LooseBlog的 J.League Awards -Favorite&Impression 11-
一回で終わらなかったので「LooseBlog的J.League Awards 2005」第2弾は今シーズン色々見た中で、僕のお気に入りというか、素敵プレーを見せてくれたり、印象に残った選手を並べる「My Favorite(impression 11)」です。
LooseBlog's J.League Awards 2005 久保竜彦 佐藤寿人 前田遼一、野沢拓也、前田俊介
マルクス ポンテ 山瀬功治、小林大悟、マグロン
ファビーニョ 遠藤保仁 佐藤勇人 田中隼磨、ドゥトラ、中村憲剛
阿部勇樹 今野泰幸
ストヤノフ 中澤佑二 ジニーニョ、伊藤宏樹
土肥洋一 榎本哲也
こんな感じかな?妙にふろん太とジェフが多いこととか、フォメがオシムじみた2-6-2で、しかもサイドアタッカーを未選出な事とか、細かいことは気にしない。だって僕が気に入ったんだからそれが理由、俺がルールだ(やべ、格好いいこと言っちゃった)と言うことで短評。
久保竜彦(横浜Fマリノス)
今期成績 10Games(469min)/1Goal
まあ今期はほとんど未稼働だったけど、最後の最後に見せてくれた、期待感、そしている時の存在感、そんなワクワク感で選出。とにかく「気持ちよくさせてくれ!」って思う選手。まあ今年はもやもやしっぱなしだったから、来年こそすっきりさせて欲しいねぇ。
佐藤寿人(サンフレッチェ広島)
今期成績 32Games(2368min)/18Goals!
アルゼンチンのWYではエース格だったんだよねぇ、山瀬と共に。久々のJ1でいきなりスパーク、得点感覚を最大限に研ぎ澄まして、まさに「掠め取る」点取り屋らしいプレーに惚れた(正直そんな印象無かったんだけどね。ちなみに、獲った後の誇らしげな全力疾走もカコイイ)印象強いのはハットかましたビッグアーチでのレッズ戦かな。あの試合の彼は本当に凄いことになってた。多分ボールが来るポイントというのが見えてるんじゃないかと言うぐらいの超反応で相手を出し抜いてボールポイントに入り、ダイレクトでゴールに沈める(高難度)。神が降りていた感じだった。18ゴールと言う結果は素晴らしい。エース認定されたらしくおめ。
ロブソン・ポンテ(浦和レッズ)
今期成績 16Games(1424min)/8Goals!(7Assist!)
彼のプレーにはお金を払う価値がある。シュートもパスも飛び出しも全部質が高く、多分こういう選手が長らく日本で言われてきたトップ下の理想像なのかも知れない(まあみんな特徴があるんだけど、一長一短というのは否めない)テレビで見ていた印象と全然変わらなくて、そういう意味も含めて、Jに来てくれてありがとうと言いたい。レバークーゼンは伊達じゃない(はいそこ、フランサは?とか言わない)レッズはどうやって連れてきたんだ・・・・。で、特に素敵なプレーは巻いて決めるコントロールシュートかな。GKに触らせない弾道のシュートに技術を感じる。美しいのよ、ホントに。勿論まぐれじゃない、自分のものにしていると言う感じ。
マルクス(川崎フロンターレ)
今期成績 27Games(2162min)/9Goals(12Assist!)
アルビをJ1昇格に導いたJ2得点王も今や昔、マルチアタッカーとしてフロンターレのカウンターに彩りを加えている。本当にうまいんだよねぇ、相手の足を外すようなドリブル、来て欲しい所に飛びだしてくる感覚、ラストパスもFKも。「うまいっ!」と唸らされたことが何度もあった。あの荒れた埼玉スタジアムでのレッズ戦で一際強い光彩を放っていたのが印象的。2ゴールとも(佐原の幻を入れたら3つか)彼のキックからだったし、前半のカウンターチャンスも彼がほとんど絡んでた。素直な気持ちとしては、マルクスがいなかったら、単純なカウンターケアだけで、簡単だったのになぁと言う感じかも。ちなみに今シーズンリーグでは2回ともやられてます_| ̄|○
佐藤勇人(ジェフユナイテッド市原・千葉)
今期成績 34Games(3019min)/8Goals
とんでもない運動量で攻守に働き続ける恐怖の第3列目。そういや去年も選んでた。個人的にはジェフの戦術を体現している象徴とも言える選手なのではないかなぁと。それが飛び出しなんだけど、崩しのアクセントとなるダイナミズムとして非常に効果的だけど、ただオリジナルポジションを離れると言うことでリスクが付きまとう。そういう意味でジェフのリスクを怖れずにダイナミズムで崩すサッカーそのものだった。飛び出しに関してはとにかくタイミングが良い。守備をサボっているわけでもないのに、出てきて欲しい所で凄い長い距離を走って絡んでくる。相手にしてみると、捕まえにくくて仕方ない選手だと思う。
遠藤保仁(ガンバ大阪)
今期成績 33Games(2945min)/10Goals!(10Assist!)
