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March 31, 2006

間違いなく、うまくなっている@KIRIN Challenge Cup vs エクアドル

エクアドル戦を見ながら思ったこと。日本代表は多分本大会でグループリーグで抜けれる可能性は非常に低いだろうと言うこと。でも、間違いなく日本の選手達はサッカーがうまくなっていると言うこと。辻褄が合わないような気もするけど、何となくそう思った。でも、それに青筋立てて駄目だなんて言うつもりはないです。だって、ワールドカップに勝つことだけが全てじゃないし(これは間違っている気もするけど)、進むべき方向性は間違っていないと思うから。と言うことでレポートの代わりに、ちょっとした戯れ言を(試合がどうにもこうにもとか、変な勘ぐりをしないように)

・やらせてくれる相手、やらせてくれない相手。

先に書いた「グループリーグは抜けられないであろう」という仮説の意味を。「そんなに悪くなかったのに悲観的な・・・」なんて思われるかも知れませんが、まあこれはあくまでも相手があってのことで、その相手を鑑みた上でそうなる可能性は高いだろうなぁと言うこと。

別に相対的に日本代表が弱いとか、相手が強いからと言うことではなく、ここまでジーコが作ってきたチームは自分たちのサッカーをさせてくれる相手、させてくれない相手のどちらかと言うことにパフォーマンスの出来が委ねられるからです。そして、グループリーグに置いて直接的に一つの席を争うことになるであろうクロアチアとオーストラリアは明らかに後者で、多分日本は研究され、警戒され、その相手の策の中でもがきながらサッカーをさせられることになり、そうなると日本は力を発揮できない可能性が高い。

実際、現代サッカーに置いて相手を置いておいて自分たちの力を振り回して勝てるようなチームは数えるほどしかなく、ほとんどのチームは相手を抑える術を重視し、自分たちの良さを出すというのは二の次になっていく(トルシエ・ジャパンが良い例)箱の大きさをわきまえた上でのサッカーといえるかも知れません。もちろん直接のライバルであるクロアチア・オーストラリアも例に漏れずそういう策を携えてワールドカップに臨む訳ですが、日本代表は残念ながらそうではなく、自分たちの力を活かして勝とうとする。逆説的ですけど、その力を発揮できなければ自ずと勝てる可能性が狭まる。そして、それは押さえ込まれる可能性が高い。どちらにしても日本がこういうチームに勝つ可能性は非常に少ないんじゃないかなと思ったり。まあ単純な話ですね。

ここまで代表チームはワールドカップで結果を出すためにやってきたわけだから、それじゃ駄目じゃんと言う話になるわけですが、短期的な視点で結果を残すためには間違っていても、中長期的な視点に置いては決して間違いだけではないのかなと。

・戦術的な武装をしない選手達の考える力の成長。

まず代表チームだけではなく、Jでの試合もあったり、クラブでの日々の練習もあるし、様々な要素が絡んでの成長であることは言うまでもないことなのをまず前提条件として。

戦術というのは、「勝つための術」であり、その度合いや手法がそのチームの特徴となったりするわけで、今までの書き方は間違っているかも知れません。ただ、よく今の代表チームは「戦術がない」と言われる書き方をされてきた。まあそれは捉え方の問題で間違っていないと思います。オートマティズム、組織的なディフェンスと言った監督主導で作られたモノはほとんどなく、「約束事」としては個々の選手がコミュニケーションと感覚で作ってきた横の繋がり合いで生まれたあやふやなものでしかない。強い制約というのはないと言っていいと思います。

まあそういう監督主導の戦術がなく、その分選手達はチームの事を考え、サッカーのことをより深く考えることを余儀なくされたと思うわけですが、その要素は選手達にとって思いがけず大きな経験となり、成長に繋がったのかなぁと。

サッカーというスポーツは、プレーすると同時に考えるという要素が非常に重要なことだと思います。常に様々な状況把握を求められ、その中で様々な判断が必要となる訳で、戦術というのはロールプレイのようなもので、その判断を簡素化していくことで、判断の拠り所となり、プレーへの迷いを消す(まあ全てを消せるわけではないけど、ガイドラインとはなり得る)。ただ、このチームでは上記の通りそういうモノはなく、ピッチの上の選手達に任されている訳で、それだけ複雑な判断が求められる。そして結果的にそれが選手達には非常に刺激になったのかなぁと。

まあ何が言いたいかと言えば、うまくなってるのは頭の部分。決められたガイドラインに沿う形でなぞるだけではなく、今の状態を把握し、何をしなければならないかをより主体的に判断してプレーに移すことになったこと、判断の主体性は間違いなく育ったと思う。そして、その主体性がプレーに置いてとてもポジティブな影響を出しているんじゃないかなぁと。

身体能力・技術・戦術、まだまだフットボールネーションと呼ばれる先進国の足元にも及ばない部分は多々ある。でも、一番劣るのは今、ジーコの代表チームの選手達が成長している頭の部分。一例として、昨年のワールドユースでの恥ずかしいパフォーマンス。戦術をなぞる(らせる)ばかりでそのピッチの中で必要な事・効果的な事を判断して、行動に移せる選手達は少なかった(まあそれは監督と選手の主従関係というのもあるわけだけど)選手の主体性と言っても良いと思うけど、個々の選手達がサッカーの本質を捉えること、それは考えることに他ならない。そんな部分を育てている現チームは必ずしも全てを否定すべきではないのではないかと、個人的には感じました。まあ、そういうことを一緒にやるのが一流だと思うけどね(台無し)

と言うことで戯れ言はおしまい。まあチームとしてどうのこうのと言う風には余り見ていなかったので、選手評だけやります。

KIRIN Challenge Cup 2006

Japan 1-0 Ecuador @ Big Eye,Oita
Japan:85'H.Sato

Sports navi

日本代表スタメン:GK川口能活、DF坪井慶介、宮本恒靖、中澤佑二、MF福西崇史、小野伸二、加地亮、三都主アレサンドロ、小笠原満男、FW玉田圭司(→77'巻誠一郎)、久保竜彦(→77'佐藤寿人)

エクアドルスタメン:GKモラ、DFペルラサ、コルテス、エスピノーサ、ジョージ、MFアジョビ、テノリオ、ウルティア(→85'サリタマ)、ソレディスパ(→67'カイセド)、FWバルデオン、カルデロン(→67'フィゲロア)

・選手評。

川口能活(ジュビロ)→強烈なシュートが何本か飛んできたモノの落ち着いて対応。外から放り込まれるハイボールに対しての飛び出しに置いてちょっと怖い部分があったのだけど、GKのハイボール対応は本大会ではキーとなると思うので、そんなことは気にせず積極的に行ってほしいところ。

坪井慶介(レッズ)→Jでの好調をそのまま代表に持ってきた感じ。多少高くて強い相手に苦しんだ部分はあったにしても、安定して対応した。それとビルドアップもプレスはなかったにしても、積極的な姿勢を保って出来ていたのかなと。センターバックは何枚入れるんだろ?累積を考えたら5~6枚ぐらいかな?プライオリティ的にもパフォーマンス的にも充分圏内。

宮本恒靖(ガンバ)→サポティスタに弄られるキャプテン。でもそれなりだったかな。多少おっかないシーンがあったけど、3バックで一枚浮く所を積極的に利用して前への意識も高かった。その積極性をラインコントロールにも出して欲しい。中盤と連動しておらず、バイタルが開くシーンが多々なんで。

中澤佑二(Fマリノス)→本調子じゃないのはわかっていたにしても、強さは相変わらず。不調でも尚、欠かせない存在。積極的な姿勢がビルドアップに出ていたし(ミスもあったけど)、それはとても効果的だった。この姿勢を是非クラブでも。

福西崇史(ジュビロ)→シンジが前に上がる事を考えながら中盤のバランスを考えながらプレーしていた。周囲とのコンビネーションも良く挟み込むシーンもよく見え、守備は充分及第点。オーバーラップも効果的で惜しいシーンも多かったし、欠かせない存在になってきた。後はディフェンスラインとの連動、ヒデが帰ってきた時もその影響力を発揮したい。

小野伸二(レッズ)→ミスも多く、調子は決して良くはなかったと思うけど、技術レベルはさすが。相手が余り良くなかったこともあり、かなり高い位置でプレーしたが、攻守でコミュニケーションは良く取れ、決定機を演出したり、挟み込みにも良く顔を出した。求める部分では攻→守の切り替え、戻りが遅く、ゾーンをあけるシーンが多いので、相手の特徴を考えるとこの意識レベルでは苦しい。ヒデを前に押し出すか、小笠原のポジションを狙うか、どちらにしても決定打となるようなパフォーマンスではなかったかな。

