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August 31, 2006

複雑なサプライズ -中東遠征、日本代表メンバー発表-

何だか、オシムの選手選考が読めるようで読めなくて、難しい。又驚かされちゃった。素晴らしい気もするし、残念な気もするし、複雑。

AFC Asian Cup 2007 Qualify(中東遠征) 日本代表メンバー

監督:イビチャ・オシム(JFAナショナルコーチングスタッフ)

コーチ:
大熊清
反町康治(以上JFAナショナルコーチングスタッフ)

フィジカルコーチ:里内毅(JFAナショナルコーチングスタッフ)

GKコーチ:加藤好男(JFAナショナルコーチングスタッフ)

GK:
川口能活(ジュビロ)
山岸範宏(レッズ)
西川周作(トリニータ)

DF:
三都主アレサンドロ
坪井慶介
田中マルクス闘莉王(以上レッズ)
加地亮(ガンバ)
駒野友一(サンフレッチェ)

MF:
阿部勇樹
羽生直剛(以上ジェフ)
長谷部誠
鈴木啓太(以上レッズ)
田中隼磨
山瀬功治(以上Fマリノス)
遠藤保仁
二川孝広(以上ガンバ)
中村直志(グランパス)
小林大悟(アルディージャ)
伊野波雅彦(FC東京)
梅崎司(トリニータ)

FW:
巻誠一郎(ジェフ)
我那覇和樹(フロンターレ)
佐藤寿人(サンフレッチェ)
田中達也(レッズ)

Schedule:
9/3(Sun)20:30KickOff/ vs サウジアラビア代表(ジェッダ/サウジアラビア)
9/6(Wed)15:20KickOff/ vs イエメン代表(サナア/イエメン)

JFA

という事で午前中発表で今日出発という強行スケジュールな中東遠征のメンバーが発表されましたね。様々な憶測、予測、希望などがありましたが、このメンバー選考で見える部分としてはオシムは思った以上に初選出メンバーを尊重していること、そして尊重しながらも先を見据えながら刺激を促すような狙いを持っている事、そしてメンバー的なバランスというよりパフォーマンス重視なんだなという事を感じました。

実際、厳しいコンディションの中で2試合をこなすのに又センターバックが2枚な事(ユーティリティ性の高い選手がいるとはいえ)、中盤が妙に厚い事など、「大丈夫?」と思わない部分がない訳じゃない。実際、気候的、環境的に厳しい中でのゲームで何が起こるか分からない中で「備え」のなさというのは正直気になる。ただ、中盤の選ばれた選手達は大体高いパフォーマンスを継続しているし、選ばれた事自体に疑問がない。そういう意味でディフェンスの候補達が中盤の選手達を蹴落とせなかったという事なのかなと。まああくまで僕の解釈に過ぎないけど。

で、その中で初選出の選手達。正直、びっくりした。ただ、とにかく選ばれたわけでおめでとうですな。じゃあ各選手評。

西川君に関しては、何を置いても選んで欲しかったので、非常に満足。クラブでのパフォーマンスに置いても、将来性に置いても、彼は成長していって欲しいし、多少の優遇はあっても良いかなと思ってたから。もの凄い経験を持っている能活の近くで沢山練習し、話し、様々な事を吸収して欲しいし、もちろん後ろに並ぶだけじゃなく競争してピッチに立てるように野心丸出しでやっていって欲しいな。サイズはないけど、近距離反応の良さ、判断の良さ(飛び出し、ハイボールとかね)、フィードの精度はそういうディスアドバンテージを補って余りある質の高さを持っていると思う。

で、二川。まあガンバな人から見れば「ようやく……」という感慨もあるかも?視野の広さ、狙い所、そしてオン・ザ・ボールのスキルと抜群のセンスを感じさせるプレー、サイドもこなすように運動量的にも多い方。そういう意味でオシムたんのお眼鏡に適って激しい競争に食い込んできたのかなと。柔軟性のある選手だと思うし、切り札的な使われ方をしたら面白いかなぁと思う。エスプリの効いた局面を変えるプレーが出来るからね。

梅崎君はまずアジアユース、そして一世代上のU21の方で、と思ってたから、この「二階級特進」は少々驚き。まだそんなに数多く見てはいないけど(数えても12~13試合ぐらいだと思う)、機動力と積極性に溢れていて、技術的にも高い。飛び出し、仕掛けるプレー、ミドルレンジから狙うというのを躊躇なくがんがん出来るというのが個人的に魅力に映ったかな。もちろん機動力のある選手だから動く範囲も広い。シャムスカ学園出身で様々なモノを植え付けられているだろうけど、それにオシムメソッドが加わる事で彼がどのようなプレーをするのかは非常に興味深い。彼の成長は下の世代にとっても尊いモノだと思うし、頑張って欲しいな。競争は激しいけどね。それとトリニータな皆さん、クラブ初の代表選出おめでとう!、という事も付け加えておかなきゃね。それだけの素晴らしいパフォーマンスを示しているし、決してサプライズや将来性だけの選出じゃない、妥当な判断だと思いますよ。

最後、伊野波ね。これは本当にびっくりした。監督が替わってからはポジションを失っていたし(スクランブル的な形で出てはいるけど)、特別高いパフォーマンスを示していたのかわからないけど、まあ大熊さんや反さんが推したのかな。守備的なユーティリティとしては面白い存在。アンカー的なポジション、右サイドバック、そしてセンターバックとそつなくこなせる選手で、オシム好みの「水を運ぶ」選手だと思うから、そういう部分で評価されていたのかな。U21世代では現状中核を担っているし、彼も成長していって欲しいという期待の表れかな?まあこの選手層だとチャンスが得れる可能性は高いと思うし頑張ってほしいな。

まあこういうめでたい人たちの裏では選ばれなかった選手達もいるわけで。まあマスコミの先走りとも言えるけど、山岸智、坂本將貴、石川直宏、中村憲剛、山口智、岩政大樹など、入るかもと?といった選手は今のメンバーの信頼を越えるほどのインパクトを残せなかった、もしくはお眼鏡に適わなかったという事なのかな。この辺はイマイチ見えないね。特にここのところ「猛アピール」ってな感じでもの凄いハイパフォーマンスを示していた中村憲剛、ナオに関してはもの凄く残念。見てみたかったし、一度呼んであげても良かったと思う。才能はもちろんのこと、チームに新しい可能性を付随出来る選手だと思ったからね。てゆうか、こういうパフォーマンスをしてて呼ばれないとなると「道、閉ざされてるんじゃないの?」と思っちゃってもおかしくないし。まあ、それでモチベーションががくっと落ちるという事はないだろうけど、それがハイパフォーマンスの一因になってた事は否めないし。凄い残念。

*中村憲剛は長谷部、遠藤といった特徴を似ている選手との兼ね合いなのかな。しかも、オシムは、ボランチの所を阿部や鈴木啓太と言った守備を高いレベルで出来る選手を起用していた側面もあるから、彼にまでおはちが回らないのかな。ここのところのパフォーマンスを見てると、本当に素晴らしかったんだけどねぇ。やっぱり守備の拙さ、というのがあるのかねぇ。ここのところのパフォーマンスで選ぶのなら、長谷部より絶対に中村憲剛だけどね。まあ後は継続性なのか、タイプなのか。腐らずに頑張って欲しいな。代表に選ばれてないけど、素晴らしい選手な事に変わりはないわけだから。

*ナオに関しては、今はアレックスを左の高い位置に置いて使っているけど、それを右サイドに持ってくるという意味でナオの存在は活きると思うのだけどねぇ。羽生や山瀬、小林大悟、中村直志と左右問わないしねぇ。ここのところの開放的なパフォーマンスは非常に良かったし、実効力も高かったから、選んで欲しかった。オプションの拡充という意味ではナオは見てみたかったかな。隼磨との縦ラインが見たかった……。

まあ全ての人が満足する選考はないし、枠は限られていて、選考者の思惑もあるから、どうしても仕方ない事なんだけどさ。個人的な思い入れもあってね。書いちゃいました。

AFCアジアカップカップ2007予選大会、日本代表メンバー発表(Fマリノスオフィシャル)

で、Fマリノスから隼磨と功治が選出。功治はここ2戦もうとんでもない事になってトップフォームを取り戻した感があるし、隼磨も昨日はらしさ全開だったし、選ばれて然るべきかな。おめ。坂田は残念だけど、ここのところ出場機会は限られてたし、正直ポジショニングの意識とか、実効度の高いプレーの頻度という部分で、田中達也や佐藤寿人と比べると少々劣る部分があったので仕方ないかな。そういう選手から学んでよりよい選手になって、これから又選ばれるように精進して欲しいな。勇蔵はここのところ良かったんだけどなぁ、もう見切られちゃってるのかな。まあ選ばれた二人には中東アウェイというという厳しい経験を機に更なるスケールアップの糧として欲しいな。おめでとう。頑張れ。

というのは表向き。本音↓

*オシム空気嫁よ、バカバカバカ。隼磨と功治を何で連れてくんだよー。ナビスコだって重要な公式戦だろ(オシムは結構ナビ軽視の側面あるけどさ)てゆうか、連れて行ったってプライオリティ高いのははにゅ~だろ?加地さんでしょ?じゃあ「ナビスコもあるししょうがねーな」という風にはならないんだよ?てゆうか、マリから連れてくなら、鹿島の選手もがっつり連れてけよー。岩政や新井場どころかアレミネとかファビオ・サントスも連行しろよー(←本末転倒)これで鹿島に負けたら(特にアウェーゴールの差とか)恨んでやるんだから!

