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July 25, 2006

弛緩の極み@J1 第14節 Fマリノス vs アビスパ

まあね、分かっちゃいたけどね。

でも、納得いかないんだよね。

現在の状況をもっと真摯に捉えてたとしたらこんなプレーは出来ないんじゃないかな。

危機感、集中力、勝利への意志……。サッカーをする以前の問題。まあサッカーの中身の方は、考えようとするのも嫌になるぐらいだけど。鬱だ、あぁ鬱だ。

2006 J.League Division1 第14節

Fマリノス 0-0 アビスパ @ 日産スタジアム「弛緩の極み」

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF田中隼磨、栗原勇蔵、松田直樹、ドゥトラ、MF河合竜二、マグロン、吉田孝行、清水範久(→78'平野孝)、FW久保竜彦(→63'狩野健太)、マルケス(→72'ハーフナー・マイク)

アビスパスタメン:GK水谷雄一、DF中村北斗、金古聖司、千代反田充(→67'川島眞也)、アレックス、MFホベルト、佐伯直哉、久藤清一(→58'飯尾一慶)、古賀誠史、FW藪田光教(→86'有光亮太)、バロン

ホームらしい試合だったと思う。ほとんどの時間帯でゲームの主導権を握る。でも、自らのミス、精度不足、圧力不足でゴールに繋げられない。自滅のようなスコアレスドロー。相変わらず得点力不足……というより攻撃力不足とでも言うべきか。

まあ相変わらずオーガナイズされず、個人の力もなく、偶然を待つだけの攻撃だから、偶然が起きなければゴールは生まれない。実際、両サイドからのクロスボールからの攻撃に置いて、精度不足、迫力不足、工夫不足は深刻で、それで偶然が起こらなかったわけだから、無得点は妥当といわざるを得ないのかなと。

「無得点は妥当」……、書いてて虚しいね。でも、クロスがゴールに繋がらないときに何を出来るのかというと考えると………余りに脆弱なので仕方ない。チームとしても個人としてもリスクチャレンジする姿勢は余りに少なく責任回避プレーの連続。ボールを繋いで崩すにも連動して動き出すことが出来ないから、複数人が絡むことで崩すなんてことも出来ない。手詰まりになるのは当然。基本足元足元のプレーが多かったけれど、足元で何とか出来る選手は今のチームにはマルケスとマグロンぐらいで、その他の選手は下手なので大して効力が発揮されることはなく、総じてゴールが獲れないのは当たり前とも言えるかも知れない。

付け加えるならば、学習機能のない選手が多いこと。どんなプレーをしたらビッグチャンスになったのか、そういうことを考えながらプレーしていないから、単発で終わってしまう。再現できない。このゲームでチャンスとなっていたのは、無駄になるかも知れないけど、ある程度の距離を走ってボールホルダーを追い越すようなでダイナミズムをダイレクトや2タッチのプレーで活かすことで生まれていたのだけど、そういうプレーは数えるほど。そのダイナミズムを担っていたのが隼磨やマグロン、ドゥトラといった選手だったのだけど、本来そういう動きを期待されているはずの吉田やジローからはほとんど生まれなかった。動きの量自体は多かったけど、単に走り回っているだけで実効的な要素を生み出せていない。ただ単に走り回るだけじゃなくて、何を目的に走るのか、どのようなタイミングで走るのか、プレーの中に落ちていたヒントを見いだせなかったことにはがっかりだった(本来意識付けをされれば出来るんだろうけど、自ら見いだしてやると言うことは出来ない。つーか、打てよ仕掛けろよ狙えよ。サイドサイドで頭がいっぱいか?ロボットじゃねーんだから)

まあとにもかくにも、今は運が巡ってくるのを待つしかない。少しでも運があったなら、多かったセットプレーが一発ぐらい入ってただろうけど、それも実らないのは運にすら見放されているということなんだと思う。本来であれば、抜本的な意識改革、戦術的修正を加えていかなければならないところだけど、過密スケジュール、指導力不足、危機感不足でそういうものは期待できないからね。祈るしかないと思っています。南無南無。

