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April 25, 2006

大きな苦労の末のアップセット@J1 第9節 エスパルス vs レッズ

ごめん、こっちに先。前半の質を感じさせる切り替え早い攻防戦、後半の勝利への意欲を感じる水際の局地戦、どちらも非常に見応えのあるモノで、とても素晴らしいゲームだったから。が、あの黒いのは・・・・・。ゲームだけで充分熱いゲームだったのに、余計に熱くしてしまった感じ。

2006 J.League Division1 第9節

エスパルス 2-1 レッズ @ エコパ「大きな苦労の末のアップセット」
S-Pulse:23'マルキーニョス 25'チョ・ジェジン Reds:42'pワシントン

Super Soccer

エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、青山直晃、高木和道、山西尊裕、MF伊東輝悦、枝村匠馬、兵働昭弘(→83'和田拓三)、藤本淳吾(→60'杉山浩太)、FWマルキーニョス(→76'斉藤俊秀)、チョ・ジェジン

レッズスタメン:GK都築龍太、DF堀之内聖、田中マルクス闘莉王"DF→MF→FWの人"、坪井慶介(87'黄×2=赤)、MF鈴木啓太(→82'黒部光昭)、長谷部誠、平川忠亮(→46'内舘秀樹)、三都主アレサンドロ、山田暢久(→73'岡野雅之)、FWロブソン・ポンテ(試合終了後・黄×2=赤)、ワシントン

レッズは未だ負けなしで首位を快走中。攻守共に充実しており、悪い出来の試合でも勝ちに持ってくる力強さを感じさせる。シンジが戦列を離れた事で、この日は山田が中に入り、右に平川が入る。エスパはパフォーマンス自体はそんなに悪くないもののなかなか結果に結びつかないもどかしい展開。しかし、戦術的なまとまりや新戦力の活躍などポジティブな部分も目につく。メンバーはほとんど代わらず、右サイドに市川がスタメン復帰したぐらいか。

前半
両チームとも調子の良さを感じさせる滑り出し。非常に切り替えが早く、又キレのあるプレーをする選手が多い印象を受ける。対等に攻め合いチャンスを作り合うという流れの中で、レッズはポンテが巧みなテクニックで持ち込みアウトサイドでボールを入れたり(ワシントンには合わず)、序盤から好パスを連発していた長谷部→今日もキレのあるアレックスというラインが開通して左サイドからの攻撃が目立つ。それに対してエスパは、切り替えてからのボールの繋がり、前線のボールの収まりが非常に良く、速い攻撃が出来る素地が整っていて、そこに兵働・枝村・藤本が柔軟に動いてボールに絡み、チャンスメイクする形が目立つ。どちらも充実。

そんな展開の中でペースを引き寄せたのはエスパ。相手の攻撃を何とか凌ぎ、そのセカンドボールを繋ぐ意識も合ってかしっかりと自分たちで支配できたことで攻撃にスムーズに移る。そうなるとアレックス・平川が守備に回らざるを得ず、両サイドを低い位置に押し込める。そして相手の隙を突く形でエスパが実を得る。

ポンテがエスパのアプローチに下がりながら倒れるが、笛ならず。セルフジャッジでボールを持ってしまったことでハンドの判定となり、抗議していると、その隙にクイックスタート、藤本→兵働→マルキでレッズディフェンスを置き去り、堀之内が後ろから何とか食らいつくモノの、凌ぎながら前進したマルキがそのまま落ち着いてゴールに流し込んだ。レッズはリーグに置いては初の先制点を許す展開。

すぐさまレッズは反撃に出るが、それも凌がれて2分後、右サイドでトゥーリオのアプローチをかわした兵働が左足でまっすぐ飛ぶクロス、そのボールを見越してプルアウェイでマークから外に逃げたチョ・ジェジンが胸でトラップ、ワンタッチを挟んで、苦しい体制ながら右足で叩くと絶妙のコースに転がって都築の手をすり抜けポストに当たって決まった。こんな事も出来たのか、と言う感じの柔らかく、又素早いシュートまでの流れが光ったゴール。で、どちらのゴールにも言えることだけど、両方ともトゥーリオがオリジナルポジションである3バックのセンターにおらず(1点目は自チームのマイボール時にファールを取られ、そこでクイックリスタートされて戻りきれず。2点目はアシストとなった兵働へのアプローチに右サイドに出ていた)、カバーが利かない状態となっていたのをうまく突いた形だったのかなと。1失点目はトゥーリオがオリジナルポジションにいれば防げた点だったかも(2点目は堀之内のマーク&目測ミスかな)