唾を吐くなと示唆されながらも唾を吐く僕は悪い子です。という事ですっきり。まあ代表の成長が日本のサッカー界に更なる好影響を与えるという事をぶち上げたんだから、選手に沢山の刺激を与えて、成長を促進させて欲しいな。この発言にはそういう責任があると思うし。とにかく、厳しいゲームになると思うけど、こういう経験を積み重ねて、良いチーム、勝てるチームになるための糧としてほしいですな。という事でここまで。

*ここのところ、アジアの現実的な戦いと、オシムの提唱するリスクチャレンジ溢れるサッカーの相性ってどうなんだろうなぁー、と考えたりしてます。まあそれは少しこのサウジ戦、イエメン戦で見えるかなという気がするけど。チームを作り上げる時間を考えたら、余り猶予はなく突き進むしかないけれど、世界を見据えながらアジアを戦うという難しさという部分もあると思うし、結果を重視すべき中で内容を充実させるサッカーというのは齟齬になる気がするんだよね。もちろん、内容充実させながら、やりたい事をして勝てればそれで良いのだけど、ジェフのサッカーを見てると少々不安だったりする。

*まあ書くかどうかは分からないけどね。今はFマリちゃんで精一杯。

*てゆうか、速報でやる事もなかったかな、忙しいのに。

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Link!@J1 第21節 Fマリノス vs ヴァンフォーレ

連勝!連勝!連勝!

京都戦とは趣の異なる難しいゲームだったけど、素晴らしい集中力とディフェンス、カウンターと、びりびり痺れた。楽しく意欲的にプレーする、一人一人が持てる力を発揮する、こういう事がリンクすれば、勝てるというのを見せてもらいましたよ。

2006 J.League Division1 第21節

Fマリノス 3-0 ヴァンフォーレ @ 三ツ沢球技場「Link!」
F.Marinos:12'OwnGoal 32'田中隼磨 82'p松田直樹

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也"安定継続"、DF栗原勇蔵"90点差し上げる"、松田直樹"95点差し上げる"、那須大亮、MF中西永輔(→71'吉田孝行)、上野良治"攻守にGJ"、田中隼磨"運動量は魔法の力"、ドゥトラ、奥大介(29'黄×2=赤)、山瀬功治"頼りになりすぎて困る"(→86'平野孝)、FW久保竜彦"速い、高い、強い、信じて良いかな?"(→87'大島秀夫)

ヴァンフォーレスタメン:GK阿部謙作、DF杉山新、アライール、ビジュ、山本英臣"ごちそうさまでした"、MF林健太郎(→46'茂原岳人)、藤田健、石原克哉、FW山崎光太郎(→77'鶴見智美)、バレー、大西容平(→65'須藤大輔)、

降ったり止んだりの不安定な気候、何とか耐えていた空はキックオフ前にぽつぽつと落ちてきたけど、試合中に何とか持ち直した。そんな感じの空模様なので客足は大宮戦に比べると少々鈍かったが、それでも夏休み最後のJ、試合前に自由席はほとんどが埋まり、三ツ沢には多くの人が駆けつけた。

そんな水沼Fマリノスのホーム初戦、中二日という厳しい日程の中で入れ替えも考えられたが、出場停止の河合以外は同じスタメン、河合の穴は選択肢が限られる中でエースケが埋める事に(鮪は怪我かな?色々と大変なみたいだけど頑張れ!待ってるよ!)良治たんとのボランチコンビはCSを思い起こさせる。ヴァンフォーレの方は前回対戦でロスタイム弾を見舞われた憎きバレー、右サイドの仕掛け人杉山がスタメンに名を連ねたところが前節からの変更点かな。

前半

立ち上がり集中力を欠いたのか、なかなかボールが回らず、弱いパスやミスパスをインターセプトされて一気にリズムを持って行かれたFマリノスはヴァンフォーレの攻勢を受ける形に。両チームのシステム的な兼ね合いに置いてサイドで非常に難しい対応を迫られ、ここが苦しいために両サイドも低い位置に押し込まれる事が多かった。

何とか凌ぐ形で時計を進めようとするが、なかなかリズムを変えられず苦しい時間が続く。何とかDF陣が踏ん張って失点を逃れていると、思わぬ形で先制点がもたらされる。左サイドバックの山本が放ったバックパスが阿部からズレ、ゴールへ転がる。何とかカバーしようとしたモノの間に合わず、嘘?まじ?入っちゃったよー。ありがたやーありがたやー。もしかしてシュート一本も打ってないんじゃとか思いながら、何とも珍しい形で欲しかった先制点を手に入れた。
*まあやってしまった事を愚痴愚痴言うのはあれだけど、バックパスというのは普通はゴールを外して行うモノ、こういう事があった時に枠にボールが行かないように。それがセオリー。まあミスは仕方ないけれど、こういう部分が無意識的とはいえお粗末だったかな。

ラッキーな形で先制点を得たFマリノスですが、ミスも減らず、なかなか攻撃にも出れずと、リズムは戻らない。その中で大ちゃんがアプローチに穴が空いたところを埋めようと猛然と走って山本にタックル行くと、これがラフプレーと判定されこの日2枚目のイエローで退場(一枚目はクロスに合わせようとして手が出て故意と見なされもらった)リードをもらったが数的不利ももらってしまって、ラッキーは消えてしまったかに思われた。しかし、そこでこの日非常に動きにキレを見せていた久保のプレーがゴールを呼ぶ。

カウンターの展開から左サイド久保にパスが出ると、鼻先巧みにアライールをかわしてオープンスペースを突き進む。ヴァンフォーレディフェンスは久保に対して注意が向き、そうすると久保は後方から押し上げてきた上野へ横パス。それを受けた上野はセンターは薄くシュートも狙える状態だったが、その中でタイミングを計りながら選んだ選択肢は右サイド、一気に駆け上がってきた隼磨の元へ。隼磨は完全フリー、落ち着いて右足一閃、ファーサイドネットにしっかりと沈めて、追加点!久保の感覚的な鋭さ、柔らかさが活きる形で局面打開、このプレーに尽きますわ。この日、これ以外にもロングボールを競ったり、楔を受けたり、サイドに流れてスペースに出ていったりと、1トップとしてとても大きな存在感を示していたわけだけど、このプレーは本当に久保らしい柔らかくてしなやかで"肉食獣"を思わせるドリブルだった。良治たんも、隼磨もこれに反応して長い距離を走ってレシーバーとなり、しっかりと得点という形に仕上げたのも、言うまでもなくもちろん見事。隼磨のシュートはいつも意識しているような低くコースをしっかりと捉えた良いシュートだったね。
*これに加えてもちろん山瀬もアタッキングエリアに入り、デコイとなっていた(左サイドでボールを呼んでた)良治たん、右使え右使え、と叫んでごめん。わかっててタイミングを計ってたんだよね。

決してリズムは良くなく、数的不利まで負っているのに、2点のアドバンテージを得ている事に流れが変わった事を改めて感じた前半はこのまま。

後半

2点ビハインドのヴァンフォーレは、アンカーの林に代えて豊富な運動量が魅力の茂原を投入、これに従って藤田が一列下がりアンカーに、茂原が2列目に。数的不利な状況もあって、どうしてもポゼッションを支配され、序盤は茂原が様々なところに顔を出し、そこにアンカーが絡んでくると枚数が足りなくなるような形も見えたが、徐々に甲府の攻撃に耐性が出来てきたのか守備は安定。バレーに対してはほぼマツが完全に抑え、勇蔵・那須も安定。バックラインが隙を与えなかった事で、甲府の攻撃を封殺。そうなると、ミドルレンジからのシュートというかたちになるが、これは達也がミスなく凌いでと、攻められているが失点の危険性は減っていたと言える。

その中で相手が前が掛かりでリスクを掛けて来ていたという事もあって、大きなスペースを速い切り替えで使っていく事で、カウンターに出れるシーンが。トップにシンプルに送って、そこから山瀬や久保の卓越した技術を前に出す事で局面を打開していく形、上野や隼磨など切り替えの意識の高い選手が受け手となり(上野は媒介としてとても良いアクセントとなっていた)、そこから後ろから押し上げて飛び出していく形などが目立つ。しかし、フィニッシュに繋がったシーンは少なく、この辺はまだまだというところだったのかも(虎のアーリーから久保のヘッドぐらいだったかなぁ)

ヴァンフォーレが攻め、Fマリノスが凌ぎカウンターを狙うという展開の中で時計が進む。大西に代え須藤をを入れ、更に攻勢を強めようとするヴァンフォーレに対し、ミスもあったが時間と共にハードなディフェンスで体を張っていた中西に代え吉田を投入したFマリノス(難しい判断だったと思うんだよね、天野を使うには少々難しい展開、運動量よりもポジショニング感覚とディフェンス力が必要。でもそれを出来る駒がない。その中で天野でも良かったのだろうけど、経験があって走れる吉田に賭けたような采配だった。動かないのも又選択肢の一つだと思ったけど思い切ったなぁと思った)、しかし交代策とは違った形でゲームが動く。ボールを奪った後、スペースを見いだして一気に縦に突き進んだ隼磨に対し、石原が後ろから隼磨を引き倒す形に。これに対して石原に対して2枚目のイエローで退場、10vs10、再びの数的同数になる。
*これ最初、一発レッドかと思った。イエロー出してたよね、そりゃそうだ。あれで一発赤はねぇ。

