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October 15, 2005

純然たるクオリティの差@J1 第27節 ヴィッセルvsガンバ

何か慣れてきたかな?でも書く量は短くならないなぁ、まとめる能力(添削みたいな感じ?)はイマイチ。僕、小論文とか書いたこと無いからなぁ。まあいいや。

J.League Division1 第27節

ヴィッセル 1-4 ガンバ @ウイング「純然たるクオリティの差」
Vissel:75'朴康造 Gamba:40'&89'アラウージョ"神" 64'遠藤保仁 67'吉原宏太

楽天スタメン:GK本田征治、DF金古聖司、マルティン、北本久仁衛、MF朴康造、遠藤彰弘(→46'北野翔)、佐伯直哉(→86'河本裕之)、ホルヴィ、坪内秀介、FWイヴォ、平瀬智行(→64'和多田充寿)

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DFシジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF橋本英郎、遠藤保仁、渡辺光輝(→46'家長昭博)、二川孝広、フェルナンジーニョ(→88'松波正信)、FWアラウージョ、大黒将志(→67'吉原宏太)

かたや最下位、かたや首位、同じ関西に居を構える2チームですが状態はまさに正反対。状況としても怪我人は特におらずフルメンバーのスタメン、しっかりと休養も獲れて状態がいいのに対し、まだ播戸は戻ってこない、アツがいないなど状況も良くない楽天。残り8試合な訳ですが、モチベーションはどちらも高いにしてもちょっと楽天には辛いですね。楽天は崖っぷちなだけに、首位が相手だろうと勝ち点3が必須と言う感じなのは間違いないでしょう。西野氏の舌禍コメントが奮い立たせるポイントの一つになるでしょうか。

しかし、そんな危機感とは裏腹に、チーム状態を表すボールの周り。先に人が動き出すことでパスコースがどんどん出来てスムーズにボールが動くガンバ、一つ一つのプレーに無理が伴い、オリジナルポジションが低いため、選択肢も非常に少ない楽天。まあ必然的にチャンスが多く生み出すのはガンバです。一つの起点から飛び出しorサポートという形で選択肢を幅広く持ち、その中でそこからアクションが起きる。右サイド、フェルナンジーニョのためから渡辺光輝がオーバーラップを掛けて裏を取り、エンドライン際から折り返したところに大黒が反応、GKも抜いて早くも先制点かと思われましたが、金古が何とかゴールライン直前でカバー。何とか凌ぐ。

楽天としては最終ラインが5枚(両サイドの朴康造・坪内が下がる感じ)並ぶような形で守ろうという意志は見え、序盤は2vs1でサイドは破られる事が目に付いたが、中が厚く、スペースを消すことで最初の決定機の後はアラウや大黒のシュートチャンスを与えないことで安定。段々中盤の守備も良くなり始め、ガンバの恐ろしい攻撃陣の良さを消した。

それでも、ガンバは一瞬のラインのズレを見逃さずにオーバーラップを仕掛けてきた橋本がそのずれを突いてアラウからスルーパスを受けてシュートを打ったり(これは北本のスーパーカバー、大黒の詰めも許さず)とさすがのクオリティの高さは見えるが、逆に隙。ボールホルダーにアプローチが掛からず右サイドをイヴォに抜け出され、中の枚数を揃えることも、中のアタッカーを捕まえることも出来ずに折り返しをフリーで打たれそうになるヒヤッとするシーンも。(これは折り返しに対して平瀬がボレーをしっかりミートすること出来ず)お互いがお互い隙を狙い合う様な感じで膠着した展開になっていく。

膠着の中での流れは、ポゼッションしながら高い位置に両サイドが張り出す事が出来るようになり、守備に置いてもガンバの攻撃の多様性を消していた楽天にあるのかなと思いましたが、その中で点を生む要因となったのは隙。度々、中盤とDFが分断される事があった後の40分、そんな感じで中盤をすっ飛ばされてフェルナンジーニョが右サイドで受けると、小気味良いタッチで対応に来たDF2枚を抜ききり、エンドライン際に切れ込みクロス、DFが何とかすらせたりしたものの、エアポケットが出来てそのボールに反応したのはアラウージョ、マーカーの北本を止まって少し戻ることでフリーとなり、きっちりとヘディングで押し込み先制点を上げました。

多分ここまでは楽天はある程度ゲームプラン通りに進めてきていたとは思うのですが、最後の最後にクオリティの前に沈んでしまいましたね。これはどうしようもない。結局前半は0-1。

後半開始、両チームとも動いてくる。ガンバは渡辺光輝(悪くなかったと思う)に代わって家長を入れ、楽天はアキに代わって翔くんが入る。ガンバはこれで二川が右、家長が左という形。狙いとしてははっきりしてるかな?家長の攻撃力の朴を抑えようとして、逆に翔くん投入は前に厚み、そんな感じでしょうか。それにしても西野さんは本当に生まれ変わったように強気。