優勝における陰の立役者。しかも、ダブルダブル(得点数とアシストで二桁)達成と、表のMVPとも言われてもおかしくないガンバのコンダクター。プレーぶりが見事だったんだけど、フリエでやってたんだなぁと思うと素直に祝福できたりする。本当に良いタイミングでパスを入れるし、色々工夫しながらプレーしてた印象。前にいかにボールを預けるか、いかにその後に絡むかというのを常に考えながらプレーしていた。そういう細やかな気遣いが出来る選手というのはそういない(出来るのは大体日本代表)とにかく今年のJのMFの中では、他の追随を許さないぐらい頭抜けたパフォーマンスだったのでは?
ファビーニョ(セレッソ大阪)
今期成績 23Games(2050min)/7Goals
今期はじめのエルゴラで偉く酷評されてて、僕も猜疑心を持ちながら見てたのだけど、チームの状態が上がると共に凄い選手だと言うことが分かった。とにかく怪物。リヨンがエシアンの後釜に据えたくなるのが分かる、パワフルなプレーぶり。GKを殺しかねない爆発的なミドルもそうだし、3列目から出てくるダイナミックなオーバーラップも迫力たっぷり。対人も強かったし、本当にモダンフットボールにおけるお手本のようなMFだった。印象的なのはあの鹿島戦のロスタイムの80mカウンター(シュートは外すわけだけど)、あの時間帯にあのプレーが出来ることに末恐ろしささえ感じた。今期限りで退団のようで残念でならない。問題が解決したらもう一度生で見たいけど(日産スタで見た時はあんまり良くなかったし)、多分欧州だろうなぁ・・・・。
阿部勇樹(ジェフユナイテッド市原・千葉)
今期成績 33Games(2970min)/12Goals!
PK含むとはいえボランチでのこのゴール数は異常。まあそれも凄いんだけど、佐藤勇人とリンクして書けば、佐藤が戦術を体現しているとしたら、阿部はその全てを支えているという感じ。それだけ攻撃・守備両面において実効的な要素が非常に高い。彼は試合の中で何個も役割を負っていて、例えばセンターバックや相方佐藤勇人が上がった後のカバー、相手のキーマンをマークするエースキラー役、勿論攻撃に置いては高質なビルドアップを担うレジスタ役、そして時には最前線まで出て行く。今シーズン3試合見たのかな?全部でこういう仕事をこなしていた訳で、もう感嘆でしかない。個人的には彼の早くて正確な楔が好き。もっと積極的に出していっても良いのかなと言うぐらい効果的。とにかく薄っぺらいピンナップスターじゃない。Viva!良い仕事賞。
中澤佑二(横浜Fマリノス)
今期成績 27Games(2430min)/3Goals
やっぱり佑二サイコー、残ってくれて嬉しい。だから入れてみた。実際今年は去年・一昨年より良くなかったし、個人的にもベストイレブンかと言われたら???って感じはするけど、こないだ書いた通りベストじゃなくても他のDFより劣っている気がしない。国立でのヴェルディ戦でキャプテンから解放されてのあのヘッドは嬉しそうだったなぁ。来期こそ海外?それも良いと思う。
イリアン・ストヤノフ(ジェフユナイテッド市原・千葉)
今期成績 30Games(2662min)/1Goals(5Assist!)