これで、中盤が薄くなり、バランスの悪くなったヴァンフォーレの攻勢が弱まり(結局3トップを崩して鶴見を入れバランスを取りに行った訳で、Fマリノスにとっては楽になった)、イーブンな展開に推移。その中でこれまた運に恵まれ、山瀬が山本のハンドを誘ってPK判定、これをこの日出色のパフォーマンスでディフェンスを支え続けたマツが決めて、勝負あり。終盤体力的な限界が来たのかさぼりプレーから危ういピンチを迎えたりしたモノの、これも凌いで無失点で締め、3-0。運と我慢と個々の力がリンクする形で、2連勝を飾った。

この勝利の内訳としては一番大きな要素は運に恵まれたことであり、それは否めませんが、良いパフォーマンスを見せた選手がいて、最後まで集中を保って我慢し続けたディフェンスや現状を把握した上で意思統一の元繰り出されたカウンターなど、特筆すべきモノも多く、決して実りのない勝利ではないのかなと。てゆうか、一週間前の状況を考えれば運に恵まれている事は流れが良くなっている証拠だと思うし、現状では何よりも勝利を重ねて自信回復していく事が唯一のチームの蘇生法という事を考えれば、勝った事だけで今は充分。てゆうか、内容がどうであろうと気持ち良くて甘美な勝利の味は変わらないしね。

致命的とも言えるミスが続いた序盤に一気にがたがたした事を見ても、まだまだチームが完全に復調したとは言えませんが、今日に関しては本当にディフェンスが良かった。劣勢の中で両サイドが押し下げられ、特に左サイドは苦しい対応を強いられたわけですが(上記の通りシステム的なかみ合わせの悪さがあったのかなと。普通に並べてみればわかるけど、余れる状態が作りづらく、柔軟にカバーしながら穴を埋めていくという事が出来ないから、一枚かわされたり、変化を付けられたりするとどうしても苦しい状態になってしまう)、そこで劣勢にされても中では絶対にマークをずらさずにやらせないという集中力を感じ、時間と共にブロックをしっかりと形成して相手に時間とスペースを与えないという形が出来て、安定していったように見えました。

特にマツはこの日出色の出来でバレーのマーカーを勤めながら(ほぼパーフェクトかな、前後半で1回ずつクロスに対してのニアへの動き出しに窮した部分はあったけど。後は須藤に代わった時に少々とまどいが見えたぐらい)マークを捨ててクロス対応に行ったり、、前に出て潰しに行ったりと、苦しい状態の続くチームのディフェンスに置いて大きな存在感を示していました。。又、勇蔵(ミスが減って安定してきたね、ボールホールド以外)、那須(良く後半は立て直した)、上野(良いポジショニングは巧)といった選手の出来も非常に良く、「大丈夫!」と思えるシーンが多かった事を見ても、攻められながらも安定していたのかなと。

後はやっぱり久保と功治かな。彼らが前線で走り回り、脅威となってくれていた事でチームは息継ぎ出来たし、可能性というモノを最後まで感じさせてくれた。実際、彼らの個人能力に寄るところも多いのだけど、それだけの力を持つ選手。その選手達が持つ力を発揮してくれている事でチームの力となってくれているという事が大きいのかなと。このチームは能力のある選手が多く、そんな選手達が一人一人が良いパフォーマンスをして、それがチーム力として繋がっていけば弱いはずはないわけで、それが遅まきながら今回の刺激で出来るようになってきたのかなと言うのを感じられました。まあ、改善すべき所は沢山あるけど、ね。

じゃあ、この試合もとても気分良くさせてもらったので選手評なんかやっちゃおうかな。

榎本達也→良いよー、安定してきた。判断ミスはほぼなし、キャッチミスもなし、キックミスは数回あったけど、気になるものでもなく。攻められている展開の中で集中力を高く持続し続けている事、◎。

栗原勇蔵→上記の通り、集中力高くしっかりと締めた。勇蔵のサイドにいた山崎がほとんど仕事をしていない事を見ても、勇蔵の仕事ぶりが良かった事が伺える。良いカバーもあったし、ヘッドの競り合いでも強さを見せと、言う事なし。攻撃面では積極性と狙い所の良さは良い、後は精度。まあ一朝一夕には行かないか。

松田直樹→とにかく素晴らしかった。前節の迷いみたいなモノがほとんど感じられず、バレー封じ、ディフェンスのオーガナイズ、前へのアプローチと本当に素晴らしかった。特にマークを捨てる時としっかりと付いていく時の判断が素晴らしい。攻め上がりも無理なモノはなく、本当に言う事なし。前節のゲームでマツに7.0を付けてたエルゴラはこの試合何点付けるのだろう?あのゲームで7.0なら、8.5ぐらいになっちゃうのでは?PKもナイッシュー。

那須大亮→前半は本当に苦労してた。大西が流れ、杉山がオーバーラップしてきて、藤田が空いたスペースを突いてくる。その中で、虎やエースケとうまく守り切れてはいなかったかな。ただ、後半は持ち直して、しっかりと守備ブロックの一員として堅陣の一翼を担っていたと思う。ビルドアップばたばたしない。

中西永輔→ミスが多く、ディフェンスも粗く、少々不安だったのだけど、時間と共に持ち直した、かな?まあ久々だし、試合勘の問題もあったけど、少々不満の残る出来。まあ守備に関しては本当に体を張って頑張ってくれていたけど、もう少しかな……。

上野良治→スペースをケアする事、バランスを取る事、相手を捕まえる事、という部分で難しいタスクを担いながらも攻守両面でのびのびとプレーしていた印象。守備は相変わらずポジショニングの良さに尽きる。突っついたり、カットしたりと、良いボール奪取が多かったけどポジショニングの良さあってこそ。攻撃面では切り替えの意識が高く非常に気の利く動きを見せていた事とその中でエスプリの効くプレーを付随させていた事、そこに運動量も必要な分だけあってと、良い内容。MOM選ぶなら良治たんとマツで迷っちゃうな。ここ2戦本当に楽しそうにプレーしていると思う。

田中隼磨→ナイスゴール!決めた事も素晴らしいけど、あそこまで走っていた事に価値がある。ゴールシーンだけじゃなく、何本も長い距離のランニングがあったり、カウンターに繋がるドリブルがあったりと、本当に頼もしくなったなぁと思った。虎の出来が良くない中で、右サイドで走り回って存在感を見せてくれていたことにじんときた。世代交代、ってやつなのかなぁ。

ドゥトラ→今日は及第点以下。局面での対応、仕掛けとちょっとやばい出来。ただ、後任はいない。ここは、本当に考えなきゃいけないポジションだよなー。まだ終わってないよね?頑張って!

奥大介→大ちゃんが退場ねぇ、てゆうか2試合で3枚は多いかな。しかも2枚はいらないカードだしねぇ(厳しい判定だけど)鹿戦いないの痛いよー。とにかくこの試合に関してはチームメイトに感謝だね。

山瀬功治→運動量、守備貢献、局面打開力、その実効度が余りに高い事を考えると頭が上がりません。もはや功治のチームといっても良いぐらいの存在感だよねぇ。代表、呼ばれちゃうよな……、功治がいないチームがどうなるのかは未知数なだけに何とか踏みとどまってくれないか、オシムたん。それにしても良い時こそ怖いのが怪我。いつまで経ってもこの不安は続いていくのかな……。

久保竜彦→凄い事になってた。体のキレがもの凄い良かったのか、非常に体が動いていて高くて、速くて、しなかなプレーで起点を見せてくれた。上にも書いたけど、感覚的にも鋭くて、ドリブル、動き出しと本当に良いね。本格復活、信じて良いかな?

途中交代

吉田孝行→本来の役割とは違う中で求められる分ぐらいは頑張っていたし(守備が拙い部分は仕方ないかな、サボってなかったのは良い)、動きの幅の広さを見せて攻撃でも存在感は見せた。後はその先、その実効力。精度と思い切り、かな。迷いなく、タイミング良く、パスを出すなり、フィニッシュするなりしてほしいな。後一歩なのよ。

平野孝→同じく中途半端、良い動き出しをしたりして、時間が短い割に良い形を引き出していたけど、時間が掛かってクロスを上げきれなかったりして不意にしているのは本当にもったいない。あのシーンは弾丸シュートでぶち抜けよ!信頼されてるんだから信頼に応えてよ(僕はふろん太戦のあれを見てほとんど信頼してないが)←あっ

大島秀夫→見せ場なし。

水沼貴史→ディフェンスはより安定志向を求めてブロック形成に力を入れてきているのかな。まあ結果を出すための現実志向としては悪くないと思う。とにかくこの雰囲気を継続しながら、細かな部分を詰めていく事。ミスに関しては厳しく見ていって欲しいなー。まあサッカーはミスゲームだけど、軽率なミスが多いしね。後はあのカウンターの実効度を上げたいね。とにかく2連勝おめ!あり!

