« March 2006 | Main | May 2006 »

April 30, 2006

God of Mike@J1 第10節 Fマリノス vs サンフレッチェ

とにかく勝った~、本当に良かった。吉田は良くあそこまで詰めてた、ヴァンフォーレ戦で見せつけられた諦めない気持ちを見せたね。マイク!高いのはもちろん、ポジショニング、マークを外すオフ・ザ・ボール、そういうのが欲しかったところでよくやってくれた。正直、泣きそうになったよ。

2006 J.League Division1 第10節

Fマリノス 2-1 サンフレッチェ @ 日産スタジアム「God of Mike」
F.Marinos:81'p松田直樹 89'吉田孝行 Sanfrecce:40'佐藤寿人

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、松田直樹"象徴らしく"、那須大亮、MF河合竜二、マグロン(→77'山瀬幸宏)、田中隼磨、塩川岳人(→77'ハーフナー・マイク"愛すべき電柱")、狩野健太(→54'大島秀夫)、FW吉田孝行"よく走ったご褒美"、久保竜彦"あかんわ"

サンフレッチェスタメン:GK下田崇"アシスト"、DF吉弘充志、小村徳男、盛田剛平、MF戸田和幸(→79'八田康介)、高柳一誠、駒野友一、服部公太、ウェズレイ、FW上野優作、佐藤寿人(→87'森崎浩司)

開始前は小雨が降っていたモノのキックオフぐらいには上がった日産"地震被害"スタジアム。アップからどちらのサポーターも気合いが入っており、それが置かれている状況を物語る。バクスタにビッグフラッグが来たのはびっくり。一ヶ月ぶりの勝利に飢えるFマリノスは、相変わらず野戦病院。平野が肉離れで2週間の離脱、佑二も大事を取って先発を外れ、前節からのメンバーに手を加えざるを得ない状態。那須が左のストッパーとして今シーズンリーグ戦初スタメン、塩川・狩野もナビに続いてスタメンに名を連ねる。GKもナビでは達也だったが、哲也に戻った。対するサンフレッチェは、ご存じの通り開幕から未だ白星なし。新監督就任からは3バックに移行し、FW登録の盛田がストッパーとして起用されている。ボランチのベットが出場停止で代わりには高柳が入る。ナビで攻パフォーマンスを示したらしい森崎浩司はベンチスタート。

前半
前節と同じく、後ろに人数を掛けて現実的な形で何とか結果を引き出そうとするサンフレッチェに対して、Fマリノスがボールを支配し攻めると言う展開。オープニングシュートはマグロン、左サイドで塩川と狩野のパス交換に合わせてランニングしボールを引き出し、そのままシュート。これは(枠を外れていたが)下田がセーブされたが、良いテンポのパス回しからうまく局面打開出来た。この後、この日はトップに入った吉田が積極的にシュートの意識を見せてフィニッシュに絡む。ペナルティアーク付近から久保のポストプレーを受けてシュートを打ち(シュートは弱く、下田の胸に納まる)、そして13分過ぎには塩川の右足でのニアのクロスに反応してバックヘッドで流し込みゴールネットを揺らしたが、これはオフサイド。立ち上がりは、良い形でゲームに入ったように見えた。

しかし、この後は攻撃したくても、その土台から苦しむことになる。ビルドアップの際にコースを切られる事でディフェンスラインからボールが前に進まない。ただ、そんなにきつくプレスが掛かったわけでもなく、空いているところはあるのだけど、少し切られているところで諦めてしまうと言う感じ。これで自らリズムを手放す形で攻撃も停滞。ようやくアタッキングゾーンに入っていってもミスは多く、コンビネーションにズレが目立ち、局面打開もできず、そして苦し紛れのアーリークロスも精度不足。序盤にあったゴールの匂いは完全に消えていました。

そんな中で、ゴールが獲れない焦燥感からか前掛かりになっていたところを突かれる形で見事に術中に嵌ってしまう。下田のパントキックが右サイドに飛ぶと、そこに走り込んだのは佐藤寿人、膨らみながらのランニングで併走していた河合(勇蔵がオーバーラップしていたので、カバーに回っていた)との距離を作り、スピードで振り切るとトラップからそのままゴールに突き進み、最後は冷静にファーサイドに流し込んだ。まあこの日目立った人はいるけど捕まえていない典型。甘さの出たプレーだった。

Fマリノスは完全にこの失点で集中が切れ、ピンチになり得ない形がピンチになっていく。ミスから同じようにサイドのスペースを狙う寿人に展開され、マツの迷いある対応(誰も行かないので仕方なく行くという形だったりと人に行きたがらない。せっかくの高い対人能力を持っているのに……責任回避ですか?潰せ)でCKになってしまうと、ゴール中央であわやという超近距離のダイビングヘッドを喰らう(これは哲也のファインセーブ)結局狩野の鋭いFKもあったが、前半中に同点にすることは出来ず、前半は0-1で折り返す。

後半
岡ちゃんの静かな怒りを受けて送り出されたモノの吹っ切れず、状況は悪化。相変わらず稚拙なビルドアップで攻撃のリズムを自ら悪くし、良い形が作れない。負けているのに攻めれず、逆に上野に強烈なシュートで脅かされるなど、15分間の空白を作ってしまう。

しかし、狩野→オーシの投入でようやく空気が代わる。前で体を張り、体ごとつっこんで高さを活かしたりと、パワフルなプレーで相手に脅威を与えると、これで久保への警戒も薄れてゴールチャンスが訪れる。吉田のクロスからぶわっと飛んでヘッド、隼磨のエンドライン際からのクロスにボレー、しかしどちらも下田に凌がれてゴールが遠い。

すると、岡ちゃんは繋ぐな、パワープレーだという意志をはっきりさせるためにボールを持てるマグロンをと下げるという奇策に。マイクを前線に入れて3トップ。左サイドもクロスに精度を欠いた塩川から幸宏投入。サンフレはこれに反応してマイク対策として戸田を下げて八田を入れディフェンスの枚数を増やし守り倒す選択。この采配合戦、岡ちゃんの策が当たる。

この日多かったペナ角からのクロス、吉田の上げたクロスに対して、ファーサイドでマイクが本職ではない盛田のマークをかいくぐった。ここで盛田に引き倒されてPK。これをマツが落ち着いて決めて、待望の同点弾。スタジアムが爆発。そして、これで終わらずもう一発、マイクが風穴を開ける。

隼磨が右サイドを駆け上がり、そのまま浅い位置から高いボールを上げると、マイクがこれまたファーから走り込んで競り合いを制して落とすと、最後は長い距離を走ってペナに入ってきていた吉田が体ごと押し込んで逆転弾!!!久々のロスタイム横浜劇場(逆で劇場だったけど)、力業でひっくり返して、一ヶ月ぶりの勝ち点3を得ることに成功しました。

上記の通り本当に勝てて良かった。砂を噛むようなぐだぐだのパフォーマンス、もうイライラは頂点でしたが、一ヶ月勝っていないリーグの流れを打破できたというのは良かった、本当に。この中身で結果が出なかったら、罵詈雑言の嵐になってたと思うけどね。

で、とりあえず良かったところ。探すのが大変だけど、マイクだね、マイク。ハーフナー・マイク。自分の特性を活かすためのポジショニングと絶対的な高さ、そしてマークを外すという意識。それが活きて、勝利に繋がる2ゴールを生み出した。PKに繋がったシーンはまあ相手が素人とはいえ、相手を出し抜いたことで相手をPKに繋がるようなファールを引き出した。高さだけに頼らないと言うことは本当に素晴らしい。でもう一人は、決勝ゴールの吉田。本当に幅広く動いていたし、運動量の多さは感服した。終始アクションを起こす存在としてとにかくボールに絡もうという意識があって、今のFマリノスにとっては貴重な存在と言えるもの。不調時は本当に足元ばっかりで仕掛ける意識が全然だったけど、少しずつ上がって、着実に状態が上がって、仕掛けるシーンも見えた。そしてそれを90分続けた上で、最後のシーンでペナに入ってきたという事実。前節ヴァンフォーレにやられたことを胸に刻み込んだの如くのプレーだった。マリ初ゴール!おめでとう、ありがとう。

ただ、はっきり言って楽観できる要素はこれぐらいで、後はほとんどどうしようもなかった。一つだけ取り上げます。ビルドアップのこと。

・チャレンジの意識なしに効果のあるビルドアップは生まれない -出し手の問題-

パスを繋ぐために大事なのは受け手の動きであるのは間違いない。今のFマリノスは受け手の動きは確かに悪く、反応も鈍い。ただ、受け手が動いたり、フリーとなっていても出し手が逡巡していてはパスは繋がらない。ただ、それは受け手だけの問題ではないのかも知れない。

というのも、この試合で何度も見られたマツがボールを持って「もらいに来いよ!」という手を広げてアピールするシーン。ただ、実は結構前では動き出してはいるし、フリーのシーンはいるのだ。ただ、そこを見ていても、コースが切られて出さないシーンが非常に多い。躊躇し、結局やめる。そして作り直し。前の選手の動き出しは全て「徒労」となってしまう。これが続けば、徒労となるような動きが減退するのも致し方ないのかも知れない。

