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February 22, 2006

お知らせ+フィンランド戦の雑感

またまたご無沙汰です。フィンランド戦のレポートと残したまま、神隠しにあったようにネットの世界から離れてました。

フィンランド戦のレポートすら出来なかったことに自分でも凹んでますが、もう少しこんな感じになりそうです。と言うのもパソコンの調子が悪く、長時間電源を入れておくことが出来ないため、文章を書けなかったりするんで。

現在新しいパソコンを買うか、修理に出すか考え中(と言うより懐との相談中、どちらにしても修理しないとデータが移せないんですけど)なんで、又落ち着いたら頑張りますので、それまではもう少しお待ち頂けたらと。てゆうか色々中途半端になってて気持ち悪いっすよね。すいません。

で、久々にパソコンがついたので(故障箇所は電源の接触不良っす。アダプタの接続部がおかしくなってて、バッテリーもへたってるので、10分ぐらいしかもたないんす。アダプタの部分を使わないで電気を流せる様なやつないかしら)、遅ればせながら、ちょっとだけフィンランド戦の雑感を。

・スタメン変更はチームに大きな刺激。村井の意欲溢れる動き、巻の運動量がとても目に付いた。二人とも望むような結果は出せなかったけど、チームのために走り回って活性化した働きぶりは評価されてほしいかな。ジーコが評価するかは分からないけど。

・相手が弱かったというのはあるけど、中盤でパスを交換しながら、裏を狙うという意図を持って攻撃できたのは良かったのかな。チームタスクがはっきりしないチームで、個人任せの部分が強いチームだけど、共通の狙いというのはアメリカ戦では見えなかったし。で、その中でなんだかんだ言って、シンジの存在感は別格。彼の存在が中盤を落ち着かせたのかなと。ただ、守備の意識の低さを考えると起用が難しそう。

・久保のゴールはとってもめでたい。腕を小刻みに引くパフォーマンスが見れて嬉しかった(あれ好き)巧みに左足で合わせたのは久保っぽいね、徐々にだけど戻ってきてる感じが嬉しい。試合を通じてみると、得点を獲る仕事以外は余り出来ていなかったけど、巻がその分泥仕事を頑張ってくれたので、その仕事だけに集中できていたって感じかな。そういう意味ではまだまだで、巻に感謝しなきゃいけないのかな(巻は動き過ぎってぐらい動いてたね。FWとしてはペナ付近で動き出しにメリハリがつくと、もう少し獲れそうな気がする。動きの勢いでそのまま、みたいな感じが多いかな)とにかく無理はせずに、徐々に徐々にやっていって欲しい。

・小笠原のシュートにびっくり。素晴らしいシュートで、南米が喜ぶ「掠め取る」様な狡猾なシュート。高校生の時にブラジルに心酔していたコーチに教えて貰った事を思い出した。「1stプライオリティはまずゴール、キーパーが前に出てたら狙え」って。小笠原はゴール以外にも意欲溢れるプレーぶり。本来なら、中盤でボールに絡みながらリズムを作るプレーヤーだけど、より高い位置で仕事をしようという意識が強かった気がする。俊輔やヒデ、シンジにしてもリズムは作れるわけだから、違う特徴で勝負するという意識はイイと思う。てゆうか、こういうプレーをしているときは結構チーム全体がうまく回る印象もあるし。

・後ろにとっては評価のしずらいゲームだったけど、相手が相手だからねぇ。気になった部分は甘えが見えるプレーが所々にあること。まあテストマッチで選手達もモチベーション的に難しい部分はあるにしても、ボランチのオリジナルポジションに戻る遅さ(緩慢)、ビルドアップの中でのミス等は目に付いた。まあ本番になったらもっとやるんだろうけど、サバイバルという意識が薄い気もする。

・それとラインが低いこと。攻めれる時のチャンスを逃さないという意味で、DFラインから積極性を表すことは必要なことだと思う。リズムがある時間帯に佑二が2度ぐらいラストパスを出すようなシーンがあったけど、ああいうシーンはコンパクトだからこそ。リスクがほとんどなかったことを考えたら(足の速い坪井もいるし)、高めのラインで後ろから背中を押すという意識が欲しい。個人的には佑二の調子が戻ってこないのが気になる。

・慈英嬉しそうだったね。決してうまいとは言えないけど、サッカー好きな人間にとって一生の記念になるでしょ。良かった良かった。こういう人にやって貰った方が気持ちいい。

こんな感じかな。とにかく早期復帰を目指します。なんか怪我人みたい(苦笑)まあPCが怪我したようなもんか。では、ここまで。

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February 18, 2006

ニュース雑感、色々と。

代表戦まで暇なので、ここの所出来ていなかったニュースをサラッと。3段で、でっかい話題、海外、マリっぽいモノと分けて。

・大ネタ

クラブW杯にJ1優勝チーム出場(スポニチ)

昨年から始まって、今年も日本で開催されることが決まっている世界クラブ選手権→クラブワールドカップの開催国枠が認められたそうな。まあ大会自体が赤字に終わってしまったりと、この大会の存続に関わってくる部分で緊急措置的に手を打ってきたという感じが満載な訳ですが、これはJにとっては余りよろしくない事なのかなぁと。

勿論、大会に参加できることは名前を売るという意味でも経験を得るという意味でも悪いことではありません。ただ、ACLの存在価値が薄まってしまうのではないかと言うこと。まあ恒久的な日本開催が保証されているわけではないので、長期的に大会のことを考えたら開催国枠はベターな選択だと思うんだけど、JにとってはACL軽視という傾向が進んでしまいそうで余りポジティブじゃない感じがする。クラブとしてもの凄い負担が掛かることはここ2年で充分すぎるぐらい証明されていて、片手間では絶対に勝ち抜けない厳しいトーナメントというのもよく分かったのに、こういう形で裏口入学みたいな道が出来てしまうと「ACLは捨てる」という選択肢に流れてもおかしくないのかなと(特別な感情を持たない限り)

ACLを獲るためにはJのバックアップが必要という流れが生まれたのに、そんな流れが萎んでしまう可能性があるのが残念。ACLはクラブの更なるレベルアップにとても刺激となる大会なだけに、こういう形で意欲が萎んでしまうのはとても勿体ないかなぁと。そういう意味ではこういう緊急施術的な要素は、運営を別にしても、日本にとっては余りポジティブではない気がする。先のことはどうなるか分からないけどね。

まあこういう事にもめげず、今年出るクラブには本気で頑張って欲しい所です。

NHKがJリーグ放映権料の減額を要求(ニッカン)
J地上波放送消滅も -来期NHK放映権料提示減で-(報知)

これも困った問題。NHKはああいうことがあった以前に、様々なスポーツに対してかなりシビアな姿勢をとり続けていた訳で、Jにもそれが降りかかってきたということなのかな・・・。

まあ素直にスカパー!入ればいいじゃんという話ではなく、Jの露出が減るというのはとにかくマイナス。確かに視聴率をべらぼうに獲れるソフトではないけど、それでも少しは放送して世間にアピールすることも大切。ただでさえサポーターの年齢層アップなんて事も報じられているし(代表がJの観客動員に対して影響ないことが改めて分かったわけで)、少しでも新規ファンの開拓を進めるためにも地上波放映は続けて欲しいな。

チェアマンも強硬な姿勢だけにこだわらず、柔軟な姿勢を持ち続けて欲しいな。J墓以外に比べて放映権に寄りかかった経営をしているわけではないんだから、長期的な視野で物事を判断して欲しい。地上波放映なくしたら痛い目見るのはこっちかも知れないよ。NHKはさっさと金払って下さい。

しかしJとか海外含めて全体的に地上波でのサッカー放送は減ってる気がする・・・。

・海外ニュース

クーペル、マジョルカの監督を辞任(marca)
クーペル「私の辞任は、チーム活性化のためにも必須である」(marca)
マジョルカの新監督にマンサーノ(marca)

まず嘉人の所属するマジョルカの監督交代の話題。エクトル・クーペルが今シーズンは成績を伸ばすことが出来ず、チームに刺激を与えると言うことを狙って自らその職を辞す決断をした模様。このタイミングなら現状の低迷もかすり傷で済むと言うこともあったのかも。

クーペルは昨シーズンは奇跡のような残留を成し遂げているし、元々とても素晴らしい実績を残していた質の高い監督だけど(後ろ向きなタスクが目立つ監督ではあるけど)、今シーズンはチームが恐ろしく停滞してる印象は拭えない。タスクに雁字搦めというか、巧く運用できていない印象は少なからずあったからね。

で、新監督はマジョルカでも実績のあるグレゴリオ・マンサーノ。彼がクーペルの意志をうまくいかせるかに今期のマジョルカは掛かっているかな。残留までのラインは15試合で6~8勝と定めている様子。道程は結構厳しい。

ラーション、来期ヘルシンボリ復帰へ(marca)

バルサのラーションがスウェーデンに戻ってキャリアの最終局面を迎える様子。出場機会が少ないと言うことも影響したかな。まあ心は決まって多用で、伝説を作ったセルティックにも行く気はなかったみたい。ちょっと残念。

このニュースを見て思ったのは、今海外でやってる選手がこういう年代になった時に自国に戻ってきてくれるのかなぁと言うこと。せっかく希少な経験を海外で積んでいるわけで、そういう経験を出来ればJにフィードバックしてくれたらなぁと思う。名波がJに帰ってきたときにジュビロが格段にレベルアップしたりと効果はあると思うし、それでリーグが活性化したら素敵なことなんだけど。レベル的にも観客動員的にもインパクトは大きいと思うし。

いかがですか、まずはヒデさん。後2~3年したら戻ってきませんか?

