« February 2006 | Main | April 2006 »

March 31, 2006

間違いなく、うまくなっている@KIRIN Challenge Cup vs エクアドル

エクアドル戦を見ながら思ったこと。日本代表は多分本大会でグループリーグで抜けれる可能性は非常に低いだろうと言うこと。でも、間違いなく日本の選手達はサッカーがうまくなっていると言うこと。辻褄が合わないような気もするけど、何となくそう思った。でも、それに青筋立てて駄目だなんて言うつもりはないです。だって、ワールドカップに勝つことだけが全てじゃないし(これは間違っている気もするけど)、進むべき方向性は間違っていないと思うから。と言うことでレポートの代わりに、ちょっとした戯れ言を(試合がどうにもこうにもとか、変な勘ぐりをしないように)

・やらせてくれる相手、やらせてくれない相手。

先に書いた「グループリーグは抜けられないであろう」という仮説の意味を。「そんなに悪くなかったのに悲観的な・・・」なんて思われるかも知れませんが、まあこれはあくまでも相手があってのことで、その相手を鑑みた上でそうなる可能性は高いだろうなぁと言うこと。

別に相対的に日本代表が弱いとか、相手が強いからと言うことではなく、ここまでジーコが作ってきたチームは自分たちのサッカーをさせてくれる相手、させてくれない相手のどちらかと言うことにパフォーマンスの出来が委ねられるからです。そして、グループリーグに置いて直接的に一つの席を争うことになるであろうクロアチアとオーストラリアは明らかに後者で、多分日本は研究され、警戒され、その相手の策の中でもがきながらサッカーをさせられることになり、そうなると日本は力を発揮できない可能性が高い。

実際、現代サッカーに置いて相手を置いておいて自分たちの力を振り回して勝てるようなチームは数えるほどしかなく、ほとんどのチームは相手を抑える術を重視し、自分たちの良さを出すというのは二の次になっていく(トルシエ・ジャパンが良い例)箱の大きさをわきまえた上でのサッカーといえるかも知れません。もちろん直接のライバルであるクロアチア・オーストラリアも例に漏れずそういう策を携えてワールドカップに臨む訳ですが、日本代表は残念ながらそうではなく、自分たちの力を活かして勝とうとする。逆説的ですけど、その力を発揮できなければ自ずと勝てる可能性が狭まる。そして、それは押さえ込まれる可能性が高い。どちらにしても日本がこういうチームに勝つ可能性は非常に少ないんじゃないかなと思ったり。まあ単純な話ですね。

ここまで代表チームはワールドカップで結果を出すためにやってきたわけだから、それじゃ駄目じゃんと言う話になるわけですが、短期的な視点で結果を残すためには間違っていても、中長期的な視点に置いては決して間違いだけではないのかなと。

・戦術的な武装をしない選手達の考える力の成長。

まず代表チームだけではなく、Jでの試合もあったり、クラブでの日々の練習もあるし、様々な要素が絡んでの成長であることは言うまでもないことなのをまず前提条件として。

戦術というのは、「勝つための術」であり、その度合いや手法がそのチームの特徴となったりするわけで、今までの書き方は間違っているかも知れません。ただ、よく今の代表チームは「戦術がない」と言われる書き方をされてきた。まあそれは捉え方の問題で間違っていないと思います。オートマティズム、組織的なディフェンスと言った監督主導で作られたモノはほとんどなく、「約束事」としては個々の選手がコミュニケーションと感覚で作ってきた横の繋がり合いで生まれたあやふやなものでしかない。強い制約というのはないと言っていいと思います。

まあそういう監督主導の戦術がなく、その分選手達はチームの事を考え、サッカーのことをより深く考えることを余儀なくされたと思うわけですが、その要素は選手達にとって思いがけず大きな経験となり、成長に繋がったのかなぁと。

サッカーというスポーツは、プレーすると同時に考えるという要素が非常に重要なことだと思います。常に様々な状況把握を求められ、その中で様々な判断が必要となる訳で、戦術というのはロールプレイのようなもので、その判断を簡素化していくことで、判断の拠り所となり、プレーへの迷いを消す(まあ全てを消せるわけではないけど、ガイドラインとはなり得る)。ただ、このチームでは上記の通りそういうモノはなく、ピッチの上の選手達に任されている訳で、それだけ複雑な判断が求められる。そして結果的にそれが選手達には非常に刺激になったのかなぁと。

まあ何が言いたいかと言えば、うまくなってるのは頭の部分。決められたガイドラインに沿う形でなぞるだけではなく、今の状態を把握し、何をしなければならないかをより主体的に判断してプレーに移すことになったこと、判断の主体性は間違いなく育ったと思う。そして、その主体性がプレーに置いてとてもポジティブな影響を出しているんじゃないかなぁと。

身体能力・技術・戦術、まだまだフットボールネーションと呼ばれる先進国の足元にも及ばない部分は多々ある。でも、一番劣るのは今、ジーコの代表チームの選手達が成長している頭の部分。一例として、昨年のワールドユースでの恥ずかしいパフォーマンス。戦術をなぞる(らせる)ばかりでそのピッチの中で必要な事・効果的な事を判断して、行動に移せる選手達は少なかった(まあそれは監督と選手の主従関係というのもあるわけだけど)選手の主体性と言っても良いと思うけど、個々の選手達がサッカーの本質を捉えること、それは考えることに他ならない。そんな部分を育てている現チームは必ずしも全てを否定すべきではないのではないかと、個人的には感じました。まあ、そういうことを一緒にやるのが一流だと思うけどね(台無し)

と言うことで戯れ言はおしまい。まあチームとしてどうのこうのと言う風には余り見ていなかったので、選手評だけやります。

KIRIN Challenge Cup 2006

Japan 1-0 Ecuador @ Big Eye,Oita
Japan:85'H.Sato

Sports navi

日本代表スタメン:GK川口能活、DF坪井慶介、宮本恒靖、中澤佑二、MF福西崇史、小野伸二、加地亮、三都主アレサンドロ、小笠原満男、FW玉田圭司(→77'巻誠一郎)、久保竜彦(→77'佐藤寿人)

エクアドルスタメン:GKモラ、DFペルラサ、コルテス、エスピノーサ、ジョージ、MFアジョビ、テノリオ、ウルティア(→85'サリタマ)、ソレディスパ(→67'カイセド)、FWバルデオン、カルデロン(→67'フィゲロア)

・選手評。

川口能活(ジュビロ)→強烈なシュートが何本か飛んできたモノの落ち着いて対応。外から放り込まれるハイボールに対しての飛び出しに置いてちょっと怖い部分があったのだけど、GKのハイボール対応は本大会ではキーとなると思うので、そんなことは気にせず積極的に行ってほしいところ。

坪井慶介(レッズ)→Jでの好調をそのまま代表に持ってきた感じ。多少高くて強い相手に苦しんだ部分はあったにしても、安定して対応した。それとビルドアップもプレスはなかったにしても、積極的な姿勢を保って出来ていたのかなと。センターバックは何枚入れるんだろ?累積を考えたら5~6枚ぐらいかな?プライオリティ的にもパフォーマンス的にも充分圏内。

宮本恒靖(ガンバ)→サポティスタに弄られるキャプテン。でもそれなりだったかな。多少おっかないシーンがあったけど、3バックで一枚浮く所を積極的に利用して前への意識も高かった。その積極性をラインコントロールにも出して欲しい。中盤と連動しておらず、バイタルが開くシーンが多々なんで。

中澤佑二(Fマリノス)→本調子じゃないのはわかっていたにしても、強さは相変わらず。不調でも尚、欠かせない存在。積極的な姿勢がビルドアップに出ていたし(ミスもあったけど)、それはとても効果的だった。この姿勢を是非クラブでも。

福西崇史(ジュビロ)→シンジが前に上がる事を考えながら中盤のバランスを考えながらプレーしていた。周囲とのコンビネーションも良く挟み込むシーンもよく見え、守備は充分及第点。オーバーラップも効果的で惜しいシーンも多かったし、欠かせない存在になってきた。後はディフェンスラインとの連動、ヒデが帰ってきた時もその影響力を発揮したい。

小野伸二(レッズ)→ミスも多く、調子は決して良くはなかったと思うけど、技術レベルはさすが。相手が余り良くなかったこともあり、かなり高い位置でプレーしたが、攻守でコミュニケーションは良く取れ、決定機を演出したり、挟み込みにも良く顔を出した。求める部分では攻→守の切り替え、戻りが遅く、ゾーンをあけるシーンが多いので、相手の特徴を考えるとこの意識レベルでは苦しい。ヒデを前に押し出すか、小笠原のポジションを狙うか、どちらにしても決定打となるようなパフォーマンスではなかったかな。

加地亮(ガンバ)→アレックスが積極的に前に出ていたこともあり慎重にプレーしていたにしても、出るシーンでは非常に積極的に仕掛けていたし、攻撃面での充実ぶりは続いているかなと。守備に関しては余り1vs1を強いられるシーンが少なかったので、見るべき所はなかったけど、そこをいかに我慢できるかが鍵かな。それにしても、この1年で伸びたなぁ、もう誰も懐疑論は訴えない。

三都主アレサンドロ(レッズ)→キレキレ、精度も抜群でアシスト。恐ろしいほどの存在感で左サイドをホットエリアにした。プレーのリズムが良いと球離れも良く、仕掛けに執着せず良いタイミングでスルーパスを出したり、クロスを上げたりと(アシストにしても)、プレーセレクトも良かった。守備は加地同様余り求められるシーンはなかったけど、セットはちょっと怖い。この調子を維持したい、ピークアウトは勘弁。

小笠原満男(アントラーズ)→まあ見方は色々だろうけど、代表でのプレーとしてはこれで良いと思う。ゲームを作れる選手はいるから、より高い位置でチャンスメーカーとして、そしてパスレシーバーとしてプレーする選択は決して間違っていない。シンジの高いポジショニングにバランスを気にする部分もあったけど、攻撃に置いての積極性は買い。FWとのコンビネーションと高めて、3枚で崩せる形を作りたい。今のところスタメンの座は保っているか(4バックなら)。

玉田圭司(グランパス)→久保、小笠原との絡みを強く意識しながら、FWとしてのエゴイスティックな部分もあったりと、出来としては良かった。仕掛けのキレ、周囲と連動しながら攻撃構築やチャンスメイクにも貢献できる才能の片鱗はアピールできたと思うし、柳沢の不在を埋めれる可能性は見えたかなぁと。ただね、シュートが・・・、シュートが入ってればねぇ。ジーコの序列に置いて、高いのか、低いのか。コメント見ると褒められてるから、気に入られて入るんだろうけど。どうなんだろ?当落線上なのは間違いないけど。佐藤寿人や大黒の競争はもちろんだけど、柳沢の復帰にも大きな影響がありそう。首の皮一枚?

久保竜彦(Fマリノス)→中4日でそんなに状態が上がるわけもなく、ボールタッチは安定せず、相変わらず接触プレーを嫌ったりと、まだまだ。これを代表チームでやらせて良いのかという疑問もあるんだけど(Fマリノスでもそうだけど)、まあ彼の復帰を望むジーコとしてはプライオリティの高い久保とのコンビを見るためにも彼がプレーしない訳にはいかなかったのかもね。とにかく調子が良かろうが悪かろうが、久保の現在の仕事量ではフィニッシャーとしてゴールを獲れなかったら、ほとんど存在価値はない。お祈りしたいよ、腰が良くなりますようにって。

佐藤寿人(サンフレッチェ)→プレータイムはほんの十数分。その中で良く結果を出した。相変わらずプレーセレクトがはっきりしており、周囲もその特徴を理解が進んで彼の狙い所にボールが出ていた。ポジショニング(特にラインポジショニングがうまい。あこがれのピッポのよう)、動き出しのタイミング、そしてシュートの繊細なタッチと高質。あのポジショニング感覚、決定力はラッキーボーイの可能性を秘めているだけに、ジーコにとっては悩ましいところか。守備も頑張るのに、カウンター時でも良いポジションを取ってる意識の高さと頭の切り替え、買い。

巻誠一郎(ジェフ)→寿人とは対象的にほとんど存在感を示せなかった。頑張ってはいたけど、ボールがこなかったね。可能性はどうなんだろう?高原・久保の序列を超えるのは困難なだけに、後は枚数の問題か。

まあゲームの方は、相手がぬるかったとかそういうエクスキューズは抜きにして、個々のパフォーマンスが良いコンビネーションと相まって、それなりに良いサッカーをした方じゃないかなと。一つ一つのプレーを感じ合いながらできていたのは凄い良いことだと思うし、見ていて不快に感じるようなパフォーマンスではなかったと思う。後はこれがプレッシャーが掛かったときに出来るかどうかと言う感じかなと。てゆうかそれが問題だ。と言うことでこの辺かな。レポートの方が良かったかな?ごめんね。

| | Comments (3) | TrackBack (2)

March 30, 2006

保たれた危ういバランス@UCL Q.Final 1stLeg O.Lyon vs AC Milan

見終わって、色々考えちゃいましたよ。何がって、2ndLegの行方を。それくらい含みを持たせる終わり方って言うか、序章という感じ。このスコアが持つ意味、ゲームの内容の意味、結果が出るのは来週なんだけどさ。

05-06 UEFA ChampionsLeague QualterFinal 1stLeg
Olympique Lyon 0-0 AC Milan @ Stad Gerland

リヨンスタメン:GKクーペ、DFクレルック、クリス、カサッパ、アビダル、MFディアッラ、ティアゴ、ペドレッティ(→68'クレメン)、FWヴィルトール、カリュー(→63'フレッジ)、マルダ

ミランスタメン:GKジーダ、DFコスタクルタ(→62'マルディーニ)、ネスタ、カラーゼ、セルジーニョ、MFピルロ(→85'フォーゲル)、セードルフ、ガットゥーゾ、カカ、FWシェフチェンコ、ジラルディーノ(→62'フィリッポ・インザーギ)

ポール・ル・グエンからジェラール・ウリエに代わっても意欲的なサッカーを続けるリヨンは、この大事なゲームでサスペンションのためこのチームのエース核と言えるジュニーニョ・ペルナンブカーノが不在。代わりにはブノワ・ペドレッティが入る。又、右サイドのポジションはエリック・アビダル。それに対して今シーズンは様々なトラブルに見舞われて決して良いシーズンは送れていないミラン。直前のリーグ戦(ヴィオラ戦)で復帰したパオロ・マルディーニがスタメンという予想もあったが(マルディーニがセンターで右にカラーゼという感じかな)、そのままビリー・コスタクルタが右サイドバックに入った。で、もう一つの選択ポイントだったトップには現在好調のピッポではなく、アルベルト・ジラルディーノをスタメンに選択した。アンチェロッティの選択はいかに。

序盤こそミランが流れを掴んでカカやシェフチェンコが決定機とも言えるフィニッシュシーンを迎えたモノのクーペが何とか凌ぎ、時間と共にリヨンは落ち着きを取り戻して、ミランの勢いを押し戻す。拮抗した流れの中で激しい中盤での潰し合いをしながら、両チームとも自チームの特徴を活かしながらアタッキングエリアに入っていくが、それでも両チームのディフェンス、GKが踏ん張ってゴールは生まれなかった。ただ、ゲームとしてゴールはなくても、非常に質の高いゲームだったかなと。

後半に入ると、完全にホームのリヨンがゲームを掌握。完全にポゼッションをコントロールし、マルダ、ヴィルトール、ティアゴ、ペドレッティが積極的にボールに絡み、ゴール前に入っていくことでミランを脅かす。守勢に回るミランは水際で体を張ることで何とか凌ぐが、序盤のような余裕は完全になくなり、後一歩の所まで追いつめられていました。

昨シーズンのミランであれば、押し込まれた展開でも、完全に守勢に回ることなく虎視眈々とカウンターを狙って脅威を与えることで、相手の勢いを止めたりする術に長けていたのだけど、この日は本当にただ守るだけになってしまっていた。というのも、リヨンは相手を崩すと言うことに力を入れながらも、カウンターの起点となるピルロに自由を与えず、そしてその受け手となるカカの前を泳ぐ様な動きに対しても注意を怠ることがなかったため。そのためミランとしては、守勢の中で一番有効な攻め手を消されて、苦しい攻撃構築しかできず、リヨンの流れを寸断することが出来なかった。

アンチェロッティはこの苦しい流れの中でジラルディーノ、コスタクルタに代えてピッポ、マルディーニを投入するが、それに呼応するかの如くウリエもペドレッティ、カリューに代えてクレマン、フレッジを投入して更に攻撃を加速させる。結局この交代でミランが流れを押し戻す事は出来なかった。

攻勢を強めるリヨンでしたが、ミランの水際での集中力は落ちなかったこともあり、フィニッシュシーンで楽なプレーを許されず、押し込みながらも結局決定機とも言えるシーンはティアゴのミドルシュートぐらいで最後の部分ではミランにとどめを刺せなかった。それどころか、再三ゲームの流れに乗って良いプレーをしたティアゴが抜け出そうとしたカカを引っ張り倒してしまたことでイエローをもらい、次節は出場停止になってしまう。結局ゲームはスコアレスで終了。サンシーロでの2ndレグに全てが掛かることになった。

両チームとも高いレベルでせめぎ合った質の高いゲームだったと思います。リヨンのポゼッションコントロールとリスクマネジメント、ミランの集中力と経験が成す堅いディフェンス、見ている方としてはこういう緊張感溢れるゲームはたまらないです。スコアレスドローだけど、全く退屈しないゲームでした。

で、両チームにおけるこのゲームが持つ意味を考えたとき、非常に複雑で難しい気がしました。ポジティブ、ネガティブ、両面の要素があって、次のゲームを考える時にはとても面白いことになるんじゃないかと思ったり(まあ勝った方が上がるわけだから、至極シンプルなモノでもあるわけだけど)考えたことをちょっと書いてみる。

リヨンのポジティブ
・高質なサッカーでミランを完全に押し込み、ゲームを掌握することが出来たこと。

・次節はジュニーニョ・ペルナンブカーノが戻ってくる訳で、このゲームの無失点が最後に活きてくる可能性があること。

・ミランのストロングポイントをディアッラを中心に完全に封殺したこと。

リヨンのネガティブ
・ジェルランでリードをもてなかったこと。

・高質なプレーでチームを引っ張ったティアゴの出場停止。

ミランのポジティブ
・スタッド・ドゥ・ジェルランであれだけ押された展開、その中でビハインドを負わなかったこと。

・守備陣の集中力が戻ってきたこと。

・次戦はサンシーロ。

ミランのネガティブ
・リヨンに流れが行ってから、一度もその流れを引き寄せることが出来ず、完全に守勢に回されたこと。

・ドローで終わったとはいえ、自分たちの攻め手が研究され、完全に押さえ込まれたこと。

・アウェーゴールが獲れなかったこと。

まあこんな感じかな。片一方のポジティブがネガティブに反転するという感じなんだけど、中身とスコアという部分では反比例な感じがあるだけに、これがサンシーロに舞台が変わってどうなるのかなと。リヨンはアウェーでそんなにチームが変わらないと思うけど、ミランとしてもサンシーロでこのようなゲームは許されない。この試合では活かせなかったけど、あれだけセットのチャンスがあったらジュニーニョがいれば一本はゴールに繋げると思うし、そういう意味でも危ういバランスを保ったまま、次戦にいくことになるんだなぁと思うと次が楽しみでなりません。

キーとなるのはディアッラとカカ、そしてセットという意味でジュニーニョとピルロと言うことになると思うけど、特にディアッラとカカのマッチアップはこの一戦を布石に本当に興味深い事になると思う。このゲームではではディアッラが周囲と連動しながら、カカに仕事をさせなかった(ピルロの楔からMFとDFの間に入り込んで分断させるというプレーをさせなかったことで、効果的なカウンターが生まれさせなかったし、高速ドリブルも長い距離を進ませなかった。まあそのドリブルでティアゴを出場停止には追い込んだけどね)でも、カカとしてもこのゲームで押さえ込まれたことで、対抗策を考えると思うし、動き方を変えるんじゃないかなぁと。このマッチアップは本当に面白そう。ここで主導権を握った方が勝つんじゃないかなぁと。

UCLは後一戦やるかやらないかって感じです。ベンフィカが相変わらずエンターテイメントでやりたいけど・・・・。まあ予定は未定と言うことで。と言うことで今日はここまで。

*ナビスコ初戦、勝って良かった。見れてないから色々なブログのレポートを読んだりするだけなんだけど、ポジティブな意見が少なくてあれっ?って感じ。まあリハビリみたいなゲームで結果を残したことは良いことだと思うし、隼磨や坂田が頑張ったり、那須が今季初出場したりと、それなりに良いことがあるのは良いことだ。鮪と良治たんの疲労が心配。てゆうか見れてないんですけどね。

*そっか、今日は代表戦か、レポート、した方が良いよね。久々だしね。ベンフィカ-バルサは出来なさそうだな。てゆうか自分的にはJ4&5節まとめをしたいの。残っちゃって気持ち悪い。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 29, 2006

切られた舵、冴えたカウンター@UCL Q.Final 1stLeg Arsenal vs Juventus

ココログの仕様が変わって、コメント時にスパム対策の入力システムが出来たりと、コメントを頂く方には一つ手間が増えてしまいますがどうぞご了承ください。で、順番ぶっ飛ぶけど、UCL。結局決勝トーナメント1回戦はやれずじまいだったんですけど(バルサチェルスキはやりたかったんで凄い残念だけど)、これからも面白いカードは続きますよ。と言うことで、まずアーセナル-ユーヴェを。

05-06 UEFA ChampionsLeague Qualterfinal 1stLeg
Arsenal 2-0 Juventus @ Highbury,London
Arsenal:40'C.Fabregas 69'T.Henry

アーセナルスタメン;GKレーマン、DFエブエ、トゥーレ、センデロス、フラミニ、MFピレス、セスク、ジウベルト・シルバ、レジェス(→82'ファン・ペルシー)、フレブ、FWアンリ

ユヴェントススタメン:GKブッフォン、DFゼビナ(89'黄×2=赤)、テュラム、ファビオ・カンナバーロ、ザンブロッタ、MFカモラネージ(87'黄×2=赤)、ヴィエラ、エメルソン、ムトゥ(→72'キエッリーニ)、FWイブラヒモビッチ、トレゼゲ(→79'サラジェッタ)

僕のセリエ、プレミアお気に入りのチームが当たってしまう皮肉。でも、共に異なる特徴を持ち合わせる強豪同士で、見所はたくさんあった。例えばアーセナルの元キャプテン、ハイバリーの英雄だったパトリック・ヴィエラの再上陸。それに対してそのヴィエラの後釜を担ったセスク・ファブレガスとのマッチアップ。その他にもユーヴェの堅守の前にティエリ・アンリがどんなパフォーマンスを見せるのかとかね。

序盤はボールの運ぶ術こそ違うモノの、交互に攻め合うような互角の展開。ユーヴェはゆったりとポゼッションしながら、トレゼゲ・ズラが隙を見いだしてシュートチャンスを狙う。アーセナルの方は、高い推進能力を持つアタッカー達が前にスペースを見いだしたら高速ドリブルでボールを前に進め、アタッキングサードに入ったところで速いテンポのグラウンダーのパスを紡いで崩しに掛かる。互いの特徴を見せ合った中で、徐々に流れを引き寄せたのはアーセナルの方だった。

ユーヴェの攻撃が徐々におとなしくなっていく中、アーセナルの個々のアタッカーの勢いは衰えず(フレブの球離れの悪さは気になるけどね)、ピレスがその中でアクセントとなる。アンリも相変わらずキレを保っており、ユーヴェの守備陣としては水際で凌いでいたモノのかなりの脅威を感じていたのかなと。そんな流れの中でショートカウンターから何とか0に保っていた守備組織が破られてしまう。

センターライン付近でヴィエラのボールをカットしたピレスがアンリへ楔、アンリは溜めて後ろから飛び出してきたセスクにボールが渡るとタイミングをズラしたシュート。ほとんど勢いのない弱いシュートだったが、DFの股を抜けて右隅へ飛び、これに対してブッフォンはブラインド、そして逆を付かれていたため一歩も動けず。アーセナルが流れを掴んで先制点を奪った。この後もアンリが角度がないながら惜しいシュートを放ったりと決定機を生み出し、前半はアーセナルの思惑通りの1-0で折り返す。

後半、ユーヴェはビハインドを返すためにも攻勢に出たかったが、遠征トラブルによる調整不足、そしてデル・ピエーロ、ネドベドの不在が大きく響く形でアーセナルの決勝トーナメント1回戦のレアル戦でも光ったFor the teamのフォアチェックに苦しみ、決定機を生み出せない。逆に速攻の餌食となり、やってはいけない2点目を喰らってしまう。

中盤でボールを獲ると、そのまま速攻。フレブがボールを運び、共に上がってきていたセスクへ繋がるとDFがセスクに引きつけられる、そうなるとアンリがフリー。セスクは詰まっていたモノのアンリへ通し、絶対的なエースは確実にこの決定機を沈めてこのゲームの勝利を決定づけた。

2点差を付けられてしまったユーヴェでしたが、このゲームでの最大目標はアウェーゴールなので、2失点目しようがそんなに焦る必要なかったのだけど、カモラネージが素敵なループで狙った決定機を逃すと、焦りが前に出てプレーが荒くなり、ヴィエラがカードを頂いて次戦出場停止、カモラネージ、ゼビナが退場とこれまた出場停止と次戦に大きなハンデまで背負ってしまう。結局ゲームは2-0でアーセナルが最高の形で1stlegを乗り切った。

