« 現状での純然たる差@J1 第5節 Fマリノス vs レッズ | Main | 切られた舵、冴えたカウンター@UCL Q.Final 1stLeg Arsenal vs Juventus »

March 28, 2006

きっかけとなりえる濃いゲーム@J1 第5節 ジェフ vs アントラーズ

何か異常にアクセスが・・・・。まあ何となくわかるけど、スタジアム入りの遅かった僕が書けることはないよ、ごめんね。それとも完敗のゲームの要因を探りに来たのか、それともへこみ具合を・・・・まあ考えてもしょうがないか。と言うことでいつも通りJのレポートを。無駄足踏ませてしまったとしたら申し訳ないっす。

2006 J.League Division1 第5節

ジェフ 0-1 アントラーズ @ フクアリ「きっかけとなりえる濃いゲーム」
Antlers:86'アレックス・ミネイロ

Super Soccer

ジェフスタメン:GK立石智紀、DF結城耕造、イリアン・ストヤノフ、斉藤大輔、MF阿部勇樹、佐藤勇人、山岸智、坂本將貴(→82'要田勇一)、クルプニコビッチ(→68'水野晃樹)、FW巻誠一郎、マリオ・ハース(→58'羽生直剛)

鹿島スタメン:GK小澤英明、DF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF本田泰人、増田誓志、小笠原満男、本山雅志(→83'田代有三)、FWアレックス・ミネイロ(→86'羽田憲司)、柳沢敦(→70'深井正樹)

去年の国立でのこのカード、ジェフが退場者を出して空いた穴を突く鹿島の非常に高い状況把握とその具現化出来る質の高さが非常に印象に残っていて、その名残か僕自身このカード注目してしまいます。まあ今回は、チーム状態としてはようやく上向き始めたぐらいで、しかも序盤。その辺は少しもったいない気がしたりもするけど・・・・。

で、メンバー。ジェフの方は前節初勝利を上げたスタメンと同じ構成、クルプニはまだまだフィットにはほど遠い感じで、今節は外すかなぁと思ってたけど慣れるまでの試用期間という感じかな?鹿島の方は中盤の構成をダイヤモンドに変更し、トップ下に本山、右に増田、左に小笠原、そして底には青木・フェルナンドの怪我もあって大ベテラン本田が彼がスタメンに入っていた時の覚えがないほど久々にスタメン。アウトゥオリのジェフ対策なのかな?

前半
開始早々、阿部が右サイド深い位置からグラウンダーで折り返してハースのシュートがあったかと思ったら、ポゼッションしながら、穴を見いだして新井場が強烈なミドルで立石を脅かす。どちらのチームも積極的に自分たちのサッカーを展開しようという意欲が出ていて、どちらの良さも現れるとてもアクティブなゲーム展開。鹿島はアウェイながらボールポゼッションを高めながら、サイドバックが積極的に前に出て幅広くピッチを使ったり、流動的にポジションを変えたりと柔軟な鹿島らしいアタックでジェフの守備組織をずらして崩す事を狙う。それに対しジェフは前向きでボールを奪ったら早い切り替えからボールを前に運んで一気の崩しを狙い、詰まっても積極的なレシーブアクションを活かした速いテンポでの繋ぎで局面打開を狙うことで徐々にリズムを掴み、鹿島守備陣を飲み込もうとするが、なかなかゴールに繋がらない。

その中でホットエリアとなったのがジェフで言えば左、鹿島で言えば右のサイド。スーパールーキー内田篤人がかなり積極的に上がってチャンスを作る形がかなり出来つつあり、鹿島のストロングポイントとなりつつある中で、ジェフは内田が上がったことで生まれるスペースを坂本が切り替えの速さを活かして前に出たり、ハースが流れて起点を作るなど、鹿島が背負っているリスクを突こうという関係性があった。ジェフとしては上記の通り相手のリスクを突くという単純な部分もあったと思うのだけど、アタッカーとしての内田の存在が脅威となっていたことも確かで、直接的に脅威を突きつけることで相手を引かせてこの脅威を消すという狙いもあったのかなと。

