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April 11, 2006

言っていた事、やっている事@J1 第7節 アルディージャ vs Fマリノス

俊輔2ゴール!素敵でしたねぇ。とても気持ちよかったので、不愉快な事を考えたくなくてそのまま寝ちゃいました。で、不愉快ですがやっぱりやっとく。ということで、アルディージャ-マリ。

2006 J.League Division1 第7節

アルディージャ - Fマリノス @ 駒場スタジアム「言っていた事、やっている事」
F.Marinos:37'久保竜彦 Ardija:32'桜井直人 76'小林大悟

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二、MF上野良治、マグロン、田中隼磨(→78'田中隼磨)、吉田孝行(→81'大島秀夫)、FW久保竜彦、マルケス(→75'坂田大輔)

アルディージャスタメン:GK荒谷弘樹、DF波戸康広、トニーニョ、奥野誠一郎(→73'冨田大介)、土屋征夫、MF小林大悟(→86'斉藤雅人)、片岡洋介、デビッドソン純マーカス、藤本主税、FW森田浩史、桜井直人(→70'吉原宏太)

レポートのつもりだったけど書きたい事があるので割愛。てゆうか、余り再放送を見る気になれないし、忘れたくなるようなゲームだったし。とにかくテーマに分けながら。

・相性の悪さが映し出す、根本的な課題。

こういう言い方は失礼かもしれないけど、大宮のゾーンに苦労する意味が分からない。もちろん数年積み上げてきた組織力は様々な状況を経て高い対応力を備えているけれど、どこかに穴を開ければズレが出てくるし、決して素晴らしい選手がいる訳じゃないからズレを生むのもさほど難しい事じゃないと思っている(土屋にしても波戸にしても、だから呼ばれたんだろうし)だからこそ、実力上位と言われているFマリノスがこのようなチームに負けてるのはちょっと恥ずかしい事だと思う(NTTマネー云々はさておき)

そうはいってもFマリノスはアルディージャの相性は悪い。リーグ戦は1敗1分け(ナビでは2勝だけど)実際大宮に対して苦手としているのは紛れもない事実。彼らが敷いてくる完成度の高いゾーンディフェンスを崩せない。

その相性の悪さは大宮のゾーンがバランス良くスペースを消すことで、良い形を作るには常に局面打開が必要となるというところに集約されているのかなと。攻撃における工夫という面ではFマリノスは非常に拙いチームなので(元々個で局面を打開できるタレントが少ない上に、数人が連動してフリーマンを作る事や、スペースメイクからフリーランというようなコンビネーションなどで崩す事を得意としておらず、アウトサイドからのクロスが主な攻撃パターンだし)苦手としているのは当然なのかも知れない。

でも今年は新しく生まれ変わったはずだった。左サイドで生み出される美しいコンビネーションは相手を混乱に陥れ、そこでズレを生んでゴールを積み上げてきた。そう、Fマリノスは攻撃におけるアイデアボックスを手に入れた。でも、結果としてFマリノスはやっぱり大宮のゾーンにやりこめられてしまった。その理由は左サイドのコンビネーションというストロングポイントに攻撃を委ねるだけで、チームとしてはそのアイデアボックスを活かし切れていないから。まあ細かく書かなくてもピッチ上で起きている事を見た方が早いかも。彼らがピッチを離れたり、仕事量が落ちると途端に攻撃は更にスケールダウンし、停滞し、ままならなくなる。まだ、チームとしては生まれ変われていないということを証明していると思う。

では、何故そうなってしまうのか。それは去年までやっていたサッカーの名残で、状況を見極めて、自分が何をすべきかと言う事を察知して動くという事が出来ていないという事。="個人戦術"の拙さ。

一例として昨シーズンの終盤、マグロンが出場し始めてからペナ付近でボールをキープするシーンがあったのだけど、そこで周囲の選手達はマグロンを見つめるだけでそのキープに対して、主体的にアクションを起こすという事を出来なかった。僕はこれを「反応不全(イ○ポ)」と書いたけど、この部分に置いてはまだ変われていない。今シーズン、左サイドでマルケス・マグロン・ドゥトラが揃えばそれなりに攻撃は形になって、そこがそのままゴールへの道筋を作って実に繋げることで勝ち点を積み上げられたけど、ここ3戦は彼らが勝負を決めるほど直接ゴールに繋げられず、Fマリノスは勝ち点3から遠ざかった。この結果は、ブラジリアン・トライアングル任せでは駄目、現在のチーム力で"強い"と勘違いしてはいけない、という警鐘なのかも知れない。セットプレー対策とか精神的な要素だけではなく、ね(まあそれも確かにあるんだけどさ)

