« 差となって表れる現実@J1 第22節 Fマリノス vs フロンターレ | Main | 06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Preview! »

September 12, 2006

魅力的で逞しきユースっ子達@AFC U-17 Championship Q.Final vs イラン

日本がU-17W杯出場へ アジア選手権で4強入り

サッカーのU-17(17歳未満)アジア選手権は11日、シンガポールで準々決勝を行い、1次リーグA組1位の日本はB組2位のイランをPK戦の末に下し、来年8、9月に韓国で開催されるU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)出場権を獲得した。
 日本は前半14分に柿谷(C大阪)のゴールで先制したが、後半に追いつかれた。延長でも決着がつかず、もつれこんだPK戦を日本が8-7で制した。この結果、日本は確実に出場権が得られる4位以上が決まった。
 日本のU-17W杯出場は3大会ぶり4度目となる。(共同)

sports navi

本当に素晴らしい試合だった。で、Fマリのユースっこが5人も出てるとあっちゃスルーは出来ません。ということで雑感なんですけど。

2006 AFC U-17 Championship Singapore

Quarter Final
U-16Japan 1(EX 0-0/PK9-8)1 U-16Iran @ Jalan Besar Stadium
JPN:14'Y.Kakitani IRN:73'J.Alimohammadi

AFC Official Match Summary

U-16日本代表スタメン:GK廣永遼太郎(FC東京U-18)、DF高橋峻希(レッズユース)、甲斐公博(Fマリノスユース)、金井貢史(Fマリノスユース)、山崎正登(レイソルU-18)、MF岡本知剛(サンフレッチェユース)、山田直輝(レッズユース)、水沼宏太(Fマリノスユース/Cap)、大塚翔平(ガンバユース)[→73'田中裕人(ガンバユース)]、端戸仁(Fマリノスユース)→[46'斉藤学(Fマリノスユース)][→105'比嘉厚平(レイソルU-18)]、FW柿谷曜一朗(セレッソ)

結果は結果として素晴らしくて、評価出来るのだけど、それ以上にこのチーム面白い!個人の特性を活かすことが戦術になっている感じで、とても好感が持てる。全ての試合を見ている訳じゃないから何とも言えない部分もあるし、このゲームだけ結果を出すためのスペシャルタスクだったのかも知れないけれど、プライオリティとしてスペースというのが徹底されていて、トップも両ウイングがガンガンを裏を狙う。そして持ったら積極的にガンガン仕掛ける。とにかく選手達の強みでもあるスピードや技術というモノをポジティブに捉えて、前面に押し出したサッカーをしているなぁと感じました。

それと、配置という部分でもとても面白く、そして工夫を感じた。本来攻撃的な中盤の選手である柿谷が、そのままの起用であればそのポジションに入ると思うのだけど、その柿谷をトップに置いて、逆にFW登録の端戸や大塚、斉藤といった選手を2列目に起用していた。柿谷曜一朗という飛び抜けた才能を守備やチームの役割で消耗させることなく、攻撃に置いて存在感を発揮させることだけを求めたことで、彼の技術が高い位置で頻度高く発揮されていたのかなと。守備で消耗しないこともあってか、1トップとしての役割を意欲的にこなしていたと思うし(非常によく走ってスペースに飛び出したり、浮き球を競って繋いだり、スペースに流したり)、収まった時の技術の質は言うまでもなく素晴らしかった(ゴールも見事。飛び出す意識を実戦し、浮き球のボールをトップスピードに乗りながら腿やお腹でうまくコントロールして、1vs1を冷静に股抜きで沈めた。技術のあるプレーヤーの丁寧さが出たシーンだったのかも)逆に走れる端戸や斉藤がサイドのポジションに入ったのも嵌っていて、スペースを突くことを中心に中央に切れ込んだり、深い位置まで戻ったりと、行動範囲広く動いていた。そういう意味で彼らの機動力・運動量も又活かされていたかなと。

イメージに縛られずに、若年層代表らしい個々の特徴を活かす城福監督の起用と戦術選択、そしてそれに応えて思い切り自分の特性を前面に押し出してプレーする選手達、とても良かったなぁと。(まあ本来どういう選手か分からないから、自分の言っていることが正しいのかどうかは分からないけど)若い頃はどんどんチャレンジ、逃げてたら何も生み出せないもんね。

チームとしてやろうとしてたことも面白かったけど、ゲーム自体も非常に面白いゲームだった。日本の狙いがズバズバ具現化出来て開放的なゲームになっていたと思ったら、局面の対応の甘さを突かれて追いつかれて、その後タフさを求められた延長はスリリングなゲームに。そしてあの奇跡のPK、結果を知ってたとはいえハラハラドキドキの展開は非常に素敵だった。

