバルサを苦しめる。ここまでは余り存在感を示せなかったホアキンも鋭いパスやフィニッシュを見せたりと、チーム全体がうまく回っている印象。ビジャがマルケスを早いタッチの切り返しで外してシュートを打つという決定機が訪れるモノのポスト直撃。惜しい。結局バルサらしい攻撃を許さないまま、前半45分を抑えきる形でバレンシア1点リードで折り返す。

後半

ビハインドのバルサはハーフタイムのタイミングでエジミウソンに代えてイニエスタを投入、より質の高い中盤構成や積極的な攻撃参加から相手のプレスをいなして崩していきたい狙いが見える。そんなバルサは開始早々チャンスを生み出す。左サイドデコからの展開でグラウンダーのパスに前に出てきたイニエスタを中継点にエトーのシュートチャンスを作り出し、早々にカニサレスを脅かす(カニャスの素早い反応で正面で抑える)

ロナウジーニョのタッチが増える中で、バルサらしい攻撃が徐々に発揮されるようになると、そのロナウジーニョからゴールが生まれる。左サイドに飛ばされたフィードをうまくラインポジショニングを獲ったロナウジーニョがタッチライン近くで受けると、これに合わせるようにジオが内側にオーバーラップ、しかしこれは使わず突っかけてコースを空けてピンポイントでエトーを狙ったクロス。うまくディフェンスの合間でフリーとなったエトーへ繋がると、既に次の展開を見据えていたエトーはダイレクトのヘッドで空いたスペースへ、そしてそのパスに合わせる形で最前線に飛び出してきたイニエスタがシュート。これが必死にカバーに入ったディフェンスの足に当たって、ふんわりとしたボールが吸い込まれてバルサが後半序盤で同点に追いついた。このゴールに関しては直接的にボールに絡んだ3人も素晴らしかったのだけど、ジオの攻撃参加も効いたね。これでアルビオルを引き出したことで、最終的にイニエスタのシュートを打つスペースを作り出した。くー、見事。悔しいけどね

この得点後に完全にバルサにリズムが移り、一気に逆転ゴールを狙う。バレンシアは前半あれだけ嵌っていたプレッシングがデコ・シャビ・イニエスタというテクニックを持つ中盤にいなされる形で空転し、どんどん高い位置でアタッカーにボールが入ることが多くなり、完全に受けに回らざるを得ない苦しい状態に追い込まれる。

左サイド高い位置に起点を作ってショートパスを受けたメッシが中に切れ込んでのシュート(枠上)、ロナウジーニョのノールックパスからのデコのテクニカルなミドル(カニャスのセーブ)、中央から持ち込んだシャビのミドルシュート(枠外)、イニエスタからエトーという形で右サイドを崩されてクロスを流し込み、途中交代のサヴィオラがインサイドで合わせるシュート(カニャスの素晴らしいセーブ)など、危ないシーンが頻発。しかし、何とかカニャスの好セーブもあって、この後はゴールを許さず。何時やられてもおかしくない状態ながら、水際で凌ぎきったバレンシアがカンプ・ノウで勝ち点1を持ち帰ることになった。バルサとしては、前半こそバレンシアのゲームプランに嵌っていたが後半は実力を発揮する形で勝っていてもおかしくないゲームをしていただけに悔しいゲームだったのかも。

いやー、前半だけ見たらいけるかなーと思ったけど、やっぱり逃げ切らせてくれないね。あれだけ嵌めこまていた状況をテクニカルな中盤を揃えることで打開し、そういう足かせがなくなればやっぱり質の高い攻撃を繰り出してくる。つえーよ、お前ら。でも、カンプ・ノウで勝ち点1は全然OK。てゆうか、カンプ・ノウは相性良いねー。

実はどうもキケの手腕を信用出来ない部分があったのだけど(2シーズン目にもかかわらず)、このゲームに臨む上でのメンバー構成、ゲームプラン、そしてゲームの中での機能性の高いプレッシングを見て、ちょっと見直した。実際、カンプ・ノウで勝ちに行くのは相性云々は別にしても正直難しい。その中でバルサらしい部分をしっかりと抑える事を念頭に、中盤での強いプレッシャー、特別な選手に対するパッキングを強く意識させ、そして機を見て早くボールを動かしてカウンターを仕掛けると言う意図がはっきりと見て取れた。好調のモリエンテスを外し、技術とアイデアに非凡なモノを持ち個の力で何とか出来る可能性を持つシルバの起用したのも、ゲームプランを鑑みた上では理に適っていると思う。まあ、カニャスを核にした守備陣の粘り強さに助けられた部分もあるけれど、このゲームでは???と感じる部分はなかったかなと。

チームとしては、ホアキンがまだまだかなーと言う気はするけど、全体的に仕上がってきた感じはする。ビジャやモリエンテスと言ったアタッカー陣の好調に引っ張られているにしても、中盤の機能性は結構wktk。プレスはもちろん、切り替えで先手を取り、うまくボールを動かして幅広くピッチを使うというのはうまくできていると思うし、そしてアタッカー達に良いボールを供給出来ていることを考えたら、基盤はしっかり出来てるというのは心強い。ディフェンス陣もカニャスやアジャラ大先生と言ったベテランの安定感はさすが、アルビオル、ミゲウ、モレッティも頑張ってるから、今シーズンは安定しそう。これ以上怪我人が出てしまうと、厳しいけどね。ちょっといけるかもと思えるゲームだったのかなと。