ラウールが3ヶ月ぶりの復帰へ(uefa.com)

このニュースはホントに嬉しい。昨年11月のクラシコで膝をやってから3ヶ月ぶりの復帰となる模様。怪我したときはもう少し掛かるとか、ブランクを考えたらWCも駄目なんじゃないか?とか言われていたけど、奇跡的な回復を見せた様子。

大事な試合もこの後に控えているけど、とにかく再発だけは避けて欲しい。後はシャビだね、スペインにとっては。

・マリっぽいニュース。

横浜山瀬ヘルニア再発、手術か…長期離脱(ニッカン)

嫌いな言葉はヘルニアと肉離れです。

こういうサイトで勉強したくなるぐらいだね。このサイトによると、完治(潰れてしまった椎間板の修復)は難しく、山瀬にしても久保にしても長い期間苦しんでいることを考えたら、根治というよりうまくつきあっていく手法が何かしら必要なんだろうねぇ。どっちにしても、とにかく今は治すことを考えてゆっくり休んで欲しいな。もうどうしようもないわけだし。で、帰ってきたらフル回転で働いてくれればいいさ。

あ、チームは山瀬を間違いなく必要としているよ。今のチームの得点力不足を見たら分かると思うけど、主体的にアクション起こせる選手は希少。だから余計なことは考えず、治療に専念してね。

で、後は練習試合in御殿場キャンプ+今日のやつ。得点力不足だよ、ママン。でもまだ2週間あるからね。頑張れ頑張れ。

2/13 (45min×2)
Fマリノス 0-0 ベルマーレ @ 時の栖

F.Marinos Report

2/16 (30min×2、45min×1)
Fマリノス 0-1 ホーリーホック @ 時の栖
Holyhock:27'平松大志

F.Marinos Report

2/17 (30min×2)
Fマリノス 3-0 静岡産業大 @ 時の栖
F.Marinos:27'後藤裕司 39'田代真一(ユース) 43'兵働慎剛(練習生)

F.Marinos Report

2/18 (30min×2)
Fマリノス 1-0 モンテディオ @ 戸塚
F.Marinos:27'マルケス

F.Marinos Report

今年もフラストレーションたまりそうなシーズンになっちゃいそう?まあコンディションとか相変わらずエクスキューズはあるんだろうけど、この結果はどうなのさ。キクマリの映像を見る限り、まだまだ主体的なムーブが出てきてないみたいだし(あんな短時間じゃ判断できないけどさ)、とにかく心配。まあでもマルケスが点を獲ったり、後藤が点を獲ったりしてるのは良いことかな。

とにかく来週のPSMがどうなるか、まあ横浜FCが相手とかそんなことを気にしてる場合じゃないかも知れないよ。まあ楽しみでもあるけどね(全くひねくれてるねぇ)

と言うことでここまでかな。フィンランド戦までまだ時間が残っちゃったなぁ。まあいいや、と言うことでまあ後で。

*カーリング。結構見てるけど、外国の選手の方が心臓に毛が生えてる感じで、その分負けちゃってる感じ。まあ技術的な差もあるんだろうけど。今日のカナダは強いみたいだけど、頑張れ。NHKの人でさえ、マリリンと呼ばれる事に萌える。そういえば男子はやらないのかね?

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February 17, 2006

06'J.League 傾向と対策 -ジュビロ-

えーと、6回目!と言うことで昨シーズンは大型補強に走りながらも、それに伴う結果を導けなかったジュビロです。まあFマリノス同様ACLによる苛烈なスケジューリング、チーム作りを妨げる怪我人、蓄積疲労などなど様々なエクスキューズが絡まって、色々な要素で判断するには難しい部分もあるのですが、やはり失望というのも合ったのかも知れませんね。今シーズンは、全てがシンプルになってJに全力で注げる中でどのような方向性を打ち出すのでしょうか?では。

・市場動向

[IN]
FW
西野泰正(←エスパルス/レンタル復帰)

MF
ファブリシオ(←コリンチャンス[BRA]/完全移籍)
菊地直哉(←アルビレックス/レンタル復帰)
犬塚友輔(←静岡産業大/新人)
森野徹(←市立船橋高/新人)

[OUT]
FW
カマラ(未確定)

MF
川口信男(→FC東京/完全移籍)
河村崇大(→セレッソ/レンタル)
森下仁志(引退)

DF
上本大海(→トリニータ/レンタル→完全)

昨シーズンとはうって変わって、かなり静かなオフシーズン。で、一番目立つ所では、油南米支店からブラジル代表のキャップを持つファブリシオを獲得。コリンチャンスではビッグスポンサーの煽りを受けて居場所を無くしてしまったと言うことで都落ちっぽい感じもありますが、その争う相手がアルゼンチン代表ハヴィエル・マスチェラーノとその都落ちのレベルも高い。まあそれは良いとして、触れ込みでは中盤でのリスクマネジメントに長けた選手のようで、必要かどうかは分からないけど、チームを一段上に引き上げるような実力者であれば、インパクトは薄いがイイ補強と言えるのかも知れない。気になる部分としては、ジュビロの固有のスタイルありきの部分が大きく、主力として外国人が入り込みにくいところがある所かな。ジュビロのスタイルを理解し、慣れるだけの時間が必要で、シーズン当初から戦力として計算するのはなかなか難しい所がある気がする。まあ、山本監督就任でその色は薄まったとはいえ、その傾向は気になる所。個人的には外国人を獲るのであれば、ボランチよりも層の薄いFWを獲るべきだったのかなという気がするけど。まあその辺はアイデンティティの違いなので何とも言えないかな。

その他に目を向けると、かなり疑問なレンタルであった菊地直哉が無事にジュビロに帰還(しかも今シーズンは副キャプテンだそうな)、又エスパルスに行っていた西野も復帰という形に(こちらは余り良い仕事は出来ず)で、今シーズンはACL枠がなくなると言うこともあってか、長年ジュビロのバックアップを担い続けた川口と河村が押し出される形に。まあこの辺は仕方ない所かな。

それと昨シーズンはユースからの大量昇格があった新人獲得ですが、今シーズンはU19代表候補の森野と大卒の犬塚という選手を獲得。ドラスティックとまでは行きませんが、着実に進みつつある世代交代の中で、若い選手をいかに育てるのかというのはジュビロの少し長いスパンでの大きな課題というのは変わりませんね。では傾向。

・傾向

06 Jubilo
Pattern1          Pattern2
  カレン  前田        カレン  前田
     成岡         西       太田
村井       太田        名波
   名波  福西       服部  ファブリシオ
 金珍圭 田中 茶野    鈴木 菊地 茶野
      能活            能活

FW:中山雅史、西野泰正、岡本達也、藤井貴
MF:船谷圭祐、中村豪、上田康太、森野徹、犬塚友輔
DF:大井健太郎、森下俊、松下幸平
GK:佐藤洋平、山本浩正、八田直樹、松井謙弥

一応、代表抜きのバージョンが右。個人的に山本監督のやりたいことをやるのなら、右側のアウトサイドが高く張り出すようなスタイルの方が良い感じもするけど、どっちもどっちかな。で、このメンバーを見て思うのは、FW、アウトサイドに怪我人が出ると辛そうで、若い選手が計算通りに成長してくれないと、アクシデントで一気にチームが傾く可能性があるのかなぁと。勿論複数ポジションをこなせるユーティリティ性を持った選手はいると思うけど、こなせるのと活きるのは全然違うわけで、クオリティを保てるかという部分では不安が残る。そういう意味で若い選手の更なる成長は必須とも言える陣容な気がします。

