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December 01, 2005

未曾有の大混戦のまま@J1 第33節 ガンバ vs ジェフ/まとめ

激遅ですが、33節の総括を。最終節まで縺れ込むことは分かっていたけど、まさか5チーム全てに可能性が残るとは・・・。まあその確率的なものとして難しい部分はあるにしても、これは凄いこと。未曾有の大混戦ですな。大変だ。まずは直接対決となったガンバ-ジェフ中心。

J.League Division1 第33節

ガンバ 1-2 ジェフ @万博「Puzzle」
Gamba:29'遠藤保仁 Jef:33'p阿部勇樹 42'山岸智

Super Soccer

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DFシジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF橋本英郎、遠藤保仁、渡辺光輝(→46'松下年宏)、家長昭博、フェルナンジーニョ、寺田紳一(69'松波正信)、FW三木良太

ジェフスタメン:GK櫛野亮、DFイリアン・ストヤノフ、斉藤大輔、MF坂本将貴、阿部勇樹、水野晃樹、山岸智(→75'結城耕造)、羽生直剛(→77'中島浩司)、佐藤勇人、FW巻誠一郎、マリオ・ハース(→64'林丈統)

連敗したものの得失点差でかろうじて首位を守ったガンバですが、今節はアラウが出場停止、大黒もまだ戻れず、改めて再編成を迫られる形。で、西野監督は前節もスタメンだった三木と相通じている寺田(アジアユースの時の代表で良いんだっけ?)を抜擢、1トップ2シャドーのような形で連敗脱出を目論む。ジェフはオシムたんが「もう電車は行ってしまった」などと言いながら、奇策に出て勝利を狙う。「来期を見据えて」と言うことなんだろうけど、狙いとしては1枚後ろを削っても中盤を厚くして、中盤を制圧する狙いかな?ナビ決勝で対戦していることもあって、不変を嫌ったのかなと。

まあこういう変化がどう出るかというのが気になったのですが、是と出たのはガンバの方。攻撃構築に置いてはフェルナンジーニョのテクニック頼りは否めませんでしたが、球離れが早くなりボールが動く。そしてその中で三木をトップに張らせてターゲットとし、寺田が右サイドに流れてクロスを上げる形が嵌って良い形を連発。ゲームの流れ自体も支配しました。

まあガンバが良かったこともあったけど、ジェフが自ら崩れた感もありました。この日のための布陣においては慣れておらず、どうしても後ろが気になってしまう。阿部が下がったり、坂本が下がったりと3バックのようにポジションを落として埋めるんだけど、そうなると肝心のチャンスメーカーの二人のマークが曖昧になってしまい、後手の対応を強いられることに。まあこれによりどうなったかと言えば、チャンスを作られる事も勿論、後ろが気になってしまうから姿勢が後ろ向きとなり、守→攻への切り替えも遅くなって前線へのサポートがなくなって、孤立。=良い攻撃にならないと言う感じでチーム全体に悪影響を及ぼしていたのかなと。

その流れの中で、右サイド角度のないところからのFK、ヤットのゴールに向かうボールを逆を取られながら櫛野がセーブしたかに見えたが、ラインを越えていたという微妙な判定によりゴール。欲しくてたまらなかった先制点がガンバに入る。まあこのファールを取ったのはフェルだったけど、再三渡辺光輝や寺田が流れて崩そうとした形が実ったと言うことなのかも。

しかし、このゴールで一気に流れが動く。そのゴールでキックオフ、後ろでボールを回して時間を作り左サイドへ、山岸→羽生と繋がってそのまま前へフィード、ハースがヘッドで後ろにすらすとゴール前に進出していたのは阿部、渡辺光輝が対応に付くが押し倒してしまう形となり、PK判定。これを阿部が正面に突き刺して同点になる。ファールの判定はこれも又微妙。ボールを見ていると言うこともあるけど、確かにコンタクトもある。何かバランス裁定のような気はしなく無いけど、スコアは振り出しに戻った。