バルサの方は、まあ昨シーズンと変わらずと言う感じかな。多少メンバーが入れ替わったけれど、やろうとしている事は変わっていないし、その機能性も昨シーズン同様高いモノがあるかな。ザンブロッタがまだリーガのリズムになれていないこと、アンカーの所での裁きが遅い感じもあるけど、オプションとしてのテクニカルなトライアングルというのが見えたのはそれなりにプラスだと思う。それと、サヴィオラね。干されるんじゃないかと思っていたのだけど、サヴィオラ自身調子が良さそうで良い動き出しから決定機に絡んだりと(ヒヤッとさせられたよ)、このチームでもやれるというのを見せてくれた。この調子で良いプレーを続けていけば、出場機会を増やしていけるんじゃないかと感じれて個人的に嬉しかった(カンプ・ノウの温かいお出迎え良かったねー、ちょっと感動した。出場機会という面では競争は激しいかな、現状ではファーストチョイスとしてメッシがいて、そこにグジョンセン、ジュリもいるし。ただ、中央もいけそうな気がするんだよなー)頑張れコネホ。

明日はUCL、これまた楽しみだね。レッズ-エスパもやるよー。ということでここまで。

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September 25, 2006

マッチレースを決める残酷な蹂躙劇@J1 第24節 ガンバ vs フロンターレ

展開云々は別にして、これで2強によるマッチレースになることが強まったのかな。しかし躍動したガンバアタッカー陣の攻撃はファンタスティックだけど、見方を変えれば余りに残酷な現実を突きつける蹂躙劇だったかな。

こういう言葉使うととエロスパムが来そう(苦笑)ちなみにタイトルだけ少し強調型、まだまだ混戦して欲しいのが本音。

2006 J.League Division1 第24節

ガンバ 4-0 フロンターレ @ 万博記念競技場「マッチレースを決める残酷な蹂躙劇」
Gamba:36'播戸竜二 46'二川孝広 51'&71'マグノ・アウベス

Super Soccer

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF加地亮、シジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF明神智和、橋本英郎、遠藤保仁、二川孝広(→66'前田雅文)、FWマグノ・アウベス(→82'フェルナンジーニョ)、播戸竜二(→77'中山悟志)

フロンターレスタメン:GK相澤貴志、DF箕輪義信、寺田周平、伊藤宏樹、MF谷口博之、中村憲剛、森勇介、マルコン(→64'松下裕樹)、マギヌン(25'一発赤)、FWジュニーニョ(→29'原田拓)、我那覇和樹(→55'鄭大世)

首位と3位の直接対決、今節のメインマッチ。ディティールに違いはあるモノの、どちらとも攻撃力、爆発力でこの順位を築いてきており、非常にアグレッシブなゲームが期待される。ちなみに前回の対戦では美しいFK、素晴らしいスルーパスからの飛び出しなど激しい撃ち合いの末、最後はふろん太の誇る外人トリオの絡みからマギヌンの来日初ゴールで、フロンターレが勝った。面白いゲームだったね。

で、スタメンの方はフロンターレ、ガンバ、共に現状のベストメンバーと言える構成。ふろん太の方は先週末の雨中のジュビロ戦、そして失意のミッドウィークナビ準決勝2ndLegのジェフ戦と連敗中、勢いが削がれた状態でフィジカル的にも厳しい中でのゲームと言うことで、少々条件的には厳しい。

前半

連戦の疲労、連敗による勢いの減退、様々なエクスキューズを抱えるフロンターレの出来が気になったのが、そんなフロンターレは開始早々から積極的なプレーを展開。両サイドからどんどん前に進め、セットプレーのチャンスを得たり、流れるようなカウンターの片鱗を見せたりと、良い立ち上がり。藤ヶ谷の曖昧な浮き球の処理を突いた我那覇には決定機も訪れるが、これは藤ヶ谷がペナ外ながら自ら足でブロックしたことで難を逃れる。

しかし、ガンバも黙ってやられていたわけではなく、攻めに出ればスムーズな攻撃構築から機敏な播戸の動き出しを使うことでチャンスを生み出し、同じくセットのチャンスを得たりと、押し返す。ガンバが自慢の美しい攻撃を繰り出し、それを受けながら前掛かりになった隙を虎視眈々とカウンターの機会を伺うフロンターレという展開。どちらもまだ相手の攻撃に対して明確な対処法というのは見いだせていない感じで、撃ち合いの様相を呈す。

中村憲剛、二川、遠藤と両チームの中盤のキーマン達が余り強いプレッシャーを受けることとなく仕事していることもあって、両チームの攻撃がうまく回っていると言う感じを受けたが、その中で徐々にガンバの攻撃がフロンターレの守備を破壊し始める。局面に置ける1vs1やテクニカルなパス交換がフロンターレの守備を局面的に上回り始め、次々と深い位置まで局面打開。そしてそこから、決定機を続けざまに作り出す。

加地がマルコンをぶち抜いて右サイド局面打開すると、そのままエンドライン際まで突破し中にえぐっていくと、中には2トップが待ち受けている状態。その中で加地は彼らをデコイに後ろから走り込んできた山口をグラウンダーのパスで使う。誰も付いてきておらずフリーの山口は丁寧にインサイドで合わせたが、これは枠外。しかし、加地の突破からダイナミズムを付随させてフリーマンがシュートという素晴らしい形、フロンターレとしては完全に振り回された形になった。そしてもう一個、右サイド二川と加地の縦のパス交換(二川のタックルをいなすチップキックによるスペースパスは瞬間のアイデア、素晴らしい)深い位置まで持ち込むと、このクロスは外に流れるが遠藤がフォロー、後ろから上がってきた山口に預けると右足インスイングのミドルでゴールを襲う(素晴らしい弾道を描いたがファーポスト直撃)

