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June 09, 2006

繋げる力@YamazakiNABICO Cup Q.Final 2ndLeg ジュビロ vs Fマリノス

渡しちゃいましたね、引導を。最初から波がこっちに来ていて、しかもジュビロの状態が悪いと。苦労なく勝っちゃったって感じで、特に感想はないんだけど、準決勝進出。一つだけ駄目なのは河合の怪我……心配だ。

2006 J.League YamazakiNABISCO Cup Quarter Final 2ndLeg

ジュビロ 0-2[Total 1-4] Fマリノス @ ヤマハスタジアム「繋げる力」
F.Marinos:19'マルケス 88'久保竜彦

F.Marinos Official/Jubilo Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵、松田直樹、那須大亮、MF河合竜二"祈・軽傷"(→85'上野良治)、マグロン、田中隼磨、平野孝、清水範久(→72'久保竜彦)、FW吉田孝行、マルケス(→89'狩野健太)

ジュビロスタメン:GK松井謙弥、DF鈴木秀人(→77'船谷圭祐)、大井健太郎、茶野隆行(33'一発赤)、服部年宏、MFファブリシオ、菊地直哉、太田吉彰(→63'カレン・ロバート)、成岡翔(→63'名波浩)、西紀寛、FW前田遼一

雨が降ってピッチの濡れたヤマハスタジアム。今シーズンから導入された決勝トーナメントに置けるアウェーゴール方式の醍醐味は2ndLegにあり、そういう意味では白熱した展開が期待された。スタメンはどちらも1stLegと同じメンバー。(レポートしないよ、書きたいことがあるからね。印象だけ)

・守るのではなく、攻めるという選択をしたFマリノスは序盤から積極的。ただ、前回の反省が身になっていたのか、楔に対しての対応は非常に厳しく、相手のトランジッションの速い攻撃を出させない。これはとても良かった。

・で、先制点。西が奪ってさあ攻めようといったところで河合のインターセプト、そしてそのまま右からクロス→大外に走り込んだマルケスが体を横に倒してボレー!素晴らしい流れからのゴール。ゴールの要因となったのは、なんと言っても河合のインターセプト。相手が攻めに出ようとしたところで奪ったから、攻→守という切り替えが効かず、後手とさせる状況を作り出した。もちろん決めたマルケスも偉い、かわいくてしょうがない。

・で、前半終盤茶野さんが裏に抜けた吉田を倒したと言うことで退場。これでこの後のゲームの流れが決まった。あれが退場かどうかは別にして、2点のアドバンテージの上での数的優位は凄い大きかった。

・後半、時折危ういシーンがあった以外はジュビロの反撃を受け流しながら、ゲームの流れを掌握。数的優位なこともあって結構なチャンスを作り出してネットを揺するシーンもあったが、その退場の余波なのか結局認められず。まあいいけどさ。

・でも、最後にドラゴン。吉田が外から中へ突っかけるように溜めて引きつけると、そこに反応してフリーで受けたマルケスへ流す。マルケスはコースを空け素早く右足クロス、久保は服部を相手にせず高い打点のヘッドでゴールに流し込んだ。これで完全に決まり。マルケスのキック精度、久保の高さという個人能力が活きたゴールだった。

2-0、合計スコアは4-1。何かもっと苦労すると思ったけど運も向いて勝ち抜け。これで準決勝進出ですよ、奥さん。前回の苦戦の要因だったカウンターは楔に対しての警戒を強めることで元から立つことが出来たし、後はやはりスコアに「繋げた」こと。先制点が相手に与えた影響は大きかったかな。まあこの4日で飛躍的に良くなった部分ははっきり言って「ない」んだけど(DFをシビアな意識で出来ていたことぐらいかなぁ)、スペシャルスキルのある選手が戻ってきたことでゴールに「繋げる力」が強化されたというのが素直な印象。根本的な問題は変わってないかなぁと。でも、中断前に勝って終われたことでこの中断期間気持ちよく過ごせます。良かった良かった。

で、その他の結果ね。

ふろん太 2-1[Total 5-5 Awaygoal 3-1] レッズ @ 等々力「早速活きたアウェーゴール」
Frontale:12'我那覇和樹 53'ジュニーニョ Reds:31'pワシントン"及ばずながら、被弾"

ガンバ 0-2[Total 0-2] 鹿島@ 万博「層に置ける厚みの質」
Antlers:49'&74'アレックス・ミネイロ

ジェフ 3-2[Total 8-4] セレッソ @ フクアリ「桜ハンター襲名?」
Jef:12'山岸智 23'&27'マリオ・ハース"2戦5発" Cerezo:39'柿本倫明 71'古橋達弥

