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October 31, 2005

Fly high,Again@J1 第29節 Fマリノス vs ヴェルディ

早めに書かないと忘れちゃいそうだから、どんどん書きまっせ。で、まずはようやく見れたFマリ-ヴェルディ。本当に良かった、本当に。今までだったら負けパターンのゲームだと思うんだけど、ようやく長~い長~いトンネルを抜けた!それだけが救い。うん。

J.League Division1 第29節

Fマリノス 1-0 ヴェルディ@国立競技場「Fly High,Again」
F.Marinos:82'中澤佑二

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中澤佑二"重責解放、その分高く"、松田直樹"実質リーダー"、中西永輔、MF上野良治、奥大介(→89'那須大亮)、田中隼磨、ドゥトラ、山瀬功治(→89'マグロン)、FW坂田大輔、久保竜彦"復活の序曲"(→79'グラウ)

読売スタメン:GK高木義成"ピンクじゃなーい"、DF上村健一(→85'弦巻健人"ユースの星")、林健太郎、戸川健太、MF山田卓也、小林大悟、小林慶行、平野孝、FWジウ(→75'町田忠道)、森本貴幸(→81'柳沢将之)、ワシントン

雨が降りしきる国立、両チームとも下向きな状態の中で伝統のクラシコ。今年は実質2分け(ゼロックスはPK負け)マリは久保竜彦が8/20のナビ杯準々決勝vs大宮戦以来の出場、腰の負傷もある山瀬もスタメン、そして負担と重圧に苦しんでいた佑二の負担の軽減のため、マツにゲームキャプテンを変更と不遇を返上のために岡ちゃんも色々と手を打ってきた。ヴェルディの方は、戸田・相馬・平本が出場停止、特にチーム復調の鍵であるボランチ能登だの出場停止は痛い。センターは小林大悟と小林慶行の二人のテクニシャンが担う。前はジウ、ワシントン、森本というトライアングル。

前半
序盤から引き気味に構えるヴェルディな感じもあって、ポゼッションを握るという前節のアルビ戦と同じような構図。ヴェルディの山田卓也・平野がかなりマリノスのサイドアタックを警戒して、余りオリジナルポジションを崩さないでゾーンを埋めるような対応をしてくるが、それでもドゥトラ・隼磨の活発な上下動でサイドからクロスという形を徹底して攻め、(それしか無いとも言う)その上下動の活発なランニングで圧倒する。

が、決定機までも生み出すものの詰めが甘い。セットプレーからの佑二のヘッド、久保・上野と近距離からのシュートもゴールに至らない(佑二のはピンク改め黄色の抜群の反応力、ファインセーブ)結局無理に自らポジションバランスを崩して穴を開けるようなことも少なく、脅威を感じるような攻撃も喰らわなかったが、ゴールも獲れなかいまま。前半は0-0。

後半
後半もほとんどマリペース。楔も入るし(ヴェルディの中盤のフィルターの粗さもあって)、早いタイミングでのクロスも久保の存在もあってそれなりに機能、しかし相変わらずゴールは遠い。逆にヴェルディは、チーム全体での復調とまではいかないが、前に入れば(マリの楔への対応はかなり早く厳しいこともあってそんなに数はない)3枚の技術とコンビネーションで崩す部分もかいま見え、前半とは少しパワーバランスは崩れてきた感があった。

どちらもチームが嵌りきっていないこともあって(攻撃に置いてはマリは量は◎、質は△、ヴェルディは量は×、質は○)、どことなくもやの掛かるような展開となるが、その中でセットからの決定機を決めるか決めないかが勝負を分ける。ヴェルディはCKから、リフレクションがワシントンに渡り、一度はDFに当たったもののもう一度今度は難しい態勢からのループ。これが前目にポジションを獲っていた達也を上を越えゴールに向かう、がバー、しかしそのボールにも反応したのがこのゲーム、ドゥトラに対応して我慢に我慢を重ねていた山田卓也。ヘッドで合わせてがら空きのゴールを狙ったがこれを枠に収めることが出来ず決定機を逃してしまう。

逆にマリ、その前にも久保が坂田の左サイドの突破から折り返しを外して実際「この日もダメか」的な雰囲気も漂った中での82分、グラウとマグロンで少しリズムが変わった中、戸川のミスを突いてグラウが仕掛けて奪った右サイドタッチライン沿い少し遠目のFK、ドゥトラのキックは鋭くゴールに向かうインスイング、これにGKの前で高く飛んだのが佑二!すらせる形で変化の付いたボールに高木は反応しきれず、これがゴールに突き刺さって待望の先制点!そして結局これが決勝点。ようやくようやくヴィッセル戦以来の勝ち点3を得ることが出来ました。

一つの決定機が分けた明と暗とでも言いましょうか、非常に刹那的なゲームとなりましたが、もしかしたら底の深度の違いだったのかも。マリにとっては上にも書きましたが、前節と似たゲームでどちらかと言えば負けパターンなのかなと思っていました。ポゼッションを握って攻めるものの攻めきれなかったり決めきれなかったり、そして疲労から運動量が減り、ミスが生まれ、失点に繋がる。ただ今日は相手に助けられたとはいえ、我慢して、何とか勝ちに繋げることが出来た。実際、この試合は今のマリにとっての精一杯、考えられる上ではこれしかないというような勝ち方を実現出来たのは非常に大きいのかなと。

勿論、足元のオンパレードでサイドに凝り固まった柔軟性のない攻撃を筆頭に内容は相変わらずのグダグダな感じは続いています。でも勝った。それが今一番必要だった訳だから、今はそれで良いのかなと。現実的に結果を求められるような位置でしたし、先を見据えてと言う余裕はありませんでしたしね。

にしても、久保の復活はめでたいね。かなりチャンスがあった中でゴールは獲れなかったけど、思ったより動けていたし、制限されていたようにも、我慢したようにも思えないし、何よりも飛んでた!岡ちゃんが会見で言っていた通り相手の脅威となって、シュートに絡めるポジショニング感覚は試合勘が飛んでいるとは思えないぐらい素晴らしかった(決まらなかったけどね)後はこの復調に継続性があるのか。

まあ久保の存在もあって、サイドからの攻撃に怖さも出て、サイドの徹底も形になったし、トップの役割分担もある程度はっきりして坂田も今までよりは動きやすそうだったし、チームに一本筋が通った感じがあった訳ですが、本当ならこういう特別な個がいようといなかろうと、ある程度の形を作って、結果を出せるようにならなきゃね。

まあ残留が完全に確定という訳じゃないけど、少し余裕が出来て先が見えるようになった訳だから、そういう意味ではこれからは少し先を見ながらの試合をしていって欲しいなと。岡ちゃんが「選手がいないから」的な発言をしたこともあったけど(安・久保不在時でゴールが獲れない事だっけ?)、言い訳は逃げ。そういう基盤をないだけ。だからこそ、もう一度模索していってほしいなと。まあ岡ちゃん留任ありきの話だけどね。(岡ちゃんが留任しなかろうとチームは続くわけだから、選手達は高い意識を持ってやっていくのは当たり前。今のままじゃダメよ)

少しだけヴェルディのこと。残留のためには5連勝(?)が必要と完全に追いつめられてしまった訳ですが、今の状態ではちょっときついかな・・・。まあこの試合に関してはチームのダイナミズムを担う相馬、そしてチーム復権の鍵となる守備の引き締め役である戸田がいなかったから本来の姿ではないにしても、対策してきたアウトサイドが走り負けて破られ、中のマーキングも曖昧、楔を切るべきセンターハーフはボールを追いかけるような守備だったこともあって、あんまり影響力を発揮出来ず、自分たちの特性も消えてしまった。まあ抑えどころを抑えきれなかったことは別にしても、チームとしてかなりぼけてしまった感じを感じました。

個人的に何をすべきというのは限られていると思います。勝たなきゃいけないし、なかなかうまくいっていないことも考えたら、無駄な失点を抑えて決定力のあるFWのゴールに賭ける。ただ、そんな大まかな形では難しい。どういう守備でボールを奪うのか、どういうパスルートでジウやワシントン、森本(こういうサッカーをするなら独力突破の期待出来る平本の方が良いかも知れない)に繋ぐのか、そういうことを詰めていく必要があるのかなと。まあヴェルディのアイデンティティを無くして欲しくないという勝手な外野の思いもあるけど、ちょっとリアリスティックな改造計画。

今のまま3-4-3。見た限り、まずは中盤の守備がまったくうまくいっていないので、テクニシャンはとりあえずベンチ(又は前に張るか、小林大悟とかは前の方が良いかも知れない)ハードに走れて戦える戸田と山卓のセンター、サイドにダイナミズムに溢れる相馬と柳沢の4枚にして3-4のブロックを作って、数的優位な形で対応出来るカバー&サポートの意識の徹底。で、まずは失点の危険性を削る。で、奪ったら(特にサイドの選手が)早く切り替えてパスコースを作り、前の選手に繋ぐ。そして前の選手はワシントン以外近い距離を取りながら、局所的に人数を集めて突破、そしてワシントンに賭ける(後はアウトサイドの選手がここまで走る)。まあ、どうなるやら。頑張れ、やっぱり落ちたら寂しい。

と言うことでこの試合はここまで。本当に良かった、良かった・・・・。実際どうなるかと思ってたからね。降格はしないだろと自分でも思ってたのに、これだけ状態が悪くて相手がモチベーション高い→全敗と言うことを考えたりもしたからね。まあこの一勝でプレッシャーから解き放たれて、又高く飛んでくれることを望みたいものです(まあいきなりは無理でもその準備を)と言うことでここまでです。

*今週は1習慣空くし、ゆっくりやりますよ。次はトリニータ-ジェフ→セレッソ-鹿島+FC東京-ガンバ(総合)の予定。

*今日で10月も終わりな訳ですが、まだ落ち着きません。不安定な更新な感じで、無駄足を踏ませたりしてたらごめんなさい。まあ少しずつ落ち着いていくと思うのでそうしたら又通常営業に戻していこうと思います。予定は未定って感じで(笑)

*ちなみに選手評は出来たら追記予定。天の邪鬼なのでやらないかも知れませんが。

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October 30, 2005

何かの力が働くJリーグ@J1 第29節 レッズvsフロンターレ

今節はやりたい試合が多くて困っちゃいますね!ただ何よりもマリが勝った!本当に長かった・・・。まだ見れてないのでとりあえずは後回しで、物議を醸し題した、そして非常に熱いゲームとなったこの試合から。

J.League Division1 第29節

レッズ 3-2 フロンターレ@さいたまスタジアム「何かの力」
Reds:8'p&34'三都主アレサンドロ 76'田中マルクス闘莉王 Frontale:37'ジュニーニョ 44'マルクス

Super Soccer

レッズスタメン:GK都築龍太"MVP→暴徒化"、DF坪井慶介、トゥーリオ、内舘秀樹、MF山田暢久、酒井友之(→58'堀之内聖)、永井雄一郎(→64'平川忠亮→84'岡野雅行)、アレックス"第一子に捧げる2ゴール"、長谷部誠、ロブソン・ポンテ、FWトミスラフ・マリッチ

フロンターレスタメン:GK相澤貴志、DF箕輪義信"やってもうた"、伊藤宏樹、佐原秀樹"可哀想な暴れん坊"(→84'都倉賢/87'赤)、MF中村憲剛、久野友昭(→77'原田拓)、長橋康弘、アウグスト、マルクス、FWジュニーニョ、我那覇和樹

まず先に、とてもイイゲームだったと思います、サッカー的に。優勝に望みを繋ぐために、一つの隙に対して身を呈してでもやらせないという執念が見え、冴えを見せた技術とスピード、隙を見逃さない集中力。沢山のイイ要素がゲームの中にあった。ただ過剰な演出で、ねじ曲がったゲームとなってしまったことがただただ残念。とりあえず主観を抜きに、なるべく主審のことは触れずに(そうはいっても無理なんだよなぁ、ジャッジがゲームを変質させて流れを作っちゃってるから)

前半
ゲームは序盤から動く、セカンドアタックに繋がったレッズの攻撃、ポジションを中に移していたアレックスを狙ったクロスが入ると、そのアレックスに対して佐原が手を使って押さえつけたという判定でPK裁定。このPKをアレックスが決めてレッズが欲しかった先制点を取る。

先制点が入った後、流れはフロンターレへ。レッズは先制点を得ていたと言うこともあってリスクを掛けるような攻撃は少なかったが、それでも空いてくるスペースを巧みに使って仕掛けるカウンターが冴えに冴え、レッズDF陣を切り裂く。スペースのない状態ではどうもまごまごしていた感のあった前3枚のアタッカーでしたが、速いアタックとなると話は別。高いテクニックとスピードでDFのアプローチをいなして、フリーマンを作っては決定機を生む。しかし、その決定機をことごとく都築に阻まれたこともあってなかなか同点に至らない。そんなもどかしい流れの中で、一つのミスから追加点を許す。

都築のキックは最前線のマリッチへ、しかししっかり箕輪がついていた。マリッチを押さえつけるように先に飛んだ箕輪でしたが、タイミングを誤りクリア出来ずに後ろにこぼすと、これを予測していたかのように、又もアレックスが中に切れ込みこぼれ球に反応、相澤を振り切り、マークに付いていた長橋のカバーも届かず、無人のゴールに流し込んで、してやったりの追加点。アレックスは前節はやり忘れたゆりかごでカメラにアピール。レッズの経験がふろん太の勢いをいなしたかに思えました。

しかし、ふろん太は沈まずすぐに反撃。レッズがリスクマネジメントを考えて低めにラインを設定し、中盤と連動してバイタルを消すような守りをしてきた事で攻めづらそうな部分が見えましたが、セットからこじ開ける。距離はあるものの左からのイイ角度のFK、マルクスのキックは平行にスライドするような鋭いキック、この鋭いキックに抜群の瞬発力でマークを外していたジュニーニョがGKの前で綺麗に合わせて1点差、でもそれで終わらない。

前半終了間際、果敢な突破で得た左寄り抜群の位置と距離からのFK、キッカーは又もマルクス。壁内側に選手が詰め寄り、コースを開けるようなアクションを見せたところで放たれたキックはその開けられたコースへ、そのキックに対して読み間違えで体重がニア側に掛かってしまった都築は、低く少し逃げる変化の付いた鋭いシュートに反応が遅れ、ゴール。なんとまあ、これがふろん太が育ててきた勢いなのか、とても苦しい状態から2つのセットプレーを活かして同点まで戻し、ここで前半終了となる。

後半
レッズはマリッチを起点にポンテ、長谷部が絡みたいが、その起点が激しいチャージに潰されてなかなか攻撃のとっかかりを掴めない。そんなレッズを尻目にフロンターレはカウンターのチャンスを伺いながら、前半は余り攻撃に置いて存在感を示せなかった中村憲剛も絡むようになり、カウンターだけではないと言うところを見せ、又多くのセットプレーのチャンスを得る。マルクスのキックは前半でも二つのゴールを生み出していましたが、そのキレは健在。ジュニーニョや箕輪のヘッドを引き出すなど十分な脅威となり、そしてついには右からのCK、完全にマリッチをタイミングで出し抜いた佐原にドンピシャであって3-2!と思ったところで笛。競り合いの際に、佐原がマリッチを手で押さえつけて飛んだということでファールの判定、このゴールが取り消されてしまう。

後半ほぼ自分たちのペースで、イイ攻撃を見せていたふろん太でしたが、ハイペースで試合を進めてきたツケが少しずつ出始めて、それがアプローチが曖昧になり始める事でピッチに出る。そしてその隙を見逃さなかったレッズ。右サイドでパスを回されてアプローチが追いつかずにフリーマンを作られ、その結果ポンテがフリーでクロス、そこに合わせたのは攻め上がっていたトゥーリオ。うまく前にスペースのある状態から走り込んで前に入り込んで箕輪に競り勝ち、ヘッドで叩き込んで再び勝ち越し。レッズの培ってきた経験というものがものを言った形でしょうか。

この後、久野に代えて原田、再三の激しいプレーで奮闘していた(退場しそうになった)佐原に代えてルーキー都倉を入れて追いつこうとしたフロンターレでしたが、色々あって都倉が退場になるなど結局レッズの守備を崩し切ることは出来ずにタイムアップ。2点ビハインドにも怯まず、それをひっくり返さんばかりの内容の充実っぷりで「俺たちの方が勝利にふさわしい(今節出場停止で、上で眺めながらあくびを抜かれた人が言いそうな言葉だ)」と言わんばかりのパフォーマンスを見せてゲームを熱くしたふろん太。追いつかれて意識が減退しそうなところで踏ん張り、逆に隙を見逃さずに勝ちに結びつけて、培ってきたキャリアを示したレッズ。後味は良くなかったものの両者の力が拮抗したイイゲームだったのかなと。

で、肝心の部分に触れる前に、まずゲームの中身のこと。まあ誰が見ても内容的にはフロンターレの方が良く、関塚監督の怒りも理解出来る出来だったと思います。チームのしっかりとした意思統一から繰り出されるカウンターは非常に整備され、それに応える形で前の3枚も自身のスキルやスピードを思いきり活かしてチャンスを生み出したりと、素晴らしい出来だったと思います。多分マルクスにしてもジュニーニョにしてもトゥーリオの好戦的なDFを逆に利用しようとしていたと思う、彼らの瞬間的なプレー痺れましたよ。

ただ、結果的に決め切らなかったことがとんでもなく痛かった。最初のジュニーニョから、マルクス、我那覇とフリーとなって前がオープンにもかかわらず、都築のビッグセーブの前に屈してしまった。あれが1本でも入っていれば・・・まあたらればは禁物ですが、速いタイミングで1-1になっていたらゲームの展開は変わっていたのかなぁと(結果は同じかも知れないが)まあ仕方ないですけどね。

ただ、DFの対応から考えれば、明らかに軽率で質の低いものだったのかなと。まずレッズ側。トゥーリオ。全くと言っていいほど前回の対戦(第2節 F3-3R@等々力)が身になっておらず、相手の質の高いアタッカー(マルクス・ジュニーニョ)のスキル・スピードが活きる状態でもそういうものを計算に入れず、獲れると思って勝負のアプローチに行っては、いなされ・かわされというのを繰り返して、かなり危険なシーンを作られてしまいました。

もう少し学習していれば、違う対応で相手を抑えるという選択肢を持てたはずだけど、そこに進化が無く行き当たりばったりで感情的な対応に終始してしまう頭の悪さ。自分がやられれば失点の危険性が極めて高くなる、だからこそああいうシーンで勝負のアプローチに行くというのは無謀。後半はしっかりと捕まえて、ある程度対応出来ていたことを考えたら勿体なかったかなと。1失点が致命傷となり得る試合で、相手の技術や身体能力に敬意を欠いた対応をしていては、代表なんてまだまだです。ねぇ、トゥーリオくん。(やっぱりボランチの方が彼の良さは活きると思うんだけどねぇ。カバーも出来るし、アプローチも強烈、展開力も素晴らしい、攻撃参加は言わずもがな。より思い切りプレー出来ると言う意味でね。運動量的な部分の兼ね合いがつけば面白いと思うけどなぁ)

で、もう一人。箕輪義信、日本代表。ミス二つ、2失点、ありゃま。確かに高い、とっても強い、ダンディ。でもそれに甘んじてしまってはダメ。トゥーリオにやられたシーンに関しては愚の骨頂。捕まえずに走り込まれて前をとられてしまった訳で、ある意味自分の高さの過信が失点になってしまった。身体を当て、飛ばさない、そうやって失点の可能性を削る事の方がしなければいけなかったのかなと。1失点目はタイミングのズレ。まあこれを糧にもっと危機感の高いDFとなってほしいもの。元々軽率な選手ではないから、こういう失敗を活かせる選手だと思うし。

では、本題。ジャッジ。あんまり書くのは好きじゃないけどこのゲームを書く上で触れないわけにはいきません。酷かったですね。このゲームの流れを作ったのは主審で、何かが働いていたと勘ぐりたくなる気持ちがよーくわかる(フロンターレが嫌いとか、佐原が嫌いとか)しかもこういう激しいゲームの中でコントロールすべき所を、カードを見境無く振りかざして選手達を逆撫でして更に荒れるような状態を作った。神経質な笛の吹き方、基準無きジャッジ、神のような振る舞い。関塚監督、そしてふろん太の選手には心底同情する。

●関塚隆監督(川崎F):

「非常に残念に思う。選手が帰ってきてかける言葉がなかった。僕自身はこのチームで指揮をとれて誇りに思う。それがすべて。我々は勝とうとして持っているものすべてを出したが、我々を勝たせてくれない何かが働いていたと思う」

J's GOAL

開始直後のPK裁定(あれでPKならCKの競り合いは全部PKだ)、逆転ゴールとなるはずだった佐原のヘッドの取り消し(腕を縛ってサッカーをやれと言うこと)、そして都倉と都築の接触プレー(必死のプレー禁止、怒りの報復可)。この3つが試合の流れをひん曲げた訳ですが、どちらに肩入れしているわけでもない中で見ても?????と言う判定でした。納得いかなくてもどうにもならない無念、自分たちではどうにも出来ないところに勝負の綾があったやるせなさ。100%を出し切った選手達や監督にとってはたまらない。これで「あそこを決めてれば・・・」なんて選手達に責任を押しつけることは出来ない。

ダメだよ、彼らに勝負を預けること自体自殺行為。好勝負もこういう形で違う方向に興味が向かう。だめっしょ、もう。と言うことで言語道断で早く処分を下してちょうだい。

あ~あ、書いてても後味悪いよ。ということでここまで。次はセレッソ鹿島の予定。オシム-シャムスカはもう一回見直してから。多分ヴェル-マリは一番最後かなぁ・・・

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October 29, 2005

必要なのは「勝利」@J1 第29節 Preview

最近思うんですけど、書き手にとってプレビューって凄い楽しいんですよね。まあ全然当たらないんですけど(vsFC東京@味スタとかは目も当てられない)色々見て、マッチアップを考えたり、相性を考えたり、凄い自由に考えて想像するのはレポートより楽しいかも知れない。と言うことでプレビューです。

J.League Division1 第29節

10/29 15:30KickOff/Fマリノス vs ヴェルディ@国立競技場「色褪せても、低迷しても」
F.Marinos         Verdy
  グラウ  坂田        森本 ワシントン
      奥           ジウ  小林大
ドゥトラ      隼磨  平野         山卓  
   那須  上野          小林慶 
  河合 松田 中澤      戸川 林 上村   
      榎達             ピンク

上にあんな事書いたんですけど・・・・、

勝て。

それだけ。もうそれしかないわけですよ。現状を打破する良薬となるのはこれしかない(考えてみたら、楽天戦から勝ってないもんね)

まあ相手が相手というのもあるのですが、そのヴェルディの状態もよくないし、しかも好転の鍵を握っていた戸田が出れない。それだけでは飽きたらず前節も素晴らしいアシストをした左サイドの相馬も出場停止、平本もサテで暴れちゃって(暴言で3試合出場停止)出場停止。手負いどころの騒ぎじゃない。ここで勝たなきゃいつ勝つんだって話ですよ、奥さん。

まあマリの状態も良くないので(サッカー的にはもう書き飽きるくらい書いたので割愛、で、選手の状態もあんまり良くないみたい、佑二が足首をやっちゃったりしたみたいだし・・・)、非常に難しいゲームにはなると思います。本当なら色々書いた方が良いのだろうけど、なんて書いて良いのか分からない。今の岡ちゃんが現状を打破するような何かを出せるとも思えないし、今の出来ることで何とかヴェルディを上回ることを祈るだけです。

しかも行けないし、生もないし、日曜日は見れそうにないし。そんなことはどうでも良い。とにかく勝て、それだけ。

では後はその他の試合。色々注目試合多し、出来たら又別々にきままにレポしますので。

10/29 15:30KickOff/レッズ vs ふろん太@埼玉「忘れ物を取りに」

10/29 15:30KickOff/ジュビロ vs サンフレ@ヤマハ「クオリティ高き試合を期待」

10/29 15:30KickOff/グラ vs 清水@豊田「優しさフラグ再び」

10/29 15:30KickOff/レイソル vs アルディージャ@日立「切迫の直接対決」

10/29 15:30KickOff/楽天 vs アルビ@ウイング「救世主は戻らない」

10/29 15:30KickOff/シャムスカ vs オシム@ビッグアイ「見所ありすぎ、土曜日のメインマッチ」

10/30 15:00KickOff/FC東京 vs ガンバ@味スタ「決勝直前負の波脱却、首位堅守、課されたタスクは多い」

10/30 15:00KickOff/セレッソ vs 鹿島@長居「相性を越えるか、長居決戦」

と言うことで下三つはもう必見。とりあえず何を犠牲にしても見るつもり、出来ればレポートも。もう見所なんて探せばいくらでも出てきそうですよ。

勿論降格争いもかなり切羽詰まってきてますし(他人事じゃない)、Jは終局に向かって本当に面白いことになってますよ。とにかく取り急ぎ。と言うことで今日はここまで。

*本当はニュースくっつけようと思ったんだけど、長くなるからやめた。完全に旬を逃しちゃったなぁ。どうしよ。まあいっか。

*ちなみに、ヒデ・松井・稲本のゴールとか、トルシエとか、バロンドールとか、U-18の遠征とかの予定でした。そのうちね。忙しいとニュースが溜まるのよね。

*結局普通通り更新してる自分は天の邪鬼。眠い、眠い。僕はもしかしたら更新中毒?そんな中毒無いと思うけど。習慣って感じかも、サカネタ探して、見つけたり書きたいことが見つかると書きたくなっちゃう。モチベーション的に乱高下はするけど。今みたいに忙しいとやる気が出るのが切ない。

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October 28, 2005

好調をもたらす知将のタスク@J1 第28節 総括

と言うことで僕は約束を守る男。やっつけみたいだけど、ぐわっっとまとめて。前節のは無理なんですけど。早速。

J.League Division1 第28節
ガンバ 1-2 トリニータ@万博「マジックの域を超える改革者」
Gamba:74'遠藤保仁 Trinita:65'&70'マグノ・アウベス

どこまでシャムスカが、Jを席巻するガンバの破壊力に対してどのように研究してどのように対峙するのかと言うのが気になったんだけど、これほどまでに押さえ込むとはねぇ。

実際、タスクがいくら優れているとはいえ、個の力で下回っている上に、バリエーション豊かなアタックをされてはそうそう抑えられるものではないと思います。そこで抑えるべきポイントとしてシャムスカが定めたのはその「バリエーション」。そして具体的に潰すべきポイントは、起点となるアラウージョとフェルナンジーニョに定められた。アラウージョは勿論素晴らしい選手で、スキルもスピードもある選手ですが、一人マンマークで付け、もう一人がカバーに入れるポジショニングを取る形で常時二人が警戒すれば、さすがのアラウも簡単にはボールは持てない。点と面のマークとでも言いましょうか。それはフェルナンジーニョに対しても同じ。エジミウソンとトゥーリオでその作業をして押さえ込み、起点が潰れたことでガンバの「バリエーション」が消えた。

攻撃の起点が作れずに、なかなかとっかかりが掴めなかったガンバは、裏を狙うような形に推移していったわけですが、これも同じようにしっかりとサボらずに付いていくことで、同じようにカバーに入って対人における能力の差を埋める。バリエーションが消えたことで、相手のやり方がある程度予測しやすくなって、より対応しやすくなったと言うのもあると思う。シャムスカのサッカーは、選手達の頭の中をシンプルに、戦いやすくするための施術というのが、非常にうまいのかも知れませんね。

大まかに表せばこんな感じかな?