という事でこの辺かな。まあ、この2戦の手応えを得て、鹿島戦だね。これで今の勢いが本物かどうかが試されるゲームだし、ナビスコというタイトルに向けて重要なゲームというのは言うまでもない事。重々承知だろうけどアウェーゲームでゴール含めて先に繋がる結果を残すことがどれだけ大きな事は言うまでもないでしょ。とにかく、勢い、乗ってけ!はぁ、気持ちいいね。という事で今日はここまで。

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August 28, 2006

Fun of Football!@J1 第20節 パープルサンガ vs Fマリノス

凄い楽しそうにサッカーしてたことに、ぐっと来た。

フラストレーションのたまる試合と結果の連続、遠のく上位、迫る下位、岡ちゃんの辞任というショック、水沼さんの初戦という意義、様々な側面に置いてプレッシャーの掛かる一戦だったけど、選手達がそのプレッシャーを受け止めながらも、ピッチで数々の選手が笑顔を見せる。

楽な展開になったというのはあるにしても、選手達がサッカーを楽しんでプレー出来てるというのは、良いプレーが出来ている、納得出来ているプレーが出来ているという証明かも知れない。

水沼さんが強調していた「雰囲気だけでもポジティブに」というのはチームに十分浸透していた。細かいことは後で良い、とにかく今は前を向いて、そうでしょ?岡ちゃん。

2006 J.League Division1 第20節

パープルサンガ 0-4 Fマリノス @ 西京極総合運動公園陸上競技場「Fun of Football!」
F.Marinos:31'久保竜彦 51'&78'山瀬功治 59'奥大介

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵、松田直樹、那須大亮、MF河合竜二"祝ゆりかご、おみやげにカレー券"、上野良治"笑顔萌え"、田中隼磨(→89'塩川岳人)、ドゥトラ、奥大介"祝復帰"、山瀬功治"真のNo.10"、FW久保竜彦"もっと、もっと!"(→73'大島秀夫)

サンガスタメン:GK西村弘司、DF角田誠(→56'渡辺大剛)、登尾顕徳、手島和希、児玉新、MF米田兼一郎(→73'中山博貴)、斉藤大介、加藤大志、中払大介、FW松田正俊(→35'林丈統)、パウリーニョ

前節アルディージャにロスタイムでの逆転負けを喫し、3年8ヶ月の岡田体制が終焉を迎えたFマリノスは、水沼コーチを監督に昇格させ、この急場を凌ぐことに。そんな水沼Fマリノスの初戦、停滞・閉塞したチームを改善出来るのか、そこに最大の注目が集まった。

両チームのスタメン、Fマリノスの最大の変更点は前線のトライアングル、2トップにトップ下という形から久保をトップ、その後ろに山瀬と奥を並べるという形に。奥は久々の公式戦スタメン、久保とのホットライン再形成に期待が掛かる。又、これまで攻撃の核として起用してきたマグロンを外し(コンディション不良と戦術的判断両方絡んでいるかな)、河合と上野のボランチコンビに。左サイドのストッパーには那須を据え、現状維持を考えながらも、色々と水沼監督の意志を感じるメンバー構成になった。サンガの方は、新外国人選手アンドレ、正GKの平井が怪我でスタメンを外れ、その代わりにGKには西村、トップはパウリーニョと松田の2トップという形に。それ以外は大きく変更点はなし。

前半

昼過ぎに降った大雨がピッチをぬらし、スリッピーな状況の中で積極的に出たのは、Fマリノス。まだまだ状況が変わったわけではなく、ボールを保持しながらも崩せない展開が続いたが、それでも山瀬がドリブルで仕掛けたり(らしいドリブルで相手ディフェンスを切り崩していた)、ボランチが前に出てボールに絡もうとしたり、両サイドが高い位置に張り出したりと、積極的なプレー関与の意識と前への姿勢を感じる。その中でも最大の変更点でもあった奥のスタメン起用により、久保の動き出しを察知してスルーパスで裏を狙わせるようなプレーが多くなった。

しかし、その積極的な姿勢も実らず(楔は久保の反応と出し手の意思疎通が獲れておらずにオフサイドトラップに掛かる事が多く、裏を狙うプレーはらしい動き出しはあるモノのパス精度が伴わず)、相変わらず守る相手を崩せない。時間と共にサンガが落ち着いてからはミスでボールを失ってカウンターを浴びたり、ボランチにプレッシャーが掛からないこともあって幅のある展開から右サイド加藤大志の突破などから危ないシーンも。パウリーニョの強烈な左足は肝を冷やした。

徐々に京都ペースかという展開の中で時間が推移、しかしその中で新しいトライアングルが機能する形で先制点が!速い攻撃の中でセンターライン付近で隼磨が中へ浮き球のパスを送ると(多分ターゲットは久保だったかな?)、そのパスをショートカットするかの如く奥が胸で収め、相手ともつれたところを山瀬がサポート、そのまま前に突っかけるとサンガディフェンスは山瀬に集中、それを感じてうまくディフェンスのいない方へ回るようなダイヤゴナルランをした久保が完全フリーに!山瀬は引きつけながら久保の走り込むタイミングに合わせて流し、久保は落ち着いて左足インサイドで西村を抜いた!相手の守備組織を崩す奥のアクセントプレー、山瀬の仕掛けの意識、そして久保のセンスある動きと決定力、この3つがリンクした先制点だった。水沼監督の狙いが的中した形だったのかな。

この後、パフォーマンス・イエロー両方の側面でイマイチだった松田(京都のね)に代え林が入り、その林に捕まえにくいポジションから飛び出されてピンチになったりしたモノの何とか凌ぐ形で、前半終了。0-1で折り返す。

後半

次のゴールが大きなファクターを握る中で、京都が積極的に前に出てくるが(中払はやばかったかな)、前に出てきて生まれるスペースを山瀬が局面打開して使う事で効果的な形を作るFマリノス。左サイドをドゥトラとのコンビで破り、アーリークロスを送り込むとこれがCKに繋がり、これが追加点に。ドゥトラのキックは中に合わなかったモノの流れたところを上野がフォロー、フェイクを交えてエンドライン際まで切れ込み中に流し込むとディフェンスとGKが交錯するような形でクリアされるが、そのこぼれ球に反応したのは山瀬、GKが何とかポジションを修正しようと左に寄った逆を突いて強烈なボレーで右に叩き込んで2点目!欲しいところでこういうセットプレーを活かせたことなど、流れが変わった事を感じさせられるプレー、普段なら安易に折り返してもおかしくないシーンで切れ込んだ良治たんの積極的なドリブル、好パフォーマンスを続けていた山瀬の落ち着いた見事なボレー、非常に価値あるゴールだった。このゴール後、ずーっとお預けだった河合の赤ちゃん誕生を祝うゆりかご発動、ここでも笑顔笑顔笑顔。

これで完全に解放されたFマリノスは、勢いの落ちた京都の攻撃をはね返し、速い攻撃で襲う。なかなか楔が収まらなかったり、加速出来ない側面もあって無駄にしてしまうシーンもあったが、それでも加速出来れば良い形が生まれ、その形からドゥトラのアーリークロスがファーに飛ぶと、それを対応しようとした米田の手に当たって有無を言わさずPK。運も向いてきた。これを職人大ちゃんが沈めて3点目……と書きたいところだったが、落ち着いて沈めた1本目はキックより早くエリアに入ってしまったという事で取り消し、2本目も同じようなコースに蹴ったがこれは西村にセーブされてしまう。こぼれ球を奥、久保が詰めたが押し込めず、逃したかに思われたがそのこぼれを山瀬がフォロー、苦しい体制から打つとこれがつっこんで倒れていた奥に当たり弾んでゴールに吸い込まれた。山瀬のゴールではなく奥のゴールに変更になったがとにかく3点目、これで勝負は決まった。

この後、運動量の落ちた奥、久保を下げ、坂田、大島を投入し、その二人が絡む形でもう一点。右サイドに送り込まれたフィードを大島が競りながら後ろに流すと、これに反応したのは坂田、1vs1になって仕掛けるかというところで後ろから山瀬が長い距離を猛然と走り込み、これを坂田は簡単に使った。山瀬はこの勢いのままボックス内に突入、そのまま右足を振り抜くと、西村のニアを抜き(この時点では)ハット達成!盛り上がるアウェイなマリサポ。山瀬は看板の隙間を抜けてサポに駆け寄りガッツポーズ。なのにちょっと照れ屋さん。

この後少々緩んだ部分だったり、余計なカードを頂戴したりしたモノの(河合出場停止じゃん)何とか無失点で締め、水沼Fマリノス初陣は思っても見ない快勝で「今日も京都は4失点」な京都を破った。

山瀬のハイパフォーマンスに引っ張られた感じもあったけど、とにもかくにもチームの雰囲気・意識が変わったということが感じられ、水沼さんがやろうとしていたことがポジティブに反映されたゲームだった。京都が思った以上に酷かったというのも勘定に入れなければならないが、前節までの事を考えればそれはこちらも同じ事。とにかく積極的なプレーでこれまで纏っていた閉塞感・停滞感を振り払えた訳で、大きな意味を持つ一勝だと思います。

まあ細かい事を書けば、積極的なプレーをしようという裏で、中盤でのブロック形成とアプローチの相互関係、それを埋めるべきセンターバックの中途半端で躊躇を伴うプレー、チームとしてのプレッシングの不徹底、ピッチ状況はあるにしても雑なプレーによるミスの多発、点差が開いた後の緩くなったプレーなど、気になる部分は沢山あった。でも、そんなところまで詰め切れるほどの時間はなかったわけだし、この連戦が終わるまでは個人的に致し方なしを思っているので、ね。まあ、こういう課題を今は修正出来なくとも、しっかりと共有してこれからの糧としていってくれれば。

