« March 2006 | Main | May 2006 »

April 30, 2006

God of Mike@J1 第10節 Fマリノス vs サンフレッチェ

とにかく勝った~、本当に良かった。吉田は良くあそこまで詰めてた、ヴァンフォーレ戦で見せつけられた諦めない気持ちを見せたね。マイク!高いのはもちろん、ポジショニング、マークを外すオフ・ザ・ボール、そういうのが欲しかったところでよくやってくれた。正直、泣きそうになったよ。

2006 J.League Division1 第10節

Fマリノス 2-1 サンフレッチェ @ 日産スタジアム「God of Mike」
F.Marinos:81'p松田直樹 89'吉田孝行 Sanfrecce:40'佐藤寿人

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、松田直樹"象徴らしく"、那須大亮、MF河合竜二、マグロン(→77'山瀬幸宏)、田中隼磨、塩川岳人(→77'ハーフナー・マイク"愛すべき電柱")、狩野健太(→54'大島秀夫)、FW吉田孝行"よく走ったご褒美"、久保竜彦"あかんわ"

サンフレッチェスタメン:GK下田崇"アシスト"、DF吉弘充志、小村徳男、盛田剛平、MF戸田和幸(→79'八田康介)、高柳一誠、駒野友一、服部公太、ウェズレイ、FW上野優作、佐藤寿人(→87'森崎浩司)

開始前は小雨が降っていたモノのキックオフぐらいには上がった日産"地震被害"スタジアム。アップからどちらのサポーターも気合いが入っており、それが置かれている状況を物語る。バクスタにビッグフラッグが来たのはびっくり。一ヶ月ぶりの勝利に飢えるFマリノスは、相変わらず野戦病院。平野が肉離れで2週間の離脱、佑二も大事を取って先発を外れ、前節からのメンバーに手を加えざるを得ない状態。那須が左のストッパーとして今シーズンリーグ戦初スタメン、塩川・狩野もナビに続いてスタメンに名を連ねる。GKもナビでは達也だったが、哲也に戻った。対するサンフレッチェは、ご存じの通り開幕から未だ白星なし。新監督就任からは3バックに移行し、FW登録の盛田がストッパーとして起用されている。ボランチのベットが出場停止で代わりには高柳が入る。ナビで攻パフォーマンスを示したらしい森崎浩司はベンチスタート。

前半
前節と同じく、後ろに人数を掛けて現実的な形で何とか結果を引き出そうとするサンフレッチェに対して、Fマリノスがボールを支配し攻めると言う展開。オープニングシュートはマグロン、左サイドで塩川と狩野のパス交換に合わせてランニングしボールを引き出し、そのままシュート。これは(枠を外れていたが)下田がセーブされたが、良いテンポのパス回しからうまく局面打開出来た。この後、この日はトップに入った吉田が積極的にシュートの意識を見せてフィニッシュに絡む。ペナルティアーク付近から久保のポストプレーを受けてシュートを打ち(シュートは弱く、下田の胸に納まる)、そして13分過ぎには塩川の右足でのニアのクロスに反応してバックヘッドで流し込みゴールネットを揺らしたが、これはオフサイド。立ち上がりは、良い形でゲームに入ったように見えた。

しかし、この後は攻撃したくても、その土台から苦しむことになる。ビルドアップの際にコースを切られる事でディフェンスラインからボールが前に進まない。ただ、そんなにきつくプレスが掛かったわけでもなく、空いているところはあるのだけど、少し切られているところで諦めてしまうと言う感じ。これで自らリズムを手放す形で攻撃も停滞。ようやくアタッキングゾーンに入っていってもミスは多く、コンビネーションにズレが目立ち、局面打開もできず、そして苦し紛れのアーリークロスも精度不足。序盤にあったゴールの匂いは完全に消えていました。

そんな中で、ゴールが獲れない焦燥感からか前掛かりになっていたところを突かれる形で見事に術中に嵌ってしまう。下田のパントキックが右サイドに飛ぶと、そこに走り込んだのは佐藤寿人、膨らみながらのランニングで併走していた河合(勇蔵がオーバーラップしていたので、カバーに回っていた)との距離を作り、スピードで振り切るとトラップからそのままゴールに突き進み、最後は冷静にファーサイドに流し込んだ。まあこの日目立った人はいるけど捕まえていない典型。甘さの出たプレーだった。

Fマリノスは完全にこの失点で集中が切れ、ピンチになり得ない形がピンチになっていく。ミスから同じようにサイドのスペースを狙う寿人に展開され、マツの迷いある対応(誰も行かないので仕方なく行くという形だったりと人に行きたがらない。せっかくの高い対人能力を持っているのに……責任回避ですか?潰せ)でCKになってしまうと、ゴール中央であわやという超近距離のダイビングヘッドを喰らう(これは哲也のファインセーブ)結局狩野の鋭いFKもあったが、前半中に同点にすることは出来ず、前半は0-1で折り返す。

後半
岡ちゃんの静かな怒りを受けて送り出されたモノの吹っ切れず、状況は悪化。相変わらず稚拙なビルドアップで攻撃のリズムを自ら悪くし、良い形が作れない。負けているのに攻めれず、逆に上野に強烈なシュートで脅かされるなど、15分間の空白を作ってしまう。

しかし、狩野→オーシの投入でようやく空気が代わる。前で体を張り、体ごとつっこんで高さを活かしたりと、パワフルなプレーで相手に脅威を与えると、これで久保への警戒も薄れてゴールチャンスが訪れる。吉田のクロスからぶわっと飛んでヘッド、隼磨のエンドライン際からのクロスにボレー、しかしどちらも下田に凌がれてゴールが遠い。

すると、岡ちゃんは繋ぐな、パワープレーだという意志をはっきりさせるためにボールを持てるマグロンをと下げるという奇策に。マイクを前線に入れて3トップ。左サイドもクロスに精度を欠いた塩川から幸宏投入。サンフレはこれに反応してマイク対策として戸田を下げて八田を入れディフェンスの枚数を増やし守り倒す選択。この采配合戦、岡ちゃんの策が当たる。

この日多かったペナ角からのクロス、吉田の上げたクロスに対して、ファーサイドでマイクが本職ではない盛田のマークをかいくぐった。ここで盛田に引き倒されてPK。これをマツが落ち着いて決めて、待望の同点弾。スタジアムが爆発。そして、これで終わらずもう一発、マイクが風穴を開ける。

隼磨が右サイドを駆け上がり、そのまま浅い位置から高いボールを上げると、マイクがこれまたファーから走り込んで競り合いを制して落とすと、最後は長い距離を走ってペナに入ってきていた吉田が体ごと押し込んで逆転弾!!!久々のロスタイム横浜劇場(逆で劇場だったけど)、力業でひっくり返して、一ヶ月ぶりの勝ち点3を得ることに成功しました。

上記の通り本当に勝てて良かった。砂を噛むようなぐだぐだのパフォーマンス、もうイライラは頂点でしたが、一ヶ月勝っていないリーグの流れを打破できたというのは良かった、本当に。この中身で結果が出なかったら、罵詈雑言の嵐になってたと思うけどね。

で、とりあえず良かったところ。探すのが大変だけど、マイクだね、マイク。ハーフナー・マイク。自分の特性を活かすためのポジショニングと絶対的な高さ、そしてマークを外すという意識。それが活きて、勝利に繋がる2ゴールを生み出した。PKに繋がったシーンはまあ相手が素人とはいえ、相手を出し抜いたことで相手をPKに繋がるようなファールを引き出した。高さだけに頼らないと言うことは本当に素晴らしい。でもう一人は、決勝ゴールの吉田。本当に幅広く動いていたし、運動量の多さは感服した。終始アクションを起こす存在としてとにかくボールに絡もうという意識があって、今のFマリノスにとっては貴重な存在と言えるもの。不調時は本当に足元ばっかりで仕掛ける意識が全然だったけど、少しずつ上がって、着実に状態が上がって、仕掛けるシーンも見えた。そしてそれを90分続けた上で、最後のシーンでペナに入ってきたという事実。前節ヴァンフォーレにやられたことを胸に刻み込んだの如くのプレーだった。マリ初ゴール!おめでとう、ありがとう。

ただ、はっきり言って楽観できる要素はこれぐらいで、後はほとんどどうしようもなかった。一つだけ取り上げます。ビルドアップのこと。

・チャレンジの意識なしに効果のあるビルドアップは生まれない -出し手の問題-

パスを繋ぐために大事なのは受け手の動きであるのは間違いない。今のFマリノスは受け手の動きは確かに悪く、反応も鈍い。ただ、受け手が動いたり、フリーとなっていても出し手が逡巡していてはパスは繋がらない。ただ、それは受け手だけの問題ではないのかも知れない。

というのも、この試合で何度も見られたマツがボールを持って「もらいに来いよ!」という手を広げてアピールするシーン。ただ、実は結構前では動き出してはいるし、フリーのシーンはいるのだ。ただ、そこを見ていても、コースが切られて出さないシーンが非常に多い。躊躇し、結局やめる。そして作り直し。前の選手の動き出しは全て「徒労」となってしまう。これが続けば、徒労となるような動きが減退するのも致し方ないのかも知れない。

もちろん技術的に優れておらず、そういうギャンブルをするより、安全にというのは正しいこと。低い位置でのミスは即失点という可能性もあるからだ。ただ、それを続けていては効果的なビルドアップは生まれない、安全志向の先にあるのは単なる停滞と責任回避に過ぎない。上を通せば、相手をずらせば、カーブの方向を変えれば、いくらでもコースがあるのだ。自分の技術に自信さえあれば、通せる。それをやめてしまうのは、出し手の問題と言えるものなのではないでしょうか。

はっきり言えば、これは甘えで利己的。しっかりとした速いパスできっちりと相手のマークと逆の方向の足に付けてあげればパスは通るし、奪われる可能性は低い。ましてや、マグロンなどはそういうことさえしてあげれば、しっかりと受けてくれるだろう。でも、出し手にはそういう意識はない。フリーでもらいに来いよというのは、自分たちの技術のなさ、自信のなさを相手に押しつけているに過ぎない。

これは今日ボランチに入っていた河合にも言えるし、サイドの選手にも言える。狭くてもパススピードと精度さえ合えば通る。良い動きをしても逡巡してばかりではだめ。今日、センターを飛ばして勇蔵→那須、那須→勇蔵と大きく動かす形はほとんどなかった。マツがトップに付けたシーンもほとんどなかった。もちろん受け手とのタイミングや意識のズレもあるけど、まずは出し手がチャレンジの意識を持つこと。それがなければ効果的なビルドアップは生まれない。もちろんミスは許されないけどね。

サンフレに関しては……、今日はゲームプラン通りだったと思う。相手の攻撃の拙さを考えたら、これ以上ない展開だったと思う。ただ、マイクが入って前の圧力が増した時点で、完全にラインが下がってしまった。もしここで、ラインをある程度の位置で留めて、相手をコントロールするようなディフェンスが出来ていたら結果は変わっていたかも知れない。下がることで高まるリスクというのがある。それをこのゲームではかぶらされる事になったのかなと。カウンターは見事、下田のキックは非常に精度が高く寿人の狙ったところに見事に蹴ったと思うし、寿人は素晴らしいランニングのコース取り(膨らんでコントロールしやすい入り方になっていたと思う)、ファーストタッチ、そして冷静なフィニッシュ。とても見事なプレーだった。まあ、中断まで2試合、まあ勝てるかどうかは分からないけど、大宮辺りに呪いをになすりつけて下さいな。

と言うことで今日はここまで。本音をちょっとだけ下に書くよ。

*実際、限界じゃね?岡ちゃん。これで次も勝てるかって言ったら微妙……。たまたまの側面が強すぎる。ひどいもんだよ、実際。共通意識もなければ、やりたいことも分からない。パワープレーが唯一のタスク。岡ちゃんが続けるのであれば、攻撃手腕に長けた参謀を付けるなりしないと。このままじゃ希望はないと思うけど?

*選手達もそろそろ気づけ。精神論では根本的な解決には何もならない。今年は選手達で主体的に考えてサッカーをするのでしょう?それで精神論に行き着いては話にならない。てゆうか、ゲームの展開でその精神力もぼろぼろになる人が出てくるし、継続できない精神論なんて意味なし。もっと実に繋がることをして下さい。偶然のドラマでは勝ち点は積み上がらない。マグロンが下がる前、囲まれて奪われて怒ってたけど凄い分かる。キープしたってサポートもランニングもなく囲まれちゃう。何のためにキープしてるんだ?おまえらって感じ。回りの意識が上がってこないじゃ、かわいそうだ。

*キャプテン、迷走しすぎ、プレーもメンタルも。良い意味でも悪い意味でも非常に影響力が高いのだから、ほんとうにしっかりしてくれ。マリの象徴と言うことを本当に自覚してプレーしてくれ。責任回避のプレーはやめて。対人プレーだって避けなきゃいけないような能力じゃないじゃない。やればお手の物じゃない。何で避ける、人任せにする。潰せ、潰せ、潰せ。楽ばっかりしていいとこ取りなんて、甘いよ。PKではごまかせないよ。みんなマツに甘い。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 29, 2006

外科手術の行方@J1 第9節 サンフレッチェ vs セレッソ+まとめ

プレビュー代わりにレポートを。パターン化してますけど、まとめも含めて。

2006 J.League Division1 第9節

サンフレッチェ 1-1 セレッソ @ 広島ビッグアーチ「外科手術の行方」
Sanfrecce:0'佐藤寿人 Cerezo:50'徳重隆明

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF吉弘充志、小村徳男、盛田剛平"コンバート"、MF戸田和幸、ベット、駒野友一、服部公太、ウェズレイ、FW佐藤寿人、上野優作(→79'桑田慎一郎)

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF山田卓也、江添建次郎、ブルーノ・クアドロス、ゼ・カルロス、MF下村東海、酒本憲幸(→46'苔口卓也)、森島寛晃、徳重隆明、古橋達也、FW西澤明訓

このゲームに入る前の順位が17位、18位の対戦。どちらも思ったようなシーズンを送れていないと言うことを重く見て、前節終わったタイミングで監督交代という大ナタを振るった訳ですが、その効果がいかに出るかという部分で非常に注目が集まった。サンフレの方は、ここ数年続けていた4バックから3バックに移行。センターを厚くし、崩壊している守備の秩序回復を狙う。セレッソの方はアイデンティティへの回帰と言わんばかりに西澤の下に4枚のアタッカーを並べ、オフェンシブな姿勢でこの重々しい雰囲気の打開を狙う。

ゲームの展開に関しては簡単に。キックオフ直後、一度後ろに戻して、上野にフィードが飛ぶ。上野はそのままダイレクトで前に流すと、佐藤寿人がDFの間に走り込んでそのボールを受け、そのままラインと抜け、そしてそのままゴールに流し込んだ……。開始8秒でのJ最速ゴールでサンフレが先制、サンフレは今シーズン初の先制。

しかしその後は攻勢に出たセレッソがゲームを支配し、サンフレを押し込む。しかし、人数がいるけれど相手を揺さぶるような攻撃は生まれず、なかなか決定機は作れない。サンフレの方も、何とか守ってはいるモノの、完全にトップと中盤が分離して攻撃までは手が回らず、ほとんどシュートがない。時折スムーズなパス回しや中盤が長い距離を走ることで攻撃になりそうなところもあったが、局面打開するには迫力不足は否めなかった。ミスや精度不足と言ったプレーが多く、両チームの状況を物語るどんよりとした前半だったかなと。

後半に入り、なかなか自分の色を出せなかった酒本から苔口(久々!スランプだったらしいけど)にスイッチ。その効果があってか、ダイレクトプレーなど周囲との連動感というのが少しずつ見え始めたのに対し、サンフレも守→攻という形が良くなって良いチャンスも出来たりと共に悪くない立ち上がり。その中で中盤が下村が奪って、そのままの流れで西澤へ楔、キープし前を向くと、すでに森島が追い越すようにランニング、そこを使う形で西澤のスルーパスが通る。これで完全に崩しきり、森島の流し込んだシュート、これは下田に凌がれたが、共にゴール前に入ってきていた徳重がこぼれ球を押し込んで同点弾。後半に得た手応えが良い形で活かせたゴールだった。

この後、両チームの間で流れが揺れ動く感じ(序盤はサンフレペース。ボールを奪ってからの攻撃構築が良くなったことがポジティブに出た。30分過ぎからセレッソのペース。積極的な仕掛けでサイドを突くことで相手に脅威を与えた)でゲームが推移するモノの、ウェズレイの強烈なシュート数本、古橋のポスト直撃ミドルと惜しいシュートもゴールには至らず。両チームとも監督交代と言う刺激を受けて心機一転の勝利を狙ったモノ1-1でドローとなりました。

まあどちらも現状を変えよう、何とか悪い流れを好転させようと、色々と施術していることは見えました。ただ、いきなりすぐ良くなるかと言えば、さすがにそんなマジックは起こらず、手探りの中でゲームをしている感じがありました。

まずセレッソの方ですが、1トップの下にアタッカーを4枚並べるような形にして、よりオフェンシブな形を模索していましたが、まだまだその有効性を活かすとまでは至らず、逆にそのリスクの高さに危うさも見えたゲームだったのかなと。良かった点としては、サイド。山卓やゼ・カルロスがボールを持てるので、そこを始動点に攻撃を作り、サイドを局面打開できるシーンがあったこと。そして、クロスに対して、西澤+2人ぐらいがペナに入ったりセカンドボールを拾えるポジションにいることで脅威も保っていた。

ただ、奪われ方が悪かったり、切り替えが遅れる部分も散見され、そうなると中盤には非常に大きなスペースが生まれて、下村一人では賄いきれない。そういう部分でこのオフェンシブな形を支えるリスクマネジメントを作れるかが鍵になるのかなと。

で、今日(になっちゃった)当たるサンフレに関して。守備に比重を置いて3-4のブロックを組んで、失点しないことを考えた形だった訳ですが、人を揃えてい留と言う形でそれなりに危険なエリアでやらせないことは出来ていた。前節に比べてもアプローチ不全というのはなくなっていたし、ある程度崩壊には歯止めを効かせた形になっていたのかなと。ただ、あくまでも守るだけで、前線との距離が開いて攻撃にスムーズに移りにくい状態になっていて、攻撃の可能性としては非常に低いことになっている。もちろんそれに応じてゴールの匂いも低くなっているのかなと。

まあこれで言えるのは、多くの選手に難しいタスクが課されること。中盤の選手は長い距離を走って攻撃に絡んでいくことが求められるし、トップの選手にはある程度の時間を作ることが求められる。しかし、ボールを繋がる可能性は低く、その重労働が徒労に終わることで、そういう部分でモチベーションを下げてしまう可能性もはらんでいる。

さて、そんなチームと当たるわけですが。そういう意味では相手のその細い可能性を空いてとしては絶つことで自チームは優位に立てる可能性があるのかなと。佐藤寿人や上野、ウェズレイが起点を作ろうところをはね返せば、相手の攻撃を元から絶つことが出来る、と言うことかなぁと。その可能性を上げるためにボールホルダーにプレッシャーを掛けることで、精度を削れば更に奪いやすくなるかなと。まあ攻めた後の切り替えということですな。

後は崩せるか、ゴールが獲れるか、ということです。あら、ずれちゃった。まあセレッソも、サンフレも、これからやりたいことをいかに具現化し、問題点を改善していけるかどうかに掛かってくると思います。ちょっと大変そうだけどね。と言うことで、おしまい。

では、その他の結果。
ガンバ 1-0 FC東京@万博「一振り」
Gamba:35'マグノ・アウベス

グラ 0-2 ふろん太@瑞穂「柔軟性に見える昇華」
Frontale:16'谷口博之 56'我那覇和樹

パープルサンガ 1-2 鹿島@西京極「しっかり、きっちり」
P-Sanga:89'松田正俊 Antlers:10'青木剛 84'田代有三

ジェフ 0-0 ジュビロ@フクアリ「手応えアリ」

アルディージャ 2-2 トリニータ@駒場「大悟を買わなかった責任者出てこい」
ardija:14'小林大悟 36'森田浩史 Trinita:31'トゥーリオ 89'OwnGoal

アビスパ 2-0 アルビ@博多の森「待ちこがれた初勝利」
Avispa:41'グラウシオ 89'アレックス

エスパ 2-1 レッズ@エコパ「大きな苦労の末のアップセット」
S-Pulse:23'マルキーニョス 25'チョ・ジェジン Reds:42'pワシントン

ヴァンフォーレ 1-0 Fマリノス@小瀬「失望と希望のロスタイム」
Ventforet:89'バレー

ガンバが首位、ふろん太が2位、レッズが3位とまた少し動きが出ましたな。まあ今はつぶし合いをしてくれるとマリとしては助かるかな。ただ、ガンバもレッズもふろん太も強い。ふろん太は序盤の爆発の後、粛々とチームの幅を広げてる感じがあって、進化してるね。そのうち取り上げよう。

で、アビスパおめでとう!今シーズン初勝利。まあ時間の問題だったとはいえ、この2ヶ月待ち望んだモノだったし、喜びもひとしおでしょう。しかもホームだしね。とにかくここからって感じかな?これで残りはサンフレだけか、ルーレットと呼ばれてるけど、当たりませんように。と言うことで今日はここまで。ナビスルーです、多分。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 28, 2006

The super team which gets closer to an ideal@UCL SemiFinal 2ndLeg Barcelona vs AC Milan

メルク、やっちゃったんじゃね?あれをファールとするのは、さすがに……。どっちに肩入れするわけじゃないけど、ミランに先制点が入ったらもっと面白かったのになぁ……。でもバルサの勝利には何の異論はないよ、理想みたいなものがあるとすれば、それに一番近いチームになっている気がする。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 2ndLeg
Barcelona 0-0(Total/1-0) AC Milan @ Camp Nou

バルサスタメン:GKビクトール・バルデス、DFベレッチ、プジョル、マルケス、ファン・ブロンクホルスト、MFエジミウソン、デコ、イニエスタ、FWジュリ(→68'ラーション)、エトー(→89'ファン・ボメル)、ロナウジーニョ

ミランスタメン:GKジーダ、DFスタム、カラーゼ、コスタクルタ(→64'カフー)、セルジーニョ、MFピルロ、ガットゥーゾ(→68'ルイ・コスタ)、シードルフ、カカ、FWシェフチェンコ、フィリッポ・インザーギ(→80'ジラルディーノ)

サンシーロではアウェーのバルサがロナウジーニョの魔法のようなアシストからジュリが大きなゴールを獲って0-1で先勝。本当に追い込まれた状態となっているミランは、更に直前のメッシーナ戦でカフー、ネスタ、アンブロシーニが怪我を負い、結局ネスタとアンブロシーニがこのゲームに出場できない状態に追い込まれてしまう(カフーはスタメンを外れた)唯一ポジティブなポイントとしては、1stLegでは発熱で欠場したピッポが復帰、救世主としての期待が掛かる。バルサの方は、直前のセビージャ戦が大雨(雹?)でサスペンデッド、オレゲールが出場停止なものの1stLegでは出場停止だったデコも復帰、ラーションもベンチに戻った。天も味方して万全の状態でこのゲームに臨む。

前半
開始早々、大きくスペースの空いた右サイドでカカがドリブルでゴール前まで持ち込みシュートに繋げて、ミランのビハインドをひっくり返さんとする姿勢を見せる。逆にバルサはイニエスタのパスからエトーがうまく前を空けて、いきなり決定機。ジーダが勇気を持って飛び出したことでゴールには繋がらなかったが、バルサもオフェンシブな姿勢を消し去るという感じではない。この立ち上がりに、とても期待感が高まる。

しかし序盤の流れとして、バルサが慎重な姿勢を持ちながら手数を掛けるというより速い仕掛けが目立つのに対し、ミランは中盤の選手が上がって生まれるスペースを速い攻撃で使う狙いが見える。どちらも積極的にリスクを冒すというより、慎重に、失点を避けるようなディフェンス姿勢を持っていたため、派手な立ち上がりとは全く逆な感じで時計が進む。

どちらも互いの隙を伺うようなゲーム展開の中で、先にチャンスが来たのはバルセロナ。ビルドアップのミスを突いたエトーがそのままペナに進入し、ジーダとの1vs1のチャンスを得る。しかし、これはジーダが体に当てて難を逃れる。そこを凌いだミランは、非常にシンプルな展開からガットゥーゾのスルーパス→ピッポへと繋がるがコントロールミス。その後、カカの高速の仕掛けによる局面打開で得たCKからもチャンスを迎える。ショートコーナーからピルロの柔らかいパスが左サイドに飛ばされると、シェフチェンコがうまくラインをかいくぐって角度はないながらも強烈に狙う。しかしこれは枠を捉えることが出来ず。

この緊迫した空気を作ったのが両チームの徹底した守り。バルサの方はキーマンに対して中盤の選手のマーキングの意識が高まっていた。クオリティの高いパスに怖さのあるピルロに対して誰かが常にプレッシャーに行き、怖い高速ドリブルで中盤を一気に局面打開してしまうカカに対してはエジミウソンがある程度しっかりと見る形となっていたことで、ミランの一番怖い部分を未然に避けることに成功していた。逆にミランとしては、ゾーンが組める時はDFラインがしっかりとライン設定をし、そこに3枚の中盤が沿う形で必ずバイタルを消していくことで、一番危ない部分でプレーする余裕を与えないようにし、バルサの高質のアタッカーの技術を発揮させないという危機管理がなされていた。形が作れれば、後ろ向きなところでインターセプトを前へのアタックを掛けれたり、アプローチ&サポートという形で囲い込んでうまく奪えたりと、それなりに機能していたのかなと(ただカウンターは別、セードルフ、ガットゥーゾ、ピルロがポジションを上げるから切り替えが追いつかないと危ないシーンとなってしまう)

そういうこともあって結局前半は緊迫したままゲームは動かず(一時バルサがロナウジーニョ・デコ・イニエスタの技巧を活かしたカウンターに繋げて惜しいチャンスになりそうなところもあったが)0-0で折り返す。

後半
バルサがポゼッションを持ってリズムはバルサに流れはじめたかと思わされた出だしでしたが、先にチャンスを迎えたのはミラン。セルジーニョがインターセプトから相手陣まで持ち込み、パスを繋いで逆サイドへ。シードルフまで渡ると、シェフチェンコを狙ったショートクロスを選択。完全に相手のラインを完全に破り、シェフチェンコもそれに応える形でマーカーを制してダイビングヘッド!しかし、このヘッドはバルデスの正面を突いてしまう。

