Deadline day for squads -各国ワールドカップメンバー発表-
代表メンバー、続々。てゆうか、締め切りだからね、書き切れません。出来るだけ、個人的な注目国を。メンバー表とメンバー選考の短感、そして戯れ言を。
・まずヨーロッパ。
GK
ジャン・ルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)
マルコ・アメリア(リボルノ)
アンジェロ・ペルッツィ(ラツィオ)
DF
ファビオ・カンナバーロ(ユヴェントス)
アレッサンドロ・ネスタ(ACミラン)
アンドレア・バルツァッリ(パレルモ)
マルコ・マテラッツィ(インテル)
ジャンルカ・ザンブロッタ(ユヴェントス)
クリスチャン・ザッカルド(パレルモ)
ファビオ・グロッソ(パレルモ)
マッシモ・オッド(ラツィオ)
MF
アンデレア・ピルロ(ACミラン)
シモーネ・ペロッタ(ASローマ)
ダニエレ・デ・ロッシ(ASローマ)
シモーネ・バローネ(パレルモ)
ジェンナーロ・ガットゥーゾ(ACミラン)
マウロ・ヘルマン・カモラネージ(ユヴェントス)
FW
フランチェスコ・トッティ(ASローマ)
アレッサンドロ・デル・ピエーロ(ユヴェントス)
フィリッポ・インザーギ(ACミラン)
アルベルト・ジラルディーノ(ACミラン)
ルカ・トニ(フィオレンティーナ)
ビンチェンツォ・イアクインタ(ウディネーゼ)
BackUp
モルガン・デ・サンクティス(GK/ウディネーゼ)
ダニエレ・ボネーラ(DF/パルマ)
マルコ・マルキオンニ(MF/パルマ)
フランコ・セミオーリ(MF/パルマ)
4-3-1-2
Toni Gilardino
(DelPiero/Inzaghi/Iaquinta)
Totti
(DelPielo)
DeRossi Gattuso
(Camoranesi/Perrota)
Pirlo
(Barone)
Grosso F.Cannavaro Nesta Zambrotta
(Oddo) (Materazzi/Barzagli) (Zaccardo)
Buffon
(Peruzzi/Amelia)
ということで愛するアズーリをまず。すでにある程度メンバーが固まっていたこともあって、後は選択肢の問題という感じだった選考ですが、選考ポイントはトップとサイドバックだったのかなぁと。
まずはトップなんだけど、リッピの選択としては結局終盤一気にコンディションを上げてミラン反撃の起因となったスーペル・ピッポとイアクインタを選択。ピッポの選出に関しては何の異論もない所か嬉しくてたまりませんが、イアクインタに関してはどうなんだろ?確かにシーズン序盤はかなりセンセーショナルな活躍を見せたし、代表でも結果を残してるからわからなくないんだけど、ルカレッリはかなり点を取ってたからちょっともったいない気も。まあトニやピッポも調子が良いから、もう一枚は信頼しているアタッカーを選択したのかな?てゆうか、カサ坊残念だなぁ、マドリーなんか行かなきゃ良かったのに。残ってたらもっと駄目だったろうけど。まあまだ若いしね。とにかくまずはダイエット。
で、サイドバックは結構悩んだんじゃないかな?ザンブロッタはどちらも出来るから、そうなるとパレルモの二人のどちらがスタメンに名を連ねるかによってバックアップが代わって来るという複雑な争いになっていたのかなと。一応リッピとしてはグロッソをファーストチョイスとして決めていたようで(だからザンブロッタを右にコンバートという話をしていたらしいし)、ザンブロッタが右に回るから、必然的にバックアップがザッカルドとなって、左のバックアッパーとしてオッドが必要になった。まあ妥当なんだけど、ザッカルドがスタメンだったらバックアップに入っているボネーラがリスト入りしていたと思うし、そういう意味ではボネーラは残念。考えてみたらイタリアもアテネ世代は少ないね。