まあとにかくもの凄い気分が良いので、選手評なんかやっちゃおうかな。

榎本達也→バランスが悪く、少々不安の残るディフェンスを最後方から支えた。ピッチ状況が悪い中でミスなく凌ぎきり、無失点の立役者に。正直GK代えるのかなーって思ってたけど信頼に応えたね。

栗原勇蔵→ディフェンスラインの中で一番安定感があり、しっかりとこなした印象。速いし強いんだから、積極的にプレーしていけばよい部分が出る。出て行ける時は積極的に出て行ってたし、充分及第点。FKは封印。

松田直樹→組織的に不安定な中で何とか締めて欲しい部分もあったが、迷いが出た。中途半端なポジショニングとアプローチが目立って、余り良いプレーとは言えなかったかな。後は、終盤のオーバーラップもいらない。勝ってるんだし。とにかく恐ろしいぐらい大きな影響力があるのだからふらふらしない。出来るの知ってるからこそ求めるところは高いよ。

那須大亮→ばたばたしない。落ち着けばいいプレーが出来るのだから。特にビルドアップ。大丈夫だから、とにかくしっかりとボールを収めてどんどん動かす。ディフェンスは積極的なアプローチが目立ったが、虎がやられていたところのカバーの意識が欲しかった。

河合竜二→同じく、ばたばたしない。積極的なプレー姿勢は評価してるけど、繋ぎが雑なのと、逡巡するシーンが多い。普通に繋ぐ時は丁寧という意識を持って。狙いは大胆、そのチャレンジでのミスはOK。ディフェンスに関しても余り良くない。一人が出ていったら、ずれて埋めるとかね。周囲との関係性を考えながら、頑張るだけじゃなくてね。基本的に戦う事や頑張る事は出来る選手だからそこに冷静な判断が欲しい。カードもったいなかったなー。ゆりかごおめ。

上野良治→あのロングシュートを狙った後の満面の笑みに萌え。この日もポジショニングの良さを感じるプレーはあったけど、河合同様関係性がイマイチでファイトオーバーがバランスを崩すようなプレーにもなっていた感。戦術眼のある選手だから、自らが動くだけでなく周囲を動かしてよりよい関係性を作りたい。バックパスも少なく、この辺は本領発揮かな。

田中隼磨→少々消化不良気味だったけど、徐々にうまくなってるんだなぁと改めて感じた。狭いプレースペースでも、落ち着いてキープしたり、仕掛けて抜いていったりと最近は充実したプレーをしているかな。もっと、ポジショニングの意識を高く持ってスペースに抜けて受けるような動きがあるとよりよいかな。フリーランに対して、ウォッチせず最後まで。児玉(かな?)が抜けていって、アーって言うのが一回。まあ及第点なんだけどね。

ドゥトラ→加藤大志に結構ちんちんにされてたのがショックだったけど、それでも後半は持ち直した。低いポジションからでもポジショニングの良さはさすがなんだよなー。山瀬との関係性も良く、シンプルながら実効力を保ってた。サイドチェンジももっと見たいかな、隼磨は結構フリーになってるシーンも多いし。狭い展開になった時には効果的。

奥大介→まあ、プレーを落ち着かせるという点と、狙いの良さは相変わらず。その質はそんなに高くなくて、久保とのホットラインも繋がらずじまいだったけど、まあ復帰戦だし余り高いところを求めるつもりなし。PKは初めてストップされた?でも結果ゴールになったし良かった良かったって感じ?へばるの早かったけど、連戦大丈夫かな。

山瀬功治→もういうことなし。動きの量、仕掛けの質、フリーランのセンス、シュートの精度と落ち着き、全てが揃って出色のパフォーマンスだった。ここまで「仕掛けがもう少しかなー」って書いてたけど、これも出てきていよいよ本格稼働という感じかな。とにかく素晴らしいパフォーマンスだった。怪我だけ気を付けてね、アグレッシブなプレースタイルだから倒されるたび、ハラハラしちゃう。

久保竜彦→全体的に緩慢、楔に対してのタイミングの察知が遅くてオフサイドに掛かるシーンが多く、プレーの精度も余り良くなかった。全体的にもう少し機敏な動きが欲しい(落としてからの次のアクションとか、一度出てこなくても動き直すとか)けど、プレーアクションの良さを活かしてもらえるようになって、ストレスはたまらないんじゃない?久保の良さは周辺察知の鋭さと感覚的なランニング、それを見てくれている大ちゃんが入った事でこれから点にも繋がるプレーは多くなるはず。ゴールも良いランニングだったしね。このゴールで乗ってくれたら。

交代出場

坂田大輔→この日5人目の「だいすけ」君。アシストはうまかったけど、ちょっと不満。仕掛けて抜かなきゃ、裏獲らなきゃ、こういう展開こそ坂田の生きる舞台でしょ。どん欲にラインポジショニングを獲って裏を取るような姿勢で良かった。あの展開なら2、3点で獲れててもおかしくない展開だったかなと。自分の特性を見失わずに良い部分を出して欲しい。献身性だけじゃなくね。ピッポになれ、ピッポ。

大島秀夫→坂田に比べたら、自分の良さを分かってる感じ。ハイボールを競ってマイボールに繋げる、体を張って楔を受ける、クロスに泥臭く飛び込む、そういう事を続けていけばゴールは獲れる。あのリフティングみたいなポストワークは笑った。打てたら格好良かったけどね。サポートをもっと積極的に求めて。

塩川岳人→ちょっとびっくりする交代だったけど、良いプレーが一回あったね。スペースに走ってレシーバーとなったプレーは良かった。クロスは……まあね。どんどん突き上げて欲しいなー。チームの雰囲気も高めて欲しい。

水沼貴史→とにもかくにも初勝利おめ!狙っていた精神的な部分、個人の特性を見た再構成は見事で、選手達がイキイキとプレーしていた事は本当に良かった。何かこっちまで嬉しくなっちゃったよ。まあこれからが大事なわけで、選手のパフォーマンスをより高めていく事、細かい課題の修正、方向性の追求などやる事は山積してるから、一つずつ着実にやっていってほしいな。とりあえず後連戦2つ、何とか急場を凌いでね。希望としては、マグロンをこれにうまく嵌め込んでいく事をしてほしい。スケープゴートにするのは簡単だけど干すにはもったいない素晴らしい選手、意識を変えていくように促せばきっと嵌るはず。もう一度、蘇らせて欲しい。それと勘違いさせずに締めるところは締めてね。この試合でも点差が開いて緩んでたし。とにかくおめ、あのガッツポーズ格好良かった!

何か辛い?まあこれで浮かれててもしょうがないし、先は続くからね。とにかく今は先を向いて、一戦一戦このポジティブなムードを結果に繋げていかないと。やれば出来る、サッカーは楽しく、何か良いじゃない。ここからここから。という事でここまで。

*言うまでもなく、もう一つの勝因はサポ、勝ち組。凄い良く声が聞こえました。てゆうか、うらやましい、ああ、負け組ですよ。とにかくお疲れ様でした。

*京都は監督交代?又お星様にする役?何かちょっと嫌。それは冗談として、まあ……仕方ないかな。采配も???というのが多かった。意図が伝わらないし、何がしたかったのか未だに捉えられなかった。個人が弱いのは分かったけど、それをグループとして補完しあう関係を作ればここまで崩れないはず。今は個人個人が11人いるだけという感じになってる気がする。アプローチ&カバー、一つ一つを繋げてチームとしてうまくいくようにしていきたいところ、かなぁ。まあ余計なお世話で、他を心配している暇はないけど。

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August 27, 2006

Shunsuke Nakamura,Good performance to interest a team in uneasiness and expectation

俊輔良かったねー、フェネホール・オフ・ヘッセリンク決めたねー、ネイラーも良かったねー。

でも、UCL勝ち抜けるのかな~?ペトロフなしだと厳しいのが目に見えてるよー。

Scotish PremierLeague Day5
Celtic 2-1 Hibernian @ Celtic Park
Celtic:62'M.Zurawski 66'J.V.o.Hesselink
Hibernian:8'S.Brown

セルティックスタメン:GKマーシャル、DFウィルソン、コルドウェル、マクマナス、ネイラー、MF中村俊輔(→90'+2'スノ)、レノン、ピアソン、マクギーティ、FWケニー・ミラー(→52'フェネホール・オフ・ヘッセリンク)、ズラフスキ

僕がサボってた間に、セルティックは2試合を消化。昇格組のセント・ミレンには何とか勝ったものの、アウェイのインバーネス戦では消化不良気味のドローで勝ち点を落とし、今のところ2勝1分け1敗の2位、首位には勝ち点8でポール・ル・グエン率いるレンジャーズが立っているが、まだまだスタートしたばかり。とりあえずは今後のUCL、リーグ戦に向けてチームを構築していきたいところ。