この2ゴールで完全に勢いに乗ったエスパは、相手の隙を突くことに非常に冴えを見せ、兵働が相手が壁を作っている間に直接狙って都築を脅かしたり、セットプレーからチョ・ジェジンが惜しいチャンスを迎えたりとゲームを支配する。このまま前半を終わりたいところでしたが、ここで劇場開幕。

左サイドから放り込まれたボールに対してエスパディフェンス陣がはね返したが、ワシントンに対して山西が競り合いの後に押した?と言う判定で今日の主審・家本氏がPK判定。これをワシントンがしっかりとGKの読みを外して決めた。エスパは良いペースにだったが、微妙な判定に水を差された形で前半を終えることになった。レッズにとってはその判定の正否はどうあれ、良い時間帯に一点返せた。結局、2-1で折り返す。

後半
開始時にレッズは平川に代えて内舘を投入。その内舘がディフェンスラインに入ったことで、トゥーリオがボランチ、長谷部がオフェンシブハーフと一枚ずつ前に出て、山田が空いた右サイドにずれる形となる。「負けてるのに何故に内舘?」と思われた方も板かも知れませんが、この采配が攻守両面に置いて非常にポジティブな効果を生み出すことになる。

この采配の効果はトゥーリオを後ろ髪引かれることなく攻撃に出させる自由を与え、又常に3(DF)+1(鈴木啓太)で相手の切り替えの早い攻撃に対応できる安定をもたらすというモノ(それだけトゥーリオというのは諸刃の存在って事です、上に書いたけどいて欲しい時にいないディフェンスなんて意味がない)これによってバランスがぐっと良くなり、完全にゲームを支配。長谷部が高い位置のポジショニングが活きて、右サイドで局面を打開してチャンスに繋げ、トゥーリオは持ち前の攻撃センスと高さでチャンスと見るや良質のパスで攻撃を作ったり、ポジションを最前線に上げてハイボールにおいて強力なヘッダーとして存在感を示す。エスパは前半のようにセカンドボールを拾って早い切り替えを伴う攻撃に出たかったが、飛ばし気味で前半のような活動量を維持できず、又相手の非常に強い圧力に屈する形で時間と共に良い攻撃に繋げられなくなってしまう。

アレックスのドリブルシュート(エンドライン際までキレのあるプレーで切れ込み近距離シュートもDFのブロック)、CKからの堀之内のヘッド(強烈に叩かれて決まったかに思われたが西部のスーパーセーブに凌がれる)、長谷部が右サイドのスペースで受けるとそのまま中へ突進、流し込まれてワシントン(わずかに届かず、本人ポスト直撃)、そしてワシントン→アレックスで完全に崩して(素晴らしいランニングと意思疎通のコンビ)1vs1のチャンス(が、西部の飛び出しに対して倒れて、PKかと思われたがシミュレーション判定。微妙だけど、バランス裁定の匂い)など恐ろしいほどの猛攻に合うエスパ。何とか水際で耐えるが、それでも時間が進まない。

そんな展開の中で、健太監督はまず体調不良も伝えられていた藤本に代えて杉山浩太を投入、中盤の再活性化を狙う。しかし、トゥーリオがポジションを上げてきたことで枚数的に苦しくなると我慢を経て残り15分で斉藤をマルキに代えて投入、対トゥーリオ用のマーカーに。岡野の投入で左サイドを突かれる形が目立つようになると疲れの見える兵働に代えて和田を入れてそこを塞ぎながら前に出て行く"セックスバック"形に。気になるところをことごとく修正していく形で何とか時間の経過を待つ。

一方的に攻め立てながらも決定機をモノに出来ないレッズも黒部を鈴木啓太に投入して更なる総攻撃シフトに。しかし、その黒部は存在感を示せず、相変わらず決定的チャンスで枠を捉えられず、猛攻も実らない(迫力と効果という面で中身のあるパワープレーだった。差し迫った後は雑だったけどサイドからと言う意識は徹底されていたし、長いボールに対してワシントンやトゥーリオが競った後ということを見越してポジションの意識も持っていた)結局後半45分ほぼ守勢という中で、エスパ守備陣が最後まで集中力切らさず耐えきって金星を挙げた。レッズは公式戦17戦ぶりの黒星とのこと、もちろん今シーズン初黒星。