もちろん技術的に優れておらず、そういうギャンブルをするより、安全にというのは正しいこと。低い位置でのミスは即失点という可能性もあるからだ。ただ、それを続けていては効果的なビルドアップは生まれない、安全志向の先にあるのは単なる停滞と責任回避に過ぎない。上を通せば、相手をずらせば、カーブの方向を変えれば、いくらでもコースがあるのだ。自分の技術に自信さえあれば、通せる。それをやめてしまうのは、出し手の問題と言えるものなのではないでしょうか。

はっきり言えば、これは甘えで利己的。しっかりとした速いパスできっちりと相手のマークと逆の方向の足に付けてあげればパスは通るし、奪われる可能性は低い。ましてや、マグロンなどはそういうことさえしてあげれば、しっかりと受けてくれるだろう。でも、出し手にはそういう意識はない。フリーでもらいに来いよというのは、自分たちの技術のなさ、自信のなさを相手に押しつけているに過ぎない。

これは今日ボランチに入っていた河合にも言えるし、サイドの選手にも言える。狭くてもパススピードと精度さえ合えば通る。良い動きをしても逡巡してばかりではだめ。今日、センターを飛ばして勇蔵→那須、那須→勇蔵と大きく動かす形はほとんどなかった。マツがトップに付けたシーンもほとんどなかった。もちろん受け手とのタイミングや意識のズレもあるけど、まずは出し手がチャレンジの意識を持つこと。それがなければ効果的なビルドアップは生まれない。もちろんミスは許されないけどね。

サンフレに関しては……、今日はゲームプラン通りだったと思う。相手の攻撃の拙さを考えたら、これ以上ない展開だったと思う。ただ、マイクが入って前の圧力が増した時点で、完全にラインが下がってしまった。もしここで、ラインをある程度の位置で留めて、相手をコントロールするようなディフェンスが出来ていたら結果は変わっていたかも知れない。下がることで高まるリスクというのがある。それをこのゲームではかぶらされる事になったのかなと。カウンターは見事、下田のキックは非常に精度が高く寿人の狙ったところに見事に蹴ったと思うし、寿人は素晴らしいランニングのコース取り(膨らんでコントロールしやすい入り方になっていたと思う)、ファーストタッチ、そして冷静なフィニッシュ。とても見事なプレーだった。まあ、中断まで2試合、まあ勝てるかどうかは分からないけど、大宮辺りに呪いをになすりつけて下さいな。

と言うことで今日はここまで。本音をちょっとだけ下に書くよ。

*実際、限界じゃね?岡ちゃん。これで次も勝てるかって言ったら微妙……。たまたまの側面が強すぎる。ひどいもんだよ、実際。共通意識もなければ、やりたいことも分からない。パワープレーが唯一のタスク。岡ちゃんが続けるのであれば、攻撃手腕に長けた参謀を付けるなりしないと。このままじゃ希望はないと思うけど?

*選手達もそろそろ気づけ。精神論では根本的な解決には何もならない。今年は選手達で主体的に考えてサッカーをするのでしょう?それで精神論に行き着いては話にならない。てゆうか、ゲームの展開でその精神力もぼろぼろになる人が出てくるし、継続できない精神論なんて意味なし。もっと実に繋がることをして下さい。偶然のドラマでは勝ち点は積み上がらない。マグロンが下がる前、囲まれて奪われて怒ってたけど凄い分かる。キープしたってサポートもランニングもなく囲まれちゃう。何のためにキープしてるんだ?おまえらって感じ。回りの意識が上がってこないじゃ、かわいそうだ。

*キャプテン、迷走しすぎ、プレーもメンタルも。良い意味でも悪い意味でも非常に影響力が高いのだから、ほんとうにしっかりしてくれ。マリの象徴と言うことを本当に自覚してプレーしてくれ。責任回避のプレーはやめて。対人プレーだって避けなきゃいけないような能力じゃないじゃない。やればお手の物じゃない。何で避ける、人任せにする。潰せ、潰せ、潰せ。楽ばっかりしていいとこ取りなんて、甘いよ。PKではごまかせないよ。みんなマツに甘い。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 29, 2006

外科手術の行方@J1 第9節 サンフレッチェ vs セレッソ+まとめ

プレビュー代わりにレポートを。パターン化してますけど、まとめも含めて。

2006 J.League Division1 第9節

サンフレッチェ 1-1 セレッソ @ 広島ビッグアーチ「外科手術の行方」
Sanfrecce:0'佐藤寿人 Cerezo:50'徳重隆明

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF吉弘充志、小村徳男、盛田剛平"コンバート"、MF戸田和幸、ベット、駒野友一、服部公太、ウェズレイ、FW佐藤寿人、上野優作(→79'桑田慎一郎)

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF山田卓也、江添建次郎、ブルーノ・クアドロス、ゼ・カルロス、MF下村東海、酒本憲幸(→46'苔口卓也)、森島寛晃、徳重隆明、古橋達也、FW西澤明訓

このゲームに入る前の順位が17位、18位の対戦。どちらも思ったようなシーズンを送れていないと言うことを重く見て、前節終わったタイミングで監督交代という大ナタを振るった訳ですが、その効果がいかに出るかという部分で非常に注目が集まった。サンフレの方は、ここ数年続けていた4バックから3バックに移行。センターを厚くし、崩壊している守備の秩序回復を狙う。セレッソの方はアイデンティティへの回帰と言わんばかりに西澤の下に4枚のアタッカーを並べ、オフェンシブな姿勢でこの重々しい雰囲気の打開を狙う。

ゲームの展開に関しては簡単に。キックオフ直後、一度後ろに戻して、上野にフィードが飛ぶ。上野はそのままダイレクトで前に流すと、佐藤寿人がDFの間に走り込んでそのボールを受け、そのままラインと抜け、そしてそのままゴールに流し込んだ……。開始8秒でのJ最速ゴールでサンフレが先制、サンフレは今シーズン初の先制。

しかしその後は攻勢に出たセレッソがゲームを支配し、サンフレを押し込む。しかし、人数がいるけれど相手を揺さぶるような攻撃は生まれず、なかなか決定機は作れない。サンフレの方も、何とか守ってはいるモノの、完全にトップと中盤が分離して攻撃までは手が回らず、ほとんどシュートがない。時折スムーズなパス回しや中盤が長い距離を走ることで攻撃になりそうなところもあったが、局面打開するには迫力不足は否めなかった。ミスや精度不足と言ったプレーが多く、両チームの状況を物語るどんよりとした前半だったかなと。

後半に入り、なかなか自分の色を出せなかった酒本から苔口(久々!スランプだったらしいけど)にスイッチ。その効果があってか、ダイレクトプレーなど周囲との連動感というのが少しずつ見え始めたのに対し、サンフレも守→攻という形が良くなって良いチャンスも出来たりと共に悪くない立ち上がり。その中で中盤が下村が奪って、そのままの流れで西澤へ楔、キープし前を向くと、すでに森島が追い越すようにランニング、そこを使う形で西澤のスルーパスが通る。これで完全に崩しきり、森島の流し込んだシュート、これは下田に凌がれたが、共にゴール前に入ってきていた徳重がこぼれ球を押し込んで同点弾。後半に得た手応えが良い形で活かせたゴールだった。

この後、両チームの間で流れが揺れ動く感じ(序盤はサンフレペース。ボールを奪ってからの攻撃構築が良くなったことがポジティブに出た。30分過ぎからセレッソのペース。積極的な仕掛けでサイドを突くことで相手に脅威を与えた)でゲームが推移するモノの、ウェズレイの強烈なシュート数本、古橋のポスト直撃ミドルと惜しいシュートもゴールには至らず。両チームとも監督交代と言う刺激を受けて心機一転の勝利を狙ったモノ1-1でドローとなりました。

まあどちらも現状を変えよう、何とか悪い流れを好転させようと、色々と施術していることは見えました。ただ、いきなりすぐ良くなるかと言えば、さすがにそんなマジックは起こらず、手探りの中でゲームをしている感じがありました。

まずセレッソの方ですが、1トップの下にアタッカーを4枚並べるような形にして、よりオフェンシブな形を模索していましたが、まだまだその有効性を活かすとまでは至らず、逆にそのリスクの高さに危うさも見えたゲームだったのかなと。良かった点としては、サイド。山卓やゼ・カルロスがボールを持てるので、そこを始動点に攻撃を作り、サイドを局面打開できるシーンがあったこと。そして、クロスに対して、西澤+2人ぐらいがペナに入ったりセカンドボールを拾えるポジションにいることで脅威も保っていた。

ただ、奪われ方が悪かったり、切り替えが遅れる部分も散見され、そうなると中盤には非常に大きなスペースが生まれて、下村一人では賄いきれない。そういう部分でこのオフェンシブな形を支えるリスクマネジメントを作れるかが鍵になるのかなと。

で、今日(になっちゃった)当たるサンフレに関して。守備に比重を置いて3-4のブロックを組んで、失点しないことを考えた形だった訳ですが、人を揃えてい留と言う形でそれなりに危険なエリアでやらせないことは出来ていた。前節に比べてもアプローチ不全というのはなくなっていたし、ある程度崩壊には歯止めを効かせた形になっていたのかなと。ただ、あくまでも守るだけで、前線との距離が開いて攻撃にスムーズに移りにくい状態になっていて、攻撃の可能性としては非常に低いことになっている。もちろんそれに応じてゴールの匂いも低くなっているのかなと。