で、試合の前に気になるニュースを二つほど。

まず一つはUCLのグループリーグドローが行われたこと。で、結果としてセルティックは、マンチェスター・ユナイテッド、ベンフィカ、そしてアヤックスを下したFCコペンハーゲンと共にGroupFに入りました。見方は人それぞれだけど、個人的に厳しいかなーというのが素直な感想。相対的に見たらpot3では避けたかったベンフィカと一緒のグループに入ってしまったのは痛いかなと(まあブレーメンじゃないだけましかも知れないけど)まあ去年のこともあるけど、今年はかなり充実しているユナイテッドの絶対優位は揺るがず、昨シーズンそのユナイテッドを蹴落としてベスト8まで進んだベンフィカがその後を追うという図式は変わらないので、セルティックにとってはどちらかの牙城を崩さないと上には上がれないと言うことになってきそうかなと。

まあどこもセルティックにとっては強い相手だけど、楽しみなのは間違いない。俊輔には怪我なく全試合出れるように良い準備をして向かえて欲しいところ。日本人選手はまだUCLでゴールしてないので、それも達成してほしいな。

Vennegoorceltic3751_1で、もう一つの大きなニュースは、オランダ代表としてWCにも出たPSVの大型ストライカー、ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンクがセルティックに加入したこと。軍曹が抜けて、ケニー・ミラーが入ったとはいえ迫力を欠いていたセルティックのアタックラインなだけに、とても大きな補強。俊輔のクロスをヘッドで決めるようなプレーとか、体を張ったポストワークでズラやペトロフを活かすようなプレーが見たいな。移籍金10億円、4年契約。背番号は10番、名前長すぎ。

又、この日スタメンだったけどウォルバー・ハンプトン(イングランド・チャンピオンシップ、稲本のWBAがいるリーグね)から左サイドバックのネイラーも獲得。UCLを見据えて、更なる戦力拡充を計ってるね。後は、ペトロフが残ってくれるのを願うばかり。

じゃあゲーム。いつも通り箇条書きな感じで。俊輔は右サイドでいつも通りスタメン出場。

・いきなり破られる右サイド、キレの良いドリブルでエンドライン際を突破されてフィニッシュに持ち込まれるという超危ういシーンが。マーシャルも止めきれずやられたかと思ったけど、マクマナスがライン直前でクリアして難を逃れたけど、良いドリブルにしても、いつもにも増して緩い。全体的にアプローチがおかしい感じ。

・そのピンチの後はセルティックが左サイドから攻める。ネイラーはビルドアップのパスが良い。結構上がるね。ただ、バランスを失ってカウンターから失点、セントラルが防波堤になりきれず丸腰になってしまい、後手になった状態からネイラーとマクマナスの間をスルーパスで通され、マーシャルも1vs1のピンチを凌ぎきれず。緩いよ。てゆうか、ハイバーニアンの中盤の速い選手を捕まえきれず、カウンターに持ち込まれている。4番と8番が怖い。

・今日の俊輔は積極的。10分間でボックスの中に入ってフィニッシュに絡もうという回数が2回。右からのクロスをダイビングヘッドで合わせようとしたプレー、同じく右サイドからはね返されたのをマクギ(?)がミドル、そしてそのこぼれを俊輔が押し込もうとしたシーン、いいよいいよー。ただ、チームがこういう時に余り良くないのは気になるけどね。バランスが……。

・徐々に攻撃のリズムが出てきたかな?俊輔の虚を突いたスルーパスがズラに通りそうになったり、そのこぼれから細かいパス交換でネイラーのオーバーラップを引き出したり(ネイラーはフリーで中にグラウンダーのクロスを流し込むが中には合わず)良い形が出来はじめてる。ただ、相変わらずハイバーニアンの速いカウンターが怖い。俊輔本日一本目は中央で楔を入れた後、戻ってきたボールを長めの距離からミドルも正面。

・ピアソンとレノンのポジショニングバランスが悪いのか、どうもうまくゾーンが機能していない。役割分担が獲れていないから切り替えた時に両方上がっちゃって、奪われて又カウンターとかされそう。マクギの突破から素晴らしいチャンスもミラー合わせきれず、ネイラーの素晴らしいアーリークロスに俊輔がセンターに入り込んでデコイとなりズラフリーになるも、ヘッド枠外。あのクロスは決めてやれよー、素晴らしい精度だったのに。

・どうも後一歩の迫力に欠けるセルティック。カウンターからマクギの楔を俊輔がポストアップし、サイドでアクションを起こしたミラーへ通すも、ミラーはしっかり折り返しきれず、もう少しなんだけどなー。

・俊輔まじでキレてる。スローインの展開で相手を出し抜く見事なオフ・ザ・ボールの動き!これでファールを引き出した。素晴らしいね、素晴らしい動き出しだった。角度のないところだったけど狙ってバー!惜しい。今日の俊輔は凄いことしそうな予感。でも相変わらずディフェンスは不安定、スピード溢れる突破に応対しきれず大混乱、スルーパスはスコンスコン通されるし、恐慌ぶりが伝わってくるよ。

・終了間際にはサイドからの執拗な攻撃を仕掛けるも実らず。俊輔も良いドリブルから右足クロスとか合ったけど、中がずれないんだよなぁ。両サイドバックからも上げてたけど、ミラーもズラもでっかくはないしねぇ。逆に悪い形で奪われてカウンターというのがネガティブに写るんだけど。結局前半0-1。とりあえずヤロシクとフェネホール・オフ・ヘッセリンクを入れろ、話はそれからだ。

・後半開始もノッキング、ノッキング。ピアソンとレノンのセントラルには厳しい評価をせざる得ない。連動してパスを繋げないんだよなー。俊輔がカットしてそのままスルーパスにピアソンがダイナミズムを付けて飛び出したモノのトラップでかすぎ。もったいなす。俊輔は高い位置に上がったのかな、中央寄りでのプレー増える。

・フェネホール・オフ・ヘッセリンクキター。スタジアムもスタンディングオベーションでお祝い。名前が長くて、ネームが半円になってるよー。で、アーリーにも普通に競り勝つ。良いよー良いよー。俊輔はやっぱり後半トップ下だね。だけど強いプレッシャーの中でなかなかキープしきれず相手の決定機を演出してしまうシーンも。この辺は課題かな。ズラとの連携からスルーを通したりと良いプレーもあるけど。

・点が欲しい、けど、なかなかフィニッシュシーンを作れない。攻めてはいるのだけど、後一歩というシーンが多い。でもようやく来た!マクギのつっかけからのスルーパスでネイラーがサイドを局面打開して、中に折り返し。ズラが中で収めてコース作って決めたー!よしよし!良い攻撃だった。ネイラー抜群のタイミングのオーバーラップだったし、マクギも素晴らしいスルーパス、そしてズラは良く決めた。

・セルティックノリノリ、立て続けですよ。マクギの斜めに切れ込むドリブルからの強烈ミドルがポストに当たってこぼれたところをフェネホール・オフ・ヘッセリンク押し込んだー!両手でサポにガッツポーズ、格好いい!マクギも素晴らしい!フェネホール・オフ・ヘッセリンクも素晴らしい!

・俊-フェネライン開通かというシーンも!右サイドセンターラインぐらいで俊輔がボール持ったら、フェネホール・オフ・ヘッセリンクが動き出して裏獲って、俊輔見逃さずに矢のようなフィード!残念ながらフィニッシュまでには行き着かなかったけど(トラップしたところでディフェンスに対応されちゃった)こういうプレーも出てきそう。良いねー。逆に俊輔の所はもう少し守備何とかする必要あるかなー。よくスライディングしてたりして頑張ってるけど、見切れないシーンも出てきちゃう。

・やっぱり今日は切れてるのか、囲まれてる中柔らかいテクニックで局面打開したり、開いたズラにぴたりのフィードと魅せてくれるねー。こういう時に結果が欲しい。セット数多いけど、結果には繋がらないなー。

・フェネ(もうこれからこう呼ぶ、面倒だ)とズラのコンビネーション良いね。互いに意識し合って、縦のギャップを付けたりして関係性がはっきりしてる。てゆかズラ決めろよー、2度の決定機台無し(一個がマクギの仕掛けから流し込まれたのをフェネがゴールエリア付近でポストとなって折り返し(これって地味に凄いよね)、最後はGKもいないゴールにズラがシュート!もブロックに合う(俊輔もフリーだったんだけどなぁ)で、もう一個はカウンターで中央俊輔からのループのスルーパスで抜け出したのだけど、シュートタイミングを逡巡して最後対応されちゃった)まあ一点獲ってるから良いけどね。

・終了間際に俊輔お役ご免、スノと交代。スタンディングオベーションもらえるだけのプレーはしたと思う。スノは結局一回も触れなかったんじゃないか……。

正直どうなるかと思ったけど、移籍組の活躍もあって何とか勝利!ハイバーニアンが頑張ってくれたおかげでもあるけど、結構見所の多い面白い試合だったかな。

で、俊輔の出来は贔屓目かも知れないけど相当良かった。キレキレといっても良いぐらい。個人で見てもドリブル、フィード、トラップと良いプレーが凄い多かったし、チームの役割的に良く動いてボールを引き出してチームの攻撃のオーガナイザーとして存在感は高く、プレーも非常に積極的でゴールにつっこむようなプレーも多かった。こういうプレーの時に結果が出なかったのは残念だけど、それでもペトロフやヤロシクがいなくて中盤がやばい時に攻撃に置いての拠り所となっていたことは特に高く評価してあげたいなと。中央ゾーンでボールを受けてアクセントを付けて、というプレーはセルティックではそんなになかったけど、良くやれていたと思うし(キープしきれなかったりミスがあったりしてカウンターの起点となってしまう危ないミスもちょっとあったけど)、素晴らしいクオリティのパスもあったりと、久々に本職らしいプレーを魅せてたと思う。後は、トップに連動してフィニッシュに繋げるシーンが増えてきたらもっと良いかな。動きの幅は広かったから後はタイミングとコンビネーションだね。それと、今日は戦ってたねー。スライディングに行く回数の多いこと。たまにサボって見切れないシーンも多かったけど、まあその辺はしょうがないわ。とにかく今日は良かった。このレベルでずーっとプレー出来たら最高だね。