加地亮(ガンバ)→アレックスが積極的に前に出ていたこともあり慎重にプレーしていたにしても、出るシーンでは非常に積極的に仕掛けていたし、攻撃面での充実ぶりは続いているかなと。守備に関しては余り1vs1を強いられるシーンが少なかったので、見るべき所はなかったけど、そこをいかに我慢できるかが鍵かな。それにしても、この1年で伸びたなぁ、もう誰も懐疑論は訴えない。

三都主アレサンドロ(レッズ)→キレキレ、精度も抜群でアシスト。恐ろしいほどの存在感で左サイドをホットエリアにした。プレーのリズムが良いと球離れも良く、仕掛けに執着せず良いタイミングでスルーパスを出したり、クロスを上げたりと(アシストにしても)、プレーセレクトも良かった。守備は加地同様余り求められるシーンはなかったけど、セットはちょっと怖い。この調子を維持したい、ピークアウトは勘弁。

小笠原満男(アントラーズ)→まあ見方は色々だろうけど、代表でのプレーとしてはこれで良いと思う。ゲームを作れる選手はいるから、より高い位置でチャンスメーカーとして、そしてパスレシーバーとしてプレーする選択は決して間違っていない。シンジの高いポジショニングにバランスを気にする部分もあったけど、攻撃に置いての積極性は買い。FWとのコンビネーションと高めて、3枚で崩せる形を作りたい。今のところスタメンの座は保っているか(4バックなら)。

玉田圭司(グランパス)→久保、小笠原との絡みを強く意識しながら、FWとしてのエゴイスティックな部分もあったりと、出来としては良かった。仕掛けのキレ、周囲と連動しながら攻撃構築やチャンスメイクにも貢献できる才能の片鱗はアピールできたと思うし、柳沢の不在を埋めれる可能性は見えたかなぁと。ただね、シュートが・・・、シュートが入ってればねぇ。ジーコの序列に置いて、高いのか、低いのか。コメント見ると褒められてるから、気に入られて入るんだろうけど。どうなんだろ?当落線上なのは間違いないけど。佐藤寿人や大黒の競争はもちろんだけど、柳沢の復帰にも大きな影響がありそう。首の皮一枚?

久保竜彦(Fマリノス)→中4日でそんなに状態が上がるわけもなく、ボールタッチは安定せず、相変わらず接触プレーを嫌ったりと、まだまだ。これを代表チームでやらせて良いのかという疑問もあるんだけど(Fマリノスでもそうだけど)、まあ彼の復帰を望むジーコとしてはプライオリティの高い久保とのコンビを見るためにも彼がプレーしない訳にはいかなかったのかもね。とにかく調子が良かろうが悪かろうが、久保の現在の仕事量ではフィニッシャーとしてゴールを獲れなかったら、ほとんど存在価値はない。お祈りしたいよ、腰が良くなりますようにって。

佐藤寿人(サンフレッチェ)→プレータイムはほんの十数分。その中で良く結果を出した。相変わらずプレーセレクトがはっきりしており、周囲もその特徴を理解が進んで彼の狙い所にボールが出ていた。ポジショニング(特にラインポジショニングがうまい。あこがれのピッポのよう)、動き出しのタイミング、そしてシュートの繊細なタッチと高質。あのポジショニング感覚、決定力はラッキーボーイの可能性を秘めているだけに、ジーコにとっては悩ましいところか。守備も頑張るのに、カウンター時でも良いポジションを取ってる意識の高さと頭の切り替え、買い。

巻誠一郎(ジェフ)→寿人とは対象的にほとんど存在感を示せなかった。頑張ってはいたけど、ボールがこなかったね。可能性はどうなんだろう?高原・久保の序列を超えるのは困難なだけに、後は枚数の問題か。

まあゲームの方は、相手がぬるかったとかそういうエクスキューズは抜きにして、個々のパフォーマンスが良いコンビネーションと相まって、それなりに良いサッカーをした方じゃないかなと。一つ一つのプレーを感じ合いながらできていたのは凄い良いことだと思うし、見ていて不快に感じるようなパフォーマンスではなかったと思う。後はこれがプレッシャーが掛かったときに出来るかどうかと言う感じかなと。てゆうかそれが問題だ。と言うことでこの辺かな。レポートの方が良かったかな?ごめんね。

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March 30, 2006

保たれた危ういバランス@UCL Q.Final 1stLeg O.Lyon vs AC Milan

見終わって、色々考えちゃいましたよ。何がって、2ndLegの行方を。それくらい含みを持たせる終わり方って言うか、序章という感じ。このスコアが持つ意味、ゲームの内容の意味、結果が出るのは来週なんだけどさ。

05-06 UEFA ChampionsLeague QualterFinal 1stLeg
Olympique Lyon 0-0 AC Milan @ Stad Gerland

リヨンスタメン:GKクーペ、DFクレルック、クリス、カサッパ、アビダル、MFディアッラ、ティアゴ、ペドレッティ(→68'クレメン)、FWヴィルトール、カリュー(→63'フレッジ)、マルダ

ミランスタメン:GKジーダ、DFコスタクルタ(→62'マルディーニ)、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ、MFピルロ(→85'フォーゲル)、セードルフ、ガットゥーゾ、カカ、FWシェフチェンコ、ジラルディーノ(→62'フィリッポ・インザーギ)

ポール・ル・グエンからジェラール・ウリエに代わっても意欲的なサッカーを続けるリヨンは、この大事なゲームでサスペンションのためこのチームのエース核と言えるジュニーニョ・ペルナンブカーノが不在。代わりにはブノワ・ペドレッティが入る。又、右サイドのポジションはエリック・アビダル。それに対して今シーズンは様々なトラブルに見舞われて決して良いシーズンは送れていないミラン。直前のリーグ戦(ヴィオラ戦)で復帰したパオロ・マルディーニがスタメンという予想もあったが(マルディーニがセンターで右にカラーゼという感じかな)、そのままビリー・コスタクルタが右サイドバックに入った。で、もう一つの選択ポイントだったトップには現在好調のピッポではなく、アルベルト・ジラルディーノをスタメンに選択した。アンチェロッティの選択はいかに。

序盤こそミランが流れを掴んでカカやシェフチェンコが決定機とも言えるフィニッシュシーンを迎えたモノのクーペが何とか凌ぎ、時間と共にリヨンは落ち着きを取り戻して、ミランの勢いを押し戻す。拮抗した流れの中で激しい中盤での潰し合いをしながら、両チームとも自チームの特徴を活かしながらアタッキングエリアに入っていくが、それでも両チームのディフェンス、GKが踏ん張ってゴールは生まれなかった。ただ、ゲームとしてゴールはなくても、非常に質の高いゲームだったかなと。

後半に入ると、完全にホームのリヨンがゲームを掌握。完全にポゼッションをコントロールし、マルダ、ヴィルトール、ティアゴ、ペドレッティが積極的にボールに絡み、ゴール前に入っていくことでミランを脅かす。守勢に回るミランは水際で体を張ることで何とか凌ぐが、序盤のような余裕は完全になくなり、後一歩の所まで追いつめられていました。

昨シーズンのミランであれば、押し込まれた展開でも、完全に守勢に回ることなく虎視眈々とカウンターを狙って脅威を与えることで、相手の勢いを止めたりする術に長けていたのだけど、この日は本当にただ守るだけになってしまっていた。というのも、リヨンは相手を崩すと言うことに力を入れながらも、カウンターの起点となるピルロに自由を与えず、そしてその受け手となるカカの前を泳ぐ様な動きに対しても注意を怠ることがなかったため。そのためミランとしては、守勢の中で一番有効な攻め手を消されて、苦しい攻撃構築しかできず、リヨンの流れを寸断することが出来なかった。

アンチェロッティはこの苦しい流れの中でジラルディーノ、コスタクルタに代えてピッポ、マルディーニを投入するが、それに呼応するかの如くウリエもペドレッティ、カリューに代えてクレマン、フレッジを投入して更に攻撃を加速させる。結局この交代でミランが流れを押し戻す事は出来なかった。

攻勢を強めるリヨンでしたが、ミランの水際での集中力は落ちなかったこともあり、フィニッシュシーンで楽なプレーを許されず、押し込みながらも結局決定機とも言えるシーンはティアゴのミドルシュートぐらいで最後の部分ではミランにとどめを刺せなかった。それどころか、再三ゲームの流れに乗って良いプレーをしたティアゴが抜け出そうとしたカカを引っ張り倒してしまたことでイエローをもらい、次節は出場停止になってしまう。結局ゲームはスコアレスで終了。サンシーロでの2ndレグに全てが掛かることになった。

両チームとも高いレベルでせめぎ合った質の高いゲームだったと思います。リヨンのポゼッションコントロールとリスクマネジメント、ミランの集中力と経験が成す堅いディフェンス、見ている方としてはこういう緊張感溢れるゲームはたまらないです。スコアレスドローだけど、全く退屈しないゲームでした。