このチャンスを逃すと、ここまではスタムにある程度押さえ込まれていたロナウジーニョが存在感を発揮し始め、驚異的な技巧で溜めを作り(シャペウで相手の逆を突いてコントロールし展開を落ち着かせる)、虚を突くスルーパスで決定機を演出(SBとCBの間を通してジュリへ、中に流し込んでベレッチも合わせきれず、てゆうかオフサイドじゃ……。もう一本左サイドペナ角でのキープから、完全にゾーンは消されてるのに絶妙の高さ、コース、スピードでエンドライン際に走り込んだジュリへ合わせ、ボレーを導き出した)ミランとしては、より攻めへの姿勢を強めたいけどシフトするには余りに大きな脅威があって難しく、攻撃に置いては良い展開は作っても最後の部分で手詰まりとなってしまい、苦しい。

ここでアンチェロッティが重い腰を上げ(ずーっと立ってたけど)、おっさんビリーからカフーに交代、スタムを中に入れる。スタムが良い形でボールを持つ機会が多かったので、それをカフーでうまくチャンスに繋げたいという意図が見える。ただ、バルサも手をこまねくのではなく、エトーとロナウジーニョがポジションチェンジし、エトーがカフーを見る形でケア。自陣まで戻る献身的な守備でミランの思惑を潰した(素早い対応でカフーにほとんどやらせなかった。そのレスポンスと言い、エトーの献身性と良い、非常に効果的だった。ライカールトの現役時代の戦術眼を感じさせた)ミランは更にルイ・コスタをガットゥーゾに代えて投入、バルサもジュリに代えて怪我から戻ったラーションを投入。

このタイミングで問題の出来事が起きる。クイックリスタートから、プジョルを振り切ってシェフチェンコが抜け出し、ヘッドで合わせてバルデスの守るゴールを破った!が、これは抜け出す際にプジョルを押して転ばせたと言うことでファールの判定。同点ゴールは幻に消えた。これで意気消沈したのか、ポゼッションこそ握るモノのどうもミスが続いたり、崩しきれなかったりと閉塞感の伴う攻撃に終始。両サイドバックが高い位置にポジションを取っているモノのなかなか活きてこない。逆にバルサはロナウジーニョに何度となくセンターから突破を仕掛けデコの決定機を演出したり、左サイドエトーのゴールに向かうクロスからラーションが綺麗なダイビングヘッドで合わされゴールを脅かす(デコ、ラーションどちらも強烈な一発だったが、ジーダがファインセーブ)など、ミランがリスクを掛けた分攻勢を強める。

何とかしたいところで、ラストカード。フィリッポ・インザーギに代えてジラルディーノ投入。あー、チキン。結局この交代もリズムを代えるには至らず、ジラルディーノにもチャンスが来ない。バルサはエトーに代えてファン・ボメルを入れ、更にサイドをケアする姿勢を強め、後はボールキープして時間を浪費。ミランの最後の抵抗も難なくいなして、結果は0-0。2戦合計1-0で、念願の決勝へと駒を進めた。

スコアは結局動かず、結果的に1stLegのロナウジーニョのスーパープレーが勝負を決めた事になったわけだけど、改めて今シーズンのバルサの進化が活きた準決勝と言えたのかなと。昨シーズンの苦い経験を守備戦術も対応可能にして、チームとしての幅を広げたことで活かして、ミランの望みを絶った。タレントさえ揃っていれば守備的に舵を切っても、脅威自体がなくなるわけではないし、何よりもバランス的にはこちらの方が断然上。以前の美しさの裏に潜んでいた危うさというのが消えて、攻守自在、ポゼッションもカウンターもこなす理想に近いチームになりつつあると言うのを改めて感じさせられました。

ミランとしては、どちらのゲームも悪いゲームをしたわけではないし、ここのところの閉塞感に伴うゲームに比べたら出来は良いとさえ言えるものだった。でも、ミランの良さが完全に発揮されたかと言ったらそうではない。やっぱりミランと言えば、ピルロ→カカという緩急自在の縦ライン。でも、そこをバルサのプレッシング+マーキングに消されてしまった。もうヨーロッパ中にそのストロングポイントは知れ渡っているわけで、その他という部分で用意しきれなかったと言うことで弱点を修正して幅を広げていたバルサに劣ったかなと。

で、勝負のキーになると思っていた二人のブラジリアン・クラックに関して。まずカカ、2ndLegでは高速ドリブルを見せて持ち味を発揮した感もあるけど、それでも去年見せたパフォーマンスはこんなもんじゃない。ピルロの楔を発射台に最短距離を突き破って相手の中盤とディフェンス切り離すプレーはミラン最高の武器となっていた。守備に舵が切られていたとはいえ、それさえできていれば、バルサの組織をぶっ壊すことは不可能ではなかったと思うので、その部分でカカが本領を発揮できなかったのは個人的に残念(まあピルロが消されていた事で片羽根もがれていたようなモのだけど)マーカーに付かれたときの対応はこれからの課題かも。クラックとしては物足りなかった。

そして、ロナウジーニョ。まあ比べるのはどうかと思うけど、カカがそれを出来なかったのに対して、クラックのクラックたる所以を一つ一つのプレーで見せた。結局彼の右足から決勝点も生まれたしね(あのアシストは魔法だよ。ジュリの素晴らしいダイヤゴナルランの延長線上に点で合わせたわけだけど、ガットゥーゾをかわした最初のフェイク、そして体の向きは逆なのにあの精度、完全に死んでいたスペースが彼のパスで生き返った。どれだけ褒めても褒めきれないぐらいファンタスティックなプレーだった)この試合でも、序盤こそスタムのハードアタックに多少苦しんでいたモノの、スペースが生まれて余裕を得て完全に乗った。もう細かく語るのは野暮ってぐらいに見ててほれぼれしてしまう技術でバルサの攻撃をリードし、決定的なパスはもちろん、リズムをコントロールするプレーなどはミランの頭痛の種だったかな。戦術的に守備貢献を免除されているけど、その分の価値をしっかりと見せている。このまま行くと、来期も世界最優秀選手&バロンドールは規定事項のような気がする。

後は、メルク。てゆうか、あのシェバゴール。どうなの?実際。押してたのかな?シェバは触ってない、プジョルは押されたといってるけど……。個人的にはもし押していたとしても、あの程度は許容範囲のような気がするんだけどな。ただ、場所がカンプ・ノウでいつも以上にサポが凄い雰囲気を作ってたから、吹いちゃったというのもある、かなぁ?まあゲーム通じてバルサ寄りな感じはあったし、その延長線上のプレーだった気はします。見ている側の勝手な言い分としては、あれで点が入ってたらゲームは一気に熱くなったはず。そういう意味で認めて欲しかった。残念。

05-06 UEFA ChampionsLeague TheFinal

May 17(Wed)/
Barcelona vs Arsenal @ Stade de France,Paris

と言うことで決勝のカードは、バルサ-アーセナルというビッグネーム同士のカードになりました。まあ3週間後だから、状況がどうなるかわからないけど(ロナウジーニョやアンリが怪我したら一気に様相は変わるわけだし)、まあ現状を見たらどう考えてもバルサ優位は揺るがないかなぁと。アーセナルの生まれ変わったプレス+カウンターは勢いも質もあるし、運も持っていると思うけど、同じタイプという意味でチェルスキに勝ってるしなぁ。まあ近づいてきたらプレビューやりますよ。

と言うことで、今シーズンも後一試合か。今年も面白かった、だから終わると思うと少し寂しい。でもWCもあるしね。と言うことで今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 27, 2006

A qualification of the finalist whom neither Pichichi nor King was able to have@UCL SemiFinal 2ndLeg Villareal vs Arsenal

決定力不足と言ったらそれまでだけど、悲劇的な終わりでしたね。何が足りなかったのかと言ったら、勝利の女神のウインクとしか言いようがないぐらい運に恵まれなかったねぇ。まあ穿った目で見れば、ファイナリストの資格は持ち得なかったかなと。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 2ndLeg
Villareal 0-0(Total/0-1) Arsenal @ El Madrigal

ビジャレアルスタメン:GKバルボサ、DFハビ・ヴェンタ、ペーニャ、キケ・アルバレス、アルアバレーナ(→82'ロジェール)、MFマルコス・セナ、ホシコ(→63'ホセ・マリ)、リケルメ、ソリン、FWフォルラン、ギジェルモ・フランコ

アーセナルスタメン:GKレーマン"(神)"、DFエブエ、トゥーレ、キャンベル、フラミニ(→9'クリシー)、MFジウベルト・シウバ、フレブ、リュングベリ、セスク・ファブレガス、レジェス(→69'ピレス)、FWアンリ

1stLegでは完全にゲームをコントロールしていたものの、アドバンテージは1点だったアーセナル。しかし、直前のリーグ戦では来期のUCL出場権確保に置いて非常に重要なノースロンドン・ダービーもあって、完全休養とまでは行かず。レジェスが出場停止から復帰したモノ、センデロスを失ったままこのゲームに臨むことになった。逆にビジャレアルは、直前のリーグ戦では主力をほぼ休ませてこのゲームに照準を合わせた。このチームの守備のキーマン・タッキナルディが出場停止ですが、ペーニャが復帰。まあ収支は同じくらいかな。

ゲームの展開としては詳しくレポートする必要もないぐらい至極シンプルなモノ。ビジャレアルがビハインドを返すために攻め、アーセナルがそれを何とかはね返すという展開に。

ただ、アーセナルとしてはゲームプランとして守り倒そうという狙いを持っていた訳ではないと思う。1stLegと同じようにプレッシング→タレント力とアーセナルスタイルの融合した活かしたカウンターでウイニングポイントが欲しかったはず。でも、ここのところチームは完全に守備からゲームに入っていて、そこに1stLegの「1-0」という前提条件があった。そういう意味でリスクを避けて、人をそろえてゾーンを整え、迎え撃とうという、より受動的なメンタリティに変わっていたような気がしました。ただ、その受動的な姿勢がビジャレアルの中盤に呼吸する余裕を与えてしまった事で、ゲームの展開が決まったのかなと。

まあそういうこともあって、ビジャレアルは中盤で余裕を持ってビルドアップし、そこからFWの楔をスイッチに中盤が流動的に動いてアーセナルを崩しに掛かります。フォルランやギジェルモ・フランコはどしんと中央に構えるというより、動きながらボールを引き出すタイプでその動きに沿うようにMFがサポートに入り、動いたことで生まれるスペースを飛び出して行く。スペースメイク&ユーズというジュビロ全盛期を思わせるような流動的な攻撃でアーセナル守備陣を混乱に陥れる。

前半にソリンがペナに入ったりしたシーンなどは、ソリンの奔放な運動量だけではなくその効果が現れていたといえると思います。それだけビジャレアルのサッカーはうまくいっていた。だけど、ゴールがなかなか獲れない。この日はホセ・マリ(怪我らしい)に代わって入ったギジェルモ・フランコに非常に多くのチャンスがあったけれど、ことごとく決めきれない。前半のハビ・ヴェンタの低いボールに反応したシーン、同じくハビ・ヴェンタからの今度は高いボールに相手に競り勝ってヘッドを打ったシーン、セナのクロスに合わせたシーン、全てがゴールに繋がらない。唯一ゴールネットを揺らしたフォルランとの絡みで中に持ち替えて打ったシーンは受ける動きがオフサイド。まさしく「Not His Day」だった(正直、彼がこのようなビッグゲームで決めるだけの資格を持ち得ないのかなと穿った目線で見てしまった)

その他にもフォルランにもその資格がないという感じで決定機でシュートミス。そうなるとリケルメしかいないんだけど……。常にプレッシャーを掛けられる状態で、セットでも狙うより合わせる傾向が強かった事を見ても、プレッシャーからの逃避傾向があった気もする。そこで更に大きなプレッシャーが掛かった。だから、いつもはもっと豪快に狙ってた印象があるのだけど、置きに行ったシュートを選択したのかなぁと。そこをこの日ノリノリで、自信が高まっていたレーマンの読みが上回った。結局2ndLegはスコアレス、合計0-1でアーセナルが決勝進出を決めた。

ビジャレアルに関しては、クラブの規模として、一人のスタープレーヤーに負担が掛かるのはどうしても仕方ないんだけど、そこでリケルメが折れてしまった。だからリケルメの限界がビジャレアルの限界だったのかなぁと思いました。ただ、負けてはしまったけどそれでもビジャレアルはよく頑張った。確かに最初で最後のチャンスだったから、そのチャンスを生かせなかったと言うことで、ショックは大きいかも知れない。でも、大会を盛り上げるアウトサイダーとして、十分魅力的なサッカーを展開してくれた訳で、責められる要素は何もないでしょう。サポやフロントはもちろん、マルカが叩いていないことを考えても、十分納得できる結果だったんじゃないかなと。

アーセナルはとにかく良かった。シュートは1、2本ぐらいで非難囂々も仕方がない出来だったと思うけど、苦しいスケジューリングや勝負弱いことを考えたら、勝つということを優先するのを責められない。こういうチャンスを得た所で勝負にこだわらず、中身勝負というのは所詮きれい事だと思うしね。ミランにしても、バルサにしても、一発勝負の決勝でどのようなサッカーを展開するかはわからないけど、ベルカンプのラストゲームになるだろうし、勝っているという勢いがどのように作用するのかは本当に楽しみ。強者との対戦の方が新しい持ち味は出るだろうし。

と言うことでとりあえずアーセナルが一足先にパリへのチケットを手に入れました。さて、この後バルサ-ミラン@カンプ・ノウ。1stLegは結局レポートできなかったんだよねぇ。まあ普通にやればバルサだろうけど、ミラン、ていうかピッポに期待。四面楚歌状態っぽいけど。と言うことで今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

April 26, 2006

この負けの意味@J1 第9節 ヴァンフォーレ vs Fマリノス

今日はナビスコFC東京戦。でも次に目を向ける前に、このゲームは避けて通れないので、ちゃんとやります。きつめですよ、冷静だけど。まあ自ら今日の文章のまとめを先に書くならば、「プロならこんなゲームは許されない」という感じかな。

2006 J.League Division1 第9節

ヴァンフォーレ 1-0 Fマリノス @ 小瀬スポーツ公園陸上競技場「この負けの意味」
Ventforet:89'バレー

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF田中隼磨、中澤佑二、松田直樹、ドゥトラ"祈・復活"(→77'那須大亮)、MF河合竜二、マグロン、奥大介(→62'上野良治)、平野孝(→72'狩野健太)、FW大島秀夫、久保竜彦

ヴァンフォーレスタメン:GK阿部謙作、DF杉山新、ビジュ、秋本倫孝、山本英臣、MF林健太郎、倉貫一毅、藤田健、FW宇留野純(→75'堀井岳也)、バレー"神奈川ハンター"、石原克哉

どちらもリーグ戦では連敗中と、苦しい流れの中での対戦。朝には雨も降って、薄曇りという天候でしたが、3度のリーグチャンピオン経験を持つビッグチームを向かえたということもあり、この日の小瀬には14000人を超える観客を集め、ホーム最多の入場者数を記録したそうな。Fマリノスの方は怪我人続出の中で、この試合に向けて奥が座骨神経痛から、そしてマグロンが右ふくらはぎ肉離れから復帰。吉田が累積警告により出場停止なものの、メンバー的には少し戻ってきた。この試合に向けて非公開練習を2回敢行。久々に4バックにシフトチェンジ、又達也→哲也とGKを代えるなどして、何とか不調脱却を狙う。ヴァンフォーレの方は、リーグ戦に置いては連敗中なものの、取り立てて大きく何かを代えることはなく、着実に築き上げてきた「エンターテイメントサッカー」で不調脱却を狙う。結果を出している長谷川太郎をスーパーサブ的な存在にし、石原克哉を先発させたのはちょっとしたサプライズかな?

前半
開始早々、ドゥトラ→平野と左サイドで縦に繋がって、最後は平野のスルーパスから久保が抜け出してファーストシュート、惜しくも阿部に凌がれたがなかなかのオープニングを見せるFマリノス。しかし、濡れたピッチにボールコントロールが安定しなかったり、パスの強弱などに置いてミスが目立ちはじめ、スムーズな攻撃構築が出来ない。逆にヴァンフォーレの攻守両面に置ける前への意識としっかりと繋ぐ意識が活きる形でゲームの流れを掴み、チャンスに繋げたりと(倉貫や藤田のセカンドボールへの意識が非常に素晴らしい、そこからバレーが2度のペナ内でのシュートチャンスに繋がった。)、自分たちのサッカーを展開するようになる。

Fマリノスは時折シンプルな受け手と出し手のコンビから鋭いチャンスを迎えたりするモノの(大ちゃん→久保と言う久々のホットライン開通か?と思ったモノのコントロールミスで打ち切れず)、散発的。先制点はもちろん、ゲームのペースを引き寄せるには至らない。勢いが衰えないヴァンフォーレは攻守両面に置いての前への意識と豊富な運動量をベースに、サイドに生まれるスペースを速く使う形で杉山(非常に高質なクロス、凄いのが2、3本あった。確か元エスパ?一芸は秀でていたモノの、他は?って感じだったのかな?そういう選手をしっかりと戦える選手に育ててきたということなのかな?)や石原が鋭いクロスでチャンスを生み出すが、中澤・松田の奮闘もあってこちらもゴールには至らない。展開として、形が見えずどうしても即興的にならざるをえないFマリノスと、しっかりとした意思統一され、自分たちの形を持っているヴァンフォーレという対峙となっていた(まあ形があったのはヴァンフォーレ、個人で何とかしているFマリノスという感じ)

ゲームは落ち着いた30分過ぎ、前半最大のチャンスが両チームに訪れる。まずはFマリノス。松田のインターセプトから右サイドに展開、隼磨の斜めの楔が大島に繋がろうとしたところでビジュのハードアタックを受けて、ペナルティアーク付近でのFKを得る。スポットにマグロン、奥、平野が立ち、マグロンを囮に平野が狙ったが枠に収めることが出来ず。そのピンチを逃れたヴァンフォーレはスローインの展開から。一度はね返されたボールを山本がヘッドでもう一度前線へ、これが佑二の目測誤りを呼ぶ形でバレーが裏に抜けた。オフサイドをアピールするモノのラインズマンの旗は揚がらず、バレーは一気にペナに進入、松田がカバーも及ばず強烈にアウトサイドに引っかけたシュートで狙う。しかしこのシュートは枠を捉えきれず。結局両チームとも、チャンスはそれなりにあったモノの得点には繋がらず、スコアレスで折り返す。

後半
どちらもメンバーチェンジはなく。オープニングは藤田が押し上げてセカンドボールに反応し、バレーがペナ間際からアウトサイドで狙った(が枠外)。どちらも攻め合う展開は変わらないものの、Fマリノスはミスが目立ち、ヴァンフォーレの方は後一歩と言うところまで追い込むがコンビネーションのズレもあって、ゴールまでは至らない。

相変わらずヴァンフォーレペース、その流れの中でヴァンフォーレがCKのセカンドアタックから超絶決定機を向かえる。左サイドで藤田がマグロンを股抜きで局面打開したところからクロス、はね返されても又こぼれを拾い、今度は右サイド。林に渡ったところで杉山がオーバーラップを掛け、使うかな?と思ったところで美しいターン、完全に虚を突きショートクロス、うまくラインを抜けた宇留野が反応しヘッドで合わせたが、隼磨の必死の抵抗もあって枠に収められず。

ピンチを凌いだFマリノスは、徐々にポゼッションが高まる。しかし、相手のアプローチもあって、ボールホルダーの単純なミスもあれば、サポートがなく囲まれて奪われたりと、余りにマイボールを粗末にしてしまう。どこかで相手の組織を揺さぶるような形を作りたいが、運動量が減って複数の選手がボールを引き出すようなフリーランは皆無と言って良く、ポゼッションこそしているモノの持っても可能性の高いシーンというのはそんなに生み出せない(奥に代わって投入された上野のランニングでサイドを抜けた形とマグロンから裏に抜け出すアクションを起こした久保[シュートブロック]、同じくインターセプトからドゥトラ→久保[相手のミスもあってサイドに抜け、ニアに入ってきた大島へグラウンダーのクロスもフィニッシュには繋がらず]ぐらい)

崩せない状態でテクニックと創造性、そしてここのところ持っている運に期待して狩野を平野に代えて投入。しかし、センターでフリーとなることが多かった狩野を活かすことは出来ず(簡単に使ってあげればよかったんだけど、持ちすぎだったり・・・)、崩しきれない状態は変わらず、多くあるセットプレーも実らない。逆にヴァンフォーレの奪ってからのカウンター+セカンドボールを拾ってのセカンドアタックと言う形が目立つ。ヴァンフォーレは幅広く動いていた宇留野から堀井へスイッチ。どちらも状況を動かそうという狙いを表したところでアクシデントが起こってしまう。左サイドを駆け上がったドゥトラがボールを追ったところで肉離れを起こしてしまい、交代を余儀なくされてしまう。そのドゥトラの代わりに那須が投入され、左に入る。

終盤に入り、疲労もたまって、どちらも苦しい時間帯。今までにもましてフレキシブルな姿勢が衰えてボールホルダーへのサポートやフリーランが減るFマリノスでしたが、相手のアプローチも衰えたことで押し込み、セットプレーのチャンスを得る。しかし、狩野のキックから那須→マグロンと繋がったモノの枠から逸れ、ゴールは生まれず。このチャンスを逃すと今度はヴァンフォーレが最後の力を振り絞り攻勢、その攻勢にここまでは何とか耐えてきていたが、リスクを掛けて前に出ていたこともあり、ついに崩壊してしまう。エンドライン際でボールを拾ったビジュがドリブルで前にボールを運び、マグロンが後ろから追って引き倒す。そのセットプレーから縦にボールが流され、石原に渡るとこの日何度となくセカンドボールに対していい反応を見せていた藤田が苦しい時間帯にも関わらず、一気に外を回り走り抜ける。これで那須は石原にアプローチに行けず、石原はほぼフリーという形でアーリークロス、非常に素晴らしいボールが入るとセンターバックの秋本を筆頭に3人の選手がペナに入り、ニアでフリーとなった秋本は合わせきれなかったモノの、詰めていたバレーが最後は押し込んでロスタイム劇弾。爆発するスタンド。もちろんこれが決勝点、1-0でヴァンフォーレが元王者を攻守両面で上回り、最後にスタジアムに集まった観客に歓喜をもたらしました。

大木監督の破顔一笑、多く集まった観客には劇的な歓喜を与え、ヴァンフォーレの選手には大きな自信を与えたと言うことで、とても良いことをした気分です。やったね!あはは。

冗談はさておき、まず苦しい時間帯で、長い距離を走ってオーバーラップを掛けたり、ペナまで入ったりと、ひたむきで諦めない姿勢がゴールに繋がったと評価される失点シーンについてですが、Fマリノス側から見ると、ほぼカウンターのような形でマツが攻撃参加していたこともあって、センターの枚数は足りず(マツの代わりに大島がゴール前まで下がっていたけど)ニアに入ってきた秋本がフリーとなってしまった。これを見て佑二がゴールカバーに回ったら、今度はバレーがフリーとなった。マツが上がったことのリスクをかぶる形での失点なので(前線に長身の選手が揃っていたので上がる必要があったのか、と言う是非は置いておいて)失点自体は仕方がないモノだったと思います。

ただ、ゲームの内容としては凄惨たるモノで敗戦はごくごく妥当なモノだと納得せざるを得ないかなと。ミスが多く、連動性もなく、強みでもあるプレスもシステムチェンジもあって空転。足元パスに終始し、相手を惑わせるようなフリーランは起こらない、サポートの意識もビルドアップの意識も低い。やりたいことが出来ない中で、時間が経つごとに運動量が減ってフレキシブルな攻守の切り替えがなくなり、完全に一方通行となってしまい、常にフィルターの効かない状態で対応することを迫られ失点する可能性が高まる。敗戦への階段を一歩一歩登るようなゲームだった気がします。

うまくいかない理由としてゴールが獲れないことが問題なのか、我慢しきれないことが問題なのか。どちらでもあるのでしょうが、今は歯車が完全に狂ってしまって、攻守がうまく回っていないと言うのは紛れもない事実。もちろん原因はプレーしている選手、指揮を執っている監督に原因があるのは言うまでもないことです。

個人を見てもミスだらけ、運動量も維持できず、状況判断も悪く、周囲の選手のプレーに気を使うこともほとんど出来ていない。そしてそういう個人が集まってのグループだからそれがチームになっても、爆発どころか連動も生まれない。そして逞しさ、強さ、勝利の渇望と言った精神的な結びつきがなくなっていているとなっては、本当に単なる個の集まりとなっているという気がしてならないです。そういう結びつきを失えば、元々戦術的な決めごとが今年のチームにはそんなにない(プレッシングぐらいじゃないかな)だけに、同じ方向性を向いて戦えなくなる。勝てなくなるも道理かも知れない。

まあこの試合が初めてだった訳じゃない、出来不出来があったとはいえ、今までもそういう兆候は合ったと思う。ただ、それがより浮きだってしまったのがこの試合だったと思う。と言うのも相手が労を厭わずチームのために走り、ボールを繋ぎ、崩していくために、次の事を予測して、行動に移すことが出来る選手達の集まりだったから。もちろんチームとしての積み上げや整理されている部分の差もあるのだけど、今Fマリノスの選手達が出来ていない部分をヴァンフォーレの選手達が出来ているからこそ、個人の技術や経験に差があってもその差を埋めること、いや上回ることが出来ていたんだと思う。こういうのを目の当たりにすると、改めて僕はFマリノスの選手達が甘ったれてると思うし、本気でサッカーをしていないと、感じてしまう。

一つ一つのプレーを見ても、あり得ないミスを繰り返したり(ピッチに対応できないなんて下の下の選手がやること、弱いパスでインターセプトされてその次又インターセプトされるような弱いパスを続けるなんて頭おかしいんじゃない?)、利己的な判断が横行したり、チームに悪影響を及ぼすような態度を取ったり、緩い判断ばかりしたりと、今のチームにはチーム以前の問題がはびこっている。もちろんチームとしての問題点もきりがないほどある。でも、そのチームを構成する選手がそういう状態では外見をいじくっても根本的な解決にはならない。

