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April 20, 2006

The first finals that were opened up with "Last" Highbury@UCL SemiFinal 1stLeg Arsenal vs Villareal

まず先に昨晩のゲーム。リスかわいかった。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 1stLeg
Arsenal 1-0 Villareal @ "Last Europe"Highbury
Arsenal:41'K.Toure

アーセナルスタメン:GKレーマン、DFエブエ、トゥーレ、センデロス、フラミニ、MFフレブ(→80'ベルカンプ)、ジウベルト・シウバ、セスク・ファブレガス、ピレス、リュングベリ(→ファン・ペルシー)、FWアンリ

ビジャレアルスタメン:GKバルボサ、DFハビ・ヴェンタ、キケ・アルバレス、アルソ、アルアバレーナ、MFタッキナルディ、マルコス・セナ、ソリン(→73'ホシコ)、リケルメ、FWホセ・マリ(→55'ギジェルモ・フランコ)、フォルラン(→90'+4'カジェハ)

このゲームがハイバリーのヨーロッパ最後の試合。そして初めての準決勝進出というアーセナル。何か因果を感じるような巡り合わせですな。そんなアーセナルのメンバーは、この1stLegは出場微妙と見られていたセスク・ファブレガスが何とかスタメンに名を連ね、レジェスを除いて(出場停止)ほぼベストメンバーと言っていい布陣で臨む。

対するビジャレアルの方は、今年のビッグサプライズ。グループリーグでユナイテッド、決勝トーナメント1回戦でリバプール、そして準々決勝でインテルを沈めての準決勝進出、もちろん初めて。エル・マドリガルでのインテル戦では結果だけでなく内容でもかなり押し気味に進めていただけに、勢いは最高潮(リーガは?とか言わない)メンバーの方は欠かせない選手であるセンターバックのゴンサロ・ロドリゲスとペーニャが出場不能。後は相変わらずヴィエラかな。それ以外はほぼこれまでのスタメンと同じ。

前半
可愛らしいフーリガンが抑えきれずにピッチに乱入しちゃうぐらい、注目の集まるこのゲーム(なごむなぁ、リス)

ホームと言うこともあり、出だしから前に出たのはアーセナル。狙いでもある手数を掛けない早い仕掛けが目立ち、そこからセットも含めて数多くチャンスも作ると言う感じの良い立ち上がり。左サイドのFKからトゥーレがゴール前の混戦からシュートを打ったり(枠をそれたり)、右サイドCKからファーにポジションを獲っていたセンデロスが後ろに流れながらのヘッドで狙ったりとゴールへ迫ると、その流れがゴールを結実。得意のテンポの速いパス回しから最後はショートレンジのスルーパスに抜け出したアンリが相手ディフェンスをすり抜け、落ち着いて流し込んだ。が、これはわずかにオフサイドでビジャレアルは肩をなで下ろす。

ビジャレアルの方はトゥーレのクリアミスからフォルランが長い距離ながら狙ったシュートからほとんど攻撃を形取ることが出来ず、シュートチャンスから遠ざかる。アーセナルの勢いをまともに受けて押し込まれるという印象。しかし、徐々に守り方がある程度定まったことで(スペースパスに対してターゲットとなる可能性の高いアンリやリュングベリをしっかりと捕まえる)守備が落ち着きを取り戻し、攻撃に置いてもゆったりとポゼッションをすることで自分たちのペースを取り戻し、少しずつ流れを押し戻す。今日のリケルメはそれなり。卓越したキープから数人をかわしてファールをもらったり、鋭いFKでレーマンの守るゴールを襲ったりと言った感じで、悪くはなさそう。