で、結果としてはこの狙いは実りつつも、効果としては薄かった。微妙な言い回しだけど、このサイドを狙って突く形から数多くのチャンスを作った訳だから失敗という訳ではないけど、脅威を消すどころか彼の所から決定機を生み出されるなど、内田の積極性を殺すことは出来なかった。あれだけ裏を突かれるとディフェンダーとしてはどうしても後ろ髪を引かれるような形になってもおかしくないと思うのだけど、内田にはそういう弱気な姿勢を微塵も感じなかった。メンタル的に成熟してるのか、自分のプレーの特徴を理解又は強く意識してプレーしているのか、周囲のバックアップがあるからなのか、理由はわからないけど彼が引かなかったことで、ジェフのリズムに飲まれそうになったのを阻んだのかなと(精神的に)結局前半は両チームとも決定機をゴールに繋げることは出来ず、0-0で折り返す。

後半
ジェフペースの終盤の流れを押し戻すように、ファーストシュートが鹿島の決定機。セットプレーのセカンドプレーから本山が左サイドエンドライン際まで切れ込んで岩政のヘッドを導き出すが、これはバー。ジェフもこのプレーに臆することなく前に出てハースを核にアウトサイドからチャンスを生み出す。前半と同じように共に特徴を出し合うような形で後半が始まる。その積極的な姿勢からか、ゲームの流れが互いのゴール前での攻防が続くトランジッションゲームの様相を呈し始めるが、それでもなかなかゴールは生まれない(小笠原の強烈な長距離シュートは決まらなかったけど、意識として素晴らしかった)

スコアが動きそうで動かない展開が相変わらず続く中で、ハースにアクシデントが起こって羽生が代わりに入る。まあこれが影響したわけではないのだけど、徐々にジェフがポゼッションを支配するようになり、鹿島は自ずとカウンター傾向が高まり、ゲームの流れに変化が見え始める。ジェフはポゼッションと言っても早いタイミングでの仕掛けで一気に攻める傾向が見えるが、ラストボールの精度が高まらずなかなかシュートに繋がらない。それに対して、鹿島は数こそ少ないモノの時折鋭いカウンターが見え、特に本山・柳沢・ミネイロが右中左と散った3vs2という数的有利なカウンターは大チャンス。本山が引きつけて最終的にラストパスがアレックス・ミネイロに繋がったモノのシュートがGKを抜くことは出来ず、と相変わらずスコアだけが重い。

この展開に両チームの監督も動き始め、鹿島はアクシデント(これは後でね、見てるときは全くわからなかった)で柳沢から深井にスイッチ。ジェフもハース→羽生に続いてクルプニ→水野と動く。ジェフとしては交代選手が入ってもらしい姿勢は衰えず、飛び出しから鋭いシーンを生み出し(楔から坂本が飛び出したり、佐藤勇人がバイタルで溜めて斉藤が長い距離を走って最前線まで飛び出すなど。後者のプレーはラストパスまではパーフェクトだったけど・・・)、鹿島もカウンターが冴え内田のクロスから本山のヘッドと、決定機を生み出すがそれでも先制点が遠い。しかし、ゲームは最終局面に入ったところでスコアが動く。

深井のインターセプトから一気にアタッキングサードに入ると、一度詰まったモノの小笠原が右サイドでフリーとなっていたアレックス・ミネイロへ展開。そこでミネイロが対応に来た斉藤の逆を突いてペナ深くに進入し、角度はきつかったモノの冷静に股下を打ち抜き、カバーに入ってきた阿部も及ばずゴールに突き刺さった。結局このゴールがウイニングポイントとなり、鹿島が勝利。ジェフは良いゲームを展開し、リードを奪われた後はパワープレーでゴールに迫ったモノの最後まで鹿島ゴールをこじ開けることは出来ず、フクアリでの初黒星を喫した。

最後まで息つく暇のない非常に激しい攻め合いで、とても中身の詰まった好ゲームでした。まあ結果として最後の最後にストライカーが仕事をした事で勝負は決しましたが、どちらにとっても非常にポジティブなゲームだったのではないでしょうか。