どっちにしてもスタメンはほとんど固まっていてメンバー的なサプライズはほとんどないと言っていいでしょう。で、本大会に目を向けると、一番のポイントはトッティのコンディションがどこまで戻っているかに掛かってる。一応ドイツとのテストマッチで、アレ・トニ・ジラの3トップが機能して保険はあるのだけど、やはりトッティがいるとチームのクオリティが変わる。彼はバイタルエリアで危険な仕事も出来るし、ダイレクトに代表されるキレのあるスルーパスでカウンターの起点にもなれる。ピルロとの縦ラインは楽しみだし、リッピも彼が怪我してからもずーっと気にし続けていた。そういう意味では彼がどこまで戻っているのかというのは非常に気になる。正直離脱の時間が長かったので、後一ヶ月でどこまでプレーの勘を取り戻せるかは未知数な気もするんだよね。
で、後はこういう国際大会の悩みの常であるCDFのバックアップ。ネスタは怪我が多いし、カンナはカードが多かったりと、ピッチに立てなかったことも少なくない。そして不在となると高確率で星を落とす。2002年のあの韓国戦も二人とも不在だった。だから何とか第3、第4のCDFの台頭を待っていたんだけど、望みかなわず。相変わらずマフィアみたいなプレーで流血を引き起こすマテラッツィは全く信頼できる選手ではなく、バルザーリも正直どこまでやってくれるのかは未知数。リッピはネスタとカンナバーロに7試合の間、何もないことお祈りしないと。それぐらい、勝負に関わる要素だと思うから。次世代は心配だ、カンナも4年後は厳しいだろうし……。
まあ色々と期待も不安もあるのだけど、ちょっとだけ期待が大きいかな。日韓でもEUROでも思いっきりずっこけたので、そろそろ…という感じもあるし、何よりもモデルチェンジ。リッピのアズーリは、前任者のトラップのチームと比べても、かなりオフェンシブになっている。ミランを倣った4-3-1-2(4-3-3も、4-4-2もあるだろうけど)でピルロが中央に入るようになって、攻撃構築能力は飛躍的に良くなってそれによってトッティがアタッキングエリアでプレーできる割合も多くなった。そのトッティへのフォローと言うことを考えても、サイドバックも攻撃に特性を持っている選手が多くて積極的に攻撃に絡むし、デ・ロッシやガットゥーゾが精力的にフォローしてくれる。とにかく攻撃に絡む人数が増えたと思う。もちろん、だからといって、ブラジルやスペインと比べられたらあれだけど、ドイツに4点獲って勝った力はフロックじゃないよ(ドイツが酷かったのはあるけどさ)
ただ、チームが結果を残すかどうかはやはりアタッカーに掛かっている。トニとジラがヴィエリのように大舞台で結果を残せるメンタリティを持っているか、トッティとアレックスどちらかがトップコンディションで入って"ファンタジスタ"としての職を全うできるか。結局イタリアのポイントはそこだと思う。ジラの調子は下降気味なのが気になる…頑張れ。
とにかく今回こそ優勝!ブラジルが強かろうが、イングランドが期待出来ようが、アズーリに優勝して欲しい!もう予想じゃなくなってるな
まあ僕はザンブロッタのウインクさえ見れれば満足なんだけどね。伊達男過ぎだろ、あれは。
GK
ファビアン・バルテズ(オリンピック・マルセイユ)
グレゴリー・クーペ(オリンピック・リヨン)
ミカエル・ランドロー(ナント)
DF
ウィリアム・ギャラス(チェルシー/ENG)
ジャン・アラン・ブームソング(ニューカッスル・ユナイテッド/ENG)
ミカエル・シルベストル(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)
リリアン・テュラム(ユヴェントス/ITA)
ガール・ジヴェ(ASモナコ)
ウィリー・サニョル(バイエルン・ミュンヘン/GER)
エリック・アビダル(オリンピック・リヨン)
パスカル・チンボンダ(ウィガン・アスレティック/ENG)
MF
クロード・マケレレ(チェルシー/ENG)
パトリック・ヴィエラ(ユヴェントス/ITA)
