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April 02, 2006

空模様に似たゲーム@J1 第6節 サンガ vs アビスパ

サンガとアビスパ、どちらも久々のJ1ではなかなか勝ち星が生まれず、ちょっと苦しい立ち上がりになりました(まあ両チームの戦いぶりはだいぶ違うけど。アビスパは勝ちきれないという感じで、サンガは勝てる可能性が低いと言う感じかな)そんな中での直接対決、しかしすげー雨。

2006 J.League Divison1 第6節

パープルサンガ 2-1 アビスパ @西京極公園陸上競技場「空模様のように」
P.Sanga:49'林丈統 70'美尾敦 Avispa:76'田中佑昌

Super Soccer

サンガスタメン:GK平井直人、DF大久保裕樹、リカルド(→53'黄×2=赤)、児玉新、MF斉藤大介、中払大介、美尾敦(→71'星大輔)、FW林丈統(→80'米田兼一郎)、アレモン、パウリーニョ(→54'登尾顕徳)

アビスパスタメン:GK水谷雄一、DF山田辰徳、金古聖司、千代反田充、アレックス(→89'黄×2=赤)、MF中村北斗、ホベルト(→74'山形恭平)、久藤清一、松下裕樹(→56'城後寿)、FW藪田光教(→45'林祐征)

前半
立ち上がり。組織における完成度において分のあるアビスパが、アレックス・中村北斗の積極的な攻撃参加を核にアウトサイドに生まれるスペースを使って主導権を握るが、京都の抵抗もあってゴールとまでは至らない。セットのチャンスも多かったけど、その辺も活かせず。

徐々に京都が前3枚の絡みでゴール前に進出するシーンが増え始め、林、アレモン、パウリーニョとそれぞれが決定機を迎えるが、こちらも水谷の好判断もあってチャンスを生かし切れない。ただ、サンガの方としてはシンプルにスペースを突くという形で自慢のアタッカーの個の強さを前に出せたことはポジティブだったのかなと。前半はスコアレスでおりかえす。

後半
アビスパはなかなか存在感を示せなかった藪田(そんなに悪くはなかったにしても)から林にスイッチ。前でターゲットとして、起点を作る狙いの交代かな?両サイドからその林を使いたかったがなかなかクロスをあげれず、逆に後半のファーストチャンスを活かしたのはサンガの方だった。アレモンが左に流れてセンターバックを引っ張る。アレモンは柔らかいクロスをゴール前に入れて、そのズレを突いてフリーで飛び込んだ林がヘッドで合わせサンガが先制した。そっか、サンガは初めての先制だったのか、兄者派手なガッツポーズ。

しかし、その先制点から数分もたたない間に、中盤での攻防の中でリカルドがアプローチ時に激しいチャージで中村北斗をぶった押してしまい、2枚目のイエローで退場。すぐさま、CB登尾を投入することになるが、その交代選手はスピードでアビスパの脅威を与えていたパウリーニョ。いいのかそれで?まあピッチが濡れて裏を狙うと言う選択は難しいのかも知れないけど。で、それに応じる形でアビスパは松下に代えて城後を投入。前を厚くして攻勢を狙う。先制点から一気にゲームが動き始めた。

ここまではサイドから攻めるモノのクロスを上げきるところまで行っていなかったアビスパでしたが、攻撃の形としてアバウトなボールでも上げちゃって、でっかい二人が頑張ってそのセカンドをどうにかしようというやり方がはっきりして、攻勢を強める。その成果か、右からの久藤のハイクロスを林が体を張って落として、後ろからアレックスがミドル。その後もアレックスがサイドから切れ込み1vs1のシーンを作るなどしたものの、決めきれない(アレックスはもうフリーポジションみたいになってたね)

