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November 30, 2005

苦しい現状、尽きない期待。 -坂田と大橋の今-

坂田にしても、大橋にしても、僕の中ではとても期待度は高いです。それは僕だけでなく、Fマリを応援する人なら誰もがそうなのかも知れません。大局的に見た時、順調に成長はしてきていると思いますが、ここのところ彼らは思ったように結果が出せず非常に苦しんでいるのかなと。まあそんな二人の課題とこれからを。(本当は選手評の中で、と思ったのだけど、せっかくだから)

・初めての壁、がむしゃらの先へ –坂田の場合-

デビュー以来大きな怪我もなく、抜群のスピードと思い切りを武器にUAEWYでは日本人初の大会得点王(シルバーシューズ)、マリノスでも順調に出場機会を増やし2003年に6ゴール、2004年は10ゴールとここまでは順風満帆とも言えるプロ生活を送ってきた坂田。しかし今シーズンはシーズン早々怪我を負い、そしてここまで5ゴールと、始めてとも言っても良い長い停滞の時期を迎えています。

まあチームの調子自体もシーズン通じて思わしくなかったこと、彼のスタイルに合わない攻撃に終始したことなど、ゴールが減っても仕方ない要素はあると思います。ただ、去年二桁を獲ってより研究される存在となったことで、ストロングポイントであるスピードを警戒されて翼をもがれた形になったのかなと。

まあスピード重視のアタッカーには誰もが当たる壁でもあるわけで、その例に漏れず坂田も当たっている。彼自身、ボールテクニックが優れている訳でもなく、ここまでゴールを獲れてきた要因は思い切りと勢い。スピードの質としては加速力と言うより加速が付いた後が速く、スピードを生かすための助走が必要な訳で、そうなると自ずと彼が活きる場面はある程度スペースがある状態と言うことになる。でも、早々そういう状況が整うわけでもなく、状況が整わなくてもゴールが獲れるようになるというのが彼のこれからの課題になってくるのかなと。

まあそうは言ってもプレースタイルをがらっと変えるわけにもいかないし、能力が革新的に成長するというのも考えにくいだけに、変えれる要素を変えるしかない(勿論技術的な要素の向上もして欲しいんだけど。特にファーストタッチとかファーストタッチとかファーストタッチとか)そうなるとボールを持たない時の動きやポジショニングという部分。得点を獲れる位置にいて、フリーになるための動きをより活発に、もっと知的にやっていく必要があるということ。実際やっていないと言うことではなくて、かなりやっている方だと思うけど、その質が高いかどうかと言うと・・・疑問な訳で。

具体的に。次のボールが動く流れを予測し、その必要に応じて動いていくこと。出し手と受け手のアングルだったり、DFの位置だったり、勿論ラインだったり。後は元々のポジショニング。その位置にいるという事が大切な訳で、そういうことをするためにはDFをしすぎない。彼の持ち味でもある執拗で敬虔なフォアチェックだけど、オフェンス側から考えればポジションがずれる大きな要因でもある訳で、低い位置まで下がりすぎないとか、行く必要がない時は行かないとか自分の中でルールを作ったりする必要もあるかも知れない。とにかく頭を使ってプレーをすると言うこと。

「がむしゃら」と言う感じが坂田にはぴったりの言葉なんだけど、この先に進むためには「がむしゃら」だけでは足りない。より狡猾に、もっといやらしいゴールハンターになってほしい、フィリッポ・インザーギみたいなね。

・技術を活かすためにすべき事。 -大橋の場合-

レンタルを重ねて、少しずつ出場機会を増やし、ようやく今年主力として長いプレータイムを得るようになった大橋正博。今年を一年で考えた時充分飛躍といえるものだったと思います。元々素晴らしい技術を持っていたけど、それがようやくピッチでも表現できるようになって、今やFマリノスで一番ゴールに直結するプレーが出来る選手かも知れません。ただ、プレーの質が落ち始めて、それと共に出場機会が減るなどまだまだ自分のプレーを出すための何かというのは捉え切れていない状態。壁ではないにしても順風満帆とはなっていないのかなぁと。

まあ大橋と言ったら、セットのキックやクロスなどのキック精度とパススピードが特に素晴らしい。そういう意味ではボールを持ってこそのプレーヤーだと思います。良い状態であれば素晴らしいボールで得点を演出するし、持てなければ完全に消え、逆にチームの戦闘能力の足を引っ張ってしまう要因にもなり得る選手。彼のような選手を好まない人は沢山いると思うし、監督の起用方針にも大きく左右される選手だと思います。

で、まあ彼自身もそういうものを活かそうとサイドに張り出すようなポジションを取るんだけど、相手も警戒するから良い状態でボールが受けれず、なかなか存在感が出せない。そうなると結局消えてしまって、何も出来ない間に交代となったりと、持ち味を出そうとするが故のジレンマに苦しんでいるのかなと。これが大橋の苦しんでいる理由であり、大きな課題でもある。

彼が一番意識しなければならないのはどうやって良い状態でボールを貰うのかと言うこと。良い状態でボールを持てなければ大橋正博という選手の価値はない。勿論出し手の問題でもあるけど、彼自身がフリーとなってボールを引き出すような工夫が無く、待ちの姿勢が目立つ。その中で何をしなければならないかと言えばやっぱりオフ・ザ・ボールの動きの向上と言うことになってくるのかなと。まあボールプレーヤーの宿命とも言うべき要素ですが、ここが伸びないとコンスタントに活躍するのは難しいのかなと。

で、具体的に書けば、使う場所を最初から埋めない、逆算して動いていくと言うこと。状況状況によって変わるのだけど、その場所にポジションを移してボールが出てくるのを待つと言う動きが多い大橋のオフ・ザ・ボール。でもそれでは、相手も「あそこでクロスを上げたいんだな」と分かってしまう(まあ逆に利用することも可能だと思うけどそれはずれるので無し。まあそういう動きはしてないしね)だから逆説的な感じだけど、受ける動きやポジショニングに工夫を付けて、動きを伴わせることでボールを引き出すということをより意識してプレーして欲しいなと。例としては最初に開けておいて(中に絞って)、ボールの流れを見ながらすっと外に開く中から外とかね。とにかく預けて貰う・活かして貰うではなく、自ら引き出す・自分が活きるための動きというのを意識してプレーしていって欲しいなと。

実際彼には大きなプレッシャーの中でプレーしているから、そういう部分でも難しい部分があるのかも知れない。スタジアムで誰に一番厳しい声(と言うか罵声)が飛ぶのは大橋で(プレースタイルから考えれば他の選手より貢献度が低く、飛ばされても仕方ないのかも知れない)、やっぱりそういうのは期待の裏返し。利き足は違えど、ゴールを生み出す魔法のようなキックに柔らかいテクニック、大橋のプレーから俊輔を思い出すのは容易で、どうしても重ね合わせてしまうから、罵声も飛ぶんでしょう。まあその期待はとても重く、現状では応え切れていない部分もあると思うけど、その期待は凡才には寄せられない。可能性を持っているからこその期待を粋に感じて、来年はより大きなブレイクして欲しいなと。僕はボールプレーヤーとしての大橋の力はJでも高いレベルにあると思ってる(かいかぶりかも知れないけど)頑張れ、ちびっ子ファンタジスタ。

サポやファンもそうだけど、チームとしても現状における層・質を担う選手として、そして将来のFマリノスを背負う選手として大きな期待を掛けていると思います。今の壁は簡単じゃないけど、これを乗り越えてチームを支える次世代の「顔」と願って止まないです。頑張れ、坂田。頑張れ、大橋。と言うことでここまで。

*実際二人がもう少しやってたら勝ち点は伸びてたかもと思ったりもしたんだけど。坂田が二桁獲ってたら・・・とか。まあ仕方ないけどね。

*岡ちゃんが契約延長の打診に対して来年の指揮を執ることに意欲を持っている模様。まあ前に書いたから感情に関してはパス。で、アルビは反さんが退任する模様。長かったからね。次は否定してるけどA代表の監督次第では五輪代表かな?それはそれで楽しみ。騒がしくなってきたわけでニュースやらなきゃね。

*でも明日はガンバ-ジェフ中心にJのまとめ。次は優勝争いの展望、でプレビューとニュースやる余裕無いな・・・リーグ終わってからになりそうかな・・・。昨日は休んじゃったし(どさくさ紛れに言い訳して良い?疲れてたの。もっと暇になると思ってたのに・・・)

*先週から左のサイドバーに張っている「Save!AYAKA」のバナーなんですが、スタジアムでも募金活動が広まり(日産スタジアムで僕もしました、微額ですけどね。本当に微額)、ある程度の募金額に達したようです。まあまだまだ必要なことに代わりはないそうですが、とりあえず彩花ちゃんがアメリカの病院に入るための補償額に達したようでビザが降り次第アメリカに渡ることになった模様(NewsクリステルJapanより)とりあえず良かった。後はドナーが現れるのを待つだけと言うことですが、早く見つかると良いなぁ・・・。頑張れ、彩花ちゃん。

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November 28, 2005

劇弾と、課題と@J1 第33節 Fマリノス vs セレッソ

マスゲーム綺麗でしたね~。凄いよ、マリサポ。で、マツの劇弾がリーグを過熱、いやはや・・・ただでは終わらんね。結果としてドローはとても残念だけど、周辺事情も鑑みた中で結果としては妥当なものだったのかも知れませんね。と言うことでレポ。

J.League Division1 第33節

Fマリノス 1-1 セレッソ @日産スタジアム「力任せのドロー」
F.Marinos:89'松田直樹 Cerezo:46'森島寛晃

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中澤佑二、松田直樹"将軍様"、河合竜二"こんな日もあるさ"(→74'山瀬功治)、MF上野良治、田中隼磨、ドゥトラ、マグロン"MAGRAO, Fica nossa equipe ano que vem.."、大橋正博(→80'那須大亮)、FWグラウ(→63'坂田大輔)、大島秀夫

セレッソスタメン:GK吉田宗彦、DF藤本康太、ブルーノ・クアドロス、柳本啓成、MFファビーニョ、下村東美、久藤清一(→83'宮原裕司)、ゼ・カルロス、FW古橋達弥、森島寛晃(→80'酒本憲幸)、西澤明訓

ホーム最終戦、今期ラストホームを彩るトリコロールに染め上げられたゴール裏なマリノス側、アップ中からヒートアップしていたセレッソ側、どちらも勝ちたいという意欲をひしひしと感じる緊張感に溢れたゲームになりました。

前半
ゆったりとしたポゼッションから鮪の技巧を活かして両サイドからのクロスボールでゴールの道筋を探るFマリノス、ダイナミックに、そしてシンプルに両サイドのスペースを使って速い攻撃をしたいセレッソ。両チーム正反対な特徴を出したいところでしたが、集中力の高い守備がそれを許さず、自ずとジリジリとした緊張感に繋がっていった展開に。

守備に関しては西澤のポストアップを佑二が前の強さを活かして何度と無く潰し、セレッソの大きな特徴でもある一発で変えるサイドチェンジもドゥトラや隼磨が絞り気味ながら出てくるところではしっかりとケアして良い形は作らせず、かなり押さえ込んだ印象。怖いシーンはクアドロスのインターセプトからのフィードで西澤に繋がり角度の無いところからのシュートと、プレビューで書いたファビーニョの飛び出しに付ききれずにフリーで走り込まれ、角度のないところからアウトに引っかけられた豪快なシュートぐらい。

が、攻撃に関してはなかなか穴が見つからず。相変わらずビルドアップの部分で前とのタイミングが合わず苦労し、前に入ったら入ったで一度目の動き出しが合わないと停滞すると行った感じで閉塞感を伴う攻撃に終始。しっかりとブロックを作り、カバーを重ねる整備されたセレッソのディフェンスを崩しきれない。鮪の技量の高さから何度かチャンスは作ったもののシュートはことごとく吉田の手の中に収まり、結局スコアレスで折り返す。

後半
ジリジリとした前半の流れは一つのミスで吹っ飛ぶ。左サイドのクロスは結局誰も会わずにファーに流れ、河合がしっかりとコースに入ってクリア・・・と言うところでミス。それが中に入ってきたものの合わせきれなかった森島の前にこぼれ、ボレーで押し込まれる形で先制を許してしまう。これでセレッソの考え方はよりはっきり、よりはっきりと守備に意識を裂き、前3枚でオープンな展開を狙う。

そんなセレッソに対してマリは崩すことを求められる。しかしいきなり惜しい形。この日ほぼマッチアップに置いては完勝の印象の隼磨が右サイドを局面打開、グラウンダーで流し込むとグラウがディフェンスを引きずりながらGKとの交錯寸前でそのボールに合わせてゴール!かと思われたが枠を逸れてしまう。その後も鮪が様々なところに顔を出し何度と無く技術を見せつけて崩しの起点となるが、大島のシュートはことごとく吉田の正面を突き、大橋を押しのけてまで狙った鮪のFKも吉田がファインセーブと決めきれない。

しかしその後、スタミナ切れで運動量が減退、段々切り替えが遅くなり、スピードアップできない攻撃になってしまう。交代策(グラウ→坂田、河合→山瀬で4バック、大橋→那須でマツを前線にあげる)も疲弊したチームを活性化する術にはならず、前にバランスが移ったところでカウンターから大ピンチ、宮原からのスルーパスを受けた古橋が抜け出してシュート!哲也が何とか当てて凌ぎきるが、1点ビハインドは変わらない。

パワープレーをする展開ながら、なかなかパワープレーにさえ持ち込めずここまでかと思われたロスタイム。ようやく右から隼磨が上げたアーリークロス、GKと交錯しながら大島が競って頭に当てそれを鮪がセンターに戻し、そこに入ってきたのは山瀬、がシュート当たりそこね→大島がボレーはDFに当たる→マツがボレーで豪快押し込む!とシュートを繋ぎ合わせた形でパワープレーが実って何とか最終盤で追いついた。結局このまま試合は終了。マリはホーム最終戦を何とか引き分けに持ち込んだ形、セレッソにとっては勝ち点3がこぼれ落ちた形になったが、勝ち点で並んでいたガンバが落としたため、単独首位に浮上した。

かなり閉塞感のあるゲームで、最終盤で何とか負けこそ阻止したものの(それはとても気持ちよかったんですが)お世辞にも良い内容とは言い難いゲームとなってしまいました。追いついたことを考えれば、前節と同じくF.Marismを感じさせるとも言えますが、こういう力任せのゲームだけでは限界があるのは見えているだけに、これから色々と分析したりして、しっかりとチームを組み上げていかないと同じ間違いを繰り返す可能性はあると思います。

スタッツを見るとシュート数は17-9、ポゼッションも59%-49%(まあゲームの展開に左右する部分があるから一概には言えないけど)とかなり押し込んではいたわけですが、個力頼りの部分は否めず、その個力でキープがあるにかかわらず主体的に動き出しからの連動がなかなか起きずに結局狙いを持って崩し切ったと言う形は少なかったのかなと。ビルドアップも悪い時の様に反応が悪くてボールを引き出せず、連勝中とはいえ根本にある課題の解決はほど遠い。まあ以前に比べたら全然良くなってはいると思いますが、ドラゴン・大ちゃん抜きで、もし鮪が抜けたら又苦しみそうだなぁという印象を強く持ちました。で、一つだけ気になる事。それとセレッソのこと。

・ポゼッションとスピードアップ -閉塞感を打ち破る推進力-

今日の中盤センターの組み合わせは、良治たんの1ボランチに大橋と鮪が後ろを意識しながら高い位置でプレーすると形でしたが、この組み合わせは余りイイ出来とは言えませんでした。個々で見れば、1ボランチで自重しながらゾーンを埋めた良治たんの出来はそれなりだったし、大橋も守備においては前進の跡が見えた。鮪はファビーニョを押さえ込み、逆にサッカーの達人のようなスキルで攻撃をリードしてと、悪いものではなかったと思います。が、3人が3人とも遅攻を好むタイプということもあって、空いているスペースでボールを引き出して攻撃を加速させ、相手を後手に陥らせるような展開は生み出せなかった。

まあ相手がリスクを余り起こしていたとは言えず、又トップ含めてスペースがそこまで生まれていたかというとそうではなかったので難しい部分はありますが、この組み合わせに欠ける要素は前に速く進めるという意識の低さと推進力の低さ。技術レベルは高いけど、スペースに飛び出ると言うより足元で受けて裁いて、ズレを生み出してと言う感じでどうしても手数が多くなり、その分遅くなってしまう。固められても崩していけるという技術力の高さは頼もしいけれど、これではひずみが来るのは当然。連戦での消耗もあるとは言え、後半足が止まって切り替えられなかったのは受けるアクションが何度も必要となったことで、体力消耗を上長していた部分も多分にあると思う。そういう部分を考えた時、遅攻ばかりの攻撃選択は良いとは言えない。

実際出し手側がそれを意識しなければ変わらないとは思うんだけど、中盤の一人は局面打開力があってスペースを感じて動ける感覚に優れた選手の方がいいのかなと。そういう選手が入ることによって、よりトップとの連動感も高まるだろうし、スペースに引き出して、そのまま突破というパターンも出てくる。現状では(怪我を抱えているけど)山瀬、アタック志向の大ちゃん(最近はバランサーな大ちゃんになってるけど)、それかジローみたいな選手になるのかな?後はディフェンスの意識、二人で役割分担をしながらやりすぎずにある程度高さに差を付け、奪った後にすぐ受けれるような形を作るなど、意図的に攻撃を流すと言う意識があるともっとスムーズな攻撃も可能かなと。

まああくまでも今のサッカーをやめろと言うのではなく、遅攻と速攻をうまく使い分けて欲しいなと。今のままではオフ・ザ・ボールの意識の低さを鑑みた時、どこかで行き詰まると思うし、鮪が抜けたら成立しない。その辺は都合よく考えずより先を見ながらサッカーをしていってほしいものです。

・良い内容ではなくても -セレッソの変化-

無敗記録をこの試合でも更新し、ついに首位に立ったセレッソ。次節勝ち点3を確保すれば自力での優勝が可能とついに彼らが時代の表舞台に立ちました。まあ正直このゲームでも良い内容を示していたとは言えず(ついでに言えばヴェルディ戦もお世辞にも良いとは言えなかった)、何故ここまでということを思った方もいるかも知れません。しかし、良い内容じゃなくても勝ち点を積み上げられる逞しさを感じました。

セレッソ側から考えれば、この試合では自分たちの特徴を相手にほぼ完全に消され、主導権を握られる非常に苦しい展開でした。しかしその時に開き直ってしっかりと守備に意識を裂き、チャンスが来るのを粘り強く待てるチームになったというのが現在この位置まで昇ってこれた要因だと改めて思いました。

実際何度かやってるのでもう書きませんが、大崩れしない粘り強い守備を基盤に、カウンターに繋げるまでのメソッドに整合性が取れていて、それが勝つ可能性を最大限まで高めているというのがよく分かります。前のアタッカー達はこの試合でほとんど仕事をしたとは言えないまでも、来た時にしっかりと仕事をしているし、そういう意味では目に見える要素だけでなく、精神的な変化というのも感じられたのが生で見た感想と言うところでしょうか。

奇しくも5年前と同じく最終節前の対戦となり、あの時と同じように彼らが首位に立った。ただ、5年前はタイトルがこぼれ落ちて、後ろに控えたマリがタイトルをかっさらった。残念ながら後ろに控えられていないことがマリにとっては寂しいですが、今度は忘れ物をせずに最終戦を終えることが出来るかどうか、注目したいところです。長居はあの時と同じようにピンクに染まるだろうしね。

こんな所かな?まあ脇役としては役目をしっかりこなしたと言うことで、それなりに存在感を示せて事は良かったけど、やっぱり優勝争いに絡んでないと一抹の寂しさを感じるねぇ。ツーか、脇役って。まあ仕方ないことなんだけど、来期こそしっかりしたサッカーを築き上げて(個に差がないからこそ、差を分けるは整合性のあるサッカーとその継続性)もう一度あの緊張感を味わいたいと強く思ったゲームでした。と言うことでここまで。

*又選手評やるつもり。最後だしね(最終節は無理っぽい)坂田と大橋には言いたいことが沢山あるし。期待度が高いだけにきつくなっちゃうんだよねぇ。でもこのままじゃ伸び悩んじゃうと(既に伸び悩んでるのかも知れないけど)感じたよ・・・頑張れ!

*ヴェルディ華々しく散っちゃったねぇ。凄い残念。天皇杯・ゼロックスを考えるとやっぱり信じられないけど、まあ色々あったからねぇ。オジーの呪い?いやいや。まあヴェルディ中心にJ2の事もサンガ・アビスパのことも含めてやるつもり、約束しちゃったし。僕は約束を守る男。シーズン終わってからかな。

*明日(もう今日か)はガンバ-ジェフかな?優勝争いの方をまとめて。しかし、ガンバはやばいね、どうにもきついね。レッズも可能性が出てきた。不死身。

*で、U-18が頑張ったねぇ。後半しか見れなかったけど、秋元→マイクでゴール生んだ!ゴールを決めたのは交代で入ったガンバユースの左サイドバックの子(あの子良いね、面白い)だったけど、良くランニングしてた。マイクは久々に見たけど巧く育てたいね。まだまだ電柱だけど、高いだけじゃなく動きの幅もあるから、巧く育ってくれれば面白そう。まあ改善すべきポイントは多岐にわたるし、器用貧乏になりそうな気もするけど。頑張れ、若人。と言うことで突破おめ!北朝鮮は大したこと無かった気もしてる今日この頃(日本も大したこと無いと言ってしまったおしまいだけど。まあ山本と森本が入ったら少しは変わるかな?北朝鮮はA代表と同じく基礎スキルは高いけど、抑圧されてそれに疑問を持たない社会主義国らしく創造性が低く、ガチガチ)まあ偏見だけどね

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November 26, 2005

終わりよければすべてよし@J1 第33節 Preview

レポも出来ていないのに、プレビューです。やっぱり週2で沢山やろうとすると破綻するなぁ。とりあえず、他のゲームは後回し(と言うかやらないかも知れない)先にプレビュ。

J.League Division1 第33節

11/26(sat) 15:00KickOff/Fマリノス vs セレッソ @ 日産スタジアム「終わりよければすべてよし」
F.Marinos           Cerezo
   グラウ 大島           西澤
   山瀬功 鮪          古橋  森島
ドゥトラ      隼磨   ゼ・カルロス    久藤
     上野           下村 ファビーニョ
 河合 松田 中澤     柳本 クアドロス 藤本
     榎哲              吉田

と言うことで、ホーム最終戦な訳ですが両チームとも状態は上向き、非常に緊張感の高いゲームになりそうです。マリは4連勝中でようやく強い時の感覚を取り戻しつつありますが、ここに来て又怪我人がポロポロ出てきてしまいました。久保に続いて大ちゃんも肉離れ、通称"ニクバ"で離脱となかなか神様がいけずな感じです。で、岡ちゃんは多分久保の代わりには大島か坂田、大ちゃんの代わりにはここまでの流れから見れば、前節は休ませた形になった山瀬をスタメンに戻すことで対応しそう(山瀬の腰の状態は大丈夫かしらん)。大橋や熊林と言う選択もあり得るみたいだけど・・・まあないかな?

セレッソの方はと言うと前節はシャムスカ大分とドロー。勝ち点を逃したのか、拾ったのか、微妙なところですがとにかく勝ち点1を積み上げ、もう何試合目かわからないぐらい長い無敗記録を継続し、ついに同郷のライバル首位ガンバと勝ち点で並んじゃうと言う事になって意気揚々でしょう。残り2戦と言うことも考えれば見据えるは連勝と言うことでとんでもなく高いモチベーションで望んできそうです。欠場選手で言えば、ここまでブルーノ・クアドロス、柳本と共に守備再建に貢献してきた前田が欠場となりそうですが、藤本も前節冷静に穴を埋めたようで余り大きな穴にはなりそうになく、ある程度ベストの布陣でこの試合に臨んできそうです。

まあ言うまでもないことでしょうが、セレッソは(前田は離脱したものの)主力が次々と戦線復帰してきており、チームのクオリティは完全に戻っているだけに、非常に手強い相手です。が、マリとしてもこの苦々しいシーズンをホーム最終戦でしっかり勝つことで気持ちよく締めくくるためにも、そして先に見据える天皇杯のためにも何とか勝ちたいところです。と言うことでセレッソの特徴を鑑みた上で色々と。

・セレッソが好調なわけ、対応する秘策は「当たり前のこと」

まあもう色々なところで語られていますが、現在のセレッソの快進撃はフロックではなく、色々とこの好調を裏付ける要因が沢山あってのことです。このブログでも度々書いていますが、守備を安定させることに長けた小林監督の手腕が何年経っても守備のメンタリティを持ち得なかったセレッソを変え、それが実を結び始めたことで安定する基盤を手に入れた。そしてその基盤を元に、ダイナミックなサイドチェンジを絡めた速いアタックから、アタッキングサードに入れば卓越した技術と熟成の粋にあるコンビネーションによる連動感のある崩しで相手を崩す。チーム全体が完全に噛み合ったことでこの連勝に繋がっているのかなと。

選手達の特徴を非常に良く把握した上で、しっかりとチームを組み上げたと言う感じがありありと感じられ、そのロジックには無理矢理な所や希望的観測が少なく、整合性の取れている非常に強いチームだと思います。まあこの成績を出しているチームですから、そんな御託を並べなくても良いチームな事ぐらい分かってるって?それは失礼。で、そんな相手と相対する中で、どうしたらいいかと言ったら、サッカーにおいての基本を忠実に実行し、やってはいけないことを絶対にやらない。これに尽きる。

セレッソは中盤とディフェンスラインでしっかりと守備をした上で、奪ったら切り替え速く、ピッチを斜めに切り取るようなダイナミックなフィードで守備負担の軽いアタッカー達にスペースを突かせるという形を作りたいと考えてくるでしょう(遅攻も結構良いんだけどね)現在のマリはカウンターと言うより、しっかりとボールを繋ぎながら相手陣内に入り、そこから何とかサイドからのクロスでゴールを獲る形を狙うだけに、机上の相性としては非常に悪い。中盤できつめのアプローチをしてミスを誘発させ、アウトサイドが上がった裏を一発で狙えば、比較的楽に数的に厳しいカウンターに晒すことが出来ますからね。

まあそんな中でどうするかと言ったら、カウンター対策の基本です。フィニッシュで終わる、失ったら自分の責任でしっかりとアプローチしてディレイ、ディフェンスは自チームのボールホールド時にも相手アタッカーのポジションを常に頭に入れる、ラインを上げて相手の中盤にしっかりとプレッシャーを掛けて良いフィードをさせない、出来れば軽率な繋ぎのミス(特に横パス)をしない。まあこんな感じです。マリが大きくリスクを掛けるかどうかは別にして、とにかく速いアタックを出来るだけ避ける努力をすべきなのかなと。多分何発かはやられると思いますし、そこはディフェンスに何とかして貰うことになりますが、それを何本も繰り返すようなことになれば必ず破綻する。だからこそ、当たり前のことを当たり前にやって、自分たちの良さを出し手結果を出し、セレッソの良さを出させないようにしたいところです。

・ダイナミック・ファビーニョ、無責任な受け渡しに注意。

で、もう一つ。まあ上に書いた感じがセレッソな訳ですが、その核となるのがセレッソの大型ボランチファビーニョです。リーグ1の絶対王者となりつつあるオリンピック・リヨンからもチェルスキに放出したミカエル・エシアンの代役として噂が出る程の質の高いプレーヤー。実際そのエシアンとプレースタイルは似ていて、サイズとフィジカルを活かしたハードなディフェンス、ダイナミックな攻撃参加は結構似ているのかも。

で、セレッソでこれほど核になっているファビーニョのプレーは一つがフィード。長い距離も苦にせず精度の高いボールを飛ばしてカウンターの起点となる。まあこれに関して上で書いたのでいいや。で、マリにとって怖いのはこっち、彼のダイナミックな前線に出てくる動きです。

カウンターだろうと、詰まった時だろうと、いける時は躊躇なく最前線まで顔を出し、決定機に絡んでくる。これが膠着した状況を打破する起爆剤となったり、勝負を決するゴールを多く獲っていたりする理由です。マリにとっては、GKを吹き飛ばしそうなダイナマイトミドルも怖いのでとにかくフリーにしたくないわけですが、うまくいっているチームの中で余りよろしくない傾向が気になるところ。

ex:相手の低い位置の選手が攻撃参加→そのままランニングして飛びだす動き→マリの中盤は彼に付いていくを諦め、後ろに押しつけてしまう→危ない!

って感じでしょうか。まあ1ボランチなので、上野も余りバイタルから離れるわけにいかないわけですが、それでも付いていくべき時にそういうランニングを許してしまうことに関してはよろしくない。鮪もそうだし、明日もこれが出てしまうとファビーニョにやられちゃう可能性は高いと思います。実際彼はかなり獲っているわけで、その原因は中盤の怠慢。確かに彼みたいな選手をしっかり見るのは難しいですが、DFに責任を押しつけず、中盤で彼をしっかりと捕まえて自由にさせない。そういう意識が必要になるのかなと。

(余談だけど、どちら応援するのでもなく試合を楽しもうとしている方はファビーニョに注目してゲームを見ると非常に面白く見れると思います。凄い仕事量をこなす選手だし、彼から始まるカウンターは圧巻。鹿島戦でロスタイムに80m走って決定機になって外したとか、そういうネタプレーもあったけど90分走った後に、ああいうプレーをすることが出来る選手はそういない。今Jで見れる怪物の一人ですよ。)

と言うことで珍しくかなりまじめにやってみました。優勝争いも絡んでるしね。ドラゴンも大ちゃんもいないけど、とにかく明日も必勝。気持ちよく挨拶聞かせて。まあきっと明日はオオシがやってくれるさ、ピンクキラーとして桜狩りを(そんな言葉はないけど、紅葉狩りみたいな感じで)

ではその他の試合、本当はレイソルヴェルディとガンバジェフもやりたかったけどごめん。ヴェルディ頑張れ、超頑張れ。目指せラモス粉砕(禁句)

11/26(sat) 15:00KickOff/レイソル vs ヴェルディ @ 日立「全てを賭けて最後の決戦」

11/26(sat) 15:00KickOff/レッズ vs ジュビロ @ 埼玉「一縷の望み」

11/26(sat) 15:00KickOff/ガンバ vs ジェフ @ 万博「両雄、希望を賭けて再びの邂逅」

11/26(sat) 15:00KickOff/エスパ vs 鹿島 @ 日本平「エスパのNo.10、最後の雄志(主役変更)」

11/26(sat) 15:00KickOff/FC東京 vs ふろん太 @ 味スタ「来期の指針を」

11/26(sat) 15:00KickOff/トリ vs アルディージャ @ ビッグアイ「三浦監督、学習機会」

11/27(sun) 15:00KickOff/グラ vs アルビ @ 瑞穂「反町監督を下さい(五輪代表監督に)」

11/27(sun) 15:00KickOff/楽天 vs サンフレ @ 「ごめん、タイトル浮かばない・・・」

優勝争い、降格争い、本当に今節は山場ですね。もう語ることなどないと思います。結果がだけが優先されるゲームでどちらが結果を残すのか。きれい事は何の意味もなさない。どちらがどれだけ勝ちたくて、それをどのような形でピッチに表現するのか、第3者的な視点で言えば非常に楽しみです。てゆうかヴェルディ頑張れ、超頑張れ。

と言うことでこんな感じでしょうか。毎年恒例の地獄の告知に向けてベテラン選手の引退など、色々とオフシーズンの話題も出てきていますが、これに関しても変えていかないといけないのかもねぇ。まあちょっとずれた。とにかく残り2節、味わい尽くしたいところ。と言うことでここまで。

*ウイイレ日記、てゆうか時間が無くて出来ねー。今日は2試合やった。まだどうも慣れないけど、慣れるために日本チャレンジで色々と。てゆうか☆5で勝てないんですけど・・・・。ちなみにいたジャパンのメンバーはGK能活、DF隼磨・マツ・佑二・服部公、MF阿部(ヤクザ)・ヒデ・シンジ(松井)・俊輔、FWドラゴン、大久保(玉ちゃん)って感じ。超自己満。マスターリーグはもう少し巧くなったらやる。マリで負けるとむかつくから。

*実はかなりPCの調子が悪いです。ノートPCなんですけど、ACアダプタの接触不良でかなり画面がちかちかしてます(省エネ設定で内部電源になると画面が暗くなる)、やっぱり新しいバッテリー買うしかないのかな?良い方法ある方、メールかコメントで助けてくれると嬉しいかも。ごめんカッコつけた、教えてくださいませ、お願いします

*とりあえず前節の結果も含めたレポートは明日か明後日(PCの調子が良ければ)で、後は又レポート。又UCL出来なかったなぁ。それともしかしたらアドレスが変わるかも知れません。「ココログフリー」なるものが出たらしく、現在@nifty会員にわざわざなって「ココログベーシック」を使ってる意義を見いだせなくなったので。しかも今と同じような感じで出来るみたいだし(重くなるかも知れないけど)、それならって言うことで。ただものぐさなのでやらないかも知れませんが、一応予定です。

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November 24, 2005

This is F.Marism@J1 第32節 アントラーズ vs Fマリノス

なんて言うのかな?F.Marism(Fマリズム)って感じかな?まあ鹿島の自滅的な要素が強い気がしなくもないけど、抑え所をしっかりと抑えるようなゲームをして勝ったことって、まさにFマリノスイズム(略してF.Marism)って感じ。強い頃のサッカーって感じでしたね。それにしてもお見事、4連勝!

