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May 30, 2006

Existence to bring the beautiful flow -柳沢敦-

今日はドイツ戦ですな。現在どのようなコンディションなのか、ある程度の期間のあった合宿の成果がどのように出るのかなと楽しみな訳ですが、とりあえずやり続けている選手の特集の方を。で、今日は成績を左右するストライカーの話。

・流すという価値

この4年間、クラブで上げたゴールは片手で済んでしまう。そんなストライカーに価値があるのかと聞かれたとき、返答に困ってしまう。でも、彼の価値はゴールだけでは計れない。確かにFWとしては評価のしづらい選手であるのは間違いないけれど、それでも尚彼のプレーには価値がある。

柳沢敦という選手を考えるとき、一番の特徴はなんと言っても鋭い反応からの早いファーストアクション、そして質の高いフリーランニング、ボールのないところでの動きですね。その質は世界のアタッカーと比べても遜色がないくらい高い。ボールをもらうためのポジショニングやタイミング、コース取りなど、どれをとってもケチの付けようがなく、彼がいると展開が閉塞しにくくなるという効果をもたらしています。ビルドアップが詰まりそうなときに裏にアクションを起こしてスペースでボールをもらう。楔が入りそうなときに方向転換やスピードチェンジを交えてタイミング良く顔を出し、ボールを引き出す。攻撃構築に置いての貢献度は非常に高い。その動きに対する信頼か周囲の理解も進んでおり、彼の所に良いサポートが生まれるというのも決して偶然ではない。そういう意味で彼の存在は味方同士を繋ぎ、パスを流れを良好にするものなのかも知れない。

・様々な付加価値を生み出す存在

上記の「パスの流れを良好にする」という要素だけでも充分価値のあるモノなのですが、彼が早いアクションで動き出すことで生まれる付加価値も見逃せない。危険な動きをすることで相手としては彼の動きに対して注意をしなければならなくなる訳ですが、そこに引きつけられればDFラインのバランスが崩れ、ギャップを生んでしまうことにもなりかねない。逆説的にそういう意味ではコンビを組むFWとの相互理解が進めば、二人の関係で崩すことも可能になっていくのではないかなと(実際高原とのコンビでそういう傾向が見られる)

他にも元々機動力に長けた選手なので、前からのアプローチも献身的。チームとしての意識徹底という部分では余り強調されていませんが、現代フットボールに置いてFWの守備貢献は尊いものです(それが全てではないですが。あくまでオプションとして)特に2戦目のクロアチアはテストマッチでも早いプレッシャーを受けてミスをするシーンもあったりと、それなりに効果的なようなので彼がここで頑張れたら、思わぬチャンスが転がってくるかも知れませんね。

・WCに置いて柳沢敦に望むこと。

単純に言えば、簡単なシュートを確実に決めること。上記のような事における貢献度はあるし、それは充分価値があるモノのですが、やはりFWとして一番ゴールに近い位置でプレーする選手としてゴールを獲って欲しい。そして、その可能性が多分にあるからこそ、それを望みたいなと。対戦相手はどのチームも互角以上の力を備えており、日本を押し込まれる展開が多くなる事も充分考えられることです。しかし、その分だけ裏側にはおいしいスペースが生まれることになり、突けるだけの技術(オフ・ザ・ボールの技術も含めて)、スピードを持ち合わせているだけに、そうなると後はフィニッシュ。正直に書けば余りうまくない訳ですが、ジーコじゃないけどボールを見て、相手を見て、ゴールを見て、冷静にゴールに流し込むということをやってくれればなと。カウンターから彼に訪れるチャンスはそんなに少なくないと思うから。

決定力不足の象徴と扱われることもあったり、必ずしもFWらしい選手ではないかも知れないけど、彼の培ってきた経験と技術は確実にチームの力になる。理想としては、上に書いたようなカウンターもいいけど、2トップの関係性で相手を崩しちゃうとかがいいかな(柳沢の外に開くフリーランニングで相手を釣り、コースが空いたところを高原に楔、それをダイレクトで裏に流して、動き直してダイヤゴナルランでペナに切れ込んできていた柳沢がフリー!とか)まあ、どんなゴールでもいい訳ですが、「美しい流れを生む男が美しい流れ(プロセス)を昇華させる」そんな所を期待したいモノです。

*気になる部分といえばやはり試合勘。練習試合をこなして取り戻しつつあるとはいえ、厳しいコンタクトや90分間の試合の体力などなどのある程度真剣勝負でないと養えない部分は、2ヶ月近くゲームを離れていただけに不安が残る。その辺をドイツ戦とマルタ戦で払拭してくれればいいのだけど……。まあ練習ではそんな不安を感じさせない溌剌とした動きをしてるようだから、あんまり心配ないのかも知れないけど。しかし、前にレポートか何かで書いたけど、彼は体の厚み増したよねぇ。イタリアでかなり逞しくなっているというのをJに帰ってきて認識したよ。まあプレースタイルとしては、フィジカルコンタクトをさせないような流麗な動きが特徴の選手だから、ゴリゴリする必要はないにしても、どこかでそれが活きたらいいね。それとアウトサイドをやらされていたこともあったけど、個での局面打開のドリブル。元々出来る選手なのだから後は積極的に。4年前はかなりやってた訳だし。

*今回4-4-2なら後ろに控えるは相性が良いと言われる二人なんだよねぇ。俊輔と小笠原。俊輔とは同年代でユース時代からのコンビ、小笠原とはもちろん鹿島ライン。二人のパスを引き出す存在としては、彼以外いないというぐらい。まあとにかく彼が空を仰ぐシーンは少なめで、あのはにかんだような笑顔を沢山見せてくれるとね。何かファンみたいだ、もの凄いポジティブ。でも、ファンなのかも。だって個人的には日本で一番才能のあるFWだと思ってるからね、決定力以外。

ドイツ戦はレポしますよ、速攻は無理かも知れませんが。他にも大会展望(グループ含めて)とか、注目選手(他国の選手、何かの共通テーマに載せて)とかやりたいんだけど出来るかな。まあ出来るだけ、ワールドカップを愉しむダシになるようなモノを書いて行けたらなと思ってますよ。ということで今日はここまで。

*この企画は後2~3人ぐかな。2人は予測付いちゃてる?うん、佑二と俊輔。この二人をやらないとどうしようもないでしょ。

*昨日今日と腐るぐらいトラバスパムが発生しているので、コメント・トラックバックを承認制にしました。又、機能が変わったのかコメントの際画像認証が出るときがあるようです。その辺ご理解いただけたらと。てゆうかココログのせい、スパムなかったのに。その部分だけは満足してたのに。本当にしっかりしろ。

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May 28, 2006

Breakaway from The shadow -小笠原満男-

「J最高のオフェンシブハーフ」「鹿島の揺るぎなき司令塔」それぐらい、彼のJでの実績はずば抜けている。鹿島でキャリアを積み上げ、個人のタイトルとしてはリーグMVPこそないモノの5度のベスト11、2度のチャンピオンシップMVP(=2度自分の力でリーグタイトルに導いたということだね)と他の追随を許さない。それでも、常に青いシャツでは常に強い光の影となって、屈辱を味わってきた。でも、今度は違う。ということで、今回は、小笠原満男を。第2回です(シリーズタイトルつけると、それだけで満足してやめちゃう可能性があるので付けないでおきますよ)

・スターの影となる男。

絶賛を浴びた抜群の技巧を持つキャプテン小野伸二とキレのあるドリブルで観客を魅了したNo.10本山雅志の影に隠れたナイジェリアWY、海外でキャリアを積む中田英寿、1世代上の天才中村俊輔の前に舞台にさえ立てなかったシドニー五輪、舞台には登ったモノの中田の壁は厚く、森島寛晃のダイナミズムの前にベンチを温め続けた日韓WC。彼のキャリアは常に、スターの影に隠れる存在だった。優秀な選手が集まった世代に生まれてしまった不運もあるし、監督の好みの影響もあるにしても、彼は青いシャツに袖を通すとき、常に屈辱を味わってきたのかも知れない。

ただ、そんな時も黙々と力を積み上げてきた。ジーコはもちろんトニーニョ・セレーゾ、選手であればジョルジーニョ、マジーニョ、そしてビスマルク。優秀なブラジル人をお手本にしながら、自らのプレーを磨き、存在を大きくしていく。出場機会確保、レギュラー奪取、大黒柱への成長、そしてリーグを代表するプレーヤーへ。着実なステップアップを遂げる彼は、そのスター達と比べても決して劣っているようにも見えなかった。