それにしても8月の移籍組良いねー。良い補強かも。ネイラーは攻撃面でとにかく目立ってた。タイミングの良いオーバーラップと柔軟な思考、クロスも良いのがあったし、結構万能に良いプレーしてくれそう。カマラよりは間違いなく良い。マクギとも結構息が合ってて、これから楽しみ。マロニーちゃんとも相性良いと良いなー。守備はちょっと一発でいきすぎてぶち抜かれるのが目立ったけど、まあその辺は修正して下さい。

で、フェネホール・オフ・ヘッセリンク!決めたねー!強いねー!頼りになるねー!ズラとのコンビも良いし、俊輔やマクギの特徴も理解してるのか、動き出しも使い分けてて、凄い良い!UCLでは本当に頼りになりそう!てゆうか、このレベルで彼は反則気味。10億と高いけど、それだけの活躍はしてくれるんじゃないかな。軍曹-俊輔ラインに変わる得点源になったら、又去年みたいに沢山勝てそうだ。

ただ、チームとしてはかなり不安の残る試合だったかな。ハイバーニアンの快足ドリブラーに中盤をかき回されて、中盤とDFを乖離させられるようなシーンが多かったし、それを何とか尻ぬぐいしたいDF陣も一発で行きすぎてかわされたりと、かなりドリブルに弱いという弱点を晒した感じ。中盤のバランス含めて、修正しないとUCLではクリロナとかギッグスとかシモン辺りに蜂の巣にされちゃいそう。

ということで今日のまとめ。
・8月加入組はかなり良い!
・俊輔キレキレ、ボールの引き出しにも成長の跡
・ディフェンスぼろぼろ、中盤のバランス、ドリブラー対策急務。
・スティリアンを監禁して下さい。
・ボルツはどこ行った?
・マロニーちゃんまだー?
・ズラは決めろ、今日はハット出来た。

です。とにかく良かった良かった。後はレンジャーズが負けるのを祈るばかり。ということでここまで。

*本当はセレッソ-レッズやろうと思ったけど俊輔が活躍しちゃったんでね。しかし、嘉人はやらかしちゃったなー。もし数的同数ならどうなってかわらかなかったのに。名波様は本当にチームを変えようとしているのがよく分かったよ。周囲も信頼してくれてるし、結構効果が出るかも?

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August 26, 2006

2006 Fマリノスへの提言 -新監督に捧ぐ再建への手引き-

昨日は少々感傷的になりましたが、今日から一気に前を向いてきますよ、水沼新体制と共にね。で、今日は水沼さんにして欲しいこと、何をすべきかというのを「現実的」に考えていきたいと思います。久々だね、2006Fマリノスへの提言。

・時間はないけれど。

泥沼とも言って良い深刻な状況の中で、この監督交代を機に、一刻も早くこの状況を改善して欲しい、何とかしろ、誰もがそう思っているでしょう。しかし、水沼さんの手腕云々の前にこのスケジューリングの中で何かを大きく変えて劇的に状況を変化させるというのは、時間的余裕がない中では非現実的かも知れないです。中2~3日という感覚で試合は訪れ、疲労回復に1日と考えると、まともに練習する時間というのは非常に少ないですからね。

そういう意味では、出来ることは限られているといっても良いかも知れません。考え得る要素は二つ、精神的な要素、意識的な要素ということになるのかなと。まあ精神的な要素に関しては、水沼さんのマネジメントというより、選手個々の奮起に期待するしかない。マツの自らの不甲斐なさを呪うようなコメントや功治の無理矢理にでも前を向こうとするコメントの中にも感じるけれど、期するモノがあるはず。僕たちが思うよりも選手達は岡ちゃんを信頼していたような気がするし、慕っていたはず。そんな監督をこういう形に追い込んでしまった訳で、ここで奮起しなきゃ男じゃない。精神論で申し訳ないけど、そういう気持ちみたいなモノを水沼さんには汲んでうまくチームを乗せていって欲しいなと。

そして、意識的な要素。キクマリのインタビューに、「悩みながらプレーしている部分を何とか解消したい」という言葉があったけれど、実際戦術的にディティールを改善したり、プロセスを作り上げていったりするには時間がない。その中で変えられるのは頭の部分。もちろん徹底はしきれないかも知れないけど、アウトラインぐらいは意識付けさせる事は出来るはず。水沼さんは、チームの中で常にそれを見てきたわけだから、問題点の把握という面では誰よりも分かっていると思うし、その中で最も必要だと思うことからやっていけばいい。もちろんそれで全てが変わるというわけでもないし、問題が解決されるわけではないかも知れないけど、何かの変化の予兆にはなればいい。それが好転の兆しになる可能性もあると思うので。

まあ時間的制約に関して少々違うし、明確なビジョンを持っているかいないかという差はあるのだけど、FC東京が2週間でチームを一気に変えたというのが最近ではあったわけで、意識改革一つで何かが動く可能性はある。だからこそ、時間はなくて大がかりなことは出来ないかも知れないけれど、何かを動かすことをしてほしいなと。

・原点回帰か、路線継続か、それとも改革断行か。

まあこれは、現在報道で出ている「2試合で結果を出せた」場合(これがどこまで本当なのかは分からないけれど)の話。ちょっと気が早い気もするけど、大事なことだと思うので。先を見据えて。

選択肢としては3つあると思う。岡ちゃんが成功を収めた一つの方向性を強く浸透させながら、そこにロジカルなプロセスとそれに準ずるシステム形成を組み合わせていくことで効率的に力が伝わるようなサッカーに回帰するやり方、今やっている主体性を重んじながら引いた相手を崩すためのポゼッションサッカーに問題点の修正を加えたサッカーを継続するやり方、そして水沼さん独自の考えに乗っ取って新しい選手選考、新しいロジックなどを形成して新しいサッカーを構築していく改革的なやり方、選択肢としてはこの3つだと思う。

実際、水沼さんはインタビューの中では何か新しいことをするのではなく、現状維持のまま、修正を施しながら選手の自信を回復し、そのベクトルをチームに持っていきたいというような事を言っているから、答えは「路線継続」ということになるのかな。

僕個人の意見としては、大きく変えることは基本的に反対。リスクが大きすぎるし、多分何をしても中途半端に終わってしまう可能性がある。何よりもそういうことをする余裕がなく、水沼さんにとても大きなプレッシャーが掛かってしまうのだけは避けたい(ただでさえ、多大なプレッシャーが掛かっているのだから)そういう意味では現状維持というのは良いと思う。ただ、今のままではだめなのは明らかで、その中で修正を施していかなければならない。

2006 Fマリノスへの提言(LooseBlog)

このサッカーをする上での必要なこと、これを書いた時点での足りないことはこのエントリーの中で書いたのだけど、基本的には変わらない。ただ、特に強調すべきというか、今しなきゃいけないのは一つ一つのプレーに目的(プライオリティ)をしっかり作ることで、それを共有することでチーム全員が同じベクトルを向くようにすること。それこそ、結構具体的に動き方を決めちゃっても良いと思う。2トップの片方は中盤の選手が前を向いたら必ず裏に抜けるアクションをするとか、必ず縦のギャップを付けるとか。まあこういう事をしていくと、このサッカーの本質が消えてしまうかも知れないけど、もう何かをこだわってそれが形になるのを待っていられるほどの余裕はないからね。

とりあえず現状維持という形で話を進めましたが、必要であればと新しい事だろうと、方針転換だろうと、勇気を持ってやっていってもいい。難しいことは一朝一夕には出来ないだろうけど、例えばある程度秩序を守っている(集中力は別にして)守備の強さを前面に出して、後ろにはとにかく守備の出来る選手でブロックを作り、前にはグルーとなれる選手と前に速い選手を組み合わせる形で、とにかくシンプルなカウンターに特化するようなやり方とかね(真逆だけど)

とにかく方向性をしっかり定めて、信じた事、やるべき事をやるというのを徹底していくことが必要かなと。中途半端に終わらないように、残念ながら失敗を受け入れる余裕も体力もこのチームには残ってない。

まあ現状では目先のことが大事で、そんなことまで考えるのは時期尚早な感じもなくはないのだけど、基本的に監督交代という刺激は「期間限定」の刺激に過ぎず、時間が立てばその刺激はなくなってしまう。だから、その刺激でチームが好転した時期にいかにチームの基礎を作り、ある程度軌道に乗せることが出来るかというのが重要なのかなと。まあ例に取れば昨シーズンの監督交代の効果。トリニータにシャムスカが来て、メンタルマネジメントをしながらある程度堅実な形を作り上げたことで、その後も秩序を失わずに目標を達成する事が出来たけれど、ヴェルディはバドンが来て、一時はチーム状態が上向いた感じはあったものの、その間に問題点が改善出来ず、又泥沼に引き込まれてしまった。監督交代という刺激で一時的には好転した後にも又もう一つの山場があると個人的には思っています。だからこそ、しっかりと方向性を持ってチームを作っていくことが大事なのかなと、一時的なカンフル剤としてだけではなくね。まあ常々思っていたことですが。

