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December 02, 2005

神様も決めかねる終焉@J1 最終節 優勝争いPreview(1)

33試合やって勝ち点2差に5チーム、恐ろしいリーグですね。と言うことで期待に漏れず最終節決戦となった優勝争い。予想とかはしないけど(当たらないからね)、現状の状態とか最終節との対戦相手を鑑みながらのプレビューを。まずは一部は大阪勢から。

1位 セレッソ大阪 勝ち点58 得失点 46/38=+8

15戦連続無敗。長い助走を付け、本当にここまで昇ってきてしまいましたね。去年を考えると信じられませんが(しかもエースの離脱もあったわけだし)、フラットな状態から守備メソッドの浸透と意識の向上、それに必要な選手の補強や選手の育成など、一つずつ積み上げる形でここまで持ってきた。僕は継続的に見てきた訳じゃないからどのように変化していったのか分からないんだけど、きっと変化しそうな帯同というのがあったんだろうなぁ。

現在のサッカーを見ると、前の選手達の質やコンビネーションは(大久保が抜けたとはいえ)高いものを持っていたので、それはそのまま。そのクオリティを落とさないまま、守備をしっかりさせるにはどうするのかとアプローチの中で選択したのが、カウンターですね。まあもう結構書いてきているので余りしつこくは書きませんが、とにかくまずは失点を抑えることに比重を置いていることが特徴かなと。しっかりとブロックを作り、要所をブルーノ・クアドロスのカバーリングで何とかする(と言うより何とかしている)バランスとしてはあくまでも守備をしっかりとすると言うことが強調されているため、後ろに掛かっていると思いますが、ダイナミックなフィードでワイドのスペースを使うことで守と攻を繋げられるから、カウンターが成立させられている。まあ整合性を維持できているからこそ現在安定して勝ち点を積み上げられていると言うことなのかなと。

12/3(sat)14:00KickOff/セレッソ vs FC東京 @ 長居「5年前の教訓を、2年前の屈辱を胸に」
Cerezo           FC Tokyo
     西澤             阿部
   古橋  森島     鈴木規 栗澤  戸田
ゼ・カルロス    久藤    今野  梶山
 ファビーニョ 下村    金澤       藤山
  前田 柳本 藤本     ジャーン 茂庭
      吉田            土肥

で、最終節の相手はFC東京です。出れない選手はセレッソはブルーノ・クアドロス、FC東京は加地とササが出場停止。怪我人としてFC東京はルーカスが無理で、馬場ちゃんの名前が出てこないから彼も怪我なのかな?セレッソのブルーノ・クアドロスの不在は殊の外大きな影響がありそうだけど、FC東京もエース格二人が出れないと言うことで条件はほぼ同じかも。どちらもスピーディな攻撃に特徴があり、守備の安定には定評(といっていいのかわからないけど)があるだけに、どちらが隙を見つけて巧くゴールに繋げるのかというのが鍵になってきそうです。優勝争いのことも含めて緊張感溢れるロースコアゲームになりそうな予感。

ポイントとしてはサイドの攻防でしょうね。まあFC東京がこのゲームをどう捉えるかによってバランスの取り方が変わってくるのかなと感じますが、狙いとして両サイドのスペースがホットエリアとなるのは間違いないと思います。まあ両サイドを高い位置に張り出すようなポジショニングを取るFC東京のオフェンスに対して、セレッソがどう見て、どう出て行くのか。常にリスクを抱える中でのバランス取りを求められる久藤とゼ・カルロスに掛かってくる要素は強いのかなと。その中でチームとしてDF一枚が外に流れる形でケアすることで、サイドを援護するような形が作れれば、セレッソのダイナミックなカウンターはそれなりに機能する可能性はある。逆にFC東京としては押し込めば、サイドを押し込む事で、前3枚に分断することになる。そうすればそんなに抑えることは難しい事じゃない。

最近セレッソがやりたいような形が研究されてきていて、セレッソのカウンターの機能性は落ちているのかなと感じています。Fマリノス戦でも良い形でのカウンターというのは余り無く、シュートシーンとしても突発的な要素でしか生まれなかったことを考えても、チーム自体の調子は下向きと言わざるを得ないです。FC東京の調子も良いし、セレッソにとっては凄い難しい試合になるのかも知れない。追う者と追われる者のプレッシャーの質の違いというのもあると思いますし。と言うことでセレッソの項はおしまい。

2位 ガンバ大阪 勝ち点57 得失点 78/56=+22

Last5、大一番のレッズ戦を何とかものにして、さあラストスパートと言うところで連戦に入って3連敗。このチームの動向が全く読めないですよ。主力の相次ぐ怪我によるコンディション不良や出場停止に悩まされて、自分たちの勝ちパターンに持ち込めずに苦しんでいるという形。ガンバを見ていると現在のJを象徴している感じがしてしょうがない。良い流れの時は素晴らしいけど、負の波が来ると抵抗むなしく飲まれてしまう。それだけ弱肉強食のリーグなんでしょうね・・・ガンバには辛いところですが。

