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July 04, 2006

偉大なる選手の引退に思う。

2006年7月3日、中田英寿がピッチに別れを告げるという旨のニュース速報が流れた。

素直な思いとして。

驚いた。青いシャツから離れることは予測できたが、現役引退とは。強烈なインパクトを伴うプレーで数々驚かせてもらったけれど、最後まで驚いた。

惜しい。彼の持っている力、経験が惜しい。プレーヤーとして、若いときから考えれば変化を必要とした時期だったかも知れないが、聡明な頭脳、戦う意志、逞しさ、そういう要素を兼ね備えているフットボーラーのプレーがこれで終わりだというのは惜しい。そして、彼の積んだ尊く、又厳しい、貴重な経験が、後進、特にこれからの日本を支える世代に直接伝わらなかった事が、惜しい。

らしい。常に孤高な存在として、期待や責任の重さを背負い続けながら、道を切り開いてきた強さがあるからこそ、あるであろう様々な後悔や未練、あるいは愛着を振り切って、新しいステップに進めるのだろう。そして、そこには日本人的なウェットな感情を絡めず、クールにスタイリッシュに締めてしまうことも、らしい。

寂しい。日本サッカーの急速な発展は彼と共にあった。彼が道を切り開き、彼が引っ張り続けた。そしてそれを僕は見続けてきた、日本が強くなる課程と共に。そんな一時代が去るという時の流れと共に、そして彼を見れなくなるという事が、寂しい。

とにかく残念だ。そしてこれからの日本代表を考えても又、ポジティブな感慨は浮かんでこない。

一時代を築くような偉大な選手を失うことは大きな喪失感を伴う。これからディエゴ・マラドーナを失ったアルゼンチンやロベルト・バッジョを失ったイタリアのように、日本も又偉大な選手の喪失感による「ヒデ・シンドローム」に悩まされるかも知れない。それは後進の選手には重荷となり、可能性のある選手を潰す可能性もある大きな重しだ。それでも尚、いてくれて良かったと思う。それだけ偉大な選手が日本にいたという証明でもある。

とにかく、こちらこそありがとう

これは僕の未練として。フットボール界の喧噪と情熱を懐かしく思ったら、いつでも戻ってきて欲しい。それが、どのような形でも。出来ればそれがJだったら、望ましい。それを僕は待っている。

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Comments

こんばんは。

とても悲しいです。

なんだか、パニックになってなんてコメントしていいのか
分からないけど
悲しい。切ない。

本当
ありがとう。

Posted by: ナツキ | July 04, 2006 at 01:35 AM

ナツキさん、こんばんわ。

10年近く見ていると、個人的な愛着も出てくるモノで、そういう選手が去ると言うことはやはり寂しいモノですね。

彼を失ったことの喪失感はありますが、より強くなるためには超えなければいけないステップでもあるとは思います。高い壁ですが、これからの選手にはこの壁を越えられるように、頑張って欲しいですね。

ではでは。

Posted by: いた | July 05, 2006 at 01:40 AM

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