もちろん選手だけではなく、監督に問題がある。確かにアタッキングサードでの質は低く、幅広い動きや技術で局面打開できるマルケスや坂田やジローの不在が痛いのはわかる。でも、それは言い訳にして欲しくない。チーム全体の問題を何とかなるだろう的に選手に任せると言う方向性とはいえ放置してしまって悪化させたのも岡ちゃだし、選手達がそういう事を任せた時、自覚を持って出来るかどうかを見誤ったと言うことでも岡ちゃんだ。個人的には選手の自覚を促すことは必要だとは思うし、こういう時期は長いシーズンどのチームにもあるとはいえ、一ヶ月勝ち星から見放されている事は責任はあるのかなと。

自信が戻れば、歯車が噛み合えば、怪我人が戻れば、開幕時のようなチーム状態に戻るかも知れない。でも、この試合を見ても岡ちゃんの最高の持ち味であったモチベーターとしての手腕は、マンネリによって効果を失い、甘えを排除するに至っていない。ましてや、攻撃に置ける意識付けや戦術的な引き出し、若い選手の育成に長けてるとは言えない監督で、チームの積み上げを期待できないのはこの4年間で分かっていることで言うまでもない。もちろん岡ちゃんにチャンピオンにしてもらったと言うことで非常に大きな恩があるし、実績は言うまでもなく素晴らしい。でも、本当に賞味期限切れというか考え所かも知れない。こういうゲームをさせること自体大きな問題であるし、それが岡ちゃんの元で起きてしまった訳で、名将と謳われた岡田武史の手腕はもうFマリノスでは価値のないモノとなってしまっていると言うことなのだから。これもプロとしてフロントがしっかりと判断して欲しいと思う。チームが死ぬ前に。

まあとにかく、この負けの意味を軽く捉えて欲しくないし、前を向く前に色々と考えて欲しい。昨日選手達だけでミーティングをしたみたいだけど、これで変われなかったら、本当にこのチームに先はない。甘ったれたチームとして、甘ったれたプレーを見せるだけになるでしょう。自分たちにはきついことだったり、意にそぐわないことだとしてもチームのためにしなければならないことを見極め、自覚して出来るのか。いつも通りに精神論に落ち着いちゃうんじゃないのかと言う不安は正直ある。でも、信じるしかないなら、信じましょう。裏切られるのも又人生だ。人生は甘くないですな。ふぅ。

ヴァンフォーレはとにかくおめ。勝利に値するパフォーマンスを見せたし、必然の勝利だと思う。全てに置いてね。これからもこういうサッカーをして、J1に新しい風を与えて欲しいなと。チームの戦術浸透度やフォアザチームな姿勢はもちろん、杉山新のクロスだったり、藤田や倉貫や林と言った個性ある選手達の技術など、魅力は沢山詰まってると改めて感じたし、何よりもそのアグレッシブな姿勢は怖さを感じるモノだった、キャプテンがなんと言おうとね(だからなめてるって思われるんだ、敗者に口なし、相手をリスペクトすると言うことをそろそろ覚えて欲しい。てゆうか自分の影響度を考えて欲しい)と言うことで今日はここまで。ココログ何やってんだ、上げれなかったじゃん。

*虎、6週間か、まあ起こっちゃったことはしょうがない。回復祈願に虎のシャツとタオマフを買ったよ、とにかくしっかり治して。

*功治が手術成功で退院して、リハビリをはじめたとか。本当に良かった。まだまだピッチに立てるまでは時間が掛かって苦しい時期は続くだろうけど、これで完全復活できたらいい。本当であれば今のチームには主体的にアクションを起こせて、マリでは数少ない局面打開できる技術を持っている功治みたいな選手がいて欲しくてたまらないけど、とにかく焦らず。少しずつ少しずつで良いから、今度こそ気持ちよくサッカーが出来る体になってくれ。待ってるよ。頑張れ。

*こういう時こそスタジアムに行きたいのに、それなりに忙しいから行けないのね。残念。サンフレ線は何とか行きたい。アマノッチや狩野はスタメンかな?マイクもスタメンあるかも?そういえば、左サイドはどうするんだろ。平野?塩爺?那須?幸宏?裕介?とにかく思い切って。頑張れ頑張れ。負けたって良いんだから、とにかく必死に思い切ってやれ。

*UCL、ネタバレ防止のため、今日夜UP予定。熱かったよ、とにかく熱かった。ドラマがあるね。リスは出てこなかったけど。ギジェルモ・フランコ、フォルラン、リケルメ……。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

April 25, 2006

大きな苦労の末のアップセット@J1 第9節 エスパルス vs レッズ

ごめん、こっちに先。前半の質を感じさせる切り替え早い攻防戦、後半の勝利への意欲を感じる水際の局地戦、どちらも非常に見応えのあるモノで、とても素晴らしいゲームだったから。が、あの黒いのは・・・・・。ゲームだけで充分熱いゲームだったのに、余計に熱くしてしまった感じ。

2006 J.League Division1 第9節

エスパルス 2-1 レッズ @ エコパ「大きな苦労の末のアップセット」
S-Pulse:23'マルキーニョス 25'チョ・ジェジン Reds:42'pワシントン

Super Soccer

エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、青山直晃、高木和道、山西尊裕、MF伊東輝悦、枝村匠馬、兵働昭弘(→83'和田拓三)、藤本淳吾(→60'杉山浩太)、FWマルキーニョス(→76'斉藤俊秀)、チョ・ジェジン

レッズスタメン:GK都築龍太、DF堀之内聖、田中マルクス闘莉王"DF→MF→FWの人"、坪井慶介(87'黄×2=赤)、MF鈴木啓太(→82'黒部光昭)、長谷部誠、平川忠亮(→46'内舘秀樹)、三都主アレサンドロ、山田暢久(→73'岡野雅之)、FWロブソン・ポンテ(試合終了後・黄×2=赤)、ワシントン

レッズは未だ負けなしで首位を快走中。攻守共に充実しており、悪い出来の試合でも勝ちに持ってくる力強さを感じさせる。シンジが戦列を離れた事で、この日は山田が中に入り、右に平川が入る。エスパはパフォーマンス自体はそんなに悪くないもののなかなか結果に結びつかないもどかしい展開。しかし、戦術的なまとまりや新戦力の活躍などポジティブな部分も目につく。メンバーはほとんど代わらず、右サイドに市川がスタメン復帰したぐらいか。

前半
両チームとも調子の良さを感じさせる滑り出し。非常に切り替えが早く、又キレのあるプレーをする選手が多い印象を受ける。対等に攻め合いチャンスを作り合うという流れの中で、レッズはポンテが巧みなテクニックで持ち込みアウトサイドでボールを入れたり(ワシントンには合わず)、序盤から好パスを連発していた長谷部→今日もキレのあるアレックスというラインが開通して左サイドからの攻撃が目立つ。それに対してエスパは、切り替えてからのボールの繋がり、前線のボールの収まりが非常に良く、速い攻撃が出来る素地が整っていて、そこに兵働・枝村・藤本が柔軟に動いてボールに絡み、チャンスメイクする形が目立つ。どちらも充実。

そんな展開の中でペースを引き寄せたのはエスパ。相手の攻撃を何とか凌ぎ、そのセカンドボールを繋ぐ意識も合ってかしっかりと自分たちで支配できたことで攻撃にスムーズに移る。そうなるとアレックス・平川が守備に回らざるを得ず、両サイドを低い位置に押し込める。そして相手の隙を突く形でエスパが実を得る。

ポンテがエスパのアプローチに下がりながら倒れるが、笛ならず。セルフジャッジでボールを持ってしまったことでハンドの判定となり、抗議していると、その隙にクイックスタート、藤本→兵働→マルキでレッズディフェンスを置き去り、堀之内が後ろから何とか食らいつくモノの、凌ぎながら前進したマルキがそのまま落ち着いてゴールに流し込んだ。レッズはリーグに置いては初の先制点を許す展開。

すぐさまレッズは反撃に出るが、それも凌がれて2分後、右サイドでトゥーリオのアプローチをかわした兵働が左足でまっすぐ飛ぶクロス、そのボールを見越してプルアウェイでマークから外に逃げたチョ・ジェジンが胸でトラップ、ワンタッチを挟んで、苦しい体制ながら右足で叩くと絶妙のコースに転がって都築の手をすり抜けポストに当たって決まった。こんな事も出来たのか、と言う感じの柔らかく、又素早いシュートまでの流れが光ったゴール。で、どちらのゴールにも言えることだけど、両方ともトゥーリオがオリジナルポジションである3バックのセンターにおらず(1点目は自チームのマイボール時にファールを取られ、そこでクイックリスタートされて戻りきれず。2点目はアシストとなった兵働へのアプローチに右サイドに出ていた)、カバーが利かない状態となっていたのをうまく突いた形だったのかなと。1失点目はトゥーリオがオリジナルポジションにいれば防げた点だったかも(2点目は堀之内のマーク&目測ミスかな)

この2ゴールで完全に勢いに乗ったエスパは、相手の隙を突くことに非常に冴えを見せ、兵働が相手が壁を作っている間に直接狙って都築を脅かしたり、セットプレーからチョ・ジェジンが惜しいチャンスを迎えたりとゲームを支配する。このまま前半を終わりたいところでしたが、ここで劇場開幕。

左サイドから放り込まれたボールに対してエスパディフェンス陣がはね返したが、ワシントンに対して山西が競り合いの後に押した?と言う判定で今日の主審・家本氏がPK判定。これをワシントンがしっかりとGKの読みを外して決めた。エスパは良いペースにだったが、微妙な判定に水を差された形で前半を終えることになった。レッズにとってはその判定の正否はどうあれ、良い時間帯に一点返せた。結局、2-1で折り返す。

後半
開始時にレッズは平川に代えて内舘を投入。その内舘がディフェンスラインに入ったことで、トゥーリオがボランチ、長谷部がオフェンシブハーフと一枚ずつ前に出て、山田が空いた右サイドにずれる形となる。「負けてるのに何故に内舘?」と思われた方も板かも知れませんが、この采配が攻守両面に置いて非常にポジティブな効果を生み出すことになる。

この采配の効果はトゥーリオを後ろ髪引かれることなく攻撃に出させる自由を与え、又常に3(DF)+1(鈴木啓太)で相手の切り替えの早い攻撃に対応できる安定をもたらすというモノ(それだけトゥーリオというのは諸刃の存在って事です、上に書いたけどいて欲しい時にいないディフェンスなんて意味がない)これによってバランスがぐっと良くなり、完全にゲームを支配。長谷部が高い位置のポジショニングが活きて、右サイドで局面を打開してチャンスに繋げ、トゥーリオは持ち前の攻撃センスと高さでチャンスと見るや良質のパスで攻撃を作ったり、ポジションを最前線に上げてハイボールにおいて強力なヘッダーとして存在感を示す。エスパは前半のようにセカンドボールを拾って早い切り替えを伴う攻撃に出たかったが、飛ばし気味で前半のような活動量を維持できず、又相手の非常に強い圧力に屈する形で時間と共に良い攻撃に繋げられなくなってしまう。

アレックスのドリブルシュート(エンドライン際までキレのあるプレーで切れ込み近距離シュートもDFのブロック)、CKからの堀之内のヘッド(強烈に叩かれて決まったかに思われたが西部のスーパーセーブに凌がれる)、長谷部が右サイドのスペースで受けるとそのまま中へ突進、流し込まれてワシントン(わずかに届かず、本人ポスト直撃)、そしてワシントン→アレックスで完全に崩して(素晴らしいランニングと意思疎通のコンビ)1vs1のチャンス(が、西部の飛び出しに対して倒れて、PKかと思われたがシミュレーション判定。微妙だけど、バランス裁定の匂い)など恐ろしいほどの猛攻に合うエスパ。何とか水際で耐えるが、それでも時間が進まない。

そんな展開の中で、健太監督はまず体調不良も伝えられていた藤本に代えて杉山浩太を投入、中盤の再活性化を狙う。しかし、トゥーリオがポジションを上げてきたことで枚数的に苦しくなると我慢を経て残り15分で斉藤をマルキに代えて投入、対トゥーリオ用のマーカーに。岡野の投入で左サイドを突かれる形が目立つようになると疲れの見える兵働に代えて和田を入れてそこを塞ぎながら前に出て行く"セックスバック"形に。気になるところをことごとく修正していく形で何とか時間の経過を待つ。

一方的に攻め立てながらも決定機をモノに出来ないレッズも黒部を鈴木啓太に投入して更なる総攻撃シフトに。しかし、その黒部は存在感を示せず、相変わらず決定的チャンスで枠を捉えられず、猛攻も実らない(迫力と効果という面で中身のあるパワープレーだった。差し迫った後は雑だったけどサイドからと言う意識は徹底されていたし、長いボールに対してワシントンやトゥーリオが競った後ということを見越してポジションの意識も持っていた)結局後半45分ほぼ守勢という中で、エスパ守備陣が最後まで集中力切らさず耐えきって金星を挙げた。レッズは公式戦17戦ぶりの黒星とのこと、もちろん今シーズン初黒星。

黒い人がやったことはある程度スルーしましたが(じゃなきゃ書けない)、とりあえず良いゲームでしたね。上にも書いたけど、よりサッカー的にパフォーマンスを出し合った前半と力の勝るモノと劣るモノの互いに必至のつぶし合いな後半は全く色の違うモノでしたが、互いの良さというか「強さ」を表すモノだったし、勝負としても非常に見応えのあるモノでした。

で、レッズの方としては初黒星となったわけですが、プレーの内容としては決して悪くなく、この負けにも相変わらず強者の匂いを漂わせていたのではないでしょうか。これまでは必ず先制して、相手が前に出てきたところでとどめを刺すという形で連勝をしていたわけですが、この日はエスパの勢いに押され、ビハインドを負ったことでそのパターンに持ち込めなかった。それが敗因だと思いますが、そんな劣勢の中でも各選手の高いパフォーマンスを見せていたのも事実で、アレックスや長谷部、ポンテなどは高質のプレーを見せていたし(長谷部は後半パワープレー中心になるまで素晴らしい存在感、若かりし頃のヒデを見るよう。広い視野、鋭いスルーパス、高い推進力)、後半の猛攻ぶりは結果に繋がらなかったモノのあの迫力はまさに「強者」としての威厳があった。この一敗はこのチームの評価を下げるものではなかったのかなと。勢いが下がってくれたことはありがたいけどね。このあとどうなるだろう?

そしてエスパ、GJ!!!!!!!!!!前半の質の高さはこれまでのクオリティを証明するモノだったし、今シーズン一番の出来だったのではないでしょうか。守から攻への意識の高さ(速さはもちろん、繋ぎの意識も高かった)、そして各選手がチームの役割をこなしながら自分の色を出す形は勝者にふさわしいモノだったかなぁと。中盤、FWはそういう意味で素晴らしいパフォーマンスだった。特にFWはよく走って前で起点を作ったし、決定機をモノにしたという意味で高評価、貢献度高い。もちろん中盤もよく走ったけどね。で、後半はガス欠気味になりながらもディフェンスがとにかく踏ん張った。確かに運に恵まれた部分は多分にあるけど、それ以上に体を張り、マークを怠らず、集中力を保ち続けた。だから、この勝利に繋がったわけで、チーム一丸の勝利だったのかなと。

で、黒服の人ね。悪い意味でゲームを加熱しすぎた感はありましたな。判定基準とかはもう語るに値しない。で、自分の適当な判定を棚上げして有無を言わさずピッチの神に出もなったような振る舞いをしたことで、選手を逆なでしていた感じだった。これに関してはレッズにもエスパにも同情しちゃう。てゆうか、ポンテが怒るのも分かる・・・・。カード出せばいいってもんじゃない。

と言うことで本当は試合当日に上げたかったんだけど、ノースロンドンダービーとFAカップを優先して、日曜日はあれだったんで。そんな結果遅くなりましたと言い訳を付けて今日はここまでっす。

*よい子も見れる上品なブログなので、セックスバックなんて口が裂けても言えません(笑)厳密に見ると、和田はサイドハーフに入ったんじゃないかな?単に岡野のマーカーでディフェンス登録なだけで。

*あーあ、アーセナル……引き分けか。まあ試合消化数が違うからまだ望みはあるけど、勝ちたかったねぇ。若い選手が出るとさすがにクオリティが下がっちゃうのはどうしようもないのかしらん。しかし、厳しいスケジュールだよね、手を抜きたくても抜けない状態なのに、コンディションも考えなきゃいけない状態。仕方ないと言ったら仕方ないのかな。これでCL負けたら泣くに泣けない。それにしてもアンリ様々、あのアウトサイドシュートは芸術。ファーストタッチからシュートまでが速い!で、キャリック、ピー

*FAカップの方は、何となくチェルスキらしくないなぁーと思った。というより、ちょっと弱くなってる感じかな?まあ相手がリバポというのもあるのだけど、カウンターとか、守備とかあれだけやっていたタスク徹底が曖昧になっていて、並のチームになってる感じ。まあモチベーションもあるんだろうけど・・・。ルイガルお見事、シュートって簡単に入っちゃうんだなぁって思った。

*てゆうかユーヴェがやばい、ほんとにやばい。勝ち点差3。empateワロス。全員クビ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 24, 2006

4月23日の徒然とした感想。

はい、負けましたー。ピッチで表されたパフォーマンスはぜーんぶヴァンフォーレの方が上回ってましたよ、間違いなく。だから、最後は神様がFマリノスに罰を与えたんじゃないかな?このサッカーでは勝ち点には値しないって。レポート?書く気しなーい。

で、色々思い返してたら、自分が書いたログの中で良いのを見つけた。だから、コピペ。

しかもずーっとこんな状態が続いてる。理由は様々、中身も様々、結果も様々、でも本質は何も変わらない。

惰性と怠慢と妥協にまみれたサッカーで何が出来るよ、何が生まれるよ?自信というファクターがなかったら出来ない?甘えんなよ。

頭動かせ、もっと考えろ、もっと感じろ、次の予測しろ、気を利かせろ、自分から動き出せ、出てこなかったらキレても要求しろ。選手個々が出来ること、いや、すべきことはもっとあるはず。

惰性と怠慢と妥協にまみれて(LooseBlog /Oct 23.2005)

Anzai

動かないパスターゲット、弱いパス、濡れただけでぼろぼろになるボールタッチ、目的意識のないビルドアップ、責任回避のロングフィード、むちゃくちゃ頭の悪い判断、セルフジャッジ、ジャッジに我を失いプレーの集中を切らすキャプテン、相手を軽視した緩いマーキング、相手へのリスペクトを感じない緩慢なプレー、目減りする運動量、そして切れる集中力………。

惰性、怠慢、妥協、何も変わっちゃいない。緩いプレーも、甘っちょろい意識も、許されないプロの世界の選手なのだから、この失敗は繰り返してはいけないはずなのに……。

とにかく、目を覚ませ。名前や実績だけでは勝ち点は獲れないよ。自分たちがしっかりとサッカーにプレーして、初めて勝ちは取れるモノ。そのための苦労を惜しんで、楽しても勝てないよ。

自分たちが強いという過信も、糞みたいなプライドも、怠惰で妥協にまみれた甘えも、もういらない、見たくない。よりはっきりしたイメージで、それに必要なことを示し、しっかりとトレーニングして、どの相手の時も相手をリスペクトして、最後まで走って、必死で戦ってほしいなと。当たり前のことから、はじめませんか?

監督云々に関しては……まあこの試合のレポートの時にでも。まあ普通なら、ね。

ショックすぎて画像もズレるっちゅうねん。まあいいや、明日はちゃんとやります。そんなにいらいらするなら見なきゃ良いのに……と言われる始末、確かにその通り。と言うことで、今日はここまで。

*エスパ-レッズも書いてあります。そのうち上げます。すぐあげろって?雰囲気違うじゃん?

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 22, 2006

冴え渡る世界一の腕@J1 第8節 アントラーズ vs エスパルス+まとめ

あーあ、又金曜日なのに前節のこと・・・。まあいいやね、締まらないからね。

2006 J.League Division1 第8節

アントラーズ 3-1 エスパ @ カシマスタジアム「冴え渡る世界一の腕」
Antlers:41'田代有三 68'新井場徹 89'深井正樹 S-Pulse:19'マルキーニョス

Super Soccer

アントラーズスタメン:GK小澤英明、DF内田篤人、大岩剛、岩政大樹、新井場徹、MF青木剛(→37'田代有三)、増田誓志(62'黄×2=赤)、小笠原満男、本山雅志、野沢拓也(→64'フェルナンド)、FWアレックス・ミネイロ(→87'深井正樹)

エスパスタメン:GK西部洋平、DF森岡隆三、斉藤俊秀、高木和道、山西崇裕(→75'岡崎慎司)、MF枝村匠馬(→70'山本真希)、伊東輝悦(→77'杉山浩太)、兵働昭弘、藤本淳吾、FWマルキーニョス、チョ・ジェジン

序盤から積極的なプレー姿勢で主体的なサッカーを展開する両チーム。安定、そして効果的なポゼッションから互いの色を出し合う中で、最後の部分で守備が踏ん張ると言う展開。

その中で、先手を取ったのはエスパ。鹿島にミスが出て少し流れを引き寄せたタイミング、カウンターからマルキがドリブルで中盤を切り崩し、そのまま距離があるところからミドルシュート。低く抑えられたシュートは抜群のコースに飛び、小澤凌げず先制点。うーん、マルキ。

この先制点の後も、展開としては両チームのハイレベルな中盤が主体性を持って攻め合うが、先制点もあり流れとしてはエスパの方にあったかな?その様な感じで時間が経過、そんな中で前半終了間際にアウトゥオリが動く。サイドである程度攻撃が作れていた事を見越してか、ボランチ青木を削って長身のFW田代を投入。早い動き。そして実っちゃう。

左で攻撃を作ると、新井場がファーにクロス。それに合わせたのが、その交代で入った田代。山西の死角から出て、ボールの入ってきた瞬間にすっと頭を入れて先にボールに触って、ゴールに押し込んだ。神采配。前半は1-1。

後半に入ってもどちらも攻め合い、チャンスを作るアグレッシブな展開は続くが、次のゴールがなかなか生まれない。そんな中で、62分に増田が左エンドライン際で兵働に対して蟹挟みタックルでなぎ倒してしまい2枚目のイエローを受けて退場となる。数的不利を負った鹿島は、すぐさま野沢に変えてフェルナンドを投入し、バランスを崩さずに前への脅威を保つような狙いを定める。数的優位であるエスパが攻めるシーンは多かったモノの、采配の妙、それに対応する選手達のバランス感覚が非常に良かったことで、数的不利を感じさせず。

そして、数的不利の鹿島が追加点をあげてしまう。左サイドの新井場が持ち上がって田代へ、キープからクロスを上げると高木和道が目測誤りクリアミス、これが大外に入ってきていた本山の所へこぼれる。本山はこれをダイレクトで折り返し、最後は流れのままセンターに入ってきていた新井場が押し込んだ。ミスが絡んだモノの、新井場のゴール前まで入ってくる積極性はもしかしたら数的不利が読んだモノだったのかなぁと思ったり。

結局エスパも反撃に出たモノの雑な攻めに終始し、鹿島のラインに脅威を与えきれず。逆にカウンターからまたもや途中交代の深井に抜け出されて失点。最終的なスコアは3-1。冴えまくった采配の前に好調エスパが屈した結果となりました。鹿島はこれでホーム150勝、J最速。

両チームが高いところでせめぎ合っていて、非常に面白いゲームだったわけですが、その中で差となったのが監督の采配と言うことになるのかなと。危うくなりそうな所を鋭く察知し、迷いなく選手を送り出して危機を避けるどころかその選手達が次々に良い働きをすると言うアウトゥオリの神懸かり的な采配は見事としか言いようがないですな。

しかし、采配だけが素晴らしかったわけでなく、アウトゥオリ監督が褒めた通り交代で入った3選手が状況をしっかりと捉えてゲームの流れに乗ったことも素晴らしかった。アウトゥオリがいくら早い危機察知と決断が出来ても、選手達がゲームの流れに乗れなかったら活きてこないし、すぐに効果を現せなかったら素早い判断もあまり意味を成さない。そういう意味で彼らが色々な側面で期待に応えたという事は、監督が賞賛するに値するということなんでしょう。特にフェルナンドは難しい状況の中で(彼自身のコンディション的にも、ゲームの展開的にも)とても柔軟な状況判断でつぼを押さえたプレーをしていたのが印象的。

エスパの方は、悪くはなかった。というか前半は非常に良かったと思うけど、決定機を逃して、アドバンテージを広げる、突き放すということが出来なかったのは痛かったかなと。まあ出てきそうなネガティブなポイントを次々と埋められ、逆にポジティブな効果を生み出されてしまって、選手達も対応しきれなかったと言うのがあるから、エスパが悪いと言うより鹿島が良かったとしか言いようがない部分もあるけどね。

どちらも位置づけとしては、トップグループ(レッズ、ガンバ)を追う立場だと思うのだけど、チームとしての質という部分に置いてはこのゲームを見ても、決して劣っていないと思う。結局レポートは出来なかったんだけど、ガンバ-鹿島の中盤のせめぎ合いを見ても、チームとして差があるようには見受けられなかったし、それはエスパにしても一緒だと思う。後はいかに(特に勝負を決める)個の差を埋める術を持つかと言うことなのかなぁと。で、今週エスパがレッズを迎え撃つわけで、ここまで見せている組織的なクオリティの高さがレッズをどこまで苦しめるのか、というのはとても楽しみですな。

ではその他の試合。
レッズ 3-0 パープルサンガ@埼玉「締め直された兜の緒」
Reds:55'長谷部誠 72'&84'ワシントン

セレッソ 0-0 アビスパ@長居「断ち切れない負の流れ」

トリニータ 3-2 ヴァンフォーレ@九石ド「松橋覚醒」
Trinita:37'&82'松橋章太 58'pオズマール Ventforet:46'倉貫一毅 86'宇留野純

FC東京 2-3 ジェフ@味スタ「アピール、アピール」
FCTOKYO:61'pルーカス 69'赤嶺真吾 JefUnited:9'&31'巻誠一郎 55'クルプニコビッチ

アルビ 2-1 グラ@ビッグスワン「修正の跡」
Albirex:27'鈴木慎吾 83'海本慶治 Grampus:60'本田圭佑

ふろん太 3-1 アルディージャ@等々力「オレンジハンター」
Frontale:62'箕輪義信 66'ジュニーニョ 78'原田拓 Ardija:78'藤本主税

ジュビロ 3-0 サンフレ@ヤマハ「出された答え」
Jubilo:1'鈴木秀人 19'&89'太田吉彰

Fマリノス 3-4 ガンバ@日産「現状に置ける力の差」
F.Marinos:26'大島秀夫 40'松田直樹 74'狩野健太 Gamba:16'&44'マグノ・アウベス 71'二川孝広 82'前田雅文