1.より精巧な分析による相手のストロングポイントの洗い出し(スカウティングの妙)
2.選手達に狙いを伝え、そのシュミレーションを綿密に行う。そして基盤となる個力の差を埋める粘り強い対応への意識付け。
3.抑えるための人海戦術の実行、それを可能にさせる周辺事情の整合性(余りポジショニングバランスを崩さないことが基本)
4.そして相手の手を押さえたところで、相手に無理をさせ、その逆を突いて自分たちに最強の武器であるマグノ・アウベスを終着点としたカウンターでとどめを刺す。

まあゲームの推移は(僕の頭の中での)シャムスカロジックが嵌って、ガンバ攻撃陣は丸め込れ、最強の槍であるマグノが2発打ち込んで終局。本当に凄いよ、タスクが生み出す結果、結果が生み出す自信、自信が引き出す次の結果。見事なまでの好転ループ。そしてガンバさえも喰ってしまった。シャムスカに関してはこれからも注目して、もう少し深く分析したいところです。

ガンバの方は仕方ないとはいえ、激痛の敗戦。これで鹿島に勝ち点2差にもちこまれて、しかも宮本も大怪我(ナビに関しては絶望?)と踏んだり蹴ったりとなってしまいました。正直ガンバが行くと思ってたけど、またまた盛り上げちゃってくれましたね。ガンバにとってはこれからが正念場。大黒に火が付かない、そして今回の負けで又一つ次から当たる相手に抑えるヒントを与えてしまったこと、次々と押し寄せるネガティブな波を越えていけるかどうか、優勝への道はまだまだ険しい。

ということでおしまいなんですが、トリニータは次はジェフと当たる。シャムスカはジェフのどこを抑えに来るのかな?オシムたんは阿部を誰のマークに付けるのかな?指揮官の判断がどのようにゲームに作用するのか楽しみです。じゃあ次。

ふろん太 3-1 レイソル@等々力「自信の結実」
Frontale:20'箕輪義信 43'pジュニーニョ 81'マルクス Reysol:84'レイナウド

現在ノリノリなのはセレッソ、トリニータと言うことになるのですが、フロンターレも連勝中。レイソルは逆に負の波にがっぷりと飲まれてしまって、更にアクシデントにも遭ってと本当に真逆の状態での対戦。そしてその状態が出てしまったゲームでしたね。

で、見ていて思ったことは、ふろん太の好調の要因は、トリニータの好調の要因と似ていること。フロンターレも選手達がやるべき事が整理されていて、それをしっかりやることで結果を出している。ただ、当たり前だけど選手の質や特性が違うので、整理の方向性は違う感じがしました。

フロンターレが整理したのは攻撃においての動き方。フロンターレは3-4-1-2みたいな形。で、特に約束事を感じたのは前の「1-2」、マルクス、我那覇、そしてジュニーニョ。3人ともそれぞれに特性を持っているけど(ジュニなら抜群のスピードとスキル、マルクスはスペースを嗅ぎ取る感覚とテクニック、我那覇なら勢いと思い切り、身体的強さ)、3人とも裏にも抜けれるし、足元も上手(我那覇はうまいと言うより強いと言う感じかな)。ただ、放任しておくと、動きが被ってしまったり、狙いが重なってしまうこともあると思う。そこで関塚監督が施したのかが攻撃における役割分担。

基本的な狙いとして1stプライオリティはやっぱり裏。で、非常にシンプルなんだけど、一人が必ず楔を受けるような動きをし、DFを手前に引っ張る。そしてもう一人がギャップが出来たところでスペースに抜ける。これによって生まれる効果はDFの距離を意図的に離してしまうこと。対応しようと思えば、必ずDFラインに高さのギャップが出来、組織的(ここでの組織というのは、複数で協力関係を保ちながら守るという感じかな)に守る事というのは難しくなる。そうなると1vs1的な要素が強くなる訳だけど、そこで活きるのがFWの能力。実際ジュニーニョを一枚で抑えるのは難しいし、そこでカバーに行こうとして穴を開ければマルクスが飛んでくる。最終的な狙いとしては後手に陥らせやすくなるということなのかなと。非常にシンプルだけど自チームの戦力を把握し、うまくその力を発揮させるというロジックを施した関塚監督の手腕を感じる部分なのではないでしょうか。

この他にも、チームの攻撃のスイッチである中村憲剛のパスセンスを活かすための施術だったり、病気のように続いた終了間際の失点癖の克服など、地道な施術が実を結んでいることに関しては、地味だけど仕事をしっかりしているなぁと感じました。

何かゲームレポートじゃねぇな。でも気になるんだもん、こういう要素が。試合の方は、上に書いたような良い形までは作っていたものの、レイソルDFに結構粘られる。しかし、チームに流れる好循環の差か、セットからバーのリフレクションに一人だけ良く予測していた箕輪が押し込んで先制。その後はレイソルが攻め気を出すけど、小林祐三がPK献上のファールで退場(ちょっと可哀想)、これをジュニーニョが決めて2-0。レイソルは更にビハインドメンタリティを高めるけど、これをしっかりと凌いでカウンター一閃ジュニ→マルクス。これでトドメ。うん、狙い通りという感じかな。一点返されたものの安泰。3-1で連勝継続。

目立たないけどイイ監督だ。現実的でクレバー、パニックになっても冷静に物事を見定めてしなければならないことを、一歩ずつ焦らずにやっていく。そんな関塚さんは鹿島に帰るのかなぁ?と言うことでこれもおしまい。後はシンプルに。後レポート書いたやつも。

ヴェルディ 1-2 FC東京@味スタ「若き力の躍動」
Verdy:19'森本貴幸"感じる力" FC:43'梶山陽平"ブレイクなるか?" 89'ササ・サルセード

ジェフ 4-0 楽天@フクアリ「さくっとフクアリ初勝利」
Jef:23'ガブリエル・ポペスク 60'巻誠一郎 63'マリオ・ハース 83'中島浩司

鹿島 1-0 グラ@カシマ「カシマのジンクス」
Antlers:59'本山雅志

アルディージャ 1-3 レッズ@さいたま「さいたまダービー」
Ardija:7'桜井直人"スカウト対象" Reds:3'アレックス 53'トゥーリオ 69'トミスラフ・マリッチ

エスパ 1-1 ジュビロ@日本平「静岡ダービー」
S-Pulse:66'兵働昭弘 Jubilo:26'西紀寛

アルビ 1-0 Fマリノス@ビッグスワン「新潟に勇気を」
Albirex:38'エジミウソン

サンフレ 1-2 セレッソ@ビッグアーチ「止まらない、止められない」
Sanfrecce:8'森崎和幸 Cerezo:44'西澤明訓 65'森島寛晃

と言うことでこんな感じです。やっつけじゃないかも。結構まじめにやったかな?セレッソ分析出来なくてごめん。それにしても結構好調な要因を辿るというのはためになるねぇ。でも辿っていくとやっぱり本質的には同じなのかも知れないね。セレッソはちょっと毛色が違う感じがするから、気になるからそのうちやろう、出来たら。と言うことでここまでっす。

*すいません、全然到達出来ませんね。個人をピックアップしようと思ってたけど、全然無理。プレビューは出来たら。多分明日は出来ないかな・・・でも僕は天の邪鬼。急ぎでやった割には1時間。うん、速いかも。

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October 27, 2005

Shunsuke Nakamura attached color by fantastic kick in the fantastic performance!

よっしゃー!俊輔のFKがようやくようやく入った~!てゆうかセルティック自体今シーズン最高のパフォーマンスで、段々ストラカンのやりたいことがピッチで表現出来るようになってきたかな?ペトロフは神だね。と言うことで久々セルティックの試合レポート。

Scotland Premier League 2005-2006 Day-12
Celtic 5-0 Motherwell @ Celtic Park
Celtic:14'&23'&79'S.Petrov 17'S.Maloney 67'S.Nakamura

セルティックスタメン:GKボルツ"完全移籍"、DFバルデ、マクマナス、テルファー、カマラ"笑"(→59'ウォレス)、MF中村俊輔、レノン、S.ペトロフ"神"、マロニー、FWC.ビーティー(→63'J.ハートソン"軍曹")、サットン(→83'マクギーティ)

と言うことで雑感更新。

・前回の対戦は開幕節。UCL予備予選でアルトメディアに5-0で叩かれた後の試合。ハートソン軍曹が前半だけでハットトリックしたものの、後半には逆転されるという序盤の不安定なチーム状況を表すかのような展開だったものの、結局終了間際のビーティーのゴールでドロー(4-4)に持ち込んだ。攻撃力はある相手なのかも。

・セルティックは4-4-2のフラットな感じでスタート。ただ攻撃時にはかなりポジションブレイクをしながら細かいパスを繋ぐ。マザーウェルのDFはほとんど取り所を見つけられない感じ。それくらいテンポが早い=サポートに入れる距離にいると言う感じで距離感が良いのかも。近すぎる感じはあるけど。

・で、いきなりペトロフの素晴らしい飛び出しが活きる!左サイドで作ってペトロフ→楔・サットン→ダイレクト落とし・マロニー→飛びだしたところにスルーパス・ペトロフと繋がってゴール!俊輔は絡めなかったけど、テンポの速いパスとダイナミズムの融合したゴールは素晴らしかった。

・何か覚醒したように細かいパスと選手の動きが噛み合う。そして2点目も華麗なダイレクトパスの繋ぎから。今度は右サイドからバルデ→ペトロフ→俊輔→ペトロフ→サットン→俊輔と繋がって、右サイドに空いたスペースに出ていたビーティーへ流し込むとファーへクロス、これがマロニーに繋がってワントラップ、落ち着いてゴール!

・おかしい、僕の見てたセルティックじゃない。ダイレクトパスの流れから(サットンは2タッチだけど)速いテンポで良い流れを作るためのランニングがチーム全体に波及していて、それが活きてそのまま崩し切っちゃった。ほとんどダイレクト(フィニッシュでマロニーがトラップしたぐらい)で本当に素敵ゴール。

・俊輔に関しては一つプレーした後に切らずに、そのままランニングを続けてポストの後のレシーバーとなるような意識があったこと、これが良かった。サットンがスムーズに落とせる距離に走っていたことで流れを切らずに受けれて、その後は丁寧なパスでイイクロスをお膳立てするボールを出せた訳だから。そういう意味では絡むためのランニングというのは大事だね。その意識を持ち続けることが大切。

・それにしてもこのシーンでも起点となっているペトロフが、絡んだ後にそのままゴール前まで行っているし、彼がゴールを獲れている訳が分かるね。そういう意味では俊輔もこういうプレーを見習って、ゴールの獲れる位置まで顔を出すプレーが出来る様になるといいなと(俊輔も入る意識はあると思う、ただ浅かったり、最高速で入っていったりはしてない。このシーンに関してはタイミング的に無理だけどね)序盤からハートソンを活かしたプレーだったり、俊輔が活きる流れだったりと、色々な顔が見えたけど、ストラカンのサッカーを表現するのは、ペトロフなんだろうね。

・それと2つのゴールの起点となったサットンのポストアップも褒めとこう(笑)一点目のアシストに繋がるポストアップがサットンだったのですが、かなり狭いスペースで流れながらダイレクトで、マロニーの動きに合わせて落としたプレーは、そのボールプレー自体も良かったんだけど、ペトロフが飛び込んだスペースを作ったのはサットンが外に流れたからと言うことになる訳で、そういう意味でも貢献度は高い。で、2点目の方のポストアップは、ペトロフの楔を受けてのプレーだったんだけど、俊輔が走ってくるタイミングをうまく計った気の利いたいいプレーだった。良いタイミングで顔出すし、動きの幅も軍曹よりはあるから、細かいパスサッカーの中でのポストマンとしては結構イイかも。勿論強いしね。まあ軍曹は今ゴタゴタしてるから、その分サットンには頑張って欲しい。

・セルティックは止まらない。サイドからの展開でクロスのこぼれ球をマロニー→ビーティーと繋がったところで、ファーストタッチが流れたところに神出鬼没!ペトロフがズバッと飛び込んできてミドルシュート!これが抜群のコースに飛んでナイスシュート!うーん、何かセルティックが覚醒してるよ。ママン。

・結局前半は3-0。チームの出来が良すぎて俊輔の出来云々はねぇ。少し流れに乗り切れていない部分も感じたけど、それでも所々でいいプレーはあるし、今日はとりあえず大丈夫かな。

・最近の俊輔は後半になると、それなりに好転する。テンポのあるショートパス中心の攻撃の中で、一発サイドチェンジでリズムを変えたりと、アクセントとなるプレーは周囲がよく見えてる証拠。そのフィードも最上級で、マロニーのシュートチャンスを引き出しちゃったりと、うん、イイよ。

・そしてFKチャンス!25mぐらいのちょっと右よりセンター。ペトロフ、マロニーも蹴りたそうにしてたけど、蹴ったのは俊輔!キター!!!!!!!ファンタスティック!!!SPL2点目!記念すべきFK一発目!!チームメイトから祝福されて笑顔笑顔笑顔。苦労が報われたと言う感じらしい。

・まあ久々に当たった!って感じのキックだったねぇ。(読みがない状態で、スタンダードなポジショニングだったら)絶対に触れない高さからグーッと落ちて曲がるキックで右サイドネットに突き刺さるキック。ファンタスティック!これだけで価値は十分だろ。

・俊輔の場合はこのキックをコンスタントに蹴る事が出来れば、もっとゴールの確率は上がると思うんだよね。世界最高峰のフリーキッカー(ベカムさんとかジュニーニョ・ベルナンブカーノとかミハミハとか)は凄いキックを蹴るのは勿論、ジャストフィットのキックを確率高く蹴ることが出来るというのもあると思う。そういう意味ではこういうのもっと見たいぞ。それにしてもファンタスティック!!!

・まあこの後もう一発あったけど(俊輔の左アウトでの楔→サットンが背負った状態で流そうとしたみたいだけど、触れず→そこに反応していたペトロフが又も神出鬼没に飛びだし!しっかり決めてハット!)、このゲームはお腹一杯。5-0、今シーズンのセルティック最高のゲームだったのは間違いなし。

まあ相手云々は別にして(実際この試合みたいに人も動くし、テンポ良くボールが回ったら取り所を定められず、崩されても仕方ないと思うよ。敵ながら)ストラカンがやりたいサッカーが、ようやく結実し始めたのかも知れませんね。

速いテンポの中でボールを動かす。それを可能とするために人も意識高く動く(しかも距離感とサポートの意識が高い、パス&ランの意識も良くなってた)そして、人が動くことによって生まれるスペースをフリーランニングで活かす。そしてそこをタイミング良く活かす。今までとは正反対のスペクタクルなパスサッカーという感じかな?

相手が引いてくることは分かっているのだから、それを崩す手法をチームとして持つ。まあ言うのは簡単だけど、やろうとすると難しいのは周知の事実。それをセルティックが出来るとはね、実際やってるんだからびっくりしたの。スペシャルなスキルを持っているトンプソンやハートソンがスタメンに頼らなくても崩せるというのは頼もしい(勿論彼らの力が必要なる時は来ると思うけどね)

まあ格下(ハーツとレンジャース以外全部格下だけど)相手にこういうサッカーをしてたらまず負けないと思う。正直なところ、どんなサッカーをしようとそうそう負けないとは思うけど(取りこぼしがないしね、レンジャースと違って。にやにや。え?UCL?知らん)、こういうやり方を選択肢として持っているというのはとても良いことだと思う。

今後を考えると、こういう高質のサッカーをハーツやレンジャース相手にも出来るように、と言うのが課題ですな。やっぱり攻めっぱなしと言うことにもならないし、よりプレッシャーも強い。その中でもリアリズム志向に走りすぎず、こういうサッカーが表現出来るようになれば、勝てる可能性も高まるのかなと。

俊輔は案外イイチームに来たかも知れない(最初は大丈夫かなと思ってたし、今でも不安な要素がない訳じゃないけど)俊輔に足りない要素を補完してくれるタスクを選択してくれたという意味で。この場合少しでも意識が減退したら、なかなか機能しなくなると思うし、そういう意味では強くオフ・ザ・ボールの意識が高まるのかなと。

とにかくこのサッカーを突き詰めながら、結果を残し続けてハーツを追撃!ですね。久々に気持ちいい試合が見れました!と言うことでとりあえずここまで。

*出来ればもう一個上げたい。出来なかったらごめんなさい。

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October 26, 2005

ごめんなさいなここのところの更新情報。

えーと、わざわざ訪れて頂いたのに更新して無くてごめんなさい(これは更新と呼ぶのかしらん?)ということで更新出来ない言い訳。

実はちょっと忙しいです。で、体調もあんまり良くないです。で、どうもゆっくり考え事をしたり、サッカーを見る時間が取れてないので、ちょっと書けなかったりしてます。

まあ明日は出来ると思うので(本当か?大丈夫か自分?)、それまでお待ちを。ただ予告していた東京ダービーの方は出来なそう・・・録画失敗してて、既に再放送が無いようなので見るチャンスがなくなってしまいました。ただ、雑感形式で節のまとめというのはしたいなと思ってます。先週も出来なかったし。

で、後は最近厳しいことばっかり書いて、全体的にネガティブな感じなので、ポジティブに以前要望もあった選手を特集するような感じでやりたいと思ってます、手が回ればの話ですけど。

実際更新出来ないとなると、更新欲がムクムクわいてきたりする天の邪鬼な性格をしているので、多分又気が狂ったように更新するかも知れません。ただ、今は落ち気味なので上がるかどうか分からないです。やっぱり僕は天の邪鬼。

とりあえず現状はこんな感じです。結構目回ってる状態なので、この通り出来なかったらすいません。今月まではこんな感じになっちゃうかも。ご了承下さいませ。と言うことで取り急ぎご報告までに。

*何となく後ろめたかったりするので小さい文字にしてみました。あと、ロッテおめ、嫌ロッテサポおめ。同じ鴎だったり、マリと言うことであやかりたいあやかりたい。で、阪神ドンマイ、岡田監督かよ、あやかりたくないあやかりたくない。

*それとサイドバーのリンクをこっそり増やしました。又張られちゃ困るわ、なんて方、こっそり報告してもらえれば外しますんで。つーか、ココログ重い。どうなってんの?こっちでもご迷惑おかけします。

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October 25, 2005

触発されるプライド@J1 第28節 エスパルスvsジュビロ

社長の作文がUPされましたね。結構久しぶり?まあ社長もなんて書こうか迷ったんだろうなぁ。凄いその気持ち分かるよ。分かる・・・・。こんな入り方したけど、全然中身は違います。普通に静岡ダービーのレポートです。やっぱりプライドが触発されるのかなぁ・・・、面白いゲームでした。

J.League Division1 第28節

エスパ 1-1 ジュビロ@日本平「静岡ダービー」
S-Pulse:66'兵働昭弘 Jubilo:26'西紀寛

Jubilo Official

エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、斉藤俊秀、高木和道、山西尊宏、MF枝村匠馬、伊東輝悦、太田圭輔(→70'チェ・テウク→86'西野泰正)、兵働昭弘(77'沢登正朗)、FWマルキーニョス、チョ・ジェジン

ジュビロスタメン:GK川口能活、DF鈴木秀人(→28'茶野隆之)、田中誠、金珍圭、MF河村崇大(→67'太田吉彰、船谷圭祐、名波浩、成岡翔、村井慎二、FW西紀寛(→76'中山雅史)、カレン・ロバート

エスパは、4-4-2の形こそ崩さないものの、高木和を一列下げて、空いたボランチの所にはユース昇格してきたルーキー枝村を据えて伊東と組ませる。ジュビロも福西の怪我などもあっていじらざるを得ない状態(メンバーが読めません)。で、テクニシャン3枚を中央に並べる選択(名波・成岡のボランチ、トップ下に船谷。ポジションブレイクしながら相手を崩そうという狙いか)。で、右サイドには兄弟対決なしよ、と言わんばかりに河村がスタメン。2トップはカレンと西。どちらも色々と意識してか、試合前から色々といじくったわけですが、采配にどうしても注目は集まっちゃいますね。で、健太ユキヒコは?

互いに勝ちたいと言うキモチが出過ぎることで硬直したゲームになってもおかしくはないのですが、逆に特徴を引き出し合うような展開。ジュビロは異常なまでに高い技術力と組み立てのイメージの高さ、それを可能にするオフ・ザ・ボールの動きでぽんぽんボールを回してサイドを崩して、鋭いボールを入れていく。対するエスパは、そのジュビロの中盤のポジションブレイクの逆を突く様に、大きく空いた中盤からワイドに構えるにサイドアタッカーや開くFWに展開して、スピーディに仕掛ける。どちらも自分たちの特徴を出していたこともあって、非常にアグレッシブなゲーム展開になりましたが、逆説的には両チームとも相手の抑えどころを抑えるような守備が出来ていないとも言えたのかなと。

どちらも中盤で積極的にプレスを掛けて奪おうとしている中で、献身的で組織的、プレスをする上で必要な要素は揃っていたと思うのだけど(ジュビロは出来たと表現すべきかな、今日の布陣では苦しい)止めれない原因というのははっきりしていたのではないでしょうか。

ジュビロはこの中盤の組み合わせでは辛い。確かに攻撃時には非常に流動的にポジションを崩して特徴を出したけど、守備においては役割が非常に曖昧でゾーンを生める選手がおらず、3バックが完全に露呈する事も多かった。まあ福西が戻ってきたり、服部・河村などが入ったりして役割がはっきりすれば、こんな風にはならないと思うけど、良く1失点で済んだなぁというのが素直な感想。

エスパの方は、MFとバックラインと良く連動しながら4-4のゾーンを綺麗に作ってプレスを掛けていたけど、それをジュビロの上回る技術力とアイデアに翻弄される形で取り所を定められなかった。連動していたけど、収縮が追いつかずに大きくバイタルを開けるというシーンも多かったし。まあそれだけジュビロのパス回しが素晴らしかったのだけど、一個一個のアプローチはしっかり行ってるけど、どこで獲ろうしていると言う要素では曖昧だったかな。ジュビロの前の脅威が薄かったこともあって助けられたけど、この辺は修正の余地はあると感じました。

ゲーム全体を考えると、個人的にエスパの方が出来は良かったと思う。マルキも良かったし、枝村の展開力が生きて速い攻撃で作れて、かなりジュビロをあたふたさせていた。ただどちらも特徴を出す中で、我慢しきれずに先に失点を許してしまった事でゲームとしては難しくなってしまったのかなと。ジュビロも先制点を獲ってからは、序盤見せていたようなポジジョンブレイクを主体にしたポゼッションから、シンプルなアタックへと推移していったこともあって、その裏を突いていたエスパとしては、余り好ましくない展開に陥ったのかなと。まあミス絡みだけど(声の要素が影響したのか、村井の鋭いクロスに対してDF2枚と西部が被ってしまいパンチングミスを誘発→カレンのヘッドでの折り返し→引いたまんまで人を捕まえることが出来ず、引いて出来たスペースで西がクリーンボレー)、勝負所を捉えきれないと言うのが、下降線を辿るチーム状態を表しているのかも。わかる、わかるよ。

それでもこういうゲームで追いつけた事はチームにとってはポジティブだと思うし、チーム全体から非常に高い危機感(ダービードーピングもあると思うけど)が表れていて、悪いゲームではなかったのかなと。残留争いの真っ直中だけど、こういうサッカーをダービーじゃなくても継続出来れば、何とかなる気がする。

ジュビロの方はというと、楽しかった!(他人事)しかし良くボールが繋がるねぇ、しかも回すだけじゃなく、きっちりと崩すというイメージがしっかりしているからダイナミズムが付随する。みんなうまいよ。ボールサイドにより過ぎて、フィニッシャーがいなかったりと楽しみすぎた感もあるけど、この辺は流石と言ったところ。でも攻守のバランスとしては、良くなかったのは明らか。勝つための布陣としては少しエスパを甘く見すぎたかな・・・(あくまでも予測でしかないけど、引いてブロックを作ってくる相手に対して崩すと言う要素を強調しようとして、やりすぎたのかも・・・でもそれなら太田がベンチの訳もわからないけど)。チームの状態が分からないから何とも言えない部分はあるにしても(服部がベンチから外れたのは何故?まあそれでも河村のボランチという選択肢はあった)、バランスという要素で自分たちのある程度結果を残していた形を崩した事で、自分たちでこのゲームを複雑にしてしまったのかなと。失策と言える部分だったのかも。

まあドローという結果は妥当、エスパのこのゲームに入るまでの過程がもう少し良かったら、エスパが勝っていた気はするけど、うまくいっていない時にいきなり勝つというのは簡単じゃないってことかも(分かりすぎて泣けてくる)そういう意味ではジュビロは命拾いしたけど、ドローじゃ足りないのは明らか、ましてやガンバが負けていたし。山本氏の病気を恨みたくなる感じでしょうか。とにもかくにも両チーム共良さを出て、又ダービー特有の高いテンションの中で激しいゲームは、傍観者としては楽しめました。

で、後は雑感。

・実は結構健太も若手好き?山本をトップで使ったのも確か健太だよね?ヒロミ型だね。今日の起用は大当たり。枝村の積極性と展開力はこのチームには結構必要なものかも。しかしエスパはユースからイイ選手が出てくるねぇ(今日の枝村だけじゃなく杉山・山本真希とか)。それに選手達も応えるから若手起用という意味では思い切れるのかな?やっぱり使わないと育たないよなぁ。良いモノを持っていたとしても。

・この枝村の起用は、チームに大きな刺激を与えたと思うし、こういう思い切った策での刺激もあるんだねぇ。

・エスパのゲームって、あんまり数多くは見ないんだけど、大体見る試合は当たりな気がする。というよりエスパの出来はいい気がする。

・山本監督のポリシーと岡ちゃんのポリシーは対極だなぁと感じた。羨ましくはないけど、少しはこういう怖いもの知らずというか、先を見越すようなことがあってもいい気はする。あんまり奇策はうまくいった試しがないから(サンフレ戦はうまくいったけど)、やりたくないのかなぁ。まあ若手有望株とチームに置いて層の厚い部分がかぶってるので仕方ないとも思うけど。

・上に書いたことで言えるのは、若い選手は使えば育つ。そこには我慢も必要だけどね。エスパは上に書いた通りだけど、ジュビロもカレンや成岡、船谷などは厳しいゲームでも良い経験をして成長しているし(しかも結果を残してる。

・サッカーの質としては、現状を見るとマリよりエスパの方が上だわな。こういうチームに弱いから、当たる時心配。相性も良くないし。

・日本平のダービーって珍しくない?凄い雰囲気。何となくエコパなイメージ。付け加えて、状態云々関係なしにもつれるゲームになるねぇ。特にこの静岡ダービーは。ジュビロはエスパみたいなソリッドなチームが苦手というのもあるのかも知れないね。

・サッカーを知ってるお国柄か、良く通る女の子の声もサッカー的。

・今日の隠れテーマとして、どうしてカレンがあれだけゴールが獲れて、坂田が獲れないのかというのを見定めたかったんだけど、よく分からなかった。どちらかと言えば長距離加速型のスピードアタッカーでタイプがにてるから。あんまり技術レベルは高くない(カレンの方がうまいんだろうけど)まあ実際チームとは切り離なしては見れないということかも。

・マルキ帰ってきて。

・山本監督の「相手へのリスペクトを表す」ネクタイ、この日は黄色。マリの時は水色だった気が・・・・覚えてないけど。いつから始めたんだろう?

