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October 28, 2005

好調をもたらす知将のタスク@J1 第28節 総括

と言うことで僕は約束を守る男。やっつけみたいだけど、ぐわっっとまとめて。前節のは無理なんですけど。早速。

J.League Division1 第28節
ガンバ 1-2 トリニータ@万博「マジックの域を超える改革者」
Gamba:74'遠藤保仁 Trinita:65'&70'マグノ・アウベス

どこまでシャムスカが、Jを席巻するガンバの破壊力に対してどのように研究してどのように対峙するのかと言うのが気になったんだけど、これほどまでに押さえ込むとはねぇ。

実際、タスクがいくら優れているとはいえ、個の力で下回っている上に、バリエーション豊かなアタックをされてはそうそう抑えられるものではないと思います。そこで抑えるべきポイントとしてシャムスカが定めたのはその「バリエーション」。そして具体的に潰すべきポイントは、起点となるアラウージョとフェルナンジーニョに定められた。アラウージョは勿論素晴らしい選手で、スキルもスピードもある選手ですが、一人マンマークで付け、もう一人がカバーに入れるポジショニングを取る形で常時二人が警戒すれば、さすがのアラウも簡単にはボールは持てない。点と面のマークとでも言いましょうか。それはフェルナンジーニョに対しても同じ。エジミウソンとトゥーリオでその作業をして押さえ込み、起点が潰れたことでガンバの「バリエーション」が消えた。

攻撃の起点が作れずに、なかなかとっかかりが掴めなかったガンバは、裏を狙うような形に推移していったわけですが、これも同じようにしっかりとサボらずに付いていくことで、同じようにカバーに入って対人における能力の差を埋める。バリエーションが消えたことで、相手のやり方がある程度予測しやすくなって、より対応しやすくなったと言うのもあると思う。シャムスカのサッカーは、選手達の頭の中をシンプルに、戦いやすくするための施術というのが、非常にうまいのかも知れませんね。

大まかに表せばこんな感じかな?

1.より精巧な分析による相手のストロングポイントの洗い出し(スカウティングの妙)
2.選手達に狙いを伝え、そのシュミレーションを綿密に行う。そして基盤となる個力の差を埋める粘り強い対応への意識付け。
3.抑えるための人海戦術の実行、それを可能にさせる周辺事情の整合性(余りポジショニングバランスを崩さないことが基本)
4.そして相手の手を押さえたところで、相手に無理をさせ、その逆を突いて自分たちに最強の武器であるマグノ・アウベスを終着点としたカウンターでとどめを刺す。

まあゲームの推移は(僕の頭の中での)シャムスカロジックが嵌って、ガンバ攻撃陣は丸め込れ、最強の槍であるマグノが2発打ち込んで終局。本当に凄いよ、タスクが生み出す結果、結果が生み出す自信、自信が引き出す次の結果。見事なまでの好転ループ。そしてガンバさえも喰ってしまった。シャムスカに関してはこれからも注目して、もう少し深く分析したいところです。

ガンバの方は仕方ないとはいえ、激痛の敗戦。これで鹿島に勝ち点2差にもちこまれて、しかも宮本も大怪我(ナビに関しては絶望?)と踏んだり蹴ったりとなってしまいました。正直ガンバが行くと思ってたけど、またまた盛り上げちゃってくれましたね。ガンバにとってはこれからが正念場。大黒に火が付かない、そして今回の負けで又一つ次から当たる相手に抑えるヒントを与えてしまったこと、次々と押し寄せるネガティブな波を越えていけるかどうか、優勝への道はまだまだ険しい。

ということでおしまいなんですが、トリニータは次はジェフと当たる。シャムスカはジェフのどこを抑えに来るのかな?オシムたんは阿部を誰のマークに付けるのかな?指揮官の判断がどのようにゲームに作用するのか楽しみです。じゃあ次。

ふろん太 3-1 レイソル@等々力「自信の結実」
Frontale:20'箕輪義信 43'pジュニーニョ 81'マルクス Reysol:84'レイナウド

現在ノリノリなのはセレッソ、トリニータと言うことになるのですが、フロンターレも連勝中。レイソルは逆に負の波にがっぷりと飲まれてしまって、更にアクシデントにも遭ってと本当に真逆の状態での対戦。そしてその状態が出てしまったゲームでしたね。

で、見ていて思ったことは、ふろん太の好調の要因は、トリニータの好調の要因と似ていること。フロンターレも選手達がやるべき事が整理されていて、それをしっかりやることで結果を出している。ただ、当たり前だけど選手の質や特性が違うので、整理の方向性は違う感じがしました。