・変化と脱却、そして共存

そんな小笠原もジーコ体制の中では変わった。いや、変わらなければなればならないと言う自覚が芽生えたのかも知れない。

理由なくベンチに追いやられるのに納得せず、異を唱え続けてきた。今までなら、渋々受け入れていたかも知れなかったが、積み上げてきたキャリア、自信がそれを許さなかった。最初はストレスを溜めスキャンダルがあったり、実が伴わず認められるようなモノではなかったけど、徐々に国際舞台でもそのふてぶてしさと勝負強さを発揮。チャンスを得た最終予選初戦北朝鮮戦でのFKでの先制弾、大一番バーレーン戦@マナマでの華麗な連動の終着点として貴重な決勝ゴール、その他にも’05CCメキシコ戦での柳沢の先制点を導き出す素晴らしい右サイドへの展開パス(加地ランニングからクロス→柳沢ニアシュート)、ブラジル戦での加地の幻のスーパーゴールのアシスト。チャンスを逃さず、その主張の正当性を裏付ける素晴らしいプレーを見せた。彼はこの時を境に影から脱却したのかも知れない。

そんな中で感じたのが、中田英寿・中村俊輔との共存という部分。3人とも自らゲームをコントロールするためにボールに数多く触り、プレーを構築していこうという志向があるという部分で似たような志向性を持っている。しかし、チームに置いてそのような存在は数多く必要としていないのは周知の事実。その状況の中で、ボランチにポジションを獲りボールの供給役となる中田英寿、所在なきポジショニングでフリーとなろうとする中村俊輔と一線を画す「高いポジショニングでトップとの距離を意識しながら、よりアタッキングエリアで存在感を示す」という仕事する場所・意識の変化を見せたのです。鹿島では揺るぎなきコンダクターではあるけれど、代表に置いては同じ事は出来ない。又、長い期間影となる時期が多かった中で、彼の中に一つのイメージというか答えが出ていたからかも知れません。これにより、ポジション・役割がかぶることなくスムーズに連携が出来はじめ、その中で彼は結果を残した。彼の英断とも言える判断だったのかも知れません。

・WCに置いて、小笠原満男に望むこと。

自らの力でポジションを得たと思われた小笠原でした、刻々と変わるチーム状況(3-4-1-2においてはサブ)、相手との兼ね合いもあり、本番ではベンチスタートも余儀なくされるのではないかという部分があるようです。まあそれは仕方ないのかなぁと思う訳ですが、そんな中で彼に望むことは、勝負強さの発揮です。

非常に強気でふてぶてしく動じないメンタルを持っているという印象がある訳ですが、この4年間の様々な経験を積んで更にその辺は強くなっていることでしょう。このチーム自体、終盤のどんでん返しを得意としているだけに、元々粘り強さにおいてはある程度期待が持てる訳ですが、そんな中でもせっぱ詰まった状況でも落ち着いたプレーが可能で、元々持っている勝負強さというのは折り紙付き(2度のCSMVPは伊達じゃない)そういう意味で彼の持っている見えざる力にはちょっと期待したいなと。

*プレーコンテンツの変化という部分では、本来ならそういう形を得意とした選手を使うべきと言う部分もあるのですが(松井とか松井とか松井とか)、彼自身が自主的に気付き、やり始めて言ったという要素はこのチームの狙いでもある「個々の主体性」という部分の成長を感じさせる要素かも知れません。まあ、技術もあり、「優秀な選手」であるからこそ、意識の持ち方次第でどのような形でも順応できるというのが監督の考えかも知れないけど。まあ相手のこともあってか、本大会では3-4-1-2をスタートシステムとして採用するようで、彼はベンチスタート濃厚。でも、それにへこんだり、卑屈になってたりは、もうしてないでしょう。頑固なジーコでも結果さえ見せればいくらでも覆るということが分かっているのだから。勝負強さの発揮、期待してますよ。考えてみたら、北朝鮮戦での大黒のゴールも彼のサイドからのクロスが起点だったっけ。

ということで、本当はあのふてぶてしい感じが憎くもある小笠原をやってみましたよ。アルシンドの言葉を借りれば「目立つ奴はマークされるから本来の力を発揮できない可能性も高い、ただそれに替われる選手が活躍すれば問題はない」みたいな事を言ってたので(ちなみにロナウジーニョとカカの関係で)、それを信じるとしたら彼はキーマンかも?とにかくこの4年でも様々な感情を抱いたと思うから、それを思いっきりぶつけるように本来のパフォーマンスを発揮できる大会にしてくれたらいいなと。この1ヶ月は応援するよ(別に嫌いじゃないんだけどね。純粋な選手としてみたら)ということで今日はここまで。次は誰かな、FWだな。

*3-4-1-2で行くことが濃厚な訳ですが、どっちだっていいけど勝手を言わせてもらえば結果云々は別にして果敢に4-2-2-2で行けばいいじゃないと思ってるんだけどね。元々相手に合わせてやるチームじゃないんだし、散るにも咲くにも華々しい方が良いじゃない?守って勝てるチームじゃないんだから。まあ現実的にやるのも理解できるけどさ、僕の中ではあのコンフェデの再現という意味で、ね。ちょっと残念。

*代表報道は相変わらず過熱で、こっちが呆れちゃいます。毎日毎日生の映像を届けようと大騒ぎ。つーか、練習に集中させてあげようとか思わないのかね、今はぐっと我慢して勝ったときに大騒ぎすればいいのに。相変わらずマスゴミですな。で、今日代表はお休みだった模様。まずはコンディション、だからね。時差調整のために即日練習、そして次の日移動疲れの解消か、あってるのか間違ってるのか分からないけど、良く聞くパターンな気がする。ここのところの傾向を考えれば、こういう大会でまず重要なのはコンディション。この辺はうまいことやってほしいね。コンディション駄目だからじゃ、せっかくの大会がもったいない。

*テストマッチ続々。スペイン、迷走中ですな。前半は報道されていた4-3-3はそれなりに成功した感もあったけど、後半は……って感じだったねぇ。何となくさ、硬直って感じ。予選からあった傾向だけど、個々の力があるけど、それが個人頼みとなるとスペインは余り良くないよね。ウインガーの選択の例もそうだけど、チームとしてその辺に鍵があるのかなという気がする。ラウールはまじで厳しいね。良いときの感じがケガから戻ってない気がする。この試合の手応えを天気で表すなら晴れ間差す薄曇りのち曇り、いや雨かな。ちなみにフランスは曇り、オランダは晴れ間差す薄曇りだった模様。

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May 27, 2006

A heart of "For The Team" -中田英寿-

僕は基本的に中田英寿という選手はとても質の高い選手であり、価値のある選手(ビジネス的ではなく、あくまで選手として)であると思ってます。しかし、彼はここ数年、常にクラブで自分の居場所を確保しきれず、存在感を発揮できてはいない(終盤は帳尻あわせのようにスタメンで連続出場したけど)何故と言うところから、どうするべきなのか、WCに向けて彼に望むことなど。続くか分からないけど、WCに向けて選手にスポットライトを当てていこうかなと言う感じで第一弾。

・アイデンティティ

中田英寿という選手を語る上で、何よりも欠かせないのがこの「アイデンティティ」という要素。彼の中に確固たる「自分のサッカー」というイメージが出来あがっており、それを基準にサッカーを考えたり、プレーしたりしているという感じを受けます。まあそういうのは「hide’s Mail」とか、話題になったバーレーン戦前(だったっけ?)の練習でチームディフェンスのやり方に関して福西と”言い合い”している事でもよく分かります。

有名な例で言えば、簡単にクリアをせず、確実にボールを繋いで攻撃していくことだとか、常にボールを受ける前に周辺の状況を首を振って確かめていること、早い動き出しで自分のパスを引き出せる選手を好むこと、待ち受けるような守備ではなく主体的にコンパクトな距離感で高い位置でのプレッシングを好むことと言うのが代表例だと思います。まあ若年層から世界と戦ってきた中で彼の聡明な頭脳が出した答え、概念であり、そういう答えを導き出せると言うことはとても素晴らしいことだと思う(合っている合っていないは別にして)

ただ、アイデンティティに強く縛られる余り、自分の枠を決めているようにも見えてしまう。繋ごうとせずにぼんぼんボールを蹴ることが中心の攻撃構築や、引きっぱなしの守備ブロック、自分の枠組みにそぐわない役割などには、自分の思い通りにやった方が良いのに・・・とでも言いたげに、首を傾け、不満を溜める。

うがった目で見れば、彼はきっと自分中心で、自分の良さが活きるチームでなければ気持ちよくプレーすることが出来ないタイプなのかなぁと思ったりする(まあ誰でもそうだろうけど)そのアイデンティティも裏返せば、ヒデのプレーの特徴を良く表している。

ぼんぼんボールを蹴る→自分の速いパスや周囲の状況察知、素早い判断と決断が活きなくなるし、全体の距離が開くことで攻撃参加もしづらくなって、自分の特徴が出せない。

引き気味の迎え撃つ守備ブロック→相手に主導権がある状態でする守備には一抹の不安があり(プレミアシップの推進力のある選手に突っかけられると、すこんすこん抜かれるか、ファールで止めるしか出来ないことを見ても明白)、自分の特徴でもある周辺の状況を読む力を活かした守備が出来ない。又、後ろに体重が掛かることもあって、速い切り替えのサッカーがやりづらい。

