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March 11, 2006

華やかな開幕@J1 第1節 まとめ

開幕まとめということで。ハットが二人、オーバーヘッド2発、新戦力やら代表候補が次々とゴールと、まあ華やかな開幕でよかったのかな。じゃあ気になったところをピックアップしながら。

2006 J.League Division1 第1節

Gamba 1-1 Reds @ 万博「本命の可能性、王者の意地」
Reds:3'ワシントン Gamba:67'加地亮

Super Soccer

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF加地亮、シジクレイ、山口智、家長昭博、MF明神智和、橋本英郎、遠藤保仁、二川孝弘(→87'寺田紳一)、FWフェルナンジーニョ(→81'播戸竜二)、マグノ・アウベス

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、トゥーリオ、堀之内聖、MF長谷部誠、鈴木啓太、山田暢久、アレックス、小野伸二、ポンテ(→89'内舘秀樹)、FWワシントン(→73'永井雄一郎)

一週前にゼロックスでやっているだけに、その試合を活かして、それがどのような形で出てくるのかというのが注目だったのですが、それをうまく活かせたのがゼロックスでは敗れたけど、一筋の光を見いだしたガンバだったのかもしれませんね。

で、それが見えたのがスタメン編成。ゼロックスの後半に悪い流れを断ち切った事を活かしてか、本来はアタッキングゾーンで活きる家長を左サイドバックには据えた4-3-3。逆にレッズは、ゼロックスでもそれなりの結果を残したと言うこともあり、同じスタメンでの3-4-2-1で望んだ。で、このメンバー構成で出た結果は知っての通り。

ゼロックスと同じようにゆったりとポゼッションを保持しながら攻めるガンバに対して、それを中盤で奪って前線のタレントのコンビネーションでシンプルに攻めるレッズという構図は変わらなかった訳ですが、結果としては3-1から1-1になった。この結果は、点差に隠れて見えてこなかったレッズの課題(ちらっとは見えていたにしても)が出て、ガンバの施した修正が内容好転へと繋がったことによるパワーバランスが少し変わったからなのではないでしょうか。

まずレッズの方なんだけど、前回少し書いた通り、カウンター的なシンプルな展開から前線のタレントの役割分担と技術の高さで生み出される攻撃は相変わらず驚異を保っていて、リスキーなガンバの穴を突いて後2、3点ぶち込んでいてもおかしくなかった。ただ、それが決まらなかったのは決定力不足(長谷部があそこを決めてれば・・・というのはあるけど)という簡単な言葉では済まされない部分が透けて見えた様な気がした。惜しかった、でもまだまだ次もイイ形は作れるし、だから次、という雰囲気があるのだけど、それは捉え方を変えれば緩い雰囲気にも思える。もちろん全力でプレーしているだろうし、あくまでも感じ方なんだけど、個々の選手の技術の高さ、相手よりも自分たちの方が優秀なことを自覚しているかの如く、ゲームの中で余裕を持ちすぎる様な感じがあって、「絶対にここで決める」という1つ1つのプレーに対する高い集中力を感じることがあまりなかった。確かに、レッズはガンバより現時点では質の高い個を抱えていると思うし、完成度も高いと思うけど、何かそういう緩みがこの試合の結果に影響した様な印象を受けた。よりゲームに集中し、勝負にこだわる厳しい雰囲気を纏って初めて、レッズの驚異的な強さは発揮されるような気がする。まあそれにはもう少し時間が必要かもしれない。

