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May 05, 2006

Lost future@J1 第11節 グランパス vs Fマリノス

・静観、達観、諦観
・何も生まれないゲーム
・紡がれないパス
・J1最低のクオリティ
・精神論の末路
・ちゃんとサッカーしましょう←どっかの辛口批評家のぱくり
・置き去りの"フットボール"
・サッカーの神様は見逃してくれない
・さよなら、岡ちゃん

普段は大体を書き終えてから、タイトルを考えてるんです。だから結構適当だったり、こじつけだったりするんですけど、この日のゲームは見ていて次々とタイトルが出てきてしょうがなかった。せっかく沢山出てきたので書いてみましたけど、どうでしょう。まあその中で吟味した結果が今日のタイトル。それ以外には何も書きたくないし、考えたくもなくなるゲームだった。

2006 J.League Division1 第11節

グランパス 1-1 Fマリノス @ 豊田スタジアム「Lost future」
Grampus:83'古賀正紘 F.Marinos:80'マグロン

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中澤佑二"自信喪失"、松田直樹、那須大亮、MF上野良治"復帰"、マグロン、塩川岳人(→67'山瀬幸宏)、田中隼磨"坊主にしてこい。でもファンが減りそうだからいいや"、清水範久"復帰"(→83'ハーフナー・マイク)、FW久保竜彦"坊主に…坊主だった"(→52'大島秀夫)、吉田孝行

グランパススタメン:GK楢崎正剛、DF大森征之、秋田豊、増川隆洋、MF吉村圭司、金正友、本田圭佑、中村直志、山口慶、FW玉田圭司(→81'鴨川奨)、古賀正紘 "高校以来かよ"

書きたいことだけ書くよ、レポートなんていらないよね、あの内容じゃ。

当たり前だけど、書きたくなくなる要因は結果じゃない。余りにお粗末で希望も未来もない、「なにもない」サッカーをしていたからです。もちろん、怪我人が沢山出ていると言う事情があるのは理解してる。でも、ちょっと酷すぎる。逆説的にだけど、今のメンバーではサッカーが形作れないと言うことに失望しました。

悪いところは星の数ほどあるのだけど(失点に繋がった隼磨のあの状況、時間帯での軽率な判断から生まれたファールなんてどうしようもない。このプレーに代表されるように適当で軽率な判断から来るプレーがチームに蔓延していると言うこと)、個人的に一番気になる部分として。とにかく目的意識がなく、選手達が迷いながらプレーしていること。そして、その中で選手達は完全に頭が止まってしまい、思考のないサッカーをしている。これが最悪なサッカーをしている原因なんじゃないかなと。今年の方針から言えば、それを選手達が主体的に考えて見いだしていかなければならないのだけど、選手が次々と欠けていく中で完全に見失っているのかなと。

簡単に言えば、サッカーをするために必要な要素が欠けている。どういう目的を持ち、そのために何をすべきかを考え、予測し、行動に移す。それがないから、行き当たりばったりで相手の対応に苦慮し、焦り、結局苦し紛れのプレーで濁している。その連続だから、サッカーにならない。これは選手達がいかにサッカーについて考えていないかというのを表す要素な気がしてならないです。

その最も顕著な例が後方からのビルドアップ。バックラインが既成事実のようにボールを回すけど、そこに具体的な目的はなく、ボールをもっていない選手は次のプレーを予測しながら準備をするということをしていないから、いざボールが来て「さあ、どうしよう」という感じになっている。だから、パスが繋がらない。非常に抽象的なのですが、こんな感じです。

具体的に書けば、出し手は空いたところに出そうという気はあっても、一番のプライオリティとしてどこに、どのような形で前に出したいのかというのはなく、ただ単にパスを繋いでいこうという曖昧な意識しかない。そうなれば受け手もどこに出てくるのかわからず、分からないから無闇に動くだけで、予測といった思考のあるプレーになっていない。結局出し手はその動きでは出せないと諦めて戻し、受け手はボールが出てこないことが続くことで意識が更に減退し、動きが少なくなる。このような流れを見ると、意思の疎通のかけらもないのだなと感じてしまった。

すでに何年もプレーを共にし、新しいやり方でも何ヶ月も練習し、試合をしてきたのにそれが出来ていないというのは、選手達の意識がいかにサッカーに向いていなかったか、人任せでしっかりと考えてサッカーをしていなかったかが分かると思う。そして、この先それが変わるとも思えない。だからこそ、「希望も、未来もない」と。

選手達の本質を見抜けず、今年の方針を決めた岡ちゃんにも責任はあるし、甘い意識でサッカーをしてしまった選手達にも責任はある。ただ、今まで同様岡ちゃんの手腕でそれが改善されたかと言えば、それもNo。結局、岡ちゃんの元ではこういう要素は成長しないというのが結論として出たと言うことかも知れない。