黒い人がやったことはある程度スルーしましたが(じゃなきゃ書けない)、とりあえず良いゲームでしたね。上にも書いたけど、よりサッカー的にパフォーマンスを出し合った前半と力の勝るモノと劣るモノの互いに必至のつぶし合いな後半は全く色の違うモノでしたが、互いの良さというか「強さ」を表すモノだったし、勝負としても非常に見応えのあるモノでした。

で、レッズの方としては初黒星となったわけですが、プレーの内容としては決して悪くなく、この負けにも相変わらず強者の匂いを漂わせていたのではないでしょうか。これまでは必ず先制して、相手が前に出てきたところでとどめを刺すという形で連勝をしていたわけですが、この日はエスパの勢いに押され、ビハインドを負ったことでそのパターンに持ち込めなかった。それが敗因だと思いますが、そんな劣勢の中でも各選手の高いパフォーマンスを見せていたのも事実で、アレックスや長谷部、ポンテなどは高質のプレーを見せていたし(長谷部は後半パワープレー中心になるまで素晴らしい存在感、若かりし頃のヒデを見るよう。広い視野、鋭いスルーパス、高い推進力)、後半の猛攻ぶりは結果に繋がらなかったモノのあの迫力はまさに「強者」としての威厳があった。この一敗はこのチームの評価を下げるものではなかったのかなと。勢いが下がってくれたことはありがたいけどね。このあとどうなるだろう?

そしてエスパ、GJ!!!!!!!!!!前半の質の高さはこれまでのクオリティを証明するモノだったし、今シーズン一番の出来だったのではないでしょうか。守から攻への意識の高さ(速さはもちろん、繋ぎの意識も高かった)、そして各選手がチームの役割をこなしながら自分の色を出す形は勝者にふさわしいモノだったかなぁと。中盤、FWはそういう意味で素晴らしいパフォーマンスだった。特にFWはよく走って前で起点を作ったし、決定機をモノにしたという意味で高評価、貢献度高い。もちろん中盤もよく走ったけどね。で、後半はガス欠気味になりながらもディフェンスがとにかく踏ん張った。確かに運に恵まれた部分は多分にあるけど、それ以上に体を張り、マークを怠らず、集中力を保ち続けた。だから、この勝利に繋がったわけで、チーム一丸の勝利だったのかなと。

で、黒服の人ね。悪い意味でゲームを加熱しすぎた感はありましたな。判定基準とかはもう語るに値しない。で、自分の適当な判定を棚上げして有無を言わさずピッチの神に出もなったような振る舞いをしたことで、選手を逆なでしていた感じだった。これに関してはレッズにもエスパにも同情しちゃう。てゆうか、ポンテが怒るのも分かる・・・・。カード出せばいいってもんじゃない。

と言うことで本当は試合当日に上げたかったんだけど、ノースロンドンダービーとFAカップを優先して、日曜日はあれだったんで。そんな結果遅くなりましたと言い訳を付けて今日はここまでっす。

*よい子も見れる上品なブログなので、セックスバックなんて口が裂けても言えません(笑)厳密に見ると、和田はサイドハーフに入ったんじゃないかな?単に岡野のマーカーでディフェンス登録なだけで。

*あーあ、アーセナル……引き分けか。まあ試合消化数が違うからまだ望みはあるけど、勝ちたかったねぇ。若い選手が出るとさすがにクオリティが下がっちゃうのはどうしようもないのかしらん。しかし、厳しいスケジュールだよね、手を抜きたくても抜けない状態なのに、コンディションも考えなきゃいけない状態。仕方ないと言ったら仕方ないのかな。これでCL負けたら泣くに泣けない。それにしてもアンリ様々、あのアウトサイドシュートは芸術。ファーストタッチからシュートまでが速い!で、キャリック、ピー

*FAカップの方は、何となくチェルスキらしくないなぁーと思った。というより、ちょっと弱くなってる感じかな?まあ相手がリバポというのもあるのだけど、カウンターとか、守備とかあれだけやっていたタスク徹底が曖昧になっていて、並のチームになってる感じ。まあモチベーションもあるんだろうけど・・・。ルイガルお見事、シュートって簡単に入っちゃうんだなぁって思った。

*てゆうかユーヴェがやばい、ほんとにやばい。勝ち点差3。empateワロス。全員クビ!

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