局面での争いに置いて劣勢に立たされ苦しいフロンターレは、ジュニーニョの個による局面打開を拠り所にしたかったがシジクレイ、加地の対応で凌がれると、奪われたところフォアチェックに行ったマギヌンが低空ドロップキックで加地の足を直撃してしまい(洒落にならないファール、加地さんは何とか事なきを得て大丈夫な様子)、近くで見ていたジャスティスは躊躇なく一発レッド。そしてこの一連のプレーの影響か、ジュニーニョも足を痛めて途中交代を余儀なくされてしまい(原田が代わりに入り、1トップ、中盤逆三角形の構成に)、結局フロンターレは攻撃における最強の槍、そして豊富な運動量と機動力でダイナミズムを付随させるアタッカーを失ってしまう。

少々ゲームは粗っぽくなる中で、数的不利になってもフロンターレも積極性を失わず前に出るが、ジュニーニョ、マギヌンを失った影響か実効性の伴う攻撃を作り出せない。すると、更に傘に掛かって攻めれる状況になったガンバの攻撃が鋭さを増していく。二川の素晴らしい1タッチコントロールで局面を打開すると、マグノを経由し播戸のデコイに橋本が最前線に飛び出すという素晴らしいプレーを見せた後(これは打ち切れず)、踏ん張っていたフロンターレの守備陣にミスが生まれてしまう。

左サイドに展開すると山口とのパス交換でマークをはがした二川がペナ外からミドルシュート。コースは甘く、勢い的にもそんな凄いシュートでもなかったのだけど、ここのところ不安定なセービングの目立つ相澤がファンブル、そしてそこを狙って詰めてきたのは播戸。打った瞬間にこぼれが出る事を信じて動き出し、相澤の必死のリカバーを許さず押し込んだ。ガンバに先制点。ジュビロ戦で雨もあってがなり不安定なセーブの多かった相澤だったけど、ここのところ失点を重ねていて自信喪失気味なのかな……播戸の動き出しが目に入ったのかも知れないけど、これはやっちゃいけないプレーだった(評価しているだけに残念。サイズ、近距離反応の鋭さ、ビッグプレーの発生確率など良いものがあると思うのだけど)ただ、播戸のストライカーとしての真面目さ、得点感覚が実ったゴールでもあったと思う。あの動き出しはFWのお手本とも言える、素晴らしいプレーだった。

この後も、ガンバは攻め続ける展開。恐ろしくスムーズな攻撃構築にポジションチェンジを絡めたフリーランニングで裏を突くアタックに、フロンターレは全く対応しきれず虫の息。伊藤の素晴らしいカバーリングなど、水際での必死の対応で追加点こそ逃れたが、非常に厳しい状態を打開する術までは見つからず。後半に向けて、この猛攻を凌ぐ術、そしてビハインドをはね返す術という関塚監督にとっては頭の痛い難題を課されることに。前半は1-0。

後半

「とにかく我慢」という関塚監督のコメントの通り、まずはガンバの攻撃を凌ぎたかったフロンターレでしたが、ガンバの攻撃は相変わらず脅威を保ち、そしてまたもや崩されてしまう。一度は奪ったものの、森のバックパスを受けた伊藤の繋ぎが二川にカットされ、ボックス手前というとんでもない位置で相手にボールが奪われると、マグノのポストを経由して遠藤へ落とされ、遠藤は柔らかいダイレクトパスで逆サイドスペースへ、そのスペースに走り込んだのはボールカットしてマグノに裁いた二川、右足アウトでコントロールして左足インサイドで股下を抜いて、追加点。うーん、ミス絡みでの2失点、もったいない。数的不利の状況では絶望的なビハインドとも言える失点かも知れない。しかし、その後のガンバの崩しは非常に丁寧で工夫のある形、整わない状態ではやられたのは仕方ないかも。遠藤のスペースパス、そして二川の飛び出しからのコントロール、そして冷静なシュート。お見事。

厳しい状況に追い込まれたフロンターレは、傘に掛かって攻めてくるガンバの勢いを止めきれない。左山口斜めのパス→中央バイタル二川のエロイアウトサイドのダイレクトパス→遠藤飛び出してフィニッシュ(枠上)と、これまたガンバらしいテクニカルな形を抑えきれず崩しきられ、全く対応しきれず。完全に受け身になった中で、これまで脇役に徹していたマグノが火を噴く。二川のミドルパスをバイタルで収めた遠藤が一度は前にポジションを獲っていた播戸へスルーパスを出す(これは箕輪がカット)しかし自らフォローすると、足を避けるように引き技で角度を変え、近くにいたマグノへ流す。どうぞ打って下さいと言わんばかりのパスをマグノは躊躇なく強烈に打ち抜き、バーに当たって突き刺さった。セカンドアタックで形が崩れてるからマークもしきれない、そしてエロイアクセントがあってスーパーシュート、フロンターレにとってはどうしようもない形だったか。マグノのシュートは見事、これから又エンジン掛かってきそう。周囲との関係も良いし。ゲームとしては残り時間こそ多く残っているモノの3点差に開き、これでゲームは終わった。