で、両チームにおけるこのゲームが持つ意味を考えたとき、非常に複雑で難しい気がしました。ポジティブ、ネガティブ、両面の要素があって、次のゲームを考える時にはとても面白いことになるんじゃないかと思ったり(まあ勝った方が上がるわけだから、至極シンプルなモノでもあるわけだけど)考えたことをちょっと書いてみる。

リヨンのポジティブ
・高質なサッカーでミランを完全に押し込み、ゲームを掌握することが出来たこと。

・次節はジュニーニョ・ペルナンブカーノが戻ってくる訳で、このゲームの無失点が最後に活きてくる可能性があること。

・ミランのストロングポイントをディアッラを中心に完全に封殺したこと。

リヨンのネガティブ
・ジェルランでリードをもてなかったこと。

・高質なプレーでチームを引っ張ったティアゴの出場停止。

ミランのポジティブ
・スタッド・ドゥ・ジェルランであれだけ押された展開、その中でビハインドを負わなかったこと。

・守備陣の集中力が戻ってきたこと。

・次戦はサンシーロ。

ミランのネガティブ
・リヨンに流れが行ってから、一度もその流れを引き寄せることが出来ず、完全に守勢に回されたこと。

・ドローで終わったとはいえ、自分たちの攻め手が研究され、完全に押さえ込まれたこと。

・アウェーゴールが獲れなかったこと。

まあこんな感じかな。片一方のポジティブがネガティブに反転するという感じなんだけど、中身とスコアという部分では反比例な感じがあるだけに、これがサンシーロに舞台が変わってどうなるのかなと。リヨンはアウェーでそんなにチームが変わらないと思うけど、ミランとしてもサンシーロでこのようなゲームは許されない。この試合では活かせなかったけど、あれだけセットのチャンスがあったらジュニーニョがいれば一本はゴールに繋げると思うし、そういう意味でも危ういバランスを保ったまま、次戦にいくことになるんだなぁと思うと次が楽しみでなりません。

キーとなるのはディアッラとカカ、そしてセットという意味でジュニーニョとピルロと言うことになると思うけど、特にディアッラとカカのマッチアップはこの一戦を布石に本当に興味深い事になると思う。このゲームではではディアッラが周囲と連動しながら、カカに仕事をさせなかった(ピルロの楔からMFとDFの間に入り込んで分断させるというプレーをさせなかったことで、効果的なカウンターが生まれさせなかったし、高速ドリブルも長い距離を進ませなかった。まあそのドリブルでティアゴを出場停止には追い込んだけどね)でも、カカとしてもこのゲームで押さえ込まれたことで、対抗策を考えると思うし、動き方を変えるんじゃないかなぁと。このマッチアップは本当に面白そう。ここで主導権を握った方が勝つんじゃないかなぁと。

UCLは後一戦やるかやらないかって感じです。ベンフィカが相変わらずエンターテイメントでやりたいけど・・・・。まあ予定は未定と言うことで。と言うことで今日はここまで。

*ナビスコ初戦、勝って良かった。見れてないから色々なブログのレポートを読んだりするだけなんだけど、ポジティブな意見が少なくてあれっ?って感じ。まあリハビリみたいなゲームで結果を残したことは良いことだと思うし、隼磨や坂田が頑張ったり、那須が今季初出場したりと、それなりに良いことがあるのは良いことだ。鮪と良治たんの疲労が心配。てゆうか見れてないんですけどね。

*そっか、今日は代表戦か、レポート、した方が良いよね。久々だしね。ベンフィカ-バルサは出来なさそうだな。てゆうか自分的にはJ4&5節まとめをしたいの。残っちゃって気持ち悪い。

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March 29, 2006

切られた舵、冴えたカウンター@UCL Q.Final 1stLeg Arsenal vs Juventus

ココログの仕様が変わって、コメント時にスパム対策の入力システムが出来たりと、コメントを頂く方には一つ手間が増えてしまいますがどうぞご了承ください。で、順番ぶっ飛ぶけど、UCL。結局決勝トーナメント1回戦はやれずじまいだったんですけど(バルサチェルスキはやりたかったんで凄い残念だけど)、これからも面白いカードは続きますよ。と言うことで、まずアーセナル-ユーヴェを。

05-06 UEFA ChampionsLeague Qualterfinal 1stLeg
Arsenal 2-0 Juventus @ Highbury,London
Arsenal:40'C.Fabregas 69'T.Henry

アーセナルスタメン;GKレーマン、DFエブエ、トゥーレ、センデロス、フラミニ、MFピレス、セスク、ジウベルト・シルバ、レジェス(→82'ファン・ペルシー)、フレブ、FWアンリ

ユヴェントススタメン:GKブッフォン、DFゼビナ(89'黄×2=赤)、テュラム、ファビオ・カンナバーロ、ザンブロッタ、MFカモラネージ(87'黄×2=赤)、ヴィエラ、エメルソン、ムトゥ(→72'キエッリーニ)、FWイブラヒモビッチ、トレゼゲ(→79'サラジェッタ)

僕のセリエ、プレミアお気に入りのチームが当たってしまう皮肉。でも、共に異なる特徴を持ち合わせる強豪同士で、見所はたくさんあった。例えばアーセナルの元キャプテン、ハイバリーの英雄だったパトリック・ヴィエラの再上陸。それに対してそのヴィエラの後釜を担ったセスク・ファブレガスとのマッチアップ。その他にもユーヴェの堅守の前にティエリ・アンリがどんなパフォーマンスを見せるのかとかね。

序盤はボールの運ぶ術こそ違うモノの、交互に攻め合うような互角の展開。ユーヴェはゆったりとポゼッションしながら、トレゼゲ・ズラが隙を見いだしてシュートチャンスを狙う。アーセナルの方は、高い推進能力を持つアタッカー達が前にスペースを見いだしたら高速ドリブルでボールを前に進め、アタッキングサードに入ったところで速いテンポのグラウンダーのパスを紡いで崩しに掛かる。互いの特徴を見せ合った中で、徐々に流れを引き寄せたのはアーセナルの方だった。

ユーヴェの攻撃が徐々におとなしくなっていく中、アーセナルの個々のアタッカーの勢いは衰えず(フレブの球離れの悪さは気になるけどね)、ピレスがその中でアクセントとなる。アンリも相変わらずキレを保っており、ユーヴェの守備陣としては水際で凌いでいたモノのかなりの脅威を感じていたのかなと。そんな流れの中でショートカウンターから何とか0に保っていた守備組織が破られてしまう。

センターライン付近でヴィエラのボールをカットしたピレスがアンリへ楔、アンリは溜めて後ろから飛び出してきたセスクにボールが渡るとタイミングをズラしたシュート。ほとんど勢いのない弱いシュートだったが、DFの股を抜けて右隅へ飛び、これに対してブッフォンはブラインド、そして逆を付かれていたため一歩も動けず。アーセナルが流れを掴んで先制点を奪った。この後もアンリが角度がないながら惜しいシュートを放ったりと決定機を生み出し、前半はアーセナルの思惑通りの1-0で折り返す。

後半、ユーヴェはビハインドを返すためにも攻勢に出たかったが、遠征トラブルによる調整不足、そしてデル・ピエーロ、ネドベドの不在が大きく響く形でアーセナルの決勝トーナメント1回戦のレアル戦でも光ったFor the teamのフォアチェックに苦しみ、決定機を生み出せない。逆に速攻の餌食となり、やってはいけない2点目を喰らってしまう。

中盤でボールを獲ると、そのまま速攻。フレブがボールを運び、共に上がってきていたセスクへ繋がるとDFがセスクに引きつけられる、そうなるとアンリがフリー。セスクは詰まっていたモノのアンリへ通し、絶対的なエースは確実にこの決定機を沈めてこのゲームの勝利を決定づけた。

2点差を付けられてしまったユーヴェでしたが、このゲームでの最大目標はアウェーゴールなので、2失点目しようがそんなに焦る必要なかったのだけど、カモラネージが素敵なループで狙った決定機を逃すと、焦りが前に出てプレーが荒くなり、ヴィエラがカードを頂いて次戦出場停止、カモラネージ、ゼビナが退場とこれまた出場停止と次戦に大きなハンデまで背負ってしまう。結局ゲームは2-0でアーセナルが最高の形で1stlegを乗り切った。

このゲームに入る前のエクスキューズはあったモノの(アーセナルは今週末のゲームがサスペンデットとなり休養に当てることが出来たのに対し、ユーヴェはローマとの激しいゲームにて好調アレックスを怪我で失い、遠征に置いてはトラブルで前日練習すら出来なかった)、この出来じゃ正直どうにもならなかったかなぁと。特に後半は目も当てられなかった。封殺されたところを突破してほしかったムトゥは期待に応えられず、現在の調子から言ってスランプなズラに期待するのは酷。ゼビナもちんちん。カペッロの選手チョイスは失敗だったかも(とはいえ他に代わりになれる選手はいなかったけどね)どちらにしてもアレックスとネドベドという前をふさがれた状態を打開できるタレントがいなかったと言う時点で、このゲームが苦しくなるのは目に見えていたのから予想通りと言えば予想通りなんだけど、ここまででかいビハインドを背負ってしまったのは激痛。2ndlegに二人が帰ってきたら、少しは変わるかなぁ?でもカモがいないんだよねぇ。しかしこの差はでかすぎる。