ガンバの不調を考えた時に、やっぱり点が思ったように取れなくなったと言うことが大きなファクターとなっていますね。とりあえず原因羅列。

1.ガンバ対策が周囲に浸透してきた。個人技を抑えるためにバイタルエリアでのプレーに強い警戒が敷かれ、選手間の距離感を狭めることでカバーが出来る形を保つ。個人技が打開のキーとなりにくい状態にされたことで、今までのような形が作れない。

2.それでも打開を求められるため、一人一人の持つ時間が長くなり、そうなるとテンポが遅くなり、相手を後手に陥らせるような攻撃が少なくなっているのかなと。以前はそこまで持たなくても周囲の様々なサポートが有り、それを使っていくことで変化のある攻撃ができていたのだけど・・・。

まあこんな感じかな。相手の対策に嵌ったと言うことは致し方ない部分かも知れないけど、それがガンバの攻撃のバイオリズムを狂っている原因なのかなと感じています。個々の力が落ちている訳じゃないけど、ガンバの攻撃は元々個々の感覚に頼る部分が大きい。それだけに、終盤に入って掛かったプレッシャーや力の入り加減等、コンビネーションの質も精神的な要素で変質したりしてきたというのもあるのかなと。そんな中での最終節。

12/3(sat) 14:00KickOff/フロンターレ vs ガンバ @ 等々力「断ち切れ、エース。導け、エース。」
Frotale           Gamba
ジュニーニョ 我那覇    アラウージョ 大黒
    マルクス         フェルナンジーニョ
アウグスト     長橋  家長       渡辺光
   中村  谷口        橋本  遠藤
  伊藤 寺田 箕輪     山口 宮本 シジクレイ
      相澤            藤ヶ谷

で、相手はフロンターレ。正直かなり面倒臭い相手が残っているなぁと言う印象。一時の勢いこそなくなっている感はありますが、モチベーション的にも関塚監督のマネジメントや目標設定もあって落ちた様子はなく、現在のガンバにはとても相性の悪い相手なのは間違いないと思います。ふろん太はそんなに出場停止とか怪我人はないのかな?ガンバはアラウが出場停止から、大黒は怪我から復帰なものの、宮本の怪我の具合は気になる所。スピードに対応できないようだと・・・・。

まあガンバにとってはとにかく先制点と言うことになるでしょうね。先に獲られるとカウンター型のフロンターレの必勝パターンに嵌ることになるし、力も余計に入ってコンビの誤差も強まる可能性が高い。個人的にプレッシャーから解放されない限り、ガンバが以前のような圧倒的な攻撃力を取り戻す(得点力とでもいった方が良いのかな?)可能性というのはかなり少ないと思いますが、その中でエースがそれを破れるかどうかがポイントかなと。本当であればチームのテンポが上がって個人技が活きるような形になればベターなのでしょうが、実際力が抜けというのは難しいと思う。で、こういう苦しい時にチームを救うのがエースであって、大黒なのか、アラウージョなのか分かりませんが、それがエースの仕事だと思いますからね。

後は攻守のバランスかな?前掛かりになればなるほど、ジュニーニョ・マルクス・我那覇による電光石火のカウンターに食い物にされるのは目に見えているだけに、その辺のリスクマネジメントもポイントになってきそうです。精神面も合わせて非常に難しいタスクとなりそうですが、リスクをいつ、どんなときに背負うのか。それはコントロールしないと、後で後悔する結果になっても難しいのかなと。

実際ガンバには大きなディスアドバンテージがある。それは負の連鎖の中にチームの状態があると言うこと。まあそれを断ち切る術は結果だけですから、もう後はやることをやるだけでじたばたしても仕方ないのかも・・・・。

両チームとも後一歩と言うところで痛い思いをしているチームですから、このチャンスは逃したくないという強い思いで一杯でしょう。それは勿論選手だけでなくサポーターや関西のサッカーファンにとってもそうでしょうから、長居、そして等々力も沢山の人が詰めかける。そんな思いが素直にチームの力に反映されるのか、それとも堅さに繋がるのか、その辺も見所かも知れませんね。とにかく後悔のない様な戦いをして欲しい物です。ただこれ↓

いきなり移籍動向には全く関係ないネタなんだが(中坊コラムの日記)

踏み入れちゃいけないところに足を踏み入れているようですけどね・・・・。これで共倒れになったら、一番強いのはこれって事になるわけで・・・。どうなる事やら・・・・。と言うことでとりあえず第1部はここまでです。

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Comments

こんにちは。
ガンバとふろん太の3バックがいないように見えるのですが気のせいでしょうか。
それでは。

Posted by: masashichan | December 02, 2005 at 08:39 PM

うひっ、お恥ずかしい。幻想だと言いたいところですが、原因は<br>タグの閉じ忘れっす。つっこみありがとうございました。

Posted by: いた | December 02, 2005 at 09:06 PM

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Tracked on December 03, 2005 at 04:51 PM

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