一人の選手として得手不得手があるのは当たり前なんだけど、本来彼が持っている能力を考えたとき、これはもったいないことなんじゃないかと思ったりしています。

・柔軟に出来る能力は持っているはず、必要なのは「受け入れる」ということ

実際、こういう感じでチームのやり方に疑問を持ち、そのタスクでチームのために身を粉に出来ない選手では監督に干されるのも仕方がないのかも知れない。指揮する側から考えれば、こういう選手は不協和音の元でもあるし、独善的なプレーに走り、穴になる可能性も含んでいる。でも、実際ヒデは自分の枠から外れたサッカーに順応できないのかと言ったら、絶対という言葉を使っても良いぐらい、Noだ。彼は順応できるはずなのだ。

というのも、彼には明晰な頭脳を持ち合わせていて、とてもクレバーな選手というのがその要因。受け入れ、消化することだけが必要なのだ。強い肉体と持久力を持ち、基礎スキルも持ち合わせている。世界最高峰とは言わないまでも、それなりにオールマイティに何でもこなせる選手なのだから、たとえ自分のアイデンティティにそぐわない役割やチームタスクに対しても「受け入れる」「従う」事で何でも出来ると思う。現状の彼が定める「幅」は中田英寿という選手のキャリアとって、邪魔なモノなのかも知れない。

中田英寿のアイデンティティにおいて、あくまでも全ての根本にあるのは「自分が活きる」、「自分が主役になる」ための唯我独尊的な考え。でも、中田英寿を核にして戦うようなチームは欧州トップリーグでは実力的・金銭的など様々な条件から(下位のレベルの低いクラブならそれも可能かも知れないが、彼を買うための金額を負担できず、彼を買えるクラブは彼を核とするチーム作りなど、レベル的にしない)皆無と言っても良いぐらい少ないし、代表チームも多くの選手が育ち、もうそういう時期は過ぎ去った。でも、上記の通り、彼の能力は決して低いわけではなく、チームにとって役に立つ力の持ち主でもあるはず。だからこそ、主役ではなく周囲を輝かせるバイプレーヤーとして、チームを助ける存在として”真”のチームプレーヤーに変われれば、再び輝きが戻ってくるのではないかなと。まあ、元々日本代表で苦しいときにこそ頼られるだけ頼られ、彼が輝いたペルージャやボローニャでも同じような状況だった。そういう時にこそ眩いばかり輝いたヒデにはとても酷なことで、ファンには受け入れがたいことかも知れないけど、そのプライドさえ今の苦境を抜けるためには捨てるべき、だと思う。

・代表に置いて、中田英寿に望むこと。

ただ、そうはいっても日本代表にとってはやはり唯一無二の存在であり、その力は欠かせないモノなのは言うまでもないことです。そして、現状に置いて彼が自我を捨てようが、捨てまいが、彼の適切な状況把握と素早い判断はこのチームに血を流す心臓と言うことにも変わりはありません。

ただ、これまでのWCと違うのはこのチームは彼と心中というチームでもないと言うこと。中村俊輔、小笠原満男、小野伸二。主役になれる選手は沢山いる。だからこそ、ヒデには彼らを活かすような働きをして欲しい。ちょうど8年前、美しき左足を持った名波浩が自分を抑えても身を粉にして活かしてくれたように。

僕はジーコ体制で一番出来が良かったのは、昨年のコンフェデレーションズ・カップの第2戦ギリシャ戦だったと思っている。彼自身も「奇跡」と表したような、これまで見たことのない様な連動感で有機的に繋がりながら、変化の伴ったカウンターを連発したプレーはまさに奇跡と言えるものだったと思う(そして腐るぐらい決定機を逃した)試合のMVPに決勝点のアシストをし、美しいテクニックでカウンターに色を付けた俊輔が選ばれ、体調不良ながら高い位置で質の高い判断とムーブでボールを引き出し鋭いラストパスを連発した小笠原が存在感を示した訳だけど、そんな美しき連動したカウンターの素地を作ったのが陰のMVPと言われたヒデだった。守備に奔走しながら相手の攻撃を凌ぎ、鋭い周辺察知でフリーマンを見つけてボールを繋ぐことで、二人を活かしたのだ。(アイデンティティでもある「低い位置でも蹴り出さずに攻撃に繋げる」という要素は出ていたにしても)チームのためにある程度自分を抑えてプレーしていたことが奇跡に繋がったといえるのかも知れない。

きっと彼の明晰な頭脳は答えを導き出しているはず、自分が主役となるより、チームのためにやる方がうまくいくということを。バランスを見ながら失点を凌ぐために守備をしっかりこなし、奪った後により素早く、正確にボールを供給していく。心臓として末端に血を送り込むように。ヒデがチームのためにフットボーラーとしてのシンプルな思考に身を任せたとき、日本はもっと強くなる。

*まあ個人的に思っているのは、以前の開拓者のような中田英寿はもういないということ。サッカーが時と共に進む中でアタッキングエリアのスペースは消され、そういう状況を打破するためにアイデアや技術をより強く求められる事になって、彼はトレクァルティスタとしては淘汰されていった存在だったのかも知れない(以前ポジションを争ったトッティが得点に絡む要素に特化し、アタッキングエリアの王様となったのと対比になっているのかも知れない)ただキャリアを重ね、少しずつプレーを変わっていく中で、彼にはチームプレーヤーとしての才覚を得ていたのも確か。明晰な頭脳、周辺察知の速さ、シンプルなプレー、フィジカル的なバランスの良さ、元々そういう才覚を持っていたとも言えるのだけど、プランデッリやアラダイスといった3大リーグで結果を残す名将達がそれを求めていたことも又裏付けとなっていると思う。後は、自分次第。日本のパイオニア、エース、攻撃的な選手、揺るがざる司令塔、そういうモノを全てを脱ぎ捨てた中田英寿に期待したいところです。

やるといったはいいものの、結構大変かも知れない。時間掛かるなぁ。コラムあんまり書いてなかったから……(言い訳)てゆうか、選手によってもの凄い中身が変わりそう。てゆうか次は誰にしよ?まあいいや、ぼちぼちやっていきますよ。ということで今日はここまで。

*クロアチアの試合を遅まきながら見たよ、強いね。完成しつつあるプルショとクラスニッチのコンビはやっかいだわ。でも、守備ブロックの堅さと強さの方もやっかいかな。4枚のセンターバックがいるみたいにがっちり固めて、失点の可能性を削っている感じで、崩すのは相当難しそう。後はコンディションはまだまだという感じもあるかな。シーズン中のアルヘンティナとの試合の方が出来は良かったんじゃないかな?ミスが多いのも相変わらずという感じ。でも出来が良くないのにあのスコアって事は……だめじゃん。

*オージーの方はまだ。スココのゴールは見たよ、ボレーが綺麗だったね。ただ、キューウェルとか、カーヒルの状態の方が気になるかな(キューウェルの回復が遅れてるらしい、まあ多分出てくるでしょ。ちなみにカーヒルとシュウォルツァーと共に順調。GKはカラッチもいるからなぁ)彼ら二人がいたら全く違うチームになるだろうし。

*代表さんはドイツに出発。昨日じゃなかったんだ。休日に何食べるか迷ってたヒデは昨日何喰ったんだろ?ちなみにスポニチで機内食が出てた、サッカーボールをかたどった料理とかカツ丼らしい。とりあえずはドイツ戦ですかね。ドイツといったら2年前の横国。ボロボロにされたからねぇ、1.5軍同士だったけどさ。バラックとクローゼはうまかったなぁ。でも、多分ドイツよりクロアチアの方が強いのは内緒だ。

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May 25, 2006

活発な移籍市場と共に今日のニュース雑感。

まあいろいろやるつもりなんですが、見逃せないニュースが沢山出てきているので。しかしこういうところを見ても、ワールドカップは移籍市場に大きな影響力を持たなくなっていることを感じてしまったり。時代は変わっているのね。

・プレミアシップの猛威、成立編。

バラックがチェルシーへ移籍(uefa.com)
バラック、チェルシーと3年契約=サッカー・ドイツ代表(スポナビ)

様々なチームが名乗りを上げ、シーズン中から様々な噂が絶えなかったミヒャエル・バラック争奪戦は結局一番のお金持ちの勝ち。バラック自身がプレミアシップを望んだこと(レーマンやフートにロンドンの街を聞いてたり)、破格の厚遇(噂では世界最高峰とも、ランパードの次とか)、そしてヨーロッパタイトルに近いというのが決め手となったのかな。ちなみにフリーなので、移籍金はなし。

