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August 16, 2006

リベンジならず、首位守れず@J1 第17節 フロンターレ vs Fマリノス

うーん、うーん、って感じですかねぇ。午前中のちびマリ達はめちゃくちゃ戦ってて、しかもとても頭も柔らかくプレーしていた印象をもったのだけど(10分ぐらいしか見てないけど)、肝心のおにいちゃんがねぇ。まあ首位のふろん太が相手に、あれだけ相手の得意なカウンターに繋がるシーンを作られてたわけだから、引き分けは御の字なのかも知れないけどさ。頭の中では分かっていても、悔しいもんは悔しい。ちくしょー。

2006 J.League Division1 第17節

フロンターレ 1-1 Fマリノス @ 等々力陸上競技場「リベンジならず、首位守れず」
Frontale:16'我那覇和樹 F.Marinos:2'田中隼磨

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵、松田直樹"次はお休み"、中澤佑二"確信なきリスタート"、MF上野良治"これまたお休み、困った"、マグロン"諸刃の剣"、田中隼磨"シュータリング"、平野孝"給料ドロボー"(→55'小宮山尊信"祝リーグ戦初出場、マリに入ってね")、山瀬功治、FW坂田大輔(→83'吉田孝行"意味わかんね")、マルケス"戻らない鰻プレー"(→65'大島秀夫)

ふろん太スタメン:GK相澤貴志、DF米山篤志、佐原秀樹、伊藤宏樹、MF谷口博之、中村憲剛、森勇介、マルコン、マギヌン"飛び出し系ニュースタイル"、FW我那覇和樹(→72'鄭大世)、ジュニーニョ"おっかねーおっかねー"

日中、恐ろしいぐらいの雷と豪雨で、沖縄フェアがどうなったのか、はてさて。しかし、その雨もキックオフ前には止んで、夏とは思えないほど涼しい気候でゲームに臨むことに。ピッチに水が浮くこともなく、等々力スタッフGJ(ヒデキピッチの横切りは駄目だよ、メインに座ってた僕は近くで見れて嬉しかったけど)そして天気の神様GJ。

メンバーの方に目を移すと、両チームともほぼ予想された通りのスタメン。Fマリノスの方は、ドゥトラの出場停止で空いた左サイドに平野。中澤が復帰して、代表帰りの勇蔵か、河合かという選択、結局勇蔵を右のストッパーに据えた(河合だったら、佑二が右だったかな)他の代表組も元気にスタメンに名を連ね、前節の手応えを継続する形でこの一戦に臨む。フロンターレの方は、寺田が怪我、箕輪が出場停止とCBのレギュラー2人を欠く中で、佐原、米山と寺田の穴を埋めてきた二人がそのままスタメンに。センターは佐原(ガンバ、トリニータ戦で良かったからかな)又、怪我でU19の合宿を辞退していた谷口も負傷が癒えたのかスタメンに名を連ね、発表の時にはマリサポのブーイングを浴びていた。

って、ちゃんとやろうとしたのだけど、まとめるのだりぃ。箇条書きにする。

・いきなり隼磨キター!鮪の縦パスから抜け出して、そのままシュータリング!入っちゃう!神様に微笑まれてる気がしましたよ、ここまでは。

・序盤は鮪や山瀬の技巧で局面に置いて上回って、とても実行力の高い攻撃構築を見せていたのだけど、最後の所でつまってしまう。スルーパス、ワンツー、個力による局面打開、ミドルシュート、どれもこれも何か一ひねり足りず。仕上げ下手って感じ。

・ディフェンス、混乱気味。個々の出来は決して悪くないけど(佑二もマツもさすがという素晴らしい対応でカウンターを止めていたし、勇蔵はジュニに負けないスピードでカバーしていたり)、ふろん太の前3枚がかなり流動的で捕まえきれず、狙えない。中盤が早いタイミングでアプローチに行って、特に中村憲剛に対しては厳しく見に行ってた感じは嵌っていたけど、その分中盤とディフェンスの連動性というのは低かったと思う。佑二の試合勘の飛びっぷりは正直笑えない。ラインコントロールに対する反応が遅く、グループとして守るということはイマイチ。

・で、リズムは良いけど中身が伴わない展開の中で、ミスから足を掬われると。マツのオーバーラップで「行けー」と思ったところで繋ぎのミス、鰻のパスがずれてジュニに繋がって、最後は我那覇がスルーパスから抜け出して_| ̄|○。達也も迷ったねぇ。せっかくイイ流れだったのに、こういうミスが出てしまう。この辺がまだまだだね、強いマリノスに戻り切れていないと言うことを感じちゃう。

