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May 03, 2006

解放・快勝@J1 第11節 ジェフ vs レッズ

はいはい、綺麗にまとまらず長いですよ。なので前置きはなしで。

2006 J.League Division1 第11節

ジェフ 2-0 レッズ @ フクダ電子アリーナ「解放・快勝」
JefUnited:73'巻誠一郎 89'中島浩司

Super Soccer

ジェフスタメン:GK立石智紀、DF水本裕貴、イリアン・ストヤノフ、斉藤大輔、MF佐藤勇人(→86'中島浩司)、阿部勇樹、山岸智、坂本將貴、クルプニコビッチ(→89'マリオ・ハース)、羽生直剛(→89'楽山孝志)、FW巻誠一郎

レッズスタメン:GK山岸範宏、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、内舘秀樹、MF小野伸二、長谷部誠(→46'細貝萌)、平川忠亮(→67'永井雄一郎)、三都主アレサンドロ、山田暢久(→81'岡野雅之)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン

前節首位に返り咲いたレッズとようやく調子が上がってきて勝ち点を積み上げはじめたジェフの対戦、今節のメインマッチ。ここまではほぼ不動のメンバーで戦えているレッズですが、今節に向けては都築、堀之内が怪我のため出場不能、鈴木啓太が前節のレッドで出場停止と後ろの方のレギュラーメンバーを欠く状態。しかし、今節からポンテが復帰、又出場が不暗視されていたワシントンもメンバーに名を連ねた。ジェフの方は、ここ数節怪我でメンバーを外れることの多かったストヤノフがスタメン復帰し、ほぼベストメンバー。ただ、水野や結城など出場機会を得ていた選手がベンチ外になるなど怪我人も多く、ベンチ入りメンバーは6枚と苦しい台所事情が見える。

前半
非常に素晴らしい立ち上がりを見せたのはジェフ。開始早々左サイドからチャンスを作り巻のシュートチャンスを生み出すと(トラップからシュートに持ち込むも強いシュートが飛ばず、闘莉王が深い位置でブロック)、立て続けにクイックリスタートから羽生(山岸が何とか凌ぐ)、サイドでの組み立てからスルーパスで阿部の飛び出し(ゴールネットを揺らすが、オフサイド)とシュートシーンを作りだし、レッズを守勢に追い込む。

時間が立ち、ゲームが落ち着くにつれて両チームの戦い方が見える。レッズはゆったりとポゼッションして崩しに掛かるのに対し、ジェフはその攻撃を凌ぎながら、早い切り替えからのシンプルなアタックを伺うと言った感じ。ゲームの流れとしては、良い立ち上がりを見せ、最前線の巻から中盤の選手までしっかりとアプローチを掛けて良い攻撃構築をさせず、奪ってから早い切り替えから長い距離を走り空いたスペースを使っていく形を狙い通り機能させていたジェフが支配する。そして、決定機。左サイドから山岸が切り返してクロスを上げると、そのタイミングに合わせて坪井のマークを振り切った巻がニアに飛び込んでヘッドで叩く。ネットを揺すり決まったかに思われたが、ボールが出るタイミングがマークをかいくぐる際にオフサイドラインに掛かっていたため、オフサイドでゴールは認められず。

決め手こそ欠いているモノの、ジェフの勢いは衰えず。巻が前線で起点となり、そこに羽生が良いタイミングでサポートに来る。そのコンビのポスト&サポートから巻のヘッドが見られたかと思うと、攻撃の組み立てが良いこともあって、羽生がいなければ第3列目から佐藤勇人が飛び込んだりと、非常に良いパフォーマンス。レッズは鈴木啓太がいないことが影響してか、中盤守備に置いて速いテンポのパス回しにアプローチが後手になりがちで、守備でリズムが掴めず苦しい対応を強いられる。