しかしレッズは負けねぇな。スタジアムに行く前に前半だけ見て、「ん?」って感じだったけど、締め直して一気に3発だもんなぁ。アレックスはキレてるし、長谷部も良い、ワシントンは決める。本来主役級のシンジ(時間掛かりそうみたいね)やポンテが余り力を発揮しなくてもこれじゃあねぇ。失点も少ないし。困った困った。

で、ジュビロ-サンフレのレポートで小野監督の辞任はやったけど、同じタイミングでセレッソの小林監督も解任に関してはやってなかったので、ここで。いつでもどこでもこういう監督人事の判断というのは難しいもので、絶対的な答えはないのだけど(基本的にその跡の監督の善し悪し的な結果論で語られるモノだし)、小林監督に関してはちょっとかわいそうだったかなぁと。

低迷した理由としてはファビーニョと久藤の穴を埋めきれず、序盤にライバルに簡単に回復できないような大ダメージを喰らった事というのが上げられると思うのだけど、これに関しては小林監督にはどうしようもないことだったのかなと。もちろん穴を埋めるためにピンゴや山卓、河村を獲ってきたけど、すぐに彼らがその穴を埋めれるかと言ったら否。選手の特性や能力面云々の前に、セレッソというチームは選手間の信頼レベルがチームの機能性に大きく関わってくる訳で、その信頼レベルは一朝一夕には出来ない。シーズン戦っていって成功例を積み重ねることでそのレベルが上がる。そういう意味でフロントは、シーズン開始当初の苦戦は織り込んで置くべきだったのじゃないかなと。

そんな中で結果は出ていないけど、守備に置いては修正されてきたし、このチームには戻るべき所がある事を考えたら、少しずつだけど上向く可能性もあったんじゃないかなぁと。なので、もう少し待っても良かったのかなぁと。まあ、8節終えて結果が出てない、これ以上は待てない、手遅れになる前に・・・という決断はわからないではないけどね。

まあどちらにしても監督を切るのは非常に簡単なこと。その後が大事になるわけで安易な判断は地獄を招く。後任の塚田氏は「立て直し」には実績があるだけにある程度は信頼が置けるのかもしれないけど、この判断はセレッソフロントの先見性を問うモノかも知れない。

うーん、ちょっとスランプ気味かも。タイピングが進まないよ。まあいいか、少しずつリハビリしますよ。と言うことで今日はここまで。UCLは空いたときにやります(って来週だから早くやらなきゃ)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 20, 2006

The first finals that were opened up with "Last" Highbury@UCL SemiFinal 1stLeg Arsenal vs Villareal

まず先に昨晩のゲーム。リスかわいかった。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 1stLeg
Arsenal 1-0 Villareal @ "Last Europe"Highbury
Arsenal:41'K.Toure

アーセナルスタメン:GKレーマン、DFエブエ、トゥーレ、センデロス、フラミニ、MFフレブ(→80'ベルカンプ)、ジウベルト・シウバ、セスク・ファブレガス、ピレス、リュングベリ(→ファン・ペルシー)、FWアンリ

ビジャレアルスタメン:GKバルボサ、DFハビ・ヴェンタ、キケ・アルバレス、アルソ、アルアバレーナ、MFタッキナルディ、マルコス・セナ、ソリン(→73'ホシコ)、リケルメ、FWホセ・マリ(→55'ギジェルモ・フランコ)、フォルラン(→90'+4'カジェハ)

このゲームがハイバリーのヨーロッパ最後の試合。そして初めての準決勝進出というアーセナル。何か因果を感じるような巡り合わせですな。そんなアーセナルのメンバーは、この1stLegは出場微妙と見られていたセスク・ファブレガスが何とかスタメンに名を連ね、レジェスを除いて(出場停止)ほぼベストメンバーと言っていい布陣で臨む。

対するビジャレアルの方は、今年のビッグサプライズ。グループリーグでユナイテッド、決勝トーナメント1回戦でリバプール、そして準々決勝でインテルを沈めての準決勝進出、もちろん初めて。エル・マドリガルでのインテル戦では結果だけでなく内容でもかなり押し気味に進めていただけに、勢いは最高潮(リーガは?とか言わない)メンバーの方は欠かせない選手であるセンターバックのゴンサロ・ロドリゲスとペーニャが出場不能。後は相変わらずヴィエラかな。それ以外はほぼこれまでのスタメンと同じ。

前半
可愛らしいフーリガンが抑えきれずにピッチに乱入しちゃうぐらい、注目の集まるこのゲーム(なごむなぁ、リス)

ホームと言うこともあり、出だしから前に出たのはアーセナル。狙いでもある手数を掛けない早い仕掛けが目立ち、そこからセットも含めて数多くチャンスも作ると言う感じの良い立ち上がり。左サイドのFKからトゥーレがゴール前の混戦からシュートを打ったり(枠をそれたり)、右サイドCKからファーにポジションを獲っていたセンデロスが後ろに流れながらのヘッドで狙ったりとゴールへ迫ると、その流れがゴールを結実。得意のテンポの速いパス回しから最後はショートレンジのスルーパスに抜け出したアンリが相手ディフェンスをすり抜け、落ち着いて流し込んだ。が、これはわずかにオフサイドでビジャレアルは肩をなで下ろす。

ビジャレアルの方はトゥーレのクリアミスからフォルランが長い距離ながら狙ったシュートからほとんど攻撃を形取ることが出来ず、シュートチャンスから遠ざかる。アーセナルの勢いをまともに受けて押し込まれるという印象。しかし、徐々に守り方がある程度定まったことで(スペースパスに対してターゲットとなる可能性の高いアンリやリュングベリをしっかりと捕まえる)守備が落ち着きを取り戻し、攻撃に置いてもゆったりとポゼッションをすることで自分たちのペースを取り戻し、少しずつ流れを押し戻す。今日のリケルメはそれなり。卓越したキープから数人をかわしてファールをもらったり、鋭いFKでレーマンの守るゴールを襲ったりと言った感じで、悪くはなさそう。

出だしのアーセナルの勢いが落ち着くに従ってゲームの潮目も変わる。緊張感があるのか、単純なミスが多くなって軽率なロストが増えるアーセナルに対し、よくボールを動かして隙をうかがうビジャレアルという展開に。しかし、神様はアーセナルに勝たせたいのか、チャンスはアーセナルに多い。セスクの突破からダイレクトパスでの局面打開をはかると、ディフェンスに当たってこぼれたセカンドボールにピレスが反応、ループで決まったかに思われたがこれが枠に収まらない。その後もCKから混戦が生まれてそこからセンデロス、ジウベルト・シウバと立て続けにシュートを浴びせるなどゴールまで後一歩と言う感じに。ビジャレアルも黙ってやられているわけではなく、リケルメのループパスをトゥーレが処理ミス(足滑ってるね、ミス多し)そこをフォルランが突いて、中に流し込んだが詰め切れず。どちらもゴールに近づき始め、いつゴールが生まれてもおかしくないような展開の41分、ようやくゲームが動く。

左サイドアンリのCKは一度はね返されるモノのもう一度アンリが拾うと、そこに合わせてフレブが内側に走り込み、斜めに切れ込んでゴールに迫ると速いボールを流し込む。このボールに反応したのはこの日不安定な対応の続いていたコロ・トゥーレ、一番手前で流し込んでアーセナルに待望の先制点。見事。

この後、リケルメの弾丸FK、ホセ・マリがペナでジウベルト・シウバに倒されたりしたモノの(ノーファール)、反撃したモノのゴールは生まれず。前半は1-0で折り返す。

後半
どちらも覚悟が決まったのか、非常にモチベーションを高めて、次のゴールを狙うと言う意志がはっきりと出た感じの出だし。アーセナルがらしいパス回しから最後はジウベルト・シウバのミドルシュートに繋げたと思ったら、ビジャレアルの方も中長距離でもがんがん狙っていき(マルコス・セナ、タッキー)、リケルメのCKにニアでソリンがすらせて中に流し込む(トゥーレがクリア)など、ゴールへの意欲が両チームに見える。

この鍔迫り合いを制したのはアドバンテージを持つアーセナル。徐々にポゼッションする時間が増えて、以前に戻ったかのように速いテンポのショートパスと躊躇のないダイナミズム融合し、非常に鋭い攻撃を展開。その中でも特に効果的だったのはこの日再三あった「逆オーバーラップ」(ライン際のキープに対して、内側に空いたスペースに飛び出して受ける感じ)。右サイドでのコンビでフレブ→エブエでビジャレアルディフェンスを崩し、アンリのシュートチャンスを演出(ゆるゆるとゴールに向かったが、アルソがクリア)

ゴールの欲しいビジャレアルはホセ・マリに代えてギジェルモ・フランコ、ソリンに代えてホシコを入れてリズムを変えに掛かるが、アーセナルが施した全体のコンパクトに圧縮したゾーンの中でなかなかリケルメがボールを触れず、攻撃のクオリティを上げることが出来ない。マルコス・セナの強烈なシュートがレーマンに凌がれた後は、アーセナルのカウンター的な攻撃に青色吐息となり、ファールで何とか凌ぐといった感じになっていく。

良いリズムの中でゴールだけが獲れないアーセナルは、フレブに代えてベルカンプ、リュングベリに代えてファン・ペルシーを投入して突き放しに掛かるが、ロスタイム5分含めてどちらもゴールを揺することはなかった。結局1-0、ヨーロッパの舞台に置けるハイバリーの有終の美を飾ると共に、決勝進出に向けて大きな足がかりを得た。

昨日の試合(これもやるよ。ただもう一回見てからね。眠すぎて全然覚えてない)に続いて、1-0。アウェーゴール方式のノックアウトラウンドに置いて、このスコアのアドバンテージは果てしなく大きい。相手にはアウェーゴールを与えず、自分たちがアウェーゴールを獲れれば、大きなアドバンテージとなり得るわけだから。エル・マドリガルでの2ndLegで一点でも獲れれば、ビジャレアルは3点が必要となるわけだけど、現状のアーセナルの(ヨーロッパに置いての)調子を考えたら、3失点するようなことは考えにくいだけに、突破にリーチを掛けることになると思う。それだけ意味のある"1-0"になったのかなと。

アーセナルは、求められる要素を完遂したと言っていいかなと。ゲームの全体的な流れを考えたとき、基本的にアーセナルにリズムのある時間が多かったし、速いテンポのゲームだったと思うけど、それは間違いなくアーセナルのゲームテンポだから、自分たちのゲームが出来ていたと思う。まあちょっと危なかった時間帯(序盤に一気に出て獲りきれずに、緊張感に今更襲われてミスが出始めた時)はやばいかな?と思ったけど、そんなときにアンリだったり、ピレスが良いプレーを見せて流れをつなぎ止めた事が大きかった。それとセスクが出れたことも多かったかな、存在感の大きくなっている選手だからいるいないではだいぶ違うと思うし。あそこに他の選手が入って機能性を維持できるかどうかは正直???って感じだからね。

タスクの部分に目を向けると、よりカウンター色の強まっている現在のアーセナルですが、以前からやっていた高速グラウンダーパス+後ろからのダイナミズムをうまく融合していたかなと。ビジャレアルがそんなにリスクを冒してこなかったこともあるのだけど、カウンター一辺倒にならず、柔軟に攻撃を使い分けていた事はとても良かったかなと。まあそんな良い攻撃が出来ていたのは守備がしっかりしてたから。リケルメ対策というのが結構注目されていたと思うのだけど、非常に積極的なラインコントロールでコンパクトなゾーンを形成し、そのコンパクトなゾーンの中で一枚多い中盤で相手を追い回すことで余裕を与えない。リケルメのボールタッチも後半は少なかったし、うまくいってたのは言うまでもない。守備からゲームに入るという方針転換はアーセナルの意志がよく見えた感じだった。

まあ結果としても、中身としても次に大きな自信となるゲームだったと思う。後は2ndLegを平穏無事に乗り越えられれば、決勝ですよ。

ビジャレアルの方は、アーセナルが良かったにしても狭いピッチと圧縮プレスに肝心要のリケルメが良い状態でボールに触れないのでは苦しいよね。リケルメ自体の調子はそんなに悪くないと思ったのだけど、いかんせんボールタッチの回数が少なすぎた。それに従ってかソリンの奔放な動きというのも少なかったし、何かかしこまっちゃったかなぁという感じ。ペジェグリーニも守りの采配を強いられて、ビジャレアルにとっては思い通りのゲームが出来なかったかなと。ただそういうゲームで、点差がついていない1-0というのは確かに悪くない結果かも知れない(ただ、大きなビハインドとは言えるけど)

次戦はタッキーが出場停止だけど、どっちにしても2ゴール以上が必要で前に出なきゃいけないのだから、吹っ切れたサッカーを展開してくれるかな?インテル戦のようなゲームが展開できれば可能性はないとは思わない。とにかくリケルメが活きてこないと。

アーセナル突破の確率は今のところ75%、ドーバー渡っちゃう?って感じかな?でも、エル・マドリガルで再びドラマが待ってる気がしないでも・・・。まあドラマ的には、「アーセナルがついに決勝」、がいい気がする。と言うことで今日はここまで(じゃないかも)

*しかしこのゲームのレフェリングは良くなかったね。ブラウツは流しすぎ、責任逃れ的なジャッジと言う感じだった。ジウベルト・シウバのPKのシーンとキケ・アルバレスの飛び込みタックルは正直赤でも・・・と言う感じ。でも主審が寛容な代わりに副審がシビアだった。アンリのゴールは凄い微妙だけど、オンサイドでもおかしくなかった。何となく温度差の感じるレフェリングという感じ。

*リケルメ、ユナイテッドという話が出るらしい。こういう余り大きくない規模のチームが躍進するとその後には必ずこういう話が出てくるね。しかし、ユナイテッドにリケルメねぇ・・・。後で、ゲームレポのリンクと一緒に張るつもり。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 19, 2006

余りに酷な神様@J1 第8節 ジュビロ vs サンフレッチェ

大きなニュースがあったので、予定を変えてこっちを先に(本当は鹿島-エスパの予定でした)うーん、やっぱり残念。でも開幕の時点で見えていたと言うことでもある・・・(サンフレのシーズンレビューで書いたポジションブレイクとそれに伴うリスクの話)前俊の才能さえ信じていればこんな事にはならなかったのに・・・(言いがかり)

J.League Division1 第8節

ジュビロ 3-0 サンフレッチェ @ ヤマハスタジアム「余りに酷な神様」
Jubilo:1'鈴木秀人 19'&89'太田吉彰

Super Soccer

ジュビロスタメン:GK川口能活、DF鈴木秀人、田中誠、金珍圭、服部年宏、MF福西崇史、ファブリシオ、太田吉彰、成岡翔(→83'名波浩)、船谷圭祐(→53'村井慎二)、FW前田遼一(→84'中山雅史)

サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、西河翔吾、吉弘充志、服部公太、MF高柳一誠(→78'前田俊介)、ベット、李漢宰(→46'桑田真一郎)、森崎浩司、FW上野優作、佐藤寿人

共に実力はありながら苦しい序盤を過ごしてる同士のマッチアップ。怪我人多数な状態により3-4-1-2から4-2-3-1にシステム変更したジュビロですが、そのシステムと人材起用のマッチングに答えが見つからず(誰のせいとは言わないが)、総じて不安定な戦いが続いている。しかし、徐々にその怪我人が戻り始め、この試合では福西、前田というチームの核となる二人が復帰、そろそろ上昇気流に乗りたいところ。対するサンフレは、更なる飛躍を目指して昨年までの強固で組織的なディフェンスと整理されたポゼッションサッカーに中盤の流動的な動きを取り入れて、攻撃力アップを狙いましたが、適切なバランスが見つからず成績不振に陥り、選手が自信喪失状態。これまでの7節全ての試合で先制点を許しているというカオス状態で小野監督の首も寒くなっている。この試合では戸田が出場停止、ジニーニョ、森崎和幸、ウェズレイが出場不可とやりくりも苦しい。

前半
神様は弱いモノいじめが好きなのか、いきなりサンフレに酷な状態を与える。開始直後のワンプレー。左からの大きなサイドチェンジで太田が良い状態でボールを持つと、そこに鈴木秀人がオーバーラップを掛ける。そこを素直に使うと、鈴木秀人がダイレクトでクロス。それが風の影響もあったのか、鋭い弾道を描いてサイドネットに突き刺さり、これが先制点。下田としては早いポジショニングと読みが仇となる形(本来は良いことなんだけどねぇ)これでサンフレは8試合連続の先制点ロスト。

不運な失点をしたサンフレは、積極的な姿勢を見せて李漢宰・服部と立て続けにシュートチャンスを得るがネットを揺することは出来ず。時間と共にジュビロは前田(遼一って書いた方が良いのかな・・・)のボールタッチが増えて、前にボールが収まるようになると、猛烈なフリーランが目立つ太田の存在が際だつようになり、それが追加点に繋がった。福西が中盤でセカンドボールをはね返し、今度はその浮き球を西河がはね返す。そんなやりとりで生まれたイーブンボール、それに対して少し中よりにポジショニングを獲っていた太田が素早く反応し、丁寧なファーストタッチからスムーズに、そしてスピーディにペナ前から強烈な一発が放たれる。これが下田の反応を許さず追加点。サンフレは厳しい、でもディフェンス何やってんの?甘々。

これでゲームの流れは完全にジュビロに。非常に積極的にプレッシングを掛け、各選手が長いランニングもいとわず攻撃参加をしたり、船谷と成岡がポジションチェンジをしたりと、多くの選手がボールに絡んでサンフレを押し込む。それに対してサンフレは両サイドバックが積極的に攻撃参加し、そこを使って攻めようとはしているモノの、サポートの少なさからジュビロの選手に囲まれてはボールを絡め取られると言った感じで、攻撃構築から悪循環。佐藤寿人は意欲的に動き出してボールを受けようとしているが、いかんせんまともな攻撃構築が出来ず、孤立しがちな状態で、一人で何とか出来る選手ではないとなるとどうにもならない。

30分過ぎからジュビロのミスが増えてきたこともありサンフレが盛り返し、インターセプトからショートカウンターからサイドバックがオーバーラップを掛けると言う形でチャンスを作ったモノの、最後の所ではクロス一辺倒でそれをはね返されてフィニッシュには繋がらず(終了間際の成岡のテクニックから右サイドを切り開きファーへクロス→船谷ダイレクトで優しいスペースパス→福西が追い越して折り返し、と言う形は非常に美しく、又ジュビロらしい遊び心も含んだ良いプレーだった)結局前半は2-0で折り返す。

後半
後半頭から李漢宰に代えて桑田を投入、小野監督はセカンドボールに対しての意識を高めて送り出した模様。積極的な姿勢で攻撃回数も多いが、相変わらず深い位置まで持ち込んでも駒野や服部のクロスがはね返されとなかなかフィニッシュに繋がらず、惜しかったチャンスは森崎浩司のFK(→西河ヘッド合わず)、駒野→高柳で右サイドを破ってクロスがファーまで、森崎浩司が左足で合わせた(抑えることが出来ず枠外)ぐらいとゴールが遠い。

そんな中で山本監督は早いタイミングで船谷に代えて村井を投入。その交代の効果もあってか、速い攻撃も出始めたり、少ないタッチの繋ぎから連動した動きが見えたりと流れを押し戻す。村井はスタメン落ちという刺激が功を奏したか非常にキレがあって、エンドライン際深くでのらしいプレーや成岡の決定機を演出するなど(カウンターの展開から成岡の飛び出しを良いフィードで使った、成岡はループシュートでゴールを狙ったが、ここは下田が何とか凌いだ)実効性の高いプレーを見せた。

ビハインドを負っているのにジュビロに攻め立てられる時間が長く続いていた状態のサンフレは、30分過ぎにようやく前俊を高柳に代えて投入(遅いよ、遅すぎ。せめてもう10分早くて良かった)その前俊はトップ下に入って、ボールが入ると卓越したテクニックからの仕掛けを見せるが、それもジュビロの守備を揺さぶるぐらいで破るには至らない。ジュビロの方は名波、中山と立て続けに投入し(下がったのは成岡、前田)、ゲームを締めに掛かる。ロスタイムには右から左へアタッキングゾーンでボールが動き、名波のキープから太田へと繋がって、うまいファーストタッチで前を開いて3点目。太田はこの日2ゴール。結局3-0でジュビロが上昇気流を生み出しそうな快勝となった。

ジュビロとして開始早々のラッキーゴールで波に乗って一気にゲームを決めたという感じかな。まあ結果やパフォーマンスの質は置いておいて、色々とつっこみ所の多かった選手起用がようやく落ち着くところに落ち着いたことはジュビロにとってとても大きいことなのではないでしょうか。システムの特性上トップ、そしてトップ下に求められる要素と噛み合わない選手の起用を続けていた訳ですが、そこに前田・成岡という一つの答えが示された事で、ようやくそのシステムの特性が活きるようになったかなと。又、怪我人が戻ってきたことで以前から続けていた3-4-1-2への回帰も可能となり、オプションにもなるだろうし。まあそれを使いこなせるかどうかと言うと又別だけどね。

で、サンフレッチェは良かったときの断片が見えたぐらいで、カオスな状態を打開することは出来ずに力無くその波に飲み込まれてしまった。結局小野監督は火曜日に辞任という形に追い込まれてしまった。

正直監督だけの問題でもないと思うけど(選手達の自信の欠如、パフォーマンスの低下も著しいからね。玉際弱すぎ、反応悪すぎ)、こういう状態に追い込まれてしまった以上、チームには何かしらの刺激が必要となっていて、そして手の打てるやり方と言えば監督交代という外部刺激と言う方法しか残されていなかった。だから、仕方ない部分もあるのかなと。まあこういう形になってしまいましたが、小野監督がここまでやってきた仕事は非難されるモノじゃないし、決して間違った方向に進んでいたわけでもなかった。個人的に小野監督の手腕はある程度認められるべきだと思う。ただ、今シーズンは一つの歯車が狂ったことが悔やまれる。

この失敗を考えるとき、今年の新しいコンセプトの未消化というのが大きな要因なのは明白。ポジションブレイクによる更なる攻撃の厚みや変化を求めた方向性は、昨年佐藤寿人というエースを抱えながら得点力不足に悩まされたことを考えれば間違っていたわけじゃない。でも、そのオフェンシブな姿勢を支えるものがないままの見切り発車となってしまったこと(いや、堅守というモノはあったのだけど、その堅守がいかにして築かれていたかというのを勘違いしてしまったのかも)で、その穴だけを広げるだけの施術となってしまい、抱えきれないリスクに沈んでいったという感じかなぁと。

難しい問題でどうやればうまくいくという事は言えないけど、リスクを冒すという中で成功より失敗が多いことを考えた時、そういうことを考えてリスクをコントロールする、賄う術を持つ必要性があったと思う。世界的にリスクを冒すことが是という風潮があるけれど、その裏にあるリスクを計算できなければ、崩壊への序曲となると言うのを改めて体現した事になったということかなと。それは現在成功しているチームを見れば逆説的に見えることでもある。小野監督も何とか守るという手法さえチームに作れれば、ここまでの崩壊にはならなかったと思うから、そういう意味では小野監督の見込み違いがあったことは否めないけどね。

とにかく、小野監督はお疲れ様。てゆうかジュビロはこれで又山本監督の首が太くなったという感じなのかな。てゆうことは、選手のパフォーマンス以前にジュビロ復権の鍵は山本監督のブレイクスルー?何となく勝ちは嬉しいけど、複雑な感情を抱く人がいそうだなぁ。まあいいか、と言うことで今日はここまで。やべ、始まっちゃったよ、UCL。セレッソの方はどうするかなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 17, 2006

現状に置ける力の差@J1 第8節 Fマリノス vs ガンバ

まあどう表して良いのやら。若手の可能性が見えた事やこれだけ主力が欠けていてもこれだけの勝負ができた事、スタジアムもヒートアップして一体感というか雰囲気が良かった事。こういう要素を鑑みた時、良いゲームだったかなぁと(期待値が低かった事もあるけど)しかし、ガンバは強かった・・・、試合をこなすごとに良くなってる。ゼロックスの時とは雲泥。そんなチームに対して相手の得意な舞台で戦っては難しかったかな、惜しかったけどね。

2006 J.League Division1 第8節

Fマリノス 3-4 ガンバ @ 日産スタジアム「現状に置ける力の差」
F.Marinos:26'大島秀夫 40'松田直樹 74'狩野健太 Gamba:16'&44'マグノ・アウベス 71'二川孝広 82'前田雅文

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵"思案所"(→74'那須大亮)、中澤佑二"こういう時もあるさ"、MF河合竜二、田中隼磨、ドゥトラ、吉田孝行"良くなったと思ったら出停かよ"、平野孝(→68'狩野健太"君は何かを持ってる")、FW久保竜彦、大島秀夫(→83'ハーフナー・マイク"祝・Jデビュー")

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DFシジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF橋本英郎、遠藤保仁、加地亮、家長昭博、二川孝広、FWフェルナンジーニョ(→70'前田雅文"君も何かを持っている")、マグノ・アウベス"嫌い、大嫌い!何点取るんだよぅ゜・(つД`)・゜・"(→89'播戸竜二)

リーグ戦では今季初のナイトゲーム。強い風が吹き荒れる中、少々肌寒かったかな。そんな天候でしたが今週のメインマッチと言えるカードなだけに30000人近くの観客を集めた。で、このゲームに向けて両チームの状態に目を向けると、正反対と言っても良い。Fマリノスの方は主力の多くが離脱してスクランブル状態、ナビスコで流れは断ち切ったモノのリーグ戦に置いてはここ3試合勝ちなしと消して良い状態ではない。逆にガンバは、明神の離脱はあったモノの、着実に新加入選手を含めたサッカーを進化させ、ここのところ公式戦6連勝。マグノも封印が解けてから7ゴールと爆発中。過密日程などネガティブなエクスキューズはあるものの状態としてはとても良いと言える。スタメンに目を移すと、Fマリノスの方はナビスコからDFラインを開幕から続けている勇蔵センターの並びに戻し、中盤の構成を変更。アンカーに河合、前目に平野と吉田。トップには久保と大島が入る。対するガンバの方は、ACL大連戦から一人の変更。裏を狙う動きの多かった前田から、二川がスタメンに復帰。現状でのベストメンバーかな。