で、両チームの狙いの中でそれが実ったのはガンバ。チームのバランスが前には掛かり、相手を押し込んで押しつぶそうという形がピッチの中で表現される。ガンバはこの試合、相手が引いて居ることもあって、ポジションブレイクという寄り局面打開力というもう一つの魅力で勝負しようとしているのかなと。いきなりフェルナンジーニョの突破で中盤を引っぺがし、併走状態で走り込んできたアラウージョが抜け出して角度のない所からシュートを狙ったり、家長がサイドで1vs1を仕掛けたりとまさにその個による局面打開が活きてくる。

特にフェルナンジーニョのキレは出色。細かいステップからの切り返しで相手をちんちんにしてアラウ・大黒にお膳立てしたかと思うと、今度はそのドリブルの脅威の前に相手が飛び込めなくなったところで溜めて飛び出しを促す。まさにドリブラー型のチャンスメーカーらしい立ち振る舞いでした。

ただ、肝心の決定機の所で大黒が枠に飛ばせなかったり、クロスが合わなかったりと追加点が生まれない。逆に楽天は前が2枚となってある程度前に厚みが出て、数こそ少ないもののカウンターに前半よりも攻撃に置いては可能性を感じる形にはなってくる。翔くんも積極的。

しかし、オープンな展開となってくるとクオリティの差が出始め、中盤で完全フリーとなったヤットから柔らかいフィード、アラウージョはオフサイド気味だったもののその外側から抜け出した事でラインをかいくぐった大黒へ通り1vs1になる。これは本田が防いだが、それをフォローしていたのはパスを出したヤット、リフレクションをダイレクトで流し込んで待望の追加点。でもこれで終わらない。

ヤットがフリーとなって前にクオリティの高いのボールが供給され、アラウージョやフェルナンジーニョが前を向く、そして仕掛けられるという展開が続き、その圧力に屈した形で追加点が生まれる。そのヤットのパスから左サイドをアラウージョがフリーで抜け出しクロス、本田がしっかりとボールキャッチの態勢に入ったもののファンブル、これを交代で入っていた吉原が押し込んで3点目。痛恨のミスだけど、楽天の守備も運動量が落ちてアプローチがなくなり、ここまで出来ていた我慢が出来なくなってしまった。楽天の集中力が続かない、そしてガンバの高いクオリティと圧力を証明するようなプレーだったのかも知れませんね。

この後もガンバの貪欲に追加点を狙う姿勢に圧倒され、押し込まれっぱなしだった楽天ですが、ようやくビハインドメンタリティが出始めて反撃。翔くんの粘りあるキープからのスルーパスから朴康造が飛びだし、しっかりと藤ヶ谷を抜いて1点返す。やったね、翔くん、ナイスアシスト。

その後同点と見まごうかのような撃ち合いとなるが(この辺はガンバらしいかも。クオリティが高く一回一回が決定機となる。楽天は河本を前線に投入してパワープレー体制。ビハインドなのに楽天の方が攻められない)、結局ここもクオリティの差、一発のロングボールからのカウンターでアラウージョが抜け出し、何度かビッグセーブを見せていた本田を抜いて4-1。完全なる力の差を証明して楽天をまさに「叩き潰した」という感じになりました。

まあ力の差としか言いようがないです。きっと西野監督としてもこういう試合を狙っていて、それをしっかりと選手達が自分たちの力を発揮して、相手を叩きのめした形となりました。実際、ガンバらしいポジションブレイクからの流動的なサッカーというのは封じられていたけど、そこから個の力を前に押し出しての局面打開で切り崩すことに切り替えて屈服させたというのは、このチームの攻撃における複数の選択肢を兼ね備えているというのを感じさせるものでした。

まあ実際、西野監督の交代策もそういうものを意識したものだと思うし、それが出来るだけの個があるということなのでしょう。魅力的な攻撃陣も使いよう、相手に合わせて使い分けるようになれば、より確実に相手を屈服させることが出来ると言うのが見え始めているのかも知れませんね。しかし、本当に一つ一つのプレーのクオリティの高さは恐ろしい。シャムスカ・トリニータとの試合も楽しみ。

で、楽天はきついねぇ。まあ相手が強いことを認めて、現実的に戦って良さは消すことが出来だのだけど、それでも叩き潰されたというのは相手が強いと認めざるを得ないです。ただ、あれだけ粘り強い守りが出来るのだから、集中を切らさない事、下を向かない事というのはやっていかなきゃいけないでしょうね。みすみす自分たちから勝ち点を諦めている感じ。今日も翔くんのプレーで一点返した(強調)訳で、あの無駄な3点目さえなければ試合はどう転がっていたかはわからなかった(まあクオリティ的には・・・ねぇ)。だからこそ、試合の中にエアポケットを作らない努力、自ら試合を捨てない精神的タフネスというのをより意識すべきなのかも知れませんね。そろそろ崖は崩れ始めてきてることだし・・・。

と言うことで首位はきっちり勝ちました。明日のナショナルダービーは両チームに大事になってきますね。勿論こけら落としのジェフも。マリは・・・・空気読まないから。と言うことで第2のレポートおしまい。

しかしこれでアラウージョは30点、マリの総得点を一人で獲ってるのか・・・偉大だなぁ(ぼそっ)

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