まあこれで言えるのは、多くの選手に難しいタスクが課されること。中盤の選手は長い距離を走って攻撃に絡んでいくことが求められるし、トップの選手にはある程度の時間を作ることが求められる。しかし、ボールを繋がる可能性は低く、その重労働が徒労に終わることで、そういう部分でモチベーションを下げてしまう可能性もはらんでいる。

さて、そんなチームと当たるわけですが。そういう意味では相手のその細い可能性を空いてとしては絶つことで自チームは優位に立てる可能性があるのかなと。佐藤寿人や上野、ウェズレイが起点を作ろうところをはね返せば、相手の攻撃を元から絶つことが出来る、と言うことかなぁと。その可能性を上げるためにボールホルダーにプレッシャーを掛けることで、精度を削れば更に奪いやすくなるかなと。まあ攻めた後の切り替えということですな。

後は崩せるか、ゴールが獲れるか、ということです。あら、ずれちゃった。まあセレッソも、サンフレも、これからやりたいことをいかに具現化し、問題点を改善していけるかどうかに掛かってくると思います。ちょっと大変そうだけどね。と言うことで、おしまい。

では、その他の結果。
ガンバ 1-0 FC東京@万博「一振り」
Gamba:35'マグノ・アウベス

グラ 0-2 ふろん太@瑞穂「柔軟性に見える昇華」
Frontale:16'谷口博之 56'我那覇和樹

パープルサンガ 1-2 鹿島@西京極「しっかり、きっちり」
P-Sanga:89'松田正俊 Antlers:10'青木剛 84'田代有三

ジェフ 0-0 ジュビロ@フクアリ「手応えアリ」

アルディージャ 2-2 トリニータ@駒場「大悟を買わなかった責任者出てこい」
ardija:14'小林大悟 36'森田浩史 Trinita:31'トゥーリオ 89'OwnGoal

アビスパ 2-0 アルビ@博多の森「待ちこがれた初勝利」
Avispa:41'グラウシオ 89'アレックス

エスパ 2-1 レッズ@エコパ「大きな苦労の末のアップセット」
S-Pulse:23'マルキーニョス 25'チョ・ジェジン Reds:42'pワシントン

ヴァンフォーレ 1-0 Fマリノス@小瀬「失望と希望のロスタイム」
Ventforet:89'バレー

ガンバが首位、ふろん太が2位、レッズが3位とまた少し動きが出ましたな。まあ今はつぶし合いをしてくれるとマリとしては助かるかな。ただ、ガンバもレッズもふろん太も強い。ふろん太は序盤の爆発の後、粛々とチームの幅を広げてる感じがあって、進化してるね。そのうち取り上げよう。

で、アビスパおめでとう!今シーズン初勝利。まあ時間の問題だったとはいえ、この2ヶ月待ち望んだモノだったし、喜びもひとしおでしょう。しかもホームだしね。とにかくここからって感じかな?これで残りはサンフレだけか、ルーレットと呼ばれてるけど、当たりませんように。と言うことで今日はここまで。ナビスルーです、多分。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 28, 2006

The super team which gets closer to an ideal@UCL SemiFinal 2ndLeg Barcelona vs AC Milan

メルク、やっちゃったんじゃね?あれをファールとするのは、さすがに……。どっちに肩入れするわけじゃないけど、ミランに先制点が入ったらもっと面白かったのになぁ……。でもバルサの勝利には何の異論はないよ、理想みたいなものがあるとすれば、それに一番近いチームになっている気がする。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 2ndLeg
Barcelona 0-0(Total/1-0) AC Milan @ Camp Nou

バルサスタメン:GKビクトール・バルデス、DFベレッチ、プジョル、マルケス、ファン・ブロンクホルスト、MFエジミウソン、デコ、イニエスタ、FWジュリ(→68'ラーション)、エトー(→89'ファン・ボメル)、ロナウジーニョ

ミランスタメン:GKジーダ、DFスタム、カラーゼ、コスタクルタ(→64'カフー)、セルジーニョ、MFピルロ、ガットゥーゾ(→68'ルイ・コスタ)、シードルフ、カカ、FWシェフチェンコ、フィリッポ・インザーギ(→80'ジラルディーノ)

サンシーロではアウェーのバルサがロナウジーニョの魔法のようなアシストからジュリが大きなゴールを獲って0-1で先勝。本当に追い込まれた状態となっているミランは、更に直前のメッシーナ戦でカフー、ネスタ、アンブロシーニが怪我を負い、結局ネスタとアンブロシーニがこのゲームに出場できない状態に追い込まれてしまう(カフーはスタメンを外れた)唯一ポジティブなポイントとしては、1stLegでは発熱で欠場したピッポが復帰、救世主としての期待が掛かる。バルサの方は、直前のセビージャ戦が大雨(雹?)でサスペンデッド、オレゲールが出場停止なものの1stLegでは出場停止だったデコも復帰、ラーションもベンチに戻った。天も味方して万全の状態でこのゲームに臨む。

前半
開始早々、大きくスペースの空いた右サイドでカカがドリブルでゴール前まで持ち込みシュートに繋げて、ミランのビハインドをひっくり返さんとする姿勢を見せる。逆にバルサはイニエスタのパスからエトーがうまく前を空けて、いきなり決定機。ジーダが勇気を持って飛び出したことでゴールには繋がらなかったが、バルサもオフェンシブな姿勢を消し去るという感じではない。この立ち上がりに、とても期待感が高まる。

しかし序盤の流れとして、バルサが慎重な姿勢を持ちながら手数を掛けるというより速い仕掛けが目立つのに対し、ミランは中盤の選手が上がって生まれるスペースを速い攻撃で使う狙いが見える。どちらも積極的にリスクを冒すというより、慎重に、失点を避けるようなディフェンス姿勢を持っていたため、派手な立ち上がりとは全く逆な感じで時計が進む。

どちらも互いの隙を伺うようなゲーム展開の中で、先にチャンスが来たのはバルセロナ。ビルドアップのミスを突いたエトーがそのままペナに進入し、ジーダとの1vs1のチャンスを得る。しかし、これはジーダが体に当てて難を逃れる。そこを凌いだミランは、非常にシンプルな展開からガットゥーゾのスルーパス→ピッポへと繋がるがコントロールミス。その後、カカの高速の仕掛けによる局面打開で得たCKからもチャンスを迎える。ショートコーナーからピルロの柔らかいパスが左サイドに飛ばされると、シェフチェンコがうまくラインをかいくぐって角度はないながらも強烈に狙う。しかしこれは枠を捉えることが出来ず。

この緊迫した空気を作ったのが両チームの徹底した守り。バルサの方はキーマンに対して中盤の選手のマーキングの意識が高まっていた。クオリティの高いパスに怖さのあるピルロに対して誰かが常にプレッシャーに行き、怖い高速ドリブルで中盤を一気に局面打開してしまうカカに対してはエジミウソンがある程度しっかりと見る形となっていたことで、ミランの一番怖い部分を未然に避けることに成功していた。逆にミランとしては、ゾーンが組める時はDFラインがしっかりとライン設定をし、そこに3枚の中盤が沿う形で必ずバイタルを消していくことで、一番危ない部分でプレーする余裕を与えないようにし、バルサの高質のアタッカーの技術を発揮させないという危機管理がなされていた。形が作れれば、後ろ向きなところでインターセプトを前へのアタックを掛けれたり、アプローチ&サポートという形で囲い込んでうまく奪えたりと、それなりに機能していたのかなと(ただカウンターは別、セードルフ、ガットゥーゾ、ピルロがポジションを上げるから切り替えが追いつかないと危ないシーンとなってしまう)

そういうこともあって結局前半は緊迫したままゲームは動かず(一時バルサがロナウジーニョ・デコ・イニエスタの技巧を活かしたカウンターに繋げて惜しいチャンスになりそうなところもあったが)0-0で折り返す。

後半
バルサがポゼッションを持ってリズムはバルサに流れはじめたかと思わされた出だしでしたが、先にチャンスを迎えたのはミラン。セルジーニョがインターセプトから相手陣まで持ち込み、パスを繋いで逆サイドへ。シードルフまで渡ると、シェフチェンコを狙ったショートクロスを選択。完全に相手のラインを完全に破り、シェフチェンコもそれに応える形でマーカーを制してダイビングヘッド!しかし、このヘッドはバルデスの正面を突いてしまう。

このチャンスを逃すと、ここまではスタムにある程度押さえ込まれていたロナウジーニョが存在感を発揮し始め、驚異的な技巧で溜めを作り(シャペウで相手の逆を突いてコントロールし展開を落ち着かせる)、虚を突くスルーパスで決定機を演出(SBとCBの間を通してジュリへ、中に流し込んでベレッチも合わせきれず、てゆうかオフサイドじゃ……。もう一本左サイドペナ角でのキープから、完全にゾーンは消されてるのに絶妙の高さ、コース、スピードでエンドライン際に走り込んだジュリへ合わせ、ボレーを導き出した)ミランとしては、より攻めへの姿勢を強めたいけどシフトするには余りに大きな脅威があって難しく、攻撃に置いては良い展開は作っても最後の部分で手詰まりとなってしまい、苦しい。