まあ言葉の問題やプレミアシップのサッカーの質の違いなどとまどうことはあるかも知れないけど、バラックほどの実力者ならどこの国でも活躍できそうだから、関係ないかな。てゆうか、これで来期のチェルシーの中盤は、バラック・ランパード・マケレレのトライアングルになるのか。おっかねぇな。エシアンがバックアップかよ。

アンリのアーセナル残留が決定(uefa.com)
アンリ、アーセナル残留へ=イングランドサッカー(スポナビ)

レアル、バルサ、ミラン、ユーヴェ、インテル、様々なクラブが手を挙げ今期の移籍市場の目玉となっていたティエリ・アンリがアーセナルと契約延長。良かった、良かった。

アーセナルにとってはこれ以上ない朗報。放出して莫大な移籍金を得たとしても(噂では50億とも100億とも)、アンリほどアーセナルのサッカーにフィットできる選手はいないと思うし(まあわからないけど)、アンリぐらいのビッグネームを獲ってこれる保証はどこにもない。チームに置いても彼の影響力は余りに大きい。そういう意味では、この契約延長は非常にポジティブなモノであることは間違いないでしょう。

これで、起こると思われていた大物アタッカー玉突き移籍の一部は消滅。アンリを獲れなかったバルサにとっては残念だったかも知れないけど、個人的にはとってもポジティブな気がする。エトーはアンリにも劣らない素晴らしいアタッカーなのは間違いないし、周囲との呼吸も獲れている(しかも他のチームは彼を抑える方法を持っていない)何よりも今年のピチーチで、重要なゲームでもゴールを獲っている。このチームにフィットしたストライカーだと思う。で、アンリを取ろうとしていたお金の使い道として、母国に帰るラーション、移籍濃厚とされるジュリ、穴になりつつある右サイドバックの所などは、確実に穴埋め補強で使える訳で。まあ噂になっているけど、ディエゴ・フォルラン(違約金設定額33億だとか、バレンシアと競合)、エイドゥール・グジョンセンのどちらかをとってもおつりは来るだろうし。そのお金で右サイドの補強なり、残留政策をするのは決してマイナスじゃないかなと。てゆうか、バルサは借金もあるしね。

アーセナルがロシツキーを獲得(uefa.com)
ロシツキーがついにアーセナルに移籍(Livedoor Sports)

アトレティコ移籍が濃厚とされていたけど、移籍金を渋っていた所をアーセナルが横からインターセプト、ボルシア・ドルトムントとチェコ代表ののno.10、トマシュ・ロシツキーを移籍金14億円でアーセナルに移籍することが決定。

まあアトレティコに行くこと自体キャリアアップになるのかって部分もあったから、良かったのかな。で、アーセナルでのことを考えれば、今シーズン途中からはじめた4-1-4-1のインナーセンターとして、ぴったりだと思う。スピード、技術、アイデア、守備能力(これに関してはプレミアの質と多少違うモノでフィットするかは未知数だけど)、こういう部分を高いレベルで持ち合わせていて、チームのクオリティを上げれる選手だと思う。もちろんバラック同様、質の違う環境とサッカーの質にとまどうことはあるかも知れないけど、フィットすれば非常に大きな戦力になるのは間違いない。てゆうか、セスクとロシツキーの競演は想像するだけでハァハァ。背番号は偉大なるベルカンプ様のno.10かな、やっぱり。

それにしても、ロシツキーのような選手をこんな額で獲れたのは、ラッキーといえるのかも(まあUCLの分配金もファイナリストは膨大だから充分まかなえる)アンリと一緒にプレーしたいということで、ここにもポジティブな効果。良いことだ。

ベルバトフがスパーズ移籍で合意(uefa.com)
トッテナム、レバークーゼンからベルバトフを獲得(スポナビ)

トッテナムはバイヤー・レバークーゼンのエースディミタール・ベルバトフを移籍金22億円で獲得、っていいのか?ベルバトフ。もっとビッグクラブに行けると思うのに、ちょっと早まった感があるのは僕だけ?

まあスパーズにとっては良い補強だと思う。技術的に非常に高いモノを持っているし、周囲の選手を使うのもうまいから、デフォー(ベルバトフ獲ったからリバポに売るのかな?)とかキーンといった既存のストライカーとも良いコンビを作れるだろうし、彼自身もセンターフォワードとしてゴールを獲れる選手。状況次第ではミドも放出するかもね(そういや、数年前まではズラ、ミド、ベルバトフじゃミドの評価もこの二人と同じぐらいだったんだけどねぇ。あややでちゃんとしてれば彼らと同じように良いキャリアを積み上げられたのに)

しかし、金もってんな。そんなにプレミアシップって儲かるのかね?何となくデフォー売却を前提に進められた気もするけど、もしそうじゃなかったらプレミアシップってのは本当に怖いところだよ。

・じゃあその他、ブンデス中心の決定事項と噂ごちゃまぜ

バルバレスがレバークーゼンへ移籍(スポナビ)

上記の件と絡んでくるんだけど、ベルバトフの穴埋めにレバークーゼンはHSVのセルゲイ・バルバレスを獲得。移籍金とかはどうなのかな?フリーかな?

ベルバトフほど若くないけど、同水準の得点力と器用さを併せ持ったアタッカーなだけに十分な穴埋めになるでしょ。ストライカーとしても一流だけど、代表ではリベロやボランチでプレーしたりと、ユーティリティ性もあるし、レバークーゼンとしてはうまく立ち回った感あり。もちろん移籍金も入ってくるしね。

で、HSVはこれで更に補強の必要性に迫られることに。バルバレス、高原と2枚のアタッカーが抜け、残るはベンジャミン・ラウトとアイウトン(太って劣化型)。これでは、長いシーズンUCL(予備選から)と平行して戦っていけないのは明白。候補としてはフォルセルとか、PSVのファルファンとか、クラスニッチという話だけど、バイエルンのペルー人二人のどっちかとかいかがかな?

ポドルスキのバイエルン移籍が濃厚に(スポナビ)

というのも、こういう話があるから。今シーズン降格の憂き目にあった1FCケルンのエースアタッカーであり、ドイツ代表のルーカス・ポドルスキがバイエルンに移籍することが濃厚とのこと。ポドルスキは合意済みで、後はクラブ間の合意。

降格しちゃったから2部でプレーすることはないと思うし、他からちょっかい出されなければこの話はすんなりまとまりそう。額としては22億。で、そうなると既に優秀なアタッカーを複数持っているバイエルンとしては誰かしら売ることになっても不思議じゃない。ただ、エースのロイ・マカーイ、そして離脱も目立つけどパラグアイ代表のエースロケ・サンタクルスは契約延長したばかりで放出は考えにくいから、そうなると繋がってくる。あり得ない話じゃないでしょ?玉突きですよ、移籍は。

ブレーメンにブラジル人MFジエゴが加入(スポナビ)
ブレーメン、ポルトからジエゴ獲得(uefa.com)

で、他の強豪の漏れず来期もUCLにストレートインで望むブレーメンも補強。FCポルトからジエゴを8億4000万円で獲得。ミクーの代役orバックアップと言うことかな。

なんだかポルトでは余り活躍できなかったようだけど、何か原因はあったのだろうか?技術レベルは非常に高いし、センスも余りあるほどある、ロビーニョやカカにも劣らないほどに。活躍できないのが不思議なぐらいなんだけど、それが現代のサッカーなのかな。現代フットボールに置いて、うまく生き場所を見つけていかないときついんだよね。

でもブレーメンならという期待感はある。周囲は良く動くし、攻撃的なサッカーをするから、苦手なところは余り求められず、パスセンスが生きる可能性はあるし(まあ得点に直接絡むという面ではやはり改善の必要はあるのかも、高い位置でのプレーを考えるなら)、ミクーというお手本もあるから(移籍するのかも?)それを習いながら順応してくれたらと思う。てゆうか、駄目ならマリに来なよ、フリーで。大歓迎だ。狩野とジエゴ、ハァハァ。

ゴーンパパ、買ってぇ?