J.League Division1 第32節

アントラーズ 0-2 Fマリノス @ カシマスタジアム「Flow of the victory that I caught, This is F.Marism」
F.Marinos:48'マグロン 86'大島秀夫

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中澤佑二、松田直樹、河合竜二、MF上野良治"触発?"、田中隼磨、ドゥトラ、奥大介、マグロン"祝・初ゴール、祈・残留"(→76'山瀬功治)、FWグラウ(→59'坂田大輔)、久保竜彦(→64'大島秀夫"存在証明")

アントラーズスタメン:GK曽ヶ端準、DF青木剛(→65'興梠慎三)、岩政大樹、羽田憲司、新井場徹、MFリカルジーニョ、フェルナンド、増田誓志(→54'野沢拓也)、深井正樹、FW本山雅志"孤軍奮闘"、アレックス・ミネイロ

サッカーは流れのゲーム、流れが来たところでいかにゴールを獲れるか、流れがない時にいかに耐えるか、シンプルにゲームを考えると流れを捉え、そして掴むという感覚が優れていればいるほど、勝機は増す。それが憎たらしいほど優れていたのが強い時。それがようやく戻ってきたのかなと。

序盤はプレッシャーを掛け合って中盤でせめぎ合うような流れ、チームの力は拮抗しているからどちらに流れがあるという感じではない。だから大きくリスクを掛けずにまずは守備からという形で相手にリズムを掴ませないようにゲームを進める。なかなか攻撃に置いては厚みのある形というのは出来ませんでしたが、流れを考えた時とりあえずはそれでも良かったのかなと。

で、後半に入って流れは変わった。両チームがゴールをより強く求めていたこともあってトランジッションが速くなり、スコアが動く可能性が高い流れになる。で、マリは前が孤立していた形が少し改善され、それが実る形で先制点。マグロンが大外でラインをかいくぐる頭脳的なフリーランニングに大ちゃんの対角線のフィードが噛み合って鹿島ラインを突破、マグロンが冷静に決めた!先制点を獲りに行って獲れたこと、まさに流れに乗った善循環と言った感じ。

まあ鹿島のディフェンスラインは大岩不在が影響したと言えなくない。プレッシャーの掛かっていないところでのトラップは愚の骨頂。まあそれだけ鹿島も前に掛かっていたから、抑えるための選択は限られていた訳だけど、最もリスクの高い選択をしてそれが仇となった形かも。まあこれ一つで叩かれるのは可哀想な気もするけど、失点する可能性が高い流れの中でディフェンス側からしてみたら軽率だったのかも。

この後、ビハインドを追った鹿島が前に出てくる、マリが身体を張りはね返すという展開にシフトしていくわけだけど、そうなったらやることは一つ、鹿島のオフェンスをどうにか止めること。しっかりとブロックを作り、鹿島の決定力のなさとどうも噛み合っておらず本山頼みの攻撃(本山をサイドバックに下げて彼のクロスからと言うのを狙ったけど、本山は別にしても他の選手の動きはイマイチ)にも助けられ何とか凌ぐ。ドラゴンが自らピッチを退いたり(肉離れの様子、全治3週間)長距離のランニングが多く、ハードに働いた鮪・大ちゃんが怪我なのか疲労なのかで動けなくなったりとマリとしても限界に近い要素はあったと思うけど、それでもチーム全体で我慢した恩恵がもたらされた。

左サイドドゥトラが駆け上がってグラウンダーのクロスを入れたところで羽田がコースに入ったのだけどミス、久保と交代で入っていた大島が拾い、巧くボールをコントロールして豪快に叩く!これがネットを突き上げるように決まった!一気にこれでチームとしても楽になった。結局この後も鹿島は攻め立てたがマリの堅い守備を破るには至らず2-0。ゲームの流れを捉えて確実に掴んだマリが優勝を争う鹿島を奈落の底の突き落としました。

まさに快勝という感じですな。まあ圧倒という形ではないですが、相手を抑え流れを読んで必要なゴールを掠め取る。相手にしてみたらいやらしい勝ち方って感じで、マリらしいなと。まあ元々守備はしっかりしているのだから、チーム全体がすべき事していけば失点の可能性は自ずと減っていく、そうなれば勝てる可能性も高まる。まあちょっと危ういシーンがあったけどそこは鹿島に助けられた。鹿島が良くなかったことは確かにあるにしても、このチームが負けていなかったことを考えたらこの勝利はマリが少しずつ戻ってきているという手応えが掴めたゲームだったのではないでしょうか。

勝負を分けた部分としては、上に書いた通り(そして本文でも意識的に書いたこと)ゲームの流れを捉えて掴むという要素。現在の流れはどんなものか、捉えた上で個々が何が必要かと考えて、実行に移す。とても当たり前のことだけど、目に見えないから難しい。チームとしての意思統一も必要になってくる。で、このゲームに置いてはは鹿島よりマリの方が優れていたのかなと。

ディティールで言えば今日の布陣的に上野の1ボランチというサンフレ戦でうまくいったシステムを最初から持ってきた訳ですが、あの試合ほど一方的な流れではないから前に掛かりになりすぎるとバランスを失って守備に置いて不安定になる可能性もはらむ。その中で、そして大ちゃんとマグロンが守備に意識を裂きながらプレーしたことでアプローチ不全を起こさずに(ごめん、造語)しっかりを相手を捕まえられた。攻撃に置いてはイマイチになった原因もありますが、ゲームの流れというのを考えた時に、攻撃の充実よりも守備の安定と言う選択は限りなくベターだと思う。無理にこじ開けようとして隙を作っていたら、ゲームは全く違う方向に流れていたかも知れないしね(結果論かも知れないけど)

まあマリにとっては素晴らしいゲームだったわけだけど、一つだけネガティブな要素は怪我。まだドラゴンの身体は連戦に耐えれる仕様になっていなかったことで、肉離れを起こしてしまった模様。まあチームの方向性を一つに定められるエースの存在が又失われてしまったことは非常に痛いし、何よりも怪我の具合が心配。今度は長引かなきゃ良いけどこればっかりは慎重に治してほしいなと。鮪もかなり来ていたようだし、大ちゃんも90分間走れるコンディションじゃない。そういう意味では次節は不安要素を抱えた中でのゲームとなりそう。

で、アントラーズ。まさに自滅という感じだけど、実際穴を見つけるには難しい相手だったことは事実。こういう時に狙いを持ってボールを動かし、複数のプレーの中で相手の穴を生み出すコントロールできる小笠原がいないことが殊の外痛かった。で、フェルナンドが単なるバランサーになってしまっているのももの凄いマリとして助かったけど、本来は怖さを持っているだけに彼らしさを出せないチーム状況というのも痛い(彼の調子も落ちているんだろうけど)積極的な動きでここのところチームを引っ張ってきた深井や増田の調子は落ちてきているし、ミネイロの焦りも目立つだけに、攻撃面では本当に苦しい状態は続きそう。本山が孤軍奮闘していたけど、ねぇ。引き分けが続いてもどかしい流れの中で、こういう負けが来るとチームの状態は一気に下がってしまう事があるからここから踏ん張って勝ちを持ってこれるかどうか、ほぼ降格がなくなったエスパ戦は鹿島の地力が問われるゲームになりそうです。

まあと言うことで大雑把ですがとにかく嬉しいw4連勝なんていつ以来だろう?なかなか出来る事じゃないしね。セレッソは状態も良いし、ああいうチームは苦手なチームなだけに難しいゲームになりそうだけど、ホーム最終戦又空気を読まずに逆恨みのようにリーグを混沌とさせたいですね。ということでとりあえずここまで。

*出来れば今日中にリーグ戦のまとめもやろうかなと。昨日はウイイレが届いてサボっちゃいました。今日も出来なかったらウイイレでサボってることにしておいて下さい(苦笑)

*Fマリズムは他チームに言っても息づいてるね!山崎がリーグ戦初ゴールでセレッソの勝ち点3を阻止!おめでとう、素晴らしい執念からのヘッドお見事!で、アルディージャ-ガンバは久永がカットインから見事な決勝弾のヘッド!綺麗なゴールおめ!来期は福岡に帰るのかねぇ?頑張れ!

*本当はリーグ以外にもアビスパ昇格のこととか(アビスパおめでとう、しっかりしたチームを作って3年目の悲願達成!)を絡めてJ2の中身を探ったり、昨日の夕方にストリーミングがあった、U-18もやりたいんだけど・・・・そこまでは無理かも。J2に関しては、ヴェルディが落ちたらやる、でもやらない方向でお願いします、ヴェルディ頑張れ。

*切ないニュース。「Mr.S-pulse」沢登が引退だそうな。又ドーハ世代の引退かぁ、時代の流れを感じるよ。まあ代表には余り縁がない選手だったけど、Jでは玄人好みのつぼを抑えたプレーで何度も唸らされたし、今でも戦術眼の高さと技巧でエスパの流れを変える存在として頑張ってたわけだけど・・・。もう少し出来そうな気もしたけど、引き際を考えたら良いタイミングと判断したからなのかな。やっぱり寂しいね。一番印象的だったのはあの静岡チャンピオンシップ(99年)かなぁ?アレ退場→スーペルFK弾での咆哮は忘れられない。とにかくお疲れ様でした。てゆうか後2節、激闘を繰り返した鹿島との対決(エスパは鹿島には相性良いし)で、有終の美を飾って欲しい、つぼ抑えたなめらかなスルーパスで。

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November 22, 2005

予測を許さない激動@J1 第31節 酉vs鹿/鯱vs脚/まとめ

優勝争いは本当に先が見えない。てゆうか読めないですな。予想なんてするもんじゃない。当事者にとっては本当にたまらないでしょうな。ではその辺をまとめて今節の動向を雑感という感じで。

J.League Division1 第31節

トリニータ 1-1 アントラーズ @ビッグアイ「抜け落ちた床」
Trinita:72'吉田孝行 Antlers:68'アレックス・ミネイロ

Super Soccer

トリニータスタメン:GK西川周作、DF深谷友基、三木隆司(→46'柴小屋雄一)、上本大海、MFエジミウソン、トゥーリオ、梅田高志(→89'黄×2=赤)、根本裕一、吉田孝行(→87'西山哲平)、FWマグノ・アウベス、高松大樹

アントラーズスタメン:GK曽ヶ端準、DF青木剛(→75'名良橋晃)、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MFリカルジーニョ、フェルナンド、増田誓志(→80'鈴木隆行)、深井正樹(→68'野沢拓也)、FW元小山正、アレックス・ミネイロ

まあ様々な捉え方があると思いますが、個人的には鹿島の方がある程度狙い通りの形でゲームを進められていたのかなという感じを受けました。というのもトリニータのマンツーマン重視のディフェンスに対して、鹿島の流動的な攻撃は捕まえにくい事もあって、エラーを引き起こすことが出来ていた。ただ、そこでトリニータは焦れなかったし、自ら崩れなかった。集中力を高く保ち、粘り強く取り所を常に探って、一瞬でも無駄なキープが出たら速い収縮で奪う、そして危ういピンチに対しても非常に反応早くコースを消す、そういうことが徹底できていた。こういう要素から見た時に、結果としてドローは妥当な結果なのかも。

マンツーマンは基本的に受動的なディフェンスだから、相手の形に添わせる形でマークに付くことが前提となる。ただ、相手の形に合わせすぎるとゾーンが崩れてしまい、ディフェンスブロックに穴を開けてしまう可能性もはらむ。そういう意味で鹿島のオフェンスはトリニータにとっては非常にやりにくい=エラーな形になりやすいものだった。そういう意味で鹿島の方にこの対戦に置いては分があったと思うわけです。

ただ、そのエラーをうまく活かすことが出来ていたとは言い難かった。逆説的だけど、一番うまくいったのは得点機。スローインの流れから、縦に入ったボールをそのまま本山がダイレクトでスペースに流し込み、それをミネイロが反応して押し込んだ形。ポジションを自ら崩してマークをずらし、対応させないダイレクトプレー、相手にとっては止めにくい要素がたっぷり詰まったファインゴールでした。

ゴールシーンはダイレクトプレーという余計な時間が全くないプレーだったからこそ、厳しいディフェンスを破ることが可能だった訳です。マークをズレをそのまま活かしてゴールに繋げた。ただ、そのシーン以外はそれが出来なかった。せっかくのマークのズレも一つの躊躇やコントロールミス、動き出しの遅れでチャラになっちゃう。ゴールシーンのようなズレをそのまま活かす速い仕掛けというのが欲しかったんだけど、そこまで至らなかったというのが1得点という結果に終わってしまったということなのかなぁと。

まあ余りにハイレベルなことを求められて、鹿島のオフェンスにとっては酷だったと思いますけどね。それだけトリニータのディフェンスは完成度が高く、崩すのが難しかったと言うことなのかなと。なかなかドロー沼から抜け出せない鹿島にとってはもどかしいでしょうが、前が躓いてくれているだけにチャンスは残った。チームのクオリティは決して低くないだけに、勝負を決定づける後一押しが欲しいところです(僕はそれが小笠原の一撃必殺セットプレーと言うイメージなんだけどいないからね)

ちょっとだけトリニータ(次節セレッソ)。面白みというのは欠ける部分は確かにあるけれど、シャムスカ分析が外れても我慢することが出来る地力が確実に付いているというのがジェフ戦に続いて見えました。本当に捕まえにくくマンマークをある意味"諦める"形とならざるをえない中で、一瞬のキープをボール奪取に繋げる待ちのディフェンスは非常に質が高かった。

こういう試合をしている事で培われる自信というのは非常に大きいものなんだなぁと改めて実感。確かにシャムスカは素晴らしく、選手達の頭をクリアにしてチームをまとめ上げたけど、この試合を見てもタスクだけが好調の要因ではないというのはやっている選手達自身が分かっていると思うし、それが又自信に繋がる。技術の差を埋める収縮アプローチは他のチームには脅威なのでは?セレッソに嵌るかは又微妙なんだけど(抑えるべきはボランチの位置だと思うから)、それでも又楽しみです。

と言うことで鹿島はドロー。そして波乱。

グランパス 2-1 ガンバ @ 豊田「もうネタとしか思えない」
Grampus:4'鴨川奨"大仕事" 66'クライトン Gamba:36'p遠藤保仁

Super Soccer

ようやく負の波を脱却したかと思われたら大黒が怪我。代わりに三木が初スタメンのガンバに対して、中位力もむなしく泥沼に嵌って危機感が高まるグランパスの対戦に潜んでいたアップセット。びっくりした。

グラははっきり言ってめちゃくちゃなサッカーをしているという印象だったのだけど、先制点が大きな自信に繋がり、更なる精神的な充実と集中力に繋がった。鴨川という選手をほとんど見たことがない僕は、とっても驚かされたのだけど前節も獲ってるのね。ツネと復帰した山口智が無惨に抜き去られる形でしたが、やられたと言うより驚かされたという方が正しいかも。何はともあれチームを勇気づける大きな一発だった。

この後はグランパスが徹底したリトリート&ブロック形勢でバイタルを消す形にシフト。とにかくアタッカーにスペースを与えず技術を発揮する隙を与えない。それでも家長が1vs1から穴を広げてPKを獲って同点に追いつくわけだけど、この後も切れなかった。とにかく人海戦術。これが嵌って家永の自由を奪う。やばいやつは全て消す。そういう感じのタスク(マーカーは角田。徹底した守備意識)に見えた。

実際これが実るからサッカーは面白い。ガンバも勝ち点3が欲しいから前に人数をかけるけど、これが逆にグランパスにスペースを与える形となり、カウンターのピンチに繋がる。共に攻め合う形となるのですが、そうなると攻撃の質がものを言う形に(普通この綴りだとガンバがゴールを獲る感じなんだけど)

ガンバは常にアホみたいに人が待ちかまえるボックスの中へと侵入を試みようと手を代え品を代えという感じで攻撃を繰り出すけど、整っている所を崩すのは簡単じゃない。逆にグラはスペースがあるから開放的なカウンターになって、ガンバとしては後手の対応を強いられる。そういう意味で質が違ったのかなと。結局その後手が響く形で角田の強烈なミドルシュートのリフレクションをクライトンに押し込まれて失点。この後も堅陣(と言うか人海戦術)を敷くグランパスの前に拙攻が続いたガンバが手痛い一敗となり、グランパスは大きな大きな勝ち点3を得た結果となりました。

まあ終盤にさしかかるリーグ戦の摂理とも言うべきゲームでしたが、それだけグランパスが勝ちに執着して徹底したサッカーを見せた。良くを捨てて守備を徹底し、玉際でも気持ちの見えるコンタクトを見せ続けて、必要なことをやり続けたことが勝利に見合った訳で、この結果は終わってみたら不思議ではなかったのかも。

ガンバにとって見たら何故ここでと思いたくなるような非常に悪いタイミングだった。もしグラが前節連敗を抜けていたらこういうゲームにはならなかっただろうし、この後グラがこのような集中力を見せるかと言えば又疑問。ただ、そういう相手に対して勝たないといけないわけで、それが出来ないというのは弱さでもある。何処も必死、それを越えなければ本当に欲しいものは繋がらない。そういう中身の強さというのを今求められているのかなという感じです。

まあ盛り上げてくれるよ、本当に。と言うことで後は結果。

セレッソ 2-0 フロンターレ @ 長居「出せたもん勝ち」
Cerezo:53'古橋達弥 57'森島寛晃

ジュビロ 2-3 アルビレックス @ ヤマハ「混迷の入り口」
Jubilo:84'カレン・ロバート 86'福西崇史 Albirex:68'&70'&83'エジミウソン

楽天 0-1 アルディージャ @ ウイング「サヨナラ、J1」
Ardija:74'森田浩史

レイソル 1-2 エスパ @ 日立「分水嶺」
Reysol:1'レイナウド S-Pulse:76'pマルキーニョス 89'チェ・テウク

レッズ 4-1 ヴェルディ @ 埼玉「変わらなかった相性」
Reds:14'&87'ロブソン・ポンテ 79'とミスラフ・マリッチ 89'p田中マルクス闘莉王
Verdy70'小林慶行

FC東京 2-1 ジェフ @ 味スタ「実感の手応え」
FC:51'梶山陽平 84'阿部吉朗 Jef:64'マリオ・ハース

Fマリノス 3-1 サンフレ @ 日産「龍の目覚め」
F.Marinos:21'久保竜彦 23'&41'pグラウ Sanfrecce:9'駒野友一

と言うことで神戸の降格が3節残して決定しました。まあいつになるかという状況でしたが、決まってしまうと絶望というものが押し寄せてくるものなのでしょうね。何か他人事のようにしか捉えられない部分もあるのですが、それでもそういう危機に瀕していたと思うと怖くてたまりません。

まあ原因を辿れば、突き当たるところは「補強の失敗」「監督の度重なる交代」「ビジョンの見えないクラブ経営」「チームカラーの変更」「ミキティ」等様々でしょうが、腰を据えた強化という事が出来ないクラブはこれからも苦しい状態になっていくというのが改めて証明された結果なのかも知れませんね。Jリーグは対して差の付かない個よりも組織が成績に反映される傾向が強く、ある意味ではサッカー的に素直なリーグでありますからね。まあ、殊勝な言葉を述べてるミキティが、そういうことを理解できるのか、周りが独裁を抑えられるのかというのがポイントになるのかも。とにかくまずはあの赤いシャツを白黒に戻したらどうだい?

で、ヴェルディ。田中達也・永井・長谷部がいなくても勝てない・・・。体力的な側面はあるにしても、ポンテに切り崩され、岡野に切り崩されと個の突破に対して余りに脆弱。あれだけ良いサッカーをしていたセレッソ戦の手応えが消え去り、又苦しいことになってしまった。まあパドンの言う通りレイソルとの差は開いてもいないわけだけど、完全に追い込まれて、かなり道は狭まった。まあどちらにしても勝ち続けるしかないわけだけど、苦しいね。

後はセレッソ!来たね。あのFK一発勝ちの勢いそのまま、同じようなスタイルを標榜するふろん太にあっさりと勝ってしまった。まあ勢いだけでなく、ゲームの展開が彼らに味方したかなという印象も。カウンタースタイルのチームに置いて、主導権というのは必ずしもポジティブじゃない。その中でふろん太がそれを握り、自分たちのスタイルじゃないこともあって活かせない。逆に自分たちのスタイルが出せる状況でしっかりと結果にしたセレッソ。流れが向いているという感じですな。ゼ・カルロスから森島への大陸横断フィードはらしい形。瞬発力勝負の終盤戦で新たな勢いを纏ったセレッソ、行きそうな雰囲気出てきたかも。これで勝ち点差1の2位。

プレビューも出来たら更新の予定。と言うことでここまでです。

*ちなみにタイトルは決まってるんだよね。「佐野社長、ニンジンは振り込みでお願いします 鞠&酉」

*でもこれマジであったらしいね、スペインで。セビージャの負けを願って、ルイス・デ・ロペーラ会長(ベティス)がセビージャの対戦相手にボーナスを送ったとか。でそれで放った言葉が「セビージャの負けを願って何が悪い」だそうな。ガンバにとっての宿敵セレッソが来てるだけに、それくらいやっても良いかも知れん。

*まあ決して褒められた事じゃないけどね。ただそういうゴシップ的な盛り上がりがあれば、もっと面白くなりそうだなーと思って。小林監督が「絶対にガンバにだけは優勝させない」とか言ってみたり(キャラが違うけど)まあ国民性が違うから難しいかな。

*と言うことでお待ちしております、来期の補強費にしますので。

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今日の更新情報+採点&選手評。

すいませんが今日は休みって事で。明日出来ればプレビューと共に何とかレポートするつもりなので。胃が痛いわ、ママン。

で、その代わりと言っては何ですが、マリ-サンフレの選手評やりました。激甘です、多分。

J1 第31節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

よろしかったらどうぞ。と言うことで又明日。

*明日新しいエントリーしたら消す予定。選手評は昨日のエントリーにも乗せてあるのでよろしかったらどうぞ。それにしても胃が痛い・・・・。

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November 21, 2005

神龍降臨@J1 第31節 Fマリノス vs サンフレッチェ

神龍キター!いきなり先制された時はどうなることかと思ったけど、古巣相手に完全解凍で復活!他にも良かった部分は沢山あったし、とにかく気持ちいい!少しだけ先に向けても希望は見えたし、とにかく気分爽快。3連勝!

J.League Division1 第31節

Fマリノス 3-1 サンフレッチェ @日産スタジアム「龍の目覚め」
F.Marinos:21'久保竜彦 23'&41'pグラウ Sanfrecce:9'駒野友一

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中西永輔、松田直樹、河合竜二、MF上野良治(→85'那須大亮)、マグロン、田中隼磨、ドゥトラ、山瀬功治(→80'奥大介)、FWグラウ"スパイダーマン♪"、久保竜彦"神龍"(→76'大島秀夫)

サンフレッチェスタメン:GK佐藤昭弘、DF駒野友一、小村徳男、西河翔吾、服部公太、MF森崎和幸、高柳一誠(→62'桑田真一郎)、李漢宰(→81'茂原岳人)、大木勉、FWガウボン(→62'前田俊介)、佐藤寿人

快晴の空の元、久々の日産スタジアム。ジーコも来ているらしい中で、両チームのここまでの流れがはっきり出るゲームとなりました。

前半
序盤はサンフレッチェがここまでの積み上げてきたものを感じさせる組織レベルの高さを示してペースを握る。収縮の早いプレッシングから、ガウボンのポストワークを起点に、大木や佐藤寿人がスペースを狙う形が目立つ。マリはそのプレスに苦しみ、なかなか攻撃のとっかかりが掴めない。そんなリズムの中でサンフレッチェに先制点が生まれる。切り替えの速い攻撃から佐藤寿人→ガウボンと楔を付けられ、縦のワンツーのような形で抜け出されると、危機察知したマツが抜け出そうとした佐藤寿人のコースに入るものの、これに対して笛。正面25mくらいの位置でFK、蹴るのは駒野。低い弾道のボールが壁の横をすり抜け、ポジショニングを誤ったのか、ブラインドだったのか完全に逆を突かれてしまった哲也、これがすんなりと決まってサンフレが良いリズムのまま先制点を奪った。

この後もサンフレの攻撃に対して、マークが落ち着かずずれが生じてバイタルの警戒が緩くなってしまう感じで、楔は付けられるわ、バイタルなのにアプローチに行けないわで大あらわ(これに関しては又後で、次に繋がることだと思うし)しかしこの時間帯を何とか凌ぐと、反撃。外側に開く形で久保・グラウが起点を作り、そこをサポート。落としたところから細かくボールを繋ぎ、スペースが空いたらサイドチェンジ。そんな流れでボールが周り、相手はその攻撃に対してズレが出てきてしまう。そして23分ドラゴン飛翔。隼磨の右サイドからのアーリークロス、柔らかいボールに完全に空中でフリーとなった久保は落ち着いて対角線に狙って、GK反応できず。まさにドラゴンヘッド!浮いてる~!って感じで、同点に追いつく。隼磨のクロスも走りながら良い精度のボールを上げた。隼磨のクロスはドラゴン仕様なのか?

サンフレッチェは序盤のプレスの徹底ぷりが曖昧になり、主体的な守備から受動的な守備になったことで対応に精一杯な感じとなってしまう。それが影響したのか、致命的なミス。セットプレーからのクリアが中途半端となり(オムさん?)、久保がこれをトラップして、一気に数的有利の形に。ショートカウンターのような形からグラウが裏を取ってここに久保からスルーパス、DFが戻ってきたものの落ち着いて中に切り返してコントロールシュート、これがゴールに収まって2点目。先制点から2分。電光石火の逆転劇。

この後も攻め立てるFマリノスは、鮪・虎・グラウの小気味よい左サイドでのパス回しで駒野・李をチンチンにし、山瀬がペナ内に切れ込む巧みな突破からゴールを狙ったり(枠を捉えきれず、久保も詰めたが届かず)と良いリズムは継続。そして前半終了間際の43分、この日多く見られた大外へ逃げるようなボールの受け方でボールを受けた久保が突破、そこにスライディングが来たところでうまく倒れてこれがPK判定、グラウがきっちりと決めて3-1で前半折り返し。うまくいきすぎて怖い。

後半
後半もFマリのペースは衰えない。というよりサンフレッチェの攻撃が段々放り込みとなっていってクオリティが低下。危ういシーンと言えば、FKから森崎和幸にネットを揺すられたシーン、一発オフサイドだったようで難を逃れたぐらい。

ゲームを完全に支配したマリノスは次々と決定機を生み出す。細かいパスが繋がり、そこに大きな展開が付随して良い流れが生まれていた印象。隼磨が右サイドを強引に突破して、角度のないところからシュート、枠を逸れていたがこれに久保が反応も届かない。ゲームをするごとにコンビネーションのレベルの上がるブラジルトリオの動きの付随するパス回しで左サイドを蹂躙する形も継続、細かく何本もパスが繋がり最終的にはドゥトラのピンポイントクロスがフリーとなった久保に繋がって又もドラゴンヘッド!しかし枠には飛ばず。まだまだあった決定機、交代直後のセットのチャンス、大ちゃんのキックからこぼれたところに反応したのは上野、悪い態勢ながら近距離から打ち切って決まったかと思われたがポスト直撃。この他にもフィニッシュには繋がらなかったが、マグロンや山瀬のキープとサイドのオーバーラップのタイミングが合い始めて良いサイドの崩しが見れたり、とても良いモノだったのではないでしょうか。

小野監督は、これじゃ不味いと言うことでガウボン・高柳を下げて前俊・桑田のユース昇格コンビ、その後には李に代えて茂原を投入。しかしこれも停滞している状況を打破する要素にはなり得ない。前俊は2度ほどキレのある突破を見せたが、結局桑田・茂原共々劣勢の展開の中に埋もれてしまった。マリも選手を入れ替える。お疲れ様の意味でドラゴン→大島(バクスタはスタンディングオベーション気味)、山瀬→大ちゃん、上野→那須と余裕を持った交代策。結局後半はスコアが動かなかったが(動かせなかったが)、結局危なげなく3-1で勝利!今季初のリーグ戦3連勝、結果だけでなく少しずつ中身の向上が見られたこと、Fマリノスにとってはとても実り多きゲームとなりました。

と言うことで気持ちいい!スカッとするゲームでした。正直開始20分過ぎまでは相当不味いことになっていた気もするのですが、そんな流れをぶっ壊しちゃうのがエースってやつ。格好いいよ、ドラゴン。で、中盤に置いてマグロンが入ったことで(前々から書いてるけど、彼は一つのプレーで流れを切らないから、常に気の利いたサポートをしてくれる。そしてうまくておしゃれ、軽率な低い位置でのプレーは怖いけどね)、攻撃が非常にスムーズに流れ、又ブラジル人トリオで細かく繋ぐ事で引きつけて、スペースを生み出すという効果が出たりと良い形だったのかなと。遅攻においてはある程度出来てきたので、後は攻撃のスピードアップ。山瀬の機動力をもう少し活かせたら、幅も出てくるのかなと。では、簡単に勝負の綾となった部分を。

・鍵となったサイドバック、不安・修正・反撃。

前半開始から20分ぐらいまで、非常にサンフレッチェは理想的な流れで(良い形でゲームに入り、それを先制点という形で結果に残した)ゲームをしていただけに、よもやこのようなゲームになるとは思いもしませんでした。で、流れが変わってしまった要因は、端的に言えばあの久保のゴールだった訳ですが、彼らがその流れを完全に手渡してしまった原因は両サイドにあったのかなと。

サンフレッチェが良いリズムを生み出していたのは、両サイドバックのビルドアップの参加にあったのかなと。彼らに対するケアの対処をどうするかまとまっていなかったFマリノスのディフェンスは、アウトサイドの選手がアプローチに行くことでズレが生じてしまい、そして肝心要のバイタルエリアが空いてしまうという状態が見受けられた。簡単に書けば、「アウトサイドがサイドバックにアプローチ→サイドのスペースが空く→ボランチがスライドで埋める→ここでもう一方のボランチがスライドしてバイタルを埋めるという意識が低く、空いたままになる→ここをMFが前に出て使うor大木やガウボンが引いてきて使う→バイタルエリアでの苦しい守備対応となってしまう」という感じでした。

捕まえきれない状態の中で本当にうまく行っていなかった事を考えたら、それだけ大きく流れを変えた久保のゴールは価値のあるモノとも言えますが、原因はそれだけじゃない。岡ちゃんの修正も利いた。マグロンを一列上げて、センターの三角形を逆にしたことで山瀬・マグロンで両サイドへのケアが出来るようになり、スペースを空けずにケアすることが可能になった。これによりバランスのイイ守備が出来るようになり、又過度なFWへの守備負担を求めなかったことでポジショニングに置いて、守から攻への切り替えがスムーズになったことで流れを引き寄せたのかなと。攻撃に置いてもマグロンの良さが出たし、思った以上に嵌ったのかなと。

結局この後久保やグラウが執拗にサイドに流れて起点となるため、なかなか服部も駒野もシステム上、中のケアを余儀なくされたことで高い位置を取れず、リズムを奪い返す事が出来なかった。それどころか取り所を定められず、逆に細かいパス回しと大きなサイドチェンジの前に貼り付けられてしまったことを考えたら、サンフレッチェの劣勢は仕方ない部分だったのかも知れません。そしてFマリノスの好転は一つのゴールだけの偶発的なものじゃないと言うことなのかなと。

にしても、監督含めてゲーム中に修正できる能力を考えると、「これだけ出来る選手達なんだよなぁ」と感慨にふけってしまいました。久保が戻ってきて活かすべき方向性が定まっただけでこれだけ好転するというのは、逆説的に見れば、今まではそういう部分がなかったとも言える。まあ監督自身が認めている通り、その選手がいなかったと言えばそういうことなのでしょうが、他の選手達が無能な訳じゃない。それだけに今シーズンは限りなく勿体ないことをしたわけで、ミスリードとも言える。何処を活かすのか、どのように活かすのか、その個が変わった時にどうするのか、そういうことをはっきり決めてチームを作っていけばもっと強くなる。素直に優秀な個の良さが出る組織作り、そんな方向性を来期こそ、いや、今から積み上げていって欲しいなと思いました。

まあとにかく勝って良かった、見れて嬉しかった、勝つって良いね。いや、ここで満足してちゃいけないんだろうけど。でもやっぱり爽快ですよ、勝つって良い。と言うことでテレビで確認してないから曖昧だけど勢い更新でした。じゃあ最後にやっておくか。
          _   ∩   _   ∩ ドラゴン!
        ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡   ドラゴン!
         ⊂彡    ⊂彡

J1 第31節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

*選手評やるつもりやった。個々においては悪い部分もあったと思うし、まだ褒めたりない部分もあるし(笑)

*しかし、Jリーグは敗者に厳しい。悪い流れの時は本当に容赦ない。まあそれだけ精神的ファクターも大きな要素を握ってると言うことなんだろうけど、サンフレの悪くなった時のプレーの変わりぶりは切ないかった。てゆうかヴェルディもだけど。

*今週は過密なんだよね、ガンガンやらなきゃ・・・っていってもそんなに沢山出来なそうだ。首位争いのどっちかかな?

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November 20, 2005

先に繋がる希望を@J1 第31節 Preview

あ~あ、結局Jは全然やりきれなかったなぁ・・・、エスパ-マリすら・・・。まあそんな時もあるか。しかし、今のマリは中身は変わっていないけど、今まで出ていた目が黒から白になってきたって感じかな?勿論悪い事じゃないけど一抹の不安も。

J.League Division1 第31節

11/20(sun) 14:00KickOff/Fマリノス vs サンフレッチェ @ 日産スタジアム「見たいのは先に繋がる希望」
F.Marinos         Sanfrecce
   久保  坂田       前俊  佐藤寿
     山瀬功           大木
ドゥトラ      隼磨  服部        駒野
    鮪  上野       森崎和  ベット
  河合 松田 中西    吉弘 小村 西河 
      榎哲           佐藤昭

えーと、マリはキクマリでは鮪がビブ無しでプレーしてたから(スタメンがビブ無しって感じだったけど)、もしかしたら鮪スタメン来るかも。後は代表帰りの佑二の所にエースケになるらしい。勇蔵も復帰したようですが見送られる模様。まあ出場停止などはないので、岡ちゃんの当日の判断次第かな?鮪の良いとこみたい。

逆にサンフレは色々とやりくり大変。下田が離脱中でそこを経験の浅い佐藤が埋める格好が続いていますが、そこに前節同様ジニーニョが出場停止。守備の主力を欠いた中でのゲームとなる。依然と変わった点と言ったらシステム。小野監督曰く「戦える選手をスタメンに」ということで、それを強調する形で3-4-1-2にしてジュビロ戦では結果を出した。ただ、前節はシャムスカに喰い物にされて大敗しただけに、又戻してくる可能性はあるかなと(ジニーニョもいないし。そうしたら運動量豊富な茂原が中盤に入ると思う)

まあどちらも優勝も降格もなく来期を見据えてと言うことになりそうなゲームですが、その中でお互いチームとして何を考えてゲームをするのかというのは大事になってくるのかなと。で、マリは何を考えてゲームをするのだろう?切迫感はなくなってある程度余裕を持って先を見ていける状態の中で、相変わらず苦しい戦いを続けているわけですが、積極的なアテンプトがそろそろあっても良いのかなと感じたり。

勿論優勝すべきチームがこの順位というのは納得いかないのは誰でもそうで、少しでも順位を上げたいというのは分かります。ただ、それで来期に繋がるのかと言ったら又疑問。良い意味で結果にこだわらなくても良い時期だからこそ、出来ることもあるはず。どんな方向性に向かうべきなのか、どういうサッカーをしたいのかというのが見えてこないだけに、その辺を探っていって欲しいなぁと。

エースの不在、蓄積疲労によるコンディション不良、新スタイルの失敗、今シーズンの低迷の理由は様々ですが、様々だからこそその原因がぼけてしまう。現状ではそんなにコンディション的に不安はないと思うけど、こういうサッカーになっている事を考えたら(まあシーズン通じて戦ってきた疲労というのはあるんだけど)本質的な課題というのはあるはず。チームとしてこういうサッカーをして勝つんだという意志が見たい。来シーズンは大丈夫だ!いや、天皇杯これならイケると思わせてくれるような、希望をこの4節で見たいなと。

まあその一歩として明日のサンフレ戦、まあ大きくは変わらないとは思うけど、勝ちの流れが来ているだけにそれを中身に繋げていって欲しいなと。その辺を期待したいと思います。たまたま、勝ったじゃ繋がらないからね。久々見に行けるし、楽しみ(フクアリ以来)

本音→何でも良いから勝った姿見せて!ナビの大宮戦から勝ち試合見てないんだから!

と言うことで次。

11/20(sun) 14:00KickOff/トリニータ vs アントラーズ @ ビッグスワン「大黒柱抜き、好調大分、最大の正念場」
Trinita           Antlers
  マグノ  高松       A.ミネイロ 本山
     吉田       深井          増田
根本        梅田  フェルナンド リカルジーニョ
エジミウソン トゥーリオ  新井場       青木
  上本 三木 深谷       大岩  岩政
      西川             曽ヶ端

ご存じの通り、鹿島の大黒柱小笠原満男が腰の負傷で今シーズンリーグ戦絶望。優勝争いの中で激痛の離脱劇を負った鹿島が、絶好調トリニータと対戦する今節。非常に難しいゲームになるのは間違いない訳ですが、その中で上を追うためにも今節は絶対に落とせない。前節はガンバが今シーズンの大一番だったわけですが、鹿島にとってはこの試合が大一番となりそうです。

周辺状況としては、トリニータは前節同様左のストッパー福元がU-18のアジア予選の合宿で離脱。ただその穴は前節上本が埋めており、大きな穴となりそうな部分ではない。鹿島は小笠原以外はある程度フルメンバー、小笠原の穴には同タイプのリカルジーニョを据えることで何とかチームの機能性を維持したいと考えているのかな?