と言うことで徒然と書いちゃいました。少しいつもと違う感じで書いたけど、難しい。流れを捉えてないし。まあいいや、次は多分東京ダービー。と言うことでここまでです。

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October 24, 2005

糧としなければ何も生まれない@J1 第28節 アルビレックスvsFマリノス

はい、冷静になって昨日の負け試合のレポートです。昨日は取り乱しました。まあ本音なんで訂正するつもりはありませんが。とにかくいきます。(ちなみに今週も別々に色々と試合をレポートしようと思ってます。ただ更新ペースは激遅ですが)

J.League Division1 第28節

アルビレックス 1-0 Fマリノス@ビッグスワン「糧としなければ何も生まれない」
Albirex:38'エジミウソン

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中澤佑二、松田直樹、河合竜二(→60'マグロン)、MF上野良治、那須大亮、田中隼磨、ドゥトラ、奥大介(→52'山瀬功治)、FWグラウ(→52'大島秀夫)、坂田大輔

アルビスタメン:GK木寺浩一、DF高橋直樹(→82'藤井大輔)、菊地直哉、萩村滋則、MF梅山修、桑原裕義、青野大介、鈴木慎吾、FWアンデルソン・リマ(→80'寺川能人)、エジミウソン、ファビーニョ(→90'上野優作)

天候は雨が降りしきる中、オレンジに染まったビッグスワン、どうも雨は嫌な予感。マリはスタンダードな3-4-1-2、グラウ・上野がスタメン復帰し、大ちゃんが一列上がる。マグロン・山瀬・大島と言った面々がはベンチスタート。アルビは前節の流れを汲んだ3-4-3、外人3枚を前に並べる前節のメンバーが中心。野澤が復帰しなかったのは意外。

序盤から低めのライン設定から守備を基盤にカウンターを狙うゲームプランが尊重される形で、マリがポゼッションを握る。深く押し込む形で楔までは入るものの、連動するような崩しはなく、ボールキープの高さとは裏腹にフィニッシュシーンはなかなか生まれない。そんな時こそセットプレーという感じとなるが、数こそあるもののアルビのDFも集中力高く、これも決定機には繋がらない。

アルビのDFはコースを切ることにプライオリティを置いたゾーン、獲れそうなところでチャレンジしてくるものの、そんなに難易度の高いパスを狙っているわけでもないので、ボールの取り所は定まらない。しかし、マリとしては崩れていない構えられた所を攻めることとなり、そこで崩すようなプレーが出ないためシュートに繋がらない。楔自体は入っているし、遅いもののパスは繋がっている。しかし、そのパス回しが探りのパス回しでしかなく、ボールが行き所なく彷徨っていると言う感じでした。

そうなると自ずとアルビのペースとなるものですが、狙っているカウンターの効率が悪く、繋がらない事も多い。ただマリは崩せないし、リスクチャレンジとしては突破に計る選手に任せてしまうような形しかない。両チームの攻撃が冴えないと言うことでゲームは硬直していくかに思われましたが、しかし少しずつゲームは動き出す。まずはマリ、セットプレーからのセカンドアタック、隼磨がこぼれを拾って、相手がオートマティックにラインを上げてくる裏を取ってループパス、大外から反応した上野が抜け出してゴールに流し込むものの、オフサイドの判定。この判定は非常に微妙なものだったが(逆サイドの選手が残っていた?)結局ノーゴール。九死に一生を得たアルビは、返す刀で速いアタック、左サイドからのクロスをDFとGKが被るような形処理をミス(この後達也が相手選手にタックルするような形となりPKを求めるアルビ)、こぼれたボールを強烈に叩かれるがこれは枠を逸れる。マリはセットの数が多いこともあって、段々ゴールに近づく。ドゥトラの左CKからマークのずれた河合がフリー、コースを狙ったもののゴールカバーに入っていたリマがヘッドでカバー、又も九死に一生。際どいシーンの連発に先制点が生まれそうな雰囲気は両チームに漂っていた中で、段々ゲームの流れが変わっていく。

アルビのラインが押し上げられ、ポゼッションが高まり、ボールタッチが増えてきたこともあってアタッカーもリズムを掴み始める。Fマリの攻撃は、中途半端で単調なものに終始するようになり、楔も収まらなくなって攻撃の時間が短くなる。そして前3枚の動きが活性化してきたなぁと思った38分、押し込まれて何度目かの攻撃、凌いで凌いでと我慢していたものの、セカンドボールが拾えず流れが切れない中で、そのセカンドボールを少し下がった位置で拾ったリマから、リマ→楔・ファビーニョ→ダイレクト落とし・リマ→ダイレクトで横流し・エジミウソン→リターン・リマ→ラストパス・エジミウソンと速いテンポでボールが繋がり、そしてエジミウソンがこの抜けたところで思い切ってシュート、低く抑えられたシュートはゴールに向かい、達也の反応も及ばず、ポストにこすれる形で決まってしまう。

これぞブラジル人と言う感じの速いテンポとイメージの共有によるダイレクトプレーで4~5枚いたDFを崩し切られてしまいました。まあこれはアルビノ誇るブラジル人トライアングルが素晴らしいとしか言いようがないです。読みやより速い危機察知という部分があれば防げたかも知れないけど、やっぱり相手が一枚上手だった。結局前半はこのまま1-0、一点ビハインドで折り返す。

反さんはインタビューでしっかりとDFラインとボランチのエリアという前半で甘かった部分・危うい要素となり得る部分を分析出来ていたのに対し、岡ちゃんがハーフタイムのインタビューを拒否ったりと相当テンパってるのか?(ハーフタイムの指示としては精神的な要素の部分が多い、いつも通りな指示。発表されたものは「1失点は仕方がない。後半、慌てず我慢して1点ずつ返していこう。最後まであきらめるな。 」とのこと)こんな対応では、来年の解説の仕事がなくなっちゃうんじゃないかと心配。

まあそれは置いておいて、後半。交代なし。前半開始時と同じようにポゼッションを握り、両サイドから攻める狙いが見えるFマリノス。那須が積極的にパス&ゴーを試みるなど、出だしは良く、中に人数が沢山いる状態でクロスを上げたり、イイ位置でFKを獲得したりと(ドゥトラのキックは壁)、ビハインドを返そうという気概が見える。しかし、それでも生まれない結果に焦ったのか、かなり速いタイミングで大ちゃんに代えて山瀬(上野じゃないの?)、グラウに代えて大島をどうタイミングで投入。CK時に入った訳ですが、いきなりビッグチャンス。そのCKからのドタバタした隙を突き、セカンドボールを河合が前に出すと、それが通り抜けて大島へ、大島は振り向き様にシュート!しかしこれは木寺の近距離反応に凌がれてしまい、同点のチャンスを逃す。

リマのFKに脅かされながらも、少しずつ交代策の効果が出てか、主体的なアクションも増える。左サイドでの作りから山瀬の工夫ある繋ぎを経由して(この後もパスレシーブアクションを起こしているところが山瀬の良いところ)、大島に繋がると前はオープン、振り向き様に狙うが枠を逸れる。この後も坂田の左サイド突破からクロスを入れて山瀬(これは当てきれず)だったりと、良い形も作って気運が高まる。が、惰性的なミスもあって、そこからカウンターを浴びたりと、ポジティブな流れが途切れたりと乗り切れない。岡ちゃんは最後の打開の駒である鮪を河合に代えて投入、4バックに変更して、前に人数を増やす選択。

しかしこれが当たりでありはずれ。マグロン自体はいつも通り高い技術と止まらずにボールに絡む気の利く動きを続けるものの(周囲の選手が動き出さないため、抜群の位置でもキープでも崩せない。腹立った。余りに人任せ、余りに無関心。)、チーム全体のバランスは崩れ、セカンドボールが拾えずに鋭いアタックに晒される。マツが上がって那須が下がることでその状態はより顕著となり、相手を押し込んで攻めてもカウンターで流れを切られ、結局パワープレーも実らず、前半のビハインドを返せないまま1-0。まあこんな感じでした。

まあものの見事に相手のゲームプランにどっぷり嵌り、攻撃の主体性のなさにつけ込まれる形での敗戦。きっと反さんにとっては、快心のゲームだったと思う。個々のクオリティの差を埋め、自分たちの上回れるストロングポイントを引き出す形で相手を倒した。監督としてこれ以上の勝ち方はないという試合だと思う。まあそれにどっぷりと嵌り、その策を破れなかったマリは負けて当然のゲームをしてしまったと言うこと。

このゲームの捉え方は様々だと思う。攻めているとも取れるし、ボールを回しているとも取れる。実際ポゼッションは握り17本というシュートを放ったわけですからね。でも僕は、この試合はほとんどマリは主体的なプレーが出来ていたとは思わない。ポゼッションは、相手が引いてボールを確実に奪ってカウンターを狙うゲームプランの上でのことで、ある意味握らされていた。そしてゾーンを埋められ、構えられた上で、「攻めていた」のではなく、「攻めさせられていた」。こういう状態を打破するために何をしなければならなかったのか。それはチーム全体が考えなければならないこと。と言うことで一つだけ。

・ここまでの過程に残るものはなかった。それが証明された一戦。

まあ実際攻めるチャンスは沢山あった訳です。でもゴールを生むことは出来ませんでした。決定力不足?まあそれもあるんだけど、そんな大きなくくりでくくれるほど、問題はシンプルではありません。教科書通りのなぞるだけの偶発性を待つしかないサイドアタック、そして非常に低いインテリジェンスを証明するかのような、高い位置に持ち込んでも崩せない攻撃。全てが問題です。

今のFマリの主な攻撃パターンはサイドから。サイドに起点を作って、時には突破、時にはワンツー、時にはアーリーとドゥトラと隼磨(まあ一番可能性の高いのを上げるのはちびっ子ファンタジスタ大橋なんだけどさ)が周囲に助けられながらも何とかしてクロスを放り込み、ピンポイントで合わせることでゴールを狙う。勿論決まれば素晴らしい、でも守る側も分かっているから、すべきことを限定出来る。クロスは上げられても中のマークをしっかりしていれば早々決められるものでもないし、クロッサーにしっかりとプレッシャーが掛けられれば、イイ態勢では上げられないからそんなに精度の高いクロスが飛ぶことも事もない(飛ばせる子がいたら苦労しない)。そしてそれをやることがばれているとしたら・・・、自ずとゴールの確率は減ってしまいますよね。

それでもそれを愚直に繰り返すことも悪いことでは無いとは思います。繰り返すことでマークがずれたり、イイボールが入ったりすることもある。でも、所詮偶発的な要素でしかゴールに繋げることが出来ない。何かが起こらないとゴールは転がってこず、自分たちで獲ったゴールというのは思いの外少ない。

まあサッカーというのは元々得点というのはたまにしか無くて、ゴール自体が偶発性に溢れていると言ってもイイと思います。でもそういうものでもないと思ったりする。0から色々なものを積み重ね、0.1~0.3~0.5~0.7、0.8、0.9となって1となってゴールに繋がる。そういうプロセスもある。それが崩して獲ると言うゴールなのかなと。

実際相手を崩すプレーってどんなの?というと、相手の虚を突くファンタスティックなアイデア、一つのクロスでもオフ・ザ・ボールの動きでマークを外す、キープに反応してフリーランが連動する、スペースメイクとフリーランの連動、独力打開からの綻びを生みそこに連動、まあ色々ありますね。こういう事をしていって、ゴールに近づき、フリーマンを作り、シュートを打てるチャンスを作り出すわけです。いわゆる決定機。この過程が0.3だったり、0.6だったりするのかなと。

でも今のFマリの攻撃のほとんどが0.2位から中身を端折って1にしようとしているから確率が上がってこないのかなと。そしてそういう一発型の意識が蔓延している。それが外だろうと中だろうと。

センターからも攻撃しようと意図は見えます。昨日も楔はある程度入っていたし、山瀬やマグロンが入ってからはその可能性が見えないこともないです。でも、その後がない。今の上がっていった選手は前に入るものの単なる蓋となるように動かずにボールを待ち、来たところでマークはずれちゃいない。それを打開するだけの技術もないから崩せない。実際連動していけば崩せる可能性というのはあった。山瀬のドリブルワークや飛び出しははそれを意識させられたし、鮪のためは連動するには十分な時間を巧みな技巧で作った。でも周りはそれに反応しなかった。インポか?

冗談はさておき、そこで反応したり、考えたりして、動きに反映させるのが、サッカーセンスであったりインテリジェンスだったりするわけです。基本的に同じシーンはそうそう生まれない、だから局面局面で何をするか判断していかなければならないわけですが、そこで足を止めて待っていては何も生まれない。だから昨日僕はきつく書いたわけです。

一つ一つのプレーへの反応が著しく遅く、足を止めて待っていては何も起こらないのは昨日の試合の通り。でもそこで何かアクションを起こしていたら?

・オフサイドになる可能性は大きくても、予備動作を絡めて裏に抜けるアクションを起こしたら、ラインをかいくぐれたかも知れない。

・外に逃げる動きをして、交差したらマークはずれたかも知れない。

・引く動きをしてマークを釣るような動きをしたら、そこにはスペースが生まれたかも知れない。

そんな可能性を放棄し、単なる待ち人となったアタッカー達はやっぱり甘ちゃんだと言うこと。他のポジションの選手にしても、それを要求してないし、構築部に置いては惰性で動いてパスコースメイドの動きを意識してないから、同じようなものだけどね。

で、これが表すものは標榜した「速いポゼッション」を目指す上で、その過程にこういうボールのないところでの動きに関する意識付けがほとんど無かったと言うこと(前も書いたっけ)。だから今も彼らは動き出せない。でも監督だけの責任ではない(責任だけど)、サッカー選手として考えることを放棄して何かが起きることを期待しているだけの選手には本当にがっかり。

もっと高い意識を持ってプレーする。どんな方向性を目指すにしても、です。今のままでは話にならない、精神主義も良いけど、伴わない中身の中ではいつまでたっても変わらないよ。しっかりしてくれ。

と言うことでかなーりきつく書きました。まあ事実だからね。前を向けとか、切り替えろなんて気軽に言って欲しくない気分で一杯です。反省しろ、プレーを見直せ、鑑みろ。そういうことが今は必要なんじゃないかなと。出来ない訳じゃないんだから。ということでした。と言うことで長いけどここまで。明日はダービーどっちか(埼玉は3番手ぐらいかな?そこまでやれるかどうか・・・)。

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October 23, 2005

惰性と怠慢と妥協にまみれて。

相変わらずのツンデレっぷりを見せてくれるFマリちゃん。もうメロメロですよ。とりあえず叫び。レポート?する価値なし、嘘、落ち着いたらやる。今日の試合の感想、負けて当然。どうしようもない。

●岡田武史監督(横浜FM)

「結果から言うと、あれだけ攻めてもゴールを奪えなかったということ。ここのまところ、攻めても取れず、数少ないチャンスで失点している。選手は必死に戦っている。責任はない。自分が情けないです」

J's Goal

岡ちゃんがこんな事言ってた。まあ岡ちゃんに責任があるのは確か。全然改善出来ていないし、選手起用も疑問に思うことが多くなってきた。実際、実績という恩がなかったら解任もの。

でも本当に選手に責任はないんだろうか?僕はそうは思わない。少しも前に進まない、いや、前に進むきっかけはあっても何が良かったか、何が悪かったか、その反省もないまま、又間違いを繰り返す。

今日の試合でも感じた。ビハインドを負った後半、イイポイントで起点が出来ても誰も動き出さずにボールが出るのをまさに「見てる」「待ってる」状態。主体的なアクションを起こす選手はごくわずか。気も利かないからサポートも入らない、パスコースも生まれない。プレーに絡む人だけがサッカーをし、後は傍観者だ。ねぇ、これで考えてプレーしているって言える?

もうしかもずーっとこんな状態が続いてる。理由は様々、中身も様々、結果も様々、でも本質は何も変わらない。

惰性と怠慢と妥協にまみれたサッカーで何が出来るよ、何が生まれるよ?自信というファクターがなかったら出来ない?甘えんなよ。

頭動かせ、もっと考えろ、もっと感じろ、次の予測しろ、気を利かせろ、自分から動き出せ、出てこなかったらキレても要求しろ。選手個々が出来ること、いや、すべきことはもっとあるはず。

もう頑張るとか必死でやるとかそういう言葉はいらない、プロはピッチで表現する、結果を出す。それが全て。僕もそれを見るよ、だから頑張って。出来ないチームじゃないはずなんだから。

やることやれば、ちっとは楽になるよ、ヒーロー。

*試合見ててピンポンの言葉を思い出したので、ちょっと使ってみた。明日はまともにやります。これで値上げなんてとんでもないよ。それと、後任探ししとけよ。岡ちゃん辞任フラグが立った気がするから。

*新潟まで行ってこんな試合を見せられた方々、どんな思いを(憤懣耐え難し思いかな?)をお持ちかわかりませんがお疲れ様でした。

*これを地上波で晒したというのも切ないよね。張り子の虎がばれたという感じ。愚痴ばっかですいません。今日は勘弁。

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October 22, 2005

主役だけは譲るから@J1 第28節 Preview

とりあえず明日のプレビューです。考えてみたらナビでの1-0を抜きにして、あの神戸戦以来勝ってないんだなぁ。何となく上向きになるとがつんと下向くような流れがあるけど、今度こそしっかりと流れを掴んで勝ちたい!勝たせて?お願い。と言うことで沢山のダービーもあるし早速。

J.League Division1 第28節

10/22 16:00KickOff/アルビレックス vs Fマリノス@ビッグスワン「主役はあちら、勝ち点はこちら」
F.Marinos          Albirex
    坂田  大島         エジミウソン
     マグロン       ファビーニョ   リマ
ドゥトラ      隼磨   鈴木慎        梅山
    那須  奥          菊地  萩村  
  中西 松田 中澤      萩村 ?? 高橋
      榎達              野澤

どちらも重苦しい雰囲気を纏ったままでのこの試合、新潟中越地震から1年と言うこともあって黙祷なども試合前にあったりと、そういう意味では前節と同じく相手が主役の試合となりそうです。そこで前節と同じく空気を読めない試合が出来るかどうか鍵?あれから一年か・・・・。

とにかく試合のプレビュー。一応マリの方は、グラウが出場停止から復帰、山瀬は腰の状態が思わしいものではなく、又途中からと言うのが濃厚。で、噂になってるのが鮪が中盤の高い位置で起用されるのではないかと言う話。まあどっちにしても流動的にやっていく感じかな?どちらにしても、ナビのガンバ戦から続く流れの継続と言う感じになりそうです。

で、アルビは試合見てないので分からないけど、前節同様リマ・エジミウソン・ファビーニョを前に並べ、守備を基盤にカウンターという感じなのかなと。ただ、本間が怪我をしたようなので、菊地が一列上がるのか、それとも前節出ていたらしい青野という選手が入るっぽい。1vs1の対応力に優れた菊地をどこで使うのかと言うのが反町監督の思案のしどころなのかも。多分ボランチに入れて、高い位置に入るであろう鮪潰しに入れてくる気がするけど・・・・。まあ事前の情報ではこんな感じでしょうか。

注目点は両サイドの引っ張り合い。ただ、サイドハーフ同士の単純なマッチアップにはならないと思うので、マリとしては前にいるファビーニョとリマに起点を作らせない。それをやられてしまうと、2vs1(隼磨・ドゥトラ)みたいな形で一気に追い越されて崩されてしまうと言うのも十分にあり得るからね。まあ相手の狙いとしては、崩すというより一気に追い越すと言う感じで、スペースをシンプルに使いたいという意図があると思うので、走り合いみたいになるのかなぁと思うけど、そこで走り合いで負けないことが必要になるのではないでしょうか。

ゲーム全体を考えると、どちらも隙を突いて、速く攻めたいという狙いを持っていると思うので、軽率なミスを中盤でしない事を前提に、その中でどこでリスクを掛けるのかというカウンターに対するリスクマネジメントの問題。きっと鮪のキープを起点にダイナミズムを付けて崩したいという狙いを持って起用するんだろうから、その辺のさじ加減というのがポイントかなと。

まあそうは言っても危険なシーンは出てくると思います。アタッカーの共有イメージや局面打開力、決定力など、攻撃力というのは向こうの方が上。そこであっさりやられたら、多分勝つチャンスは自ずと減っていくでしょう。だからこそ、後ろで我慢。我慢しながら、攻撃がリンクすることを待ちたいところです。

まあ結構リアリスティックな試合となると思います。まあゲームが動けば、それに伴ってアグレッシブな展開になるとは思うけど、両チームとも価値にこだわった試合となりそうですね。今度こそ上向きの波を掴んでおくれ。

10/22 15:00KickOff/ヴェルディ vs FC東京@味スタ「東京ダービー」

ヴェルディ予想:GK高木、DF山卓、戸川、林、相馬、MF戸田、山田、小林慶、ジウ、FW森本、ワシントン

FC東京予想:GK土肥、DF藤山、ジャーン、茂庭、金沢、MF今野、梶山、栗澤、馬場、FWルーカス、阿部

と言うことで明日は沢山ダービーがあるそうな。まあJリーグファンとしてやっぱり楽しみだったりします。と言うことで簡単にですけど見所なんかを。まず色々と遺恨だったり、現状の状態だったりと、熱くなりそうな雰囲気がプンプンする東京ダービーから。

どちらも前節はドローで終わったわけですが、両チームとも手応えとしては悪くないと思います(ヴェルディの方はそれを伝え聞くだけだけど)。FC東京の方は前節サンフレとの試合で、主力の怪我もあって今野を右サイドバックで使わなければならなかったりと台所事情の苦しいところを感じられたのですが、ポジティブな破片は色々と感じることが出来ました。

まず馬場の復帰によるアクセントとアイデアの付随。前節はとても難しいゴールを決めましたが、良く顔を出してボールに絡み、前でクオリティを高める役割を担っているのかなと。まだスペースと言うよりもボールホールドという所に気が行ってしまう部分もありますが、それでもFC東京にとっては攻撃が単調になりがちなだけに馬場の存在は大きいのではないでしょうか。

それとアタッカーの充実。阿部ちゃんのゴールは凄かったねぇ。なかなかやろうとしても出来ないスーペルトラップ&ボレー!ルーカスがチームタスクに忙殺されることも多いわけですが、その相方がゴールに鋭いプレーが出来ればゴールの脅威としてはなくならないのかなと。ササも少しずつフィットし始めて、ルーカスとは又違う色が出ているのかなと。ポストでもよりゴールに近い位置だし、流れの良い時には面白そう(中盤の構成力が高まれば彼が持ってる得点力は活かしたいもの)。決定力には慢性的に悩まされているけど、少し状況が動いてきたのかも。

ヴェルディの方は、戸田の仕事ぶりが非常に際だってる様子。見てないからよく分からないけど、彼が持っている守備のアイデンティティというのがチームに浸透してきて、ある程度現実的にゲームを進めることが出来るようになったみたい。小林大悟、平本(サテで審判に暴言→3試合退場。マリ戦も休み)、上村と出場停止でベストメンバーは揃えられないけど、FC東京の攻撃への対策もしているようで、その辺はどう出てくるか楽しみ(いや、センターバックが足りないと言う噂も・・・)

ヴェルディ側から見たら、FC東京のCDFが余り状態(ジャーンが強行出場の様子)が良くないみたいなので、そこをうまく前のクオリティで崩したい。ワシントン・ジウ・森本のトライアングルは嵌れば面白そうだし。

まあ前回は色々とピッチ外であったので、今回は変なことが起こらず、ピッチの中だけで熱い試合を見せてくれたらいいなと。灰皿は固定しとけ。

10/22 19:00KickOff/エスパ vs ジュビロ@日本平「静岡ダービー」

ジュビロ予想:GK能活、DF鈴木秀、マコ、茶野、MF名波、服部、太田吉、村井、成岡、FW西、カレン

エスパ予想:GK西部、DF市川、斉藤、森岡、山西、MF高木和、伊東、太田圭、兵働、FWチョ・ジェジン、マルキ

で、こっちはいつもエスパが不思議な力を出して、良い試合になる静岡ダービー。でも今回はどん底の状態で、それもあんまり期待出来ないかも・・・・。前節はシャムスカ・トリニータに0-5とこっぴどくやられてるからね。このダービーの刺激で何とかチームを再生したいところですが、うーん。

ジュビロの状態云々は置いておいて(福西が怪我で出れなそうなのと、前田がまだ戻って来れない)、多分エスパが引いてくると思うので、ジュビロが崩すか崩せないかがゲームの鍵でしょう。そこで崩せないとなると、エスパにもチャンスは出てくると思うけど、そこで我慢出来ずに穴を開けてしまうようだと、ノーチャンスかな・・・。

ジュビロは西が復帰3戦目、今までの流れを汲めばカレンとゴン(怪我してたんだよね?)の2トップの方が良いような気もするけど、崩すと言うことを考えた時、彼のプレーは魅力的。仕掛けられる駒として、様々なところに顔を出してアクセントとなれば、成岡の飛び出しも誘発出来たりと、西のプレーには注目かなと。あとは、両サイドも高い位置で仕掛けるプレーをして、切りくずせれば自ずとチャンスは出てくると思う。太田が最近自重というか以前のアグレッシブなプレーの数が減ってるのが気になるけど・・・・。兄弟対決でどちらいいプレーをするかも見所?

エスパの方はまず我慢。仕掛けられても粘り強く対応、出来れば中盤とサンドイッチにして局面打開を何とか凌ぎ、ゲームを硬直させるような展開に持ち込みたい。前のアタッカーの調子自体はそんなに悪いようには思わないし、力がないわけでもない。だからこそどうやって彼らに良い状態でボールを供給するかと言うのがポイントなんだけど、負の波に飲まれている状態で積極的な形にしても多分うまくは回らず、穴を突かれて憤死というのが関の山。それだったら分断でもイイから、割り切っちゃう方が良いのかも(高い位置で太田圭輔を右に、マルキを左に張り出ささせてカウンターに特化)高木和・伊東に杉山の3センターはいつぞやのダービーでも抜群のパフォーマンスだったし。

まあサッカー王国静岡らしい興味深い試合になって欲しいなと。結果はジュビロが勝って。だって、下が勝ち点取っちゃうと困るもん(もの凄いご都合主義)

と言うことでその他の試合。ガンバ-シャムスカも楽しみ。

10/22 14:00KickOff/ガンバ vs トリニータ@万博「シャムスカは首位をも喰うか」

10/22 15:00KickOff/鹿島 vs グラ@カシマ「揺れるココロ、高まるかモチベーション」

10/22 15:00KickOff/アルディージャ vs レッズ@埼玉「埼玉ダービー」

10/22 15:00KickOff/ジェフ vs 楽天@フクアリ「今度こそ初勝利」

10/23 15:00KickOff/ふろん太 vs レイソル@等々力「余りに違うチーム状態」

10/23 15:00KickOff/サンフレ vs セレッソ@ビッグアーチ「ピンクの台風、広島襲来」

と言うことでまあ埼玉もダービーか、でもこれはさすがに面倒臭い。多分レッズ勝つよ、達也のために。大宮に構ってる状態じゃない気がする。他も面白そうな試合はあるので、何とかチェックしたいところ。と言うことで今日はここまで。結局ナショナルダービー出来なくてごめんなさい。

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October 20, 2005

代表に感じること、自分の思うこと。

久々にまじめに代表のことなんかを。久々でもないか?東欧遠征を終えて喧々囂々の議論が交わされている昨今ですが、個人的に感じていること。

・エクスキューズに隠れる本当の課題。本質はどこにある?