関塚監督もそういう気持ちがあったのか、何とか前線で厳しいプレッシャーを受けながらキープし攻撃を繋げて気を吐いていた我那覇を下げて、チョン・テセを投入。マギヌン、ジュニーニョを失った中で彼を消耗させたくないということか。この交代で前線の収まり所がなくなり、カウンターも疲労感もあってか押し上げが遅く、全体の距離が開いていたこともあって、カウンターの機能性も消えた。調子の良かった時とは余りに差異があり、見る影もなくなってしまった感じかな。

交代を絡めながら(ふろん太はマルコン→松下[4バックに推移]、ガンバは二川→前田)時計が進む。さすがに、ガンバの方もこの状況と点差では無理が必要なく、かといって数的不利のふろん太がゲームを掌握することは出来ず、ゲームは停滞。少し緩んだ感じになったが、それも致し方ないところか。しかし、それでもチャンスが来れば、加点しちゃう。

中村憲剛からチョン・テセへのパスをカット、これで生まれたこぼれ球を出足鋭く山口が反応。松下よりも早くタッチして、浮き球をスペースに送り込む。精度のあるパスではなかったがこれにいち早くマグノが反応し、浮き球をしっかりと収めて抜け出すと、きっちりと沈めて4-0。うーん、これだけやられるとフロンターレとしてはダメージが残るゲームになっちゃうかな。

結局このゴールが打ち止め。白熱した好ゲームが予想されたが、結果としては退場者とミスが大きく影響する形で思わぬ大差により、ガンバがフロンターレを言葉通り「撃破」したゲームになった。

まあ、予想外と言ったら予想外なんだけど、エクスキューズを抱えた中でこういう状況に追い込まれてはフロンターレは為す術がないというのは仕方ないのかな。ただ、卓越した個人技術にアイデアや流麗なコンビネーションが付随する変幻自在の攻撃構築、チャンスや相手のミスを逃さずモノにする決定力など、抜群の攻撃力が発揮される形で着々と差を広げるなど、充実したプレーを見せたガンバのチームとしての完成度も目立ったかな。強い、うん。

ゲームの綾としては、誰もが思う通りマギヌンの退場シーンになるのかな。プレー単体に置いては状況を見てもあそこまで激しく厳しいプレーは必要なかったし、愚行と呼べるモノだったのだけど、それに加えてジュニーニョまで失ってしまったことはフロンターレにとって痛すぎたし、ガンバにとっては余りに大きなモノだった。もし数的不利でもジュニーニョがいたら、その劣勢を跳ね返せる可能性があったと思うし、ガンバとしてもそこに対しては注意を裂かなきゃいけなかったと思うのだけど、それがなくなったことでガンバとしては更に前に圧力を加えることが出来たと思うし(まあいても行ったとは思うけど、ね。脅威を感じなくなったというのはあるのかなと)、フロンターレとしては彼に頼る形での攻撃がなくなって、我那覇が踏ん張って後ろからの押し上げてサポートする以外には攻撃を成立させられない形になってしまったかなぁと。まあ個人的にはこれがなくても、このゲームのプレークオリティを見る限り、ガンバに分があったかなとは思うけど、やっぱり大きな影響があったと言うことで。

しかし、ガンバの新しい形、良いね。遠藤・二川の技術と周囲を感じるセンスを前に押し出す形が、攻撃の潤滑油となり、直接的な崩しのファクターとしてもとても有効に働いているのかなと。そして、彼らが高い位置で守備に余り後ろ髪引かれずに働けるように明神・橋本が幅広い範囲をカバーしてリスクをマネジメントして秩序を保っている。3バックから4バックに変わったことと言う面では、守備に関してはまだ詰めていかなきゃいけない課題が出てきそうだけど、サイドでの数的優位と後ろからのダイナミズムという攻撃に与えるポジティブな効果は感じるかな。家長が干されていたりすることは気になるけど(ちょっと不可解、まあ使い所がないというのもあるけど、ベンチに入らないのは???と言う感じ)、チーム自体はポジティブに回っているのは間違いない。優勝という面では、まだわからないけどこれをいかに継続し、残り10試合着実に勝ち点を積み重ねていけることが出来るかに掛かってくるのは間違いない。疲労も蓄積してきて、この日のような機能性が示せない時もあるかも知れないけど、その時には現在ではベンチのフェルナンジーニョとか干されてる家長がキーを握るのかも?

で、ふろん太。なんて言うんだろ、ナイーブな選択だったと思うのだけど、あのジュビロのゲーム時の温存が、歯車を狂わせてしまったと言う感じかな。チームとして、地力というのは確実にあると思うけど、チームがポジティブに回っていた時に勢いが成していた役割は大きかった。それがなくなった時点でチームとしては片翼をもがれたような感じになったのかなと。あ、でももうこれはいいや。終わったことだし、前回書いたから。てゆうか、しつこくセッキーいじめてるみたい。

で、このゲームに関しては受けの脆さというのか、相手の変化のある攻撃に対してどのように対応するのか、と言う部分で整理されていなかったかなと。数的不利はあってにしても後ろの枚数は変わっていなかったわけでガンバの良さもあったけど、ふろん太の守備はちょっとあれだった。トップはまだしも、二川と遠藤に対しては余裕を与えすぎてしまったし、サイドバックに対して誰が突いていくのか完全に対策がなかった。そういう部分をボランチの二人が柔軟な対応をして、埋めていければ良かったのだろうけど、そういう部分では二人とも拙く、結局やられっぱなしになってしまった。