非常に危機察知の早い守備は勿論、センスの良さを感じさせるオーバーラップはジェフに欠かせないものだった。オシム自ら引っ張ってきた選手なだけに、見事なまでにオシムのサッカーに嵌った選手だった(ポペスクはイマイチだったけどね)守備面だと、やっぱりナビスコファイナルかな。鬼神のごときカバーで芽を摘み取ってた。攻撃面ではあの「巧」に選ばれたピッチを端から端まで走ってアシストしたプレーも良いけど、大一番のガンバ戦で山岸に通した絶妙スルーが素敵だった。まだ28か・・・これからもジェフに残るのかしら?まあいなくなってくれていいけど(いない方が良いと素直に言えないのは見れなくなると寂しいから)
土肥洋一(FC東京)
今期成績 34Games!(3060min!)/-40Goals
今年もフル出場、しかも代表で何度か海外遠征に行きながら。やっぱり凄い。鉄人だ。スポニチに特集組まれてたけど、人格者だねぇ。プレーが素晴らしかったのは言うまでもない。リーチの長さと反応の早さから来る抜群のセーブ力。神が降りてくる確率が高いのもいいね。実際能活・楢崎と差があるとしたら経験ぐらいで、ここ数シーズンのプレーだけなら土肥ちゃんだろうと言える位のものは示していると思う。それを継続してる事を考えたら・・・と言うこと。尊敬。
こんな感じでしょうか。前回と同じように候補の選手を横に並べておいたけど、プレーヤーのタイプが似ている気がしてしょうがない(苦笑)野沢、前田のようにスキルの高い選手が活躍するのは嬉しかったりする。まあ鹿島やジュビロの選手なのが残念なわけだけど。まあ、今年は様々な特徴を持っている選手が活躍したことは、見ているこちらとしても面白かった。とにかく特徴のある選手が活躍してくれるのは嬉しい。選んだ選手は、スタジアムを沸かせれる何かを持った選手でもあると思っています。
チームとしての完成度の高さや戦術的な要素を大局的に見ることが多い昨今だけど(大事なことだし。又面白いことですよ、こういう要素も。面白いと言うより興味深いと言った方が良いかな)、フットボールの原点とも言える選手達の技術の素晴らしさ、アイデアや発想を楽しむという気持ちを持ち続けていたいものですね。最近は個々の技術に対しての軽視や嫌悪というのもある気がするけど、足で扱うスポーツだからこその難しさ、そしてそれでも生まれるスペクタクルなプレーを概念に縛られて評価できないのはとても寂しいこと。僕は堅苦しくサッカーを見たくない。そういう意味も含めて、こういう選手が多くなったのかも(深層心理の世界だな、こりゃ)
で、ついでにベストゴールなんかも付けてみようかしら(思いつきでやってみたはいいけど、選んで探してと、書くより大変だった)
2005 J.League Division1 Beautiful Goals
・J1 第2節 鹿島vsガンバ@カシマ 70'フェルナンジーニョ←動画(J's Goal)
大黒へ斜めの楔が入り、そこにフェルナンジーニョが絡む。大黒がダイレクトで落とすと、フェルはもう一度リターン、一泊溜めると中に入り込んだフェルはフリー、そこに優しいパスが返されフェルがゴール!
綺麗なパス交換から生まれたゴール。鹿島DFは首を振るだけで、二人のハイレベルなパス交換に置いていかれた。余り多くないと言われていたフェル-大黒ラインだけど、こんな素晴らしいゴールを生んでたんだねぇ、溜息の出るおしゃれなパス交換でした。
・J1 第12節 ジェフvsFC東京@臨海 29'巻誠一郎←動画(J's Goal)
左タッチライン際で受けたハースが右足でライナー性のクロス、茂庭のマークをずらした巻が前に入ってそのクロスに利き足の頭(これって言葉おかしくない?)で合わせると、逆サイドに突き刺さってゴール!
ファンタスティックなゴールだね。この節のエントリーに書いたんだけど、マルコ・ファン・バステン(現オランダ代表監督)のようなストライカーらしいゴール。クロスの質が素晴らしいこと、うまく相手のマークをずらして前に入ったこと、そしてヘディングの強さ、当てる感覚のうまさ。全てが揃ったゴールはなかなかない。利き足は頭、嘘じゃない。
・J1 第19節 鹿島vsサンフレ@カシマ 89'前田俊介←動画(J's Goal)
引いて、エアポケットのように空いた中央のスペースでボールを受けた前俊、対峙した選手を右にかわし、うまく左足で打てるようにコントロールして柔らかいシュート、ボールはポストを叩いてゴールに収まる!ロスタイム弾!
