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April 27, 2006

A qualification of the finalist whom neither Pichichi nor King was able to have@UCL SemiFinal 2ndLeg Villareal vs Arsenal

決定力不足と言ったらそれまでだけど、悲劇的な終わりでしたね。何が足りなかったのかと言ったら、勝利の女神のウインクとしか言いようがないぐらい運に恵まれなかったねぇ。まあ穿った目で見れば、ファイナリストの資格は持ち得なかったかなと。

05-06 UEFA ChampionsLeague SemiFinal 2ndLeg
Villareal 0-0(Total/0-1) Arsenal @ El Madrigal

ビジャレアルスタメン:GKバルボサ、DFハビ・ヴェンタ、ペーニャ、キケ・アルバレス、アルアバレーナ(→82'ロジェール)、MFマルコス・セナ、ホシコ(→63'ホセ・マリ)、リケルメ、ソリン、FWフォルラン、ギジェルモ・フランコ

アーセナルスタメン:GKレーマン"(神)"、DFエブエ、トゥーレ、キャンベル、フラミニ(→9'クリシー)、MFジウベルト・シウバ、フレブ、リュングベリ、セスク・ファブレガス、レジェス(→69'ピレス)、FWアンリ

1stLegでは完全にゲームをコントロールしていたものの、アドバンテージは1点だったアーセナル。しかし、直前のリーグ戦では来期のUCL出場権確保に置いて非常に重要なノースロンドン・ダービーもあって、完全休養とまでは行かず。レジェスが出場停止から復帰したモノ、センデロスを失ったままこのゲームに臨むことになった。逆にビジャレアルは、直前のリーグ戦では主力をほぼ休ませてこのゲームに照準を合わせた。このチームの守備のキーマン・タッキナルディが出場停止ですが、ペーニャが復帰。まあ収支は同じくらいかな。

ゲームの展開としては詳しくレポートする必要もないぐらい至極シンプルなモノ。ビジャレアルがビハインドを返すために攻め、アーセナルがそれを何とかはね返すという展開に。

ただ、アーセナルとしてはゲームプランとして守り倒そうという狙いを持っていた訳ではないと思う。1stLegと同じようにプレッシング→タレント力とアーセナルスタイルの融合した活かしたカウンターでウイニングポイントが欲しかったはず。でも、ここのところチームは完全に守備からゲームに入っていて、そこに1stLegの「1-0」という前提条件があった。そういう意味でリスクを避けて、人をそろえてゾーンを整え、迎え撃とうという、より受動的なメンタリティに変わっていたような気がしました。ただ、その受動的な姿勢がビジャレアルの中盤に呼吸する余裕を与えてしまった事で、ゲームの展開が決まったのかなと。

まあそういうこともあって、ビジャレアルは中盤で余裕を持ってビルドアップし、そこからFWの楔をスイッチに中盤が流動的に動いてアーセナルを崩しに掛かります。フォルランやギジェルモ・フランコはどしんと中央に構えるというより、動きながらボールを引き出すタイプでその動きに沿うようにMFがサポートに入り、動いたことで生まれるスペースを飛び出して行く。スペースメイク&ユーズというジュビロ全盛期を思わせるような流動的な攻撃でアーセナル守備陣を混乱に陥れる。

前半にソリンがペナに入ったりしたシーンなどは、ソリンの奔放な運動量だけではなくその効果が現れていたといえると思います。それだけビジャレアルのサッカーはうまくいっていた。だけど、ゴールがなかなか獲れない。この日はホセ・マリ(怪我らしい)に代わって入ったギジェルモ・フランコに非常に多くのチャンスがあったけれど、ことごとく決めきれない。前半のハビ・ヴェンタの低いボールに反応したシーン、同じくハビ・ヴェンタからの今度は高いボールに相手に競り勝ってヘッドを打ったシーン、セナのクロスに合わせたシーン、全てがゴールに繋がらない。唯一ゴールネットを揺らしたフォルランとの絡みで中に持ち替えて打ったシーンは受ける動きがオフサイド。まさしく「Not His Day」だった(正直、彼がこのようなビッグゲームで決めるだけの資格を持ち得ないのかなと穿った目線で見てしまった)

その他にもフォルランにもその資格がないという感じで決定機でシュートミス。そうなるとリケルメしかいないんだけど……。常にプレッシャーを掛けられる状態で、セットでも狙うより合わせる傾向が強かった事を見ても、プレッシャーからの逃避傾向があった気もする。そこで更に大きなプレッシャーが掛かった。だから、いつもはもっと豪快に狙ってた印象があるのだけど、置きに行ったシュートを選択したのかなぁと。そこをこの日ノリノリで、自信が高まっていたレーマンの読みが上回った。結局2ndLegはスコアレス、合計0-1でアーセナルが決勝進出を決めた。

ビジャレアルに関しては、クラブの規模として、一人のスタープレーヤーに負担が掛かるのはどうしても仕方ないんだけど、そこでリケルメが折れてしまった。だからリケルメの限界がビジャレアルの限界だったのかなぁと思いました。ただ、負けてはしまったけどそれでもビジャレアルはよく頑張った。確かに最初で最後のチャンスだったから、そのチャンスを生かせなかったと言うことで、ショックは大きいかも知れない。でも、大会を盛り上げるアウトサイダーとして、十分魅力的なサッカーを展開してくれた訳で、責められる要素は何もないでしょう。サポやフロントはもちろん、マルカが叩いていないことを考えても、十分納得できる結果だったんじゃないかなと。

アーセナルはとにかく良かった。シュートは1、2本ぐらいで非難囂々も仕方がない出来だったと思うけど、苦しいスケジューリングや勝負弱いことを考えたら、勝つということを優先するのを責められない。こういうチャンスを得た所で勝負にこだわらず、中身勝負というのは所詮きれい事だと思うしね。ミランにしても、バルサにしても、一発勝負の決勝でどのようなサッカーを展開するかはわからないけど、ベルカンプのラストゲームになるだろうし、勝っているという勢いがどのように作用するのかは本当に楽しみ。強者との対戦の方が新しい持ち味は出るだろうし。

と言うことでとりあえずアーセナルが一足先にパリへのチケットを手に入れました。さて、この後バルサ-ミラン@カンプ・ノウ。1stLegは結局レポートできなかったんだよねぇ。まあ普通にやればバルサだろうけど、ミラン、ていうかピッポに期待。四面楚歌状態っぽいけど。と言うことで今日はここまで。

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Tracked on April 27, 2006 at 02:30 PM

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