現状のカオスな状態を考えると、今は選手の主体性に委ねるやり方と凍結し、ある程度具体的な方向性を示して、選手の意思統一を図ることが必要なのかも知れない。何を目的に(ペナアーク付近でのポストを絡めたダイレクトプレーなのか、アウトサイドを局面打開することなのか、バイタルエリアを使うためなのか)どこを狙い(楔を当てることなのか、サイドに起点を作ることなのか、長いボールでスペースを狙うのか)、そこをスイッチにサポートに入る選手の動きを定め(後ろで落としをもらうための動きなのか、追い越す動きなのか、距離は近いのか、遠いのか、何人ぐらいがいくのか)、一つ一つのプレーにある程度の方向性を作っていく(いわゆる、戦術というかオートマティズムというやつです。これによってある程度の判断の簡略化を促すことでガイドラインを作る)そうすれば、ある程度整理されて、チームが同じ方向性を向いて戦うことも可能になり、カオスからは少し顔を出すぐらいは出来るかも知れない。

ただ、これで全てが解決できる訳じゃなく、緊急避難的な措置に過ぎない。オートマティズムと言っても、全ての状況に対応できるわけではない。対応しない状況には現状と同じく、状況を見極め、どのようなプレーを選択するかの判断が必要で、周囲の選手はそれに合わせてプレーを沿わせていく必要が出てくる。まあ、どちらにしても各自の判断力が必要だから、結局課題としては同じ所にある。ただ、少しでも拠り所を作る事で、チームに安心感を与え、落ち着いてゲームが出来るんじゃないかなと。

まあとにかく今すべき事は戦うことだとか、選手一丸とか、そういう曖昧模糊な言葉ではなく、真摯にサッカーと向き合い、頭を動かし、必要なことをしていくことだと思います。精神論では何も変わらない。

ちなみに次の相手はそういうことに重きを置き、数年がかりで取り組み、出来るようになったチームです。今のチームの現状を見るには最適なチームかも知れない。こんなサッカーを繰り返しているんだから、そろそろ気付いて目覚めるときなんじゃないかな。じゃなきゃほんとに「no future」だ。と言うことでここまで。

*もちろん、サッカーもメンタルスポーツで、精神力というのも勝敗に大きく関わってくる要素の一つに違いない。だから軽視すべきと言う論は間違っているかも知れない。でも、その精神力では本質のサッカーが変わらないと言うことに、監督も選手も、そしてサポーターもそろそろ気付くべき。まずサッカーありき、そこで初めて精神力という言葉でてくるぐらいがちょうど良い。メンタルは寄りかかるには余りに不安定で脆弱だ。気持ちだけではサッカーは立ちゆかない。それで勝てるなら、次は闘将と名高い阪神SDの星野さんでもいいってことになるでしょ?

岡ちゃんのやり方が駄目みたいなニュアンスで書いたけど、やるべき方向性としては正しかったと思う。出来ないことを克服する必要があったという意味でね。まあジーコにしてもそういうことなんよ。確かに組織的にオーガナイズして、小綺麗なサッカーをすることである程度の勝ちを拾う事は可能だけど、本質的な問題は解決されない。そこを逃げずに選手達に考えさせ、主体的に状況を捉えたり、何をすべきかを判断出来る力を養わせる。まあその養わせ方が正しいのかとか、代表チームでやる必要があるのかと言ったらわからないけどね。

*てゆうかこのテーマって結構何度も繰り返している気がする。代表でもマリでも。それだけ解決するのは難しいって事なんだろうな。てゆうか、明確な答えが見えづらいものだけど

*何にもわからずに、適当にやらせていると言う可能性もなきにしもあらず(笑)

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Comments

いたさん、こんにちは。

> まあとにかく今すべき事は戦うことだとか、選手一丸とか、そう
> いう曖昧模糊な言葉ではなく、真摯にサッカーと向き合い、頭
> を動かし、必要なことをしていくことだと思います。精神論では
> 何も変わらない。

同感です。戦術として精神論はありえないと思います。ゲームの中でそういう部分を出していくというのは必要かもしれませんが、はなから精神論だけではのりきれませんし、それによって生み出されるものもないのかと。

名古屋戦に関して言えばあの内容で1点取れたことは驚きですが、引き分けたのは必然、もっと言えば相手が今の名古屋だったのでようやく引き分けられた。内容からすれば1でも勝ち点が取れたのはラッキーというのが正直な感想です。次はマグロンが出場停止でボールを預けられる選手がいなくなるなか、どのような展開を見せられるのか・・・・、正念場です。一昨年の千葉との対戦のように潔い敗戦から生まれる(事実上の後退かもしれませんが)ものもあるかもしれません、若干の期待(未練?)は残りますが、リーグの中断期間に問題の本質が真剣に検討されることにつながってほしいです。イロイロなものを見届けに日スタに行きます。

Posted by: ヨコ | May 05, 2006 at 11:40 AM

ヨコさん、こんにちわ。

もう傍観するのではなく、何かしらの方法論を取ってほしいものですね。ただ、成功体験というのが根強く残っていますから、そういうモノから脱却しなきゃらならないでしょうね。精神力自体を否定するはないですけどね。

そうですねぇ、まあああいうゲームで勝てれば、チームに流れを持ってこれるのでしょうが、あれじゃあ……。勝ち点を拾えたことはラッキーといえるでしょうね。

ジェフ戦の事は考えると鬱になりそうです。正直スタジアムに行くのが怖いぐらいですよ。まあ行きますけど。正念場、まさにそうですね。岡ちゃん自身この12戦で判断すると言ってますから、このゲームで何が出来るのかというのはこの先のFマリノスに大きく影響しそうです。どちらにしてもやらなきゃいけない事は山積ですけど。

ではでは。

Posted by: いた | May 05, 2006 at 10:36 PM

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