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November 12, 2005

酷なゲーム@J1 第30節 ヴェルディ vs セレッソ

ようやく連勝!いや、マリの話なんですけどね。ちょっとむにゃむにゃした感じで後半は見れたのですが、いやー、良く勝った。てゆうか決定機ってあれぐらいだったんじゃ・・・・でもそこをドラグラコンビで決めきった(今、命名)良かった良かった・・・レポートはとりあえずちゃんと見てからね。で、まず14:00開催のこのゲームから。

J.League Division1 第30節

ヴェルディ 0-1 セレッソ@味スタ「残酷なシナリオ」
Cerezo:88'古橋達弥"劇弾"

Super Soccer

ヴェルディスタメン:GK高木義成、DF柳沢将之、林健太郎、戸川健太(→87'黄×2=赤)、相馬崇人、MF山田卓也、小林慶行、小林大悟、平野孝(→35'玉乃淳)、FWワシントン、ジウ(→72'平本一樹)

セレッソスタメン:GK吉田宗彦、DF前田和也、ブルーノ・クアドロス、柳本啓成、MF下村東美、布部陽功(→76'黄×2=赤)、酒本憲幸(→57'苔口卓也)、宮原裕司(→78'鶴見智美)、森島寛晃(→72'廣山望)、古橋達弥"新婚弾"、FW黒部光昭

ヴェルディは残留のために、セレッソは優勝のために、どちらもモチベーション高く望んだこの一戦。セレッソは出場停止の選手が多く(西澤、ファビーニョ、久藤)、ある意味ではスクランブル。ヴェルディはこのインターバルの間にノブリンをトップに呼び寄せて4バックでの守備の整備を行ったりと、一縷の望みを繋げるためにチームを改革した様子。さてさて。

前半を振り返ると、どちらも特徴を消し合うというより出し合うという展開。ヴェルディのポゼッションが高いが、セレッソもダイナミックなカウンターを繰り出す。ただ主導権(ポゼッションではなくどっちがリズム良くプレーをしていたか)を握ってサッカーをしていたのはヴェルディ。この2週間でのヴェルディの変身ぶりに驚かされた。

4-4-2(4-2-2-2)の形でゲームに入り、序盤はラインが低かったりして、前のワシントンを孤立させてしまうような形が目立ち、またセレッソの外に張り出す選手とダイナミックに使うカウンターに脅かされたが、セレッソの決定機(左に流れた黒部が低いクロス→森島が軽く角度を変える形で流し→古橋が飛び込んで合わせる。これは高木が好セーブで凌ぐ)を凌ぐと、流れを変える。

中盤でボールがスムーズに回るようになり、そこからワイド、中とバリエーション豊かに攻めれるようになる。セレッソはブロックこそ作っているもののバイタルのスペースが空きがち。そこをサイドから中に入る形で小林大悟や平野が来たり、ポジションを上げる形で小林慶行や山卓が来たりとうまくバイタルを使う。そして、このリズムから決定機、うまくボールを回す中で小林大悟がバイタルで前を向きスルーパス、柔らかいボールはDFを振りきったジウに通り、GKと1vs1になるが吉田が飛びだしてセーブ。他にも小林慶行が左サイドに流れてクロス、ファーに大きいかと思われたがワシントンが後ろに戻りながらループヘッドで狙うがこれまた吉田がファインセーブ、こぼれを小林大悟が拾ってすぐさま折り返して、ジウが苦しい態勢から合わせるが威力なく正面。今度はカウンターから山卓が右サイド突破、顔を出したワシントンへスルーパスを通すとGKと1vs1になるが、アウトサイドで流し込んだシュートもまたまた吉田が残った右手で角度を変えて難を逃れる。これだけ見ても3つ。他にもシュートに繋がらなかったが、高い切り替え意識からのカウンターなどもあったりと、ヴェルディ復活の印象を持ちました。

そんなリズムを作ったのは守備。序盤は中盤とDFの意図が合わずバイタルが空いていたりしていたが(前から追いかけ回している割にラインが低かった)、徐々に相手のカウンターの脅威をはねのけてラインを上げ、コンパクトにしたことでバイタルのスペースが消えた。又、孤立しがちだったワシントンへのサポートという面では少し良くなり、良い形での攻撃となっていたのかなと。勿論そこで破綻しなかったのは非常に執念深く追いかける守備があったから。特にこの日ボランチに入った山卓の存在感は特筆すべきもの。非常に高くボールサイドで激しくボールを奪って攻撃に繋げていた。