まあとにかく必勝と言うことを考えれば、先に失点だけは避けたい。ただ、前節の結果を見れば歴然、シャムスカの戦術浸透は更に進んでいる様子。ただ、わかっていることはマグノ・アウベスだけは楽にやらせない、集中して付いていくことが必要でしょうね。トリニータとしてはそこをフリーにして、彼の力を活かすいつも通りの形を作りたいところ。鹿島のボランチに守備は余り期待できないだけに、DFラインでしっかりと彼を見ることが、この試合最大の焦点となるでしょうね。

で、攻撃の方。鹿島の機転と言えばやっぱり小笠原というイメージが強いだけに、彼の不在はやはり痛い。しかし、バックアッパーと目されるリカルジーニョも良い選手、フェルナンドと連動しながら良い形でパスをさばければ案外不在は何とかなるのかなと。ただ、トリニータのしつこいマンツーマンをどのようにはがして、崩しに行くのかという部分では難しい部分も。カバーの意識も非常に高いので、その辺は複数の選手が連動しながら、相手のマークを混乱させるという作業が必要になってくるのかなと。

で、キーマンは本山とフェルナンド。本山はこういう時こそ仕事をしなければならないから。まあ中身的には基本的にオリジナルポジションがない感じで、相手としてみたら非常に捕まえにくい選手である訳で、それがトリニータのDF組織を混乱に陥れる可能性があること(シャムスカはボランチに見させるんじゃ無かろうか・・・)彼が良いアクセントとなって、攻撃にクオリティを付随できれば、ゴールの可能性は充分あるのかなと。後はフェルナンドとあげたのですが、以前のフェルナンドに戻ると面白い。今は小笠原と組んでることもあってバランス重視の動きだけど、今回はリカルジーニョと役割を変えながらガンガン行くフェルナンドだったら、誰が捕まえるのかという部分で相手を混乱に陥れる可能性があるのかなと。

まあキーワードは混乱だと思います。がっちり捕まえられている状態では、早々崩せない。だからこそマークをずらす何かを起こす必要が鹿島には必要なのかなと。

正直言ってトリニータには悪いけど、鹿島に勝って欲しい。ここで鹿島が負けちゃうと優勝争いがつまらなくなるからね。ただ今のトリは凄い強い。対策の精度+メソッドの浸透+うまくいっている自信。強さの源がはっきりしている。手負いの鹿島としてはかなりきついゲームになると思いますが、要注目ですね。

では、後は簡単に。
11/20(sun) 14:00KickOff/グラ vs ガンバ @ 豊田「敵は己にあり」

11/20(sun) 14:00KickOff/レッズ vs ヴェルディ @ さいたま「崖っぷち、最悪の相性、切り開けるか奇跡の一歩」

11/20(sun) 14:00KickOff/FC東京 vs ジェフ @味スタ「回復度合い」

11/20(sun) 14:00KickOff/ジュビロ vs アルビ @ヤマハ「お礼参りの旅」

11/20(sun) 14:00KickOff/楽天 vs アルディージャ @ウイング「ちょっと押すだけで」

11/20(sun) 14:00KickOff/セレッソ vs ふろん太 @長居「似たもの同士の背比べ」

11/20(sun) 14:00KickOff/レイソル vs エスパ @日立「直接対決」

と言うことで、本当なら個人的にタイプが似ていて共に快進撃をして、優勝の可能性も残ってるセレッソ-ふろん太もプレビューしたいんだけど、ごめん。ただ、両チームともキーマンの出場停止があって(ふろん太はマルクス、セレッソはファビーニョ。セレッソはそれ以外にも久藤、布部も出場停止。西澤は戻ってくるけど)、チームの総力が問われる試合になりそう。ふろん太有利と見るけど、役割が変わるから一概には言えないかも・・・(中村憲剛がトップ下ならね。フッキの起用も有りだと思うけど・・・)関塚さんが契約延長したことだし、意地が見たいところ。

後はレッズ-ヴェルディ。天敵レッズでももう負けれないヴェルディ。ただ、その中でも長谷部・永井がいないのは朗報。実際彼らのドリブルに切り崩されてやられてるわけだから、それがなければもしかして・・・。中身は良かった前節を考えれば、もしかしてアップセットはあるかも。レッズは少し意欲が落ちたと思うし。きついけど頑張れ。と言うことでこの辺にしておきましょう。ではここまで。

*俊輔がやりましたよ!オールドファームで踊った!2点目のアシストはこれぞ俊輔という感じの切り返しからのクロス!これのレポートやりたいぐらい素敵だった。代表とは役割が違うから結構スムーズに自分の良さを出せている感じだねぇ。良いよー良いよー。

*オールドファームで活躍できたことで、当分は又平気かな。やっぱりこのゲームはサポーターにもチームにも大きな物だと思うし。ここで活躍することが大事なんだから。うんうん。

*レンジャーズは監督解任だねぇ、にやにや。でも後任は見つかってないみたいで更なる迷走も。でももう意識する必要もないね。CLでスコットの順位維持することに勤めてね。

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November 18, 2005

World Cup Qualify Digest@Play-offs 2ndLeg

遅めですが、プレーオフを振り返る感じでレポートを。しかし、やっぱりどこもWCに出たいんだなぁと思うような試合が多かった。当事者にとってはたまらないだろうけど、見てるこっちは楽しくて仕方ない。よく「WCの権威は失墜した」と言う人も多いけど、これはこれでやっぱり良いよ。と言うことで全32ヶ国の出場国が決定したPOをダイジェスト。

FIFA WorldCup Germany2006 Europe Play-offs

Turkey 4(Total/4-4)2 Switzerland @ Istanbul
TUR:22'&36'&89'Tuncay.S 52'pNecati.A
SWI:27'pA.Frei 84'M.Streller

uefa.com

トルコスタメン:GKヴォルカン、DFエルギュン、トルガ、アルパイ、セルハト・アクン(→70'テュメル)、MFネジャティ(→81'ファティ・テッケ)、エムレ・ベロゾグル(→82'バストゥルク)、ハミト・アルティントップ、FW、トゥンジャイ・シャンリ、ハカン・シュクール

スイススタメン:GKスベルビューラー、DFデゲン(→46'ベーラミ)、センデロス、ミュラー、シュピヒャー、MFフォーゲル、カバナス、バルネッタ、ヴィッキー、ギガックス(→31'シュトレーラー)、FWフレイ

イスタンブールの暴力的な空気の中で圧倒的にスイス有利で始まったこのゲーム、それでもしっかりと熱くなりました。試合後まで(苦笑)

いきなりの幕開けはPKから。フレイの仕掛けで、浮いたボールに対してアルパイが手でボールをはたき落としてしまって、PK。これを自ら決めていきなりのアウェーゴール、トータルでも3-0とし、圧倒的に有利な状況を作る。これでトルコは4点以上のゴールが必要となる。

しかし、ここからトルコが猛攻。エムレの復帰で中盤でボールがスムーズに回るようになり、そこからサイドサイドでボールを入れる。そしてその攻撃が実る形で22分にエムレの左サイドからのクロスをトゥンジャイがヘッドで押し込み、まず1-1。36分にはエルギュンのクロスをハカン・シュクールがファーポスト際で折り返すようにヘッド、もうゴールはある程度決まっていたが、最後にトゥンジャイが押し込んだ形で2-1(このゲームの中では)トルコの迫力に押されてしまったスイスとしては1stレグの機能性を発揮できず、気圧されてしまった感じでした。

後半に入ってもトルコのペースは続き、セットプレーの流れの中で、セルハト・アクンが完全にシュトレーラーを罠にはめる形で、スライディングを誘い、遅れたタイミングで縦に抜けるところで足に掛かって倒れ込みPK、これをネジャティが決めて3-1。トルコ逆転に向けて一気に現実味が増してくる。

しかし、この後攻めるもののゴールが入らない、残り1ゴールのシンドローム。また前半から続けてきたハイペースも祟って、動き出しが遅くなり攻撃は停滞。そして2バック状態で攻め続けていたトルコにとって悪夢、中盤のミスからカウンターとなり、最終的には2vs1みたいな形からフレイ→シュトレーラーと繋がり、ヴォルカンとの1vs1を制され、万事休す。この後のトルコの落ちっぷりは凄かった。気迫が抜けてしまったようだった。

この後、トゥンジャイが意地のヘッドでハットを達成。戦う意志を失いかけたトルコにもう一度火が入ったかのように見えたが、時既に遅し。この試合で獲ったアウェーゴール2つがものをいう形で、スイスが勝ち抜け。しかし、その余韻を味合うことも喜ぶことも許されないまま、タイムアップと同時にロッカーに駆け込むというセリエの最終節みたいな感じになり、後味の悪いものとなってしまいました。。

ただそれだけでは気が済まなかったのか、その通路に駆け込む際に一悶着あったようで、内臓出血の大怪我を負う選手も出たりと、本当に「命を賭けた大決戦」となってしまった。(スイスの選手が帰り間際にトルコのコーチを通りすがりに襲撃、それを見ていたアルパイがケンカキックでつっこんでいった感じ、そしてもみ合いになったみたい。映像を少し見た)こういうのは・・・・だめじゃん。

まあ行き過ぎはダメなんだけど、このイスタンブールの雰囲気はどの国も怖れるのが分かる。だって怖いし、熱すぎ。そしてスイスも飲まれてしまった。スイスらしいサッカーをやらせてもらえなかったし、あの雰囲気ではなかなか自分を保つのは難しいと思う。もしあの最初のPKがなかったら・・・まあたらればですけど、トルコが抜けれた可能性もあったのかなぁと・・・・(アルパイorz)

まあそれにしてもトルコは残念。この試合では戦前の予想通り個人の力を前に押し出して、文字通りスイスを圧殺。強気なラインコントロールでフィールドを圧縮し、強烈なフィジカルコンタクトで速いパス回しをさせず、奪ったらサイドからどんどん前の高さや強さを活かした形でゴールを重ねた。ただ、そのリスクを最後の最後の負わされてしまった。個人の力としては間違いなくトルコの方が上だったけど、初戦の不出来による大きな差は余りに大きかった。エムレもトゥンジャイもハミト・アルティントップも見れないと思うと残念。

逆にスイスはこの試合はきつかったけど、長期政権なクーンの元、築き上げられたダイナミックなサッカーは見事。代表チームという制約がある中で、これだけ質の高いチームを作って上り詰めたというのは非常に価値があるのではないでしょうか。自国開催EUROに向けての強化というのが、協会の本音だったと思うけど、その前に大きな結実を迎えた形かも。個としても若い選手がどんどんトップリーグに出ているし、組織サッカーの申し子的な選手達は個としても質が高い。黄金世代の更なる伸長によってはより強いチームになるかも知れませんね。

まあとにかくアメリカ大会以来の出場となるスイス(2大会ぶりであってる?3大会ぶりって言うのかな?)、おめでとう!

Czech Rep. 1(total/2-0)0 Norway @ Praha
CZE:35'T.Rosicky

uefa.com

チェコスタメン:GKツェフ、DFグリゲラ、ロゼーナル、ウイファルシ、ヤンクロフスキ、MFポラック、ロシツキー(→68'R.ロバチ)、ポボルスキ、ネドベド、スミチェル(→75'スタイネル)、FWバロシュ(→90'プラシル)

出場停止のガラセク、そして出場が危ぶまれたロシツキーの穴をどうするのかなと思ってたけど、ロシツキーは出場、ガラセクの穴は選手の要望でポラックが入る形で望んだトヨタ・アレナでのゲーム。正直、こういう勝負所で負けてきたのがチェコであるから(前回は圧倒的有利と言われながらPOでベルギーに屈し、今回も何度目か分からないけど同グループとなったオランダに直接対決で屈してる)そのメンタリティの払拭が最大のテーマだったのかも。

その兆候が出たのは、開始直後のCK。ペデルセンの蹴った低いボールがゴール前にまで入ってしまい、マークを押しのけたカリューに狙われた(結果的には打ち切れずにネドベドがクリア)しかしこれを凌いでからは、慎重な姿勢は崩さないながらも(ロシツキー、ネドベドがポラックをサポートするようにどちらかが一枚下がっていた)落ち着いてゲームを進めることが出来た。バロシュが慣れないポストの仕事をこなしながら動き回り、スミチェルもそれに合わせるようにポジションを入れ替え、ポボルスキーは常に右サイドに顔を出し、ネドベドもいつも通りエネルギッシュに走り回ってとゲームを支配、コラーがいないため平面的なゲーム作りが目立ったが、その分細かいパスからスペースを狙う姿勢が目立った。

ノルウェーもチェコの中盤を何とかしようとかなり積極的に中盤を潰しに行ってたけど、実際止め切れていたかと言ったらそこまではいかないかな?スロトムスタッドとヘルスタッドのちびっ子センターコンビが豊富な運動量で相手の攻撃に対して身体を張りながら頑張っていたけど、実際選手が止まらないチェコの速いパス回しには、もう少しチームとしての対策が必要だったのかも知れない。

で、決勝点となったロシツキーのゴール。ノルウェーのCKをはね返し、そこからのカウンター。バロシュが右サイドからゴールへ向かい、チェックに来た2選手の間を割って中に切れ込んで走り込んだネドベドへ、このパスを弾かれてしまうがこれまた長い距離を走り込んできたロシツキーの元へ、ロシツキーは迷うことなくダイレクトで低いシュート!これがニアに突き刺さって大きな大きな先制点!

この日のロシツキーは明らかにバランス重視でネドベドと入れ替わり立ち替わりと言うより、バランサーとして引き気味のポジショニングを獲っていたけど(ネドベドと連携しながらね)、ここぞという時に長いランニングで詰めてた。チェコの攻撃的なメンタリティを感じたゴールでもありました。ロシツキーは見かけによらず足が速いんだよねぇ。

結局この後しっかりと0で押さえ込むオスロの対戦をコピーしたような展開。しっかりとリードを守りきってトータル2-0でチェコようやくようやくワールドカップ出場権獲得ですよ、奥さん(チェコスロバキア分離後初)

オスロのピッチを見た時はどうなるかと思ったけど、チェコのディフェンス陣は思った以上に粘り強く、結局2試合通じて失点を許さなかったのは大きかった。ツェフの好セーブもあったしね。コラーの不在もネドベドの復帰で相殺、ネドベド復帰も非常にスムーズで、チームとしては非常にまとまっていた。ヤンクロフスキがかなり大人しかったけど、プレッシャーから解放されればもっとアグレッシブなオールレンジ攻撃が見れそう。コラー、ロクベンツがいない事で、平面的な形になったのは否めないけど、それはそれで又楽しい。

とにかく楽しみな選手がワールドカップのピッチに立ってくれると思うと楽しみは広がるね。成績は厳しい目で見れば、今のチェコでは難しいかも知れないけど(ネドベド・ポボルスキ・スミチェルのおっさんトリオは衰え始めているし、このシーズンを乗り切った後にトップフォームを維持できているかは未知数。コラーの復帰も未定だし、トップの決定力という意味でも不安はある)、それでも大会に彩りを加えてくれるチームに間違いない。本当に良かった。

ノルウェーは、チェコと比べると力不足は否めず。それを埋める策もなく、長いボール徹底も実らなかったことを考えたら勝ちの目が出なかったのは当然の摂理だったのかも。もう少し攻撃にアイデアがあると良かったんだろうけど、そういう部分を担うはずのエース・スールシャールは長期離脱中。チームに幅が付かなかったかな。4年前は、日本が完敗したこともあって分析力に優れ、タスクフルでとても強いイメージあったけど、まああれは日本が弱かった(タスクの相性が異常に悪かった、それだけ脆弱だったとも言える)だけなのかも。まあチェコが見たかったので、おかしなことしてくれなくて良かった。ユニフォームが格好良かった、イングランド風味のアンブロ。スウェーデンもアンブロだっけ?十字が入った国旗のチームはあれが良いのかも(いや、何処と言われても思いつかない。デンマークとか?)

Slovakia 1(Total/2-6)1 Spain @ Bratislava
SLO:50'Holosko SPA:70'D.Villa

uefa.com

スペインスタメン:GKカシージャス、DFミチェル・サルガド、プジョル、パブロ・イバーニェス、アントニオ・ロペス、MFシャビ・アロンソ、バラハ、シャビ(→74'セルヒオ・ラモス)、FWラウール(→65'モリエンテス)、フェルナンド・トーレス(→61'ビジャ)、ビセンテ

書くまでもなく、1stLegの大きなアドバンテージを活かす形であっさりドロー。アルベルダの出場停止を補うためか、シャビ、シャビ・アロンソ、バラハの3センター。アラゴネス爺はあくまでも慎重だった。ゲームの展開は、

テクニシャン揃いの中盤+リスクを掛けなくても良い状況+大きなアドバンテージを持った余裕=圧倒的なポゼッション

って感じ。まあ普通にやって、相手を叩きのめしても良かったと思うけどね。とにかく良かった。それとビジャやったね!メンバー入りに一歩前進!得意のシンプルなカウンターからゴール。モリエンテスもナイスアシスト。スペインは心配されたけど、何か終わってみたらあっさりという感じでした。

FIFA WorldCup Germany2006 South America&Oceania Play-Offs

Australia 1(Total/1-1 EX/0-0 PK/4-2)0 Uruguay @ Sydney
AUS:35'M.Bresciano

FIFA WORLDCUP OFFICIAL GERMANY OFFICIAL

オーストラリアスタメン:GKシュウォルツァー、DFトニー・ヴィドマー、ニール、ポポビッチ(→32'キューウェル)、MFエマートン(→111'スココ)、グレッラ、チッパーフィールド、クリーナ、カーヒル、ブレッシアーノ(→95'アロイージ)、FWビドゥカ

ウルグアイスタメン:GKカリーニ、DFルガーノ、モンテーロ(→80'ソサ)、ダリオ・ロドリゲス、カルロス・ディオゴ、MFパブロ・ガルシア、G.ロドリゲス、バレラ、レゲイロ(→97'エストヤノフ)、FWリカルド・モラレス、レコバ(→73'サラジェッタ)

82000人が集まったシドニーオリンピックパーク。真っ黄色なスタジアムは異様な熱気。ゲームとしては激しいコンタクトが目立つ、それだけ両チームの集中力が際だった展開。チームの力としても拮抗していたので、展開が動かなかったのは納得できる。その中でキーとなったのが采配という部分。

ポポビッチを下げてキューウェルを入れたのが30分過ぎ。そしてその後にキューウェルが絡んでブレッシアーノのゴールが生まれたわけですが(キューウェルの芸術的ミスキックをブレッシアーノが詰めた)、これに関しては最初から考えていたのかなぁ?勿論ポポビッチはカードを頂いていたこと、痛みがちだったことはあったにしても勝負に出るにはいささか早い。でもそこでシステム変更を伴うキューウェル投入を英断した。そしてキューウェルは1戦目よりも遙か出来が良くキレもあった。何となく意図的に精神的な刺激を与えたのではないかと裏側を読みたくなる。計画的犯行って言うか何というか・・・結果的にうまく嵌ったのだから、ヒディングの采配は凄かったと言うことなのかも知れない。

逆にウルグアイのフォッサーティ監督は、後半早々にレコバを下げてサラジェッタを入れた。このチームに置いて最大の武器は何よりもレコバのプレーから生まれるチャンスメイク、そしてセットプレーからの左足。でもそれが失われたことで、ほとんど放り込みとなり、攻撃の型が消えてしまった。フォッサーティはリカルド・モラレスは高さと強さに固執し、彼を軸にする采配をとったわけだけど、それが仇となってしまった気がした。招集メンバーに関しても、ペナの中で鋭い得点感覚を持っているパンディアーニや個力での突破鋭いチェバントンなどを削ってでも彼の高さに賭けたことを考えれば、ある意味初志貫徹の采配なんだろうけど、そこまでこだわるだけの良さを感じなかったのも又事実。まあフォッサーティがいなかったら既に逝っちゃってたと思うけど(彼が立て直した訳だからね)

勝負の綾としては、駒を活かしきれず供給路を自ら絶ったウルグアイ、駒を最後まで生かし切ったオーストラリア、勝負はこの時点で決していたのかも知れない。

ゲームとしては上記の通りガチンコの流れは変わらず、集中力高く潰し合いを120分続けそのままPKに突入。そのPKでシュウォルツァーが2本セーブしたのに対し、カリーニは得意のPKながら読みが当たらずビドゥカのミス以外はストップできない。結局5番目のキッカーアロイージが決めてオーストラリアが悲願のプレーオフ突破。スタジアムは喜び爆発。凄かった。

まあ今取り上げた通り采配の差もあったけど、今回はオーストラリアのWCへの執念がウルグアイを上回る形になった。

キューウェル・ビドゥカ以外のタレントの成長(ティム・カーヒル、ブレット・エマートン、マルク・ブレッシアーノ、ジョン・アロイージ、そしてシュウォルツァー)によるチーム力の伸長、オリンピック代表をはじめとした若年層の強化(完成度の高いチームを作ってた)、そしてそれを確実にレベルをアップに繋げて、そしてヒディング招聘による仕上げてもらう。しっかりとしたプランニングが結実したからこその結果なのかなという気がする。チームの充実ぶりはコンフェデでも見えていたしね。

何となくこういうのを見ていると、以前の日本を思い出す。Jリーグが出来、様々なタレントを輩出するために色々と整備して、それが実った形で始めてアジアを抜けた98年。そういう意味では、何か感慨深かった。ただ、オーストラリアはそこまでうぶな国ではなく、既に他のチームと充分対抗できるだけの質を兼ね備えているし、アジアでは抜けているかも知れない。ただ、経歴としてね。

で、負けちゃった方。残念。レコバ。でも一度勝っていて、多少舐めていたような気がするのは僕だけ?あの最終戦の危機感溢れるセンテナリオでのラプラタダービーを見た自分としては、最後まで納得いかなかった。それをコンディションが許さなかったとしたら、采配以上に切ない結末なんだけど、何となくもっと出来た気がして、そこが納得いかなかった。

実際、あれだけ集中してたんだから舐めてたとかはないと思うけど、あれだけのタレント力を活かしきれないと言う意味では南米予選での迷走が最後に影響したのかも知れない。レコバはこれで最後かな?

FIFA Asia&C.America and Caribbean Play-offs

Bahrain 0(Total/1-2)1 Trinidad & Tobago @ Manama
TRI:49'D.Lawrence

で、最後。すげー荒れたけど、虎の子の一点を守りきってトリニダードトバゴが初出場決定。おめでとうシルビオ。バーレーンはアウェーでのドローを活かすことが出来ず。サルミーンの出場停止で、主体性のある攻撃にクオリティがなかったかなと。逆にトリニダードトバゴはヨークを中心にバーレーンが上がった裏をよく使えていたし、身体能力もあってバーレーンよりまとまってた。

で、最後のプレーでGKのキックしようとした瞬間にかっさらってゴールに沈めたプレーはかなり物議を醸し出してる模様。確かにコンタクトはなし、高く足が上がってるかというと微妙。何も反則はないように見えただけに・・・・(GK保護の観点ではあるかも知れない)バーレーンは抗議する様子。まあこれはおとがめなしかな?

と言うことでこれで32ヶ国が一応決定。100日切るのも間近なだけに、ちょっとワクワクしてきた!ドローは12/10(日本時間、欧州時間だと12/9)

WorldCup Germany2006 出場国

Europe(13+1)
ドイツ(開催国)イングランド、イタリア、フランス、スペイン(Pod 1)

オランダ、チェコ、ポルトガル、スウェーデン、スイス、クロアチア、ポーランド、ウクライナ、セルビア・モンテネグロ(Pod 2)

South America(4)
ブラジル、アルゼンチン(Pod 1)

パラグアイ、エクアドル(Pod 4)

C.America & Caribbean(3+1)
メキシコ(Pod 1)

アメリカ、コスタリカ、トリニダード・トバゴ(Pod 3)

Africa(5)
トーゴ、ガーナ、コートジボワール、アンゴラ、チュニジア(Pod 4)

Asia(4)
日本、韓国、イラン、サウジアラビア(Pod 3)

Oceania(1)
オーストラリア(Pod 4)

*どのポッドになるかはまだ未定

と言う感じ。長くなっちゃいましたが、とりあえずここまで。出場決めた国々、改めておめ。

*ロイ・キーン、ユナイテッド退団ってマジ?契約解除って事は今にもフリーって事だね?寂しくなるねぇ。もうユナイテッドはユナイテッドじゃなくなっちゃうじゃん。相変わらず歯に衣着せぬ発言楽しかったのに・・・・でもそれで相当損してるけど。漢、キーン何処へゆく。セルティック?いらん。せっかくストラカンの元でまとまってきてるんだから。

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November 17, 2005

最良の結果と不安の中身@KIRIN Challenge Cup vsアンゴラ

*わざわざ多くの方に訪れて頂いたのに更新遅れてすいません_| ̄|○

うーん、どうなんだろう。アンゴラが後半持ち直したとはいえ、相手としてはそんなにレベルが高くなかったのに対して、日本はやっぱり相手に合わせてしまう。まあ今更そんなこと言ったってしょうがないけど、どうもあのブラジル戦のシンクロがこのチームに戻ってこないのが心配。様々な周辺状況を除いて、このチームの楽しみ方を分かってきたからこそね。でも、とにかく松井GJ!そして、おめでとう初ゴール。

Kirin Challenge Cup 2005

Japan 1-0 Angola @ National Stadium
Japan:89'D.Matsui

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠(→69'松井大輔)、宮本恒靖、中澤佑二、MF駒野友一、中田英寿、稲本潤一(→80'阿部勇樹)、三都主アレサンドロ、中村俊輔、FW高原直泰(→79'大黒将志)、柳沢敦

で、試合に関しては簡単に。
前半
序盤からホームの日本が、ポゼッションを握り、ヒデを起点にアレックスや俊輔がサイドに開いてチャンスを作る。アレックスのクロスから前を開けておいて出るというスピードアップの動きで高原が(数度)決定機を迎えたり(高原は2度ほどポストを叩くシュートを放つが決めきれない)ヒデの楔→高原のポスト→俊輔のミドル、駒野の大きなクロスからヒデが折り返して柳沢の近距離ボレー、両サイドからの攻めに不安を残すアンゴラを攻め立てるが決めきれない。

少しずつアンゴラも落ち着きを取り戻したのか、前掛かり気味の日本の中盤を細かいパスを繋ぎながら突破してチャンスを作るが粗さが目立つ形で、そこまでの脅威とはならず。しかし、日本もフィニッシュの拙さは同じだったため、何とも言えない。押し気味の展開も0-0で折り返す。

後半
監督の指示があったのか、アンゴラはよりサイドを意識した攻撃からに日本を押し込むようになり、波状攻撃で日本を押し込む。ミドルレンジからでも強烈なシュートを立て続けに打たれ、肝を冷やすシーンの連発。何とか耐えると、田中マコに代えて松井を投入し4バックに変更、奔放に動く松井を媒介にボールの流れが良くなり、もう一度攻撃の流れが出来る。しかし、度々訪れるセットプレーも非常に精度が低く、又前半のようなシュートに繋がるシーンが少なくなかなかゴールに結びつかない。

大黒・阿部も投入されたが、その停滞した流れを払拭することは出来ず迎えたロスタイム、右サイドからのスローインを俊輔が受けると、そのまま左サイドへ大きな軌道のアーリークロス、これが大外でフリーとなっていた柳沢に繋がると、ヘッドで強めの折り返し、これにアンゴラディフェンスは対応しきれず、詰めていた松井がヘッドで押し込みゴール!大きなサイドチェンジと折り返しとフィニッシャー、うまい具合に嵌って終了間際に決勝点とも言える先制点が入り、結局このまま終了。今年最後のテストマッチを薄氷の形ながら勝利で飾ることが出来ました。

まあ勝って当然の相手に対して勝ったことは非常に良かったと思います。相手はメンバー的には格が落ちるとはいえ、プレーの中に置いては一応手を抜いていたようにも見えませんでしたしね。ただ、どうもブラジル戦のようなシンクロしたサッカーが出来ないでいる現状は非常に良くないわけで、そういう意味では不安の残る試合となったのかなと。

何となくですがクラブのプレーと代表のプレーの違いを是正できていない感じで、大体バラバラになってしまう感じが非常に良くない。ヒデのコメントにもある通り、役割分担が不明瞭で、チームとして無理をしなければならない状態になっているのは余り良くないこと。そういう意味ではそれを修正してチームの力が素直に出るような形というのを模索していきたいところ(ただ時間はないので本大会間際と言うことになりそうだけど)、と言うことでこんな課題をクローズアップ。

・噛み合わない二人の大黒柱。噛み合わせる必要性。

このチームに置いて、ヒデと俊輔は欠かせないプレーヤーなのは周知の通りで、何かのアクシデントがない限り二人がスタメンから外れることはないでしょう。彼らの能力は抜けていて、日本にとっては大きな力です。ただ、今日の試合では明らかに二人が噛み合ってチャンスを作ったシーンは少なかった。実際二人が噛み合わない限りこのチームは戦えない。そういうことを考えるとこの試合は非常に不味いものだったのではないでしょうか。

その理由なんですが、二人のサッカー感の違い、得意とするゲームのリズムの違い、選手としての特徴の違いなのかなと。根本的にプレーヤーとしてのタイプが違うのは見ても分かると思いますが、具体的に書くと、

俊輔がやりたいこと→後方のビルドアップ時に自分が下がってボールを受けて裁いて、もう一度動き直していい位置でボールを受けたい。だから自ずとテンポは遅くなる。

ヒデのやりたいこと→高い位置でボールを奪って、自分の縦へのパスから楔やスペースに顔を出す選手に出し、そこを崩しの起点にして、そこからサポートやオーバーラップという形で崩していきたい(勿論自ら、相方もゴール前に出て行く形で)。だから自ずと速いテンポのゲームになる。

別にどっちが間違っているとか、どちらが良いというわけでもありません(強いて言えば好みの問題)ただ、どちらかが合わせていかないと、合わないことは当然。で、現状はというと、

今のチームのリズムメーカーはヒデであり、彼のパスから攻撃が始まることが多くなるのは必然。俊輔は一度触って前に出て行きたいということで下がってくるんだけど、ヒデはそれを望んでいない(稲本もフィードが得意で、自分も上がりたいタイプだから速いテンポの方が得意)だから噛み合わずパスは前に出ていく。これにより俊輔は流れに取り残され、ピッチを彷徨う形となって大体消えるし(これをバランサーとは呼ばない)、ヒデは前で俊輔が存在感を出せないから、そこまでやらざるを得なくなって前に掛かり気味になる。そのため守備の仕事は必然的におざなりになるから、中盤が大きく空いて、カウンター的なプレーも受けやすくなったりする。

まあはっきり言って、現状では噛み合わないのも当然かも知れません。二人とも自我を出しているだけで、活かし活かされと言う状況にはなっていない。改善しなきゃいけないわけですが、ここはやっぱりスタンダードな形であればこのチームのリズムメーカーがヒデであるからには、俊輔がそのリズムに乗るべきなのかなと。実際俊輔がすべき動きとしては、2つぐらいかな?

1.下がってくるのではなく、その高さを維持したまま動き出してスペースを見つけて受ける。

2.楔が入ることを予測して、速いタイミングでポストのサポートに入って前を向いて受ける。

まあ俊輔が下がって受けてテンポを作りたい気持ちも分かるし、それが俊輔のスタイルで、テクニシャンの性という部分でも理解は出来る。でもゲームを作れる選手は俊輔以外にもいる訳だから、高い位置からわざわざ下がってやるよりもすべき事はあるはず。高い位置にいてボールに絡み、その技術でクオリティの高いチャンスを作り出すこと。ヒデはそれを望んでいるし、しっかり動けばボールは必ず出してくれる。そういう形で役割分担をしていけば、守備に置いてもチームとして無理が来るような形は減ると思うし、チーム全体にもいい影響を与えると思う。

この試合で言えば、一本目の俊輔のシュートシーンに繋がったプレーみたいな感じがモデルケースかな(俊輔下がって受けようとしたけどヒデはトップへの楔を選択→高原がポスト、その時に止まらずに前にサポートに行く俊輔→高原が横に流して俊輔ダイレクトシュートもGK正面)とにかく二人が活きることがとにかく世界と戦う上では最低条件なだけに、この問題は放置して良いモノじゃない。時間は限られて解決出来る時間は非常に少ないですが、相互理解を高め、何とかして欲しいものです(ジーコが役割分担させる事が一番手っ取り早いと思う)

それでも決めるやつが決めなきゃ勝てない?そんなこと言ったってどうしようもないじゃないか(えなり風)

・選手評。たまには点数でも付けてみようかしら。

川口能活(ジュビロ)/6.0→度々訪れるピンチも高い集中力で凌ぎきる。速いフィードの意識も○。もう少しラインを上げさせるべきでは?

田中誠(ジュビロ)/5.5→タイプ的には苦手な相手か。簡単に相手の突破を許す場面も見え、ストッパーとしては辛い現実を突きつけられた格好。慎重にゲームにしていた印象。

宮本恒靖(ガンバ)/6.0→今日はほぼノーミス。不安視されたコンディションも悪くなく、質の高い危機察知でカバーに入るなど悪くなかった。ラインを上げろ。

中澤佑二(Fマリノス)/5.5→ビルドアップ時の積極性は買うけど、軽率なミスとドリブルに不安。最近お疲れ気味のようで心配。対人に置いては一度吹っ飛ばされた後は安定。

駒野友一(サンフレッチェ)/5.0→ボールホールドの時の積極性は薄れ、不用意なボールロストも目立った格好。守備に関してはしっかりと逆とバランスを取りながらプレーしていたが、アレックスとのバランスで自重していた面もあると思うけど、もう少し自分を出したかった。オーバーラップのタイミングとビルドアップの参加意識をもう少し高めたい。

中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)/6.5→質の高いパフォーマンス。コンディションの良さを見せつけた。広範囲に動き回ってプレーに絡み、個としてはやりたいことをやってらしさは出た。ただ守備に関してはその分おざなりに。チームとしてそのリスクチャレンジを支えきれないのが難しい。その辺を核として何とかして欲しい。後、上に書いたような形で俊輔が動かなかったらもう少し怒ったりするなりして動かして欲しい。

稲本潤一(ウエスト・ブロムウィッチ)6.0→よく我慢してバイタルエリアの門番としてプレーした。質の高いフィードやボール奪取からの切り替えの迫力など特徴も見えたりと、らしさも失わず。ゲーム勘が戻り良くなってきたのかなと。ただ、彼らしくない。適正としてはやっぱりヒデのポジションか。

アレックス(レッズ)/6.0→攻撃に置いては◎。無駄にタイミングをずらさずに速いボールを送り込んで決定機を誘発するなど、素敵な「Alex」だった。レッズでの好調ぶりが伺え、3-4-1-2では持ち味発揮。けど4バックになって守備の不安も見えたりと表裏一体。

中村俊輔(グラスゴー・セルティック)/4.5→瞬間的にいいプレーを見せるプレーヤーとしては及第点。だけど、下がっては消え、下がっては消えというプレーが多く、チームの流れに乗れないことは良くない。積極的なオフ・ザ・ボールの動きが減退している印象で、そういう意味ではもう一度高い位置でボールを受けるための意識を高めないと。守備に関しては求められるプレーヤーじゃないのでいいや。セットも不発。こんなもんじゃないだろう?バランサーとかいいから、とにかく高い位置で他の選手には出来ないクオリティの発揮を求めたい。

高原直泰(ハンブルガーSV)/4.5&柳沢敦(メッシーナ)/5.0→コンビとしての動きは上出来、試合勘を失っているとは思えないほどの質の高い動きとコンビネーションは相変わらず。高原は積極的なプレーでゴールが獲れそうなんだけどそのフィニッシュに置いて・・・、柳沢も同じ。ゴールの波が来ていないというのが理由なんだろうけど、その波が遠ざかって遠ざかって・・・戻ってこない。これは天に任せるしかないのか?柳沢はナイスアシスト。Jに半年レンタルで戻ってくるとか出来ないかなぁ・・・・感覚を取り戻して欲しい。

松井大輔(ル・マン)/7.0→まずは初ゴールおめ、あそこまで詰めていたことに価値がある。積極的な高い位置でのムーブでパスレシーバーとなり、チームを活性化。クロスが上がらないのがイマイチだったけど、それでも価値は落ちない。交代選手らしく広範囲にわたって動いたことも高評価。グッとワールドカップが近づいた。

大黒将志(ガンバ)/s.v.&阿部勇樹(ジェフ)/s.v.→出場時間短く評価なし、なんだけど、大黒は動き出しは先発の二人に劣らない。ただ彼もゴールの波が来ていないという感じ。ポジションは良いから後はその波が戻ってくることを期待。阿部っちは残念ながら、アピールできるようなプレーがほとんどなく存在感が出せなかった。アピールするにはさすがに時間が少なかった。アジア何ちゃらでのアピールが鍵か。Jでのパフォーマンスが出せれば・・・・。

と言うことで俊輔の出来に非常に怒っているけど、それなりに評価が高いのに驚いていたりして(あきらめか?)実際、こんなもんじゃないです。出来る子なんだからと言いたい気分。まあとにかく勝って良かったのかな?とにかく修正するには時間がないので、クラブでもう一度個々の成長を求めたいし、その中で後は直前での合宿でうまく「ジーコ力」でまとまって欲しいところ。と言うことでここまで。

*小さい文字でリンク集を色々と。

*ヒデコメント(スポナビ)が悲壮感たっぷり。確かに役割分担できていないのは分かるよ。でもどうしてチームの外側から見るような視点でものをいうんだろう?同じチームの一員なのに・・・と日本人らしい疑問。でも実際、何か共有するという感覚から、あきれ果てるという感じにシフトとしてる感じ。鬼軍曹になればいいじゃない。キャラ的に違うけど。リーダーなのは誰もが認めてるんだから、もっと前に出ちゃって欲しいなぁ。

*共同通信の戦評(スポナビ)ちょっとうまい。流石プロだ。でも結局行き着くところが決定力不足だとしたら、いつも結論は同じなんじゃ・・・。

*ジーコ会見(スポナビ)。まあジーコは相変わらず訳もなく強気だよね。信じるものは救われるって感じ。まあそれも又一興。まあ色々やるべき所はあると思うけど、個人的にはこういうチームで望むことは決してネガティブなものだけじゃないと思うから。まあ負けちゃう可能性が大きいけど、どうせ最後は負けて終わるんだから。1チーム以外ね。アウトサイダーは気楽に望むが一番

*アンゴラ監督会見。ふと思ったんだけど、この監督は本大会にたどり着けるのかな?ネーションズカップは強豪国と言われた国がもっとモチベーション高めてくるだろうし、その中で・・・・。ねぇ。しかし、ここから集中強化できる環境の違いがあるんだよねぇ。その辺は羨ましい。ただ、アンゴラなんて行かね。

*まあこんな所かな?とりあえず次はPOです、出来ればなるべく早めに。実は代表の試合リアルタイムで見てないんだよねぇ。こういうのは結構久々かも。いや、そんなことないか。ただ、それだけシドニーは熱かった。そして、イスタンブールも燃え上がったね。アルパイ、それ、手!