で、昨シーズンを見た上での事を傾向として。ジュビロの場合もFマリノスほど表面化しなかったものの、ACLを絡めた苛烈なスケジュールをこなした反動とも言える蓄積疲労や怪我人の頻発によるメンバー構成において苦しんでいたのかなぁと。そういう部分で色々なことを判断しにくい状態な訳ですが、昨シーズンのジュビロは見る度に印象が変わる感じで、パフォーマンスが安定しないシーズンに見えました。シーズン通じて全てを見れていたわけではないのですが、チームとして様々なモノが求められて(若手の成長の促進、世代交代、補強の見返りとも言える結果)ぶれたのかなぁと。

大型補強で沢山の選手をチームに迎えて「山本色」を強めようと言う意図を感じた序盤。

偶然にもトップの組み合わせに一つの答えが生まれ、チームの戦い方を見いだした中盤。

若手の重用などテストモードの中で「アテネ再び」、見えていた形に靄が掛かってしまった終盤。

大まかに分けるとこんな感じなんですが、山本監督がジュビロのアイデンティティにどういう要素を加え(又は削り)、どういう完成型をイメージしていたのか、と言うことが最終的にピッチに反映されるまでには至らなかったというのが、個人的な感想です。

それを表す一番顕著な部分が守備。このチームの構造的欠陥とも言えるカウンターに対しての脆弱性を修正しようと、シーズン序盤から様々なアプローチをしていたように見えたのですが、結局昨シーズン中にその答えが見つかったようには見えなかった。元々人数を掛けて攻めるチームなだけに、どうしても速い攻撃に対しては少ない人数で守ることを強いられる。だからこそ「構造的な欠陥」な訳で、この部分を修正するには、ある程度チームの「アイデンティティ」の部分に手を入れる必要があった。

で、山本監督が手を付けたのがアウトサイド。以前であれば藤田であり西が、サイドに張り付きすぎずにポジションを崩して、柔軟に中の選手と絡んでスペースメイク&ユーズという形でゴールを狙うのがとてもらしかったですが、村井と太田になってより個人の局面打開からクロス、と言う形を求めた。以前の人数の多く掛かる形から突破→クロス→シュートという極力手数の掛からない形(=リスクを余り掛けずに取れる形)でゴールを獲利他委という狙いが透けて見えた。しかし、そういう形に強さを見せるFWがチームのやり方にフィットしなかった事、チーム自体がそういうやり方をメインに置く事を是としていなかった事(今週のサカマガの名波のインタビューにもそういう部分が見える)など、結局土台からそのプランが崩れて、カウンター対策にも至らなかった。

一つの確固たるアイデンティティを持つチームだからこその難しさだと思いますが、それを納得させるだけの説得力や求心力が足りなかったとも言えるし、壊す勇気も又持ち得なかった。残念ながら監督の創造力不足というか、力不足を感じました。ただ、今シーズンは新加入選手との相互理解も進み、迷走した感は拭えないにしても色々な形や組み合わせなど大好きなテストが出来たわけで、チームを再構築する上でのヒントのかけらというのは残ったはず。そういうモノを活かせれば、昨シーズンの納得いかない成績や中身も糧として活きてくるのかなと(2トップの組み合わせの答えは出ているはずだし、失敗例から学べばかなり絞られてくるんじゃないかと)とにもかくにも、山本監督が昨年集めたデータをいかに整理・分析し、ピックアップして、チームにするというチーム構築能力に掛かってくるのではないでしょうか。では対策(ってほとんど書いてるんだけど)

・対策

昨シーズンはここ数年の恨みを晴らされたの如く、2連敗。しかも両方ともショッキングな負け方で、その敗戦のダメージはとても大きかった。そういうわけで今シーズンはどんな「手」を使ってでも勝って欲しいわけですが、弱点は分かってるわけで、それを使うか使わないかに掛かってくるのかなと。ジュビロのストロングポイントは山本監督の言う通りポゼッションコントロールの質の高さ、そして個人的に思うのが技術と意識が伴っていていること。どちらにしてもボールを持ってこそのジュビロの訳です。ただ、別にこれはやらせてあげればいい、とも言える。危険な位置に入ってきた所で止めるという意識を持ち、又相手の狙ってることをしないと言うことが大切なのかなと。以下具体例。

色気を出さずにとにかく自チームのボールはスペースへ、なかなか繋がらないにしても相手のプレスからのショートカウンターを避ける。で、相手ボール時にはポゼッションに惑わされず引き気味にブロックを作って、とにかく入ってくるボールに対して厳しく迎撃。なんとか凌いで、奪ったら速い切り替えでカウンター。繋がったときにチャンスをものに出来れば、自ずとチャンスは増え、そのチャンスの質の差を考えれば勝利には近づく。

つまらないかも知れないけど、こういうやり方がジュビロに勝てる確率が高い一番の方法だと思います。まあここまで極端にはやらないだろうけど、勝ち方として一つのモデルケースがあるというのは戦う方としてやりやすいんじゃないかなぁと思ったり。とにかく昨シーズンの2回の負けはどっちも悔しかったので今年はなんとかそのリベンジを果たして欲しいなと。出来ればこんな感じの勝ち方がイイかも。場所はエコパ、ロスタイムまで0-0で進んで、ジュビロが前に出てきた所をカウンター、能活に一回弾かれるんだけど、そのリフレクションを微妙に手を使って決める。しかもオフサイド気味。ジュビロの選手は猛抗議でスタジアムは大ブーイング。きっとこの勝ちなら去年の負けを忘れられる(ひねくれてるなぁ)。

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やっと1/3。先が見えません。でも一個ずつやっていきますよ。次はサンフレ?ふろん太?まあどっちかで。順位表見ないと分からんよ。と言うことで今日はここまでです。明日はフィンランド戦。

*概要乗せる方が面倒臭い気がするので又普通に文章で。感想、つっこみ、御指南などコメント、TB、メールにてお待ちしてます。特にジュビロの方々、宜しくです。メールアドレスはサイドバーにあります。

*フィンランド戦は色々いじくるみたいですな。巻・久保?久保・寿人?とか、アレックス→村井とか、マコ→坪井とか結構情報錯綜してる?どうなることやら。代表はボスニア戦までとりあえずイイかなぁ・・・って感じ。

*てゆうか代表戦よりUCLなんだよね。ここ2ヶ月ぐらいバルサとチェルスキを追っかけてきたからね。ようやく本番ですよ。こっちは凄い楽しみ。両方とも矢印は下に向いてる感じだけど、それも又面白い。

*スノーボードクロス!凄い面白かった。何が起こるか分からないというより、何か起きるって感じで。ユカちゃんが頑張ったとかもあるんだけど、ビッグファイナルのジャコベリス(笑)あれこそやってもうたの典型。笑っちゃいけないんだろうけど、笑っちゃったよ。エンターテイナーとしての意識は流石プロって感じだけど、金メダルが掛かってたのに・・・・必要ないじゃんみたいな?でも競技自体に凄い魅力感じた、又見たいな!

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February 16, 2006

06'J.League 傾向と対策 -セレッソ-

もう明らかに開幕まで間に合わないっぽいですが、ちゃっちゃかいきましょう。「Jリーグ 傾向と対策」第5回目と言うことで、最終節前に首位に立っていたモノの、ジェットコースターのような変動の末に5位となったセレッソです。昨シーズンは誰もが彼らの躍進を予想しなかった中で、中盤から終盤に掛けて堅牢な守備ブロックとダイナミックにスペースを使うカウンターで連勝に次ぐ連勝。まあ結果は残念でしたが、今シーズンに向けて手応えは残っているだけに、今年はアウトサイダーという位置づけではないのかも?と言うことでスタート。

・移籍動向

[IN]
FW
森島康仁(←滝川二高/新人)
小松塁(←関西学院大/新人)
柿谷曜一朗(←セレッソユース/昇格)
ジャパ(←カシアス・ド・スル[BRA]/?)
柿本倫明(←ベルマーレ/レンタル)

MF
河村崇大(←ジュビロ/レンタル)
山田卓也(←ヴェルディ/完全移籍)
ピンゴ(←サン・カエターノ[BRA]/完全移籍)
アンドレ(←カシアス・ド・スル[BRA]/?)
堂柿龍一(←関西学院大高/新人)
香川真司(←FCみやぎバルセロナ/新人)
有村直紀(←秀岳館高/新人)

DF
山下達也(←御影工業高/新人)

[OUT]
FW
御給匠(→佐川急便大阪SC/完全移籍)

MF
ファビーニョ(未確定)
久藤清一(→アビスパ/完全移籍)
布部陽功(→アビスパ/完全移籍)
山城純也(→サガン/レンタル)
中井義樹(→ザスパ/完全移籍)
廣山望(→ヴェルディ/レンタル満了)

DF
千葉貴仁(→コンサドーレ/レンタル)

GK
伊藤友彦(→ベルマーレ/完全移籍)

