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September 28, 2006

important game,important work,important win!@06-07 UCL GroupLeague Matchday2 Celtic vs FC Kopenhavn

セルティックにとって勝ち点3が至上命題のホームゲーム。しっかりと勝つと言うことは、上に進む上では絶対条件。でも、口で言うほど簡単な事じゃない。ただ、その辺は「常勝」チーム、しっかりと期待に応えてくれたね。これでようやく一歩が踏み出せた。うん、本当に良かった。そして、俊輔は重要な仕事をしたよ、祝勝ち点3!

06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Matchday2
Group F/Glasgow Celtic 1-0 FC Kopenhaven @ Celtic Park
Celtic:36'K.Miller

セルティックスタメン:GKボルツ、DFテルファー、ギャリー・コルドウェル、マクマナス、ネイラー、MF中村俊輔、グラベセン、レノン、マクギーティ(→88'ピアソン)、FWズラウスキ(→73'クレイグ・ビーティ)、ケニー・ミラー(→82'マロニー)

コペンハーゲンスタメン:GKクリスティアンセン、DFヤコブセン、ハンゲラン、グラブゴー、ベルグドルモ(→75'トーマセン)、MFシルババウアー、リンデロート、ノーレゴー、ハッチソン、FWベルグルンド(→55'クビスト)、アルベック

セルティックは今大会初のホームゲーム、セルティックパークの住人達も楽しみにしてたんでしょう。やっぱりセルティックパークの雰囲気は最高だねぇ。この日の相手、FCコペンハーゲンは予備選最大のアップセットとも言えるアヤックスを喰っての本戦出場ということもあって決して侮れない相手。

どちらも初戦は失望するようなゲームではなかったモノの、望むべき結果は得れなかっただけにこのゲームに対してのモチベーションは非常に高い。しかし、その中で、セルティックは前戦も先制点を獲るなど移籍早々存在感を見せているフェネホール・オフ・ヘッセリンクが欠場(後、ウィルソンも初戦のユナイテッド戦の怪我はまだ治らず)。対するコペンハーゲンも初戦のベンフィカ戦で怪我を負った数少ないビッグネームイェスパー・グロンキアが欠場。どちらも万全という状態ではないが(セルティックは土曜日にはオールドファームという手の抜けない激しいゲームもやってきたし)、それでもこのゲームの重要性を考えれば何とか勝ちたいところ。

じゃあいつも通り、箇条書き風味で。

・どちらもフラットな4-4-2でスタート。共に慎重な立ち上がりで、長いボールでの組み立てが目立ち、出方をうかがう形。セルティックはミラー・ズラウスキという2トップということもあって、人を狙うというより空いてくるスペースに流れて起点を作るという形を模索し、コペンハーゲンの方はシンプルにトップを狙って高さを活かして、という狙いが見える。

・相手のプレッシャーに苦しみながらも、細かいパスを繋ぎながらリズムを作るようになったり、セットプレーを得たりと徐々にゲームを掌握し始めるが、シンプルなクロスは相手がサイズを備えていることもあって、なかなかフィニッシュに繋げられない。その中でのファーストチャンスは、ミラーが左に流れてのクロス、これがディフェンスに当たって軌道が変わったところに俊輔が反応。左足ダイレクトボレーを匂わせておいて、後ろを通す柔らかいとラップで右側にトラップ、そして右足でシュート(外側のディフェンスはこのファーストタッチでかわしたが、その後にカバーがとんできてブロックされた)ファンタスティックなアイデアが局面を切り開く。

・元々、人数を掛けて攻める事の多いセルティック。前掛かりになることが多いのだけど、その中で怖いのはカウンター。良い繋ぎから、サイドに開いて最後はクロスという流れが多いのだけど、なかなかフィニッシュに繋げられず、そのセカンドボールを支配出来ない時が怖い。ただ、攻勢は強まってクロス以外の攻撃にも鋭さが。左に流れた俊輔がミラーとスイッチするようにボールを受けると、相手を背負いながらコントロールしてもう一度今度は前を向いてフリーになったミラーへ落とす。ミラーはラインに戻って良いポジションを獲ったズラへ鋭いグラウンダーのパスを通し、ビッグチャンス!しかしこれは戻りオフサイド。良い流れでフリーマンを作って、崩そうという意図の感じるプレーだったかな。

