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December 19, 2005

FIFA Club WorldChampionship PlayBack/3rd Place Match Report

えーと、今年最後の日産・・・じゃなくて横浜国際競技場に行って参りました。あの寒い中2試合はさすがにきつかった・・・でも行って良かったかな。色々と感じる部分もあったし、何よりもこういうのを体感できたのは貴重な体験だった。てゆうか準決勝とか5・6位決定戦はすっ飛ばしてる訳で(苦笑)でも忘れないうちにやっていくよ。

FIFA Club World Championship TOYOTA Cup Japan 2005 3rd Place Match
Al Ittihad 2-3 Deportivo Saprissa @ International Stadium,Yokohama
Al Ittihad:28'M.Kallon 53'pJ.D.Job D.Saprissa:13'&85'pA.Saborio 89'R.Gomez

アル・イティハドスタメン:GKザイード、DFA.ハルヴィ、トゥカル(→69'カハタニ)、A.モンタシャリ(86'赤)、A.ファラタMFハリリ、ヌール(→87'ファラタ)、アブシュギール、チェコ、FWジョブ、カーロン

サプリサスタメン:GKボラス、DF R.ゴンザレス(→80'アレマン)、パークス、バディージャ、エスキベル、MFパテ・センテーノ、センテノ、ボラーニョス、ソリス(→64'ロナルド・ゴメス)、FWサボリオ、G.ドラモンド(→89'コルデロ)

どちらも特徴ある「巧さ」を持っている同士の3位決定戦。ナチュラルな柔らかさ、技術、身体能力等、目に見える巧さを持つアル・イティハド、展開を把握しながらコントロールすることや、いやらしさなど目に見えない要素での巧さを持つサプリサと言った感じかなと。まあどちらの巧さがこのゲームにポジティブに作用するのかというのがポイントだったのかなと。

前半
序盤からポゼッションを握って押し込むアル・イティハド、しかし相手を出し抜くような形にならず常に待ちかまえられた状態を攻撃を強いられ、なかなか良い形を作れない。なかなか崩せないこともあって人数を掛けると、その分後ろにスペースが空き、そこをサプリサが突く。手数を掛けず、シンプルにラインの裏を狙い、そこから決定機を生み出し、その流れのまま先制点が生まれる。

カウンターから右サイドのボラーニョスにボールが渡ると、速いタイミングで中へ浮き球のスルーパス、これに反応したサボリオが抜け出し、しっかりとこのチャンスをものにして先制点。狙い通りの形で、先制点をまさに「掠め取った」と言った感じでしょうか。

これで精神的に余裕を持ったシドニー戦の後半のように、相手の攻撃を受けながらも、カウンターのチャンスを伺う展開に持ち込み、ペースを握っていた感がありました。注目度の高かったサプリサのNo.10ソリスの巧みなプレーからチャンスを生みだしたプレーは絶品。イティハドの方はカウンターの脅威になかなか思い切った攻撃が仕掛けられず、ジョブ、カーロンの個人技に頼る形の攻撃に推移していく。まあ普通だと単調な攻撃に終始し、苦しくなっていくものですが、この形でも攻め切れてしまう個の能力の高さがここで発揮される。

ジョブに向けて飛ばされた長いフィードから、そのボールをジョブが競り合って落とし、そこに走り込んでいたヌールが拾うと、外に開いたカーロンにボールが通され一度はGKの飛び出しに凌がれたものの、リフレクションを自ら押し込み同点に追いついた。まあ見事にこのチームのストロングポイントが発揮された個人能力のゴール。

同点となった後は、両チームが持ち味を出し合うような激しい展開に推移。ジョブ・カーロンにヌールやチェコが絡む形からカーロンの近距離からのFK(バー直撃)などで脅威を与えたと思ったら、一瞬の隙を突いて長いボールからサボリオがラインの裏を取って決定機となったり(これは打ち切れず)、そのプレーで生まれた右CKはソリスのとんでもないカーブの掛かったボールからチャンスが生まれたり(大外に走り込んで中に折り返し、詰めたものの枠を捉えきれず)と持ち味を発揮したものの、前半は1-1で折り返す。

後半
勢いを持って入ったのは、アル・イティハドの方。ペナの中に入ってどんどん圧力を掛ける。サプリサの方はセカンドボールを支配され、なかなかカウンターのチャンスが生まれず、少し苦しい。そしてそんな展開が反映された形でスコアが動く。