数的優位、前への意志、チームの共通意識など様々なファクターを考えた時、よりはっきりした展開(アビスパの攻勢、サンガの守勢)になるかと思われましたが、ゲームは落ち着くどころか、激しく揺れつづける。アビスパが前掛かりになったところでサンガのカウンター。早い切り替えで右サイドを上がってきていた大久保がライン際で一枚はがしてそのままゴール前に突進、ペナ間際ホベルトに倒されてFKを得る。そのチャンスに美尾がピッチ状態を見た低いキックで狙うと、前に出てきた選手に当たったことで非常に良いコースに飛び、そのままゴール。幸運な形で点差を広げることになる。この得点で瞬間風速的な勢いが生まれ、その勢いが今度はアレモンがペナ内で後ろから倒される形でPKを奪取。アレモン自ら決めるか・・・なんて思ってたら、水谷がこの急所を凌ぎ、又流れが変わる

九死に一生を得たアビスパはこれで息を吹き返し、その勢いに乗る形でサイドからの攻撃を実らせる。相手をボックス内に押し込んで左サイドに展開。途中出場の山形恭平が中に流し込むと、ここに飛び込んできたのはアレックス!このスライディングシュートは平井が止めたモノの、そのこぼれを田中が押し込んだ。

差を一点に詰めて更にサイドからのパワープレーの傾向が強まり、ペナ内は非常に人が多い状態。まさに肉弾戦。ごちゃごちゃした中で何度かチャンスは合ったモノの、アレックスがシュミレーションで退場となった時点で勝負あり。サンガが一足先にJ1復帰後初勝利、てゆうか兄者J1初勝利。

雨脚が強まったり、弱まったりというように、ゲームの中でも波が非常に激しい試合でした。正直言って、ピッチの状態が悪かったにしても、個々の技術の質や意識レベルなど、決して褒められたモノではなかったけれど、ゲームとしては展開や流れがワンプレーで激しく変わる、目の離せない面白いゲームだったのかなと。

サンガ、とりあえず今季初勝利おめ。サンガが抱えている優秀なアタッカーの質をシンプルで縦に早い形で活かせたことでチャンスに繋げれたこと、そして数的不利を負ってから相手のパワープレー気味のアタックを体を張って粘ったことが勝因かな。まあどうしても総合力では他のチームには劣ってしまう部分が多く、特にそのDFが相手のアタッカーの質に屈する形で持ちこたえられず失点を重ねてしまうと言うことが多かった気がするけど、これからこのゲームのようにサンガの良さを活かすことが出来れば、他のJ1のチームとも戦えるのかなぁと。まあこれで悪い流れが断ち切れたとしたら、この次のゲームが大事になってくるでしょうね。

アビスパの方は、サンガとは逆に自分たちの良さというのを出させてもらえず、逆に自分たちの不得意な形に持ち込まれてしまったことが厳しかったかな。全体の距離をコンパクトにしながら激しいプレスで主導権を握りたかったところだけど、早く前に持って行かれてプレスが空転してしまったことで、苦しい守備対応を強いられ、4バックのセンターがアレモンとパウリーニョの動きにゾーンを維持することが出来なかった事で失点に繋がってしまった。自分たちの思うような展開にならなかった時の対応力という意味で、今日は京都のアタッカーに軍配が上がったかなと。元々個で勝負をするチームではないと思うのでいかに組織を維持し、自分たちの土俵で勝負できるように引き込むかというのがこれから戦っていく上での鍵になるのかなぁと。チームとしてはしっかりしていると思うので、グラウシオが帰ってくればそのうち勝ち星も転がってくるんじゃないかな?

どうしても上位チームの対戦とかに集中しちゃって、昇格チームはまだ取り上げきれなかったので、やってみました。後は甲府をそのうちね。今週のゲームでもやろうかな?てゆうかUCLがある週はちょっときびしいんだけどね。と言うことでとりあえずここまで。

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Comments

サンガnavi管理人のveと申します。
TBどもです。この試合の初勝利はホンマ嬉しかったす。

これからもサンガ戦の総評ブログ記事、楽しみにしています。

Posted by: ve | April 05, 2006 at 11:34 PM

veさんこんにちわ。返信遅れて申し訳ありません。

こちらからTBを送った記憶がないので、間違えかも知れません。なので、もしおじゃまなようなら削除してください。ココログが不安定なのでそのせいかも。ご迷惑おかけしてます。そのうちサンガの総評はやりますのでよろしかったら覗いていただけたらと。

ではでは。

Posted by: いた | April 08, 2006 at 03:02 AM

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