抜群のフィジカルとダイナミックなプレーで昨シーズンのセレッソを体現していたファビーニョの穴を埋めると言う大きなテーマがあったと思うのですが、昨シーズン3人共当たりを引き寄せたジルマールラインを活かしたのか活かさなかったのかサン・カエターノからピンゴという守備重視型のボランチを獲得。彼がいかにセレッソのスタイルにフィットするかというのは今シーズンの大きなポイントになるかも知れませんね。

で、昨シーズンは右サイドでセレッソのタスクを支えていた久藤を布部と共にアビスパに放出。しかし、降格したヴェルディから元日本代表の山田卓也、そしてジュビロからユーティリティの河村崇大を獲得したことで、この要素に置いては戦力的にマイナスになることなく補ったのかなと。

上記の通り(ピンゴはよく分からないけど)トップチームは比較的イイ補強が出来た訳ですが、次世代を担う様な有望新人を次々に獲得した事も上げないわけにはいかないですね。U-18代表の森島(通称:デカモリシ)、溢れるスピードが魅力の堂柿を競合の末に獲得。そして大きなインパクトを残したと言われるU-15(久々にU-17の世界大会に出る世代。マリから水沼Jr.とか、斎藤くんとか)のエース格である柿谷曜一朗を15歳にてトップ昇格。将来的にチームを背負うような逸材を確保したことはとても大きいことだったのではないでしょうか。では、傾向。

・傾向

Cerezo 06
Pattern1          Pattern2
     西澤           西澤  古橋
   古橋  森島     ゼ・カルロス    酒本
ゼ・カルロス    山卓       下村
   下村  ピンゴ       ピンゴ  山卓
柳本 クアドロス 前田   柳本 クアドロス 前田
     吉田              吉田

FW:徳重隆明、苔口卓也、柿本倫明、ジャパ、森島康仁、柿谷曜一朗、小松塁、中山昇
MF:宮原裕司、堂柿龍一、藤本康太、香川真司、有村直紀、アンドレ
DF:江添建次郎、山崎哲也、山下達也
GK:多田大介、鈴木正人、丹野研太

昨シーズン、優勝候補は別にしてJの中で流れを掴んで一気の連勝をしたチームの共通項として、しっかりとした守備基盤からの速い攻撃と言うのがあったのかなぁと思っています。で、その代表格として上がるのが、フロンターレと今回のセレッソ(他は序盤のアルディージャとか、天皇杯でのエスパとか)まあ特別珍しい戦術というわけではないのですが、その中身として切り替えた後のボールを運ぶ術に特徴があり、又指揮官のしっかりとしたビジョンと計算というのが見えました。で、セレッソの傾向ではその辺を分析してみようかなと。印象として、去年の終盤連勝か異動を驀進していたセレッソのサッカーにはしっかりと道筋が付いていた、と言う感じでしょうか。

まず、守備ですね。ブルーノ・クアドロスという対人にもカバーにも秀でた頼れる選手が獲れたこと(最初はもの凄く評価が低かったんだよねぇ)もありますが、チームとして守れるという形を見つけられたことと言うのが大きかったのかなと。とは言ってもそれがロジカルで計算されたボール奪取の方法によって変わったのではなく、失点を抑えるために基本的にしなければならないことをより強く意識した結果と言えるのかなと。速く切り替えてしっかりと人数を揃え、スペースを消し、人を捕まえる。ごくごく当たり前のことですが、それが今までのセレッソは出来ていなかった(厳密に言えば、昨シーズンの途中まで)でも、それを強く意識したことで、ぽっかりと穴を開けることがなくなって、フリーとなる選手が減り、カバーも効くようになった。常套手段と言えば常套手段ですが、攻撃的メンタリティが守備の軽視という形でネガティブに反映していたチームにとってみたらとても効果的な施術だったのかも知れませんね。

で、基盤の上に来たのが、少ない人数でもゴールを獲る方法で、そこで重要となってくるのがいかに速くボールを前に運ぶのかと言うこと。ここがセレッソの最大の特徴であり、強みにもなっていた部分。ファビーニョ、下村の長距離も苦にしない正確なフィードから、サイドのスペースをシャドーの二人かアウトサイドが労を惜しまずにスペースに走って受けると言う形で前にボールを進めるというのが基本パターン。ですが、シンプルというのは口で言うほど簡単ではなく、よりディティールに置いて質の高いモノが必要になってくる。そのディティールを端折ることなくしっかりと作り上げた事で、それに必要な意識、出し手と受け手の信頼というモノを構築していったのではないでしょうか。

ディティールにおいて一つ例を挙げれば、前線からの守備貢献。現代サッカーに置いて、もう常識のようになりつつある要素で、そういう事を出来る選手が重宝されるようにまでなっている昨今ですが、セレッソではそれを「やりすぎない」と言う反対のことを意識させていたように見えました。これによって生まれた効果が、アタッカーのポジショニング及び動き出しの向上。ひいてはより速いタイミングでパスを出すことが可能になっていたのかなと。

まあこう書きだしてみても、ロジックに置いて一本の芯というか、整合性があると感じたりしました。前の選手に守備を求めないと言う要素も、守備がそれをそこまで強く必要としないで守れるからこそだし(無意味にやってるチームが結構あると思う。リスクを背負っているからカウンターをさせないとか、チーム全体でプレスを掛けるためのパスコースの限定など、意図を持ってやっているチームはJ全体を見ても多くない。正直これに関してはかなり形骸化されている感があり、その原因は指揮官の勉強不足)、低い位置でボールを奪う前提で組み立てられているパスルートにしても、決して都合が良いようには考えておらず、自分たちがやることをすればと言う前提でチーム作りが成されていたと感じます。こういう要素を見た上で、しっかりと道筋を立てた小林監督の手腕というのはとても素晴らしかったのかなぁと。

で、こういう成功体験が積み重なることでチームとしての自信が積み上がり、又選手間(特に受け手と出し手の関係)に置いて信頼レベルが高まって、一つ一つのプレーの確信レベルが高まっていったことが連勝に繋がっていたのかなと。これは僕の見た目だけでしかありませんが、リーグ終盤の連勝時と天皇杯のモチベーションが多少落ちた後のパフォーマンスに差が出たのも、選手の中の確信レベルの差があるのではないかと思っているので、この要素は今年のセレッソ、最大のポイントになるのかなぁと思っています。じゃあ、対策。

・対策

まあ去年うまく行っていたやり方を変えてくると言うことは考えにくいだけに、今シーズンもカウンター中心の固いチームになってくると踏んだ上での対策。なんですが、特効薬となり得るような弱点が余り無いので、自分たちが相手に与える隙を少なくすると言うことしか具体的な対策はないのかなぁと言う感じがあります。まあしっかりとサッカーをしてセレッソを上回るということになるのかなと。ただ、してはいけないことと言うことが対策となるのかなと。テーマとしては自ら穴を開けないサッカーをすると言うこと。

堅守速攻のチームというのは、元々理に適ってる部分がある訳ですが(堅守を崩すためにはリスクチャレンジが必要で、そのリスクチャレンジにおけるリスクを速い攻撃で突く)、セレッソに関してもそれは言えるわけで、いかに相手にカウンターをさせないかという事は考えていかなければならないことなのかなと。常套手段としてはフィニッシュで終わる、奪われた後に切り替えてフォアチェックを掛けてカウンターを出させない、帰陣を速くし守備ブロックを再形成する、などがありますが、まあカウンターを出されると想定して考えれば、「攻撃時にもアタッカーの動きに注意する→しっかりと捕まえ、穴を作らない」と言うことが大事なのかなと。セレッソのカウンターの場合、一番最速のルートは森島or古橋がマークをずらしてサイドに逃げ、そこに長いフィードが飛んできて数的同数のような形を作る訳で、そこでマークを外さずにしっかりとついていければそのフィードをカットすることは可能だし、遅らせることだって十分出来る。勿論質の高いコンビネーションプレーが出来るトリオであり、その懐の深さというか幅の広さに置いては怖い部分はありますが、しっかりと捕まえると言うことさえ出来れば、最低限の人数でも守れる可能性は上がっていくのかなと。まああくまでも脳内でのシュミレーションですけどね。

昨シーズンの快進撃はフロックではないと言うことは対戦したチーム自体がよく分かっていると思いますが、そう考えると今シーズンはそのサッカーに対してより強い警戒が敷かれ、思い通りにゲームを進められない可能性も出てくるのかなと。その中で、上には書かなかったけど、昨シーズンも見えたポゼッションに切り替えた時の質(サイドチェンジを絡めてゼ・カルロスの突破を絡めたり、西澤の巧みなポストワークからの飛び出しなど)をより求められる事にもなりそうかなと。昨シーズンは一貫、貫き通すことの美学というのが称賛されましたが、今シーズンは又違う要素と言うことになるわけで、そういう意味ではそれを象徴するチームはセレッソになるかも知れませんね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なんか最後はこじつけすぎたかな・・・・。まあいいか。ということでようやく5つめ終了。どう計算しても、終わらない感じですが、自分もあんまり調子が良くないので、そんなにスパンスパン進めることが出来ないので気長にやりますよ。と言うことで次は・・・ジュビロか?又やりづらいチームだな・・・と言うことで今日はここまで。

06' J.League 傾向と対策 -概要-(LooseBlog)
*↑概要です、もう張るのがめんどくさくなってますが、お読みになっていない方、是非目を通して頂ければ。で、セレッソな方々、感想、つっこみなどなどお待ちしてます。

*遅くなったけど、ジャンルカ・トト・富樫こと富樫洋一氏がアフリカ・ネーションズ・カップの取材中に急逝。とても残念。幅広い情報(勿論そこには地道なフィールドワーク)を明るい解説の中に組み込んで、様々な情報を彼の語り口から教えて貰った気がする。言葉の端々にサッカー好きなんだなぁと感じる部分があって、好きな解説者の一人だった(ダジャレが好きだっただけかも知れないけど)これから先のサッカーを見守り続けることが出来ない無念さもあるでしょうが、安らかに。お疲れ様です

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February 14, 2006

Goal production machine came over! Welcome Marques!