このゲームに入る前のエクスキューズはあったモノの(アーセナルは今週末のゲームがサスペンデットとなり休養に当てることが出来たのに対し、ユーヴェはローマとの激しいゲームにて好調アレックスを怪我で失い、遠征に置いてはトラブルで前日練習すら出来なかった)、この出来じゃ正直どうにもならなかったかなぁと。特に後半は目も当てられなかった。封殺されたところを突破してほしかったムトゥは期待に応えられず、現在の調子から言ってスランプなズラに期待するのは酷。ゼビナもちんちん。カペッロの選手チョイスは失敗だったかも(とはいえ他に代わりになれる選手はいなかったけどね)どちらにしてもアレックスとネドベドという前をふさがれた状態を打開できるタレントがいなかったと言う時点で、このゲームが苦しくなるのは目に見えていたのから予想通りと言えば予想通りなんだけど、ここまででかいビハインドを背負ってしまったのは激痛。2ndlegに二人が帰ってきたら、少しは変わるかなぁ?でもカモがいないんだよねぇ。しかしこの差はでかすぎる。

ただ、アーセナルの出来は本当に良かった。一時の不調が嘘のようにチームが出来つつある感じ。以前の華麗なグラウンダーのパスを紡ぐサッカーとは又一線を画すモノになっているけど、元々タレント揃いのチームで、その個々の(アンリ、フレブ、レジェス)前に進める推進力をうまく生かして、とても整合性のあるモノになっているのかなと。守備の意識も高まって、バランスもそんなに崩れないしね。ベンゲルがこだわりをなくして、より現実的なチーム作りに舵を切っているとしたら、この先期待できるかも知れない。とにもかくにもこのゲームは最高の結果で終えて、後はデッレ・アルピで1ゴールを取れば全てが決まるでしょう。

まあ複雑なんだけど、良い方に捉えれば好きなチームがどっちか残るわけだから、まあどっちが勝ってもいいや。まあユーヴェに抜けて欲しかったけどね。しかし、カペッロに運がないのか、それともネドベドに運がないのか。このスコアじゃ1stleg前にあった舌戦も気の抜けたモノになりそうだなぁ。

と言うことで簡単ですけど。明日も多分書くよ。普通にミランリヨンだね。Jは夜に出来たら。ではここまで。

*はいはい、ナビなんて見に行けませんよ。この忙しい時期に(昼間にこんなもん書いてるけど)平日開催は厳しいっす。岡ちゃんはいかなる修正をしているんだか?とにかく土曜日にゲームが見に行けるように今頑張ります。

*とにかく那須と坂田は使って欲しいなぁ。鮪や鰻や良治たんも疲れてるだろうし。てゆうか、吉田はどうするんだろ?自分で取ってきたから重用するのかな?アビスパは良いチームだから侮れないよ。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 28, 2006

きっかけとなりえる濃いゲーム@J1 第5節 ジェフ vs アントラーズ

何か異常にアクセスが・・・・。まあ何となくわかるけど、スタジアム入りの遅かった僕が書けることはないよ、ごめんね。それとも完敗のゲームの要因を探りに来たのか、それともへこみ具合を・・・・まあ考えてもしょうがないか。と言うことでいつも通りJのレポートを。無駄足踏ませてしまったとしたら申し訳ないっす。

2006 J.League Division1 第5節

ジェフ 0-1 アントラーズ @ フクアリ「きっかけとなりえる濃いゲーム」
Antlers:86'アレックス・ミネイロ

Super Soccer

ジェフスタメン:GK立石智紀、DF結城耕造、イリアン・ストヤノフ、斉藤大輔、MF阿部勇樹、佐藤勇人、山岸智、坂本將貴(→82'要田勇一)、クルプニコビッチ(→68'水野晃樹)、FW巻誠一郎、マリオ・ハース(→58'羽生直剛)

鹿島スタメン:GK小澤英明、DF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF本田泰人、増田誓志、小笠原満男、本山雅志(→83'田代有三)、FWアレックス・ミネイロ(→86'羽田憲司)、柳沢敦(→70'深井正樹)

去年の国立でのこのカード、ジェフが退場者を出して空いた穴を突く鹿島の非常に高い状況把握とその具現化出来る質の高さが非常に印象に残っていて、その名残か僕自身このカード注目してしまいます。まあ今回は、チーム状態としてはようやく上向き始めたぐらいで、しかも序盤。その辺は少しもったいない気がしたりもするけど・・・・。

で、メンバー。ジェフの方は前節初勝利を上げたスタメンと同じ構成、クルプニはまだまだフィットにはほど遠い感じで、今節は外すかなぁと思ってたけど慣れるまでの試用期間という感じかな?鹿島の方は中盤の構成をダイヤモンドに変更し、トップ下に本山、右に増田、左に小笠原、そして底には青木・フェルナンドの怪我もあって大ベテラン本田が彼がスタメンに入っていた時の覚えがないほど久々にスタメン。アウトゥオリのジェフ対策なのかな?

前半
開始早々、阿部が右サイド深い位置からグラウンダーで折り返してハースのシュートがあったかと思ったら、ポゼッションしながら、穴を見いだして新井場が強烈なミドルで立石を脅かす。どちらのチームも積極的に自分たちのサッカーを展開しようという意欲が出ていて、どちらの良さも現れるとてもアクティブなゲーム展開。鹿島はアウェイながらボールポゼッションを高めながら、サイドバックが積極的に前に出て幅広くピッチを使ったり、流動的にポジションを変えたりと柔軟な鹿島らしいアタックでジェフの守備組織をずらして崩す事を狙う。それに対しジェフは前向きでボールを奪ったら早い切り替えからボールを前に運んで一気の崩しを狙い、詰まっても積極的なレシーブアクションを活かした速いテンポでの繋ぎで局面打開を狙うことで徐々にリズムを掴み、鹿島守備陣を飲み込もうとするが、なかなかゴールに繋がらない。

その中でホットエリアとなったのがジェフで言えば左、鹿島で言えば右のサイド。スーパールーキー内田篤人がかなり積極的に上がってチャンスを作る形がかなり出来つつあり、鹿島のストロングポイントとなりつつある中で、ジェフは内田が上がったことで生まれるスペースを坂本が切り替えの速さを活かして前に出たり、ハースが流れて起点を作るなど、鹿島が背負っているリスクを突こうという関係性があった。ジェフとしては上記の通り相手のリスクを突くという単純な部分もあったと思うのだけど、アタッカーとしての内田の存在が脅威となっていたことも確かで、直接的に脅威を突きつけることで相手を引かせてこの脅威を消すという狙いもあったのかなと。

で、結果としてはこの狙いは実りつつも、効果としては薄かった。微妙な言い回しだけど、このサイドを狙って突く形から数多くのチャンスを作った訳だから失敗という訳ではないけど、脅威を消すどころか彼の所から決定機を生み出されるなど、内田の積極性を殺すことは出来なかった。あれだけ裏を突かれるとディフェンダーとしてはどうしても後ろ髪を引かれるような形になってもおかしくないと思うのだけど、内田にはそういう弱気な姿勢を微塵も感じなかった。メンタル的に成熟してるのか、自分のプレーの特徴を理解又は強く意識してプレーしているのか、周囲のバックアップがあるからなのか、理由はわからないけど彼が引かなかったことで、ジェフのリズムに飲まれそうになったのを阻んだのかなと(精神的に)結局前半は両チームとも決定機をゴールに繋げることは出来ず、0-0で折り返す。

後半
ジェフペースの終盤の流れを押し戻すように、ファーストシュートが鹿島の決定機。セットプレーのセカンドプレーから本山が左サイドエンドライン際まで切れ込んで岩政のヘッドを導き出すが、これはバー。ジェフもこのプレーに臆することなく前に出てハースを核にアウトサイドからチャンスを生み出す。前半と同じように共に特徴を出し合うような形で後半が始まる。その積極的な姿勢からか、ゲームの流れが互いのゴール前での攻防が続くトランジッションゲームの様相を呈し始めるが、それでもなかなかゴールは生まれない(小笠原の強烈な長距離シュートは決まらなかったけど、意識として素晴らしかった)

スコアが動きそうで動かない展開が相変わらず続く中で、ハースにアクシデントが起こって羽生が代わりに入る。まあこれが影響したわけではないのだけど、徐々にジェフがポゼッションを支配するようになり、鹿島は自ずとカウンター傾向が高まり、ゲームの流れに変化が見え始める。ジェフはポゼッションと言っても早いタイミングでの仕掛けで一気に攻める傾向が見えるが、ラストボールの精度が高まらずなかなかシュートに繋がらない。それに対して、鹿島は数こそ少ないモノの時折鋭いカウンターが見え、特に本山・柳沢・ミネイロが右中左と散った3vs2という数的有利なカウンターは大チャンス。本山が引きつけて最終的にラストパスがアレックス・ミネイロに繋がったモノのシュートがGKを抜くことは出来ず、と相変わらずスコアだけが重い。

この展開に両チームの監督も動き始め、鹿島はアクシデント(これは後でね、見てるときは全くわからなかった)で柳沢から深井にスイッチ。ジェフもハース→羽生に続いてクルプニ→水野と動く。ジェフとしては交代選手が入ってもらしい姿勢は衰えず、飛び出しから鋭いシーンを生み出し(楔から坂本が飛び出したり、佐藤勇人がバイタルで溜めて斉藤が長い距離を走って最前線まで飛び出すなど。後者のプレーはラストパスまではパーフェクトだったけど・・・)、鹿島もカウンターが冴え内田のクロスから本山のヘッドと、決定機を生み出すがそれでも先制点が遠い。しかし、ゲームは最終局面に入ったところでスコアが動く。

深井のインターセプトから一気にアタッキングサードに入ると、一度詰まったモノの小笠原が右サイドでフリーとなっていたアレックス・ミネイロへ展開。そこでミネイロが対応に来た斉藤の逆を突いてペナ深くに進入し、角度はきつかったモノの冷静に股下を打ち抜き、カバーに入ってきた阿部も及ばずゴールに突き刺さった。結局このゴールがウイニングポイントとなり、鹿島が勝利。ジェフは良いゲームを展開し、リードを奪われた後はパワープレーでゴールに迫ったモノの最後まで鹿島ゴールをこじ開けることは出来ず、フクアリでの初黒星を喫した。

最後まで息つく暇のない非常に激しい攻め合いで、とても中身の詰まった好ゲームでした。まあ結果として最後の最後にストライカーが仕事をした事で勝負は決しましたが、どちらにとっても非常にポジティブなゲームだったのではないでしょうか。

まあゲームの展開としては、鹿島が勝ちをさらったという言い方が正しいのでしょうが、ジェフとしてはこのゲームに置いて何が足りなかったのかと言うのを見つけるのが難しいぐらいの良い出来でした(まあ決定力とか最後の精度と言ったらそれまでなんだけどさ)これまでは守備が不安定だったり、早い切り替えを伴いながらも突き抜けない感じがあっただけに、ようやく昨シーズン掴んだ手応えを取り戻したと言う感じかも知れませんね。これで結果が付いてくれば勢いも生まれたと思いますが、間違いなく先には繋がるゲームなのかなぁと。

鹿島に関しては、リズムを握られる時間が長かったもののしっかりと我慢して、自分たちのチャンスを待てる粘りがあったことがこの勝ちに繋がったのかなと。まあ鹿島のサッカーを表現できた時間は少なかったにしても、その少ない時間帯ながらその質は高かったし(流動的な中盤の攻撃構築はジェフのプレスを空転させていたし、サイドバックを使いながら厚い攻撃を作ることなど攻撃の幅も広かった)、強かった頃の鹿島を思い出させる鋭いカウンターの復活はチームの幅の広さを見せたのではないでしょうか。なんだかんだ言ってアウトゥオリの手腕もさすがかも知れない。

柳沢やっぱり骨折、緊急手術で全治2ヶ月(ニッカン)
奇跡復活へ!柳沢緊急手術(スポニチ)

で、柳沢の怪我。接触があったのか、それとも蓄積疲労か何かで自然に起こってしまったのか、テレビでは全くわからなかったのだけど、とにもかくにも残念。正直鹿島云々よりも(鹿島には穴を埋めれるアタッカーはいるし)、代表にとって非常に痛い。個人的に柳沢のチームの流れを良くする潤滑油的なプレーを非常に高く評価しているから、そういう選手がWCにでれないかも知れないような怪我を負ってしまったことは大きなマイナス。

彼の代わりはいないと思うし、代表のFWの軸は彼だと思っていただけに、本当に残念、そして心配。とりあえず手術をしたようで、彼自身WCへの望みは捨てていないようだから、とにもかくにも早期復活を祈るしかない。頑張れ、柳沢。

明日で何とかこの5節をまとめちゃいたいと思います。てゆうか4節のまとめを又繰り越してしまっているのでそれも合わせて。Jにかまけてる間にUCLはクォーターファイナルになっちゃうし、まだまだ追いつけないね。まあいっか。と言うことで今日はここまでです。

*3/28の7:00~17:00までココログがメンテナンスを行うらしく、閲覧できない状態になっているかも知れません。わざわざ足を運んでもらって、無駄足踏ませてしまったら申し訳ないです。って、先に書いておきますよ。

*しかし、このアクセスはどこかにさらされたわけでもないのに異常ですな。代表戦でもここまでは伸びないのに。マリ系ブログはどこでもそうなのかな?レッズ戦だからって今まではこんな事なかったのに。誰だ、誰だ、誰だ~♪

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 27, 2006

現状での純然たる差@J1 第5節 Fマリノス vs レッズ

一晩たってようやく落ち着きました。ビデオを見て改めて「完敗」「惨敗」というのを受け入れることが出来たり。まあシーズン序盤、実力差もさることながら、ここまで積み上げてきたサッカーにおいて沢山の課題が出てきたことは決して悪い事じゃない。そういう意味では貴重なレッスンだったし、そのレッスンを糧としないとね。まあ50000人集まったスタジアムでこっぴどくやられたという屈辱に代わりはないわけだけど。

2006 J.League Division1 第5節

Fマリノス 1-3 レッズ @ 日産スタジアム「現状での純然たる差」
F.Marinos:89'大島秀夫 Reds:43'山田暢久 48'ワシントン 89'長谷部誠

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵"口は災いの元"、中澤佑二、MF上野良治(→73'大島秀夫)、マグロン、吉田孝行"アタッカーじゃない人"(→54'田中隼磨)、ドゥトラ、奥大介(→54'清水範久)、FW久保竜彦、マルケス

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王"悔しいけれどMVP"、堀之内聖、MF鈴木啓太、長谷部誠"マコ様"、山田暢久(→73'平川忠亮)、三都主アレサンドロ"キレキレ"、ロブソン・ポンテ、小野伸二(→67'内舘秀樹)、FWワシントン"すいませんでした"

快晴、ぽかぽかの陽気、当にサッカー日和の日産スタジアムには50000人の観衆が集まった。それだけの注目に値する好カード。ここまで4連勝、昨年の屈辱をバネに精緻で厚いプレッシングと巧みな左サイドのコンビネーションを核に好スタートを切ったFマリノス、開幕戦のドローの後3連勝、補強により得た優秀な駒を着実にチームに消化し、徐々に助走を付けてそのポテンシャルを発揮し始めたレッズ、両チームともベストメンバーといえる布陣でこの一戦に臨んだ。

前半
中盤での激しいプレッシングの応酬、両チームの守備の意識の高さ、そして先制点を獲られたくないという心理要素がかいま見えた前半。出だしはリスクを避けるように長いボールを使いながら攻撃の糸口を探し、時間が立つごとにどちらも少しずつ自チームの色を出し始める。Fマリノスは獲りどころを見つけると一気のアプローチでボールを奪い、左サイドのブラジリアントライアングルの絡みから局面打開してクロスボールという形、レッズは相手の攻撃をはね返すことに重きを置きながら、早い攻守の切り替え・セカンドボールを拾う意識を高めて個々がスペースを見いだしたらボールを前に運び、その中で技術の高さをうまく使いながら最後はワシントンという形。どちらも相手のゴールを脅かそうとするが、いずれも決定機と言えるものはなかなか生み出せなかった(一番のチャンスは山田がゴールライン付近から折り返したボールをワシントンがニアサイド、ヘッドで合わせたシーンかな)

強豪同士と言うこともあってか、激しいつぶし合いが主となるリアルファイトが続き、チャンスとなりそうなのはセットプレーという感じで、緊張感を保ったまま時間だけが過ぎる。そのまま0-0と言う雰囲気が漂い始めた終了間際、安易なクリアから与えてしまったレッズの左サイドからのCKは、アレックスとポンテがスポットに立ち、蹴ったのはポンテ。速いライナー性のボールがそのままゴール前へ入ると、そこに出てきたのはマグロンのマークを外した山田暢久。栗原の前に入るとうまい具合に勢いの死んだボールが目の前にこぼれ、アウトサイドで押し込んで待望の先制点。結局チャンスをきっちりと活かしたレッズがリードを持って折り返した。

後半
ビハインドを負ったFマリノスは積極的に出るが、効果の薄いロングボール中心の攻撃構築はバランスの整ったレッズディフェンスにはね返される。崩しきれない中で、消極的な吉田のプレー、達也のミスキックなどネガティブなプレーが続いてリズムを崩すと、カウンターからポンテのファンタスティックなダイレクトヒールパスで抜け出したワシントンに独走を許してしまう。結局ワシントンは追いすがるマツを巧みなタイミングをずらすフェイクで転ばせ、近距離から強烈に逆サイドに沈めて追加点を奪った。攻勢を強めるマリノスの逆手を取り、そのチャンスの質を高める個々の技術とアイデアが最高に活きた、狙い通りといえるカウンターだった。

これで更に前に出ざる得なくなったFマリノスは失点直後にビッグチャンス。左サイドマルケスにボールが収まり、そこに佑二が猛烈なオーバーラップを掛け、スイッチプレーから左サイドを破るが、アウトサイドの華麗なクロスも大ちゃんの頭にはわずかに合わず(あと1歩!)このプレーの後、ジローと隼磨を入れてアタッキングエリアの活性化を狙ったが、レッズの整備された守備ブロックとプレスの前に相変わらずビルドアップがあっぷあっぷ。ボールを繋ぐことを放棄し、長いボールでしか攻撃構築できず、その唯一の攻撃パターンもしっかりと捕まられて、競られて、はね返されてと、封殺、そして沈黙。レッズはそのはね返したセカンドボールを拾う意識も伴い、逆にカウンターから次々に決定機を生み出す(その決定機はミスを取り返すかのように達也が次々に厳しいピンチを凌ぎまくった)

岡ちゃんはこの苦しい展開の中でロングボール中心の攻撃を成り立たせるために、上野に代えて大島を投入し、4-3-3の様な形に移行。この采配は疑問だったが、システム云々の前にレッズの速いテンポのゲームの中で疲弊し完全に足が止まって中盤が全く機能せず。単調で力任せのロングボールによる攻撃の後に、レッズのカウンターに脅かされ続ける展開を変えることは出来なかった(更に悪化した?)勝負の趨勢がほぼ決まり、続々と席を立つ人が増え始めたロスタイム、ようやくクロスボールからの攻撃が実る。左サイドのマルケスのアーリークロスから大外で大島がヘッド、一矢を報いて1-2。一時的に同点への士気は高まるが、その裏を突かれる形で長谷部に豪快に叩き込まれてThe End。力の差がそのままスコアに現れる形で、ホームで屈辱的な完敗。Fマリノスの連勝は4でストップ。そしてレッズは4連勝、勝ち点13で首位に躍り出た。

まあ現在の力関係が如実に出たゲームでした。煮詰まっていない部分、必要ない部分、曖昧な部分、自信のない部分、ここまでは相対的な力の差でネガティブな要素を覆い隠せていたけど、対等、いや力の上回る相手に対してはそれが全てがピッチの上で出てしまった。それに対して、レッズはゲームプラン、共通意識、技術、判断と全てに置いて熟成していてチームの力となっていた。まあ現状では、レッズの方が整合性が高く、定まったサッカーが出来ていたと言うことでしょう。そしてそれが相対したときに力の差となった。これに関しては認めなざるをえないでしょう。それだけレッズは強かった。

まあ負けちゃったことは仕方ないので、次に向けて出てきた課題を一つ一つ考えてみましょう。

・はがれたメッキ その1 -放棄してしまった「自分たちのサッカー」-

これに関しては、様々な考えがあるでしょうが、個人的に非常にがっかりした部分。積み上げが足りなかったことは確かですが、何故とても雑なサッカーをすることになってしまったのか。ここまでの岡ちゃんの発言から考えても、リスクを冒してでも、相手の守備ブロックを崩すサッカーを標榜してきたはず(まあそれが強いては爆発するサッカーに繋がるのでしょう)それなのに、スタートの部分でリスク回避が先に来てしまった。

まあ開始直後とかは(様子見と言うことも考えて)長いボールを主体に組み立てるのは良いにしても、それを30分40分・・・・90分続けてしまったことがとても不満だった。バックラインにアプローチを掛けられて、自由にボールを回せる状態ではなかったかも知れない。ただ、回せないほど厳しいモノでもなかったはず。コースを切られただけボールを積極的に取りに来るようなプレスではなかったのに、それにびびって蹴っていては、先が思いやられる。それはクリアにしてもそう、大きく蹴ることはセーフティで安全第一のディフェンスに関しては間違った事じゃないけど、そのボールをどのようにするかでゲームの組み立て方も変わってくる。この辺は相手とは意識レベルで非常に差があったと思う。

基本的に今のFマリノスのビルドアップはアクションのタイミングと出し手のタイミングのずれがあることはに紛れもない事実。そういう部分のすりあわせも含めてこれからDFラインからのビルドアップ向上は必要なことだと思う。とにかくこの日のような逃げ腰の判断で濁してしまっては進歩がないんだから(自発的なサッカーと言うことを考えたとき)、コミュニケーションを取りながら(もっと受けに来い、アクションを起こせ、って)、しっかりと繋ぐという意志の発露をこれからしていかないと。

ビルドアップの脆弱性は今までの試合でも見えていただけに、いつか出てくると思ったけど、こういう早い段階で出てきたのはとても良かった。どんなチームでも良いサッカーをするには土台から、これから頑張ればいいんだから。ちょっと強がりな僕。

・はがれたメッキ その2 -アタッキングサードでの変化と創造力の欠如-

まあこれに関しては言い続けてきたので簡単に。安易にサイドに逃げるな、バイタルで直接的な脅威を、見るな止まるな動き出せということ。マルケスがサイドに流れるのはしょうがないにしても、チーム全体が外へ外へ、クロスクロスという形になりすぎているのは明らか。まあ実際、その形でほとんどのゴールが生まれているわけだけど、相手が強く高いディフェンスの時もそれが全く変わらなかったのは創造力の欠如と言えるし、型に嵌りすぎてるのかなと。チーム全体もそれを意識しすぎて、動き出しが遅いし、中を崩すという意欲が少ないと思う。崩すこと=クロスボールということではないのだから、何とかクロス以外での攻撃方法にアイデアが欲しいなと。

例えば左サイドからボールを運んで、相手を引きつけたところで後ろから押し上げた良治たんがフリーでセンターとなったシーン。最終的にあっさりマツの押し上げを使ったわけだけど、そこでFWとトップ下が連動したアクションを起こせれば、DFを崩せるプレーだって可能。てゆうかせっかくサイドで引きつけて中は薄くなってるわけだから、崩せる可能性は必ずしも低くなかった。実際、シンプルにオフ・ザ・ボールの動きをしてスルーパスを引き出したって良いし、ミドルだって良い。難しく考えずにとにかくチャレンジ、とにかく安易に外に逃げない。相手の警戒がきつい部分ではあるのだけど、それは相手が一番怖がるゾーンでもあるのだから。

まあそれが出来たからといって、この日のレッズディフェンスが崩せたかどうかは微妙な部分ではありますが。ただ、目先を変えるという意味でも、幅を広げて柔軟性を作るという意味でも、チャレンジしていって欲しいなと。出来るだけの選手は揃っているはずだから。大ちゃん、期待してるよ。山瀬、早く帰ってこい。FW、もっと引き出せ。

ということで、とにかく糧にして欲しいなと。あ、レッズの事やり忘れた。やりましょう(ちょっと自棄)

・高質なる主体的ディフェンス -持ち続けた主体性-

3点を取った個々の前への推進力や技術の高さというのは、これまでのレッズのレポートの中で結構取り上げたのだけど、今回生で見て改めて気づかされたこと。それがレッズというチームの完成度の高さ。去年まではそこまで感じなかったのだけど(まあ対等な関係で戦ってなかったからね)、この試合ではディフェンスラインを中心にチーム全体で高い意識を持った守備がとても素晴らしかった。プレス&高い位置でのアプローチ、マーキング、カバー、ラインコントロール、どれも高質なものだったんだけど、特に良かったのはディフェンスラインの相手をコントロールする術。

一例。ターゲットにはマークにはきっちり付くのだけど、長いボールが入ってくるタイミングの時にある程度ラインを動かして(フェイントみたいな感じで)、セカンドボールを狙う選手の予備動作を制限させていた(結果的にはボールの長さを見ながら下げるし、マリはその裏に抜けるような予備動作が意識としてほとんどなかったけど)

非常に小さな事なんだけど、ラインを上げる動作をすることでオフサイドを警戒させて、脅しを掛けているような感じだった。そういうことで裏へのアクションを規制させて相手をコントロールすることで主導権を握ってディフェンスすることが出来ていたのかなと。ましてやそこで前に出してもらえば、前に強いレッズディフェンスはある程度どんな相手でもどうにかなるという自信もあるだろうし。だからこそ、"主体的"なディフェンスな訳です。もちろんそれがチーム全体で上げるときには思い切ってラインを押し上げたりと、チームタスクと連動しているのは言うまでもなく、細かいことまでしっかりと詰めて出来ていることには、本当に敵ながらあっぱれでした(いつも出来ているかどうかは確認する術がないので、とりあえずはこの試合限定と言うことにしておいてくださいな。次に又レッズを生で見る機会があれば、確認してきます。それと、マリもマツがやると結構細かく動かして相手をコントロールするよ、マツの場合はオフサイド獲りに行く方が傾向としては強いかな)でもトゥーリオ嫌い。

ということでここまで。あー、次々。多分選手評もやるよ、言いたいことが山ほどある。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 25, 2006

3月25日の徒然とした感想。

一昨日のレッズのレポートの最後に「勝っても負けても・・・」みたいなことを書きましたが、やっぱり負けると悔しい・・・・(当たり前か)しかも完敗だもんなぁ。レッズ強かったよ。今日は疲れちゃったし、録画を見る気も起こらないので、雑感更新で。明日になったらきっと普通のレポートが上げますので。

・抜けるような快晴、ぽかぽかした陽気、スタジアムへの道では桜も咲いてたりと、まさしくピクニック日和サッカー日和。

・ここまで4連勝してたじゃないですか、まあそんな好調の中でその流れを大事にしたいなぁと言うことで試合のある日は験を担いでいたわけです。プレビューをやらないことだったり、ゲームの日の服装を全部同じモノにしたり(ユニからタオマフ&ニットマフラー、ジャケットにシャツにパンツに下着、靴下、靴、鞄、時計にシリコンバンドまで)、北ゲートから入ったり、その日に食べるものも同じにしたりしてたのですが、今日は1つだけ出来なかった、それが食べるもの。その食べてたものが普通に牛丼だったのですが(僕の生活レベルが見える)、今日は胃の調子が悪くて何も食べずに言ったわけで、それがまずかったのかなぁと今更ながらに後悔したり。

・スタジアム入りは13:20分ぐらいだったかな?Jr.ユースはレッズが強いのかな?個人技は向こうの方が上だったねぇ。結局最後はミスから失点、1-2。どんまい。

・最初は埋まるかなぁと思ったけど、マリのゴル裏もレッズのゴル裏も2階席までびっしり。まあホーム側はサポだけじゃない感じもあったけど(アウェー側は真っ赤っか)、やっぱり注目度高かったね。それは本当に良かった。

・決まった範囲以上の所に段幕を張ったことが問題になってるようだけど、全く気づかなかった。バクスタ見えなくて当たり前なんだけどさ。個人的には「Our Home,Our Field!Yokohama」ってやつが赤い段幕に隠されたことが気になった、スポンサーのやつは隠しちゃいけないんじゃなかったっけ?あれはスポンサーじゃないのか?