で、ガンバの方。僕が書いた事とは違う方(僕は播戸をトップに入れて、彼に速い動きだしをさせてラインを下げさせることでバイタルのスペースを作ることで、マグノやフェルが活きるんじゃないかなと考えてる)を取り入れた形で4-3-3を敷いて来た訳ですが、リスクをそのまま突かれて失点するなど、高すぎるリスクを負いきれなかったのかなぁという感じ(過信にも見えた)ですが、前線を活かすのではなく中盤の機能性を高めるという視点の変更があったのかなぁと。明神と橋本が守備の部分を担わせることで、遠藤が後ろ髪引かれることなく攻撃に絡んでテンポを生んだこと、後ろからサイドバックが出て行くことでアウトサイドにダイナミズムを発生させることなど、前線のアクションの少なさを補うための様々な施術はリスクを負った分と同じくらいの成果はあった。まだまだ、前線が機能しているという感はないんだけど、しっかりとビルドアップして中央からサイドという展開でいい形を生んだりしたこと(実際加地さんのゴールもそうだし。しかし見事だった、あの肩のトラップはブラジル人みたいだったよ。エドゥ効果?)、など中盤の活性化という方向性は間違ってないと思う。後はこの中盤と前線のマッチングのキーが見つかれば、破壊的な攻撃力が戻るかもなぁと。

とにもかくにも大注目の一戦はドローに終わったわけですが、やっぱりポテンシャルは両チームとも高いなぁ。チームとしては完成には時間が掛かりそうで、継続して安定したパフォーマンスを出すというのももう少し先になりそうという感じなのが救いだけど(この状態でも連勝しちゃうぐらいの力もあると思うけどね)、両チームのエンジンがいつ掛かりだすのかというのが今シーズンの優勝争いに大きく影響しそう。まあドローでイイじゃない。盛り上げるためにももう少しおとなしくしてくれてると助かるかな。

じゃあ次。

サンフレ 3-4 アントラーズ @ ビッグアーチ「糧となった"苦い"経験」 Sanfrecce:33'&82'ウェズレイ 39'佐藤寿人 Antlers:22'p 38'&43'&71'柳沢敦

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、ジニーニョ、小村徳男、服部公太、MF戸田和幸、森崎和幸(→46'李漢宰)、ベット(→79'大木勉)、森崎浩司、FWウェズレイ"猛犬再来"、佐藤寿人

鹿島スタメン:GK小澤英明、DF内田篤人"ルーキー大仕事"、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF青木剛、増田誓志(→69'フェルナンド)、小笠原満男、深井正樹(→73'アレックス・ミネイロ)、FW本山雅志(→79'野沢拓也)、柳沢敦"華々しい凱旋"

あっちが獲ればこっちが獲ると言ったとてもアクティブなゲーム。言い換えればどちらもまだまだディフェンスは甘いゲームだったような気もするけど、開幕戦ということを考えたらこういう派手なゲームで良かったのかも。

チームの指向性が似た感じの対戦だったけど、今シーズンからこういう指向性を強めたサンフレと去年からオフェンシブな姿勢を強めポジションブレイクなどの柔軟性をある程度取り込んだ感のある鹿島では少し完成度には差があったかなぁという印象。その差というのは攻撃の質というよりも(サンフレには最終的に狙いをしっかりと定まってるチームで、そういう意味では完成されているからね)守備の部分。オリジナルポジションを崩すと言うことで、その分守備の所ではリスクは高まる訳だけど、そのマネジメントの仕方として鹿島の方が長けていたのかなぁと。

サンフレは去年は4-3-1-2である程度そのポジションの上下動でまかなってきた印象があるだけど、その動きをより変化をつけることで攻撃に多様性を持たせるためにポジションブレイクという形を打ち出していると思う。実際、森崎浩(李)、ベット、森崎和と運動量豊富にバイタルまで入ってくシーンがよく見えて積極性というのは感じられた。ただ、崩した後のプレッシングの約束事も定まっておらず、攻から守の切り替えが追いつかずに守備時にバックラインと戸田で守備をまかなう事も多くなっちゃってた。そうなると、選択肢が多すぎて、ジニーニョや戸田といった読みのイイ選手の良さが全然活きてこず、結局後手の対応の中で破綻しちゃったかなと。そういうところで鹿島は、前4枚はかなり激しくポジションを入れ替えたりするけれど、ボランチに関しては上下動はするにしてもその代わりに誰かが下がったりして、守る視点から考えた時はそんなにバランスは崩れていないことも多い(切り替えの早さ、フォアチェックも影響してると思う)そういう部分で完成度の差が少しあったかなぁと。