現状の閉塞状況を見て、岡ちゃんは選手達にビデオを見せて様々な事を話したそうな(てゆうか何で主力だけでやるかな、チーム全体で様々な問題を共有しないから若手が伸びないんじゃないかな)これは基本的に良い事だと思います。やっぱり選手達の緩い頭に改革が起こらない限り今のサッカーはこの辺が限界。そして自覚がない限り、こういう要素は改善されない。個人的に、簡単な事ではないけれど、チーム全体が「状況を感じ、自分が何をすべきかを察知して動く」と言う事が出来れば、もっと変わる、もっと強くなると思う。精神論やお茶を濁すような表面的な形で逃げないで根本的な要素を改善して欲しい。今こそ起こせレボリューション(台無し)

鰻が左ひざの側副靱帯損傷で1ヶ月ぐらい離脱する模様。今のチームにとってマルケスの存在は欠かせない攻撃の拠り所となっていただけに、彼の不在は非常に痛い。しかも、比較的このチームの中で個人戦術に長けた大ちゃんやジローもいない。正直めちゃくちゃ不安。でも、これを機にチームは変わらないと。

坂田。100回ぐらいビデオでマルケスのボールの引き出し方や状況判断、ピッポのポジショニングを見てFWとしてのディティールを学んでほしい。同じようにやれとは言わないけど、ボールを引き出すと言う術だったり、味方のプレーに連動して動く所などは本当に参考になると思うし、ストライカーとして小さなスペースしかなくてもゴールを奪う術というのが分かると思う。それと本当にああいうトラップミス(ディフェンスの間で受けてゴール方向にトラップしていれば抜け出して決定機だった。そこで技術的な拙さから来るミスなのか、判断ミスかは分からないけど外側に流してしまい、外から体を入れられて最後は坂田がファールを取られてチャンスを逸した)してたらゴールなんて獲れない。スピードバカじゃ先は見えてる。ここでやらなきゃ、本当に出れなくなるよ。

・言っていた事、やっている事。

これは采配面の話。開幕前、岡ちゃんは各メディアを通してこんな事を言っていた。

私は、論理的に確率論的に選手を納得させ、チームの意思統一をして戦わせるのは、比較的得意な方である。今までずっとそういうチームづくりをしてきたし、当然ある程度結果も出やすい。しかし、そうやってつくったチームで結果が出ても、何か十分な満足感がない。何か面白くない。

それはやはり、私が口では選手が生き生きと躍動するようなサッカーと言いつつ、ロジック(論理)で縛り、実際には選手にピッチの中で目を輝かせ爆発するようなプレーをさせていなかったからだと思う。今までそれが自分の限界かと思っていたが、ひょっとしたら限界を超えられるかもしれないと感じている。

ロジックは大切だし無くてはならないが、今年はそのロジックを超えたサッカーがしたいと思っている。

岡田監督のコラム「ふっと ライフ」神奈川新聞

今年の目指すべき方向性として「ロジックを超える」というもの。でも、岡ちゃんがここのところ采配面でやっている事はまるで逆の事じゃないのかと感じた。

もうすでに様々なところで語り尽くされていますが、マルケスの怪我で坂田に交代した事はいいとして、その後失点した後、ゴールを獲るための采配として隼磨に代えて平野、吉田に代えて大島を入れた選択は全く意味が分からなかった。

まず隼磨→平野の交代。きっと岡ちゃんの頭の中にはパワープレーという選択肢が完全に見えていたはず。それなのに、独力でクロスをあげれる特徴を持つ選手を消してまで、本職ではなくサイドではほとんど仕事の出来ない選手を右サイドを任せたのは選択は明らかに采配ミス。選択肢としてはセンターバックを一枚削るで良かったのかなと。マツを上げる事を前提にセンターバック3枚を代えたくなかったのであれば、中盤3枚のうちの一枚を削るべきだった。てゆうか、平野という選択自体が疑問、中盤で運動量豊富に動いてセカンドボールを拾いながらマグロンを前に押し上げると言う意味で那須で良かった。

で、吉田→大島のスイッチ。パワープレーの中で体を張れる選手というのは間違っていないけど、本当に吉田を下げるべきだったのか。吉田の体力的な側面は別にして、彼が中央で動いてセカンドボールを拾ったり、裏を狙わせる役割を担わせるべきだったんじゃないかなと。大島を入れるなら何かを起こしてくれる期待もあるけど、競れないドラゴンをベンチに引っ込めるべきだった。

まあこの試合での交代策通じて言える事だけど、信頼度の高い選手をピッチに残し、又投入しただけで、意図や役割分担、そして意思統一が非常に不明瞭だったと思う。結局中盤で作る事を放棄しアウトサイドの選手を削った事で高い位置でボールは上げれず、はね返されたボールを拾う選手は上野一人では無茶があった。すらせたところを狙うべき坂田はその意識も低かったし(これは個人戦術でもあるけど)、全てに置いて力任せ、神頼み的な采配でしかなかった。