・ビッグゲームになるといつも緊張して、ドキドキドキドキしてしまう自分。いつもなら、入場前のPVでぐーっと上がってくる感じなんだけど、選手紹介の時ぐらいからずっと来てたね。

・隣の人の拍手の音が異常にでかくてびっくりした。何となく自分の二倍ぐらい。わからないけど手の大きさなのか、叩き方なのか・・・・。しかも、声を上げるタイミングが一緒だったりして苦笑い。

・ゲームの方は平均的に見て、前半まではとても良いゲームだったのではないでしょうか?ぴりぴりするような緊張感の中で厳しい中盤のせめぎ合ってとても締まっていたかなと。時計が進むのが早い早い。

・まあ後は明日かな。対戦してみて改めてレッズのやっていることは間違いなく正しい方向に進んでいて熟成も進んでるのに対して、逆説的にマリの方は曖昧な部分も多く、まだまだ考えなきゃいけないことがあるってことかな、現時点ではね。まあ素直に、「力の差はあった、歴然たる形で」ということ。これは受け止めないと(素直、まあある程度覚悟してた部分はあったからかも知れないけど)

・やっぱり忘れそうだからちょっとだけ。転載しても良いように。

"ゲームの展開として、どんな形であれ、先制点獲られたことは痛かった。先制点というファクターが生まれたことで、レッズとしてはよりやることがはっきりして、パフォーマンスが一気に上がった感じも見受けられた。完全にゲームの主導権をレッズに持って行かれてしまっては、勝つのは難しくなったのも道理だったのも知れない(攻めてたけど、攻めざるを得ず、型を崩した攻撃が多かったし、想像を超える事は出来なかった)

・てゆうか、あの時間帯でどっかんどっかんは早くね?しかもオーシやら久保に放り込むだけ放り込んでセカンドボールを拾うなり、裏に抜けるなりのアクションは整備しきれてなかったりと、力任せも良いとこ。その力でも負けて(くそったれ闘莉王を中心にレッズのDFラインはとんでもなく素晴らしかった)ほとんどはね返されてたのだから、焦りすぎで頭の部分は働いてなかったかなぁ(指示したであろう岡ちゃんにしても)やるのはいいんだけど、運任せじゃなくてしっかりとした共通意識を持ってしないとね。この辺は反省点。

・正直2点差で済んだと言うようなゲームでしたよ。達也が頑張らなかったら虐殺されてもおかしくなかった訳だし。ただ、Jrユースのまねしちゃいかん。

・明日書こうと思ってるテーマ。
1,放棄してしまった繋ぐサッカー

2,はがれたメッキ(ビルドアップとアタッキングサードにおける質と実効性)

3,No.17

4,ハード&クレバーなレッズの高質な主体的DF

5.ワシントンさん、すいませんでした

・帰り道、一昨年だっけ?ナビの決勝かなんかの前に闘莉王が「FC東京のサッカーは腐ったサッカー」とか何とか言って負けたのを思い出した。相手には敬意を払わないと罰が当たるもんなのかも。まあ負けフラグが早々に立ってたって事ですな。

と言うことで、結局だらだら書く自分、まあためずに発散ですよ。明日はちゃんとやりまーす。では、ふて寝。

| | Comments (4) | TrackBack (1)

March 24, 2006

相性を超越する個の共鳴@J1 第4節 レッズ vs セレッソ

このゲームでレッズの末恐ろしさを感じたプレーがあった。前半開始早々のプレー、シンジが左サイドのスペースに流し込み、アレックスが河村を振り切ってダイレクトでクロス、ワシントンがフリーでヘディングで狙ったシーン。結局このプレーはワシントンが枠を捉えきれず得点にならなかったんだけど、これの何が恐ろしいかと言ったら、何気ないプレーが決定機となり得る技術の精度があるということ。もちろんセレッソが立ち上がりで集中しきれておらず虚を突かれていて、対応の甘さがあったことは否めないにしても、特に工夫もアイデアも付随していないプレーを決定機に出来る個々の技術力(具体的に言えばシンジのパスの力加減、アレックスのトップスピードに乗りながらフリーマンを見つけ、しっかり合わせられる精度)は、余りにも脅威。ゲーム?ドローの可能性はあってもセレッソの勝ちの目はほとんどないワンサイドゲーム。

2006 J.League Division1 第4節

レッズ 3-0 セレッソ @ 埼玉スタジアム「相性をも超越する個の共鳴」
Reds:47'小野伸二 57'ワシントン 79'田中マルクス闘莉王

Super Soccer

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖、MF鈴木啓太、長谷部誠、山田暢久(→75'平川忠亮)、三都主アレサンドロ、小野伸二"余りに華麗なただいまゴール"(→67'内舘秀樹)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン(→80'黒部光昭)

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF前田和哉、ブルーノ・クアドロス、藤本康太、MF下村東美、ピンゴ、河村崇大(→57'山田卓也)、ゼ・カルロス(→53'徳重隆明)、森島寛晃(→82'柿本倫明)、古橋達弥、FW西澤明訓

真っ赤っかの埼玉スタジアム。昨シーズンの成績としてみたら最後まで優勝を争った2チームで、しかもレッズにとっては天敵と言っていい相手だけに、サポも熱が入っていたのかも。ただ、シーズン序盤のここまでの戦いぶりは全くの正反対、力の差を見せつけて相手を叩き潰してきたレッズに対して、昨年の優勝争いが嘘のように開幕3連敗とどん底のセレッソ。メンバーはレッズは相変わらずメンバーはいじらず、開幕戦から続くスタメンを並べ、セレッソの方は試行錯誤の苦悩がかいま見えるように、ディフェンスラインは前節と同じながらも右サイドに河村、ボランチにピンゴという新しい組み合わせ(ピンゴ右、河村ボランチが開幕戦の並び)。

当たり前だけど両チームの状態が状態なだけに予想通りのスタートを切る。上記のプレーでいきなり決定機を生み出すと、そのままのリズムでレッズがほぼ全ての時間帯でゲームを支配し、ワシントン、闘莉王、堀之内が決定機を迎えて、ゴールネットを揺らすことだけが足りなかったというギドの言葉通りの一方的な展開。セレッソとしてはプレスを掛けたいのにかけれず、かといってゾーンを敷いて捕まえるという作業も出来ず、本当に苦しい時間帯を過ごすが、何とか水際で踏ん張り、運にも助けられて失点だけは逃れた形。

一方的に攻めながらもゴールが獲れないという嫌な展開で迎えた後半、その状況を一つのスーパープレーで打ち破る。セットプレーからのセカンドアタック、シンジからポンテにパスが通ってポンテがシュートもヒットせず、セレッソの選手がブロックしてクリアするがそのボールがシンジの元へ行くと、下がりながらもダイレクトで叩くと、そのシュートは美しい弾道でゴール前の密集の上を抜けてゴール右隅に決まった。良くシンジがセットプレーのこぼれ球をああいう形で狙ってたのを覚えていたからかも知れないけど、頭の中に描かれていたイメージを卓越した技術で具現化した余りに美しいゴール。あの密集だからこその高さ、コース、お見事。

このスーパーゴールで勝負は決したと言っていい。セレッソは粘り強く守ることは何とか出来ていたが、守→攻という部分では何もなかった。好調時のダイナミックなカウンターの素地となり得るチーム全体の早い切り替えも、アタッカーの気の利いたポジショニングも、サイドアタッカーの長距離ランニングも、出し手側のDFラインからボールを引き出す動きも。そうなれば、常に整ったレッズディフェンス陣に迎え入れられる状態で攻撃するしかなく、四苦八苦してボールは繋いでもなかなかシュートまでは繋げられない。それに対しレッズはアドバンテージを得たことで余裕が生まれ、カウンターからチャンスを生み出し、結局ゴールの可能性の高いレッズに追加点が生まれた。上がっていた闘莉王が左サイドから斜めの楔をワシントンに収まると、その楔が収まったの予期してた様にポンテが抜群のタイミングでのサポートから一気に突破に入る。この突破は藤本が何とか凌いだが、そのクリアが味方に当たってしまいワシントンの前にこぼれてしまった。ワシントンはすかさず右足を振り抜き、押さえられたシュートが右隅に突き刺さって2点目。この後シンジ、ワシントン、山田を休ませながら一点を追加して、最終的には3-0。レッズは3連勝で、序盤の大一番Fマリノス戦に弾みを付けた。逆にセレッソは4連敗。

中二日という厳しい日程のゲームと言うこともあって、勢いの差がもろに出たゲームと言えるのかも知れませんね。セレッソは修正すらままならず、多少いじってみたところで状況が好転する要素は何もなく(逆に悪化したように見える)、レッズとしては構築しつつある自分たちのやり方をしながら、自慢の優秀な個の技術で勝負を決めた。セレッソの状態が良ければ今節のメインマッチであるゲームだと思うのだけど、余りに一方的なままゲームが終わってしまった事はとても残念だった(まあレッズな人には最高のゲームで、セレッソな人にはそんな悠長なことは言ってられないって事になると思うけど)

で、まずセレッソ。こういう短い試合感覚の中で劇的に好転するような修正が不可能なのはわかっているんだけど(だから厳しく書くのは間違っているかも知れない)、この日のセレッソは本当に「先に何もない」プレーしかできていなかった。前節はまだ自分たちが動いて相手に揺さぶりを掛けようという意欲が見えたけど、この日はただ守るだけ、西澤までもが低い位置に下がってたりと何とか粘ろう、0で凌ごうとした訳だけど、守った先にラッキーパンチ以外何もないサッカーだったのかなぁと。

今の不調は確かに深刻だけど、セレッソの昨シーズンやっていたサッカーはとても整合性のあるしっかりとしたサッカーだったはず。そのサッカーを信じて、取り戻すための手筈を整える方が不調を脱する最高の特効薬になるのかなと。まずしっかりとリトリートしながら1vs1が責任あるディフェンスをして(ゾーンを組みながら、一人一人が粘る)相手の攻勢を引き寄せながら凌ぎ、奪ったらとにかく切り替えて、やるべき事はやる(やるべき事は去年の経験で各々わかっているはず。ボランチは相手のプレッシャーを受けない位置を見つけて奪ったところからパスを引き出す。サイドの選手はとにかくパスが出ることを信じてスペースに走る、アタッカーは守備陣を信じて前に残り、起点となる西澤への速いタイミングのサポートだったり裏に抜けれるポジショニングを獲る。西澤はどんなにボールが触れなくても我慢して最前線で体を張る)これは昨シーズン、選手間の信頼関係で出来ていた訳で、本来であればその信頼関係を作り直す事から出来ればいいのだけど、それはいかんせん短期間では不可能だから、とにかくそのやり方をなぞるだけでもやった方が良いんじゃないかなぁと。具体的な選手起用に関しては、現状ではチームのタスクの根幹を一人で担わざるを得ない下村の負担を軽くするために、彼をセグンドボランチ(最近覚えた、攻撃的な第二ボランチ)に据えて守備で忙殺されるのを避け、その守備の部分を山卓か気の利くポジショニングと対応力を持ったCBをプリメイロボランチ(対となる言葉、守備的な第一ボランチ)に据えてあげるのが良いんじゃないかなと。後、右サイドは河村やらピンゴより酒本とかの方がいい気がする。彼らには状態が良くなったところでフィットさせればいい。

まあ書くのは簡単で、この不調を脱するのは非常に難しいことだと思うけど、何か一つ歯車が噛み合えば案外うまく回ったりするモノかも知れないし(まあ楽観論にすぎないけど)とにかく壊れてしまったモノは一つずつ築き直すしかないのだから、着実にすべき事を一つずつしていってほしいなと。じゃなきゃ2002年シーズンの悪夢が待ってる。

で、レッズ。この試合はセレッソが悪すぎてレッズがどのくらい良いのかよくわからなかったのだけど、試合をこなすごとに各選手感のコンビネーションが良くなっていることが伺える。前節のレポートの中でシンジ-長谷部間の縦のポジションチェンジを書いたけど、それ以外にも闘莉王-鈴木啓太の関係(オーバーラップ&カバー)、ワシントン-ポンテ(ポスト&サポート)の関係、シンジ-アレックス(スペースパス&ランニング)の関係など良い形で繋がって、スムーズに攻撃が出来るようになっているのかなぁと。特にこの試合目立ったのがワシントンとポンテの関係。
ワシントンは相変わらず足元のプレーも卓越しており、深い位置でプレッシャーを受けながらもびたっとポストを受けたり、体を入れ替えてそのままシュートに持ち込んだりと、中央でどっしりとした軸となっているのだけど、そのプレーからヴェルディ時代には見えなかった周囲を活かす才能を発揮してる感があります。で、そこにリンクしたのが、レッズのエースアタッカー、ロブソン・ポンテ。ボールを持っても持たなくても存在感を発揮できる彼の特徴は更に引き出され、このゲームの2点目に繋がったような収まったところで速くサポートからすり抜けるプレーをしたり、ワンツーで抜け出そうとしたりと、中央の変化として彩りを生み出している。ワシントンはポストを受けるのは(オフ・ザ・ボールの面でも)本当にうまいから、それが確実に出来る(体の幅もある)そして、その深い位置で行われるポストワークがこういう形で直接決定機に繋げられる様になってきたと言うことは、更に恐ろしいことになっていると言えるのかなと(僕はこういうのが真のポストプレーだと思う。中盤にずるずる下がって受けて、落としてみたいなのは意味がないと常々書いてきたけど)

それにしても、基盤が出来ているチームなのでやる仕事というのはある程度見えているからかも知れないけど、ものすごいスピードでチームができあがって、熟成されているなぁと言う感じ。レッズの個力が抜けているのは重々承知だけど、ここまで簡単に勝てちゃうものかね?すでにそんなことになってるのがとてもおっかない。しかもまだ良くなるのびしろがあるわけで(シンジがより影響力を強めて流れを作り、自分がその流れに乗るみたいなプレーが出てきたらより怖い。イメージとしてはいつぞやのイングランド戦みたいな感じ)更におっかない。優秀な選手は時間を掛けなくても感覚が合えばフィットするという、ブラジル人監督がよく言いそうな言葉があるけど、そんな感じなのかも知れない。

まあそんなチームと土曜日試合するわけですが、不思議と怖いという気持ちはなかったりします。てゆうか、勝負事だから勝つかも知れないし、負けちゃうかも知れないけど、まだ序盤だし結果よりも、それよりもこの2チームが現状の良い流れの中で、ぶち当たったらどんなゲームになるんだろうと、ワクワクする気持ちの方が大きい。まあ泥試合になる可能性もあるし、拮抗して停滞したゲームになる可能性もある。もちろん一方的な展開だってない訳じゃない。まあ過度な期待はしないけど、噛み合ったら本当に今までのJで最高峰のレベルになるような気がしてね、本当に楽しみ。この締め方に違和感を感じて仕方ないんですけど、まあそんなことは気にしちゃだめ。と言うことで今日はここまで。

*日本代表発表。まあこれはそのうち代表ネタも絡めて。最近Jばっかりで他のことに興味がある人には申し訳なかったり・・・どうしても盛り上がっちゃってね。玉ちゃん復帰おめ(ひいき)

*今回の試合はプレビューもやろうかな・・・でも験が悪そう。どうしよう。

*最近レッズのことばっかり書いてる気がする。別に好きとかそういうんじゃないんだけど、興味をそそられるんだよね、色々な部分で。てゆうかこの言い回し、ツンデレ?

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 22, 2006

波を捉えて@J1 第3節 まとめ

4節終わったんですけど、今更ながらに3節のまとめを。まあどのチームも構築段階ですが、模索が続くチーム、突き進めるチームと言う部分で差が出てきているかなぁと。まあまだまだ序盤だから、シーズンを戦う礎を作っている最中だから焦る必要もないと思いますが、そうはいってももうリーグには波が生まれ始めてる気はする。

2006 J.League Division1 第3節

サンフレ 1-4 レッズ @ ビッグアーチ「波乗りアレックス」
Sanfrecce:85'ウェズレイ Reds:28'三都主アレサンドロ 32'ロブソン・ポンテ 62'鈴木啓太 66'ワシントン

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、ジニーニョ(26'赤紙)、小村徳男、服部公太、MF戸田和幸、森崎和幸(→80'高柳一誠)、李漢宰(→60'上野優作)、ベット(→74'吉弘充志)、FWウェズレイ、佐藤寿人

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王、堀之内聖、MF長谷部誠(→83'永井雄一郎)、鈴木啓太、山田暢久、三都主アレサンドロ(→77'相馬崇人)、小野伸二(→63'内舘秀樹)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン

ゲームには波がある。それを捉えた方が勝利に近づき、捉えきれないと途端に相手にその波が行ったりする。その波は大きなモノから小さなモノまで様々だけど、この試合ではわかりやすい形でビッグウェーブが来て、そのチャンスを見事に活かしたことでほぼ勝負が決まったかなと。

その波というのが長谷部のダイレクトパスからワシントンがラインを突破しかけた所でジニーニョが足を引っかけてしまい、そのファールに対して一発退場したこと。結果として、このプレーで得たFKをアレックスが壁の横を低い弾道で抜き、下田が反応しきれずゴールしたわけだけど、このゴールでサンフレに与えたダメージは果てしなく大きかった。ディフェンスの核であるジニーニョを失った精神的動揺があった中で、先制点を奪われる。ここで何とか踏ん張れれば、挽回のチャンスもあったかも知れないけど、ここで一気にたたみ込まれて失点したことで精神的に折った形になったのかなと。2失点目に繋がるオムさんのとんでもないミスも、少なからずこういうショックが影響したモノだと思うし、それだけ大きな一連のプレーだったかなぁと。

サンフレのシーズンプレビューをやったばかりで、そのサンフレがいかにレッズと戦うのかというのは注目してたんだけど、まあ大きな波云々は置いておいても、やっぱり現状ではリスクを賄い決められずに、バイタルが空いてしまっていることが多かったかなと。ジニーニョが退場になったシーンも、長谷部の速いタイミングでのダイレクトパスが素晴らしかったにしても、切り替えきれない中で突かれたとも言えるもので、チームとしての守備に対しての考え方の甘さが出たかなぁと。丼勘定的なサッカーをするチームじゃないのだから、もう一度守備を再構成する必要性を認識させられたゲームだったのかも知れませんね(まあ中二日のサンガ戦では時間も足りなくて修正しきれず、甘い守備は相変わらずだったかも。少し時間が掛かるかも知れないね)

レッズに関しては、何となく凄みを感じるようになってきた。簡単に言えば、相手が弱みを見せたら、そこを逃さないところかな。つけ込むだけの技術もあるし、ガンバもそうだけどチームとして点の取り方が見えてきているのかなと。まあ元々力の差がある訳だから、その力を素直に出せば勝てちゃうだけの強さがあるのだけど、相手がだらしないとはいえ、これだけ簡単に勝たれちゃうと、安定して勝ち点を重ねていきそうで、とっても嫌。

気になった部分として、ジュビロ戦ではぶっつけの感があった長谷部とシンジの縦のポジションチェンジにおいて、しっかりと意思疎通が生まれていて、ポジションチェンジという位置的な要素だけじゃなく、変わったら仕事もしっかりと交換して、チームとして穴を開けないと言うことがしっかり出来ていたのかなと(まあ個人的に気になっていた部分だったからかも知れないけど)熟成路線は確実に前に進んでいて、強くなっているという感想を持ちました(素直)

と言うことで、次。

ヴァンフォーレ 1-0 フロンターレ @ 小瀬「出なかったスピード」
Ventforet:85'バレー

Super Soccer

ヴァンフォーレスタメン:GK阿部謙作、DF杉山新、アライール、秋本倫孝、山本英臣、MF林健太郎、倉貫一毅(→80'鶴見智美)、石原克哉、FW宇留野純(→52'堀井岳也)、バレー、長谷川太郎(→72'保坂一成)

フロンターレスタメン:GK相澤貴志、DF箕輪義信、寺田周平、伊藤宏樹、MF谷口博之、中村憲剛、森勇介(→87'鄭大世)、マルコン(77'黄×2=赤)、マルクス(→80'井川祐輔)、FW我那覇和樹(→65'黒津勝)、ジュニーニョ

ヴァンフォーレがJ1初勝利。3つの昇格組の中で一番早く勝ち点3を得る結果となったこのゲーム。もちろんこの勝ちの要因になったのはヴァンフォーレの選手がチームとしても個人としてもしっかりしたプレーを見せたこと(特に1vs1での対応で粘りを見せたこと、恐れず攻めたことかな)、そしてその中でバレーがエースたる所以を見せた訳で、それはそれで素晴らしいこと。おめでとう。

ただ、気になったのはふろん太の失速ぶり(だからこのゲームを取り上げたの)ここまで2試合で13得点、これだけ思い通りに獲れているとその反動で獲れなくなることは良くあることなんだけど、この日に限ってはこの大爆発の一番の要因であるプレーが生まれず、自分たちの得意としないプレーで攻めることを余儀なくされたからなんじゃないかなと。

フロンターレは誰がどう見てもカウンター型の攻撃スタイルを標榜するチーム。しっかりと守備ブロックを組みながら人間山脈のようなバックラインが強さを発揮してはね返し、攻撃センス抜群の中村を起点に一気にスピードを上げてマルクス、ジュニーニョ、我那覇が絡んで相手を一気に崩す(もちろん切り替えてサイドもどんどん上がってくる)この辺が嵌って、昨シーズン一気に上位に進出して、今シーズンその路線の熟成・継続もあって大爆発してた理由だったと思うのだけど、この試合では余りその速いアタックが生まれなかった。

まあ出来なかったことに関しては仕方ない事だと思うけど(相手がしっかりと対策を立ててきてスピードを生み出さない事をしていたこともあるだろうし、チームとして無失点を強調する余り守備の意識が強くなりすぎて、守から攻という部分で受けるアクションが少なかったこともある)、その出来ないときにどうするのか。その辺の課題がよく見えたのかなぁと。自然に速いアタックが出来ない時にどのようにしてその波を起こすのか、それともポゼッション時でも崩せるような柔軟性を身につけるのか、フロンターレが強いチームとなって相手にそう思われれば思われるほど、そういう状態は増えてくると思う。その辺を"格下"と見られていたヴァンフォーレが示したという意味で、とても意味のある負けだったのかなと。これから関塚監督がどのような修正をするのか、とても楽しみだったりします。

と言うことでその他の試合。

ジュビロ 1-1 パープルサンガ @ ヤマハ「らしくて、らしくない」
Jubilo:54'西紀寛 P-Sanga:89'パウリーニョ

FC東京 0-1 エスパ @ 味スタ「完成度」
S-Pulse:50'チョ・ジェジン

アルディージャ 1-2 アルビレックス @ 埼玉「相性通りらしいよ」
Ardija:46'桜井直人 Albirex:18'&75'エジミウソン

グラ 0-0 アントラーズ @ 豊田「玉ちゃん・・・(`・ω・´)」

ジェフ 2-2 アビスパ @ フクアリ「戻らないダイナミズム」
JefUnited:44'巻誠一郎 86'要田勇一 Avispa:40'&70'藪田光教

ガンバ 1-3 トリニータ @ 万博「信頼が生む徹底」
Gamba:32'p遠藤保仁 Trinita:1'&50'オズマール 75'松橋章太

Fマリノス 3-1 セレッソ @ 日産「伴わなくても、足りなくても」
F.Marinos:13'&56'マグロン 87'マルケス Cerezo:1'森島寛晃

と言うことで旬を逃した感はあるけど、尻を拭き忘れた感じで気持ち悪かったし(この言葉っておかしくない?尻って普通拭き忘れないっしょ)、気になったことは書き残しておきたかったのでとりあえずすっきり。ジュビロの西のゴールの展開が素敵だったのと、エジミウソンのカンフーキックが印象的。後藪田のヘッドも綺麗だったね、あんなに決定力あったとは・・・(運動量勝負の選手だと思ってた)まあとにかく3節はこれでおしまい。この後4節やりますよ、と言うことで今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