この不思議なゴールの効果はスコアを戻すことだけではなく、ジェフにヒントを与えることになった。勢いと言う要素もあるんだけど、本来のジェフらしさが戻った訳じゃない。そんな状態の中で、このPK奪取したシーンは(キックオフからだから当たり前なんだけど)遅攻からだった。

まあ遅攻というと現状では悪いイメージが先行するかも知れないけど、逆説的に考えれば自分たちの良い状態をセットする事が出来る。それを巧く利用した形と言えばいいのかな?ゆっくりボールを回して時間を作る間に状況を整えて、スムーズじゃないにしてもやってみる。ジェフであれば、ターゲットに当てて、サポートし、そこに後ろからの攻撃参加が付随させ、仕掛ける。本来ならそれをボール奪取からの切り替えでスピーディにやるわけだけど、出来ないなら出来ないなりに、ゆっくりでもやってみれば何とかなる、だから落ち着いてゲームを進める。そういうことがヒントとなったのかなと。

そして、それが嵌る形で2点目。焦って攻めることなく、ゆったりとボール回しをする中でハースが下がって、ストヤノフとパス交換からストヤノフが上がり一発のスルーパス、これに山岸が反応、大外から中に切れ込むようにボールにダイレクトで流し込み、藤ヶ谷を抜き逆転ゴール。これも又遅攻から。今までならあの位置で攻撃にから婿とが出来なかった山岸があの位置まで上がっていたこと、守備に手一杯で上がれる状態ではなかったストヤノフがラストパスを出せる状態だったこと、これは遅攻がもたらした産物だったのかなと。

らしさが出ない中で考えると言うことが出来ていたジェフ、これも又意欲的なチャレンジだったのかなと。中身とは裏腹にジェフがリードして折り返すことに。

後半はガンバがボックス付近に待ち受けられた中を崩すタスクを担い、前掛かりになった所をその隙を突く形でジェフがカウンターを狙うという展開。

ガンバは宮本やシジクレイも意欲的に攻め上がって何とか崩そうとするけど、待ち受けられた中ではなかなかスペースが生まれず、又マークをずらすことも出来ずフリーマンが作れない。崩すキーはフェルナンジーニョや家長のドリブルワークを中心とした局面打開力とアイデアにあったけど、複数で見られたら早々突破も出来ないし、何よりもその技術を使うスペースを与えられない。何度かその二人が絡んでボックスまで進出して崩し切る様な形も作ったけど、そこで決定機を逃す。

真綿で首を絞める様にじわじわと時間がなくなっていく中で、ジェフ守備陣の警戒は緩まない。ミドル、アーリークロス(サイドアタックからのこぼれは良い展開を生んだ、家長が拾って中に入って打ったシュートは坂本のスーパークリア)、強引な突破。手を代え品を代え同点ゴールを狙うけど、実らない。リスクを抱えても攻める姿勢が消えなかったガンバに非常に強い勝利への意欲を感じたけど、ゴールの神様に嫌われてしまった感じだった。

スコアは2-1。ガンバはこれで3連敗で首位陥落。そして、ジェフに小さな可能性は残った。結果に関してはもう結果だから何とも言えないけど、それぞれに課されたパズルとして、ジェフは解けたけど、ガンバは解ききれなかった。両チームの戦闘能力に差はないけど、そんな小さな要素が差を分けたのかなと。少しだけ両チームのこと。

ガンバにとっては負の連鎖に嵌り、光が見えないまま最終節に突入する事になった。多分西野さんは最後までこのサッカーを押し通すと思う。その象徴とも言えるアラウージョと大黒がこの連鎖を断ち切ることが出来るのか。ガンバのサッカーが優勝にふさわしいかどうか、ガンバというチームがタイトルにふさわしいのかどうか、神様も決めかねているように見えて仕方ないです。

で、ジェフは自ら自分たちで可能性を絶たないこと。可能性は薄くても、上4つ全部ぶっ倒れるって可能性はない訳じゃないから(実際あったし)そういう意味では、一番可能性が低いところが来てもおかしくないのかなと。てゆうか今シーズンのJは何が起きても不思議じゃない。プレッシャーも少ないだろうしね。