セレッソは逆にかなり苦しめられてしまった。特徴であるダイナミックなカウンターやサイドチェンジはそれなりに見せていたものの、時間と共にその数は減っていった。中盤で主導権を握られたことで両サイドは押し込められ、狙いである速くサイドを突く展開も速いアプローチの前に影を潜めた。そんな時に起点となりたい黒部もほとんど存在感を示すことは出来ず、とそれだけヴェルディのサッカーが機能していたと言う証明だったのかも知れませんね。

華麗なパスサッカーとそれを支えるDFラインのプッシュアップ、意識の高い中盤アプローチ、ようやく噛み合いだしたという感じでした。が、足りなかったのは結果。この良い流れをゴールに繋げることは出来ず前半は0-0で折り返す。

後半も前半の流れを汲んで積極的なヴェルディに主導権。良い形でボールを奪い、速い切り替えから、前半よりもよりワイドを意識して早めのタイミングのクロスでセレッソを脅かす。(代表的なのだと相馬のクロスはGKの出にくい変化、そこでGKとDFがかぶり後ろにこぼれると詰めていた小林慶行がプッシュするが、決められない。)

この後も少し停滞した時間はあったもののヴェルディペースは変わらず、後一歩と言うチャンスを何本も作る。甘いパスのインターセプトからのチャンスや(小林慶行が敵陣深くでインターセプト、コースは空いていたもののファーに流れていたワシントンへのショートクロスを選択したが繋がらず)、どんどん選手達が仕掛けて相手を揺さぶったり(玉ちゃんがセンターから右足シュートフェイクで二人を釣り、前が空いたところで左足を振り抜くが力が入ってミートすることが出来ず。ジウや相馬の積極的な姿勢も目立った)と手を代え品を代え先制点を取るために攻撃を仕掛ける。が、やはり結果が伴わない。

セレッソはそのリズムに飲まれる形で相手の攻撃に対応することを余儀なくされ、前半は見えていた両サイドのスペースをダイナミックに使うカウンターも出てこない。それでも25分過ぎからはある程度攻撃に出れるようになる。交代選手も入りこれからという雰囲気になったが、布部が交代で入った平本の中央突破をバックチャージで止めてしまい2枚目のイエローで退場。セレッソはより苦しくなる。

数的有利となり、ヴェルディが一方的に押し込むかと思われましたが、勝利への執念かゲームは激しい展開に。一瞬の隙からクアドロスがインターセプトから一気の速攻があったと思ったら、返す刀でワシントンのポストから平本が抜け出してループで狙う。そして、 42分黒部の突破を身を呈して止めた戸川にイエロー、2枚目のため退場となり、いい距離と角度からFK。そしてこれを古橋が素晴らしいキック(ニアを狙う速く低い弾道)が高木を襲い、後半最初のシュートとなったこれが決まり先制点!この後ヴェルディは猛攻を仕掛けたものの実らず、試合終了。セレッソには希望を繋ぐ一勝、ヴェルディには痛恨の一敗と言う結果になりました。

サッカーってこういうものなのかなぁと言う感じですが、それにしてもサッカーは恐ろしいものです。

インターバルを利用したリカバーで、素晴らしい内容を示し、沢山の得点機も作ったヴェルディ、きっとクラシコを見た人なら誰もがそう思うでしょう。ですが、スコアボードに1を刻むことだけが足りなかった。勿論結果が出ていたらゲームは違っていたものになっていたでしょうが、何となくチームに漂っている負の流れがそうさせたとしたらいい過ぎでしょうか。本当に良いサッカーをして、足りない要素も埋めて、優勝争いをしているクラブをあそこまで圧倒したのに、それでも勝てない。辛いところですね・・・。

逆にセレッソは、本当に良く粘りましたね。吉田がファインセーブを連発し、ブルーノ・クアドロスを中心に粘り強くマーキングして、簡単にやらせなかったことが枠を飛ばさせないように作用したのもあると思う。攻撃に関しては全体が押し込まれ、ここのところうまく行っていた形が余り出来ませんでしたが、多くの出場停止を抱えていて結果を繋げられたと言うことが全て。こういう勝ち方は非常に勢いが付く。そんな勢いを携えて、セレッソは本格的に狙える状態が整ったのかも知れませんね(ただ布部が次出場停止だけど)