まさに、良い流れ@J1 第4節 トリニータ vs Fマリノス

厳しい中2日の日程の中で、遠距離大分遠征。そんな中でしっかりと勝ち点3。うん、素晴らしい。内容も前半はかなり良かったし、スタメン変更もスムーズ。正直前節ガンバ戦のトリニータを見ていてもっと難しいゲームになると思ってたので(もちろん簡単な相手じゃなかったし、苦労したけど、僕の予測的にはもっと苦労するかなぁと思ってた。最近勘が当たらない、てゆうか前から勘は当たってないんだけど)、しっかり勝ってくれたのはうれしかった。まあ簡単にだけど早速。

2006 J.League Division1 第4節

トリニータ 1-2 Fマリノス @ 九州石油ドーム"九石ド"「まさに、良い流れ」
Trinita:78'柴小屋雄一 F.Marinos:3'栗原勇蔵 30'清水範久

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二、MF上野良治"冴える戦術眼、MOM"、マグロン、吉田孝行(→75'田中隼磨)、ドゥトラ、清水範久"らしくてらしくない"、FW大島秀夫"祝・今季初スタメン"(→70'久保竜彦)、マルケス(→89'坂田大輔)

トリニータスタメン:GK西川周作、DF柴小屋雄一、深谷友基、福元洋平、MFエジミウソン、トゥーリオ、梅田高志(→78'増田忠俊)、根本裕一、西山哲平(→59'内村圭宏)、FW高松大樹(→75'松橋章太)、オズマール

今シーズンからネーミングライツで「ビッグアイ」から「九州石油ドーム"九石ド"」と変わったこのビッグアイでのゲーム(駄目じゃん、だからビッグアイって言っちゃ)Fマリノスは中二日という連戦での疲労、抱えている怪我などを考えて、トップ下に清水、トップに大島を据えて望む。トリニータの方は、前節のガンバ戦でマグノ・アウベスのシュートを左手に浴びて骨折し、上本が4週間の離脱のため欠場。又、前節鬼神のごとき水際の粘りを見せていた三木も欠場とDFラインに怪我人続出。その穴に柴小屋、深谷が入った(深谷は間に合ったのね)

ゲームの方は簡単に。開始早々、オズマールに美ビラされたモノの右サイドからのFKを活かして、先制点を奪う(ドゥトラが蹴ったボールはニアに入ったマルケスを狙ったもののこれはトリニータDFに凌がれる。しかし、下がりながらのクリアだったため、しっかりとしたクリアにならずそのままゴール前を通過するような形になり、大外に走り込んだ勇蔵がボレーで叩き込んだ)

この日は先制点を奪っても緩むような雰囲気を微塵も感じさせないFマリノスは、しっかりとトリニータの攻撃パターンを封殺。出所にしっかりとアプローチを掛けながら、トリニータの攻撃のとっかかりとなる2トップへのフィードを狙ってはね返し、そのセカンドボールを支配することでトリニータに思ったような攻撃をさせずにポゼッションを握る。そして、完全なFマリノスペースの中で30分には追加点(マルケスのアーリークロスでオーシが前で潰れると相手が後ろにすらす形でボールが流れ、そこに走り込んでいたのはジロー、角度がないながらダイレクトで狭い方に押し込んで決めた)、理想的な展開で前半を2-0で折り返す。

後半、2点のビハインドを返すべく積極的に出てきたトリニータの裏を突く形で速いアタックを見せ、左サイドから高い精度のクロスから決定機を生み出す。ジロー、オーシと立て続けにシュートに繋がるがこれは決めきれず(吉田も惜しかった)徐々に足が止まり始めて、トリニータにペースが移ると完全に攻勢にさらされることになる。

流れが変わるきっかけとなったのが交代策。西山→内村で流れを変え、攻撃を加速させたのが高松→松橋だったかなぁと。内村はFマリノスのプレッシャーが段々弱まったところに投入されると、柔軟にポジションを変えながらボールに絡み、柔らかいタッチとアイデア溢れるプレーでフィード任せの攻撃のリズムを変化させた。松橋は豊富に動き回りながら攻守を繋ぐ役割をこなしてより攻撃をスムーズにする役割を担って更に攻撃を活性化させた。結局Fマリノスはその攻勢に押しつぶされる形で失点。右サイドからの根本のFKがゴール前の混戦をすり抜けてそのままゴールに吸い込まれた(少し触ってた訳だけど)。このゴールで勝負は切迫。

より攻勢を強めるトリニータに対して、Fマリノスは完全にカウンター。交代で入っていた久保が2度ほど決定機に絡むが決めきれず、勝負を決めきれない。しかし、決めきれなかった中でもタイムアップまでキープしながらやり過ごし、何とかリードを守りきる形で逃げ切り。開幕4連勝はサッカーの苦しい中での勝利だった。

シャムスカのコメントじゃないけど、Fマリノスも前半と後半でだいぶ表情が変わったゲームだったのかなと。もちろん相手のあることでトリニータが持ち直したというのもあるのだけど、Fマリノスとしてはよく言われるおっさん軍団の性なのか運動量が落ちて、フレキシブルなサッカーを維持することが出来なかった。ただ、その裏には前半の出来の良さがあったわけでとても印象に残った。相手の攻め手を完全に押さえ、自分たちのやりたいようにゲームを進め、(まあこれは言い過ぎだけど)2点という大きなアドバンテージを奪う。これで後半に相手が空けたスペースを使ったカウンターでトドメを刺せていれば楽に勝てたのだけど、まあそこまでうまくいかなかった事は逆にチームには良い薬(浮かれちゃうと、手痛いしっぺ返しが待ってるし)チャンスを生かすと言うことは継続的な課題として捉えていかなければなんだけど、ゲームの展開は置いておいて、中2日でのゲームと言うことを考えればこんなモノかなぁと。

で、この試合の注目点は、ここまでずっと同じスタメンで戦ってきた中で始めてターンオーバーでスタメンだったジローとオーシ。まあ岡ちゃんのコメント通りでとても良い仕事をしてくれたのかなと。個人的にはジローは大ちゃんよりもフィットしているという印象すら覚えるほど(あくまで現状のコンディションとかを鑑みた上ではね。それと大ちゃんはバランサーとしても柔軟にプレーしているから一概には言えないんだけど)、広範囲で積極的なランニングでチームを活性化させていたかなと。マルケスがかなり幅広く動くのでどうしても前線が薄くなるのだけど(まあそこに鮪が顔を出してゴールを獲ってたけど)、その空いたスペースに出る事で厚みを加える事が出来る。まあそういう意味での適正として、あっていたのかなと。

オーシに関しては現在のチームがある程度攻撃構築能力に長けていることを考えたら、彼の良さはもっと活きると言う可能性も見えたかなと。もちろん雑な所もあるし、反応不全なところも多いのだけど、マルケスがサイドに流れて中央にボールを供給する事を主体にプレーするだけに、彼のようなクラシカルなCFWにとってはとてもおいしい状況が転がっているはず。試合感が戻れば結構やってくれるんじゃないかなぁと。まあ現在の攻撃の核となっているマルケスとの相性が良いんじゃないかなぁという共通点ですな、マルケス頼みになってる気もするけど。

まあ浮かれずに一つ一つですな。トリニータが怪我人の影響もあってガンバ戦ほどの集中力やタスクの徹底が見られなかったのはラッキーだったと思うから、「4連勝、うひょー」ってやってたら、次に痛い目見ると思うし。とにもかくにも今節勝てて良かった。苦しいゲームをしっかり勝つのがリーグタイトルのためには必要。うん、今は良い流れ。

さて、次節はレッズ戦。ここまでどちらも高いポテンシャルを存分に発揮して一つ頭抜けているパフォーマンスを示しているだけに、Fマリノスが(レッズもね)良い流れのまま入ってくれるのはとても嬉しい。このゲームでは色々なことが見えてくると思うし、チームのポテンシャルが計れると思う。どんなゲームになるかは正直予測が付かないのだけど、力比べ的なゲームになるのは間違いないと思うので、とにかく積極的にチャレンジして今のFマリノスの力を見せてほしいなと。まだ序盤だしね。あ、ずれた。と言うことで今日はここまでです。明日は3節のまとめ、で、その後4節の気になるゲームをやる予定、予定は未定。

*本編にうまく入れられなかったから、ここで書いちゃうけど良治たん、良いねぇ。鹿島戦である程度このチームでの役割を見いだして、質の高いポジショニングとタイミングの良いボールの絡みでチームをまさに支えてる。連戦だけに疲労は大丈夫かな?

*那須頑張れ、超頑張れ。きっとチャンスは来る、だからこそこういう出れないときに自分の足りない要素を見いだして、更にレベルアップしたいね。難しいことだけど、そのチャンスが来たときに力を発揮できるように。今は辛いときだけど、みんな那須には期待してる

*祝・WBC優勝!奇跡だね、奇跡だよ。勝ちながら段々強くなっていった感じで、この日もプレッシャーに苦しみながらも、チームの繋がりを感じるゲームだった。やりたいスモールベースボールが一番出来てた気がする。足も小技も使ってたし(西岡のプッシュバントは芸術だね)松坂はもう一回引っ張っても良かった気もするけど、まあ結果論かな。とにかくおめ、特に王さんおめ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 19, 2006

信頼が生む徹底@J1 第3節 ガンバ vs トリニータ

昨日のエントリーでやりたい試合を並べましたが、その前にやらなきゃいけない試合があったので、先にまず。次節当たるトリニータとチャンピオンガンバの試合。次当たるから、その事前予習もかねて。印象?集中力は魔法の力、信頼が生む徹底、逞しい水際の攻防戦。

2006 J.League Division1 第3節

ガンバ 1-3 トリニータ @ 万博「信頼が生む徹底」
Gamba:32'p遠藤保仁 Trinita:1'&50'オズマール 75'松橋章太

Super Soccer

ガンバスタメン:GK松代直樹、DF加地亮、シジクレイ、山口智、家長昭博、MF明神智和、橋本英郎(→68'播戸竜二)、遠藤保仁、二川孝広(→84'前田雅文)、FWフェルナンジーニョ、マグノ・アウベス"古巣対決"

トリニータスタメン:GK西川周作、DF福元洋平、三木隆司、上本大海"マグノ・クラッシュ"(→71'柴小屋雄一)、MFエジミウソン、トゥーリオ、梅田高志、根本裕一、西山哲平、FW高松大樹、オズマール"お目覚め"(→66'松橋章太)

前節、持ち前の攻撃力が爆発して大勝したガンバと狙い通りながら終盤にサンフレの粘りに初勝利を逃したトリニータの対戦。共に前節とスタメンは同じ。唯一のナイトゲームながら、天候の悪さも手伝ってちょっと寂しい客入り(うーん、雨だと困ったもんだねぇ)

前半
ゲームはいきなり動く。開始早々、左サイドからのCKを得たトリニータは梅田のキックからオズマールという形でモノにして先制点を奪う。オズマールはヤットのマークをモノともせずヘッドで合わせ(最後は三木に押し出された形で山口に当たって吸い込まれた形)で来日後公式戦初ゴールを決めた。武蔵丸に似てる。

いきなりビハインドを背負ったガンバでしたが、攻撃のリズムは悪くない。中盤でボールが回り、二川が触媒となってチャンスを生み出す。フェルナンジーニョ→二川→加地と繋がってグラウンダーの流し込むようなボールからフェルナンジーニョの決定機を演出すると(フェルのシュートは西川周作ファインセーブ)、その後も小気味いいパス回しで攻撃のテンポを作る。しかし、リトリートしながらバイタルを消すことを徹底したトリニータがこれを凌ぐ形で時間が経過する。

トリニータのリトリート&バイタルケアを徹底したディフェンスに苦しんでいたガンバでしたが、思わぬ形というか虚を突く形で同点ゴールが転がり込む。左サイド一本のフィードからマグノが空いてディフェンスの裏を取って独走、三木が何とか間に合って後ろからプレッシャーを掛けるとフィニッシュは枠の外へ。何とか難を逃れたかに思われたが、腰の辺りを掴んで押した?又は引っかけた?という厳しい判定でPK宣告。ちなみに主審はJ1デビューの前田和哉氏。このPKをヤットが落ち着いて沈めて同点。トリニータにとってはアンラッキーとも言える失点。この後もガンバが攻め立てるが崩すまでには至らず、結局前半は1-1。

後半
後半もゲームの展開は変わらず、しっかりとリトリートしながら守って、二人のポストワーカーを起点にシンプルな攻撃を狙うトリニータに対して、ポゼッションしながら手を変え品を変え変化のある攻撃を次々に仕掛けてトリニータDFを崩そうとするガンバという展開。しかし、展開とは逆にゴールを奪ったのは守勢に回らざるを得なかったトリニータの方。左サイドからのFK、梅田のキックからオズマールがヘッドで強烈に叩き、ポストをかすめてゴールに突き刺さった。ニアでヤットのマークを外し、フォローに来たシジクレイをモノともせずに(当たられても全く体がぶれない)抜群の態勢のヘッドだった。梅田のキックもドンピシャ。てゆうか、ガンバは前半で失点したにも関わらず、そこでマーカーを代えることをしなかったのは失策だったかな。明らかに体格面でミスマッチだった。

これで、完全に攻撃モードにスイッチが代わったガンバ。橋本に代えて播戸を入れ、2トップは播戸とマグノ、OMFに二川とフェル、DMFに明神とヤットという形に。相変わらず中盤ではテンポ良くボールが回り、アタッキングサードでは個人技と小気味いいパス回しが融合する形でチャンスを生み出すが、相変わらず集中力が高いトリニータディフェンスはペナ、バイタルで隙を見せない。そんな展開の中で、ガンバが攻勢に出ていた隙を突いて3点目が生まれる。オズマールに代わって入っていた松橋がスルーパスに反応、山口が何とかスライディングでコースを変えたモノのカットするには至らず、完全に抜け出すと落ち着いて松代の股下を抜いて1vs1を制し、3点目。的確な現状把握、選手の特徴を鑑みた選手選択、シャムスカの見事な交代策が実った。

これで更に苦しくなったガンバでしたが、トリニータの収縮が遅くなり、又播戸が入ったことで更に攻撃は鋭さを増す。(以前も書いたけど)播戸が入ると深い位置でファーストアクションが起こるので相手の意識を引きつけることになり、それをうまく利用して巧みなダイレクトプレーでいなしてマグノを活かすという形がなどが出たりと、とてもイイ展開が生まれる。播戸自身もサイドから入ってくるボールに対する反応を良さを見せるなど質の高い攻撃でガンバのリズムに乗っていい形を演出する。しかし、イイチャンスを作っても、この日のトリニータDF陣の集中力は途切れることなく最後まで維持。西川も最後の所ゴールに鍵を掛け、結局前半のPKによる一失点に抑えた。結局1-3でトリニータが2006シーズン初勝利、万博では2連勝(だそうだ)

結果は別にして、ガンバは出来は悪くなかっただけに(てゆうか良かった、3節で一番イイぐらい。個々のコンディションは前節に続いて良さそうだったし、人が早く反応してパスコースも生まれていたし、周囲の呼吸も意図も合っていた)、それだけトリニータの徹底したディフェンス意識が素晴らしかったのかなと。そういう意味ではガンバ・トリニータ共にパフォーマンスを示したゲームだったのではないでししょうか。

トリニータとしては、マグノ・アウベス、吉田孝行を失い、開幕戦でFC東京にいいようにやられてと、チームとしてのベクトルをより現実的な方向に向けざるを得なかったのかも知れないけど、その分とてもやっかいになった印象。フォアチェックはしながらも(良く追って、ボランチからのスムーズな展開をさせない意識がしっかりと見えた)しっかりとリトリートして裏という選択肢を消した上でアタッカーを捕まえ、それに沿わせる形でMFラインをぐーっと下げる。都合、ガンバのアタッキングサードには大体7枚の壁が出来て、それを崩すのは並大抵の事じゃない(それを崩していたんだから、ガンバはそれだけ出来が良かったと判断したのよ。端から見るほど簡単な事ではないと思うから。小さなスペースを見いだしながら、技術の確かさとアイデアで良くやっていたと思う)で、攻撃に出るときはとにかく高松、オズマール。二人が縦の関係を保ちながら、競るなり、キープするなりして前でボールを納め、下がっていたMF陣の上がる時間を稼ぐことが求められていたが、そこで何とか二人が頑張ったことで攻撃が繋った(元々切り替えの早いチームだけど、この試合でも全力でMF陣がピッチを行き来してた印象。そういう部分も徹底出来ていたのかな。で、上がってこれればトゥーリオがバイタルで攻撃に変化を付けたり、両サイドが精度の高いボールを入れたりとある程度形を作れていた)

はっきり言って、色気も面白みもないサッカーなんだけど、すべき事をチーム全員が意識し、そしてピッチの中で徹底してプレー出来ていたことが、純然たる強さに繋がっていた(褒めすぎな気もするけど)まるで以前のアズーリのカテナチオと言う感じかな。選手の監督への信頼感が我慢が必要なタスクでも徹底してやり続けられる集中力に繋がり、監督もその信頼に応える形でチームが勝てるタスクを出し、素晴らしい采配を見せる。そして結果に繋がる。信頼という要素がうまく循環して、チームとしてもとても価値のある一勝だったのではないでしょうか。

で、次節当たるわけですが、正直困ったちゃん。まあ攻撃に関してはとりあえず緩慢なプレーさえなければ何とかなるかなぁと思うけど(高松との競り合いに負けないこと、そして縦の関係で裏を意識してるオズマール、松橋に対して警戒することさえ出来ればある程度攻撃を寸断することは出来ると思う。サンガ戦、そして昨日のセレッソ戦と大体勇蔵が頑張っているけど、1、2本裏に抜けられるシーンもあっただけに、その裏に抜ける選手を捕まえるべき佑二とマツの集中力維持が必要かなと。多分、中盤で収縮プレスを掛けるような展開にはならない)、崩す方は本当に大変。まあその日のチームのタスク徹底の意識、集中力などがどういうレベルでやってくるかわからないけど、この日のようなレベルでやられると本当に崩すのは難しいと思う。あれだけ引かれるとスペースがないから、一つ一つのプレーの正確性(パスのアングルやファーストタッチの精度、スペースを見いだして動く意識、次のプレーの予測)、そして崩しのためのアイデアを問われるのかなと(ボランチへのプレスも掛けてくると思う)まあこれはガンバ対策で、Fマリノスは中央から崩すというチームではないので(それがいいかどうかは別にして)、違うタスクを選択してくる可能性もあるけど、最終的にシュートを打つゾーンに人がいっぱいいるとなると、やっぱりなかなか苦労するんじゃなかろうかと。難しいゲームになると思います。オーシに期待してる(何となく)

後セットプレーね、梅田や根本が素晴らしいボールを蹴ってるし、何よりもオズマール(僕の中では武蔵丸)強いよ、特に空中の競り合い。前に入られるとちょっとやばい。背はでかくないけど、嫌らしいポジショニングを取ってくるし、ごちゃっとしたところでも躊躇なくつっこんでくるから、注意が必要かなと。マーカーは佑二が高松、出てくるのであれば勇蔵が深谷になるだろうけど、オズマール(ちなみにそんなにスピードはない感じ、まだトップコンディションじゃないのかも知れないけど)にも最大限の注意を払うべくマツをぶつけたい。

ガンバの方は、とても良かったと思う。トリニータのカテナチオばりの水際の粘りと集中力に阻まれたモノの、ボールの回り、人の動き、コンビネーション、非常にスムーズであれだけ引かれた相手に対しても、これでもかと言うぐらいの変化を加えて崩していた事を考えたら、出来てきたなぁと言う手応えは感じられたのではないでしょうか。ゼロックスから4試合だけど、中盤のボール回しがスムーズになってからは中盤の生み出す流れにアタッカーが乗る形でチームの攻撃の型というのが出来てきたと思うし、後は細かいコンビネーションの詰めだけだと思う。播戸も悪くない(僕はスタメンで使うことをおすすめしてるけど)ガンバは常にアイデアのある攻撃を求められているだけに(個人能力ごり押しや雑な攻撃だけになると途端にゴールを獲れなくなる可能性もある)、チームとしてしっかりと中盤の構成力を維持したいところかな。

まあこんな感じかな。昨日から、ちょっとうまく行き過ぎだよなぁと思ったりしたので、火曜日は締めて掛かってもらいたいなと(全くゲームと関係ない)まあとにかく観客が少なかったけど、雨の中来てくれた観客に応えるとても白熱したイイゲームだったことはとても良かったのかなと。と言うことで、ここまで。

*そういや昨日のエントリーで書き忘れたけど、蝶野は入場前にもドラゴンみたいに挨拶に来たの?で、なんかした?行くのが遅くて太鼓叩いてる時ぐらいだったんだけど、maliciaさん達にブーイングされてたから。それともどっか違うところのサポだから?実は蝶野の入場曲好き

*採点は何とか明日にでも時間があれば・・・・やらないかも知れないけど、やるかも知れない・・・・。

*祝・WBC決勝進出。ようやく本来の力を発揮したというか、とにかくくそったれコリアに勝てたことは喜ばしい。おめ。てゆうか福留あの場面でよく打ったなぁー。上原も球きれてたねぇ(ここ数年球速は大体140超えるか超えないかって感じだったのに、今日は140中盤だったし)

*くそったれコリアに勝つ方法って何となく見えた気がした(どんな競技にしても)糞高いプライドをぼきっと折れば結構ヘタレになったりするんだね。まあそれまでが大変だけどさ。サッカーの場合はそうはいかないんだろうけど、一度は大量得点で勝つところ見てみたいなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

伴わなくても、足りなくても@J1 第3節 Fマリノス vs セレッソ

とにもかくにも勝った。うん、良かった。中身は何とも言えないのだけど、勝ったことが良かった。うん、それが大事。

2006 J.League Division1 第3節

Fマリノス 3-1 セレッソ @ 日産スタジアム「伴わなくても、足りなくても」
F.Marinos:13'&56'マグロン 87'マルケス Cerezo:1'森島寛晃

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二、MF上野良治"屋台骨"、マグロン"本鮪・大トロ"(→75'河合竜二)、吉田孝行(→63'田中隼磨)、ドゥトラ、奥大介(→53'清水範久)、FW久保竜彦、マルケス

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF前田和哉、ブルーノ・クアドロス、藤本康太、MFピンゴ、下村東海、山田卓也(→61'酒本憲幸)、ゼ・カルロス(→85'柿本倫明)、森島寛晃"あんたすげーよ"(→79'徳重隆明)、古橋達弥、FW西澤明訓

低く垂れ込めていて、いつ雨が降るかなぁという感じの空模様。耐えきれずに試合前にぽつぽつと降り始めて、雨の中の試合開始となりました(そういう予報もあったから観客数が伸びなかったのかな、2万割れ。残念)で、メンバー。Fマリノスの方はスタメン、サブ共に第2節と同じ。久保が相変わらず一人情報戦で出場も危ぶまれていたモノの結局スタメン出場。那須残念、次はあるよ。セレッソの方は前節の大敗の影響もあって、右サイドに入っていたピンゴを本来のボランチに据え、その右サイドには山卓。バックラインには大きなミスをした柳本から昨シーズン頭角を現した藤本が入った。

前半
ゲーム前の下馬評はFマリノスの圧倒有利と伝えられていましたがしかし、その下馬評をあざ笑うかのような展開に。開始早々、左サイドを突かれると、FK。クイックスタートからゼ・カルロスに左サイドから抜ききらずにクロスを上げられると、勇蔵の前に入り込んだ森島がダイビングヘッド。このヘッドが素晴らしいコースに飛び達也及ばず。虚を突かれたようにあっさりと先制点を許してしまう。

セレッソは、この先制点に満足することなくラインを押し上げて全体の距離をコンパクトにし、そしてしっかりと人を捕まえながら前からプレスを掛ける。特に前のアタッカー3人がDFラインに対して執拗にアプローチを掛けてきて、人の動きが緩慢なマリノスはビルドアップから苦しんでしまう。しかし、そんな苦しみとは別にゲームは動く。左サイド、エンドライン際で得たFK。奥の蹴ったキックはインスイングのカーブでニアサイドへ、反応早く吉田(宗)がパンチングで凌いだかに見えたがこのパンチングがミス。このこぼれがマグロンの前にこぼれ、マグロンは頭でプッシュし労せず同点弾。マグロンは開幕から3試合連続、4点目。

しかし、同点になったところで落ちることなくセレッソの積極的な守備と粘り強い玉際への意識は変わらず、その気迫に気圧されたのかポゼッションこそ掴んでいるモノのミス、ミス、ミス。なかなかイイ攻撃が生まれない。濡れたピッチ、相手のアプローチがあったにしても、ムーブを含んだパスがずれるシーンが散見。ただそういうミス以上に、周囲が反応せず足元パスのオンパレードとなってしまったことが非常に悪かった。自分たちが動かず当たり障りのないサッカーで楽に勝とうとした意識がかいま見えたのかも知れない。結局前半は1-1。

