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March 22, 2006

波を捉えて@J1 第3節 まとめ

4節終わったんですけど、今更ながらに3節のまとめを。まあどのチームも構築段階ですが、模索が続くチーム、突き進めるチームと言う部分で差が出てきているかなぁと。まあまだまだ序盤だから、シーズンを戦う礎を作っている最中だから焦る必要もないと思いますが、そうはいってももうリーグには波が生まれ始めてる気はする。

2006 J.League Division1 第3節

サンフレ 1-4 レッズ @ ビッグアーチ「波乗りアレックス」
Sanfrecce:85'ウェズレイ Reds:28'三都主アレサンドロ 32'ロブソン・ポンテ 62'鈴木啓太 66'ワシントン

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、ジニーニョ(26'赤紙)、小村徳男、服部公太、MF戸田和幸、森崎和幸(→80'高柳一誠)、李漢宰(→60'上野優作)、ベット(→74'吉弘充志)、FWウェズレイ、佐藤寿人

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖、MF長谷部誠(→83'永井雄一郎)、鈴木啓太、山田暢久、三都主アレサンドロ(→77'相馬崇人)、小野伸二(→63'内舘秀樹)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン

ゲームには波がある。それを捉えた方が勝利に近づき、捉えきれないと途端に相手にその波が行ったりする。その波は大きなモノから小さなモノまで様々だけど、この試合ではわかりやすい形でビッグウェーブが来て、そのチャンスを見事に活かしたことでほぼ勝負が決まったかなと。

その波というのが長谷部のダイレクトパスからワシントンがラインを突破しかけた所でジニーニョが足を引っかけてしまい、そのファールに対して一発退場したこと。結果として、このプレーで得たFKをアレックスが壁の横を低い弾道で抜き、下田が反応しきれずゴールしたわけだけど、このゴールでサンフレに与えたダメージは果てしなく大きかった。ディフェンスの核であるジニーニョを失った精神的動揺があった中で、先制点を奪われる。ここで何とか踏ん張れれば、挽回のチャンスもあったかも知れないけど、ここで一気にたたみ込まれて失点したことで精神的に折った形になったのかなと。2失点目に繋がるオムさんのとんでもないミスも、少なからずこういうショックが影響したモノだと思うし、それだけ大きな一連のプレーだったかなぁと。

サンフレのシーズンプレビューをやったばかりで、そのサンフレがいかにレッズと戦うのかというのは注目してたんだけど、まあ大きな波云々は置いておいても、やっぱり現状ではリスクを賄い決められずに、バイタルが空いてしまっていることが多かったかなと。ジニーニョが退場になったシーンも、長谷部の速いタイミングでのダイレクトパスが素晴らしかったにしても、切り替えきれない中で突かれたとも言えるもので、チームとしての守備に対しての考え方の甘さが出たかなぁと。丼勘定的なサッカーをするチームじゃないのだから、もう一度守備を再構成する必要性を認識させられたゲームだったのかも知れませんね(まあ中二日のサンガ戦では時間も足りなくて修正しきれず、甘い守備は相変わらずだったかも。少し時間が掛かるかも知れないね)

レッズに関しては、何となく凄みを感じるようになってきた。簡単に言えば、相手が弱みを見せたら、そこを逃さないところかな。つけ込むだけの技術もあるし、ガンバもそうだけどチームとして点の取り方が見えてきているのかなと。まあ元々力の差がある訳だから、その力を素直に出せば勝てちゃうだけの強さがあるのだけど、相手がだらしないとはいえ、これだけ簡単に勝たれちゃうと、安定して勝ち点を重ねていきそうで、とっても嫌。

気になった部分として、ジュビロ戦ではぶっつけの感があった長谷部とシンジの縦のポジションチェンジにおいて、しっかりと意思疎通が生まれていて、ポジションチェンジという位置的な要素だけじゃなく、変わったら仕事もしっかりと交換して、チームとして穴を開けないと言うことがしっかり出来ていたのかなと(まあ個人的に気になっていた部分だったからかも知れないけど)熟成路線は確実に前に進んでいて、強くなっているという感想を持ちました(素直)

と言うことで、次。

ヴァンフォーレ 1-0 フロンターレ @ 小瀬「出なかったスピード」
Ventforet:85'バレー

Super Soccer

ヴァンフォーレスタメン:GK阿部謙作、DF杉山新、アライール、秋本倫孝、山本英臣、MF林健太郎、倉貫一毅(→80'鶴見智美)、石原克哉、FW宇留野純(→52'堀井岳也)、バレー、長谷川太郎(→72'保坂一成)