*岡ちゃんは、アタッキングサードでの個による局面打開が出来ないことを問題視しているけれど、そういうタレントをそもそも使っていないというのもある。ロングフィードを飛ばしてセカンドボールを拾うために機動力のあるジローや吉田を使っている訳で、彼らにそういう部分を委ねるのは酷というもの(まあ仕掛ける姿勢ぐらいは持って欲しいけどね。特に17番。前がオープンになってるんなら、トップスピードで持ち込むぐらいの気概を見せろよ。責任回避プレー多すぎ)そういう部分を期待するなら、狩野や山瀬(兄でも弟でも)を使えばいいこと。その部分で矛盾している。アタッキングサードの質を引き出したかったら、ビルドアップをもっとしっかり整備すべきだし、セカンドボールを拾うアタックを続けるなら、それをアタッキングサードでの打開に繋がるように意識付けしていかないと。選手が出来ないことを嘆いていても、良くはならないよ。

で、他にも気になることというか、目に付いたこともあるのだけど、書いてると鬱になるのでやめ。ただこれだけは書いておこうと思う。今、チームに弛緩した雰囲気が蔓延している。以下箇条書き。

・試合前のアップ、アンジェロが練習メニューを一個飛ばしたこと(小刻みなサイドステップ→ターンしてダッシュ。シャトルランみたいなやつ。後からやってたけど)

・最後の仕上げのシュート練習がちっとも枠に収まらないこと。外れまくり。

・キャプテン、ミスが起こることを想定しておらず、後手を踏んでイエローカード(プレーに集中していない証拠、違う方向を向いていた)

・勇蔵のキックオフ直後の豪快なキックミス(適当すぎ、あり得ない)

・吉田がゴールキック時にプレーが始まっているのに、それに気付かなったこと(ゴールキックは軽く左に展開されたけど、疲れたなぁという感じで右サイドに歩いていた)

・コーチと選手のコミュニケーションミス、久保想定外の早期交代(真相はスタッフが久保が出来ないと勘違いしてしまったそうだ)

・疲れと共に一気にミス多発。(気持ちが途切れていなければこういうことは起こらない。端から集中できていない)

なんて言うかね……悲しくなるよね。サッカー以前の問題。この90分のために選手やスタッフは高いお金をもらっているはずのに、その90分でさえ集中していないっていう事実。もちろん、そういう部分もマネジメントしなければならない監督である責任でもあるのだけど(岡ちゃんのチーム掌握が既に賞味期限切れを起こしているっていうことでもあるんだろうけどね)、何よりも自覚というものが足りなすぎる。

「Win Back The Champ」じゃなかったの?

4月29日からリーグ戦勝ってないんだけど?勝ち点が7/30しか獲れてないんだけど?この状況で良いと思ってるわけ?

危機感足りないんじゃない?本当に緩すぎるよ、勝つ気あるの?優勝する気あるの?口だけ?こういう暴言も吐きたくなりますよ。

サッカーの中身も、ゲームに入っていく姿勢も、プレーの取り組み方も、全てが弛緩してる。僕はこんな姿を見たくない。

ということで、ネガティブ全開なんですけど、明日はもう試合。見たくないとほざいたところで、きっと見てしまうでしょう。ただ、この二日じゃ何にも出来ないよね。選手達の自己修復機能、危機管理に賭けるしかない。そして運が巡ってきますように、サッカーの神様がえこひいきしてもらえますように。南無南無。