中村にしても谷口にしても、前に出てボールを狙うこと、切り替えの速さ、攻めに出た時のクオリティなど、主体的なプレーに関しては本当に素晴らしいと思うけれど、受動的なプレーをせざる得ない時にいかに相手の危険なところを察知して、スクランブル的に対応していく部分に関しては、経験の浅さもあって拙い部分がある。もちろん常に主体的なプレーが出来ればいいのだけど、こういうゲームを代表に耐えなきゃいけないシーンはどうしても出てくる。その辺はこれからの課題になってくるのかなぁと。てゆうか、代表にも関わってくるし、帰還とか強奪とか帰還とか強奪とか帰還とか強奪の可能性を一人でむくむくと育てているので、そういう部分もうまくなって欲しいなと。

正直なところとしては、こういう形ではなく、ガチンコで競り合うゲームが見たかったというのが本音。前回の等々力での対戦は素晴らしいゲームだったし、その続きというか、再現というか。まあこれもサッカーと言うことなんだろうけど、ね。ちょっと残念。てゆうか、ちょっとふろん太に勝って欲しかったの、リーグが面白くなるから。まあいいけどさ。と言うことでここまでかな。次はレッズ-エスパ。

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September 24, 2006

疲労、ストレス、勝ち点3@J1 第24節 Fマリノス vs グランパス

激戦の疲労は思った以上に選手達を蝕んでいたようで、運動量・パフォーマンスは著しく低下。運動量の低下によるアプローチ不全、集中力を欠いたミスの連続、周辺察知など反応の悪さ、こういうモノが表面化してしまい、とてもストレスのたまるゲームだった。だけど、それでも良く勝った。もっと楽に勝てたとは思うけど、ね。

2006 J.League Division1 第24節

Fマリノス 2-1 グランパス @ 日産スタジアム「疲労、ストレス、勝ち点3」
Fマリノス:1'大島秀夫 75'田中隼磨 Grampus:51'フローデ・ヨンセン

F.Marinos Official

Fマリノススタメン*:GK榎本哲也"説教部屋行き"、DF栗原勇蔵、松田直樹、中澤佑二、MF河合竜二、上野良治"お疲れちゃん"、田中隼磨"ヒーロー、なのか?"、ドゥトラ、奥大介(→46'吉田孝行)、山瀬功治、FW大島秀夫"ごめんな、ごめんな"(→63'坂田大輔"決めないと!")

グランパススタメン:GK楢崎正剛、DF大森征之、スピラール、古賀正紘、渡邊圭二(→79'片山奨典)、MF中村直志(→70'山口慶)、金正友、藤田俊哉、本田圭佑、FW杉本恵太(→79'津田知宏)、フローデ・ヨンセン

台風による気候の悪化も心配されたが晴天の日産スタジアム、強い風こそ吹いていたモノの汗ばむぐらいの気候で、絶好の観戦日和。水曜日にナビスコカップ準決勝の2ndLegがあったFマリノスにとってはコンディション的に厳しい日程でのゲームなだけに、選手達の疲労度は気になるところ。

スタメンの方に目を移すと、鹿島戦と全て同じメンバー。鹿島戦を回避しこの試合に合わせてきた坂田の先発起用も予測されていたが、ベンチスタートとなった。対するグランパスも前節のアルビ戦と同じスタメン。ただ、システムを3-4-3からスタンダードな4-4-2に変えてきた(右サイドバックに大森、左サイドバックは渡邊、で、中盤は中村が右、本田が左、トップにヨンセンと杉本)

前半

コンディション的な問題など気になることが多かった中で、そんなことを見極める間もなく開始早々試合が動く。グランパスサイドからのキックオフだったが、Fマリノスボールになると細かいパスが繋がって、左サイド河合からパスを受けた奥がキープ、そこに合わせてドゥトラがオーバーラップ、そこを簡単に使う形でドゥトラは深い位置からファーへのクロス、これをファーに流れながら大島がずばっとヘディング!強烈なヘッドは楢崎の手をはじいてそのままゴール!開始35秒の鮮烈な先制点!試合前のシュート練習ではことごとくサイドからのボールのシュートを決めれていなくて、心配だったのだけど、そんな心配をあざ笑うかのようなゴールにびっくり。テンポ良くパスが繋がり、オーバーラップからクロス、そしてフィニッシュとまるで練習のような良い流れのゴールだった。

最高のスタートを切ったFマリノスは、鹿島戦ほどじゃないモノの前からアプローチを掛け、コースを切りながら前で狙う守備が機能し、ゲームを掌握。攻撃面でもテンポの良いボールの動きが見え、ドゥトラからニアでDFの隙間に入り込んだ奥のヘッド(枠上)やセットプレーから河合がバックヘッドで狙う(枠上)などチャンスを作り出す。しかし、一つのミスからヨンセンに決定機を迎えられてからは蓄積疲労によるコンディション的な問題がプレーに影を落とし、徐々にリズムを失ってしまう。

そうなると、グランパスにリズムが移るのは当然の摂理。前からのプレッシャーが緩慢になるとスピラールが持ち上がるようにビルドアップして相手を後手に陥らせ、ヨンセンの巧みな動き出しで高い位置に起点を作って、そこから展開することで良い形を作り出していく。Fマリノスとしては、守備の対応に奔走することで更に体力的に消耗してしまい、運動量はもとよりプレーへの反応速度の低下、集中力を欠いたミスなどが出始める。