・この後も攻め続けるセルティック。こういう展開もあって俊輔はポジションブレイクして、中でボールに触りながらプレーにアクセントを付けていく(この辺はリスクマネジメントとしてミラーやグラベセンが右サイドも見ている形かな)ミラーのポストの落としを受けて、さあ突っかけて右足で打つよーと見せかけて、優しいパスをショートで流し、レノンのシュートを引き出したりと、俊輔のチャンスメイクに関しては可能性を感じるかな(贔屓目)小さなスペースでボールを受けて、自分の世界観というかペースに引き込むことで相手に飛び込ませず、そのためを有機的に周囲が使う。そういうのがうまくいってる感じ。実際、クロスに関しては難しい状態が続く。

・禿げも馴染んでるよね。彼もどんどん前に絡むけど、守備に関しても献身的かつ前へのアプローチは非常に迫力があって、とてもチームは助けてくれているし、どんどん良くなってきている感じ。俊輔が出た時は右サイドを見てくれるといった感じのリスクマネジメントや、繋ぎに置けるテンポに乗り始めた感があって、周囲との関係が出来てきたのかなと感じさせる。特にレノンとの関係性が良くなったかな。この辺はオールドファームで結果が出たことが自信に繋がったのかな。守備に関しては、ディフェンスのマーキング、中盤の囲い込みというのがうまく出来ていたこともあって、ほとんど怖いシーンは作られなかった。

・で、なかなか攻めながら打てない、獲りきれないという時間帯が続いていた中で、ようやくこの状況を打開する。ズラが外に流れてクロスを上げた一度目の攻撃は実らずクリア、セカンドボールは相手アタッカーの元に転がり、これを収めようとしたところをネイラーが突っ込んでこのボールをインターセプト。これがうまくグラベセンに繋がり、グラベセンは右サイド空いていた俊輔をすぐに使う。俊輔は仕掛ける姿勢でボールを運び、ボックス内でグラブゴーとの1vs1。またぎフェイクで左足の脅威を囮に縦に抜きに行ったところで、足をかけられ俊輔倒れる。これをしっかり見てもらえて、PKゲット。よっしゃよっしゃ。これをミラーが読まれて触られたモノのずばっと決めて、先制点。Viva!良い仕事、あれだけ攻めていて獲れないと嫌なムードも漂うだけに、PKとはいえ点を獲れたのは大きい。てゆうか、ネイラーの良いカット、グラベセンの躊躇なき裁き、そして俊輔の仕掛けと良いプレーが繋がったからこそ獲れたゴール。俊輔ももちろん良かったけど、チームで獲った一点という感じ。

・終了間際にはようやくクロスからの形からも決定機を作って(ネイラーの抜群のボールスピードと精度を伴ったアーリークロスから、うまくフリーで飛び込んだミラーがヘッドで合わせた。うまくフリーマンを作った繋ぎから抜群の形だったけど、クリスティアンセンのセーブに阻まれる)良いムードで折り返した後半、ビハインドのコペンハーゲンが前に出ようと言う意思を見せ始めるが、しっかりと周囲が反応した上でボールホルダーにプレッシャーを掛けることで、アバウトなボールを蹴らせてそれを対応する形、突っついて奪う形で相手にフィニッシュを許さない。広範囲をカバーしながら危ういポイントに対して鼻の利くグラベセンが効いてる。

・コペンハーゲンはクビストという活きの良い選手を入れて左サイドをてこ入れ。この時間帯セルティックは攻めてはいるのだけど、どうもうまく回らない(やりすぎの側面もあったり、俊輔のキックもフィットせず)その中で守備に関しては集中力高く出来ていたが、ミスから危ないシーン。俊輔がパスなのか、トラップなのか微妙なプレーが大きくなって、これを拾われてカウンター。グラベセンが潰そうとしたが転んじゃって右サイドが完全オープン、一気に運ばれて最後は中に繋いでミドルという形でフィニッシュまで持って行かれてしまう。ここはボルツが冷静に抑えたことで事なきを得たが、1点差は怖い。逆にセルティックも危機感が高まったのかすぐに決定機を作り出したが、これも決まらず(マクギの良いドリブルからショートのスルーパスでミラーがダイレクトでシュートも、クリスティアンセンを抜くことは出来ず)、リードを広げられない。