これは最近色々と思うこと。今の代表のサッカーを語る上で欠かせないのが、試合前の「エクスキューズ」。誰それが出ない、2軍だ、相手は時差がある、コンディションがイマイチだった、本気じゃないなどなど。代表のシャツを着ていても、その表現されるクオリティは試合をしてみないと分からず、その上で代表のパフォーマンスを鑑みると、何か本質がぼやけてしまう気がしてならなかったりします。まあ実際それがあるのは事実で、相手だけではなく日本にもあることなのだけど、それを抜きにした場合、今の日本は何を改善すべきなのか、改善すべき本質は何なのかと言うことを考えてみようかなと。相手抜きに。

WC予選をリアリズムの追求という形でアジアを抜けた日本は、世界を相手に戦う中で、サッカーを変質させていきました。普通であれば強国と戦う中で自分たちの力をわきまえ、固く現実的な守備から相手の隙を突くような、よりリアリズムを追求によるカウンターで強国の足下を掬う戦い方を選択するとは思うのですが、ジーコが選択したのは真逆とも言えるもの。日本のタレント達の力を更に前面に押し出したポゼッションフットボールでした。

海外でもまれ、又国内で実績を積み重ね、個の力を着実に上げてきた日本が誇るタレント達は、世界の競合相手にも怯むことなく自分たちの力を発揮。相手に自分たちのポテンシャルを引き出されたという側面は否めないにしても、そのパフォーマンスには充分希望を感じさせるものでした。

しかし、前の充実とは別に、内包されてきたチームメカニズムの不安、危うい守備のバランスなどの問題が噴出してくる。それが今回のテーマな訳なんですが、とりあえず羅列してみましょうか(それによって起こってしまう事も合わせて)

1.チームとして中盤の守備手法(積極的なアプローチによるプレッシング)とDFラインの守備手法(低めのラインとカバーリング重視のリトリートDF)の足並みが揃わない。意思統一の曖昧さの露呈→大きく開くバイタルエリアのスペース。

2.ポゼッションに必要なDFラインでの効果的なビルドアップの質の低さ。技術不足と参加意識の低さの露呈→中盤の選手が下がって作ることで前の厚みが減り、又スピードアップ出来ない一要素に。意識と技術の低さが引き起こす致命的なミスによる失点。

3.人はいても効果的な守備が出来ず、更に人を掛ける人海戦術的な守備に頼るしかなく、改めて確立されていないボール奪取の術→前の選手まで下がりすぎてしまい、カウンターチャンスを自らふいに。

4.フリーロールの中での役割分担の曖昧さ、守備における偏りと柔軟性のなさブロック構築による「待ち」の守備を避ける傾向→攻撃に置いては効率的なカウンターや速いアタックの消失、守備に置いては一発型の守備になりがちで人数がいてもボールが獲り切れていない。

こんな感じでしょうか。まあ他にもシュート意識の低さ、前線との距離感の悪さ等もあるのですが、個人的に攻撃に置いては余り不安を感じておらず、周辺のバックアップさえ整えば、力を発揮してくれるのではないかと思っているので今回は余り触れませんでした。で、やっぱり現時点でやるべき事はまず守備の充実によるチームの安定なのかなと。

現実的に特に守備に置いて、戦術的な(まああるないは置いておいて)整合性というのは限りなく取れていない事もあって、個々の能力とファイトオーバー的な献身的な守備姿勢に支えられてるに過ぎません。しかし、これで守っていくと自ずと攻撃にはスムーズに入れず、効率的な攻撃は望めない。攻撃を重視するのであれば、プレスを掛けるにしても、守備ブロックを構築しながらリトリートして守るにしても、アタッカーの守備負担を軽減させ、ある程度高い位置でプレーさせると言うことを念頭に置く必要があるのかなと。

で、後はビルドアップですね。現状では中村・中田英に頼らなければボールが回らない状態な訳ですが、実際ボールが回っているエリアはセンターライン付近であり、余り効果的ではなく、又リスキーとも言えるのかなと。その部分をDFラインとアンカーなり一枚のボランチでしっかりと作って、彼らが(ヒデに関しては別にしても)高い位置でプレー出来る環境を整えてあげるのがベターなのかなと。

実際、ジーコも修正するキモチはあるでしょうが、解決方法としては選手間のコミュニケーションと微調整によるウエイトが大きいのも確かでしょう。実際俊輔とヒデを活かさなければ、このチームが勝つ可能性は限りなく低くなる。そこを活かすためにも、チームの土台となる守備におけるメカニズムの整理は必須。はっきり言って時間はなく、非常に困難な問題ではありますが、難しく考えず一つ一つ辻褄を合わせていくことしか、前進はない。これからのテストマッチはこの辺を注目していこうかなと思っています。

・新しいステップの中での大きな「エクスキューズ」。

で、上とは全く違うことなんですが、書いておきたいこと。これも又エクスキューズに関してですが、これは日本に関して。避けられない、そしてこれからも残る大きな宿題について。

最近僕は日本代表に関してあんまり否定的な意見を書いたりしてません。別に諦めたとか、呆れている、又逆に心酔している、認めているというわけではないですが、実際一番ぴったり来る言葉としては「仕方がない」という言葉が適当かも知れません。ただその「仕方ない」はジーコだから仕方ないとかそういうわけではありません。それは新しいステップの中で大きな問題が出来た。そしてその問題を解決する対処法というのが現実的にないから「仕方ない」のです。

きっと現在の日本代表を批判するとすれば、一番はジーコのことになるでしょう。監督としての経験の浅さ、チームマネジメントが甘さ、曖昧で危うい交代策、プライオリティ、監督としての思慮遠望の甘さ等々上げればきりがなく、僕もそういう部分が気にならないわけではありません。ただ一つの疑問、ジーコ以外の監督だったらもっと強くなっていたかということ。「たられば」なんで何とも言えない部分もありますが、実際大して変わらなかったんじゃないかなぁと。理由は選手が集まらず、チーム作りも進まないから。どんな監督でも選手がいなきゃ始まらない。だからジーコに関してもこれは当てはまる。だからこそこればっかりは「仕方がない」と言うことです。

実際、2002年までの経過と比べたらきっと差は歴然だと思います。最終年にシンジと稲本が海外に出たけど、大体ヒデ以外の選手は自由に呼べる状態で、カレンダーに関しても、2002年自国開催・決勝トーナメント進出は至上命題となっていたという後ろ盾もあって、ほとんどリーグのスケジュールも代表監督の要求が聞き入れられる状態。ユース・オリンピックと自分で手を掛けたこともあってチームの基盤は既に出来上がり、世界レベルで戦うための細部にわたるディティールの調整にさえも多くの時間が割けた。チームを作る意味では非常にやりやすい環境だったといえるのかなと。

じゃあ2002年後はどうかといえば、ヒデ・シンジ・稲本に続けとばかりに、俊輔・高原・柳沢・中田浩二・大久保・松井と海外にプレーの場を求めて海を渡り、それと共に代表と共に過ごす時間は減少。代表を強化するために作られた優先したカレンダー作りも余り意味をなさない。一回の親善試合ではほぼぶっつけ本番のようなもので課題の修正や更なるコンビネーションの構築などと言う細部の詰めも出来ず、まともにチームを作る機会があるのは国際大会や数回の遠征(それも海外組にとってはオフを獲り、新シーズンに備えてキャンプをしたりする時期。蓄積疲労というものを考えての回避もあった。逆に年末は国内の選手が非常に疲労が溜まっており、怪我などもあって参加出来ない選手も。彼らにも大きな負担が掛かっている)ぐらい。現状では国際カレンダーの中での代表のサッカー構築というのは非常に難しいといわざるを得ない。そんな状況の中で多くを求めるというのは正直酷な状況とも言えるのかも知れません。

勿論もっと巧くやれただろうとは思いますが、実際誰も経験者がいない中で、これほどのものと予想していなかったのかも知れません。まだパーツの1つ・2つが抜けるというのなら、チーム作りは可能だったのかも知れない(2002年以前もそうだった)。でも現状を考えれば根幹をなす選手が海外に籍を移したこともあって、参加がまちまちになり(怪我とかも含めて)、練習する時間も少ない。この中でチームを作るというのは、口で言うよりも難しい問題だったのかなと。

これを考えた時、監督だけの問題でもないかなぁと思ったり。勿論その中でやってる国は沢山あるから、日本だけが特別なわけでもないし、その中でやらなければならないわけです。それでもこういう事が初体験の日本にとっては、大きなエクスキューズがあったと言うことは事実だったかなと。まあ実際ジーコに長い時間を預けたからって良くなるかどうかなんて分からないけどね。

まあこのエクスキューズは世界中を見渡しても解決してる国は無い。ただ、その入り口に立った日本も同じ事を考えなければならないのかなと。時間的制約がきつくなる中で、どのように代表チームを構築するのか。それは監督だけに押しつける問題ではないと思っています。というより監督に押しつけていたら、後で絶対にいたい目を見るのかなと。僕は以前エントリーに書いた通り、どのようなサッカーをするにも、個々がより戦術理解力を高めて、今までは時間を掛けてやっていた事を個々の理解と表現によって補完し、時間を短縮するという事が必要だと思っています。

と言うことで久々にまじめに代表のことを書いてみました。まあ上と下で辻褄が合ってない感じもしなくもないですが、今の僕の偽らざる気持ちとして、出来れば別々のものとして読んでもらえればと。と言うことで今日はここまでっす。以下どうでも良いつぶやき。

*多分次に代表のことを書く時には、基準点とか「2002」からの脱却というテーマにする予定。まあいつやるかは未定ですが。書いてるとテーマが降ってくるんだよねぇ。何にも書いてない時は全く降ってこない。いけず。

*隠れテーマとして今回書いた理由は今日の川淵氏のおもしろ発言がかなり取り上げられていますが、そんな上げ足取るようなことをするのなら、前向きに色々と考えることあるんじゃないですかというメッセージを載せてみたつもり。まあ確かに協会もダメダメなんだけどさ。ついでにジーコも。しかしジーコには様々な勉強をさせてもらって愛着すらわいてくるよ(苦笑)

*そんなこと言ってたら又ネタが降ってきた。ドログバ→アデバヨール→マントラスと言うことでアンゴラになったらしい。ブラジウクオリティのようなアフリカクオリティ。南ア大会平気なの?それとも日本が悪いのかしらん?で、アンゴラというと・・・・アルゼンチンWYでやったぐらいかな?山瀬が点取ったんだよねぇ、あの頃は大久保も田中達也も松井も代表には選ばれて無くて、この世代のエースだったんだよねぇ、山瀬。これでアンゴラがダメになったら凄い萌える。メヒコでイイじゃん。メヒコに来てもらおうよ。メヒコが見たい(しつこい)

*何徒然書いてるんだ・・・、それにしてもJやらなきゃなぁ・・・でも別にもういいかとさえ思ってる自分がいたり。UCLの方が書きたい・・・。ちょっと忙しくて。見たかった方いたら、ごめんなさい。昨日のUCLチェルスキーvsベティスははてなの方で書いたんで、よろしかったらどうぞ。今度こそここまで。

UCL Game Report その2(Chelsea-R.Betis)(僕の読書+日常記録)

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October 19, 2005

UCLレポート&色々ニュース雑感。

何か色々と忙しかったりして、Jの方がほったらかしなんですけど、まだ実は見てなかったりして。なのでニュースでお茶を・・・嘘ですよ、やってないので。あっ、まず昨日のUCLのレポートを。バイエルン-ユーヴェです。よろしかったらどうぞ。

UCL Game Report(Bayern-Juventus)(僕の読書+日常記録)

・シンジはいつ帰ってこれるん?

小野、右足再手術へ=サッカー日本代表(スポナビ)
小野が右足小指14日手術、年内復帰目指す(ニッカン)
フェイエ小野が退院、国内リハビリ(ニッカン)

シンジは焦っちゃダメ。もうしっかり治せ。とりあえず既にこの記事によると手術は成功して、退院。これから日本に残ってリハビリして年内の復帰を目指すらしい。とにかく慎重!

・ドログバ(チェルスキ)→アデバヨール(モナコ)

11/16代表戦 相手がトーゴに変更(スポナビ)

へぇ、珍しいね。まあ別にどこが相手でもまずは自分たちのことをやらないとどうにもならないので、どこが相手でも良いんだけどねぇ(本音)

まあ経緯としては、東欧遠征のウクライナ戦でシェバやボロニンが出なかったりしてナイーブになっていたのか、今回コートジボワール代表のエースディディエ・ドログバがチェルスキの100周年記念式典に出るために欠場となったり、クラブ優先という大統領(!)の指示があったと言うことで、やめたらしい。

で、アフリカとの対戦がしたかったらしいので、今回初出場を決めたトーゴになったと言うこと。トーゴも最強布陣で来るらしいと言う確約の元に契約(する予定)となったみたいだけど、本当にベストで来るのかなぁ?インターナショナルマッチデーじゃないでしょ?まあほとんど知らないわけだけど、大抵の選手がヨーロッパのクラブに所属しているとしたら難しい気がするけど・・・。

まあ本気でやりたいなら、あんまりヨーロッパのクラブ在籍選手が少ないチームの方が良いんじゃないかな?メヒコとかメヒコとかメヒコとか(マルケスとボルヘッティぐらいでしょ?後トラド)何か違う意図を感じる?だって、見たいんだもん(出来れば生で)

まあどうなることやら。もう一個代表関連。

・オリンピック代表、船頭なしでの出航。

U-20 日本代表 ベトナム遠征メンバー

GK
山本海人(エスパルス)
松井謙弥(ジュビロ)

DF
増嶋竜也(FC東京)
吉弘充志(サンフレッチェ)
柳楽智和(アビスパ)
森下俊(ジュビロ)
中尾真那(サンフレッチェ)
後藤圭太(アントラーズ)

MF
寺田紳一(ガンバ)
苔口卓也(セレッソ)
市原充喜(ジェフ)
上田康太(ジュビロ)
赤星貴文(レッズ)
細貝萌(レッズ)
藤本康太(セレッソ)
興梠慎三(アントラーズ)
鈴木健児(FC東京)

FW
三木良太(ガンバ)
萬代宏樹(ベガルタ)
藤井貴(ジュビロ)

Schedule:Agri Bank Cup 2005(@Vietnam National Stadium)
10/26(wed) vs U-23ベトナム代表
10/28(fri) vs U-23マレーシア代表
10/30(sun) vs U-23ベトナム代表

JFA

Jで出ている選手を根こそぎ抜いたって感じのメンバー、ある意味ボトムアップという感じなのかな?この中に入ってない選手だと、カレン、前俊、豊田、本田、梶山、杉山、谷口(怪我か?)、家長、増田(最近スタメンだもんね)、北斗、水本、小林祐、西川って感じ?ざっと上げるだけでもいるねぇ。まだいた、平山。

まあまだ監督が決まっていないから、継続的な何かというのは無理だし、まあ個々がこういう経験を糧とすればいいって感じなのかも。

この世代はチームが強いかどうかは置いておいて(監督次第だからね、才能を活かすも殺すも)、めちゃくちゃ層が厚く才能のある選手達がいるので、ここに来ている選手達は既に厳しい(リーグに出れていないからクラブが出したという側面もあると思うし、下から上がってくる才能のある選手達も控えてる)その辺の危機感を感じながらやって欲しいなと。無駄にするほどの余裕はないと思うよ。

とりあえず注目選手あげるとしたら、一時期ユース代表にも入っていた抜群の身体能力を持つ中尾真那、怪我明けだけどトップで結果も残してる興梠慎三、FC東京に鳴り物入りで入ってきた鈴木健児かな?苔口はここに来て良いのかしら?最近は出てないみたいだけど・・・(放送があるのかどうか知らないけど)

しかし、もうサテの試合も少ないし、マリからも一人か二人連れて行って欲しかったなぁ。狩野・飯倉・裕介・天野、頑張れ。

・ヨーロッパ関連、3代目のマルディーニ。
親子3代でミラン入り=イタリアサッカー(スポナビ)
3代目マルディーニがミラン少年部門入団(ニッカン)

と言うことできっと映像で見るのは随分先の話だけど、マルディーニの息子、クリスチャン・マルディーニくん(9歳)がミランの少年部門に入ったらしい。凄いねぇ、チェーザレ、パオロ、そして今度はクリスティアン。ポジションはどこなのかしら?キャプテンになれるかしら?うーん、楽しみは尽きないね。遺伝的に隔世でも直系でも才能は遺伝されそうだし。本人頑張れ。

ベカムさんの息子達(名前忘れちゃったよ)もユナイテッドに入ったりしたら面白そうだな。

ローマのセンシ代表取締役「カッサーノとの交渉は終わった」=セリエA(スポナビ)
カッサーノがサポーターに呼びかけ「ローマに残りたい」=セリエA(スポナビ)

イタリアはアドリアーノの問題とこのカッサーノの問題で持ちきりの様子。アドリアーノの方はインテルクオリティ何だからどうでも良いけど、こっちは結構深刻。カッサーノの契約延長交渉に端を発したこの問題は、カッサーノ側の態度に業を煮やしたローマ側が契約交渉を打ち切ったことで一気に火が付いた。カッサーノとしては望外な給料を要求したとか(トッティと同額)してないとか、ユーヴェに行きたい、行きたくないとか、そういうのでいたちごっことなっているようだけど、実際カッサーノは移籍したいんじゃないかな?今年はまとまらなかったけど、カペッロがいるし、ユーヴェも乗り気、ローマの混乱と喧噪もうんざり気味。スパレッティはカッサーノよりノンダとモンテッラを重用しているし、契約問題もあって起用されない(今は怪我をしているようだけど)。そう考えるのが筋道があう。

まあどちらにしても、試合に出て欲しい。じゃないとアズーリに残れない。アレックスにも入って欲しいと思ってるけど、カッサーノの才能はアズーリの中でも異質だし、実際トッティとのコンビネーションも捨てがたい。どうにか解決して欲しいところ。

エルゲラ、リバプールと口答で合意、"Goal.com"が伝える(marca)

でこっちは続報、こないだの通りレアルが契約延長をしないらしいイヴァン・エルゲラがどこに行くのかというので、リバプールがファーストプライオリティに浮上したらしい。まあ口答なのでいくらでも変わる可能性はあるけど、ベニテスからもラブコールを受けてるみたいだし、ほぼ確定的な雰囲気も。

まあレアルとリバポの間にはそれなりに付き合いがあるし、今度こそのジェラード・・・と言うのもあり得ない話じゃない。オーウェンもかなり安い額で手放しているし・・・・まあその辺が繋がるかどうかは分からないけど、可能性はかなり高いんじゃないかな?ヒーピアの衰えも激しいしね。しかしプレミア的な守り方とは合わなそうだけどなぁ、CBとして。

・藤本>後藤・狩野?藤本<後藤・狩野?

横浜が「俊輔2世」筑波大MF藤本獲得狙う(ニッカン)

俊輔ルートで、今年の目玉。でもどうなのさ?実際のプレーをあんまり見てないから分からないんだけど、凄いの?

岡ちゃんとかなりパイプがあるみたいだし、有望な選手が入ってくる可能性が高い(かどうかはわからないけど)のは嬉しいけど、考えちゃうな・・・・。とんでもない才能なら構わないけど、そうでもないなら後藤と狩野を育てようよ、大橋をもっと育てようよ。山瀬や大ちゃんだって居るんだよ?普通だったら左サイドの後継者とか、ストライカー(マイクが上がるけど、そういや取り上げたっけ?はてなでやったからやらないけど)とかを・・・まあいいか。

とにかくよく考えてくれ、ポジションバランスもあるし。

他にもICカードで年チケ値上げとか、マイク&秋元昇格とかあったけど、はてなでやったのでいいや。もう語り尽くされてる感もあるしね。

と言うことでとりあえず今日はここまで。Jやらないと、28節来ちゃう!

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October 17, 2005

One step fierce battle of the beginning@J1 第27節 ジェフvsFマリノス

まあ昨日色々フクアリに関してやったので試合に関してのレポートを。ちょっと長い(だいぶ?)かも。早速。

J.League Division1 第27節

ジェフ 2-2 Fマリノス@フクダ電子アリーナ"フクアリ"「A fierce battle to be good for commemorative one step」
Jef:16'阿部勇樹"第一号" 88'巻誠一郎 F.Marinos:71'ドゥトラ"God" 89'坂田大輔

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中澤佑二、松田直樹、河合竜二、MF那須大亮、田中隼磨、ドゥトラ、奥大介、大橋正博(→46'山瀬功治)、FW坂田大輔、大島秀夫

ジェフスタメン:GK立石智紀、DF結城耕造、イリヤン・ストヤノフ、斉藤大輔、MF阿部勇樹、佐藤勇人、坂本将貴、山岸智(→69'水野晃樹)、羽生直剛(→82'工藤浩平)、FW林丈統(→82'マリオ・ハース)、巻誠一郎

フクダ電子アリーナのこけら落とし、フクアリには天候が良くないものの沢山の人が詰めかけ、ほぼ満員(17500)と素晴らしい雰囲気になりました。気になった芝も素晴らしい状態で水たまりが出来ることもなく、それに応えるようにジェフはほぼフルメンバー、負傷のハースもナビ同様ベンチに控え、このゲームに対して良い状況で迎えることになりました。対するマリはリーグでは出場停止明けとなる松田が戻ってきたものの、勇蔵が離脱、グラウがナビの退場を受けて出場停止となり相変わらずメンバーが定まらない。そんな状況での試合開始でした。

序盤相手を見て守り方を定めるジェフに対して、Fマリノスは積極的な前からの守備と両サイドのランニングを活かして攻め込むが、結局フィニッシュシーンは生みだせず。時間が立つともに相手の出方が見定めたジェフは、マリノスの攻撃の拙さもあって簡単にボールを奪い始めると、ジェフらしい攻撃が出始める。個々が主体的に動いて沢山の選択肢を生み出し、そこを使った後のセカンドアクションも非常に多い。そしてダイナミズムをうまく使って崩しに掛かると言う形はまさに「ジェフ」という感じでしたね。

それに対して後追いとなってしまい、混乱させられた事でリズムを明け渡してしまったFマリノスは、守備に対しての対応で手一杯。佐藤勇人のダイナミズムが冴えたところで奪われたCKから結局失点が生まれてしまう。羽生のキックは鋭かったものの、何とか河合がクリアするかな?と言うところで後ろからうまく押されてバランスを崩されて触れず、一人ボールが流れていることを予測していた阿部が鋭い反応から頭でバチッと合わせてゴール。ジェフのずるさというか巧さが出たゴールでしたね。これでフクアリ初ゴールはチームの顔であり、最大のスターである阿部勇樹が刻んだことになりました。

この歴史的なゴールでジェフのリズムは更に加速、主体的で早い動き出し、リスクの伴う場面でも躊躇のない速いパス、無駄になる事もいとわない第3の動きもなくならない(これに関しては後できっちりやる、同一視野である縦方向で見れたこともあって凄い勉強になったよ。マリの不振からの脱却のポイントになると思う)。そのためプレッシャーの高い地域でもぽんぽんパスが周り、もの凄いバリエーション豊かな攻撃でFマリ守備陣を完全に振り回した。それに対して後手に陥ったFマリは後ろで我慢するしかなく、守備でリズムを作れない事で攻撃に置いては望み薄の状態でシュートさえ繋がらない状態に終始してしまった。

非常に旗色の悪いFマリは、岡ちゃんの指示で相手の激しい動き出しとダイナミズムに対応するために大ちゃんを一段下げて2ボランチにして、しっかりと相手を捕まえることから修正。これにより守備が少しずつ落ち着きを取り戻し、厚みはないものの展開がある程度スムーズになり押されっぱなしだった押し戻す。

少しずつ展開を押し戻したこともあってチャンスも作る。那須のインターセプトから一度詰まってしまったが、ドゥトラが突破(苦しい状態で頼りになるけどチームとしてこれに頼るすきじゃない、低い位置での突破だから)からうまく外に流れた大島へ楔を付けると、ディフェンスラインにギャップが生まれ、このスペースに顔を出した坂田へダイレクトで流し込み3vs1(2)のチャンス、しかしストヤノフの速い寄せに坂田がいなしきれずに潰されるが、良い連動。この後も、大きく開いた中盤を見てそのまま持ち上がったマツから右サイドに展開、隼磨から大ちゃんへとシンプルにボールが繋がり、その流れからダイレクトでセンタリングを上げると、相手のチャージにも屈せず大島がヘッドで合わせるが立石の良い反応に凌がれてしまった。

結局前半は1-0。何とか悪い状況こそ押し戻したものの、スタッツを見るまでもなく、アイデア、意識レベル、一つ一つのプレーのクオリティの差が如実に出てしまった前半でした。

後半、Fマリはほとんど自分の良さも出せずに存在感を示せなかった(彼だけのせいじゃないにしても今日は悪かった)大橋に代えて山瀬を投入。これに対して、ジェフも早い対応、園や増せに対して阿部がマンマークに付く形でアテネ世代の直接マッチアップが後半の鍵となりました。

Fマリノスは開始早々プッシュアップから積極的な攻撃を展開。左サイドを突破したドゥトラの鋭いクロスに大島がニアに飛び込んだり、山瀬が中央部で細かいパスからの突破を試みたりと前半とは又雰囲気の違った様子を見せる。しかし、ジェフの動きが悪くなったわけでもなく、ゆったりと安定したポゼッションから色々な選手(特にバックラインのストヤノフ、結城の攻撃参加の意識は非常に高く、又うまい)が出て行ける時に顔を出してアクセントとなり、その顕著な例がこんな形。ポゼッションの中でストヤノフがスペースを見つけて飛び出し、そのままサイドを突破して速いクロス、これを巻がファーで折り返してゴール前にしっかりと詰めていた佐藤勇人がジャンピングボレーで叩いた(シュートは抑えきれず枠上)

それでも前半と違ってひるまなかったのはFマリ。高い技巧を活かしたキープでカウンターの起点となったりいいプレーを早々から続けていた山瀬がビッグチャンス、セカンドアタックから隼磨が素晴らしいアーリークロス、FWがニア・ファーに分かれたことでセンターにぽっかりとスペースが生まれ、ここに飛び込んできたのが山瀬!ドンピシャのダイビングヘッドだったものの枠に収めることは出来なかったものの雰囲気は変わる。那須も積極的に遠い位置から狙ったりと、ポジティブな空気がチーム全体に波及したかに見えた。

しかし、共有意識や攻撃における積み上げの差がものを言い、ジェフの方が良い形を作る。カウンターから結城が長い距離を持ち上がり林がフリーとなってシュートを狙う(達也がファインセーブ、羽生の詰めも許さない)右サイドで坂本が深い位置でボールを受けて佑二との1vs1を制してクロス、ニアに飛び込んだ巻似合いそうになるが、ここも達也が何とか飛びだして凌ぐ。逆にFマリはパワープレー気味の攻撃やサイドのからの攻撃で相手を押し込みこそするものの良い形でのフィニッシュには繋がらない。自ずとリードしているジェフの落ち着いたリズムになってしまう。