ここでアンチェロッティが重い腰を上げ(ずーっと立ってたけど)、おっさんビリーからカフーに交代、スタムを中に入れる。スタムが良い形でボールを持つ機会が多かったので、それをカフーでうまくチャンスに繋げたいという意図が見える。ただ、バルサも手をこまねくのではなく、エトーとロナウジーニョがポジションチェンジし、エトーがカフーを見る形でケア。自陣まで戻る献身的な守備でミランの思惑を潰した(素早い対応でカフーにほとんどやらせなかった。そのレスポンスと言い、エトーの献身性と良い、非常に効果的だった。ライカールトの現役時代の戦術眼を感じさせた)ミランは更にルイ・コスタをガットゥーゾに代えて投入、バルサもジュリに代えて怪我から戻ったラーションを投入。

このタイミングで問題の出来事が起きる。クイックリスタートから、プジョルを振り切ってシェフチェンコが抜け出し、ヘッドで合わせてバルデスの守るゴールを破った!が、これは抜け出す際にプジョルを押して転ばせたと言うことでファールの判定。同点ゴールは幻に消えた。これで意気消沈したのか、ポゼッションこそ握るモノのどうもミスが続いたり、崩しきれなかったりと閉塞感の伴う攻撃に終始。両サイドバックが高い位置にポジションを取っているモノのなかなか活きてこない。逆にバルサはロナウジーニョに何度となくセンターから突破を仕掛けデコの決定機を演出したり、左サイドエトーのゴールに向かうクロスからラーションが綺麗なダイビングヘッドで合わされゴールを脅かす(デコ、ラーションどちらも強烈な一発だったが、ジーダがファインセーブ)など、ミランがリスクを掛けた分攻勢を強める。

何とかしたいところで、ラストカード。フィリッポ・インザーギに代えてジラルディーノ投入。あー、チキン。結局この交代もリズムを代えるには至らず、ジラルディーノにもチャンスが来ない。バルサはエトーに代えてファン・ボメルを入れ、更にサイドをケアする姿勢を強め、後はボールキープして時間を浪費。ミランの最後の抵抗も難なくいなして、結果は0-0。2戦合計1-0で、念願の決勝へと駒を進めた。

スコアは結局動かず、結果的に1stLegのロナウジーニョのスーパープレーが勝負を決めた事になったわけだけど、改めて今シーズンのバルサの進化が活きた準決勝と言えたのかなと。昨シーズンの苦い経験を守備戦術も対応可能にして、チームとしての幅を広げたことで活かして、ミランの望みを絶った。タレントさえ揃っていれば守備的に舵を切っても、脅威自体がなくなるわけではないし、何よりもバランス的にはこちらの方が断然上。以前の美しさの裏に潜んでいた危うさというのが消えて、攻守自在、ポゼッションもカウンターもこなす理想に近いチームになりつつあると言うのを改めて感じさせられました。

ミランとしては、どちらのゲームも悪いゲームをしたわけではないし、ここのところの閉塞感に伴うゲームに比べたら出来は良いとさえ言えるものだった。でも、ミランの良さが完全に発揮されたかと言ったらそうではない。やっぱりミランと言えば、ピルロ→カカという緩急自在の縦ライン。でも、そこをバルサのプレッシング+マーキングに消されてしまった。もうヨーロッパ中にそのストロングポイントは知れ渡っているわけで、その他という部分で用意しきれなかったと言うことで弱点を修正して幅を広げていたバルサに劣ったかなと。

で、勝負のキーになると思っていた二人のブラジリアン・クラックに関して。まずカカ、2ndLegでは高速ドリブルを見せて持ち味を発揮した感もあるけど、それでも去年見せたパフォーマンスはこんなもんじゃない。ピルロの楔を発射台に最短距離を突き破って相手の中盤とディフェンス切り離すプレーはミラン最高の武器となっていた。守備に舵が切られていたとはいえ、それさえできていれば、バルサの組織をぶっ壊すことは不可能ではなかったと思うので、その部分でカカが本領を発揮できなかったのは個人的に残念(まあピルロが消されていた事で片羽根もがれていたようなモのだけど)マーカーに付かれたときの対応はこれからの課題かも。クラックとしては物足りなかった。

そして、ロナウジーニョ。まあ比べるのはどうかと思うけど、カカがそれを出来なかったのに対して、クラックのクラックたる所以を一つ一つのプレーで見せた。結局彼の右足から決勝点も生まれたしね(あのアシストは魔法だよ。ジュリの素晴らしいダイヤゴナルランの延長線上に点で合わせたわけだけど、ガットゥーゾをかわした最初のフェイク、そして体の向きは逆なのにあの精度、完全に死んでいたスペースが彼のパスで生き返った。どれだけ褒めても褒めきれないぐらいファンタスティックなプレーだった)この試合でも、序盤こそスタムのハードアタックに多少苦しんでいたモノの、スペースが生まれて余裕を得て完全に乗った。もう細かく語るのは野暮ってぐらいに見ててほれぼれしてしまう技術でバルサの攻撃をリードし、決定的なパスはもちろん、リズムをコントロールするプレーなどはミランの頭痛の種だったかな。戦術的に守備貢献を免除されているけど、その分の価値をしっかりと見せている。このまま行くと、来期も世界最優秀選手&バロンドールは規定事項のような気がする。

後は、メルク。てゆうか、あのシェバゴール。どうなの?実際。押してたのかな?シェバは触ってない、プジョルは押されたといってるけど……。個人的にはもし押していたとしても、あの程度は許容範囲のような気がするんだけどな。ただ、場所がカンプ・ノウでいつも以上にサポが凄い雰囲気を作ってたから、吹いちゃったというのもある、かなぁ?まあゲーム通じてバルサ寄りな感じはあったし、その延長線上のプレーだった気はします。見ている側の勝手な言い分としては、あれで点が入ってたらゲームは一気に熱くなったはず。そういう意味で認めて欲しかった。残念。

05-06 UEFA ChampionsLeague TheFinal

May 17(Wed)/
Barcelona vs Arsenal @ Stade de France,Paris

と言うことで決勝のカードは、バルサ-アーセナルというビッグネーム同士のカードになりました。まあ3週間後だから、状況がどうなるかわからないけど(ロナウジーニョやアンリが怪我したら一気に様相は変わるわけだし)、まあ現状を見たらどう考えてもバルサ優位は揺るがないかなぁと。アーセナルの生まれ変わったプレス+カウンターは勢いも質もあるし、運も持っていると思うけど、同じタイプという意味でチェルスキに勝ってるしなぁ。まあ近づいてきたらプレビューやりますよ。

と言うことで、今シーズンも後一試合か。今年も面白かった、だから終わると思うと少し寂しい。でもWCもあるしね。と言うことで今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 27, 2006

A qualification of the finalist whom neither Pichichi nor King was able to have@UCL SemiFinal 2ndLeg Villareal vs Arsenal

決定力不足と言ったらそれまでだけど、悲劇的な終わりでしたね。何が足りなかったのかと言ったら、勝利の女神のウインクとしか言いようがないぐらい運に恵まれなかったねぇ。まあ穿った目で見れば、ファイナリストの資格は持ち得なかったかなと。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 2ndLeg
Villareal 0-0(Total/0-1) Arsenal @ El Madrigal

ビジャレアルスタメン:GKバルボサ、DFハビ・ヴェンタ、ペーニャ、キケ・アルバレス、アルアバレーナ(→82'ロジェール)、MFマルコス・セナ、ホシコ(→63'ホセ・マリ)、リケルメ、ソリン、FWフォルラン、ギジェルモ・フランコ

アーセナルスタメン:GKレーマン"(神)"、DFエブエ、トゥーレ、キャンベル、フラミニ(→9'クリシー)、MFジウベルト・シウバ、フレブ、リュングベリ、セスク・ファブレガス、レジェス(→69'ピレス)、FWアンリ

1stLegでは完全にゲームをコントロールしていたものの、アドバンテージは1点だったアーセナル。しかし、直前のリーグ戦では来期のUCL出場権確保に置いて非常に重要なノースロンドン・ダービーもあって、完全休養とまでは行かず。レジェスが出場停止から復帰したモノ、センデロスを失ったままこのゲームに臨むことになった。逆にビジャレアルは、直前のリーグ戦では主力をほぼ休ませてこのゲームに照準を合わせた。このチームの守備のキーマン・タッキナルディが出場停止ですが、ペーニャが復帰。まあ収支は同じくらいかな。

ゲームの展開としては詳しくレポートする必要もないぐらい至極シンプルなモノ。ビジャレアルがビハインドを返すために攻め、アーセナルがそれを何とかはね返すという展開に。

ただ、アーセナルとしてはゲームプランとして守り倒そうという狙いを持っていた訳ではないと思う。1stLegと同じようにプレッシング→タレント力とアーセナルスタイルの融合した活かしたカウンターでウイニングポイントが欲しかったはず。でも、ここのところチームは完全に守備からゲームに入っていて、そこに1stLegの「1-0」という前提条件があった。そういう意味でリスクを避けて、人をそろえてゾーンを整え、迎え撃とうという、より受動的なメンタリティに変わっていたような気がしました。ただ、その受動的な姿勢がビジャレアルの中盤に呼吸する余裕を与えてしまった事で、ゲームの展開が決まったのかなと。

