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October 15, 2005

World Cup Qualify Digest@Europe

明日からJ再開なんですが、全然触れられなかった各大陸のWC予選のことをやろうかなと。速報性皆無ですけどね。プレーオフの組み合わせも決まったし。と言うことで雑感形式で気になる所だけつまみ食い。

FIFA World Cup Germany 2006 Europe Qualify

Group1
Oct 8
Czech 0-2 Netherlands @ Sparta Stadium,Praha
NED:30'R.V.D.Vaart 37'B.Opdam

Oct 12
Finland 0-3 Czech
Czech:6'T.Jun 51'T.Rosicky 58'M.Heinz

まずこの日屈指の好カード、オランダが勝ち点3を上げられれば1位通過が確定、チェコとしては前節ムトゥにやられて詰まってしまったルーマニアとの2位争いを考えても負けられないガチンコマッチ。試合の方は、チームを支える天才プレーヤーの1プレーが明暗を分けたことがそのまま結果に表れたのかなと。

チェコはこの試合の少し前にチームのエース、ヤン・コラーを失っていたわけだけど、何とか間に合ったミラン・バロシュが存在感。主にロシツキーからのパスから、そのバロシュがオプダム・ボウラロウズというオランダの若いCBコンビをラインポジショニングからの飛び出しで恐慌状態に追い込み、何度かPKに準ずるようなシーンを作った後、最終的にはボウラロウズに引っかけられて合わせ技みたいな感じでPK獲得。でもそのPK、トマシュ・ロシツキーのキックがファン・デル・サールに読まれストップ。そしてこのゲームが一気に動く。

その直後、速い展開からセンターからうまくサイドに展開、高い位置に張っていたロッベン(この日は左サイド、元々左サイドだけど、印象的に右サイドの方が凄い感じも。カイトが右に張り気味だったからかな?)へ、うまく溜めてチェコのディフェンスを後ろに引っ張った所にマイナスのパス、そこにファン・デル・ファールトが走り込み、ダイレクトで合わせて先制点。PKストップという勢いを活かさんばかりの電光石火のカウンターからの先制点、これで勝負はほぼ決まったと言っても良いのかも。

この後、ロッベンのCKからオプダムがヘッドで押し込み2点目。これでリスキーなバランスを取る必要のなくなったオランダに対して、チェコは攻めあぐみ、沈黙。まさに完敗という感じだった。

余りに色濃く出てしまった才能あるMFのコントラストは本当に残酷だったかな。多少ひ弱なイメージはあるけど、豊富な運動量で沢山ボールに絡み、絡んだら繊細なボールタッチとパスで魅せるトマシュ・ロシツキー、抜群の得点感覚とアイデア、それを表現出来るだけの技術力を持ち合わせるラファエル・ファン・デル・ファールト。二人とも凄い才能を持つ選手だと思う。でも、ロシツキーは好プレーをしながらも勝負所(先制点になるであろうPKシーン)で結果を出すことが出来ず、逆にラフィは決めた。まあ今シーズンの調子が本当に正反対な感じなので、それが素直に出たのかも知れない。

ただ、二人の置かれた状況が全く違ったのも確か。ラフィには常に複数の選択肢が前にあって、それをうまく使いながら自由にプレー出来たけど、ロシツキーは大体1つ(バロシュが前にいるだけ、ポボルスキーが上がってきて2つ)で注意されてる所にパスを運ばざるを得なかった。まあタレントの差、チームの戦闘能力の差とも言えるのかなと。

それにしてもラフィは完全に蘇生したね。いきいき、顔も自信に満ちあふれて一時期の不調から完全に脱した感じ。チームもニステルやマカーイ、ヘッセリンクという熟練のエース達、ロッベンを代表にカイト、ファン・ペルシー、カステレンみたいな若手、アヤックスの最近の有能な作品達、(ラフィやスナイデル、デ・ヨングにマドゥロ、ヘイティンガなどなど)、そんなバランスの良いタレント達がカリスマに率いられて(+優秀なブレーン)まとまってきた感じ。後は安定感かな?本大会でも良い試合魅せて欲しい。