アルー・ディアラ(ランス)
フローリアン・マルダ(オリンピック・リヨン)
ヴィカシュ・ドラソー(パリ・サンジェルマン)
ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー/ESP)
FW
ティエリ・アンリ(アーセナル/ENG)
ダビド・トレゼゲ(ユヴェントス/ITA)
ルイ・サハ(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)
ジブリル・シセ(リバプール/ENG)
シルヴァン・ヴィルトール(オリンピック・リヨン)
フランク・リベリー(オリンピック・マルセイユ)
4-2-2-2
Henry Trezeguet
(Cisse/Saha/Ribery/Wiltold)
Zidane Wiltold
(Malouda) (Dhorasoo/Ribery)
Vieira Makelele
(Diarra/Dhorasoo)
Abidal Gallas Thuram Sagnol
(Gallas) (Boumsong/Givet)(Chimbonda)
Barthez
(Coupet/Landreau)
ということで、ジダンラストダンスの仲間達が発表。改革に失敗して保守的な路線に戻っていったレイモン・ドメネクだったけど、最後の最後に代表歴のない二人を本戦メンバーに招集。で、ピレスやジュリ、アネルカなどのネームバリューのある選手が外れる選考となった
で、まず選ばれた方。リベリーに関してはまだ数回しか見ていないのだけど、確かに凄い。こんな記事が今年のはじめに出ていたけど、それだけ期待値も高く、活躍を見せたと言うことでしょう。将来性を見ても、連れて行くと言う選択としては間違っていないのかも。チンボンダに関しては、ウィガンの大冒険の中で右からがんがん行ってビッグクラブからも注目されている選手。移籍が濃厚とされてるみたい。でも、レベイエールが選ばれると思ってたからこっちは意外。まああくまでもサニョルがレギュラーだとは思うけどね。
外れた方はというと、ジュリは選ばれるかなと思ってからちょっと意外。まあ今シーズンはメッシの台頭で出場機会が減っていたことも影響したかな?ジダンとの相性も良かったし、ドメネクの代表チームでも選ばれていただけに、良いのかなという気がする。ピレスの方はドメネクと仲が悪いからね。占いの犠牲者。
まあメンバーの方はあくまでも予想に過ぎないけど、個の力もあって、バランスとしても良く、経験もある。強いチームだと思うけど、あくまでもジダンあってのチームだと思うので、ジダンの出来次第という側面があると思う。予選でも彼の復帰で風が変わったし、そういうことを考えても未だにその存在感は絶大。彼への信頼がランニングを引き出し、彼の存在感と技術が相手を引きつけ、相手にズレを生じさせる。一人で攻撃をリードできる存在はやはり希有。ただ、年齢を重ね、コンディション維持もままならず引退を決めたように、どこまでもつかは未知数。それだけにジダンのコンディションは大きな鍵。
上記の通りジダン頼りな部分はあるのだけど、それだけではやはり優勝には届かないと思う。そういう意味では、アンリやトレゼゲが今度こそ代表でブレイクするのが必要不可欠な要素かなと。彼らが存在感を示してジダンを経由しなくてもゴールが獲れるようになれば、チームとしては充実するんじゃないかな?前大会もそうだったけど、ワールドカップに繋がる今シーズンもクラブでは超一流の結果を残し続けているだけに、今度こそその期待にそぐう結果を残したいところ。
個人的にはやっぱりジダンのラストダンスを、少しでも長く見たい。トーナメントの山を想像できないけど、出来るだけ長く見たい。だから頑張って欲しい。ドメネク余計なことすんなよ。
GK
エドウィン・ファン・デル・サール(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)
