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August 19, 2006

Whereabouts of fantasista -Think about Osim's Football-

前回、「The reason that is demanded -Think about Osim's Football-」というエントリーの余談の部分にちらっと書いた「このチームにファンタジスタの居場所はあるか」というテーマ。それに対して反応を頂いたので、今日はこのテーマについて考えていこうかなと。

・もたらされる実に価値の差はない。

「美しくても、泥臭くても、ゴールの価値は変わらない」

このような言葉、ご存じでしょうか。スペクタクルな展開、もの凄いテクニックから生み出されたスーパーゴールも、なりふり構わずつっこんで、体のどこに当たったのか分からないような形で押し込んだゴールも同じ1点であり、サッカーに置いてそのプロセスは関係なく、全てのゴールが等価値であることを示しているわけですが、このテーマを語る上でこの言葉はとても参考になる言葉なのではなのかなと(ちなみに展開よって重要なゴールとそうでないゴールがあるけれど、それは今回抜きの方向で……)

「個人がもたらそうと、グループでもたらそうと、その実効性の価値も又変わらない」

で、これは上の言葉を改変して、僕が作った言葉です。僕は常にこういうことを考えてサッカーを見ているのですが、局面的にファンタジスタ個人のひらめき・創造力・技術力が発揮されることでもたらされた実効性も、オシムの考えに基づき質の高い判断と主体性、創造力を持ってチームで連動して作り出した実効性も、ピッチ上に置ける価値は変わらないのではないかなと。

そういう意味では、個人を否定することも、グループを否定することも出来ないと思いますし、否定するべきでもな意図思うので、その価値を認めた上で考えていこうかなと。

*まあ余り必要じゃないような気もする前置きですけど、こういうスタンスということを先に書いておくことが必要かなと。あれはこうで、これはああだから、こっちが正しいんだというスタンスで語っても、水掛け論になってしまいがちですからね。基本僕はサッカーに置いて必要じゃないことなどないと思うし、その可能性について否定・断定する事など出来ないと思っていますから。

*個人的に感じることだけど、基本断定調の物言いが多い気がする。てゆうか、ピッチに目が向いていない部分も多く、ピッチの中で起こっていることを捉えずに周辺事情やコメントだけでモノを捉えようとする人が多いのはとても残念なこと。確かに直接当事者から発される言葉は様々なヒントが詰まっており、オシムが就任してからはより興味深くなっているけれど(僕も楽しみにしてるけど)、せっかくピッチの中ではコメント以上に真実があり、興味深いことが起きているのに……。もっとピッチで起こっていること、その裏に隠された意図を捉えることに目を向いてし欲しいし、その努力するべき。コメントの意義を捉えることに頑張るのではなく、ね。コメントはコメントでしかないよ。それに必ずしも本質を捉えているとは限らないのだから(そんな事してる人はFマリノスの試合を見て、その後岡ちゃんのコメントを見てみると良い、会見コメントにほとんど意味なんてないから)てゆうか、本当に余計なこと書いてるな。

・チームに置ける機能性とファンタジスタの関係性。

で、本題です。このチームにファンタジスタの居場所があるのか、というテーマを元に、まずはメカニズムの方から考えてみることにしましょう。

このチームが標榜している「考えて走るサッカー」を機能させるために、選手達がすべき事、求められていることはジェフで形成されたイメージもあって、ある程度見えてきていると思います(詳しくは色々とこれまでに書いたモノがあるので参照してもらえれば。特に今回守備のことは割愛するのでその辺も)

その上で話を続けますが、トップ、及び2列目の選手に求められるというのは量・質共に高いのかなと。先日の試合では引いた相手に対して選手達の主体的なアクションが生まれず、攻撃が閉塞感に苛まれた訳ですが(まあそれだけが全てではないですが)、後半羽生直剛が入り、彼がバイタルエリアで積極的に動き出していったことで攻撃が活性化したことは記憶に新しいところ。それだけ、このチームが良い攻撃をしていくために必要不可欠な要素が、動き出してボールを引き出すという要素であり(デコイラン含め)、自らが受けて何かをするようなことというのはその次、ということになるのかな。

しかし、プレーヤーのタイプとして日本におけるファンタジスタ(この場合「司令塔」と呼ばれるようなプレーヤーといった方が良いのかも知れないけど)と呼ばれる選手の多くは、オン・ザ・ボールに特徴を持つが余り、若年層時代に「預けられる」「頼られる」ことに慣れてしまっていることもあって、逆にオフ・ザ・ボールの動き(質・量共に)には問題を抱えているだけに(一概にまとめてしまってはいけませんが、そういう傾向が強い)、このチームとの関係性は決して良いものとは言えないのかなと。