まあそういうことはシーズン始まったばっかりだから、この試合で出てきた課題を修正すればいいわけで、この試合で大量失点をしたからといって決して悲観することもないと思いますけどね(その分の成果として3点獲ってるわけだし)で、そんなことより(失礼な言い回し)両チームの攻撃!てゆうか柳沢!イタリアでの閉塞感を吹っ飛ばすような大活躍でしたな。昔取った杵柄なのか、小笠原や本山とイイコンビネーションを見せ、周囲の理解を得たことで水を得たように反応も鋭く、そして一発決めてからは恐ろしいまでの決定力。イタリアでやってきた事は決して無駄じゃなかったことを証明した形だったと思う。まあプレースタイル自体はそんなに変わっていないのだけど(フィニッシュに対しての意識は変わっていると思う)、目に見えて変わった部分としてはフィジカル。なんか鹿島のシャツを着て、Jでやってきた選手と並ぶと体の厚みがちょっと違うな・・・と思っちゃうぐらい。もちろん動きは相変わらずイイし、これが継続されるとなるとかなり怖いね。明日は何とかおねんねしていてほしいところ。

ウェズレイも良かった。結構劣化してるという予想も多かったけど、相変わらずのパワフルで直接的にゴールをねらうプレーの破壊力は維持していたかな。コンディションをいかに維持するかというのが鍵になりそうだけど、佐藤寿人と互いに意識しあってそれなりに関係も良好。サンフレの攻撃スタイルを理解し、うまく馴染んでいるだけにこれからも結構やりそう。

この2つのチームは派手さはないけど、しっかりと地に足をつけたチーム作りで着実に勝ち点を積み重ねて優勝を狙おうとしているだけに、いかにどんな相手、どんな状態でも自分たちの形を出せるようになるのかというのが鍵かも知れませんね。じゃあその他の試合。

ヴァンフォーレ 0-2 エスパ @ 小瀬「初挑戦はビター」
S-Pulse:14'チョ・ジェジン 81'枝村匠馬

グラ 3-2 セレッソ @ 瑞穂「噛み合うスピード、噛み合わない新戦力」
Grampus:27'古賀正紘 70'杉本恵太 76'豊田陽平 Cerezo:47'前田和哉 87'西澤明訓

ジュビロ 1-1 アビスパ @ エコパ「深まる自信」
Jubilo:86'田中誠 Avispa:36'宮崎光平

ふろん太 6-0 アルビ @ 等々力「容赦なし」
Frontale:26'&40'&66'我那覇和樹 87'中村憲剛 89'ジュニーニョ 89'マルクス

FC東京 2-0 トリニータ @ 味スタ「開幕の鬼」
FC:14'ササ・サルセード 27'リチェーリ

ワルディ 4-2 ジェフ @ 埼玉「大悟劇場」
Ardija:13'冨田大介 60'OG 62'小林大悟 68'トニーニョ JefUnited:12'斉藤大輔 15'巻誠一郎

Fマリノス 4-1 パープルサンガ @ 日産「上々のスタート」
F.Marinos:3'マグロン 30'&37'久保竜彦 80'マルケス PurpleSanga:81'パウリーニョ

てゆうかもう今日第2節なんだよね・・・。早いなぁ。UCLもやりたいし、代表のことも・・・まあとにかくがんがん更新しますよ、休んでたし。明日は鹿島-Fマリノス、レッズ-ジュビロ、出来れば海外も・・・・欲張り過ぎかな。とにかく、今回はまとめちゃったけど、一試合一試合テーマを見いだしながら見ていこうと思ってますので、よろしくです。気づいたことがあったらお気軽にコメントやらTBやらメールお待ちしてます。ということ今日はここまで(だから今日じゃない)

*途中で寝ちゃってこんな時間に・・・・。はしゃいで疲れちゃったのかも。

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