・徐々に相手の攻勢が強まる中で、ストラカンはトップを入れ替え(ビーティ久々、ズラと交代。ミラーに代えてマロニーちゃん)しかし、体力的な側面か技術的な単純なミス(パスのズレ)が目立ちなかなか攻撃に実効性が伴わない。コペンハーゲンはパワープレー気味の攻撃を志向していたが、これはセルティックディフェンス陣の粘りもあってやらせず。最後は追い込まれたモノのゲームはこのまま動かず、セルティック今シーズンUCL初勝利!勝ち点3加えて、とりあえずの第一歩を記した形になった。よかったよかった。

まあ、内容はさておきまず勝って良かった。一番力の劣る相手とは言ってもやっぱりUCLの本戦に出てくるだけあって、簡単な相手はいない。でも、やっぱり獲れるゲーム、そういう可能性の大きいゲームでは獲っていかないと先には繋がっていかない。そういう意味ではプレッシャーの掛かるゲームだったのだけど、しっかりと勝ち点3を獲れた意義は大きいかなと。

ゲームの内容としては、ある程度優位を保ってゲームを進められた感じがあるけど、まあこの辺はホームという側面が強いのかな。アウェイに行ってどうなるかはまだ微妙。ただ、中盤の繋ぎの流動性、プレッシング含めたチームディフェンス、この辺のクオリティはセルティックに分があったと思う。どちらもユナイテッド戦でもある程度表現出来てはいたから(ミスから失点はしたけどね)、出来るという確信を得ていたことはあるにしても、グラベセンのフィットと共によりテンポの良い形というのは出てきたし、ポジションブレイクも無理のない形でチームに消化出来てはじめていて、チームとして前に進んでいるという感じを受けました。

で、俊輔の出来は上々と言うところ。後半は実効性を欠いた感があるから、余り褒め過ぎちゃいけない感じ。ただ、ポジションブレイクからのボールに絡む動きとアクセント、しっかりと自分の責任(ある程度ポジションを崩すこともあって、レノンやグラベセンに助けられていることはあるけど)を果たす守備と、非常に幅広いプレーエリアでプレーしていただけに、コンディション的には相変わらず良さそうで、プレーの質も低くなかった(攻守共に)この試合では俊輔のチャンスメイクから何本も良い形を作れていたと思うので、アイデアにしても技術にしてもこの舞台でも十分出来るというのを示しているというのは、ファンとして嬉しい限り。

僕はここのところの俊輔のプレーコンテンツの充実を感じているのですが、何が充実しているかというと判断の部分。とてもチームの中で大きな信頼を受けて預けてくれたりするのだけど、そういう中で(技術的なミスは置いておいて)判断ミスによるボールロストが少なくなっているのが目に付く。自分のテクニックを発揮するシーン、そうではなくシンプルに裁いていくシーン、この辺の判断が良くなってきているからこそ、ロストが減って、周囲も又信頼して預けてくれるのかなと。実際、俊輔自体は受ける前はもらえる場所を探して動くけど、もらうシーンに関してはここに頂戴といって止まって受けるタイプだから、捕まえられてしまうシーンも少ないない。だけど、その中で周囲の情報をしっかりと感じた上で、的確なプレーセレクトが出来ているからこそ、ロストせずに出来ているということなのかなぁと(もちろん技術的な質があるのは当然として)

この辺はセルティックに来て本当に進歩していると思うので、こういう事を継続して欲しいなと言うのがスナオナキモチ。こういう舞台で活躍するというのはとても素晴らしいことだし、僕も嬉しい。その自信や経験を俊輔のサッカー人生の追い続けるモノである「もっとサッカーがうまくなりたい」の糧にしていって欲しいなと。

次は、セルティック・パークにベンフィカを向かえての大一番。このゲームで結果が出れば、先が開けてくる。次が勝負でっせ。フェネも間に合うと良いなー。とにもかくにも、第一歩に今は喜んでおきますか、やったね。ということでここまで。

*しかし、ここのところ俊輔の試合が楽しいよ。もちろん俊輔が出てなくてもUCLも見れば楽しいし、他のリーグの試合も見るのも面白いけど、俊輔が充実したプレーをしていたのを見るのはより楽しい。フォルカーク、ダンディーどっちかでターンオーバーも来そうだけど、今はUCLが大切だもんね。ストラカンはマロニーちゃんを今シーズンのスタイルに早く馴染ませて欲しいなー。コンディション的にまだまだというのはあるけど、マロニーちゃんが活躍すれば、チームとしてもより充実するだろうし(マクギも良いけど、マロニーちゃんがいるとチームにダイナミズムが生まれるし、ボールも持てる。点も獲れるし)

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