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June 15, 2006

先制点、暑さ、そしてロッベン@FIFA WORLDCUP Germany2006 Group C Netherlands vs Serbia&Montenegro

やっぱりワールドカップにはオレンジがよく似合う。経験則から、面白い試合になるイメージがすりこまれているからかも知れないけど、何となくワクワクしてしまう。超遅いけど。

FIFA WORLDCUP Germany2006 Day3

Group C
Netherlands 1-0 Serbia&Montenegro @ Leipzig
NED:18'A.Robben

FIFA MatchReport

オランダスタメン:GKファン・デル・サール、DFヘイティンガ、マタイセン(→86'ブーラルーズ)、オーイヤー、ファン・ブロンクホルスト、MFスナイデル、コク、ファン・ボメル(→60'ランツァート)、FWファン・ペルシー、ファン・ニステルローイ(→69'カイト)、ロッベン

セルビア・モンテネグロスタメン:GKイェブリッチ、DFN.ジョルジェビッチ(→43'コロマン)、ガブランチッチ、ドラグティノビッチ、クルスタイッチ、MFドゥリャイ、ナジィ、スタンコビッチ、P.ジョルジェビッチ、FWケジュマン(→66'リュボヤ)、ミロシェビッチ(→46'ジギッチ)

昨日に続いて良い天気なドイツ。ライプチヒも例に漏れず強い日差しが差し込み影が濃い。試合前に何かオレンジのブーメランみたいなのが飛んでたけど何だろう?まあいいか、そのオランダは、直前のテストマッチで多くの怪我人が出ましたがスナイデル、コク、ファン・ブロンクホルストと心配された選手達が無事にスタメンに名を連ねる。トップには、右から絶好調ファン・ペルシー、ファン・ニステルローイ、ロッベンと並ぶ。対するセルビア・モンテネグロはビディッチが予選最終戦の影響でこの試合はサスペンション。又、追加招集された監督の息子であるペトコビッチが辞退したため、この試合には21人で臨む。トップには怪我も伝えられたケジュマンとサボ・ミロシェビッチという実績ある二人が並ぶ。

前半
出だしから、スタイル通りはっきり分かれたゲーム展開。両サイドに大きく展開しながら主体的に攻めようとするオランダに対し、収縮早く囲んで厳しくアプローチに行きロングカウンターを模索するセルビア・モンテネグロ。ファーストシュートはスナイデルのFKをロッベンが手前で擦らせる形でゴールを狙ったモノ。

狙いの具現化という部分を考えたとき、序盤はセルビア・モンテネグロのリズム。カウンターから続けざまにチャンスを迎え(左サイドを局面打開したジョルジェビッチはエンドライン際に切れ込みゴール前2トップが飛び込んだシーン。うまく前を向いたミロシェビッチは前がオープンとなりシュートに繋がったシーン)、守備も破綻することはなかった。しかし、その好リズムがエアポケットを生んでしまったのか、それを突かれる形でゲームが動く。オランダ右サイドで長いボールをカットすると、シンプルに縦へ。その縦パスは相手の中盤とDFラインの間に落とされ、誰もプレッシャーにいけない。そんなパスに反応したファン・ペルシーは、ノープレッシャーな状態からダイレクトでスペースに流し込む。そしてそのスペースパスに反応したのは中にポジションを変えていたロッベン。快足を飛ばしてディフェンスを振り切り、そのまま独走。1vs1を制してオランダが先制した。

このゴールでゲームのリズムは一変、どちらもフィニッシュに繋がるオープンな展開に。序盤のように相手に閉塞感を与えるような囲い込みが機能せず、オランダのストロングポイントが素直に出るようになった事がその遠因。しかし、イケイケの状態と言うこともあってセルビア・モンテネグロのシンプルな攻撃構築がオランダの中盤のプレッシャーが掛からない形でアタッカーに収まると、シュートまで繋がっていく(特に左サイド、ジョルジェビッチからもたらされた)こういうオープンな撃ち合いという意味ではオランダのペースと言っていいかも知れない。

終盤にセルビア・モンテネグロは、前半ながら右サイドバックの選手を下げコロマンを投入。そのコロマンもスペースを得て良いチャンスを向かえたりと、オープンな雰囲気は変わらなかったが、結局この後ゴールは生まれず。前半は1-0。

後半
後半頭からミロシェビッチに代わって、ビッグマン・ジギッチを投入。ビハインドを負っていることもあって、かなり積極的にゲームに入り、セルビア・モンテネグロは開始早々から一気に押し込んでいく。ディフェンスに置いては、前からプレッシャーを掛けに行き、オフェンスに関しては切り替え早く一気に全体が押し上がり、両サイドもかなり積極的に前に出て行く。それに対して、オランダのプレー姿勢に余り変化は見られず、ロッベンは相変わらず存在感を示していたが、相手の勢いに押されていた感。それを見てか、ファン・ボメルに代えてランザートを投入し、そのリズムを変えようする。

