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June 04, 2006

好転のかけら@YamazakiNABISCO Cup Q.Final 1stLeg Fマリノス vs ジュビロ

2週間の中断期間もチームを好転させるきっかけにはならなかった。案の定拙い攻撃は凌がれ、ジュビロのアグレッシブなアタッカー達に何度も裏を狙われ、内容では完全に圧倒された。そんな展開にイライラしたけど、エースがやってくれた。マツとドラゴン。先勝。

2006 J.League YamazakiNABISCO Cup Quarter Final 1st Leg

Fマリノス 2-1 ジュビロ @ 日産スタジアム「好転のかけら」
F.Marinos:48'松田直樹 88'久保竜彦 Jubilo:43'成岡翔

F.Marinos Official/Jubilo Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵"集中、集中"、松田直樹"華麗なる一発"、那須大亮"緩いよ、緩い"、MF河合竜二"浴衣が似合う"、マグロン(→81'上野良治)、田中隼磨、平野孝、清水範久、FW吉田孝行"惜しまず動こう"(→66'久保竜彦"吹っ切れた")、マルケス"おかえり"(→85'ハーフナー・マイク)

ジュビロスタメン:GK松井謙弥、DF鈴木秀人、大井健太郎、茶野隆行、服部年宏、MF菊地直哉、ファブリシオ、太田吉彰、成岡翔(→58'名波浩)、西紀寛(→77'船谷圭祐)、FW前田遼一(→82'カレン・ロバート)

日が落ち、昼間の暑さはどこへいったか、少々肌寒い中でのナイトゲーム。どちらも調子が悪いながら何とか自力を活かしてグループリーグを2位で通過した同士の対戦。2週間の空きでいかに現状のチーム状態を上げられたかがポイントの一つだった。Fマリノスの方は、相次ぐ怪我で4月の大宮戦からゲームを離れていたマルケスがようやく復帰、吉田と2トップを組む。ドゥトラの負傷はまだ癒えず左サイドには平野、又グループリーグ最終戦出場停止だった河合・松田が復帰し、3-4-1-2に戻してこのゲームに臨む。ジュビロの方は、グループリーグ最終戦と同じメンバー。

前半
どちらも慎重な立ち上がりだったものの、時間と共に徐々に両チームの現状が現れ始める。2週間の中断期間もポジティブに出ることなく、相変わらず偶発的なチャンスしか生み出せないFマリノスに対し、十分なトレーニングの成果か速い切り替えから全力のフリーランという意識で鋭いカウンターを繰り出すジュビロ。チームの完成度の差を表すようにジュビロにきわどいチャンスが生まれる。

攻撃構築に置いて術を持たず、周囲と繋がらずに攻めあぐねてボールロスト。奪った瞬間一気にジュビロのアタッカーが加速し、アウトサイドの上がった裏を取り、そのままの勢いで攻めきろうという形が目立つ。数的同数、数的不利のカウンターに対し、カバーとマークのバランスが崩れがちで結局スピードで振り切られたりと、最後の防波堤になりきれない部分もあったが、シュートミス、達也のセーブ、オフサイドで難を逃れた。形として、チーム全体が攻めようとポジションを上げては奪われカウンターという悪循環、しかもその攻撃はいきあたりばったりで、悪い形でボールロストするシーンが目立っては、カウンターを浴びるのも道理だったのかな。

ジュビロの意識はかなり徹底、前田・太田・成岡・西というアタッカー陣だけでなく、菊地やファブリシオ、服部までがスペースを見いだしては最前線まで長いランニングをして裏に飛び出してくる。しかし何とか運にも助けられ、スコアレスで終わろうかという終了間際、ついにその運も尽きる。前田が長いボールに反応し那須の緩いマークを振り切って長いボールをスペースで受けると(これハンドに見えたんだけどなぁ、ハンド。又手を使ったんか?まあマイクにも前節うさんくさい奴があったけど)、前はオープン、そのままシュート。これはポスト直撃で助かるが、このリフレクションをマツが処理しきれず中に入っていた成岡に拾われ、押し込まれた。