前半
積極的にプレッシングを掛けて、序盤から前への姿勢を強く見せるFマリノス。その姿勢が現れるように開始早々、右サイドオーシのポストから隼磨が深くまで切り込んでクロス、久保の裏に入ってきた平野がヘディングシュート、激しいゲームの幕を開く。が、ブラジリアン・トライアングル不在でどうしてもスムーズな攻撃構築が出来ず、その後はフィニッシュに繋げられない。

ガンバの方はと言うと、序盤こそ積極的なアプローチにリズムが掴めなかったモノの、二川→フェルナンジーニョと浮き球で繋がり、最後は最前線に飛び込んだ遠藤がテクニカルな浮き球処理からボレーシュート。らしい縦のポジションブレイクで形を作る。このプレーで余裕が生まれ始め、本来の形に加え、スペースへの飛び出しなどが冴え、攻撃にリズムが生まれる。特にマグノの存在感を利用しがら、スペースを突くという形がうまく機能。二川の突破に対しては何とかマツと勇蔵がペナ寸前の所で食い止めるが、両サイドのスペースを突かれる事に関しては対抗策が見つからない(これに関しては後で)

結局この流れを押しとどめる事が出来ず、ガンバに先制点が生まれる。二川が下がってボールを受けると、つるべのように遠藤がバイタルエリアに入り込み、その二川からボールを受ける。この時点で遠藤にアプローチにいける選手がおらず(勇蔵は行ってたけど不十分)中澤がボールホルダーと外側でパスを引き出そうとするマグノを見る事になってしまい、結局引きつけられるだけ引きつけられてマグノに絶妙のラストパス。マグノは強烈なシュートをニアサイド上に突き刺して先制点となった。

二川と遠藤の縦のポジションチェンジで完全に中盤を通過させられた時点で勝負ありだったかな。河合は下がっていった二川をケアしていたけど、そこで空けたスペースを埋める選手はいない。と言うのも、この日は吉田も、平野も前に意識が向いており、カバーと言うよりもアプローチでボールを獲るという意識が強かったし(これはチーム全体の総意のはず)、DFラインが連動してそのスペースを埋めるべき所でポジションブレイクして前に出るべきだったのだけど、そこで危機察知が遅れて強いアプローチにいけずアリバイ的な守備になってしまった(マグノ・フェルの存在が大きな重しになっていたのかなと)。結果、バイタルエリアでヤットが半分フリーとなった。対応次第では止められない失点ではなかったけど、複雑な対応において脆さの残る勇蔵がセンターでは仕方ない失点だったかな(これに関しては後で)。でも、この失点が佑二にそこはかとないダメージを与えた。

これでビハインドを負ったFマリノスは反撃に出たいところでしたが、相変わらず攻撃構築に苦しみ、まともなチャンスが生まれない。しかし、相手の弱点を突いて、一発のチャンスを掴む。久保が左サイドに流れて起点を作ると、そこに合わせてドゥトラがオーバーラップ。久保のチップキックパスでそのオーバーラップが使われて(これはうまかった、コースがなかったからね)、ドゥトラは早めのタイミングで中へセンタリング、これをオーシがDFと競り合いながら(山口かな?)高さで上回ってヘッド!これが決まって同点、同点。完全に崩した訳じゃないけど小さな穴を作ってサイドを突き、高さに置いてアドバンテージがうまく活かせた形でした。

このゴールでゲームが一気に活性化。ガンバは再びギアを入れ、マグノのスピードと存在感を活かす形でスペースを突く事を狙い、Fマリノスはオーシや久保の高さを活かしてハイボールのセカンドボールを狙う形と共に、吉田・平野が繋げない事を見越して積極的に最前線へ飛び出すなどボールを引き出そうとする(これはとても良かった、自ら状況を見て考えるという事が出来ていた証拠)そんな攻め合う展開の中で、次のチャンスを生かしたのはFマリノス。左サイドのCKからニアサイドをマツが空けて佑二が飛び込むという形で狙う。これははね返されるが、その形でペナ外に出ていた(空けてそのまま外に出たという事だね)マツがダイレクトで豪快にミドルシュート。これがアウトサイドに掛かってゴールに飛び、藤ヶ谷の裏をかいて決まっちゃう。大興奮のスタジアム、マツが胸を叩く、叫ぶ、逆転、逆転。多分、まぐれだろうなぁ・・・。

このゴールで俄然勢いはFマリノスに。こぼれ球を久保がドライブシュートで急襲したりと、良いリズムのまま前半を終えるかと思ったところで冷や水。ロスタイムに入ったところで右サイドペナ角でフェルナンジーニョがコースを伺いながらドリブル、これにマツがフェイクに掛かってズラされ、コースが空いたところでコントロールシュート。これは達也が長い腕を伸ばしてセーブするが、外にはじいてしまい、そこに反応していたのはマグノ・アウベス。角度がないながらも流し込まれると、ボールを納めようと前に出た達也、そしてカバーに入っていた佑二をすり抜けて逆サイドのサイドネットに収まる。ガンバにとっては最高のタイミングでの同点弾、そしてFマリノスにとっては最悪のタイミングでの失点。厳しい事を言えば達也にとっては痛恨の処理ミスだし、フェルのシュートの時点でこぼれるという事を予測できておらず、マグノに対して全く警戒してなかったDF陣の失態とも言えるかな。まあ、マグノの得点感覚と冷静なフィニッシュ、その前のシュートを放ったフェルナンジーニョのタイミングをずらすエロいフェイクは素晴らしかったけどね。結局前半は2-2。

後半
両チームとも交代はなし、どちらも前半終盤に持った手応えと共にゲームに入っていく。Fマリノスは佑二が猛然とオーバーラップを掛けたりと、前半同様積極的な前への姿勢は攻守共に衰えておらず、玉際での強さがあって、高い位置で奪ったりと気持ちの見える戦いぶり。又各選手のポゼッションに対しての参加意識が高く、拙かった繋ぎも前半ほど悪くなかった。しかし、追いついたガンバの方に得点の匂いのするプレーが多かったかなと。中盤ではきついプレッシャーのため自由に組み立てて攻撃構築するという感じではないモノの、Fマリノスの前への意識を逆手にとって、速いタイミングで高いラインの裏を狙う事で良いチャンスを作る(前後を分断できるからセカンドボールも拾いやすく、セカンドアタックで自分たちのやりやすい形で攻めれるという利点もあったかな)家長が左サイドのスペースを飛び出して後から上がってきたフェルナンジーニョのシュートに繋げ、その後もシジクレイのクリアを拾った二川が速いタイミングのスルーパスを通し、マグノが勇蔵と佑二をぶっちぎって1vs1に持ち込んだ例が代表例かな(これは何とか達也がビッグセーブで凌ぐ、この後オーシがドゥトラのストレート系アーリークロスをうまく受けて流し込もうとしたが良い飛び出しで藤ヶ谷に凌がれた)どちらも攻撃的な姿勢を保ち、それなりにチャンスを迎えたが、GKの奮闘もあり2-2のまま20分過ぎまで推移する。

そんな展開の中で、先に動いたのは岡ちゃん。平野に代えて先日のナビで初ゴールを決めた狩野を投入。アタッキングエリアでのアイデア、そして持っている運を期待しての交代。それに対して、西野監督は少々疲労の見えてきたフェルナンジーニョに代えて、積極的なスペースへの飛び込みなどで結果を残している前田を投入。この交代策の中で先に実ったのは西野監督の取った策だった。ファーストプレーで二川のクロスに飛び込んで決定機に絡み(これは達也のビッグセーブ)、その次のプレーでついに均衡を破るプレーをする。

左サイドからの展開で中央で浮いた遠藤にボールが入ると、マグノとのワンツーで中央を切り崩し、引きつけたところでスルーパス、右に開いていた前田がこのボールに反応、達也も飛び出すが鼻先を制してチップキックで中に折り返すと、最後は二川が大男二人に囲まれながらもヘッドで押し込んだ。むー、ガンバらしい非常に質の高いビルドアップから、その勢いのままFマリノス守備陣を完全に崩しきった。又前田のトップスピード、そして反応の早さが活きたしね。

これでビハインドとなったFマリノスは、勇蔵に代えて那須を投入。那須をボランチに据え、4バックにチェンジ。結果的に実った形で、直後のプレーで追いつく。左サイドペナ角、吉田が良い形でボールを持つと、右足で流し込む。狩野のバックヘッドは当たらなかったものの、深いところまでボールが流れてこの処理を宮本がミス、そこをオーシが詰め、はじいたところを察知して良いポジションを獲っていた狩野が押し込み、同点にしてしまう。なんという豪腕。采配的に見ると那須云々より、吉田・狩野がより高い位置に出ていた事が活きたと言う事になるのかな。

これで又も俄然行き上がったFマリノスは一気呵成に攻め立てる。終盤になっても幅広く動く吉田を始め、隼磨やドゥトラなどが長い距離を何本もランニングするなど運動量は衰えていない。しかし、そんな最終局面の中で出てはいけないミスが出てしまった。

那須の横パスミスからカウンターを浴び、二川の柔らかい一発のパスでマグノvsマツ・佑二、そしてそこに反応して前に飛び出した達也という形ができあがる。先に触ったのはマツ、達也が前に出ていた事もあり、ヘディングで併走していた佑二へ。そこで佑二がターンしようとしたところでコントロールミス(大きくなった)を犯し、そこを後ろから追ってきていた前田に突かれダイレクトで狙われ、達也は体制不十分で届かず。4-3。二つのミスが重なった、それが全て。

最後はオーシに代えてマイクを入れ、パワープレーに出たモノの最後の隼磨→マイク→マツというチャンスが枠に収まらず、結局4-3(狩野のFK、マイクの高さは光ったが)熱戦は最後の最後にミスをしたFマリノスが苦杯を飲む事になった。ガンバはこれで公式戦7連勝。

上記の通り、良くやったと思う。ガンバに普段通りのサッカーをさせなかったし、こういうメンバー構成の中では最大限出来る事はした。もちろん4失点はいただけないし、無駄な失点があった事は確かで、そういう事をしていたら同等、いや、自分たちより強いチームに勝つのは難しいという事なんだろうけど、主力がいなかったことを考えたら、チームのポテンシャルは最大限発揮されたと思います。若い選手の局地的な働きだったり、チームの姿勢(前への姿勢、戦う姿勢)、平野・吉田が見せたゲーム途中でのプレーの変化、ポゼッションの参加意識に見えた状況を捉える力など、先に繋がるゲームだったとも思う。まあ、首位レッズとの差は広がったし、順位も落とした事も又事実で、現状ではFマリノスが優勝を狙うためにはもう2段階ぐらいのブレイクスルーが必要かなぁ・・・と。

でも、結果としては負けてしまった。結果としてはミスをしたからと言うことになるわけですが、ゲーム全体のプレーのクオリティ、チームの完成度、状況判断などに置いて、Fマリノスよりもガンバの方が現状に置いて上回ったのも事実。そういう部分は受け入れ花蹴ればならないし、真摯に捉えなければならないのかなと。では長いんですけどもう少しおつきあいを。勇蔵の事と若手の事。

・栗原勇蔵、糧としなければならないゲーム。 -ガンバに蹂躙された訳-

まあ先に書いておくけど、あくまで勇蔵だけが悪い訳じゃない(佑二の方がやばかった)ただ、3バックの中央としては、ここ数試合で足りないところが見えてきたかなと。

一つ目が危機察知の部分。良くイメージされるスイーパー的な仕事ではなく(ストッパーが外されたところで、カバーに入ると言う感じ)、微妙な部分での話。例えば1失点目。アンカーである河合が(悪い言い方をすれば)二川に引っ張り出された事で、バイタルエリアが空いた。そこにヤットが出てきてズラされる形でフリーとなり、佑二の所で擬似的な2vs1が出来てしまい、最終的に失点に繋がってしまった訳ですが、もしここでもっと早く気づき、勇蔵が強めにアプローチに行ければ、この窮地を凌げたかも知れない。

もちろん速いタイミングでの仕掛けで遠藤のアイデアと技術が詰められた素晴らしいアタックだったので難しかったかも知れないけど、ここでどれくらいの早さで気づけるかどうかというのは非常に大事な要素。Fマリノスのディフェンスは3枚のストッパーみたいな形で、互いに補完するような関係だから、特にセンターは周囲の状況を見ながらアプローチか、カバーかと言う事を柔軟に、何より早く判断していかなきゃならない。そこで曖昧にプレーをすると、周囲の選手も対応が後手に陥りやすくなる。複雑な状態でいかに迷いなく、そして正しくプレーできるかが、これからの勇蔵の課題になってくると思います(その他にも結構あったかな・・・。ちなみに大宮戦の桜井のゴールもポジションが深い。深いからこそ、ああいう事が起きる。行けると思ったら、捕まえに行ったっていい。それと後出しだけど、どうしてもサイドは引っ張られるから、そこで柔軟な判断が必要になるのかなと)

で、もう一つがラインコントロール。これに関しては勇蔵だけの問題じゃなく、相手がうまかったことを先に。マグノのスピードは非常に脅威になっていて、どうしてもそこに注意が集まるのだけど、それをうまくガンバが使ってサイドを突いた。マグノが引くことで前へのアプローチを狙うこともあって、ラインを上がる。そこを2列目から飛び出す形で破る形が非常に素晴らしかった。距離は近くないんだけど相互理解のあるグループ戦術として非常に高質なモノだったのかなと。まあそれは仕方ないのだけど、ラインの細かいコントロールと言う面ではちょっと物足りないかな。

比べる訳じゃないけど、相手の宮本が非常に細かくコントロールしていて、久保やオーシを良い形で抜け出させなかったのを見ても、もう少し細かくコントロールして良いのかなと。細かく動かすことで、受け手だけじゃなく出し手にもオフサイドに掛かるんじゃないかと逡巡させ、ある意味では脅しみたいな感じになっていた。それに対して、Fマリノスのラインコントロールはタイミングを獲りきれずチャンスを作られまくった訳で、大きな穴と思われても仕方ない。まあ同じようにやるにはその専門職の様な監督に教えてもらうようなキャリアや経験もないだろうから難しいと思うけど、そういうところは勉強していかなきゃいけないかなぁと。

まあ正直言って、勝ちにこだわるのであればこのポジションの再考時だとは思う。適正として、今の勇蔵の経験と頭の部分で不十分、実績も経験も持ち得るマツや佑二がやれば普通に失点は減るでしょう。でも、こだわるというのであれば(彼がセンターではね返せばインターセプトと同じような効果になるしね)、早急に修正しないと。ポテンシャルはもの凄いのは分かってるからこそ、後は頭の部分。がむしゃらだけではつとまらないポジションと言うことを理解して、こういう苦い経験を糧にして欲しい。頑張って。

・使える、充分使える、若きスター達。

まあナビを見ていないので、分からない部分があるのだけど、ガンバ戦を見る限り、点を獲った狩野はもちろん、マイクも充分実戦に耐えれるクオリティを局地的に持っているのかなと。

まず狩野の方。良いキックを持っているし、ボールタッチも柔らかい(精度はイマイチだった気も)まあ得点という結果を残したことが何より素晴らしいわけですが、ごっつあんゴールにおいてそこにいるという感覚が素晴らしい。きっと非常に鋭い感覚を持っているのではないでしょうか。もちろん運動量、守備という面ではまだまだだし、元々そういう事を得意とするタイプではないと思うけど、それに目をつぶっても使う価値はあると思う。アタッキング・サードというきついプレッシャーが掛かるゾーンで、いかにその余裕を持ち続けてプレー出来るかというのをもっと見てみたい。

で、マイク。でかい、飛べる。これだけで充分。クイン大作戦をやるには最高の素材(入れ方、セカンドを狙うことが大切なんだけどね)ボックスの中でのポジショニングが良ければ、ゴールも充分取れると思うし、あの高さは止めれない武器になるのでは?短い時間で分からなかったけど、フィジカル的な要素と共にボールの受け方(体の使い方)とファーストタッチを重点的に練習していってほしい。そういうことが出来れば、もっと色々な状況で活躍できる選手になるはず。頑張れ、頑張れ。

まあこれにアマノッチを加えて、この2戦で出来ることを示したはず。後はいかに経験を積ませてあげられるか。若い芽は手を加えてあげれば育つし、見捨てれば枯れていく。コンクリートで咲く花なんてそうないのだから、目を掛けてあげることも大切だよ。ねぇ?岡ちゃん。少しずつで良いから、使ってあげて欲しい。

と言うことで、今日はここまで。長くなっちゃってすいません。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 15, 2006

久々ニュース雑感、今日のプレビューも合わせて。

疲労蓄積のため、完全に死んでましたいたです、ごぶさたです。今日はガンバ戦なんですけど、その前にさらっとニュースでもやろうかなと。しかし、怪我人怪我人怪我人・・・・。まずは大ネタから、ネタなのかマジなのか・・・・。

・オイルマネー>バルサ?

Eto'o joins Al Ittihad(The-AFC.com)
エトーがアル・イティハドに加入(The-AFC.com)

一応、AFCのオフィシャルでの報道だから、信憑性があるのかな・・・。ただ、marcaやuefa.com、一般スポーツ紙などは報道しておらず、飛ばしの要素も含んでる気も・・・。しかしこの写真はマジなのか?

まあ現実的には正直考えられない移籍のような気もするんだよねぇ。まだバルサはシーズン中(しかもUCLも残ってる!リーガの優勝だって確定した訳じゃない)、当の本人も以前チェルスキの巨額のオファーに対して「そんなお金があるなら、アフリカで苦しんでる子供達を救ってくれ」なんてコメントを出してたから、バルサを離れるとは思えないんだよねぇ。ここのところ噂が出ているアンリが本当に来るのであれば、この放出も何となくありなのかなぁと思うけど、いかんせんのこの情報だけでは分からない部分が多すぎる(いつから移籍するのかとか、どういう形のレンタルなのかとか、レンタル料とか・・・)

しかし、無限大の資金力は鬼だわ。これがただのネタとばっさり言い切れないもんね。

・レーマン>カーン

ドイツ代表正GK、レーマンに決定(uefa.com)
レーマンを正GKに決定 監督がカーンに方針伝える(スポナビ)
カーン、控えGKを受け入れ、W杯参加へ(marca)

これまたびっくり。でもここのところの調子、パフォーマンスを考えたらレーマンという選択も分からなくはないかな。実際、今のレーマンは(笑)がなくなって、鋭いセーブも多い。自信にも満ちあふれてる感じだし(まあそれが良いかどうかは別なんですが、(笑)の元のような気が・・・)

ただカーンはドイツ代表の象徴的な存在で若い(ざる)センターを後ろから支える精神的支柱としての側面もあると思うから、本当にこれが正しいのかどうなのかは分からないところでもある。クリンスマンは勝負に出たね。そういやティモはどうなんだろ?

ちなみにカーンは大人っぽいところを見せて代表には残る模様。まあやらかしt)ry

・WC後に向けて、動き出すナショナルチーム人事

W杯後はロシア代表監督 豪代表ヒディンク監督=差し替え(スポナビ)
PSV、次期監督の候補ナンバーワンにテン・カーテ(スポナビ)

てゆうか書いてる途中に決まっちゃった。現PSV、そしてオーストラリア代表監督のフース・ヒディングがW杯終了後ロシア代表の監督になる事が決定。決まっちゃったよ。

元々、05-06シーズンでPSVの監督を退任するというのは既成事実としてあり、そこで次の仕事場と言うところで注目されていたところで舞い込んできたのがロシア代表というオファー。その背景にはアブラモビッチが希望して、金銭的なバックアップをしたということでどこのオファーにも劣らない巨額のオファーになった様子。ロシア代表はこないだブラジルと試合してたけど、2006年のWC出場を逃していて、とりあえずの目標としては2008年のEURO(スイス開催)の出場という事になるのかな。

で、ヒディンクが退任する事で席の空くPSVの監督には現バルサアシスタントコーチ(てゆうかライカールトの右腕、辣腕タスクマネージャー)のテン・カーテが有力候補として上がってる模様。バルサが快進撃をしている裏にはライカールトのカリスマ性とテン・カーテのタスクがあると言われているし、そういう意味では優秀なコーチであるのは間違いない。バルサとしては決してライカールトで持っているわけではないという事を考えたら痛いかも・・・。他にも色々と候補が上がってるみたいだけど誰になるかな?ヒディンクは自分の元で働いているアシスタントコーチ(名前失念)をそのまま昇格させたいという記事を読んだ事があるけど・・・はてさて。

しかし玉突きになるところが面白い。

W杯前に監督選び着手=ジーコの後任-サッカー日本代表(スポナビ)
ジーコ監督了承 後任5月にも決定(スポニチ)
イングランドと対照的な静かな日本代表監督候補報道(FC JAPAN-A view from a Brit)

で、日本代表も例に漏れず動き始めてる模様。日本人監督なのか、優秀なコーチを招聘するのか、よく分からないけど(川淵が色々言うからねぇ)、とりあえずは外国人監督になりそうなのかな?永遠の恋人アーセン・ベンゲルを始め、WCの魔術師ボラ・ミルティノビッチなどが候補となってるみたいだけど、ジェレミーさんのコラムだと「大事な男」西野朗だったり、最近ブラジルのクラブと契約を結んだトニーニョ・セレーゾ、後は岡ちゃんやらオシムたんという名前も出ている。

正直どんなタイプの監督が良いのかというのは見えないんだけど、出来れば(海外での)実績があって、タスクと個の両面でモノを考えられる監督が良いなぁと。別に日本の事を知ってなくても良いから。じゃあ、誰だって・・・ディディエ・デシャン、ルイジ・デル・ネーリ(はちょっとタスク重視かな)、オットマール・ヒッツフェルトって所かな、フリーならね。まあシーズン後には色々とクラブやら代表から優秀な監督が解任されたりするだろうし(エリクソンなんかはイタリアでの実績、パフォーマンスは好きだったし、良さそうだけどね。ただ、代表だとコレクター型になっちゃうけど)、とにかく情報を注視して、迅速に行動あるのみってことかな。金は腐るぐらいあるみたいだから(キリンとか、電通とか、アディダスから恐ろしい額の契約を結ぶみたいだし)、札束で方をひっぱたいて連れてくればいいよ。ル・グエンだってスコットランドに行くんだから。まあこれに関しては静観。

ちなみにオリンピック代表もこの人事と共に進められる模様。兼任なのかどうかは、交渉次第か。反さんの名前が挙がってるらしいけど、まあそれでも良いかな。正直熊と人間力じゃなきゃ誰でもいいや。ヒロミがやればいいじゃない、解説の仕事を続ける事を条件に。

・マリ関連、怪我人怪我人。

[YFM]また野戦病院か![世界の(ry]

diegoさんが体よくまとめてらっしゃったので、張らせてもらいました(てゆうか超久々かも、トラバするの)

しかし多過ぎ。大宮戦後に鮪・鰻が離脱して、ナビ後に坂田・後藤ちゃんが怪我をして、良治たんが体調不良で平野が胃腸炎?と、本当に主力ばっかり見事に抜けていくね。平野なんかはこういうときに病気になってたら獲ってきた意味が分からんね。しかし、今年も野戦病院になるって事は、フィジコが原因と言うよりマリの選手達がひ弱って事なのかな・・・・。それともアンジェロの鬼トレの反動か?

さて、今日のメンバーはどうなるんだろ?某サイトでは、マイクがスタメンになるんじゃないかという話もあるみたいで(なんだっけ?そうそう、オーシが首を痛めて別メとか・・・)もうどうなるのか読めません。残ってるメンバーで組んでみようかな。

F.Marinos 4/15

pattern1         pattern2
  久保  大島        久保  吉田     マイク
    吉田        動虎       隼磨   狩野・幸宏
動虎      隼磨      那須  天野     塩川
  那須  河合          河合        田ノ上
 勇蔵 佑二 マツ     佑二 勇蔵 マツ    エースケ
     達也            達也        哲也

何か練習試合みたいなベンチになってるんだけど。これでガンバかぁ・・・きっついな。まあとにかくバイタルを抑えながら、我慢するしかないかな。後はサイドがどれだけ頑張ってツインタワーにチャンスを作れるかに掛かってきそう。こんな時にやっちゃうのがマリクオリティ?まあ普段見れない選手達を見るのを楽しみに行ってきますよ。

と言う事で今日はここまで。元気が残ってたらレポしまっす。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

April 12, 2006

Shine on Fresh Power@YamazakiNABISCO Cup GroupLeague Fマリノス vs FC東京

天野、J公式戦デビューおめ!

狩野、J初ゴールおめ!

ドラゴン、久々ゴールおめ!

哲也・那須、完封アピールおめ!