フロンターレスタメン:GK相澤貴志、DF箕輪義信、寺田周平、伊藤宏樹、MF谷口博之、中村憲剛、森勇介(→87'鄭大世)、マルコン(77'黄×2=赤)、マルクス(→80'井川祐輔)、FW我那覇和樹(→65'黒津勝)、ジュニーニョ

ヴァンフォーレがJ1初勝利。3つの昇格組の中で一番早く勝ち点3を得る結果となったこのゲーム。もちろんこの勝ちの要因になったのはヴァンフォーレの選手がチームとしても個人としてもしっかりしたプレーを見せたこと(特に1vs1での対応で粘りを見せたこと、恐れず攻めたことかな)、そしてその中でバレーがエースたる所以を見せた訳で、それはそれで素晴らしいこと。おめでとう。

ただ、気になったのはふろん太の失速ぶり(だからこのゲームを取り上げたの)ここまで2試合で13得点、これだけ思い通りに獲れているとその反動で獲れなくなることは良くあることなんだけど、この日に限ってはこの大爆発の一番の要因であるプレーが生まれず、自分たちの得意としないプレーで攻めることを余儀なくされたからなんじゃないかなと。

フロンターレは誰がどう見てもカウンター型の攻撃スタイルを標榜するチーム。しっかりと守備ブロックを組みながら人間山脈のようなバックラインが強さを発揮してはね返し、攻撃センス抜群の中村を起点に一気にスピードを上げてマルクス、ジュニーニョ、我那覇が絡んで相手を一気に崩す(もちろん切り替えてサイドもどんどん上がってくる)この辺が嵌って、昨シーズン一気に上位に進出して、今シーズンその路線の熟成・継続もあって大爆発してた理由だったと思うのだけど、この試合では余りその速いアタックが生まれなかった。

まあ出来なかったことに関しては仕方ない事だと思うけど(相手がしっかりと対策を立ててきてスピードを生み出さない事をしていたこともあるだろうし、チームとして無失点を強調する余り守備の意識が強くなりすぎて、守から攻という部分で受けるアクションが少なかったこともある)、その出来ないときにどうするのか。その辺の課題がよく見えたのかなぁと。自然に速いアタックが出来ない時にどのようにしてその波を起こすのか、それともポゼッション時でも崩せるような柔軟性を身につけるのか、フロンターレが強いチームとなって相手にそう思われれば思われるほど、そういう状態は増えてくると思う。その辺を"格下"と見られていたヴァンフォーレが示したという意味で、とても意味のある負けだったのかなと。これから関塚監督がどのような修正をするのか、とても楽しみだったりします。

と言うことでその他の試合。

ジュビロ 1-1 パープルサンガ @ ヤマハ「らしくて、らしくない」
Jubilo:54'西紀寛 P-Sanga:89'パウリーニョ

FC東京 0-1 エスパ @ 味スタ「完成度」
S-Pulse:50'チョ・ジェジン

アルディージャ 1-2 アルビレックス @ 埼玉「相性通りらしいよ」
Ardija:46'桜井直人 Albirex:18'&75'エジミウソン

グラ 0-0 アントラーズ @ 豊田「玉ちゃん・・・(`・ω・´)」

ジェフ 2-2 アビスパ @ フクアリ「戻らないダイナミズム」
JefUnited:44'巻誠一郎 86'要田勇一 Avispa:40'&70'藪田光教

ガンバ 1-3 トリニータ @ 万博「信頼が生む徹底」
Gamba:32'p遠藤保仁 Trinita:1'&50'オズマール 75'松橋章太

Fマリノス 3-1 セレッソ @ 日産「伴わなくても、足りなくても」
F.Marinos:13'&56'マグロン 87'マルケス Cerezo:1'森島寛晃

と言うことで旬を逃した感はあるけど、尻を拭き忘れた感じで気持ち悪かったし(この言葉っておかしくない?尻って普通拭き忘れないっしょ)、気になったことは書き残しておきたかったのでとりあえずすっきり。ジュビロの西のゴールの展開が素敵だったのと、エジミウソンのカンフーキックが印象的。後藪田のヘッドも綺麗だったね、あんなに決定力あったとは・・・(運動量勝負の選手だと思ってた)まあとにかく3節はこれでおしまい。この後4節やりますよ、と言うことで今日はここまで。

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