フィオレンティーナがフレイを補強(uefa.com)
フィオレンティーナがリベラーニと2年契約(スポナビ)

ヴィオラは、今シーズンレンタルという形で在籍してるフランス人GK(フランス代表と未だに書けないのが不思議だ)セバスティアン・フレイのパスを買い取る様子。契約の中身はまだ不明。

フレイももう26歳か、早いなぁ。ただ、セリエで若いときから強豪のゴールマウスを託される存在は決して多くないだけに、やはり実力的に優れていると認められている証拠なのかも。僕もサイズはないけど彼のアグレッシブなゴールキーピングは素晴らしいと思うし、特に近距離での反応の早さは特筆すべきモノだと思うしね。ブッフォンの様にフィールドプレーヤーのシャツでプレーしちゃうお茶目さも好きだったり。今シーズンは膝のケガで長期離脱をしたけれど、そのときに支えられたことが完全移籍を決めた理由らしい。

代表には縁がなさそうだけど(禿がいなくなってもクーペがいるし)、ヴィオラはUCLにも予備選からだけど出れるし良い選択なのでは?パルマはドロ船っぽいしね。

ついでにリベラーニも獲得。元イタリア代表で中盤でのパスディバイドには定評あり。UCLに出るという前提で層を厚くするという感があるね。

リヨン、パウレタ獲得に向けて全力(スポナビ)

今シーズン移籍市場で元気な感のあるリヨン。国内中心に選手を捜してるようで、話題となったフランスワールドカップ代表のフランク・リベリー(マルセイユ)、そしてリーグアン得点王のパウレタをターゲットにしている模様。

てゆうかエシアンの移籍金とUCLの分配金で金庫にはたっぷりのお金が入ってるからこそ、元気なんだろうねぇ。で、今シーズンはイギリスとスペイン方面から熱い視線をディアラに対して送られてるそうなので(残留させたいにしても、すでにナントからトゥラランという選手を獲って穴埋め準備万端だし)、又潤っちゃうね。てゆうかニウマールたん売ったのかぁ、油南米支店に。もうヨーロッパには戻ってこないのかな。残念。でもこれで又リヨンは潤ってる。だから何となくきっとPSGは陥落する様な気がする。でも、リベリーは難しいかな、高そう。

アトレティコ・マドリーにアギーレ新監督(FootballWeekly)

シーズン中にオサスナを退団することを決め、噂レベルではアトレティコに行くことが決定稿のように語られていたけど、正式発表。元メヒコの代表監督としても名を挙げている人だけど、スペインでは守備の整備を核に弱小チームを救い、躍進に導いたことでキャリアを積み上げ、今回名門(でありドロ船)の監督を担うことになった。

とにかく見物だと思うよ。アトレティコはビアンチでさえ改革できなかった難しいチーム。しかも選手達は皆有名選手だから、オサスナのようにチームの約束事を浸透できるかどうかは微妙。その中でどのような手腕を発揮してくれるのか、お手並み拝見と言うところかな。てゆうか、本当にお願いします。うまく整理されれば強い筈なんですから。

しかし、アギーレを監督にしようとしているのにロシツキーを獲ろうとしてた事を見ても、フロントと指揮する側の意思疎通って獲れてるのかなと思っちゃうよね。来期の予想?そりゃバレンシアがリーグ制覇、アトレティコがコパ・デル・レイになると良いなぁバルサかレアルだろうけど。

ということでこの辺かな。移籍市場に関してはまだまだ始まったばかりで、ここから本番になるのかな。濃厚と目されるシェバ、ニステル、モリエンテス、状況次第ではズラやトレゼゲ、ドログバもあるだろうし、常に噂があるフェルナンド・トーレスなどストライカーの動きは注目だと思う。で、どのチームも優秀なディフェンスが欲しそうなクラブが多いので、その辺も動きがありそうだし。気になるところですな。

後は代表に関しては、沢山ニュースが出ているけど、何か沢山ありすぎてさ。しかし凄い盛り上がり。まあその喧噪も昨日までで日本代表は本日ドイツに飛ぶようで、ようやく落ち着いて本番に向けて準備と集中することが出来ると良いかな。頑張ればいいさ。

ということでここまで。次からワールドカップモードには入りますよ。

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May 24, 2006

WorldCup is colored with Darkhorses -各国ワールドカップメンバーリスト-

第2弾(実質第3弾なんだけど、ニュースで一度取り上げてるので)です、ワールドカップの各国メンバー紹介。もうすでに登録も済み、背番号も決まっていますが、とりあえずこないだやっていないところを。

*検索でこのページを訪れることが多いようなので、宣伝。この二つのリンクにもメンバーリストと雑感書いてるので、ご希望の国にそぐうモノがあったらどうぞ。

Deadline day for squads -各国ワールドカップメンバー発表-(Looseblog)
(イタリア、フランス、オランダ、スペイン、ブラジル、アルゼンチン)

WCに向けて色々と、今日のニュース雑感(Looseblog)
(イングランド、スウェーデン、韓国、オーストラリア)

FIFA WORLD CUP GERMANY2006 Portugal National Team

GK
リカルド(スポルティング・リスボン)
キム(ベンフィカ)
ブルーノ・バーレ(エストレラ・ダ・アマドーラ)

DF
リカルド・カルバーリョ(チェルシー/ENG)
フェルナンド・メイラ(シュツットガルト/GER)
リカルド・コスタ(FCポルト)
マルコ・カネイラ(スポルティング・リスボン)
ミゲウ(バレンシア/ESP)
パウロ・フェレイラ(チェルシー/ENG)
ヌーノ・バレンテ(エバートン/ENG)

MF
マニシェ(チェルシー/ENG)
コスティーニャ(ディナモ・モスクワ/ROS)
ペティート(ベンフィカ)
ティアゴ・メンデス(リヨン/FRA)
デコ(バルセロナ/ESP)
ウーゴ・ヴィアナ(バレンシア/ESP)
クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)

FW
シモン・サブローサ(ベンフィカ)
ルイス・フィーゴ(インテル/ITA)
クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)
ルイス・ボア・モルテ(フルハム/ENG)
パウレタ(パリ・サンジェルマン/FRA)
ヌーノ・ゴメス(ベンフィカ)
エウデル・ポスティガ(サンテチエンヌ/FRA)

4-2-3-1
          Pauleta
      (N.Gomez/H.Postiga)
 C.Ronaldo    Deco      Figo
(BoaMorte) (H.Viana/Tiago)(Simon.S/C.Ronaldo)
       Maniche  Costinha
      (Tiago/Petit/Deco)
N.Valente R.Carvalho F.Meira P.Ferreira
      (Caneira/R.Costa)  (Miguel)
           Ricardo
          (Kim/B.Vale)

FIFAworldcup.com

母国開催のEURO2004のファイナリスト、そしてワールドカップ予選では危なげなく突破を決め2大会連続出場、ここのところ非常に順調な道を歩んでいるポルトガル。まあ元々力のある国で、それが今までは発揮されていなかっただけなのかも知れないけど。

ポルトガルといえば、やっぱりゴールデンエイジというイメージなんだけど、ルイ・コスタもフェルナンド・コートもEUROを最後にチームを離れ、残すはルイス・フィーゴ一人。EURO中に世代交代が進み、一気にチームのパワーバランスが変化していった感がありましたが、非常にドラスティックに改革された中で、唯一残ったフィーゴには頑張って欲しい。ジダン同様ラストダンス。A代表ではまだ何も成し遂げていないと思うので、2002年の情けないプレーを払拭するプレーを見せて欲しいところ。

メンバーを見ると、2年前のヨーロッパチャンピオン、FCポルトの門下生が多いこと。ジョゼさんの教え子達がチームの核となっている。チームの根幹を担うデコ・マニシェ・コスティーニャを見ても、DFを見てもほとんどポルト出身者。彼らが核となることで、モウリーニョの元で培った高い組織力と安定感をこのチームに付随させる。懸念ポイントとしては、リカルド・カルバーリョと共に堅陣を築いていたジョルジュ・アンドラーデ(彼もポルト所属、UCLタイトルの前の年にデポルへ移籍。でもUEFAカップホルダー)が出場できないこと、マニシェとコスティーニャが移籍に失敗していてコンディション落としていること、リカルド・カルバーリョのプレーが年々不安定になっているなど、2年前のようなパフォーマンスを示せるかどうかが未知数な部分は気になるところ。

ただ、ポルト出身者だけでなく若い世代も次々に台頭している。その象徴的な存在がクリスティアーノ・ロナウドとティアゴ・メンデス。ロナウドは、もうヨーロッパ中に名前を轟かせるドリブラー、ゼロックスのCMにも出てるイケメン(+レイパー疑惑でも一躍ry))ユナイテッド加入当時は、ドリブルで相手を抜くことを重視する自己完結なプレーに終始して、ニステルの怒りを買うというパターンが多かったけど、数年経って周囲とだいぶリンクするようになってきた。又、外に張り出すだけではなく、中に入ってミドルを狙ったりとプレーの幅も広げ、ポテンシャルが段々結果に繋がるようになってきている。ティアゴに関しては一流選手集まるチェルスキでも若さに似合わないハイブリッドなパフォーマンスを見せていましたが、今期リヨンに移って更にそれが開花した感がある。ボールを繋ぐセンスは間違いなく一級品、ディフェンスもしっかりこなせる、シュートもうまい、行動範囲も広い。MFとしての必要な要素を兼ね備えており、個人的にも好きな選手。今シーズンのパフォーマンスだけなら、レギュラーに食い込んでもおかしくない選手だと思う。どちらも勢いだけじゃない確かな実力を持っていて、彼らがチームのポテンシャルを更に上げているのかなと。

まあこういった感じでとてもポジティブなんだけど、ポイントとしてはやはり、いかにスコアに繋げることが出来るかに掛かってくると思う。ポルトガルの常でもある決定力不足、パウレタは質の高いストライカーだけど勝負強さには欠けるし、ヌーノ・ゴメスにしてもポスティガにしても同じ事が言えると思う。彼らが(又はアタッカー、ロナウドとかフィーゴ、シモンとか)いかに仕事をするかによって、チームの成績は大きく代わるのかなと。プロセスを昇華させることが出来ればこのチームは強いと思うよ。出来なきゃ煮えきれない成績になるとも言えるけど、ね。

ヴィアナもミゲウも頑張れ!