レッズとしては、何とか個々の技量で溜めを作り、そこにダイナミズムを付随することで崩していきたいところでしたが、ストヤノフのカバーに次々と穴を塞がれて、なかなかフィニッシュまで繋がらない。レッズが苦しむ間にもジェフは次々と後ろの選手がボールに絡み、ゴール前に入ってきてと、質の高い攻撃構築を見せる。クロスがゴール前を横断する形から最後は佐藤勇人のクロスに巻が近距離で合わせたが、これは山岸が片手一本で凌ぐ。攻勢に晒されながら失点を逃れていたレッズは終了間際、初めて大きなチャンスが訪れる。サポートがない中で起点を作ったポンテが二人に囲まれながら溜めを作ると、良いタイミングで上がってきたワシントンへ。斉藤・水本が対応に行っていたこともあってスペースが空いていて、ワシントンは完全に前がクリーン。右足で巻いたシュートが立石を襲うが、こちらも立石が片手一本で凌いだ。結局前半通じてジェフが流れを掴み続け、フィニッシュシーンも数多く生まれたがスコアは動かず。

後半
ジェフに蹂躙されたと言っていい前半だったレッズは、細貝を長谷部に代えて投入。細貝がディフェンスラインに入り(右)、内舘、シンジが一枚ずつポジションを上げる形に。

この修正によって、守備が整理され、又前でボールを持てる選手がいることで、ある程度攻撃がしっかりと作れるようになる。攻撃のスムーズさを増し、シンジが3度のシュートチャンスを得るなど修正が良い方向に作用した。しかし、ジェフも前半に比べてレッズの守備が良くなってオープンな形こそ作れないモノの、切り替え、アプローチなどの意識は衰えず、相変わらずフィニッシュシーンを作る。特にショートコーナーから坂本のクロスに浅い位置に出ていた阿部がボレーで狙った(鋭かったが枠外)シーンは惜しかった。

レッズは、押し込まれる中で長いボールを使いながらスペースに走ることで、散発的にチャンスが訪れる。ポンテと斉藤(?)の競り合いの中で、クリアしきれず大きくボールが浮き上がりポンテが先に反応、完全に前が空き決定機を向かえたが、浮き球をインサイド合わせたシュートは、ムササビのような形で飛びながら良い反応をした立石に凌がれてしまい、大きなチャンスを逃す。しかし、これが序章だったのか、徐々にジェフの選手の運動量が落ちたことで選手間の距離が空き、それによりレッズのテクニックのある選手達に余裕が生まれ、相手を見ながらボールを動かしフリーマンを作り、良い攻撃をし始める。ここで、レッズは2枚目のカード、平川に代えて永井を投入。

サッカーとは不思議なモノで、少々レッズに流れが傾き掛けた中で、ジェフの速いアタック。右サイドでクルプニが浅い位置からアーリークロス。そのボールに合わせたのは長い距離を走って最前線まで走り込んでいた佐藤勇人、うまくディフェンスの前に入り込み、ポストマンとして胸で落とす。そして、その落としに入ってきたのはこの日再三シュートが入らなかった巻、右足ボレーで狙うと低く強烈な弾道で山岸の反応を許さず、ポストに当たって決まった。ビューティフル。

ビハインドを負うことになったレッズは全体が前掛かりになり、エスパ戦でも見えた闘莉王を一枚前に上げ攻撃的自由を与え、スクランブル体制で同点ゴールを狙う(又同じタイミングで山田に代えて岡野を投入)しかし、後ろにスペースも生まれるためジェフのカウンターチャンスも多くなる(ジェフは初めてのカード、佐藤勇人に代えて中島を投入、又巻がパワープレー対策のためバックラインに下がる)そんな展開で最終局面に突入する。結局この攻防はジェフに軍配。何とか運動量を戻してアプローチを掛け、レッズの猛攻をはね返し、そしてカウンターから右サイドを羽生→中島というオーバーラップで相手ラインを突破。そのまま持ち込み、豪快に蹴りこんで勝負を決めた。結局90分間のパフォーマンスのクオリティがスコアに反映される形で、快勝。

再びJは混戦の様相を呈しそうな気配を帯びてきましたねぇ。まあスコアの動きとは別に、ここまで一方的なゲームになるとは思わなかったけれど、レッズは欠場者の穴を埋めきれずチームバランスを失ってしまったこと、そしてジェフが今シーズン最高とも言える(あ~、こんな事言ったら毎試合見てることがばれちゃう)パフォーマンスを示したことが反映された結果と言えるのかなと。

で、先にレッズ。ここまで押さえ込まれての完敗は今シーズン初めてですが、今日は相手が悪かったかな……。どんどんアプローチを掛けられて攻撃陣は呼吸が出来ず、切り替え勝負で負けてフィルターが掛からずに勢いのある攻撃を受け続けては、なかなか攻撃姿勢を示せないのも致し方なかったかなと。まあ結果論だけど、レッズが誇るタレント力を前に出すようなはっきりした形(前後分断みたいな形で)にした方が良かったのかも知れませんね。それにしても、ビハインドをもらってもそんなに影響ないチームだと思うんだけど、結構脆いのは不思議。そんなにどたばたしなくても良さそうなんだけど(まあ時間帯にもよるけど)精神的なモノなのかなぁ?