右サイドでジョブのドリブルで相手DFを引きつけ、空いたペナの中に流し込みチェコがうまいコントロールからもう一つ中へ流し込む。そこに走り込んできたカーロンがフィニッシュ!って所で引っかけられて、これがPK。このPKをジョブが蹴り直しがありながらしっかりと決めて、2-1。逆転。

前半のサプリサ同様、リードを得たイティハドはボールの流れがスムーズに、崩しもアイデア溢れるプレーを付随してきたりと、余裕の見えるプレーが出始める。逆にサプリサは展開を見ながらと言う余裕がなくなり、攻めに出ることを強いられるが、しかし攻撃の中心となっていたソリスが下がってしまい(変わって入ったのがエースと言われていたゴメスなんだけどさ)、なかなか良い展開になっていかない。そうなると、イティハドの方に良いチャンスが生まれ、攻めたいサプリサにとっては苦しい展開。

淡々と時間が流れる中で、終盤に入りようやくサプリサが猛攻。そして偶然のような形で大きなチャンス、カーロンへのカウンターを豪快にクリアしたボールが左サイドに飛ぶと、これに反応したゴメスがこのボールを拾ってゴールに突進、何とかイティハドDFがスライディングでシュート寸前に凌いだかと思われたが、足まで借り倒したことに対してPK判定(何とも言えない判定)これをサボリオがグラウンダーで決めて同点!これで一気にゲームが動く。

又もシンプルな展開でサボリオが抜け出すと、ペナ間際で倒してしまう。そしてこれに対してアル・モンタシャリが退場となり、FK。そしてこの左よりペナ付近からのFKを蹴るのは、交代で入ったロナルド・ゴメス。強烈に叩かれたボールは、とんでもないスピードで壁の外側を抜けて一直線。GKは反応してたのですが、触ることさえ許さず逆転劇!マリでもよく終了間際に何かが起きるけど、横浜には何かが住んでるのか?と思わせるような劇的な展開。

結局このゴールが決勝点となり、サプリサがこの大会の3位に滑り込み、アル・イティハドが4位となりました。激しいゲームになりましたが、最後の最後に流れを掴んだサプリサが一枚上手だったのかなぁ?高い技術を持った選手の多かったアル・イティハドに個に置いては優位に立っていたように見えたわけですが、まあ中米らしいいやらしさが最後の最後に活きたと言うことなんでしょうね。

それにしても最後のFKは震えたねぇ(恐ろしく寒かったこともあるかも知れないけど)あそこに立って自分に当たったらと思うと・・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  ああいうのを蹴れる選手が眠ってるんですな。ドイツ相手に爆発することを期待したいかも。展開はどうあれね。

で、アジア代表、アル・イティハドを見てちょろっと。

2005シーズン・・・(田中隼磨公式サイト"message")

隼磨の作文が更新されて、その中にアル・イティハドについて書かれていました。確かにアジアのレベルは上がっていて、対等とまでは言わないまでも戦えるレベルまでは上がってきている。でも、マリを含めてJのレベルがそのアジアトップレベルにいるかと言ったら・・・ということ。これは自覚しなきゃいけないのかも。

で、今日の試合で生で見て改めて思ったけど、組織云々で対応できるレベルを超えているかも知れない。勿論今日のゲームのように、それ以外にも勝負に作用する部分はあるから、一概に絶対勝てないとは言わないけど、Jのチャンピオンになってそれで満足していてはアジアでは戦えないのかも。それくらい個のレベルに置いては差がある。まあ日本人とサウジ人のスタイルの違いとも言えるけど、それは言い訳にならない訳で。

確かにカーロンとジョブは抜けていてこの二人がいなければ、そんなに変わらないんじゃないの?やれるんじゃないの?と思われる人もいるかも知れないですが、彼らが抜けたとしても無限の財力がなくなるわけではないし、彼らに変わるスーパーな選手を簡単に連れてくることが可能な訳で、その議論に余り意味はないのかなと。全てに置いてレベルは劣っている。アジア制覇のためには現状維持なんて言ってる場合じゃないということを改めて知らしめられましたよ。

と言うことでとりあえずここまで、溜めるとやりきれなくなるので、ガンガン行きますよ。次は決勝。ムラありすぎ?

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