ただ、アーセナルの出来は本当に良かった。一時の不調が嘘のようにチームが出来つつある感じ。以前の華麗なグラウンダーのパスを紡ぐサッカーとは又一線を画すモノになっているけど、元々タレント揃いのチームで、その個々の(アンリ、フレブ、レジェス)前に進める推進力をうまく生かして、とても整合性のあるモノになっているのかなと。守備の意識も高まって、バランスもそんなに崩れないしね。ベンゲルがこだわりをなくして、より現実的なチーム作りに舵を切っているとしたら、この先期待できるかも知れない。とにもかくにもこのゲームは最高の結果で終えて、後はデッレ・アルピで1ゴールを取れば全てが決まるでしょう。

まあ複雑なんだけど、良い方に捉えれば好きなチームがどっちか残るわけだから、まあどっちが勝ってもいいや。まあユーヴェに抜けて欲しかったけどね。しかし、カペッロに運がないのか、それともネドベドに運がないのか。このスコアじゃ1stleg前にあった舌戦も気の抜けたモノになりそうだなぁ。

と言うことで簡単ですけど。明日も多分書くよ。普通にミランリヨンだね。Jは夜に出来たら。ではここまで。

*はいはい、ナビなんて見に行けませんよ。この忙しい時期に(昼間にこんなもん書いてるけど)平日開催は厳しいっす。岡ちゃんはいかなる修正をしているんだか?とにかく土曜日にゲームが見に行けるように今頑張ります。

*とにかく那須と坂田は使って欲しいなぁ。鮪や鰻や良治たんも疲れてるだろうし。てゆうか、吉田はどうするんだろ?自分で取ってきたから重用するのかな?アビスパは良いチームだから侮れないよ。

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March 28, 2006

きっかけとなりえる濃いゲーム@J1 第5節 ジェフ vs アントラーズ

何か異常にアクセスが・・・・。まあ何となくわかるけど、スタジアム入りの遅かった僕が書けることはないよ、ごめんね。それとも完敗のゲームの要因を探りに来たのか、それともへこみ具合を・・・・まあ考えてもしょうがないか。と言うことでいつも通りJのレポートを。無駄足踏ませてしまったとしたら申し訳ないっす。

2006 J.League Division1 第5節

ジェフ 0-1 アントラーズ @ フクアリ「きっかけとなりえる濃いゲーム」
Antlers:86'アレックス・ミネイロ

Super Soccer

ジェフスタメン:GK立石智紀、DF結城耕造、イリアン・ストヤノフ、斉藤大輔、MF阿部勇樹、佐藤勇人、山岸智、坂本將貴(→82'要田勇一)、クルプニコビッチ(→68'水野晃樹)、FW巻誠一郎、マリオ・ハース(→58'羽生直剛)

鹿島スタメン:GK小澤英明、DF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF本田泰人、増田誓志、小笠原満男、本山雅志(→83'田代有三)、FWアレックス・ミネイロ(→86'羽田憲司)、柳沢敦(→70'深井正樹)

去年の国立でのこのカード、ジェフが退場者を出して空いた穴を突く鹿島の非常に高い状況把握とその具現化出来る質の高さが非常に印象に残っていて、その名残か僕自身このカード注目してしまいます。まあ今回は、チーム状態としてはようやく上向き始めたぐらいで、しかも序盤。その辺は少しもったいない気がしたりもするけど・・・・。

で、メンバー。ジェフの方は前節初勝利を上げたスタメンと同じ構成、クルプニはまだまだフィットにはほど遠い感じで、今節は外すかなぁと思ってたけど慣れるまでの試用期間という感じかな?鹿島の方は中盤の構成をダイヤモンドに変更し、トップ下に本山、右に増田、左に小笠原、そして底には青木・フェルナンドの怪我もあって大ベテラン本田が彼がスタメンに入っていた時の覚えがないほど久々にスタメン。アウトゥオリのジェフ対策なのかな?

前半
開始早々、阿部が右サイド深い位置からグラウンダーで折り返してハースのシュートがあったかと思ったら、ポゼッションしながら、穴を見いだして新井場が強烈なミドルで立石を脅かす。どちらのチームも積極的に自分たちのサッカーを展開しようという意欲が出ていて、どちらの良さも現れるとてもアクティブなゲーム展開。鹿島はアウェイながらボールポゼッションを高めながら、サイドバックが積極的に前に出て幅広くピッチを使ったり、流動的にポジションを変えたりと柔軟な鹿島らしいアタックでジェフの守備組織をずらして崩す事を狙う。それに対しジェフは前向きでボールを奪ったら早い切り替えからボールを前に運んで一気の崩しを狙い、詰まっても積極的なレシーブアクションを活かした速いテンポでの繋ぎで局面打開を狙うことで徐々にリズムを掴み、鹿島守備陣を飲み込もうとするが、なかなかゴールに繋がらない。

その中でホットエリアとなったのがジェフで言えば左、鹿島で言えば右のサイド。スーパールーキー内田篤人がかなり積極的に上がってチャンスを作る形がかなり出来つつあり、鹿島のストロングポイントとなりつつある中で、ジェフは内田が上がったことで生まれるスペースを坂本が切り替えの速さを活かして前に出たり、ハースが流れて起点を作るなど、鹿島が背負っているリスクを突こうという関係性があった。ジェフとしては上記の通り相手のリスクを突くという単純な部分もあったと思うのだけど、アタッカーとしての内田の存在が脅威となっていたことも確かで、直接的に脅威を突きつけることで相手を引かせてこの脅威を消すという狙いもあったのかなと。

で、結果としてはこの狙いは実りつつも、効果としては薄かった。微妙な言い回しだけど、このサイドを狙って突く形から数多くのチャンスを作った訳だから失敗という訳ではないけど、脅威を消すどころか彼の所から決定機を生み出されるなど、内田の積極性を殺すことは出来なかった。あれだけ裏を突かれるとディフェンダーとしてはどうしても後ろ髪を引かれるような形になってもおかしくないと思うのだけど、内田にはそういう弱気な姿勢を微塵も感じなかった。メンタル的に成熟してるのか、自分のプレーの特徴を理解又は強く意識してプレーしているのか、周囲のバックアップがあるからなのか、理由はわからないけど彼が引かなかったことで、ジェフのリズムに飲まれそうになったのを阻んだのかなと(精神的に)結局前半は両チームとも決定機をゴールに繋げることは出来ず、0-0で折り返す。

後半
ジェフペースの終盤の流れを押し戻すように、ファーストシュートが鹿島の決定機。セットプレーのセカンドプレーから本山が左サイドエンドライン際まで切れ込んで岩政のヘッドを導き出すが、これはバー。ジェフもこのプレーに臆することなく前に出てハースを核にアウトサイドからチャンスを生み出す。前半と同じように共に特徴を出し合うような形で後半が始まる。その積極的な姿勢からか、ゲームの流れが互いのゴール前での攻防が続くトランジッションゲームの様相を呈し始めるが、それでもなかなかゴールは生まれない(小笠原の強烈な長距離シュートは決まらなかったけど、意識として素晴らしかった)

スコアが動きそうで動かない展開が相変わらず続く中で、ハースにアクシデントが起こって羽生が代わりに入る。まあこれが影響したわけではないのだけど、徐々にジェフがポゼッションを支配するようになり、鹿島は自ずとカウンター傾向が高まり、ゲームの流れに変化が見え始める。ジェフはポゼッションと言っても早いタイミングでの仕掛けで一気に攻める傾向が見えるが、ラストボールの精度が高まらずなかなかシュートに繋がらない。それに対して、鹿島は数こそ少ないモノの時折鋭いカウンターが見え、特に本山・柳沢・ミネイロが右中左と散った3vs2という数的有利なカウンターは大チャンス。本山が引きつけて最終的にラストパスがアレックス・ミネイロに繋がったモノのシュートがGKを抜くことは出来ず、と相変わらずスコアだけが重い。

この展開に両チームの監督も動き始め、鹿島はアクシデント(これは後でね、見てるときは全くわからなかった)で柳沢から深井にスイッチ。ジェフもハース→羽生に続いてクルプニ→水野と動く。ジェフとしては交代選手が入ってもらしい姿勢は衰えず、飛び出しから鋭いシーンを生み出し(楔から坂本が飛び出したり、佐藤勇人がバイタルで溜めて斉藤が長い距離を走って最前線まで飛び出すなど。後者のプレーはラストパスまではパーフェクトだったけど・・・)、鹿島もカウンターが冴え内田のクロスから本山のヘッドと、決定機を生み出すがそれでも先制点が遠い。しかし、ゲームは最終局面に入ったところでスコアが動く。