これは見事だったねぇ、彼の天賦の才が沢山詰まったスーパーゴール。キレのあるドリブルから左利きらしく左足で打てるようにコントロールしてシュートを打ったこと。同じ左利きとしてこういうの好きwディアスもシニョーリもこういう感じで左利きと言うことを感じさせるプレーをしてた(だから何だって言われると困るけど)で、これが勝負の掛かったロスタイムというのだから凄い。技術、アイデア、勝負強さ、お見事。(前俊に関しては、12節の大宮戦の終了間際のビューティフルボレー(←動画)も凄かった、こっちの方が派手かも)
・J1 第27節 FC東京vsサンフレ@味スタ 76'阿部吉朗←動画(J's Goal)
右からのロングフィード、ペナ前でササがバックヘッドで流した所に入ってきた阿部吉朗が後ろ向きで胸トラップした後、そのトラップで浮いたボールをくるっと回ってそのまま叩き込んだ!ゴールに入るまで一度のバウンドもなく、そのまま入ったスーパーゴール!
これは凄かったねぇ、もう一度やれと言われても難しいぐらいのスーパープレー。ボールを捉えるセンスも凄いけど、回った所にうまくボールが落ちてきたって言うのが本音かなぁ。それにしても何度も見ても凄い。体勢を崩さずバランスが良かったことも幸いしたかな。凄いとしか言いようがない(なんて陳腐な表現しかできないんだろう・・・)
・J1 第16節 Fマリvsジェフ@日産 51'上野良治←動画(J's Goal)
右サイド、ペナ内に流し込まれた縦パスを受けた山瀬は、淀みなく巧みなルーレット!これでディフェンスをかわしてエンドライン際から折り返し、大島は合わせきれなかったもののこぼれてきた所に詰めたのは良治たん、インフロントで強烈に突き刺してゴール!
一応、Fマリも一個入れようと思って。てゆうかこれが一番迷った。鹿島戦の大橋のビューティフルクロス→オオシヘッド!とか、熊戦で熊のレーザービームから塩のダイビングヘッド!とか、フクアリでの虎の珍しく枠にいったミドル!(あの後の咆哮もたまらん!)もイイし、ゼロックスの大橋のドリブルシュートも良かったなぁ・・・と色々と物思いに耽りながら迷った結果がこれ。山瀬のドリブルが起点となったゴール。技術の高さ、クイックネスなど来年はもっと!良治たんのシュートも冷静にズバッと!これは気持ちよかった。まあ番外みたいなものかも・・・来年はもっと気持ちよいプレーを沢山見せて欲しいな。
何か鹿島がやられ役なのが多い?まあそんなのは気にしない。でもこれ以外にも沢山イイゴールはありましたね。マリので迷ったと書いたけど、全体でもそれなりに迷ったりしましたよ。記憶もあやふやだったりして、難しいわ・・・・。アラウのも一個ぐらい入れておいた方が良かったかな・・・。まあまとめれば、こういうスーパーゴールが生まれると言うことはそれだけ技術があると言うこと。皆さんのベストゴールも聞いてみたいかも。そういや、FKがないね・・・。
と言うことでようやく本題、ベストイレブン・・・と行きたい所だけど又も長いからもう一回!ごめん、もったいぶってる訳じゃないの(実はまだ最後の部分で決めてないけど)だって長すぎると読むの大変だろうなぁと思って(昔のエントリーを見て改めて反省しました、大体今でも長い_| ̄|○)と言うことで今日はここまでです。
*フィギュアは僕の村主たんが優勝しましたな。てゆうか、情報だだ漏れ。見る前にYahoo!トップで知っちゃったよ。てゆうか早送りで見たわけで、他の人見てないけど。
*前回のオリンピックの村主たんのがいいね。ってなんの話してるんだ・・・・。
*年末は暇だったらガンガン更新するかも・・・。って多分暇じゃないから、少し休むかもと言う伏線。
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