又、素早い状況把握・予測による動き出しなどでポジションをズラしていくことにより、ダイレクトに近い高速のテンポを理想に置いている部分もあって、ボールを動かすリズムに置いても少々気になる部分がありますね。オン・ザ・ボールのスキルに優れ、独特のリズムを持っている選手達にとっては、高速のテンポを標榜しているチームに置いて、展開を淀ませてしまう要因になりかねず、その選手の特性を発揮するという観点でも難しい部分を含んでいるのかなと。

まあ「特別な選手はいらない」「個人プレーやアピールは必要ない」と言っているだけに、それだけファンタジスタのように個人で何かを生み出す選手をチームとしては余り必要とされていない、と現状では言わざるを得ません(まあその言葉を鵜呑みにすれば、だけどね)

*逆説的だけど、だからこそ山瀬や羽生という選手はオシムに重宝がられるのかも知れない。もちろん二人ともボールスキルや創造性も持っているのだけど、何よりもボールを引き出す意識が非常に高く、その意識を動きに反映することが出来る選手。まあより機動力、運動量など動きの部分で目立つのが羽生、オールマイティに全てをこなせる事が出来るのが山瀬という感じかな。

・それでも残る可能性、鍵は「実効力」

上記の通り、ロジカルに「チームスタイル」を追求していく場合、可能性としては非常に狭まってしまうと言わざるを得ないです。又イエメン戦後の会見でもエレガントなプレーヤーを犠牲にするというコメントが出ていたりと、これだけ見ると、席はないのではないかと思われるかも知れません。しかし、それでも僕は可能性は残っていると思っています。

というのも、オシムは技術を否定していないと思いますし、その可能性というのも知っているはずですから。後は、他の選手同様クラブで活躍しアピールしていけば、自ずと道は開けてくるのかなぁと。ただ、他の選手と違って、オシムを「否定」し、「超えていく」必要はあると思いますが。

というのも、オシムが視界に捉えている方向性が、ファンタジスタという「異物」が入ることで機能性を失う、低下させるという一因になりかねないのも書いた通りです。しかし、個人で作り出す実効性がグループで作り出す実効性以上のモノを示すことが出来れば、自ずと席が空いてくるし、オシムも又それを利用するんじゃないかなぁと。

それに、独特のビジョンを持つ選手がチームに組み込まれることは決してネガティブな要素だけではないというのも付け加えておきましょう。彼らが持つリズムは現在のオシムサッカーのスピードとは一線を画すモノ。標榜している速さは機能すれば非常に有効なモノだけど、機能しなければそれこそ雑で単調なサッカーになってしまいかねない。そういう部分を主体性や判断力を高めることで解決しようという意図も見えますが、それが出来ないときに彼らのリズムを組み込むことが、解決手段の一つとなるんじゃないかなと。独特のビジョン、リズムを組み込むことで、変調をもたらすことが出来る。それは相手を惑わすモノとして、とても有効なモノであり、ゲームの視点が変えるという意味でチームの幅を広げるファクターになり得ると思いますからね。

*余談だけど、こういう要素を求めて、ポペスクやクルプニコビッチを獲ってきたんじゃないかな。余り機動性には優れないけど、技術的に優れ、独特のビジョン、リズム、そして厚い経験を持つ選手を組み込むことで、チームに幅を持たせようとしたのかなぁと。ジェフの金銭的事情もあって、必ずしも彼の臨むファーストチョイスだったかどうかは分からないし、結局アクセントとして起用するだけで羽生が基本スタートを担っていた部分も多かったからそれが一つの行き着いた答えなのかも知れないけど、そういう選手を組み込もうという意欲は感じられるかなと。

じゃあ気になる二人の評を。

中村俊輔(セルティック/SCO)