深井のインターセプトから一気にアタッキングサードに入ると、一度詰まったモノの小笠原が右サイドでフリーとなっていたアレックス・ミネイロへ展開。そこでミネイロが対応に来た斉藤の逆を突いてペナ深くに進入し、角度はきつかったモノの冷静に股下を打ち抜き、カバーに入ってきた阿部も及ばずゴールに突き刺さった。結局このゴールがウイニングポイントとなり、鹿島が勝利。ジェフは良いゲームを展開し、リードを奪われた後はパワープレーでゴールに迫ったモノの最後まで鹿島ゴールをこじ開けることは出来ず、フクアリでの初黒星を喫した。

最後まで息つく暇のない非常に激しい攻め合いで、とても中身の詰まった好ゲームでした。まあ結果として最後の最後にストライカーが仕事をした事で勝負は決しましたが、どちらにとっても非常にポジティブなゲームだったのではないでしょうか。

まあゲームの展開としては、鹿島が勝ちをさらったという言い方が正しいのでしょうが、ジェフとしてはこのゲームに置いて何が足りなかったのかと言うのを見つけるのが難しいぐらいの良い出来でした(まあ決定力とか最後の精度と言ったらそれまでなんだけどさ)これまでは守備が不安定だったり、早い切り替えを伴いながらも突き抜けない感じがあっただけに、ようやく昨シーズン掴んだ手応えを取り戻したと言う感じかも知れませんね。これで結果が付いてくれば勢いも生まれたと思いますが、間違いなく先には繋がるゲームなのかなぁと。

鹿島に関しては、リズムを握られる時間が長かったもののしっかりと我慢して、自分たちのチャンスを待てる粘りがあったことがこの勝ちに繋がったのかなと。まあ鹿島のサッカーを表現できた時間は少なかったにしても、その少ない時間帯ながらその質は高かったし(流動的な中盤の攻撃構築はジェフのプレスを空転させていたし、サイドバックを使いながら厚い攻撃を作ることなど攻撃の幅も広かった)、強かった頃の鹿島を思い出させる鋭いカウンターの復活はチームの幅の広さを見せたのではないでしょうか。なんだかんだ言ってアウトゥオリの手腕もさすがかも知れない。

柳沢やっぱり骨折、緊急手術で全治2ヶ月(ニッカン)
奇跡復活へ!柳沢緊急手術(スポニチ)

で、柳沢の怪我。接触があったのか、それとも蓄積疲労か何かで自然に起こってしまったのか、テレビでは全くわからなかったのだけど、とにもかくにも残念。正直鹿島云々よりも(鹿島には穴を埋めれるアタッカーはいるし)、代表にとって非常に痛い。個人的に柳沢のチームの流れを良くする潤滑油的なプレーを非常に高く評価しているから、そういう選手がWCにでれないかも知れないような怪我を負ってしまったことは大きなマイナス。

彼の代わりはいないと思うし、代表のFWの軸は彼だと思っていただけに、本当に残念、そして心配。とりあえず手術をしたようで、彼自身WCへの望みは捨てていないようだから、とにもかくにも早期復活を祈るしかない。頑張れ、柳沢。

明日で何とかこの5節をまとめちゃいたいと思います。てゆうか4節のまとめを又繰り越してしまっているのでそれも合わせて。Jにかまけてる間にUCLはクォーターファイナルになっちゃうし、まだまだ追いつけないね。まあいっか。と言うことで今日はここまでです。

*3/28の7:00~17:00までココログがメンテナンスを行うらしく、閲覧できない状態になっているかも知れません。わざわざ足を運んでもらって、無駄足踏ませてしまったら申し訳ないです。って、先に書いておきますよ。

*しかし、このアクセスはどこかにさらされたわけでもないのに異常ですな。代表戦でもここまでは伸びないのに。マリ系ブログはどこでもそうなのかな?レッズ戦だからって今まではこんな事なかったのに。誰だ、誰だ、誰だ~♪

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March 27, 2006

現状での純然たる差@J1 第5節 Fマリノス vs レッズ

一晩たってようやく落ち着きました。ビデオを見て改めて「完敗」「惨敗」というのを受け入れることが出来たり。まあシーズン序盤、実力差もさることながら、ここまで積み上げてきたサッカーにおいて沢山の課題が出てきたことは決して悪い事じゃない。そういう意味では貴重なレッスンだったし、そのレッスンを糧としないとね。まあ50000人集まったスタジアムでこっぴどくやられたという屈辱に代わりはないわけだけど。

2006 J.League Division1 第5節

Fマリノス 1-3 レッズ @ 日産スタジアム「現状での純然たる差」
F.Marinos:89'大島秀夫 Reds:43'山田暢久 48'ワシントン 89'長谷部誠

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵"口は災いの元"、中澤佑二、MF上野良治(→73'大島秀夫)、マグロン、吉田孝行"アタッカーじゃない人"(→54'田中隼磨)、ドゥトラ、奥大介(→54'清水範久)、FW久保竜彦、マルケス

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王"悔しいけれどMVP"、堀之内聖、MF鈴木啓太、長谷部誠"マコ様"、山田暢久(→73'平川忠亮)、三都主アレサンドロ"キレキレ"、ロブソン・ポンテ、小野伸二(→67'内舘秀樹)、FWワシントン"すいませんでした"

快晴、ぽかぽかの陽気、当にサッカー日和の日産スタジアムには50000人の観衆が集まった。それだけの注目に値する好カード。ここまで4連勝、昨年の屈辱をバネに精緻で厚いプレッシングと巧みな左サイドのコンビネーションを核に好スタートを切ったFマリノス、開幕戦のドローの後3連勝、補強により得た優秀な駒を着実にチームに消化し、徐々に助走を付けてそのポテンシャルを発揮し始めたレッズ、両チームともベストメンバーといえる布陣でこの一戦に臨んだ。

前半
中盤での激しいプレッシングの応酬、両チームの守備の意識の高さ、そして先制点を獲られたくないという心理要素がかいま見えた前半。出だしはリスクを避けるように長いボールを使いながら攻撃の糸口を探し、時間が立つごとにどちらも少しずつ自チームの色を出し始める。Fマリノスは獲りどころを見つけると一気のアプローチでボールを奪い、左サイドのブラジリアントライアングルの絡みから局面打開してクロスボールという形、レッズは相手の攻撃をはね返すことに重きを置きながら、早い攻守の切り替え・セカンドボールを拾う意識を高めて個々がスペースを見いだしたらボールを前に運び、その中で技術の高さをうまく使いながら最後はワシントンという形。どちらも相手のゴールを脅かそうとするが、いずれも決定機と言えるものはなかなか生み出せなかった(一番のチャンスは山田がゴールライン付近から折り返したボールをワシントンがニアサイド、ヘッドで合わせたシーンかな)

強豪同士と言うこともあってか、激しいつぶし合いが主となるリアルファイトが続き、チャンスとなりそうなのはセットプレーという感じで、緊張感を保ったまま時間だけが過ぎる。そのまま0-0と言う雰囲気が漂い始めた終了間際、安易なクリアから与えてしまったレッズの左サイドからのCKは、アレックスとポンテがスポットに立ち、蹴ったのはポンテ。速いライナー性のボールがそのままゴール前へ入ると、そこに出てきたのはマグロンのマークを外した山田暢久。栗原の前に入るとうまい具合に勢いの死んだボールが目の前にこぼれ、アウトサイドで押し込んで待望の先制点。結局チャンスをきっちりと活かしたレッズがリードを持って折り返した。

後半
ビハインドを負ったFマリノスは積極的に出るが、効果の薄いロングボール中心の攻撃構築はバランスの整ったレッズディフェンスにはね返される。崩しきれない中で、消極的な吉田のプレー、達也のミスキックなどネガティブなプレーが続いてリズムを崩すと、カウンターからポンテのファンタスティックなダイレクトヒールパスで抜け出したワシントンに独走を許してしまう。結局ワシントンは追いすがるマツを巧みなタイミングをずらすフェイクで転ばせ、近距離から強烈に逆サイドに沈めて追加点を奪った。攻勢を強めるマリノスの逆手を取り、そのチャンスの質を高める個々の技術とアイデアが最高に活きた、狙い通りといえるカウンターだった。

これで更に前に出ざる得なくなったFマリノスは失点直後にビッグチャンス。左サイドマルケスにボールが収まり、そこに佑二が猛烈なオーバーラップを掛け、スイッチプレーから左サイドを破るが、アウトサイドの華麗なクロスも大ちゃんの頭にはわずかに合わず(あと1歩!)このプレーの後、ジローと隼磨を入れてアタッキングエリアの活性化を狙ったが、レッズの整備された守備ブロックとプレスの前に相変わらずビルドアップがあっぷあっぷ。ボールを繋ぐことを放棄し、長いボールでしか攻撃構築できず、その唯一の攻撃パターンもしっかりと捕まられて、競られて、はね返されてと、封殺、そして沈黙。レッズはそのはね返したセカンドボールを拾う意識も伴い、逆にカウンターから次々に決定機を生み出す(その決定機はミスを取り返すかのように達也が次々に厳しいピンチを凌ぎまくった)