ヘンク・ティメル(AZ)
マールテン・ステケレンブルグ(アヤックス)
DF
ハリド・ブラールーズ(ハンブルガーSV/GER)
ヨニー・ヘイティンガ(アヤックス)
アンドレ・オーイヤー(PSV)
ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト(バルセロナ/ESP)
ヤン・クロンカンプ(リバプール/ENG)
ヨリス・マタイセン(AZ)
ケウ・ヤリエンス(AZ)
ティム・デ・クレル(AZ)
MF
フィリップ・コク(PSV)
ヘドウィヘス・マドゥロ(アヤックス)
ウェズレイ・スナイデル(アヤックス)
デニー・ランザート(AZ)
マルク・ファン・ボメル(バルセロナ/ESP)
ラファエル・ファン・デル・ファールト(ハンブルガーSV/GER)
FW
ディルク・カイト(フェイエノールト)
ルート・ファン・ニステルローイ(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)
アリエン・ロッベン(チェルシー/ENG)
ロビン・ファン・ペルシー(アーセナル/ENG)
ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク(PSV)
ライアン・バッベル(アヤックス)
4-1-2-3
V.Nistelrooij
Robben (V.o.Hesselink) Kuyt
(V.Persie) (Babel)
V.D.Vaart Landzaat
(V.Bommel/Sneijder)
Cocu
(Maduro)
Gio Heitinga Boulahrouz Kromkamp
(De Cler) (Mathijsen/Ooijer) (Jaliens)
V.d.Sar
(Stekelenburg/Timmer)
uefa.com
フンテラールがいない、びっくりした。エール・ディ・ビジとはいえ、30ゴール越えという恐ろしい結果を残した(しかも移籍を挟んでいるのにもかかわらず)選手を外すとは。てゆうかマカーイも外したんだから、ニステルと心中って事なんだろうけど、はてさて。ニステルも怪我がちなのに……。
その他を見ると、結構使われてたオプダムが外れたのは意外。その代わりにAZの選手を呼んだようで、この辺を見てもファン・バステンは勢いを重視しているのかな?でも、じゃあ何でフンテラールを外したんだと思っちゃう。チャレンジャーで改革者ではあると思うけど。カリスマ監督の行方はいかに。
ただ、ファン・バステンというカリスマの元、チームはうまく回っていて、とりあえず反論できない状態でもある。後は、本番でもその神通力(とファン・トシップとのタッグによる機能美を感じるアヤックスタスク)が通じるかというところかなと。
チームとしては、チェコやルーマニア、フィンランドを寄せ付けずにあっさりと予選通過したとおり、かなりポテンシャルは高い。特にウインガー、セントラルと非常にバラエティに富んでいて質の高い選手が揃い、アグレッシブで意思統一の取れたオフェンスが出来る。この辺はブラジルに勝るとも劣らない(いや、さすがにブラジルには……)と思う。バランスとしてはかなり前掛かりで攻めて勝つチームということを容認していて、オランダらしいチームに仕上がっているのかなと。
ただ、守備はセンターバックの経験不足も含めてお世辞にも堅いとは言えない。サイドバックも攻め上がってなんぼのタイプだし。こういう事を考えても、自慢の攻撃陣にこのワールドカップは掛かってくるのは間違いないと思う。
ラフィは大丈夫なの?間に合うの?まあランザートは外さないと思うけど(ボメルもいるし)、少しで良いからラフィ&スナイデルが見たいな。
嵌れば本当に凄いチームだと思うので、何とかグループリーグ抜けて欲しい。てゆうか、WCといえばブラジル-オランダでしょ?名勝負の宝庫、日韓では見れなかったんだから今回は見せて!