しかし連敗というか悪い流れから脱するのは難しいなぁと感じてしまいました。良い流れの時なら簡単に勝てるような内容を示しても、悪い流れの時には結果に結びつかない。勝負を分けたのはそういう部分だったとしたら、ヴェルディには余りに酷な事だなぁと思ってしまいました。

(余談だけど最初はこの内容を示し続けられれば連勝も夢じゃない・・・って書こうと思ったけどやめた。まずはこの流れの打破。それをせずして連勝も、その先にあるかも知れない残留もない。ただ無責任だけど頑張って欲しいなと。やっぱりヴェルディのサッカーは綺麗で楽しいから)

と言うことでとりあえず一本目はここまで。

*しかし、ヴェルディはあれでも結果が付いてこないと叩かれちゃうんだねぇ。まあ結果が一番必要だから仕方ないにしても・・・この試合は中身を叩くほど悪くなかったと思うけど。

*細かい部分を言えば確かに、ワシントン頼みは否めない。でも20点近く取っているエースを頼るなと言っても難しい。確かにサポートは少なかったし、ペナに入っていく選手が少なかったことはあったけど、そんな激変できるほどサッカーは甘くないでしょ・・・。てゆうかよくここまで持ってきたよ。別の所に基準があってそれにすり合わないからの批判な気もする。

*そうは言っても今は希望と言うよりも勝ち点という現実というのはわからなくないけどね。

*次はガンバvsレッズね。まだ見てないけど。

*こんこんさんが以前一日5試合レポやったって書いてあったけど、絶対無理だなぁ・・・やれて3試合・・・かなぁ・・・無理だけど。

*出来たら今日中、出来なかったら明日って事で。

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Comments

こんばんは。またまたトラバさせてもらいました。
というのも今回はitaruruさん風に、試合の流れを書きながら寸評を交えるという新たな試みをしましたので。やってみると意外と難しいですね。それぞれの比重がいまいちつかめませんでした。その割りに、またガッツリ書いてしまったのですが…。

それにしても「今日の一本目」という言葉が気になりますね。今日はもう寝るのですが、また明日見にこようと思います。

Posted by: DECO | November 14, 2005 at 01:45 AM

DECOさんこんばんわ、トラバもありがとうございます。

基本的に余り考えてやっているつもりはないのですが、試合数をこなすためにそういう形に自然になってるのかもしてません。普通はレポート→寸評という形だったと思うのですが、混ぜちゃえって感じになってるのかも・・・・まああんまりスタイルにはこだわっておらず、良さそうなのは試してみるって感じでしょうか。

今日の一本目なんですが、昨日のうちにガンバ-レッズを上げようと思っていたのですが、今日の予定もありまして、掛けなかったので本日UPとなりました。よろしかったら読んでみて下さい。

で、こちらのミスで一度エントリー削除してしまって、コメントは戻せたのですがトラバはよろしければもう一度送ってもらえれば幸いです。では又宜しくお願いします。

Posted by: いた | November 14, 2005 at 01:49 AM

えっと、何だか汚してしまうようでコメントしようか迷ったのですが、せっかくエントリーに名前を載せて貰ったので返信。

1日5試合と言っても、ほらっレポートの質が全く違うじゃないですか。基本的にはそう言うことだと思います。一時期は何よりも数をこなすことを優先していたようなことがありましたから。かといって現在は質が上がったのかと問わればあれですが。

Posted by: こんこん | November 14, 2005 at 01:51 AM

こんこんさん、わざわざこんな所まで反応頂いて感謝です。僕のブログのコメント欄はそんなに綺麗なところではありませんよ(苦笑)

いや、それでも5試合は凄いですよ。だって5試合見なきゃ行けないんですから。それでゲームの中身をぎゅっと詰めて、UPするとなると・・・・大変ですよ、やっぱり。凄いことですよ。僕も端にダラダラ書いてるだけで、質があるか、上がってるかと言われたらあれですから(苦笑)

こんこんさんにも謝っておかないと、こちらの操作ミスで一度このエントリーを削除してしまいまして、コメント欄も一緒にやっちゃいました。ログから戻しましたが、びっくりさせたらすいません。ではでは、又宜しくお願いします。

Posted by: いた | November 14, 2005 at 01:57 AM

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