岡ちゃんはこの苦しい展開の中でロングボール中心の攻撃を成り立たせるために、上野に代えて大島を投入し、4-3-3の様な形に移行。この采配は疑問だったが、システム云々の前にレッズの速いテンポのゲームの中で疲弊し完全に足が止まって中盤が全く機能せず。単調で力任せのロングボールによる攻撃の後に、レッズのカウンターに脅かされ続ける展開を変えることは出来なかった(更に悪化した?)勝負の趨勢がほぼ決まり、続々と席を立つ人が増え始めたロスタイム、ようやくクロスボールからの攻撃が実る。左サイドのマルケスのアーリークロスから大外で大島がヘッド、一矢を報いて1-2。一時的に同点への士気は高まるが、その裏を突かれる形で長谷部に豪快に叩き込まれてThe End。力の差がそのままスコアに現れる形で、ホームで屈辱的な完敗。Fマリノスの連勝は4でストップ。そしてレッズは4連勝、勝ち点13で首位に躍り出た。

まあ現在の力関係が如実に出たゲームでした。煮詰まっていない部分、必要ない部分、曖昧な部分、自信のない部分、ここまでは相対的な力の差でネガティブな要素を覆い隠せていたけど、対等、いや力の上回る相手に対してはそれが全てがピッチの上で出てしまった。それに対して、レッズはゲームプラン、共通意識、技術、判断と全てに置いて熟成していてチームの力となっていた。まあ現状では、レッズの方が整合性が高く、定まったサッカーが出来ていたと言うことでしょう。そしてそれが相対したときに力の差となった。これに関しては認めなざるをえないでしょう。それだけレッズは強かった。

まあ負けちゃったことは仕方ないので、次に向けて出てきた課題を一つ一つ考えてみましょう。

・はがれたメッキ その1 -放棄してしまった「自分たちのサッカー」-

これに関しては、様々な考えがあるでしょうが、個人的に非常にがっかりした部分。積み上げが足りなかったことは確かですが、何故とても雑なサッカーをすることになってしまったのか。ここまでの岡ちゃんの発言から考えても、リスクを冒してでも、相手の守備ブロックを崩すサッカーを標榜してきたはず(まあそれが強いては爆発するサッカーに繋がるのでしょう)それなのに、スタートの部分でリスク回避が先に来てしまった。

まあ開始直後とかは(様子見と言うことも考えて)長いボールを主体に組み立てるのは良いにしても、それを30分40分・・・・90分続けてしまったことがとても不満だった。バックラインにアプローチを掛けられて、自由にボールを回せる状態ではなかったかも知れない。ただ、回せないほど厳しいモノでもなかったはず。コースを切られただけボールを積極的に取りに来るようなプレスではなかったのに、それにびびって蹴っていては、先が思いやられる。それはクリアにしてもそう、大きく蹴ることはセーフティで安全第一のディフェンスに関しては間違った事じゃないけど、そのボールをどのようにするかでゲームの組み立て方も変わってくる。この辺は相手とは意識レベルで非常に差があったと思う。

基本的に今のFマリノスのビルドアップはアクションのタイミングと出し手のタイミングのずれがあることはに紛れもない事実。そういう部分のすりあわせも含めてこれからDFラインからのビルドアップ向上は必要なことだと思う。とにかくこの日のような逃げ腰の判断で濁してしまっては進歩がないんだから(自発的なサッカーと言うことを考えたとき)、コミュニケーションを取りながら(もっと受けに来い、アクションを起こせ、って)、しっかりと繋ぐという意志の発露をこれからしていかないと。

ビルドアップの脆弱性は今までの試合でも見えていただけに、いつか出てくると思ったけど、こういう早い段階で出てきたのはとても良かった。どんなチームでも良いサッカーをするには土台から、これから頑張ればいいんだから。ちょっと強がりな僕。

・はがれたメッキ その2 -アタッキングサードでの変化と創造力の欠如-

まあこれに関しては言い続けてきたので簡単に。安易にサイドに逃げるな、バイタルで直接的な脅威を、見るな止まるな動き出せということ。マルケスがサイドに流れるのはしょうがないにしても、チーム全体が外へ外へ、クロスクロスという形になりすぎているのは明らか。まあ実際、その形でほとんどのゴールが生まれているわけだけど、相手が強く高いディフェンスの時もそれが全く変わらなかったのは創造力の欠如と言えるし、型に嵌りすぎてるのかなと。チーム全体もそれを意識しすぎて、動き出しが遅いし、中を崩すという意欲が少ないと思う。崩すこと=クロスボールということではないのだから、何とかクロス以外での攻撃方法にアイデアが欲しいなと。

例えば左サイドからボールを運んで、相手を引きつけたところで後ろから押し上げた良治たんがフリーでセンターとなったシーン。最終的にあっさりマツの押し上げを使ったわけだけど、そこでFWとトップ下が連動したアクションを起こせれば、DFを崩せるプレーだって可能。てゆうかせっかくサイドで引きつけて中は薄くなってるわけだから、崩せる可能性は必ずしも低くなかった。実際、シンプルにオフ・ザ・ボールの動きをしてスルーパスを引き出したって良いし、ミドルだって良い。難しく考えずにとにかくチャレンジ、とにかく安易に外に逃げない。相手の警戒がきつい部分ではあるのだけど、それは相手が一番怖がるゾーンでもあるのだから。

まあそれが出来たからといって、この日のレッズディフェンスが崩せたかどうかは微妙な部分ではありますが。ただ、目先を変えるという意味でも、幅を広げて柔軟性を作るという意味でも、チャレンジしていって欲しいなと。出来るだけの選手は揃っているはずだから。大ちゃん、期待してるよ。山瀬、早く帰ってこい。FW、もっと引き出せ。

ということで、とにかく糧にして欲しいなと。あ、レッズの事やり忘れた。やりましょう(ちょっと自棄)

・高質なる主体的ディフェンス -持ち続けた主体性-

3点を取った個々の前への推進力や技術の高さというのは、これまでのレッズのレポートの中で結構取り上げたのだけど、今回生で見て改めて気づかされたこと。それがレッズというチームの完成度の高さ。去年まではそこまで感じなかったのだけど(まあ対等な関係で戦ってなかったからね)、この試合ではディフェンスラインを中心にチーム全体で高い意識を持った守備がとても素晴らしかった。プレス&高い位置でのアプローチ、マーキング、カバー、ラインコントロール、どれも高質なものだったんだけど、特に良かったのはディフェンスラインの相手をコントロールする術。

一例。ターゲットにはマークにはきっちり付くのだけど、長いボールが入ってくるタイミングの時にある程度ラインを動かして(フェイントみたいな感じで)、セカンドボールを狙う選手の予備動作を制限させていた(結果的にはボールの長さを見ながら下げるし、マリはその裏に抜けるような予備動作が意識としてほとんどなかったけど)

非常に小さな事なんだけど、ラインを上げる動作をすることでオフサイドを警戒させて、脅しを掛けているような感じだった。そういうことで裏へのアクションを規制させて相手をコントロールすることで主導権を握ってディフェンスすることが出来ていたのかなと。ましてやそこで前に出してもらえば、前に強いレッズディフェンスはある程度どんな相手でもどうにかなるという自信もあるだろうし。だからこそ、"主体的"なディフェンスな訳です。もちろんそれがチーム全体で上げるときには思い切ってラインを押し上げたりと、チームタスクと連動しているのは言うまでもなく、細かいことまでしっかりと詰めて出来ていることには、本当に敵ながらあっぱれでした(いつも出来ているかどうかは確認する術がないので、とりあえずはこの試合限定と言うことにしておいてくださいな。次に又レッズを生で見る機会があれば、確認してきます。それと、マリもマツがやると結構細かく動かして相手をコントロールするよ、マツの場合はオフサイド獲りに行く方が傾向としては強いかな)でもトゥーリオ嫌い。

ということでここまで。あー、次々。多分選手評もやるよ、言いたいことが山ほどある。

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March 25, 2006

3月25日の徒然とした感想。

一昨日のレッズのレポートの最後に「勝っても負けても・・・」みたいなことを書きましたが、やっぱり負けると悔しい・・・・(当たり前か)しかも完敗だもんなぁ。レッズ強かったよ。今日は疲れちゃったし、録画を見る気も起こらないので、雑感更新で。明日になったらきっと普通のレポートが上げますので。