後半
後半になっても周囲の反応や動きは活性化せず、又ミスが続く状態にやきもき。しかし、セレッソのペースも落ちて完全に押し込む。そして、待望の追加点。イイ中盤でのカットからショートカウンターのような形で左サイドへ展開。ドゥトラ→マルケスと速いタイミングで縦に繋がり、マルケスはそのままの勢いでクロス。ニアでブルーノ・クアドロスが頭に当てたモノのコースを変えきれず流れると、ゴール前に入り込んでいたのはマグロン。びたっと足元に納めて空いていた左に流し込んで吉田を抜いて2-1と前に出た。マグロンのファーストタッチの技術、落ち着きが存分に発揮される素晴らしいゴール。

これでビハインドとなったセレッソは攻めざるを得ない状態になり、もう一度ペースを上げて同点に追いつこうと攻勢に出るが、西澤の空中戦頼みの攻撃はDF陣が厳しく競っていったことでほぼ完全に制圧。上野の卓越したポジショニングからのインターセプトも冴えて、しっかりと守る。そこから空いたスペースを使って早い攻撃も生まれ始めたが、積極性を欠いた選手がいたりと、3点目には繋がらず、徐々に押し込まれ始めて危なっかしい展開に。そして、この日最大の大ピンチ。ボックス手前で西澤にヘッドで右に落とされると、そこから古橋とワンツーのような形でボックス内に入り込まれ、最後は西澤の前がぽっかり。西澤はフィニッシュまで持ち込むが最後は精度を欠いて大きくゴールを外れ、難を逃れる。

交代策として岡ちゃんは奥→清水、吉田→隼磨とここ数戦続いてる交代の後に、立て続けに倒されて怪我をしてしまったマグロンが交代をせざるを得なくなり、河合を投入した。それに対し小林監督は展開がビハインドな事もあり、右サイド、シャドー、左サイドと次々にアタッカーをフレッシュにして、最終的には2トップのような形とした。結果的にこの交代策が実ったのは岡ちゃんの方。河合はファーストプレーで幻のゴールに絡み、守備に置いてもフォアリベロのような形でしっかりと閉めたのに対し(ジローや隼磨も相変わらず疲弊した中でチームを活性化させたり、積極性を見せたりと良かった)、小林監督が出していった選手はほとんど存在感を示せず、前に出た分のリスクをもろにかぶる形となってしまった。

結局セレッソの前掛かりのスペースを突く形でカウンターを見せ、この試合多かったミスを忘れさせるような鮮やかなパス回し(河合が持ち込んで、外に逃げた久保がフリー。ここを逃さずいいタイミングで流されると、DFの意識を釣ったところで右に入ってきていたマルケスがフリー。久保からのラストパスを落ち着いて沈めて3点目。これで勝負が決まった。結局3-1で、Fマリノスの勝ち。3連勝(11年ぶりらしい)、3試合連続の3得点、そしてフロンターレが勝ち点を落としたため、首位になった(まあこの時期の順位は、ねぇ)

勝ったから良かったにしても、とても緩いゲームをしてしまった。守備に関しては良治たんのポジショニングが嵌ってたり、勇蔵が持ち前の身体能力でジョンとやり合ったりとそれなりだったモノの(マツと佑二は・・・どうなんだろ)パスミス、ビルドアップ、反応の悪さ、アクション不全、消極的なプレーと、攻撃に置いては非常に悪かった。まあエクスキューズはいろいろあるけど、良かったのはマグロン、マルケス、良治たんぐらいで(オフ・ザ・ボールの動きでは大ちゃんを入れてもイイかな。それとミスのなかった勇蔵ぐらいかな。まあ無難な繋ぎだけど。交代で入った選手は悪くなかった)、他の選手はとても悪かった。もちろんイイプレーもあるけど、悪いプレーの方が多く、特にオフ・ザ・ボールの動きが少なかったことはとても残念。ミスするのは仕方ないにしても、動かず捕まえられてはイイ攻撃が出来ないのは緩慢としか言いようがない。まあピッチが濡れていたとはいえ、あれだけ高いラインで大してコントロールされてない裏のスペースにアクションを起こす選手がほとんどいなかったことなど、鹿島戦での出来を頭に描いていたこともあって結構がっかりだった。

まあ一時はどうなるかと思うぐらい首をひねらざるを得ないパフォーマンスだったわけですが、それでもしっかりと結果を残した。それが良かったなぁと。精神的な部分、意識的な部分に置いて緩みがあったことは否めないけど、まあこの決してイイとは言えないパフォーマンスに対してそれなりに自覚症状もあるだろうから、これが大怪我にならずに戒めとなってくれたらと。ましてや、次は中2日で、今節ガンバから初勝利をもぎ取った、そして昨シーズンはホームで虐殺されてるシャムスカトリニータだからね、今日のゲームで楽観できる要素は何一つない。

ただね、シーズン通じて絶好調のままハイパフォーマンスを示せるなんてあり得ないわけで、どうしても悪い試合もある。てゆうか、ハイパフォーマンス(鹿島戦のような)を示せるゲームはシーズン通じても3、4つぐらいで、いい調子の時はチームの戦力を考えた時、勝って当然と言えるのかも知れない。何が言いたいかと言うと、シーズンを考えた時には、こういう低いパフォーマンスのゲームでいかに結果を残すのか、そっちの方が大事だったりする。そういう意味では今日の勝ちは鹿島戦同様に(いや、それ以上に)、価値のあるゲームだったのかなと。とにかく、勝って良かった。

セレッソに関しては、とにかく色々と修正してきたことがわかった。全体をプッシュアップし前からアプローチすること、中盤で人を捕まえること、西澤のポストという形をもう一度明確にしたこと(いつもならボランチからワイドのスペースに出てくるダイナミックな展開が一本もなかった。それだけ守備も含めて厳しい意識付けがあったのかなと)など、とにかく戦術的な再構成と意識付けをしっかりとやってきたのかなと。もちろん、あれだけのダメージを受けていたわけだから一週間で修正しきれるほど簡単なものではなかったけど、とりあえずもう一度作り直す足がかりとなるゲームではあったのかなと。結果云々は別にして、今日はセレッソの方が積極的で、それにFマリノスも苦しんでいたし(飛ばしすぎの側面はあったけど)まあ今日の敗戦も又ダメージになると言われたら・・・。次レッズ?ありゃま。

今週忙しいね。ぼーっとしてたらすぐに次の試合来ちゃうもんね。がんがんやっていかなきゃ。ヴァンフォーレ-ふろん太、ジェフ-アビスパ、サンフレ-レッズなんかはやりたいんだけど、そこまで行き着くかな?まあとにかくちゃっちゃかね。と言うことで今日はここまで。

| | Comments (2) | TrackBack (2)

March 17, 2006

06' J.League 傾向と対策 -サンフレッチェ-

序盤は堅い守備を基盤にとても整理されたサッカーを展開して、上位につけたサンフレッチェ。終盤主力の怪我が相次いだこともあり失速しましたが、出来るという自信を胸に「今度はタイトル」と、鼻息も荒いです。ということで飛ばしちゃったけど、サンフレッチェ広島の傾向と対策。

・市場動向

[IN]
FW
ウェズレイ(←アトレチコ・ミネイロ[BRA]/レンタル)
上野優作(←アルビレックス/レンタル)

MF
戸田和幸(←ヴェルディ/レンタル)
中里宏司(←ベルマーレ/レンタル)
柏木陽介(←サンフレッチェユース/昇格)

DF
ジニーニョ(完全移籍に移行)
槙野智章(←サンフレッチェユース/昇格)
橋内優也(←東海第五高/新人獲得)

GK
木寺浩一(←アルビレックス/完全移籍)
河野直人(←グランパス/完全移籍)

[OUT]
FW
茂木弘人(→ヴィッセル/レンタル)
田村祐基(→愛媛FC/レンタル)
田中俊也(→愛媛FC/完全移籍)
木村龍郎(→ツェーゲン金沢/完全移籍)

MF
茂原岳人(→レイソル→フロンターレ/レンタル終了)
高萩洋次郎(→愛媛FC/レンタル)
高木和正(→FC岐阜/完全移籍)

DF
吉田恵(→サガン/完全移籍)
池田昇平(→エスパルス→ベガルタ/レンタル終了)
大久保祐樹(→パープルサンガ/レンタル→完全)
森脇良太(→愛媛FC/レンタル)

GK
上野秀章(→パープルサンガ/レンタル終了)
河原正治(→サガン/完全移籍)

優勝を狙うと「目標」として定めたサンフレッチェは、オフシーズンの動きからどん欲な動きを見せました。これまでは、自チームの優秀なユース出身選手(又は見いだした新人選手)を時間を掛けながら自前で育てて、それをチームの力に反映して来たわけですが、今年はとにかく即戦力の補強。その選手達の力を反映させて、優勝という目標を現実とするという姿勢が打ち出されていたような気がしました。

で、その象徴とも言えるのがウェズレイ、戸田という十分な実績と経験を持った選手の獲得(レンタルだけど)。まずウェズレイ。合わせる時間が少ないながらコンビを組む佐藤寿人ともフィーリングが合うのか相互理解が進み、この2試合で3ゴールという結果。シーズン入る前は年齢的な要素、日本を離れる前のプレーの低下などの不安論を一蹴。早くもサンフレッチェにフィットし始めている。

戸田の方は、まだ実力を発揮するまでには至らないけど(これに関しては下で)、彼の経験は若いチームに置いては希少な価値を持つと思うし、今年のコンセプトの中では彼のように展開を読み、厳しくディフェンスできる選手が必要なだけに、この加入はインパクト以上に価値があるのかなと。後はその期待に応えるだけのパフォーマンスを示せればと言う所なのかなと。

その他で言うと、地味ながらも木寺、河野というGKのバックアッパーを取れたのも大きいかも知れない。というのも、昨シーズン正GKの下田が怪我をして、それまで保っていた安定感が一気に崩壊したという経緯があったから。そういう意味で層の薄さを感じさせた訳ですが、そこを的確に補強できたのも大きいかなと。

放出の方を見てみると、トップチームで出場機会を得れなさそうな若い選手を一気にレンタル、又は完全という形で放出。レンタルの選手には出場して場数を経験を積ませ、完全移籍させたというのは現在チームに残っている選手へ刺激(脅し)にもなるだけに、必ずしもマイナスではないかなと。豊富な運動量で中盤を繋ぎ続けていたダイナモ・茂原(彼は残しておきたかったんじゃないかな?)の放出はマイナスだと思うけど、優秀なユースからU19の柏木・槙野を昇格させるなど、思いの外大きなプラスといえるオフシーズンだったのではないでしょうか。では、傾向。

・傾向

Sanfrecce 06
Pattern1          Pattern2
  佐藤寿 ウェズレイ     佐藤寿 ウェズレイ
森崎浩       ベット        前俊
   戸田  森崎和       李漢宰  ベット
服部公       駒野  服部公  森崎和  駒野
   小村 ジニーニョ        小村 ジニーニョ
      下田              下田

FW:上野優作、盛田剛平、大木勉、趙佑鎮
MF:高柳一誠、桑田慎一朗、中里宏司、柏木陽介
DF:吉弘充志、西河翔吾、八田康介、橋内優也、槙野智章、入船和真、中尾真那
GK:木寺浩一、佐藤昭大、河野直人

FC東京同様、もうシーズンも始まってるので、それを見た上での印象を。

小野監督が昨年まで掲げていた3シーズンで昇格→定着→優勝(を狙えるチームに)という計画は、外側から見た上ではある程度うまくいっているのかなぁという印象を抱いていたわけですが、それだけ今年の戦力、そしてチーム力の仕上がりと可能性に自信を持っているのかも知れませんね。優勝するかどうかは別にして、そのポテンシャルはあると思います。堅いディフェンスを基盤に、去年ぶつかった壁を突き破るために創造性を高めた流動的な中盤で更に攻撃に厚みと変化が加わり、そして勝負を決めるだけの力強さがあれば、普通に優勝争いに加われるでしょう。ただ、昨年からある課題、そして今年出てきた新たな課題を消化できればという限定が付くのかなと。

まず、去年からある課題。去年はメンバーが揃えばどこのチームともある程度対等に戦うことが出来たわけですが、予期しない怪我人などが出てしまうと途端にチーム力を保てなくなってしまうこと。11人のその次という感じですね。

もちろんこういうのはどこのチームでも抱える悩ましい課題であり、課題というのはおこがましいかも知れないけれど、サンフレッチェは特に(FC東京と同じぐらい)ディフェンスライン、GKという部分でこの傾向が顕著に出た。上に書いたように下田の離脱は思った以上に大きな穴となったし、小村の怪我で自慢の堅守もコンビネーション不良を起こして綻びが次々に生まれてしまった。そういう意味では長いシーズンを戦う上では大きな不安を抱えているのかなと。そうはいっても、バックアッパーが主力組と遜色ないぐらいにコンビネーションを高めて機能性を維持できるようにするというのは簡単じゃない。練習だって主力組と控え組で分かれるから主力組に入らなきゃいけないわけだし、培ってきたものがないから経験則に基づいてプレーすることも不可能。そういう意味で、ポンっと入れても機能しないのはある程度仕方ないことかも知れませんね。しかし、個で見れば若年層代表で国際経験を積んだ選手も多く、ポテンシャル的には高い選手が多いだけに、経験を重ねればもっと出来るはず。彼らがファーストチームで活躍できるとなればチームの底上げにもなるだろうし、そういう意味ではセカンドグループの選手達がいかにトップチームで力を発揮できるかというのは一つのキーとなるのかなぁと。

で、今年の課題としては、開幕節のサンフレ-鹿島戦でも書いたことなんだけど、流動的に動く中盤の中でいかにリスクマネジメントをしていくのかという部分。というより、バランスをいかに取るのかということかなと。

去年はある程度形があって、その上下動の活性化という形である程度はバランスが保てた訳ですが、今年はオリジナルポジションを崩して攻撃に出て行くと言うことで、よりそのバランスの保ち方というのは難しくなった。そこを鹿島に突かれて4失点という事になってしまったわけで、ポジションを崩すことで生まれるリスクを、いかにまかなっていくのかというのが今年のサンフレの大きなテーマになるのかなと(もちろん失点以上に沢山ゴールを獲るという選択肢もある。カラーとは違う気がするけど)

まあ課題だけ挙げて、というのも投げっぱなしジャーマン(明日も新日来襲、蝶野さん)なので、ちょっと考えてみましょうか。

Ex.1 奪われた後、奪われた選手やその周辺にいる選手がとにかくボールホルダーに対して早いチェックを掛け、前にボールを運ばせず、守備体制を整える時間を稼ぐ(フォアチェックね、いわゆる)

Ex.2 ある程度前に出て行く選手の数に規制を掛け、最低限守備出来るだけの人数を保つ。森崎和が上がったらベットが下がるとか、サイドバックが上がったらボランチからの上がりは控えるとか、簡単な数合わせを約束事として作る(西部さんのコラムじゃないけどさ)

基本的に今のサンフレのベクトルは前にしか向いておらず、確かに攻撃的な意識を感じるけど、前に掛かりすぎてしまっているから後ろでまかなえない状態になっているのかなと。もちろんそこでゴールを獲れれば無問題なんだけど、サッカーがミスゲームということを考えた時、リスクマネジメントというのは勝敗を決する一因となるのは当たり前のこと。ましてやJリーグはトランジッションゲームを得意とするチームは多く、それを鑑みたとき今のサンフレは攻めながらも常に失点の可能性をはらんでしまっていると思う。戸田やジニーニョの危機察知の速さや守備能力を活かすためにはある程度組織を整えて、守れるだけの形が必要なだけに、小野監督がいかに自分の方針と現実のバランスを取れるかという部分かも知れませんね。じゃあ対策。

・対策

基本的にべた引きするわけでもなく、向かってきてくれるチームなのでFマリノスにとっては戦いやすい相手なのかなと。どのチームに対しても自分たちの戦い方を押し通してくるだけの自信と自負があるからこそ、そういう形を取ってくるのだけど、まあいやな相手じゃないというのが本音かな?

パワーバランスは別にして、サンフレッチェというチーム自体はとても綺麗なサッカーをするチーム。森崎和を中心にポゼッションして、ポストを起点にサイドバックを使って、そして佐藤寿人の動き出しを活かすか、ウェズレイのパワフルなプレーを活かすという感じで、とても道筋がはっきりしたチームだと思うので、守る方としてもある程度見通しが付きやすい攻撃とも言える。局面的に考えれば、サイドバックがサボらずタイミング良く上がってくるので、そこをいかに抑えるのか(走り合いの側面もある)。それに合わせて佐藤寿人が抜群の感覚で合わせてくるから、それをしっかり捕まえておけるか。まあそれが守備における押さえどころだと思うのだけど、チームとして考えたときは鹿島戦のような形でゾーンで守りながらも獲りどころで収縮して中盤でボールを絡め取れればモアベターかなと。そうなれば、ボールを受けようと佐藤寿人やウェズレイがボールを受けようと外に開いてくるだろうけど、外に開いてくれたら怖さはなくなる。そういう形が出来るとチームとしてはとてもイイ守り方といえるのかなと。

攻撃に関しては上に書いてあること。動いて生まれるスペースを最大限活用してカウンターを仕掛けること。戸田もジニーニョも危機察知が早く、甘いプレーは逃してくれないけど、選択肢が増えて絞りきれなくなれば影響力は落ちる。まあそんな感じで早い切り替えから選手が沢山反応してカウンター出来ればゴールは生まれるんじゃないかなと。

まあ色々と書いてきましたが、とにかく僕が言いたいのはこれ

「前俊使え」

僕がシーズン前に書こうとしていたのは、チームのやり方は2005年と同じでも充分戦えると思うけど、攻撃面に置いては佐藤寿人が18点取っても足りなかったわけだから+αが必要。そのαに前俊のテクニックと創造力が成りえるのではないかということ。もちろん試合の出来のイイ悪いがはっきりしてる選手だし、チームのタスクをしっかりやるという観点では足りない部分もあるかも知れないけど、彼のテクニックと創造力は今チーム全体でリスクを抱えてまでやろうとしている変化を0から起こすことが出来る。それを使わない手はないでしょうと思ったりするわけです。ウェズレイ・寿人コンビが嵌ってるので出場機会が減りそうだなぁと思ってとても切ないのですが、彼は磨けばデル・ピエーロにでもカッサーノにでもなる素材と言うことを考えてほしいなと、ねぇ?小野監督(チームのことはどうでもいいような書き方 苦笑)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実はまだ2戦目(トリニータ戦)を見ていないので(今日見ようと思ってる)、好転してたらどうしようと思うわけですが、まあそのときはそのときですな。基本的には前俊をもっと見せろと言うことですよ。彼は俊輔の後に10番を背負うポテンシャルを持ってる選手だと思う。だからもっと使おうよ。ひつこいね。サンフレ自体もとても楽しみなチーム、リスクを掛けてでもという意欲の中でいかにリスクをコントロールするか。その課程は見ていきたいなぁと思うし(最近オシムの言葉でリスクリスクというけど、その裏のリスクマネジメントを語らないのはこれいかに)、綺麗なチームだからね。ということで、今日はここまで。明日はJ1第2節。マリ-セレッソやるよ。

*遅ればせながら、腹の出てる熊、手に入れました。コンビニではアピールするように阿部っちが三つ並んでてマツのは見えなかったから買えなかったけど、スーパーで普通に段ボールのまま出してあったから、そこで(何故か)反射的に2つ買っちゃいました。でもこれ、ストラップでもキーホルダーでもないので、何にも付けたり出来ない。とりあえず飾ってあるPlaymobilの中に置きました。

*そういや、マツがらみでもう一つ。今週のサカマガを今更読んでるわけですが、Jのトレーディングカード発売を記念してか、そのプロモカードが付いてたわけですよ(2枚。だから30円増し)で、各チーム一人ずつで2枚だから1/9の確率。出たよ、松田直樹(もう一枚はエスパの平松)なんか、マツに縁があるのかもしれん。

*当分プレビューはやりません。諸事情(今は言いたくない、効果が薄れそうだから)のため。山卓右サイド、ピンゴがボランチらしいね。まあ予想通り。難しいゲームになると思いますよ。精神的にもタスク的にも。Fマリノスにとっては主体的な崩しとリスク管理が問われるゲームになりそうですな。

*しかし、ピンクの山卓を想像すると笑っちゃう(どうも違和感が・・・)明日はアウェーだから白なんだろうけど。そんなピンク山卓も見れて(だから白だって)、試合前には蝶野も見れて、超絶テクニシャンの技術も、将軍様オーバーラップも、昇竜の舞も、西澤の襟も(今年は付いてないか)、最も腰の低いJリーガーも見れる日産スタジアム、来たらいいじゃない。ちなみに14:00開門、16:00KO(宣伝。20000超えるか超えないかって寂しいじゃない。何とか25000行ってほしいなぁ)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 16, 2006

06' J.League 傾向と対策 -FC東京-

4年間続いたヒロミ体制が終わりを迎え、新たなステップに進むべくブラジルから若き知将アレシャンドレ・ガーロを招聘してブレイクスルーを狙うFC東京の「傾向と対策」を。おい、サンフレとふろん太飛ばしてるじゃん、ってその通りです。じゃあ何でFC東京が先か。理由は簡単、昨日見たから。ということでスタート。

・市場動向

[IN]
監督
アレシャンドレ・ガーロ(←サントスFC[BRA]

FW
川口信男(←ジュビロ/完全移籍)
小澤竜巳(←青森山田高/新人獲得)
赤嶺真吾(←駒沢大/新人獲得)

MF
伊野波雅彦(←阪南大/新人獲得)
池上礼一(←仙台大/新人獲得)

DF
徳永悠平(←早稲田大/新人獲得)
松尾直人(←ヴィッセル/完全移籍)

GK
柴崎貴弘(←横浜FC/完全移籍)

[OUT]
監督
原博美(退任)

FW
近藤祐介(→ヴィッセル/レンタル)

MF
小林成光(→サガン/完全移籍)
藤田泰成(→ヴェルディ/レンタル)
鈴木健児(→アルビレックス・S/レンタル)

DF
加地亮(→ガンバ/完全移籍)
尾亦弘友希(→ベルマーレ/完全移籍)
迫井深也(引退)
中村亮(引退)

GK
近藤健一(→V・ファーレン/完全移籍)

新外国人の獲得などでかなりどたばたした感はあるモノの(アモローゾとか、マルケスとか)終わってみれば、外国人選手の顔ぶれは去年の陣容のまま。ここ数年のFC東京のオフシーズン同様、多少の入れ替えの中で有望新人を多く獲得したオフシーズンでした。

で、目立つところで言うとスピード溢れる突破で長年ジュビロのスーパーサブとして仕事をしてきた川口信男の獲得でしょう。FC東京の右サイドといえばやはりナオの存在がありますが、現在は靱帯損傷という大怪我のため戦線離脱中。復帰と目されるのが夏頃で、彼のスピード抜きで戦っていくことが求められる。その穴を埋めるには絶好のスピードアタッカーであり、とても理にかなった補強かも知れませんね。あまりスタメンでいい仕事しているのを見たことがなかったりするのですが、スーパーサブとして状況を変える駒としての実績は充分。そういう意味でもオプションとしては楽しみな存在なのではないでしょうか。又、ここ数年悩まされてきたサイドバックのバックアッパーにヴィッセルの松尾直人を獲得。彼がこのチームの一つの弱点である層の薄さを埋めれるかというのは、一つのポイントかも知れませんね。

相変わらず堅実なオフシーズンだったわけですが、その例外となるのが日本代表の現右サイドバック加地亮のガンバへの放出。代表で経験を積み、力を積み重ねてプレーの質も上がってきていただけに、彼の放出はそれなりにダメージはあると思うのですが、その代わりに今シーズン一番の目玉即戦力新人、特別強化でチームでのプレー経験もある早稲田大・徳永悠平を獲得したことで、そのダメージは相殺。その他にも、オランダWYに選出された元ユース代表の伊野波雅彦(阪南大)、駒沢大・赤嶺真吾、青森山田・小澤竜巳など各年代の若年層代表選手や学生時代に名を馳せた選手を囲み、将来的に楽しみな人材を多く獲得した。全体的に見たら微増とはいえプラスなオフシーズンとなったのではないでしょうか。じゃあ、傾向。

・傾向

FC Tokyo 06
Pattern1          Pattern2
   ササ ルーカス        ルーカス
     馬場        鈴木規      石川
  今野    梶山       栗澤  梶山
金沢  伊野波  徳永  金沢  今野  徳永
   茂庭  ジャーン     茂庭  ジャーン
     土肥             土肥

FW:阿部吉郎、戸田光洋、川口信男、赤嶺真吾、小澤竜巳、リチェーリ
MF:浅利悟、三浦文丈、宮沢正史、池上礼一
DF:増嶋竜也、藤山竜仁、松尾直人、前田和也、吉本一謙
GK:塩田仁史、遠藤大志、柴崎貴弘、権田修一

もう開幕しちゃっているので、見た感想も含めて。

今シーズン就任したアレシャンドレ・ガーロが打ち出したのは、今までのFC東京とは一線を画す落ち着いたポゼッションサッカー。前への切り替えの速さというモノを意識しながらも、勢いだけに頼らずより主体的なサッカーへの転換を考えているのかなぁと。

開幕戦はトリニータに2-0、しかし2戦目はアルビレックスに0-2。まだまだうまくいくかどうかは出たとこ勝負でパフォーマンスに差があり、チームも模索段階にあるのは否めないところです。まあそれは徐々に熟成されると思いますが、方針の転換で生まれてくる課題も変わり、それをいかに乗り越えるかというのが今年のFC東京の鍵になるのかなと。気になった課題2点。