・大切なのは、変わるぞという意志を伝えること。

監督が代われば練習方法も変わったり、雰囲気も変わったり、選手起用の基準が変わることが、チームに刺激を与えるという要因になるのは、周知の通り。ただ、水沼さんは継続してチームに帯同し続け、フレッシュな空気や刺激を作り出す意味では、余り刺激的なモノではないのかも知れない。そんな時に、監督の方から、変わるぞという意志を発信し続けて、選手達に伝えていって欲しいなと思ったり。

まあ激しく旧体制を否定するようなことをすると強い反発を生むこともあるし、急激な変化は選手がとまどう要因になってしまったりするのだけど、監督が替わっても同じ事をしすぎてしまったり、踏襲しすぎてしまっても良くない(少々、今まで書いたことと矛盾しちゃうんだけどね)何のために岡ちゃんが身を引いたのかと言えば、現状の淀んでしまった空気を入れ換えるため、チームに刺激を与えて、もう一度このチームを活性化するためにしたことなのだから。汲むのであれば、その意志を汲んで欲しいなと。

僕は基本的に水沼さんの手腕は未知数だと思っているので、大幅にチームが変えたりとか、ポジティブにころっと変わるみたいな過大な期待はしていない(そうなったらベターだけどね)でも、水沼さんの就任でチームの空気だけは変わって欲しいなと思ってる。それこそ何かのきっかけになってほしい。まあ何でもそうだけど、停滞した流れの変化には刺激ときっかけが必要。そのカンフル剤がこの交代劇にあって欲しいと願ってる。

ということでこんな感じかな。もう明日ということになるのか……吉と出るか、凶と出るか、今から神様に願っておくよ。頑張れ、水沼さん!そして、選手達!念を送るよ。ということで今日はここまで。

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August 24, 2006

岡ちゃん辞任に思う。

岡田監督辞任、及び水沼貴史コーチ、監督昇格のお知らせ(Fマリノスオフィシャル)

アンジェロ・フィジカルコーチの解任のお知らせ(Fマリノスオフィシャル)

ご存じの通り、8/24、岡ちゃんが、Fマリノスの監督を辞任し、ヘッドコーチだった水沼氏が後任として監督に昇格することが決まりました(合わせてアンジェロ・フィジカルコーチも解任)まあ覚悟もしていたし、僕自身現状を憂いて望んでいたことでもあったけど、やはり実際こうなると様々な感情が渦巻く訳で。なので、そんな思いをつらつらと書いていこうと思います。

・岡ちゃんと共に歩んだ歴史 -駆け上がった頂点、待ち受けていた苦悩-

考えてみたら、栄光から始まった岡ちゃん体制。Fマリノスに蔓延っていた緩い雰囲気の改革(有名な例がランニングに置いてショートカットしたりせずコーンを回ったりすることや監督を介さずにフロントが選手を甘やかすことをやめてさせたり、だったっけ。安易な妥協を許さない岡ちゃんらしい厳しさだった)による何にも屈しない強い精神性の構築、シンプルな方向性と合理的なシステムとプロセス形成により、チームは生まれ変わり、神懸かり的なまでの勝負強さと逞しい戦いぶりで就任一年目での完全制覇を達成、「Perfect Win」。

2年目、ACLをミッドウィークに挟む厳しい日程に苦しみながらも1stステージを制覇し、史上初の3ステージ連続優勝を達成、「Record Breaker」。アジアではうさんくさい試合に涙を飲んだが、その後、チャンピオンシップでは超現実的なタスクでレッズを退け、2連覇達成、「Champ of Champion」。Fマリノスを2年でJの頂点に押し上げた。

でも、ここからが、岡ちゃんにとっての苦悩のはじまりだったのかも知れない。常勝チームになっていくために、よりフットボール的に内容を追求したサッカーを模索して失敗、アジア制覇を掲げながら東アジアの厳しさ、汚さに屈する形で敗退、そして昨年と同じ轍を踏むが如く蓄積疲労による怪我の連鎖、余りに厳しい状況の中で降格争いにまで引きずり込まれそうになったりと、更なる進化を見据えた3年目は本当に何もかもがうまく回らない厳しい年にだった。岡ちゃんもこの低迷の責任を感じていただろうし、ポリシーとして3年以上の指揮を執らないというものがあったが、フロントの強い慰留もあって契約延長した。

4年目、マンネリを打破し、もう一度王座に返り咲くために(「Win Back The Champ」)更なる改革を断行。選手間のコミュニケーションを主体とした「選手達が目を輝かしてプレーする」事を目指した、「爆発」するようなサッカーを模倣。序盤こそその片鱗を見せたモノの、5節にレッズに敗れてからは怪我人もあってチームは急降下、それでも現実的に大幅な方針修正をすることなく理想を追求したが、中断期間の修正も実らず成績は上昇カーブを描かず、内容も徐々に悪くなると言う四面楚歌の状態に。チームが空中分解し、今回の辞任に繋がった……。

改めて振り返ってみると、もの凄い落差だなぁ……、喜んだり悲しんだりともの凄い振り回された感じ。でも、凄い楽しかったなぁとも思う。何かが変わるという期待感、苦しい時期のもやもやとした感情、奇跡的で劇的な試合の時の衝撃と感動、そして優勝した時の代え難い喜び、そういうモノが詰まってた。こういう事を味合わせてくれた事に対しては、本当に感謝しかないなぁと思う。Fマリノスにここまで心奪われたのは岡ちゃんのおかげといっても良いぐらいかもなぁ。

・揺れ動いた岡ちゃんのフットボール -理想と現実の間で-

フットボール的な要素で見てみると、理想と現実の狭間で揺れ続けた4年間だったと思う。現実的に、勝つことに比重を置いた1年目。理想を掲げながらも素早い手仕舞いから更なる現実志向で軌道修正した2年目。理想を掲げ失敗、その後状況悪く立て直せなかった3年目。理想追求を心に決め、選手の主体性による「爆発」サッカーを模倣するもJの厳しい現実に跳ね返され……辞任。理想→現実→理想→現実→理想と常に何かに挑戦しては失敗して苦しんできた感じでしたね。

指導者としての岡ちゃんは本来かなりの現実主義者だと思うし、岡ちゃんの指導方針的にも現実的に方向性を定めて、ロジカルに進めていくことの方が得意だと自身も認めていた(マルチェロ・リッピやカルロ・アンチェロッティと親交があったりするのも、自分のスタイルと重なる部分があったからかも知れない)でも、マンネリ防止のため、常勝・再びのアジア挑戦を見据えて核となるようなフットボールの構築のため、選手のモチベーション維持のため、サポーターに対して更なる充実したフットボールコンテンツの提供のため、こういう要素を考えて理想を追求していたんじゃないかなぁという気がしてならない。

もちろん、こういうエクスキューズだけではなく、岡ちゃんの中で何かしらの変化もあったのだと思う。インタビューにあった「飽きちゃった」という言葉も本心だったのかも知れないし、周囲から(てゆうかオシムたんとか少々昔だけどジュビロを率いていたおしゃれおじさん桑原さんとか)の非難めいた声も聞いていただろうし、様々なサッカーに触れることで思うところもあったのだと思う。でも、理想を追求する中で岡ちゃんは自分らしさというモノを失ってしまった、いや理想に何かを食い尽くされてしまったのかなと思ったり。

今日考えてたのだけど、正直現状のFマリノスの状態は、以前の厳しく現実的な岡ちゃんであればありえないことなんじゃないかなぁとか思った。Jの頂点に上り詰めたメソッドは方向性の統一とロジカルで効率的なプロセス形成、それを築き上げた名将が、現状の悲惨な状況は許さなかったと思う。何かに急かされるように理想を追い続けたのは、何故だったのだろう。そんなことを考えてしまった。

それでも、岡ちゃんは自分の得意とするシンプルなメソッドを用いれば結果が出せる監督として評価されていると思うし、まあ理想を具現化するという意味では評価はされないかも知れないけど、それも又フットボール。美しいことが全て正しいわけでもないし、一つ一つのメソッドに善悪などないからね。正直なところ岡ちゃんが理想を追求するからにはFマリノスで具現化して欲しかったけど、こういう結果なのだから仕方ない。これも又フットボールだよ。

指導者人生は続くと思うから、様々なフットボールに触れ、具体的な手法を見いだして、今度こそ理想を具現化して欲しいなと心から思う。まあ、それがFマリノスじゃないとしてもね。

本音としては、失敗するたびに別に理想なんて追求しなくて良いから、勝てるチームを追求して欲しかったなぁという気持ちが渦巻いていた。これは人それぞれかも知れないけど、僕はFマリノスには余り内容を求めていない癖があったからね。まあ内容を求めると言うのなら内容も見ていくけど、別にどんなに糞みたいな試合でも勝てば嬉しいし、どんなに素敵な試合をしても勝てなきゃ悔しい。この二つの間には大きな隔たりがあったし、