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September 03, 2006

Fair Play,Safety Judge,Please@YamazakiNABICO CUP SemiFinal 1stLeg アントラーズ vs Fマリノス

あー、ジャスティス氏ね。

お前が頭切って氏ね。

おっと、本音が。初戦は、0-1。最少失点差なのですが、痛いです。余りゲームの事を書こうという気が沸かないわけで。そういうことで、ちょっとばかし趣向を変えて。

2006 J.League YamazakiNABISCO Cup SemiFinal 1stLeg

アントラーズ 1-0 Fマリノス @ カシマスタジアム「Fair Play,Safety Judge,Please」
Antlers:22'フェルナンド

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵、松田直樹、那須大亮、MF河合竜二、上野良治(→46'大島秀夫)、塩川岳人、ドゥトラ、狩野健太(→78'中西永輔)、吉田孝行(→89'ハーフナー・マイク)FW久保竜彦

鹿島スタメン:GK曽ヶ端準、DF内田篤人、大岩剛、岩政大樹、新井場徹、MF増田誓志、フェルナンド、野沢拓也(→76'深井正樹)、ファビオ・サントス、FW柳沢敦(→83'興梠慎三)、アレックス・ミネイロ(→71'田代有三)

趣向を変えてというのはあのプレーについて、少し冷静に考えてみようかなと思ったので。

どういうプレーだったのかというと、バウンドボールを岩政と吉田がボールが向かってくる方向を向いて競り合った際に岩政と吉田が交錯、二人は頭を抑えて倒れた所から始まる。そのプレーに対して主審・岡田正義氏はプレーを止めるという判断はせず、そのままプレーは続いていく。セカンドボールを支配した鹿島はそのまま攻め続け、フェルナンドのサイドチェンジから右サイドに開いていた増田が局面打開、そして最後はボックス外でフリーとなっていたフェルナンドへ戻す形になり、フェルナンドは豪快に左足アウトに掛かっていくミドルシュートで達也を抜いて、先制点となった。その後、倒れていた岩政、吉田は血を流しながらピッチの外に出て、治療を行った結果事なきを得て、その後もプレーを続けた。

まあ、フェアプレーの観点云々は置いておいて、このプレーは結果としてルールに則った形でのゴールであり、鹿島の選手達が主審の笛が鳴るまでプレーを続けて正当にゴールを奪った事に関しては非難されるべきではないと思います。逆に、プレーを止めるべきと思っていたのであれば、Fマリノスの選手達がどんな手を使ってでも(ファールでもね)プレーを止めれば良かったし、笛がなっていないのだから眼前のプレーに集中するべきだった。これに関しては、甘いと言われても仕方ないし、他者を非難する前に反省しなければならないのかなと。

ただ、結果として事なきを得たとはいえ、頭部の負傷に置いてプレーを継続させた主審のレフェリングには大きな疑問を感じた。負傷部位のことを思えば慎重な判断が必要だった。選手達がアピールしていたことを鑑みても、プレーを継続する必要性があったとも思えないし、一度流れを切って彼らの状態を確認し、適切な処遇を施すということを最優先すべきだったのではないでしょうか。

実際、ああいうプレーで深刻な状況に陥った前例があります。昨年のFマリノス-FC東京戦でルーカスが味方同士で空中でのコンタクトの際に頭部を強く打って意識を失い、結局彼は意識を取り戻さずピッチの中に入ってきた救急車に乗せられて運ばれていったというとても悲しいプレーが起きました。彼は後日意識を取り戻し、今もFC東京で元気にプレーをしていますが、もし今日のように放って置かれ、処置が遅れたことで万が一の事態になっていたらと思うとぞっとする。結果としてそうはならなかったが、昨日のゲームでもそういう状況に陥る可能性もあったということを、もっと深刻に考えるべきなんじゃないかなと。ましてや、一瞬のうちに確信を持って「彼らは大丈夫だ」という判断を下せるほどの判断・洞察がなされていたのかは甚だ疑問。そういう部分から見ても、主審の判断は軽率なモノだったといわざるを得ない。結果としてその判断が正しかったというのは、あくまでも結果論に過ぎない。