で、チェコに関してはかなり心配。EURO96から素晴らしい質を備えてのし上がってきたこれまでから、流れが変わって少しだけ斜陽になっているかも知れない。やっぱりチームのエンジンだったネドベドの引退(+ポボルスキーも衰えが見えるし、スミチェルとかも一時の輝きは見えない)は計り知れない位大きい。ロシツキーやガラセクは頑張ってはいるけど、ダイナミックで神出鬼没な動きで相手を混乱に陥れていたアタッカーの穴は・・・・ねぇ。で、コラーもいない、バロシュも怪我が多いとブルックナーも頭が痛いでしょうね。ネドベドはどうするかな?2試合だけ復帰というのも・・・WCは念願だし・・・。

と言うことでオランダが本大会出場をこの試合で決めました。チェコは最終節でフィンランドを沈めて何とかルーマニアをかわして2位確保、プレーオフに進出。ルーマニアは健闘むなしく敗退。

Group1 Standing(12Games)
Nethelands 32pts
Chech Rep 27pts
Romania 25pts
Finland 16pts
~~~~~~~~~
Group7 Oct 8 Belguim 0-2 Spain @ Roi Baudouin,Brussels ESP:56'&59'F.Torres

Oct 12
San Marino 0-6 Spain @ Olimpico,Serravalle
ESP:1' 10'&76'p&88'F.Torres 30'&49'S.Ramos

Serbia&Montenegro 1-0 Bosnia-Herzegovina @ FK Crvena Zvezda,Belgrade
S&M:5'M.Kezman

と言うことでスペインの失速と元々のグループのレベルの高さ、そしてその中で堅守を基盤に主役に躍り出たセルビアモンテネグロという感じで、大きなアップセット(と読んでいいのか分からないけど)となったグループの顛末は、セルビアモンテネグロの逃げ切り首位通過、スペインは結局プレーオフとなりました。

まあスペインはベルギー戦になって、アラゴネスが使い続けたフェルナンド・トーレスが本来の力を発揮、最終節のサンマリノ戦でもハットと覚醒したけど、一歩遅かった。これが1戦早く直接対決で出ていたら、スペインの首位通過も可能だったかも知れない。

ただ問題点は非常に沢山ある。今回はたまたまアラゴネス爺のやけっぱちみたいな交代が功を奏し、ビジャとレジェスが活性化のきっかけとなったけど、チームの攻撃の型としては選手の能力こそ高いけど、それ頼みは否めず、決定力不足も深刻。守備に関しては相手とのパワーバランスもあって求められるものはなかったけど、中盤での守備とかもねぇ・・・。結局この2年間でチームはまとまりきらなかったし、そういう意味では名将ルイス・アラゴネスもスペインを一つのチームにすることは出来なかったと言うことなのかも知れない。

で、セルビア・モンテネグロが首位通過したわけだけど、本当に質の高い守備を基盤に乾坤一擲のカウンターは鋭く、そして勝負強い。最終節、同胞対決。プレッシャーは相当だと思うけどエースが決めて0を抑えるというこのチームが躍進したという力を発揮してきっちり結果を出した辺りにも強さを感じます。

ケジュマンが仕事したことは非常に嬉しいわけですが、スタンコビッチを核にスキルの高さと戦術徹底された固いチームは本大会でも結果を残しそうな気がする。

まあこのグループは最後まで面白かった。スペインがイマイチだったと言うことはあるけど、レベルが拮抗して痺れる試合が多かった。特にスペイン-セルビアモンテネグロの直接対決は本当に痺れたし、スペイン開幕戦のボスニア戦も緊張感ばしばしだったね。まあどの国もお疲れ様。

Group7 Standing(10Games)
Serbia & Montenegro 22pts
Spain 20pts
Bosnia-Herzegovina 16pts
Belgium 12pts
~~~~~~~~~~~~~
Group4 Oct 8 Switzerland 1-1 France @ Stade de Suisse,Berne Switzerland:79'L.Magnin France:52'D.Cisse