GK
イケル・カシージャス(レアル・マドリード)
サンチャゴ・カニサレス(バレンシア)
ホセ・マヌエル・レイナ(リバプール/ENG)
DF
カルロス・マルチェナ(バレンシア)
カルレス・プジョル(バルセロナ)
ファニート(レアル・ベティス・バロンピエ)
パブロ・イバニェス(アトレティコ・マドリード)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)
ミチェル・サルガド(レアル・マドリード)
アントニオ・ロペス(アトレティコ・マドリード)
アシエル・デル・オルノ(チェルシー/ENG)
MF
ダビド・アルベルダ(バレンシア)
マルコス・セナ(ビジャレアル)
シャビ・エルナンデス(バルセロナ)
アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
シャビ・アロンソ(リバプール/ENG)
フランセスク・ファブレガス(アーセナル/ENG)
ルイス・ガルシア(リバプール/ENG)
ホアキン(レアル・ベティス・バロンピエ)
ホセ・アントニオ・レジェス(アーセナル/ENG)
FW
ラウール・ゴンザレス(レアル・マドリード)
フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリード)
ダビド・ビジャ(バレンシア)
4-2-3-1
F.Torres
(Villa/Raul)
Reyes Raul L.Garcia
(Villa) (Xavi/Iniesta) (Joaquin)
X.Alonso Alberda
(M.Senna/Xavi/Cesc.F)
D.Horno Marchena Puyol M.Salgado
(A.Lopez) (Juanito/Ibanez) (S.Ramos)
Casillas
(Canizares/Reina)
4-1-2-3
Reyes Raul L.Garcia
(Villa) (F.Torres/Villa) (Joaquin)
Xavi Iniesta
(Cesc.F/Xavi.A)
Alberda
(Xavi.A/M.Senna)
D.Horno Marchena Puyol M.Salgado
(A.Lopez) (Ibanez/Juanito) (S.Ramos)
Casillas
(Canizares/Reina)
おい、ジジイ。バラハはどうした?ビセンテはどうした?分かってるさ、選ばれなさそうだって事は。まあしょうがないけどさ。で、予備選考があって、そこでグティやデ・ラ・ペーニャといったオフェンシブな選手が削られ、今回はモリエンテスが外れた。今シーズンは出場機会も限られ、調子もよくなかったけど、実績やラウールとのコンビネーションという期待度もあっただけに、もしかしたらとは思ったけど…時代だね。
どちらにしても経験よりも才能・若さと言うところに賭けたのかなと言う印象。イニエスタにしても、セスクにしても今シーズンのプレーぶりは先が楽しみになるようなパフォーマンスだったし、心酔するフェルナンド・トーレス、リーガ得点ランキング2位のビジャ(かわいいよビジャ)にしてもまだ若い。まあとにかく力はあると思うので、後は大舞台で力を発揮できるか。若さがどう影響するかは未知数かなと。てゆうか、セスクかイニエスタどっちかでいい気がするけどね、タイプ似てるしさ、バラハ……。
しかし、これだけセントラルの選手が多いとなると、少し組み替えも考えているのかな?シャビが復帰して間もないことはあるにしても、セスクやイニエスタも遜色なくプレーできる。ユース世代で常に核となってきた3人はとにかく楽しいプレーヤー達。そこにシャビ・アロンソもいる訳で、中盤をストロングポイントにしても面白そう。まあサイドアタッカーを高い位置に置くのは間違いないと思うし、そうなると"アンタッチャブル"ラウールか偏愛とも言える教え子フェルナンド・トーレスを外す決断が強いられる訳だけど、はてさて。
本大会の方に目を向けると、予選である程度サイドアタッカーの起用には答えが見えているとはいえ(ルイガルやレジェスといった本職じゃないけど、柔軟な動きが出来るアタッカーを置いて攻撃の流動性を促す感じ)、予選では決定力不足で苦しんだこともあり、フェルナンド・トーレス、そしてラウールにキーがあるのは間違いないかな。チャンスはある程度作るだろうしね。