FIFA WORLD CUP GERMANY2006 Germany National Team

GK
イェンス・レーマン(アーセナル/ENG)
オリバー・カーン(バイエルン・ミュンヘン)
ティモ・ヒルデブランド(VfBシュツットガルト)

DF
ロベルト・フート(チェルシー/ENG)
イェンス・ノボトニー(バイヤー・レバークーゼン)
ペア・メルテザッカー(ハノーバー96)
クリストフ・メッツェルダー(ボルシア・ドルトムント)
フィリップ・ラーム(バイエルン・ミュンヘン)
アルネ・フリードリッヒ(ヘルタ・ベルリン)
マルセル・ヤンセン(ボルシア・メンヘングラッドバッハ)

MF
セバスチャン・ケール(ボルシア・ドルトムント)
トルステン・フリンクス(ヴェルダー・ブレーメン)
ミヒャエル・バラック(バイエルン・ミュンヘン→チェルシー/ENG)
トーマス・ヒツルスペルガー(VfBシュツットガルト)
バスティアン・シュバインシュタイガー(バイエルン・ミュンヘン)
ティム・ボロウスキ(ヴェルダー・ブレーメン)
ベルント・シュナイダー(バイヤー・レバークーゼン)
ダビド・オドンゴール(ボルシア・ドルトムント)

FW
マイク・ハンケ(VfLヴォルフスブルク)
オリバー・ノイビル(ボルシア・メンヘングラッドバッハ)
ミロスラフ・クローゼ(ヴェルダー・ブレーメン)
ジェラルド・アサモア(シャルケ04)
ルーカス・ポドルスキ(1FCケルン)

4-4-2
     Podolski  Klose
   (Neuville/Hanke/Asamoah)
         Ballack
    (Schweinsteiger/Odonkor)
  Borowski       Schweinsteiger
  (Frings/Hitzlsperger/Schneider)
          Frings
          (Kehl)
 Lahm Metzelder Mertesacker Friedrich
(Jansen) (Nowotny/Huth/Kehl) (Schneider?)
         Lehmann
      (Kahn/Hildebrand)

FIFAworldcup.com

開催国のプライドと重圧を背負うクリンスマンのドイツ代表。しかし状態は四面楚歌、相変わらず守備は計算が経たず、イタリアにはぼこぼこにされ、今度こそ才能を発揮すると思われたno.10候補セバスチャン・ダイスラーが再びの鬱病&怪我、メンバー発表後にラームが怪我と良いニュースがほとんどない状態。

そんな状態の中、かなり入れ替えてきたなぁと言うのが素直な感想。ダイスラーはしょうがないにしても、なんだかんだ言って入るかなと思っていたケビン・クラニーをあっさり切り、ブレーメンの両サイドバック(オボモイェラ、シュルツ)も呼ばず、計算できるハマンもバウマンも(呼ばれない意味が分からない)呼ばない。で、クリンスマンが頼ったのが経験ある選手達、ノイビルとノボトニー。???って感じもあるけど、彼らの経験をチームに+して運命の舞台に臨む様子。

まあフェラーから引き継いで、攻撃的姿勢を打ち出したクリンスマンのチームは、その方針通り攻撃力に関してはフェラーがやってたときより良くなったと思う。ただ、それでもチーム力に置いて他の列強と比べるとやはり少し見劣りするのも確か。ブンデス得点王のクローゼと技術の高さを武器にポジションを確保したポドルスキの2トップは力があると思うけど、サブは弱いし、この二人の力にしても、各国列強のトップと比べると印象は薄い。中盤に関してはそれなりに質は備えているけど、やはりバラック頼みは否めず、そのバラックが抜ければ一気にクオリティは下がる。ディフェンスは語るまでもない、経験不足って言うかでかいだけでザル(メッツェルダーを使うなら少しは良くなるにしても)レーマンも確変の魔法から解けつつある。その辺を考えると、開催国パワーみたいな後押しがない限り、躍進というのは考えにくいかなと。

ただ、前回それを打ち破ってファイナリストだからなぁ…(カーンのおかげではあるんだけど)本番に強いのがドイツって感じもする。で、母国開催。周辺要素としては彼らが前に突き進む芽もない訳じゃないのかな。見えざる手がドイツに楽な組み合わせをもたらしたこともあり、これからのテストマッチとグループで何とか落としどころを見つけて、決勝トーナメントに備えられれば、ってところじゃないでしょうか。

FIFA WORLD CUP GERMANY2006 Czech Rep. National Team

GK
ペトル・チェフ(チェルシー/ENG)
ヤロミール・ブラジェク(スパルタ・プラハ)
アントニン・キンスキー(サトゥラン・ラメンスコーエ/ROS)

DF
ズデネク・グリゲラ(アヤックス/NED)
パベル・マレス(ゼニト・サンクトペテルブルク/ROS)
マレク・ヤンクロフスキ(ACミラン/ITA)
マルティン・ジラネク(スパルタク・モスクワ/ROS)
トマス・ウイファルシ(フィオレンティーナ/ITA)
ダビド・ロゼーナル(パリ・サンジェルマン/FRA)

MF
トマス・ガラセク(アヤックス/NED)
ラドスラフ・コバチ(スパルタク・モスクワ/ROS)
ウラジミール・スミチェル(ボルドー/FRA)
カレル・ポボルスキー(ディナモ・チェスケ・ブディヨビツェ)
トマシュ・ロシツキー(ボルシア・ドルトムント/GER)
パヴェル・ネドベド(ユヴェントス/ITA)
ダビド・ヤロリム(ハンブルガーSV/GER)
イリ・スタイネル(ハノーヴァー96/GER)
ヤン・ポラック(ニュルンベルグ/GER)
ヤロスラフ・プラシル(ASモナコ/FRA)

FW
ヤン・コラー(ボルシア・ドルトムント/GER)
ウラティスラフ・ロクベンツ(レッドブル・ザルツブルグ/AUS)
ミラン・バロシュ(アストン・ヴィラ/ENG)
マレク・ハインツ(ガラタサライ/TUR)

4-1-3-2
       Koller  Baros
  (Lokvenc/Baros/Heinz/Stainer)
   Nedved  Rosicky  Poborsky
 (Smicer/Stajner/Jarolim/Polak/Plasil)
          Galasek
         (Plasil/Kovac)
Jankulovski Ujfalusi Jiranek Grygera
    (Mares/Rozehnal/Kovac)
           Cech
        (Blazek/Kinskiy)

FIFAworldcup.com

EURO'96で彗星の如く国際舞台に舞い戻って、一気に大国の位置まで上り詰めたチェコ。しかし、その隆盛を支えたスタープレーヤー達も最盛期を過ぎた。そんなスタープレーヤー達の最後の大舞台が望み続けたワールドカップ。理屈なしに頑張って欲しい。

やはりこのチームの最大のストロングポイントはオフェンス。技術、アイデア、コンビネーション、ダイナミズム、全てが一流。美しい攻撃という意味では世界でもトップクラスだと思う。トマシュ・ロシツキーがゲームを操り、ヤン・コラーが巨躯と技術を活かしてポストをこなして深みを付け、そしてパヴェル・ネドベド、カレル・ポボルスキーがアタッキングエリアをかき回す。スピードと勢いでEUROの得点王になったミラン・バロシュもいて、発揮すれば非の打ち所はほぼない。それだけ質の高いクオリティを備えいてる。

ただ、攻撃に掛かる人数が多いこともあり、ディフェンスはリスクを賄いきれない事も多々。運動量を兼ね備えるロシツキーやネドベドが守備に戻れるときなら問題ないのだけど、戻れないときは本当に枚数が少ない。キーとなるのはガラセクだと思うのだけど、彼一人ではやはり賄いきれない部分もあるだけに、その辺は美しい攻撃の代償といえるかも知れない(そのために端から何かを施すと言うことはブリュックナーはしないしね)

まあ出来るだけ長く見たいのだけど、本大会は正直ちょっと厳しいかなと見てます。というのも、相手が悪い、相性が悪そう。GroupCに続く死のグループといえるGroupEなんだけど、イタリア・アメリカと、守備がしっかりしていて、カウンターも得意なチーム(ガーナはよく分からない、けどソリッドっぽい気はする)攻撃に人数を多く掛けるチェコにとってはそういう相手は苦手なんじゃないかなぁと。チェコにとってはGroupCの方が戦いやすかったかも(まあPodが違うからどうしようもないけど)そういう相手にもゴールが獲れればいいけど、シビアなゲームはチェコには苦しいかなと。名将ブリュックナーの魔法の采配があるとは言っても、ね。