まあ今書いた事は後出しじゃんけん的な要素が強いけど、今シーズン通じて思うのは岡ちゃんの選択がとにかく堅い事。せっかくベンチ枠が増えても岡ちゃんの采配自体はほとんど変わっていない。確かに蓄積された経験を持つベテラン選手を使う選択は計算しやすい。だから岡ちゃんも使いやすいのかも知れない。でもロジックを超えるサッカーをしたいんじゃなかったっけ?だったら、若い選手の才能という部分に賭けたって良いはずだし、代えにくい部分を他の選手を信じて使ってあげる事も必要なんじゃないか。いつまでも計算できる範囲で振るう采配ではロジックを超える事など出来ない。ロジックを超えるサッカーを作るには、まず岡ちゃんが一線を越えないと。相手も含めて、こういう負け方は非常に気分が悪い。

まあ岡ちゃんが会見で言っていた事、マツが話している事、確かにその通り。でも、この日のパフォーマンス、去年と同じ判を押したような楽観的な会見及びコメントを聞くと、自ずと悲観的にもなるし、先を考えると不安になる。時間が掛かる事は理解してるけど、少しずつでも良いから、問題点の洗い出し、そして修正していって前に進んでいる事を見せてほしい。これからが本当の勝負なんだから。と言う事で今日はここまで。うーん、愚痴っぽい。失礼。

*山瀬、頑張れ。超頑張れ。待ってるぞ。チームは君の才能をものすごい必要としているよ。今山瀬がピッチにいたら少なくともこんな状況にはなっちゃいなかったと思うぐらいだ。とにかく焦らず。祈・状況好転、早期復活、不安解消!

*やっぱり大悟は獲っておくべきだったね、吉田の金で。顰蹙覚悟の発言だけど、ものすごい本音。山瀬と共に今のマリには一番必要なタイプだと思ったよ

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Comments

いたさん、こんにちは。

#マリネタだけ反応するヨコです(笑)
今回は観にいけなかったのですが、残念な結果でしたね。開幕当初の勢いもなくなり、主力にけが人が続き、頼みのマルケス、マグロンも負傷とさらに厳しい状況でナビスコを迎えることになってしまいました。しかも相手は先週忌々しい試合をしたばかりのFC東京。大宮戦の平野の出場についてコメントありましたが、岡田監督がリーグ戦ではなかなか踏み切れない若手の起用をおこなってほしいですね。力のある若手(那須、坂田、哲也など)の積極起用と新しい戦力の上積み(後藤、狩野、マイクなど)も視野に入れてのぞんでほしいです。若手もベテラン不在はチャンスですから思い切ってがんばってほしいし、今後のことを考えると若手の台頭は必要なことと思います。上にも書かれている岡田監督の今年の目標(?)のためにも是非お願いしたい。

せっかくの三ツ沢なのに明日も残念ながら行けないです。速報見ながら勝利を念じてます(笑)
またレポートお願いします、楽しみにしてます。

Posted by: ヨコ | April 11, 2006 at 12:52 PM

ヨコさん、こんにちわ。先に書いておきますが、ナビスコはレポートできません、申し訳ないです(テレビもないみたいですし・・・)

まあ大変な事になってしまいましたが、岡ちゃんもこれで吹っ切れたのか若い選手を使うようで、それはそれで楽しみですね。どちらにしても今は刺激が必要だと思いますし、停滞した流れの打破には良いゲームだと思います、ナビですし(今はタイトル云々とは言えないです)まあ鮪や鰻がいたときと同じようなサッカーというのは無理だと思いますが、自分たちの良さを出して欲しいですね。

アマノッチ見たかったなぁ、行けないのが同じく残念です・・・・。僕も祈ってます。ではでは、又よろしくお願いします。

Posted by: いた | April 12, 2006 at 03:45 PM

いたさんこんばんは。

お互い今日の試合観にいけず残念でしたね。
那須、坂田、天野は先発、狩野が交代出場で1得点。久保もゴールで内容はわかりませんが結果だけ見れば心配は杞憂だったのでしょうか?リーグでも結果を求めつつ若手の活用も積極的にやってほしいですね。次は去年の覇者ガンバ、負けたくないです、次も調子で頑張れ!

#レポート期待しすぎてかえってスイマセン。

Posted by: ヨコ | April 12, 2006 at 09:47 PM

ヨコさん、こんばんわ。

そうですね~。勝った試合、しかもなかなか見れないようなゲームなだけに、非常に残念です。まあ中身の方がどんなゲームか分からないので何とも言えないですね。まあガンバ戦に向けて悪い流れを払拭できたと言う事はとにかくポジティブだと思います。目指せ連勝!ですねw

いえいえ、とてもありがたいですし、モチベーションになります。ありがとうございます。期待に添えるようなモノを掛けるように頑張ります。ではでは。

Posted by: いた | April 12, 2006 at 11:21 PM

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