守備に関しては、まあ不安な要素もあるんだけど、プジョルもいて、経験を積んで最高峰のレベルに上り詰めつつあるカシージャスもいてと、それなりに計算できるかな。もちろんバランスとしては前目で常にカウンターの危険と背中合わせな部分もあるので、この辺をプジョルやマルチェナがどこまで我慢できるかというのはあるんだけど。とにかく失点の数はカシージャスに掛かってくると思う。神降臨なら、ね。
どちらにしても若いチームで、ポテンシャルは非常に高い。ムラがあるからどうなるかは分からないし、相変わらず期待を裏切り続けているスペイン代表だから、過度な期待は禁物だけど、この若さという部分がポジティブに出れば(グループリーグ、トーナメント一回戦ぐらいで乗れれば)この状況を打開できるかも。楽しみですな。
で、ドイツとかチェコとかポーランドとかセルビアとかもメンバー発表されてるんだけど(当たり前か、締め切りなんだから)スルーで。uefa.comとか、FIFAworld.com見てちょうだい。ネドベドが出てくれるようで良かった、コラーが戻ってきて良かった。クラニーとか、変な踊りの人とかが外れたりもしてるけど。てゆうかクリンスマンも大胆だね。まあ変える必要があったって事だろうけど。
・南米、てゆうかブラジルとアルヘンティナ
GK
ジーダ(ACミラン/ITA)
ジュリオ・セザール(インテル/ITA)
ロジェーリオ・セーニ(サンパウロFC)
DF
ルッシオ(バイエルン・ミュンヘン/GER)
ジュアン(バイヤー・レバークーゼン/GER)
クリス(オリンピック・リヨン/FRA)
ルイゾン(ベンフィカ/POR)
カフー(ACミラン/イタリア)
シシーニョ(レアル・マドリード/ESP)
ロベルト・カルロス(レアル・マドリード/ESP)
ジルベルト(ヘルタ・ベルリン/GER)
MF
エメルソン(ユヴェントス/ITA)
ゼ・ロベルト(バイエルン・ミュンヘン/GER)
ジウベルト・シウバ(アーセナル/ENG)
エジミウソン(バルセロナ/ESP)
カカ(ACミラン/ITA)
ロナウジーニョ(バルセロナ/ESP)
ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(オリンピック・リヨン/FRA)
リカルジーニョ(コリンチャンス)
FW
ロナウド(レアル・マドリード/ESP)
ロビーニョ(レアル・マドリード/ESP)
アドリアーノ(インテル/ITA)
フレッジ(オリンピック・リヨン/FRA)
4-2-2-2
Adoriano Ronaldo
(Robinho/Fred)
Ronaldinho Kaka
(Juninho.P/Ricardinho/Robinho)
ZeRoberto Emerson
(Gilberto.S/Edimilson/Juninho.P)
R.Carlos Lucio Cris Cafu
(Gilberto)(Juan/Luizao/Edimilson)(Cicinho)
Dida
(J.Ceser/R.Ceni)
多分、世界で一番予想が簡単な23人だったと思う。まあ悩むところがあったとしたら、各ポジションのバックアップぐらいだったと思うし。でもこれもほとんど決着が付いていたと思う。鮪、残念。でもマリに来てから招集されていないし蚊帳の外だったのかな……。
まあメンバー的にほぼ不動ということで(左はグスタボ・ネリーだと思ってたけど)本大会に目を。6回目があるかないかは魔法の4人(カルテット・マジコってやつ)の調子如何だろうけど、懸念されるポイントはロナウジーニョのコンディション(UCL決勝も控えてるし)、アドリアーノのメンタル、ロナウドのウエイトぐらいかな。どちらにしても調整が鍵を握る。失敗すれば82年の再来、うまくいけば普通に優勝しちゃうと思う。まあ守備に関しては確かに穴はあると思うけど、穴があろうがなかろうが、今のブラジルはどのチーム相手にも3、4点ぶち込んじゃう力がある。ロナウジーニョを封じ込める術は彼自身が調子を崩す以外にはほとんどないし、ロナウジーニョに集中すれば、カカに切り裂かれる。ペナ前が空けばデブが重かろうとゴールを獲り、少しでも離せばアドリアーノのミサイルが飛んでくる。ディフェンダーが8人必要だと思うぐらいだ。それだけ、インパクトがあるチームなんだよね。
