Shunsuke Nakamura,who sinks into enemy land by a serious mistake
黒と緑の縦縞かよ、すげーな、おい。ということで、極東についこないだ遊びに来ていたセルティックの今シーズン2戦目、いきなり昨シーズン2位のハーツとのアウェーゲームですよ。さすがに締まったゲームになったね。少々、ミスは多かったけど。
06-07 Scottish Premier League Day-2
Hearts 2-1 Celtic @ Tynecastle Park
Hearts:49'&87'R.Bednar Celtic:65'S.Petrov
セルティックスタメン:GKボルツ、DFテルファー、コルドウェル、マクマナス、ウィルソン、MF中村俊輔(→72'ピアソン)、ヤロシク、スティリアン・ペトロフ、マクギーティ、FWケニー・ミラー(→66'レノン)、ズラフスキ
ハーツスタメン:GKゴードン、DFタル(→27'ニルソン)、プレスリー、ベラ、ウォレス、MFマッキャン(→62'チェスナウスキス)、アギアル、ブレリエ、ポスピシル(→84'マケラ)、FWベドナル、ミコリウナス
ということで、2節でいきなり当たっちゃう去年の1位と2位の直接対決@タインカッスル・パーク。
・所々水が浮いてて、ありゃまという感じ。コンディション的に厳しいセルティックにとっては、ちょっとついてないね。遠征組ではマクギーティ、俊輔、ミラー(出てないけど)がスタメン。前節と比べると、カマラが外れてテルファーが入った。いつも通りの4-4-2。ハーツの方やよく分からない。ハーツまでは追っかけてなかったらどれだけ移籍があったのかとか分からないんだよなぁ……。
・しかしセルティックのセカンドユニ、イマイチ、てゆうか格好悪い。昔のインテル(マテウスとかがいたときぐらいの)のユニフォームみたい。だけど、黒と緑はねぇって。
・昨シーズンは苦しいゲームだったよね、ハーツとの試合は。元旦の俊輔神試合も前半は本当にボロボロだったし、優勝決まってからは完敗したし。あんまり良い印象ないな。
・序盤はホームのハーツが押し気味にゲームを進めるも、セルティックも積極的なアプローチで応戦。やっぱりこないだの試合とは緊張感が違うね。セルティックの囲い込みは結構機能してるかな。相手の攻撃が淡泊なこともあるけど、複数人いける形が多い。
・俊輔、それなりに良いね。ポゼッションの中で余りスペースがない状態で預けられても、軽くいなして繋いでいくことで、チームの呼吸器になってる感じ。こういうピッチ状態も苦にしてない。中央寄りで、ヤロシクやペトロフと絡もうという意志がよく見えるし、前戦同様3人でポンポンボールが回ると相手はついていけてない。
・何かセットが怖いな、ぽこぽこ浮くところがあって、簡単に合わされちゃってる。枠に飛んでないから助かってるけど。
・やっぱりペトロフは良いなぁ。守備もしっかり出来るし、切り替えの塊だね。彼のカットからカウンターで最後は俊輔ミドル(枠外)ペトロフいなくなったらセルティック弱くなっちゃうような気がしてならない。何とか残ってくれないか。
・長いボールが多く、アタッキングエリアで細かい繋ぎを入れて崩そうとするハーツ、何か去年の方が良いチームだった気が……。しっかりと体を寄せて、制空権を握っていることもあって、序盤過ぎてからはほぼセルティックペース。ただ、中盤ではやらせてもらっても、最後の所ではさすがにやらせてもらえない。中盤のでの良いカットから高めのポジションにいた俊輔が最前線に出て一気にペナに入ったのに、中途半端なプレー。もったいない、打たないと!
・マクギのキレのなさが気になる。ミラーもこないだの試合に比べて顔を出す回数少ない。ズラは消えまくり。でもそんな時にマロニーちゃんはいない。マロニーちゃんいないと、最後の部分でどうしても変化に欠ける気が。スペースの匂いをかいでフリーラン出来る選手がいないんだよね。正直チームの崩しという部分で決め手に欠いて、ペースは握ってたけれど、攻めきれず。
・てゆうか、目を離した隙にストラカン退席処分になってるし!