*あややに対してみんな怒ってるんだなぁ、何かその場面を思いっきり早送りで飛ばしてたから気付かなかった。後で見直そう。別にそんなに好きじゃなかったりするので庇おうと思わない自分。

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November 16, 2005

アンゴラ戦Preview&ニュース雑感ということで。

考えてみたら、メンバー発表の時にプレビューらしいことをやったし、特に見所も目新しい見所もないので、簡単に。で、後はニュース。では早速。

・アンゴラ戦Prevみたいなもの。

11/16 19:20KickOff/Japan vs Angola @ National Stadium
Japan             Sub
    高原  柳沢      大黒
      中村         松井
三都主       駒野    村井
   稲本  中田英      遠藤・阿部
  中澤 宮本 田中誠    坪井
      川口         楢崎・土肥

と言うことで、リーグ戦も佳境と言うことで、招集したは良いけど怪我人が出て、途中離脱と言うのも出てきているの中での一戦。まあ仕方ないとはいえ追加招集なしとせっかくの機会なのに勿体ないなぁと思ってしまうけど、まあいいや。(ちなみに離脱したのは小笠原、加地、茂庭、玉田)

で、そんなこんなで4バックから3バックに変更して望む様子。ジーコは固定する機も更々ないんだなぁ、岡ちゃんにも感じることが最近多いんだけど、理想図が描かれているのか、その辺は何となくこういうのを見ると暗澹たる思いにならざるを得ないわけで。両方こなせるだけでは余り意味がないので、「こなせる」というレベルがから脱却するためにも、ある程度選択してクオリティを高める必要性というのはあると思いますよ。佑二もそういってるし。まあこんな所でも行き当たりばったりなのがジーコらしいっちゃらしいけど。

まあ相手のアンゴラは嘘つきで、ベストメンバーじゃないようですが、まあ身体能力に触れると言うことを体験するってことで。協会は首を吊れ。

まあ強いか弱いか分からないけど、このゲームにおいて、もう意義的に薄れている気がする。

アフリカのWC出場国のレベルを体感したかったけど、そのチーム力も見れないまま(強いか弱いか知らないけど)で、自チーム強化に関しても、せっかく国内外の主力が集まる機会の中で、今度は国内の選手達が疲労のピークにあって選手が揃えられず、タスクやコンビのすり合わせも進まない。カレンダー含めて、国内・国外と二極化してる中でのチーム作りは難しい。解決策は世界中を見ても見あたらないけど、日本としての考え方を定めていかないとこれは続くと思う、選手達の海外移籍が続く限り。てゆうかつっこみどころ満載で批判したいのは山々なんだけど、個人的にその答えが見えないので批判できないんだよねぇ。監督のせいではあるんだけど、それだけの理由を求めるのもどうかと思っちゃうから。根本的な問題に目をそらして監督批判に走るのは、将来的な目線から考えると危険だと思う(常々言ってるけど。2日連続だし。てゆうかジーコを擁護しているように思われるのも癪だけど)

まあ一つだけつっこんでおくとしたら、無理をさせたことはないって言っておきながら、無理をさせて久保を壊したのはジーコだ。それだけははっきりしてるけど。

ずれた。とにかく明日は俊輔が怪我も無理もせず、良い状態のままスコットランドに帰ることと、阿部(相変わらずハードだ、大黒とヤットもだけど。壊れちゃいそうで怖い)と松井が見たいなぁと言うことぐらいかな?ということでおしまい。あっ、一つメリット見つけた、試合に出れない高原と柳沢(怪我はどうなんだろう?足首を怪我したとか言うのを見た気がするけど・・・)に試合の機会が与えられること。これは大きいかも。

てゆうか1つのエントリーになんてこれじゃならない。と言うことでニュース。えーと、まだお金が欲しいですか?

・Fuckin' Kawabuchi!

J2でもアジアCK出場可 東京Vで川淵会長明言(スポナビ)

まあえんじ色の椅子男が良いこと言ったから一件落着と思ってたら、余計な横やりを入れてくれる。

穿った目線かも知れないけど、世界クラブ選手権の放映権を持っている日テレの思惑が働いて、特例として認めると言うことなんでしょうね。犬が。

マリやジュビロが苦しんでもJ1の予定が動かそうともしなかったのにJ2の予定は動かしてやろうと考えていることや、J2降格でACLの出場権をJ2の過密日程を理由に"剥奪"されたサンガを思いっきりスルーしてることとか、色々とつっこみどころが満載過ぎる。

実際、もしヴェルディが降格しJ2のままACLに出るとしたら、どうなるんだろう。J2の日程は後ろにずらしても詰まっていくだけ。そして勝ち進んだとしたら、毎週ACL→J2→ACL(移動付き)→J2なんてことざらになる。選手達は本当にボロボロになるよ?怪我人だって沢山出るよ。蓄積疲労だって伊達じゃないよ?それでも本当に出るつもりなんだろうか・・・出させるつもりなんだろうか。

選手達のことを何にも考えずにこういう事を言う人の気持ちが分からない。日テレの社長にしても、川淵にしても。

とにかくこじらせないためにもヴェルディは必死こいて残って、ACLにまっとうな形で出れるようにして下さい。それが一番良い。おかしな権力を使っておかしな前例を作るのは極めて不健全。個人的にもヴェルディには残って欲しいと思ってるし。

とにかく来年にもこのねじれた出場権の問題を解決して欲しい。今年からだって構わない。これは直さなきゃいけない問題。ナビチャンピオンかJ1の2位。

・何が何でも、プレーオフの周辺事情。

完敗喫したトルコ テリム監督、ハカン・シュクルに非難=W杯予選(スポナビ)
スイス代表にアウェーの洗礼=W杯プレーオフ(スポナビ)

まずはスイス-トルコから。ファティヒ・テリムに非難囂々の様子。理由は勿論スイスにまさに完敗とも言える内容での酷い試合をしたから、そしてハミト・アルティントップや予選で結果を残していたセルハトを使わずに、ハカン・シュクールを引っ張ったけど、彼のパフォーマンスが低調だった事らしい。まあ采配に関しては結果論とも言えるべき事だけど、ハカン・シュクールを引っ張ったことは僕も疑問に思った。空中戦で勝てなかった時点で厳しいと思ったし、それなら動ける選手で前を組んだ方が良かったんじゃないかなと。まあ終わってしまったことはしょうがないんですけど、流石熱い国、次が控えていようと言うことは言いますな。

で、そのストレスをぶつけるかのごとく、トルコ国内では様々な形で妨害工作をしてスイス代表にプレッシャーを掛けている模様。まあその効果はあったみたいで、ホテルから出たくないと言い出すほどの様子。

まあ1stLeg国歌に対してのブーイングなど、そういう国民感情もあるだろうけど、何か切羽詰まってるって感じですな。大陸間POでこういうのが多かったけど(ウルグアイね、特に)今回もこういう事が起こってるんだねぇ。まああんまり褒められた事じゃないけど、サッカーは人を狂わせるね。

試合はどうなるんだろう・・・スイス国歌にどんなブーイングが浴びせられるのかな?怖っ。

ロシツキー、ノルウェー戦出場が微妙に=W杯プレーオフ(スポナビ)

これは大変。ガラセクも出場停止だし、中盤再編を迫られているらしい・・・・。ネドベドが戻ってきて良かったなぁと思ってるさなか、難しい状態になっちゃった。

色々と呼んでるから、代わりはいるんだろうけど、ロシツキーの展開力とファンタジー、そしてガラセクの中盤における存在感を埋めれる存在がいるかどうかだよねぇ。まああんまり中盤でのプレスとか、そういう部分ではあんまり意味がない相手なんだけど、セカンドボールに対してのケアという部分では非常に重要なだけに、ブルックナーがこの危機を乗り越えられるか、2戦目のポイントですな。

オーストラリア最高の状態でシドニー帰還(ニッカン)

さっき、追記にも書いたけど4000万掛けて特別チャーター機で快適に帰ってきたという話。カンタスGJって事らしいけど、逆にウルグアイはエコノミーで2度のトランジットを挟むなどかなりきつい移動だったらしく、その辺はかなり差になっている様子。

これが両チームの差を分けたとしたらせつないけど、準備勝ちかも?しかし凄いね、時差調整まで機内でやっちゃうんだ・・・・。でもこれは考えようによっては日本でも使えるんじゃない?相手に。これで迎えに行って、万全のコンディションで来て貰う。そして良い状態で試合が出来るからいいテストマッチになる。心地よさに快適だから又来ても良いよとオファーを貰ったして・・・・・、やれ。

ずれた。とにかく命運は明日未明。

・その他細々した話題。

バイエルンがバラック放出へ(ニッカン)
バイエルン、バラックとの交渉が決裂=ドイツ(スポナビ)
バラック、レアル行きが濃厚に?
バラック屈辱、バルサに断られていた(livedoorスポーツ)

と言うことでこのブログでも何度か取り上げているバラックの移籍関連に動き。煮え切らない態度で保留し続けていたバイエルンとの契約延長交渉において、バイエルン側がオファーを取り下げることで決着。バイエルンとの契約が今シーズン末までのため、移籍が決定的となった模様。

で、否定はしていたけどギャラクティコの一員になるじゃないかな?まあ他に噂に出ているクラブとしてはマンU、インテル、ミラン等々。バラックとしてはバルサに逆オファーみたいな形で条件を提示してたみたいだけど轟沈して、レアルにオファーを掛けたら引っかかったということが一番の理由みたいだけど。

バイエルンはこれで今シーズンビッグイヤーを獲らないと、これから先は難しくなるかなぁ。バラックの存在はこのチームに置いてはやっぱり大きいし。後任探しは誰になる?

ニウマール、コリンチャンスへ完全移籍か(スポナビ)
ベスクタシュのアイウトン、近々ブンデスリーガ復帰か(スポナビ)

僕だけのニウマールたんが、油南米支店に売り飛ばされる模様。値段は公表されていないけど、多分5~8億の間ぐらいじゃないかな?まあリヨンにはフレッジ(今回セレソン入りしたみたいね)も加入して戻れそうにないし、もう一度南米でやり直すというのも手じゃないかな?テベスとニウマールの2トップハァハァ

で、もう一個。カタール代表になるだとか、一時期人気者だった2シーズン前のブンデス得点王(&ふとっちょ)アイウトン。今はベスクタシュにいるみたいだけど、ティガナに追い出されるみたいで、それなら実績のあるブンデスでみたいな感じになってる模様。アイウトンも戻りたがってるようで、そういう意味ではそうなるのでは?

何でこれを並べたかというと、マリはこういうのを狙え!ってこと。契約がこじれてたり、力はあるけどクラブとフィットしてなかったり。鮪放出濃厚らしいし(というより出て行っちゃうらしいから。日本に馴染めないらしい)そのお金で獲れって話。

鹿島小笠原が残り試合絶望的(ニッカン)
小笠原長期離脱で鹿島団結(ニッカン)

と言うことで鹿島のキーマン小笠原が長期離脱。まあ実際、相当悪そうだったから無理がたたったということか。代表的にも残念だったけど、鹿島にとっては激痛。リカルジーニョが穴を埋めるんだろうけど、どうなることやら。

しかし、小笠原抜きの鹿島って、さび抜きの寿司って感じ。ぴりっとしない感じ。代表のこともあるし早く治せ。

バレンシア、12月の選手放出はなし(marca)
ディバイオ「1月の移籍考えていない」(marca)

バレンシア関連はこれぐらいかな?徳永の話も出てるけどそれはやったから。噂レベルでは、レゲイロにマラガから、ダビ・ナバーロにデポルとセビージャからオファーが来ているみたいだけど、キケとしては出さない方針の様子。で、一人火種となりそうな人も残っちゃう模様。イタリア帰れば充分やれる人なんだけどねぇ。何か気持ち悪いぐらい優等生発言してるけど・・・。

ル・グエン氏、レンジャーズの監督養成を拒否(スポナビ)

うぇ~へっ~へっへ。

他にも色々と出てるけど(特にJの新人獲得関連、市船の森野はジュビロに行くんだねぇ。)いいや。と言うことでとりあえずここまでです。ふぅ。

*各所で取り上げられていて「好ゲーム!」と言われてるイングランド-アルヘンティナはやった方が良い?だいぶ旬を逃してどうしようかと思ってるんだけど・・・てゆうかまだ見ていない(苦笑)リクエスト受けます。遅くなるかも知れませんが(それか他のものが飛ぶか)

*でもそういってリクエストがなかったら切ないなー(苦笑)

*本当はアズーリがオランダをはっ倒したゲームが一番見たいんだけどね。リッピ・アズーリはまとってきた模様。ジロジラ&トニは相当良さそうだし、これにトッティが戻ってきたらどうなるんだろう。アレックスやピッポ、ボボは厳しそうだね。

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November 15, 2005

World Cup Qualify Digest@Play-offs 1stLeg

はい、サラッと行きますよ。それにしても、よかったぁ・・・・。まだチェコは安心できないけど、スペインは決まり!完全追記終了版。

FIFA WorldCup Germany2006 Europe Play-offs

Spain 5-1 Slovakia@Vicent Calderon,Madrid
ESP:10'&18'&74'L.Garcia 65'pF.Torres 79'F.Morientes
SVK:49'S.Nemeth

FIFA WORLDCUP GERMANY OFFICIAL

スペインスタメン:GKカシージャス、DFミチェル・サルガド、プジョル、パブロ・イバニェス、デル・オルノ、MFアルベルダ(→66'シャビ・アロンソ)、シャビ、ルイス・ガルシア(→76'モリエンテス)、レジェス(→56'ビセンテ)、FWラウール、フェルナンド・トーレス

スペイン国内でも珍しく注目が集まっているようで、ビセンテ・カルデロンは満員(らしい)スペインは4-2-3-1の様な4-4-2。ホアキンが外れたことで注目だった右のアウトサイドにはルイス・ガルシア(ビジャ残念)、左は予選の最終盤でフィットしていたレジェスが入る。トップはフェルナンド・トーレスとラウルの縦関係は変わらず。アラゴネス爺のこだわり。スロバキアはフラットな4枚のディフェンスの前に、5枚の中盤を並べるような形、一応は2枚は高めに設定されている様子。ブンデス得点王ミンタルはまだ戻れず、相棒ビテックの1トップ。中盤で主導権を握られたくないと言う意図がある模様。てゆうかスペインの新ユニが激しくダサイ。クラシカル。来年のマリが酷く心配。

序盤からスペインが攻めまくる展開の中で、シャビのFKがファーストシュート。その後も高い圧力をうまくいなしてサイドを突くという形で攻め立てる。左サイドをフェルナンド・トーレスのキープから、オーバーラップの形でレジェスが追い越しグラウンダーで流すとラウールがシュート、これがCK。一度は凌がれたものの続いた2度目のCKで先制ゴールが生まれる。シャビのキックは鋭く曲がるボール、これにGKは飛び出せず、何故かセンターで3枚がフリー、これを一番手前にいたルイス・ガルシアが苦しい態勢ながらヘッドで合わせ、これがGKの反応むなしくゴールに収まって先制。ルイス・ガルシアは代表初ゴール!シャビはこの日、最初のFKからキックが切れていて、3本目にして実った形。にしてもフリーすぎ。

この後も圧倒的に攻めるスペイン。左サイドからの攻撃が目立つ。そしてあっさりと陥落するスロバキア。シャビがバイタルで中に流れ込む形でアプローチが来る寸前にループパス、オフサイドトラップを掛けたが、その裏を突く形で収縮したDFラインの大外で抜け出したルイス・ガルシアがうまくトラップしてその流れでGKの飛び出しを見てコースに流し込んで2点目。シャビのパスもファンタスティック(タイミング、コース共に絶妙)、ルイス・ガルシアのファーストコントロールからのシュートも絶妙。素晴らしいゴール。ここでこの判定に激怒して、副審に抗議したスロバキアのダリス監督が退席処分、キャプテンのカルハンにもカードが出て次戦は出場停止だそうな。

この後もスペインの猛攻止まらず、ラインを高く上げて反撃しようとしているスロバキアの裏を取ってフェルナンド・トーレスやルイス・ガルシアが飛びだしたり、オーバーラップをうまく引き出して突破させ、中にはサイドアタッカーも中に絞ることで厚みが増すアタックになったりと、かなりスペクタクルな攻撃を展開。相変わらず決まり切らない悪癖が出たが、それだけ決定機を生み出していたとも言える。この予選通じて、ここまでスムーズなスペインは久々。

スロバキアとしては一番避けたかった中盤で翻弄される形となってしま、DFが混乱。何とかその流れを断ち切ろうとオフサイドトラップなどを掛けて凌ごうとするが、ボールホルダーにアプローチが掛かっていなかったりと、ちぐはぐ。プレスは掛からない、人は捕まえきれないでは、蹂躙されて当然。秩序が壊されてしまったのかなという印象。前半は結局2-0。

後半、スロバキアはミドルズブラのネーメトを投入して前線を厚くする。そしてこの交代策が嵌る。スロバキアはある程度落ち着き、中盤が整理されたこともあり、少しずつ攻める体制が整う。すると、深い位置でルイス・ガルシアがGKへのバックパスをしたところをネーメトが狙ってインターセプト、そのままカシージャスの又を抜いてゴール、1点返す。めちゃくちゃやってもうたなミスですが、2点リードで少し緊張感がなくなっていたのかも知れませんね。

これでもう一度ネジを巻き直すように、スペインは攻撃に出ようとする。で、かなり幅広く動いていたレジェスに変えてビセンテ投入。しかし、どうも一度切れた糸はなかなか繋がらず、前半のようなスムーズさが戻ってこない。逆にスロバキアのタフな攻撃に危ういシーンを作られたりと、プレーオフらしい緊張感がゲームを支配する。そんな中で、サイドの展開の所でミスパスから速攻となりそうなところでアルベルダがスライディングで足に行ってしまい、カード。こちらも2枚目で出場停止。次はシャビ・シャビかな?アウェーだからなぁ。普通ならバラハのような気もするけど、バラハの状態は戻ったのかしらん。

そんな閉塞した流れの中で、左サイドを一本のスルーパスで抜け出したルイス・ガルシアがラインを破る、これを折り返そうとしたところでスライディングで対応しに来たDFの手に当たってしまい、これをきっちり獲ったデ・サンクティス。意図的とは思わないけど、まあ仕方ないとも。スペインにとってはラッキーでしたね。で、この判定に対して、左サイドバックのハドが異議でイエロー、2枚目のため退場となってしまう。このPKをフェルナンド・トーレスが豪快に蹴りこんで3点目。このゴールでスペインは停滞した嫌な流れを断ち切った形に。一気に流れを引き寄せた(与えられたとも)

嫌な流れを断ち切り、又数的優位となったことで再びボールが回るようになり、今度はビセンテが入ったこともあってサイドが強調された形で仕掛ける。そしてそれ実る形で左サイドから。

センターで密集したところから、交代で入っていたシャビ・アロンソが糸を引くようなパスで左でフリーとなっていたビセンテへ、ビセンテはタイミングを計りながら中を見て、グラウンダーで中に流し込むとニアに入ってきていたのは、この試合色々と大活躍のルイス・ガルシア、テクニカルな形でダイレクト、ニアを抜いてゴール!ルイス・ガルシアハット!これがスペインらしいかな?収縮したところで中→外、そしてウインガーからのアシストでゴール。ビセンテもこの流れに(ホアキンが外され、ルイガル、レジェスが良い流れをを作った)危機感を持っていると思うし、そういう意味では存在をアピールできて良かった。

止まらないスペイン、らしいサイドから素晴らしいゴール。右サイドからのクロスが左まで流れたところをビセンテがフォロー、前に一枚DFがいたもののワンステップでコースを作り、巻くような美しいクロス、これにモリエンテスがただ一人高く飛んでずどん!お見事!モリエンテスも復活のヘッド、ビセンテも2アシスト。ノリノリ。

結局5-1で終了。こういう形が望ましいと誰もが思ってた中で、ようやく期待に応えてくれました。

まあ、一時危うかったものの、基本的に良いリズムでゲームを進めたわけですが、その立役者はやっぱりこの試合ワイドアタッカーに入ったレジェスとルイス・ガルシアでしょう。サイドに張り付くのではなく、ポジションを中・外・前と自在に変えながらムーブすることで、スロバキアDFとしては自ずと収縮の動きを求められ、そこで混乱が起こさせる。勿論センターにはラウルもフェルナンド・トーレスもいるからマークも見づらくなって、ずれやすくなる。今までのスペインとは違ってとても流動的な形を作れたのかなと。サイドに関してはオーバーラップの道を空ける形になるし、多くの選択肢を持てると言うことで攻撃が停滞せず、うまく回ってるという感じでした。

ビセンテとホアキンが両サイドに入った時は、本職同士と言うこともあって、アウトサイドに張り出して突破すると言う形に固執しすぎた傾向があったけど、彼らはよりマルチアタッカー的な選手だから、中で飛びだしたり、アクセントとなることも得意としている。又タイプとして、フェルナンド・トーレスやラウールもクロスをぼんぼん上げられるより、柔軟にスルーパスやワンツーなど、細かいパスで崩す形の方が得意なプレーヤーだから、そういう部分での相性としても良かったのかなと。サイドはシンプルに、そしてセンターでは柔軟性と変化に富んだ形、まあ良い形で整合性が取れ、良い方向に向かったのかも知れませんね。

まあこの後ビセンテも2アシストでアピールしたわけだけど、これもスペインらしくて好きだけどね(贔屓)3トップという選択肢もあって良いと思うし。まあとにかくこのポジションはここまで固定の傾向が強かったけど、かなり競争は激しくなったし、誰が起用されるのか楽しみ。

課題としては、強くプレスを掛けられてボランチに入ったシャビとアルベルダが展開できなくなった時。展開力が著しく落ちて、攻撃が機能しなくなる可能性はあるのかなと。まあ他にもシャビ・アロンソやバラハ等が控えるけど、そういう時にやっぱりパサーというのは必要になる気はする。別にトップ下信仰がある訳じゃないけど、バレロンやデ・ラ・ペーニャは切り捨てるには勿体ない才能だと思うし、リズムを変える存在としては希少だと思う(ラウルは好きなんだけどさ、凄い選手だと思うし)

まあとてもスカッとするゲームでしたよ、でも期待はしすぎない。何度も・・・・・ねぇ。

Norway 0-1 Czech.Rep @ Oslo
CZE:31'V.Smicer

FIFA WORLDCUP GERMANY OFFICIAL

チェコスタメン:GKツェフ、DFグリゲラ、ウイファルシ、ロゼーナル、ヤンクロフスキ、MFガラセク、ポボルスキー、ネドベド、ロシツキー(→86'ヤロシク)、スミチェル(→77'ハインツ)、FWバロシュ(→60'ポラック)

チェコはご存じの通り、コラーが長期離脱中、で、そんな苦境の中でこのプレーオフ限定でネドベドが代表復帰。バロシュの1トップにセカンドラインにおっさんが3人並び、ロシツキーとガラセクが控える格好。強かった時の4-1-4-1。ノルウェーにシステムなどいらん。リーセ、カリューがいる。

で、このゲームで話題になったのが、とんでもないピッチ状態。メインスタンド側の大半は芝がほとんどはげており、田んぼのような状態に。ノルウェー協会の説明としては、ミッドウィークにカップ戦があって痛んだままだそうな。一試合であんなに傷むかい!しかも前日までしとしとと雨が降っていたようで、試合日には止んだものの、田んぼ状態は戻らない。オレステ・グラニッロ(レッジーナのホームスタジアム)も酷かったけど、ここまでじゃなかった(渇いてたし)まあショートパスを小気味よく繋ぐチェコ対策を国全体がやってきたという感じ。

というのもノルウェーはほとんど繋がず、長いボールをパワープレー宜しく蹴りまくり(スローインでさえ、ほとんどリーセがロングスローでばしばし入れてくる、グラウンダーで繋ぐのを拒否するごとく)、前線の高いアタッカーに当ててそのこぼれを狙うという攻撃パターンを徹底(本当に徹底)していたため、余りピッチ状態としては影響がないと考えていたから。しかし、これがゲームに微妙な影を落とした結果となりました。

序盤から、どちらが主導権を握るという形ではなく、ノルウェーはとにかくパワープレー気味なハイボールアタック、チェコはピッチも気にせずネドベドが高い位置で動き回りながらショートパスで崩しに行くと言う感じでゲームとしては噛み合っていない感じ。チェコはネドベドだけじゃなくバロシュがラインポジショニングをしながら、非常に積極的に動き回り、少し有利に見えた。ノルウェーとしては完全にセカンドボールを狙う形だったが、チェコのディフェンスも応戦。集中力高く凌ぐ。そして決勝点となるゴール。

ロシツキーから右に張り出すポボルスキーへ通るとサポートに来たネドベドとワンツー(気味、ちょっとネドベドはキープしてためた)で右サイドを完全に破ると、綺麗なクロスを供給、ニアにバロシュが飛び込む形がおとりとなり、センターにはぽっかりとスペースが空いた。ここに飛び込んできたのがスミチェル。中に切れ込む動きでDFを振りきってヘッド!これが決まって先制点。

ここで影響したのがピッチだったりしたわけですよ。スミチェルのマーカーの選手が、スミチェルのランニングに反応しようとした時に足を滑らせて転んでしまい、スミチェルはまさに「ドフリー」自ら獲った策に足を掬われた印象でした。それにしてもチェコの隆盛を支えてきたおっさん3人(カレル・ポボルスキー、ウラジミール・スミチェル、そしてパヴェル・ネドベド)が絡んでのゴールにはグッと来た。まあグッと来てる暇もなくゲームは続くわけですが。

この後も両チームが特徴を出して攻め合う形は変わらず(ノルウェーはドリブラーも投入したりとバリエーションを付けてきた)、時間が過ぎていく中で、チェコは1-0OK的な作戦にシフト。バロシュを下げてポラックを入れ(そして0トップ、実際はスミチェルが一枚残る感じ、その後はハインツが入ったから15分ぐらいだけど)、ロシツキーに変えてヤロシクを入れてと、守備の出来るキャラクターを増やし、後ろを厚くしながらセカンドボールを拾える形に。ロゼーナルとウイファルシは常に空中戦を強いられて厳しい状態だったけど、しっかりとターゲットと競り、又セカンドボールに対しての反応が早かったのも手伝って、何とか0で凌ぎきって、1-0。

怖さはあるけど、この試合ではノルウェーのロングボール戦術が嵌っていたという感じはありませんでした。確かにカリューは高いけど、そんなにハイボール戦術に向いたタイプじゃない(でかいけど足元がイケルタイプ、ズラ型。そんなにヘッドが凄いなーという感じじゃないと思う)その中でしっかりと捕まえて競って狙い通りに所に落とさせない、又セカンドボールに対しての反応という部分で怠らなかったことで、しっかりと凌げる要素は揃っていたのかなと。

そういや、ノルウェーと前に日本代表が試合して(オスロ)3-0で負けたなぁとか試合中思い出したのですが(いつだっけ?)、そのころとは随分印象が変わって退化したなぁと思っちゃいました。以前はスールシャール中心によりタスクフルなチームだと思ったんだけど、まあ勝負掛かってるから、こういう選択をしたことをしょうがないのかな?って感じ。まあまともにやってもチェコの状態が良かったら難しいだろうけどね。

とにかくこれで大きなアウェーでの勝利を得れたチェコ。ただ、あのハイボールアタックは集中力が切れたら怖い。一発でゴールに繋がってしまうと考えるとね。まあドローOKだから、それなりのことをするだろうけど、まだまだ分からない。次に先制点を取れれば・・・・行けるかなぁ・・・。勝負所で勝てないのがチェコだからなぁ・・・・。とにかく

          _   ∩   _   ∩ おっさん!
        ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡   おっさん!
         ⊂彡    ⊂彡

Switzerland 2-0 Turkey @ Berne SUI:41'P.Senderos 86'V.Behrami

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スイススタメン:GKスベルビューラーDFデゲン、センデロス、ミュラー、マニャン、MFフォーゲル、ギガックス、バルネッタ(→83'ベーラミ)、カバナス、FWフレイ、シュトレーラー(→77'フォンランテン)

トルコスタメン:GKヴォルカン、DFセルカン、アルパイ、フイブラヒム・トラマン、ウミト・オザト(→77'ハリル・アルティントップ)、MFトゥメル、セルチュク、フセイン・キルシム、FWニハト・カフベチ(→46'オカン・ビュルク)、トゥンジャイ・シャンリ(→83'エルギュン)、ハカン・シュクール

これに関してはまだ見れてない。見てから。見たので追記。

スイスは、負傷やら身内の不幸やらでハカン・ヤキン&ムラト・ヤキンがメンバーから外れ、トルコはエムレとハミト・アルティントップが出場停止、ハサン・サス、バステュルクなどは怪我で代表漏れとどちらもベストとは言えない。が、思っても見ないほどチームの総合力には差があったのかなと。

これぞホームアドバンテージとも言えるスタッド・ドゥ・スイスの雰囲気。そんな雰囲気に背中を押されるごとく速い切り替えと運動量でプレスを掛けてボールを奪い、そしてそのままの勢いでスペースめがけて飛びだす(主にサイド)速いアタックが1stプライオリティ、カウンターに行けなくても全体が主体的に反応する少ないタッチでの速いパス回しから両サイドのアタッカーを使う形で完全に主導権を握った。スイスが良いチームなのは分かっていたけど、トルコの個人能力をここまで押さえて自分たちの良さを出せたとなると、この2点というアドバンテージはかなり大きいかも知れない。

ゴールもスイスの武器が存分に出た形に。フランスを震撼させた(テュラムが触ったから入っちゃったわけだけど)マニャンの高速FKにセンデロスがすらせて先制点。2点目はボール奪取からのサイドのスペースを使ったカウンター、サイドに出て行く選手(フレイ)の他に中に3人飛び込む訳で、そのフレイのクロスから結局一番外から入ってきたベーラミが巧みに流し込んでゴール。まあこれを見ても分かる通り、スイスはモダンフットボールの象徴的なゴールで快勝。

スイスは本当に強い。長期のチーム強化、黄金世代の出現、結果が経験に繋がり、全てのタイミングがあって、ここに集約されたと言う感じ(EUROの時よりも質の高さは段違い)今これを日本代表がやろうとしても難しい・・・代表チームにおける時間的制約(地理的要素も含む、カレンダーの問題も。以前書いたのでよろしかったらカテゴリ"National Team's"からどうぞ)、個の経験と質、運動量の向上。監督の質は言うまでもなく必要・・・。多分モダンなトルシエのチームに系譜があると思うけど、攻撃におけるメソッドに置いては雲泥の差。ジーコ後の方向性がどうなるか分からないけど、こういう高質なチームを作るために何が必要なのか、何をすべきなのか、というのは考えていく必要があるでしょうね。とにかくコビ・クーンの手腕は素晴らしい(残念ながら自国開催EUROの2008年まで契約延長)

トルコは、中盤に置いてほとんど主導権を握れず、攻撃もほとんど勢いを削がれた形で個に頼る攻撃に終始したことを見ても、非常に苦しい。特に中盤を制圧され、ほとんど効果的な形をグループとして作り出せなかったことを見れば、一目瞭然だと思う。イスタンブールの暴力的な空気の中に一縷の希望を託す形となるが、その中でエムレの展開力とハミト・アルティントップの爆発力が戻ってくることでどこまでチーム力が変わるのか。そこに掛かってくるのかなと。にしても、テリムは絶望的なチーム状況から、ここまで引き上げた訳で、それを考えるとまだ何かがあってもおかしくない(かも知れない、きつい気がするけど。連戦だし)

というこで追記でした。

FIFA WorldCup Germany2006 South America&Oceania Play-offs

Uruguay 1-0 Australia @ Montevideo
URU:35'D.Rodriguez

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ウルグアイスタメン:GKカリーニ、DFディオゴ、ディエゴ・ロペス(→62'ギジェルモ・ロドリゲス)、モンテーロ、ダリオ・ロドリゲス、MFパブロ・ガルシア、ディエゴ・ペレス、レコバ、FWサラジェタ(→62'エストヤノフ)、リカルド・モラレス、フォルラン(→17'ダリオ・シルバ)

オーストラリアスタメン:GKシュワルツァー、DFポポビッチ、ヴィドマー、ニール、MFエマートン、グレッラ、チッパーフィールド、FWキューウェル、ビドゥカ(→79'アロイージ)、トンプソン(→52'ブレッシアーノ)

試合時間を変えて帰る時間を遅らせるとか色々と少しでもウルグアイが有利になるように、何か恒例という感じにもなってきているこのPOでおしまいだねぇ。

試合の方はどっちのチームにレコバがいたかどうかで差になったのかなという感じだけど、そんなにチーム力の差は感じなかった。オーストラリアは精神的に落ち着けば、もう少しやれるだろうし。センテナリオでこれだと、移動でチャーターを使ったりと周到な準備をし、対策を練った上でのホーム、周辺状況を考えるとオーストラリアが少し有利かも知れない(ただアウェーゴールなしは痛い)

個人的に思うことだけど、ウルグアイに予選最終戦のラプラタダービーで纏ったような本格的な危機感というのがこの試合ではそこまで感じなかった。勿論凄い集中力は高いし、負けられないという気持ちも出ていたけど、テンション的な部分であそこまで高まっていなかったのかなと(あれは異常だったのかもしれないけど。アルゼンチンも決まっているのに、簡単に負けを受け入れなかったし、やっぱり伝統のライバルというのがあったのかな。まああんな試合を大陸間POでやったら、赤連発になると思うけど)ただ、あの時のウルグアイのテンションが戻ってくるようだと、オーストラリアとしてもより難しくなるのかなと。

フォルランが欠けたことは痛いけど、元々前は厚い。ある程度守備重視で行くとしたら、レコバを前に上げるだろうし。サラジェタとダリオ・シルバの状態があんまり良さそうじゃないのが気になるけど・・・。オーストラリアは大幅なメンバー異例代えをヒディングが示唆している模様。カーヒルやアロイージ、ブレッシアーノがスタメンに入って、キューウェルorzだけど、攻め落とすという気合いは満点の模様。本番はこれからという感じかも。

FIFA WorldCup Germany Asia&C.America and Caribbean Play-offs

Trinidad & Tobago 1-1 Bahrain @ Port of Spain
TRI:77'C.Birchall BHR:72'H.Salman

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大きな引き分け?まだまだ分からないけど、バーレーンはかなり有利になった。チーム力の差がイマイチ掴めないけど・・・・

とりあえずこの項はこれで締め。本番は次ですよ。と言うことでここまでです。

*次は代表のプレビューの予定、って出来たらですが。

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November 13, 2005

大一番!@J1 第30節 ガンバ vs レッズ

このゲームを見ていて、サッカーって言うのはナイーブなゲームなんだなぁと考えてしまいました。レッズが取ってきたガンバ対策的な要素、ガンバの疲労度と引き替えに得た自信、様々なものが絡み合って出た結果はガンバの勝利・・・・レッズorz。てゆうか、僕の優勝予想どうしてくるんだよ_| ̄|○