出だしのアーセナルの勢いが落ち着くに従ってゲームの潮目も変わる。緊張感があるのか、単純なミスが多くなって軽率なロストが増えるアーセナルに対し、よくボールを動かして隙をうかがうビジャレアルという展開に。しかし、神様はアーセナルに勝たせたいのか、チャンスはアーセナルに多い。セスクの突破からダイレクトパスでの局面打開をはかると、ディフェンスに当たってこぼれたセカンドボールにピレスが反応、ループで決まったかに思われたがこれが枠に収まらない。その後もCKから混戦が生まれてそこからセンデロス、ジウベルト・シウバと立て続けにシュートを浴びせるなどゴールまで後一歩と言う感じに。ビジャレアルも黙ってやられているわけではなく、リケルメのループパスをトゥーレが処理ミス(足滑ってるね、ミス多し)そこをフォルランが突いて、中に流し込んだが詰め切れず。どちらもゴールに近づき始め、いつゴールが生まれてもおかしくないような展開の41分、ようやくゲームが動く。

左サイドアンリのCKは一度はね返されるモノのもう一度アンリが拾うと、そこに合わせてフレブが内側に走り込み、斜めに切れ込んでゴールに迫ると速いボールを流し込む。このボールに反応したのはこの日不安定な対応の続いていたコロ・トゥーレ、一番手前で流し込んでアーセナルに待望の先制点。見事。

この後、リケルメの弾丸FK、ホセ・マリがペナでジウベルト・シウバに倒されたりしたモノの(ノーファール)、反撃したモノのゴールは生まれず。前半は1-0で折り返す。

後半
どちらも覚悟が決まったのか、非常にモチベーションを高めて、次のゴールを狙うと言う意志がはっきりと出た感じの出だし。アーセナルがらしいパス回しから最後はジウベルト・シウバのミドルシュートに繋げたと思ったら、ビジャレアルの方も中長距離でもがんがん狙っていき(マルコス・セナ、タッキー)、リケルメのCKにニアでソリンがすらせて中に流し込む(トゥーレがクリア)など、ゴールへの意欲が両チームに見える。

この鍔迫り合いを制したのはアドバンテージを持つアーセナル。徐々にポゼッションする時間が増えて、以前に戻ったかのように速いテンポのショートパスと躊躇のないダイナミズム融合し、非常に鋭い攻撃を展開。その中でも特に効果的だったのはこの日再三あった「逆オーバーラップ」(ライン際のキープに対して、内側に空いたスペースに飛び出して受ける感じ)。右サイドでのコンビでフレブ→エブエでビジャレアルディフェンスを崩し、アンリのシュートチャンスを演出(ゆるゆるとゴールに向かったが、アルソがクリア)

ゴールの欲しいビジャレアルはホセ・マリに代えてギジェルモ・フランコ、ソリンに代えてホシコを入れてリズムを変えに掛かるが、アーセナルが施した全体のコンパクトに圧縮したゾーンの中でなかなかリケルメがボールを触れず、攻撃のクオリティを上げることが出来ない。マルコス・セナの強烈なシュートがレーマンに凌がれた後は、アーセナルのカウンター的な攻撃に青色吐息となり、ファールで何とか凌ぐといった感じになっていく。

良いリズムの中でゴールだけが獲れないアーセナルは、フレブに代えてベルカンプ、リュングベリに代えてファン・ペルシーを投入して突き放しに掛かるが、ロスタイム5分含めてどちらもゴールを揺することはなかった。結局1-0、ヨーロッパの舞台に置けるハイバリーの有終の美を飾ると共に、決勝進出に向けて大きな足がかりを得た。

昨日の試合(これもやるよ。ただもう一回見てからね。眠すぎて全然覚えてない)に続いて、1-0。アウェーゴール方式のノックアウトラウンドに置いて、このスコアのアドバンテージは果てしなく大きい。相手にはアウェーゴールを与えず、自分たちがアウェーゴールを獲れれば、大きなアドバンテージとなり得るわけだから。エル・マドリガルでの2ndLegで一点でも獲れれば、ビジャレアルは3点が必要となるわけだけど、現状のアーセナルの(ヨーロッパに置いての)調子を考えたら、3失点するようなことは考えにくいだけに、突破にリーチを掛けることになると思う。それだけ意味のある"1-0"になったのかなと。