まあそういうこともあって、ビジャレアルは中盤で余裕を持ってビルドアップし、そこからFWの楔をスイッチに中盤が流動的に動いてアーセナルを崩しに掛かります。フォルランやギジェルモ・フランコはどしんと中央に構えるというより、動きながらボールを引き出すタイプでその動きに沿うようにMFがサポートに入り、動いたことで生まれるスペースを飛び出して行く。スペースメイク&ユーズというジュビロ全盛期を思わせるような流動的な攻撃でアーセナル守備陣を混乱に陥れる。

前半にソリンがペナに入ったりしたシーンなどは、ソリンの奔放な運動量だけではなくその効果が現れていたといえると思います。それだけビジャレアルのサッカーはうまくいっていた。だけど、ゴールがなかなか獲れない。この日はホセ・マリ(怪我らしい)に代わって入ったギジェルモ・フランコに非常に多くのチャンスがあったけれど、ことごとく決めきれない。前半のハビ・ヴェンタの低いボールに反応したシーン、同じくハビ・ヴェンタからの今度は高いボールに相手に競り勝ってヘッドを打ったシーン、セナのクロスに合わせたシーン、全てがゴールに繋がらない。唯一ゴールネットを揺らしたフォルランとの絡みで中に持ち替えて打ったシーンは受ける動きがオフサイド。まさしく「Not His Day」だった(正直、彼がこのようなビッグゲームで決めるだけの資格を持ち得ないのかなと穿った目線で見てしまった)

その他にもフォルランにもその資格がないという感じで決定機でシュートミス。そうなるとリケルメしかいないんだけど……。常にプレッシャーを掛けられる状態で、セットでも狙うより合わせる傾向が強かった事を見ても、プレッシャーからの逃避傾向があった気もする。そこで更に大きなプレッシャーが掛かった。だから、いつもはもっと豪快に狙ってた印象があるのだけど、置きに行ったシュートを選択したのかなぁと。そこをこの日ノリノリで、自信が高まっていたレーマンの読みが上回った。結局2ndLegはスコアレス、合計0-1でアーセナルが決勝進出を決めた。

ビジャレアルに関しては、クラブの規模として、一人のスタープレーヤーに負担が掛かるのはどうしても仕方ないんだけど、そこでリケルメが折れてしまった。だからリケルメの限界がビジャレアルの限界だったのかなぁと思いました。ただ、負けてはしまったけどそれでもビジャレアルはよく頑張った。確かに最初で最後のチャンスだったから、そのチャンスを生かせなかったと言うことで、ショックは大きいかも知れない。でも、大会を盛り上げるアウトサイダーとして、十分魅力的なサッカーを展開してくれた訳で、責められる要素は何もないでしょう。サポやフロントはもちろん、マルカが叩いていないことを考えても、十分納得できる結果だったんじゃないかなと。

アーセナルはとにかく良かった。シュートは1、2本ぐらいで非難囂々も仕方がない出来だったと思うけど、苦しいスケジューリングや勝負弱いことを考えたら、勝つということを優先するのを責められない。こういうチャンスを得た所で勝負にこだわらず、中身勝負というのは所詮きれい事だと思うしね。ミランにしても、バルサにしても、一発勝負の決勝でどのようなサッカーを展開するかはわからないけど、ベルカンプのラストゲームになるだろうし、勝っているという勢いがどのように作用するのかは本当に楽しみ。強者との対戦の方が新しい持ち味は出るだろうし。

と言うことでとりあえずアーセナルが一足先にパリへのチケットを手に入れました。さて、この後バルサ-ミラン@カンプ・ノウ。1stLegは結局レポートできなかったんだよねぇ。まあ普通にやればバルサだろうけど、ミラン、ていうかピッポに期待。四面楚歌状態っぽいけど。と言うことで今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

April 26, 2006

この負けの意味@J1 第9節 ヴァンフォーレ vs Fマリノス

今日はナビスコFC東京戦。でも次に目を向ける前に、このゲームは避けて通れないので、ちゃんとやります。きつめですよ、冷静だけど。まあ自ら今日の文章のまとめを先に書くならば、「プロならこんなゲームは許されない」という感じかな。

2006 J.League Division1 第9節

ヴァンフォーレ 1-0 Fマリノス @ 小瀬スポーツ公園陸上競技場「この負けの意味」
Ventforet:89'バレー

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF田中隼磨、中澤佑二、松田直樹、ドゥトラ"祈・復活"(→77'那須大亮)、MF河合竜二、マグロン、奥大介(→62'上野良治)、平野孝(→72'狩野健太)、FW大島秀夫、久保竜彦

ヴァンフォーレスタメン:GK阿部謙作、DF杉山新、ビジュ、秋本倫孝、山本英臣、MF林健太郎、倉貫一毅、藤田健、FW宇留野純(→75'堀井岳也)、バレー"神奈川ハンター"、石原克哉

どちらもリーグ戦では連敗中と、苦しい流れの中での対戦。朝には雨も降って、薄曇りという天候でしたが、3度のリーグチャンピオン経験を持つビッグチームを向かえたということもあり、この日の小瀬には14000人を超える観客を集め、ホーム最多の入場者数を記録したそうな。Fマリノスの方は怪我人続出の中で、この試合に向けて奥が座骨神経痛から、そしてマグロンが右ふくらはぎ肉離れから復帰。吉田が累積警告により出場停止なものの、メンバー的には少し戻ってきた。この試合に向けて非公開練習を2回敢行。久々に4バックにシフトチェンジ、又達也→哲也とGKを代えるなどして、何とか不調脱却を狙う。ヴァンフォーレの方は、リーグ戦に置いては連敗中なものの、取り立てて大きく何かを代えることはなく、着実に築き上げてきた「エンターテイメントサッカー」で不調脱却を狙う。結果を出している長谷川太郎をスーパーサブ的な存在にし、石原克哉を先発させたのはちょっとしたサプライズかな?

前半
開始早々、ドゥトラ→平野と左サイドで縦に繋がって、最後は平野のスルーパスから久保が抜け出してファーストシュート、惜しくも阿部に凌がれたがなかなかのオープニングを見せるFマリノス。しかし、濡れたピッチにボールコントロールが安定しなかったり、パスの強弱などに置いてミスが目立ちはじめ、スムーズな攻撃構築が出来ない。逆にヴァンフォーレの攻守両面に置ける前への意識としっかりと繋ぐ意識が活きる形でゲームの流れを掴み、チャンスに繋げたりと(倉貫や藤田のセカンドボールへの意識が非常に素晴らしい、そこからバレーが2度のペナ内でのシュートチャンスに繋がった。)、自分たちのサッカーを展開するようになる。

Fマリノスは時折シンプルな受け手と出し手のコンビから鋭いチャンスを迎えたりするモノの(大ちゃん→久保と言う久々のホットライン開通か?と思ったモノのコントロールミスで打ち切れず)、散発的。先制点はもちろん、ゲームのペースを引き寄せるには至らない。勢いが衰えないヴァンフォーレは攻守両面に置いての前への意識と豊富な運動量をベースに、サイドに生まれるスペースを速く使う形で杉山(非常に高質なクロス、凄いのが2、3本あった。確か元エスパ?一芸は秀でていたモノの、他は?って感じだったのかな?そういう選手をしっかりと戦える選手に育ててきたということなのかな?)や石原が鋭いクロスでチャンスを生み出すが、中澤・松田の奮闘もあってこちらもゴールには至らない。展開として、形が見えずどうしても即興的にならざるをえないFマリノスと、しっかりとした意思統一され、自分たちの形を持っているヴァンフォーレという対峙となっていた(まあ形があったのはヴァンフォーレ、個人で何とかしているFマリノスという感じ)

ゲームは落ち着いた30分過ぎ、前半最大のチャンスが両チームに訪れる。まずはFマリノス。松田のインターセプトから右サイドに展開、隼磨の斜めの楔が大島に繋がろうとしたところでビジュのハードアタックを受けて、ペナルティアーク付近でのFKを得る。スポットにマグロン、奥、平野が立ち、マグロンを囮に平野が狙ったが枠に収めることが出来ず。そのピンチを逃れたヴァンフォーレはスローインの展開から。一度はね返されたボールを山本がヘッドでもう一度前線へ、これが佑二の目測誤りを呼ぶ形でバレーが裏に抜けた。オフサイドをアピールするモノのラインズマンの旗は揚がらず、バレーは一気にペナに進入、松田がカバーも及ばず強烈にアウトサイドに引っかけたシュートで狙う。しかしこのシュートは枠を捉えきれず。結局両チームとも、チャンスはそれなりにあったモノの得点には繋がらず、スコアレスで折り返す。

後半
どちらもメンバーチェンジはなく。オープニングは藤田が押し上げてセカンドボールに反応し、バレーがペナ間際からアウトサイドで狙った(が枠外)。どちらも攻め合う展開は変わらないものの、Fマリノスはミスが目立ち、ヴァンフォーレの方は後一歩と言うところまで追い込むがコンビネーションのズレもあって、ゴールまでは至らない。

