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January 30, 2006

仕方ない現実@Liga Espanola Mallorca vs Barcelona

久々にマジョルカの試合を見たけど、嘉人はこれじゃ「ゴール獲れなくても仕方ないわ、逆によくシュート打ったよ」と思わされた。これははっきり言える、この状態なら苦しんで当然。てゆうかこのチーム状態でゴールが獲れちゃうFWは、全盛期のロナウドとか、劣化前のヴィエリとか、以前魔女にいたエトーとか、そういう一人で出来ちゃうスーパーな選手じゃないと難しい。バルサを苦しめたと言ったら苦しめたんだろうけど・・・・。

Liga Espanola 05-06
Mallorca 0-3 Barcelona @ Son mois
Barca:39'L.Giuly 75'&81'L.Messi

マジョルカスタメン:GKモヤ、DFコルテス、ヌニェス、トゥッツィオ(72'黄×2=赤)、フェルナンド・ナバーロ、MFグティエレス、ドニ、ファリノス(→78'カンパーノ)、アランゴ、FWビクトル(→78'トゥニ)、大久保嘉人

バルサスタメン:GKビクトール・バルデス、DFオレゲール(→83'ガブリ)、マルケス、プジョル、シルビーニョ、MFエジミウソン、デコ、ファン・ボメル(→54'イニエスタ)、FWジュリ、ラーション(→72'メッシ)、ロナウジーニョ

ゲームの流れは、序盤はリスクを最大限に削ったマジョルカのディフェンスに手を焼いたモノの、一つのマークミスからバルサが先制(ジュリが横に流れるようなフリーランニングでマジョルカのディフェンスラインをかき回し、デコのループパスを巧く受けて流し込んだ)何とか同点に追いつきたいマジョルカは多少積極的になったモノの変化が生まれず、効果的な攻撃がほとんど出来ない。そして結局バルサが終盤にメッシの投入を機に立て続けに2ゴール(1点目はシルビーニョがオーバーラップして左サイドを浸食、折り返しはショートでメッシに繋ぎ、うまい動きで流れながらスペースを見つけるとそのまま決める。2点目はミスパスがロナウジーニョに渡り、既にアクションを起こしていたメッシへ糸を引くようなスルーパス。これに反応したメッシがマッチアップの選手をぶっちぎり、角度はないモノの飛びだしてきたGKを嘲笑うチップキックでゴールに沈めた)突き放しておしまい、と言った感じでした。

まあマジョルカは最初からバルセロナに勝つという気がなかった様なゲームの入り方をして、その策も実らず守りきれなかった時点でゲームは終わってたのかもしれませんな。確かにバルサは恐ろしいほど強いし、終盤リスクを掛けた時間帯に立て続けに2点やられたことを考えたら、リスクを掛けないのは一つの選択肢だとは思うんだけど、この形でサッカーをして勝てる可能性というのは著しく低いんじゃないかなぁと。絶望的に得点の匂いがせず、まともに組み立てさえ出来ない。かといって守りきれるほどの集中力や水際の強さもない。まあ相手がバルサだから割り切ったというのもあるのかも知れないけど、かなり深刻だと思う(てゆうかホームのソン・モイスでこのゲームは許されるの?)

マジョルカのサッカーを端的に表すと、相手ボールの時にとにかくリトリートしてディフェンスラインは深めに設定、それに合わせてフラットに並んだ中盤が下がることでバイタルエリアを消す。そして入ってきた所で収縮して厳しいチェックを掛ける守備重視のサッカーという感じかなと。Jで言えばアルディージャの4-4ゾーンのような感じなんだけど、裏のスペース及びバイタルをケアしすぎる余り、全体の位置が低過ぎて奪った後に攻撃に移れない(切り替えも遅い)まあそうなると結局、繋がる見込みの低い長いボールを放り込むか、サイドのスペースにサイドアタッカーを走らせるか、サポートはないけどとりあえず前に楔打って何とかしろみたいな形にするかって感じで、希望のない攻撃の選択肢しか残らない。総じてFWとしたら良い状態でボールが受けれないから、どうしようもないって感じ(動きの質とかそういう以前の問題)

まあチームの約束事として、ディフェンスラインに連動して戻ろうということだったり、スペースを消そうという部分に関しては浸透していると思う。実際スペースを消す形はそれなりに効果があったわけだし。ただ、その戦術的拘束が攻撃面に置いてはネガティブな効果を与えていたのも確か。本来出てきて欲しい所でドニやファリアスが顔を出さなかったのは、そういう制約が強調されすぎてそういう部分での拘束があったからだろうし(前との距離が長すぎるからサポートにさえ行けない)、それだけ運動量を必要とするし、ロストの可能性も高いから彼ら自身上がろうという気持ちが低かったかなぁと言う気はする。本来であれば攻撃的な才能を持っている選手がこれだけ消えているのは悲しくなる。今のままでは守るだけのチームなので、何とか攻撃に置いても手が回るようなチーム作りをして欲しいなぁと。いくらバルサが相手でも酷すぎる。

まあそんな中で嘉人は良く頑張ってはいたのかな。どうしようもない状態で預けられながらも果敢に仕掛けていったり(プジョルとシルビーニョを強引に抜く!)、目のフェイクから長距離で狙ってみたり、助走を付けてコンタクトにビビらずヘッドで狙ったりと、マジョルカの少ないチャンスらしきシーンでは必ず顔を出していて、攻撃面に置いては孤軍奮闘みたいな感じだった(その辺の集中力とゴールを獲るためにすべき事を見失っていないというのは良いことだと思う)が、実際サイドからハイクロスが送られてる状態ではそうそう取れそうにないなぁと言うのが本音。本来であれば、バイタル辺りでアクションを起こして、裏に抜けるなり、巧く引き出して仕掛けるという形を作りたいんだけど、彼の特長を生かすような形というのは本当にごくわずかしかなかった。良い形でスルーパスを呼び込んで裏に抜け出したのはオフサイド(カウンターの形から)、ペナ付近で前を向いて受けれたのは今日はなかったんじゃないかな?アレじゃはっきり言って何も出来ないのも当たり前。シュート打っただけ偉いと思っちゃうぐらいよ。多分ビクトルは0だと思うし。