*フェアプレーという観点から言えば、やはり鹿島はゲームを止めるべきだったんじゃないかな。実際、血出てたわけで、アピールしてたわけで、単なる時間稼ぎじゃないというのは明らかだったわけで。確かにルール上は正しいけど、倫理的にどうなの?人間的にどうなの?と思ったりした。まあ一番だめなのはジャスティスなんだけど、鹿島の選手及び監督の考え方も「ルールの上なら何でもやっていいんじゃーい」って感じがしてちょっといや。まあとりあえず次のホームゲームから、入場時の「Fair Play,Please」の黄色いフラッグは掲げない方が良いんじゃないかな。だって「フェアプレーなんぼのもんじゃ~い」って感じじゃん?

とにかくこれが決勝点になったわけで、フラットな状態でやられたわけではないから、とても後味が悪いですな。ジャスティス氏ね。とりあえず盛り上がってるのでリンクだけ色々とはっ付けておきますわ。

[ヤマザキナビスコカップ]鹿島 vs 横浜:水沼貴史監督(横浜)記者会見コメント(J's Goal)

[ヤマザキナビスコカップ]鹿島 vs 横浜:パウロ・アウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント(J's Goal)

[ヤマザキナビスコカップ]鹿島 vs 横浜:試合終了後の横浜FM選手コメント(J's Goal)

[ヤマザキナビスコカップ]鹿島 vs 横浜:試合終了後の鹿島選手コメント(J's Goal)

[ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 横浜FM 横浜FMリポート]最後まで攻める意識を持ち続けた横浜。この悔しさはホームで絶対に返す。(J's Goal)

[ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 横浜FM 鹿島リポート]狙い通りの展開で鹿島が先勝!決勝進出に向け大きなアドバンテージを得る。(J's Goal)

水沼Fマリノス初黒星も収穫/ナビスコ杯(ニッカン)

鹿島、新世代で「10冠」前進/ナビスコ杯(ニッカン)

水沼Fマリノス公式戦初黒星…流血&舌戦で遺恨勃発(サンスポ)←プロレス路線

鹿島vs横浜Mの遺恨勃発…ナビスコ・カップ準決勝第1戦(報知)←プロレス路線

鹿島先勝!増田技あり決勝アシスト(スポニチ)←代表路線

塩爺カッコヨス……。

一応感想も置いておこうかな。Fマリノスとしては、主力を欠いてエクスキューズは置いておいても、とりあえずは良くやっていたとは思う。まだ水沼さんが就任して1週間ちょっとで、問題点の修正とか出来る時間は余りなかったし、リーグ戦の復調もメンタル的な要素の(ポジティブマインドの浸透)改善が大きな要因だったわけで、本質的な問題が解決されていないのは仕方がないこと。決定力不足も同様。こういう部分は成功体験を積み重ねていくことで自信を取り戻してもらうしかない。すぐに全てが良くなる訳じゃないし、一勝が全てを変えてしまうわけではないからね。

ただ、結果としては痛いよね。Fマリノスはアウェーゴールを獲れなかった事に関しては痛恨といっても良いぐらい。とりあえず、UCLに置いて初戦がホームチームの"1-0"で終わった後の結果というのを作ってみたのだけど、それを見ても分かる通り(下部参照、ちなみに予備選とかUEFAカップはいれてないっす。収集付かなくなるし)、同等の力を持つ場合このスコアから逆転するのって難しいことを感じますな。ましてや、そこまで爆発的な攻撃力を持つチームじゃない事を考えるとね。