J.League Division1 第30節

ガンバ 2-1 レッズ@万博「屈した赤、進む青黒」
Gamba:29'フェルナンジーニョ 83'アラウージョ Reds:85'三都主アレサンドロ

Super Soccer

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介"一旦乗ればほぼ無敵"、DFシジクレイ、宮本恒靖、実吉礼忠(→89'松下年宏)、MF橋本英郎、遠藤保仁、二川孝広(→86'家長昭博)、フェルナンジーニョ(→89'入江徹)、FWアラウージョ"侍"、大黒将志

レッズスタメン:GK山岸範宏、DF坪井慶介、トゥーリオ、堀之内聖、MF山田暢久、酒井友之(→70'横山拓也)、長谷部誠(→82'岡野雅行)、永井雄一郎、アレックス、FWロブソン・ポンテ、トミスラフ・マリッチ

マリッチとポンテが縦の関係、そして中盤センターを3枚並べる形など、普段とは少し変化を加えてガンバ対策を形に変え出したレッズ。ガンバはスタンダードな3-4-1-2で、普段通りな感じ。山口が離脱したDFラインには宮本がスタメン復帰し、シジクレイが右、左に実吉が入る形で埋める。

前半
序盤、レッズのガンバ対策が活きてか中盤の厚さを活かしてボールを奪い、そこからサイドに展開してクロスを入れたりとリズムを握る。が、マリッチはシジクレイに押さえ込まれ、ポンテはきつい警戒下に置かれたことで、シュートまで持って行けない。長谷部やトゥーリオも機を見て上がったりと、攻撃に厚みを加えようとするが、それでもガンバDF陣がずれる形は生み出せない。

レッズの攻撃はかなり閉塞感を感じるものだったのですが、それもそのはず。相手が陣形を整えた上で仕掛けているので、崩しに関してはより工夫が必要。速いアタックが出ればいいのですが、前に推進力のあるアタッカーがいないためなかなかスピードアップできず、ゴリゴリ押してと言う形にならざるを得ない。レッズの攻撃は元々個々の選手の局面打開からズレを生み出すものだった事を考えると、その羽をもがれている感じでした。

逆にガンバとしては確かに押し込まれていたものの守備としては抑えどころがはっきりしていたので、ある程度守りやすかった部分もあるのかなと。後ろから上がってくる選手に対して多少危うい部分もありましたが、それでもディフェンスラインに穴が空いたりしたわけではなく、枠内に飛ばされなかったこともあって、そんなに危ないという感じはしなかったのかも知れませんね。

で、徐々にガンバが両サイドを押し戻して迎えた29分、ワンプレーで先制点をさらう。中盤でボールを動かし、遠藤からフェルナンジーニョへ、彼に対してマーカーがいたのだけどアラウージョとのワンツーでマークを引きはがし、回り込むようにペナ角から縦へ突破。ここで坪井が対応に付くが小気味良いフェイクで完全に坪井を置き去りされ(ついでにトゥーリオも釣られる)、そのままカバーも苦にせず角度のないところからのシュート、これが山岸の足元をすり抜け逆サイドネットに収まり、これが先制点となりました。

まあ見事な突破だったわけですが、そうは言っても沢山のディフェンダーがいる中でなかなか独力突破が成功するのは簡単じゃない。それを可能にしたのはフェルナンジーニョの突破以外に沢山の選択肢が有り、それがドリブル突破だけ注意を払わせることを許さなかったからなのかなと。えーと、センターにはアラウ、その奥には大黒、同じサイドには二川がサポート、と言う形でフェルの突破以外に3つの選択肢を持っていた訳ですが、ボールポイントがゴールに近いこともあって迂闊にマークを捨てるわけにも行かない(大体そのマークも緩め)。だから人は沢山いても坪井との1vs1が成立したのかなと。トゥーリオが絞っては来ていたけど、アラウへの横パスを注意したのか、一度フェイクに釣られてその分だけカバーが遅れて間に合わなかったりと、突破を計られた時点で後手に陥っていたのかも知れませんね。

さて、この先制点で心の重りが取れたのか、動きが軽くなりプレーも流れるようになったガンバはその後少しリズムを掴んだかに見えましたが、その上がったスペースが閉塞感を抱えていたレッズにとっては好材料、右サイド長いボールに反応した永井がDFより一歩先に何とか中に折り返すと、グラウンダーのボールはDFの間でマークがずれてフリーとなっていたマリッチへ、ボレーで叩くがやってもうた。枠を大きく逸れビッグチャンスを逃す。結局前半は1-0で折り返し。

後半
開始直後、アラウがエンドライン際で粘ってそのまま突破、角度のないところか思い切り振り抜いたがこれはポストに当たる(ナビ決勝のことが頭をよぎったか、高めのコースを狙ったね、山岸もあの試合の立石同様、我慢して動かなかった)これで吹っ切れたかどうかは分かりませんが、ビハインドを負っているレッズはここからガンバを一気に押し込んで攻め立てる。

レッズはポンテを中心に手を代え品を代え、何とか相手のディフェンスを剥がして、勝負パスなりシューとなりを狙おうという形。しかし、そういうことも想定の範囲内だったのか、チーム全体が守る姿勢を取り、レッズの攻撃に対して迎撃体制を整えた上で待ち受けていたこともあって、そういうプレーがなかなか出来ない。結局切り崩せるだけスペースもなく、個々の技術を発揮することがなかなか出来ないと言うことで閉塞感の伴う攻撃に終始。ペナ付近に7枚でしっかりと意思統一してブロックを作られたらどんなチームでも崩すのは難しい。

そんな状況でもレッズはまごまごしているわけにもいかない。ボールを動かしながらポンテのアイデアや永井の柔らかいドリブルなどで何とか切り崩そうと言う意図。小さな穴を見つけては広げ、シュートチャンスも生んだりしたわけですが、ここで一度当たり出した藤ヶ谷に神降臨。アレックスの鋭いFKも右手一本&リフレクションまでも気の回ったセーブで凌ぎ、右サイドから上がったクロスを途中交代の横山が巧みに合わせて素晴らしいコースに飛ばすもののこれも左手一本、ナビ準決勝2ndLegを彷彿とさせる降臨ぷりで0をキープ。トゥーリオも早々に高いポジションでプレーし始め前の脅威を増やすが、ゴールをこじ開けられない。

そしてこれが結果的にレッズにとっては命取りになってしまう。トゥーリオが前に陣取ったことでチームバランスが崩れ、本来なら前で存在感を出したいアタッカー達が低いポジションまで戻ることを余儀なくされる。簡単に言えばポジションの概念が崩れて、スクランブルな状態でゲームをすることになってしまった。ゲームも終盤にさしかかり、交代策もアタッカーを入れる積極采配だったがバランスを整える要素にはなり得ず、逆に中盤を通り抜けてアラウ・フェル・大黒でカウンターを仕掛けるシーンが散見。そして、追加点が生まれる。

バスケの3線速攻の様な形で数的同数のカウンター、右には大黒、左にはフェルが受けるアクションを起こしてDFを引っ張る中でボールホルダーのアラウはそのまま独力突破、下がりながらの対応でスピードの変化についていけなかった坪井を置き去りにしてそのままシュート、このリフレクションをクリアしきれずもう一度アラウがシュートでゴール。これで勝負は付いてしまった。

攻めに出ている中で、カウンターからの失点は仕方ない、とも思いますが、これはやっぱりレッズの失策。トゥーリオを上げるのは良いんだけど、その後の対策が選手任せになってしまい、チームの中に秩序はなくなってしまった。これが指示なのか、彼自身の判断なのか分からないけれど、彼の得点力を活かすのなら、後ろをしっかり整備した中で攻めれる素地を整えるという判断があっても良かったのかなぁと。攻撃的に選手を替えればいいって話じゃないし、増やせば点が取れる訳じゃない。もっとも効果を見せていたアタッカーはいなかったわけで。その辺は、ギドの経験の浅さが出てしまったのかなと。

試合はこのすぐ後に超近距離からのFKをアレックスが壁の横を巻いた鋭いキックで沈めて1点差、その後ペナ脇からスイープと右サイドのクロスからそのトゥーリオに挽回のチャンスが来ましたが、それを決めることは出来ず2-1。非常に苦しい状況の中での大一番をものにしたガンバは首位を堅守、そしてレッズは優勝の望みが遠ざかる一敗となりました。

まあ勝ちたい気持ちが逆に穴となってしまった感じで、レッズにはやるせない負けとなってしまいましたが、勝負を分けたポイントとしては守備の考え方だったのかなぁと。

レッズとしてはガンバ対策として獲ってきた3センターの布陣において、マークが非常に曖昧で緩いものとなり、受動的な守備(能動的な守備、プレスを掛けて前に出るような守備においては機能していたと思う。プランとしては中盤で奪って、脅威であるアタックトライアングルがボールを触る回数を減らすと言うことだったのかなと)に置いては機能したとはいいがたい。

そして、後半のスクランブルにおいての守備の軽視。相手が引いている中でトゥーリオが上がり、スペースもない中で、更にアタッカーを増やした判断でしたが、彼らが前で存在感を表したとは言い難く、逆に穴だけが目立ってしまった形になってしまったわけですが、これに関しては采配ミスとも言って良い事なのかなと。その穴を埋めるために、攻撃に才能ある選手の守備負担で凌ごうとしたものの、彼らで守れるほど甘い相手じゃなかった。

チームとして攻撃に重きを置く中で、監督が何をすべきかと言ったら、前で活きる選手がより高い位置でのプレーに専念できる形を作り、その中で必要なものがあれば、足していく。簡単に言えば、機能しやすい形を整え、攻めれる素地を作るということ。単純に足し算をするような交代策でゴールを取れたら苦労しない。あの時点では大きな穴がDFラインに空いた訳だから、ディフェンシブな選手を一枚入れて、カウンターに対し、を後ろの選手だけで守れる状況を整え、前の選手達が攻めることに専念できる形を作ってやるべきだったんじゃないかなと。分担じゃないですけどね。

攻撃的采配と言うことでナビでもスポットに当たりましたが、失敗する例が今回のようなことだったのかも知れません。何となくEURO2004のオランダ-ポルトガルのアドフォカート(当時オランダ代表監督、現韓国代表監督)の采配を思い出した。役割を無視して前への脅威だけを増やしても、そう機能するものじゃない。機能性を維持したまま、バランスを攻撃に移していく。成功例に良く上げられる02WCのヒディング采配や、こないだのナビのオシム采配にしてもチームとしての機能性をダウンさせるようなものではなかったことを考えたら、尚更です。

(余談:)勝ちに行った采配だとか、メッセージ的に「攻めろ」と伝える采配だとか、気持ちが入っていたという考え方も出来ると思います。が、実際そんなに浅いものじゃない。積極采配にも中身はあるし、それが伴わないものはリスクを増やすだけで効果はない。サッカーはナイーブなもの。形に囚われて中身を見ないのはどうかと思う。アタッカーを入れることだけが是じゃないと言うこと。(ちょっと余談が気に入った))

長くなっちゃったのでガンバの方は簡単に。ナビスコで敗れはしたものの、掴んだものがあったというのが個人的な感想。今までなら、脅威には自らが打って出て脅威をはね返すという、被弾覚悟の力vs力的な考え方の目立っていましたが、ああいう緊迫した試合を通して、守る時間の時は守備に意識を裂いて耐え、そして攻めれるタイミングを待つというチームの中での暗黙の了解みたいなものが出来てきたのかなぁと。1点獲られたら3点返すみたいな考え方は、タイトルの掛かった試合では難しいと言うことを悟り、一皮むけたのかも知れませんね。

で、マークを曖昧にせずにしっかりと付けるところは付く、中盤とDFラインでブロックを作り、スペースを消すという非常に古典的ではありますが、当たり前のこと当たり前にやると言うことを徹底したことで、(キーマンであるマリッチに仕事をさせず、トゥーリオも捕まえと集中力と責任感の伴うマークを出来ていたと思う)、最後まで我慢できたのかなと(FKでの失点含め、セットからは危うい部分はありましたけど)アタッカーは水物、調子が落ちることもある。その中でDFにおける意識が変わり、後ろから支えるという自覚が出てきたことは、ビッグマッチの経験があってこそなのかも知れませんね。

鹿島が引き分けたことで2位との勝ち点差は3となり、勝ち点を落としてしまったレッズとジェフは苦しくなった。ガンバは大きく前進ですな。でもまだ不安要素もあるからこれだけで決まるかと言われたら、まだまだわからない・・・。てゆうか最後まで競り合って盛り上がって欲しい(他人事)と言うことで今日はここまでです。

*プレーオフは明日かな?予定としては、プレーオフ→ジェフ-ジュビロ→アンゴラ戦Preview(予定)→アンゴラ戦→プレーオフ→エスパ-マリ→31節Previewの予定だけど、予定は未定。

*てゆうか日にちの数越えてる~!多分どれか飛ばすな・・・。

*忙しかったりして更新がまちまち(そうでもないか?更新を気分転換に使ってたから)でしたが、来週ぐらいから通常営業に戻れそうです。てゆうか通常営業になった方が休む可能性は高いかも知れない・・・・。

*個人的にだけど、レッズはサイドから長身FWに合わせるより、局面打開型アタッカーの方が機能するんじゃないかな?エメとか達也とかエメとか達也とかエメとか。中盤の構成力低いから(と言うより速縦型のゲームメイクで相手を揺さぶって・・・みたいなゲームメーカーはいないじゃん?ポンテも長谷部も縦に強くて直接的なプレーに特徴があると思うし)、前に推進力のある選手がいないとスピードアップしないし、脅威を感じない。個々の選手がうまいから何とかなってるけど、FC東京みたいなイケイケサッカーみたいな方がカラーに合う感じ(今はそうでもないけどさ)いや、マリッチも良い選手なんだけど、何となくね。

*以上チラシ裏でした。

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November 12, 2005

酷なゲーム@J1 第30節 ヴェルディ vs セレッソ

ようやく連勝!いや、マリの話なんですけどね。ちょっとむにゃむにゃした感じで後半は見れたのですが、いやー、良く勝った。てゆうか決定機ってあれぐらいだったんじゃ・・・・でもそこをドラグラコンビで決めきった(今、命名)良かった良かった・・・レポートはとりあえずちゃんと見てからね。で、まず14:00開催のこのゲームから。

J.League Division1 第30節

ヴェルディ 0-1 セレッソ@味スタ「残酷なシナリオ」
Cerezo:88'古橋達弥"劇弾"

Super Soccer

ヴェルディスタメン:GK高木義成、DF柳沢将之、林健太郎、戸川健太(→87'黄×2=赤)、相馬崇人、MF山田卓也、小林慶行、小林大悟、平野孝(→35'玉乃淳)、FWワシントン、ジウ(→72'平本一樹)

セレッソスタメン:GK吉田宗彦、DF前田和也、ブルーノ・クアドロス、柳本啓成、MF下村東美、布部陽功(→76'黄×2=赤)、酒本憲幸(→57'苔口卓也)、宮原裕司(→78'鶴見智美)、森島寛晃(→72'廣山望)、古橋達弥"新婚弾"、FW黒部光昭

ヴェルディは残留のために、セレッソは優勝のために、どちらもモチベーション高く望んだこの一戦。セレッソは出場停止の選手が多く(西澤、ファビーニョ、久藤)、ある意味ではスクランブル。ヴェルディはこのインターバルの間にノブリンをトップに呼び寄せて4バックでの守備の整備を行ったりと、一縷の望みを繋げるためにチームを改革した様子。さてさて。

前半を振り返ると、どちらも特徴を消し合うというより出し合うという展開。ヴェルディのポゼッションが高いが、セレッソもダイナミックなカウンターを繰り出す。ただ主導権(ポゼッションではなくどっちがリズム良くプレーをしていたか)を握ってサッカーをしていたのはヴェルディ。この2週間でのヴェルディの変身ぶりに驚かされた。

4-4-2(4-2-2-2)の形でゲームに入り、序盤はラインが低かったりして、前のワシントンを孤立させてしまうような形が目立ち、またセレッソの外に張り出す選手とダイナミックに使うカウンターに脅かされたが、セレッソの決定機(左に流れた黒部が低いクロス→森島が軽く角度を変える形で流し→古橋が飛び込んで合わせる。これは高木が好セーブで凌ぐ)を凌ぐと、流れを変える。

中盤でボールがスムーズに回るようになり、そこからワイド、中とバリエーション豊かに攻めれるようになる。セレッソはブロックこそ作っているもののバイタルのスペースが空きがち。そこをサイドから中に入る形で小林大悟や平野が来たり、ポジションを上げる形で小林慶行や山卓が来たりとうまくバイタルを使う。そして、このリズムから決定機、うまくボールを回す中で小林大悟がバイタルで前を向きスルーパス、柔らかいボールはDFを振りきったジウに通り、GKと1vs1になるが吉田が飛びだしてセーブ。他にも小林慶行が左サイドに流れてクロス、ファーに大きいかと思われたがワシントンが後ろに戻りながらループヘッドで狙うがこれまた吉田がファインセーブ、こぼれを小林大悟が拾ってすぐさま折り返して、ジウが苦しい態勢から合わせるが威力なく正面。今度はカウンターから山卓が右サイド突破、顔を出したワシントンへスルーパスを通すとGKと1vs1になるが、アウトサイドで流し込んだシュートもまたまた吉田が残った右手で角度を変えて難を逃れる。これだけ見ても3つ。他にもシュートに繋がらなかったが、高い切り替え意識からのカウンターなどもあったりと、ヴェルディ復活の印象を持ちました。

そんなリズムを作ったのは守備。序盤は中盤とDFの意図が合わずバイタルが空いていたりしていたが(前から追いかけ回している割にラインが低かった)、徐々に相手のカウンターの脅威をはねのけてラインを上げ、コンパクトにしたことでバイタルのスペースが消えた。又、孤立しがちだったワシントンへのサポートという面では少し良くなり、良い形での攻撃となっていたのかなと。勿論そこで破綻しなかったのは非常に執念深く追いかける守備があったから。特にこの日ボランチに入った山卓の存在感は特筆すべきもの。非常に高くボールサイドで激しくボールを奪って攻撃に繋げていた。

セレッソは逆にかなり苦しめられてしまった。特徴であるダイナミックなカウンターやサイドチェンジはそれなりに見せていたものの、時間と共にその数は減っていった。中盤で主導権を握られたことで両サイドは押し込められ、狙いである速くサイドを突く展開も速いアプローチの前に影を潜めた。そんな時に起点となりたい黒部もほとんど存在感を示すことは出来ず、とそれだけヴェルディのサッカーが機能していたと言う証明だったのかも知れませんね。

華麗なパスサッカーとそれを支えるDFラインのプッシュアップ、意識の高い中盤アプローチ、ようやく噛み合いだしたという感じでした。が、足りなかったのは結果。この良い流れをゴールに繋げることは出来ず前半は0-0で折り返す。

後半も前半の流れを汲んで積極的なヴェルディに主導権。良い形でボールを奪い、速い切り替えから、前半よりもよりワイドを意識して早めのタイミングのクロスでセレッソを脅かす。(代表的なのだと相馬のクロスはGKの出にくい変化、そこでGKとDFがかぶり後ろにこぼれると詰めていた小林慶行がプッシュするが、決められない。)

この後も少し停滞した時間はあったもののヴェルディペースは変わらず、後一歩と言うチャンスを何本も作る。甘いパスのインターセプトからのチャンスや(小林慶行が敵陣深くでインターセプト、コースは空いていたもののファーに流れていたワシントンへのショートクロスを選択したが繋がらず)、どんどん選手達が仕掛けて相手を揺さぶったり(玉ちゃんがセンターから右足シュートフェイクで二人を釣り、前が空いたところで左足を振り抜くが力が入ってミートすることが出来ず。ジウや相馬の積極的な姿勢も目立った)と手を代え品を代え先制点を取るために攻撃を仕掛ける。が、やはり結果が伴わない。

セレッソはそのリズムに飲まれる形で相手の攻撃に対応することを余儀なくされ、前半は見えていた両サイドのスペースをダイナミックに使うカウンターも出てこない。それでも25分過ぎからはある程度攻撃に出れるようになる。交代選手も入りこれからという雰囲気になったが、布部が交代で入った平本の中央突破をバックチャージで止めてしまい2枚目のイエローで退場。セレッソはより苦しくなる。

数的有利となり、ヴェルディが一方的に押し込むかと思われましたが、勝利への執念かゲームは激しい展開に。一瞬の隙からクアドロスがインターセプトから一気の速攻があったと思ったら、返す刀でワシントンのポストから平本が抜け出してループで狙う。そして、 42分黒部の突破を身を呈して止めた戸川にイエロー、2枚目のため退場となり、いい距離と角度からFK。そしてこれを古橋が素晴らしいキック(ニアを狙う速く低い弾道)が高木を襲い、後半最初のシュートとなったこれが決まり先制点!この後ヴェルディは猛攻を仕掛けたものの実らず、試合終了。セレッソには希望を繋ぐ一勝、ヴェルディには痛恨の一敗と言う結果になりました。

サッカーってこういうものなのかなぁと言う感じですが、それにしてもサッカーは恐ろしいものです。

インターバルを利用したリカバーで、素晴らしい内容を示し、沢山の得点機も作ったヴェルディ、きっとクラシコを見た人なら誰もがそう思うでしょう。ですが、スコアボードに1を刻むことだけが足りなかった。勿論結果が出ていたらゲームは違っていたものになっていたでしょうが、何となくチームに漂っている負の流れがそうさせたとしたらいい過ぎでしょうか。本当に良いサッカーをして、足りない要素も埋めて、優勝争いをしているクラブをあそこまで圧倒したのに、それでも勝てない。辛いところですね・・・。

逆にセレッソは、本当に良く粘りましたね。吉田がファインセーブを連発し、ブルーノ・クアドロスを中心に粘り強くマーキングして、簡単にやらせなかったことが枠を飛ばさせないように作用したのもあると思う。攻撃に関しては全体が押し込まれ、ここのところうまく行っていた形が余り出来ませんでしたが、多くの出場停止を抱えていて結果を繋げられたと言うことが全て。こういう勝ち方は非常に勢いが付く。そんな勢いを携えて、セレッソは本格的に狙える状態が整ったのかも知れませんね(ただ布部が次出場停止だけど)

しかし連敗というか悪い流れから脱するのは難しいなぁと感じてしまいました。良い流れの時なら簡単に勝てるような内容を示しても、悪い流れの時には結果に結びつかない。勝負を分けたのはそういう部分だったとしたら、ヴェルディには余りに酷な事だなぁと思ってしまいました。

(余談だけど最初はこの内容を示し続けられれば連勝も夢じゃない・・・って書こうと思ったけどやめた。まずはこの流れの打破。それをせずして連勝も、その先にあるかも知れない残留もない。ただ無責任だけど頑張って欲しいなと。やっぱりヴェルディのサッカーは綺麗で楽しいから)

と言うことでとりあえず一本目はここまで。

*しかし、ヴェルディはあれでも結果が付いてこないと叩かれちゃうんだねぇ。まあ結果が一番必要だから仕方ないにしても・・・この試合は中身を叩くほど悪くなかったと思うけど。

*細かい部分を言えば確かに、ワシントン頼みは否めない。でも20点近く取っているエースを頼るなと言っても難しい。確かにサポートは少なかったし、ペナに入っていく選手が少なかったことはあったけど、そんな激変できるほどサッカーは甘くないでしょ・・・。てゆうかよくここまで持ってきたよ。別の所に基準があってそれにすり合わないからの批判な気もする。

*そうは言っても今は希望と言うよりも勝ち点という現実というのはわからなくないけどね。

*次はガンバvsレッズね。まだ見てないけど。

*こんこんさんが以前一日5試合レポやったって書いてあったけど、絶対無理だなぁ・・・やれて3試合・・・かなぁ・・・無理だけど。

*出来たら今日中、出来なかったら明日って事で。

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迫る終局、それぞれの目線@J1 第30節 Preview

と言うことで、明日からJが帰って参りますよ(間違えて日程覚えてた人が言う事じゃない)、ここからが面白いですよ(多分)と言うことで変なテンションで入ってみたけど、いつも通りプレビューです。30節・・・早いねぇ。と言うことで行けなくて、見れるのは水曜日といういわく付きのエスパ戦、後は優勝争いの大一番をPrev!(あっ、だめだ、このテンション持たない)

J.League Division1 第30節

11/12 16:00KickOff/エスパルス vs Fマリノス @日本平「甘い罠に気を付けて」
F.Marinos         S-Pulse
   久保  坂田       マルキ チョ・ジェジン
     山瀬功      兵働        太田圭
ドゥトラ       隼磨    枝村  高木和
    奥  上野     山西         市川
  河合 松田 中澤     森岡  青山
      榎哲           西部

まず、この試合に向けての周辺状況を整理。マリの方は、ご存じの通り達也が天皇杯(の試合前練習)にて小指を骨折して離脱、その穴を埋めるのは哲也。他は・・・・特にないかな?山瀬がブロック注射を遅らせて頑張ってくれる模様だけど、この時期に無理をさせる意味があるのか疑問だったり。エスパの方は斉藤が出場停止、グラ戦でゴールを決めたルーキー青山がスタメン起用濃厚。他は・・・・特に欠場者はいない模様。布陣が妙にフレッシュ(ルーキー3枚)。健太も若手好き(使わざるを得ないというのもあるのかも知れないけど)

エスパは、降格争いや(正確に書くとしたら入れ替え戦争い)日本平でのリーグ戦100勝がリーチのまま止まっている状況もあるので、非常にモチベーション高く試合に入ってきそうですね。前も書いたけどエスパに関してはあんまりグダグダな試合に当たってないので非常に印象は良いです。中盤でのプレッシングの意識が高く、ボールを奪ったら、トップを起点にワイドに展開するカウンターのスピードは何故こんなに沈んでるのか分からないほど。特に太田の高い切り替え意識とスピードは脅威。相手にしたらかなり嫌な相手なのかなと。と言うことで簡単にポイントを絞って。

・ポゼッションという名の甘い罠。

実際、明日の試合でポゼッションを握る可能性が強いのはFマリの方でしょう。エスパとしてはゆったりとボールを持って、と言うより、主眼に置くのは早い展開からサイドに空くスペースを突きたいという意図を持っていると思うので。

ただポゼッションを握れることが有利かどうかというのは、現代サッカーの摂理、有利とは言えません。沢山の選手がポゼッションからの崩しのために高いポジショニングを取り、オリジナルポジションを崩すことを余儀なくされる。それは逆説的に相手にスペースを与え、そのスペースを使って寄り効率的に攻撃することが可能になるということでもありますから。で、Fマリのサッカーは、ボールを何とか繋ぎながら、サイドを突破口に何とかこじ開ける形が多いです。まあ、完成度云々は置いておいてポゼッション型と言えるかも知れませんね(長いボールもそうだけど、最近は一時よりは減ってきたかな)まあそのキーとなる両アウトサイドは高い位置を取らざるを得ない訳ですが、その裏をエスパは狙っているのかなと。

対策として考えるのは2つ。

1.両サイドがそれを警戒してポジションを上げず、スペースケアを重視誌ながらプレーする。

2.中盤での軽率なミスを極限まで減らし、しっかりと良い形を作ってフィニッシュ(又はそれに近い形)に持って行く。

実際1を選択した時、今のFマリノスは本当に攻撃パターンが限られてくるでしょうし、2を求めるのは多分難しい。ただ、両サイドは高い位置を取りながらプレーすることを容認するとなれば、そのスペースを突かれることを想定に入れながら試合を運び必要性が出てくるのかなと。

対策としては、DFがマークを受け渡しながらポジションをずらしてスペースを埋めること、両サイドが上がった時にボランチがスペースケアを意識しながらプレーすることかなぁと。まあ3-4の布陣時には当たり前の事なのですが、それをしっかりとやっていってほしいなと。

ここのところジェフのことを沢山書いていたので、リスクと言うことを考えるのですが、Fマリノスもそういう意識はこれから必要になってくる。今回は相手のナイフがちらつく中で、どのようにリスクを掛けていくのか、試金石となりそうです。

補足:)基本的にリスクを冒すということが強調されていますが、そればっかりをやればいいわけじゃない。リスクを取るタイミングだったり、リスクを冒すことを前提にしたサッカーの進め方だったり、それを埋めるリスクマネジメントだったりと、沢山のことをしていく必要があると思っています。Fマリノスは慎重主義ですが(スクランブル時除く)、リスク自体は冒していると思う(両サイドの高いポジショニング以外にもボランチの攻撃参加とかね)ただ、そこにかなり無理があったり、危うい形だったりというのが多く、そこが実らないから苦しくなる。

まあ何が良くて、何が悪いというのは結果論的な要素が強いのですけど、例えばボランチのバックパスマシンになるようなプレーはもっとリスクを冒す必要があるし、ボランチのポジションブレイクとかは慎重さや自重することも必要だったり。まあそのさじ加減というのを学ぶ必要はあると感じています。

まあこんな感じでしょうか。まあショートカウンターに注目しましたが、マルキの幅広い動きからの局面打開だったり、ルーキー枝村の展開力+攻撃参加(多分意図的に高めの位置を獲らせると思う)も怖いところ。ガンバリョッタは勘弁。まずは、失点を削る。そしてドラゴンのリーグ戦初ゴールで勝てたらいいなぁと。

ということでまず一段落。

11/12 16:00KickOff/ガンバ vs レッズ@万博「絶たれるか、繋がるか」
Gamba            Reds
  アラウージョ 大黒        マリッチ
  フェルナンジーニョ      長谷部  ポンテ
二川         松下 アレックス        永井
    遠藤保 橋本        酒井  山田暢
 実吉 シジクレイ 入江  堀之内 トゥーリオ 坪井
      藤ヶ谷             山岸

大一番です、どちらにとっても。レッズは先ほども書きましたが、わかりやすいですね。ここで落としたら完全に望みは絶たれる。じゃあ、ガンバは?と言うと、負けても可能性は残る。けど、リーグ戦の連敗からナビスコ決勝、天皇杯でもその悪い流れを断ち切るとまでは至らなかった。ここで負けてしまうと完全に悪い流れに浸かってしまう。そして相手に勢いを与えてしまう。ということでガンバにとっても非常に大事な試合で、大一番なのかなと。

両チームとも非常に攻撃に特徴を持っているチームですが、抑えどころを抑えられるのかというのが大きな勝負の分かれどころ。その辺を簡単に。

・レッズが抑えるべきは、アタッキングトライアングル。

まあこれはガンバと当たる相手はどこもその対策を迫られる訳ですが、レッズのDF陣が何処まで大黒・アラウ・フェルのトライアングルを抑えられるかというのがポイントでしょうね。僕のレッズ守備陣に対しての評価は結構低いです。と言うのも、レッズには人的な穴がある。そしてそれが、ある程度見えているから。それは、もうおわかりかも知れませんがトゥーリオ。彼は非常に質の高い選手ですが、彼の守備は好戦的すぎる。自分の守備能力や体躯、プレーサークルに自信があるから、インターセプトや博打的なアプローチを好んでに狙うけれど、それが時には大きな穴となる。

そこを突かれたのが、記憶に新しいフロンターレ戦。マルクスの技巧、ジュニーニョのクイックネスが頭にありながら、アプローチに行ってはかわされ、DFのズレを生む。勿論彼らが素晴らしかったと言うのはあるけど、ガンバの選手達も質が高いのは言うまでもないこと。こういう守備を"わざと"引き出し、穴を作ろうとする可能性さえある狡猾な相手に対し、しっかりと"3人"で守れるかどうか。連携面では修正されているという情報もありますが、まだまだ完全フィットとはいかないはず。待ちの姿勢で、穴を開けない守備をしていった方が失点の可能性を削れると僕は感じています。

・ガンバが抑えるべきはマリッチ。

これに関しては簡潔に。ナビスコ決勝で巻の存在感を消して、ジェフの機能性をダウンさせたように、マリッチをシジクレイを中心としたDFが消せるかどうか。勿論DFだけでなく、中盤のアプローチ含めてですけど。マリッチはゴールも獲っているけど、潰れたり、深い位置で起点となったりしてレッズの攻撃陣を支えている。そこを抑えられれば、レッズの攻撃は機能性がダウンして、難しくさせることが出来るのかなと。

まあポンテも怖いけど、一人で活きる選手じゃない。突破型のアタッカーも永井がサイドに入ったことで最前線にはいない。フィニッシャーであり、又シャドーを活かすマリッチを消すことで、ガンバは守備から主導権を握れる可能性はあるかも知れない。

と言うことでちょっとガンバ寄りなプレビューだけど、個人的にはレッズ有利と見てます。と言うのも永井とアレックスが良いから。永井が二川の裏を突いて仕掛けることで主導権を引き寄せ(永井の速いクロスとマリッチの相性は抜群)、アレックスがポジションを崩して中にも来る。相手をパニックに追い込めば、一番怖いポンテやマリッチもずれてくる。そして何より、ガンバには疲労の魔の手が・・・。レッズはまたとないチャンスだと思うので、それを手に出来るかどうか、注目ですね。

と言うことでその他の試合。
11/12 14:00KickOff/ヴェルディ vs セレッソ@味スタ「崖っぷちと、正念場と」

11/12 14:00KickOff/アルビ vs レイソル@ビッグスワン「インターバルの恩恵はあるか」

11/12 16:00KickOff/鹿島 vs FC東京@カシマ「1枚目のキャスティングボード」

11/12 16:00KickOff/ジェフ vs ジュビロ@フクアリ「色々あって、負けられない!」

11/12 16:00KickOff/アルディージャ vs グラ@埼玉「恐るべき中位力?いやいやそれどころじゃ・・・。」

11/12 16:00KickOff/ふろん太 vs 楽天@等々力「みんなのジュニ&マルクス@FS」

11/12 16:00KickOff/サンフレ vs トリ@ビッグアーチ「2週間の効果はいかに」

と言うことで色々書きましたが、さてさて。優勝争いも注目ですが、降格争いも注目。ヴェルディもここで勝たなきゃ本当にきつい。ただ、相手がセレッソ(手負い)。ちょっと難しい試合になりそう。とにかく終局に向かって、各々のチームとも見ている部分は違うと思いますが、そのモチベーションの差だったりと言うのも影響し始めるのが今節かも知れませんね。

もうどれを見て良いのか分からないけど、僕は今週はPO中心なのであしからず。勿論Jもやりますけどね。と言うことで今日はここまでです。

*つか、行けない。試合見れない。でも、ネタバレ防止を水曜まで続けるのはいくら何でも無理。まああんまり気を使わないタイプなので別に良いけど。

*まあいいや、とにかく自分のすべき事をやりますよ。もう少し。

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November 11, 2005

最終局面な優勝争いを占う。

やっぱり混戦がJにはよく似合う。又も未曾有の大混戦、勝ち点5の中に5チームがひしめき合っている状態で「Last5」に突入です(勝手に命名)と言うことで、今日はそんな優勝争いを各クラブごとの分析をしながら、今後の展開を占ってみようかなと。

1位 ガンバ大阪 勝ち点 54/得失点差 +24
対戦相手:30/レッズH 31/グランパスA 32/アルディージャA 33/ジェフH 34/フロンターレA

一時は独走態勢を築き上げたかと思われたガンバでしたが、コンディションの低下、アタッカー達の下降曲線などで減速。2位鹿島との勝ち点1差でこのLast5を迎えます。勿論首位な訳ですから、全て勝てば文句なしに優勝です。が、現状を見ると、それを達成するのは、かなり厳しい道程かも知れません。

チームとしての勢いが落ちてきて、その勢いで相手を飲み込めず、なかなか思い通りにゲームが進められなくなってきていること。攻めながらも獲りきれない、獲ってから極端に受けてしまうなど、どうもちぐはぐな状況となってしまい、その中で勝ち点を落としたり、重要なゲームで負けに繋がったりしています。難しい部分ではありますが、このチームの重心はあくまでも前、そして攻撃的姿勢だと思うので、まずはアラウ・フェル・大黒の復調、そして勢い再点火というのが、この先成績を出していくための鍵なのかなと。