まあゲームの展開としては、鹿島が勝ちをさらったという言い方が正しいのでしょうが、ジェフとしてはこのゲームに置いて何が足りなかったのかと言うのを見つけるのが難しいぐらいの良い出来でした(まあ決定力とか最後の精度と言ったらそれまでなんだけどさ)これまでは守備が不安定だったり、早い切り替えを伴いながらも突き抜けない感じがあっただけに、ようやく昨シーズン掴んだ手応えを取り戻したと言う感じかも知れませんね。これで結果が付いてくれば勢いも生まれたと思いますが、間違いなく先には繋がるゲームなのかなぁと。

鹿島に関しては、リズムを握られる時間が長かったもののしっかりと我慢して、自分たちのチャンスを待てる粘りがあったことがこの勝ちに繋がったのかなと。まあ鹿島のサッカーを表現できた時間は少なかったにしても、その少ない時間帯ながらその質は高かったし(流動的な中盤の攻撃構築はジェフのプレスを空転させていたし、サイドバックを使いながら厚い攻撃を作ることなど攻撃の幅も広かった)、強かった頃の鹿島を思い出させる鋭いカウンターの復活はチームの幅の広さを見せたのではないでしょうか。なんだかんだ言ってアウトゥオリの手腕もさすがかも知れない。

柳沢やっぱり骨折、緊急手術で全治2ヶ月(ニッカン)
奇跡復活へ!柳沢緊急手術(スポニチ)

で、柳沢の怪我。接触があったのか、それとも蓄積疲労か何かで自然に起こってしまったのか、テレビでは全くわからなかったのだけど、とにもかくにも残念。正直鹿島云々よりも(鹿島には穴を埋めれるアタッカーはいるし)、代表にとって非常に痛い。個人的に柳沢のチームの流れを良くする潤滑油的なプレーを非常に高く評価しているから、そういう選手がWCにでれないかも知れないような怪我を負ってしまったことは大きなマイナス。

彼の代わりはいないと思うし、代表のFWの軸は彼だと思っていただけに、本当に残念、そして心配。とりあえず手術をしたようで、彼自身WCへの望みは捨てていないようだから、とにもかくにも早期復活を祈るしかない。頑張れ、柳沢。

明日で何とかこの5節をまとめちゃいたいと思います。てゆうか4節のまとめを又繰り越してしまっているのでそれも合わせて。Jにかまけてる間にUCLはクォーターファイナルになっちゃうし、まだまだ追いつけないね。まあいっか。と言うことで今日はここまでです。

*3/28の7:00~17:00までココログがメンテナンスを行うらしく、閲覧できない状態になっているかも知れません。わざわざ足を運んでもらって、無駄足踏ませてしまったら申し訳ないです。って、先に書いておきますよ。

*しかし、このアクセスはどこかにさらされたわけでもないのに異常ですな。代表戦でもここまでは伸びないのに。マリ系ブログはどこでもそうなのかな?レッズ戦だからって今まではこんな事なかったのに。誰だ、誰だ、誰だ~♪

|

« 現状での純然たる差@J1 第5節 Fマリノス vs レッズ | Main | 切られた舵、冴えたカウンター@UCL Q.Final 1stLeg Arsenal vs Juventus »

Comments

こんばんは。
うちのブログもなんだか賑わってます。
やっぱり例の件があったからみたいですが。

柳沢の怪我ですが、彼がいなかったらW杯はヤバいと思います。
いや、相当ヤバいと思います。なんとか間に合ってほしいものです。

Posted by: こいちゃん | March 29, 2006 at 02:50 AM

こんにちわ、こいちゃんさん。まあしょうがないですね、注目度が元々高くて、ああいうことが起こってしまいましたから。ようやくアクセスは沈静化したようで一安心です。

確かにやばいですよね、柳沢。手術をしたようで、後は鹿島や代表の医療スタッフに託すしかない訳ですが、せっかくWCのために日本に戻ってきたのだから、何とか頑張って欲しいですね。

ではでは。

Posted by: いた | March 29, 2006 at 02:53 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/9293913

Listed below are links to weblogs that reference きっかけとなりえる濃いゲーム@J1 第5節 ジェフ vs アントラーズ:

« 現状での純然たる差@J1 第5節 Fマリノス vs レッズ | Main | 切られた舵、冴えたカウンター@UCL Q.Final 1stLeg Arsenal vs Juventus »