相変わらずヴァンフォーレペース、その流れの中でヴァンフォーレがCKのセカンドアタックから超絶決定機を向かえる。左サイドで藤田がマグロンを股抜きで局面打開したところからクロス、はね返されても又こぼれを拾い、今度は右サイド。林に渡ったところで杉山がオーバーラップを掛け、使うかな?と思ったところで美しいターン、完全に虚を突きショートクロス、うまくラインを抜けた宇留野が反応しヘッドで合わせたが、隼磨の必死の抵抗もあって枠に収められず。

ピンチを凌いだFマリノスは、徐々にポゼッションが高まる。しかし、相手のアプローチもあって、ボールホルダーの単純なミスもあれば、サポートがなく囲まれて奪われたりと、余りにマイボールを粗末にしてしまう。どこかで相手の組織を揺さぶるような形を作りたいが、運動量が減って複数の選手がボールを引き出すようなフリーランは皆無と言って良く、ポゼッションこそしているモノの持っても可能性の高いシーンというのはそんなに生み出せない(奥に代わって投入された上野のランニングでサイドを抜けた形とマグロンから裏に抜け出すアクションを起こした久保[シュートブロック]、同じくインターセプトからドゥトラ→久保[相手のミスもあってサイドに抜け、ニアに入ってきた大島へグラウンダーのクロスもフィニッシュには繋がらず]ぐらい)

崩せない状態でテクニックと創造性、そしてここのところ持っている運に期待して狩野を平野に代えて投入。しかし、センターでフリーとなることが多かった狩野を活かすことは出来ず(簡単に使ってあげればよかったんだけど、持ちすぎだったり・・・)、崩しきれない状態は変わらず、多くあるセットプレーも実らない。逆にヴァンフォーレの奪ってからのカウンター+セカンドボールを拾ってのセカンドアタックと言う形が目立つ。ヴァンフォーレは幅広く動いていた宇留野から堀井へスイッチ。どちらも状況を動かそうという狙いを表したところでアクシデントが起こってしまう。左サイドを駆け上がったドゥトラがボールを追ったところで肉離れを起こしてしまい、交代を余儀なくされてしまう。そのドゥトラの代わりに那須が投入され、左に入る。

終盤に入り、疲労もたまって、どちらも苦しい時間帯。今までにもましてフレキシブルな姿勢が衰えてボールホルダーへのサポートやフリーランが減るFマリノスでしたが、相手のアプローチも衰えたことで押し込み、セットプレーのチャンスを得る。しかし、狩野のキックから那須→マグロンと繋がったモノの枠から逸れ、ゴールは生まれず。このチャンスを逃すと今度はヴァンフォーレが最後の力を振り絞り攻勢、その攻勢にここまでは何とか耐えてきていたが、リスクを掛けて前に出ていたこともあり、ついに崩壊してしまう。エンドライン際でボールを拾ったビジュがドリブルで前にボールを運び、マグロンが後ろから追って引き倒す。そのセットプレーから縦にボールが流され、石原に渡るとこの日何度となくセカンドボールに対していい反応を見せていた藤田が苦しい時間帯にも関わらず、一気に外を回り走り抜ける。これで那須は石原にアプローチに行けず、石原はほぼフリーという形でアーリークロス、非常に素晴らしいボールが入るとセンターバックの秋本を筆頭に3人の選手がペナに入り、ニアでフリーとなった秋本は合わせきれなかったモノの、詰めていたバレーが最後は押し込んでロスタイム劇弾。爆発するスタンド。もちろんこれが決勝点、1-0でヴァンフォーレが元王者を攻守両面で上回り、最後にスタジアムに集まった観客に歓喜をもたらしました。

大木監督の破顔一笑、多く集まった観客には劇的な歓喜を与え、ヴァンフォーレの選手には大きな自信を与えたと言うことで、とても良いことをした気分です。やったね!あはは。

冗談はさておき、まず苦しい時間帯で、長い距離を走ってオーバーラップを掛けたり、ペナまで入ったりと、ひたむきで諦めない姿勢がゴールに繋がったと評価される失点シーンについてですが、Fマリノス側から見ると、ほぼカウンターのような形でマツが攻撃参加していたこともあって、センターの枚数は足りず(マツの代わりに大島がゴール前まで下がっていたけど)ニアに入ってきた秋本がフリーとなってしまった。これを見て佑二がゴールカバーに回ったら、今度はバレーがフリーとなった。マツが上がったことのリスクをかぶる形での失点なので(前線に長身の選手が揃っていたので上がる必要があったのか、と言う是非は置いておいて)失点自体は仕方がないモノだったと思います。

ただ、ゲームの内容としては凄惨たるモノで敗戦はごくごく妥当なモノだと納得せざるを得ないかなと。ミスが多く、連動性もなく、強みでもあるプレスもシステムチェンジもあって空転。足元パスに終始し、相手を惑わせるようなフリーランは起こらない、サポートの意識もビルドアップの意識も低い。やりたいことが出来ない中で、時間が経つごとに運動量が減ってフレキシブルな攻守の切り替えがなくなり、完全に一方通行となってしまい、常にフィルターの効かない状態で対応することを迫られ失点する可能性が高まる。敗戦への階段を一歩一歩登るようなゲームだった気がします。

うまくいかない理由としてゴールが獲れないことが問題なのか、我慢しきれないことが問題なのか。どちらでもあるのでしょうが、今は歯車が完全に狂ってしまって、攻守がうまく回っていないと言うのは紛れもない事実。もちろん原因はプレーしている選手、指揮を執っている監督に原因があるのは言うまでもないことです。

個人を見てもミスだらけ、運動量も維持できず、状況判断も悪く、周囲の選手のプレーに気を使うこともほとんど出来ていない。そしてそういう個人が集まってのグループだからそれがチームになっても、爆発どころか連動も生まれない。そして逞しさ、強さ、勝利の渇望と言った精神的な結びつきがなくなっていているとなっては、本当に単なる個の集まりとなっているという気がしてならないです。そういう結びつきを失えば、元々戦術的な決めごとが今年のチームにはそんなにない(プレッシングぐらいじゃないかな)だけに、同じ方向性を向いて戦えなくなる。勝てなくなるも道理かも知れない。

まあこの試合が初めてだった訳じゃない、出来不出来があったとはいえ、今までもそういう兆候は合ったと思う。ただ、それがより浮きだってしまったのがこの試合だったと思う。と言うのも相手が労を厭わずチームのために走り、ボールを繋ぎ、崩していくために、次の事を予測して、行動に移すことが出来る選手達の集まりだったから。もちろんチームとしての積み上げや整理されている部分の差もあるのだけど、今Fマリノスの選手達が出来ていない部分をヴァンフォーレの選手達が出来ているからこそ、個人の技術や経験に差があってもその差を埋めること、いや上回ることが出来ていたんだと思う。こういうのを目の当たりにすると、改めて僕はFマリノスの選手達が甘ったれてると思うし、本気でサッカーをしていないと、感じてしまう。

一つ一つのプレーを見ても、あり得ないミスを繰り返したり(ピッチに対応できないなんて下の下の選手がやること、弱いパスでインターセプトされてその次又インターセプトされるような弱いパスを続けるなんて頭おかしいんじゃない?)、利己的な判断が横行したり、チームに悪影響を及ぼすような態度を取ったり、緩い判断ばかりしたりと、今のチームにはチーム以前の問題がはびこっている。もちろんチームとしての問題点もきりがないほどある。でも、そのチームを構成する選手がそういう状態では外見をいじくっても根本的な解決にはならない。

もちろん選手だけではなく、監督に問題がある。確かにアタッキングサードでの質は低く、幅広い動きや技術で局面打開できるマルケスや坂田やジローの不在が痛いのはわかる。でも、それは言い訳にして欲しくない。チーム全体の問題を何とかなるだろう的に選手に任せると言う方向性とはいえ放置してしまって悪化させたのも岡ちゃだし、選手達がそういう事を任せた時、自覚を持って出来るかどうかを見誤ったと言うことでも岡ちゃんだ。個人的には選手の自覚を促すことは必要だとは思うし、こういう時期は長いシーズンどのチームにもあるとはいえ、一ヶ月勝ち星から見放されている事は責任はあるのかなと。

自信が戻れば、歯車が噛み合えば、怪我人が戻れば、開幕時のようなチーム状態に戻るかも知れない。でも、この試合を見ても岡ちゃんの最高の持ち味であったモチベーターとしての手腕は、マンネリによって効果を失い、甘えを排除するに至っていない。ましてや、攻撃に置ける意識付けや戦術的な引き出し、若い選手の育成に長けてるとは言えない監督で、チームの積み上げを期待できないのはこの4年間で分かっていることで言うまでもない。もちろん岡ちゃんにチャンピオンにしてもらったと言うことで非常に大きな恩があるし、実績は言うまでもなく素晴らしい。でも、本当に賞味期限切れというか考え所かも知れない。こういうゲームをさせること自体大きな問題であるし、それが岡ちゃんの元で起きてしまった訳で、名将と謳われた岡田武史の手腕はもうFマリノスでは価値のないモノとなってしまっていると言うことなのだから。これもプロとしてフロントがしっかりと判断して欲しいと思う。チームが死ぬ前に。

