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June 14, 2006

抱いた感情@FIFA WORLDCUP Germany2006 Group F Japan vs Australia

もう昨日あげたやつで終わりにしようと思ったのですが、やっぱり書いておこうと思います。正直ショックはでかいし、もやもやしたモノがありすぎる訳ですが、やはりこの屈辱的なゲームに立ち会ってしまったサカヲタとして抱いた感情や分析などを書き記すことにします(分析になるかは微妙ですが)語り尽くされてる?確かにね。ということで感情垂れ流し版。まとまってないけど。

FIFA WORLDCUP Germany2006 Day4

Group F
Japan 1-3 Australia @ Kaiserslautern
JPN:26'S.Nakamura AUS:84'&89'T.Cahill 90'+2'J.Aloisi

FIFA MatchReport

日本スタメン:GK川口能活、DF坪井慶介(→56'茂庭照幸/→90'+1'大黒将志)、宮本恒靖、中澤佑二、MF駒野友一、福西崇史、中田英寿、三都主アレサンドロ、中村俊輔、FW柳沢敦(→79'小野伸二)、高原直泰

オーストラリアスタメン:GKシュウォルツァー、DFニール、ムーア(→61'ケネディ)、チッパーフィールド、MFウィルクシャー(→75'アロイージ)、グレッラ、クリーナ、エマートン、ブレシアーノ(→53'カーヒル)、キューウェル、FWビドゥカ

ある程度読んでいただいている方なら感じ取れる方もいるでしょうが、批判されることの多いこの代表チームに対して結構ポジティブな感覚を持っていて、こうして厳しい結果になった今もそのポジティブな意見は変わらなかったりします。もちろん、それと同時にジーコのやり方に不安や疑念を持つ部分もあって、結局この試合ではそれが露呈してしまったわけですが(それが様々なメディアで書き尽くされた部分であり、多くの人が不満に思っている部分)、選手達のパフォーマンスは充分なモノではなかったにしても、このアテンプトの成果の末端というのは見て取れました。ただ、その充分ではなかった部分には非常に落胆、悔恨、憤懣という感情を持ったというのが、このゲームの感想です。

まあこのチームは明確なガイドラインが定められることなく「明確な戦術がない」と批判されることが多いわけですが、その分選手達一人一人がチームのことをより深く考え、その分だけ選手達の考える力は高まっている課程にあると感じています。だからこそ、このチームに対して僕はポジティブな意見を持っている。で、昨日のゲームに関して、劣勢を予想されたマイクタイム改めてケネディ・ビドゥカ目がけてどっかんどっかん大作戦に置いて、非常にタフでクレバーな守り方をしてくれたと思います。前提条件としてチームがバテて、プレスも組織もない状態(元々ないと言われたらそれまでなんですが)の中で弱点を突かれていた訳で(しかも刻々と相手が手を打ち攻勢を強める中でベンチから救いの手はもたらされず)、ある意味守っている側として四面楚歌な状況に陥っても不思議ではなかった。まあ結果的に陥ったわけですが、それまでの時間帯身長的・体格的にも劣っていても、こういうやり方をすればいいという答えをしっかりと持って出来ていたのは非常に良かったなぁと。

具体的に書けば、放り込まれたときにまず正確に次の展開をされないようにとにかくコンタクトに行き、そこで落とされて生まれるセカンドボールに対して(まあ負けるのは仕方ない)意識高く、より速く反応して先に触るという事を徹底してやっていた。もちろん当たり前のことかも知れないけど、そういうことを自分たちで考え、ピッチの中で表現できるということにこの4年間の進化は見て取れたし、あれをしっかりやっていたからこそ「残り数分」という所まで持ちこたえられていたのかなと。まあ結果として、これを守りきることが出来なかった訳で、それは言い訳のしようがない。チームマネジメント含め、力不足だったのかも知れない。

ただ、それでもこのゲームで示されたモノはやはり不十分だったと思う。オーストラリアは確かに強くパワフルで押し込まれる展開が多かった。ただ、自分たちのある程度思惑通りにゲームを進められた時間帯もあったし、局面的に日本の選手の特性が活きていた部分もあった(技術の高さとクイックネス)でも、ついにこのゲームの中で、このチームのポジティブなポイントである「勇敢さ」というモノが出てこなかった。ブラジル相手にも、フランス相手にもひるまずに仕掛けていった日本の勇敢な姿は、本番のプレッシャーと結果を出したいという感情の中で泡のように消えてしまっていた。

確かに誰もがこの本番では結果が欲しいし、そのためにリアリスティックなサッカーを選択しても異論は出ないだろう。でも、このチームはその方向性で作られたチームではない。確かにドイツ戦はカウンターで点を獲ったけれど、カウンターという形が素晴らしいのではなく、速いテンポで技術の粋を凝縮し、共通意識を持って連動しながら相手のラインを崩すという課程が素晴らしいのであって、カウンターというのはあくまでその一つでしかない。そういう意味で、この臆病な戦い方は非常に残念で、そして怒りを覚えた。こういう戦いをするのであれば、ジーコである必要はないし、このメンバーでやる必要はない。