ここでオシムたんは林に代えてハース、山岸に代えて水野にスイッチ、リズムを持っているうちにクオリティの高い技術を持つ二人で勝負を決めようと動いてくる。しかしこの直後、ゲームが動く。右サイド、阿部のマークに苦しんでいた山瀬が、彼らしい突破の技巧を発揮、阿部を振ってかわしクロス、これはストヤノフがはね返すもののこのリフレクションがドゥトラの元へ、これをワントラップの後強烈に叩き、とんでもないシュートが立石を破った。珍しくドゥトラのシュートが枠飛んだ!(角度がしっかりとあったのも良かったのかも)ことも素晴らしいわけですが、何よりも山瀬が阿部を振った事ですよ、奥さん。素晴らしいドリブルワークでクオリティを発揮。これが局面を破ってゴールを生むきっかけとなったのかなと。

これでFマリノスの一気にリズムが好転、隼磨が縦の楔からワンツーでシュートを打ったり(わずかに枠逸れる)、坂田がカウンターからこの日何度も凌がれていたストヤノフとの1vs1に迷いなく勝負に挑みシュート(これも枠外)、とフィニッシュシーンも増える。サイドの動きも活性化し、隼磨もドゥトラも高い位置で張り出して上下動を繰り返してクロスを入れたりとリズムで良い形で攻め込む。が、最後の精度が足りずに勝負を決めることが出来ない。試合は最終局面へ。

両チームとも奪ったらスペースを見いだして速く攻撃、その中に激しいぶつかり合いが生まれたりと、非常に試合が熱くなる。そして90分に迫る中でジェフの連続したセットプレー、マリノスも身体を張って凌ぎ続けるものの最後の最後、CKからのこぼれ球を工藤、ストヤノフと繋がり、左サイドで待ち受けるハースへ、ハースが苦しい態勢ながら中に折り返し、結城が飛び込んできた裏側に待ち受ける巻、空気が弾けるような音を発した素晴らしいボレーは達也の手を弾き、ゴールに突き刺さり、残り一分で逆転。スタジアムはアウェーの沈黙に降りかかるように全体が爆発!もの凄い轟音。こけら落としにふさわしい結末になっちゃったかと思われた刹那、ドラマがもう一つ待っていた。

キックオフから速いプレッシャーでドゥトラが何とか粘り、左サイドフリー、右足で流し込んだクロスは大島が加太らを張ったことで坂本を抑え、その裏に待ち受けていたのは坂田!坂田が落ち着いてシュートブロックに来る坂本をいなし、立石のニアを抜いて同・点・弾!オシムたんが地を蹴って悔しがる。爆発するアウェースタンド。とんでもない試合だ・・・。

この2点はクロスの形・上げたアングル・フィニッシュの型こそ違えど、攻撃参加していたことでマークの枚数が足りなくなり、そこで身体を張ったことで後ろがこぼれた。フリーとはいえブラインドがありながら、これを決めたフィニッシャーである巻・坂田は素晴らしい訳ですが、この二つのゴールはチームで獲ったゴールといえるのかな。素晴らしいゴールの取り合いでした。結局この後も激しい攻防を繰り広げたもののこのまま終了、2-2でこのこけら落としの記念すべきゲームは終わりました。

ジェフにとっては痛恨のこけら落としとなってしまいました。相変わらず詰めの甘さと言うべきかも知れませんが、それでもジェフらしいサッカーを展開したのは間違いないと思います。17500人思いはそれぞれでしょうが、結果は別にしても、満足するような試合だったと思いますし、これからもサッカーだけのための素晴らしいスタジアムにふさわしいサッカーでこの雰囲気を維持して欲しいなと。

・同じピッチで表れた「差」。結果とは別に反省しなければならないこと。

と言うことで結果としては2-2。Fマリノスの得点は、ドゥトラのスーペルミドルとクロスボールから前で潰れて裏に通したところでの坂田のシュートから生まれたものでした。久々の1試合2ゴールと言うことで、攻撃に関しては最悪の状況からは脱したのかなぁとも思ったり。

進化を感じた点としては、長いボールにおいての次を考えたポジショニングが出来るようになったこと。大島が長身と強さを活かして競り合った後、坂田や大ちゃんがそのこぼれ球を拾えるポジションを獲って、そのセカンドボールを拾い攻撃に繋げると言うことが出来ていたのは、今までよりかは前に進んだのかなぁと。勿論サイドに寄って人を集めてセカンドボールを拾うという施術もありましたし、そういう意味では長いボールによる攻撃構築は少し詰められたのかなと思っています。(サイドに集めてセカンドボールを拾う施術に関してはその先が必要だと思いますけどね。それだけ次の展開スル場所を確保出来ず、効果は薄い。片方のサイドに収縮して相手も集まっているのだから、逆サイドの警戒が薄い所に連動して飛びだす選手が居るとより効果的だと思う)

しかし、同じピッチでもう黄色いシャツを着た選手達との動きの差は歴然。縦方向で見て分かったことでもありますが、ボールホルダーとレシーバーを同一視野に捉えて見ることで、改めて攻撃における意識の差というのを感じたし、Fマリノスの選手達は攻撃に置いて、この結果に満足するのではなく危機感を高める必要があると感じました。簡単な例を3つほど。

Ex.1)高い位置までボールを運んで、バイタルでの変化を付けたいところで主体的なアクションが起きず、アタッカーがラインの前でまごまごとボールホルダーの次の動きをウォッチしてしまい、出しどころがなくなってアプローチを掛けられてロストしたり、展開が硬直して作り直すことになってしまう。

Ex.2)ボールを持った選手に対して、先に動いてコースを作ろうと言う意識ではなく、先に要求ありきで無駄になることを嫌がる。実効的な要素を求めすぎる嫌いがあり、出てこなかったらそのままやめてしまうという、動き・意識に淡泊な印象を受ける。

Ex.3)レシーバーが動き出しているものの、パサーがタイミングやリスクを前に躊躇してボールが出てこない。そしてそういうことが何度も続く余り、アタッカーは出し手に対して信頼を無くして、オフ・ザ・ボールの動きが減退させてしまう。出し手はレシーバーのことを余り考えておらず、自分のタイミングという形が多いし、リスクのあるパスに関しては常に躊躇が伴ってワンテンポ遅くなる。

こんな感じかな。全部関連することです。動き出さないから出さないとも思うし、出さないから動き出しをやめてしまうとも言える。出し手本意的な要素もかいま見えるし、出し手としては引き出してくれと思っているかも知れない。まあ真意は定かではありませんが、こういう事が相まって崩しに置いては、個人の突破(やキープ)やオーバーラップという形ぐらいでしか良い形が作れず、多くのチャンスとなるべきチャンスをふいにしてしまったのかなと。

で、コンセプトが違うとか、比べる必要性がないかもとは思いますが、相手のジェフはこれが全然無い。距離が長かろうと無駄な動きをいとわずにどんどん動き出す、出てこなくても次の動きをすぐに捉えて動き直す、出し手も躊躇が無く速いタイミングでミスを怖れない、ウォッチする時でも次のボールの動きですぐにポジションを獲る。これは本当に素晴らしいと思いました。まあ、リスクを獲ってでも相手を崩しに行くという非常にオフェンシブなコンセプトの元にチーム作りが進められているので、元が違うとも言えるのですが、それでもジェフはそれだけ前に進んでいると言うことと言えるのかなと。

これに関しては特別なことではなく、サッカーの攻撃において当たり前のこと、確かにFWは出てこないかも知れない、それでも主体的にアクションを起こすことをやめない。一つの動きがゴールに繋がる。出し手もリスクを厭わない。出し手の躊躇しない、獲られたら自分の責任で追いかけて奪えばいい(てゆうか固い守備があるのだから少し失敗してもカバーしてくれるって信頼)、周囲の動きを感じ、空くスペースを感知して連動していく、こういう事をしていかなければマリノスの攻撃の閉塞感というのは改善されないのかなと。

これは現状のマリが個の能力に頼り、個の能力がなくなるor機能しないと沈黙というのでは、結局個の集まりでしかないと言うことを証明していると思います。少しずつでも良いから、まずは受け手の主導のサッカーに、そのために動き出しの意識、そこに伴う連動する動きの意識を高めていくことで変わってくると思います。勿論ジェフのようなサッカーをしろというのではありませんが、このままで良い訳じゃない。ディティールにおける要素として、その必要性を強く感じました。

と言うことでちょっと厳しめですけど。で、以前要望のあった選手評と関連のリンクなんかを。次やるかどうかは微妙だけど(え?)

採点
J1 第27節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

関連リンク
【J1:第27節 千葉 vs 横浜FM レポート】終了間際に横浜FMに追いつかれ、千葉は新スタジアムのこけら落としを勝利で飾れず。(J's GOAL)
【J1:第27節】千葉 vs 横浜FM:岡田武史監督(横浜FM)記者会見コメント(J's GOAL)
【J1:第27節】千葉 vs 横浜FM:オシム監督(千葉)記者会見コメント(J's GOAL)
【J1:第27節】千葉 vs 横浜FM:試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)
フクアリ開店!(西部謙司 犬の生活/スポナビ)
横浜M、引き分ける(カナロコ)

お腹いっぱいになっちゃう位書きすぎた。まあ記念ですから。と言うことで今日はここまで。(ナショナルダービーは明日)

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フクアリな日。

今日はフクダ電子アリーナ略してフクアリに行って参りました。レポートをやりたいところですが、まだ録画も見てないし、疲れちゃったので、レポートは明日やります。出来れば、(旧)ナショナルダービーも。

で、せっかくのこけら落としだったので、フクアリな日の感想などを雑感形式で。

・昨日の夜は何かワクワクして寝れない。もの凄い遠足気分。

・そうしたら寝坊。起きたら11時半。焦って準備したけど、結局ジェフ系Blogさんに紹介されてた蘇我まで直通の快速電車に乗ることは出来ず。ただ、情報の通りホリデーパスで行きましたよ。\2300なり。

・みどりの窓口のお姉さんに色々と教えてもらって、行き方を教わる。横須賀線成田空港行きに乗って千葉まで、乗り換えで内房線で二駅。初めての千葉駅で迷い、内房線結構待たされて焦った。でも、考えてたほど時間掛からなかった。着いたのは14:20ぐらいかな?電車乗ってから気付いたんだけど蘇我駅って京葉線でも外房線でも大丈夫だったみたい。蘇我駅から道が分かれるって感じだったから。分からない人にとって直通は偉大。調べていけば良かった_| ̄|○

・蘇我駅内でもグッズ販売。蘇我駅を降りると目の前のビルにジェフの事務所(?)が。蘇我の街に沢山のフラッグが掲げられ、売り子さん達も黄色服を着てたり。ジェフ色に染まってたねぇ。慣れてない感じだったけど。ギャル風の店員がプーさんの着ぐるみを着ててジェフィ&ユニティとプーさんが同じ生き物だったっけ?と考えさせられる。(ジェフィ&ユニティは犬、プーさんは熊ね、すっと出てこなかった)

・駅近。小机から日スタと同じくらいかな?電車からは見えなかったけど。歩いてて何か砂っぽい感じがした。風?南ゲートから入れと言われたので歩いていったけど人がいなくて不安になった。持ち検はかなり形式上って感じ。遅かったこともあり席を確保することは出来ず、一番上段で立ち見。着いたら光永亮太という人が歌を歌ってた。テーマソングらしい。この前にも色々とセレモニーが多かった様子。

・フクアリは本当にシンプル。余計なところにはお金がかかってない感じ。何かまだ工事中って位なパイプむき出し具合とか階段とか。でもピッチ状態は最高、客席の角度もきつめで見やすい、個人的には三ツ沢より全然好き。サッカーのためだけのスタジアムだね。中身が重要。

・立ち見でゴル裏と言うことで、ちびっ子な僕は見えるか心配だったけど、凄い角度があったこと、獲った場所がよかったのかあんまり人に被ることもなく、見やすかった。ゴル裏の雰囲気も感じられたし素敵だった。ただ、ビジョンの裏だったから、試合の時間が分からなかった。(後半は計ったよ)

・詳しい試合の模様は明日ね。阿部っちが記念すべき初ゴール。目の前だったけど、よく見えなかった。ジェフのゴールの時のスタジアムがうわーっとなる感じはちょっと凄かった。音量的にも。ドゥトラ・坂田のゴールの時のマリゴル裏も凄かったけどね(見えなかったけど、波みたいになるんだねぇ、ネットが波打った感じと周りの雰囲気で入ったのかなと分かった)

・ペットボトル容認と言うこともあってペットボトルが売ってる自販機があった。ハーフタイムはアウェー側はトイレが一つと言うこともあって大行列、喫煙所も大混雑。アウェー側とはいえちょっと狭すぎ・・・。試合後は売り切れなかった食べ物が半額になってた。

・マッチデー買うの忘れた!ってほとんど歩き回ってないからどこにショップがあったのかとかさえ分からなかったけど。

・何かもらえたのかな?黄色いジェフのビニールバッグを持っている人が多かった。何だろう?

・帰りはもう人・人・人。なかなか進まないし・・・。でもそれなりにみんな満足して帰って行った感じだった。増発分の蘇我駅発の快速(17:20分ぐらいのやつ)に乗ることが出来て直通。1時間20分ぐらい。マリな人も結構利用してた模様。お疲れ様でした。

と言うことでこんな感じでした。うん、凄い良かった。又行きたいと思ったぐらい。まあ交通費は高いけど、それだけ価値のあるスタジアムだと思うし、試合も白熱した好ゲームになって良かった。試合云々は別にしても、沢山の人が入ってて雰囲気も良かった。出来れば継続してこれくらいの人が入ると良いね。僕も又来年行くよ。てゆうかマリの試合じゃなくても行ってみたい。今度はもっと良い位置見たいな。

と言うことでいつもとは違う感じですが、ここまで。明日からは又通常運営。

*最後にこの場を借りて御礼を(自分のブログだけどさ)
チケットを譲って下さったHENRIさん、橋渡しをして下さったmasashichanさん、本当にありがとうございました。おかげで貴重で素敵な試合に立ち会えることが出来ました。生で見た部分を、出来ればレポートに還元出来るように頑張ります(出来なかったら、「お前はそんなもんだ」と笑ってやって下さい(苦笑))

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October 15, 2005

純然たるクオリティの差@J1 第27節 ヴィッセルvsガンバ

何か慣れてきたかな?でも書く量は短くならないなぁ、まとめる能力(添削みたいな感じ?)はイマイチ。僕、小論文とか書いたこと無いからなぁ。まあいいや。

J.League Division1 第27節

ヴィッセル 1-4 ガンバ @ウイング「純然たるクオリティの差」
Vissel:75'朴康造 Gamba:40'&89'アラウージョ"神" 64'遠藤保仁 67'吉原宏太

楽天スタメン:GK本田征治、DF金古聖司、マルティン、北本久仁衛、MF朴康造、遠藤彰弘(→46'北野翔)、佐伯直哉(→86'河本裕之)、ホルヴィ、坪内秀介、FWイヴォ、平瀬智行(→64'和多田充寿)

ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DFシジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF橋本英郎、遠藤保仁、渡辺光輝(→46'家長昭博)、二川孝広、フェルナンジーニョ(→88'松波正信)、FWアラウージョ、大黒将志(→67'吉原宏太)

かたや最下位、かたや首位、同じ関西に居を構える2チームですが状態はまさに正反対。状況としても怪我人は特におらずフルメンバーのスタメン、しっかりと休養も獲れて状態がいいのに対し、まだ播戸は戻ってこない、アツがいないなど状況も良くない楽天。残り8試合な訳ですが、モチベーションはどちらも高いにしてもちょっと楽天には辛いですね。楽天は崖っぷちなだけに、首位が相手だろうと勝ち点3が必須と言う感じなのは間違いないでしょう。西野氏の舌禍コメントが奮い立たせるポイントの一つになるでしょうか。

しかし、そんな危機感とは裏腹に、チーム状態を表すボールの周り。先に人が動き出すことでパスコースがどんどん出来てスムーズにボールが動くガンバ、一つ一つのプレーに無理が伴い、オリジナルポジションが低いため、選択肢も非常に少ない楽天。まあ必然的にチャンスが多く生み出すのはガンバです。一つの起点から飛び出しorサポートという形で選択肢を幅広く持ち、その中でそこからアクションが起きる。右サイド、フェルナンジーニョのためから渡辺光輝がオーバーラップを掛けて裏を取り、エンドライン際から折り返したところに大黒が反応、GKも抜いて早くも先制点かと思われましたが、金古が何とかゴールライン直前でカバー。何とか凌ぐ。

楽天としては最終ラインが5枚(両サイドの朴康造・坪内が下がる感じ)並ぶような形で守ろうという意志は見え、序盤は2vs1でサイドは破られる事が目に付いたが、中が厚く、スペースを消すことで最初の決定機の後はアラウや大黒のシュートチャンスを与えないことで安定。段々中盤の守備も良くなり始め、ガンバの恐ろしい攻撃陣の良さを消した。

それでも、ガンバは一瞬のラインのズレを見逃さずにオーバーラップを仕掛けてきた橋本がそのずれを突いてアラウからスルーパスを受けてシュートを打ったり(これは北本のスーパーカバー、大黒の詰めも許さず)とさすがのクオリティの高さは見えるが、逆に隙。ボールホルダーにアプローチが掛からず右サイドをイヴォに抜け出され、中の枚数を揃えることも、中のアタッカーを捕まえることも出来ずに折り返しをフリーで打たれそうになるヒヤッとするシーンも。(これは折り返しに対して平瀬がボレーをしっかりミートすること出来ず)お互いがお互い隙を狙い合う様な感じで膠着した展開になっていく。

膠着の中での流れは、ポゼッションしながら高い位置に両サイドが張り出す事が出来るようになり、守備に置いてもガンバの攻撃の多様性を消していた楽天にあるのかなと思いましたが、その中で点を生む要因となったのは隙。度々、中盤とDFが分断される事があった後の40分、そんな感じで中盤をすっ飛ばされてフェルナンジーニョが右サイドで受けると、小気味良いタッチで対応に来たDF2枚を抜ききり、エンドライン際に切れ込みクロス、DFが何とかすらせたりしたものの、エアポケットが出来てそのボールに反応したのはアラウージョ、マーカーの北本を止まって少し戻ることでフリーとなり、きっちりとヘディングで押し込み先制点を上げました。

多分ここまでは楽天はある程度ゲームプラン通りに進めてきていたとは思うのですが、最後の最後にクオリティの前に沈んでしまいましたね。これはどうしようもない。結局前半は0-1。

後半開始、両チームとも動いてくる。ガンバは渡辺光輝(悪くなかったと思う)に代わって家長を入れ、楽天はアキに代わって翔くんが入る。ガンバはこれで二川が右、家長が左という形。狙いとしてははっきりしてるかな?家長の攻撃力の朴を抑えようとして、逆に翔くん投入は前に厚み、そんな感じでしょうか。それにしても西野さんは本当に生まれ変わったように強気。

で、両チームの狙いの中でそれが実ったのはガンバ。チームのバランスが前には掛かり、相手を押し込んで押しつぶそうという形がピッチの中で表現される。ガンバはこの試合、相手が引いて居ることもあって、ポジションブレイクという寄り局面打開力というもう一つの魅力で勝負しようとしているのかなと。いきなりフェルナンジーニョの突破で中盤を引っぺがし、併走状態で走り込んできたアラウージョが抜け出して角度のない所からシュートを狙ったり、家長がサイドで1vs1を仕掛けたりとまさにその個による局面打開が活きてくる。

特にフェルナンジーニョのキレは出色。細かいステップからの切り返しで相手をちんちんにしてアラウ・大黒にお膳立てしたかと思うと、今度はそのドリブルの脅威の前に相手が飛び込めなくなったところで溜めて飛び出しを促す。まさにドリブラー型のチャンスメーカーらしい立ち振る舞いでした。

ただ、肝心の決定機の所で大黒が枠に飛ばせなかったり、クロスが合わなかったりと追加点が生まれない。逆に楽天は前が2枚となってある程度前に厚みが出て、数こそ少ないもののカウンターに前半よりも攻撃に置いては可能性を感じる形にはなってくる。翔くんも積極的。

しかし、オープンな展開となってくるとクオリティの差が出始め、中盤で完全フリーとなったヤットから柔らかいフィード、アラウージョはオフサイド気味だったもののその外側から抜け出した事でラインをかいくぐった大黒へ通り1vs1になる。これは本田が防いだが、それをフォローしていたのはパスを出したヤット、リフレクションをダイレクトで流し込んで待望の追加点。でもこれで終わらない。

ヤットがフリーとなって前にクオリティの高いのボールが供給され、アラウージョやフェルナンジーニョが前を向く、そして仕掛けられるという展開が続き、その圧力に屈した形で追加点が生まれる。そのヤットのパスから左サイドをアラウージョがフリーで抜け出しクロス、本田がしっかりとボールキャッチの態勢に入ったもののファンブル、これを交代で入っていた吉原が押し込んで3点目。痛恨のミスだけど、楽天の守備も運動量が落ちてアプローチがなくなり、ここまで出来ていた我慢が出来なくなってしまった。楽天の集中力が続かない、そしてガンバの高いクオリティと圧力を証明するようなプレーだったのかも知れませんね。

この後もガンバの貪欲に追加点を狙う姿勢に圧倒され、押し込まれっぱなしだった楽天ですが、ようやくビハインドメンタリティが出始めて反撃。翔くんの粘りあるキープからのスルーパスから朴康造が飛びだし、しっかりと藤ヶ谷を抜いて1点返す。やったね、翔くん、ナイスアシスト。

その後同点と見まごうかのような撃ち合いとなるが(この辺はガンバらしいかも。クオリティが高く一回一回が決定機となる。楽天は河本を前線に投入してパワープレー体制。ビハインドなのに楽天の方が攻められない)、結局ここもクオリティの差、一発のロングボールからのカウンターでアラウージョが抜け出し、何度かビッグセーブを見せていた本田を抜いて4-1。完全なる力の差を証明して楽天をまさに「叩き潰した」という感じになりました。

まあ力の差としか言いようがないです。きっと西野監督としてもこういう試合を狙っていて、それをしっかりと選手達が自分たちの力を発揮して、相手を叩きのめした形となりました。実際、ガンバらしいポジションブレイクからの流動的なサッカーというのは封じられていたけど、そこから個の力を前に押し出しての局面打開で切り崩すことに切り替えて屈服させたというのは、このチームの攻撃における複数の選択肢を兼ね備えているというのを感じさせるものでした。

まあ実際、西野監督の交代策もそういうものを意識したものだと思うし、それが出来るだけの個があるということなのでしょう。魅力的な攻撃陣も使いよう、相手に合わせて使い分けるようになれば、より確実に相手を屈服させることが出来ると言うのが見え始めているのかも知れませんね。しかし、本当に一つ一つのプレーのクオリティの高さは恐ろしい。シャムスカ・トリニータとの試合も楽しみ。

で、楽天はきついねぇ。まあ相手が強いことを認めて、現実的に戦って良さは消すことが出来だのだけど、それでも叩き潰されたというのは相手が強いと認めざるを得ないです。ただ、あれだけ粘り強い守りが出来るのだから、集中を切らさない事、下を向かない事というのはやっていかなきゃいけないでしょうね。みすみす自分たちから勝ち点を諦めている感じ。今日も翔くんのプレーで一点返した(強調)訳で、あの無駄な3点目さえなければ試合はどう転がっていたかはわからなかった(まあクオリティ的には・・・ねぇ)。だからこそ、試合の中にエアポケットを作らない努力、自ら試合を捨てない精神的タフネスというのをより意識すべきなのかも知れませんね。そろそろ崖は崩れ始めてきてることだし・・・。

と言うことで首位はきっちり勝ちました。明日のナショナルダービーは両チームに大事になってきますね。勿論こけら落としのジェフも。マリは・・・・空気読まないから。と言うことで第2のレポートおしまい。

しかしこれでアラウージョは30点、マリの総得点を一人で獲ってるのか・・・偉大だなぁ(ぼそっ)

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聖地の解放祭@J1 第27節 レッズvsレイソル

かなりJをほったらかしにしてたので今日は頑張っちゃおうかなと。で、いつもと少し趣向を変えて、個別にレポートしてみようかなと。めんどくさかったら多分やめちゃうけど。

J.League Division1 第27節

レッズ 7-0 レイソル@駒場「聖地の解放祭」
Reds:23'ロブソン・ポンテ 49'田中達也 54'&57'&63'トミスラフ・マリッチ 67'酒井友之 89'横山拓也

Reds Official

レッズスタメン:GK都築龍太、DF坪井慶介、堀之内聖、内舘秀樹、MF鈴木啓太、長谷部誠(→74'赤星貴文)、永井雄一郎(→68'横山拓也)、酒井友之、ロブソン・ポンテ、FW田中達也(→60'セルヒオ・エスクデロ)、トミスラフ・マリッチ

レイソルスタメン:GK南雄太、DF薩川了洋、波戸康広(57'黄×2=赤)、土屋征夫、MF明神智和(13'黄×2=赤)、大谷秀和、増田忠俊、平山智規(→41'小林祐三)、クレーベル、FWレイナウド(→69'矢野貴章)、玉田圭司(→61'フランサ)

レッズは上へ見据えて、そしてレイソルは下を見据えてということで、モチベーション的には両チームとも非常に高いと思われるこのゲーム。ただ怪我人、出場停止などを抱えてこのゲームに向けて状態としては万全ではない様子(レッズはトゥーリオ、山田暢久、アレックスが出場停止、レイソルも小林亮が出場停止、明神も怪我を抱えての強行出場)

どちらもポストプレーヤー+ドリブラー+マルチなOMFと言うアタックトライアングル。そして攻撃の狙いとしてもポストを使いながら、スピードのあるアタッカー、飛び出せるOMFを活かすと言うのを感じました。で、序盤うまくそのプレーを表現出来ていたのはレイソルの方。レイナウドが身体の強さと足元の柔らかさをうまく活かして相手を引きつけて、玉ちゃんが飛び出したりしてチャンスを作る(レイナウドが縦の楔を前を向いた状態で受け、足技で小さなためを作り、そこでラインのギャップを獲った玉ちゃんへのスルーパスという形は見事だった。玉ちゃんがボールを足元に入れてしまい、時間が掛かってしまったため、フィニッシュ時に永井のカバーを喰らったのは痛恨)。

逆にレッズの方はマリッチが土屋に付け狙われ、田中との距離感が大きいこともあってなかなかうまくユニット化した攻撃というのは見れない。勿論レイソルの玉際での激しさもあって防いでいたというのもあるのですが、その玉際の激しさが仇となり、明神が3分、13分と立て続けにイエローを受け(13分の方は余り行く必要がないところで行ってしまった、後ろからなぎ倒すようなスライディング)退場となってしまい、これで余りリズムとしては良くなかったレッズが優位に立つ。

それでもレイソルは個々が奔放に動くことでチャンスこそ生み出すものの(これは伏線)、その分後ろは苦しくなり23分、その数的不利が働く形となってレッズに先制点。右サイドに張る永井にボールが出て、そこに合わせる形で田中達也が走り込んで簡単に受け、これで完全にラインは混乱。田中達也はマイナスに流し込んでセンターでフリーとなったポンテがきっちりと決めてゴール。