メンバーを見ても、ネドベドなどの後を担う若い選手はそんなに出てきていない。もちろん、ロシツキーやヤンクロフスキなどはいるけれど、クオリティはどうしても下がってしまうという意味では、世代交代はうまくいってないのかなと。そう考えると、この先国際舞台から遠ざかってしまうかも知れないので、この大会、本当に頑張って欲しい。

FIFA WORLD CUP GERMANY2006 Croatia National Team

GK
スティペ・プレティコサ(ハイドゥク・スプリト)
ヨセフ・ディドゥリカ(オーストリア・ウィーン/AUS)
トミスラフ・ブティナ(クラブ・ブルージュ/BEL)

DF
ヨシプ・シムニッチ(ヘルタ・ベルリン/GER)
ロベルト・コバチ(ユヴェントス/ITA)
イゴール・トゥードル(シエナ/ITA)
ダリオ・シミッチ(ACミラン/ITA)
マリオ・トキッチ(オーストリア・ウィーン/AUS)
ステイェパン・トマス(ガラタサライ/TUR)

MF
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク/UKR)
ユリカ・ブラニェス(ヴェルダー・ブレーメン)
マルコ・バビッチ(バイヤー・レバークーゼン/GER)
ニコ・コバチ(ヘルタ・ベルリン/GER)
ルカ・モドリッチ(ディナモ・ザグレブ)
イェルコ・レコ(ディナモ・キエフ/UKR)
イヴァン・レコ(クラブ・ブルージュ/BEL)
ニコ・クラニチャール(ハイドゥク・スプリト)
アンソニー・セリッチ(パナシナイコス/GRE)

FW
ダド・プルショ(グラズゴー・レンジャース/SCO)
イバン・クラスニッチ(ヴェルダー・ブレーメン/GER)
イヴィチャ・オリッチ(CSKAモスクワ/ROS)
ボスコ・バラバン(クラブ・ブルージュ/BEL)
イバン・ボスニャク(ディナモ・ザグレブ)

3-4-1-2
       Prso  Klasnic
     (Balaban/Olic/Bosnjak)
        N.Kranicar
         (Modric)
 Babic N.Kovac  Tudor Srna
(Vranjes/Modoric/I.Leko/J.Leko/Seric)
   Simunic R.Kovac Simic
  (Tudor/I.Leko/Tomas/Tokic)
         Pletikosa
       (Butina/Didulica)

FIFAworldcup.com

まだやってなかったので。まあ選考としては順当なのかな?ちょっとよく分からないけど、有力な選手が外れたなぁという印象はない。まあすでにチームのベースは出来ており、後はオプションとしてどのような選択をするかという選出だったと思うし。

印象としてはとにかく組織的に守備が整備され、そこに東欧らしい技術をエッセンスとして付随させた強いチームという感じ。強固な3バックはどの選手が入ってもサイズと強さ、巧さを兼ね備え、チームでやるプレッシングも非常に質が高い。で、ここをベースにストロングポイントである両サイドを活かした攻撃をして来る。強いチーム。

まあ色々と分析されてるので、特に書くことはないのだけど、個人で注目というか注意なのはやはりスルナとバビッチという両サイド、そしてプルショとクラスニッチを代表としたトップかな。

まずスルナは速い、うまい、活動量が多いという感じで、加地さんをスケールアップしたような選手。キックの精度にも長け、クロスだけじゃなくセットプレーを蹴ったりする。やはりスピードを生かした縦の突破と精度の高いクロスが注意なんだけど、機を見てペナに進入してフィニッシュシーンに絡んできたりするのが一番気になる。アルゼンチンとのテストマッチで決めたゴールも外に流れたプルショからのクロスを合わせたモノだし、ウイングのようなプレーもしてくる訳で、基本的に守備を得意としない(良くはなってきているけど)アレックスには厳しい相手といえる。左のバビッチはテクニックに優れたアウトサイドアタッカー。ただ、守備にもしっかりと意識を裂けるし、一時紹介されていたようなテクニシャンにありがちな守備に対する怠惰なプレーというのは強豪相手の試合では余り感じられない(日本との試合ではどうなるかわからないけど)キープしながら組み立てて、外に流れてくるFWやクラスニッチと絡んでプレーしてくる印象がある。クラニチャールが左に流れてプレーする傾向もあるので、こっちはコンビネーションが主体になるという意味では、組織レベルで守りたい相手かも。

で、トップ。プルショにしても、クラスニッチにしても言えるのだけど、スタメンではないかと思われる二人は非常にプレーの幅が広くてオールマイティなイメージ。決してボックスの中で待っている選手ではなく、外に開いたり、引いたりと動きながら良く組み立てに絡んでくると思う。プルショの存在感が注目されがちなんだけど(もちろん怖い存在、でっかくて、体の使い方もうまいし、足元もうまい。ワシントンみたいな感じかな)個人的には抜け目なく隙を突いてくるクラスニッチの方が怖い。ブンデス最終節でもゴール前で鋭く反応してゴールを決めたりと(14ゴールかな?)感覚に優れてる。まあレギュラーだけじゃなく後ろに控える選手も嫌な選手がいる。オリッチは前回のWCでイタリアを沈めた選手。速くて動き回るから、後から入ってこられると嫌なタイプかも。バラバンも縦に速く突破力には優れていて、ポテンシャルを期待されていた選手。レベルは高いと思われる。

こんな風に書いてると勝てなそうにないんだけど、個人的にはちょっと突けいる隙があるんじゃないかと思ってる。というのも、前回のワールドカップでは2戦目でイタリアに勝ちながら、3戦目で格下と思われたエクアドルに負けてたりと、パフォーマンスに置いてムラというのが存在していると思うから。逆説的だけどアルゼンチンやブラジルに対して燃えて凄い試合をしたりするのを見ても、そのことは証明されていると思うし。だからこそ、格下と見られる日本にとってはチャンスがあるかも知れない。ただ、順番的にブラジルに負けてたらそれも期待薄かな……。ただ、そういうのはちょっと期待したいところ。

ということでこの辺かな。今回書いたのはセカンドグループとも言えるところかも。後はスウェーデン(発表されたときにやったのでよろしかったら)、パラグアイ、セルビア・モンテネグロとかもここに入ると思うけど、世界の列強を喰うだけの力を持ち得るチーム達、この辺の国々が頑張るとワールドカップは盛り上がるのかも知れませんね。ということでここまで。

*これからワールドカップモードに入るかも。やっぱり色々楽しみたいからね。日本代表を個々で取り上げたり、色々くくって選手にスポットを当てたりとしていこうかなと。もちろん日本だけじゃなくね。ちょっと忙しいけど。

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May 22, 2006

木っ端微塵でも予選突破@Yamazaki NABISCO Cup GroupLeague Day5&6

はいはい、激遅更新ですよ。てゆうかやる気もなくすっての。

2006 J.League Yamazaki NABISCO Cup GroupA Day5

アビスパ 1-1 Fマリノス @ 博多の森球技場「内側と外側」
Avispa:49'久藤清一 F.Marinos:75'OwnGoal

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、松田直樹"有給休暇"、那須大亮、MF河合竜二"プロフェッショナルファールらしい"(88'黄×2=赤)、マグロン、田中隼磨、平野孝"鶴"(→17'吉田孝行)、狩野健太、FW大島秀夫"Not his day"(→54'ハーフナー・マイク)、清水範久(→72'奥大介)

アビスパスタメン:GK神山竜一、DF中村北斗、金古聖司、千代反田充、宮本亨、MF久藤清一(→68'宮崎光平)、布部陽功(→58'城後寿)、ホベルト、古賀誠史、FW藪田光教(→75'グラウシオ)、川島眞也

Q:中々変わらないと仰っていますが、中断期間に入ってもチームが上がっていくような感じを受けないのですが。
         ↓
「中断までの我慢だと思っています」

【ヤマザキナビスコカップ】福岡 vs 横浜FM:岡田武史監督(横浜FM)記者会見コメント(J's Goal)

本当にぃ?

