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April 29, 2006

外科手術の行方@J1 第9節 サンフレッチェ vs セレッソ+まとめ

プレビュー代わりにレポートを。パターン化してますけど、まとめも含めて。

2006 J.League Division1 第9節

サンフレッチェ 1-1 セレッソ @ 広島ビッグアーチ「外科手術の行方」
Sanfrecce:0'佐藤寿人 Cerezo:50'徳重隆明

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF吉弘充志、小村徳男、盛田剛平"コンバート"、MF戸田和幸、ベット、駒野友一、服部公太、ウェズレイ、FW佐藤寿人、上野優作(→79'桑田慎一郎)

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF山田卓也、江添建次郎、ブルーノ・クアドロス、ゼ・カルロス、MF下村東海、酒本憲幸(→46'苔口卓也)、森島寛晃、徳重隆明、古橋達也、FW西澤明訓

このゲームに入る前の順位が17位、18位の対戦。どちらも思ったようなシーズンを送れていないと言うことを重く見て、前節終わったタイミングで監督交代という大ナタを振るった訳ですが、その効果がいかに出るかという部分で非常に注目が集まった。サンフレの方は、ここ数年続けていた4バックから3バックに移行。センターを厚くし、崩壊している守備の秩序回復を狙う。セレッソの方はアイデンティティへの回帰と言わんばかりに西澤の下に4枚のアタッカーを並べ、オフェンシブな姿勢でこの重々しい雰囲気の打開を狙う。

ゲームの展開に関しては簡単に。キックオフ直後、一度後ろに戻して、上野にフィードが飛ぶ。上野はそのままダイレクトで前に流すと、佐藤寿人がDFの間に走り込んでそのボールを受け、そのままラインと抜け、そしてそのままゴールに流し込んだ……。開始8秒でのJ最速ゴールでサンフレが先制、サンフレは今シーズン初の先制。

しかしその後は攻勢に出たセレッソがゲームを支配し、サンフレを押し込む。しかし、人数がいるけれど相手を揺さぶるような攻撃は生まれず、なかなか決定機は作れない。サンフレの方も、何とか守ってはいるモノの、完全にトップと中盤が分離して攻撃までは手が回らず、ほとんどシュートがない。時折スムーズなパス回しや中盤が長い距離を走ることで攻撃になりそうなところもあったが、局面打開するには迫力不足は否めなかった。ミスや精度不足と言ったプレーが多く、両チームの状況を物語るどんよりとした前半だったかなと。

後半に入り、なかなか自分の色を出せなかった酒本から苔口(久々!スランプだったらしいけど)にスイッチ。その効果があってか、ダイレクトプレーなど周囲との連動感というのが少しずつ見え始めたのに対し、サンフレも守→攻という形が良くなって良いチャンスも出来たりと共に悪くない立ち上がり。その中で中盤が下村が奪って、そのままの流れで西澤へ楔、キープし前を向くと、すでに森島が追い越すようにランニング、そこを使う形で西澤のスルーパスが通る。これで完全に崩しきり、森島の流し込んだシュート、これは下田に凌がれたが、共にゴール前に入ってきていた徳重がこぼれ球を押し込んで同点弾。後半に得た手応えが良い形で活かせたゴールだった。

この後、両チームの間で流れが揺れ動く感じ(序盤はサンフレペース。ボールを奪ってからの攻撃構築が良くなったことがポジティブに出た。30分過ぎからセレッソのペース。積極的な仕掛けでサイドを突くことで相手に脅威を与えた)でゲームが推移するモノの、ウェズレイの強烈なシュート数本、古橋のポスト直撃ミドルと惜しいシュートもゴールには至らず。両チームとも監督交代と言う刺激を受けて心機一転の勝利を狙ったモノ1-1でドローとなりました。

まあどちらも現状を変えよう、何とか悪い流れを好転させようと、色々と施術していることは見えました。ただ、いきなりすぐ良くなるかと言えば、さすがにそんなマジックは起こらず、手探りの中でゲームをしている感じがありました。