・この後もミスが続き、リズムを完全に失って、ふろん太の攻勢に晒される。突っついたり、ミスに乗じる形でカウンター発動しまくり。アタッキングエリアでも実効性の高い攻撃に苦しむ。スタートポジションは低くても、基本高い位置に上がって攻撃を作る鮪の存在自体がリスクを掛けているわけで、その負の要素が強く出たかな。ただ、少々やらせすぎ。バックラインの個の力で何とか押さえつけて凌いだけど、いつやられてもおかしくない状態。

・前半は序盤がマリ、終盤がふろん太という形でリズムが推移したわけですが、その中でプレビューで書いた4つのポイントに焦点にしたとき、そんなのが必要がないくらいわかりやすい展開だった。どちらにも明確に穴というか、ミスマッチがあって、そこを突く形がとても有効になっていたのかなと。ふろん太の突いたところは言うまでもなく森-平野のサイド。アグレッシブでエネルギッシュな森が完全に主導権を握り、平野は振り回されて見切れない状態が多発。一発目でカードをもらい、その後もフリーランに対して察知が遅れて、どうみてもPKな後ろから引き倒すプレーをしてしまうなど超不安定。本来であればCDFがカバーしたいのだけど、3バックはマギヌンが高い位置を獲って3トップ気味に張って余れないから、なかなか手助けも出来ず、ここの穴がチームにめちゃくちゃ悪影響を与えてた。どうしようもないね、それでもベテランかよ?逆にマリは鮪と中村憲剛の所。このマッチアップは試合通じて多く、もの凄い見応えがあったのだけど、前半に置いては技術はもちろん、球際とかの部分で巧みさを見せたマグロンの判定勝ちだったかな。ここで一枚剥がすことで相手をズラしていたシーンが散見された。が、その後が伴わず。鮪→鰻ラインみたいなのが沢山でたら良かったんだけどねぇ(鮪のスルーパスにうまくアングルを付けて呼び込んだ鰻が抜け出して相澤を抜いたけどオフサイド、佐原は見越して止まってたらしい。エロイな)

・後半の鍵は、どちらが弱点をうまく埋めるような修正をして、ポジティブなことを多く出来るかどうかだと思った。マリの方は左の穴を埋め、軽率なミスを減らし、ポジショニングバランスを整えて、カウンターを発動させないこと。そして崩しの最後の部分のアイデア。ふろん太の方はいかに局面で人数集めて局面打開を防ぐのかという部分と、中村憲剛のパスを使ってシンプルに速く、裏のスペースを突くという狙いをより徹底するってことが必要だったかなぁと思ったり。

・で、それをいち早く形にしたのはふろん太の方。鮪がより高いポジショニングになって攻勢を掛けてきたのをしっかり見極め、ある程度低い位置でブロックを作り、相手の攻撃を受け止める形に。しっかりとパスの出所を塞ぎながらも局所的に人数を集めて打開させず、ボールカットできる所を虎視眈々と狙う。ポゼッションはさせてもイイと言うぐらいの割り切った守備だった。そしてボールを奪ったところで一気に切り替えて、高いラインを獲っているFマリノスディフェンスをカウンターで襲う。その辺の意思統一が成されていたかな。その質の差はほぼ同じぐらいあったフィニッシュシーンに表れていた。ミドルシュートなど相手のラインの前で何とかという崩した形ではないフィニッシュが多かったFマリに対して(後はセット)、カウンターで相手の対応を後手にさせ、目をつぶりたくなるような危険なフィニッシュシーンを作り出すふろん太。ただ、ジュニーニョ、マギヌンが決定力を欠いたこともあって助かる。

・結局両チームとも決め手を欠く形で終盤までスコアが動かず、その中で調子のでないマルケスに代えてオーシが入り、オーシが体を張ってポストを受けたり、ハイボールを落とすことで、再びリズムを少しずつ引き寄せる。相変わらずノッキングとなるシーンが多く、仕掛けもワンパターンで崩しきれなかったが。