時間と共にゲームが落ち着き、オランダのワイドに展開するポゼッションも戻るが、セルビア・モンテネグロの積極性は衰えない。そんな中でケジュマンに代えて、リュボヤを入れ3枚のカードを20分過ぎには使い切る。逆にオランダはニステルを下げカイトを入れ、スピード勝負に切り替えた。ジョルジェビッチ・ナジィという二人のセンターが非常に精力的に動き回って存在感を見せるが、最後の部分で長身ジギッチを狙う形が実らない。コロマンのミドルシュートなどもあったが、ゴールに繋がらず。

徐々に暑さが両チームの運動量を奪って行く中で、セルビア・モンテネグロは同点を狙って攻め続けたが、終盤オランダはブーラルーズを入れるなど現実的にゲームに締められてしまった。ということで1-0。グループリーグ一戦目屈指の好カードはオランダが制し、死のグループ突破に向けて好スタートを切りました。

なんと言っても先制点、それに尽きるようなゲームでしたね。あのゴールがセルビア・モンテネグロとしては痛いゴールだったし、オランダとしては大きなゴールでした。UCLでもリアクション型のチームが先制されると、リトリートされて、崩す術を持たないがために負けてしまうということが良くありましたが、セルビアにとってはそんな悪魔のパターンに嵌ってしまった。オランダとしては、もう少し出来そうな部分はあったけど、攻撃に関してはキレキレのロッベンに託すことが出来た事もあって、非常に現実的にゲームを進めた。きっとポリシーとは違うゲームだったかも知れませんが、厳しい相手・厳しい気候・難しい開幕戦というのを考えればイイ滑り出しといえるのかも知れませんね。

で、この日のオランダに関しては、難しい開幕戦ということを考慮しないとしたら、ちょっと寂しい出来だったかなぁと。特にストロングポイントである攻撃の出来に関しては不満の残る出来だったのかも。ラフィがいないことはやはり結構大きいのかなぁと感じた。まあこの日はロッベンがスーパーだったのである程度形になりましたが、ロッベンやペルシー、カイトが抑え込まれたり、アクシデントに襲われると、かなり硬直化しちゃうんじゃないかなぁと。スナイデルを低い位置で使って、ボールを動かそうという狙いはある程度具現化していたと思うけど、スナイデル自身のコンディションもそんなに良くなかったと思うし、チーム全体を見る限り、「まだまだ、もう少し」という感じかも知れませんね。

で、セルビア・モンテネグロとしては上記の通り失点を喫したロッベン対策が嵌らなかったのが痛かった。実際ロッベンみたいな選手は彼自身の出来が良ければ、止めれない選手の一人だと思うのでセルビア・モンテネグロが悪いわけではないけれど、ビディッチの不在が間接的に痛かったかなと。彼がいないことでポジションチェンジを余儀なくされてしまった。その後はうまく応急処置で何とか穴を埋めることは出来たけど、乗せてしまったという意味ではやはり痛かったなぁと。最後はバテたけど、それまでは非常に運動量多くやっていたP.ジョルジェビッチや交代で入ってアグレッシブなプレーをしていたコロマンなど、光の見える部分もあったと思うので、次は自分たちの形で見てみたいかな。え、ビディッチ離脱?

ということでここまでかな。とりあえず途中まで書いてあったので、書き切っちゃいましたが後はまとめちゃうかも。あ、でもアズーリはやる。追いつかないよ~。ということでここまで。

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Comments

ご苦労様です。
注目していたスイスとガーナ。
スイスは金星を逃したかな、ハンドを見逃してくれて&ガス欠のジダンを変えないドメネクがいたのに、ベーラミは出ず。
アズーリvsガーナ、地上波でやっていないのでレビュー待っております。

>日本代表
あのテーマソングでさらにイライラ倍増(苦笑)
でも岡田さんの解説で何とか冷静になれたかな。


Posted by: けん23 | June 15, 2006 at 05:21 PM

けん23さんこんにちわ。好きでやってることですから、でもねぎらいの言葉ありがたいです。

スイスは相変わらず高質でしたねぇ。若い選手が多く、初めての選手ばかりだと思いますが、緊張感もなくのびのびとやってましたね。終盤はセンデロス・ジュルーのアーセナルの若いコンビになったりしてましたが落ち着いたモノでしたし。まあ決定力不足はどっちもどっちなので何とも言えませんが、マニャン&バルネッタのFKは本当に惜しかった……。又みたいカードですね。

アズーリは少々お待ちを。

岡ちゃんもそういえばいましたね。どうも記憶が曖昧です。放心状態でしたから。でももう切り替えました。オレンジレンジは耳にこびりついて離れません。一日5回も6回も聞かされると……きついっす。

ではでは

Posted by: いた | June 16, 2006 at 01:02 AM

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