30分を過ぎると、完全にグランパスペースでゲームが進み、その好リズムから多くの決定機が。右サイドからファーに流れるクロスに哲也が飛び出して凌ごうとするが触りきれず、ボックス左で本田がこのボールを収めると、グラウンダーで中に折り返し最後は杉本がシュート、完全に崩された形(勝手に崩れたとも言えるが)だったが、松田のブロックで難を逃れる。しかし、その後も左サイドからニアサイドグラウンダーのクロスを流し込まれてヨンセンがスライディングで合わせる(哲也が身体を張ってシュートをセーブ、そのこぼれはマツがクリア)など、顔を覆いたくなるようなシーンが多くなっていた。

完全にリズムを明け渡したものの何とか凌ぎきる形で、前半は1-0で折り返す。

後半

ハーフタイム時、一人ピッチを上げてアップを続けていた吉田がこのタイミングで奥に代わりピッチに。その吉田は実効性はさておき、スペースに飛び出したり前からアプローチに行ったりと広範囲に動き回り、何とかチームを活性化させようとする。しかし、選手達の消耗度は大きく、アプローチ不全の度合い、切り替えの遅さ、動き出しの悪さなど、目に見えてチームの機能性は大きく低下。それに伴い、グランパスのボールポゼッションの時間は更に増えて、中盤でも金、藤田の存在が目立ち始める。すると、何とか耐えていたディフェンスが耐えきれなくなってしまう。

金正友にバイタル進入を許すと、そのまま左足でテクニカルなミドルシュート、良いコースに飛ぶがこれは何とか哲也がセーブ。そのセカンドボールが右サイドに流れると、これに対してFマリノスの選手は誰も反応しきれず、後ろから上がってこのボールをフォローした大森がダイレクトで折り返し、高い弾道のボールがファーに飛ぶとこれに合わせたのはヨンセン。高い打点の叩きつけるヘッドでニアサイドを狙うと、哲也もこれは凌ぎきれず。同点に追いつかれてしまう。まあ何時やられてもと言う雰囲気があった中で、波状攻撃にディフェンスも耐えきれなかったかな。

追いつかれてしまったFマリノスですが、選手達の疲労度は深刻。守備に置いては切り替えきれない上野の穴を山瀬や吉田が埋めるという感じになり始め、奪っても動き出しがほとんどなく、低い位置でノッキング。ミスもこれまでにも増して表面化し、状況は閉塞してしまう。苦しい状態でしたが、グランパスも精力的なプレーこそ見せるモノのフィニッシュに繋がるシーンが少なくなり、Fマリノスにお付き合い。その中で大島に変えて坂田を投入すると、その坂田が精力的に攻守に走り回り、その動きに引っ張られるように山瀬や吉田も裏へのランニングや坂田との絡みを見せたりと、攻撃が活性化。シンプルな裏への飛び出し、ダイレクトでパスが連続して繋がりサイドに展開する形、相手のミスを誘発させてそれを突くプレーなど得点の匂いが漂い始め、その中でビッグプレーが生まれる。

左サイドでスペースに飛び出すプレーを何度か見せていた吉田が、ドゥトラのスペースパスに反応し飛び出すが、これは楢崎の飛び出しもあって繋がらず。しかし、これで生まれたセカンドボールに反応したのは隼磨。ボールに追いつくと楢崎が飛び出し主のいないゴールマウスを反転しながらのループシュートで狙う。緩やかな弾道を固唾を飲んで見守っていると、これが何故か(?)とんでもない絶妙な弧を描いてゴールに決まり、逆転弾。はっきり言って出来すぎ、あんなシュート狙ったって早々飛ばない。しかもあの体勢からだもん、まぐれっぽい(←酷い)でも、ゴールマウスが空いていることを捉えて、シュートを狙っていく姿勢は素晴らしい。見事な判断の伴った芸術的なループ、お見事。

現金なFマリノスはこのゴール後、妙に元気になり前掛かりになったグランパスの攻撃(相変わらず藤田の飛び出しや展開、金のドリブルなどに危険な香り。ここになかなかプレッシャーが掛からなかったことを示している感じだった)をバックラインで食い止めると、最初の方はスピードアップ出来ないシーンも目立ったが、上野が起点となり、坂田・吉田・山瀬・隼磨が走る形でカウンター発動しまくり。

坂田が持ち込み、クロスするように右に流れた山瀬が走り込む形の2vs2、坂田はフェイクを絡めて最後は中央からシュートを狙うが、ブロックに合う。右サイドから流し込まれたグラウンダーのクロス、坂田が反応し後は合わせるだけの所で、合わせきれず。河合が持ち上がり、マツも上がって3つの選択肢を作る形になるが、判断遅れ最後は強引なミドルも枠に収めきれず。これ以外にもあったと思うけど、追加点が奪えず。

これだけの決定機を決めれないと嫌な雰囲気の一つも漂いそうだったが、相手もミスが多くFマリノスにチャンスを自ら与えたりと、その雰囲気に乗ずることは出来ず。結局ゲームはこのまま、2-1。Fマリノスがなんとかかんとか勝ち点3を得て、久々の日産スタジアムでの勝利を飾った(リーグね)