Oct 12
France 4-0 Cyprus @ Stade de France,Paris
France:29'Z.Zidane 31'S.Wiltord 43'P.Dhorasoo 84'L.Giuly

Ireland 0-0 Switzerland @ Lansdowne Road,Dublin

と言うことで本当に苦しんだフランスだけど、最終的にはトップ通過。だけど本当に不安となるような試合が多すぎる。力はあるけど、スペインと一緒でチームとして戦っているという感じはしない。ジネディーヌ・ジダン(とマケレレとテュラム)の復帰による刺激で救われただけな気もする。

で、大一番となったフランス-スイス。アンリ・トレゼゲなどが怪我で出れない、その中で誰がトップに入るのかというのが注目されたけどスタメンはヴィルトール。ただ、ゲームとしてはスイスがらしさを出し、一時は先制点という際どいシーンを作り出すなど、サッカーの質では完全に圧倒。カウンターの鋭さやボールの動かし方など、高いタスク浸透の元、発動するオートマティズムからのソリッドな攻撃は素晴らしいと思った。個人能力ではフランスが上回るので、その力押しで何とかしようとするものの人を集められて止められてとフランスは本当に苦しかった。

ただ、ジダンの神通力なのか、先制点をシセが力押しでDFをかき分けてゴール。その後ようやくフランスが少し好転したけど、サッカーの神様は本当に残酷。FKからの悪夢のアクシデントでフランスが失点(マニャンの強烈なFKが相手アタッカーをマークしていたテュラムの頭に当たってコースが変わり、クーペのセーブを許さなかった)。そしてその後焦ってゴールを生み出せずと、フランスのもどかしい戦いぶりを表すかのような試合だった。

僕は2000~2001のフランスの綺麗なサッカーが好きだったんだけど、その頃の美しさは本当に見る影もなくなってしまった。原因は探せばいっぱいあるんだろうけど、何が一番大きな原因なんだろう?

名将と呼ばれたエメ・ジャケ(&ロジェ・ルメール)からジャック・サンティニとレイモン・ドメネクといううだつの上がらない監督に代わったから?求心力を持っていたローラン・ブラン、ディディエ・デシャンがいなくなった後のリーダーが出てこなかったから?ジダンの存在が大きくなりすぎて、周囲が主体的なプレーをしないから?

冷静に見れば、選手の能力自体は上がっているはずだし、各クラブでは素晴らしい仕事をしていたりと、本当なら質の高いチームが出来てもおかしく無いと思うんだけどねぇ。曖昧な要素だけど以前はファミリーみたいだったから、一体感なのかなぁとか思ったりもするけど、何かそれも説得力に欠ける・・・。何だろう?