・開始早々、チャンスが来たと思ったら、逆に大ピンチ。奪ったと思ったら獲れきれず、サイドバックまで囲い込み二位ってたので右サイド独走。最後はベドナルにクロスが合いそうになって肝を冷やす。続けざまに右サイドから、少し前掛かりになって獲ろうとしたところで中盤エアポケット。バイタルすっぽりでアギアルがフリーとなってスルーパス。結局、ベドナルに抜け出されて_| ̄|○ヤロシク・ペトロフコンビの負の部分が出ちゃったかな……。
・失点して一気にドタバタのセルティック。曖昧なパスが増え、ハーツのプレスに掛かり始める。プレスも空転して、後追いのファールが多くなったりとちょっと厳しい。俊輔もボールロストが増えてチームの呼吸器になれない。
・誤審に助けられる形で何とか凌ぐけど(マクギがパスコースを見つけられず、後ろ向きでキープしたところを突っつかれてカウンター。最後はスルーパスから抜け出されてやられた)、ミスが多く、集中力も切れ気味。やばいかなーと思ってたら、セルティックの流れるようなカウンター発動!ヤロシク右に突っついて→俊輔、ダイレクトで左サイド走り込んだマクギへ糸を引くようなグラウンダーのパス→ミラーヒール経由マクギへ→中央スペースに走り込んだペトロフ。相手誰もついて行けず、そこにマクギからスルーパスが通って左足一閃!キター!!そしてビューティフォー!俊輔のパスで局面が一気に変わって、相手のディフェンスが一気に数が足りなくなったね。ペトロフはあれだけ長い距離走って最後きっちり決めちゃうんだもん、素晴らしい。やっぱり残ってくれないか?
・ミラーに代えてレノン、俊輔に代えてピアソン投入。ペトロフが一列前に上がってレノンとヤロシクのセントラル、マクギが右でピアソン左。一気に中盤フレッシュに。俊輔の交代は妥当かな、終盤ミスが増えてロストも増えてたし。それでも仕事はしたわけだから、OKじゃない?
・中盤の構成が変わって、連携ちょっと心配だったけどそれなり。シンプルなパス&ムーブでしっかりと繋いでいけば、相手もずれてくる気配アリ。ただ、相手の攻撃も鋭くなってきてるし、人数掛けて攻めたり、前からがんがんが追ったりとリスク背負ってるから、その部分は怖さもアリ。
・そんなこと思ってたらやられちゃった_| ̄|○レノンのバックパスさらわれて、ボルツの飛び出しも及ばず……ベドナルがさらってそのまま流し込んで……最悪。アウェーだからドローOKと思ってたんだけど、もったいない。結局この後同点ゴールはなし。イヴァナウスカス、うぜー。単なる一勝なのに浮かれすぎ。でもそれだけ賭けてたものがあったんだろうね、直接対決だったわけだし。
まあ、勝てた試合とも言えるけど、やっぱりドローが妥当なゲームだったのかな。ただ、やってはいけないミスがセルティックの方に出た。大きなミスという意味ではでハーツの方はミスがなかったから、その部分が差になったかな。微妙な判定で助けられていたのに、もったいないなぁ。
でも、まあシーズン中に極東に行った割には、それなりにまともなゲームをしたことは良かったかな。去年からやり続けて少しずつ形にしてきた流動的に繋いでいく形はしっかりとセルティックにしっかり根付いているし、プレッシングに関しても、嵌れば(もっと局面局面で厳しくやらないとね。プッシュアップも必要)良い形を引き寄られる。それがハーツ相手に確認できたのは良かったことだと思う。
俊輔に関しては、やっぱり遠征の影響がなかったとは言えない。チームの流れが良くなかったことはあるにしても、後半ガス欠気味で動きの量が減って、張りっぱなしになっちゃったこと、ミスが多くなってピンチの起点になることなど、コンディション的に厳しかったのかなぁと感じた。ただその中でもあのゴールに繋がる素晴らしいパスは見せてくれたし、前半は良くヤロシクやペトロフと絡んで良い繋ぎを見せたり、アタッキングエリアに入っていったシーンがあったから、調子自体はそんなに悪くないと思う。まあどちらにしても、やっぱりシーズン中の遠征は駄目だよ、うん。マクギにしてもミラーにしても良くなかったしね。
まあたかだか一敗、気にすることはないさ。しかもハーツ相手だし。このリーグは何よりも取りこぼしをしないことが大切なわけで、直接対決はホームで勝てば良いんだから。今はとにかく良いコンディションを作ることだね。てゆうか、補強マダー?スーペルなCFW欲しいよー、良いディフェンス欲しいよー。
ということでここまで。
The comments to this entry are closed.
Comments