レイソルとしては上がった中盤が裏を取られ、サイドに展開されたことで3バックがずらされる形となってしまい、飛びだしてきた田中達也の対応には本来センターで余るはずの波戸が釣り出され、そして最終的にはポンテがフリーとなってと、対応が後手後手に陥ってしまった。まあ仕方ないとはいえ、退場して数的不利を背負った後のバランスというのが良くなかったのかなと。

これでレイソルの攻撃のリズムは消え、レッズが試合を完全に掌握。バイタルエリアでポンテがフリーとなったり、取りに行ったところをいなされスペースを突かれてピンチとなったりと、四面楚歌状態に。レッズに有機的なフリーランが出ないこともあって追加点こそ免れたものの、レイソルとしては取り所が定まらず、又守るしか選択肢がない状態で苦しい状態に陥っているままとなってしまった。結局前半は1-0。

前半終了間際に小林祐三(オランダWY世代の方、慶行の弟はさっき書いた通り出場停止)が平山に代わって入ったことで少しはバランスが変わるかなぁと思ってみていた後半。レイソルは前3枚(玉ちゃんをトップに後ろにクレーベルとレイナウドが控えるカウンターシフト)でカウンター、後ろを3-3の並びにして。後ろの3枚はなるべく人を捕まえ、ボランチラインの3枚が収縮しながらアプローチに行くという感じで、狙いははっきりしたかなぁと思ったのですが、レイソルの後ろの2ラインの役割が曖昧になってしまい(下がる対応が多くて、バックラインに吸収されてしまう)、肝心のマーキングが甘い。そしてDFラインの距離が開いたところをスルーパスから田中達也に突かれて追加点を許してしまう(田中達也のフィニッシュは見事、後ろから来たボールをスライディングでファーに流し込んだ、難易度高)

で、この後はレッズの攻撃虐殺ショー。ボールがスムーズに周り、縦の楔→落としからダイレクト→スペース飛び出しという理想的な形で右サイドを崩し、永井が右を突破してダイレクトで折り返すと、これを又もマークの甘い所でマリッチがズバッとヘディングで叩きつけて3点目(永井のクロスはスピードも精度も伴った秀逸なクロス)。これでは終わらず、ポンテの突破をスライディングで止めて2枚目のカードを喰らって波戸が退場。そしてすぐさま又も右サイドから、鋭いクロスをマリッチが相手をはね飛ばしてヘッドでゴール。完全にゲームはこれで終わり。

この後はレイソルの集中がぷっつり。完全にエスクデロに対して誰も見る選手がおらず独走を許したり、その流れからマリッチがハットトリックとなるゴールを決めたり、酒井があり得ないぐらいこねくり回したドリブルから緩~いシュートを決められたり、挙げ句の果てにはレッズの若いベンチの選手達(山岸以外みんな10代?エスクデロ・横山・赤星・萌)にも好き放題されて蹂躙。結果としては7-0でレッズの爆勝となりました。

こんな形となってしまいましたが、燻っていた間のあるレッズにとって、ようやく起爆剤的なゲームとなったのではないでしょうか。田中達也の怪我の程度が分からないですが、活かし方の見えてきたマリッチの爆発、永井の右サイド起用という大きな発見(前からないわけじゃないけど、使い方が見えたかなと)、長谷部のミドルの積極性と精度などなど、これからに向けてポジティブな要素は多かった。後はこの試合で見えた主体的な連動した動きを継続して11vs11の状態でも出来れば、もっと良くなると思います。とにかくきっかけとしては十分なものではないでしょうか。追いかける立場として油断はないと思いますしね。

逆に大敗となってしまったレイソルですが、ジャッジに翻弄された形となってしまいました。激しいアプローチは効果があったものの、そこにナーバスなジャッジが伴ってカードを喰らい、そのジャッジに対してナイーブになって又カードを積み重ねる。たらればは禁物ですが、もう少し寛容に見てもらえる状態ならもう少し良いゲームになったのかなぁと。このゲームに関して入り方は決して悪いものではなかったし、3点目の後は集中が切れてしまったもの、余り深刻に捉えずに上を向くと言うことが次の向けての一番すべき事かも知れませんね。

で、ゲームが荒れた中で田中達也が土屋のタックルでロッカー直行(救急車だそうな、鶴)の怪我を負ってしまった訳ですが、これに関しては主審がゲームをコントロールしきれず(いや、ゲームを荒らしたと言った方が良いかな?)、選手達をエキサイトさせてしまう要因としてしまったといえるのかも。そしてそれに対して被害者が出たというのは本当に可哀想。

追記:浦和に衝撃、達也骨折で今期絶望(ニッカン)

洒落にならないことになってまった。腓骨骨折だそうな、うーん、痛い。達也鶴、ホントに鶴。

後味としては決して良いモノではありませんが、とにかくレッズの追撃態勢が整って、更にリーグを盛り上げて欲しいと言ったところでしょうか。と言うことでとりあえず1試合目のレポートおしまい。

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World Cup Qualify Digest@Europe

明日からJ再開なんですが、全然触れられなかった各大陸のWC予選のことをやろうかなと。速報性皆無ですけどね。プレーオフの組み合わせも決まったし。と言うことで雑感形式で気になる所だけつまみ食い。

FIFA World Cup Germany 2006 Europe Qualify

Group1
Oct 8
Czech 0-2 Netherlands @ Sparta Stadium,Praha
NED:30'R.V.D.Vaart 37'B.Opdam

Oct 12
Finland 0-3 Czech
Czech:6'T.Jun 51'T.Rosicky 58'M.Heinz

まずこの日屈指の好カード、オランダが勝ち点3を上げられれば1位通過が確定、チェコとしては前節ムトゥにやられて詰まってしまったルーマニアとの2位争いを考えても負けられないガチンコマッチ。試合の方は、チームを支える天才プレーヤーの1プレーが明暗を分けたことがそのまま結果に表れたのかなと。

チェコはこの試合の少し前にチームのエース、ヤン・コラーを失っていたわけだけど、何とか間に合ったミラン・バロシュが存在感。主にロシツキーからのパスから、そのバロシュがオプダム・ボウラロウズというオランダの若いCBコンビをラインポジショニングからの飛び出しで恐慌状態に追い込み、何度かPKに準ずるようなシーンを作った後、最終的にはボウラロウズに引っかけられて合わせ技みたいな感じでPK獲得。でもそのPK、トマシュ・ロシツキーのキックがファン・デル・サールに読まれストップ。そしてこのゲームが一気に動く。

その直後、速い展開からセンターからうまくサイドに展開、高い位置に張っていたロッベン(この日は左サイド、元々左サイドだけど、印象的に右サイドの方が凄い感じも。カイトが右に張り気味だったからかな?)へ、うまく溜めてチェコのディフェンスを後ろに引っ張った所にマイナスのパス、そこにファン・デル・ファールトが走り込み、ダイレクトで合わせて先制点。PKストップという勢いを活かさんばかりの電光石火のカウンターからの先制点、これで勝負はほぼ決まったと言っても良いのかも。

この後、ロッベンのCKからオプダムがヘッドで押し込み2点目。これでリスキーなバランスを取る必要のなくなったオランダに対して、チェコは攻めあぐみ、沈黙。まさに完敗という感じだった。

余りに色濃く出てしまった才能あるMFのコントラストは本当に残酷だったかな。多少ひ弱なイメージはあるけど、豊富な運動量で沢山ボールに絡み、絡んだら繊細なボールタッチとパスで魅せるトマシュ・ロシツキー、抜群の得点感覚とアイデア、それを表現出来るだけの技術力を持ち合わせるラファエル・ファン・デル・ファールト。二人とも凄い才能を持つ選手だと思う。でも、ロシツキーは好プレーをしながらも勝負所(先制点になるであろうPKシーン)で結果を出すことが出来ず、逆にラフィは決めた。まあ今シーズンの調子が本当に正反対な感じなので、それが素直に出たのかも知れない。

ただ、二人の置かれた状況が全く違ったのも確か。ラフィには常に複数の選択肢が前にあって、それをうまく使いながら自由にプレー出来たけど、ロシツキーは大体1つ(バロシュが前にいるだけ、ポボルスキーが上がってきて2つ)で注意されてる所にパスを運ばざるを得なかった。まあタレントの差、チームの戦闘能力の差とも言えるのかなと。

それにしてもラフィは完全に蘇生したね。いきいき、顔も自信に満ちあふれて一時期の不調から完全に脱した感じ。チームもニステルやマカーイ、ヘッセリンクという熟練のエース達、ロッベンを代表にカイト、ファン・ペルシー、カステレンみたいな若手、アヤックスの最近の有能な作品達、(ラフィやスナイデル、デ・ヨングにマドゥロ、ヘイティンガなどなど)、そんなバランスの良いタレント達がカリスマに率いられて(+優秀なブレーン)まとまってきた感じ。後は安定感かな?本大会でも良い試合魅せて欲しい。

で、チェコに関してはかなり心配。EURO96から素晴らしい質を備えてのし上がってきたこれまでから、流れが変わって少しだけ斜陽になっているかも知れない。やっぱりチームのエンジンだったネドベドの引退(+ポボルスキーも衰えが見えるし、スミチェルとかも一時の輝きは見えない)は計り知れない位大きい。ロシツキーやガラセクは頑張ってはいるけど、ダイナミックで神出鬼没な動きで相手を混乱に陥れていたアタッカーの穴は・・・・ねぇ。で、コラーもいない、バロシュも怪我が多いとブルックナーも頭が痛いでしょうね。ネドベドはどうするかな?2試合だけ復帰というのも・・・WCは念願だし・・・。

と言うことでオランダが本大会出場をこの試合で決めました。チェコは最終節でフィンランドを沈めて何とかルーマニアをかわして2位確保、プレーオフに進出。ルーマニアは健闘むなしく敗退。

Group1 Standing(12Games)
Nethelands 32pts
Chech Rep 27pts
Romania 25pts
Finland 16pts
~~~~~~~~~
Group7 Oct 8 Belguim 0-2 Spain @ Roi Baudouin,Brussels ESP:56'&59'F.Torres

Oct 12
San Marino 0-6 Spain @ Olimpico,Serravalle
ESP:1' 10'&76'p&88'F.Torres 30'&49'S.Ramos

Serbia&Montenegro 1-0 Bosnia-Herzegovina @ FK Crvena Zvezda,Belgrade
S&M:5'M.Kezman

と言うことでスペインの失速と元々のグループのレベルの高さ、そしてその中で堅守を基盤に主役に躍り出たセルビアモンテネグロという感じで、大きなアップセット(と読んでいいのか分からないけど)となったグループの顛末は、セルビアモンテネグロの逃げ切り首位通過、スペインは結局プレーオフとなりました。

まあスペインはベルギー戦になって、アラゴネスが使い続けたフェルナンド・トーレスが本来の力を発揮、最終節のサンマリノ戦でもハットと覚醒したけど、一歩遅かった。これが1戦早く直接対決で出ていたら、スペインの首位通過も可能だったかも知れない。

ただ問題点は非常に沢山ある。今回はたまたまアラゴネス爺のやけっぱちみたいな交代が功を奏し、ビジャとレジェスが活性化のきっかけとなったけど、チームの攻撃の型としては選手の能力こそ高いけど、それ頼みは否めず、決定力不足も深刻。守備に関しては相手とのパワーバランスもあって求められるものはなかったけど、中盤での守備とかもねぇ・・・。結局この2年間でチームはまとまりきらなかったし、そういう意味では名将ルイス・アラゴネスもスペインを一つのチームにすることは出来なかったと言うことなのかも知れない。

で、セルビア・モンテネグロが首位通過したわけだけど、本当に質の高い守備を基盤に乾坤一擲のカウンターは鋭く、そして勝負強い。最終節、同胞対決。プレッシャーは相当だと思うけどエースが決めて0を抑えるというこのチームが躍進したという力を発揮してきっちり結果を出した辺りにも強さを感じます。

ケジュマンが仕事したことは非常に嬉しいわけですが、スタンコビッチを核にスキルの高さと戦術徹底された固いチームは本大会でも結果を残しそうな気がする。

まあこのグループは最後まで面白かった。スペインがイマイチだったと言うことはあるけど、レベルが拮抗して痺れる試合が多かった。特にスペイン-セルビアモンテネグロの直接対決は本当に痺れたし、スペイン開幕戦のボスニア戦も緊張感ばしばしだったね。まあどの国もお疲れ様。

Group7 Standing(10Games)
Serbia & Montenegro 22pts
Spain 20pts
Bosnia-Herzegovina 16pts
Belgium 12pts
~~~~~~~~~~~~~
Group4 Oct 8 Switzerland 1-1 France @ Stade de Suisse,Berne Switzerland:79'L.Magnin France:52'D.Cisse

Oct 12
France 4-0 Cyprus @ Stade de France,Paris
France:29'Z.Zidane 31'S.Wiltord 43'P.Dhorasoo 84'L.Giuly

Ireland 0-0 Switzerland @ Lansdowne Road,Dublin

と言うことで本当に苦しんだフランスだけど、最終的にはトップ通過。だけど本当に不安となるような試合が多すぎる。力はあるけど、スペインと一緒でチームとして戦っているという感じはしない。ジネディーヌ・ジダン(とマケレレとテュラム)の復帰による刺激で救われただけな気もする。

で、大一番となったフランス-スイス。アンリ・トレゼゲなどが怪我で出れない、その中で誰がトップに入るのかというのが注目されたけどスタメンはヴィルトール。ただ、ゲームとしてはスイスがらしさを出し、一時は先制点という際どいシーンを作り出すなど、サッカーの質では完全に圧倒。カウンターの鋭さやボールの動かし方など、高いタスク浸透の元、発動するオートマティズムからのソリッドな攻撃は素晴らしいと思った。個人能力ではフランスが上回るので、その力押しで何とかしようとするものの人を集められて止められてとフランスは本当に苦しかった。

ただ、ジダンの神通力なのか、先制点をシセが力押しでDFをかき分けてゴール。その後ようやくフランスが少し好転したけど、サッカーの神様は本当に残酷。FKからの悪夢のアクシデントでフランスが失点(マニャンの強烈なFKが相手アタッカーをマークしていたテュラムの頭に当たってコースが変わり、クーペのセーブを許さなかった)。そしてその後焦ってゴールを生み出せずと、フランスのもどかしい戦いぶりを表すかのような試合だった。

僕は2000~2001のフランスの綺麗なサッカーが好きだったんだけど、その頃の美しさは本当に見る影もなくなってしまった。原因は探せばいっぱいあるんだろうけど、何が一番大きな原因なんだろう?

名将と呼ばれたエメ・ジャケ(&ロジェ・ルメール)からジャック・サンティニとレイモン・ドメネクといううだつの上がらない監督に代わったから?求心力を持っていたローラン・ブラン、ディディエ・デシャンがいなくなった後のリーダーが出てこなかったから?ジダンの存在が大きくなりすぎて、周囲が主体的なプレーをしないから?

冷静に見れば、選手の能力自体は上がっているはずだし、各クラブでは素晴らしい仕事をしていたりと、本当なら質の高いチームが出来てもおかしく無いと思うんだけどねぇ。曖昧な要素だけど以前はファミリーみたいだったから、一体感なのかなぁとか思ったりもするけど、何かそれも説得力に欠ける・・・。何だろう?