              ∧∧∩
              ( ゚∀゚ )/
        ハ_ハ   ⊂   ノ    ハ_ハ
      ('(゚∀゚ ∩   (つ ノ   ∩ ゚∀゚)')
  ハ_ハ   ヽ  〈    (ノ    〉  /     ハ_ハ
('(゚∀゚∩   ヽヽ_)         (_ノ ノ    .∩ ゚∀゚)')
O,_  〈                      〉  ,_O
  `ヽ_)                     (_/ ´

新外国人選手、移籍加入について(Fマリノスオフィシャル)

ついについについに正式発表、マルケスキタワァ。待ちくたびれて疲れたけど、決まって良かった。

移籍・契約交渉が長引いていたんだろうけど、ここまでこじつけてくれました。まあかなりつっこんだっぽいのに、契約期間が1年間とか、メディカルチェックはちゃんとやったのかとか色々と気になる所はあるけど、とにかく望んでいた局面打開の出来るテクニシャン型アタッカーの加入はFマリノスにとって、獲っても大きな補強。ありがたやー、ありがたやー。まあそんなマルケスを絡めたマリのこと、ちょっとだけ考えましょ。

・マルケスで変わるFマリノスの攻撃。

マルケスの特長は、何よりも質の高いテクニック。左足で柔らかくドリブル(スラロームのようにクネクネ行くタイプ)でもパスでもシュートでも何でもござれ。で、それを巧く使いながら、状況に応じたプレーが出来るというのが彼の持ち味だと思う訳ですが、彼のテクニックを存分に活かすことで、Fマリノスの攻撃は変わっていく可能性があるのかなと(いや、戻ると言う言い方の方が良いかも知れない)

Fマリノスが昨シーズン苦しんでいたのは、アタッキングサードで相手を崩すという要素。スペースが消えると、ボールホルダーは突破できず、かといってダイナミズムも起こらず、となかなか効果的に相手を揺さぶるような形が生まれなかった。その部分で、マルケスのテクニックをチームとして「使う」事で、相手を崩すと言うことを考えていけば、結構うまく行くんじゃないかなぁと。まずは彼がボールを持つという所からスタートで、彼が仕掛けるなり、キープするなりすれば、一人で止めれるレベルの選手じゃないから相手は収縮せざるを得なくなる。そうすれば自ずとズレが生まれてくるはずだから、そこで周囲が反応して動き出せば、きっとボールは出てくるはず。そういうことを繰り返していけば、詰まった状態でも相手を崩すという事が出来てくるのかなぁと。

ただ、周囲の選手の意識の改善は必ず必要になってくる。昨シーズンは鮪がキープしても、反応不全を起こすシーンが多々あって、技術を持つ選手をうまく生かすことが出来なかった。自分本位のタイミングで出てこないと動き出せない(動き出さない)と言うことなんだろうけど、それではいくら技術のある選手がいても相手は崩せない。だからこそ意識改革。出る出ないに関わらず、主体的に動き出してボールを引き出すと言う意識をチームで持って欲しいなと。ウォッチせずに、動き出す選手が沢山いれば、それが又デコイとなって相手は止めにくくなるわけだしね。

特に坂田にはこういう部分を期待。大きなスペースがあれば仕事が出来るのはわかっているから、今年は小さなスペースをオフ・ザ・ボールの動きを絡めて突いていくというの掴んで欲しいなと。勿論オーシもこういう要素を高めて欲しいね。鮪もいるわけだし、今年こそ詰まった相手を崩せるように!

・より可能性の広がる左サイド、それを活かしたい右サイド。

まあこれも上と似てる部分なんだけど、よりダイナミックに展開を動かすという意味で。昨シーズンもそういう傾向があったわけだけど、マルケスが鮪・虎と共に左サイドでブラジルコネクションって感じで、違ったテンポが生まれる可能性があるのかなと。

狭いスペースでも臆せず、高いテクニックで細かくボールを回して、局面打開をしてしまうプレーというのが出来ちゃうのがブラジル人な訳だけど(ステレオタイプなイメージではね)、そこに又周囲が反応すれば、リズムも変わるし、より効果的な攻撃だって生まれるのかなと。そのキーマンとなるのが隼磨なのかなと。

両サイドのつるべ的なバランスで危険性もあるけど、左サイドでボールが回るのを見ながらタイミング良く走る事をすれば、共通理解さえあればサイドチェンジとかもきっと出てくる。隼磨も余裕があれば、イイボールが上がるようになっているし、後手の対応となれば中に切れ込んでいくことだって全然可能。隼磨が楽にプレーするという意味でも、巧くブラジルコネクションなリズムを使いたい。

まあとにかく一角に違う色の付いた部分が出来ると言うことをチームとしていかに理解し、いかに活かすかと言うことを考えていって欲しいなと。武器となる要素になるはずだから。

あ、肝心のマルケスに何を期待するかは書いてないんだけど、存在自体がチームの得点力を上げてくれると信じてるんで。自らも15点ぐらい獲って欲しいし、周囲の特徴を引き出すお膳立てにも期待してる。とにかく脆弱すぎた得点力を全体的に引き上げる役割を期待してますよ。既にゲームに出てたという話もあるみたいで、アデマ)ryみたいにはならないと思うし、そんな実績の選手じゃないからね。日産で鰻が大流行するぐらいの大活躍(売り子さんが鰻を売りに来たり、日産名物ウナギパイが販売されたり、鰻ダンスとかが出来たり)とにかくお願いします。とにかく楽しみ!と言うことで、今日はここまで。

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February 13, 2006

エクスキューズの中の完敗@国際親善試合 vsアメリカ

滑るピッチ、コンディションの差、試合勘など、様々なエクスキューズはあった訳ですが、「こんなもんかなぁ」という感じでしょうか。良かったこと?アウェイのユニはアリだね。

International Friendly Match
America 3-2 Japan @ SBC Park,SanFrancisco
U.S:27'E.Pope 42'C.Dempsey 50'Twellman Japan:62'S.Maki 90'Y.Nakazawa

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠(→55'長谷部誠)、宮本恒靖、中澤佑二、MF遠藤保仁(→46'巻誠一郎)、福西崇史(→10'阿部勇樹)、加地亮、三都主アレサンドロ、小野伸二(→67'本山雅志)、小笠原満男、FW久保竜彦(→46'佐藤寿人)

アメリカスタメン:GKハートマン、DFクライン(→78'キャロル)、ドゥニバンド(→90'ピアース)、コンラッド、ポープ、MFザバニン、デンプシー(→69'オルセン)、ヌーナン(→87'ロルフ)FWウォルフ(→58'エディ・ジョンソン)、トウェルマン(→68'チン)

前半
序盤は、小野を核にシンプルな攻撃からアウトサイドから加地が強烈に狙ったりとアメリカと互角の立ち上がりを見せた日本でしたが、徐々に局面局面でスコンスコン抜かれてはクロスを上げれられるというアメリカのパワフルなアタックに為す術なく、完全に押し込まれ、日本の悪癖である全体が下げれらると攻撃のとっかかりが掴めなくなる状態に。押し込まれっぱなしの中で何度か危険なシーンを逃れた後、24分に結局先制点を許す。

セットプレーをはね返した後のセカンドアタック、中に人数がいる状態でセンターライン近くから放たれたロングフィードが入ると、ポジショニング良く入ってきていたトウェルマンが落とし、ドフリーのポープに強烈に叩き込まれた。セカンドアタックに対して、ハーフラインからのクロスに虚を突かれた感もありますが、捕まえきれずに曖昧にした所が仇となったのかなと。アメリカの基礎スキルの高さが改めて実証されたゴールでした。