まあ一応抜けたから、ドメネクの占いがどう出るかじゃなくてドメネクがこれからどうするのかを見守りましょ。とにかく出場権が獲れたのは良かった。

で、スイスが最終戦はドローで18。イスラエルと並んだけど得失点差で上位となり、プレーオフに回る結果となりました。アイルランド敗退・・・_| ̄|○

Group1 Standing(10Games)
France 20pts
Switzerland 18pts
Israel 18pts
Ireland 17pts
~~~~~~~~~~~~~

で後は出場国を決めた国。

FIFA WorldCup Germany Europa Qualify Result

Group2
Winner Ukraine/Playoff Turkey

Group3
Winner Portugal/Playoff Slovakia

Group5
Winner Itary/Playoff Norway

Group6
Winner England/RunnningUp Poland

Group8
Winner Croatia/RunningUp Sweden

まあほぼ下馬評通りの感じだけど、全体的に見て楽々上がった国というのが少なく、ヨーロッパ全体の底上げというのが進んでいて、この辺は流石先進地域を言うのを感じる。イングランドが北アイルランドに負けたりと実際信じられなかったけど、力はあってもチームとして力を発揮しなきゃ勝てないし、安定感が無ければなかなか予選を抜けるのは難しいと言うことなのかも知れない。

で、そんな中楽々グループだったアズーリは一番こそウクライナに譲ったけどしっかりと通過で良かった良かった。この相手なら負けないとは思っていたけど、新星が出てきたり、アズーリも変わってる。2002年の絶望を払拭して欲しい、今度こそね。

後嬉しいのはスウェーデンかな。2位の中で成績上位2ヶ国に入っての通過。好きな選手も多くて(ラーションとかリュングベリとかカルストロームとかヴィルヘルムションとか)EUROで魅せられて(アズーリの恨みはあるけど)、ズラがユーヴェに来てと親近感まで沸いてきたよ。まあいいチームだと思うし、ラガーベック体制の集大成として本大会でも頑張って欲しいな。てゆうかこういう国とテストマッチして欲しいよ。見たいから。

まあそんなこんなで残るはプレーオフ。今日ドローが行われました。で、組み合わせ。

FIFA WorldCup Germany 2006 Europa Qualify PlayOff

Spain vs Slovakia
Switzerland vs Turkey
Norway vs Czech Rep.

Schdule:11/12&16

uefa.com

まあどこも弱い国はないし、特徴ある相手だから、難しい試合になることは確実。しかもそこに決戦というスパイスが満載。熱い試合になりそう。個人的にはやっぱりスペインかなぁ?まあアラゴネスが何を選択するのか、そしてチームとしてようやく出てきた浮上の芽をここで活かせるのかなど気になる所。まあチェコとスペインは上がって欲しいな。あとはいいや、どっちでも。

と言うことで南米やらアフリカもやりたいけど、もう面倒臭いのでここまでかな。見てないから書きようもない。まあとにかく終盤、まだまだ楽しめそうねwと言うことで今日はここまでっす。

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Comments

こんにちは。

いたさんには悪いですけど、オランダが本大会出場を決めて嬉しかったです(^^;
もちろんチェコもプレーオフを決めて、本大会に出てきてほしい!

でも、予選でやるカードじゃないというか、厳しいですよね。アジア4.5枠について色々思っちゃいます(←色々?)

セルビア・モンテネグロは04欧州選手権のギリシャの様に伏兵として活躍しそうですか??

スペインもどうなるか判りませんが、フランス、イングランドと、予選イマイチの方が本線で活躍できるっポイ気もするのがW杯かなぁ。とw

Posted by: ナツキ | October 16, 2005 at 11:10 AM

こんにちわ、ナツキさん。

いやいや、僕はオランダ嫌いじゃないですよ?オランダは名勝負製造してくれますし(vsブラジルは名勝負の宝庫)本当に楽しみなチームになってきましたね。ラフィの復活は僕も嬉しいですよ。スナイデルにもっとしっかりとした立場を確立して欲しいな。

チェコはネドベドが戻ってくれば、ノルウェーに勝てる可能性も高くなるかも?何かようやく重い腰を上げたみたいですし、フィーゴやジダンみたいにもう一花、大舞台で咲かせて欲しいです。ロシツキーに負担が掛かってましたから。ユーヴェ好きとしては複雑ですけど。

セルビア・モンテネグロは本当に堅実。そしてその堅実の上に一瞬の隙を突くエースアタッカー。ワールドカップでも堅実な守備に関しては計算出来ると思いますが、後はラッキーボーイ的な存在が出てくるかどうかかも(EUROの時のギリシャで言えばハリステアス)てゆうかケジュマンが仕事をするかどうかなのかなと。WCはEUROと違って、それなりに固いですから優勝は・・・うーん。

ただ予選が良ければ本大会というものでもないのはその通り。前大会のブラジルなんてまさに・・・。でも鍵は一緒で大会に入る時のコンディションになると思います。チーム力はその次かもなぁ・・・。アジア枠に関してはノーコメントで。

ではでは。

Posted by: いた | October 17, 2005 at 12:36 AM

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Posted by: fifa 14 coin hack no survey or download | June 20, 2014 at 12:24 AM

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