はっきりいって内容的には決して褒められるモノではなく、ストレスのたまる試合だったけど、とにかく勝って良かった。ネガティブなエクスキューズを抱えたゲームでその影響が余りに大きかったことを考えると、かなり厳しかったと思うのだけど、それでもこういうゲームに勝てるようになったのは一つの前進だと思う。運もあったし。今までなら普通に負けるか引き分けのゲームだったと思うしね。

勝負の綾としては、色々あるのかな。オーシの先制点、前半失点しなかったこと(グランパスにとっては決めきれなかったこと)、途中交代選手の仕事ぶり……。個人的には坂田の投入……と言うことにしたいのだけど、オーシの先制点はゲームを通じてみた時とても大きかった。拠り所というか、アドバンテージを握っていることが、肉体的には苦しいながらも精神的に少しだけ余裕を与えていたのかなと。実際スコアレスの状態で、じり貧の状態になってたら瓦解していた可能性もあったゲームだと思うし。

で、勝ちに繋がると言う部分で、坂田だね。まあ決定機を決めきれなかったこととか、相変わらずファーストタッチが粗くてシュートチャンスを逃したことなんかは猛省モノなんだけど、動いて引き出しダイレクトで裁いて動き直すと言うことを続けていたことで閉塞していた展開を動かした。もちろん周囲が坂田の特性を見て、グラウンダーの楔を使い、早めのサポートをしたというのもあるのだけど、裏への脅威も相まって相手を困惑させ、得点への気運を高めていた仕事ぶりはチームにポジティブな空気を入れたのかなと。逆にグランパスは交代で入った津田や山口と言った選手が存在感を示すことが出来ず、その辺では差があったと思う。

まあ内容は褒められたモノではないのだけど、コンディション的な影響が大きいと思うので余り気にする必要はないかなとは思う。この試合では余り多くなかったけれど意思疎通のある良いプレーというのも増えてきたことや、前からのアプローチが掛かる時間帯の守備の機能性というのもポジティブなモノがあると思う。まあ、それ以上に粗の目立つゲームではあったので、つっこみたくてたまらない部分はあるのだけど(単純なミス、ずるずるラインを下げて守ろうとすること、セットに置けるファーサイドの対応などなど)、まあ課題を理解しているみたいだし、一つ一つ解決していって欲しいなと。

とにかく勝って良かったよ、うん。次は上位決戦のどっちか、両方やる予定、予定は未定(今週UCLあるしねぇ)ということでここまで。

*余談コーナーなのに、最近「補足」コーナーになってる。で、補足。今一番チームがやらなきゃいけないのはプレッシング。でも、鹿島戦ばりの勢いで90分間やり続けるのは無理。特に大ちゃん。でも、大ちゃんはとても良いプレーをしているから出来るだけピッチに置いておきたい。そう考えた時もっと抑揚を付けたいね。行く時は行く、塞ぐ時は塞ぐ。しなきゃいけないことには変わりはないけど、その辺の共通認識が縦の関係で出来ると良い。無駄が消えると思う。てゆうか、行かないのは一番だめ。押し込まれると、チームが結構バタバタするし。山瀬と大ちゃんがサイドを見て、オーシが中を見ると言うのがしっかり出来れば失点は減ると思うんだ。ボランチはとにかく切り替え速くオリジナルポジションで役割を果たして。疲れてるのは分かるけど、より負担度の高い前の選手に負担掛けてたら世話ないよ。

*グラのことも少しだけ。様々な分析をした結果の4-4-2と言う選択だったのだろうけど(マリは元々4-4-2フラットでゾーンを組まれるのを苦手にしている)、攻撃面に置いては3トップで張り出された方が怖かったかなと言うのが本音。簡単に言えば、両サイドが攻撃に参加するのはほぼ間違いない中で、カウンターから素晴らしいスピードを持ってる杉本に突かれた方が怖かったし(まあ展開的にほとんどの時間低いラインでスペースはなかっただろうけど)、本田と隼磨のマッチアップでもフィジカル。サイズ的にアドバンテージがあったから、高い位置で起点を作られる形が多かったら怖かった。で、ヨンセンは良い選手だねぇ。ポジションをとどまらずに動いて、タイミングを見計らって視野から消えて出る動き出しは秀逸、あれはなかなか捕まえられない(タイミングを掴めない)技術的にも柔らかいし、視野も広い。で、当たり前だけどサイズがある。彼の力を活かす形が出来るとよさげ(外からクロスに合わせるという形を持っているけど、それだけじゃなくてね)

*あと、中盤センターのコンビも良いね。金正友のテクニックと藤田のセンスを感じるプレーは攻撃面でとても良かったかな。この日は中村直志も本田も良くなかったけど、その影響を感じないぐらい高い影響力を示しているように見えました(マリの対応の甘さもあったけど)気になったのはプレスのかけ方。コンディション的な問題がない中でアプローチが遅れることとかもそうなんだけど、どのように狙う、どこで奪うというのが見えなかった。おざなりという感じかな。てゆうか、とんでもミスは削らないと。

*そうそう、勇蔵が良かった。マツや佑二はあれぐらい当たり前として(佑二は久々にヨンセンにやりこめられてたね。ワクワクしたんじゃない?)、この日の勇蔵は頭が良く動いていて、良いインターセプトがあったり、機敏な反応のカバーがあったりとディフェンスを助けてたし、機を見て上がっていったりと、良いプレーだった。ヨンセンに対しては苦労してたけど、良い経験。ああいう選手と対戦するともっと良い選手になれる。