失点後も、一時回復傾向かなと思ったシーンがあったモノの、結果的に状況は全く改善されずに中盤で簡単に失っては相手に局面打開を許して押し下げられるという展開は続き、結局押し寄せる波に飲まれる形で2失点目。後方から繋がれてバイタルエリアに持ってこられると、デンプシー→ウォルフ→トウェルマンと素早く繋ぐ形に完全にディフェンスが置いていかれ、最後はトウェルマンのダイレクトのスルーパスにデンプシーが抜け出して流し込みゴール。アメリカの見事なパス回しに翻弄されて崩し切られた形。

結局前半は期待されたようなシンジの技術やプレービジョン、ドラゴンの決定力という要素は何一つ見ることが出来ず(シンジは見れたかな、多少)、まさに「蹂躙」と言った感じの前半でした。ジーコご機嫌ナナメ。

後半
ご立腹の結果、後半開始と同時に久保に代えて巻、遠藤に代えて佐藤寿人を投入し、3-4-1-2にスイッチ。しかし佑二が能活を抜いてバー直撃のシュートを見せたりとドタバタが収まらない。で、開始4分、ドノバンの右からのCKに佑二を巧みな腕引っ張りで振り切ってフリーとなったトウェルマンがダイビングヘッドで叩き込んで3点目。足が滑った、引っ張られたとはいえ、まあやってもうたって感じで、言い訳の余地はなし(厳しいでしょ?)

まあその後もセットプレーでニアがフリーになっていたり、簡単なフェイクであっさり抜かれたり、懲りずに一発で抜かれたり、クリアミスしたり、と言った感じで集中力が切れかかっていた中で、業を煮やしたのか田中誠、福西に代えて長谷部、阿部勇樹を投入。この二人が積極的にボールに絡むことでようやく最悪の状況を抜ける。

で、少しずつボールが落ち着くようになってポゼッションが獲れるようになるとようやく追撃の一点が生まれる。アレックスが詰まってやり直した所から、シンジがシンプルに右サイドスペースへ、加地がこのボールを受けると対面のDFとの1vs1、ここで抜ききらずに素晴らしいクロスを供給、そしてこれを巻が寄せられながらも見事にダイビングヘッドで押し込んで一点獲る。シンジの引き技の柔らかい展開パス、加地のサイドアタッカーらしい抜ききらずに曲げて合わせる素晴らしいクロス、そして巻の玉際の強さ(+結果的に釣った佐藤寿人の常にニアを狙う姿勢)、良い動きが3つ重なってゴールになった。良かった良かった。

ある程度攻撃が形になり始めた中で、シンジに代えて本山を投入(ちょっと残念)アメリカは1-3後は再点火という感じでミドルシュートなどチャンスを作っていたモノの、序盤の勢いが完全に落ちて(交代選手の意識の薄さ?)、アプローチが後追いになり始めたことで、日本は自由にボールを回す。ピッチを広く使い、加地が積極的に仕掛けたり、小笠原や阿部が強烈にミドルで狙ったりと、完全にリズムを引き寄せる。

しかし、そのリズムを次のゴールになかなか繋がらず、それが実ったのがロスタイム。小笠原のCKから、中澤が3失点目の失態を返すかの如く、巧く身体でブロックしながら低いボールをボレーで合わせた。巧いゴールだったんだけど、結局ここまで。追いつくには至らずゲームは3-2でアメリカが逃げ切った。

結果的には惜敗みたいなスコアになりましたが、まあ惨敗と言っても申し分ないゲームでしたね。まあ色々なエクスキューズがあるので仕方ない部分もある訳だけど、この試合を見ていて、2003年12月(だっけ?)のドイツ戦を思い出したりしましたよ。あの時よりメンバーは揃っているんだけど、同じ様なゲームをしてしまったことには共通点があり、そこに日本の課題が出ていたとは言えるのかなと。

それがレポートの中にも書きましたが、相手の圧力にズルズルとラインを下げて、結局ペナに貼り付けにされてしまい、上がる力を失ってしまうこと。奪う形に置いて明確なモノがないというのもあるし(これが大前提)、切り替えの遅さ(これは結構致命的かな)、守備にいっぱいいっぱいで奪った後のことを考えられないと言うのもあるかも知れない。まあ色々とファクターがあると思うのですが、本大会を見据えた上ではこういう展開も充分考えられるだけに、どうにか改善していきたい所(ごめん、改善方法が多岐にわたりすぎてうまく書けない)

・じゃあ選手評

川口能活(ジュビロ)→ビッグセーブもあり、それなり。失点に関してはノーチャンス。身長的に苦しい日本の中でGKとDFの連動がもう少し欲しい。

田中誠(ジュビロ)→ズルズル滑ってたね。かなり振り回されて、マークを捕まえることに苦労していた印象。フィジカル的な劣勢がそのまま出た。

宮本恒靖(ガンバ)→ディフェンス陣の中で唯一まともな出来。機転の利いたカバーで崩壊寸前のラインを支えた。が、ラインコントローラーとして不満。深すぎ。ラインが低いと日本は苦しむ。

中澤佑二(Fマリノス)→ズルズル、ボロボロ。ゴールはおめ。コンディション悪く、試合勘も飛んでるため、感覚的に1vs1で対応できず劣勢を強いられた。ドンマイ。

遠藤保仁(ガンバ)→かなり厳しい意見が多いのだけど、ヤットだけが悪いのかというとそうでもないかな。いや、悪かった事は間違いないけど(特にディフェンス)タイミング速くぱんぱん回していく選手なだけに、周囲の動きがないとね。微妙な立場と言うことを考えたらもう少し上げておきたかった。

福西崇史(ジュビロ)→ほとんど中盤の防波堤とならず、丸裸のDFラインにしてしまった。運動量が低く、ボールも繋げずとかなりイマイチ。ディフェンスラインとの関係性、ヒデがいた時のディフェンス時の積極性(中盤全体)などをリーダーとしてやりたい。

加地亮(FC東京ガンバ)→ズルズル滑って軽い1vs1の対応と守備に置いては泣きたくなるような感じ。でも攻撃に置いては相馬直樹を思い起こさせる抜ききらずのクロスでアシスト、ドリブルもキレてたと見事な出来。もっと強気で行って良いんだけどね。走れるわけだし。

アレックス(レッズ)→今日は言うことなし、悪三都主。頭使おう。

小笠原満男(鹿島)→前半はかなり低い位置に吸収されて、ほとんど消えるという失態。後半になって展開が挽回されたこともあり、好転。位置が低く、受ける動きが少ないのは悪材料、後半の持ってからのプレーは好材料。

小野伸二(レッズ)→今日のポジションで使ったのが間違いだった。1トップの周囲を動くと言うことはそんなに得意としていない。低い位置になってからミスもあったが、イイ働きをしたことが証明してる。技術レベルの高さはかいま見え、役者の違いも多少見えたかな。とにかく無事に試合をこなせたことを喜びたい。

久保竜彦(Fマリノス)→これで判断されるならそれまで。ボール来てないし。孤立した状態で何かを期待するのは酷。ただ、無事に終わったこと、それが良かった。

巻誠一郎(ジェフ)→祝・Aマッチ初ゴール!ヘッドは見事、利き足は頭というのを証明するかのような豪快なゴールだった。精力的な動き、身体を臆面なく張れる部分など、現状の久保には期待できない部分で貢献できるという部分でもアピールになったか。個人的に呼び込む動きの積極性に目を引かれた。

佐藤寿人(サンフレ)→祝・初キャップ!まあ彼向きのボールが出てこなかったこともあって、彼の良さは出なかったけど、まあこれが第一歩。積極的に泥仕事は頑張った。

阿部勇樹(ジェフ)→代表戦では初めてと言っていいぐらいの良い仕事で悪い流れを長谷部と共に打開した。運動量豊富に中盤を支えて、存在感ある働き。パスディバイドを任された終盤もしっかりとした視野と精度で中盤を作っていた。ジェフでの様々な仕事の中で幅は広がっているだけに、これくらいはやって当然。これが第一歩。

長谷部誠(レッズ)→祝・初キャップ!で、今日のMVPかな?積極的なパス&ランでボールに絡み、自ら運べるという特性の中でも強さを見せ、イイパスも出してチャンスメイクで見せた。緩い状態というのはあったけど、それでも充分。周囲との呼吸を更に合わせて次期待。

本山雅志(鹿島)→s.v.