しかし、この質問した記者、凄いね。直球勝負過ぎですから。この質問をした記者の人が、どれくらいFマリノスを見ているのか分からないけど、積み上げという部分を感じないからこそ、こういう質問が出てくるのかも。

まあこのコメントの威を借る訳じゃないけど、きっと誰もが岡ちゃんに疑念の気持ちを少なからず抱いてるはず。当たり前だけど、結果に置いても、中身に置いても今のFマリノスに満足感を抱いている人はいないはずだしね。そういう意味ではこのコメントは、聞いて欲しかったことを聞いてくれた感はありますよ、えぇ。

まあ実際岡ちゃんは狸だから、本音なんてしゃべらないと思うけど。ただ、こういう屈辱的な質問を浴びて腹の中は煮えくりかえってるかもね。

で、選手のコメントを見ると、内側ではそんなにネガティブに捉えてないのかなぁと思ったり。

吉田孝行さんの証言
「やろうとしているサッカーは良くなってきているし、今日もつないでチャンスを一杯作ることができた。まあ入るか、入らないかの差は大きいけれど、それは運もあるんで、個人、個人で練習して、そういう運を引き寄せたり、しっかり決められるように高めていくだけだと思います。
形は作れているんで、それが入れば楽な展開だった。ここ2戦は結果は出なかったけれどもいいサッカーをしているので。まあ、いいサッカーだけではだめなんですけれど、これを続けていくことが勝利に近づくことだと思います。やろうとしていることは間違っていないので、自信を持ってトライしていくことが大事だと思います」(J's Goalより)

清水範久さんの証言
「前半のチャンスを外してしまったのが全て。やっているサッカー自体は決して悪くない。結果が出ていないだけ。パススピードや寄せの速さは、練習を重ねてできるようになってきている。」(Fマリノス公式より)

輪郭を捉えはじめてる……ってことか?んー、やっぱり試合を見ないとわかんね。で、ナビ第6節。答え合わせです。

2006 J.League Yamazaki NABISCO Cup GroupA Day6

レッズ 4-2 Fマリノス @ 埼玉スタジアム「木っ端微塵でも予選突破」
Reds:23'&43'&70'ワシントン 32'相馬崇人 F.Marinos:73'塩川岳人 81'田中隼磨

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF田中隼磨、中西永輔、栗原勇蔵、那須大亮、MF上野良治"お願い、もう少し頑張って"、マグロン"ごめんな、辛い思いさせて"、狩野健太(→58'塩川岳人)、清水範久、奥大介(→46'吉田孝行)、FW大島秀夫(→46'ハーフナー・マイク"miketimeだけが唯一の戦術")

レッズスタメン:GK加藤順大、DF細貝萌、堀之内聖、内舘秀樹、MF鈴木啓太、長谷部誠、平川忠亮(→63'岡野雅行)、相馬崇人、山田暢久(→74'赤星貴文)、FW永井雄一郎、ワシントン"ワ級3連発"(→78'横山拓也)

どう見ても完敗です、本当にありがとうございました。

いくらマツと佑二と河合がいないからって、前半だけで3点献上はおめでたすぎます。これでやってるサッカーが悪くないなんて、中断明けに希望があるなんて、どの口が言うんでしょ?サイドはボロボロ、ポゼッションはカウンター発生機、1vs1はおぞましいほどやられる、相手が強くなったら出来なくなるなんて、出来てるなんて言いません。希望なんてマイクタイムだけじゃん。

それにしても、ワシントンに3戦5点献上ですか、全く持って反省も対策もできてない証拠じゃないですか、しかも今日は「被弾、被弾、被弾」で木っ端微塵ですよ、もう沈没ですよ。まあしょうがないっちゃしょうがないんだろうけど(うまいしね、ワシントン。で、良いボールも来るし。取るわな、そりゃ)、先制点のセルフジャッジとか3失点目のマーキングとか、余りにもふがいないですよ。同じ過ちを繰り返すチームに未来があるのか不安になりますよ。

で、こんなにこっぴどくやられても決勝トーナメント進出決定(2位グループ2位で)で、決勝トーナメント1回戦の相手はジュビロ、なんだそりゃって感じ(6/3@日産、6/8@ヤマハ)すげーな、このレギュレーション。まあ今の状態でガンバやらレッズやらふろん太とやっても全く勝てる気がしないので、まだ良かったのかも。だからといってジュビロに勝てそうかどうかっていったらも全くと言っていいほど自信がないけど。

あー、鬱だ。マリノスが調子悪いと僕も調子悪い。フロント仕事しろよ、もう限界です。

ということでここまで。一応メンバー表まとめてます。まだ出来てないけど。何チームぐらいやればいいんかな?

*得点にしても失点にしても、どちらにしてもスコアに繋がる部分での確信レベルの低さというのが、一番の不振の原因という気がするのは確か。ただ、本当にもう一度自分たちのサッカーというモノを見つめ直した方が良いと思う、フロント含めてね。監督を代えるにしても、ビジョンが曖昧なままでは駄目だと思うし、続けるにしても掛け違えたままじゃいつまで経っても良くならない。現状のやり方は確かに手法として素晴らしいけど、出来ていない訳だからその辺は再考の余地がある。どのようなサッカーをしたいのか、そのためにどのような事をしなければならないのか、そのために練習でどのようなことを意識すべきなのか、選手の復帰待ちじゃなくて、より具体的に、より明確にしていくべきなのでは?マイクタイムでは良くゴールが入ったりしてるけど、あれはマイクというビッグマンが入ることによって選手達のベクトルがある程度揃うからだと思うし。そういう部分を意図的に作ることも必要だと思う。まあ岡ちゃんにはこだわりがあるから、やらないだろうけど、それに心中する気は悪いけどないよ。移転で手一杯って感じもあるけど、フロントは仕事しろよ、本当に。遊びじゃねーんだから。この2ヶ月、ほとんど好転するようなポジティブな要素がないというのは事実としてあるだけに(ナビ4節で抜けたと思ったんだけどなぁ)、本当に判断しどころだと思うよ。危機感を持て、危機感を。

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May 20, 2006

軽くない4年間の中身 -貢献度に思う一考察-

ドイツに行く23人が決まって数日が経ちましたが、報道の過熱ぶりや関心の高まり(アクセス数からももの凄い感じる)には、改めて驚きを感じました。日本代表への関心は未だに高いんだなぁ……。ということで、そのメンバー選考に関する事で感じたこと、思ったこと素直な気持ち。

・軽くない4年間の中身 -貢献度に思う一考察-

年々変化を遂げるフットボールの周辺において、ワールドカップの重要性はUEFAチャンピオンズリーグを代表としたクラブフットボールの隆盛などにより薄まってきたのかも知れない。しかし、アジアの片隅に位置し、まだまだナショナルチーム人気の高い日本にとってはまだまだとても大きな存在であり、選手達の欲求をかき立てるモノに変わりはありません。しかしその出れる選手は23人、しかも4年に1度しかない。とても狭き門。その選考を巡っては喧々囂々の議論を巻き起こします。

そんな中で、現日本代表監督ジーコは、「貢献度」という要素を重要視し、自分が率いた間の代表チームでのプレーを中心に選考するという事を打ち出しました。これで、事態は紛糾、リーグ戦の結果を無視している、選手の旬を考えない、貢献度という要素自体が不明瞭だ、などの批判が巻き起こった訳です。確かに感じない訳ではありません。ワールドカップは短期決戦であり、スプリント勝負の中で勢いのある選手を使った方が結果を残せる可能性が高いこと。それは歴史が物語っている。又、長く代表に呼ばれている選手にどうしても分があり、そういう選手を呼べなくなる可能性が高いこと。それは何より本当にワールドカップで結果を残すための選考ではなく、護送船団方式の様な形になっているんじゃないかということ。確かにそういう部分はあるのかなという感じがします。

ただ、ここで個人的に疑念が残る部分があります。スパンとして4年に1度という期間の中で、代表チームは常に活動をしてきました。ワールドカップ予選はもちろん、アジアカップやコンフェデレーションズカップ、様々なテストマッチ。その中で自分の身を削って戦ってきた選手達に対してのリスペクトに欠くのではないか。そんなことを感じて仕方がない。

もちろん、応援するモノの一番の希望である「ワールドカップの勝利」という事なのは理解できるし、更にチーム力を上げるためにはある程度心を鬼にして、世界で戦える可能性を探る必要性があるのも又事実です。しかし、それこそ切り捨て的な考えなのではないでしょうか。この4年間、代表に身を捧げて戦ってきた選手がいる。その中には無理をしてでも代表チームでの活動を重視し、永井シーズンを戦って疲労しているところを鞭打って苛烈な状況に身を投じた選手もいるし、無理をおして代表チームに参加し状況を悪化させた選手、試合により先に影響する怪我を負い契約を失った選手、代表とクラブの両立により過酷なスケジュールをこなしたことで怪我に繋がった選手だっている。

彼らがそこまでして代表チームに身を捧げた理由はただ一つ「ワールドカップに出たい」という気持ちからだったと思います。もちろん全ての選手が出れるモノではないから、いくら頑張っても出れない選手が出てきてしまうにしても、彼らの目的はそこにあるのは間違いない。そして、貢献度や信頼というモノが自らの足を削って得たモノだとしたら、この要素はとても尊いもので、軽んじるものではない。

ライジングスターの登場に沸き立ち、無