坂田・・・・_| ̄|○

てゆうか見れてない、負け組です。

2006 J.League YamazakiNABISCO Cup GroupA Day2

Fマリノス 2-0 FC東京 @ 三ツ沢公園球技場「Shine on Fresh Power」
F.Marinos:57'狩野健太 89'久保竜彦

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中澤佑二、松田直樹、那須大亮、MF天野貴史"上々デビュー"(→55'上野良治)、河合竜二、田中隼磨、ドゥトラ、吉田孝行(→55'狩野健太"祝初ゴール")、FW大島秀夫、坂田大輔(→76'久保竜彦)

FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF徳永悠平、ジャーン(→63'川口信男)、茂庭照幸、鈴木規郎、MF増嶋竜也"リベロなの?アンカーなの?"、梶山陽平、今野泰幸、栗澤僚一(→83'阿部吉朗)、FWルーカス、ササ・サルセード

坂田の怪我は残念だけど、とにかく勝って良かった。結局精神論に落ち着いてしまうのは非常に残念だけど、あればあるだけ良い事だしね。しかし、スタッツやらオフィのレビューを見ると結構押し込んでたのね。FC東京のメンバー変更がネガティブに出たのか、Fマリノスのパフォーマンスがポジティブだったのか分からないけど、それでもある程度中盤が機能したようでとても嬉しいですよ。

しかし選手達のコメントを聞くと、本当に戦ったんだろうね。ドゥトラの感想は素直だけど、僕も始まる前は確かにそう思った。それをカバーしたのが気迫と言う事なのかも。それはそれで良いのかな・・・良いんだろうなぁ。まあ勝ったから、それでいいってことかな。それにしてもマツは「絶対負けない」とか好きだなぁ・・・。

【ヤマザキナビスコカップ】横浜FM vs F東京:岡田武史監督(横浜FM)記者会見コメント(J's GOAL)
【ヤマザキナビスコカップ】横浜FM vs F東京:試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)
【ヤマザキナビスコカップ】横浜FM vs F東京:アレッシャンドレガーロ監督(F東京)記者会見コメント(J's GOAL)

とにもかくにも勝って良かった。じゃあその他の試合。

GroupA
レッズ 3-1 アビスパ @ 駒場
Reds:25'堀之内聖 55'山田暢久 83'田中マルクス闘莉王 Avispa:8'アレックス

GroupB
鹿島 3-1 ふろん太 @ カシマ
Antlers:39'アレックス・ミネイロ 63'小笠原満男 89'深井正樹 85'我那覇和樹

トリ 2-1 サンガ @ 九石ド
Trinita:59'高松大樹 73'OwnGoal P.Sanga:57'松田正俊

GroupC
ジェフ 3-2 アルビ @ フクアリ
JefUnited:39'中島浩司 69'羽生直剛 82'巻誠一郎 Albirex:20'宮沢克行 63'岡山哲也

エスパ 2-2 サンフレ @ 日本平
S-Pulse:15'マルキーニョス 77'枝村匠馬 Sanfrecce:32'森崎浩司 45'佐藤寿人

GroupD
ヴァンフォーレ 2-2 ジュビロ @ 小瀬
Ventforet:49'山崎光太郎 76'林健太郎 Jubilo:13'船谷圭祐 89'西野泰正

セレッソ 1-1 グラ @ 長居
Cerezo:55'古橋達弥 Grampus:35'本田圭祐

で、僕は試合の時間何をしてたかというと、電気屋にアイロン買いにってました。で、そこでたまたまガンバ-大連実徳を見れたので、雑感レポートをはてなにあげました。よろしかったら覗いてみて下さいな。

[サッカー]ACL@ヤマダ電機(僕の読書+日常記録)

では今日はここまで。良かった良かった。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

解放、変貌、快勝@J1 第7節 FC東京 vs ジュビロ

プレビュー替わりにしようと思ったけど、遅すぎですな。まあFC東京の変貌ぶりは非常に興味深いテーマだったのでやるつもりだったからいいけど。しかし、この一週間で何があったんだろう?

2006 J.League Division1 第7節

FC東京 3-1 ジュビロ @ 味の素スタジアム「解放、変貌、快勝」
FCTOKYO:22'&44'ルーカス 66'栗澤遼一 Jubilo:25'村井慎二

Super Soccer

FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF徳永悠平、増嶋竜也、茂庭照幸、鈴木規郎、MF伊野波雅彦(→46'宮沢正史)、梶山陽平、今野泰幸、栗澤僚一(→83'浅利悟)、FWルーカス、ササ・サルセード(→89'赤嶺真吾)

ジュビロスタメン:GK川口能活、DF鈴木秀人、茶野隆行、田中誠、森下俊(→60'船谷圭祐)、MF菊地直哉、ファブリシオ、太田吉彰、名波浩、村井慎二(→71'成岡翔)、FWカレン・ロバート(→56'前田遼一)

どちらも新しい方向性に向けて模索中、熟成中というチーム同士の対戦。FC東京は前節からトップの所を川口からササに変更。マンマーカーとしてにわかに注目を集める伊野波はこの日名波をターゲットとして定める。ジュビロの方はミッドウィークのナビスコでは少しメンバーを落として、このゲームに照準を合わせてきた。福西、金がまだ戻れず菊地、茶野が入り、左サイドにはユース上がりの2年目森下が服部に代わってスタメン。

前半
ゲーム開始から積極的な姿勢を示したFC東京は、こ前節とは全く違うサッカーを展開して、ゲームの流れを掴んだ。中盤でのボール回しに置いて繋ぐと言う意識から前方に運ぶという意識がに変わったことで、良い距離感と連動による繋ぎでスムーズに前に運んでいく。そこに相変わらず高い位置で攻撃参加のタイミングを伺うサイドバックが攻撃に絡む事でチャンスを生み出す。

ジュビロは、そんなFC東京のポゼッションを網に掛け、サイドバックが上がる事で生じるスペースを高い位置にいる村井、太田で切り替え早く突いていく事を狙うと言う意図が見えましたが、ことごとくFC東京のパス回しに翻弄されてプレスが空転、守→攻と言う狙いが根底から崩れてしまう。そうなると攻撃も閉塞感を伴い、常にプレッシャーを掛けられながら攻撃させられ、その流れから失点を喫してしまう。

中央右サイドの名波に出た縦パスに対して、徳永と栗澤が収縮してプレスを掛けボールを奪うと、そのまま栗澤がドリブルでボールを前に運ぶ。栗澤は速いタイミングでのショートクロスを選択し、これが裏に抜け出したルーカスへどんぴしゃり。ルーカスは巧みなダイレクトでのループシュートで能活の守るゴールを破った。プレスからのショートカウンターという形ですが、徳永がオーバーラップを掛けた事でサイドバックにアプローチを抑えた形になったことを含め、非常に質の高いゴールでした。ルーカスは今シーズン初ゴール、不名誉なノーゴール記録をようやくストップ。

これで更に勢いに乗るかと思われましたが、その直後ジュビロも反撃。右サイドからの攻撃でファブリシオが名波のワンツー(名波のヒール!)でペナに進入、そのまま中へ流し込むと、この試合何度もペナに入り込んできていた村井が増嶋を制してニアで先に押し込み同点弾。このシーン以外はほとんど見られなかったけれど、ジュビロらしいアイデアとスペースユーズの融合したゴールだった。

ただ、このゴールでも流れはそんなに変わらず相変わらず東京が主導権を握ってゲームを進めると、終了間際伊野波→ルーカス→ササという形で決定機を作った後(ササの近距離からの強烈なシュートを能活がスーパーセーブで凌いだ)のCKから、梶山の速いキックにルーカスが体を寄せられながら長い足でボレー。これが素晴らしいコースに飛んで再び突き放す。結局前半は東京ペースのまま2-1。

後半
ハーフタイムに、そんなに悪くはなかったと思うのだけどカードをもらっていた事とマークの意識の再徹底と言う事らしい狙いで伊野波から宮沢にスイッチ。この交代がどうなるかという部分も注目されましたが、相手のジュビロの調子が上がってこない。相変わらず閉塞感のある組み立てに終始し、使いたいアウトサイドもしっかりと対応されてしまう。この流れを打破しようと前田、船谷を投入するも、流れは変わらずなかなか攻勢に出れない。

一方FC東京の方は、相変わらずの中盤の積極的なムーブとサイドバックの攻撃参加で主導権を保ち、宮沢が入った事で組み立てにサイドへのミドルパスによる展開を交ぜたりと、より幅のあるサッカーを展開。そして20分過ぎに望むべき形で追加点をあげる。左サイドに流れた梶山がキープ、押し上げてきた宮沢に渡り、宮沢はDF間に飛び出した今野へ糸を引くようなスルーパス。今野がこのボールを折り返して、最前線に出てきたのは栗澤、これをスライディングで押し込んだ。中盤の4人が流動的にポジションを変え(左サイドに3人の選手が寄ったという事が象徴的かな)、そのままの流れで一気に崩しきった得点。冷静に考えると非常にリスクのある事だと思うけど、ポゼッションサッカーの理想とも言える(ポゼッションすることで多くの選手達が高い位置を取る時間を作り、その選択肢をうまく使って崩す)崩しだったと思うし、非常に美しかった。

この後、ジュビロは完全におかしくなってしまい、ほとんどフィニッシュに繋げられない攻撃に終始。逆にFC東京のカウンター(徳永が最前線に来るんだよねぇ、これは凄い)が冴えたりと、流れを明け渡さず。結局3-1でFC東京が自信と共に勝ち点3を手に入れた。

実況の人もいってたけど、去年と今年では全く立場が変わってしまった感じでしたね。FC東京がポゼッションして崩すのに対し、ジュビロはアウトサイドからの速いアタックを狙う。ただ、狙いを具現化できたのはFC東京の方で、この1週間で良い修正を出来ていたと言う感じを受けました。

誰かのコメントにあったと思うけど、志向するスタイルがポゼッションに変わった事で、繋ぐという意識が強くなりすぎて、動きを制限する鎖にもなっていた感じだったのですが、この試合はその意識が変わったのか繋ぐためではなく崩すためと言う感じで、選手達がボールを受けるためにスペースを見つけてコースに顔を出すと言う形で非常に流動性のあるポゼッションとなっていました。

で、やっぱり触れるべきは中盤の5人の選手のパフォーマンス。とにかくまず頭が良く動いているという事。出し手と受け手の関係においてパスコースを見つけて動き、そして他の選手が次のプレーを予測して動く事が出来ている事でプレーがスムーズに繋がっているのかなと。前節は相変わらず中盤と最前線の間が空いて、長いフィード中心の攻撃構築になりがちでしたが、人とボールが良く動く事でボールを前に進め、その距離を縮める事で良い距離感でプレーが出来ているように見えました。

個々で見ると、まず梶山がものすごい良かった。ボールを持てば出来る事は誰もが知っているからこそ、ボールのないところでいかにボールを引き出すかと言うところに課題があったと思いますが、この日は待つ姿勢ではなくパスコースに顔を出してパスを促すような形でボールを受けれていたのかなと。そういう部分もあってボールタッチの機会が増えて、オン・ザ・ボールのスキルの高さ、視野の広さは相変わらず。見事にゲームメーカーとしての役割を全うしていたのではないでしょうか。

そして、栗澤。相変わらずセンスが良い。余り下がりすぎずにルーカスやササに絡める位置取りをしながらも、アタッカーになりすぎずに中盤とうまく絡む事でFWとMFを繋げる役割をしていたかなと。梶山がゲームメーカーなら彼が受け手としてそれを助ける役割と言う感じ。元々、鼻が利くというか、感覚的に鋭いのでああいう得点も増えてくるかもね。アシストも微妙なアングルで難しいと思うけど、高精度で柔らかいボール。素晴らしかった。

注目度の高い伊野波に関しては、名波に対してマンマークというよりゾーンに入ってきたところで捕まえるという感じで、ちょっとびっくり。でもその分自由度が増して(それが気にくわなかったのかなぁ?ガーロは。結局名波に崩されて失点しちゃったし)ポゼッションにも積極的に参加し、良い楔を打ったり、左サイドに出ていったりとここまでは見られなかった攻撃面での存在が光っていた気がする。ユース代表の壮行試合(チリ戦?)では結構サイドにポンポン展開してたから、こういう事も出来るのを証明したのかも。

中盤だけでなくセンターバック(特に憎き増嶋)がトップへフィードを飛ばして楔を打ち込んだり、相手を引きつけて一枚剥がす仕事をしたりとチーム全体がポゼッションへの積極的な関与をするというのが波及していたように見えました。その他にもディフェンスにおける前の姿勢、ルーカスとササの役割分担など非常にポジティブだったと思う。まあとにかく苦しみながらも積み上げてきて、選手達の頭の中の成長を改めて感じたゲームでした。

ジュビロの方は・・・ねぇ。どうするんだろ?FC東京が良かったとは言え、ジュビロは酷かったかな。システム云々じゃないけど、両サイドを意識する余りジュビロの良さというのはスポイルされていると思うし、速い攻撃をするにも、ポゼッションしながら攻めるにもどうもやりづらさを感じているような感じを受けました。守備も結構崩壊気味だし、ちょっとカオスだね。個人的に4-2-3-1は山本監督の志向するサッカー(極力手数を掛けずにスペースを突くカウンターサッカー)には合ってると思うけど、ジュビロの選手達にはあってない気がする。1トップが厳しい支配下に置かれて楔が入らずジュビロスタイルの攻撃はほとんど生まれず、名波のトップ下も正直あり得ない(機動力という面で、名波の特性を考えたら低い位置からゲームを作るというのが合ってると思う。言い尽くされてるけど)。てゆうかジュビロの良さである楔をスイッチにした連動性のある組み立てだと思うのだけど、それが消えているというのは大きな問題なんじゃないかなぁと。弱いジュビロは見たくないので、どうにか立ち直って欲しいけど、はてさて。

で、今日はナビスコ。まあいけないんだけどさ、でも意識改革の進んだFC東京は強いよ。前回はマルケスが伊野波をちんちんにしたりと左サイドが働いたから(実は足りないけど)ある程度優勢にゲームを進めれたけど、今回は一つ殻を破っただけにああいう展開にはならないと思う。マリの方はアマノッチや河合がスタメンという話があるけど、とにかく中盤で動いてくる今野や梶山をうまく捕まえてプレスを掛けたいところ。攻撃はオーシorマイクのポスト&放り込み中心になるかなぁ・・・坂田頑張れ、超頑張れ。まあこないだ書いたとおり、ブラジリアントライアングルに頼らないで、個々の選手がより高く意識を持ってプレーする事が今のチームには必要だと思うので、しっかりと戦って、何か掴んで欲しいなと。そういう意識改革が進んだFC東京は格好の見本となると思うし。とにかくアマノッチ頑張れ、超頑張れ。

と言う事でここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 11, 2006

言っていた事、やっている事@J1 第7節 アルディージャ vs Fマリノス

俊輔2ゴール!素敵でしたねぇ。とても気持ちよかったので、不愉快な事を考えたくなくてそのまま寝ちゃいました。で、不愉快ですがやっぱりやっとく。ということで、アルディージャ-マリ。

2006 J.League Division1 第7節

アルディージャ - Fマリノス @ 駒場スタジアム「言っていた事、やっている事」
F.Marinos:37'久保竜彦 Ardija:32'桜井直人 76'小林大悟

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二、MF上野良治、マグロン、田中隼磨(→78'田中隼磨)、吉田孝行(→81'大島秀夫)、FW久保竜彦、マルケス(→75'坂田大輔)

アルディージャスタメン:GK荒谷弘樹、DF波戸康広、トニーニョ、奥野誠一郎(→73'冨田大介)、土屋征夫、MF小林大悟(→86'斉藤雅人)、片岡洋介、デビッドソン純マーカス、藤本主税、FW森田浩史、桜井直人(→70'吉原宏太)

レポートのつもりだったけど書きたい事があるので割愛。てゆうか、余り再放送を見る気になれないし、忘れたくなるようなゲームだったし。とにかくテーマに分けながら。

・相性の悪さが映し出す、根本的な課題。

こういう言い方は失礼かもしれないけど、大宮のゾーンに苦労する意味が分からない。もちろん数年積み上げてきた組織力は様々な状況を経て高い対応力を備えているけれど、どこかに穴を開ければズレが出てくるし、決して素晴らしい選手がいる訳じゃないからズレを生むのもさほど難しい事じゃないと思っている(土屋にしても波戸にしても、だから呼ばれたんだろうし)だからこそ、実力上位と言われているFマリノスがこのようなチームに負けてるのはちょっと恥ずかしい事だと思う(NTTマネー云々はさておき)

そうはいってもFマリノスはアルディージャの相性は悪い。リーグ戦は1敗1分け(ナビでは2勝だけど)実際大宮に対して苦手としているのは紛れもない事実。彼らが敷いてくる完成度の高いゾーンディフェンスを崩せない。

その相性の悪さは大宮のゾーンがバランス良くスペースを消すことで、良い形を作るには常に局面打開が必要となるというところに集約されているのかなと。攻撃における工夫という面ではFマリノスは非常に拙いチームなので(元々個で局面を打開できるタレントが少ない上に、数人が連動してフリーマンを作る事や、スペースメイクからフリーランというようなコンビネーションなどで崩す事を得意としておらず、アウトサイドからのクロスが主な攻撃パターンだし)苦手としているのは当然なのかも知れない。

でも今年は新しく生まれ変わったはずだった。左サイドで生み出される美しいコンビネーションは相手を混乱に陥れ、そこでズレを生んでゴールを積み上げてきた。そう、Fマリノスは攻撃におけるアイデアボックスを手に入れた。でも、結果としてFマリノスはやっぱり大宮のゾーンにやりこめられてしまった。その理由は左サイドのコンビネーションというストロングポイントに攻撃を委ねるだけで、チームとしてはそのアイデアボックスを活かし切れていないから。まあ細かく書かなくてもピッチ上で起きている事を見た方が早いかも。彼らがピッチを離れたり、仕事量が落ちると途端に攻撃は更にスケールダウンし、停滞し、ままならなくなる。まだ、チームとしては生まれ変われていないということを証明していると思う。

では、何故そうなってしまうのか。それは去年までやっていたサッカーの名残で、状況を見極めて、自分が何をすべきかと言う事を察知して動くという事が出来ていないという事。="個人戦術"の拙さ。

一例として昨シーズンの終盤、マグロンが出場し始めてからペナ付近でボールをキープするシーンがあったのだけど、そこで周囲の選手達はマグロンを見つめるだけでそのキープに対して、主体的にアクションを起こすという事を出来なかった。僕はこれを「反応不全(イ○ポ)」と書いたけど、この部分に置いてはまだ変われていない。今シーズン、左サイドでマルケス・マグロン・ドゥトラが揃えばそれなりに攻撃は形になって、そこがそのままゴールへの道筋を作って実に繋げることで勝ち点を積み上げられたけど、ここ3戦は彼らが勝負を決めるほど直接ゴールに繋げられず、Fマリノスは勝ち点3から遠ざかった。この結果は、ブラジリアン・トライアングル任せでは駄目、現在のチーム力で"強い"と勘違いしてはいけない、という警鐘なのかも知れない。セットプレー対策とか精神的な要素だけではなく、ね(まあそれも確かにあるんだけどさ)

現状の閉塞状況を見て、岡ちゃんは選手達にビデオを見せて様々な事を話したそうな(てゆうか何で主力だけでやるかな、チーム全体で様々な問題を共有しないから若手が伸びないんじゃないかな)これは基本的に良い事だと思います。やっぱり選手達の緩い頭に改革が起こらない限り今のサッカーはこの辺が限界。そして自覚がない限り、こういう要素は改善されない。個人的に、簡単な事ではないけれど、チーム全体が「状況を感じ、自分が何をすべきかを察知して動く」と言う事が出来れば、もっと変わる、もっと強くなると思う。精神論やお茶を濁すような表面的な形で逃げないで根本的な要素を改善して欲しい。今こそ起こせレボリューション(台無し)

鰻が左ひざの側副靱帯損傷で1ヶ月ぐらい離脱する模様。今のチームにとってマルケスの存在は欠かせない攻撃の拠り所となっていただけに、彼の不在は非常に痛い。しかも、比較的このチームの中で個人戦術に長けた大ちゃんやジローもいない。正直めちゃくちゃ不安。でも、これを機にチームは変わらないと。

坂田。100回ぐらいビデオでマルケスのボールの引き出し方や状況判断、ピッポのポジショニングを見てFWとしてのディティールを学んでほしい。同じようにやれとは言わないけど、ボールを引き出すと言う術だったり、味方のプレーに連動して動く所などは本当に参考になると思うし、ストライカーとして小さなスペースしかなくてもゴールを奪う術というのが分かると思う。それと本当にああいうトラップミス(ディフェンスの間で受けてゴール方向にトラップしていれば抜け出して決定機だった。そこで技術的な拙さから来るミスなのか、判断ミスかは分からないけど外側に流してしまい、外から体を入れられて最後は坂田がファールを取られてチャンスを逸した)してたらゴールなんて獲れない。スピードバカじゃ先は見えてる。ここでやらなきゃ、本当に出れなくなるよ。

・言っていた事、やっている事。

これは采配面の話。開幕前、岡ちゃんは各メディアを通してこんな事を言っていた。

私は、論理的に確率論的に選手を納得させ、チームの意思統一をして戦わせるのは、比較的得意な方である。今までずっとそういうチームづくりをしてきたし、当然ある程度結果も出やすい。しかし、そうやってつくったチームで結果が出ても、何か十分な満足感がない。何か面白くない。

それはやはり、私が口では選手が生き生きと躍動するようなサッカーと言いつつ、ロジック(論理)で縛り、実際には選手にピッチの中で目を輝かせ爆発するようなプレーをさせていなかったからだと思う。今までそれが自分の限界かと思っていたが、ひょっとしたら限界を超えられるかもしれないと感じている。

ロジックは大切だし無くてはならないが、今年はそのロジックを超えたサッカーがしたいと思っている。

岡田監督のコラム「ふっと ライフ」神奈川新聞

今年の目指すべき方向性として「ロジックを超える」というもの。でも、岡ちゃんがここのところ采配面でやっている事はまるで逆の事じゃないのかと感じた。

もうすでに様々なところで語り尽くされていますが、マルケスの怪我で坂田に交代した事はいいとして、その後失点した後、ゴールを獲るための采配として隼磨に代えて平野、吉田に代えて大島を入れた選択は全く意味が分からなかった。

まず隼磨→平野の交代。きっと岡ちゃんの頭の中にはパワープレーという選択肢が完全に見えていたはず。それなのに、独力でクロスをあげれる特徴を持つ選手を消してまで、本職ではなくサイドではほとんど仕事の出来ない選手を右サイドを任せたのは選択は明らかに采配ミス。選択肢としてはセンターバックを一枚削るで良かったのかなと。マツを上げる事を前提にセンターバック3枚を代えたくなかったのであれば、中盤3枚のうちの一枚を削るべきだった。てゆうか、平野という選択自体が疑問、中盤で運動量豊富に動いてセカンドボールを拾いながらマグロンを前に押し上げると言う意味で那須で良かった。

で、吉田→大島のスイッチ。パワープレーの中で体を張れる選手というのは間違っていないけど、本当に吉田を下げるべきだったのか。吉田の体力的な側面は別にして、彼が中央で動いてセカンドボールを拾ったり、裏を狙わせる役割を担わせるべきだったんじゃないかなと。大島を入れるなら何かを起こしてくれる期待もあるけど、競れないドラゴンをベンチに引っ込めるべきだった。

まあこの試合での交代策通じて言える事だけど、信頼度の高い選手をピッチに残し、又投入しただけで、意図や役割分担、そして意思統一が非常に不明瞭だったと思う。結局中盤で作る事を放棄しアウトサイドの選手を削った事で高い位置でボールは上げれず、はね返されたボールを拾う選手は上野一人では無茶があった。すらせたところを狙うべき坂田はその意識も低かったし(これは個人戦術でもあるけど)、全てに置いて力任せ、神頼み的な采配でしかなかった。

まあ今書いた事は後出しじゃんけん的な要素が強いけど、今シーズン通じて思うのは岡ちゃんの選択がとにかく堅い事。せっかくベンチ枠が増えても岡ちゃんの采配自体はほとんど変わっていない。確かに蓄積された経験を持つベテラン選手を使う選択は計算しやすい。だから岡ちゃんも使いやすいのかも知れない。でもロジックを超えるサッカーをしたいんじゃなかったっけ?だったら、若い選手の才能という部分に賭けたって良いはずだし、代えにくい部分を他の選手を信じて使ってあげる事も必要なんじゃないか。いつまでも計算できる範囲で振るう采配ではロジックを超える事など出来ない。ロジックを超えるサッカーを作るには、まず岡ちゃんが一線を越えないと。相手も含めて、こういう負け方は非常に気分が悪い。

まあ岡ちゃんが会見で言っていた事、マツが話している事、確かにその通り。でも、この日のパフォーマンス、去年と同じ判を押したような楽観的な会見及びコメントを聞くと、自ずと悲観的にもなるし、先を考えると不安になる。時間が掛かる事は理解してるけど、少しずつでも良いから、問題点の洗い出し、そして修正していって前に進んでいる事を見せてほしい。これからが本当の勝負なんだから。と言う事で今日はここまで。うーん、愚痴っぽい。失礼。

*山瀬、頑張れ。超頑張れ。待ってるぞ。チームは君の才能をものすごい必要としているよ。今山瀬がピッチにいたら少なくともこんな状況にはなっちゃいなかったと思うぐらいだ。とにかく焦らず。祈・状況好転、早期復活、不安解消!