まあとにかく、この負けの意味を軽く捉えて欲しくないし、前を向く前に色々と考えて欲しい。昨日選手達だけでミーティングをしたみたいだけど、これで変われなかったら、本当にこのチームに先はない。甘ったれたチームとして、甘ったれたプレーを見せるだけになるでしょう。自分たちにはきついことだったり、意にそぐわないことだとしてもチームのためにしなければならないことを見極め、自覚して出来るのか。いつも通りに精神論に落ち着いちゃうんじゃないのかと言う不安は正直ある。でも、信じるしかないなら、信じましょう。裏切られるのも又人生だ。人生は甘くないですな。ふぅ。

ヴァンフォーレはとにかくおめ。勝利に値するパフォーマンスを見せたし、必然の勝利だと思う。全てに置いてね。これからもこういうサッカーをして、J1に新しい風を与えて欲しいなと。チームの戦術浸透度やフォアザチームな姿勢はもちろん、杉山新のクロスだったり、藤田や倉貫や林と言った個性ある選手達の技術など、魅力は沢山詰まってると改めて感じたし、何よりもそのアグレッシブな姿勢は怖さを感じるモノだった、キャプテンがなんと言おうとね(だからなめてるって思われるんだ、敗者に口なし、相手をリスペクトすると言うことをそろそろ覚えて欲しい。てゆうか自分の影響度を考えて欲しい)と言うことで今日はここまで。ココログ何やってんだ、上げれなかったじゃん。

*虎、6週間か、まあ起こっちゃったことはしょうがない。回復祈願に虎のシャツとタオマフを買ったよ、とにかくしっかり治して。

*功治が手術成功で退院して、リハビリをはじめたとか。本当に良かった。まだまだピッチに立てるまでは時間が掛かって苦しい時期は続くだろうけど、これで完全復活できたらいい。本当であれば今のチームには主体的にアクションを起こせて、マリでは数少ない局面打開できる技術を持っている功治みたいな選手がいて欲しくてたまらないけど、とにかく焦らず。少しずつ少しずつで良いから、今度こそ気持ちよくサッカーが出来る体になってくれ。待ってるよ。頑張れ。

*こういう時こそスタジアムに行きたいのに、それなりに忙しいから行けないのね。残念。サンフレ線は何とか行きたい。アマノッチや狩野はスタメンかな?マイクもスタメンあるかも?そういえば、左サイドはどうするんだろ。平野?塩爺?那須?幸宏?裕介?とにかく思い切って。頑張れ頑張れ。負けたって良いんだから、とにかく必死に思い切ってやれ。

*UCL、ネタバレ防止のため、今日夜UP予定。熱かったよ、とにかく熱かった。ドラマがあるね。リスは出てこなかったけど。ギジェルモ・フランコ、フォルラン、リケルメ……。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

April 25, 2006

大きな苦労の末のアップセット@J1 第9節 エスパルス vs レッズ

ごめん、こっちに先。前半の質を感じさせる切り替え早い攻防戦、後半の勝利への意欲を感じる水際の局地戦、どちらも非常に見応えのあるモノで、とても素晴らしいゲームだったから。が、あの黒いのは・・・・・。ゲームだけで充分熱いゲームだったのに、余計に熱くしてしまった感じ。

2006 J.League Division1 第9節

エスパルス 2-1 レッズ @ エコパ「大きな苦労の末のアップセット」
S-Pulse:23'マルキーニョス 25'チョ・ジェジン Reds:42'pワシントン

Super Soccer

エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、青山直晃、高木和道、山西尊裕、MF伊東輝悦、枝村匠馬、兵働昭弘(→83'和田拓三)、藤本淳吾(→60'杉山浩太)、FWマルキーニョス(→76'斉藤俊秀)、チョ・ジェジン

レッズスタメン:GK都築龍太、DF堀之内聖、田中マルクス闘莉王"DF→MF→FWの人"、坪井慶介(87'黄×2=赤)、MF鈴木啓太(→82'黒部光昭)、長谷部誠、平川忠亮(→46'内舘秀樹)、三都主アレサンドロ、山田暢久(→73'岡野雅之)、FWロブソン・ポンテ(試合終了後・黄×2=赤)、ワシントン

レッズは未だ負けなしで首位を快走中。攻守共に充実しており、悪い出来の試合でも勝ちに持ってくる力強さを感じさせる。シンジが戦列を離れた事で、この日は山田が中に入り、右に平川が入る。エスパはパフォーマンス自体はそんなに悪くないもののなかなか結果に結びつかないもどかしい展開。しかし、戦術的なまとまりや新戦力の活躍などポジティブな部分も目につく。メンバーはほとんど代わらず、右サイドに市川がスタメン復帰したぐらいか。

前半
両チームとも調子の良さを感じさせる滑り出し。非常に切り替えが早く、又キレのあるプレーをする選手が多い印象を受ける。対等に攻め合いチャンスを作り合うという流れの中で、レッズはポンテが巧みなテクニックで持ち込みアウトサイドでボールを入れたり(ワシントンには合わず)、序盤から好パスを連発していた長谷部→今日もキレのあるアレックスというラインが開通して左サイドからの攻撃が目立つ。それに対してエスパは、切り替えてからのボールの繋がり、前線のボールの収まりが非常に良く、速い攻撃が出来る素地が整っていて、そこに兵働・枝村・藤本が柔軟に動いてボールに絡み、チャンスメイクする形が目立つ。どちらも充実。

そんな展開の中でペースを引き寄せたのはエスパ。相手の攻撃を何とか凌ぎ、そのセカンドボールを繋ぐ意識も合ってかしっかりと自分たちで支配できたことで攻撃にスムーズに移る。そうなるとアレックス・平川が守備に回らざるを得ず、両サイドを低い位置に押し込める。そして相手の隙を突く形でエスパが実を得る。

ポンテがエスパのアプローチに下がりながら倒れるが、笛ならず。セルフジャッジでボールを持ってしまったことでハンドの判定となり、抗議していると、その隙にクイックスタート、藤本→兵働→マルキでレッズディフェンスを置き去り、堀之内が後ろから何とか食らいつくモノの、凌ぎながら前進したマルキがそのまま落ち着いてゴールに流し込んだ。レッズはリーグに置いては初の先制点を許す展開。

すぐさまレッズは反撃に出るが、それも凌がれて2分後、右サイドでトゥーリオのアプローチをかわした兵働が左足でまっすぐ飛ぶクロス、そのボールを見越してプルアウェイでマークから外に逃げたチョ・ジェジンが胸でトラップ、ワンタッチを挟んで、苦しい体制ながら右足で叩くと絶妙のコースに転がって都築の手をすり抜けポストに当たって決まった。こんな事も出来たのか、と言う感じの柔らかく、又素早いシュートまでの流れが光ったゴール。で、どちらのゴールにも言えることだけど、両方ともトゥーリオがオリジナルポジションである3バックのセンターにおらず(1点目は自チームのマイボール時にファールを取られ、そこでクイックリスタートされて戻りきれず。2点目はアシストとなった兵働へのアプローチに右サイドに出ていた)、カバーが利かない状態となっていたのをうまく突いた形だったのかなと。1失点目はトゥーリオがオリジナルポジションにいれば防げた点だったかも(2点目は堀之内のマーク&目測ミスかな)

この2ゴールで完全に勢いに乗ったエスパは、相手の隙を突くことに非常に冴えを見せ、兵働が相手が壁を作っている間に直接狙って都築を脅かしたり、セットプレーからチョ・ジェジンが惜しいチャンスを迎えたりとゲームを支配する。このまま前半を終わりたいところでしたが、ここで劇場開幕。

左サイドから放り込まれたボールに対してエスパディフェンス陣がはね返したが、ワシントンに対して山西が競り合いの後に押した?と言う判定で今日の主審・家本氏がPK判定。これをワシントンがしっかりとGKの読みを外して決めた。エスパは良いペースにだったが、微妙な判定に水を差された形で前半を終えることになった。レッズにとってはその判定の正否はどうあれ、良い時間帯に一点返せた。結局、2-1で折り返す。

後半
開始時にレッズは平川に代えて内舘を投入。その内舘がディフェンスラインに入ったことで、トゥーリオがボランチ、長谷部がオフェンシブハーフと一枚ずつ前に出て、山田が空いた右サイドにずれる形となる。「負けてるのに何故に内舘?」と思われた方も板かも知れませんが、この采配が攻守両面に置いて非常にポジティブな効果を生み出すことになる。

この采配の効果はトゥーリオを後ろ髪引かれることなく攻撃に出させる自由を与え、又常に3(DF)+1(鈴木啓太)で相手の切り替えの早い攻撃に対応できる安定をもたらすというモノ(それだけトゥーリオというのは諸刃の存在って事です、上に書いたけどいて欲しい時にいないディフェンスなんて意味がない)これによってバランスがぐっと良くなり、完全にゲームを支配。長谷部が高い位置のポジショニングが活きて、右サイドで局面を打開してチャンスに繋げ、トゥーリオは持ち前の攻撃センスと高さでチャンスと見るや良質のパスで攻撃を作ったり、ポジションを最前線に上げてハイボールにおいて強力なヘッダーとして存在感を示す。エスパは前半のようにセカンドボールを拾って早い切り替えを伴う攻撃に出たかったが、飛ばし気味で前半のような活動量を維持できず、又相手の非常に強い圧力に屈する形で時間と共に良い攻撃に繋げられなくなってしまう。