まあ一応抜けたから、ドメネクの占いがどう出るかじゃなくてドメネクがこれからどうするのかを見守りましょ。とにかく出場権が獲れたのは良かった。

で、スイスが最終戦はドローで18。イスラエルと並んだけど得失点差で上位となり、プレーオフに回る結果となりました。アイルランド敗退・・・_| ̄|○

Group1 Standing(10Games)
France 20pts
Switzerland 18pts
Israel 18pts
Ireland 17pts
~~~~~~~~~~~~~

で後は出場国を決めた国。

FIFA WorldCup Germany Europa Qualify Result

Group2
Winner Ukraine/Playoff Turkey

Group3
Winner Portugal/Playoff Slovakia

Group5
Winner Itary/Playoff Norway

Group6
Winner England/RunnningUp Poland

Group8
Winner Croatia/RunningUp Sweden

まあほぼ下馬評通りの感じだけど、全体的に見て楽々上がった国というのが少なく、ヨーロッパ全体の底上げというのが進んでいて、この辺は流石先進地域を言うのを感じる。イングランドが北アイルランドに負けたりと実際信じられなかったけど、力はあってもチームとして力を発揮しなきゃ勝てないし、安定感が無ければなかなか予選を抜けるのは難しいと言うことなのかも知れない。

で、そんな中楽々グループだったアズーリは一番こそウクライナに譲ったけどしっかりと通過で良かった良かった。この相手なら負けないとは思っていたけど、新星が出てきたり、アズーリも変わってる。2002年の絶望を払拭して欲しい、今度こそね。

後嬉しいのはスウェーデンかな。2位の中で成績上位2ヶ国に入っての通過。好きな選手も多くて(ラーションとかリュングベリとかカルストロームとかヴィルヘルムションとか)EUROで魅せられて(アズーリの恨みはあるけど)、ズラがユーヴェに来てと親近感まで沸いてきたよ。まあいいチームだと思うし、ラガーベック体制の集大成として本大会でも頑張って欲しいな。てゆうかこういう国とテストマッチして欲しいよ。見たいから。

まあそんなこんなで残るはプレーオフ。今日ドローが行われました。で、組み合わせ。

FIFA WorldCup Germany 2006 Europa Qualify PlayOff

Spain vs Slovakia
Switzerland vs Turkey
Norway vs Czech Rep.

Schdule:11/12&16

uefa.com

まあどこも弱い国はないし、特徴ある相手だから、難しい試合になることは確実。しかもそこに決戦というスパイスが満載。熱い試合になりそう。個人的にはやっぱりスペインかなぁ?まあアラゴネスが何を選択するのか、そしてチームとしてようやく出てきた浮上の芽をここで活かせるのかなど気になる所。まあチェコとスペインは上がって欲しいな。あとはいいや、どっちでも。

と言うことで南米やらアフリカもやりたいけど、もう面倒臭いのでここまでかな。見てないから書きようもない。まあとにかく終盤、まだまだ楽しめそうねwと言うことで今日はここまでっす。

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October 13, 2005

Lost the Game.@東欧遠征 vsウクライナ 完全版

(追記修正版です)
はいはい、何の恨みがあるのか知らないけど、あの審判最悪。何でって?貴重なテストマッチ(フルメンバーではないけど、ホームだったり、モチベーションが高かったりと、かなり激しく来てくれていい相手だった。やっぱりいいチームだねぇ。構成力の低さは感じたけど、前にいい選手がいればやっぱり勝てるチームだよ)が壊されたから。勝ち負け云々よりもそれが勿体ない。色々と沢山のものが分かるゲームになりそうだったのに(わかったこともあるけどさ)

Ukraine 1-0 Japan @ Kiev Olympic Stadium, Kiev
Ukraine:90'pA.Gusin

日本スタメン:GK川口能活、DF駒野友一、坪井慶介(→90'+2'大久保嘉人)、茂庭照幸、三都主アレサンドロ(→68'村井慎二)、MF中田浩二(53'レッドカード)、中田英寿、稲本潤一、中村俊輔(→69松井大輔)、FW柳沢敦(→57'箕輪義信"祝・初Cap!")、高原直泰(→46'鈴木隆行)

ウクライナスタメン:GKスタルツェフ、DFネスマチニー、バシュチュク、ヤツェンコ、シェライェフ(→46'ラドチェンコ)、MFティモシュチュク(→65'マクシモフ)、フシン、シシュチェンコ(→46'ロタン)、リクン(→46'ナザレンコ→90'+2'グセフ)、FWボロベイ、ベリク(→46'ベングリンスキー)

前半
両チームとも非常に激しい玉際でのアプローチをし、締まった展開になる。

序盤、日本は楔こそFWの動きの良さと出し手の技術力で入るものの、サポートの遅さと激しいチャージの前に繋げることが出来ずなかなか攻撃のとっかかりが掴めない。逆にウクライナはその激しいチャージでボールを奪うと、一気にチーム全体でスピードを上げ、多くの選手が攻撃に参加して日本を混乱させる。しかし逆に日本もウォッチすることなく、最後まで付いていく事で穴を開けない。しかし、ペースを掴んだのはウクライナ。守備において一抹(どころじゃないけど)の不安のある左サイドを突破口に、局面打開からチャンスを作る。ボロベイが左に流れたり、シェライェフもかなり積極的に上がってくる感じで苦しめられるが、中の粘りや精度のなさにも助けられ難を逃れる。

ここまでカウンター以外になかなか攻め手の掴めなかった日本でしたが(そのカウンターも鋭さを感じるもの。中盤での巧い繋ぎから縦への突破、そしてFWの意識の高いフリーランを活かす形。FWコンビの意思疎通の良さを活かしたものも)、少しずつウクライナのプレッシャーに慣れたか、ボールが回るようになる。個々の技術で作り出したギャップからフリーマンを作り、そのフリーマンからの展開でいい攻撃の形を作り出す。ヒデのサイドチェンジから左のスペースに出た俊輔に繋がったり(クロスは繋がらず)、柳沢が深い位置で起点を作りそこからの展開など悪くない(そのまま仕掛けて打っても良い)しかしこちらも最後の所では激しく来られたこともあって、良い形でのフィニッシュとまでは行かず。

この後両チームとも攻守の切り替えの意識高く、非常に痺れる展開の中で攻め合う。日本はサイドにフリーマンを作ってクロスからチャンスを迎えるものの決めきれず(速い展開から高原が中央で進めて、右にオーバーラップした俊輔を使うとそのままクロスを上げ、突っこんだ高原がオーバーヘッドを狙うものの合わせきれず。もう一個スローインの展開からアレックスのクロスは大外柳沢へ、落としたボールはペナ外で待ち受けるヒデの元へ、これをダイレクトで叩くもののシュートはDFに当たる)逆にウクライナは一瞬の鋭さ。中央楔からの展開、ポストに入ったボロベイがダイレクトプレーで巧く流し、緩いマークの間隙を縫ってセンターに張っていたベリクが抜け出す。しかし完全フリーの1vs1ながら枠を外して事なきを得る。結局前半は0-0。

後半
ウクライナは一気に4枚替え(ユース世代で結果を残してるロタンも入った、ただシェライェフが下がっちゃった。苦労してたからもっとやって欲しかったのに)、日本は(血迷ったか)高原に変えて鈴木を投入。まあこれで悪くなったとは言いたくないけど、前線で二人が意識し合うようなポジショニングもコンビネーションもなくなり、又期待されているようなポストアップも出来ずに、攻撃はほぼカウンターに限定されてしまう。

そして開始早々の50分過ぎ、このゲームの大きなターニングポイント、試合開始早々匂ってはいたけど今日の主審(ラトビア人)は同胞のよしみか妙にウクライナ寄り、その中で中田浩二のスライディングタックルがアフター気味にロタンの足を狩り、それに対して一発レッド。まあ裁定としては間違っていないけど、テストマッチな事、雨でピッチが濡れていたこと、ヒデや俊輔がああいうタックルで足を狩られた時にカードが出ないどころかファールさえ獲っていなかったことを考えると「やっぱり」というキモチになってしまいました。

これでゲームは完全にバランスが崩れ、ウクライナが一方的に攻める展開。これに拍車を掛けたのが柳沢から箕輪に代えたこと。これで前線のターゲットが一枚となり、そのターゲットのポジショニングの意識も相まって収まらないため、前線で時間が作れずほとんど攻撃に出れなくなる。それでも、守勢の中でMFも献身的に人に付いていくことで何とかボールサイドでのアプローチに穴が開くのを防ぎ(勿論多少緩いシーン、つききれなかったシーンもあり)、又中央は箕輪が入ったことで更に厚くなったこともあって(必要以上に人を裂いていた気がしなくもないけど)失点を許さない。

守勢な日本は長い距離を走りすぎて消耗した俊輔に代えて松井、判定に文句を言った後にミスをし、それが又荒れる原因になってヒデにたしなめられるなど相変わらず精神的な粗さが見えたアレックスに代えて村井を入れてフレッシュにする。これで少しチームが立て直されて(両サイドがベタ引きにならずに活性化。スペースに出て行くことで攻撃の選択肢となった。)ヒデの逞しいプレーを核にカウンターを仕掛ける。駒野がスペースへのパスを受けて1vs1を仕掛けてクロスを上げたりと、ようやく攻めのシーンが見られるようになる。

しかし相変わらずのウクライナの猛攻が前提。崩せないと見ると、長いレンジから強烈なシュートが飛んできたりと冷や冷やするシーンも(ラザレンコのシュートは何とか3人が滑ってはじき返すものの、そのリフレクションをフシンが拾ってシュート!DFを抜けて能活の反応も及ばず、しかしこのシュートがバー、それでも終わらず強烈な跳ね返りを自ら競って拾うと完全に前が開く、完全フリーでの1vs1となって柔らかいシュートで狙ったものの枠を捉えきれずに決定機逸)。

そんな苦しい中、残り数分という所で不可解な判定。右からのクロスは駒野の足に当たって中に、そのボールをバックヘッドで繋がれたものの、箕輪が一足早くボールに触ってクリアするが、この競り合いの中でのコンタクトにファール。これがPKとなり、このPKをグシンが落ち着いて沈めてこれが決勝点。前半こそいいテストマッチだったものの、おかしな思惑の中でゲームが壊れて非常に勿体ないゲームとなってしまい、しかも粘りもむなしく敗れてしまいました。

ゲームとしては終始強烈なプレスと切り替え意識に一律の長のあったウクライナのペースで、チームとしても誰が誰を見るのかのような混乱もあってかなり苦しいゲームだったと思う。ただ、これを11人で最後までやってその上での結果・過程が見たかった。まあ沢山課題も出たし、修正の後も見えた。簡単に書けば、

・やろうと思えば出来る守りを基盤にした試合運び

・その中で守りに意識が行き過ぎてしまい攻めを捨ててしまう姿勢

・それでもイイボールの動かし方をして前に持ってこれれば個の技術力と高いフリーランニングの意識で良い形を作ることが出来ること

こんな感じでなかなか興味深い要素が見えていました。しかし、あの退場から一気にゲームが壊れたのは重ね重ね残念。まあ考え方によっては、退場者が出た時のトレーニングが出来たという事も考えられますけど、それよりもまずしなければならないことはある状況では(11人でチームを詰めていく事)ありがたいとさえ思えない。まあ課題としてもう一個出たということになるんだろうけど(トレーニングの必要性はある)。でも選手達はそれなりに個々が成長しているんだなぁと改めて感じた試合でもありました。(と言うことでここから下、追記分)

・献身が生む抑止力の低下、常に攻撃の意識を持つ必要性。

この試合、相手の決定機逸に助けられたり、最後に不可解な判定でPKから失点こそしたものの、ディフェンスは非常に良く粘っていたと思います。沢山の選手が攻撃に参加してくるウクライナに対して俊輔や柳沢までが最終ラインを追い越してマークに付いていた事を見ても、守備の意識の高さが表れていたと思います。しかし、しっかりと守っていた事に関しては評価されるべき事なのかも知れませんが、実際そんなにチームとして効果的だったかといえばそうではありません。

勿論守備をないがしろにしろという訳ではありませんが、相手を見ることに手一杯になってしまい、攻めることがなかなか難しくなっていた訳で、それでは効果的に相手が上がってきた裏を巧く取ることも出来なかった。逆説的ではありますが、効果的なカウンターが生み出せなかったことで相手がより思い切りよく奔放な攻撃を許してしまったのかなと。自分たちの攻撃が脅威となり得ておらず、抑止力となり得ていなかったということ。

実際、俊輔や柳沢が相手のアタッキングサードまで下がってしまえば、高い位置に高原(鈴木)が取り残され、そこから裏を取るようなカウンターというのは非常に難しい。前半に置いてはヒデや俊輔、稲本などの巧みな技術とパスワークで巧く中盤を抜けて速い攻撃こそ出来てしましたが、それでも相手を後手に陥らせるような攻撃にならなかったのも、高い位置を維持していないために上がるだけの時間を作らなければならないし、起点も自ずと低い位置になり、相手の中盤のアプローチを抜ける手間が余計に掛かってしまっている。じゃあどうしたらいいかというと、答えは簡単、守備をしすぎないこと。彼らに負担の掛からない安定した守備をすることです。

守備をしすぎないというのは勿論アタッカー、そしてオフェンシブハーフに対しての事。後ろが信用出来ないとか、チームタスクへの責務というのはあるのかも知れませんが、そこをグッとこらえて下がりすぎずに前に残る(具体的に言えば相手のアタッキング・サードまで落ちない)前に残ることで、高い位置でカウンターの起点となるプレーをするわけですが、守備をしない分の運動量と意識をポジショニングへ向ける。ボール奪取の瞬間に動き出しを始めて良いポジションでフリーとなっていれば、高い位置で起点が出来るだろうし、カウンターもよりスムーズに、そしてスピーディーに入っていけるのかなと。

オフェンシブハーフに関しては、守備の負担も免除される訳じゃないのは重々承知、でボランチが上がってきた時にはやっぱり付いていく必要がある時があると思います。その時には(この試合であれば)獲れそうな瞬間にボールサイドとは逆のCMFがポジションを上げたりと、ローテーションするなどの工夫をしていくことも良いかも知れませんね。

ただそうはいっても、実際彼らが守備をしないで良いだけの安定した守備を構築するというのが先なのかも知れませんね。でも普通に思うと、適正なポジショニングバランスを掛けていれば3人の選手に守備をある程度免除することは可能だったのかなとも思わなくありません。4枚のDF、3枚のMF=計7枚の選手が低い位置にいる訳で、プレスに行くのか、後ろでブロックを作るのかは別にして、このラインが連動して守っていればもう少し巧く守れたのかなぁと。

まあこの試合では中盤がかなりきつめにプレッシャー掛けていってたのですが、そこにDFラインの押し上げがなかったり(逆説的に言えば低めにラインを設定しているのに、ボールを取りに行ってゾーンに穴を開けてしまうとも言える)と連動しない守備だと、余り効果的ではなく、ボールの取り所が定まらず、人を掛けても奪えずに前の選手まで下げて人海戦術的な守り方でしか守ることが出来ないというのもうなずけますけどね。まあこれに関しては(まあ新たな組み合わせで詰め切れていないという部分があるにしても)どこにチームの基準点を置くのかという部分が未だに不徹底な証明な感じですが、この辺はこれからの短い時間の中で何とか着地点を見つけて欲しいです。そして攻撃に繋がる守備というのを形どって欲しいなと。

まあ、攻撃構築というか個でギャップを作ったり、長いボールの精度、フリーランニングの意識等々悲観すべきものではありません。だからこそ、その力を巧く活かすための準備という野が必要なのかなと感じました。まあそれはカウンターだけに限らず、遅攻におけるビルドアップにしてもそうですけどね。まあ全てが繋がってるので、一つ一つ解決していって欲しい所です。

・で、選手評。長くなっちゃったので簡単に。

川口能活(ジュビロ)→PKに関してはもうどうしようもない。強風の中で変化するボールを巧く処理したり、度々こぼれて大ピンチになるシーンでも速い反応でプレッシャーを掛けたシュートミスを誘ったりと、悪いプレーではなかった。経験のないDFラインに対しての声で押し上げを促して欲しかったけど・・・・。

駒野友一(サンフレ)→前半は完全に自重モード、試合通じて自由に動かれるアタッカーに引きつけられて絞りすぎてサイドのスペースを空けすぎ、MF陣のカバーを必要とするような守り方をしてしまったのは残念。ただ、退場者が出て苦しい中で、村井の投入から両サイドのバランスが取れたこともあって非常にアグレッシブに上がって攻撃の選択肢の一翼を担ったりと逞しさも。ヒデとはタイミングが合ってきた。安定している対人能力を考えると継続してみてみたい。

坪井慶介(レッズ)→久々に存在感あるプレーで、粘りある守備に貢献。4枚、3枚と変更しても浅い経験のDFラインを引っ張って、守りに関してはほぼパーフェクト(あのダイレクトからの1vs1を許したシーンぐらいかな?)スピード感も感じたし、ようやく長期の不調から抜け出す傾向があるのかも。ただ中盤と連動するラインコントロール(これはスタメンでも・・・)やビルドアップは物足りない。この辺がスタメンとの差か。これはチームメイトのトゥーリオの積極性を見習いたい。

茂庭照幸(FC東京)→2戦連続スタメンフル出場、安定したプレーで後ろを支えた。もう少し前への良さが出てくれば良かったのだけど、それは引きっぱなしな事もあって難しかったかな?余った時にもっと積極的に言っても良い。これは前回と同じ事だけど、ビルドアップとフィードは何とかならないかな・・・・。

三都主アレサンドロ(レッズ)→言うことなし。軽率なスライディングに頼る1vs1で穴となり、劣勢の立役者に。ファールが多く、精神的にも相変わらず不安定っぷりを見せつけ、ここまでの代表の試合での復調の予感を感じさせた攻撃でもその希望を一気に消し去った。服部公太呼ぼうよ、遅いかも知れないけど。

中田浩二(オリンピック・マルセイユ)→退場に関しては気にしない。ただ行かなきゃいけないシーンでもなかったかな。基本的にはゾーンカバーと言うより、周囲の選手に習ってプレッシャーを掛けるシーンがあったけど、巧く挟んだりと悪くなかった。多少行き過ぎでズレズレのシーンを生み出したけど、その辺は周囲との調整次第か。低い位置でのドリブルは巧いけど、やめよう?もっと周りを動かして的確なパスディバイドを見たい(一個ダイレクトミスあったね)

中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)→前半は、バランスを見ながらチームに気を配り、必要な所で顔を出して全速フリーランだったり、サイドチェンジと効果的な動きを見せ、後半数的不利を負ってからのパフォーマンスは圧巻の一言。こういう状況(劣勢)環境(雨・グラウンド重)では抜群の存在感を発揮するのは仕様?縦の高速ドリブルも見れたし、抜群。低めのオリジナルポジションの方が明らかにバランスも良く、チームにも気を配ったりとインテリジェンスも発揮出来るし、毎回こういうのが見たい。

稲本潤一(ウエスト・ブロムウィッチ)→悪くはないけど、何となくプレミアで使われない理由が分かった。切り替えの意識が薄く、前の意識が高すぎてスペースカバーという部分では危機察知能力がイマイチ。しかも食いつきが激しくて見極めが付いていない。そういう意味では周囲との呼吸という意味ではイマイチ。後半、数的不利の中で低めの位置で我慢した事は良かったと思うけど、ここでも入ってきた選手を捕まえるというプレーは苦手なのかなぁと感じた。

中村俊輔(セルティック・グラズゴー)→風邪気味な感じは全く感じさせず、豊富な運動量で攻守に走り、各所で彼らしいクオリティ発揮。高い精度のボールは自信を感じさせるし、溜めてギャップを作ってと周囲との呼吸も合ってきた。フリーランニングの意識の高さは、最も変わった点か。ただ、守備に関しては上記の通りやりすぎ、中盤でならまだしも(挟んだりするのは良いのよ)、バックラインまで下がる必要なし、それならカウンターの準備をして言い攻撃の起点となって欲しい。数的不利と共に守備に忙殺、そして消えたのは致し方ない所。

柳沢敦(メッシーナ)→うーん、動きはきっと良かったと思う、高原とのポジショニングバランスも良い、もっと積極的に行っても良いかな?出来る訳だし。最初に止められたのが慎重に作ろうとした原因かも?後は俊輔と一緒で守備しすぎ。ヤナギが前にいれば相手は怖くて上がってこないと思う(裏への脅威があるからね)

高原直泰(ハンブルガーSV)→身体を張ってポストワークし、ゴール前に飛び込みと、調子自体は悪くなさそうだった。ただ、前戦で孤立しては苦しかった。俊輔からのミドルパスを裏に抜けて胸で受けたシーンはストライカーとしてシュートまで持って行きたかった。高原・柳沢コンビは個人的に良いと思う。互いにポジショニングを意識しながら相互補完の関係でポストと裏、ニアとファーと役割分担が巧くできていると思う。

鈴木隆行(アントラーズ)→数的不利で何かを求めるのは酷な状態だった。が、彼が全く機能しないのは、ポジショニングが悪く、1トップとしての役割を全く理解せずに動き回ってしまうから。せめて予備動作もして欲しいし、パスポイントにも入って欲しい。じゃないと使えない。

箕輪義信(フロンターレ)→祝・初キャップ!でもPKと苦いデビュー。でも気にしちゃダメよ。あれはしょうがない。強さも見せたし、あんまり不安な点も見あたらず、悪くはなかったと思う。でかい身体を横に倒してのダイビングヘッド惜しかった。

村井慎二(ジュビロ)→まあアレックスよりは・・・と言う感じ。ただ、まだいかんせん周囲との呼吸がねぇ。守備に関しては結構見ていて怖い。先に人を捕まえてと言う感じの守備でも良かったかな?駒野もそうだけど、妙に絞ってたんだよねぇ。

松井大輔(ル・マン)→苦しい状態で、動き回って起点を作ろうとしていたけど、いかんせんサポートがなく、なかなか難しかった。でもテクニックの高さ、運動量の多さなどなどでチームを活性化させた。スキルの高さを見せたシーンも。

大久保嘉人(マジョルカ)→運がない_| ̄|○

と言うことでめちゃくちゃ長くなっちゃったけど、まあ嫌な相手だったよね。はっきり言ってもの凄い掴みにくいことを意図的にやってくる相手だなぁと感じた。これで前線に存在感のあるシェバやボロニンがいたらどうなっちゃってたんだろう・・・・でもそっちの方が怖いけど、抑える所は定まって良かったかも(まあそこで抑えられるかどうかは分からないけどね)まあでもやっぱり強いわ、伊達じゃないよ。次はコートジボワール、ドログバやらトゥーレねぇ、来るの?まあいいや、とにかく今回又積み上げた課題を忘れず、次の機会に・・・(いつ?)。何か積みゲー状態になりそう・・・。と言うことで今日はここまでっす。

関連リンク。

ウクライナ戦後 ジーコ監督会見 東欧遠征(スポナビ)
ウクライナ 1-0 日本 日本代表東欧遠征ガイド→選手コメント(All about)
勝敗に一喜一憂することなく(10/12)宇都宮徹壱のリガ・キエフ日記(スポナビ)

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October 12, 2005

修正と、追憶と@東欧遠征 vsウクライナ Preview

東欧遠征の1戦目の後、ヒデのコメントについてだったり、シンジの離脱だったり、中田浩二のミスの所在だったりと相変わらず議論する話題に事欠かない日本代表なんですが、明日は2戦目のウクライナ戦ですね。地元では熱が上がらない様子ですが、WCに向けて日本代表にとっては機会が限られているだけに出来るだけ実り多く、そして前戦で出た課題をどこまで修正出来るのかというところが気になる所です。ではプレビュー行きますか。

10/12(Wed) 23:00KickOff/Ukkaine vs Japan @ Kiev Olympic Stadium,Kiev
Japan           Sub
   柳沢  高原     大久保・鈴木
     中村        松井・本山
   稲本  中田英    村井
三都主 中田浩  駒野
   田中誠 坪井     茂庭・箕輪
      川口        楢崎・土肥

と言うことでシンジが離脱、俊輔も試合後発熱でスタメンかどうかは分かりませんが(そうしたらトップ下には松井かな?実際あんまり無理して欲しくなかったりする、今週末にはハーツ戦だし)、とりあえずはこんな感じになるっぽいです。ウクライナも前回のラトビアほどじゃないにしても、基盤にあるのは堅守速攻で前のアタッカーの速さを活かすサッカー(シェバだけじゃなくレバークーゼンのボロニンとかね)。ただラトビアと違うのは、中盤の押し上げとプレスの機能性が連動して、単発系の速攻に留まらず非常に分厚く攻めてくる事も多い。実際シェバばっかりがゴールを挙げていたわけでもなく(中心なのは間違いないけど)中盤からフシンやロタンが追い越したり、飛び込んできてのゴールも多かった。まあモチベーション的に相手は難しいでしょうが、とにかく良い相手ですね。

・課題はある、でも正解も持っている。追憶の出来事を再び。

で、ラトビア戦で出てきた課題をとりあえず羅列(ちなみにチームの大きな問題であるDFとカバーの補完関係やコンビネーションや相互理解の更なる向上というのは抜きね。それは常にある問題だから)

・バックラインからのビルドアップの意識と精度。ミスなく、組み立てるという意識の向上。

・押し込まれ、パニックに陥った時の巻き返し。ゲームを切るでも、どこかにキープポイントを意図的に作るでもいいから、一度ゲームを落ち着かせる術の確立。

・中盤におけるバランスの修正とゲームペースのコントロール。実際あのペースでやっていたら持たない。オリジナルポジションや周囲の選手を尊重する必要性も(フリーロールばっかりはきつい)

・ゲームを締める術の確立。

こんな感じかな?まあ実際メンバーが揃わないので、この課題が揃った時に本当の課題かどうか分からないのが現状です。なので、これをひとつひとつやろうという気はしないっす。ただ、この課題を解決する鍵はこれまで通過してきた試合の一つ一つに正解が転がっていて、それだけの選択肢を持っているということ。

例えば、押し込まれ、パニックに陥ってしまう時の問題。
→(05'CC/ギリシャ戦)この試合は押し込まれたわけではないけど、非常にソリッドで良いカウンターの形が見られました。ただそれが出来た裏側には、ヒデのゲームを切らずに繋げるプレーをする特性があり、又前の選手達が守ると言う姿勢に染まりきらずにボールが受けられるポジショニングを取っていたから。常に攻める姿勢を捨てずにボールを引き出すことで、攻撃は繋がるし、その攻撃でリズムは一度切れる。これがパニックの状況を一度回避し、落ち着くだけの時間が取れるのかなと。

他にも3-4-1-2の使い方(ラトビア戦では失敗したけど、選手の使い方によってはリアリズム志向を強めて守りきる事も出来ると思う)などでゲームを締めることだったり、攻め方・守り方を変えて対応すると言うことも可能だと思います。要はチームの色を一気に変えてしまうと言うこと。采配という面になるのかも知れませんが、それを出来ればピッチの中の選手達が試合を考えることで自分たちの色を変えると言う感じかも知れません。

確かにサッカーの質はこの数ヶ月で一気に変貌して、面白いサッカーをしていると思うけど(これは人それぞれだけど、個人的にはこれだけ人が動き回り、パスを繋いで攻撃するチームは確かにユニークだと思う。リスキーだけどね)、これまで培ってきたものを捨てることはないかなと言うことです。このチームは個々が考え、主体的に進んできたからこそ、彼らには一つ一つの経験も又濃いもの。だからこそ、そういう経験を試合の中で活かして欲しいなと。

まあそれだけでは解決出来ない問題もありますし、ピッチの中で自分たちで戦術の運用をするというのは非常に難しいことですけどね。監督がそれをやるべきか?まあそうなんですけど、ピッチの中で選手達主導で出来れば非常に素晴らしいことだし(まあ限界もあると思うけどね)てゆうかプレビューでも何でもないな、これ。

・ウクライナの矢に、そしてウクライナの波にどう対応するか?

と言うことでプレビューらしいこと。シェバやボロニン、フシンにロテンとヨーロッパでも高いレベルにある攻撃陣をどう抑えるのかというのがやっぱり見所になるでしょうね。まあ出るかではないかは別にして、組織の中で色を出す選手達なだけに又対応法は難しいことになるのかなと。

例えば一番注目されるであろう(名前が連呼されるであろう)アンドリー・シェフチェンコ。彼はスピードもあって、ドリブルも上手、どちらかと言えば足元型だけど、ハンターとしての鼻も持っている。まあそういうスペックの高さは勿論魅力な訳ですが、あくまでもチームタスクの中でポジショニングを変え、その中で自分の良さを出す事が出来るのも彼の良さなのかなと思ったり。ミランならスピードやドリブルを活かせるようにオープンに構え、その中でゴールを狙うようなプレーが多いけど、ウクライナ代表ならセンターよりでポストワークもこなすし、中央で味方を活かすようなプレーも多い。バロンドールは伊達じゃないです。

まあ、そんな選手に対して、どう抑えるのか。やっぱり一人で抑えるのは難しいでしょう。なるべくなら二人で、飛び込んでくる中盤の選手に警戒しながらもカバーに入れる状態を保つというのが必要でしょうね。まあ当たり前だけどまずは前を向かさない、前を向かれたら距離を開けるようなアプローチはしない(まあゴール前での話ね、打たれちゃうからね)、なるべくならボールに触らせない。そういう感じの意識が必要かも知れませんね。

ただ、前にも書いた通りシェバだけのチームじゃない、そしてシェバはチームリーダーとゴールのためにおとりにもなる。あくまでも一選手として見て、周囲のアタッカーに対しての警戒が薄くならないようにする必要があるのかなと。まあ理論的に考えるとどうも抑えられるような気がしないのですが、ボールは一つ、だからやることは限られてると思っています。しっかりとアプローチを掛けてイイボールを入れさせない、ゾーンにしてもマンツーにしても掴む所は掴んで、フリーマンを作らせない。

で、非常に良いテストとなりそうなのが速い切り替えからの何人も飛び出てくるカウンターに対してどれだけ冷静に見れるか。これに関してはやってみないとわからないけど、パニックになりそうな予感。まあそんな時にどうするのか、最高のシュミレーションだと思いますけど。

まあ冷静に考えると、攻撃に置いてポゼッションを基調にする日本に対してモダンなタスクを基調にしたカウンターを得意にするウクライナ。ラトビアよりも相性は悪そうね。でもこういうチームは少なくないし、対応策は練っておかないと。うん、楽しみ。と言うことで今日はここまでです。

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October 10, 2005

張り切って放出、今日のニュース雑感。

えーと今日はどっぷりと溜まったニュースを。ちょろっと家を離れてたので、オールスターとか、ラトビア戦後の後日談とかは触れません。まあ確認はするつもりですけど。まあとにかく。

・岡ちゃん、続投?

横浜、岡田監督に続投要請へ(ニッカン)
岡田監督続投へ、横浜が補強計画(ニッカン)

と言うことで、ナビ敗退というこのタイミングでの続投要請。まあ色々思うことはあるけど、岡ちゃんには続けて欲しいと思っているので、この話はとりあえず良かったのかな?まあ早めに動いていけば、補強に関しても時間はあるはずだしね。

ただ、岡ちゃんに丸投げじゃダメよ。クラブとしてもしっかりと長期的視野でどのようなクラブにしたいのか、どのようなサッカーをしたいのかと言うのを常に持っていないと、岡ちゃんがやめた時に再びカオスという可能性もあるからね。

まあ補強はとりあえず外人FW(突破型)かな?岡ちゃんも事あるごとに安様やドラゴンの不在を嘆いているし。坂田もライバルが加入すると頑張るし、オオシにとっても刺激となるでしょ。まあ得点力(決定力)だけが問題じゃないわけだけど、一番大きな問題だからね。

続投要請にも岡田監督は態度を保留(スポニチ)

で、そんな岡ちゃんはとりあえず保留という感じ。まあそりゃそうだ。残留決まってないし。らしい判断ですな。

しかしまだドラゴンの移籍金って払い終えてなかったのにはびっくり。山瀬のも残ってるのかな?

続投するとしたら、まずしてほしいのは欲しいのはお払いかな。

栗原勇蔵選手、検査結果について(Fマリノスオフィシャル)

勇蔵・・・・_| ̄|○

・今年は見えてるけど、アジア最優秀選手ノミネート。

AFC年間最優秀選手に10名がノミネート(AFC.com)
ヒデ、俊輔がアジアMVP候補に(ニッカン)

と言うことで11月30日に発表されるAFCの年間最優秀選手の候補者発表。日本からは俊輔とヒデがノミネートされたわけだけど・・・・。まあとりあえずリスト。

AFC Player of the Year for 2005(nomineted)

Sami Al JABER(Saudi Arabia/Al Hilal[KSA])
Hamad Al MONTASHARI(Saudi Arabia/Al Ittihad[KSA])
Ali KARIMI(Iran/Bayern Muchen[GER])
LEE Young-Pyo(Korea Rep./Tottenham[ENG])
Shunsuke NAKAMURA(Japan/Celtic Glasgow[SCO])