*高円宮杯終戦、凄い残念、めちゃくちゃ残念。これで西が丘行きもなくなりました。選手達・応援行かれた方お疲れ様でした。ゆっくり休んで次の戦いに備えてください。選手達には、チームとしての熟成度の向上と共に個人としてのレベルアップを目指して欲しいな。これも大事なこと。頑張れ頑張れ。

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September 23, 2006

雨中の激闘@J1 第23節 フロンターレ vs ジュビロ

メンバー表見た時、「関塚監督は思い切ったなー」と思ったわけですよ。まあ全ては結果論に過ぎないけど、やっぱりこのチームに置いて中村憲剛というのはとても大きな存在だったねぇ。しかし、面白いゲームだった。

2006 J.League Division1 第23節

フロンターレ 3-4 ジュビロ @ 等々力競技場「雨中の激闘」
Frontale:15'&88'我那覇和樹 51'ジュニーニョ
Jubilo:37'福西崇史 57'カレン・ロバート 78'中山雅史 87'前田遼一

Super Soccer

ふろん太スタメン:GK相澤貴志、DF箕輪義信、寺田周平"復帰"(→63'米山篤志)、伊藤宏樹、MF谷口博之、原田拓(→70'マギヌン)、森勇介、マルコン、今野章(→46'中村憲剛"唯一無二")、FW我那覇和樹、ジュニーニョ

ジュビロスタメン:GK川口能活、DF鈴木秀人、田中誠、金珍圭、服部年宏、MF菊地直哉(71'茶野隆行)、上田康太"ルーキーじゃないのね"、太田吉彰、福西崇史(→88'犬塚友輔)、FWカレン・ロバート(→64'中山雅史"偉大なるゴン")、前田遼一

うーん、雨は嫌だねぇ。画面にもはっきり映るぐらいの強い雨が降りしきる等々力。ピッチも濡れ、かなりボールが走る状態になっている印象。ふろん太にとっては土曜日にガンバ、レッズが勝っているだけに、食らい付く意味でも勝ち点3は必須の試合か。

その中でのスタメンは、まずホームのふろん太なんだけど、驚いたのはこのチームの心臓とも言える中村憲剛、そして徐々にフィットしてきた感のある(微妙なところだけど)マギヌンをベンチスタートにしたこと。この先ナビスコの準決勝2ndレグ、そして直接対決となるアウェイでのガンバ戦を控えているだけに、関塚監督もギャンブルとはいえプライオリティを考えた上で決断をしたのかも知れない。で、そのスタメン二人に代わるのは原田と今野。で、長期離脱となっていた寺田がようやく復帰し3バックの中央に入り、ディフェンスラインは久々に本来のレギュラー3人が揃って人間山脈になる。ジュビロの方はファブリーズが出場停止で、その代わりに菊地。前節は爆勝だっただけにその勢いを持ち込みたいところ。現在売り出し中のユース上がり(?)のボランチ上田、シャドーストライカーとしてノリノリの福西も注目かな。

前半

メンバーが入れ替わったことがどう出るか注目された立ち上がり、積極的に出てきたのはジュビロ。トップの幅のある動きによるスペースメイクに福西や太田が絡んでいく形が機能し(使い方はシンプル。トップの外に開く動きに合わせてフィードを飛ばし、ヘッドでフリック、そして飛び出しというのがうまくいってた感じ。もちろん他のプレーもあるのだけど)チャンスを作るが、なかなか決めきれず。その中で徐々に落ち着いたフロンターレが盛り返す形で、攻め合いの様相を呈す。

序盤こそ「中村憲剛」の不在は目立ったモノの、ジュニーニョが引いて受けてチャンスメイクする形がうまく回り出すと、2枚看板が絡む形で先制点。ジュニーニョが高い位置でチェックしてボールを奪うと、こぼれ球を今野がフォロー、少し溜めて再びジュニーニョに戻すと、ジュニーニョはそのままの流れのまま右にポジションを獲っていた我那覇へ。我那覇はボールを受けると、前にいるディフェンスのブロックもお構いなしに強烈に右足を振り抜き、これがニアサイド高い位置という最高のコースに突き刺さって能活も及ばず。ジュニーニョの奪われた後の非常に速い切り替えからファーストディフェンスが実る形だったのだけど(これによってジュビロとしては状態を整えて迎え撃つことが出来なかった)、相手の状況を見て今野→ジュニ→我那覇とフィニッシュまで2タッチでポンポンと繋がったことで余計ジュビロのディフェンスとしては捕まえずらかったのかな。乗っている我那覇の素晴らしいミドルシュートでフロンターレが先制。

得点後はフロンターレの方に勢いはあったモノの、ジュビロの方も速くスムーズな攻撃が見えたりとポジティブなプレーが続く。攻め合いの展開は続いたが、徐々にジュビロの方に守備の耐性が出来はじめ(カウンター以外はね。カレンや太田が高い位置から前を塞ぐようなアプローチを掛け、低い位置の選手はしっかりとブロックを組みながら相手にいつでもプレッシャーを掛けられる形を作ったことで、縦方向のパスを制限し、攻撃のリズムを停滞させる事が出来ていたかな)リズムを再び引き寄せる。速い動き出しでのボールの引き出しからスムーズに流れる展開を生みだし、そこに飛び出しアクションを絡める形でチャンスを数多く作ると、フロンター