アレックスのドリブルシュート(エンドライン際までキレのあるプレーで切れ込み近距離シュートもDFのブロック)、CKからの堀之内のヘッド(強烈に叩かれて決まったかに思われたが西部のスーパーセーブに凌がれる)、長谷部が右サイドのスペースで受けるとそのまま中へ突進、流し込まれてワシントン(わずかに届かず、本人ポスト直撃)、そしてワシントン→アレックスで完全に崩して(素晴らしいランニングと意思疎通のコンビ)1vs1のチャンス(が、西部の飛び出しに対して倒れて、PKかと思われたがシミュレーション判定。微妙だけど、バランス裁定の匂い)など恐ろしいほどの猛攻に合うエスパ。何とか水際で耐えるが、それでも時間が進まない。

そんな展開の中で、健太監督はまず体調不良も伝えられていた藤本に代えて杉山浩太を投入、中盤の再活性化を狙う。しかし、トゥーリオがポジションを上げてきたことで枚数的に苦しくなると我慢を経て残り15分で斉藤をマルキに代えて投入、対トゥーリオ用のマーカーに。岡野の投入で左サイドを突かれる形が目立つようになると疲れの見える兵働に代えて和田を入れてそこを塞ぎながら前に出て行く"セックスバック"形に。気になるところをことごとく修正していく形で何とか時間の経過を待つ。

一方的に攻め立てながらも決定機をモノに出来ないレッズも黒部を鈴木啓太に投入して更なる総攻撃シフトに。しかし、その黒部は存在感を示せず、相変わらず決定的チャンスで枠を捉えられず、猛攻も実らない(迫力と効果という面で中身のあるパワープレーだった。差し迫った後は雑だったけどサイドからと言う意識は徹底されていたし、長いボールに対してワシントンやトゥーリオが競った後ということを見越してポジションの意識も持っていた)結局後半45分ほぼ守勢という中で、エスパ守備陣が最後まで集中力切らさず耐えきって金星を挙げた。レッズは公式戦17戦ぶりの黒星とのこと、もちろん今シーズン初黒星。

黒い人がやったことはある程度スルーしましたが(じゃなきゃ書けない)、とりあえず良いゲームでしたね。上にも書いたけど、よりサッカー的にパフォーマンスを出し合った前半と力の勝るモノと劣るモノの互いに必至のつぶし合いな後半は全く色の違うモノでしたが、互いの良さというか「強さ」を表すモノだったし、勝負としても非常に見応えのあるモノでした。

で、レッズの方としては初黒星となったわけですが、プレーの内容としては決して悪くなく、この負けにも相変わらず強者の匂いを漂わせていたのではないでしょうか。これまでは必ず先制して、相手が前に出てきたところでとどめを刺すという形で連勝をしていたわけですが、この日はエスパの勢いに押され、ビハインドを負ったことでそのパターンに持ち込めなかった。それが敗因だと思いますが、そんな劣勢の中でも各選手の高いパフォーマンスを見せていたのも事実で、アレックスや長谷部、ポンテなどは高質のプレーを見せていたし(長谷部は後半パワープレー中心になるまで素晴らしい存在感、若かりし頃のヒデを見るよう。広い視野、鋭いスルーパス、高い推進力)、後半の猛攻ぶりは結果に繋がらなかったモノのあの迫力はまさに「強者」としての威厳があった。この一敗はこのチームの評価を下げるものではなかったのかなと。勢いが下がってくれたことはありがたいけどね。このあとどうなるだろう?

そしてエスパ、GJ!!!!!!!!!!前半の質の高さはこれまでのクオリティを証明するモノだったし、今シーズン一番の出来だったのではないでしょうか。守から攻への意識の高さ(速さはもちろん、繋ぎの意識も高かった)、そして各選手がチームの役割をこなしながら自分の色を出す形は勝者にふさわしいモノだったかなぁと。中盤、FWはそういう意味で素晴らしいパフォーマンスだった。特にFWはよく走って前で起点を作ったし、決定機をモノにしたという意味で高評価、貢献度高い。もちろん中盤もよく走ったけどね。で、後半はガス欠気味になりながらもディフェンスがとにかく踏ん張った。確かに運に恵まれた部分は多分にあるけど、それ以上に体を張り、マークを怠らず、集中力を保ち続けた。だから、この勝利に繋がったわけで、チーム一丸の勝利だったのかなと。

で、黒服の人ね。悪い意味でゲームを加熱しすぎた感はありましたな。判定基準とかはもう語るに値しない。で、自分の適当な判定を棚上げして有無を言わさずピッチの神に出もなったような振る舞いをしたことで、選手を逆なでしていた感じだった。これに関してはレッズにもエスパにも同情しちゃう。てゆうか、ポンテが怒るのも分かる・・・・。カード出せばいいってもんじゃない。

と言うことで本当は試合当日に上げたかったんだけど、ノースロンドンダービーとFAカップを優先して、日曜日はあれだったんで。そんな結果遅くなりましたと言い訳を付けて今日はここまでっす。

*よい子も見れる上品なブログなので、セックスバックなんて口が裂けても言えません(笑)厳密に見ると、和田はサイドハーフに入ったんじゃないかな?単に岡野のマーカーでディフェンス登録なだけで。

*あーあ、アーセナル……引き分けか。まあ試合消化数が違うからまだ望みはあるけど、勝ちたかったねぇ。若い選手が出るとさすがにクオリティが下がっちゃうのはどうしようもないのかしらん。しかし、厳しいスケジュールだよね、手を抜きたくても抜けない状態なのに、コンディションも考えなきゃいけない状態。仕方ないと言ったら仕方ないのかな。これでCL負けたら泣くに泣けない。それにしてもアンリ様々、あのアウトサイドシュートは芸術。ファーストタッチからシュートまでが速い!で、キャリック、ピー

*FAカップの方は、何となくチェルスキらしくないなぁーと思った。というより、ちょっと弱くなってる感じかな?まあ相手がリバポというのもあるのだけど、カウンターとか、守備とかあれだけやっていたタスク徹底が曖昧になっていて、並のチームになってる感じ。まあモチベーションもあるんだろうけど・・・。ルイガルお見事、シュートって簡単に入っちゃうんだなぁって思った。

*てゆうかユーヴェがやばい、ほんとにやばい。勝ち点差3。empateワロス。全員クビ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 24, 2006

4月23日の徒然とした感想。

はい、負けましたー。ピッチで表されたパフォーマンスはぜーんぶヴァンフォーレの方が上回ってましたよ、間違いなく。だから、最後は神様がFマリノスに罰を与えたんじゃないかな?このサッカーでは勝ち点には値しないって。レポート?書く気しなーい。

で、色々思い返してたら、自分が書いたログの中で良いのを見つけた。だから、コピペ。

しかもずーっとこんな状態が続いてる。理由は様々、中身も様々、結果も様々、でも本質は何も変わらない。

惰性と怠慢と妥協にまみれたサッカーで何が出来るよ、何が生まれるよ?自信というファクターがなかったら出来ない?甘えんなよ。

頭動かせ、もっと考えろ、もっと感じろ、次の予測しろ、気を利かせろ、自分から動き出せ、出てこなかったらキレても要求しろ。選手個々が出来ること、いや、すべきことはもっとあるはず。

惰性と怠慢と妥協にまみれて(LooseBlog /Oct 23.2005)

Anzai

動かないパスターゲット、弱いパス、濡れただけでぼろぼろになるボールタッチ、目的意識のないビルドアップ、責任回避のロングフィード、むちゃくちゃ頭の悪い判断、セルフジャッジ、ジャッジに我を失いプレーの集中を切らすキャプテン、相手を軽視した緩いマーキング、相手へのリスペクトを感じない緩慢なプレー、目減りする運動量、そして切れる集中力………。

惰性、怠慢、妥協、何も変わっちゃいない。緩いプレーも、甘っちょろい意識も、許されないプロの世界の選手なのだから、この失敗は繰り返してはいけないはずなのに……。

とにかく、目を覚ませ。名前や実績だけでは勝ち点は獲れないよ。自分たちがしっかりとサッカーにプレーして、初めて勝ちは取れるモノ。そのための苦労を惜しんで、楽しても勝てないよ。

自分たちが強いという過信も、糞みたいなプライドも、怠惰で妥協にまみれた甘えも、もういらない、見たくない。よりはっきりしたイメージで、それに必要なことを示し、しっかりとトレーニングして、どの相手の時も相手をリスペクトして、最後まで走って、必死で戦ってほしいなと。当たり前のことから、はじめませんか?

監督云々に関しては……まあこの試合のレポートの時にでも。まあ普通なら、ね。

ショックすぎて画像もズレるっちゅうねん。まあいいや、明日はちゃんとやります。そんなにいらいらするなら見なきゃ良いのに……と言われる始末、確かにその通り。と言うことで、今日はこ