まずは大きく空く前線と中盤の距離をいかに埋めるかと言うところ。現在やっている4-3-1-2の様な形において、相手に押し込められると4-3と1-2の間の距離が大きく空き、その距離が空くと前への速いサポートが出来ず、前線のアタッカーの個人技頼りの単調な攻撃になってしまうシーンがありました。ポゼッションと言うことを打ち出しているのであまり関係ないと思われるかも知れませんが、コンパクトに全体の距離を保つことによるポジティブな要素はとても大きく、又間延びすることで出てくるネガティブな要素は数え切れない。例を挙げれば、選手間の距離が縮まって緊密なコンビネーションが可能になるし、前への距離がなく速いタイミングでサポートも可能、攻撃のバリエーションが格段に増える訳です。逆に言えば間延びすることでそういうポジティブな要素は消えてしまう。

で、この2戦でその象徴的なシーンがあったので、それを元に考えてみましょう。まずトリニータ戦の2点目(今野のスルーパスからリチェーリが抜け出してゴールを取った)あのシーンは高い位置でボールを奪い、間髪入れずに今野からリチェーリにボールが出たわけですが、あれは全体の距離が開いていないからこそ生まれたのかなと。このプレーは狙いである自分たちでボールを保持して崩すという形ではありませんが(どっちかと言ったら去年のヒロミサッカーって感じだけど)、そのポゼッションをやるための素地という意味で、コンパクトな距離を保ちながら守備をして、それが活きる形でゴールが生まれたと言えるのかなと。

それに対して、アルビレックス戦で度々見えたプレー。自分たちが中盤でミスを起こして、逆にそれをエジミウソンに突かれていたシーン。網を掛けるべき中盤を一本の縦パスで突かれ、そのままアタッキングサードまでスピードで持ち込まれれば、ラインは下がらざるをえない。そういうのが続けば、恐怖感からDFラインは自ずと引き気味になる。これが悪い方のパターンかなと。おかしな形でボールを失っては前に持ち込まれてボールを奪う位置は低くなり、それに応じてMFも後ろに下がるから前と後ろが分断するような形になり、そして全体の距離はかなり広くなってしまった。FC東京のポゼッションがアルビの修正されたプレスの前にミスを連発したというのが原因とは言え、こうなってしまうと苦しいというのが見えたゲームだったのかも知れませんね。

そして、二つ目。これは上と関連する話題ですが、いかに中盤がボールを繋ぎ、前にボールを運んでいくかという点。ポゼッションの原点である「パスを繋ぐ」という部分です。まあパス自体の技術も大切なわけですが、パスを繋ぐために必要なのはパスを受けるために動いてパスコースを作ること。これに関しては、正直結構拙いかなぁと言うのが素直な印象。アルビのプレスに見事に嵌ってしまってミス連発になってしまった訳ですが(失点にも繋がっちゃったし)、出し手の問題と言うより受け手の問題。周囲の選手の意識が低くて反応が遅いから、パスコースが生まれない。これは去年のFマリノスがそうでしたが、細かいパスを繋ぐ事を核にするのなら、とにかく周囲が次のプレーを予測しながらパスコースを造るために動くと言うことを徹底しないと、攻撃は停滞し、ミスも増えて、結局負ける可能性が高まってしまう。これに関しては一朝一夕にはいかないでしょうが、ガーロのサッカーを表現するには必要な要素なのかなと(これが良くなれば押し込められて間延びしても、楔を絡めずにDFとMFで繋いで攻撃を作っていく事も可能になると思う)

まあこの二つの課題においては今野と梶山に大きな比重が掛かってくると思います。そして大きな負担も彼らが負うことになる。彼らがいかに、こういう課題を克服できるかが、FC東京の成績になってくるのではないでしょうか(まあそのためにもDF、特にサイドバックのポゼッションにおける参加意識も高めなきゃいけないだろうけど)では、対策。

・対策

FC東京とFマリノスの相性は、非常に悪いです。去年は全ての良い流れを取っ払い、トラウマを残していった大虐殺があったりと、見事に叩きのめされました(去年は1分1敗。日産での試合は救急車が入ってきたりといろいろあったねぇ)相性の悪い理由は、上がったところを高い位置・ワイドに開いたアタッカーを使われる形で速攻を喰らって後手となり、結局崩壊してしまうというのが多かったという印象。そういう意味では、ガーロがポゼッションを強調して、あのやっかいな勢いあるサッカーの特徴が消えてくれるのは、Fマリノスにとってはありがたいことなのかも。

実際、対応策としては、アルビがやったようにFC東京のポゼッションに対してしっかりとプレスを掛けてパスルートを寸断し、そして攻め込んで、結果的に押し込んで間延びさせる。攻撃が単発になったところをケアしながら、後はラストの所で崩して結果に結びつけれれば、という感じかなと。高い位置に張り出す選手がトップの選手だけになったことで、マークもある程度はっきりするから守りやすいだろうし、トップ下の選手にいい状態でボールを持たせなければ、攻撃に変化が付かないと思う(間延びした状態ならね)

押し込まれてしまって、FC東京の思惑通りにゲームを運ばれた場合は、とにかく局面での対応で頑張りたい。左に鈴木規を使ったりと、ボールを運ぶ術は変わったけどサイドを突くという意識は高い。数的不利をうまく使うと言うことも意識していると思うし、とにかくマークをはっきりさせて(今野や梶山が絡んでコンビで崩してくると思う)、必ず一人がアプローチにいける様にしたいところ(フリーマンは作りたくない)フリーにさせたらいいボールが入ってくるからね。

ガーロの就任で、新たなステップに進む意欲の見えるFC東京。チームカラーとも言えたいけいけどんどんの「SexyFootball」から、より大人なサッカーに変化していく道程だったり、又毎年のことだけど若く才能溢れるタレント達の成長だったりと、チームが変わることを我慢強く見守るシーズンになりそうですね。そういう意味ではFC東京は共に歩む感覚を味わえると言うことなのかも。まあとにもかくにも変化の今シーズンがどのようになるのか、非常に興味をそそられるシーズンになりそうです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と言うことで久々に進みました。これで7つかな?まあ何とか3月中は難しいにしてもコンプリート目指して少しずつやっていきますよ。てゆうか少し端折るかも。その時はご勘弁を。ということで今日はここまで。てゆうか長いなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 15, 2006

第2節選手評上げました+ニュースピックアップ

えーと、上げました。第2節の選手評。見事にインフレしてます。ということでよろしかったらどうぞ。

2006 J1 第2節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

これで終わるのも何なので、気になるニュースをピックアップ。

横浜DF陣最少失点率へ挑戦(ニッカン)
横浜M守って開幕3連勝だ(報知)

横浜FW久保とマルケスが好連携(ニッカン)

まずマリっぽい話題。なんかなんて事ない記事なんだけど、開幕から好調だからか、記事の書き方もポジティブね。

まあ数字云々は別にして、しっかりと守備を意識しながらサッカーをするというのは大切なこと。Fマリノスの場合は中盤の選手の攻撃時のポジショニングはかなりリスクを抱えているだけに(岡ちゃんがそういうことを目指しているわけだから悪い訳じゃないんだけど)、意識レベルでそういうことが浸透したら、切り替えの速さや個の局面での粘りなどに繋がるかも知れないし。まあなんかビッグマウスにいい思い出があまりないので、出来れば粛々と「不言実行」にしてほしいところだけど(苦笑)

古巣パウメイラスが横浜マリノスのマグロン獲得を断念(日刊伯剌西爾蹴球新聞)

で、そんな好調時にこんな事が水面下にあったらしい。ブラジル国内のサッカーニュースなどを事細かに伝えてくれる日刊伯剌西爾蹴球新聞さんの記事から。

古巣であるパルメイラスがちょっかいを掛けてきたようだけど、もちろんFマリとしてははねつけたらしい。今年の好スタートもマグロンがJのサッカーのリズムに慣れ、又マリにフィットしてきたからだと思うし、チームにとって現状では代えの効かない存在。それにしても去年契約しておいて良かった(もう今から契約延長交渉してほしいぐらいだよ)

しかし、400万ドル(4.5億ぐらいかな?)という値段を出せるぐらい、それだけの価値がある選手と言うことなんだね。しかしどういうルートで引っ張ってきたんだろ?

後任人事の人選を指示 ポストジーコで川淵会長(スポナビ)

まあそんな時期になりましたね。でも、何にしても早く動くのはいいこと。どういうコンセプトで、どういうルートから引っ張ってくるのかはわからないけど、ヨーロッパでも南米でも監督人事は常に動いているモノだから、その動きに注視しながらイイ監督を引っ張ってきてほしいですな。フリーでも結構優秀な監督はいると思うし。イルレタとか、デシャンとか、クーペルとか、メジャーどころでもはフリーな人もいるわけだし(最近レンジャーズにル・グエンが決まっちゃったのは著と残念)日本人?うーん(その可能性は多分にあると思うけど)

そういえば、ベンゲルの話はどうなったんだろ?まあ結局ダシに使われてるだけだろうけど。

アンチェロッティがR.マドリー監督の第一候補に(marca)

監督がらみで今度は欧州。シーズンも終盤にさしかかってきて徐々に色々な事実を繋げて、面白い記事が出始めてきてる昨今。で、今シーズンの監督人事の目玉はレアルの監督。

一時は、以前にもレアルで指揮を執ってタイトルを掴んでいる現ユーヴェ監督ファビオ・カペッロが第一候補とされていたんだけど(それに関してカペッロが条件として、ロナウドやロベカルを放出しろと言うことをコメントしたことで加熱した)、今シーズンのリーグの成績や以前からある越権行為などでミランを離れることが濃厚とされているカルロ・アンチェロッティを狙ってるのかも知れない(ちなみにミランはオランダ代表のファン・バステンとか、つい最近までリボルノを指揮していたロベルト・ドナドーニなどがすでに候補として上がってる)

攻撃意識の高いスペインで、守備をしっかりと整備できる監督というのは相性的にいいのはある程度見えているし、アンチェロッティ自体は舞台さえ整えてあげればイイ監督なのは間違いない(評価の変動はあるにしても)まあ会長との相性はあるだろうけど、その辺があえば、うまくいくかも?まあわからないけどね。

レンジャーズの新監督にル・グエン氏=スコットランド(スポナビ)

監督人事でこれも。上にも書いたけど、正直びっくり。ということで、前リヨン監督のポール・ル・グエンが、現監督のアレックス・マクリーシュの後を受ける形で来シーズンからスコットランド・プレミアリーグのレンジャーズの指揮を執ることになった模様。

3大リーグのビッグクラブにでも引っ張られるかと思っていたけど、レンジャーズとはね。決め手は何だろう?プレッシャーが軽いから?金銭的な部分?元々レンジャーズもセルティックも金銭的に潤ってるチームだから、その辺は余裕なんだろうけど、どれだけ出したらこういう監督を引っ張ってこれるのかしら。レンジャーズは今年はUCLでグループリーグを突破してその部分での余裕分をつっこんだのかな。それにしても来年は大変になりそうだなー、面白くもなるだろうけど。

モウリーニョ「チェルシーにはバラックが必要」(marca)

今シーズンはバルサにリベンジされる形でビッグイヤー獲得はならなかったチェルスキ。リーグタイトルはほぼ手中にしているだけに、目線はすでに来シーズンに向けられているのかも。まず第一のターゲットとして上がったのが、今シーズンでバイエルン・ミュンヘンを離れ、移籍濃厚とされるミヒャエル・バラックの様子。お値段は35~51億円程度。

身体的にもタフで強く、守備も攻撃もサッカーセンスもワールドクラス。後はプレースピードさえ慣れればプレミアシップへの順応は問題なさそうだし、しっかりと全てを高いレベルでこなせるというのはモウリーニョ好みなのかも。バラックが入ったら、今シーズン失った戦術的柔軟性を取り戻すことも可能だと思うし(エシアンとの使い分けで)、ある意味ではランパードが二人になるようなもんかも。

個人的にバルサに負けた時点で今年も大きな補強に出るだろうなと思って注目してたんだけど、バラックとは思わなかった。最近不安定なリカルド・カルバーリョの代わりのセンターバック(PSVのアレックス)とかと、テクニックと創造性があって尚かつチームの機能性を落とさない様な仕事が出来る中盤の選手(教え子でもあるデコとか)を取るかなぁと予想してたし。バラック自身としてはイタリア方面(インテルやユーヴェ)、スペイン方面(レアル)という噂が根強かったし、チェルスキの噂としてはフェルナンド・トーレスとか、シェフチェンコというのが根強かったから(ベッカムって話もあったみたいだね。ベッカムはアーセナル?)、予想できなかったよ。どちらにしてもこれからのチェルスキの動きには注目ですな。

ということで今日はここまで。明日の予定は未定って事で。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 14, 2006

"本命"のチカラ@J1 第2節 レッズvsジュビロ+まとめ

うーん・・・と頭を抱えたくなるような強さ。もちろん付けいる隙がないわけなじゃないけど、個としての余りに高いクオリティ。困った。ということで、まとめと合わせて。

2006 J.League Division1 第2節

レッズ 4-1 ジュビロ @ 埼玉「"本命"のチカラ」
Reds:33'田中マルクス闘莉王 42'三都主アレサンドロ 61'ロブソン・ポンテ Jubilo:87'茶野隆行

Jubilo Official

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、田中マルクス闘莉王"カウンター起点フィード◎"、堀之内聖、MF長谷部誠、鈴木啓太、山田暢久(→80'相馬崇人"メラメラ")、三都主アレサンドロ"キレキレ"(→70'平川忠亮)、小野伸二(→83'黒部光昭)、ロブソン・ポンテ、FWワシントン

ジュビロスタメン:GK川口能活、DF鈴木秀人"劣化?"、田中誠"肉離れだそうな"(→46'茶野隆行"やっちゃった")、金珍圭、服部年宏(→68'中山雅史)、MFファブリシオ、菊地直哉、西紀寛(→56'太田吉彰)、名波浩、村井慎二、FWカレン・ロバート

どちらも開幕はドロースタート(奇しくもスコアも一緒)で、肩慣らしが済んだ所で初勝利を目指しての一戦。ただ、この一戦に向けての準備は正反対。不変不動で熟成を待つブッフバルト監督に対し、山本監督はアタッカーに怪我人が多く6月ぐらいに試そうとしていたらしい4-2-3-1への変更に踏み切る(ほぼぶっつけらしい)

前半
ゆったりとポゼッションをしながら崩そうとするジュビロに対して、しっかりとブロックを組んで待ちかまえ、奪ってからシンプルに速くという形を狙うレッズという構図となっていた序盤。まずその流れを少し引き寄せたのは、効果的な形こそ出来ていなかったもののよくボールが回っていたジュビロでした。1トップのカレンに楔が入るようになったことで攻撃にスイッチが入るようになり、流れがスムーズに。しかし、カレンが中央にポジショニングを獲らずに動くこと、名波が飛び出すようなタイプではないことなど、サイドを崩しても中が薄く(いても二人かな)、直接的な脅威に欠け、サイドを崩してもゴールに結びつけることが出来ない。

ジュビロの攻勢をしっかりと受け止めたレッズでしたが、攻撃の方はイマイチ。ポンテ・シンジの運動量・意識が低いため、いい形でボールを引き出したりトップに対してのイイサポートが出来ず、変化や厚みを感じる攻撃が出てこない。しかし、この日キレキレのアレックスが鈴木秀人を子供扱いにして左サイドからチャンスを生み出したり、長谷部が積極的に前に出て攻守を繋ぐ役割をこなすなどタレントの質の高さを見せると33分、左サイドのショートコーナーからの展開から先制点を生み出す。アレックスとポンテのパス交換でマーカーを外すと精度の高いクロスがワシントンへ。これははね返されるもののこのセカンドボールを長谷部が拾ってもう一度中へ上げると、このクロスがワシントンの裏に飛び込んできたトゥーリオへどんぴしゃ。豪快にダイビングヘッドで叩き込んでレッズが先制。

これで少しリズムが出始めたレッズは、ポンテが高い位置でボールに絡むようになり、それが又得点を導き出す。サイドに開くことでプレーのリズムを取り戻しつつあったポンテが、その右サイドでボールを運び、ペナ近くで仕掛けるとこれにたまらず服部がファール。ペナ角17~8mのポジション、アレックスが蹴ったボールはニアサイド高めという絶妙のコースに吸い込まれゴール。決して出来が良かったとは言えなかったレッズでしたが、個の質の高さで点差を広げ、イイリズムで前半を終えた。

後半
ジュビロは肉離れを起こしたらしい田中マコから茶野にスイッチ。もし、変えるなら前を増やすか、より前の脅威が増えるような配置転換をすると思っていただけにこの采配には驚き(悪い意味で)結局この交代は当然のように状況を打開にするには至らず、逆に2点のリードでかなり余裕の出来たレッズのパフォーマンスがぐんぐん向上し、ゲームはワンサイドのような形に。

レッズはDFラインがより積極的にプッシュアップして全体の距離をコンパクトに保とうという意図が見え、そして速い切り替えから淀みのない攻撃を仕掛けていく(この辺はここ数戦の中だるみに対しての修正かな)ボールを引き出す意識の低いシンジと積極的な長谷部がポジションチェンジしたことで、更にアクティブな中盤となり、ポンテもチームのパフォーマンスに引っ張られるように調子を上げた。そして、結局この圧力に実る形で追加点。都築のフィードは最前線のワシントンへ、ワシントンがバックヘッドで流すが、これは長くジュビロボールとなるはずだったが、コミュニケーションが取れておらずお見合い、これをポンテが抜け目なく突く形でスティールし、そのままに流し込んで決定的な3点目。これで勝負が決まってしまった。ジュビロ痛恨。

この後はある意味消化ゲーム。不用意な失点で一気に選手達の集中力が欠け、鼓舞の意味も込めて中山を入れた投入するが効果は薄かった。結局セットプレーから名波の柔らかいクロスを大外でフリーとなった茶野が一点返して一矢は報いたモノのギャンブル的な采配は無惨に散った。レッズは一失点は喫したモノの、新戦力が埼玉デビューを果たすなど(特に相馬の積極性は素晴らしかった。ファーストプレーは秀逸[左サイドで一度戻すと、そのサポートした選手は高いアーリークロス。そのクロスが上がった瞬間、中にカットインしてワシントンの落としを受けに行くアクションを起こした。ちなみにこのプレーはワシントンが落としきれず]アレックスのパフォーマンスを見て刺激されたかな)、余裕のある時間を有効に使った。結局3-1でレッズが今シーズン初勝利。

それにしても、未成熟でもこの強さ。まいっちゃうね。あまり良くなかった前半に、個の質の高さでゲームを成り立たせリードまで奪い、その精神的な優位を利用してチームを立て直す。力のあるチームがやることですよ。

例えばクロスボール。イイクロスが何本かに1本ではなく、2本続けて入り、ゴールに繋げてしまう。他にも個の局面でも臆せず仕掛けて打開するし、多少サポートがなくても何とかフィニッシュまで繋げてしまう。そういう部分で個の質を感じたわけだけど、全員が全員良かったかと言えばそうじゃない。この試合では核となるべきポンテやシンジはお世辞にも状態がいいとは言えなかった(上にも書いたけど、もっとボールを引き出す動きが緩慢でボールを待つ姿勢が強すぎた。より引き出す意識を高め、多くのボールに絡まなきゃいけない。シンジと長谷部のポジションチェンジも前半はその意図は通じきらず、守備に置いてシンジの守備意欲は低かった。二人ともボールを持てばさすがのプレーはするけどね)それでもそれをカバーできちゃうだけの人材が揃い、その選手達だけでも勝負を決めれるだけの力を持っているというのが脅威。改めてそのポテンシャルを感じるゲームでした。

それに対して、ジュビロはジュビロらしいサッカーで対抗出来れば良かったのだけど、らしさというのが出せたとは言い難かった(監督は機能したと言い張ってるけど)。それ以前に直前に変更したこのシステムや人選はいったい何がしたいのか、というのが見えなかった。

ジュビロの良さは、流麗なポゼッションとポジションチェンジから空いたスペースを突く攻撃。山本監督就任後から徐々にその色は薄まっているけど(それがいいかどうかは別にして)、それでも残っているところもある。その一つが、パスルートの中にFWへの楔を絡めるというところ。ポゼッションの中で、周囲が動き出すスイッチがジュビロにとってはFWに対する楔で、それは山本監督就任後も変わっていない。昨シーズン、前田とカレンが運動量豊富にこういう受ける動きをして起点を作ったことがジュビロの好転の流れを作ったと思うし、ジュビロには欠かせない要素の一つだと個人的には思っている(まあどのチームもそれは変わらないと思うけど。ただ、ジュビロの攻撃のバロメーターはいかにFWに楔が入っていくかということになっていると思う)

まあそうはいっても、楔を受けるだけがFWの仕事ではなく、その仕事をしながらもゴール前に入り、ゴールを取る仕事が本分。でもこの日のカレンは、楔を受けるために幅広く動きすぎてなかなかペナに入っていく事は出来ず、相手の驚異になりきれていなかった。チームの攻撃において楔を受けることは必要な事なんだけど、崩すことは出来ても、ボックスで仕事をするべき選手がいないのでは何の意味もない。そういう部分でチームのスタイルと1トップの相性を考えたときに選択自体がどうなのかという疑問が残った。もちろんトップだけでなくトップ下に名波を使った意図が感じられなかったり(名波自体は柔らかく正確な左足からパスディバイドに特徴があり、視野の広さ、相手の穴を見いだす戦術眼などに優れ、ジュビロのパスサッカーの象徴とも言ってイイ素晴らしい選手だけど、決して機動力に優れた選手ではなく、飛び出しなどは得意としていない。カレンがいないのならトップ下が飛び出すべきだけど、彼も又崩す事はしても前に入っていくことが出来なかった)、サイドバックにしてもそう。チームのやり方、選手の特徴、そしてタスク、曖昧な部分は多分にある。そんな中での山本監督の楽観論は正直いかがなモノかと思ってしまいました。

ということで、レッズ-ジュビロはおしまい(昨日レッズガンバって書いてた、ごめん)ということでその他の試合。

エスパ 2-0 グラ @ 日本平「深化+刺激=成果」
S-Pulse:6'藤本淳吾 32'チョ・ジェジン

アルビ 2-0 FC東京 @ ビッグスワン「大敗払拭」
Albirex:65'寺川能人 76'エジミウソン

ジェフ 2-2 ヴァンフォーレ @ フクアリ「初勝ち点は劇的に」
JefUnited:36'マリオ・ハース 49'p阿部勇樹 Ventforet:67'堀井岳也 82'バレー

サンガ 2-7 ふろん太 @ 西京極「容赦なし その2」
P-Sanga:65'パウリーニョ 89'OG Frontale:1'&63'我那覇和樹 22'中村憲剛 48'&51'&84'ジュニーニョ 75'マルコン

アビスパ 1-1 アルディージャ @ 博多の森「手応え充分」
Avispa:9'アレックス Ardija:土屋征夫

トリニータ 1-1 サンフレ @ 九州石油ドーム「そういや、ネーミングライツ」
Trinita:79'内村圭宏 Sanfrecce:89'ウェズレイ

セレッソ 1-6 ガンバ @ 長居「目覚めの時」
Cerezo:40'西澤明訓 Gamba:2'&60'&65'フェルナンジーニョ 81'&84'&86'マグノ・アウベス

アントラーズ 0-3 Fマリノス @ カシマ「"羯諦"の如く」
F.Marinos:39'&79'マグロン 81'ドゥトラ

ふろん太やりすぎ。得点者書いてからもう一度数えちゃったよ、1、2、3・・・で7つあるかなって。ふろん太が良くて、サンガのDFが悪いという両方の要素が反映されてこういうスコアになるんだろうけど(サンガのDFは個としても組織としても・・・ねぇ。ただ、こういう敗戦の後は刺激になって好転しちゃったりするんだよねぇ。今週のアルビしかり[今から見るんだけどさ]。今週末のセレッソ戦は注意でっせ)、それでもこれだけ点を取れるというのは凄いことだよね、決定力という意味で。まあ続くかどうかはわからないけど。でも次ヴァンフォーレか、又嵌りそうだな・・・・。あっ、ジュニサンキュ。FSで稼がせてもらったよ(ジュニキャプでがっぽがっぽ。マルクスも入ってたけど、我那覇だったなぁ。ちなみにマリからは鮪・鰻・栗)

で、他はやっぱりジェフ-ヴァンフォーレかな。ヴァンフォーレは、初勝ち点おめなんだけど、ジェフはどうしちゃったんだろ?去年の今頃に戻っちゃったみたいな感じを受けたんだけど。もちろん決定力のなさ、運のなさを嘆くのは簡単だけど、そういう試合をモノにしてこそ、リーグタイトルというものが見えてくる。そういう意味ではリーグの活性化という意味では残念かな。隠れジェフウォッチャーとしても、忍びない。4年目の熟成でどうなるのかなとちょっとばかり楽しみにしてたからね。まあ直接の時はそれを倒しちゃうのが楽しいわけだけど(相性がいいから言える、ふろん太には言えない)

この辺までかな?もう一試合ぐらいやってもいいけど、「傾向と対策」とかUCLとかにゅーすもやりたいから、明日はそのうちのどれかを。ということで今日はここまでっす。

*ダービーでの大敗を受けて、セレッソが監督交代を視野に入れてるらしい。優勝を目指すというビジョンは難しいよね(横浜FCもそういうことで大ナタ振るったわけだし)去年の実績を取るか、新しい刺激を取るか、難しい判断だけど・・・。こういうのが掛かってくるのはいやだなぁ。個人的には解任なんて早急すぎると思うけど。守備の整備と確信レベルの復活さえあれば良くなると思うし。でも、マリが勝ったら解任か、忍びないね。