*やっぱり大悟は獲っておくべきだったね、吉田の金で。顰蹙覚悟の発言だけど、ものすごい本音。山瀬と共に今のマリには一番必要なタイプだと思ったよ

| | Comments (4) | TrackBack (0)

April 09, 2006

Fantastic No.10@J1 第7節 エスパルス vs トリニータ

えぇ、ふてくされてましたよ。でも気持ちは切り替わったので、後でレポ上げます。とりあえず心機一転、エスパとトリニータのゲームを。トリニータの乱高下ぶり、そしてエスパの負の流れの打破という部分が気になったので。

2006 J.League Division1 第7節

エスパルス 4-1 トリニータ @ 日本平球技場「Fantastic No.10」
S-Pulse:24'藤本淳吾 41'&55'チョ・ジェジン 70'マルキーニョス Trinita:88'高松大樹

Super Soccer

エスパスタメン:GK西部洋平、DF森岡隆三、青山直晃(→29'斉藤俊秀)、高木和道、山西崇裕、MF枝村匠馬、伊東輝悦、兵働昭弘、藤本淳吾"ファンタスティックNo.10"(→73'久保山由清)、FWマルキーニョス(→79'平松康平)、チョ・ジェジン

トリニータスタメン:GK西川周作、DF深谷友基、三木隆司、福元洋平(→83'柴小屋雄一)、MFエジミウソン(→41'川田和宏)、トゥーリオ、梅田高志、根本裕一、西山哲平(→66'内村圭宏)、FWオズマール、高松大樹

うーん、サッカー日和っぽい感じの良い天気。エスパルスは開幕3連勝の後、内容こそ悪くないモノの3連敗と流れは良くない。トリニータは良いゲームと悪いゲームの差を感じる部分も。そんな中で流れを掴みたいゲーム。トリニータもエスパもある程度スタメンが固定される中で、エスパの方はマルキがスタメン復帰。

前半
立ち上がり、積極的にゲームに入ったのはエスパの方。非常に切り替え速く、兵働、藤本、枝村のポジションブレイクと選手間の距離感の良さを活かしてテンポ良くボールの動かして攻める。すると、徐々にアウトサイドを破って決定機を生み出す。チョ・ジェジンが左サイド深くで起点を作って走り込んだ藤本に落とすと、藤本はダイレクトでセンタリングからマルキ(パーフェクトなクロスはドンピシャなものの、マルキ叩きつけすぎてバーを超えてしまう)を呼び水に、惜しいチャンスを続けざまに作るが、ゴールだけが足りない展開。

トリニータの方は、エスパの攻勢に押される形で、なかなか攻撃を繋げる事が出来ず。チームの形でもある長いボールを核にした攻撃構築が高木和・青山の高さのあるCBの対応に苦しみ、高松・オズマールがなかなか起点を作れない。

攻めてはいたもののゴールだけが足りなかったエスパですが、サイドだけじゃなく中からの崩しも見え始め(FWがうまく受けて、飛び込むような感じ)、それが活きる形で素晴らしいゴールが生まれる。右サイドから流し込まれたボールにセンターに入ってきていた藤本が非常にいい受け方で自分の前にスペースを作り(自分の後ろを通す形で相手の対応を許さずボールをそのまま流して)、西川の位置を見て左足で芸術的なループシュート!西川は虚を突かれ反応しきれず、サイドネットに収まりエスパが良い流れを先制点をモノにした。うーん、素晴らしい。冷静な判断力、創造力溢れるアイデア、具現化できる技術、ファンタスティック。俊輔みたいだ。さすが後輩。

この後も藤本はキレキレのプレーで梅田や深谷と言った対応しに来る選手をちんちんに(その深谷をバックチャージに駆り立てるほど脅威を与えていた)完全にエスパルスの流れでしたが、ここでアクシデント。青山が接触プレーで腰を痛めてしまい、交代せざるを得ない状態に。代わって斉藤が入る。

これで少し流れが変わったか、トリニータも徐々に高い位置でボールを奪えるようになり、起点を作ってサイド→クロス、と言う感じで攻撃も繋がるようになるが、エスパも速い形で応戦。中盤での攻防→トランジッションゲームの様相。結局この流れを制したのはエスパ。左サイドからのCKから、藤本の低いボールにチョ・ジェジンが体で押し込んで追加点。トリニータは直前のチャンスのシーンでエジミウソンがいない状態を突かれてしまった(結局エジミウソンはゲームに戻る事が出来ず川田が入った)結局前半は2-0。

後半
ビハインドもあって、高めにラインを設定して攻撃に出たいトリニータでしたが、バックラインからのビルドアップの時点で出し所を抑えられる形でなかなか攻撃がスムーズに出来ない。根本からのアーリークロス、サイドチェンジが唯一の攻め手か。逆にエスパは守備からゲームに入りながらも、奪ってから速くと言う形で空いたスペースをうまく使って脅威を与える。絶好調の藤本がオフ・ザ・ボール、オン・ザ・ボール共に絶好の働きを見せ、エスパの攻撃を引っ張る。

結局勢いの差が出る形でエスパがあっさりと追加点。枝村が左サイドから突破を掛け、川田をかわしてエンドライン際まで切れ込むとマイナスの折り返し、これにフリーとなっていたチョ・ジェジンがダイレクトで強烈に叩き込み、これが左に突き刺さった。枝村の変調(スピードの変化)での突破は見事、逆にトリニータの守備は・・・。JJは2ゴール目、マルキが乗り切れない中で存在感を示す。

何とか反撃に出たいトリニータですが、攻撃は相変わらず流れず中盤で絡め取られ、逆に良い状況判断から機敏にポジションを崩して動くエスパの選手達にひっかきまわされる。西山→内村で何とかこの流れを変えたい所でしたが、逆に間延びした状態を速い攻めで突かれる形で何度も決定機を与え、Not his dayなマルキにまで長いボールから抜け出されて非常に難しい角度からやられてしまう。4失点目、虐殺モード。

30分過ぎ、交代もあって勢いが少し落ちたエスパに対して、ようやく攻勢に出れるようになったトリニータ。内村が積極的な動きを見せ、細かい繋ぎから最後は高松が粘ってグラウンダーのシュートを決めて(ブラインドかな?)一矢は報いたものの体制に影響なし。4-1。エスパルスは連敗を脱出、トリニータの方は波のあるところが見えたゲームでした。

チームの出来を見たら妥当な結果かな?エスパの方は中盤の選手が切り替え速く、状況に応じてフレキシブルに働いたのに対し、トリニータの方は動きが重く、反応も悪かった。まあそれが強いては決定機の数、そして得点差になったかなと。まあどっちもどっちの所はあるんだけど、今日はエスパが良かったと言う側面が強いかな?トリニータの受け手を完全に捕まえて中盤でボールを絡め取る事が出来ていたし、藤本や枝村は非常にキレていて、ストライカーが決定機をしっかり(マルキは?だけど)決めた。勝つ要素がしっかりあったからね。

しかし、藤本は素晴らしかった。枝村も良かったけど、このゲームのMVPは藤本かな。ゴール、アシストはもちろん、ボールを引き出すランニングも良かったし、タスクを担う一員としてもしっかり役割をこなしている(まあこないだも書いたけどね)しかしあのループは素晴らしいよ、何度見ても良い。ワクワクさせてくれる選手がこうやって活躍してくれるのは、Jにとっても良い事だと思う。生で見るのが楽しみ。

トリニータの方はまあ体が重かったとかもあると思うんだけど、課題としては攻撃の方かな。どうしても攻撃に繋がる可能性の低いビルドアップが多いから、守る時間帯が多くなってしまう。そうなると、集中力が続いて守れるけど(ガンバ戦とか)、集中力が途切れた時はこういうゲームになってしまう可能性を常にはらんでいるというのがあるのかなと(だから派手な失点のゲームが多くなってしまうのかも)高松だってポストはうまいけどハイボールを何とか出来るタイプでは決してないだけに(てゆうか長身DFに主導権を握られたら苦しい)、長いボール以外での攻撃の形を模索していきたいところ。根本のサイドチェンジや内村の仕掛けなど局面的に良いものはあるので、それを活かせる形、てゆうかトゥーリオとエジミウソンがもっと引き出す動きを多くして、前と後ろをスムーズに繋げていければ・・・と言う感じかな。

ということでここまで。次はマリの試合するよ。冷静にね。冷静に。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

April 08, 2006

Shunsuke Nakamura, Humiliation, a successive victory, a champion! Let's go to ChampionsLeague!

どんなリーグであれ、やっぱり優勝というのは凄いこと。それをやってのけたセルティック、そして俊輔!おめでとう!良かったねぇ。これでチャンピオンズリーグに行けるよ、今度こそ。と言うことで超久々だけど。

Scotland Premier League Day32
Celtic 1-0 Hearts @ Celtic Park
Celtic:5'J.Hartson

セルティックスタメン:GKボルツ、DFテルファー、バルデ、マクマナス、ウィルソン、MFレノン、スティリアン・ペトロフ、中村俊輔(→58'ピアソン)、マロニー(→82'マクギーティ)、FWハートソン(→70'ダブリン)、ズラフスキ

ハーツスタメン:GKゴードン、DFニールソン、ウェブスター、ベッラ、フィッサス、MFブレリエ(→85'エリオット)、ハートリー、チェスナウスカス、FWヤンカウスカス(→54'ポスピシル)、ベドナル、ミコリウナス(→62'スカチェル)

首位セルティックと2位ハーツの直接対決。セルティックはこのゲームに勝てば優勝が決まる(リーグ史上最速)ハーツの方はこの順位を逆転云々というのではなく、来期のUCL予備選出場権確保に向けてレンジャーズとの差はわずか3。首位セルティック相手、しかもアウェーとはいえ、勝ち点は落とせない。まあそういうこともあって、本気度たっぷりの非常にリアリスティックなゲームとなりました。ということでセルティックのゲームではいつもこうしてたけど、雑感形式で。

・俊輔はいつも通り右サイドでスタメン、しかしこの日のセルティックパークはいつも以上に凄い音量。

・いきなりキター!軍曹!軍曹!ボルツのロングボールからの展開、軍曹が競って後ろに流れ、大きく弾んだところにズラが入ってもう一度走り込んできた軍曹に落とす。これを軍曹見事なミドルシュート!タイミングが獲りにくいバウンドにGKはわずかに届かずこれが決まって先制!最高の出だし!

・ただ、このゴールで全体的にリスク回避の思考が強まり、ハーツの攻勢に四苦八苦。勢いが落ちたとはいえリーグトップクラスの実力を備えているハーツの圧力に押されて繋ぐことを放棄し、ロングボール中心の攻めが中心になる。

・まあその効果か、チーム全体の守備意識は非常に高く、俊輔も対面のサイドバック、フィッサスを見ながらも挟み込みに参加して守備貢献。

・相変わらず軍曹頼みの長いボールが多くなるが、軍曹の強さとズラの機動力で何とか攻撃を繋ぎ、そこから切り替え速くサイドが絡む形で何とか攻撃を形どる。テルファーが俊輔を見ない。焦りすぎ。

・しかし、ゲームの展開がそうさせるのか、それとも周辺事情がそうさせるのか、スコティッシュプレミアクオリティ全開。Jならカードが10枚ぐらい出ていてもおかしくないようなダーティタックルとハードコンタクトの連発。俊輔はその中で冷静に早めにボールをはたいてそういうタックルを避けてるね、良いよー。

・俊輔が活きるような展開は少ない。マークも厳しく、サイドに張り付くだけでなく中に入ったりと動いてボールに絡もうとはしているモノの頭上を通過する。見せ所だった右サイドからのクロスはうまくディフェンスの隙間を突いたズラにぴったりだったモノの直前でクリア、FKはイマイチ。

・ハーツは繋ぐことは重視しているモノの、ヤンカウスカスは完全に空中戦でバルデとマクマナスに封殺されて、最後の部分で足りない。結局前半は1-0。

・後半も相変わらずの展開、レノンは後ろ戻しすぎ。そのバックパスの粗さを突かれてピンチになるシーンもあったりと、チーム自体がハーツのプレッシャー、ゲームのプレッシャーに苛まれる。俊輔は相変わらずボールタッチシーンは少なく、一度センターに入って軍曹の落としから素敵なスルーを見せたぐらい(結局オフサイド、絶妙のタイミングとタッチだったけどね)結局後半10分過ぎに交代。ピアソン投入、ペトロフが高めの位置に。

・時折マロニーちゃんが前に出る程度で、より守備姿勢が強まるセルティック。それに対してハーツも交代選手でスカチェルなどを投入して攻勢を強めるが、集中力、意識の高いセルティック守備陣を崩せず。はね返しまくりバルデ。

・軍曹交代時のスタンディングオベーションは素敵だった。今日のスコアラーだからね。結局サポに支えられる形で最後までハーツの猛攻を凌ぎきり、1-0。セルティックが2年ぶりの40回目のリーグ制覇(リーグ史上最速、2位ハーツに勝ち点20の差を付けた)、先日のCISカップと合わせて2冠、そして俊輔にとって初めてのリーグタイトルを勝ち取った。

いやー、凄かった。セルティックパーク。ラーション凱旋時の時の雰囲気も凄かったし、CISカップの終わった後の歌の音量も凄かったけど、リーグタイトルの掛かったゲームは違うね。負けず劣らずの最高の雰囲気。サッカー選手としてそういうセレブレーションを受けたと言うことは素晴らしい体験だと思うし、そんなサポに愛されたと言うことは俊輔にとってとても幸せなことなんじゃないかなと。

しかし、出だしを考えると、こんな形で優勝出来るようなチームに良くなったなぁと思っちゃうよ。UCL予備戦ではアルトメディアという聞いた事ないクラブにアウェーで反撃不可能なほどの大敗を喫して結局UCL出場権を逃しちゃったり、開幕でも守備が恐ろしいほどカオスな状態だった訳だからねぇ。でも俊輔の加入から流れが変わって、その後少しずつストラカンの考えるパスサッカーを具現化して、これだけの勝ち点を繋げてきた。確かにどうしようもない内容なんだけど勝てちゃう試合というのもあったけど、シーズン通じて相当良くなっていったのも確か(守備は最後まで・・・。いや、今日は最後まで我慢できたもんね)美しいダイレクトパスとか、ペトロフの飛び出しを助長するような形を作ったりと、主体的な攻撃が出来るようになってると思う。それだけのこのチームはシーズン戦いながら強くなっていったのかなぁと思う。

で、俊輔。初めてのスコティッシュプレミアという舞台で良くやった方なのかなと。結果としての4ゴール9アシスト(まだリーグ途中だけどね)はもうちょっと出来たかなぁとも思うけど、充分チームの武器として実力を発揮したと思う。だからこそ、スタメンの座をもぎ取ったと思うし、監督、チームメイト、そしてサポーターの信頼を得れたのかなと。左足、テクニックはこのリーグでは最高峰、改めて「中村俊輔」の価値というのを証明してくれたかなと。

目に見えない部分としては、まず初めての国、初めてのサッカースタイルの中での順応。自分の良さを押し出してまず相手に認めさせて、自分でリーグに順応する時間を自ら作った感じで、強気だったけどとても良かったかな。まあセルティック自体がチーム改革の途中で俊輔自体も合流して時間もなかったからそうするしかなかった、とも言えるけど、自分で道を切り開いたと言う感じでとても良かったかなと。

もう一つ、チームのタスクをやりながらも自分の良さを出すという事が出来るようになったかなと。セルティック自体そんなにバランスの良いチームじゃないからゲームの中で守勢に回る事もあったけど、そういう時には傍観せず、チームのタスクをになう一人としてしっかりと守備貢献をして、それをこなしながらも卓越した技術でリズムを変え、違う流れを生み出し、直接ゴールに繋がるプレーという"中村俊輔"の仕事をした。まあモダンフットボールとは少し違う土壌でモダンフットボールの中で活きていく資質を磨けたというのはとても良かったかなぁと。まあイタリアで磨いてきたモノがここで発揮されたと言った方が良いのかも知れないけどね。

それにしても

「(残り試合も)最後まで気を抜かず、何か課題が見つかるようにやっていきたい。」

らしいというかなんというか・・・。正直少し休んで蓄積疲労を抜いて、万全の状態でWCに行ってほしいと思っちゃった僕、少し恥ずかしくなったよ。でも俊輔を駆り立てるのはタイトルとか、栄光じゃなくて、「サッカーうまくなる」だもんね。これからも色々と進化していくための種を探して冒険は続くってことかな。

とにかくセルティック、そして俊輔、おめでとう!

Link!Link!Link!

セルティックが40度目の優勝(uefa.com)
俊輔2冠、外国人から救世主へ(報知)
俊輔2冠、来期は年俸倍増だ(スポニチ)
俊輔、初のリーグ優勝/スコットランド(ニッカン)
俊輔スペイン移籍か、2冠置き土産?(ニッカン)
セルティックV!俊輔悲願のCL切符(デイリー)
俊輔悲願のリーグ制覇で2冠・・・プロ10年目初めての歓喜(サンスポ)
揺れる俊輔、欧州CL残留かスペイン移籍か(サンスポ)
大観衆と喜び分かち合う 中村、初のリーグ制覇(スポナビ)

まあ色々とニュースが出始めてるけど、それは又落ち着いてからかな。軍曹にも出てるみたいだし・・・。まあしょうがない事か。と言う事で今日はここまで。
234sb_1
*明日は大宮戦、何とかこの流れを切りたい、相性もあるけど勝ちたいね。大悟と桜井は怖いけど、FC東京戦の反省を活かせれば・・・・。吉田頑張れ、うまく動いて攻撃を流動化させてね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 07, 2006

途切れなかったゴールへの集中力@UCL Q.Final 2ndLeg

2勝2敗です。何がって、僕の予想。totoが当たらないはずだわ。では、UCLの雑感を。

05-06 UEFA ChampionsLeague QualterFinal 2ndLeg
AC Milan 3-1(Total 3-1) Olympique Lyon @Stadio San Siro
Milan:25'&88'F.Inzaghi 90'+3'A.Shevchenko Lyon:31'M.Diarra

ミランスタメン:GKジーダ、DFスタム(→24'コスタクルタ)、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ、MFピルロ(→71'アンブロシーニ)、セードルフ、ガットゥーゾ(→78'マルディーニ)、カカ、FWシェフチェンコ、フィリッポ・インザーギ

リヨンスタメン:GKクーペ、DFクレルック、クリス、カサッパ、アビダル、MFディアラ、ジュニーニョ、マルダ、FWヴィルトール、フレッジ(→71'カリュー)、ゴヴ(→83'レベイエール)

ミラン、土壇場の逆転で4強入り(uefa.com)
3年前によく似た光景(uefa.com)
勝利に酔う「スーパー・ピッポ」(uefa.com)
不運なリヨン、アウェーでミランに屈する=欧州CL(スポナビ)
最後に散ったリヨンの夢(スポナビ)

まとめてやりたいので、レポは上のリンクで。印象としては、リヨンが1stLegで掴んだ手応えをこのゲームに繋げて良いプレーをしたのに対し、ミランとしてはリヨンに対して明確な対抗策を出せていなかった。でも、リヨンにはしてはならないミスをしてしまい、そこをミランが抱えるスーペルなストライカーに突かれてしまったと言う感じかなぁと。

正直現時点でのチーム力という部分ではリヨンに分があったと思う。1stLegで抑えられたカカ-ピルロラインを復活させることが出来ず、ほとんどリヨンに主導権を握られる展開で、守備も青色吐息だった。でもそこで勝てたというのはミランには世界最高峰のストライカーがいたと言うことだと思う。

まあプレーの質と言うよりストライカーとしての職業を全うしたというか、気の持ち方というのが素晴らしかったのかなと。ほとんどまともなチャンスが出来ない中で集中力を保ってチャンスを待ち続けて、そして訪れたチャンスをモノにする。書くのは簡単だけど凄い難しいこと。プレーのリズムも掴みづらいし、いざ来た時に力が入ってしまってミスとなってしまうことなんて腐るほどある。そういう意味で、この日のピッポとシェバはゲームの中に入って集中し続けて、最後の最後に強い光を放った。賞賛ですよ。特にピッポは調子良いだけあって感覚が研ぎ澄まされていたね。佐藤寿人もきっと喜んでることでしょう。

で、リヨンの方。先週のレポートにジェルランでのゲームで見えた2ndLegに繋がるポジティブ・ネガティブなポイントと言うのを書いたのだけど、そのポジティブな面を活かせていたのは間違いなくリヨンの方だったと思う。しっかりと落ち着いて主導権を握ってサッカーをし、その中でメインラインであるカカとピルロに対しての警戒もしっかりと出来て、そして出場停止から戻ってきたジュニーニョの武器も活かせて実に繋げた。プロセスに置いては負ける要素はほとんどなかったと思うんだけど、まあそこは勝負を決める部分の差かな。マークミス、クリアミス、逸機。残念だけど、その部分は足りなかったのかも知れない。

しかし、サンシーロってさ、何か棲んでるよね。uefa.comの記事にもなってるけど、3シーズン前のアヤックス戦を思い出すような最後の最後でのどんでん返し。今回はそういう気配は全く見えなかったのになぁ。でも、この勝利はミランに勢いを与えるかも。あのアヤックス戦での逆転勝利の時も優勝してるし、今回も?まあ分からないけどね。リヨンは本当に惜しかった。ジュニーニョの言葉通り、このチームで来年もUCLで活躍して欲しい。出来ればフレッジが更に成長してこの日足りなかった勝負を決める選手になってね。じゃあ次。

Juventus 0-0(Total 0-2) Arsenal @ Stadio Delle Alpi

ユーヴェスタメン:GKブッフォン、DFザンブロッタ、R.コヴァチ、ファビオ・カンナバーロ、キエッリーニ(→66'バルツァレッティ)、MFエメルソン、ジャンニケッダ、ムトゥ(→61'サラジェッタ)、ネドベド、FWトレゼゲ、イブラヒモビッチ

アーセナルスタメン:GKレーマン、DFエブエ、コロ・トゥーレ、センデロス、フラミニ、MFリュングベリ、ジウベルト・シウバ、セスク・ファブレッガス、レジェス(→63'ピレス)、フレブ(→87'ディアビ)、FWアンリ

アーセナルが初の準決勝進出(uefa.com)
アーセナルが4強へ ユベントスは精彩を欠く=欧州CL(スポナビ)

どっちが勝っても良いと思ってたし、1stLegでほぼ勝負は決まってたとは言え、ユーヴェのパフォーマンスには失望。ショートカウンターとアウトサイド頼りの攻撃ではビッグクラブのディフェンスを崩すにはいかんせん迫力不足。主体性を求められるシーンではほとんど何も出来なかった。てゆうか、去年と同じ負け方。しかもビッグクラブと言っても相手はアーセナル、守備に置いてはトップクラスじゃない(良い状態だけどね)

まあチームとしての問題もあったけど、個としても見てもどうにもならなかった。期待されたムトゥはこの2戦通じて鳴かず飛ばず。ズラの不調は深刻でビッグマッチの刺激も復調には繋がらず(楽しようとしすぎ、テクニックにおぼれて恵まれた体格はほとんど活きなかった)。そうなると頼るべきはトレゼゲの決定力とネドベドの鬼神のごとき働きだったけど、ボールがこなきゃトレゼゲもただの人、ネドベドは周囲のパフォーマンスを活性化させようと頑張ったけど、最終的には気持ちが前に出すぎて退場。ヴィエラ、カモラネージ、そして復調アレックス不在の中で、これじゃ崩せないのも当たり前だったのかも・・・。

で、そんな時に展開を変えれるような選手がいれば良かったんだろうけど、このゲームでの交代がムトゥ→サラジェッタ、キエッリーニ→バルツァレッティ。展開を変えれるようなタレントがいないことが見事に露呈。このチームが持ち得る攻撃の幅は相変わらず狭かった。去年と同じように負けたというのは、昨シーズンの敗退の反省を活かせなかったと言わざるを得ないですな。

モッジ様、この敗退を糧とするのなら、中盤で創造性・主体性を発揮できるタレントを獲得して攻めの更なる幅、アタッカーをより活かす攻撃構築を目指す必要性があるのは間違いないところですぞ。スティーブン・ジェラードよりトマシュ・ロシツキーやウェズレイ・スナイデル。他にもスティーレ・ユヴェントスの掟に反するかも知れないけど、素行の悪いテヴェス(チェルスキ行きが決定的という話もあるけど)やカッサーノ(新体制の動向次第では市場に出てくる可能性もあるかな。積めば出してくれるんじゃ・・・)という選択肢だっていい。カッサーノに関しては獲りに行ってたわけだし。とにかく主体的に攻撃を作れる選手か、局面を変えれる選手を獲ってくれ、こういう負け方はもう勘弁。いらいらしてしょうがない。

アーセナルは初めてのベスト4、おめ。ユーヴェのへたれパフォーマンスはあったにしても、1stLegの2点のアドバンテージをしっかりと活かすゲームプランを遂行、0に抑えて逃げ切ったというのは自信に繋がるんじゃないかなと。今までの美しい高速パス崩しこそ減ったけど、速いアタッカーを活かしたショートカウンターは充分脅威を備えているし(決定機のゴールの匂いはアーセナルの方があったと思う。速い展開への慣れはアーセナルらしい)、セスクの今シーズンの成長ぶりは目を見張るモノがある。エブエやフラミニも良くやってると思うし(守備が破綻しなくなったもんね)、勢いが出てきたんじゃないかな。

自分たちの思い通りに進められるほど(先制→逃げ切り)甘い舞台ではないのを改めて感じさせられたゲームでした。ネドベドに何とかビッグイヤーを獲って欲しかったけど・・・。もしUCLのために彼がビアンコ・ネロのシャツを脱ぐとしても今なら賛成してしまいそうだ。

とりあえず今日はここまで。明日残りの2試合の雑感を上げます。てゆうか俊輔のゲームもやるつもり。とにかくセルティックやったね!俊輔おめでとう!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 05, 2006

充実したぶつかりあい@J1 第6節 エスパルス vs ガンバ+まとめ

昨日は花見のためお休みにさせてもらいました。で、今日はUCLあるんですけどその前に、とりあえず6節まとめと言うことで(4、5節は諦めました)で、その中でエスパ-ガンバをピックアップしようかなと。どちらも意欲的で中身も充実、勝負においても魅力的なゲームでした。

2006 J.League Division1 第6節

エスパルス 2-3 ガンバ @ 日本平スタジアム「充実したぶつかりあい」
S-Pulse:44'兵働昭弘 44'矢島卓郎 Gamba:22'家長昭博 71'フェルナンジーニョ 86'マグノ・アウベス

Super Soccer

エスパスタメン:GK西部洋平、DF森岡隆三、青山直晃、高木和道、山西崇裕、MF兵働昭弘(→84'平松康平)、枝村匠馬、藤本淳吾(→72'高木純平)、FW矢島卓郎(→46'マルキーニョス)、チョ・ジェジン

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF青木良太、シジクレイ、山口智、家長昭博、MF松下年宏(→26'入江徹)、橋本英郎、前田雅文(→83'安田理大)、二川孝広(→53'播戸竜二)、FWフェルナンジーニョ、マグノ・アウベス

書きたいことがあるので、ゲーム展開に関しては割愛。中身として、両チームの培ってきたモノのぶつかり合いはレベルが非常に高く、非常に見応えがありました。勝負の綾としてはガンバの攻撃的メンタリティ、そして個の質が、エスパの組織力を上回った、ということになるのかな。まあ体力的な側面もあるし、エースの差とも言えるのかも知れないけど(マルキは決めなきゃいけないシーンで決めきれなかったからねぇ、あそこで3-1にしてたら・・・)で、相手の良さを消すのではなく、出し合うような展開になったことでこういうアグレッシブなゲームになったと思うのだけど、その両チームが表現したパフォーマンスはとてもポジティブなモノだったので、その辺を。

・タスクの中で輝く若きセンスエリート達 -エスパルス-

まずエスパの方から。開幕から3連勝の後、このゲームを入れて3連敗と良いスタートを継続できず、結構ネガティブな印象もつきまとうかも知れないけど、ゲームの内容自体は悪くありません。いかんせん若いチームなだけに、悪い流れに飲まれてしまうとずるずる引きずってしまいそうなモノですが(まあ引きずってると言ったら引きずってるのかな)、その中で積極的に自分たちの良さを出しているのではないでしょうか。

チームとしては去年から実践と修正を経て積み上げてきた組織力というのがこのチームのストロングポイントだと思うのですが、その中でより個の特徴や技術を反映させるところが去年と今年のチームの差異なのかなと。

昨シーズン、降格争いに苦しみながらもチームとして試行錯誤を繰り返しながら積み上げてきたモノが天皇杯の躍進に繋がった訳ですが、その中身は、チーム全体が連動しながら、そこでアプローチ(楽なプレーさせず、その中でコースの絞り込み)→狙いを定めてインターセプトor囲い込みという形で高い位置で奪う事に主眼をおいた守備、そしてそこから切り替え早く縦に速い太田圭介やチェ・テウクが外のスペースを突くショートカウンターと言う具合。組織的に充実しており、機能美を感じさせる非常に質の高いモノでした。ただ課題としては、その質を実に繋げる部分での粗さ。数多くのカウンターはあるものの、勢い重視であることは否めず、チャンスを無為にしてしまう。アイデアや技術での質と言うところまでは付随していなかったのかなと。