アーセナルは、求められる要素を完遂したと言っていいかなと。ゲームの全体的な流れを考えたとき、基本的にアーセナルにリズムのある時間が多かったし、速いテンポのゲームだったと思うけど、それは間違いなくアーセナルのゲームテンポだから、自分たちのゲームが出来ていたと思う。まあちょっと危なかった時間帯(序盤に一気に出て獲りきれずに、緊張感に今更襲われてミスが出始めた時)はやばいかな?と思ったけど、そんなときにアンリだったり、ピレスが良いプレーを見せて流れをつなぎ止めた事が大きかった。それとセスクが出れたことも多かったかな、存在感の大きくなっている選手だからいるいないではだいぶ違うと思うし。あそこに他の選手が入って機能性を維持できるかどうかは正直???って感じだからね。

タスクの部分に目を向けると、よりカウンター色の強まっている現在のアーセナルですが、以前からやっていた高速グラウンダーパス+後ろからのダイナミズムをうまく融合していたかなと。ビジャレアルがそんなにリスクを冒してこなかったこともあるのだけど、カウンター一辺倒にならず、柔軟に攻撃を使い分けていた事はとても良かったかなと。まあそんな良い攻撃が出来ていたのは守備がしっかりしてたから。リケルメ対策というのが結構注目されていたと思うのだけど、非常に積極的なラインコントロールでコンパクトなゾーンを形成し、そのコンパクトなゾーンの中で一枚多い中盤で相手を追い回すことで余裕を与えない。リケルメのボールタッチも後半は少なかったし、うまくいってたのは言うまでもない。守備からゲームに入るという方針転換はアーセナルの意志がよく見えた感じだった。

まあ結果としても、中身としても次に大きな自信となるゲームだったと思う。後は2ndLegを平穏無事に乗り越えられれば、決勝ですよ。

ビジャレアルの方は、アーセナルが良かったにしても狭いピッチと圧縮プレスに肝心要のリケルメが良い状態でボールに触れないのでは苦しいよね。リケルメ自体の調子はそんなに悪くないと思ったのだけど、いかんせんボールタッチの回数が少なすぎた。それに従ってかソリンの奔放な動きというのも少なかったし、何かかしこまっちゃったかなぁという感じ。ペジェグリーニも守りの采配を強いられて、ビジャレアルにとっては思い通りのゲームが出来なかったかなと。ただそういうゲームで、点差がついていない1-0というのは確かに悪くない結果かも知れない(ただ、大きなビハインドとは言えるけど)

次戦はタッキーが出場停止だけど、どっちにしても2ゴール以上が必要で前に出なきゃいけないのだから、吹っ切れたサッカーを展開してくれるかな?インテル戦のようなゲームが展開できれば可能性はないとは思わない。とにかくリケルメが活きてこないと。

アーセナル突破の確率は今のところ75%、ドーバー渡っちゃう?って感じかな?でも、エル・マドリガルで再びドラマが待ってる気がしないでも・・・。まあドラマ的には、「アーセナルがついに決勝」、がいい気がする。と言うことで今日はここまで(じゃないかも)

*しかしこのゲームのレフェリングは良くなかったね。ブラウツは流しすぎ、責任逃れ的なジャッジと言う感じだった。ジウベルト・シウバのPKのシーンとキケ・アルバレスの飛び込みタックルは正直赤でも・・・と言う感じ。でも主審が寛容な代わりに副審がシビアだった。アンリのゴールは凄い微妙だけど、オンサイドでもおかしくなかった。何となく温度差の感じるレフェリングという感じ。

*リケルメ、ユナイテッドという話が出るらしい。こういう余り大きくない規模のチームが躍進するとその後には必ずこういう話が出てくるね。しかし、ユナイテッドにリケルメねぇ・・・。後で、ゲームレポのリンクと一緒に張るつもり。

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