僕が一番気になる部分であり、このテーマの裏側には彼の存在がチラチラ見えていたかも知れません。それは僕が俊輔ヲタなので、仕方ないことなんですけど。

で、オシムは彼をここまではとにかく無視し続けている(ように見える)ことを考えると、彼のいないチームを標榜しているのかなと考えてしまうわけですが(まあ前代表の象徴的な選手であり、そういう選手を外すことで改革を進めるというのは少なからずある。'98のエメ・ジャケのフランス代表が一番有名かな。新たな時代を切り開くために、'96年のEURO前にエリック・カントナ(カンフーキックで長期出場停止中だった)、ダビド・ジノラという90年代のフランスを代表する選手を代表から切り捨て、ジネディーヌ・ジダン、ユーリ・ジョルカエフを核にしたチームに作り替え、大きなバッシングに晒されながらも、成果を出した)、そういう中で俊輔こそオシムを認めさせ、自分の席を空けさせると言うことをしなければならないのかも知れません。

基本的に山瀬や羽生のように機動力を今から身につけて、運動量豊富にバイタルエリアでボールを引き出すというプレースタイルに変わっていくというのは、俊輔の年齢的に考えても難しいでしょうし、何よりも彼の身体的特徴にはそぐわない(ある程度やっていくことは必要だと思うけどね)同じ事をやっても彼らには敵わないと言っていいでしょう。じゃあどうするのかといえば、やはり今のプレースタイルでオシムの作り上げるチームの実効性以上のものを生み出せる強い個になるしかない。彼の左足、ビジョン、柔らかいテクニックは間違いなくその可能性を秘めているし、いくらスコットランドプレミアとはいえ、彼がセルティックでゴールに至るプロセスのキープレーを数多くしているのはその証明。そういう意味で、自分の素晴らしい部分をどんな状況でも出せるように突き詰めていくというのがベターな判断だと思う。

後は、年齢的な側面。4年後を考えると30歳を越え、そういう部分で敬遠されるというのもあるのかなと。もちろんより経験を積み、技術・判断に置いて成長の余地はあると思いますが、肉体的な衰えというのが表面化してくる可能性は否定できない。現状のオシムのチョイスを見ても、同じぐらいの年齢の選手を敬遠している部分が見え、そこは如何ともしがたいかな。

どちらにしても、壁は高いですが、その価値を認めさせるという、反体制的な姿は俊輔に似合ってるかも知れないね。僕は俊輔の可能性を信じている。無視できない存在になって欲しい。

松井大輔(ル・マン/FRA)

彼に関しては、オシムの「松井を含めたチームを考えている」という発言にもある通り、このチームでの席の心配は余りしていないです。そして、彼自身このチームに馴染むこともそんなに苦労しないのかなと。

実際、そんなに動きの多い選手ではないし、守備もアテネで強く意識付けされたとはいえ上手な部類ではない。そしてオフ・ザ・ボールよりもオン・ザ・ボールに特徴のある選手で(エゴイスティックとは言わないけれど、無駄と判断されかねない部分もある)、彼も本来オシムに敬遠されてもおかしくないプレースタイルであるのは事実です(まあ彼を「変える」ことを含めて「構想」に入れているのかも知れませんが)ただ、確実に日本にいた頃よりプレーセレクトが洗練され、その美しく卓越したテクニックの使い所を心得た感があります。リーグ2、リーグ1と、フィジカル的に強い選手と渡り合うための処世術として、ミッドフィールドエリアではとにかくシンプルにタッチ数を少なく"簡単"にプレー、アタッキングゾーンに入ったところで自分の特徴でもあるエレガントでファンタスティックなテクニックを駆使して相手を抜きに行ったり、アクセントを付ける。より"無駄のない"アタッカーとなったことが、積み重ねてきた実績と相まって高い評価に繋がっているのかもも知れませんね。

個人的に思うのは、スタイルとして元々、彼は"司令塔"というより"アタッカー"という選手というのもあるのかなと。ボールタッチを多くし自らリズム・展開を作るというより、よりゴールを意識して高い位置でアクセントとなる事を意識しているということで、チームの機能性に余り影響なく組み込める選手なのかなと。まあ様々な側面を鑑みて、彼の技術を活かすことでチームとしての幅を作っていくというがベターだとオシムが今のところ判断しているのでしょう。てゆうか、彼を組み込むことに置いて組織的な工夫があるのかないのか、そして彼が加わることでどのような化学変化が起こるのか、その辺が今から単純に楽しみです。