その中でも、見所あるなぁと思ったのは延長でのプレー。戻りきれなくて間延びしてイランの選手が浮くことが多くなって、それに伴い肝を冷やすシーンも多くなった。でも、撃ち合い覚悟でガンガン前に出て行って局面での積極性もほとんど変わらず、裏に飛び出すアクション、仕掛けと、鋭くやり返していたことは見事だった。それと、プレーコンテンツとしての充実度と共に闘争心を感じるプレーが多かったこともとても良かったなぁと。技術的に高いプレーヤーの課題としてこういう部分が良く問われることがあるけれど、こういう気持ちを持って常にプレーしてくれたら、きっと大きくなってくれるんじゃないかなぁと。
*水沼のボレーに繋がった展開はきらめいたねぇ。柿谷のテクニカルな仕掛け、山田のアイデア溢れるスペースへのパス(自ら浮かせて背中越しのパス)、そして水沼はダイレクトボレー。早々お目に掛かれないスーパープレーだった。お見事。

これからサイズのある相手や身体能力のある相手とぶつかった時にどうなるかというのは見えないし、何よりもまだまだ素材の段階だから過度な期待は禁物なんだけど、それでもワクワクさせてもらいました。最後に受けた印象なんかをメモ書き程度に。

柿谷曜一朗(セレッソ)→噂に違わぬ才能。本来のポジションでのプレーではなかったのかも知れないけど、独特のリズムを持つドリブル、コントロールの柔らかさ、シュートに対する積極性と精度、非凡なモノがあった。機動力もあったし、先が楽しみ。セレッソは出せ、充分やれると思うよ。それどころじゃない状況かも知れないけど。

山田直輝(レッズユース)→非凡なプレービジョンとパスセンスに魅力を感じる司令塔型の選手。精度の高いミドルレンジの展開パスやスペースパスはチームのタスクに合致してとても活きていた。アシストも良いタイミングだったし。それと、ひ弱なプレーヤーではなく非常に戦う姿勢を持った選手に見えて、延長戦での闘争心のあるプレーは目を引いた。まあスイッチが入ってただけなのかも知れないけど。

斉藤学(Fマリノスユース)→途中出場途中交代はちょっと疑問。攻撃の実効性は非常に素晴らしかったのに、もったいないなーと思った。それにしても突破力は凄い。CKのカウンターから独力で3枚を突き破ろうとしたプレーにはwktk(抜いてたけど後ろから引っ張られた)

端戸仁(Fマリノスユース)→速いし、技術もあるし、ポジショニング感覚も良い。結構オールマイティに何でも出来るんだなぁと感じた。守備はあれだったから、本来はストライカー?水沼君と共にこのチームにフィットする選手なのは間違いないね。セットのこぼれはうまく反応しただけに決めたかったなぁ。

甲斐公博、金井貢史(Fマリノスユース)→考えてみたら凄いことだねぇ、センターラインは二人ともマリっこ。二人ともおっかなびっくりというか判断があやふやになって危ういシーンを作られたりしたけど(特に気になったのは、甲斐君の方はスルーパス通されたシーンのカットにいくのか、人を捕まえにいくのかという部分で迷って何も出来なかったシーン。金井君の方は失点に繋がった折り返しのはっきりした判断)苦い経験として積み上げていって欲しいな。でも前に捕まえにいって潰しにいこうとする積極性は買い。

水沼宏太(Fマリノスユース)→とにかくよく走る。で、スペースでボールを引き出すプレー、得点感覚は特に優れているなぁと感じた。それでいて速い。スペースキラーとして本当に期待出来る。韓国戦のフリーランからのループは見事だったし、常にこういうプレーをしていってほしいな。スターシステムが発生し掛けてるけど見失わずにね。

この子達は今年じゃなくて、来年、再来年にトップチームに上がってくるということになるんだよね(柿谷はもうトップ契約だけど)この後どうなるかはわからないけど、更に良い経験積んで、もっともっと良い選手になれるように頑張って欲しいな。とにかくおめでとう!お祝いだ~。ということでここまで。

*PKに関しては、もうあれだね、裁定次第って感じだよね。確かにタイミング速いから獲られてもおかしくないのだけど、ちょっと可哀想な気もした。それにしてもあのイランのGKの読みと反応力は大したもんだ。それ以上にプレッシャーの掛かる場面で素晴らしいパフォーマンスを見せた廣永のタフなハートには恐れ入ったけどね。みんなスイッチ入ってた感じで気持ちが入ってるのが分かったよ。

|

« 差となって表れる現実@J1 第22節 Fマリノス vs フロンターレ | Main | 06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Preview! »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/11867948

Listed below are links to weblogs that reference 魅力的で逞しきユースっ子達@AFC U-17 Championship Q.Final vs イラン:

« 差となって表れる現実@J1 第22節 Fマリノス vs フロンターレ | Main | 06-07 UEFA ChampionsLeague GroupStage Preview! »