*てゆうか小林監督が解任されるなら、水色のチームのテスト好きは何回解任させられるんだって話ですけど。でも解任されてもお金持ちじゃん、違約金に、暴露本。いじわるだなぁ、自分。てゆうか、ジュビロのああいう姿は正直見たくない。強いからジュビロなんだから。

*明日は何やろうかな?UCLはもう一度見直さないと駄目だから、激遅(てゆうかシーズン始まっちゃってる)傾向と対策か、ニュースかな。もう傾向と対策は順番とかこだわらずさくっと進めていくつもりなんで。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 12, 2006

目覚めの時@J1 第2節 セレッソ vs ガンバ

劇的な昨シーズンの主役な2チームが、早くも2節で直接対決な大阪ダービー。注目度も高く熱戦が期待されましたが、試合は思ってもみないゲームになりましたな。やっぱり相性なのかな・・・。

2006 J.League Division1 第2節

セレッソ 1-6 ガンバ @ 長居スタジアム「目覚めの時」
Cerezo:40'西澤明訓 Gamba:2'&60'&65'フェルナンジーニョ 81'&84'&86'マグノ・アウベス

Super Soccer

セレッソスタメン:GK吉田宗彦、DF前田和哉、ブルーノ・クアドロス、柳本啓成、MF河村崇大(→70'宮原裕司)、下村東美、ピンゴ、ゼ・カルロス(→70'徳重隆明)、森島寛晃(→66'柿本倫明)、古橋達也、FW西澤明訓

ガンバスタメン:GK松代直樹、DF加地亮(→56'宮本恒靖)、シジクレイ、山口智、家長昭博、MF明神智和、橋本英郎(→84'寺田紳一)、遠藤保仁、二川孝弘(→89'播戸竜二)、FWフェルナンジーニョ、マグノ・アウベス

ミッドウィークにACLで韓国遠征を挟んでいるガンバですが、ターンオーバーすることなく開幕戦とほぼ同じスタメン(GKが藤ヶ谷から松代に変わったのはACLが影響してるのかな?)。対するセレッソは玉際の強さ、守備の粘り、ハードワークと言うことを開幕戦の試合後会見で強調していた小林監督ですが、スタメンは代えず。どちらもチーム作りとしては途上の段階で状態としてはまだまだの状態だと思うので、いかに自分たちの模索するサッカーを具現化できるかと言うところに着目してこのダービーを見ました。

前半
出だしから自分たちのサッカーを押し出してペースを引き寄せたのはガンバの方でした。ボールの回り、それに乗じる人の反応と動き、奪われた後の切り替えの速さ、アプローチのスピード、全てにセレッソを上回って一気に攻め立てる。そして開始早々2分、フェルナンジーニョが溜めて左サイドに展開すると、ここからダイレクトプレーが絡んでもう一度フェルナンジーニョへ。勢いよく飛び込んで二人を置き去りにしてそのままシュート、これが決まっていきなりの先制点。流れを一気にモノにしたガンバは20分過ぎまでセレッソをまさに蹂躙しました。セレッソは、そのガンバのサッカーを助長するような対応しかできていなかったのが現状。ガンバの中盤のパス回しに出足が遅く、局面での対応でも後手となるなど中盤でのディフェンスがほとんど機能せず、そのためラインがずるずる下がって、一番消すべきバイタルエリアが大きく空けてしまった(マグノとフェルの大好物なゾーン)去年は中盤でのプレスというより、DFとMFがしっかりとブロックを組んでバイタルエリアを徹底的に消し、粘りある対応で相手の攻撃をしっかりと受け止めていたのですが、小林監督の言う通り、その辺が今シーズンは曖昧になっているのかな?という印象。ガンバの勢いの前に、立ちすくんでしまった様な感じでした。

それでも何とか先制点だけで凌いだ形となったセレッソは、25分過ぎにセレッソらしい大きな展開が出始めて、攻撃のとっかかりを掴み始める。しかし、まだまだ緩慢なところはぬぐい去れず、ガンバの早い囲い込みに潰されたり、ボールタッチでのミスも目立ち、なかなか効果的な攻撃とまでは至らない。セットプレーでゼ・カルロスの大外を狙ったキックに西澤がヘッドであわせたシーンぐらいかな?しかし、引き寄せそうになった流れを手放したかに思われた40分、一発のスーパーシュートでセレッソが追いつく。ボランチの河村が右サイドを飛び出してアタッキングゾーンに持ち込むと、DFラインの手前に流し込むような低いボールを流し込む。裏を警戒していたガンバディフェンスはこのボールを見送るような感じに、そしてそのボールに走り込んできたのが古橋、しっかりと納めてシュート!と行きたいところでしたがファーストタッチをミスして流れる。チャンスが費えたかと言うところでスーパープレー。このこぼれに西澤が反応して強烈なミドルシュート。これが右隅上に突き刺さって同点、同点。見事なシュート。この後追いつかれたガンバは攻勢を掛けてマグノの決定機を作り出したりしたモノの前半1-1で折り返す。

後半
相変わらずガンバの実行力の高さが目立つ出だし。速いテンポのパスで中盤を作り、そこにアウトサイドでダイナミズムを加えて(遠藤、加地、家長)サイドから相手を崩す。今年のガンバの特徴であるサイドが強調されたプレーでセレッソを押し込む。セレッソの方は、多少MFとDFの連動は良くなって、何とか我慢できるようになったものの、もう一つの特徴である積極的なスペースランをダイナミックなロングフィードで使ったカウンターがなかなか出てこず、フィニッシュに繋がらない。拮抗した流れの中で、ガンバは前半交錯して怪我を負った加地がこれ以上は出来ないという形でピッチを去る形に。代わりに入ったのは宮本、3バックに変更し、左はそのまま上がる形で家長、右アウトサイドには橋本が流れた(明神・橋本と共に右サイドも出来るからどっちを外に流すのかなと思ったけど)そしてこの意図しない交代が思わぬ副産物を生み出す形に。

一段高い位置に上がる形になった家長が早いタイミングで攻撃に絡むと、そのまま左サイドでピンゴとの1vs1。家長が得意のドリブルで揺さぶって揺さぶって、エンドラインまで切り込むとグラウンダーのボールを流し込み、これにあわせたのはフェルナンジーニョ、ニアですぱっとあわせて押し込んだ。そして、もう一発。柳本のGKに戻すヘッドが弱く、これを狙っていたのが二川。一気にGKを抜きに掛かるがここは吉田が凌いだが、しっかりと前に詰めていたフェルナンジーニョがこぼれ球を豪快に蹴りこんで3-1。フェルナンジーニョはこれでハットトリック。セレッソにとっては激痛の失点。

このリードで完全に余裕の出来たガンバは、ポゼッションが安定。更に追加点を狙って攻勢。セレッソは両アウトサイドが押し込まれるわ、起点が出来ないわで、カオスの状態に。小林監督は、先に入れていた柿本に続けて、宮原と徳重をゼ・カルロスと河村に代えて投入。これで少し落ち着きを取り戻し、何とかビハインドを返そうとする。そしてチャンス、西澤のポストからスルーパスで左サイドを崩し、これに反応した徳重がクロス、質の高いクロスはフリーとなっていた古橋にドンピシャ。決まったかに思われたがポスト、このこぼれにピンゴが詰めたが枠に収めることが出来ず、これでTheEnd。

この後、セレッソはバランスが前掛かりになったところでカウンターを喰らい轟沈。ガンバとしてはマグノ・アウベスが待望の爆発。立て続けにゴールを重ねる。一発目はフェルナンジーニョの背を向けて浮き球のパスに反応、タイミングを計ってうまく左アウトに引っかける形で叩いてゴール。二発目もカウンターから。中外中という形で最後は二川から出されたラストパスを受けると、前はオープン。落ち着いて叩き込んだ。これでは飽きたらず三発目、二川が中に入り込んだ寺田へ楔を入れると、寺田が小気味いい2タッチで右サイドに流すと、マグノの前はまたもやオープン。きっちり決めてほんの数分でハットトリックですよ。結局後半の大爆発でガンバは今年の公式戦初勝利。セレッソはダービーという大事なゲーム(しかもホーム)で屈辱の大敗。ドンマイ。

まあ最後の連発は別にしても、ゲームの中身を見てもガンバは熟成が進んできたかなというのが素直な感想。ゼロックスの詰まりがちで個人技押しの攻撃から、まず小気味いいパス回しを取り戻し(幅広くピッチを使ってるし)、そして流動的にポジションを代えて崩すというのが、うまく行き始めてる。今日はセレッソの対応がまずかったことはあるにしても、バイタルで待ち続けるのではなく、フェルとマグノがうまく入れ替わりながらバイタルを使うという意図を感じたし、中盤で生まれたテンポの良いリズムをそのまま最終的な崩しに活かすということが出来たことでよどみのない攻撃になっていたのかなと。

明神と橋本がカウンターケアを担うことで、リスクマネジメントもしっかりしてきたし、遠藤が後ろ髪引かれることなく幅広く動いてゲームを作る事が可能になったことも大きい。これからこれほど相手がやらせてくれるかどうかはわからないけど、今回の成功体験はガンバにとっては大きいのでは?どうやったらうまくいくのかというのが体験できたというのは意識レベルや感覚に大きなインパクトがあると思う。しかし、爆発すると相変わらず凄い破壊力・・・・。

で、セレッソ。ゲーム通じてガンバの創造性豊かなポゼッションに苦しめられた感は否めないんだけど、相手に対峙してのことではなく、チームとしてすべき事をしっかり出来ていたかということで見ても、色々な部分で曖昧になっている印象を受けました。

もちろんファビーニョが抜けた、久藤が抜けたと言う感じで人が入れ替わって戦術的な理解度やコンビネーションが変わったということはあるんだけど、セレッソがやっていたは至極シンプルな約束事。守から攻、攻から守と切り替え早くという基本的な事から、労を惜しまず長い距離をしっかり走ること、前の選手は積極的な守備貢献の変わりに質の高いオフ・ザ・ボールとポジショニングで奪ったときにすでに受ける準備を整えておく、守りに置いてしっかりとオリジナルポジションを取ってブロックを作る。そして基本、一つ一つの対人プレーに置いて粘り強く対応する。そんなに複雑なことはやっていない。だからこそ、こういう要素が曖昧になれば成績にも跳ね返ってくる。どっちにしてももう一度原点に帰ることが求められているのかも知れませんね。ただ、この負けの代償は結構でかいかも?

見所として書いた部分は書くまでもないけど、ガンバの方がうまく表現出来たのは言うまでもないこと。フェルナンジーニョとマグノがチームのやり方を理解して、それを活かしながら自分たちの良さを出すという形がうまく嵌っての大爆発。サイドの攻撃も比較的スムーズだったしね。セレッソの方はダイナミックなカウンターはひょこっと顔を出した程度。確信レベルの低下がダイナミズムの低下となっている感じかな。ピンゴはまだチーム、又日本のサッカーに馴染めていないかな。まあとにかくその前に守備の整備が先かも知れない。

ということで第2節、後もう一個、レッズガンバもやりますよ、まとめとあわせてね。ということでこのゲームはここまで。

| | Comments (1) | TrackBack (1)

"羯諦"の如く@J1 第2節 Fマリノス vs アントラーズ

もう、今日はほとんど言うことがないの、幸せ。もちろん道半ばだから、まだまだ詰めなきゃいけないところもあるのだけど、とにもかくにも、気持ちよすぎ。良すぎて心配になるぐらい。

2006 J.League Division1 第2節

アントラーズ 0-3 Fマリノス @ カシマスタジアム「"羯諦"の如く」
F.Marinos:39'&79'マグロン 81'ドゥトラ

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也"右手に神降臨"、DF松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二、MF上野良治"抜群"、マグロン"鮪神"、吉田孝行(→66'田中隼磨)、ドゥトラ、奥大介(→75'清水範久)、FW久保竜彦(→86'平野孝)、マルケス

鹿島スタメン:GK小澤英明、DF内田篤人、大岩剛、岩政大樹、新井場徹、MF青木剛(→81'田代有三)、増田誓志(→62'深井正樹)、小笠原満男、本山雅志(→62'野沢拓也)、FW柳沢敦、アレックス・ミネイロ

両チームともスタメンはほぼ予想通り。変更点は調整遅れで開幕戦ではスタメンをはずれたアレックス・ミネイロが先発。Fマリノスは前節と全く同じスタメン。腰痛なのか腰痛じゃないのか一人情報戦のドラゴンが結局スタメン、開幕戦で結果を残したマルケスとのコンビを今節も組む。

前半
開始早々、Fマリノスの新名物・ブラジリアントライアングルが華麗なパス回しを見せ、CKのチャンスを迎えたかと思うと、鹿島は小笠原を軸に落ち着いたポゼッションから丁寧にパスを回し、こちらはFKからチャンスを作る。拮抗した展開を予感させるような立ち上がりを見せた両チームでしたが(鹿島に流れがあったかな?)、時間が立つにつれて相手の出方を見定めて凶悪な顔を見せ始めたのはFマリノス。ボールを失ってもフォアチェック、パスコースをしっかりと切ってプレッシャーを掛け、そして取れると思った所で前への意識高くインターセプトor複数の選手が収縮してプレスを掛けるという形でボールを奪う。その奪ったボールをパスレシーブのためのアクション(去年かなりしつこく書いてたけど、今年はこれに関しては格段の進歩、選手の意識は非常に高い。だからパスが繋がる)と正確な技術で前に繋いで、アタッキングゾーンに入っていく。この守備スタイルが見事に嵌って鹿島の攻撃に牙をむいて攻撃の目を根こそぎ刈り取り、完全にゲームの流れを引き寄せた。

守備から掴んだ流れをゴールに結びつけたかった訳ですが、アタッキング・サードまではボールを運べるものの、入った所からの崩しという部分では精度、アイデアを欠いてなかなかフィニッシュにまで繋がらない。やきもきしそうな流れの中で待望のゴールが生まれたのは39分、マルケスのトリッキーな折り返しに対して久保が粘った所で得たCKを得る。押し気味の展開で回数を重ねてきたCKはここまでファーを狙う形が多かったが、この日初めてニアサイドに。大ちゃんの放った正確にコントロールされたアウトスイングのボールに飛び込んできたのはマ・グ・ロ・ン!青木のマークをモノともせずドンピシャヘッド、これがゴールに突き刺さって先制点となった。前半は0-1。

後半
アウトゥオリ監督の檄に応える形で個々の選手がより高い意識を持ってゲームに入ってきた鹿島が積極的に前に出てビハインドを返しに来ると、早速最大のチャンスが鹿島に訪れる。左からのCK、小笠原の蹴った鋭く速いボールに密集の中でうまくフリーとなった柳沢がドンピシャでヘッド。前半のFマリノスのゴールと同じような形で決まったかに思われたが、このシュートに達也がミラクルセーブ。右手一本で掻き出す様に防ぎ、ドゥトラがこぼれをクリア、この試合最大のピンチを逃れ、一気に流れそうだったゲームの流れを引き留める。しかし、このピンチを凌いだ後も飛ばし気味だったためアプローチが遅れて受け気味となり、度々に訪れるカウンターのチャンスも徐々に単調となって苦しい時間帯が続く。

前半の立て直しには成功したモノのなかなか崩しきれない展開が続いた鹿島は、悟りを開いたような表情を見せる名将パウロ・アゥトゥオリが動く。本山・増田を下げて、野沢・深井を投入。小笠原を一列下げ、投入された二人をアウトサイド高い位置に張らせ、又2トップを縦並びに修正(狙いとしては2トップに関しては二人とも捕まえられるのを避け、ギャップを意図的に作ることで飛び出しを助長させる。交代で入った二人に関しては、対面のウイングバックのポジションを引かせて収縮の速いプレス組織を崩し、又堅い守りを見せるDF陣を何とか切り崩す狙いがあったのかなと)それに対して岡ちゃんは吉田→隼磨、大ちゃん→ジローにスイッチして疲れの見えるチームを彼らの運動量でチームを再活性化させようとする。結局この采配のぶつかり合いで効果がポジティブに出たのはFマリノス。ジローが前線で動き回ってトップと中盤を繋ぎ合わせ、隼磨が香車の如くサイドを駆け上がり積極的に仕掛けて流れを押し戻す。そして危うい均衡の中で耐えてきたご褒美か、待望の追加点が生まれる。田代が青木に入ってどたばたした隙を突き、マツの右サイドからの柔らかい浮き球の楔が入ると、久保が肩で落とす。近距離でサポートに入ったマルケスに渡ったところで倒されて得たFKはゴール正面20mという抜群の位置。マグロンとドゥトラがスポットに立ち、蹴ったのはマグロン!コースは非常に甘かったモノのGKが逆モーションとなって、ゴールに吸い込まれた!苦しい時間帯の中でこのゴールがどれほどチームを楽にしたか、とにかく大きなゴール。

この後、前掛かりになりすぎたバランスのリスクを突く形で更に1点を追加(新井場との何度目かの対峙で完全に抜き去り、エンドライン際から速いグラウンダーのボールを流し込むとニアで反応したのは久保、ここで潰れたことでこのボールが逆サイドまで流れ、詰めてきたのはドゥトラ!ダイレクトで押し込んでゴール!バーに当たって危なかったけど、よくあそこまでランニングしたご褒美かな?隼磨は本当にナイスチャレンジ)ゲームは3-0、そして内容的にも完勝と言っていいぐらいの出来。最高。

まあアタッキングサードで相手を崩す事、積極的に相手にプレスに来られるとDFラインからのビルドアップが不安定になる事、アウトサイドを押し下げられるとアプローチが掛からなくなるポイントが生まれる事など、まだまだ改善点はあるにしても、開幕戦とは雲泥の出来だったことは間違いなく、チームが「羯諦」の如く前に進んでいることを実感させてくれました。中盤ディフェンスでの厳しいアプローチと収縮の速さ、又バイタルの危ういスペースを消すという部分をしっかり修正できていたのはとても良かった。そしてその武器がリーグでも高いレベルにあるポゼッションに対して根こそぎ叩き潰すような破壊力があるというのは大きな発見。そしてこのパフォーマンスが帰るべきところになるような基準となりえると思うので、そういう意味でもただの一勝以上の価値のあるゲームだったのかなと(褒めすぎな気もするけど)

で、なんと言ってもマグロン!チームの新しい戦い方との核となって、そして結果も残ってと、去年かいま見せたポテンシャルがチームの中で消化出来てきたのかなぁと。去年も繋ぐのはうまかったけど、そこにより高いコンビネーションが構築できて、良治たんと共にリズムの発生源となっているのかなと。しかし、ヘッドが今まででなかったのは不思議なぐらい高く美しいヘッドだったね。FKはリーグで何度か(1回だけかも知れないけど)蹴って、いいのを飛ばしてた印象(ポストに当たったような、当たってないような・・・)があるから、岡ちゃんがダシに使うほど違和感なかったけど、まあ見事(コースは甘々だったけど)それと達也!あのセーブがなかったら、ゲームは変わってたと思う。これぞビッグセーブ、本当に素晴らしかったです。

個人的に見応えがあったのは、両監督の采配面。結果的に岡ちゃんの采配がポジティブに出たわけだけど、やっぱりアウトゥオリのゲームを読む力というか、相手の弱点を見抜く力はすごいかも。ハーフタイムでの立て直しもそうだし、結果は出なかったけど深井・野沢の投入は狙いが明確で、それが(Fマリノスの弱点を突く采配として)的確に思えた。まあそれが効果を出すかどうかは相手の状態もあることだから何とも言えないけど、これからもマジックの様な采配も出てくるんじゃないかな?この敗戦は結構ダメージが残るかも知れないけど、その立て直しも注目。

ということで気持ちいいけど、又切り替えて次ですな。一つ一つ、次はセレッソか・・・。又違う色のチームだから、チームの懐の深さを問われますよ。選手評やるよ、たぶんインフレするだろうけど。ということで今日はここまで。明日はレッズ-ジュビロ+大阪ダービー。

| | Comments (2) | TrackBack (2)

March 11, 2006

華やかな開幕@J1 第1節 まとめ

開幕まとめということで。ハットが二人、オーバーヘッド2発、新戦力やら代表候補が次々とゴールと、まあ華やかな開幕でよかったのかな。じゃあ気になったところをピックアップしながら。

2006 J.League Division1 第1節

Gamba 1-1 Reds @ 万博「本命の可能性、王者の意地」
Reds:3'ワシントン Gamba:67'加地亮

Super Soccer

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF加地亮、シジクレイ、山口智、家長昭博、MF明神智和、橋本英郎、遠藤保仁、二川孝弘(→87'寺田紳一)、FWフェルナンジーニョ(→81'播戸竜二)、マグノ・アウベス

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、トゥーリオ、堀之内聖、MF長谷部誠、鈴木啓太、山田暢久、アレックス、小野伸二、ポンテ(→89'内舘秀樹)、FWワシントン(→73'永井雄一郎)

一週前にゼロックスでやっているだけに、その試合を活かして、それがどのような形で出てくるのかというのが注目だったのですが、それをうまく活かせたのがゼロックスでは敗れたけど、一筋の光を見いだしたガンバだったのかもしれませんね。

で、それが見えたのがスタメン編成。ゼロックスの後半に悪い流れを断ち切った事を活かしてか、本来はアタッキングゾーンで活きる家長を左サイドバックには据えた4-3-3。逆にレッズは、ゼロックスでもそれなりの結果を残したと言うこともあり、同じスタメンでの3-4-2-1で望んだ。で、このメンバー構成で出た結果は知っての通り。

ゼロックスと同じようにゆったりとポゼッションを保持しながら攻めるガンバに対して、それを中盤で奪って前線のタレントのコンビネーションでシンプルに攻めるレッズという構図は変わらなかった訳ですが、結果としては3-1から1-1になった。この結果は、点差に隠れて見えてこなかったレッズの課題(ちらっとは見えていたにしても)が出て、ガンバの施した修正が内容好転へと繋がったことによるパワーバランスが少し変わったからなのではないでしょうか。

まずレッズの方なんだけど、前回少し書いた通り、カウンター的なシンプルな展開から前線のタレントの役割分担と技術の高さで生み出される攻撃は相変わらず驚異を保っていて、リスキーなガンバの穴を突いて後2、3点ぶち込んでいてもおかしくなかった。ただ、それが決まらなかったのは決定力不足(長谷部があそこを決めてれば・・・というのはあるけど)という簡単な言葉では済まされない部分が透けて見えた様な気がした。惜しかった、でもまだまだ次もイイ形は作れるし、だから次、という雰囲気があるのだけど、それは捉え方を変えれば緩い雰囲気にも思える。もちろん全力でプレーしているだろうし、あくまでも感じ方なんだけど、個々の選手の技術の高さ、相手よりも自分たちの方が優秀なことを自覚しているかの如く、ゲームの中で余裕を持ちすぎる様な感じがあって、「絶対にここで決める」という1つ1つのプレーに対する高い集中力を感じることがあまりなかった。確かに、レッズはガンバより現時点では質の高い個を抱えていると思うし、完成度も高いと思うけど、何かそういう緩みがこの試合の結果に影響した様な印象を受けた。よりゲームに集中し、勝負にこだわる厳しい雰囲気を纏って初めて、レッズの驚異的な強さは発揮されるような気がする。まあそれにはもう少し時間が必要かもしれない。

で、ガンバの方。僕が書いた事とは違う方(僕は播戸をトップに入れて、彼に速い動きだしをさせてラインを下げさせることでバイタルのスペースを作ることで、マグノやフェルが活きるんじゃないかなと考えてる)を取り入れた形で4-3-3を敷いて来た訳ですが、リスクをそのまま突かれて失点するなど、高すぎるリスクを負いきれなかったのかなぁという感じ(過信にも見えた)ですが、前線を活かすのではなく中盤の機能性を高めるという視点の変更があったのかなぁと。明神と橋本が守備の部分を担わせることで、遠藤が後ろ髪引かれることなく攻撃に絡んでテンポを生んだこと、後ろからサイドバックが出て行くことでアウトサイドにダイナミズムを発生させることなど、前線のアクションの少なさを補うための様々な施術はリスクを負った分と同じくらいの成果はあった。まだまだ、前線が機能しているという感はないんだけど、しっかりとビルドアップして中央からサイドという展開でいい形を生んだりしたこと(実際加地さんのゴールもそうだし。しかし見事だった、あの肩のトラップはブラジル人みたいだったよ。エドゥ効果?)、など中盤の活性化という方向性は間違ってないと思う。後はこの中盤と前線のマッチングのキーが見つかれば、破壊的な攻撃力が戻るかもなぁと。

とにもかくにも大注目の一戦はドローに終わったわけですが、やっぱりポテンシャルは両チームとも高いなぁ。チームとしては完成には時間が掛かりそうで、継続して安定したパフォーマンスを出すというのももう少し先になりそうという感じなのが救いだけど(この状態でも連勝しちゃうぐらいの力もあると思うけどね)、両チームのエンジンがいつ掛かりだすのかというのが今シーズンの優勝争いに大きく影響しそう。まあドローでイイじゃない。盛り上げるためにももう少しおとなしくしてくれてると助かるかな。

じゃあ次。

サンフレ 3-4 アントラーズ @ ビッグアーチ「糧となった"苦い"経験」 Sanfrecce:33'&82'ウェズレイ 39'佐藤寿人 Antlers:22'p 38'&43'&71'柳沢敦

Super Soccer

サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、ジニーニョ、小村徳男、服部公太、MF戸田和幸、森崎和幸(→46'李漢宰)、ベット(→79'大木勉)、森崎浩司、FWウェズレイ"猛犬再来"、佐藤寿人

鹿島スタメン:GK小澤英明、DF内田篤人"ルーキー大仕事"、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF青木剛、増田誓志(→69'フェルナンド)、小笠原満男、深井正樹(→73'アレックス・ミネイロ)、FW本山雅志(→79'野沢拓也)、柳沢敦"華々しい凱旋"