・で、問題のシーン。中盤での競り合いで、マリノス側にボールが出るとそのままカウンター。鮪がボールを運び、マツも含めて前には4枚のターゲット。その中で左に開いたマツがフリーとなって、鮪はそこを選択。マツはそのままグラウンダーのクロスを流し込むと、そのボールに坂田、大島が反応。坂田は飛び出しのタイミングが早くて、タイミングが合わず、しかしその後ろに走り込んでいた大島がそのボールに合わせ、ネットを揺すった!沸き上がるアウェースタンド!でも、線審はフラッグを上げていた。手前の坂田が追い越したときに何とかボールに絡もうとしたプレーを関与として、オフサイドの判定。実際坂田がオフサイドというのは紛れもない事実だったので、その後の反応しようとしたプレーがなかったら……とも思うが。覆るはずもなく、ゴールは幻。しかし、これでアウェースタンドは過熱。もの凄い音量でふろん太にプレッシャーを与える。

・これで完全にリズムを取り戻したFマリノスは、攻め続ける時間帯が増え始める。が、ことごとくシュートは枠を獲らず。吉田がワイドオープンでフリーとなりファーを狙ったシーンは角度がきついながら大きなチャンスだった。結局このままスコアは動かず、激しいゲームとなった神奈川ダービーは結果だけ煮えきれない形で終わることになった。

ひとつのプレーが勝負を動かすかも知れない緊張感の中で、結局勝負が付くことはなかったけれど、とても面白いゲームだったとは思います。結果としてはドローが妥当だったのかどうかという部分では、両チームに勝つチャンスがあって、それを両チームとも活かせなかったという意味では妥当だったのかなと。

ただ、中身として見てみると、現在首位を走るフロンターレの方に分があったのは確か。自分たちのやりたいことをより表現出来ていたという面でね。Fマリノスはポゼッションから、山瀬やマグロンを核に連動して崩すことを志向していたけど、崩しにバリエーションが非常に少なく、アイデアもなく。結局閉塞感の中でもがいていただけでふろん太のディフェンスを崩すことは出来ず。去年の3連敗の直接的な要因でもあるカウンター対策という面でも、相手にやらせすぎてしまい、ディフェンスラインの奮闘がなければ、この結果はなかったかな。それに対してフロンターレの方は、ここ数戦では一番の出来。相手が人数を掛けて攻めてくることでスペースを得ていたことはあるけれど、相変わらずの高い意思統一と機能性でカウンターの渦を起こし、数多くのチャンスを作り出していたこと。そして、守備に置いても局面で後手に陥ることもあったが、しっかりとバイタルを消すことで相手に閉塞感を与えていた。この辺はチームの完成度の差だったのかなと。

まあ少しずつチーム状況は良くなってきた訳だから、後は一つずつ出てきた課題を解決していくしかない。一気に全てが好転するもんでもないし。まあ全てに置いて今までと同じ課題といったらそれまでだけど、やはりこの試合で目立ったのはアタッキングサードでの変化という部分。基本多くの選手が攻撃に参加している訳だから(リスクを掛けている)、選択肢は沢山持っているのに、そのリスクを掛けている分の実効性は皆無と言っていい。多くの選手が絡んでいて、選択肢は沢山持っているのだから、後は個々がアイデアを持ち、そして連動し繋げていくと言うことが出来ると良いのかなと。例えば、仕掛けて引きつける。動き出してデコイとなる。そういうアクションと連動する形で次のアクションを起こしていく。基本、失敗しても良いわけだから、とにかくリスクチャレンジの姿勢を持ってやっていってほしいな。

先を見たとき、そしてチームの手応えを確信レベルに変える意味でも、正直勝ち点3が欲しかった。特に首位を走っているチームから奪えたら、チームにとってもポジティブだったんだけどねぇ。まあそれはしょうがないね。引き分け、御の字、なのかなぁ?まあとにかく先を見て、一つ一つ、やっていくしかないね。悲観も楽観もしないよ。ということで今日はここまで。

*以下余談。雨降らなかった!これは本当に良かった。雨準備万端だったけど、やっぱり雨の中のゲームは色々と興を削がれる部分もあるし。

*17:30ぐらいにスタジアムに入ったのだけど、それなりにメインのアウェー側でイイ席が取れた。何でアウェーチケ買わないのか?縦方向は遠近感獲れなくて見づらくて……中盤の攻防が鍵だと思ってたし……。

*喫煙所で山田うどんの人と話す、等々力2万越え3連発はとてもありがたいけど、仕入れの量を超えて、キックオフ前に既に品薄状態だったらしい。ちなみに赤戦の時はもっと凄かったとか。ソーキソバというライバル商品は敵対行為なきがしてならないことはぐっと黙ってた。まあ売れてたみたいでお疲れ様です。僕?スタジアムで飯喰わない派、験が悪いの。験担ぎバンザイ。

*明日は代表戦か、何かオシム節全開な訳ですが、大切なのはピッチでのこと。そういうことを感じられたらなと。

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