まあ俊輔や松井の他にも、ファンタジスタという枠を外せば、卓越した技術やビジョンを持っている選手が沢山います。伸二や小笠原はもちろん、若い世代に目を移せば、前俊(はファンタジスタだけどね)や梶山、本田に家長、水野、狩野に船谷に梅崎もいる。簡単に並べただけでもこれだけ技術のある選手が日本にいる訳で、それを活かす術を考えていくというのも日本に課されたテーマの一つなのではないでしょうか。これからも技術を持った選手はきっとどんどん生まれてくると思いますし。そういう意味で、組織を形成する上では難しいけど価値のある選手をいかに組み込むのか、その活かし方のヒントを見せて欲しいと個人的には思っています。それこそ、ピクシーを組み込んだメソッドの本質を今、この日本で見せて欲しい。方向性に準ずる選手でチームを作るだけじゃなくて、ね。

又直すかも知れませんが、その辺はご了承を。てゆうか、期待された程大したこと書けてないかも……。期待して待って下さった方、意向に添えず申し訳ないです。ということでここまで。

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Comments

オシム監督の目には、「中村俊輔、現時点で不合格」、「松井大輔、将来性込みで合格」という意見を書かれていますが、そのとおりだと思います。でも、私の見通しが正しければ、確実にそうなのです。その見通しを、長くなるのですが書いてみます。

ザックリ言って、オシム監督は「バスケットボールのようなサッカー」を志向しているということです。勿論それだけではなく特別な方向性が盛りだくさんだし、逆にもっとバスケットボールから借用してもいいのではないかと思われる事柄もあるのですが、もともと正確に言うのは無理な話だとすると、この表現が的から近いのかなと思っています。

バスケットボールはサッカーと、パスとドリブルで繋いでシュートするという形式を共有するスポーツであって、かつ手を使えるので(手を使わないサッカーが特異なので、バスケットボール以外の競技でも同様の話はできるかも知れないのですが)サッカーに比べ高等な連携技・戦術を容易に実践できます(余談ですが、小学生がノールックとか背面でのパスを普通に試合で実践しているのをみて驚いたことがあります)。バスケットボールのスタンダードはサッカーのスタンダードに先行し、バスケットのスタンダードは本来的にサッカーに示唆をあたえ続けることができる、ともいえます。また、バスケットボールの個々の事柄が具体的に参考になるほど、サッカーの技術が進歩したとも言えます。個より連携の日本人にとっては、なおさら参考にすべきかもしれません。

漠然とそう言ってもても、ということになりますから、オシム監督の言動と符合する部分のバスケットボールのスタンダードの特徴を並べて見ます。
・全員攻撃、全員守備
・前に空間(道)があれば自分でドリブルで切り込んでいく
・連動、囮の動きは当然(というか、全員が一気にマーク剥がしにかかり、その中から選択し続けるから、ほとんどが囮ともいえる)
・トリガー・アクションを共通認識し、全員一致で緩急が明確、かつ緩の時間は案外長い(全員が走り回るのでこれは必須)
・パス回しの技術は全員必須
コートが小さい分トップスピードではなく敏捷性の勝負なので、もし高さの差が致命的でない競技だったら(本質否定の仮定!)日本人に一番むいているスポーツなのでは、と思ってしまいます。

バスケットボールは、サッカーと違ってシュートレンジまでボールを運ぶまでは、どうという事はありません。というか、ターンオーバー以外は、そういう状態からスタートという競技です。シュートをするための時間と場所を生み出すのがキモです。なので、全員が常にファーストチョイスとしてシュートを意識してプレイする必要があります。
田臥勇太のNBA挑戦1年目のサマーキャンプの様子を伝える番組で、田臥がコーチに次のようなことを言われていました。「パスのタイミングはいいし、ドリブルのスピードもある。しかし、シュートを絶対に決めろとは言わないが、シュートを狙わないポイント・ガードは使わない」(内容はこんな感じのだったかな、表現はかなりいいかげんかも)

バスケットボールでは、攻撃時に最後尾に位置することが多いガードでさえそうなのです(バスケットボールのガードとサッカーのCBは全く別物なので少し、ウソくさいですが)。オシム監督にとって、中村俊輔の技術は後方の選手が持ち合わせるべきモノ、中村俊輔の姿勢はユルい、と見えているのではないか気がします。以上が「中村俊輔、現時点で不合格」の理由です。