ということで、準決勝進出チームが決定。オープンドローなので、まだ対戦相手は決まってないわけですが、まあどれかと当たると言うことですね。えーと、ふろん太はやだ、勝てる気しない(現時点では)じゃあ、試合よりも大きなインパクトを残したあれに関して。

・山本監督の辞任に思うこと。

もう既にご存じの方も多いでしょうが、ジュビロの山本昌邦監督がこの試合の後自ら身を引く形で、退くことになりました。まあ、他チームの人たちからはもっとやれという声が上がり、ジュビ側の人は一安心共に恨み節が聞こえてきて、そんな反応に彼のこの仕事に置ける評価が分かる感じですね。

世代交代に置ける過渡期にあったチームの指揮というのは非常に難しい部分はあると思うのだけど、クラブ側からは満たされた環境を与えられ、3年契約の役員待遇、潤沢な補強費、彼の求める要素をかなえるだけのモノで、それだけジュビロも山本監督の国際経験に期待をしていたのだと思います。ただ、結果として、何も残せなかった。そういう意味でこういう判断は仕方なかったのかなぁと。

まあ個人的に外目から見た判断で彼の失敗の理由を考えるとすれば、彼は監督として性急で移り気すぎたこと。そしてその中で判断、決断をするのが非常に下手だったのかなぁと感じています。彼のチームを初めて生で見たのは、あのミラクルハンドのあった2004年の開幕戦。あの試合のジュビロは美しいジュビロの唯一の弱点であったカウンターを警戒し、臆病に移るほどそれを消しに掛かった。もちろん前年度のチャンピオンに対しての畏敬の念があったにしても、それだけネガティブな要素の打ち消しに対しての意識が高かった。が、次の試合ではホームということもありあっさりと方針を変えて前に出たら、グラの新人にスペースをがっつんがっつん突かれて、裏目。今年に置いても去年掴んだカレン・前田の2トップという形が出来はじめていたのに、(怪我人続出で仕方ない要素は含んでいたにしても)1トップという戦術転換でその手応えを捨ててしまい(前田が戻ってきた時点で2トップに戻すという形だって良かったと思う)、結局0に戻ってしまった。

熟成より改革でよりよいモノを見つけようというのが傾向として強いのかなぁと。聞こえは良いが、簡単に見切りを付けすぎるというか、継続性がなく、チームとしてチャレンジしている要素を完全にモノしていないうちに新しいモノを追って、結局何一つ形にならないような感を受ける。ジュビロの選手達は非常に考える力、周辺の状況を捉える力に優れているのだから、良い準備をして迷いのない形でゲームに望める形さえ整えればある程度形になるのだけど、そういう迷いを監督自ら生み出してしまっていたのかなと。チームを熟成するためにはある程度我慢が必要だし、一朝一夕には行かないモノだよ。

逆説的に岡ちゃんはそういうのがうまいそうだ。駄目そうなら、すぐに手仕舞いして現実的な術で軌道修正を計り、大怪我にならないように施術を加える。まあ監督としての資質という要素なんだろうけど、山本監督に関して言えば、そういう部分を現状を意識しながら必要な要素を掴む感覚よりも、自分の直感を信じて手を付けてしまう、手を動かさずにはいられないタイプなのかも知れない。じゃあ何で、今は失敗してるのか、それは岡ちゃんがこだわっているからということになるのかも、むーん。

以前、彼が監督に就任する前に書いたことなんだけど(そのころから読んでくれている人はいるのだろうか…)、彼は日本の国際経験の多く、そして様々な監督の手腕を一番近い位置で見てきた人間であり、その分だけ素晴らしい経験をフィードバックできるように手腕を磨いて欲しいと書いたことがある。国際プレーヤーになって10数年の日本にとって、その経験は掛けがいのないモノだし、無駄に出来るようなモノではないと思ってたからね。ただ、残念ながら彼はその期待に応えるだけの資質を持ち合わせてはいなかったと言えるのかも知れない(現在の状況で判断するのならね。具体的には、チームが持ち得ている駒を活かすと言うよりシステムや戦術が先立って、結果としてチームとしての良さが消えてしまうことや、偏向する選手起用とかね。ただ、彼自身まだキャリアは始まったばかりなのだから、地道な経験を積むことで経験を生かせるようになって欲しい)

まあこんなカオスに見舞われた人たちにはご愁傷様と言うしかないけど、明日は我が身。体半分ドロ沼につっこんでいる状況でもがいているに過ぎないんだから。

ということでおしまい。なんだかお祝い気分なんですけど、手負いの相手一つ倒したからって大きく変わる訳じゃない。そういうことを肝に銘じて中断期間でシビアに問題解決に向けて取り組んで欲しいなと。この勝利が「後悔」に繋がらないように。ということでここまで、開幕ですよ、奥さん。

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