で、今シーズン。長谷川監督は昨シーズン作り上げた基盤の上に、若く質の高い才能を誘導する事で、その課題の解決に取り組んでいるのかなと。そしてその融合というのが藤本・兵働の起用に出ているのではないでしょうか。

実際この起用はチームの良さを消すかも知れない危険な要素もはらんでいます。その危険というのが、タスクの不徹底による破綻と特徴の変化によるプロセスの変質によるノッキング。兵働はまだしも藤本は才能があるとはいえプロ1年目。タスクの理解、具現化と言うところはどこまで出来るか分からない部分もあるし、タスクに忙殺されて良さが出ない可能性もある。又太田・チェとは特徴が違うから今までは突き抜けていたモノが今度は詰まってしまう可能性がある。この辺が懸念されるポイントな訳ですが、今のところ彼らは不安を消し飛ばし、期待に沿う活躍をしているのかなと。(前置きが長い)

二人のレフティ(藤本・兵働)は、タスクに対しての対応力に優れており組織破綻の元にはならず、それをこなしながらも自分の良さをアタッキングサードで出しているのかなと。藤本は技術も素晴らしいけど、動きにキレがあってスペースを見いだして動くセンスが素晴らしい。兵働は個での突破という部分ではあまりないものの、左利き的な持ち方で外中とポジションを変えながら昨年から培ってきた周囲と絡みながら右サイドを活性化させており、又左利き的な持ち方からシュートを狙ったり、アーリークロスを上げたりとキックの質の高さを見せている。まあこれは健太監督の好判断(技術的には二人とも高いのだけど、特徴を見て左と右に振り分けたこと。スピード、オフ・ザ・ボールの動きに優れ、縦に"抜ける"技術を持っている藤本を左に使い、コンビネーションが出来ていて柔軟にプレーできる兵働を右に使うと言う選択。逆でも何とかなりそうだけどね)もあるけど、彼らのセンスはエスパに新しい風を送り込んでいると感じました。

この二人だけでなく、ゲームも作れて、飛び出してアクセントもつけれる枝村(去年からタスクの根幹となる部分で良くやってる)、スピード含めたフィジカル・足元の技術・ダイレクトプレーとFWのプレーをオールマイティに出来、結果も残した矢島(怪我は残念だけど、シュートを打つために逆算してセルフスペースメイク出来る頭の良さも感心)、この日はやられたけど身体能力に優れ個の局面に強さを発揮する青山と若きセンスエリート達は良いプレーをしているのかなと。彼らはJではかなり強い負の流れを脱却できるか、とにかく楽しみです。

・2つのスタイルが持つ可能性 -ガンバ-

エスパの方が長くなっちゃったので簡単に(ごめん)

このゲームでは、遠藤・明神が怪我で離脱、加地も代表戦の疲労を考慮して欠場と、スタメンが大きく変わる状態の中で、若い選手達がその穴を感じさせないプレーを見せました。レギュラークラスだけではなく、バックアッパーにも攻撃的なメンタリティが浸透していることにガンバの攻撃的志向がお飾りではないと言うことを改めて感じたわけですが、このゲームで感じたのは選手の起用によって、このチームの攻撃が変わると言うこと。

開幕当初からマグノ・アウベス+フェルナンジーニョ+二川が前線の主な組み合わせてとして採用されてきました(遠藤も入れても良いけど、ポジションがどこであろうと役割としてはあくまでゲームメーカーだしね)合わせた当初はコンビネーションが未成熟だったことに加え、ポジショニングや役割分担がかぶることも多く、ノッキングを起こす事も多かったわけですが、チームとしての新たな攻撃の形が見え始めてから、ある程度今年の攻め方というのが出来てきたのかなと。中盤でパスを繋いで攻撃を作ることにより、相手ディフェンスのバランスを崩し、その空いたところでチャンスメイクすることで、機能するようになってきたのかなと。

要は現在のガンバの核は中盤主導であるということで(前から書いてるけどね、ちなみに去年は完全に前線主導型。前がアクションを起こして、前が個人技で崩す。まあ今もフェルがいることでその傾向もない訳じゃないけどね)、まあこれだけでも充分凄いわけですが、ここに最前線で存在感を示せるアタッカーが入ると、又攻撃の質が変わるわけです。それが、播戸の存在です。

彼は最前線で合わせたり抜け出したりとシビアなゾーンでプレーする選手。まあそういうゾーンでプレーするだけあって、アクションを起こすタイミングは速い。現在のスタメンの中ではそういうファーストアクションを積極的に起こす選手はおらず、どちらかと言えばセカンドアクション型(誰かが何かを起こして、それで生まれたスペースを使う)の選手が多い。そういう意味ではチームとして彼の存在は前線の活性化的な駒として、考えられているのかなと

で、どうして質が変わるかというと、相手のバランスを崩す手法が変わってくるからです。中盤主導の時は相手を引き出すことになるけど、播戸が入るとラインを押し下げる。要はチーム全体でやろうとしていることを播戸が前で動くことで同じ事を生むことが出来るというわけです。

その手法をもう一つ持っていると言うことは、中盤で思い通りに繋げなかったり、崩せなかったり時などの緊急避難的な選択肢が出来ると言う意味でガンバにとってはとても大きく、強みになり得るのかなと。どうしても相性の悪い相手というのは出てくると思うけど、そういうときに目先の変わる存在を持ち得ているというのはチームがゴールを獲れる可能性が広がると言うことですからね。様々なエクスキューズを抱えるシーズンの中で、ガンバもそれに対応する力を付けてきているのかも知れませんね。

播戸というテーマは最近強調していることで、同じ事を書いてる感じです。しつこくてごめんなさい。ほんとは播戸嫌いなんだけどね。若手の活性化というテーマでも良かった気がするけど、まだ分からない部分もあるので避けました。その辺はと言うことでおしまい。その他の試合。

セレッソ 2-3 ヴァンフォーレ @ "大阪"長居「開花宣言はまだ遠い」
Cerezo:44'pゼ・カルロス 75'西澤明訓 Ventforet:38' 68'&72'倉貫一毅

トリニータ 1-2 ジュビロ @ 九石ド「山本監督の強みは運かも」
Trinita:78'高松大樹 Jubilo:56'菊地直哉 89'成岡翔

アルビレックス 1-1 サンフレ @ ビッグスワン「崩れて、見失って、その先は?」
Albirex:81'中原貴之 88'p森崎浩司

ふろん太 2-2 ジェフ @ 等々力「原因は慢心だけなのか?」
Frontale:1'&81'ジュニーニョ JefUnited:18'巻誠一郎 89'阿部勇樹

鹿島 2-1 アルディージャ @ カシマ「みつおさんとだいごさん」
Antlers:6'岩政大樹 41'小笠原満男 Ardija:65'小林大悟

レッズ 0-0 グランパス @ 埼玉「神懸かりなり、中位力」

サンガ 2-1 アビスパ @ 西京極「空模様のようなゲーム」
P.Sanga:49'林丈統 70'美尾敦 76'田中佑昌

Fマリノス 1-1 FC東京 @ 日産「警鐘鳴り響くロスタイム」
F.Marinos:67'田中隼磨 FCTOKYO:89'増嶋竜也

最強ですな、中位力。まあレッズのこと笑えないんですけど(FC東京にも中位力の気が・・・)しかしこれでまたリーグ全体がぐっと詰まった。抜け出すかと思ったら混戦、うーん、Jらしい。まあこれからどうなるかわからないけど、流れは確実に生まれ始めてるだけに、とても面白くなりますよ。てゆうか、今月終わったらJ一旦中断か、それも寂しいな。まあ寂しいなんて言ってらんねーけど。ということでとりあえずここまで。やりたくなったら速報気味でレポするかも?

*調子良いと怪我ってしちゃうモノなのかな?良くそういう話聞くけど。ジロー、4週間かよ(´・ω・`)

*大宮戦大ちゃんが駄目なら吉田かな?マルケスとかでも面白そうだけど、左サイド流れるだろうし、それが強みだからねぇ。3トップにするとか、後藤スタメンというのは・・・・ないだろうな、岡ちゃんのことだし。大宮には相性悪いから、変わったことやっても面白いと思うけどね。

*去年の最終節の三浦監督のコメント覚えてるよ。

「バイタルエリアでは怖さを感じなかったんで」

*あのゾーンはFマリノスの成熟度を測るにはぴったり。又4-1-4-1から4-4-2になったら成長してないって言われるかも(苦笑)逆に出来たら成長してるって言えるけど、今の大宮のスタンダードは4-1-4-1だからなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 02, 2006

空模様に似たゲーム@J1 第6節 サンガ vs アビスパ

サンガとアビスパ、どちらも久々のJ1ではなかなか勝ち星が生まれず、ちょっと苦しい立ち上がりになりました(まあ両チームの戦いぶりはだいぶ違うけど。アビスパは勝ちきれないという感じで、サンガは勝てる可能性が低いと言う感じかな)そんな中での直接対決、しかしすげー雨。

2006 J.League Divison1 第6節

パープルサンガ 2-1 アビスパ @西京極公園陸上競技場「空模様のように」
P.Sanga:49'林丈統 70'美尾敦 Avispa:76'田中佑昌

Super Soccer

サンガスタメン:GK平井直人、DF大久保裕樹、リカルド(→53'黄×2=赤)、児玉新、MF斉藤大介、中払大介、美尾敦(→71'星大輔)、FW林丈統(→80'米田兼一郎)、アレモン、パウリーニョ(→54'登尾顕徳)

アビスパスタメン:GK水谷雄一、DF山田辰徳、金古聖司、千代反田充、アレックス(→89'黄×2=赤)、MF中村北斗、ホベルト(→74'山形恭平)、久藤清一、松下裕樹(→56'城後寿)、FW藪田光教(→45'林祐征)

前半
立ち上がり。組織における完成度において分のあるアビスパが、アレックス・中村北斗の積極的な攻撃参加を核にアウトサイドに生まれるスペースを使って主導権を握るが、京都の抵抗もあってゴールとまでは至らない。セットのチャンスも多かったけど、その辺も活かせず。

徐々に京都が前3枚の絡みでゴール前に進出するシーンが増え始め、林、アレモン、パウリーニョとそれぞれが決定機を迎えるが、こちらも水谷の好判断もあってチャンスを生かし切れない。ただ、サンガの方としてはシンプルにスペースを突くという形で自慢のアタッカーの個の強さを前に出せたことはポジティブだったのかなと。前半はスコアレスでおりかえす。

後半
アビスパはなかなか存在感を示せなかった藪田(そんなに悪くはなかったにしても)から林にスイッチ。前でターゲットとして、起点を作る狙いの交代かな?両サイドからその林を使いたかったがなかなかクロスをあげれず、逆に後半のファーストチャンスを活かしたのはサンガの方だった。アレモンが左に流れてセンターバックを引っ張る。アレモンは柔らかいクロスをゴール前に入れて、そのズレを突いてフリーで飛び込んだ林がヘッドで合わせサンガが先制した。そっか、サンガは初めての先制だったのか、兄者派手なガッツポーズ。

しかし、その先制点から数分もたたない間に、中盤での攻防の中でリカルドがアプローチ時に激しいチャージで中村北斗をぶった押してしまい、2枚目のイエローで退場。すぐさま、CB登尾を投入することになるが、その交代選手はスピードでアビスパの脅威を与えていたパウリーニョ。いいのかそれで?まあピッチが濡れて裏を狙うと言う選択は難しいのかも知れないけど。で、それに応じる形でアビスパは松下に代えて城後を投入。前を厚くして攻勢を狙う。先制点から一気にゲームが動き始めた。

ここまではサイドから攻めるモノのクロスを上げきるところまで行っていなかったアビスパでしたが、攻撃の形としてアバウトなボールでも上げちゃって、でっかい二人が頑張ってそのセカンドをどうにかしようというやり方がはっきりして、攻勢を強める。その成果か、右からの久藤のハイクロスを林が体を張って落として、後ろからアレックスがミドル。その後もアレックスがサイドから切れ込み1vs1のシーンを作るなどしたものの、決めきれない(アレックスはもうフリーポジションみたいになってたね)

数的優位、前への意志、チームの共通意識など様々なファクターを考えた時、よりはっきりした展開(アビスパの攻勢、サンガの守勢)になるかと思われましたが、ゲームは落ち着くどころか、激しく揺れつづける。アビスパが前掛かりになったところでサンガのカウンター。早い切り替えで右サイドを上がってきていた大久保がライン際で一枚はがしてそのままゴール前に突進、ペナ間際ホベルトに倒されてFKを得る。そのチャンスに美尾がピッチ状態を見た低いキックで狙うと、前に出てきた選手に当たったことで非常に良いコースに飛び、そのままゴール。幸運な形で点差を広げることになる。この得点で瞬間風速的な勢いが生まれ、その勢いが今度はアレモンがペナ内で後ろから倒される形でPKを奪取。アレモン自ら決めるか・・・なんて思ってたら、水谷がこの急所を凌ぎ、又流れが変わる

九死に一生を得たアビスパはこれで息を吹き返し、その勢いに乗る形でサイドからの攻撃を実らせる。相手をボックス内に押し込んで左サイドに展開。途中出場の山形恭平が中に流し込むと、ここに飛び込んできたのはアレックス!このスライディングシュートは平井が止めたモノの、そのこぼれを田中が押し込んだ。

差を一点に詰めて更にサイドからのパワープレーの傾向が強まり、ペナ内は非常に人が多い状態。まさに肉弾戦。ごちゃごちゃした中で何度かチャンスは合ったモノの、アレックスがシュミレーションで退場となった時点で勝負あり。サンガが一足先にJ1復帰後初勝利、てゆうか兄者J1初勝利。

雨脚が強まったり、弱まったりというように、ゲームの中でも波が非常に激しい試合でした。正直言って、ピッチの状態が悪かったにしても、個々の技術の質や意識レベルなど、決して褒められたモノではなかったけれど、ゲームとしては展開や流れがワンプレーで激しく変わる、目の離せない面白いゲームだったのかなと。

サンガ、とりあえず今季初勝利おめ。サンガが抱えている優秀なアタッカーの質をシンプルで縦に早い形で活かせたことでチャンスに繋げれたこと、そして数的不利を負ってから相手のパワープレー気味のアタックを体を張って粘ったことが勝因かな。まあどうしても総合力では他のチームには劣ってしまう部分が多く、特にそのDFが相手のアタッカーの質に屈する形で持ちこたえられず失点を重ねてしまうと言うことが多かった気がするけど、これからこのゲームのようにサンガの良さを活かすことが出来れば、他のJ1のチームとも戦えるのかなぁと。まあこれで悪い流れが断ち切れたとしたら、この次のゲームが大事になってくるでしょうね。

アビスパの方は、サンガとは逆に自分たちの良さというのを出させてもらえず、逆に自分たちの不得意な形に持ち込まれてしまったことが厳しかったかな。全体の距離をコンパクトにしながら激しいプレスで主導権を握りたかったところだけど、早く前に持って行かれてプレスが空転してしまったことで、苦しい守備対応を強いられ、4バックのセンターがアレモンとパウリーニョの動きにゾーンを維持することが出来なかった事で失点に繋がってしまった。自分たちの思うような展開にならなかった時の対応力という意味で、今日は京都のアタッカーに軍配が上がったかなと。元々個で勝負をするチームではないと思うのでいかに組織を維持し、自分たちの土俵で勝負できるように引き込むかというのがこれから戦っていく上での鍵になるのかなぁと。チームとしてはしっかりしていると思うので、グラウシオが帰ってくればそのうち勝ち星も転がってくるんじゃないかな?

どうしても上位チームの対戦とかに集中しちゃって、昇格チームはまだ取り上げきれなかったので、やってみました。後は甲府をそのうちね。今週のゲームでもやろうかな?てゆうかUCLがある週はちょっときびしいんだけどね。と言うことでとりあえずここまで。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

刺しきれなかったトドメ、詰め切れなかった甘さ@J1 第6節 Fマリノス vs FC東京

シュート数21、枠内シュート13、ポゼッション56%。敵将が認めるほど、今日の出来は良かった(細かい部分は抜きにしても)でも結果は1-1のドロー。女神様は気まぐれだ。いや、女神様がほほえんでくれていたうちにゲームを決めきれなかったことが悪い。そして、迷って手をこまねいてしまった采配も。

2006 J.League Division1 第6節

Fマリノス 1-1 FC東京 @ 日産スタジアム「刺しきれなかったトドメ、詰め切れなかった甘さ」
F.Marinos:62'田中隼磨 FC.TOKYO:89'増嶋竜也

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵、河合竜二、MF上野良治、マグロン、田中隼磨、ドゥトラ、清水範久(→56'吉田孝行)、FW大島秀夫、マルケス(→86'坂田大輔)

FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF徳永悠平、増嶋竜也、茂庭照幸、鈴木規郎、MF伊野波雅彦、梶山洋平(→46'宮沢正史)、今野泰幸、栗澤僚一、FW川口信男(→83'阿部吉朗)、ルーカス(→75'赤嶺真吾)

天気は良いものの日の当たらない2階席上段は冷たい風が吹き付ける。レッズの戦の事の顛末を克明に伝えるハマトラ(休刊ですか・・・)を真剣に読む人々、選手紹介後にゴル裏一角だけが歌い出す状況、何かいつもの試合前とは違った印象。で、メンバー。Fマリノスの方は、木曜日の代表戦でスタメン出場した佑二とドラゴン、アビスパ戦で左足を痛めた大ちゃんがメンバーから外れ、バックライン左には河合、トップ下にはジロー、トップには大島が入る。又ナビスコで良いパフォーマンスを見せた隼磨がスタメン復帰。対するFC東京の方はジャーンが結局メンバー入りせず、代わりに増嶋。茂庭、土肥が代表帰りでしたが、こちらは二人ともスタメン出場。

前半
序盤こそ、セットプレー(左サイドのFK、梶山のスイープからノリカルがセンターでどフリーとなるものの枠を捉えられず)でひやっとしたシーンがあったものの、時間が立つにつれてほぼゲームの流れを持ったまま展開する。

まずは、左サイドで相変わらず高い技術を誇るブラジリアン・トライアングルがコンビからの細かいパス交換でチャンスを作ると、マンツーマンの弊害か相手に引っ張られる余り、FC東京はバイタルエリアをケアしきれず、そのバイタルをオーシの体を張ったポストワークを起点に使うことで徐々にゴールに近づく。最初はパスがずれたり、うまく使い切れなかったりしたものの、合い始めてからは速いタイミングでのショートパスとダイナミズムが融合し、そのまま突破に入っていける様な形を作り出す。そんな形からマルケスの決定機を2度ほど導き出すが、マルケスはその2度とも生かし切れず得点には至らない。

それ以外にも前が空けばドゥトラや隼磨が鋭いミドルシュートを放ち、Fマリの固定パターンとも言えるクロスからの攻撃でもきわどいシーンを作り出すなど(マルケスはオーシ囮にしすぎ。オーシが動いて生まれるスペースをジローや鮪、隼磨に突かせるというイメージはものすごいわかるのだけど、オーシはある程度茂庭・増嶋に対して優位を保っていたし、良い動き出しも出来ていたからニアでシンプルに使ってあげてほしかった)、バリエーション豊かにFC東京ゴールを脅かすが、ことごとくゴールを割ることが出来ない。土肥ちゃんアタリの兆候。

攻めている間の守備に置いては、攻撃で完全に今野・梶山、そしてサイドバックを守備に忙殺させたことで狙っているポゼッションを容易にさせず、繋げないとなると飛ばさざるを得ないスペースorルーカスへの長いフィードを3バックが前に出て狙うことでボールを奪うパターンを確立。ほとんど脅威となるようなシーンは作らせなかった。完全にゲームを掌握していたものの、結局スコアは動かず、0-0で折り返す。

後半
FC東京はほとんど存在を示せなかった梶山に代えて宮沢を投入。長いボールでの組み立てを成立させるための交代かな?しかし、この交代もお構いなしにFマリペースは変わらず。前半の攻勢である程度上がっても大丈夫という安心感が出来たのか、DF陣も攻撃参加し始めて更に厚みを加えると、それが活きる形で決定機を迎える。ちなみにジローから吉田にスイッチ(吉田がトップ下という主張はその通りだった、相変わらずの部分もあるけど今日は良かったと思う)その吉田が左サイドに飛び出してパスを引き出すと、それに乗じる形でペナに入ってきていたのは河合。そのままシュートもこれは土肥ちゃん正面、しかしそのこぼれを自らフォローして、今度は中に待ち受けるマルケスへ柔らかいクロス、どフリー!GKもいない!という超絶決定機でしたが、マルケスには少し大きかったか(ジャンプのタイミングが早すぎたのか)これを枠に収めるとは出来ずこの決定機も生かし切れない。

それでも相変わらずチームの積極性は衰えず、何故か流れの中で左サイドに移って攻撃参加した松田(これはさすがにリスキーすぎるかな、前もあったけど)のクロスからオーシへ、競り合いでこぼれたボールをループ、飛び出した土肥ちゃんを超えてゆるゆると枠に向かったがこれもバー、そのリフレクションは土肥ちゃんの腕にすっぽりと収まる。攻めども決めきれないという嫌な雰囲気も漂い始めた時間帯でしたが、とてもシンプルな形からゴールが生まれる。スローインからの展開で鮪のキープからパスを受けて斜めに切れ込んだ隼磨が、角度はきついながら流し込むようなコントロールシュート、これが土肥ちゃんの手を抜けてそのままサイドネットに収まって、ようやく先制点。

ビハインドを負ったFC東京は前に出て両サイドバックの1vs1からチャンスを作り出すモノの、Fマリノスはそのセカンドボールからのカウンターに持ち込んでチャンスを作り、相変わらず得点の匂いを保ちつづける。しかし、追加点は取りきれず終了に近づくに連れ、足が止まり始めると、ロスタイムに入ったところで右サイドで徳永を倒してしまいFK。栗澤のキックに今野がペナ中央で競り勝って落とすと、その落としたボールに増嶋がフリーでボレー、これが決まってしまい同点。結局ゲームは1-1でドロー。

まあ正直言って「もったいない」。それしかホイッスルが鳴った瞬間、その言葉しか思い浮かばなかった。完全にゲームを掌握し、決定機も多く作り出し、1点とはいえリードも奪った。その後もカウンターからチャンスを作り、1vs1では劣勢に立たされたモノの危ないシーンはごく少数。この試合で勝たなきゃいつ勝つんだと言うぐらい出来は良かった。だからこそ「もったいない」なぁと。

まあ結果としてこういう事になってしまった理由は、とどめを刺せなかったこともあるし、采配において展開に見合った交代が出来なかったこともある。ただ、どちらにしても0で終わらなければならないゲームだったのかなと。安易にセットプレーを与えて(安易じゃないにしても、あの時間帯で一番怖い攻撃はセットなのは明白。ましてや弱くない風もあったし、宮沢という優秀なキッカーもいた。失点したプレーのキッカーは栗澤だったけど)失点したというのはレッズ戦に続いてリーグでは2試合連続。細かいことかも知れないけど、未然に危機を避けるという意味でシビアにやりたかったなぁと。

まあまだまだ序盤なんで(こういう事言ってちゃ本当は駄目なんだけど)中身にふれましょう。気になるところ2点。

1.崩しにおけるバリエーションの増加、コンビネーションの向上。

FC東京のDF手法がマンツーマン気味に付いてくると言うことで、正直苦労するかなぁと思ってたけど、閉塞せずに選手が動きながらパスを繋ぎ、選手間で感覚をすりあわせて少ないタッチでセンターの突破をしていたことはとても素晴らしかった。ここまではサイド偏重というか、基本的にラストボールはアウトサイドからと言うのが多かったけど、今日はFC東京のDFの仕方が悪かったにしても(MFが最終ラインに吸収されてたからね)、そういう人垣の中を縫って突破する意欲というのはやはり必要。相手にとって一番怖いゾーンであり、一番得点の可能性の高いゾーンだからね。オーシやジロー、吉田と、ブラジリアントライアングルに預けるだけじゃなく、有機的に絡んでいたし、そこはとてもポジティブだったのかなと。是非こういうイメージを継続してやって欲しいところ。

2.システムと役割に縛られず、展開に沿った柔軟な采配を。

これは気になった部分(まあ他にもビルドアップとかもあるんだけど)。基本的に岡ちゃんの采配は非常に型に嵌っている印象を受ける。というか、選手をフレッシュにして運動量を増やすことで活性化するという狙いしか感じない。もちろんそれでうまくいっていた部分はあったのだけど、シビアなゲームになるとベンチとしても展開を動かすことを考えなきゃいけないわけで、このゲームはそういうゲームだったんじゃないかなぁと。

例えば隼磨のゴールで先制した後。相手はマンマークを解除して、前に掛かってきた所で、Fマリノスとしてはセカンドボールを拾ってカウンターというチャンスが多かったと思う。そこで個人的には早めにオーシ→坂田でも良かったんじゃないかなぁと。まあいい流れだったし、ポストや放り込みによる攻撃構築という意味ではオーシの存在を消しにくかったのだろうけど、前から追い回すと言うことも出来るだろうし、坂田のスピードでシンプルに裏を狙うことの方が相手は怖かったんじゃないかなと。てゆうかカウンター的な形が多かったんだから高さより速さでしょ・・・。

そして本格的に押し込まれ始めた80分過ぎ。結局岡ちゃんが取ったカードはイエローもらって疲労も見え始めたマルケスに代えて坂田を入れたけど、他の部分でも疲労は明らかだった(まああれだけ前に出ていくのだから仕方ないことなんだけど)きっと岡ちゃんとしては、うまくいっていたし、変に弄ることでのリスクを避けたかったんだろうけど、個人的にはアウトサイドがかなり劣勢になっているのは明らかだったし、守備面に置いて補強するような交代があっても良かったのかなと(トップ一枚を下げて)サイドに蓋をする様な交代でも良いし、中を厚くするような交代でも良かったと思う。

どちらにしても、選手達もリスクを冒してるのだから、監督もびびらない!展開に見合う交代策を取って欲しいなと。監督にとっての大きな仕事だし。

とにかく疲れちゃった。本当に今日は色々な意味で勝ちたかった。勝利で色々なごたごたを吹き飛ばして欲しかったのに・・・。あっ、FC東京に関してはそのうち又。とにかく次々。ということで、今日はここまで。

| | Comments (4) | TrackBack (1)

« March 2006 | Main | May 2006 »