まずセレッソの方ですが、1トップの下にアタッカーを4枚並べるような形にして、よりオフェンシブな形を模索していましたが、まだまだその有効性を活かすとまでは至らず、逆にそのリスクの高さに危うさも見えたゲームだったのかなと。良かった点としては、サイド。山卓やゼ・カルロスがボールを持てるので、そこを始動点に攻撃を作り、サイドを局面打開できるシーンがあったこと。そして、クロスに対して、西澤+2人ぐらいがペナに入ったりセカンドボールを拾えるポジションにいることで脅威も保っていた。

ただ、奪われ方が悪かったり、切り替えが遅れる部分も散見され、そうなると中盤には非常に大きなスペースが生まれて、下村一人では賄いきれない。そういう部分でこのオフェンシブな形を支えるリスクマネジメントを作れるかが鍵になるのかなと。

で、今日(になっちゃった)当たるサンフレに関して。守備に比重を置いて3-4のブロックを組んで、失点しないことを考えた形だった訳ですが、人を揃えてい留と言う形でそれなりに危険なエリアでやらせないことは出来ていた。前節に比べてもアプローチ不全というのはなくなっていたし、ある程度崩壊には歯止めを効かせた形になっていたのかなと。ただ、あくまでも守るだけで、前線との距離が開いて攻撃にスムーズに移りにくい状態になっていて、攻撃の可能性としては非常に低いことになっている。もちろんそれに応じてゴールの匂いも低くなっているのかなと。

まあこれで言えるのは、多くの選手に難しいタスクが課されること。中盤の選手は長い距離を走って攻撃に絡んでいくことが求められるし、トップの選手にはある程度の時間を作ることが求められる。しかし、ボールを繋がる可能性は低く、その重労働が徒労に終わることで、そういう部分でモチベーションを下げてしまう可能性もはらんでいる。

さて、そんなチームと当たるわけですが。そういう意味では相手のその細い可能性を空いてとしては絶つことで自チームは優位に立てる可能性があるのかなと。佐藤寿人や上野、ウェズレイが起点を作ろうところをはね返せば、相手の攻撃を元から絶つことが出来る、と言うことかなぁと。その可能性を上げるためにボールホルダーにプレッシャーを掛けることで、精度を削れば更に奪いやすくなるかなと。まあ攻めた後の切り替えということですな。

後は崩せるか、ゴールが獲れるか、ということです。あら、ずれちゃった。まあセレッソも、サンフレも、これからやりたいことをいかに具現化し、問題点を改善していけるかどうかに掛かってくると思います。ちょっと大変そうだけどね。と言うことで、おしまい。

では、その他の結果。
ガンバ 1-0 FC東京@万博「一振り」
Gamba:35'マグノ・アウベス

グラ 0-2 ふろん太@瑞穂「柔軟性に見える昇華」
Frontale:16'谷口博之 56'我那覇和樹

パープルサンガ 1-2 鹿島@西京極「しっかり、きっちり」
P-Sanga:89'松田正俊 Antlers:10'青木剛 84'田代有三

ジェフ 0-0 ジュビロ@フクアリ「手応えアリ」

アルディージャ 2-2 トリニータ@駒場「大悟を買わなかった責任者出てこい」
ardija:14'小林大悟 36'森田浩史 Trinita:31'トゥーリオ 89'OwnGoal

アビスパ 2-0 アルビ@博多の森「待ちこがれた初勝利」
Avispa:41'グラウシオ 89'アレックス

エスパ 2-1 レッズ@エコパ「大きな苦労の末のアップセット」
S-Pulse:23'マルキーニョス 25'チョ・ジェジン Reds:42'pワシントン

ヴァンフォーレ 1-0 Fマリノス@小瀬「失望と希望のロスタイム」
Ventforet:89'バレー

ガンバが首位、ふろん太が2位、レッズが3位とまた少し動きが出ましたな。まあ今はつぶし合いをしてくれるとマリとしては助かるかな。ただ、ガンバもレッズもふろん太も強い。ふろん太は序盤の爆発の後、粛々とチームの幅を広げてる感じがあって、進化してるね。そのうち取り上げよう。

で、アビスパおめでとう!今シーズン初勝利。まあ時間の問題だったとはいえ、この2ヶ月待ち望んだモノだったし、喜びもひとしおでしょう。しかもホームだしね。とにかくここからって感じかな?これで残りはサンフレだけか、ルーレットと呼ばれてるけど、当たりませんように。と言うことで今日はここまで。ナビスルーです、多分。

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