最後に、監督について。様々な決定事項を持つ権限を持っている役割を担うという意味で、敗戦の責任は監督にある。ただ、それ以上に今回に関しては彼の監督としての不安要素が露呈し、チームを勝利に導くことが出来なかった。そう、交代策。

書き尽くされているので具体的に書かないけれど、必要な策を的確なタイミングで獲れなかった事、そして獲った策がチームを混乱させるだけで有効に作用しなかった事、これに関しては試合中しこりのように自分の中に残った。もちろん、試合中の采配というモノは運もあるし、結果論的なところもあるのだけど、今回に関しては不条理すぎて納得がいかなすぎる。子供でも分かる簡単な方程式を、おかしな意地で間違えた様な感覚を受けた。

元々、論理的なチーム作りや采配面など、ある程度「達観」というか「諦観」という部分はあったので(そしてポジティブな事を考えれば相殺と考えるべきかも)、ここで僕が怒るのは間違っているかも知れない。でも、素直な感情としてやはり許せない、○○○○○○○○○○○○○○(僕がクマーに向けて書いた罵声を伏せ字にしてみました)

まあこれが素直な感情です。もちろん他にも、クイックネスに溢れ相手を翻弄していたにも関わらず責任逃れのメンタリティの目立ったFW、俊輔がピッチに立ちゴールしたことの感慨、佑二のパフォーマンスの感動、ミスが多かったり、怠惰なプレーをする選手に対して覚えた苛立ち、そして緊張と絶望……。まあでも、これも又サッカーなのだと思う。一つ間違えば日本は勝っていた、試合展開としては様々な要因をひっくるめて、紙一重だったと思う(実力的には違ったとしても)負けたときは必然と言うから、やはり必然だったにしても、ね。

とにかく切り替えて、そして吹っ切って次のゲームに臨んで欲しい。望んでもその権利を得れなかった選手達がいたと言うことを忘れて欲しくない。絶対に無為にはしないでほしい。強い気持ちで、勇敢に。そうして掴んだモノは大きな財産になると思うから。頑張れ、超頑張れ。

ということでおしまい。こんな時こそ那須マインド、バカに見られるかも知れないけど超ポジティブ、超希望に溢れたマインドで。実はほんの少し前までイライラしていたけど、書いたらすっきり。書き残したことはチームとしての大会が終わったら総括記事で又書きますよ、まとめとしてね。何で小文字にしたかって?そりゃ少し恥じらいがありますから(照れ)それでは自己満足的駄文におつきあい下さりありがとうございました。ペース戻すよ、やってない試合、沢山イイゲームあったからね。愉しみましょう、これからも。

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Comments

お久しぶりです。

今回の試合は大変残念でした。

個人的にFWの動きに関してものすごく不満でした。
ボールをうける積極性が何故ゴール前では発揮できないのか?
試合的には後半30分当りに2点目をとっていれば
なんてことの無い試合だったと感じています。
(久保ぉ~何故メンバーにいないんだ!)

いたさんがおっしゃられていた現実的な戦いですが
僕はビッグゲームである以上仕方がないと考えています。
采配に関しては触れたくも無いですね。

いづれにしてもいまさらですが、
ようやく今日考える気力が増しました

生意気な文章すみません一読していただければ幸いです。

Posted by: ueshin0721 | June 14, 2006 at 03:57 PM

ueshin0721さん、こんにちわ。

そうですねぇ、残念でした。

確かにシュートに対する積極性が欠けていたのはありましたね。最後の確信レベルというか、その辺が高まっていないことが実証されてしまった形でしたが、シュートだけではなくアタッキング・サードに置ける確信レベルは日本全体で意識していかなければならないのかなと感じています。柳沢のように流れを良くしてくれる様な存在も確かに貴重だし(素晴らしい選手ですし)、モダンサッカーの基本とも言える守備の出来る選手も大切なんですが、最後の部分で何かできる選手(ドリブルにしても、ミドルにしても、変化を与えるにしても)の重要性という部分を改めて見直す必要があるのかも知れません。でも、今の代表選手達が出来ないとは思えないので、やはりメンタリティなんですかねぇ。

現実的な戦い方に関してはわからなくないんです。仕方ないとも言うのも理解できるんです、ナショナルチームは特に結果が重視されるチームですし。ただ、それならば最初から理想なんて掲げない方が良いのかなぁと。アテネの時もそうですが、結局最終的な目的地ではこういう相手と当たるわけで、そのたびにびびって自分たちの形を捨ててしまっては何も見えてこないのかなと。僕は日本人選手の可能性を見たいので、利己的な考えかも知れませんが、自信を持って臨んで欲しいなぁと。もちろん通用しない部分もありますが、通用する部分もあるはず。自分たちを卑下することなく、出し切ることをして欲しいなぁと思っていたんで。

いえいえ、生意気も何も……僕そんなに偉くないですし(苦笑)思ったことを聞かせていただいてありがたいです。ではでは、又よろしくお願いします。

Posted by: いた | June 15, 2006 at 03:11 AM

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