結局この後マルケスがペナ中央フリーでのシュートシーンを向かえたが、ループシュートはGKの頭の上を越えず、決定機を活かせず。前半は0-1。

後半
前半の出来じゃ……何かをしてくるかと思われたが、交代はなし。いきなり、成岡に裏を突かれてピンチを迎えるなど不安定な立ち上がり。しかし、攻撃構築に置いては長いボールのセカンドを拾う意識を徹底(まあそれが良いとは言わない、攻撃構築の本質的な解決ではないから)、その後の崩しの部分ではトップ(マルケス・吉田・ジロー)の距離感が狭まることで速いタッチでのコンビネーションが生まれはじめる。すると、その甲斐もあってスーペルなプレーで勝負を一気に引き戻す。低い位置から持ち上がったマツがボールを動かしながら攻撃を作り、もう一度受けると今度はマルケスへ楔。マルケスはダイレクトで近距離のジローへ流し、ジロー落としてマルケス→又ジローとワンツーの様にバイタルでボールを繋げるとジローがパスなのか切り返しなのか微妙な形で右に流し、それを受けたのは起点となった楔を出したマツ。前はオープン、フリー、その状況にも焦らずしっかりと流し込んで同点弾。今までの閉塞感溢れるプレーが嘘のような華麗なコンビネーションで相手のブロックを打ち破った。アタッカー同士の距離感が良くなったことで少ないタッチでのコンビが出来るようになったこと、そしてマツの攻撃をオーガナイズできるセンスとボールを離した後の絡んでいこうとする積極性。素晴らしい。

攻撃構築はさておき、アタッキングエリアでの崩しに少し光明の見え始めたFマリノスでしたが、サイドからのアタックはシュートに繋がらず。相変わらずカウンターの脅威にはさらされていたモノの、前半とは違いある程度前への圧力が増していた。そんな中でジュビロは成岡に代え名波、Fマリノスは吉田に代え久保を投入。しかしこれも展開を動かすには至らず。時間の経過と共にジュビロは1-1というスコアで流そうとしたのか、西→船谷、前田→カレンで前からのプレッシングとポゼッションを意識した形になり、カウンターの脅威は減少。ある程度その狙い通りに進んでいたモノの攻め続けていたFマリノスがセットプレーから一発。残り5分でマルケスに代わってマイクが入った直後、右サイドで粘って奪ったCK。この試合キックだけは冴えていた平野の速くスライドするようなインスイングのボールがゴール前に入ると、相手の前にポジションを取っていた久保が反応。すらせるように流し込んだ。YES!ビジョンに久保が写り、久保がゴールしたことが分かると、ゴールで上がった歓声がもう一段大きな歓声で沸き上がった。

この後、もう一点という声の中、ピッチの選手達はエンドライン際で冷静に時間を使いきりタイムアップ。相変わらず中身の積み上げはほとんどなく、2週間という時間も有効に使えてたのか疑問に思うほどの散々な内容でしたが、横浜の2大スターのゴールでホームでの勝ちを何とかかすめ取った。

まあとにかく良かった。UCLやUEFAカップではお馴染みのアウェーゴール方式が導入された今年、ホームでの「2-1」というスコアは大きなアドバンテージとはなり得ず、相変わらず頭の悪いサッカーをして中身の充実では比べモノにならないほどジュビロに分があったとはいえ、ここのところ勝てていなかったというネガティブな空気を一掃できたのは良かった。しかも誰もが待ち望む久保竜彦のゴールということで尚更。マツのコメントも、マイクが終了の笛と同時に久保の元に笑顔で駆け寄ったのを見ても、彼のゴールはチームにとって大きいのではないかなと。

まあ中身については上で色々書いたけど、とにかく選手達が手探りでサッカーをしているという印象は否めません。何をしたいのかそれはボールを持ってる選手のみぞ知るという感じで、他の選手は予測が付かないから予備動作は生まれず、ほとんどの攻撃がボールが動いてから始まるといった感じ、非常に「受動的」なサッカーに終始していました。前回の試合から2週間、まあコンディションやメンタルの回復(大敗の後だし)なども必要だったと思うから一概には言えないにしても、ほとんど修正の跡は見られず、又ジェフ戦で見られたようなソリッドな要素も消えてしまったりと、非常にネガティブなものでした。

てゆうか岡ちゃんは色々修正してリスタートというけど、正直何をしたかったのかは見えなかった。てゆうか前半は酷いモンだった。ビルドアップにしても崩しにしても、具体的な方向性は見えず、ほとんど運任せ。後半に入ってトップの距離感が良くなったからまだましになったけど、やることがはっきりしないからチームとしての共通理解が生まれないのは本当に愕然とする。選手達の緩慢な意識も気になるけど、ある程度整えてあげないと今の状態では好転していかないと思うのだけど。攻撃構築において長いボールのセカンドボールを拾うという選択肢しかないのを考えると、岡ちゃんのポケットの中には何にも入ってないんじゃないかと……。もう枯れちゃったか?中身は詰まっていますか?