まあ何故そんなに難しいと思うのかと言えば、ゲームプランの考え方、精神的な要素両面に置いてのアドバンテージ、ディスアドバンテージの差が非常に大きいこと。初戦勝ったチームは両面に置いて非常に優位に立て、敗れたチームは難しいプランと強いプレッシャーを負わざるを得なくなる。特に力の差のないチーム同士の対戦に置いては影響力が大きい。具体的に。

2戦目鹿島にとっての最大の目的はアウェーゴールということになるでしょう。ある程度バランスを取って失点を避けながらも、常にゴールを狙う姿勢を持ってゲームをしていけばいい訳で、プランニングとしてもとてもシンプル。その意識付けも容易なモノだと思う。又、ひとつのゴールで2回の失敗を受け入れられる形を作れる訳で、精神的な側面でアドバンテージと持てるのかなと(例えば先制されても、2点差にされても、ゴールひとつで全てがひっくり返せる)そういう意味で2ndLegはプレッシャーを感じずにプレー出来るのかなと。とても大きなアドバンテージなのは間違いないところでしょう。

それに対して逆転を目論むFマリノスは、勝利のためにはどんな形にせよ2点差以上の勝利が必要=複数のゴールが必要となってくる。しかし、その中で失点をすればするほど、条件は厳しくなるわけで守備も手を抜けない。点を獲らなければならないけど、獲られてはいけないという相反するタスクの中で方向性、意思統一をしていくのは難しい。そして条件が厳しいこともあって掛かるプレッシャーも大きい。複数のゴールが必要なアタッカー陣は自ずと余計な力が入ってしまうし、守備に関しても「失敗できない」という強いプレッシャーは心理的な足かせとなりかねない。そういう意味で初戦のこのスコアはとてもネガティブだと思う。

こういう周辺事情を考えると少々うつむき加減になってしまうんですけど、結局やるしかないわけで。とにかくひとつの試合として、勝つために最大限の努力をしてくれればいいと個人的には思います。余り細かいことを考えて精神的にぶれてしまうとパフォーマンスが安定しないし、余計な力が入っちゃうだろうしね。普通にやって、その結果というのを見ていけばいい。まあ余り考えすぎても良くないと言うことですよ、条件に関してはね。

まあとにかく、ホームでお返しすれば良いだけのこと。やられたらやりかえす(あ、フェアプレーでね)、それでいいじゃないの。でも、ジャスティスは氏ね。ということで、ここまでっす。

*これが参考資料です。超簡易版で、得点者とか入ってないけど。

UEFA Champions League 過去10年の1stLeg"H 1-0 A"の結果

05-06 SemiFinal/Arsenal vs Villareal(1st 1-0/2nd 0-0)●

04-05 1st KO Round/PSV vs AS Monaco/(1st 1-0/2nd 2-0)●

04-05 1st KO Round/R.Madrid vs Juventus/(1st 1-0/2nd 0-2)○

03-04 1st KO Round/Deportivo.L vs Juventus/(1st 1-0/2nd 1-0)●

02-03 Q.Final/Inter vs Valencia/(1st 1-0/2nd 1-2)●

01-02 Q.Final/Liverpool vs B.Leverkusen(1st 1-0/2nd 2-4)○

01-02 Q.Final/Panathinaikos vs Barcelona/(1st 1-0/2nd 1-3)○

96-97 S.Final/Dortmund vs Man.Utd(1st 1-0/2nd 1-0)●

*後ろに付けた勝敗はアウェーチーム目線。

*激励した吉田は頭に祟られてしまいましたが(決定機はバー、で怪我だもんね。3針縫ったとか、ジャスティス氏ね)でもそこそこだったかな。意識は高かったと思うし、チームに貢献する意志は感じられた。まあ後は思い切り。その部分がでてくると良いんだけどねぇ。狩野も後半良くなってたし、とにかくポジティブにね。

*サウジ戦、速報必要?まあゲームの内容次第、ですな。出来なかったら明日の夜かなぁ。昼に出来たら、やるかも知れないけど……。

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