じゃなかったら、トドメさしてくれ。6月の恩返しにさ。

ということでここまで。申し訳ないです、間空いてしまって。全くやる気が起きなかった。明日は等々力っす。平日静岡はきつい。

*ここから普段の追記ゾーン。4バックで臨んだことに関してちょっとだけ残しておくね。隼磨・勇蔵・マツ・ドゥで組んだラインは、急造も良いとこ。ラインはまともに整わず、意思疎通が獲れていないのが見え見え。マツが上げようとしたところで1テンポ、2テンポ遅れることが多く、ギャップが出来まくってた。で、ラインに意識が行ってワイドアタッカーを見切れないシーンが出てきたりして、危うかった。例えば、こういうプレー。左の浅い位置でボールを持たれて、トップの選手が同じサイドに走るアクションをする。それをデコイに長い対角線のフィードを逆サイドのスペースに飛ばされ、そこに二列目から走り込まれたら、今のマリのディフェンスは多分応対しきれない。人を当てはめるとしたらボールホルダーを名波、トップの選手を前田、右サイドに走り込むのが西、やられるねぇ、やられるよ。何とかラインコントロールとカバーだけでもうまくやって欲しいところ。チャレンジできるような信頼感が欲しい。現状ではやばいよ。無失点はたまたま。

*それとナビの準決勝のオープンドローがあったようで、マリは鹿島と準決勝。ふろん太回避できたのは良かった、ふろん太には勝てる気がしない。まあアウェーが遠くなっちゃうのは残念だし、どことやっても厳しいけどね。9月だから状況も色々変わってくるかもしれないから、まあ何とも。岡ちゃんは投げやりだねぇ。

*そういえば、U-21代表発表されたね。これはニュースでそのうちやらなきゃね。マイクも狩野も呼ばれなかったね、残念。ただ、マリノスで特別優れたプレーをしている訳でもないししょうがないかな。でもマイクは連れて行って欲しかったな、ユースで結果も残してたみたいだし。まあこれからこれから。そういう部分ではA代表も期待薄。

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Comments

うーん、ゲームを見ましたが。
隣の嫁さんが後半ぐらいから
「このままじゃやばい」と「まけそう」
を連発してたみたいです。
私もネガティヴ全開でした。orz

私も一度リセットした方が良いとは
思いながらも、マリノスが負けるのは
見たくないですね。

疑問1点あるんですが、解説者が
「中澤がいないので4バックにしたのでは?」
といってましたが、私は岡ちゃんが
同じフォーメーション同士なら1対1の局面が
多くなり個の弱い福岡を圧倒できる
と思ったのではと思いました。

ではでは又よらせていただきます。


Posted by: ueshin0721 | July 26, 2006 at 07:48 AM

ueshin0721さん、こんにちわ。コメントありがとうございます。

良い感性をしたお嫁様がいてうらやましいです(笑)僕はマリが負けると機嫌が悪くなるので、見るなと言われてますよ(苦笑)機嫌悪くなりっぱなし、ネガティブ全開になっちゃいますよねぇ。

チームは旬を過ぎて死期に近づいているという感じですよね。規律を失い、自覚を失い、破綻を向かえる……。判断すべきは今なのかも知れませんね。こういう試合を見せられると、見るのが怖くなります……。ただ、フロントはそういうことは余り考えてなさそうなんですよねぇ(噂では来期に向けてベガルタのジョエル・サンタナ招聘を企てているとかいないとか……)

疑問について、あくまで主観ですが。

個人的に僕も攻撃的な側面、相手を見据えた上でのものなのかなぁと感じていました。ホームで相手が攻撃に置いては少々不安を持っているチームなので、ある程度主導権が握れる前提で、前に枚数が増えることでロングフィードのセカンドボールを拾いやすくするのが一つ、そして両サイド高い位置に起点を作ることでそこからのコンビネーション(オーバーラップなどのダイナミズム)が出来やすい形(数的優位を生み出す)を作ることで、サイドを崩しやすくするというイメージがあったのではないかなぁと。吉田-隼磨、マルケス-ドゥトラといったコンビネーションはそれなりに見えましたし。

まああくまで主観ですのであしからず。

ではでは、又お待ちしています。

Posted by: いた | July 26, 2006 at 02:30 PM

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