・抜けるような快晴、ぽかぽかした陽気、スタジアムへの道では桜も咲いてたりと、まさしくピクニック日和サッカー日和。

・ここまで4連勝してたじゃないですか、まあそんな好調の中でその流れを大事にしたいなぁと言うことで試合のある日は験を担いでいたわけです。プレビューをやらないことだったり、ゲームの日の服装を全部同じモノにしたり(ユニからタオマフ&ニットマフラー、ジャケットにシャツにパンツに下着、靴下、靴、鞄、時計にシリコンバンドまで)、北ゲートから入ったり、その日に食べるものも同じにしたりしてたのですが、今日は1つだけ出来なかった、それが食べるもの。その食べてたものが普通に牛丼だったのですが(僕の生活レベルが見える)、今日は胃の調子が悪くて何も食べずに言ったわけで、それがまずかったのかなぁと今更ながらに後悔したり。

・スタジアム入りは13:20分ぐらいだったかな?Jr.ユースはレッズが強いのかな?個人技は向こうの方が上だったねぇ。結局最後はミスから失点、1-2。どんまい。

・最初は埋まるかなぁと思ったけど、マリのゴル裏もレッズのゴル裏も2階席までびっしり。まあホーム側はサポだけじゃない感じもあったけど(アウェー側は真っ赤っか)、やっぱり注目度高かったね。それは本当に良かった。

・決まった範囲以上の所に段幕を張ったことが問題になってるようだけど、全く気づかなかった。バクスタ見えなくて当たり前なんだけどさ。個人的には「Our Home,Our Field!Yokohama」ってやつが赤い段幕に隠されたことが気になった、スポンサーのやつは隠しちゃいけないんじゃなかったっけ?あれはスポンサーじゃないのか?

・ビッグゲームになるといつも緊張して、ドキドキドキドキしてしまう自分。いつもなら、入場前のPVでぐーっと上がってくる感じなんだけど、選手紹介の時ぐらいからずっと来てたね。

・隣の人の拍手の音が異常にでかくてびっくりした。何となく自分の二倍ぐらい。わからないけど手の大きさなのか、叩き方なのか・・・・。しかも、声を上げるタイミングが一緒だったりして苦笑い。

・ゲームの方は平均的に見て、前半まではとても良いゲームだったのではないでしょうか?ぴりぴりするような緊張感の中で厳しい中盤のせめぎ合ってとても締まっていたかなと。時計が進むのが早い早い。

・まあ後は明日かな。対戦してみて改めてレッズのやっていることは間違いなく正しい方向に進んでいて熟成も進んでるのに対して、逆説的にマリの方は曖昧な部分も多く、まだまだ考えなきゃいけないことがあるってことかな、現時点ではね。まあ素直に、「力の差はあった、歴然たる形で」ということ。これは受け止めないと(素直、まあある程度覚悟してた部分はあったからかも知れないけど)

・やっぱり忘れそうだからちょっとだけ。転載しても良いように。

"ゲームの展開として、どんな形であれ、先制点獲られたことは痛かった。先制点というファクターが生まれたことで、レッズとしてはよりやることがはっきりして、パフォーマンスが一気に上がった感じも見受けられた。完全にゲームの主導権をレッズに持って行かれてしまっては、勝つのは難しくなったのも道理だったのも知れない(攻めてたけど、攻めざるを得ず、型を崩した攻撃が多かったし、想像を超える事は出来なかった)

・てゆうか、あの時間帯でどっかんどっかんは早くね?しかもオーシやら久保に放り込むだけ放り込んでセカンドボールを拾うなり、裏に抜けるなりのアクションは整備しきれてなかったりと、力任せも良いとこ。その力でも負けて(くそったれ闘莉王を中心にレッズのDFラインはとんでもなく素晴らしかった)ほとんどはね返されてたのだから、焦りすぎで頭の部分は働いてなかったかなぁ(指示したであろう岡ちゃんにしても)やるのはいいんだけど、運任せじゃなくてしっかりとした共通意識を持ってしないとね。この辺は反省点。

・正直2点差で済んだと言うようなゲームでしたよ。達也が頑張らなかったら虐殺されてもおかしくなかった訳だし。ただ、Jrユースのまねしちゃいかん。

・明日書こうと思ってるテーマ。
1,放棄してしまった繋ぐサッカー

2,はがれたメッキ(ビルドアップとアタッキングサードにおける質と実効性)

3,No.17

4,ハード&クレバーなレッズの高質な主体的DF

5.ワシントンさん、すいませんでした

・帰り道、一昨年だっけ?ナビの決勝かなんかの前に闘莉王が「FC東京のサッカーは腐ったサッカー」とか何とか言って負けたのを思い出した。相手には敬意を払わないと罰が当たるもんなのかも。まあ負けフラグが早々に立ってたって事ですな。

と言うことで、結局だらだら書く自分、まあためずに発散ですよ。明日はちゃんとやりまーす。では、ふて寝。

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March 24, 2006

相性を超越する個の共鳴@J1 第4節 レッズ vs セレッソ

このゲームでレッズの末恐ろしさを感じたプレーがあった。前半開始早々のプレー、シンジが左サイドのスペースに流し込み、アレックスが河村を振り切ってダイレクトでクロス、ワシントンがフリーでヘディングで狙ったシーン。結局このプレーはワシントンが枠を捉えきれず得点にならなかったんだけど、これの何が恐ろしいかと言ったら、何気ないプレーが決定機となり得る技術の精度があるということ。もちろんセレッソが立ち上がりで集中しきれておらず虚を突かれていて、対応の甘さがあったことは否めないにしても、特に工夫もアイデアも付随していないプレーを決定機に出来る個々の技術力(具体的に言えばシンジのパスの力加減、アレックスのトップスピードに乗りながらフリーマンを見つけ、しっかり合わせられる精度)は、余りにも脅威。ゲーム?ドローの可能性はあってもセレッソの勝ちの目はほとんどないワンサイドゲーム。

2006 J.League Division1 第4節

レッズ 3-0 セレッソ @ 埼玉スタジアム「相性をも超越する個の共鳴」
Reds:47'小野伸二 57'ワシントン 79'田中マルクス闘莉王

Super Soccer

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖、MF鈴木啓太、長谷部誠、山田暢久(→75'平川忠亮)、三都主アレサンドロ、小野伸二"余りに華麗なただいまゴール"(→67'内舘秀樹)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン(→80'黒部光昭)

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF前田和哉、ブルーノ・クアドロス、藤本康太、MF下村東美、ピンゴ、河村崇大(→57'山田卓也)、ゼ・カルロス(→53'徳重隆明)、森島寛晃(→82'柿本倫明)、古橋達弥、FW西澤明訓

真っ赤っかの埼玉スタジアム。昨シーズンの成績としてみたら最後まで優勝を争った2チームで、しかもレッズにとっては天敵と言っていい相手だけに、サポも熱が入っていたのかも。ただ、シーズン序盤のここまでの戦いぶりは全くの正反対、力の差を見せつけて相手を叩き潰してきたレッズに対して、昨年の優勝争いが嘘のように開幕3連敗とどん底のセレッソ。メンバーはレッズは相変わらずメンバーはいじらず、開幕戦から続くスタメンを並べ、セレッソの方は試行錯誤の苦悩がかいま見えるように、ディフェンスラインは前節と同じながらも右サイドに河村、ボランチにピンゴという新しい組み合わせ(ピンゴ右、河村ボランチが開幕戦の並び)。

当たり前だけど両チームの状態が状態なだけに予想通りのスタートを切る。上記のプレーでいきなり決定機を生み出すと、そのままのリズムでレッズがほぼ全ての時間帯でゲームを支配し、ワシントン、闘莉王、堀之内が決定機を迎えて、ゴールネットを揺らすことだけが足りなかったというギドの言葉通りの一方的な展開。セレッソとしてはプレスを掛けたいのにかけれず、かといってゾーンを敷いて捕まえるという作業も出来ず、本当に苦しい時間帯を過ごすが、何とか水際で踏ん張り、運にも助けられて失点だけは逃れた形。

一方的に攻めながらもゴールが獲れないという嫌な展開で迎えた後半、その状況を一つのスーパープレーで打ち破る。セットプレーからのセカンドアタック、シンジからポンテにパスが通ってポンテがシュートもヒットせず、セレッソの選手がブロックしてクリアするがそのボールがシンジの元へ行くと、下がりながらもダイレクトで叩くと、そのシュートは美しい弾道でゴール前の密集の上を抜けてゴール右隅に決まった。良くシンジがセットプレーのこぼれ球をああいう形で狙ってたのを覚えていたからかも知れないけど、頭の中に描かれていたイメージを卓越した技術で具現化した余りに美しいゴール。あの密集だからこその高さ、コース、お見事。