しかし、その中でFマリノスが誇る2大スターが何とかしてくれた。そしてそこに好転のかけらがあったんじゃないかなぁと個人的には思ったり。

マツに関しては、がむしゃらなようにも見えるのだけど、与える効果というのは非常に大きい(メンタルじゃなくて)得点シーンにおいてもボールを動かしながら、楔を入れて起点になったわけだけどそこで自分のプレーを終わりにするのではなく、そのまま最前線までポジションを上げていった。結局それがゴールに繋がったわけだけど、無駄になるとしてもそういう動きを常に考えてプレーする。淡い期待だけど、それを予測して走っていくという主体的な意識を持ってプレーしていく。こういう意識があるからこそ、マツのプレーは期待感があるし、実際ゴールに繋がっているんじゃないかなと(まあ基本的にDFラインの選手が上がっていくことは余り良いことではないんだけど)で、他の選手達にもこういう意識が出てくると、変わっていくのかなぁと。後ろから上がっていったことで相手は捕まえきれなかったわけだし、そういう意識がチーム全体でもっとでてくると良いなと。

で、もう一つ。マツ・久保共に言えることだけど感性という部分。久保の動きとかを見ていると、周囲と合わせようと言うより自分の感性に従ってアクションを起こしているように見える。きっとスペースが空きそうと感覚が働いて動き出すから、怖い動きになるんだろうけど(ファーストアクション・セカンドアクションにしても)他の選手にしてもピッチの状況を感じながら、プレーしていって欲しいなぁと。一人が動けば状況は変わる。そこを感じることで、次に繋がっていくし、より良いチャンスが生まれる可能性がある。ウォッチャーにならずに感性を持って積極的にプレーに絡むという意識を持って欲しいなと。

多分最初はうまくいかないだろうけど、やってる内に要求しあうことなどで相互理解が進んでいくようになるはず。そしてそれがきっとそれが積み上げになる。今は何が良くて何が悪いのか、何がしたいのかが見えず、流れのままなぁなぁでプレーしている感じだけど、それじゃ何も積み上がらない。もっとプレーの関与意識を主体的に持ち、もっとサッカーをする上で感性を持って、それを表現するようなプレーをして欲しいと言うこと。考えろ、感じろ、動け。


で、次戦に向けて考えると、スコア的には1点取ればアウェーゴールに置ける恩恵は消せるし、0に抑えれば勝てる。まだまだこういう慣れはないにしてもどのようなプランでゲームに臨むのかというのが非常にポイントになってくるのかなと。今のFマリノスは多くの選手が攻撃に絡む(絡まないと良い攻撃にならない)ので、その分だけリスクがある。そしてそのリスクである裏のスペースをがっつんがっつん突かれたわけですが、結果にこだわるのであれば、そのスペースを与えないためにある程度スペースを消すと言うことをある程度念頭に置いてやるという方法があっても良いのかなと(結局放り込むわけだし)

で、特に次までに修正したいのはカウンターの対応。両サイドのポジショニングが一つ、そしてその裏を突かれたときの人数の確保とマーキングとアプローチの判断という部分。両サイドは本来見なければならない選手をほとんどDFに任せるような対応になりがちだったわけで、その辺は現実的に考えていく事も必要になるのかな。特に大外(逆サイド)が空くことが多いので、何とかサイドがそこを見つけて相手を捕まえる事が出来ればなぁと…。それとそのカウンターが発動してしまったときの対処法。まあ上記のような対応が出来ようと出来まいと、それなりにカウンターに晒されることはある程度頭の中に入れておかなければならないでしょう。その中でボールホルダーへのアプローチは当然として、カバーに行くのか(抜かれたときのリスクマネジメント)、走り込んでくる選手を捕まえに行くのか非常に難しい対応が迫られるわけですが、その辺は柔軟にやっていかなければならないのかなと。河合がディフェンスラインまで落ちて良い対応を見せていたりと、アンカーと連携しながらうまく人数を揃えて対応していきたいところ。ジュビロがよい形で前に出てきたら、4枚出てくるというのも充分考えられるからね。まあまずはカウンターを出させないようにするというのが大前提なんだけど(さすがにそれは難しいからねぇ)

じゃあ後は結果。
レッズ 4-3 ふろん太 @ 駒場「あの21番は化け物か!」
Reds:9'&49'&68'&73'ワシントン Frontale:18'ジュニーニョ 32'中村憲剛 63'マルクス

セレッソ 2-5 ジェフ @ 長居「魔の20分」
Cerezo:14'ピンゴ 70'pゼ・カルロス Jef:24'&73'&88'マリオ・ハース 79'&81'山岸智

鹿島 - ガンバ @ カシマ

ということでこの辺かな。レッズ-ふろん太もやろうかなぁ。どうしようかなぁ。それにしてもワ級は止まらんね。ありゃ無理だわ。神奈川勢で2試合連続ハットですか、めでたすぎですな。勢いつけちゃってごめん。ということでここまでっす。マルタ戦、たぶんやる。今度は早めに。

*坂田、又肉離れかぁ……いつになったら見れるんだか。

*茂庭さんは"ハワイ経由ドイツ行き"。到着早々コンディション調整と頑張ってる模様。そういえば前も緊急招集されたときにどっか行ってた気がする。

*今日は高原もヤナギも出ないらしい。もっと詰めていきたい所なんだけどなぁ。まあトップを代えるというのはあり得る交代手段だからコンビを詰めるというのはありだろうけど。

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