しかし、周辺状況としても非常に厳しいのも事実。対戦相手も厳しいですね。で、今週末直接対決となるレッズ戦を控えていますが、そんな時に守備の一角を担ってきた山口智が骨折で離脱(4週間)、復帰明けの宮本・二川も完調とは言えず、チームとしてもナビスコ決勝・天皇杯と延長戦&PK続きと体力的にも精神的にもすり減った状態でこのリーグ再開を迎えなければなりません。ネガティブな要素だらけの中、短い期間でいかに状態を立て直し、良いスタートを切れるか。ガンバにとっての一番大事なゲームは30節になるのかも知れませんね。ここで負けると辛い。

2位 鹿島アントラーズ 勝ち点 53/得失点差 +20
対戦相手:30/FC東京H 31/トリニータA 32/Fマリノス 33/エスパルスA 34/レイソルH

序盤の快走の貯金を活かし、減速傾向なものの粘って上とは勝ち点差1の2位。決して悪い位置ではない鹿島。ただ、なかなか勝ちきれない試合も続き、思うように勝ち点をのばせていないのも又事実。トニーニョ・セレーゾの花道を優勝でと言う意気込みの中で、ここから再「反撃」を狙う訳ですが、鹿島の一番のストロングポイントは経験なのかも知れませんね。

まずはチームの状態としては、勢いは余り感じませんが、チームとして安定したパフォーマンスを大体の試合で示せることが出来ると言う感じで、悪くないと思います。再編成された前線と中盤の構成は攻撃に置いては非常に流動的で、相手にとっては捕まえにくい形となっているし、それでスタメンに入ってきた深井・増田も元気。それを後ろで小笠原が操るという感じで選択肢も増えて彼の能力もより活かせるようになっている。守備に関してはそのオフェンシブな構成が危うい部分を生んだりしているのですが、後ろが踏ん張っていると言う感じかな?やっていることは確かに良いと思うのですが、結果が付いてきていないと言うことで勢いが付かず、それが悩みの種かも知れません。これからの試合の結果如何で勢いとなるのか、凋落となるのかという感じになるとは思いますが・・・。

で、気になるのは小笠原を代表とした主力の状態。特に、腰だか膝だかの怪我で(どこだか忘れちゃった)セレッソ戦では明らかに動けていなかった小笠原がこの2週間でどれくらい回復したのか。彼がこのまま下向きのままだと、これからも勝ちきる決め手というのを見いだせない可能性もあるだけに、そこは大きなポイントなのかなと。代表戦もあるし・・・。

後チームとしてカードが多いだけに複数の出場停止も怖い。大岩、アレックス・ミネイロが次貰うと2試合出場停止となる訳ですが、厳しく戦うことは大前提だけに貰わないようにプレーするというのも難しい。彼らが出場停止になった時が正念場かも知れませんね。鹿島の対戦相手を見ると最初の3試合が非常に嫌な相手。モチベーション的には鹿島の方が上回る可能性は高いですが、ガンバを喰って状態の好転ぶりが見えるFC東京、シャムスカに時間が与えられたことで更に怖いトリニータ、Fマリノスも久保の復帰で最低の状態からは脱した感があり、後は上がるだけ。鹿島にとってはこの上向きな3チームとの対戦でいかに「勝ちきるか」がポイントになりそうです。

3位 浦和レッズ 勝ち点 50/得失点差 +22
対戦相手:30/ガンバA 31/ヴェルディH 32/ジェフA 33/ジュビロH 34/アルビA

エメルソン移籍、ポンテ&マリッチ加入、トゥーリオ離脱&復帰、田中達也の離脱、と何かジェットコースターのように上がったり下がったりしているレッズですが、いつのまにやら首位との勝ち点4、得失点でも対抗可能、次節の結果如何では一気にリーグの主役に躍り出るところまで持ってきました。個人的には勝負所で勝ち切れていない印象を受けたのですが、それでもここまで持ってきたのは、彼らに運が向いていて、又地力のある証拠なのかも知れませんね。

田中達也の不運な離脱の後、マリッチが覚醒したことや永井の右サイド起用が嵌り、又アレックスが攻撃に置いてより存在感を示し始めたりと、攻撃に関しては怖さを相変わらず維持しています。ただ、去年と違うのは紙一重なゲームが多く、後ろの安定感もかなり心許ないこと。まだチームを組み替えて安定して力を発揮するという部分までは至っていないだけに、出たとこ勝負みたいな部分を感じたりもします。

紙一重と言うところで言えば、もうこれ以上欠員が出るとチーム力が保てなくなる可能性が高いことも懸念ポイントですね。FWの層はもうギリギリ、現状ではポンテが一列上がってマリッチと2トップを組んでいますが、このどちらかが欠けてしまうと難しくなると思いますし、バックラインにしても、怪我人が多く、既にスクランブルな状態。鈴木啓太と都築が次節出場停止ですが、ここは何とか酒井と山田、そして山岸で埋めるにしても、これ以上の怪我人はチームの浮沈に関わる可能性が高いのかなと。

ただ、そんな弱音を感じている場合ではないのも確か。再開後初戦のガンバとの直接対決は大一番。これがレッズにとって一番の鍵だと思います。ここで勝てればさっき書いた通り主役に躍り出るだろうけど、負ければ今度こそTHE END。この大一番でガンバを叩けるか。ジェフとの試合もあったりもしますが、それはまずガンバを叩いた後の話、1戦必勝で戦うことになりそうです。

4位 セレッソ大阪 勝ち点 50/得失点差 +5
対戦相手:30/ヴェルディA 31/フロンターレH 32/トリニータH 33/FマリノスA 34/FC東京A

一気の連勝こそ前節止められたものの一気に階段を駆け上がってここまで持ってきたセレッソ。それは勢いだけでなく、選手達の特性を活かしながら整合性の取れたロジックがあってこそ成し遂げられたものだと思っています。ただ、ここからは絶対に勝たなければならないゲームでのプレッシャーも掛かってくるだけに、その中でいかに力を発揮できるのか・・・ここから地力が問われるのかも知れません。

こないだの鹿島戦のレポートでも書きましたが、後ろの粘りと我慢、前のポジショニングの良さと連動、それを精度の高いロングフィードと爆発的なダイナミズムで埋めるMF、これが全て揃ったことで機能し始めたセレッソのダイナミックなカウンターサッカー。しかし、駒が欠けたり、相手のバランス如何ではなかなか機能しないというのが課題。ただセレッソとしては出来れば5連勝が目標なだけに、嵌らない時や自分たちの出来が悪い時にいかに勝つかというのがポイントかなと。

この後勢いが持続するのかは、まあこの先を見てみないと分からないと言うのが本音。ただ、一番勝つ可能性の大きいサッカーをしているのかなという感じはします。というのも守備がしっかりしていて、攻撃もゴールを取れる形をしっかり持っているから。後は、その力を発揮できるかどうか、上が崩れたりすると本当にチャンスが出てくると思う。出場停止が多いヴェルディ戦、そしてその次のフロンターレ戦で連勝できるか。ふろん太は同じ匂いのするチーム同士の試合なだけにちょっと難しいことになりそう・・・・。

5位 ジェフユナイテッド市原・千葉 勝ち点 49/得失点差 +12
対戦相手:30/ジュビロH 31/FC東京A 32/レッズH 33/ガンバA 34/グランパスH

20節以来負けがないと言うことでかなり戦いぶりも安定してきていて、初のタイトルも獲ったり、充実期という感じのジェフ。勝ち点が49で唯一首位との勝ち点5差ということで不利なことは確かですが、ナビを見ても勝負強さが出てきていて、サッカーの中身はJ最高峰、大外まくり一気に虎視眈々でしょう。

まあ中身のことは色々と書いてきたのでスルーしますが、シーズンも終盤にさしかかり気になるのはコンディション。ジェフのサッカー自体他のチームに追随を許さない運動量、そしてその中で考える能力というのが高いから高質なサッカーが出来ると思うのですが、その中で走ることが出来なくなったり、考える能力が低下した時、自分たちが冒すリスクを支えきれない可能性も出てくるのかなと。ジェフがリスクを犯せる理由としては自分たちが沢山は知ることでそのリスクマネジメントとなり得るから。その後ろ盾をなくした時には崩壊・・・というのも充分考えられるのかなと。

それと出場停止も気になるところ。一戦一戦が大事になってくる中で、阿部勇樹と佐藤勇人、そしてストヤノフという代わりの利かない選手達がリーチになっています(ストヤノフは2試合停止にリーチ)特に阿部、リスクマネジメントをしながらバランスを取る役割を担い、またエースキラーを担い、キャプテン。彼のいないジェフが想像できないほど存在感は大きく、単なる駒の一つじゃないのは明白。佐藤勇人やストヤノフにしてもそうですが、チームを支える3人のカードは最も避けたい所かも知れません

ただ、この5チームを比べた時に一番状態が良いのはジェフかも知れないなぁと思っています。対戦相手としては非常に厳しいカードですが、彼らがしっかりとコンディションを維持できれば乗り越えれない相手ではない。まずはジュビロ戦。ジュビロの状態が落ちていますが、ジェフ自体が120分のゲームが二つ重なった後での試合と言うことでコンディション的には不安を抱える中での試合となりそう。勿論直接対決2試合は間違いなく激しいゲームになるでしょう。ただそれを越えそうな勢いを携えていること、一回目の対戦では3勝2分けで相性は良いこと、こういう部分を鑑みるとジェフにもチャンスはあるのではないでしょうか。

・総括

と言うことでやってみたわけですが、どこもシーズン終盤となって万全というわけにはいきませんね。ただ、その状況の中で粘り強く勝ち星を拾っていけるかと言うのがポイントになるのではないでしょうか。まあそんな中で差を生み出す要素になるのは勢い・・・かなぁ?一気に駆け抜けれる勢いを得たチームが優勝を掴むような気がします。

直接対決が大きなファクターを握るとは思いますが、結構消化されている(鹿島・セレッソは直接対決なし)部分もあるので、キャスティングボードを担うのは5チームのうち3チームと当たるFC東京でしょう。阿部・馬場・梶山が覚醒し始め、再び勢いを取り戻しつつある相手に対して、その勢いを受け止めて、勝負できるのか、FC東京がリーグ戦を盛り上げてくれるかも知れませんね。

優勝ラインとしては62~65ぐらい?まあ3位以下がひっくり返すためには5連勝が必要だと思っていますが、まあ今の状態を見るともう少し下がるかも知れませんね。まあ簡単に予想しちゃうと経験も携えている鹿島が有利かなぁとは思いますが、実際の所は分かりません。個人的にはレッズ(本命)か、ガンバ(対抗だか3番手だか)、それかジェフに優勝して貰って僕の優勝予想が正しかったことを証明して欲しいところアジアでの戦いぶりを見てみたかったり。ジェフの大外まくり一気、何か現実的に有りそうなんだよなぁ・・・。

予想が外れたからって石だったり缶は投げないで下さいね。ということでとりあえずここまで。

*後で出来たらマリ中心にプレビューの予定。実は試合の日を日曜日だと勘違いしてた。

*今週はJのレポートもするつもりだけど、優先順位はWCのPOになる予定。出来ればレポートも各試合、特にチェコとスペイン中心に。ウルグアイとオーストラリア、どっちも頑張れ(レコバにも頑張って欲しいけど、キューウェルにも頑張って欲しい)

*もうヒディングは準備してるんだろうなぁ・・・どんな感じになるのか興味津々。でも個人的にはうまく行って欲しくない。そんなにマジックみたいな事が可能なら、苦労しない。でもそれが出来そうで怖い。力は互角・・・ウルグアイ有利な気もするけど、コンフェデで見せたオーストラリアの華麗なサッカーも中身良かったからね。

*実際やったらハードなつぶし合いになるんだろうけど。こういう試合はやっぱり精神的な要素がクローズアップされるだろうし。

*ということでJのレポートが後回しになったらごめん。てゆうかマリの放送生ないの?本気で初回が水曜日な訳?遅くなって当然じゃん。

*個人的にレッズのあの熱いサポーターがアジアでどうなるのかとか、ACLに出ることであの傲慢な社長が今度はどんな手を打つのかなどなど、興味がある。アクリル板の出番?

*「ソンナムヤー」と「We are Reds!」のハーモニー(城南がどんな状態か知らないけど)

*キャプテンは利権に雁字搦めですな。それとも代表が絡まないからJ2なんて動かせるとか、本気で思ってる?キャプテン、それでいいのか?てゆうかヴェルディは本当に出る気なのね、ネタかと思った。

*もしJ2でACLに出るとしたら、先シーズンのA3とACLの時みたいに、チーム分割というのもあり得るのでは?でもヴェルディは保有人数が少ないし、そんなの無理なんじゃ・・・・。

*ジェフとか、ガンバもアジアで見てみたいけどね。あの暴力的な空気の中で綺麗なサッカーって出来るのかな?

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November 10, 2005

Viewpoint from Jef United -ジェフの戦ったナビスコファイナル-

何か取り上げようとするとタイミング悪く苦戦したりする・・・、いいけどさ。と言うことで激遅ですが、J.B.AntennaからJefな方々から沢山アクセスもあったことだし、中途半端にするのも気持ち悪いので。初タイトルを勝ち取ったジェフ側を少しだけ掘り下げてみます。

・「らしさ」が出なくても。 -成長の証明-

結果を求められるゲームに置いて、中身を問うというのはナンセンスかも知れない。ただ、両チーム以外のサポーター以外にも国立に詰めかけた観客にとっては、この試合に置いてのジェフのフレキシブルなサッカーは影を潜め、少し物足りない出来だったかも知れない。僕がジェフらしいなぁと思ったのは、前半の左サイドで坂本と羽生が速いパス交換から中に切れこみ前にフィードを送り、そこに3列目から佐藤勇人が長い距離を走ってもう少し!、というプレー、そして工藤が入ってペースが変わった後半頭ぐらい。ゲームの流れがそれを許さなかったというのが正直なところですが、相手のアタックに対して押し込まれ、阿部や佐藤も守備の対応に力を裂かなければならない時間も多く、そこで持ち味が消されてしまったという感じなのかも知れません。

ただ、それでもジェフが最終的に勝利を手にした。これはジェフにとってはタイトルと同じくらい大きなものなのではないでしょうか。ジェフが強い時はやっぱり内容が良い時。らしさが出ればリズムに乗って非常に強く、まさに美しく強いという理想に近いサッカーで勝利を得ている。ただ、良い状態というのは維持することが難しく、シーズン通じて良い内容のサッカーを継続するというのは、コンディション的に考えても無理。勿論相手あってのことで、自分たちの良さを出させてもらえない時もある(今回もそのパターンが当てはまるかな)ただ、そんな時に我慢を重ね、何とか勝利を拾うことが何かを成し遂げる時には必要。で、この試合のジェフは素晴らしいサッカーは出来なかったけれど、勝負強さを発揮して勝った。個人的には、そこに価値があるのかなと思いました。

良くオシム監督は、敗戦後にウィットに富んだジョークを交えて選手達の経験不足を嘆いたりしていましたが、そういう悔しい敗戦を糧に確実に選手達は学んでいたのでしょう。内容をクローズアップされることが多いチームで、泥臭い勝利は余りイメージにありませんが、実際彼らは泥臭い要素を積み上げて、華麗なサッカーに仕立て上げている。それと一緒で、選手達の中身にも苦い経験やオシムの教えが確実に積み上げられ、そして勝負強さ、泥臭くても勝つ必要性というのを理解していったのかなと。それがタイトルという形になったのではないでしょうか。

・ギリギリの所で賭けに勝ったオシム。

ジェフというとオシム。彼に対しても賛辞が鳴りやみません。勿論彼の力は、非常に大きく、選手達の信頼に応えるだけの素晴らしい手腕で勝利に導いたことに変わりはなく、素晴らしい監督に異論はないわけですが、個人的にこの試合に関しては非常に危うい選択をしていたと思うし、実際彼のゲームプランは破綻しかけていたように感じていました。

この試合の入り方として、
「選手は試合前に話したとおりにプレーしてくれた。中盤でマークをするだけになってしまうと、どうしても自分たちのプレーができなくなる。だから自分たちのプレーをするように強調した。」
と言うことを指示したようですが、これに関しては非常に危ういものだったのかなと。何が危ういかと言えば、マークの意識を高めなかったことや、何処まで付いていくのかという設定などで非常にあやふやになってしまい(又ガンバのアタッカーのポジショニングが非常に流動的でマークをずらす狙いを非常に意識していたと思う)、インターセプトを狙ったりするような攻めに出るような守備が出来なかった。

オシムの狙いとしては、守備に意識を裂きすぎることでリスクを掛けれなくなることを怖れたのでしょうが、リスクとしては掛けれていたけれど、それがDF陣に多く見られ(周囲が動き出さないことはあったにしても、DFの低い位置でのドリブルというのが目立った。セオリーとしては僕はこれは認めるべきじゃないと思う)、致命的なミスにも繋がった。ある意味反作用的な感じになってしまったのかなぁと感じました。

ただ、これにはもう一つ、選手達が必死に対応しすぎることでの消耗を抑えたいと言う狙いが隠れていたようです。ガンバが先行必勝を狙ってくることを見定めて、そこで必死になりすぎず、何とか水際で抑えて、相手が消耗してきたところで勝ちをさらいたいという狙い。これに関しては結果が表す通り、危機的な状況も有りながら、それを通り抜けPKまでは縺れ込んだものの結果的にズバッと当たった。もしジェフが最初から行っていたら、この日の出来・序盤の堅さとバランスの悪さを鑑みた時・・・・やられていた可能性は高まっていたかも知れませんね。

リスクがあるとしても自分の読みに責任を持ち、勝負を賭けれる監督。先見眼の鋭さ、経験による多数の引き出し、そして分析、様々な要素が絡み合い、この結果を引き出したのでしょうが、そこにリスクがあっても勝ちに最も近い選択をする。何かジェフのサッカーと似ているなと感じたり。だとしたら、選手が監督を信頼し、尊敬するのは当たり前なのかも知れないですね。僕にはこのプランが正しいとは思えないけど(余りにリスクが高すぎて・・・危険性を鑑みたら怖すぎる)、それでもこれでジェフを勝たせた、どっちが正しいかは明白でしょう。改めて、深すぎるよ、オシムたん。

・リスクを怖れない、これこそジェフの真骨頂。

このファイナルではプレーには余り見られませんでしたが、やはりジェフにはリスクと言う言葉あってこそのチームなんだなぁと、これを書きながら考えてしまいました。監督がそういう志向を強く持っていると言うことが大元だとは思いますが、それを実際ピッチでやっている選手達も恐怖の感覚が鈍いんじゃないかと思うぐらい躊躇がない。だからこそ、見ている側に爽快感やアグレッシブだなぁと思わせるのでしょうが、心臓が弱い監督がやるようなサッカーではないなぁと考えて笑ってしまいます。

僕はこの試合、結城のプレーに非常に疑問を持っていました。彼は確かにドリブルに自信を持っているのでしょう。抜く時は何人も抜くし、それがチャンスを生むと言うことも、何度も経験しているからこそ、それをチャレンジする(フクアリこけら落としでもストヤノフと共にスペースが空いたら仕掛けるという姿勢を常に出していたし)ただ、この試合では何度かアラウージョにかっさらわれたりして、あわや失点というピンチを生み出していて、DFとして一番やってはいけないことをしていたと思っています(試合を見ている時は「気負いすぎてるのかなー?」と思ってた)が、試合後のコメントを見てもあんまり反省している様子がない。普段のプレーにしても(もう書かなくても良いと思いますが)マンマークという守備メソッドを持ちながらチーム全体がポジションブレイクというリスクをためらわずに掛けること然り、佐藤勇人を核に(上に書いた結城にしてもね)低い位置の選手の攻撃的な思想然り。これはオシムメソッドの核である「リスクを冒せ」という思想の元、チームが作られてきた証明であり、それが基準となっている証明なのかも知れませんね。

現代サッカーに置いては、リスクというのは極限まで減らすものであり、それを冒さずにいかにゴールを奪うのかと言うのを突き詰められている感があります。象徴的なのがチェルシーであったり、ユヴェントスだったり。ただ、同じモダンサッカーでも、逆行する「リスクを冒せる」サッカーは強い光を放つ。そんな光をジェフが纏っているからこそ、評価されるのかも知れませんね。

と言うことで少しばかし褒めすぎて臭い感がありますが、まあご祝儀的にね。まあ、実際見ていて心臓に悪いチームだなぁと思うけど、まあそれがオシムの教えなんだからと言うバックボーンがチームにあるからなのかも知れない。それだけの信頼関係が結ばれている。まあそれが収まりが良いかな?この勢いをリーグに繋げて、又リーグも盛り上げてくれそうですね。てゆうか、そのコラム書こうと思ってたんだった!出来るかな?と言うことで今日はここまで。改めて、おめでとう、ジェフ。

*最近Fマリちゃんのことを書かなくなっていますが、あんまりネタがないし、特に書けるようなお題がありません。だって、もう不調からは抜け出したし、原因も「エース不在」で決まっちゃってるじゃん?まあそれだけじゃないにしても、実際いるかいないかで大きな違い。岡ちゃんのサッカーは「個々の存在感」というのが大事なのかも知れないなぁ(周囲の動き出しの意識とかももう少し何とかして欲しいけど)でもそうしたら岡ちゃんの言う通りステップアップのために必要なのは1ランク上の選手=大物?

*ユースは10-0で横浜ダービーを制した模様。沢山の人が冷え込みつつある新横浜で観戦してた様で、「ユースも俺たちの誇り」を体現していたり。相変わらず凄いっす。風邪引かないようにお気を付け下さいな。

*しかし、10-0って・・・・。そんなに力の差があるの?FCにユースがあったことさえ知らなかったよ。何処で練習してるんだろ?

*とにかくおめ!マイクマイクマイクでハットですか、ニヤニヤ。頑張れ頑張れ。

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November 09, 2005

嬉しいニュースと共に今日のニュース雑感。

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今日は色々とニュースが出てきたので、ニュースを。てゆうかめちゃくちゃ溜まってるし。それにしてもJはどうした?良いレスポンスだよ。

・Jリーグ、良い仕事。

来期からベンチ入り18人=J1(スポーツナビ)
J1来期から試合登録を18人に増員(ニッカン)

まず試合登録が+2で、18人とすることがJの実行委員会で決まった様子。これに関しては凄い良いこと。まずは試合の中での選択肢が増えて、チームとしての幅が広がること。枠が制限されていた時はどちらかと言えば、ポリバレントな選手が優先される嫌いがあったけど、これで少し余裕が出たことで、スペシャルスキルを持つような選手がベンチに入ったりして、そのスキルでゲームを盛り上げてくれたりしたら寄り面白くなるのかなと。

で、後は層の厚いチームは、16人の枠にどうしても若手が入ってこれないことも多いわけだけど、そういう部分ではよりチャンスが広がって彼らもリーグでの経験が得れる可能性が広がったこと。実際層の厚さに苦しんで伸びきらなかった才能というのが沢山いるわけで。そういう意味でも若い選手達の成長にも大きなきっかけとなるのかなと。

マリから考えればとてもありがたい。これで後藤や狩野にも経験が積ませて上げられたりして、才能を腐らせずにならなくてよさそうだからね。とにかく非常によろしい選択だと思います。Jリーグ、GJ!

東京V降格なら別チーム?アジアCLでJが検討(スポナビ)

で、これも良い事。昨期の天皇杯を獲ったヴェルディが降格しても出たいと言いだした事で、落ちた場合はどうするのか(これは前にサンガがそうだったけどね)もう一度その対応策を検討した模様。で、重要なのはその後。

「大体どうなんだ?天皇杯の2期前のチャンピオンに出場権を与えるのは。」

と言う方向性に向かって言ってる模様。椅子男が良いこと言った!

以前は「天皇杯の権威がどうたらこうたら」みたいな論調もあったけど、天皇杯自体に存在(時期的な要素として)意義を問われている状態だから、これに関しては変えた方が良いと思う。盛り上がりを見せたナビスコも勢いだけでは勝てないタイトルだから出場権を上げても良いと思うし、普通に2位を出して、首位独走みたいな事態が起きてもリーグ戦に張りが出ていい(個人的にはリーグ2位に出場権というのがスムーズで良いんじゃないかな?)

どっちにしても変革の方向で進んで欲しいなと。Jもまともなことをする。なんかおかしいものでも食ったのかしらん?この勢いで審判問題にもメスを入れて欲しいなと。

一つだけ言わせて、ヴェルディフロントはバカ?今の選手層でアジアは無理よ。マリやジュビロを見てご覧なさい。勝てなきゃ、良い事なんて一つもないわ。

・アンゴラ戦メンバー発表&新ユニフォーム発表。

キリンチャレンジカップ2005 アンゴラ戦メンバー

GK
土肥洋一(FC東京)
川口能活(ジュビロ)
楢崎正剛(グランパス)

DF
田中誠 (ジュビロ)
宮本恒靖(ガンバ)
中澤佑二(Fマリノス)
三都主アレサンドロ
坪井慶介(共にレッズ)
駒野友一(サンフレッチェ)
加地亮
茂庭照幸(共にFC東京)

MF
中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)
中村俊輔(グラスゴー・セルティック)
稲本潤一(ウエスト・ブロムウィッチ)
松井大輔(ル・マン)
小笠原満男(アントラーズ)
遠藤保仁(ガンバ)
阿部勇樹(ジェフ)
村井慎二(ジュビロ)

FW
柳沢敦 (メッシーナ)
高原直泰(ハンブルガーSV)
玉田圭司(レイソル)
大黒将志(ガンバ)

Schedule:
KIRIN World Challenge キリンチャレンジカップ2005 -Go For 2006!-
11/16(Wed) 19:20KickOff/vs アンゴラ(国立競技場)

JFA

と言うことで今日だとと全然知らなかったアンゴラ戦のメンバー発表。まあ特に目新しい所はないわけですが、東欧遠征の結果を見たり、怪我人の状態、出場停止などの問題を鑑みて、入れ替えが多少ありましたね。

とりあえず東欧遠征でテストされた選手の中で生き残ったのは、松井と駒野、そして村井と言ったところか。逆に選に漏れたのが箕輪と大久保。箕輪はリーグでも安定性を欠いた部分もあったし、レギュラーメンバーを越えるようなプレーが出来ていたとは言えないし、大久保に関してはスタメンを外れて出場機会が限られてきて苦しい状況。東欧遠征でも巡り合わせが悪かったこともあっていいプレーは出来ず。妥当な選択だったのかなと(ナカタコは日本に何で戻ってきたんだろう?出場停止と言うことだけど、そんなにスポンサーの力は強いのかしら?アディで契約してる選手は他にもいるんじゃないの?いないか?)

で、怪我人。福西と小野、そして最近復帰したドラゴンが見送り。他にもツネや加地が病み上がりなので、もしかしたらこれからと言う話もある様子。もしかしたら赤の若禿ブラジリアン辺りが選ばれるかも知れないね。マツは選ばれないと思う。

注目はナビスコを獲った阿部っちと引き続きの松井かな?阿部っちはジーコも起用したいようなことを匂わせているし、チャンスは少なそうだけど、本大会に滑り込むためにはここでのアピールは必須。コンディションも良さそうだし、プレーのスケールは非常に大きくなっているだけに楽しみかも。稲本も好調みたいだけど半々ぐらいで見たいな。

後は松井。ここでプライオリティが分かる。まあ小笠原との競争でまだまだ序列が変わっている気はしないけど、実際彼の起用に興味を示しているのは確か。チームに幅を持たせるものだと思うし、彼のプレーは異質。気になるのは時差かな?こういう形での移動は経験していないだろうし。

まあこんな所かな?俊輔が選ばれたのがすげー気に食わないけど、まあ代表ももう無駄に出来る試合は少ないから仕方ないかなぁ・・・・レンジャース戦にサンドイッチされてるだけに、心配だ。今節は出来悪かったし。まあドラゴンが助かったから相殺か・・・・。会見は下から。

アンゴラ戦メンバー発表時 ジーコ監督会見(スポナビ)

と言うことでメンバーはおしまい。ユニの話。

W杯用の新ユニフォーム発表 日本刀の模様を取り入れる(スポナビ)
日本新ユニフォーム発表!両脇腹に「刃文」(ニッカン)

そして色々と感想がアップされてる新しいユニフォーム。そういや、もう4年も変わってないのか。トルシエ時代は前はコロコロ変わってた印象もあったけど、確かに久しぶりね。まあこれに関しては慣れれば別にって感じかな。個人的には刃文の所はシルバーとか青白い感じでも良かったんじゃないかなぁと思ったりしたけど。後はnikeっぽいフォントに変わったけど、これはアディの新機軸だから嫌ならサプライヤー変えなきゃならんし。位置は・・・ねぇ。

ただ、機能性は素晴らしいと言うことで(今回は動きやすさにこだわったらしい。前回は湿気対策ということで通気性だったのかな?で、GKのシャツにも新しい技術が)、選手達が着やすいならそれで良いんじゃないかなと。

で、これはアンゴラ戦からとのこと。名前のフォントも気になるかも(レアル風味かな?親善試合では入らないことが多いけど)アウェーが何色か楽しみ(水色×白かな?)

・アジアは広いね、ACL。

ACL ChampionsLeague 2005 Final(2ndLeg)
Al ittihad(KSA) 4-2(Result 5-3) Al Ain(UAE) @Prince Abdullah Al Faisal Stadium,Jaddah
Ittihad:2'M.Kallon 33'M.Noor 57'J.D.Job 69'A.Dokhi Ain:55'pS.Ahmed 90'L.Tejada

ACL Official

と言うことでアル・イテハドが連覇。本当にむかつくぐらい強い。そうだねぇ、まずプレーのリズムはめちゃくちゃ遅めだけど、速い時は速い。そのスピードの変化の鋭さ。それと遅攻でも攻めきることが出来る技術レベル。速いプレーは少ないからミスが出にくい、囲まれてもにゅるっとキープして、パスで逃げて他で数的優位を作る。それをほとんどの選手が出来ちゃう。身体能力もアフリカっぽく強くしなやか。個のレベルで対抗しようとしても難しいだろうね。うまいよ、本当に。

まあ細かい部分では、付け入る隙はあると思う。妙にアバウトで怠慢なディフェンスとかもそうだし、GKも技術レベルとしては低い。個人さえ押さえ込んじゃえばというのは、確かにその通り。でもチーム全体の技術が高いから口で言うほど簡単じゃない。てゆうかカーロンとかジョブとか獲ってくる事って・・・・・厳しいね。

Jはレベルが均等しているから、個のレベルとしても分散されて、しかもスタープレーヤーは海外に出ていく。Jの中では面白いけど、海外競争力の向上というのは簡単なようで難しいかも知れない。しかし、アジアは広いね、ふぅ。

・プレーオフ控えて、スペイン。

WorldCup Germany 2006 Europe.Q PlayOff/Spain

GK
イケル・カシージャス(レアル・マドリー)
ホセ・マヌエル・レイナ(リバプール)

DF
カルレス・プジョル(バルセロナ)
カルロス・マルチェナ(バレンシア)
ミチェル・サルガド
セルヒオ・ラモス(共にレアル・マドリー)
ファニート(ベティス)
パブロ・イバニェス(アトレティコ・マドリー)
アシエル・デル・オルノ(チェルシー)

MF
シャビ(バルセロナ)
ルイス・ガルシア
シャビ・アロンソ(共にリバプール)
アントニオ・ロペス(アトレティコ・マドリー)
ビセンテ
ダビド・アルベルダ
ルベン・バラハ(共にバレンシア)
アルベルト・リベラ(ベティス)

FW
ラウール(レアル・マドリー)
フェルナンド・モリエンテス(リバプール)
フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)
ダビド・ビジャ(バレンシア)
ホセ・アントニオ・レジェス(アーセナル)

Schedule:
11/12(sat) Spain vs Slovakia @ Madrid(1stLeg)
11/16(wed) Slovakia vs Spain @ Bratislava

Football Weekly

ホアキンが外れたことが話題になってるけど、まあ出場停止も見据えてかなりメンバーを集めてるのかなと言う印象(まあどこのチームもやってる。ベティスのリベラが初招集)ただ基本的に変わらないのは、とにかくラウールと心中。アラゴネス爺の方針は全く変わらない。

まあ予選終盤になってようやくF.トーレスが目覚めて、ビジャ&レジェスのアウトサイド起用という新境地も見いだした(だからホアキンを外したんだと思う)。まあ予選序盤よりは状態は良いと思う。後は勝つだけって感じなんだけど、オプションの幅の少なさは気になる。上に書いたことだけど、ラウールと心中は良いにしても、バレロンとかデラペーニャみたいなパサーも必要な時が来る気が・・・。一人ぐらい入れても良かったかなと。良いアタッカーも使われなきゃただの駒。そういう意味でね。てゆうかバレロン状態あがってるのに。

まあとにかくここで負けられても困るので、頑張って。

・後は色々。バレンシア、そろそろ頑張れ。

ハーツ新監督にリックス氏(ニッカン)

ロマノフ王朝の新指揮官。誰?有名な人なの?まあチェルスキーと言うことはモウリーニョの元で仕事をしてたという事なのかな?それともラニエリの時?

あんまり優秀な人じゃなきゃ良いけど・・・・。

「バラックはレアル入り」とドイツ誌(livedoor sports)

まあ先の話だけど、今シーズン終了後にバイエルンを離れる噂の絶えないミヒャエル・バラックに関して、キッカーがギャラクティコの一員になるんじゃないかという話。まあどちらにとってもいい話。へーネスとブトラゲーニョも話を進めてるみたいだし、もしかして濃厚かも?でもユナイテッドも諦めていない気がする・・・・。

バレンシアのクライフェルトが監督を痛烈批判=スペイン(スポナビ)

はいはい、予想通り予想通り。まあ実際バレンシアの状態は相当悪いみたいだし、その中で使ってもらえないことにフラストレーションを溜めているのは仕方ないこと。

次はディ・ヴァイオがキレるのがいつかな?キケは大丈夫か・・・・?ベニテス帰ってきてくれないかなぁ・・・リバポ解任してくれないかな・・・・。

徳永、11月中にもバレンシアと契約へ(ニッカン)

と言うことで噂通りバレンシアに決まりそう。まあどうせレンタルで下部に飛ばされるだろうから、そこから頑張って這い上がれ。

一応書いておけばライバルは沢山いるよ。トップチームで言えば、今年獲得したミゲウ(良い選手だよ、攻撃参加に特徴有り)、アルビオル(守備にめちゃくちゃ不安有り)、カネイラ(CBと兼業)、クーロ・トーレス(長期離脱中)とこんな感じかな?他にもルス(アルビオルと同レベルだけど守備はアルビオルより出来る)がレンタルで出されてたりと、そうそう出番は回ってこない気がするけど。

Jにレンタルという話もあるみたいだけど・・・それはどうなんだろう?

モナコのジェラールが全治6ヶ月の重傷=フランス(スポナビ)

鶴、本当に鶴。

ジェラールはバレンシアにずっといてくれたら、こういう事にはならなかったのに・・・。

千葉MF阿部獲りへ仏2部グルノーブル動く(ニッカン)
千葉、阿部の海外移籍は本人の希望尊重(ニッカン)

まだ話が残っていたのか。それだけグルノーブルは阿部っちが欲しいんだね。まず最初の海外として、松井ルートは悪くないと思う。順応と活躍という部分で考えてもね。条件も悪くない、1部へのレンタルが補償というのもいい気がするし(獲ってくれるクラブがあればだけど)と言うことは完全移籍が基本線と言うことになるのかな?

個人的にこのタイミングは、WCを抜きにしたら、凄い良いタイミングだと思う。勿論オシムの元で学ぶことは良いことだと思うけど、そろそろ親離れして、個人として独り立ちしても良いのかなと。まだまだ成長できると思うし、その自覚で変われると思うし。まあどんな選択するか注目。

・最後にマリ関連。

久保全快!試合の反動なし(スポニチ)

本当に良かった、本当に。いつもいいプレーをした後には反動が出て、腰やら膝が痛くなっちゃってたけど、これがなくなったら、そろそろ完全復調も目処が立ってきたと言うことなのかも。嬉しいねぇ。

まあ岡ちゃんが久保頼りになって問題を全て覆い隠してしまうのは気になるけど、それでもエースの存在感は大きいね。とにかく再発だけは勘弁。まだまだ慎重に。

横浜GK榎本達也が右手小指骨折(ニッカン)

って、良いニュースの後には悪いニュース。今年は何となくこんな所からも流れが悪いね。達也良くなってきてたのになぁ・・・・。本人の日記(読みたい人はサイドバーからどうぞ)で種明かしがあったけど、疲労骨折なのかな?しかしそのまま試合出ちゃダメだよ、悪化したらどうする!