で、バルサにしてみたら、UCLの決勝トーナメント一回戦・チェルシー戦を見越した上でイイ予行練習になったのかなぁと言う感じ。しっかりとバイタルを締めてくる相手に対して、余りスペースと時間を与えてもらえず、技術を発揮することは難しい時にいかに崩すかと言う部分でね。この試合ではロナウジーニョに対してかなり厳しいチェックをされて、最大のキーが機能していなかったと思うんだけど(それでも回数少ないながら持てば脅威となっていたし、しかも1アシストなんだけど)ジュリがフリーランをし続けたことが相手のラインが崩れる形で実を結んだり(デコのパスも秀逸)、カウンターから一発のチャンスをモノすると言うことが見えたのかなと。

後はこないだと同じでメッシが素敵すぎる件について。1点目の一瞬で空いている所を見つけて決めたの空間把握能力、2点目の抜群の瞬発力と正確な技術。もう痺れたよ。あのループはロナウジーニョのスルーパス含めて芸術品。温存という形でのベンチスタートなんだろうけど、ジョーカーにもなり得るし、もしかしたらチェルスキ戦でもキーとなるかもね。ロナウジーニョは厳しい警戒下に置かれるだろうし。メッシにメロメロです。

と言うことでメッシにメロメロな僕のメロメロレポートでした。バルサはこないだカップ戦で負けたけど、リーグに限ってはまだ連勝記録継続中ってことかな?ちなみに、今週は2位以下がボロボロ取りこぼしてる様で、リーガは終了になりかけてる。バレンシアも乗れないなぁ・・・むぅ。まあ前もサラゴサには苦労したしね(あの時はビジャのビューティフルゴールで何とかドローに持ち込んだ訳だし)(しかも今週のミッドウイークにバルサを止めて乗ってるだろうし)まあしゃあないね、UCLに予備選なし出れればいいさ。今レアルが試合しててどうなるかわからないけど(パライドスで苦労してるみたい)、バルサの優勝はもう決まったようなもんかも。いいよ、UCLで楽しむから。と言うことでとりあえずここまで。

*このゲームで考えていたこと。まずはバルサが早く点を獲らないかなぁ(マジョルカが引き気味からどうするのか見たかったから→結果は対して変わらなかった)その後、メッシ出てこないかなぁ(出てきて2ゴール)まあ見れて良かった、メッシが出てこなかったら見る価値のなかったゲームかも知れないけど

*しかし、今のマジョルカは以前嘉人がインタビューで話してたクーペルの点獲る秘策さえ出来ない状態だね。確か、外に流れて起点→落としてクロス→ダイヤゴナルランをしたFW似合わせるみたいな形だったと思うんだけど、何の変化もない放り込みだけだった気が・・・。まあ実質3人から4人じゃ獲れるもんも獲れないやね。アウトサイドがペナに入ってくるぐらいしたらどうなんだい?

*でも相手がバルサなら仕方ないで済んじゃうのかな?腰引けすぎな気もしたけどなぁ。マジョルカサポの本音が知りたい。まあマンサーノの時からカウンター文化のあるチームのような気もするから理解があるのかな・・・。何となく今のマジョルカは名波様のいたときのベネツィア見てる気分だ。まだあれのほうがましかな?

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Comments

姿勢は「同点に追いつく」しかし状況・実力差考慮して存在した微かな望み(宝くじ並でもあったものはあった)を自ら投げ捨てたクーペル采配は美しい。魂売ったクーペル。72分から2点目が入る75分。この3分間が。「さぁバルサ、思う存分攻めなさい!」そしてメッシ。ラルソンにもあのスペースがあれば同じ事出来ますね。

Posted by: nony | January 31, 2006 at 12:39 PM

チョイと気になって。
だからメッシ<ラルソンとかラルソン=メッシだとかは一切関係ありません。そこに書いてあるまま。以下でも以上でもなく。

Posted by: nony | January 31, 2006 at 01:14 PM

nonyさん、こんにちわ。コメントありがとうございます。

うーん、それがいいことなのか、悪いことなのか・・・。まあ掴み取るのか、落ちてくるのを待つのかと言う部分で、可能性として後者を選らんだということでしょうか。その後、前に出た所での2失点を考えるとクーペルの選択が正しいと言うことなのかなぁと感じたりもするのですが、動かずに待つのが是だったのかというのは今でも分かりません・・・。ただ、たらればの話でスポーツには禁物な書き方だったかも知れません、気を付けます。

ラーションに関しては、最近はどうも決定力が落ちているというか、GKとの1vs1を決めきる確立が落ちている気がしてならないです。外からのボールを合わせるセンスやストライカーとしての抜け目ない姿勢などは流石なんですけど、1vs1が・・・。ただ、これは僕のイメージなので実際の所は分からないですが。来シーズンはどこに行くんだろう?

メッシびいきなのは勘弁して下さい、メロメロなんで。

ではでは。

Posted by: いた | February 01, 2006 at 12:50 AM

>メッシ
 誰だって(きっと)そうでしょう。
>ラルソン
 どこでしょね?国へ帰るだとかもう一度緑白だとかもう一度赤白だとかどうせなら日本のどこかとか。どこでしょねどこでしょうねぇー。

Posted by: nony | February 01, 2006 at 03:13 AM

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