「松井大輔、将来性込みで合格」の理由は、ファースト・チョイスにシュート、その次にゴールに向かうドリブル、そして連動を強く意識しているという姿勢が好みに合うということです(オシム監督が評価しているとの報道があるので、その理由を推測するという意味が強いですが)。オシム監督はピクシーを代表に選んでいます。テレビで名古屋でのプレイを見たことしかないので確かなことは全く言えないのですが、相当な距離を走り、特に攻撃にはどこにでも顔を出していたイメージがあります。オシム監督は、ピクシーに「ポイント・ガード」、日本代表でいう五十嵐圭の役割(守備はチョット置いておいて)をさせていたのではと思えてきます。そして、松井大輔の動きは「フォワード」(バスケットボールのですよ)の効果的な動きに似ているように見えます。具体的には、正確性より連動のスピード保持を主としているような動き(シンプルなパス&ムーブ)とか、連動が途切れた場合に見せる、隙があればドリブル突破を狙いながらも、味方の動き出しを待つボールキープとかです。追い越していくときと、追い越されるときの動きもいいと思います。

オシム監督が考えてことを当てることにそれ自体に価値を見出しているわけではありません(優れた指導者のオシム監督の言動が気になるのは仕方ないし、当たっていると言われたらそれはそれでうれしいでしょうが)。こんなことを考えたくなるのは、管理人さんも言及されていることと似ていますが、次のの理由からです。
①小野(私的には一番もったいない)・中村などの世界にみせびらかしたい日本の才能が、W杯で充分に力を発揮できず、世界に知られないまま終わるかもしれないのが残念
②彼らに限らず、卓越した技術やビジョンを持っている選手達が、どう努力すればいいか分からずに代表からもれてしまったら、彼らにも代表にとっても残念
オシム監督は日本サッカー全体のことを考えて、謎めいた言動をされているのでしょうが、
サポーターにとっては本来ハッキリしているのにこしたことはありません。選手一人一人にとっては、Jで活躍するのが第一と言われても、選ばれるはずのない努力も当然あるわけで......その他諸事情と同様、協会とかマスコミとか私達一般大衆の期待とかあって、スッキリとはいかないのでしょうか。

Posted by: テーベ | August 23, 2006 at 04:39 PM

テーベさん、こんにちわ。とても興味深い考察ですね。

正直、バスケットボールに対しての知識が「スラムダンク」を読んだぐらいしかないので、何とも言えない部分があるのはご了承下さればと。

なるほど、手を使える分だけ高度な連携・戦術表現が出来るというのは分かります。ハンドボールなんかもそうですね。ただ、具体的な知識がないので、それ以上のことは……すいません。ただ、これからも進化の道を辿るであろうモダンフットボールにおいて、新たなる道の一つかも知れません。

確かにフリーマンを作り出すための術に肝があるというのは分かります。そのために、オフ・ザ・ボールにおける積極性・主体性が必要であり、その動きの質という面で考える力の向上というのも必要なのかなと。そういう面では確かにバスケットボールのタスクはオシムの標榜するモノに似ているのかも知れません。一つ違うという面があるとしたら、よりオートマティズム的な側面が強いバスケットに比べて(マークを剥がす術など、そのプレーディティールまでもコーチが担うということでしょうか。サッカーに置いてはより戦術主義的な監督といえるのかも知れませんね)、オシムの標榜していることを選手達にそういう部分を求めているというのが違う点かも知れないですね。

で、最終的にはゴールを獲らなければならないので、そのフィニッシュへの意識という面で攻撃選手としては司令塔的な役割だけでなく、アタッカーとして評価を下すとすれば確かにそうなのかも知れません。オシムは確かにビルドアップにおいてディフェンスやボランチに高い意識を求めていますし……なるほどです。

松井に関しては、まあそのままですね。古典的なゲームメーカーではなく、彼は元々アタッカー的な側面が強かったですし(テクニックの特徴としてもエキセントリックなテクニックやワンタッチに置けるファンタジープレーなどアタッキングエリアでのプレーに特徴がある)、そういう部分でゴールにボールを運ぶバスケット的なFWの役割と似ている気がします。

まあオシムのコメントに関しての騒乱に対してはあれ以上書くつもりがないので、あしからず。示唆的にコメントを捉えることではなく、ピッチで起きていることを見て欲しいと書いたまでです。それでも伝わらないのであれば仕方ないし、まあ人それぞれの好み、見方があるのは仕方ないことですから。

まあ選手選考は監督に一任されているわけで、その好みが反映されることは仕方ないことだと思います。それに関してはそれが監督の大きな責と引き替えに持っている権利でもありますし。ただ、その経験を持っているという意味でそういう選手を活かす術というのを見せて欲しいなと、希望的観測ですね。

返答にはまとまりないですが、とても興味深く、面白かったです。又よろしくお願いします。

Posted by: いた | August 25, 2006 at 12:38 PM

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