とにかく哲也頑張れ!チャンスだよ。

と言うことで久しぶり過ぎて詰めすぎた。まあそれでもあんまり前のニュースは入れなかったよ。そうしたらどうにもならなくなるからね。明日こそコラム(の予定)。と言うことで今日はここまで。

*ねぇ、Amazonから「J.League Winning Eleven 9 Asia Championship」の発売日変更のメールが来たんだけど・・・・。11/21(20日?)らしい・・・。それとも売り切れの苦しい言い訳?リリースされてるのかしらん?楽しみにしてたのに・・・・。

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November 08, 2005

Viewpoint from Gamba -ガンバの戦ったナビスコファイナル-

PK決着で幕を閉じたナビスコカップ。当たり前ですが勝者と敗者に分けられて、その様はまさに天国と地獄。で、その素敵な決勝を両チーム側から見ながら、少し掘り下げてみようかなと。まあ中立的な感じですが、様々な要素があったと思うので。ということで先に敗者から。

・西野朗の功と罪。

まずはこれですね。ガンバ側な方々は、「監督がオシムだったらうちが勝ってた!」なんて思った方も多いかも知れませんが、それだけあの采配ミスは痛かったと言うことで、西野監督に対してのこきおろしや批判なども目に付きます(逆にオシムマンセーの記事も、本当にどこまで見てるんだか疑問だけど)。勿論勝負に置いて、勝てば官軍、負ければ賊軍と言うことですから難しい部分ではありますが、彼のこの試合における采配は、罪だけではなかったのかなと。

良く監督業の仕事について「試合の前の要素が80%だ」なんて言うことも多いですね。まずは自チームのコンディション、そしてタスク的な施術によるチーム構築、そして相手チームを分析し、その対策を考え、それを又チームにフィードバックさせたり、他にもメンタル的な要素におけるマネジメントなどなど沢山の仕事があります。で、この試合に向けて西野監督がやってきたことはピッチの中で十分に表現されていたのかなと。これに関しては罪ではなく、功の部分です。

まずはメンタル的な要素、ビッグゲームの経験としてはガンバは代表選手を除き(ツネとかヤットは重圧の掛かる試合も経験しているから)そんなに沢山の回数をしているわけではありません。今シーズンは首位攻防戦として万博が満員になってホームとして大きなプレッシャーの掛かった対鹿島戦(9/24 G3-3A △)がビッグゲームだったかなぁと思いますが、直接的にこれがタイトルの掛かった試合だというのは初めてだと思います。その中でガンバの選手達はプレッシャーを感じずにのびのびとプレー出来ていた。ましてやいつもよりいいプレーをしていたぐらい印象を受け、それだけメンタルマネジメントはうまくいっていたのかなと。

そしてジェフ対策、チームの特徴として爆発的な得点数が目立つもののそれなりに失点も多いカラーを持っているわけですが、それだけ普段のリーグ戦では自分たちのサッカーを前に押し出して、その上で相手を叩き潰すといった戦い方をしてきたチームだと思います。しかしそのチームが今回は相手の特徴を抑えに行った。相手の流動的な攻撃の始動点となるポストプレーヤー巻誠一郎をシジクレイを核としたDFラインがハードマークで楔を入れさせないためのDFということを完璧に行い、又チーム全体も非常に守備意識が高く、しっかりとプレスを掛けて相手の速い展開も許さなかった。守備だけではなく攻撃に置いても、マンマークに付いてくるジェフのDFを想定して、アラウージョの受けるポイントを低めにし、それが功を奏して相手のマークがずれたり、曖昧になっていたりという部分も作った(まあこれは元々アラウがそういうタイプと言うこともあるし、ジェフの考えも絡む要素だけど)分析も非常に綿密に、そしてしっかりと捉えるべき所を捉えていたと言うことで、その効果がピッチに現れていたことは間違いないのかなと。

これを見ても準備段階の「80%」は素晴らしい施術だった。それだけに、その後の試合中の采配と言う要素でのミスは大きく目立ってしまいましたね(実際ベンチメンバーの選択と言うところでミスだったのかも知れない。松代・入江・宮本・吉原・松波の5人だったわけですが、普段の采配から考えるとアラウージョと大黒二人が同時に変わることは余りない。で、逆に良く変わる部分だったのが両サイド。二川の状態も100%じゃなかったし、松下に関しては90分というのも余り考えてなかったと思う。その中で水野が入ってきた時の対策として入江の起用までは見越していたと思うけど(前回の対戦時に水野に二発やられて沈んでるからね)その後、二川の交代の時に変わる駒である家長(それか、サイドの出来る攻撃的な駒、分からないけど寺田とか?)がベンチに入っていなかった。だったらアタッカーを一枚削ってサイドで起用できる家長の選択というのはあっても良かったのかなと。宮本の起用に関してはもう選択肢が狭まっていた中で、これしかないと言う感じだったと思うし)何となくこれに関しては監督としての勝負勘のなさ、そして勝負運のなさと言う感じです。逆にオシムはチームや展開を大局的に眺め、予測したりする能力に非常に長けていて、又自分の勝負運というのも知っていた。その辺は切ないですが差があって、又勝負を分ける一要素になってしまった。

ただ、西野さんは、良い仕事もしていたと言うことは事実、それは評価すべきポイントなのではないでしょうか。

・決定力のなさが導いたディスアドバンテージ。

昨日オシムのインタビューを「やべっちFC」で見たのですが、その中で「事前に有利と考えられていた方は、勝負が長引けば長引くほど重圧が掛かる」みたいな言葉がありました(ディティールは間違ってる可能性大)僕も試合を見ていて、90分で決まらなかった時にガンバやばいかな?と思ったりしたわけですが(これはたまたま)、PKとはいえ、実際結果はそうなってしまいました。これに関しては運という要素も絡んできますが、実際ゲームを有利に進めたガンバが勝負を決めきれなかったことで、様々なディスアドバンテージを握らされてしまったのかなと。

一つは、スタミナ。ガンバは序盤からタスクの充実(それとジェフのセーブモードというのも)もあって主導権を握り、勝負を決めに行くような攻撃を何度も見せました。実際それが出来る自信も力もあると確信してプレーしたと思うし、それが自分たちのスタイルと考えていたと言うこともあるのかなと。もう少しの所までジェフを追いつめていましたが、そこで決めきれないことで導いてしまったのが延長戦。90分間激しい試合をして、しかもガンバはそこでかなり行っていたことを考えたら、延長戦はスタミナ的に苦しくなるのは摂理。想定範囲外の時間、で、パナソニック宜しく電池切れになってしまっていたのかなと。本当にぱたっと足が止まり、逆にとどめを刺されてもおかしくなかった。

そしてもう一つは、プレッシャー。事前の予測としてはその時の状態をも鑑みてジェフの方が有利を見られていた様な気もしますが、ゲームの中ではガンバの方が良かった。ただ、その実が伴わなかったことで段々ガンバの方にプレッシャーが掛かっていったというのはオシムのコメントの通り。これはサッカーの摂理ですね。流れを捉えていても実が伴わなければ、少しずつ相手の方にサッカーの神様が相手に味方する。そういうことが選手達も分かっているからプレッシャーが掛かっていく。そしてそれが最後、PK戦に影響したのかなと(逆にジェフの方にはここまで持ってこれたと言うことでプレッシャーは軽減されていたのかも知れない)

そういう意味ではやっぱり決めきることの重要性というのが証明されるような一戦だったのかも知れませんね。その責任を果たせなかったアタッカー陣は批判されてしかるべきだったのかも。こういうところで決めてこそエース、クラックというもの。ただ、ここまでの働きを考えたら批判できないですけどね。

・この経験は安くない、次に繋げる必要性。

まあガンバとしては、本当に痛い敗戦となってしまいました。これで怖れていたJ初年度加入クラブで唯一のノンタイトルホルダーとなってしまったと言うことで、不名誉なレッテルを頂いてしまったこともそうですが、この負けはここまでの勢いを絶つぐらい大きな敗戦であること。これから勝負所であるリーグ戦に向けてとても辛い状況です。

しかし下を向いている暇はありません。すぐに今度はリーグの勝負所がやってきます。てゆうか5戦全てが勝負所と言っても良い試合が続きます。多分節を重ねるごとに状況が詰まってきて、どんどんプレッシャーも大きくなると思う。その中でこの経験が大きな糧となってくるのかなと。

今回は相手のジェフもそんなに経験豊富なチームではありませんでしたが、今度の相手はタイトル争い慣れしているチームが大半です。そういう相手と競う時にこの経験を活かさなければガンバとしては苦しいだけに、この経験を出来るだけ消化して、この先のリーグに繋げていって欲しいなと。まだまだ挽回の機会はある。

と言うことでガンバ側を考えながらナビの決勝でした。まあチーム的な要素としては、リーグ序盤のようなアタッカー同士が尊重し合うコンビネーションプレーの再構築からの再点火というのが必要かなぁと感じました。まあガンバは前が湿っていては安定して勝ち点を積み上げることは難しいと思うので、やはり前線にもう一度火が付くかどうかと言うのがこれからの鍵になってくるのかなぁと。何となくガンバを見ていると、いつぞやのレバークーゼンを思い出してしまうのですが(リーグでも2位、カップでも準優勝、UCLでも準優勝、盛り上げるだけ盛り上げて実を手にすることが出来なかった)そんなことにならないことを祈りたいものですね。と言うことで今日はここまで。

*日本代表ユニの話題が発表になり、それに対して一喜一憂。まあ実際どんなデザインでもある程度見慣れるだろうし・・・・。しかし水色は使わなくても・・・って感じはする。青都銀と可だったらかっこよさそうだけど、そうでもないかな?まあ機能性が凄いらしいし、選手達が着やすければなんでも良いけど。

*てゆうか何故日本にナカタコがいるんだろう?

*マリもアディだけど、これは日本代表スペシャルだから、フランス代表の新しいデザインとかと一緒になるのかな?FC東京とかコンサとの兼ね合いもあるんだろうけど・・・・。

*明日はジェフの予定だけど、ジェフに関してはいろんな所で語られてるし、勝者には褒めるだけなので、別にやらなくても良いかなと思い始めてる今日この頃。でもオシムの判断は賭け的要素が強い気がしたんだけど、それも勝てば官軍なんだろうなぁ。

*でもオシムの采配にヒディングを見たよ。オシムはチームもアグレッシブにリスクを冒せるように作ったけど、自らもリスクを冒して選手達だけに任せていないというのが凄い理由なのかも。書くとしたら「リスク」が主題になりそう。

*まあ目新しいネタもないのでゆっくりやりますかね。

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November 07, 2005

ユナイテッドに残る執念@Premiership Manchester.U vs Chelsea

予定を大幅に変えて、ユナイテッド-チェルスキーのゲームレポートを。現在のプレミアシップの覇権は、基本的に3強(4?)に絞られていて、自ずとその強豪同士の対戦は激しくなりますね。まあ重要度が高いかどうかと言ったら別なんですけど。僕がプレミア勉強中と言うことで、たまには。まあ簡単にですけど。

England PremierShip Week 12
Manchester.U 1-0 Chelsea@"S"old Trafford
Man U.:31'D.Fletcher

ユナイテッドスタメン:GKファン・デル・サール、DFブラウン、リオ・ファーディナンド、オシェイ、シルベストル、、MFアラン・スミス、フレッチャー、スコールズ、FWクリスティアーノ・ロナウド、ファン・ニステルローイ(→朴智星)、ルーニー

チェルスキースタメン:GKツェフ、DFパウロ・フェレイラ、ギャラス、ジョン・テリー、デル・オルノ(→カールトン・コール)、MFマケレレ、ランパード、エシアン(→グジョンセン)、FWダフ、ドログバ、ジョー・コール(→ショーン・ライト・フィリップス)

前半
ホーム、そしてこの試合への意欲からか、かなりアグレッシブにアプローチに行くユナイテッド、それを受ける形になったチェルスキという序盤の展開。ただ、軽率なボールロストを誘えないためショートカウンターのような展開は作れず、自ずと繋ぎながら崩すというタスクを課されたユナイテッドはボールを動かしながら、サイドからうまくダイレクトプレーを絡めて、がっちりとゾーンを組んだチェルスキのDFをなんとか揺さぶろうと言う意図が見える。しかし、集散が速く、又1vs1でも強さの揺るがない質の高いDFは崩れない。

崩し切るとまでも行かないまでも、リズムはしっかりと掴んでいたユナイテッドは、一瞬の隙を突いてバックラインからフィードでニステルローイがうまくラインをかいくぐったり、スコールズ、ルーニーと連続して長いレンジなものの勢いのある際どいミドルを狙うなど、フィニッシュシーンも見え始める。ただ、それを凌いでからは、徐々にチェルスキーがリズムを押し戻し、カウンターも実を結ぶようになる。展開としては少しずつ激しくなるかなと思われた30分過ぎ、ゲームが動く。右から速いタイミングでクロスみたい入れられた楔をルーニーが受けて、ワンクッション置いて左に待つクリスティアーノ・ロナウドへ、ロナウドはシンプルに中に折り返すと、ツェフの判断ミスもあってボールが流れ、そこに反応したのは大外に入り込んでうまくラインをかいくぐったフレッチャー、角度もコースもなかったものの浮かせるようなヘディングがファーに飛ぶとDFのカバーも届かずに先制点!

結果的にユナイテッドのダイナミックな攻撃が実った形か。ボールの動き方は非常にスピーディで、チェルスキーのアプローチも間に合わなかったし、その中でロナウドのシンプルなタイミングでの(シンプルなのが功を奏したか)クロスがツェフの判断ミスと大外のマークミス(エシアンかな?)を誘ってと、珍しく二つのミスが絡んでしまいましたね。最近負けてることの影響かなと邪推。ただ、シュート自体が素晴らしい文句の付けようのないコントロールヘッドでした(ただ、狙ったどうかが問題)

この後、ユナイテッドは得点の勢いを表すかのようにボールの周りもスムーズに、しかしビハインドを負ったチェルスキーも前に出始めて、ゲームの展開がアグレッシブに。ユナイテッドもそのパス回しを活かして、攻め込むもののそこはチェルスキーがやらせない。そしてそこから出来ればカウンターを狙いたいチェルスキーでしたが、速い攻撃はなかなかさせてもらえない。しかし、出来ない時はサイドをシンプルに使い、ドログバの高さをファーで活かし、こぼれたところを狙うという形でユナイテッドゴールを脅かす。その他にもセットからテリーの惜しいヘッドがあったりしたものの結局実を結ばず、1-0で終了。

後半
それにしてもユナイテッドのボールのスムーズな周りは衰えないサイドのサポートも速く、局面で数的優位を作りクロスボールという形で攻める。どうもチェルシーは前に意識が行っていてDFは少し甘くなってきたか?ルーニーがバイタルでボールを持ち、ラインが収縮した外側にはい言ったクリスティアーノ・ロナウドへループパス、速いタイミングでグラウンダーの折り返し、これをニステルがすっと顔を出してダイレクトで打つが、宇宙開発。2点目はさすがにまずい。

モウリーニョはなかなか攻めがうまく行かない展開を打破しようと、エシアンに代えてグジョンセンを投入(同じポジションに入ったよ、一応ね)。その効果はすぐに出る。これにより中央でキープしたりと落ち着きが出ると、追い越すダイナミズムでDFラインを突破、最後は混戦から倒れながらドログバが押し込むがこれを枠に収めることが出来ず、追いつけない。

ただ上記の通り、中盤にアイデアと流動性の出始めたチェルシーはダイレクトプレーから連動して追い越してバイタルに侵入したり、ウインガーの空けたスペースにグジョンセンが流れたりと、これまで見れなかったポジションブレイクからユナイテッドのDFを揺さぶる。この展開にユナイテッドは完全にカウンターシフトに移行。際どいシーンの連発にゲーム自体が荒れ始めたのもこの頃から。前半はにこやかにゲームを諫めていたクレアム・ポールもカード連発。

そんなこんなでチェルスキーの猛攻は収まらない。アーリーをうまく納めたドログバが粘って中に流すと、走り込んだランパードが狙うがファン・デル・サールがなんとか速い飛び出しで凌ぐ。次。うまく左サイドに展開してフリーマンを作ると、クロスにペナまで侵入していたデル・オルノがアクロバティックに飛び込んでシュートも枠外。もう一個左サイドからクロス、ドログバが絡んで外で待ち受けたランパードが打つがDFに当たって枠に飛ばない。ユナイテッドはしっかりと集中して絶対に楽に打たせないという執念を感じるディフェンスを見せる。

決まらないチェルシーは攻め手を強める交代、ジョー・コールに代えてSWP、デル・オルノに代えてカールトン・コール(いたのか!てゆうかクレスポベンチにも入ってない・・・怪我?)投入。モウリーニョメモもテリーの手に。ユナイテッドも動く。この展開では活きないニステル(何故かこの日はキャプテン、最近見てないから分からなかったけどそうなったの?)から朴智星にスイッチ。チェルシーはSWPのミドルが飛んだりしたが、少し勢いが落ちて押し込めなくなり、逆にユナイテッドにもチャンス。朴がCDFの隙間に入って競ったことでこぼれ球となり、それに反応したルーニーが強烈にミドルで狙うもののこれはなんとかDFが足に当てる。CKでも際どい、外まで流れてシルベストル押し込めればと言う形でゴールに迫る。ユナイテッドはこういうプレーで勢いを取り戻し、前からの速いアプローチディフェンスが復活。チェルシーとして苦しい。

結局最後に又猛攻があったもののユナイテッドが粘って、ロスタイム4分まで集中が途切れず、凌ぎきったと言う形で終了。ユナイテッドがチェルスキーを完封と言う思っても見ない形で(失礼)、ユナイテッドにとっては久々に溜飲の下がる気持ちいい勝利(特にユナイテッドサポの喜びようと言ったら、鬼の首を取ったよう 苦笑)てゆうかプレミアで初黒星ですな。

両チームとも直前のUCLではまさかと言っていい敗戦を喫し、その中でのこの試合でしたが、その敗戦により強い危機感を持っていたのは間違いなくユナイテッドの方だったのかなと。その差がこの結果となったのではないでしょうか。玉際への一歩の寄せと激しさ、水際での執念、一つ一つの反応の速さと積極性、鋭いユナイテッドという感じで、この日は単純にチェルシーより「強かった」のかなと。

チェルシーの方は、こういうチームの宿命か先制点を獲られ、ビハインドをはね返す必要性を迫られた時に、どうしても難しい部分があるのかなと。チームの方向性として、やっぱりこのチームには先制点という部分が大きな要素だと思うし、それがこの試合は取れず、相手が非常に集中していて、ミスや隙を見いだすことが出来なかった。まあ今日に関しては辛いところでしたね。後は、相手の穴を生み出すタスクを担うドログバがこの試合では存在感を示すことが出来なかった事も痛かった。まあチェルスキーが負けるのを見るのは珍しくて得した気分になりますな。でも少し勢いが落ちてきたかな?でも早々勝てるチームがないのも確かかな。

と言うことで珍しい事しちゃいました。まあ激速レビューもたまにはね。てゆうかそれを期待している人はいないだろうけど(苦笑)と言うことで今日はここまでっす。明日こそ予定通りにやるつもり。

*アラン・スミス格好いいなぁ、惚れる。凄い激しく戦ってた。キーンの後釜?てゆうかJに来たら何枚赤いの貰うんだろう・・・。でも坊主嫌(ギャルサポみたい)

*しかし、もうアラン・スミスはMFに転職なのかなぁ・・・寂しい。グジョンセンが凄い良かったと思う(脈略がない)

*今日書こうとしていたモノは、2転3転しちゃいました。

*本当なら昨日のナビ決勝を掘り下げるというか、両チーム側からの狙いだったり、プレーという分析をしようと思ってたのですが、出来なかったので、又明日に持ち越し。

*変わりに俊輔の試合でもやろうかなと思ったけど、かなりグダグダでしかも俊輔はあんまりやる気がなく、ほとんど輝かなかったのでそれも却下。

*とりあえず生だからこっちをやったけど、UCLのユーヴェ-バイエルンを地上波でやってたからそっちの方が良かったかな?

*僕の中の小さな疑問、ツェフの綴りは基本的にはどれ?チェフ?ツェホ?ツェフ?エシアンもわからないの。エッシェン?エシエン?エシアン?それとミカエル?マイケル?教えて、えろい人。

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November 06, 2005

全てを振り絞って@NABISCO Cup 2005 Final

最高の天気と最高の舞台、そして決勝らしい緊張感溢れる試合、とても素敵でした。と言うことでナビファイナル。外野が期待した様な特徴を出し合うスペクタクルな試合とまではいかなかったけど、それでもタイトルを掛けて戦った両チームにまずお疲れ様と言いたくなるように全てを尽くしたゲームだったのではないでしょうか。

J.League Yamazaki NABISCO Cup 2005 Final

ジェフ 0-0(EX 0-0/PK 5-4) ガンバ@国立競技場「全てを振り絞って」

Super Soccer

ジェフスタメン:GK立石智紀"MVP!"、DF斎藤大輔、イリアン・ストヤノフ"鬼神"、結城耕造、MF阿部勇樹、佐藤勇人、坂本将貴、山岸智(→64'水野晃樹)、羽生直剛(→46'工藤浩平)、ガブリエル・ポペスク(→72'林丈統)、FW巻誠一郎

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DF実吉礼忠、シジクレイ"壁"、山口智、MF遠藤保仁、橋本英郎(→109'吉原宏太)、松下年宏(→67'入江徹)、二川孝広(→89'宮本恒靖)、フェルナンジーニョ、FWアラウージョ、大黒将志

前半
タイトルマッチ特有の緊張感の中で、堅さが見えたジェフはどうもいつもとは違う印象を受ける。ポストマン巻がシジクレイを核としたDFに封殺されたことが大きいと思うが、周囲の反応の遅さ・動き出しの遅さも目立ち、パスコースメイドが少なく、それにより低い位置からのドリブルに頼ったりと(これに関しては良くあるパターン化と思われるかも知れないけど、これが主体のチームじゃない。あくまでも、アクセントとしてのオーバーラップだから効果がある)、非常にちぐはぐな感じ。逆にガンバの方は、精神状態は落ち着いていたのかなという印象。普段通りどころか守備に置いては出来が非常に良く、起点を殺すDFだけでなく中盤でもしっかりとアプローチして、楽に中盤を作らせず、相手のドリブルをカットしてショートカウンターという形を見せたりと、守備から攻撃という良いリズムを生み出す。

タスク的に見ると、ジェフは全体的にマークがはっきりせず、ポロポロフリーマンが出てきたりとルーズな印象。抑えるべきアラウージョの所もそうですが、フォアチェックに置いてもシジクレイをフリーにしていきなりループのスルーパスを出され大黒に決定機を与えたり(これは枠を逸れる)、遠藤が悠々とボールを持ったりと、中盤でも余りプレスが掛からない。動き回る相手に対して最も重要な「誰が見る、どこまで見る」という部分が曖昧だったのかなと。オシムが「相手をマークするだけでなく、自分たちのプレーをしよう」と試合前に話していた様ですが、守備が曖昧になっていた事で、自分たちのスタイルであるポジションブレイクからのアグレッシブな攻撃の素地を失う結果となり、自ら崩れていった側面もあったのかなと感じました(最もジェフらしいと言える佐藤勇人の最前線への飛び出しが2度ぐらいしか見られなかったことを見ても、やりたいことが出来ていたとは思えない)

逆にガンバとしてはまずディフェンス。ジェフのやりたいサッカーの始動点となるポストワークという部分で曖昧な受け渡しをせずに、巻を完全に警戒下に置いて厳しいチェックを掛け、ほとんど仕事をさせず彼を消した。これで主導権を握り、ポゼッションを握ったガンバはジェフに対応させる形を取れたため、相対的にポペスクや羽生のポジションを押し下げ、ポスト→サポートという過程まで封じ込めることに成功(下がることで距離を離させ、速いタイミングでの落としというのを不可能に。そういうことが出来る距離にいないから楔自体の本数も少なかった)。自滅的な要素はあるにしても、ジェフは攻撃のとっかかりを掴めなくなり、攻撃における流動性を失ったのかなと。

まあ相対的にガンバが主導権を握るのは、明らか。マッチアップを見ても1vs1で優位に立てるポイントがあり、ガンバとしてはこの時間帯にゴールを獲りたかった。が、非常に出来の良いチームとは裏腹に、アタッカー達のシュート精度と決定力が戻らない。1stチャンスであったシジクレイ→大黒のチャンスもそうでしたが、アラウージョが鼻先で結城をかわし左サイド独走、そのまま突っこんで角度はないものの1vs1と言うところまで持ち込んだものの、立石の我慢ある対応(動かずにシュートを待つ事でコースを開けず、最終的に股で挟むという形でストップ)に凌がれたり、大黒がクロスから2度ほど良い形で合わせたものの共にしっかりとしたシュートとならなかったりと、ゴールの神様に見放されたかのようにゴールが獲れない。結局ガンバペースは続いたものの0-0で折り返す。

後半
開始時にほとんど存在感の無かった羽生に代えて(怪我の様子)、工藤を投入。序盤も前半の流れを継続してガンバが攻め立てるが、少しずつ整理されてきたジェフDF陣はしっかりとブロックを作り、ペナに入れないようにしっかりと守って決定機を許さないガンバも前半同様巻を抑える形は変わらず、工藤が入ったことでジェフの攻撃の流れはある程度スムーズになるが、それでも最後の所で入ってくるクロスやパスをシジクレイが壁となってはね返しまくり、守り合いの様相を呈してくる(ポペスクのシュートはめちゃくちゃ惜しかったけど、藤ヶ谷がしっかり反応。うまく入り込んで、ターンからシュート)

ジェフは山岸→水野、ポペスク→林と次々と投入し、何とかこの流れを代えたいと言う狙いが見えるが、ガンバも松下に代えて入江を左サイドに入れて水野対策、二川を右サイドに移す。一時非常にオープンとなって、両チームのゴール前のシーンが変わり変わり来る様なオープンな展開になるが、それもゴールに繋がらず、段々選手達に疲労の色が。その中で一気に押し込んでいったのはガンバでした。

セットプレーからシジクレイがGKの前ですらす形で合わせたボールは枠を逸れる、しかしその後も右よりペナ手前でのFKを遠藤が狙うがこれは立石がフィスティングで逃れる、遠藤のコントロールシュート(これも惜しかった)のリフレクションにアラウージョが反応し、詰めるもののこれも立石が素晴らしいタイミングで飛び込んで凌ぎとゴールが繋がらない。ジェフはこの時間帯ほぼ専守防衛。そんな中で二川にアクシデントが起き、ここで西野監督が選択したのが宮本。これが裏目に出てしまう。

獅子奮迅と言うにふさわしいリアルファイトでほとんどの攻撃をはね返し続けたシジクレイが前に出たことで(橋本が右に出る)、ここまでの機能性が落ちてしまい、DFラインでの対人能力と言う部分でも下がってしまう。そしてそこを突かれた形で、ゴールネットが揺れる。左サイド深くで工藤が2人に囲まれながら、顔を出した佐藤勇人へこじゃれたパスを通し、そのままクロス、一枚前で潰れる形で外に通ると巻が山口に突っこむ形で詰めてこれが決まるが、このプレーに対してプッシングを獲られてノーゴールの判定。微妙なプレーだったが(大体巻のどこに当たったのか、山口の身体に当たった感じがしたけど・・・)まあ獲られても・・・と言う感じ。結局後半もゴールは生まれず延長戦へ。

延長戦
もう完全に消耗戦の様相を呈してきた延長戦、どちらの選手も足をつらせる選手が続出する位の激しいものでした。右サイドの水野の突破やシンプルに裏を狙う形のジェフがまさに電池が切れたように動けなくなったガンバに対して激しく攻め立てるが、ガンバが粘りあるディフェンスで何とか凌ぐ。度々訪れるガンバのチャンスに対してもストヤノフを中心に、既に落ち着きを取り戻していたディフェンスでやらさない。結局0-0のまま試合は終わってPK戦に勝負が委ねられることになりました。

PK戦
PK戦は一発目で勝負が付く、ヤットがタイミングをずらすキックを立石がしっかり我慢してストップ(アラウのシュートが伏線だったかなぁ、前半のやつ。我慢出来てた)逆に準決勝で素晴らしいセーブを見せて決勝に導いた藤ヶ谷がこの日は止められず(林のキックに対しては当たったんだけど、後は全部逆。あれだけ当たってた読みが当たらなかったね)、結局ジェフは全員が5-4でPK戦を制し、クラブ創設13年目にして初のタイトルを獲得しました。

期待されたようなスペクタクルなゲームにはならなかったけど、タイトルマッチらしい緊張感溢れるゲームになって、内容重視の両チームの勝負に対する執念が見えて非常に面白かったです。勝負としては通常時間では終始ペースを握っていたガンバが勝負を決めきれなかったことが全てでしょうが、あれだけぶれていたジェフが時間と共に落ち着いてしっかりとした守備を取り戻し、最後の方はプレスまで取り戻すという強い精神力を見せた事、それを可能にした体力的アドバンテージが活きた形になったのかなと。PKに関してはもうあれはしょうがない。まあこれは妄想でしかないけど、序盤堅かったジェフは自らその緊張を解いていったのに対し、ガンバは序盤は普段通りゲームに入り、いいプレーをして勢いを纏っていいプレーをしていたのですが、段々時間が進めば進むほど勝負のプレッシャーに飲まれていったと言う感じもしました(特に監督ね)まあ妄想でしかないわけだけど。

それにしても、勢いだけでは勝てない重さがタイトルというものあるのかなぁ。実際ガンバの方が自分たちのサッカーが出来ていたと思うのだけど、その勢いがあっても勝ちに結びつかなかった。ガンバにはそういう意味では辛い試合となってしまいましたが、それも又サッカー。こういうゲームではメンタルゲームとなる部分が大きいし、そこで最後にやられちゃった。でもこの経験が次に繋がるわけで(レッズ然り)決して無駄じゃないし、無駄にしちゃいけない。何よりもその経験を生かす場がすぐに来る。この経験から何を学び、次に活かすか、そこが楽しみです。

まあその比較じゃないけど、ジェフは様々な失敗を繰り返して、学んで、勝負と言う部分でどんどん逞しくなっていたのも事実。この試合はジェフらしいサッカーはほとんど表現出来なかったけど、それでも切れず我慢して勝てるチャンスを待てた。それがこの試合ではPKだったわけだけど、そこまで待てたのが、勝因でもあり、このチームの本当の成長をなのかも知れない。オシムたんは良く経験不足を良く嘆いていたけど、そんな教え子達が逞しくなってることに何を思う・・・。

本当なら両チームの視点から見た分析なんかをしようと思ってたけど、明日やろうかな?とにかくジェフおめでとう。きっと今頃13年分の美酒を味わっていることでしょうね。十分に味わって下さい。そしてガンバはその美酒が味わえるように、前を向いて欲しいなと(僕の優勝予想のためにも、本命はレッズ(エメ有)な訳だけど。マリ抜きだと)と言うことでここまで。

*西野さんの試合の準備段階までの優秀さと試合中のありゃりゃ?と言う部分の落差が泣ける。日本人指揮官の弱さかねぇ、最後の最後が弱気の顔を出た感じ。

*もし準決勝2ndLegのすぐ後に決勝があったら勝ってたかなぁ・・・巡り合わせも悪い。アタッカーは水物だなぁ。あれだけ枠に飛ばせる感覚を持っていた大黒のシュートがさっぱり。切ないねぇ。これも西野さんの勝負運?