と言うことでその他の試合。まず優勝争いまとめて。

エスパ 2-2 鹿島 @ 日本平「このドローはどんなドロー?」
S-Pulse:31'&63'マルキーニョス Antlers:44'野沢拓也 82'深井正樹

レッズ 1-0 ジュビロ @埼玉「舞い降りる幸運」
Reds:79'OwnGoal(金珍圭)

Fマリノス 1-1 セレッソ @日産「デジャヴ」
F.Marinos:89'松田直樹 Cerezo:46'森島寛晃

まあとにかくこれに関しては又明日やるつもりですが、セレッソが首位に立ったけど、勝てば文句なし。ガンバとレッズは勝って上が負ければ優勝。鹿島とジェフもそうだし、まあとにかく未曾有の大混戦になった。実際もう予測は不可能。どのチームにもプレッシャーは掛かると思うし、状態としても万全というチームは少ないと思う。その中で勝ちきる強さのあるチームが優勝するというのはシンプルで良いかも知れない。個人的に何処も勝つと言う気はしないしなぁ・・・。まあとにかくこれに関しては明日。

で、降格争い決着、サヨナラヴェルディ。
レイソル 5-1 ヴェルディ @日立「残酷でらしい終焉」
Reysol:18'大谷秀和 46'矢野貴章 57'平山智規 62'土屋征夫 85'永田充
Verdy:27'小林慶行

派手に散ったね。矢野のゴールで完全に切れちゃった感じかな?まあ個人的にヴェルディを叩く気がしないので何にも言わないけど、この結果を鑑みて自分たちで自分たちのアイデンティティがを否定するのか否か・・・・。こういう結果が出たことは仕方ない。ただ、大事なのはその後。チーム、サポが何をチームに求めるのか。ヴェルディの皮をかぶった別物を求めるのか、それともヴェルディらしさを追い求めるのか、それが凄い気になる。時代の変遷と共にサッカーも変わるべきなのか、それともクラシカルでも勝てると信じるのか、巧く融合させるのか・・・・。そういうことを追求できる環境がJ2にはあると思うので(試合数が多いからね、ある程度の積み上げは必要にしても追いかけられるだけの時間があること)そういうことを考えるのも良いじゃないかなと。第3者としてヴェルディの色のなくなったヴェルディに価値はないと思うけど・・・ねぇ。

で寂しい関係ない試合。マリも次節はそうなんだよねぇ。

FC東京 1-1 ふろん太 @味スタ「鍵握る2チーム」
FC:78'ササ・サルセード Frontale:22'中村憲剛

トリ 2-1 アルディージャ @ビッグアイ「止まらないFマリ遺伝子」
Trinita:16'山崎雅人"連発" 77'西山哲平 Ardija:24'久永辰徳"連発"

楽天 2-3 サンフレ@ ウイング「泣いても何の解決にもならない」
Vissel:40'栗原圭介 49'北本久仁衛 Sanfrecce:32'&73'&89'佐藤寿人"エース"

グラ 0-1 アルビ @瑞穂「ありがとうを結果に」
Albirex:49'アンデルソン・リマ

と言うことで残すはメインディッシュ(優勝争い)だけとなりましたね。くぅー燃えるねぇ。まあマリがいないのは残念だけど、それでもやっぱりドキドキするよ。どんな結果が待ってるんだろう?他にも色々とニュースが出てるけどとりあえずは触れずに、今日はシンプルに終わりますよ。と言うことでここまでですよ。

*今日は何処も戦力外通知で大騒ぎですな。マリからはノブッキと尾本が宣告を受けたようで・・・まあ仕方ないかな・・・寂しいけどね。トライアウト頑張れ。お疲れ様。

*昨日の坂田と大橋特別扱いエントリーでF.M.B.Hで初めて1位になっちゃいました。嬉しい・・・かな?一つだけ言いたいことはコメントとかトラバがないのはどういう事か・・・まだまだだね、自分。コメントしてもらえるような記事は難しいね。精進します。

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