まあ本命が優勝するって言うことがそうそうないのがこういう大舞台だと思うけど、今回は限りなくブラジルはカップに近い。ブラジルに勝つ可能性があるチームってどこなのかこっちが聞きたいぐらいだ。このチームに勝てるチームがあるのか、それが今大会の見所かも知れないね。フレッジが選ばれたのがちょっと嬉しい。
GK
ロベルト・アボンダンシエリ(ボカ・ジュニアーズ)
オスカル・ウスターリ(インディペンディエンテ)
レオナルド・フランコ(アトレティコ・マドリード/ESP)
DF
ガブリエル・ミリート(レアル・サラゴサ/ESP)
ロベルト・アジャラ(バレンシア/ESP)
ファブリシオ・コロッチーニ(デポルティボ・ラ・コルーニャ/ESP)
ガブリエル・エインセ(マンチェスター・ユナイテッド/ENG)
ニコラス・ブルディッソ(インテル/ITA)
ファン・パブロ・ソリン(ビジャレアル/ESP)
レアンドロ・クフレ(ASローマ/ITA)
MF
エステバン・カンビアッソ(インテル/ITA)
ハビエル・マスチェラーノ(コリンチャンス/BRA)
ルイス・ゴンザレス(FCポルト/POR)
リオネル・スカローニ(ウェストハム・ユナイテッド/ENG)
マキシミリアーノ・ロドリゲス(アトレティコ・マドリード/ESP)
ファン・ロマン・リケルメ(ビジャレアル/ESP)
パブロ・アイマール(バレンシア/ESP)
FW
エルナン・クレスポ(チェルシー/ENG)
フリオ・リカルド・クルス(インテル/ITA)
ハビエル・サヴィオラ(セビージャ/ESP)
カルロス・アルベルト・テヴェス(コリンチャンス/BRA)
リオネル・メッシ(バルセロナ/ESP)
ロドリゴ・パラシオ(ボカ・ジュニアーズ)
えーと、読めません。全くもって読めませんでした。正直どこかで「僕だけのアイマールたん」が外されるんじゃないかと思ってたぐらいですから。しかし、思い切ったね。アルヘンティナの魂と言っていいハビエル・サネッティ、一番強いワルテル・サムエル、バイエルンで完全にスタメンを獲ってセンターバックもアンカーもハイレベルなマルティン・デミチェリスを外して、コロコロさんやブルディッソやクフレを残すんだ。おじさん、びっくりだ。
ただ、アルゼンチンという国自体が才能の宝庫で、もの凄~い多くの選択肢の中で選ばなきゃいけないこと。しかもブラジルのように才能の抜けてる選手がいたら選びやすいけど、同じぐらいの力の選手が沢山いるからたちが悪い。特性とか性格、コンディションや貢献度などなど様々な側面での難しい決断になることは仕方ないとも言える。まあ僕としては、アイマールたんとメッシを連れて行ってくれるだけで良いさ。
で、メンバーから見れば、基本は3トップかな。左にテヴェス、中クレスポ、右にメッシ。トップ下にリケルメ、右にマキシ、左にソリン、底には禿。で、3バックかな。てゆうか自信なし。本大会に目を向けるとやっぱり攻撃力かな、売りは。リケルメが核となるのは間違いないと思うけど(ペケルマンと不仲?なんて話も)、でもリケルメは厳しく警戒されると思うから、その他の選手がいかに活躍できるかの方が大切かも知れない。特にメッシとテヴェスの局面打開能力はアルゼンチンの拠り所となるかも。メッシもテヴェスもボールを持てばとんでもないことが出来るし、ボールを引き出したり、受ける技術にも長けている。前3枚だけでもゴールを獲れる力はあると思うので、その辺が鍵になるかなぁと。てゆうか、使われるか分からないし、メッシのコンディションは未だに見えない部分もあるのだけど(メッシはパリに行く様子)
しかし本当に良いのかな?慣れない選手ばかりで臨む死のグループ、嫌な匂いがぷんぷんするよ。サネッティだけでも連れてってくれねぇかな?
ということでこの辺かな。ニュースは又やるよ。高原やバラックの移籍がすでに決まったりと、市場も動き出してるし。ということでここまで。
*選考に関して、一個コラム書きます。早いうちにね。しかし凄いアクセス。
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