まあ次ですな。とりあえずオーストラリアと同じ傾向のパワフルなチームを体感できたのは良いことだったと思うし(まあ普通にオーストラリアよりアメリカの方が強いと思うし)新しい組み合わせもそれなりに試せたし。まあテストの時期が遅い気もするけど、色々やってみることは悪い事じゃないと思うし。どうせ海外組はいないだから。とにかくバックラインを中心に出た課題を忘れずに次に繋げることが今は必要だと思う。と言うことで日本に関してはおしまい。で、ちょっとだけ、蛇足。

で、実はとても興味のあったアメリカさん。何でかというとアズーリが対戦するからね。まあどんなチームかは2002年で見ているし、傾向等は掴んでいたつもりだったけど、更にブル-ス・アレーナのチームは進化を遂げているという印象を受けました。

もう既に何年目か分からないぐらいに長期にアメリカ代表の指揮を執っているアレーナ、印象としてはシステマティックでロジカル。それを核に、アメリカ人が持ち得るフィジカルの強さを活かしてサイドを使った鋭いカウンターが目立っていたのかなぁと思ったのですが、この試合は速いアプローチからのプレスの機能性はそのままに、基礎スキルの高さを武器に主体的な攻撃も高いレベルでこなすのにはびっくり。2点目のゴールなどは、特にその象徴。日本の守備が緩かったとはいえ、しっかりとイメージの共有が出来ていて、完成度はしっかりしているのかなと。まあこれがオプションで、メインウエポンとしてのサイドからのドイツ式飛び込み(って個人的に思ってる)があるわけで、幅が広がってるのは間違いないでしょう。

で、その上でアズーリ・チェコ・ガーナと対戦するわけですが、取り分け気になるのがアズーリとの対戦。今のアズーリはタレント豊富で、以前のような後ろにバランスが掛かりすぎるようなことはなくなった(と信じたい、本番始まるまで分からないけど)訳だけど、その分危うさも秘めている。特にイタリアの心臓とも言えるミランのアンドレア・ピルロ。彼がパスを裁けなくなるとイタリアの攻撃の機能性は一気に落ちる。で、その上でこの日のアメリカの強烈なプレッシングを鑑みると、この上なく心配です。普通に攻撃が組み立てられれば、ジラ・トニ・トッティでアメリカのディフェンスは崩せると思うけど、そこまで持っていくと言う部分ではピルロの担う所は大きい。アメリカのプレスをどうにかいなしていく必要性はあるのかなと。

で、対応という部分でも相性はあんまり良くなさそうかなぁと。まあ主体性というのは良いんだけど、フィジカリスティックなアウトサイドの攻撃に対してはネスタもカンナバーロも高さのある選手じゃないし、一歩間違うと怖いことになりそう。まあブッフォンがいる分、イイシュートさえ打たさなければ何とか出来るというアドバンテージはあるにしても、アウトサイドの対応というのは強調してやるべき事なのかも。

アズーリにとってアメリカとの試合は、チェコとの試合以上にグループの趨勢が決まる大きな試合なだけに、今から楽しみですよ。てゆうかタイトルと全く違った内容に!アメリカはチェコとの試合が大事になるだろうけど、まあ面白い試合になりそう。

と言うことで、だらだら書きすぎましたが、この辺で。明日からはJのやつに戻ります。終わりそうにないけど。

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February 12, 2006

復帰戦@Premiership Arsenal vs Bolton

ご無沙汰です。流行のインフルエンザにかまけていたため、お暇を頂いておりました。で、リハビリ代わりにプレミアシップ。だからタイトルが「復帰戦」です。てゆうかタイトルなんて飾りですから(受け売り)そういえば、ヒデの試合やるのって凄い久しぶり?目当てはアーセナルなんだけどさ。代表戦はまだ見てないので、しばしお待ちを。では。

England Premiership 05-06
Arsenal 1-1 Bolton W. @ Highbury
Arsenal:90'+3'G.Silva Bolton:12'K.Nolan

アーセナルスタメン:GKレーマン、DFフラミニ、ジョル、センデロス、ラーション(→73'ベルカンプ)、MFセスク・ファブレガス、ディアビ(→46'リュングベリ)、ジウベルト・シウバ、レジェス(→32'ピレス)、FWアデバヨール、アンリ

ボルトンスタメン:GKヤースケライネン、DFオブライエン、ベン・ハイム、エンゴッティ、ガードナー、MFファエ(→75'ハント)、ケビン・ノーラン、中田英寿、FWジャンセン(→82'ヴァズ・テ)、ケビン・デービス、ジャンナコプーロス(→90'オコチャ"JJ")

相変わらず、アーセナルは怪我人やらアクシデントやらで人が揃わず、経験の浅いメンバーを含めざるを得ない状況。状態も悪く、ハイバリーとはいえ予断は許さない。ボルトンはオコチャも戻ってきているけどヒデがスタメン、良かった。

前半
開始早々、速く前に持って行くと言う意識全開でゲームを進めるボルトンは、縦のフィードで左サイドを浸食、ジャンセンのクロスがそのままファーに抜けてケビン・ノーランがスライディングシュートといい出だしを見せる。その後もCKからエンゴッティがヘッドで際どいチャンスを迎えたりと、アウェーとは思えないアグレッシブなゲームの入り方。しかし、ここのところ絶不調甚だしいアーセナルも、最初の攻撃でパススピードの速さとスムーズな連動を見せたりとここ数試合の重苦しい雰囲気を振り払ったかのような軽い感じが見える。

好ゲームになりそうな予感の中で、先制点が早い段階で生まれる。珍しく繋ぐ形から、ライン前に入り込んだヒデが相手から巧く離れてガードナーからの楔を受けると、素早くターンしてこれまた巧みなアウトサイドパスでスペースへ、これはジャンセンに繋がった寸前で対応に合うモノの、この浮いたこぼれ球に対してノーランが巧くループで狙う。これがレーマンの虚を突いてゴールに吸い込まれて先制点!ノーランの見事なループは言うまでもないけど、ヒデの機転の利いたプレーが先制点のきっかけとなった。

ホームで先制されたアーセナルは、動きが悪くなかったこともあって、ポゼッションの大半を制して攻めに出る。らしい速いグラウンダーのパスを紡ぎ押し込むが、最後の所はMFまでしっかり下げて守るボルトンに阻まれてゴールに繋がらない。獲りきれない中で、ボルトンの切り替えの速さ(特にヒデを含めたMF陣)が段々目立ち始め、抱えているリスクの分厳しいピンチがあったりと、なかなか乗り切れない。

30分過ぎにファエの両足でのダイビングタックルというダーティプレー(その後フラミニがガードナーに同じ両足タックルでやり返してた)でレジェスを失ったアーセナルは、早い時間帯からピレスの投入を余儀なくされる。しかし、この交代も停滞した状況を打開する起爆剤にはならず、なかなかフィニッシュシーンまでた辿り着けない。そこに寛容過ぎでボルトン寄りに感じるジャッジで更にイライラを募らせ、余計な手が出たり、プレーが雑になったりとペースを崩し、結局前半は0-1。

後半
前半の拙攻ぶりが目に余ったのか、ベンゲルが早々に2枚の目のカード。全く印象に残らなかったディアビからリュングベリにスイッチ。そして始まって早々細かいワンツーから右サイドを一気に破るというプレーを見せたようなダイナミズムに期待しての交代かな(ファールでプレーが切れたけど)

前の選手が一線級で揃ったことでポジションチェンジがスムーズになり、ピレスから効果的なチャンスが生まれたりと、攻撃のリズムを取り戻したアーセナルにビッグチャンスが続く。アデバヨールが長いボールを最後まで追ったことが功を奏して、その長いボールの処理ミスから決定機を迎えるが、コントロールミスでシュートコースをなくし、結局折り返しのパスも雑。すぐ後ペナルティアーク付近でアンリがファールを受け、最高の位置でのFK。アンリと見せかけ、ピレスが低い弾道で狙うが、ヤースケライネンに凌がれ、チャンスを生かせず。

大きなチャンスを逃した後も、アンリが得意の左サイドで前を向いてボールを受けれるようになって、そこからの仕掛けで揺さぶってピレスやセスクがミドルを打ったりとチャンスは迎えるが、シュートがなかなか枠に飛ばず。そんな苦しい状態の中でピレスとアンリのフレンチコネクションから左サイドを破って、近距離からアンリ、アデバヨールと立て続けに狙うがDFに阻まれて、やはり同点ゴールが遠い。ベンゲルもたまらずベルカンプ様を左サイドバックのラーションに代えて投入。最後のカード(ちなみにこれにアラダイスが反応してファエからハントにスイッチして最終ラインの枚数を増やす)