このスーパーゴールで勝負は決したと言っていい。セレッソは粘り強く守ることは何とか出来ていたが、守→攻という部分では何もなかった。好調時のダイナミックなカウンターの素地となり得るチーム全体の早い切り替えも、アタッカーの気の利いたポジショニングも、サイドアタッカーの長距離ランニングも、出し手側のDFラインからボールを引き出す動きも。そうなれば、常に整ったレッズディフェンス陣に迎え入れられる状態で攻撃するしかなく、四苦八苦してボールは繋いでもなかなかシュートまでは繋げられない。それに対しレッズはアドバンテージを得たことで余裕が生まれ、カウンターからチャンスを生み出し、結局ゴールの可能性の高いレッズに追加点が生まれた。上がっていた闘莉王が左サイドから斜めの楔をワシントンに収まると、その楔が収まったの予期してた様にポンテが抜群のタイミングでのサポートから一気に突破に入る。この突破は藤本が何とか凌いだが、そのクリアが味方に当たってしまいワシントンの前にこぼれてしまった。ワシントンはすかさず右足を振り抜き、押さえられたシュートが右隅に突き刺さって2点目。この後シンジ、ワシントン、山田を休ませながら一点を追加して、最終的には3-0。レッズは3連勝で、序盤の大一番Fマリノス戦に弾みを付けた。逆にセレッソは4連敗。

中二日という厳しい日程のゲームと言うこともあって、勢いの差がもろに出たゲームと言えるのかも知れませんね。セレッソは修正すらままならず、多少いじってみたところで状況が好転する要素は何もなく(逆に悪化したように見える)、レッズとしては構築しつつある自分たちのやり方をしながら、自慢の優秀な個の技術で勝負を決めた。セレッソの状態が良ければ今節のメインマッチであるゲームだと思うのだけど、余りに一方的なままゲームが終わってしまった事はとても残念だった(まあレッズな人には最高のゲームで、セレッソな人にはそんな悠長なことは言ってられないって事になると思うけど)

で、まずセレッソ。こういう短い試合感覚の中で劇的に好転するような修正が不可能なのはわかっているんだけど(だから厳しく書くのは間違っているかも知れない)、この日のセレッソは本当に「先に何もない」プレーしかできていなかった。前節はまだ自分たちが動いて相手に揺さぶりを掛けようという意欲が見えたけど、この日はただ守るだけ、西澤までもが低い位置に下がってたりと何とか粘ろう、0で凌ごうとした訳だけど、守った先にラッキーパンチ以外何もないサッカーだったのかなぁと。

今の不調は確かに深刻だけど、セレッソの昨シーズンやっていたサッカーはとても整合性のあるしっかりとしたサッカーだったはず。そのサッカーを信じて、取り戻すための手筈を整える方が不調を脱する最高の特効薬になるのかなと。まずしっかりとリトリートしながら1vs1が責任あるディフェンスをして(ゾーンを組みながら、一人一人が粘る)相手の攻勢を引き寄せながら凌ぎ、奪ったらとにかく切り替えて、やるべき事はやる(やるべき事は去年の経験で各々わかっているはず。ボランチは相手のプレッシャーを受けない位置を見つけて奪ったところからパスを引き出す。サイドの選手はとにかくパスが出ることを信じてスペースに走る、アタッカーは守備陣を信じて前に残り、起点となる西澤への速いタイミングのサポートだったり裏に抜けれるポジショニングを獲る。西澤はどんなにボールが触れなくても我慢して最前線で体を張る)これは昨シーズン、選手間の信頼関係で出来ていた訳で、本来であればその信頼関係を作り直す事から出来ればいいのだけど、それはいかんせん短期間では不可能だから、とにかくそのやり方をなぞるだけでもやった方が良いんじゃないかなぁと。具体的な選手起用に関しては、現状ではチームのタスクの根幹を一人で担わざるを得ない下村の負担を軽くするために、彼をセグンドボランチ(最近覚えた、攻撃的な第二ボランチ)に据えて守備で忙殺されるのを避け、その守備の部分を山卓か気の利くポジショニングと対応力を持ったCBをプリメイロボランチ(対となる言葉、守備的な第一ボランチ)に据えてあげるのが良いんじゃないかなと。後、右サイドは河村やらピンゴより酒本とかの方がいい気がする。彼らには状態が良くなったところでフィットさせればいい。

まあ書くのは簡単で、この不調を脱するのは非常に難しいことだと思うけど、何か一つ歯車が噛み合えば案外うまく回ったりするモノかも知れないし(まあ楽観論にすぎないけど)とにかく壊れてしまったモノは一つずつ築き直すしかないのだから、着実にすべき事を一つずつしていってほしいなと。じゃなきゃ2002年シーズンの悪夢が待ってる。

で、レッズ。この試合はセレッソが悪すぎてレッズがどのくらい良いのかよくわからなかったのだけど、試合をこなすごとに各選手感のコンビネーションが良くなっていることが伺える。前節のレポートの中でシンジ-長谷部間の縦のポジションチェンジを書いたけど、それ以外にも闘莉王-鈴木啓太の関係(オーバーラップ&カバー)、ワシントン-ポンテ(ポスト&サポート)の関係、シンジ-アレックス(スペースパス&ランニング)の関係など良い形で繋がって、スムーズに攻撃が出来るようになっているのかなぁと。特にこの試合目立ったのがワシントンとポンテの関係。
ワシントンは相変わらず足元のプレーも卓越しており、深い位置でプレッシャーを受けながらもびたっとポストを受けたり、体を入れ替えてそのままシュートに持ち込んだりと、中央でどっしりとした軸となっているのだけど、そのプレーからヴェルディ時代には見えなかった周囲を活かす才能を発揮してる感があります。で、そこにリンクしたのが、レッズのエースアタッカー、ロブソン・ポンテ。ボールを持っても持たなくても存在感を発揮できる彼の特徴は更に引き出され、このゲームの2点目に繋がったような収まったところで速くサポートからすり抜けるプレーをしたり、ワンツーで抜け出そうとしたりと、中央の変化として彩りを生み出している。ワシントンはポストを受けるのは(オフ・ザ・ボールの面でも)本当にうまいから、それが確実に出来る(体の幅もある)そして、その深い位置で行われるポストワークがこういう形で直接決定機に繋げられる様になってきたと言うことは、更に恐ろしいことになっていると言えるのかなと(僕はこういうのが真のポストプレーだと思う。中盤にずるずる下がって受けて、落としてみたいなのは意味がないと常々書いてきたけど)

それにしても、基盤が出来ているチームなのでやる仕事というのはある程度見えているからかも知れないけど、ものすごいスピードでチームができあがって、熟成されているなぁと言う感じ。レッズの個力が抜けているのは重々承知だけど、ここまで簡単に勝てちゃうものかね?すでにそんなことになってるのがとてもおっかない。しかもまだ良くなるのびしろがあるわけで(シンジがより影響力を強めて流れを作り、自分がその流れに乗るみたいなプレーが出てきたらより怖い。イメージとしてはいつぞやのイングランド戦みたいな感じ)更におっかない。優秀な選手は時間を掛けなくても感覚が合えばフィットするという、ブラジル人監督がよく言いそうな言葉があるけど、そんな感じなのかも知れない。

まあそんなチームと土曜日試合するわけですが、不思議と怖いという気持ちはなかったりします。てゆうか、勝負事だから勝つかも知れないし、負けちゃうかも知れないけど、まだ序盤だし結果よりも、それよりもこの2チームが現状の良い流れの中で、ぶち当たったらどんなゲームになるんだろうと、ワクワクする気持ちの方が大きい。まあ泥試合になる可能性もあるし、拮抗して停滞したゲームになる可能性もある。もちろん一方的な展開だってない訳じゃない。まあ過度な期待はしないけど、噛み合ったら本当に今までのJで最高峰のレベルになるような気がしてね、本当に楽しみ。この締め方に違和感を感じて仕方ないんですけど、まあそんなことは気にしちゃだめ。と言うことで今日はここまで。

*日本代表発表。まあこれはそのうち代表ネタも絡めて。最近Jばっかりで他のことに興味がある人には申し訳なかったり・・・どうしても盛り上がっちゃってね。玉ちゃん復帰おめ(ひいき)

*今回の試合はプレビューもやろうかな・・・でも験が悪そう。どうしよう。

*最近レッズのことばっかり書いてる気がする。別に好きとかそういうんじゃないんだけど、興味をそそられるんだよね、色々な部分で。てゆうかこの言い回し、ツンデレ?

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March 22, 2006

波を捉えて@J1 第3節 まとめ

4節終わったんですけど、今更ながらに3節のまとめを。まあどのチームも構築段階ですが、模索が続くチーム、突き進めるチームと言う部分で差が出てきているかなぁと。まあまだまだ序盤だから、シーズンを戦う礎を作っている最中だから焦る必要もないと思いますが、そうはいってももうリーグには波が生まれ始めてる気はする。

2006 J.League Division1 第3節

サンフレ 1-4 レッズ @ ビッグアーチ「波乗りアレックス」
Sanfrecce:85'ウェズレイ Reds:28'三都主アレサンドロ 32'ロブソン・ポンテ 62'鈴木啓太 66'ワシントン

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、ジニーニョ(