あっちが獲ればこっちが獲ると言ったとてもアクティブなゲーム。言い換えればどちらもまだまだディフェンスは甘いゲームだったような気もするけど、開幕戦ということを考えたらこういう派手なゲームで良かったのかも。

チームの指向性が似た感じの対戦だったけど、今シーズンからこういう指向性を強めたサンフレと去年からオフェンシブな姿勢を強めポジションブレイクなどの柔軟性をある程度取り込んだ感のある鹿島では少し完成度には差があったかなぁという印象。その差というのは攻撃の質というよりも(サンフレには最終的に狙いをしっかりと定まってるチームで、そういう意味では完成されているからね)守備の部分。オリジナルポジションを崩すと言うことで、その分守備の所ではリスクは高まる訳だけど、そのマネジメントの仕方として鹿島の方が長けていたのかなぁと。

サンフレは去年は4-3-1-2である程度そのポジションの上下動でまかなってきた印象があるだけど、その動きをより変化をつけることで攻撃に多様性を持たせるためにポジションブレイクという形を打ち出していると思う。実際、森崎浩(李)、ベット、森崎和と運動量豊富にバイタルまで入ってくシーンがよく見えて積極性というのは感じられた。ただ、崩した後のプレッシングの約束事も定まっておらず、攻から守の切り替えが追いつかずに守備時にバックラインと戸田で守備をまかなう事も多くなっちゃってた。そうなると、選択肢が多すぎて、ジニーニョや戸田といった読みのイイ選手の良さが全然活きてこず、結局後手の対応の中で破綻しちゃったかなと。そういうところで鹿島は、前4枚はかなり激しくポジションを入れ替えたりするけれど、ボランチに関しては上下動はするにしてもその代わりに誰かが下がったりして、守る視点から考えた時はそんなにバランスは崩れていないことも多い(切り替えの早さ、フォアチェックも影響してると思う)そういう部分で完成度の差が少しあったかなぁと。

まあそういうことはシーズン始まったばっかりだから、この試合で出てきた課題を修正すればいいわけで、この試合で大量失点をしたからといって決して悲観することもないと思いますけどね(その分の成果として3点獲ってるわけだし)で、そんなことより(失礼な言い回し)両チームの攻撃!てゆうか柳沢!イタリアでの閉塞感を吹っ飛ばすような大活躍でしたな。昔取った杵柄なのか、小笠原や本山とイイコンビネーションを見せ、周囲の理解を得たことで水を得たように反応も鋭く、そして一発決めてからは恐ろしいまでの決定力。イタリアでやってきた事は決して無駄じゃなかったことを証明した形だったと思う。まあプレースタイル自体はそんなに変わっていないのだけど(フィニッシュに対しての意識は変わっていると思う)、目に見えて変わった部分としてはフィジカル。なんか鹿島のシャツを着て、Jでやってきた選手と並ぶと体の厚みがちょっと違うな・・・と思っちゃうぐらい。もちろん動きは相変わらずイイし、これが継続されるとなるとかなり怖いね。明日は何とかおねんねしていてほしいところ。

ウェズレイも良かった。結構劣化してるという予想も多かったけど、相変わらずのパワフルで直接的にゴールをねらうプレーの破壊力は維持していたかな。コンディションをいかに維持するかというのが鍵になりそうだけど、佐藤寿人と互いに意識しあってそれなりに関係も良好。サンフレの攻撃スタイルを理解し、うまく馴染んでいるだけにこれからも結構やりそう。

この2つのチームは派手さはないけど、しっかりと地に足をつけたチーム作りで着実に勝ち点を積み重ねて優勝を狙おうとしているだけに、いかにどんな相手、どんな状態でも自分たちの形を出せるようになるのかというのが鍵かも知れませんね。じゃあその他の試合。

ヴァンフォーレ 0-2 エスパ @ 小瀬「初挑戦はビター」
S-Pulse:14'チョ・ジェジン 81'枝村匠馬

グラ 3-2 セレッソ @ 瑞穂「噛み合うスピード、噛み合わない新戦力」
Grampus:27'古賀正紘 70'杉本恵太 76'豊田陽平 Cerezo:47'前田和哉 87'西澤明訓

ジュビロ 1-1 アビスパ @ エコパ「深まる自信」
Jubilo:86'田中誠 Avispa:36'宮崎光平

ふろん太 6-0 アルビ @ 等々力「容赦なし」
Frontale:26'&40'&66'我那覇和樹 87'中村憲剛 89'ジュニーニョ 89'マルクス

FC東京 2-0 トリニータ @ 味スタ「開幕の鬼」
FC:14'ササ・サルセード 27'リチェーリ

ワルディ 4-2 ジェフ @ 埼玉「大悟劇場」
Ardija:13'冨田大介 60'OG 62'小林大悟 68'トニーニョ JefUnited:12'斉藤大輔 15'巻誠一郎

Fマリノス 4-1 パープルサンガ @ 日産「上々のスタート」
F.Marinos:3'マグロン 30'&37'久保竜彦 80'マルケス PurpleSanga:81'パウリーニョ

てゆうかもう今日第2節なんだよね・・・。早いなぁ。UCLもやりたいし、代表のことも・・・まあとにかくがんがん更新しますよ、休んでたし。明日は鹿島-Fマリノス、レッズ-ジュビロ、出来れば海外も・・・・欲張り過ぎかな。とにかく、今回はまとめちゃったけど、一試合一試合テーマを見いだしながら見ていこうと思ってますので、よろしくです。気づいたことがあったらお気軽にコメントやらTBやらメールお待ちしてます。ということ今日はここまで(だから今日じゃない)

*途中で寝ちゃってこんな時間に・・・・。はしゃいで疲れちゃったのかも。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 10, 2006

滑り出しは上々に@J1 第1節 Fマリノス vs サンガ

はい、どんどん失われた時間を埋めていきたいと思います。で、開幕戦!ドキドキワクワク、そしてちょっとの不安を抱えながら見に行ったFマリノスのゲームを。テストマッチを見た印象として少しずつだけど前に進みつつあるというのはあったけど(マルケスがヒントとなってダイレクトでのポストワークを核にした楔が軸となる攻撃とかね)、相手も相手だしなぁとか色々と思い悩んでいたのですが、結果的にごちゃごちゃを吹き飛ばすゲームでした。課題もたくさん出たけど、この時期としてはそれもまた一興。では(ちなみにガンバ-レッズ、サンフレ-鹿島ぐらいまで「出来たら」やるつもり)

2006 J.League Division1 第1節

Fマリノス 4-1 サンガ @ 日産スタジアム「滑り出しは上々に」
F.Marinos:30'マグロン 30'&37'久保竜彦 80'マルケス P-Sanga:81'パウリーニョ

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF松田直樹、栗原勇蔵、中澤佑二、MF上野良治、吉田孝行(→63'田中隼磨)、奥大介(→63'清水範久)、マグロン、ドゥトラ、FW久保竜彦(→84'河合竜二)、マルケス

サンガスタメン:GK西村弘司、DF鈴木和裕(→68'渡辺大剛)、リカルド、鈴木悟、児玉新、MF米田兼一郎、斉藤大介、星大輔(→84'林丈統)、中払大介(→59'美尾敦)、FWパウリーニョ、田原豊

新しいビッグジャージのお披露目だったり、ドラゴン(藤波)来襲だったり、関学のマーチングバンドだったり、セクシーチアリーダー付きの「We are F.Marinos!」だったり、そのゆずのメッセージ(予想びたり)だったり、赤白(サウサンプトンらしい)のシャツを着た外人がサポエリアを練り歩いたり(遠かったからよくわからなかったけど)、サポータービジュアルプロジェクト(見事でした)だったりと、開幕戦らしい華やかな雰囲気の日産スタジアム。でメンバー。Fマリノスの方は、代表組を除いて先週のPSMからの流れを汲んだスタメン構成、強行軍となっていた代表勢がそこに名を連ねて2006年の最初のスタートはこの11人になった。テストマッチで存在感を示せなかった後藤ちゃんはメンバー落ち(残念)サンガの方は、アレモンの怪我、右サイドの人選(星or加藤)というところが注目点だったのかな?結局アレモンはベンチにも入れず、その代わりには田原。そして右サイドには星と奇しくも元マリな二人がスタメン。

堅さの見えるサンガに対して、Fマリノスが序盤からポゼッションを握る。ビルドアップにおいてスムーズさを欠いた感はあるものの、左サイドのブラジリアントライアングルが高い技術力と即興的なコンビネーションを核に左サイドで局面打開してアタッキングサードに入ると、Fマリの2トップとサンガのセンターバックの大きな実力差がスコアに反映される。

ゴールはこんな感じ。

・まず開始早々の3分。マルケスが左からクロス、これは相手に跳ね返されるものの、このリフレクションに反応したのがマグロン。フリーの状態でダイレクトでシュート!逆サイドに流し込まれたボールはブラインドになったのか、GKは全く反応できず。あまりにあっさりと決まりすぎて驚くほどの展開でしたが、厚みを感じたゴールでもありました。

・2点目は思いもよらぬ形から。左サイドでドゥトラがハイボールを入れると2トップが詰めるがすでに準備できていただけにキーパーボールかなと思った刹那、キーパーが処理を誤って後ろにこぼす。そのこぼれに久保が頭に当て、弱々しく流し込んだ。今日は神様もFマリノスを応援しているのかな?と思ったゴール。

・3点目はセットの流れから待ち望んだ形。CKは外に流れるがそれをフォローしたのはマルケス、左サイドでボールを持つと相手DFの隙間を突く低いクロス、それにニアで反応したのは久保!早い反応で相手を制し前に体を入れた時点で勝負あり、ヘッドでゴール!まあ見事。

内容が伴っていたかどうかは別にして、次々とゴールが生まれていい流れで前半を終える。

後半は、柱谷監督の檄があったらしいサンガが持ち直したこともあり、本来こういうゲームになっていたのかなぁと思わせるような展開に。中盤での不用意なバックパスのミスから失点したわけだけど、失点シーン意外にも相手のアプローチに対して曖昧なパスが多くなり、そこから上がり気味の中盤の裏を突かれるシーンが散見。上がり気味のバランスに対して少々リスクを背負い切れていないのかなという印象も受けた。マルケスが見事なループで公式戦の初陣を飾るゴールを見せたり、スタメンの座を追われた隼磨が吉田とは違う特徴でかなりいい動きをしたりといい部分もありましたが、点差もあって気が抜けたようなプレーが目立ってしまったのかなと。結果は4-1で完勝と言っていいスコアでしたが、内容としてはまだまだ向上の必要性を強く感じるゲームだったのではないでしょうか。

で、気になった部分として次節以降にも繋がる課題を。

まず、中盤のバランスと守り方。この試合では個の力において押さえ込めたから何とかなったというだけで、中盤とDFラインが連動しておらず、バイタルがスカスカになるようなシーンも多かった事。これに関しては本当に早く修正しないと致命傷になりかねない欠陥。中盤はアプローチ重視のDFをしてるから、深い位置に入ってくるアタッカーに対しての警戒は薄く、コースを切るとか、スペースを埋めるという意識は低い。元々ポゼッション重視で攻撃的な組み合わせと言うこともあって守備に対してはおざなりということを岡ちゃん自身が認めているみたいだけど、守備意識も低い。で、それに対してDFラインは相手が入ってくるのに対して、ずるずるラインを(入ってくるボールに対しては積極的に行っていたにしても)、そうなると必然的にバイタルが開いてきてしまう。対応策としてはラインを上げるか、中盤のセンターをコントロールしてバイタルを埋めるのか、そして勇蔵をフォアリベロ気味前に出すというのが考えられるけど、はてさて。

で、上に絡む要素として、後半相手に責め立てられる中で、京都の両サイドバックに対して誰がアプローチにいくのかというのが定まっていなかったこと。これ自体は大したことではないのだけど、付加的な要素で上に書いたバイタルが空くという事になってしまった。

状況を整理すると、星・美尾がかなり高い位置に張り出してきたことで吉田(隼磨)・ドゥトラはそれに応じて下がり、5バック気味の状態になる→サイドの低い位置にスペースが生まれ、そのスペースで渡辺・児玉がかなり余裕を持ってボールに触れる状態に→低い位置とはいえフリーにさせておくと何をされるかわからないので、マグロン・上野がアプローチに行くのだけど、そうすると肝心の中央のスペースが手薄に→結局そこをうまく使われることはなかったが、結果的に釣り出されてる結果となっている。

ということなんですよ。基本的にはここにはFW、もしくはOMFが行くべき所なんだけど、マルケスにしても久保にしても頑張っていたとはいえ精力的に広範囲をカバーするようなディフェンスは出来ない(させると彼らの価値が半減しそうだし)そういう意味ではFWに頑張らせる、中央のMFに行かせる以外の対応策を考える必要があるのかなぁと(例えばボールサイドのウイングバックを前に出して、マークを受け渡しながらスライドするとか)Jでは4バックを主戦として敷くチームは多くないけど、次の鹿島は4バックで、しかもここが攻撃の起点となることも多いだけに、ここにいかに注意を払えるかというのはポイントになるかもしれない(これが出来ないと、ズレが生まれて本山(深井)、小笠原、フェルナンド(増田)などに自由に仕事をさせてしまう可能性も出てくるからね、これが怖い)

他にもビルドアップの部分など気になる部分はあったけど、とにかく開幕戦という難しいゲームで結果が残り、課題がある程度明確になったという意味ではイイゲームだったと思います。だから上々の滑り出し。で、開幕と言うことで選手評も張り切ってやっちゃった。常時やるかはその時次第っす。

[サッカー][Fマリノス][採点]2006 J1 第1節 採点&選手評(僕の読書+日常記録←読書記録なんてもうやってない)

あ、サンガの方は出だしに堅くなって、ゲームに乗り切れない間にポンポンポーンとやられてゲームを獲られたという感じかな?J2の時に見せていたような中盤の底からのイイ展開→突破という形が出来なかったのが気になったけど、あれがJ1レベルというか(Fマリノスの中盤ディフェンスは決してよくなかったと思うけど、個vs個でやられるシーンが多かった)洗礼になっていたのかも。まあここまで堅くなることもないだろうし、ここからが勝負ですな。色々と考えながらサッカーをしているのはよくわかったから(FWをマークしているDFのゾーンにサイドアタッカーが入って局面的に二人を見なきゃいけない状況を作ろうとしたり、どちらかが外だったらどちらかが中に入ったり、ボランチの上がりとか)、それを少しレベルの上がるJ1で表現できるか、まあどちらにしてもボランチがJ1のスピードに早く慣れる事が必要ですな。にしても、あのセンターバックで平気かしら・・・。

とりあえずこんな所かな。明日はJ1他の試合をいいところ取りでまとめます+出来たらプレビュー。ということでここまでです。

*ドラゴン腰痛再発かと思ったら、今日はフルメニュー消化。大丈夫かいな。いてくれることに越したことはないけど、無理だけは勘弁だよ~。しかし、久保のニュースだけで波及力強すぎ。

*そういやACLあったのね、全然忘れてた。結果はともにコリアにやられちゃった、残念。ヴェルディは大橋のために開幕戦見に行ったんだけど、その大橋すごい頑張ってたねぇ。スタメンもがっちり確保でしょ。そんな大橋も出てない。ラモス、はっきりしてんな。ガンバはドンマイ。

*新しいパソコン、キーボードはかなりイイかも。打ちやすい。矢印のキーの位置が少し下にずれててシフト連打しちゃったりする以外は気に入ったかも。画面が広いのはまだ違和感。とりあえず今日やったことは、

ウイルスソフトのインストール
ブックマークの整理
ATOKの辞書登録(まだまだ拙いね。僕の癖を覚えてくれるまでは大変かも。それと選手名は出てこないね。外人は特に。海外のレポートやるときは大変かも・・・・)
2ch用ブラウザインストール
Firefoxの細々した設定
webの様々な設定(cookieとか、websoccerとappleのpassが見つからない)

*そういえば、オフィシャルがリニューアルしてた!遅!ネット離れてて今更だけど、ちょっと見づらい?スクロールするの面倒くさいかも、格好いいけどさ。

*昨日更新できなかったのはココログのせいです。しどい。僕がいない間に手を抜いてる?金取ってるんならしっかりやってちょ。フリーにしちゃうぞ(移転作業面倒くさいからやらないけど)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 09, 2006

生存証明 -更新再開+ボスニア戦+ゼロックス-

ただいまー!やっと帰ってこれました!本当に長かった、パソコンがお釈迦になって、新しいパソコンを買ったりして、ネットから離れた生活を久々にしましたが、とても不便。で、ようやく新しいパソコンが届いて(DELLのinspiron 630mっていうやつ)、前のパソコンと同じように使えるように細々した設定をし直している感じで、今日から早速というわけにはいかないのですが、とにもかくにもまたこれからだらだらとやっていこうと思いますので、よろしくです(どれだけ見ている人がいるのかわからないけど)

で、お休みしている間も当たり前にサッカーは見てまして、代表やらJやらヨーロッパやら書きたいこともいろいろあったのですが、旬もすぎちゃったので、ここで簡単にまとめて書こうかなと。生存証明みたいなものかも。

・日本代表 ドイツ遠征

Japan 2-2 Bosnia-Herzegovina @ Dortmund(2/28 21:20KickOff) Japan:45'N.Takahara 90'+5'H.Nakata B-H:56'pZ.Misimovic 67'E.Sphahic

Sports navi

土壇場の一発芸で敗戦は免れたものの、現状の日本代表の力では素直に「こんなものかなぁ」という感じでした。

前半はそれなり。ボスニアが戦闘モードではなかったこともあって(WC予選のスペイン戦で鬼プレスからカウンターを徹底してやっていたのがすごい印象に残ってる)、それなりにチャンスも作ったし、ボールも回ったのかなと。

その中でも存在感を示したのはやっぱりヒデと俊輔。ヒデはキーちゃんも言ってたけど、前線で動き出すアタッカーの動きだしを察知して長いボールで相手のプレスを無力化する展開力で攻撃をリードしたのがとても効果的だった。それ以外にも、リズムメーカーとして動きながらボールに絡んで、日本の拠り所としてとてもたくましいプレーだったのかなと。俊輔に関しては、序盤は相手を見定めるような感じで動きも少なくボールに絡めない悪いときの俊輔という感じだったんだけど、少しずつボールに触りだしてからはらしい柔らかいパスでチャンスを演出したりと、左足の価値を改めて証明したという感じ。高原や福西へのアシストなどは「質」を感じた。

でも、こういう流れを覆された後半が現在の日本代表が抱えている課題が出たという感じだった。ボスニアのペースがあがったこともあるけど、個においても組織においても「弱さ」というのを露呈したのかなと。

まず個の部分だけど、まあアレックスとか加地さんがやられたのは計算通りとして(まあ何とかしてほしい部分なのは言うまでもないことなんだけど、局面打開に対しての弱さは結構致命的。前に出ればいい仕事ができるのはわかってるけど、この辺は考えなきゃいけないところ)、佑二がHSVのバルバレスにこてんぱんにやられたことはショックだった。日本の最後の砦とも言う存在感を示してきた佑二がこういう大型でポジショニングに長けた選手にやりこめられるようだと本当に日本は苦しくなる。やられたシーンを考えると、PKのシーンはしょうがないにしてもセットでポジショニングにおいて先にポジションをとられてしまうと、サイズもフィジカルも長けている相手には何とかできなくなっちゃう。そういう意味で駆け引きにおいて完敗したのは、この先を考えると(オーストラリアにはマーク・ビドゥカ、クロアチアにはダド・プルショがいるからね)とても心配な要素かなと(佑二は代表の連戦はかなり低パフォーマンスが続いてた、戻ってきてなんとか立て直してくれたのはよかったけど)

で、組織においてはその個でやられてしまうことを前提にカバーの意識が非常に高いのだけど、そのカバーに行った選手が開けた穴を埋められず、肝心要の中がフリーとなったりするシーンがとても目立った。実際サイドが粘ることが一番必要なことなんだろうけど、個の能力がこの数ヶ月で上がることは考えにくいだけにグループとして何とかする必要があるのかなと。前からプレスをかけるというスタイルを含めて(積極的に獲りに行くの現在のやり方は後ろを考えるとリスキーかな。アプローチでコースを切りながら、しっかりとブロックを組まないと正直押さえられる気がしない)色々と現実的に考えていく必要に迫られている気はするけど・・・。

それ以外にもビルドアップや押し込められた後の反撃法など課題はまだまだ多い。まあこういうチーム作りをしているだけに仕方ないことなんだけど、本大会に向けて「露呈」というのがぴったりかなぁと。まあこれをいかに修正できるかというのは日本の生命線になると思う。

まあそんな感じでも最後は予定調和のようにドローに持ち込む強運というか勝負強さもあったりと、悲観と楽観という感じなんだけど、まあこのチームには成績云々は別にして化学変化にとても期待しているので、まあそういうのが起こること(まあそれを世間ではミラクルとか奇跡というんだけど)をちょっと期待したいなぁと。じゃあ次。

・ゼロックス見てきました。

2006 XEROX Super Cup(2/25 13:30Kickoff)
Gamba 1-3 Reds @ 国立 Gamba:2'坪井慶介(OG) Reds:9'堀之内聖 17'ワシントン 51'ポンテ

nikkan sports

Jの開幕を告げるという枕詞がよく似合うゼロックス。見に行ってきましたよ。結果は知っての通りレッズが圧勝だったわけだけど、スコア同様この時の完成度でも大きな差が出ていたゲームでしたね(だから開幕戦でああいうゲームになったことは万博ということは差し引いてもちょっと不思議だった)

注目としては新戦力のフィット具合だったわけですが(だから見に行ったの)、そこの差が両チームのスコアの差となったことは歴然。感覚的になんですが、レッズの方はユニットとしてワシントン+シンジが嵌った感じだったのに対して、ガンバとしてはまだマグノの特徴を消化し切れていないという感じだったのかなぁと。

まずレッズ。大概相手が引くこともあって崩すことを求められる訳だけど、本来はシンプルに速く前にボールを運び前のアタッカーに預ける形が自分たちの形なのかなと。そういう意味ではシンプルに預ける形が彼らに任せる形になっていて、あまり複雑化させなかった。で、肝心の3人の関係としてワシントンが最前線で体を張りながらボールを引き出すことに専念、ポンテはそのサポートをしながら高い位置で顔を出す、そしてシンジがボランチと前線を繋ぎながら前に出て行く、という感じで役割分担がしっかりとできていたことで動きが整理されていたことがうまくいった理由なのかなぁと。2点目のシンジのスルーパスからワシントン、3点目のワシントンの前線での粘りからアレックスを経由してポンテという形はそれを証明づけるような形だと思うし、それ以外にもいいコンビネーションも見えただけに、熟成はそんなに時間がかからないのかなぁという印象でした(チームとして彼らといかに絡むかというのは別に)

ガンバの方は、逆に役割分担がなく、一人一人がやりたいことをやろうとして噛み合わなかったという感じ。基本的にフェルナンジーニョとマグノが好むゾーンと形が同じ(バイタルエリア付近で相手を前にするような形)そうなるとファーストアクションが起こらずトップ不在のような形になることが多く(二川が意識して飛び出していたけど)、チームとして作ってアクションを生かすことが上手なガンバとしては、彼らの個人技で押す形「しか」怖さを感じさせる形ができなかった。後半、FWらしい動きができる播戸が入って、しっかりとファーストアクションが起きるようになるとガンバらしい形もできていたし(3バック→4バックというのもあるんだろうけど、そんなに変わらない気もしたけどね。だから開幕戦の采配は???という感じ)、そのファーストアクションが相手の警戒を引くとバイタルが空き、相乗効果としてマグノが活きるようになったので、個人的にはマグノ・フェル・二川の1トップ2シャドーより相性としては良さそうに感じた。まあ西野さんにはそうは見えていないのか、こだわりがあるみたいだけど(家長の左サイドバックは諸刃すぎでしょ、自信過剰すぎ)

まあ一週間後の開幕戦でも同じような傾向は多少なりともあったんですが、まあそれはまた次に。

これだけで十分なボリュームに。テストマッチ(マリvs横浜FC、海外でも注目だったアズーリvsドイツとクロアチアvsアルゼンチン)もやりたかったんだけど、いいや。とにかく今週末までに何とか今に追いつきますよ。ということで生存証明的なエントリーですけど、とりあえずここまで。

*とにもかくにも設定大変!とりあえずやったことメモ。

ネット接続設定
周辺機器のインストール
Microsoft Office
Photoshop
ATOK
Firefox+拡張機能 DL
ブックマーク
Lhaplus+ DL
iTune DL
WindowsMediaPlayer10 DL
RealPlayer DL

*まだまだやることは残ってるね。cookie頼りの部分も多くて、passがわからなかったりするのも多かったり・・・(@niftyとかwebsoccerとかappleとか)てゆうか壊れた元のパソコンを直さないことにはどうにもならないことも多いかも。音楽とか画像とかFM2005のデータとかあれとかこれとか・・・・HDDだけ使えたりしないのかなぁ・・・

*さっきipodを充電したら中身が全部飛んでたー。ずーっと、充電切れたままになってたからかなぁ・・・。痛い。てゆうか、壊れたパソコンもずーっと電源切れたままだから飛んでるかもなぁ。音楽なくなるの痛い。マジ痛い。

*やっぱり慣れないね。前のはタッチパネルの感触だったり、スクローラーがなくなったり、画面が広かったり。ATOKもまたさらに戻っちゃったから、いい子ちゃんで使いづらいねぇ。いつになったら慣れるかな。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

« February 2006 | Main | April 2006 »