攻めでも攻めどもゴールが遠いアーセナル。しかし攻勢を強め、ピレスの巻くシュート(ヤースケライネンのスーパーセーブ)、セットプレーからのアデバヨールのダイビングヘッド(ガードナーのゴールカバー)、アンリの突破(ヤースケライネンの飛び出し)、アンリのポストからセスクの強烈なミドル(ヤースケライネン大忙し)と立て続けにチャンスを生むが最後の所でゴールにならない。そして最大のチャンス、レーマンのロングキックにアデバヨールが競ってアンリにこぼすと超近距離のシュートチャンス!しかしアンリはこれを決めれず、万事休すかに思われた。ようやくようやく、ロスタイムにこの猛攻が報われる。ピレスが右サイド奥まで持ち込み、フォローに入ったセスクへ、シンプルに中に放り込むと、ジウベルト・シウバがディフェンスの前でボレー!これがこの日再三堅守を見せていたヤースケライネンを破って同点弾。ヤースケライネンには可哀想な最後でしたが、まあ妥当な結果だったかなと。ゲームは1-1のドロー。

しかし、現状のアーセナルはやっぱりイイとは言えないね。この試合は守備の不安がそこまで見えるような展開じゃなかったけど、攻めもアーセナル独特の高速パス回しも見えなかったし、どんどん出てくるダイナミズムも余り無くて(終盤の攻勢時にはあったよ)、不調の影響が確実にあるのかなぁと言う感じを受けました。

で、後気になった点は、アデバヨール。出てるのを初めて見たけど、今のアーセナルには結構救世主となりえる存在かも知れない。らしい攻撃が出来ず、得点も思うように重ならない。そういう時に長いボールに対して前で身体を張る事で(チェルスキがドログバを利用するように)チャンスを産み落とせる。現状ではアーセナルの攻撃はかなり減退しているし、こういうオプション的な攻撃があるのは悪くないことだと思う。

まあUCLに向けて、リミットは迫ってるんだから何とか立て直して!サイドバック・・・の所だよなぁ・・・。

で、この試合のヒデ。基本的に中盤のバランサーとして、ボルトンの固い守備ブロックを維持する一翼を担っていた訳ですが、その中でも機を見てタイミング良く前に上がり、少ないタッチでしっかりと狙いの見えるボールを供給したりと、イイアクセントとなっていたのかなと。相変わらずプレミア特有の速い局面打開の仕掛けに対して苦労していたり、彼特有のアイデンティティが災いして、低い位置で奪われたりとプレミアの特徴に苦労している部分もあるのだけど、攻守に早い切り替えが見え、そして上に書いたようにタイミングを見てアタッキングサードでボールに絡むと言うことが出来ていただけに、充分な出来だったと思う。この調子で行けばスタメンは普通にがっちり確保できるんじゃないかなぁと思ったり。

と言うことでリハビリも兼ねてやってみましたが、何か変な所あるかな?まあ徐々にやっていきます。明日はアメリカ戦を必ず。と言うことで今日はここまでっす。

*てゆうか、最近プレミアのハードタックルが目に余る。やりすぎ。アレがプレミアらしさなんだろうけど、度を超えちゃってる気がするよ。寛容すぎないかな?

*何これ!チェルスキ負けてるじゃん、しかもとんでもないスコアで。こっち見れば良かった、何か詰まってそうだ。覚えてたら再放送見よう。ボロ凄いじゃーん(最近覚えた、ミドルズブラの呼び方)

*ポンペイ-ユナイテッドにて凄いプレー!ギッグスカコイイ!鬼のドリブル+ワンツーで中央突き破った!シュートは決まらなかったけど、ニステルが詰めてゴール!凄いよ、ギッグス、格好いいよ、ギッグス。スーパー・ライアン。最近キレ戻って凄いイイって感じなのかな?

*てゆうか目当てはヴォルフスブルグから来たダレッサンドロだったりするんだけどね。でもあんまりボール触れてないなぁ。もっと見たい!もっと見せて。

*愛子頑張れ、超頑張れ。モーグルの決勝始まるからプレミアは中断。

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February 08, 2006

06'J.League 傾向と対策 -ジェフ-

このペースでやってたら終わるのかな?と不安になるわけですが、まあ地道にやっていきますかね。ということで第4回目は昨シーズン4位のジェフ。昨シーズンも、ここ数年同様主力の放出(村井と茶野、そしてマルキ、サンドロ、ミリノビッチ)で始まった訳ですが、的確な外国人補強と更なるクオリティの向上を見せて、ナビスコカップで悲願の初タイトルを獲得。リーグは勝負所での取りこぼしに泣いた形となりましたが、相変わらずJを席巻するオシムの手腕に感嘆する一年だったのかなぁと。就任4年目、今シーズンがラストとささやかれるイビチャ・オシムのJにおける集大成はいかに?と言うことでスタート。

・移籍動向

[IN]
FW
青木孝太(←野洲高/新人)
加藤韻(←中京高/新人)
熊谷智哉(←秋田商業高/新人)

MF
伊藤淳嗣(←明治大/新人)
安里光司(←那覇西高/新人)
クルプニコビッチ(←ビーレフェルト[GER]/完全移籍)

DF
田中淳也(←同志社大/新人)
川上典洋(←大社高/新人)

[OUT]
FW
林丈統(→パープルサンガ/完全移籍)

MF
ガブリエル・ポペスク(引退)
芳賀博信(→コンサドーレ/完全移籍)
椎原拓也(→ホーリーホック/完全移籍)
瀬戸春樹(→レイソル/レンタル)

林の移籍は層が厚いチームとは言えないだけに痛みを伴うモノでしたが、チームの根幹に関わるような主力選手のぶっこ抜きを免れ、去年比べたら最小限のダメージで済んだとも言えるオフシーズン。補強の方に目を向けると、ポペスクの引退で空いた外国人枠にブンデスリーガのビーレフェルトから元ガンバにいたクルプニコビッチを獲ってきた様子。まあ多少の入れ替わりはあるモノの表向きには去年とそんなに変わらない戦力で新シーズンに望むことになりそうです。

まあ目立つ所はここまでなんですが、ここ数年ジェフというクラブの姿勢が見えているのが新人獲得。内部昇格こそなかったモノの、オシムのお眼鏡に適ったと言われる新人選手を精力的に獲得。そしてその才能を磨き上げるために、ジェフ・アマと連携して経験を積ませると言うプランやベンフィカとの提携による選手育成のノウハウの導入や留学など、資金力に劣る分、頭を使ってクラブを強化しようと言う地に足の着いた経営意識が表れているのかなと。まあいつ出てくるかは分からないけど、即戦力としては大卒の二人に注目なのかな?とりあえず、傾向。

・傾向

JEF United 06
Pattern1         Pattern2
   ハース 巻       ハース 巻
     羽生         佐藤 クルプニ
坂本       山岸  山岸       水野
   阿部  佐藤      坂本  阿部
  結城 スト 斎藤     スト  斎藤
     櫛野           立石

FW:要田勇一、堀川恭平、市原充喜、川淵勇祐、加藤韻、熊谷智哉、青木孝太、金東秀
MF:中島浩司、工藤浩平、楽山孝志、中原浩介、安里光司、
DF:水本裕貴、田中淳也、藤田義明、竹田忠嗣、川上典洋
GK:中牧大輔、岡本昌弘

オフシーズンの動向は静かで、戦力的に大きな変化はなく、それだけ大きな変革というのも考えにくいので(わからないけどさ)、その分チームのメカニズムに関して。

主力の半数がチームを去るというマイナスとも言えるスタートから、シーズン終わりにはそんなこと忘れさせるぐらい高い機能性を構築した05年のジェフ。一昨年と昨年を比べても又ガラッと印象が変わった感じですが、昨シーズンは変わらざるを得なかったと言うのが、正直な所だったのではないでしょうか。

というのも、村井、サンドロ、マルキという個による実行力を持った選手が抜け、チームとしてもその実行力を失ってしまったから。そこを何かしらで埋めなければならなかった訳だけど、同じような働きが出来る選手で埋めるという選択肢はチームの資金力が許さないし、若い選手の育成も追いつかない。それで違うアプローチで埋めるしかなくなったことが、去年の大きな変化の原因だったのかなと。

で、その代わりとなる実行力がより顕著になったポジションブレイクからのリスクチャレンジ。後ろの選手がオリジナルポジションを離れて攻撃参加する選択だった訳です。その狙いとしては「相手に捕まえにくくさせる」と言うことだったのかなぁと。攻撃に参加する選手を増やすことによって選択肢を増やす、又一気にオーバーラップさせることによってダイナミズムを付ける。それが後ろから起きるからこそ、守る側としてはスタンダードな対応では御しきれない。ジェフというチームの特性である「他チームより意欲的に走れる」というストロングポイントをより強調することで、アドバンテージを生んでいたのかなと。

具体的なプレーの中身としては、そんなに真新しい形ではなく、楔を入れて前に起点と後ろから上がる時間を作り(速いサポート付き)、落とした所から飛びだしてくる選手を使うというイメージで至極シンプルなモノ。ただ、仕掛けのタイミングが速いからこそ効果的で、ついていけない、捕まえきれないという効果を引き