*巻って足には信頼無いんだなぁと思って切なくなっちゃった。信じて上げて下さい。でも良く決めた。

*この試合のオシム解説が聞きたいよ、本音の所で。抑えさせたのか、コメントの通りなのか、ガンバ対策が外れたのか、それとも対策を取っていなかったのか。あんなにマークがずれたのはここ最近では見たことないしなぁ。結城のドリブルとかは実際どうなのさ・・・。FAでやらないかな・・・。

*で、実際オシムたんはやめちゃうの?オフトの様に・・・・。

*帰ってきてから考えすぎて疲れて寝ちゃったよ。オシムたんは僕に疑問を投げかけるよ。

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November 04, 2005

譲らない、譲れない@NABISCO Cup 2005 Final Preview

いよいよ明日はナビスコ決勝ですね。僕も国立に行く予定。まあ本当ならマリが国立に行けてれば良かったのですが、まあ負けちゃったので仕方ない。ただ、ジェフとガンバ、タイトル童貞同士の対決と言うこともあって、勿論勝った方はクラブ創設以来の初タイトル、歴史的ですな。ただ、まあそういう側面よりも今年この二つのクラブが見せてきた積極的なサッカーがぶつかり合い、タイトルを争うという試合をすると言うのが楽しみと言う方が正しいかな?と言うことで明日のプレビュー。

J.League Yamazaki NABISCO Cup 2005 The Final

ジェフ vs ガンバ@国立競技場「譲れない、譲らない」
Jef              Gamba
   林    巻      アラウージョ 大黒
     羽生         フェルナンジーニョ
坂本        山岸  家長        二川
   阿部  佐藤勇      遠藤保  橋本
斎藤 ストヤノフ 結城   山口 シジクレイ 実吉
     立石             藤ヶ谷

まあ色々と情報は出ているのでまずその辺の周辺状況を整理。ジェフは、ここのところほとんど負けずにここまで到達。勝ち点を落としたとも取れる試合もありましたが、それでも難しい試合をしっかりと勝ち取れるような力強さも出てきており、かなりチーム状態は上向きなのかなと。メンバー構成的には前線で巧みな技術で起点となるマリオ・ハースが出場停止ですが、他に主力の怪我人などはなく、ある程度万全の体制で臨めそう。ここ数試合スタメンをポペスクに譲っていた羽生もある程度状態が戻ってきて、スタメン復帰が濃厚。前回対戦時に2ゴールでガンバを沈めた水野のスタメン抜擢もあるかも?知れませんね。

逆にガンバの方は現在2連敗中。どのチームもある程度ガンバ対策というのは見えてきていて、前線のアタッカーを起点時に潰すと言うことが徹底されて、ここまで発揮されていた圧倒的な破壊力はなりを潜めている状況。大黒の不調は結構深刻で前節はついにスタメン落ち、ただその代わりに入った吉原も空回り気味でアラウやフェルナンジーニョとリンクせず、どうも優勝に向けて雲行きが怪しくなっていて、ジェフとは真逆にした向きの状況は余りイイとは言えないかも知れませんね。で、メンバーのことですが、まず気になるのは宮本の怪我。一時は絶望と見られていた右膝の怪我でしたが、大黒の怪しい粉の成果かかなり急激な回復を見せ、明日はベンチ入り濃厚の模様。さすがにスタメンにはしないみたいだけど。二川も怪我の回復は順調で前節半分出ている事もあって、この試合はスタメンもあるかも(無ければ渡辺光輝が出場停止のはずなので松下かな?前節は・・・だけど)後は大黒か吉原かと言うところかな?さてさて・・・。

この一週間、この大事な試合に向けての調整法は両者対極的。ジェフは粛々と普段通りを装いながら、落ち着いた感じで対策を進めているのに対して、ガンバは西野さんがタイトルへの渇望を煽るようなビデオ上映会を開いたり、ガンバ一筋13年、襟が無くても襟が立っている人、松波正信選手が選手生活に幕を引く発表をこのタイミングで行い、それがガンバの選手達に更なる火を付け様としている模様。と言うことで、テンション上げて行こうという姿勢が伺えます。さあ、そしてゲームの方の分析に入ろうと思うのですが、まず両チーム分けながら。

Side JEF/タイトルマッチのプレッシャーと脅威の中でリスクを獲る勇気。

まずはジェフ側から。実際彼らもここ数年でタイトル争いに絡み、プレッシャーの掛かる試合を経験してきているだけに、殊の外「未経験」という事ではないと思います。しかし、この試合に全てが掛かるというプレッシャーは何度経験してもあるもの。そのプレッシャーの中で自分たちの最大の武器である、ポジションブレイクからのアグレッシブなサッカーを展開出来るかどうかと言う事が非常に気になります。

ジェフの展開するサッカーは、非常にコレクティブで運動量も高く、ある意味では日本人が見本にしたい素晴らしいサッカーであることには異論がありません。しかし、そのサッカーの中にはリスクを抱えていることも事実。マンマーク型のディフェンススタイルを獲っている中でポジションブレイクをすると言うことは、不用意な獲られ方から速攻を喰らえば、数的不利を負って即失点に繋がるような危険にさらされる可能性を常に抱えていると言うことです。その中でジェフの選手達は惜しみない運動量と高い切り替えの意識という自分たちの後ろ盾を持ちながら、勇気を出してポジションブレイクをしてダイナミズムを生み出していると言っても過言ではありません。

しかしその中で、今回タイトルを争うのはガンバ。ガンバの調子が良くないとはいえ、スペースを与え、自分たちの得意な形に持ち込まれてしまうとなかなか止めるのは難しい。プレッシャーだけじゃなく、相手の脅威もある。そういう中で「絶対に勝ちたい」が「絶対負けたくない」に変化した時にチームが硬直する可能性もある。普段通りのサッカーをすれば個人的にはジェフの方が有利だと思いますが、その普段通りまでの道程には葛藤があるのかも知れません。と言うことでこのゲームにおけるジェフの鍵は、何よりも選手達の英断「勇気」と言うことかも知れませんね。吹っ切れてしまえばジェフは勝つ、と思う。

Side Gamba/活かすべきポイントはあくまでアタッカー、策を代えることが全てじゃない。

ガンバは状態を戻すことが先決で、そのマネジメントがうまく行っているかどうか、それがまず気になる部分なのですが、まあそれが出来ていた場合を想定してみましょう。まあ実際どちらも特徴を出し合うような展開にはならないと思う。というのも、ガンバにその気があっても、ジェフはガンバの良さを消した上で、自分たちのペースに引き込みたい(走り合い)と考えているから。相手はよく走るジェフ、そして後ろに控えるは名将オシム。ガンバの弱点はオシムにはばれている。

実際僕から見ても、あのトリニータ戦で封じられた形がジェフに流用出来るんじゃないかと思っています。同じDFシステム、同じDF思想、そして溢れる運動量とマンツーマンへの意識の高さ。個のレベルを考えたら、あの試合以上に良さを消される可能性はあると思います。その中で、ガンバが違う方策をとるかどうかと考えた時に、今シーズンの過程から考えるとあくまでも自分たちのやり方を変えることはないのかなと。

ただ、これはネガティブな意味ではなく、ポジティブな意味でも言えること。ガンバのスタイルはあくまでもオフェンシブな姿勢を貫くことで、そうやって今シーズンは戦ってきてここまで来ている訳で、そのスタイルをむざむざ捨てる必要というのは逆説的に考えたら愚策かも知れないし。それにジェフも元々DFが強いチームじゃないし、そう考えると自分たちの良さを出すことにこだわることも悪くないかも知れない。

まあそうは言ってもどうなるかは分かりませんけどね。ただ、チームとしてその対策に対してどうやって破るのか、ある程度腐心する必要性はあるでしょうね。サイドのポジショニングを中にずらすとか、起点を外にずらすとか、遠藤が高い位置で起点となる(OMF的仕事を増やすとか)色々とアタッカーを活かす術を探すこと。彼らはある程度自由を得れば、きっと仕事をする。その状況をどこまで作れるか、それがガンバの勝つ鍵となるのではないでしょうか。

On the Game/マッチアップが決める勝負の行方。

まあゲームの展開に関してはちょっと予測しがたい部分があるので触れません。両チームの良さを出し合う展開外地版ベターなのでしょうが、タイトルマッチ。現実的にゲームを捉えたとしても不思議ではないし、ガンバ対策・ジェフ対策というのでチームを少し変えて来るという可能性も無くはないのかなと。内容を積み重ね、常に追求してきたチームが結果を求められる時にどうなるのかというのは見てみたい部分でもあるので、それは本番のお楽しみと言うことで。

ただ、抑えどころは見えているわけです。ジェフで言えば、ポストマンである巻。ガンバで言えば起点となる動きをするフェルナンジーニョとアラウージョ。どちらもこの起点となる動きが抑えられてしまうと、攻撃の展開がままならなくなり、自分たちの特性を活かせない。そこをどの様に抑えに行くか(又はどのように警戒の目を欺き、活かす形を取るのか)というのは非常に注目で勝負の行方を左右することになるのかなと。

まず巻に対してはバックラインが対応に当たると思いますが、まずはそのパスを通させずに、彼に楔を入れさせないと言うことから考えた方が良いでしょうね。阿部とかは凄い綺麗に隙を突いて楔を入れてくるし、オフ・ザ・ボールの動きもしっかりするので、その中でDFラインとボランチで連動しながら切りたい所。まあ実際全てを切るのは難しいと思うので、後はサポートにタイしての対応。巻は距離感が良ければ、ダイレクトで落とすプレーも上手なので、ガンバとしてはサポートに入ってくる選手(羽生とか、林かな?)に対して橋本やヤットがどのように捕まえるのかと言うところまでポイントになるのかなと(これをDFラインの選手にやらせてしまうと、ダイナミズムの肝佐藤勇人に使われちゃうよ?)

逆にアラウとフェルはトップに張り付かずにボールを受けるタイプな訳ですが、やりたいことは前を向いて仕掛けれる形を作りたいと言うこと。ただ、ジェフはあくまでもマンマークで行くでしょうから、どこまで付けるかと言うことになってくるのかなと。特に気を付けなきゃ行けないのはやっぱりアラウージョな訳ですが、サイドに張り付く形だったり、下がって受けたりと行動範囲が豊富なだけに、受け渡すのか付いていくのか、それと付いていった時に空いたスペースをどうするのかなど、彼の動きに対してどのように対処していくのか、そして抜かれた時にどうするのか、オシムたんがどのように彼を抑える術を敷いてくるのか楽しみでもあります。特に阿部を誰に付けるのか(まあフェルナンジーニョだと思うけど、パスを散らさせないと言う考え方ならヤットというのもあるかも知れない)というのは大きなポイントになるのかなと。

予想?しない!まあ希望としては、退場者が出ない形で審判が余計に存在感を出さない試合にして欲しいかな・・・・、余計な演出はこの試合には不要だと思うから。とにかく外的要素が勝負に絡まない形で、後悔のない試合になると良いなと。後は良い試合になって欲しいのはやまやまだけど、その中で思いっきり勝負にこだわって欲しいなと。そうやって勝つことでそのタイトルの価値は上がると思うし、何よりも熱くなるから。と言うことで今日は寝坊しないように早く寝ましょう。楽しみ!と言うことで今日はここまでです。

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優勝への意志@J1 第29節 セレッソ vs アントラーズ&まとめ

はい、激遅で日曜日の激闘レポート。きたねー、熱いね、Jリーグ。残り5節、とんでもないことになりそうな予感。

J.League Division1 第29節

セレッソ 0-0 アントラーズ@長居「優勝への意志」

セレッソスタメン:GK吉田宗彦、DF柳本啓成、ブルーノ・クアドロス、前田和也、MF久藤清一、布部陽功(→84'宮原裕司)、ファビーニョ、徳重隆明(→67'苔口卓也)、FW森島寛晃(→73'黒部光昭)、古橋達弥、西澤明訓(62'黄×2=赤)

アントラーズスタメン:GK曽ヶ端準、DF青木剛(→76'名良橋晃)、岩政大樹、大岩剛、新井場徹(54'赤)、MF小笠原満男、フェルナンド、増田誓志(→62'石川竜也)、深井正樹、FWアレックス・ミネイロ、本山雅志(→79'野澤拓也)

どちらも優勝を見据えてとても重要な直接対決。しかし終盤に掛かってぽろぽろと怪我人が出てきており、メンバー構成的には良い状態とは言えない。セレッソで言えば好調を支えていたゼ・カルロスと下村(次節復帰?)がまだ戦列には復帰出来ず、鹿島は主力の多くが怪我を抱えており(小笠原の状態は深刻?)、この日は復活の気配があったリカルジーニョが欠場。しかしそんな状況を感じさせない特徴を前に押し出してぶつかりあう好ゲームになりました。

序盤はセレッソがダイナミックなサイドチェンジを使ったカウンターから、森島、久藤が右サイドをホットエリアにしてチャンスを量産し、鹿島を脅かす。しかし、ゲームが落ち着いてからはカウンターの脅威にさらされながらも、アレックス・ミネイロを前線の軸に、本山・深井・増田が流動的にポジションを入れ替えながら、相手のズレを生もうとする攻撃が機能し始め攻勢、ペースを奪い返す。ただ、攻撃は機能しているものの、両チームの非常に粘り強く献身的な守備姿勢が最後のゴールという部分を許さず、結局0-0のまま折り返す(岩政がポストの激突するという気持ちも見えた)

前半の流れを継続したかのように、鹿島がポゼッションを握って攻め落とそうとした後半序盤、隙を見いだした形での一発のカウンター、ロングボールに対してラインをかいくぐった森島が抜け出し、GKに突き進もうと言うところでいち早く追いついた新井場、しかし森島を押し倒すような対応となってしまい(森島も身体を当てに行って前に出させないようにした)、これが「得点機会阻止」というジョージの判断で一発赤。良いリズムの中で数的不利を負ってしまう。

鹿島はこの事態にまずは守備を整備する選択を獲り、結局増田→石川という形でまず4バックの状態維持に尽力。セレッソがペースを握るかに見えたが、流れ出したゲームの流れは思っても見ない方向に。セレッソのチャンスからペナ内で西澤にボールが渡ると切り返しが大きくなり、大岩にカットされると、勢い止まらずそのままアフター気味に入ってしまい、これが黄色の判定。既に(余り意味のないところで、異議によるカードを)一枚貰っていたため2枚目と言うことで退場。前線に置いて大きな存在感を示していた西澤を失ってしまう。

これで状況としては再び数的同数になったのですが、10人で戦う整備が既に済んでいた鹿島が、退場者に対応出来ていないセレッソに対して猛攻。怪我で90分は無理と目されていた小笠原が、無理を押しても前線に顔を出してシュートチャンスに数度絡んだり、途中交代で入った野澤が決定機を得たりと、ゴールが段々近くなり始める。しかし、セレッソもこの連勝を支えていたダイナミックにサイドを使うカウンターにキレが少しずつ戻り始め、黙ってはいない。(スピードを生かした苔口の突破、古橋→黒部のフリーヘッドなど)ゴールの匂いは強まる中で終盤へ。

両チームともロスタイムになっても攻め合い、しかも攻撃の大半が決定機というどちらが勝ってもおかしくないような展開、そしてラストプレー。セレッソはセットプレーを何とか凌ぐと、左よりハーフライン少し手前の所で古橋がセカンドボールを拾い、体制を整えると既に爆発的なフリーランニングをしていたファビーニョへ、しかしその前に立ちはだかったのがこの試合再三高い位置取りでカウンターの芽を摘んでいた曽ヶ端、ペナを大きく飛びだしてその突進を止めに掛かるがボールが後ろにこぼれゴールががら空き、そのままの勢いで突進、そしてシュートを放つがわずかに枠を捉えることは出来ずタイムアップ。両チームが自分たちの特性を前に押し出す形でがっぷり四つで戦った好ゲームはスコアレスドローで幕を閉じました。

アグレッシブなスコアレスドローと表現したらいいのかな?どちらも自分たちのやりたいことをして、それでも我慢と執念で凌いで、とその中で差が付かなかったからドローとなった。両チームとも優勝への意志というのかな?そういうものも見えて、ある意味では妥当な結果かも知れませんね。両チームの事を少しずつ。

まあ終始ポゼッションを握り、シュート数も多く、またある程度相手のカウンターを封じるディフェンスが出来ていた鹿島の方がこの試合を支配していたというのは間違いではないでしょう。その中で勝ちきれなかったことは非常に痛い。でも、この試合は改めて今やっているサッカーの可能性を感じられたのではないでしょうか。

シーズン序盤のしっかりとポジションを定め、その中で穴を見定めて突いていくオーソドックスなポゼッションから、自らが動きポジションをどんどん入れ替えていくことで、相手をずらしたり、スペースを作っていくことをより主体的になった流動的なポゼッションに変化していることは一目瞭然。鹿島が勢いが落ちても、上位で粘れているという原因かなぁと感じたり。

深井・増田がスタメンに名を連ねるようになり、本山が一列前に上がる。本山がトップというポジションに固執することなく、かなり自由に動くことも相まって、その空いたところにMFが入っていくと言う形のポジションチェンジが非常に豊富。ある意味形のない攻撃という感じで、相手にしてみると本当に捕まえづらい攻撃になってきているのかなと。この試合でもセレッソ側から見ればマークが定まらず、バイタルがぐちゃぐちゃになったり、マークが捕まえきれていなかったりと、考えてみたらよく我慢したなぁと思うぐらい機能していたと思います。

懸念されるポイントとしては、主力となる選手達のフィジカルコンディション。てゆうか小笠原の怪我。どれだけ回復出来るかというのは大きな鍵かなと。彼の状態が悪いとチームが止まってしまう可能性もあるし、かなりオフェンシブな選手構成となっているだけに切り替えで劣る可能性もある。実際思わぬ大敗というのもこの試合を見ていてあるかも・・・と思いました。この試合は我慢出来たけど、次は我慢出来るかどうかは分からない。決めるべき時に決めるという当たり前の事が出来ればいいですが、こういうシビアな試合となった時に、彼がどれだけ走れるかというのはこれから大きな鍵となるのではないでしょうか。

で、セレッソはよく我慢してドローに持ち込んだと言うことになるのかも知れませんが、勝つチャンスがなかったわけでもなく、好調セレッソの要因というのがこのゲームにもしっかりと出ていたのかなと。ポイントはある程度の割り切り、適材適所、チームの合理性。これらが噛み合った形の速いアタック。

元々攻撃に関しては大久保を失ったとはいえ、素晴らしい攻撃が出来るチーム。ただ、ディフェンスが悪いと言うのがセレッソのチームカラーだったわけですが、それを一掃して守備の意識を非常に高くしたのが今年のチーム。3-4の守備ブロックをしっかり作り、しっかりと我慢できる守備組織を作った。この日も相手にポゼッションを握られ、かなり激しい攻勢に晒されたものの集中力高く、非常に粘り強い守備をしていたことを見ても、小林監督の定評ある守備の整備がセレッソを守備に対する苦手意識を代えた知れませんね。

で、その守備を基盤に放つのがダイナミックなカウンター。その中でユニークなのがアタッカーに対しての守備負担という意味ではかなり低いこと。モダンフットボールでは当然とも言える前線からの守備ですが、悪影響もある。守備と攻撃を分けることでアタッカーの負担を減らし、攻撃に意識を向けさせることに重きを置いたのかなと(これは又別途エントリーにてやるつもり)これによりアタッカーはポジショニングにより意識を裂き、よりカウンターに繋がりやすい形を取っている。前半に見せていた右サイドを突いたカウンターも、森島が下がりすぎずに、前にポジショニングを維持していた事に端を発しているわけで効果を見せていると思います。

後はそのポジショニングを活かすパサーの存在。まあこれはファビーニョであり、怪我で離脱してしまったものの下村ですね。セレッソのカウンターは上記に書いた通りイイポジショニングにいて、そこを一発のダイナミックなロングフィードで使う。シンプルに手数を掛けないからスピードを生むのかなと。そうなると必要になってくるのがしっかりと質の高いボールを蹴れる選手なわけで、それが出来る選手(しかも守備がしっかりと出来る)が補強出来た(成長した)まあこういう要素の元、現在のサッカーをする上でのキャストが揃い、ロジックの上でも合理性が整った。まあこの試合でもそれは充分出ていたのは上記の通りです。

まあ課題も書いておきましょうか。変わりの利かないメンバーが多く、力はあるものの役割的に同じ事を出来る選手がいないこと。1トップでも十分な存在感をもたらせる西澤もそう(黒部はタイプが違う、コンビも余り良くない)、森島古橋も多分いないかな?そして何よりも外人勢。最大限選手の特性を活かしているだけに、その代わりとなれる選手がいないのは当然の事とはいえ、既にゼ・カルロス、下村が抜けていだけに、これ以上に離脱者(出停も含む)が出るとチームの機能性に異常が出る可能性があるのかなと。次節ファビーニョが出場停止な訳ですが(ついでに奮闘していた久藤も)そこでしっかり成績が出せるかどうか、セレッソにとっては踏ん張りどころかも知れませんね。

と言うことで長くなっちゃったから、FC東京-ガンバはなし、その他の結果。グッと詰まったよ、グッとね。

FC東京 2-1 ガンバ@味スタ「弱気がもたらした完敗、忍び寄る魔の手」
FC:44'馬場憂太"天才覚醒" 71'今野泰幸 Gamba:1'シジクレイ

ジュビロ 1-3 サンフレ@ヤマハ「狂った歯車」
Jubilo:87'中山雅史 Sanfrecce:37'大木勉 54'ガウボン 58'佐藤寿人

楽天 1-1 アルビ@ウイング「エース復帰で悪あがき」
Vissel:89'栗原圭介 Albirex:72'ファビーニョ

レイソル 1-2 アルディージャ@日立「ついに抜けたトンネル」
Reysol:9'土屋征夫"復帰" Ardija:17'トゥット 23'藤本主税

グラ 1-2 エスパ@豊田「やっぱり優しさ発動」
Grampus:66'角田誠 S-pulse:8'青山直晃 36'マルキーニョス

トリニータ 0-1 ジェフ@ビッグアイ「差のない意識、差を分けた意識」
Jef:81'佐藤勇人

Fマリノス 1-0 ヴェルディ@国立「Fly high,Again」
F.Marinos:82'中澤佑二

レッズ 3-2 フロンターレ@さいたま「何かの力」
Reds:8'p&34'三都主アレサンドロ 76'田中マルクス闘莉王
Frontale:37'ジュニーニョ 44'マルクス

優勝争いがJの前例に違わぬ大混戦になってきましたね。やっぱりすんなりいかないんだねぇ。難しい。予想なんてするもんじゃないね。とりあえずこれは又別途にエントリーにしますよ。

と言うことで激遅ですいません。とりあえず今日はこれだけじゃなくて何とかナビのプレビュー上げたいと思います。それにしても盛り上がってるねぇ。と言うことで又後で。

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November 03, 2005

Dragon is Back!@Emperor's Cup Round of 32

カニトップ!カニトップ!と言うことで天皇杯です。余裕の自宅待機だったのですが(風邪+仕事で行けないというのが正しい答え)、4-0!エースが戻ってくると違うのかしらん。まあそれを理由にしちゃいけない気もするけど。

The 85th Emperor's Cup Round of 32

Fマリノス 4-0 ベガルタ@三ツ沢「ドラゴン良ければ全てよしbyマツ」
F.Marinos:16'&45'久保竜彦 54'奥大介 70'pグラウ

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中澤佑二、松田直樹、中西永輔、MF上野良治、奥大介(→74'大橋正博)、田中隼磨、ドゥトラ、マグロン(→80'那須大亮)、FWグラウ、久保竜彦"信じていい?"(→62'坂田大輔)

ベガルタスタメン:GK小針清允、DF三田光、森川拓巳(→57'大久保剛志)、渡辺広大"カレン世代な市船の子?"、磯崎敬太(→74'大河内英樹)、MF千葉直樹、冨田晋伍、清水康也、関口訓充、FW萬代宏樹(→74'中原貴之)、松浦宏治

まあダイジェストすら見れていない僕が語れることなど何もないのですが、まあヴェルディ戦も決めきれなかったものの、あれだけ決定機に絡んでゴール前での嗅覚は落ちていなかった事は確認出来ていたから、後は決めるだけと言うところで決まったって事なんだと思う。わからないけどね。

しかし4-0っていつ以来?Jだったら第3節のアルビ戦ぐらいかな?うーん、久しぶり。相手がリーグに集中って事で2軍だったり、マリはこれ以外に賭けるモノがないからモチベーションに差があったり、ホームだったりと、色々と差が付きやすい環境が整っていたこともあるんだろうけど、こういうのすっきりしてくれるのは嬉しいこと。僕も(見れてないけど)何となくすっきり。中身はどんなのだったのかな?何か苦労もしたみたいだけど・・・。

まあいいや、関連リンク。


【第85回天皇杯4回戦:横浜FMvs仙台】試合後の岡田武史監督(横浜FM)コメント(J's GOAL)

【第85回天皇杯4回戦:横浜FMvs仙台】試合後の都並敏史監督(仙台)コメント(J's GOAL)
【第85回天皇杯4回戦:横浜FMvs仙台】試合後の各選手コメント(J's GOAL)
久保が復活の2ゴール 岡田監督も絶賛(スポナビ)
横は間久保が快勝導く/天皇杯(ニッカン)
以下追記予定。

まあ一つずつ一つずつですな。一個負けたら終わりな訳だし、浮かれず騒がず粛々と(見てないくせに浮かれてる自分が言うなって感じ、でも見てないと内容とか分からないから純粋に浮かれられる 笑)と言うことで次戦は相性最悪神奈川ダービー@長崎(何で?)

追記:)BS映像無しかよ・・・・永遠に久保の復活ゴールは見れないのかしらん・・・残念。

と言うことでその他の試合、アップセットなしよ。

鹿島 7-0 ホンダロック@カシマ
Antlers:5'OG 13'&22'&52'増田誓志 24'野沢拓也 44'石川竜也 89'中島裕希

トリ 3-2 ヴェルディ@ビッグアイ
Trinita:32'山崎雅人(!!!) 73'&77'マグノ・アウベス Verdy:9'平野孝 43'小林大悟

FC東京 2-0 アビスパ@味スタ
FC:52'阿部吉朗 57'鈴木規郎

グラ 1-0 アローズ北陸@富山
Grampus:49'豊田陽平"トヨタの豊田"

レッズ 2-1 モンテディオ@駒場
Reds:55'&57'トミスラフ・マリッチ Montedio:10'林晃平

アルディージャ 1-0 サンガ@大宮公園
Ardija:44'若林学

ふろん太 5-1 佐川急便東京SC@等々力
Frontale:44'&84'我那覇和樹 56'&89'ジュニーニョ 86'マルクス Sagawa:16'堀健人

レイソル 2(PK3-1)2 楽天@日立
Reysol:70'大谷秀和 79'宇野沢祐次 Vissel:1'朴康造 36'金古聖司

セレッソ 1-1(PK4-1) Honda FC@長居第2←あっ、タイミング悪
Cerezo:15'古橋達弥"古巣へ恩返し弾" Honda:20'新田純也

ジュビロ 4-0 サガン@ヤマハ
Jubilo:15'&89'西紀寛 32'成岡翔 61'カレン・ロバート

アルビ 1-0 ザスパ@ビッグスワン
Albirex:53'寺川能人

サンフレ 3-1 ホーリーホック@ビッグアーチ
Sanfrecce:52'ガウボン 67'大木勉 87'森崎和幸 Holyhock:83'深津康太

エスパ 5-0 大塚製薬@日本平←なにしてんねん。起こすなよ。
S-pulse:19'&57'&62'久保山由清"おめでとうプロ初ハット!" 65'チョ・ジェジン 89'チェ・テウク

セレッソ-鹿島のレポート書いてる途中で、この苦戦って凄いタイミング悪い。でも、セレッソのバックアップは厚く見えて、チームにフィットしてないんだなぁと言うのが見えたり。まあいいや。で、5回戦の対戦カード。

The 85th Emperor's Cup Round of 16(12/10 13:00KickOff)

アントラーズ vs トリニータ@カシマ←椅子男の陰謀
グランパス vs アルディージャ@日本平
ガンバor横浜FC vs レイソル@ウイング
レッズ vs FC東京@愛媛←明らかないじめ その1
Fマリノス vs フロンターレ@長崎←明らかないじめ その2
ジェフorヴァンフォーレ vs セレッソ@鳥取←明らかないじめ その3
ジュビロ vs アルビレックス@ヤマハ←贔屓だ、これ
サンフレ vs エスパ@ビッグアーチ←贔屓だ、これ

備考:J1/J2入れ替え戦に出場するチームの関連試合は12月17日(土)に変更

まあ相変わらず妙に飛ばされるチームとホームで戦えるチームが同じような気がしなくもないですが、注目は贔屓された鹿島とトリニータかな?今年はアップセットが今のところないので(ジェフとガンバの試合が来週残っているけど)、J1第35節って感じ(苦笑)まあいいや、とりあえず天皇杯関連はここまで。

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November 02, 2005

差のない意識、差を分けた意識@J1 第29節 トリニータ vs ジェフ

さて、(個人的に)今節のメインマッチです。もうこの一戦を書いた素敵コラムが沢山書かれていて、だいぶ出遅れ気味ですが。

J.League Division1 第29節

トリニータ 0-1 ジェフ@ビッグアイ「差のない意識、差を分けた意識」
Jef:81'佐藤勇人

トリニータスタメン:GK西川周作、DF深谷友基、三木隆司、福元洋平(→88'山崎雅人)、MFトゥーリオ、エジミウソン、梅田高志(→83'松橋章太)、吉田孝行、FWマグノ・アウベス、高松大樹

ジェフスタメン:GK立石智紀、DF斉藤大輔、イリアン・ストヤノフ、結城耕造、MF阿部勇樹、佐藤勇人、坂本将貴、山岸智(→77'工藤浩平)、ガブリエル・ポペスク(→58'羽生直剛)、FWマリオ・ハース"ご乱心"、巻誠一郎

レポートに関しては割愛。いきなり分析、見てない人には優しくないかも。

・守備メソッドの共通項、トライアングルの妙。

スペシャルというか、どちらも奇を衒う様な策を取るのではなく、スタンダードな形で両チームが力比べをするような形となった訳ですが、根幹をなす守備の考え方としては似通ったものがありました。それがマンツーマン。人を捕まえ、責任を持って付いていく。その姿勢は両チームとも徹底されており、その結果ある程度拮抗していたように見えました。

その中でもキーとなったのが中盤センターのトライアングルのマッチアップ。2-1の形で組み合ったわけですが、両チームともボランチが攻撃時に手を拱いているチームではないだけに、その辺をどう見るかというのが一つの大きなポイントとなるのかなぁと。

トリニータにとって抑えるべきポイントとして定められたのは阿部勇樹。吉田をマンツーマンで見させて警戒し、起点やオーバーラップ時に無警戒な状態を作らせないようにした。ただジェフもカウンターの起点となりながら幅広く動く吉田を潰すと言うことで、最近はエースキラー的な仕事も素晴らしい阿部が付いた。両チームともタスクとしてここを潰そうという狙いが一つのマッチアップに収まり、そして互いのパフォーマンスが高かったこともあって相殺されたのかなと(それでも二人とも攻撃に置いて存在感を見せたのは面白かった、一瞬のズレを見逃さずに出てくる)。

そうなると流動的な2枚にスポットが当たり、中盤での主導権争いもここに掛かることになりました。佐藤勇人はかなりの回数前線に出て行きましたが、良い状況で上がれている時はジェフのペース。逆にポペスク(羽生)がトリニータのボランチに引っ張り回されるようだと、トリニータのペースというある意味わかりやすい状態になったのかなと。実際、前半ポペスクが守備をある程度免除されたかのように高い位置を維持する様な時間帯があったのですが、その時はポゼッションこそトリニータが持っているもののポストアップに対してサポートの距離が良く、枚数が少ないながらもイイ攻撃が出来ていて、「これがトリニータ対策か?」と思うぐらいうまく行っていたと思います。しかし、段々トリニータのダブルボランチが攻撃にも存在感を出すようになると、ポペスクは(守備を)サボる事は出来なくなって、その結果ポジションが下がってしまい、ポストアップに対してのサポートには時間が掛かるから早い仕掛けというのが難しくなった。

よく言われるサイドでの引っ張り合いがセンターで行われていたような印象で、その駆け引きは本当に見応えたっぷりでした。結局阿部と吉田は吉田の奮闘もあってある程度相殺、そして両チームとも集中、スタミナが切れることなくしっかりと対応出来ていた事もあって、優劣をはっきりと分けるような形にはなりませんでしたが、非常にフレキシブルな駆け引きに、両チームに浸透しているマンマーク意識をかいま見ることが出来て、このチームのぶつかり合いの濃縮した要素を見れた気がしました。

・攻撃に見えた熟成度の違い、メソッドと特性と。

守備に関しては非常に似ていたわけですが、攻撃に関しては両チームの狙いは異なるもので、必ずしもミラーな状態ではありませんでした。まあどちらがイイというのではありませんでしたが、より狙いが明確で終着点を意識するような形で攻撃をしていたのはジェフだったのかなぁと。

ジェフの最大の崩しのキーにあるのはダイナミズム。それを活かすための攻撃のとっかかりとして2トップの巻が身体を張ったり、又はハースが足元で受けたりと、ポストマンがボールを前に引き出すことで、飛び出しを誘発させる時間とスペースを作り出す。勿論楔が入っただけでは、勝負パスは出せないからそこにはサポートが必要だけど、そのサポートへの意識も高く、又早い。チームがその形を意識しながら動く事で、連動してより崩せる攻撃が生まれるのかなぁと改めて感じました。

まあ簡単に書けば、楔(この時点でサポートに入る人間も予備動作開始)→ポストアップから落とし(この時点で最終的に受ける選手がダイナミズムを起こしている)→勝負パス→守備ブロック突破という感じかな?まあ他にも様々な形がありますから一概には言えませんが。ただ口で言うほど簡単なことではありません。マンマークという個々の責任と運動量が伴う守備をした上で、切り替えてそこから必要な予備動作や動き出し、リスクを負う覚悟(オリジナルポジションを離れるわけだからね)、動きの中でも精度の高いプレーをする技術、そういう部分が必要になってくる。この日は技術という部分ではミスも多かったけど、動きに置いては非常に質が高かった。ジェフというチームが改めて進化を留めていないと言うのが分かるゲームでもあったのかなと感じました(まあそれでもセットの一点に抑えたのはトリニータの守備がしっかりしていたと言うこと)

ただトリニータも、方向性は違うけど、それなりに形をしていったのも事実。マグノ・アウベスを終着点にしたカウンターがあくまでも1stプライオリティ、遅攻の場合はポジションを上げることで相手を押し込んで、その隙にマグノが動いてフリーで受ける形を作り上げる。まあどちらにしてもエースをフリーにするために動き、又その能力を活かすために周囲が動き出して彼のシュートコースを開ける動きだったり、彼からのパスを引き出す動きを狙うと言うのが多いのかなと。ただそこでこの日はマグノも隙を見て良いところはあったモノのきつい警戒下に置かれ、周囲の高質な動き出しと言うのも余り見られなかった。まあ結果、崩しきれずに抑えられてしまった。

実際、それでも得点機に近い形は出来ていたのだから大したものなのですが、攻撃に置いては守備に比べると整備は道半ばなのかなと言う印象は受けました。まあカウンターが嵌ってしまえばそれでイイという感じもしますが、これからの課題なのかなと言う感じはします。ただ、あれだけ守備をしっかりと出来るチーム、優秀な監督だとしたら、攻撃に置いても段々形作られていくのかなぁと思います。実際、まだ2ヶ月ですからね。

まあ3年目のチームと2ヶ月のチームを比べるのも実際どうかと思うわけですが、この意識レベルの差が決勝点に繋がった。

・勝負を分けた一本。

結果としては一本のFKに対しての対応策が勝負を分けた訳ですが、これの対応が悪かったと言うより、相手の状況をしっかりと把握してオーバーラップを仕掛けたストヤノフ、それを感じた阿部勇樹、そしてしっかりと決めた佐藤勇人、ジェフの選手達の中に芽生えているインテリジェンスが、トリニータの隙を見逃さなかったということかなと。壁は3枚、中はマンマークでついていたこともあって余裕はなし。その中でキッカーの阿部、ストヤノフに対して一枚誰かが行くべき所で彼に対して誰も行けなかった(突然の出来事で完全に虚を突かれ、数的な余裕がなかった)。そしてフリーでクロスを上げられ、完全にパニックに陥ったところでペナ真ん中にエアポケット。フリーとなった佐藤勇人がきっちりと決めた。

実際流れの中ならあり得なかったゴールかも知れない。上にも書いた通り、マンマークに置いては80分ゲームをしてきた流れで整備されていたと思うし(その分体力的に厳しくなっているとは思うけど)、ジェフ側から見ればストヤノフが上がったら(ストヤノフに限らず結城が上がってもそうなってる)、阿部か佐藤勇人が下がるというオートマティックなリスクマネジメントもあったはず。ただ、これはセットプレーで非日常的な要素だった。そこでトリニータは後手を踏んでしまった。

状況を把握して新たな動き出していたジェフと直接的(合わせるにしても)にゴールを狙ってくると狙いを絞って虚を突かれたトリニータ、勝負の差を分けたのはほんの小さな要素かも知れませんが、その差は決して小さくない。運動量という要素に光が当たりがちで、走り事こそ全て的な論もありますが、走ることだけでは状況は変わらない。その中でピッチの状況を理解し、何をすべきか判断する、そういうインテリジェンスの要素が備わっているかどうかでチームの出来はかなり変わってくるのかなと。今回はそれが結果に繋がったわけですが、トリニータの次への課題を示すような1点だったかも知れませんね。走ることだけでは勝負を決める要素にはなり得ない、その先にあるものをジェフに示されたゴールの様な気がしました。

・お互いのこれから。

まあどちらもよく走って良く戦った。結果としてジェフが勝ったけれど、トリニータとしては悲観するような内容ではないし、先に繋がるゲームだったと思います。守備に関してはしっかりと集中し、一人一人が仕事をしていけば失点を削っていけるという更なる自信を深めただろうし、攻撃に置いてはマグノのカウンターは嵌らなかったけど、チーム全体の積極性というのは必ずしも低くなかった(根本の飛び出し×2などは素晴らしかった)これから更に積み重ねていってどのようなチームになるのかは非常に楽しみです。

実際このゲームでは、阿部を潰せず、この試合においての対策というのは嵌らなかった訳ですが、それでもシャムスカのチーム作りの方向性は間違っていないというのが証明された一戦でもあったと思います。その対策が無くても、継続的な強化をしていったことをきっちりやっていけば戦えるし、勝つチャンスも出てくるというのが見えていたはず。この短期間で精神的にも逞しくなっているし、彼がどのような指導をしたのか、本当に気になります。攻撃においてもこの指導力が発揮されたとしたら、もっと変わってくるのかなと。

ジェフは天皇杯もありますが、何よりも次はナビスコカップ決勝です。この試合は非常に難しいゲームでしたが、何とか勝ち取ることが出来た。内容も悪くない。チームの状態が上向きのまま望むことが出来るのではないでしょうか(アクシデントがなければ)特に三角形の3つ重なるセンターライン、その一番後ろ(ボランチ二人、佐藤勇人と阿部勇樹、そしてストヤノフ)のフレキシブルな姿勢はチームのアクセントとして、非常に面白いし、相手にとってはイレギュラーなものだから対応しようと思ってもなかなか難しい。確かにリスクもありますけど、リスクマネジメントも出来ているし、何よりも最近この形でゴールが生まれている。そういう意味ではこの3人には非常に注目ですね。それにしても去年よりも更に質が高くなってる気がしてならない・・・恐るべきオシムたん。

まあ色々書きましたが、こんな所でしょうか。とにかくイイゲームで、両チームとも先に繋がるゲームだったと言うことでイイのかなと。と言うことで今日はここまでです。

*こういうやり方はやっぱり流れがないのでちょっと難しいなぁ。書きたいことは書けるけど。それと見てない人にとっては何のこっちゃって感じ。

*てゆうかこの試合で日本代表云々というのは無理じゃない?走ることは確かに素晴らしいけどそれだけを評価基準にするのは無理がある気がする。技術レベルを軽視しすぎ。個人的にはこのゲームで日本代表に値するようなプレーをした選手は、阿部っちぐらいじゃないかな?それと佐藤勇人かなぁ・・・(贔屓っぽいかなぁ?でも異質で面白いと思うけどね)

*てゆうか今日はUCLだねぇ、又寒くなって対応しきれず風邪引いたし、見れるかなぁ・・・出来たら又はてなの方でやります。ニュースもやりたいけど・・・・。本当に更新間隔がまばらですいません。

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