そしてジェフ、素晴らしいパフォーマンス。次当たると思わなければ思いっきり賞賛したいですよ、奥さん。正直こんなのやられたらどうやったって勝てない気がしてしょうがない……。それくらい、相手に余裕を与えず、自分たちの良さを出すという形で多くの時間ゲームを支配して、勝ってしまった。普通なら、あれだけ前半飛ばしてチャンスを作れど決まらずだと負けパターンになってもおかしくないんだけど、その辺はここまで積み上げてきた経験というのが活きたと言うことなのかも。それと、忘れずにこれだけは。意識レベルの質の高さは余りに見事。アプローチやパスレシーブのアクション、攻守に置ける周囲との連動などいろいろあるのだけど、特に奪ってからの切り替えは見事の一言で、相手にとってはほとんどの攻撃がカウンターを浴びてるような感覚に陥る様な感じを受けてもおかしくない。正直日産スタジアムが昨日の地震でちょっと壊れて試合延期にして欲しいぐらい(苦笑)

ということでおしまい。ゲーム自体は非常にアグレッシブで面白いモノでした。昨日の発表で代表選手のこともやろうかなと思ったけど、長くなっちゃったのでこの辺で。マリはこの後、内容はもうしゃーないわ。頑張れ、超頑張れ。と言うことで次の試合をやるかどうかは結果次第。

*久々、爆速レビュー。良い内容で良かった。悪い内容だと、やめたくなるんだよね

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Comments

はじめまして。
TBの重複をお許しください。
片方の削除、お手数ですがお願いします。

ダイジェストで見る限りは、この試合、とても良い試合でした。
横浜の試合を久保の活躍を期待して見たいたのですが、ゴール奪えず残念な気持ちが残りました、、。

Posted by: だいまつ | May 03, 2006 at 09:51 PM

はじめまして、だいまつさん。

えーと、重複の方は削除しました。

で、そうですね。とても良い試合だったと思います。ジェフのサッカーはとても高質で、爽快感を感じるプレーぶりでした。個人的にこの先があるのか、非常に注視しています。レッズの方は残念な出来でしたが、存在自体が大きいのでゲームが白熱しているのかも知れませんね。

久保は、あと1ヶ月でトップコンディションになるのか、ちょっとわからないです。上がってこないですからね。てゆうか代表云々よりクラブとしてああいうプレーされるのはちょっと困っちゃいますね。期待はしてるんですが……

では。

Posted by: いた | May 04, 2006 at 08:26 PM

啓太不在がもろに仇になったような。
(まぁ、居たら勝てたかどうかは当然別問題)
後半下げるのは長谷部でなく伸二じゃなかったか?って気もしますが。
放り込みに走りたがるのはドイツ人ならではなんですかねぇ・・・

Posted by: TpM@休日出勤 | May 05, 2006 at 03:50 PM

TpMさん、こんにちわ。

確かに鈴木啓太の出場停止はいたかったですね。しかし、何故に酒井を使わなかったんでしょう……。コンディション的な問題ですかねぇ。

長谷部もシンジも余り目立たなかったから、どっちもどっちという気もしますが、長谷部は阿部に抑えられていたと言うところが気になったのかも知れませんね。いや、わからないですけど。

レッズの放り込みは闘莉王の存在もあるし、セカンドボールを狙う意識もそれなりにあるので機能している印象を持っていますが……、気になるのはその色を強めたときに一気にバランスを失うような感じになる感じですかね。前に人を増やすのではなくて、中盤を幅広くフォローしながらセカンドボールを狙うような選手を入れればいいのになと、エスパ戦でもジェフ戦でも思いました。

まあそういう駒が揃っているというのが本音じゃないですかね。実際引かれて苦しんでいるというのもあると思いますし。何人というのは(苦笑)横浜方面の日本人監督も大好きですから。

ではでは。

Posted by: いた | May 05, 2006 at 10:24 PM

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