フロンターレが整理したのは攻撃においての動き方。フロンターレは3-4-1-2みたいな形。で、特に約束事を感じたのは前の「1-2」、マルクス、我那覇、そしてジュニーニョ。3人ともそれぞれに特性を持っているけど(ジュニなら抜群のスピードとスキル、マルクスはスペースを嗅ぎ取る感覚とテクニック、我那覇なら勢いと思い切り、身体的強さ)、3人とも裏にも抜けれるし、足元も上手(我那覇はうまいと言うより強いと言う感じかな)。ただ、放任しておくと、動きが被ってしまったり、狙いが重なってしまうこともあると思う。そこで関塚監督が施したのかが攻撃における役割分担。

基本的な狙いとして1stプライオリティはやっぱり裏。で、非常にシンプルなんだけど、一人が必ず楔を受けるような動きをし、DFを手前に引っ張る。そしてもう一人がギャップが出来たところでスペースに抜ける。これによって生まれる効果はDFの距離を意図的に離してしまうこと。対応しようと思えば、必ずDFラインに高さのギャップが出来、組織的(ここでの組織というのは、複数で協力関係を保ちながら守るという感じかな)に守る事というのは難しくなる。そうなると1vs1的な要素が強くなる訳だけど、そこで活きるのがFWの能力。実際ジュニーニョを一枚で抑えるのは難しいし、そこでカバーに行こうとして穴を開ければマルクスが飛んでくる。最終的な狙いとしては後手に陥らせやすくなるということなのかなと。非常にシンプルだけど自チームの戦力を把握し、うまくその力を発揮させるというロジックを施した関塚監督の手腕を感じる部分なのではないでしょうか。

この他にも、チームの攻撃のスイッチである中村憲剛のパスセンスを活かすための施術だったり、病気のように続いた終了間際の失点癖の克服など、地道な施術が実を結んでいることに関しては、地味だけど仕事をしっかりしているなぁと感じました。

何かゲームレポートじゃねぇな。でも気になるんだもん、こういう要素が。試合の方は、上に書いたような良い形までは作っていたものの、レイソルDFに結構粘られる。しかし、チームに流れる好循環の差か、セットからバーのリフレクションに一人だけ良く予測していた箕輪が押し込んで先制。その後はレイソルが攻め気を出すけど、小林祐三がPK献上のファールで退場(ちょっと可哀想)、これをジュニーニョが決めて2-0。レイソルは更にビハインドメンタリティを高めるけど、これをしっかりと凌いでカウンター一閃ジュニ→マルクス。これでトドメ。うん、狙い通りという感じかな。一点返されたものの安泰。3-1で連勝継続。

目立たないけどイイ監督だ。現実的でクレバー、パニックになっても冷静に物事を見定めてしなければならないことを、一歩ずつ焦らずにやっていく。そんな関塚さんは鹿島に帰るのかなぁ?と言うことでこれもおしまい。後はシンプルに。後レポート書いたやつも。

ヴェルディ 1-2 FC東京@味スタ「若き力の躍動」
Verdy:19'森本貴幸"感じる力" FC:43'梶山陽平"ブレイクなるか?" 89'ササ・サルセード

ジェフ 4-0 楽天@フクアリ「さくっとフクアリ初勝利」
Jef:23'ガブリエル・ポペスク 60'巻誠一郎 63'マリオ・ハース 83'中島浩司

鹿島 1-0 グラ@カシマ「カシマのジンクス」
Antlers:59'本山雅志

アルディージャ 1-3 レッズ@さいたま「さいたまダービー」
Ardija:7'桜井直人"スカウト対象" Reds:3'アレックス 53'トゥーリオ 69'トミスラフ・マリッチ

エスパ 1-1 ジュビロ@日本平「静岡ダービー」
S-Pulse:66'兵働昭弘 Jubilo:26'西紀寛

アルビ 1-0 Fマリノス@ビッグスワン「新潟に勇気を」
Albirex:38'エジミウソン

サンフレ 1-2 セレッソ@ビッグアーチ「止まらない、止められない」
Sanfrecce:8'森崎和幸 Cerezo:44'西澤明訓 65'森島寛晃

と言うことでこんな感じです。やっつけじゃないかも。結構まじめにやったかな?セレッソ分析出来なくてごめん。それにしても結構好調な要因を辿るというのはためになるねぇ。でも辿っていくとやっぱり本質的には同じなのかも知れないね。セレッソはちょっと毛色が違う感じがするから、気になるからそのうちやろう、出来たら。と言うことでここまでっす。

*すいません、全然到達出来ませんね。個人をピックアップしようと思ってたけど、全然無理。プレビューは出来たら。多分明日は出来ないかな・・・でも僕は天の邪鬼。急ぎでやった割には1時間。うん、速いかも。

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