Hidetoshi NAKATA(Japan/Bolton Wanderers[ENG])
PARK Ji-Sung(Korea Rep./Manchester United[ENG])
Javad NEKOUNAM(Iran/Pas[IRN])
Maksim SHATSKIKH(Uzbekistan/Dynamo Kiev[UKR])
Mabrouk ZAYED(Saudi Arabia/Al Ittihad[KSA])

サウジのカフタニとかが入ってないけど(キレキレプレーで韓国をちんちんにしてたちびっ子アタッカー。まあジャバーが入ってるからしょうがないか)、まあ順当かな?それにしてもアジアのトッププレーヤーはどんどん進化してるのかも。まあアジアマネーを狙う部分は否めないにしても(そういうのもチームに入ってから力でねじ伏せてるけど)、バイエルン、ユナイテッド、トットナム、ボルトン、セルティック、ディナモ・キエフ・・・・。名門ばっかりだよ。

受賞者を予想したい所だけど、今年に関しては結果が見えてるからねぇ。去年はわからなかったけど(ちなみに去年はアリ・カリミが受賞、俊輔が次点)、もう圧倒的にインパクトが違う。それだけ凄いことを成し遂げたからね。J出身と言うことでそれなりに嬉しいよ、おめでとう朴智星。今もキレてるもんね、フルハム戦のプレー凄かったし。

個人的にはJの選手が代表云々は別にして、JとACLでも活躍してここにノミネートされるようになってほしいなと。ここにJの選手がいないことは寂しいしね。

・ヨーロッパの噂話。

リバプールのベニテス監督、ホアキン獲得の噂を否定(スポナビ)
リバプールのシセ「行きたいのはマルセイユ」(スポーツナビ)

あくまでも噂と言うことですけど、それに踊らされるのが又楽しかったりする。と言うことでまずは火種が飛びまくってるヨーロッパチャンピオンから。

まず今オフにベンフィカのシモン(こないだユナイテッド戦でFK決めた選手ね、以前はバルサにも所属。へたれバルサの頃、大体ベンチ)を取り逃がしたりして、右サイドの補強が急務となっている中でベティスのホアキンに狙いを定めたのではという噂があるらしい。

ホアキンに関しては、常に噂がぐるぐると回っているので全然分からない部分もあるのだけど、レアルはもう無いとすれば(以前はフィーゴの後継者として本人もエル・ブランコのシャツを着たいと言ってた)、やっぱりお給料の良いプレミアシップ。まあどのクラブも欲しい人材だけど、チェルスキ、ユナイテッド、アーセナルがないとすれば残るは・・・と言うことになる。

実際、ジェラードを頂点にシャビ・アロンソとハマンを使いたい(あるいはルイス・ガルシアトップ下も)ラファの希望を考えれば、両サイドは高い位置で仕事の出来る強烈なアタッカーと言うことになるだろうし、そういう意味では適任なホアキンの獲得に動いても不思議じゃない。まあ今冬の移籍はないと思うけど、来オフは・・・・あるかも。

で、ラファの好みの4-2-3-1への変更でとばっちりを受けたのが、フランス代表ジブリル・シセ。まあ彼自身スーパーカップで活躍して、モリエンテスが怪我してと今年はいけると思ってた所で、あのでくの坊にしてやられてる。それで我慢出来なくなったのか「フランス帰りたーい」ってことになってるらしい。

まあいいけどさ、でもポテンシャルから考えれば1トップも決して無理じゃないと思うんだけどね。リバポの顔ぶれを見ても、飛ばすサッカーが向いてるとは思わないし。まあその辺はいつクラウチを見限るか(スタメンではなくオプションとして考えるか)によってはまだ流動的かな。

それにしてもこの2年でラファの状況は変わったねぇ。バレンシアの時は苦労してたからねぇ、フロントの確執から選手獲ってくれないし(ラニエリ就任後大補強→凋落→_| ̄|○)、給料上がらないと嘆いていたのに。それが今や真逆の状態、これからは選手のメンタルマネジメントも問われますな、頑張れ頑張れ。いつ帰ってきても良いからな。

エルゲラが1月にマンチェスター・U行き、と英メディア(marca)

イヴァン・エルゲラに対して、レアルが契約延長しないことに端を発したこの噂。今シーズンまでの契約だから、そうなるとフリー。だから今シーズン中に契約延長交渉に入らないといけないのだけど、その可能性は薄いみたい(ウッディとセルヒオ・ラモスのセンターでやりたいらしい)で、浮上してきたのが炉委・キーンの後釜を血眼で探しているユナイテッド。

今やアラン・スミスがこのポジションをやるという緊急事態(まあ段々違和感はなくなってきた。元々プレーに柔軟性はあったし、器用だし、激しいプレーも得意だからね、激しすぎる時もあるけど)、その中で元々ボランチのエルゲラに白羽の矢を立てそうと言うことらしい(しかもカルロス・ケイロスが)

まあ守備に関してはCDFとしては緩慢な部分も見えるけど、ボランチとしては展開力もあるし、守備もスペースカバーは上手な選手。プレミアシップみたいな激しいトランジッションに伴う運動量に疑問は残るけど、周囲の選手も助けてくれるだろうし、結構いい移籍かも?

他にもリバポやニューカッスル(このふたつはCB起用狙いかな?)が手を挙げてて大人気。エルゲラさん、どうします?

ランパード、バルサ移籍を希望(marca)

まあないと思うけど、こう言う所から飛ばしを作るんだなぁと言う典型みたいな記事。

ランパードは今年チェルスキーにビッグイヤーともたらせたら、バルサに移籍したいと言う希望をオーナー(アブラモビッチ)に伝えたとのこと。

モデルの恋人がバルセロナ出身でバルサファンと言うことで、その辺も理由の一つだそうな。しかも恋人が出来てから派手なナイトライフをやめて模範的になったと言うから驚き(普通逆じゃない、ベカムさんみたいに)

まあ凄い飛躍だけど、可能性がない訳じゃないと締めくくる訳なんですが、実際ないだろ?世界で一番厚遇を受けている選手の一人で(チェルスキーでテリーと共に一番週給の高い選手)、サポにも信頼と共に寵愛され、世界最高のMFとして階段を上り続けてる訳だから、クラブを離れる理由が正直見あたらない(希望とは別に離れたいと思わないでしょ?)

いわゆるゴシップからの飛躍な訳だけど、サッカー選手は大変だねぇ。

バイエルン、チャンピオンズリーグから追放の危機(スポナビ)

で、最後に一つだけ深刻な話題。今シーズンから新スタジアムを使い始めたバイエルンがUCLから追放されるかもと言う話。というのも名称「アリアンツ・アレナ」というのをこの大会に限っては許されていないというのが理由でそれをバイエルンが拒否しているからということらしい。

結構他のクラブもネーミングライツしている気がするけど(今年のUCLだとスパルタ・プラハの「トヨタ・アレナ」とかはいいのかな?PSVの「フィリップス」もそうだし。まあ正式名称が元々これ!というのはありで、ネーミングライツがなしと言うことなのかも知れないけど。ただUEFAだけどボルトンはリーボックで出てるしなぁ・・・・。)、アリアンツが問題なの?よくわからないけど、uefa.comでも「アリアンツ・アレナ」は「Muchen Arena」となっていたりと結構深刻。きっと契約問題が絡んでるんだろうけど、こじれないと良いな。

日本でもこの問題無関係じゃなかったりする。今年から横浜国際が「日産スタジアム」になったわけだけど、8月の代表戦は横浜国際に戻したりしている。12月の世界クラブ選手権の時も日産スタジアムではなく横浜国際でやるらしい。と言うことはフクアリで代表戦が行われるとしたら、「フクダ電子アリーナ」ではなく蘇我スタジアムとなったり、味スタなら調布スタジアム?になったりするのかも知れない。難しい問題だ。

・キャンプ地は"ボン"

ボンが第一候補=W杯サッカー日本代表のキャンプ地(スポナビ)
「日本と近い環境」監督らボンの理由を説明(スポナビ)

ということで遅れたけど、これはほぼ決まりかな?成田の練習場に似ているのと、喧噪とつかず離れずのいいらしく、候補地にした様子。まあ旧西ドイツ首都と言うことで空港もあったりして、用具運搬とか食材調達という海外での大会における問題に置いてもメリットがあるとか。

以前は完全に隔離された形の場所を選べたわけだけど、どうなのかな?まあ隠すことなど無いというジーコらしい考えなのかも知れないけどね。まあドイツの中心部と言うこともあってどこにも中間というのはいい気がする。まあせっかく早めに決まったというメリットがあるのだから、そのメリットを生かすのは良いこと。

相変わらずこういう所はそつがないねぇ。何で人事になると・・・と言うことで繋げて。

柱谷哲二氏が北京五輪監督浮上[川淵キャプテンが名言](放置)

どうにもなりません_| ̄|○

相変わらず監督の育成目的での登用が濃厚のようで切ない限り。現状のJを見ても、やっぱり実戦にもまれて、現実の中で戦うことで監督として能力を高めていかないと監督としては心許ない。それは山本監督(ジュビロ)や西野監督(ガンバ)を見ていると、本当にそう思う(彼らは実戦経験を積んでいることで良くなったと思うし)先に代表ありきというのは間違ってるんじゃないかな?ましてやカリスマ型で下に有能なブレーンもいなそうだし。僕はJである程度結果を出している指揮官じゃなきゃ日本人は勘弁。

実際若手を育てるという忍耐力を持ち得ずに結果に走り(結果を求めること自体は間違っていないけど、そればっかりになる)、すぐに自分の世界に閉じこもるような傾向を何度も見てきた。結局育成と言うことは度返しされ、才能のある選手達もあっさりとチームの構想外になったりして、「育成」というファクターに関しては彼らの自己鍛錬以外に無いのが現実。それならスペシャリストを呼び、結果として失敗しても良いから(五輪を逃しても良いということ。それ以上に掴むものがあればね。出来れば出て欲しいし、世界大会での経験は大切だけど)個を育てると言うことをして欲しい。

才能的には今回のオランダ世代は非常に面白い存在が揃ってる。Jでは苦戦しているけど、任せる人に任せれば化ける選手も出てくるはず。だからこそ、この世代での失敗はして欲しくない。2010年のWCに直結する世代として、彼らにはオランダでの恥ずかしい経験の繰り返しはさせて欲しくないんだよ。でも望み薄かな・・・。

と言うことでたっぷりあったので張り切ってやっちゃいました。長くてごめんなさい。とりあえずはここまでかな?ですね。と言うことで今日はここまでです。シンジ離脱?むぅ。

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October 09, 2005

フリーロールの可能性と課題@東欧遠征 vsラトビア

まあ良かったのかな?受動的なラトビアを相手に様々な課題が出てきましたね。まあ今回はそれを修正する時間も少しはあるし、いいテストマッチになったのではないでしょうか。ただ、フリーロールな中盤のバランス(とスタミナと過信)とパニックの中でミスを犯してしまう悪い癖というのはちょっと時間掛かりそうな気も・・・・。

International A Match(Japan East-Europe Tour)

Latvia 2-2 Japan @ Sconto Stadium,Riga
Latvia:67'V.Rimkus 89'A.Rubins Japan:4'N.Takahara 52'pS.Nakamura


日本スタメン:GK土肥洋一、DF駒野友一、田中誠、茂庭照幸、中田浩二、MF稲本潤一、中田英寿(→86'本山雅志)、松井大輔(→76'三都主アレサンドロ)、中村俊輔(→76'坪井慶介)、FW高原直泰(→86'鈴木隆行)、柳沢敦(→65'大久保嘉人)

ラトビアスタメン:GKコリンコ、DFステパノフス、ザクレセフスキス、イサコフス、ジルニス(→87'ブランクス)MFソロニチンス(→34'ゼムリンスキス→46'リムクス)、モロス、アスタフィエフス(→46'ビスナコフス)、ライザンス(→84'コレスニチェンコ)、ルビンス、FWベルパコフスキス(→61'カルニンス)

序盤から思いっきり狙いが見えているラトビアは、後ろをしっかり定めた上で、強烈に前からプレスを掛けてくる。そして相手のミスを促して奪った所でショートカウンターから右寄りにポジションを獲るベルパコフスキスのスピードを生かす。後は人間山脈級のセットプレーに怖さを感じる。その程度の相手でした。が、そのシンプルさが逆にソリッドで怖さを感じるという感じでしょうか。と言うことで相手のことおしまい。

前半
日本は、そのプレスに対して危ういながらにボールを回し、攻撃を作っていく。で、いきなりの5分、ぽっかりと空いたDFラインの前のスペースからかなり距離がありながらも浮き球を思いっきり叩いた高原のドライブシュートがコリンコの頭上を抜き(逆光の効果もあったかな?)、思っても見ない形で先制点を手に入れる。その後もサイドバックのオーバーラップや、松井とヒデが後ろから出て行って攻撃に絡むなど、様々なパターンから崩しを狙う。松井の突破やスペースに出る動きは非常に効果的だったし、駒野のタイミングの良いオーバーラップなどそれなりの出来は見せたものの、ゴールには至らず(俊輔の一本目のミドルとヤナギのこぼれ球のダイレクトボレーぐらいかな?)、段々ラトビアのカウンターに脅かされる。

中盤でかなり繋ぐわけですが、相手のプレスもきつく、また選手達の過信というかリスキーなパス回しが目に付く。それに対してラトビアが狙いを定めてからは本当に危険だった。弱めの縦に入れてくるボールを狙いながらも、安易なプレーに対しては強い身体を活かしてプレーをぶれさせる形でミスを促して高い位置でボールを奪う事を狙っていたにもかかわらず、リスクの高いプレーをしていたため、何度か危険なカウンターを喰らうことに。縦のダイレクトパス交換で抜け出されるなど、ベルパコフスキスのスピードは相変わらず鋭く、自分の形(左寄りから持ち込み中に切れ込んでのシュート)に持ち込まれること数回。しかし、そこで駒野が粘り強く対応したり、土肥ちゃんのビッグセーブ(いい読みだった)で凌ぎきる。

結局持たされているといったらいいのか、主体的と言ったらいいのか非常に微妙な所ですが、日本ペースと言っていいまま前半終了、0-1で折り返す。

後半
メンバーはそのまま、細かいパス回しはそのままに相変わらずヒデと松井が高い位置でプレーする展開もそのまま。セットからのクイックスタートなどエンドラインを切れ込む形で中の固いラトビアを切り崩そうとするがなかなかうまくいかない。しかし、中央での高原に楔我は入り、そこからの粘って細かいパス回し、高原→ヒデ(おされな後ろ通し)→柳沢と繋がり、前を向いて仕掛けようとした所で相手の足に掛かってPK、これを俊輔が読まれながらもズバッと決めて0-2とする。理想的に点は転がってくる。

この後も稲本のミドルシュートや、俊輔の絶妙のクロスからFWが飛び込むなどチャンスはあるものの決まり切らず。段々松井・俊輔のスタミナが切れ始めて中盤のバランスが緩くなり、これに乗じる形でラトビアペースに。この流れの中でセットプレーからニアに長身選手が飛び込み、一度は土肥がセーブするもののこぼれ球を押し込まれて1点返されてしまう。

この後完全にチームとしてはバタバタし始めて攻撃構築がおかしくなり、アレックス・坪井で3-4-1-2にしても収まらない。逆にヒデ・俊輔・松井とボールの収まりどころがなくなったことで、長いボールで大久保を走らせるに留まる。ほとんどまともな攻撃が出来ずに無為にボールを失い守勢に回るということで、悪いリズムを巻き返すことが出来ないまま迎えた終了間際、長い距離でのバックパスをかっさらわれて、そのまま土肥ちゃんの飛び出しむなしくループで沈められて同点。この結局最後までドタバタしたまま終了。2-2。惜しい形で勝利を逃してしまった。

まあ結果は良いとして(良くないけどさ、ミスだし)、色々と課題が出ましたね。押し込められた時の反撃方法、パニックに陥った時の対処法以前の問題などは残っちゃいました。まあ組み合わせ的に始めてとか、システムチェンジの対応などなど。でも一番気になるフリーロールの中盤に関してを注目してやろうかなと。まあサラッと行きます。

・フリーロールは難しい。でも楽しい。

今日は俊輔と頂点に右にヒデ、左に松井、底に稲本という形で構成された中盤でしたが、役割を固定しないフリーロールの中盤は良い所と悪い所が極端に分かれた感じになったのではないでしょうか。まずバランスから。

報道にもあった通り、稲本を単独で残らせるような形にしないと言う約束事の元、やっていたのかなというのは感じたのですが、それが主に一番高い位置にいる俊輔がやることになっていたのはちょっとうーんと思う部分。フリーロールとは言ってももう少しオリジナルポジションの特性を意識しても良かったのかなと。難しい部分ではあるけど、松井を高い位置を張らせるのなら(戻ってもいたと思うし、よく走っていた。バテるのも分かる)、ヒデが自重気味にポジションを取り、守備を中心にしていた方が中盤全体の運動量として無駄もなく、又彼らしい速く正確な楔でより緩急のあるリズムも生まれた気がする(多少ヒデに負担は掛かるけど)まあ相手が引いていたというのはあるにしても、リズムチェンジをするには高い位置に選手がいる(上がっていくのではなく)というのは必要だと思いますし(ヒデの速い楔→FW開いてコース作る→楔受けた俊輔のドリブルシュート→GK正面みたいなシーンも作りたい)まあ贅沢な悩みかも知れませんけどね。

とはいえ、3枚のボールの繋ぎは非常に良かったし、彼らの出来自体も悪くなかったかなと。俊輔をパスディバイダーに、前でヒデと松井がポジションを変えながら前で変化を付ける形だったり、中盤が安定してからサイドバックのオーバーラップを絡めたりと、3人の技術や創造力を活かした、柔軟性も高いフリーロールらしさが出ていたとも思います。ダイナミックな長いボールを絡めた展開(一本あったけど右から左に俊輔から出たサイドチェンジやFWが開いてサイドのスペースを作る)をもう少し絡めた方が良いかなぁと言うのと、中盤での組み立ての時に出来るだけミスをなくし(リスクを掛けるなとは言わないけどリスキーな持ち方や受け方はしない方が良い)、悪い失い方をしないと言うことを心がければ、個人的には本当に楽しみです。

要はポジションを崩す時の良さ、崩さない時の良さがあると思うので、その辺を効率よく使うと言うことが出来ると良いかなと言うことなんですが、それは体力的な側面からも言えること。確かにポジジョンを崩すことで変幻自在の攻撃は可能なんだけど、それだけ運動量も増えて、スタミナ的には苦しくなってしまう。俊輔や松井が70分ぐらいでバテたのもその辺はかなり関わっていると思うし。イケイケもいいけど、試合全体を考えてペースをコントロールすると言うこともこの先を考えた時は必要なのかなと。

で、守備に関して。稲本に関してはよく我慢してたと思うし(3-4-1-2になって、状況を考えずに上がっていったことはどうかと思うけど)、なるたけバイタルを離れないようにプレーしていたのは良かったのかなと。相変わらず勢いが重視されすぎて、後手を踏む部分もあったり、やっちゃいけないパスミスもあったけど、今日に関しては及第点。ただ、1ボランチとしては守備的には不安かな・・・広範囲をカバー出来る訳じゃないし、周囲の助けがあってこそ。気になったDFラインに入ってのCDFのカバーに関しては良いのもあったけど、相手の攻めが非常にソリッドだったのでカバーどころではないというか、そういう状況が余り作られなかったと言うのもありますけどね。

で全員が下がらない。危ないって思った時にみんながスペースを埋めようと下がってしまうけど、これをしてしまうと次の展開が苦しくなるから、ある程度人数が揃ったら、前目にポジショニングを取り、カウンターの起点となるようなクレバーな所も見たいかなと。例としては05CCみたいな感じかな?押し込まれっぱなしになると、チーム自体がパニックになるし。的確にスペースを埋め、しっかりとボールホルダーにプレッシャーをかければ充分ボールは奪えると思うからその辺のバランスを取って欲しい所です(このレベルならね)

まあ完璧じゃないのは当たり前だけど、課題を修正していけばこの形は良いと思う(個人的にも好き)ただ、今日はやらせてくれた側面も強いだけに、相手によってはポジショニングだったり、攻め方のバリエーション(今日みたいなポゼッションなのか、それともオリジナルポジションを活かしてカウンター気味にやるのか)を考えてプレーして欲しいなと。ウクライナ戦も継続してほしい。

・で、選手評。中田浩二に対してなんて書こう。

土肥洋一(FC東京)→まずスパイク何とかしておくれ。滑りすぎ。この辺は国際経験の薄さかなぁ・・・。ただ、セーブに関しては相変わらず安定。ベルパコフスキスのシュートを止めた読みの素晴らしいセーブや失点となってしまったけど至近距離セーブなどは悪くない。ただチャンスだっただけに無失点で行きたかった・・・。

駒野友一(サンフレ)→序盤はタイミングの良いオーバーラップからクロスを上げたり、ミドルを狙ったりと積極的でしたが、後半は減退。まあでも攻撃より守備。危機的状況でのカバーや1vs1などのその辺の逞しさも見えたし、根本的な欠陥も見あたらず、良いプレーを見せたのではないでしょうか。後はビルドアップの自信と相互理解。

田中誠(ジュビロ)→粘り強く対応したけど、最後の押し込まれっぱなしの時に何かが欲しかった。ツネ不在の中でのリーダーシップという意味では物足りない。でも1vs1出は安定していたし、高い選手に対しても茂庭と連携してよくやっていたかなと。マコもビルドアップに関してはもう少し。良いリズムを作りたい。

茂庭照幸(FC東京)→安定していたと思う。前の強さや危機察知の速さなど良さなどらしさは見せた。長身選手に対しての守り方は少し難はあるけど、二人でやれば何とかなるし、そういう意味では良い経験になったのかなと。ただ、繋ぎミスも多いし、意識も低い。その辺はオリンピック代表時代からの課題。

中田浩二(オリンピック・マルセイユ)→あれは致命的だったね。ただそれだけ今日はパスに関しては雑だった。サイドの時もミスも多かったし、クロスもイイボールが入ってなかったと言うことで足に付いてなかったのかも知れない。ビルドアップももっと出来ると思うし、そういう意味では凄い残念な出来。サイドバックのポジションを奪って欲しかったし、アンカーとしても展開力やカバー能力に期待はしてるんだけど・・・。

稲本潤一(WBA)→守備に関しては上に書いた通り、前へのディフェンスでは良いタックルもあったりと悪い出来ではないと思う。で、オリジナルポジションへ戻る速さというのが課題らしいけどその辺は確かにあるかも。上がった後に緩慢になってしまうのは見受けられる。プレミアシップで許されないと言うのは確かに分かるかも。気になるのはインテリジェンス、パスミスがあったりした部分も層だけど、自分の良さはわかるけどチームの状況、展開などを理解してプレーする必要性をもう少し真摯に感じて欲しい。2ボランチになったとはいえ、リスクをあの状況で負うのはいかがなものか。

中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)→イイ出来、身体もキレていて自由にプレーした。その自由が良いかどうかは分からないけど、もう少し自分を殺して周りを活かしてくれれば尚良し。ラストでの周囲とのイメージ共有とタイミングのズレを修正すればゴールも生んでくれそう。シュートは枠へ、ラストボールは寄り丁寧に。まず自分からやってちょうだい。ペースコントロールして?ヒデは出来ても周りは出来ないから。

松井大輔(ル・マン)→周囲に支えられていたとはいえ、自分の良さは出せたのでは?充分このチームで大きな存在となれることを証明。多少低い位置でのリスキーなプレーは気になるけど、それでも自由に動いてドリブルに、パスに、躍動。守備も頑張っていたし、もっと詰めていけば楽しみな存在。小笠原もいるし、あれくらい飛ばしても良いと思う。もっとフィニッシュ!苦しい展開でチームを助けるキープも見たい。

中村俊輔(セルティック・グラスゴー)→なんかボランチみたいだったけど、経験がない訳じゃないし、存在感は発揮。最初は足に付かなくてミスが多かったけど、修正してリズムに乗った。個人的にはゴールの近くでプレーして欲しいけど(ミドルや左サイドでのクロスなどアイデア、精度を活かせるし)、彼のパスの巧さと視野の広さは低い位置の方でも活きるし、良いリズムは作っていたと思う。守備もそれなりに頑張っていたし、ランニングも出ていたし、ゲーム通じて良かったとは思うけど、あのペースでプレーしていると持たないかな・・・・。アングルが悪かったり、距離が近すぎるサポートは要修正。もっと受けられるポジショニングを。

高原直泰(HSV)→うん、凄いゴールだった。粘りもあったし、柳沢とのポジショニングバランスもコンビネーションも取れていて、段々良い感じになってきたと思う。個としてのポジショニングも良かったと思うし(点を獲ることをサボらない)、後は更なる結果とチームでの出場機会。より失わない、より前に、というスケールアップが必要か。大久保に対しては活かしてやろうという意識も見えた。

柳沢敦(メッシーナ)→相変わらずの質の高さだったのかな(よくわからない)でも中盤を活かそうという意識も高いし、高原とのコンビもいい。惜しいシュートもあったし、このチームだと彼の良さは凄い出るんだなぁと実感。センスプレーヤーだからかも。ヒデの後ろ通しを巧く受けて前を向いたりPK奪取は素敵プレーだった。

大久保嘉人(マジョルカ)→ついてない・・・・。チーム状態が落ち目の時に入ったと言うことでね。良いプレーはあったけど印象は薄く、存在感なく、ゴールは遠かった。サイドでのドリブル突破とハンドとなったプレー、そしてあの強烈なシュートぐらい。でもこういう状況でこそゴールを獲ってほしかった。スピードが活きる展開ではあったし。まあパスが出てこないんだからやっぱり酷か・・・。

アレックス(レッズ)→うん、軽い。途中交代でゲームを締めるための運動量と守備を求められてたはずだけど、中途半端なプレーとミスでほとんど印象には残らず。セットでのマーキングミスは致命的。

坪井慶介(レッズ)→うーん、あのミスの片割れ。まああれは中田浩二が悪いんだけどさ。でもクオリティが戻らず安定感を感じず。アレックスもそうだけどコンディション的に厳しい部分もあったにしても、もう少しやってほしい。

本山雅志・鈴木隆行(共に鹿島)→出場時間短く評価なし。

と言うことで次ですな。水曜日はウクライナ戦。より強い相手に対して、どこまでこのサッカーが展開出来るのか、劣勢になった時にどこまで反発力を示せるのかなど楽しみですね。と言うことで今日はここまで。又長い・・・。

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October 08, 2005

残る課題と新たな可能性@東欧遠征 vsラトビア Preview

マリに尽きっきりになっていたら、明日にはもう代表戦なのね。忘れてたわけじゃないけど、どうも代表モードには切り替わらない・・・。と言うことで現在日本代表はラトビア・リガにて練習しながら、明日のラトビア戦に向けて調整しているようです。って、いきなりシンジが怪我ですか・・・・、そうですか・・・_| ̄|○ということでプレビューです。相手のメンバー分からないけど。

10/8(Sat) 19:00KickOff/Latvia vs Japan @ Sconto Stadium
Japan             Sub
   高原  柳沢      大久保・鈴木
      中村        本山
  松井    中田英    村井・(小野)
中田浩  稲本  駒野   アレックス
  田中誠  茂庭      坪井・箕輪
      土肥        川口・楢崎

本当であれば、松井の所にはシンジが入って超久々の「黄金の中盤」が結成されたわけですが、シンジが右足首を負傷、とりあえずはラトビア戦の出場を見送り(ウクライナ戦は状態次第だけど欠場濃厚?)、代わりに松井が起用されそうです。松井は代表初先発、ジーコの期待値の高さが改めて伺えますな。DFラインは4枚となりそうですが、アレックス・坪井の合流がナビ杯で遅れたため、この試合では中田浩二が左サイドバック起用となる模様。誰もが望んでたテスト(僕はアンカーで見たかったけど、優先度としてこっちが先だもんね)となりそうで、守備の安定をもたらせるか注目です。又オールスター出場のために、今回は招集が見送られた宮本・中澤の代わりはマコと茂庭となるみたいです。

フルメンバーでないのは残念ですが、出場チャンスを得た選手達はプライオリティをひっくり返すチャンスとも言えなく無いですね。まあとりあえず相手がEUROで見た限りは、粘り強い守備を基盤に、前線のアタッカーの局面打開力に期待する形でのカウンター中心なチーム(てゆうかベルパコフスキスとパハースしか知らないんだよね、もう忘れちゃった 苦笑)でしたが、そういう意味ではどうなる試合となるでしょう?では簡単に見所を。

・チームとしてのメカニズムの確立で4失点の反省を。

実際、せっかく海外組ほぼ勢揃いの中で、オールスターの兼ね合いから中盤と(レギュラー)DFの連携を高めるということが出来ないのは、これから先の機会を考えると非常に勿体ないわけですが、その辺は実際しょうがないし、他の問題になりますので(代表のチーム作りとは又別のベクトルの問題、あんまり触れられないけどね。ただ考えなきゃいけないことです。上っ面を批判するならそういう問題を考えて欲しいなと思っちゃう)で、ただそれでもしなければならない事、出来る事というのは、沢山あります。

それはまず、ここまで4バックにおいて空いてしまうスペースに対してのケア、そして連動するボランチによる補完(カバーって感じかな)の問題です。前でプレッシャーが掛からず、巧く人数を掛けられてサイドを破られてしまったりするわけですが、その時にセンターバックがカバーに行くと、そのカバーがより危険な位置に穴となってしまう。現状のDFラインは一人一人の判断の誤りが高確率で失点に繋がり、ある意味では非常に柔軟度の低いディフェンスになってしまっています。

その解決方法としてはDFラインの横の関係で巧くずらしてポジションを埋めていくか、ボランチから最終ラインに降りてきて埋めると言うことが考えられるわけですが、まあどちらがいいと言うのはないです。両方を状況によって使い分けて巧く難所を乗り切ってほしいわけですが、メカニズムとして中盤の選手の意識で何とか出来る部分もあるのかなと。

明日の試合が4-3の守備ブロックなのか、4-2の守備ブロックなのか分かりませんが、中盤の守備に置いて大きな役割を担うのは稲本となりそうです。その稲本は前への推進力や積極的なアタック的DFが特性な訳ですが、明日の試合では出来ればスペースカバーに置いて重点を置いてもらえたらと思っています。そして横だけでなく、縦の関係でセンターバックがカバーに出て行った時に、センターバックのスペースを埋めるという意識を持ってプレーしてもらえればいいなと。オートマティックにやる必要はないと思いますが、状況を見、感じながら必要な時には最終ラインに入ると言う選択を常に意識することでバイタルエリアのケアにも繋がると思うし、守備の安定には繋がるかなと(その分前への意識は減退気味になるかも知れないけど、アンカーに置いてはあんまり前の意識が強すぎてもねぇ、前への意識は必要じゃないわけじゃないけど、プライオリティ的に)

で、後は中田浩二の左サイドバック起用に関しても守備に関しては期待です。右を破られた時、変則の3バック気味にポジジョンをずれることで、ある程度センターバックのカバーに躊躇がなくなったりと、より精神的に安心感を持ってプレーしてもらえたりする効果があればいいなと期待してますけどね。

とにかく守備の安定は必須項目、3バックで安定するのはセンターバックの自由度が効き、躊躇なくカバーに行けると言う要素が少なからずあると思います。それを4バックでするためには、周囲との補完関係をチームのメカニズムとして作ることでセンターバックの選手の背中を押して上げれれば安定はしてくると思うので。まあ本当なら監督の仕事なんですけど、その辺はねぇ。でもそれを選手達の自主性で何とかすることは無駄じゃない。より戦術的理解度は高まり、又選手としてレベルアップ出来るのではないでしょうか。

・才能の融合、シンジ松井の起用は何を生み出す?

と言うことで、本当ならこの項目はシンジが帰ってきたことで俊輔・ヒデ・シンジの共存の可能性、危険な要素等を考えようと思ってたのですが、まあこういう事になってしまったので。で、その代わりに松井が起用されるわけですが、多分これに従って3センターから(ダイヤモンドね)、2-2のボックスになりそうです(これは残念、3ボランチは可能性あると思ってたので)ただ、松井はフランス移籍から無駄なプレーをそぎ落とされ、非常にソリッドなプレーヤーとしてどんどん成長していると感じるだけに、他のプレーヤーとは違う特徴で、このチームに何をもたらすのかというのが注目なのかなと。

松井が変わったなぁと思うのは、非常にプレーがシンプルに、そしてクレバーな選手になったこと。チームが非常にコンパクト志向が強く、近い距離に選手がいることが多いというのはあるにしても、無駄がなくなった。中盤ではシンプルに速いタッチでボールを離して、ランニングを重視し、そしてアタッキング・サードに入った時点で自分の技術を発揮する。そういう意味では非常にモダンなプレーヤーに生まれ変わったかのようです。今シーズン、ゴールこそありませんが、左サイドのアタッカーとして沢山のゴールの起点となっていますし、彼の高い技術とアタッカー色の強いプレーは中心となっている俊輔やヒデとは又違う魅力を持っているのかなと。

ただ、このチームで活きるかどうかは未知数。彼自身Aマッチの数も少ないし、招集自体が03コンフェデ以来ということでコンビネーションに関してはほとんど0と言っても過言でもない。その中で自分のプレーが出せるかどうか、周囲が彼の特性を理解し、活きれる状況を作って上げられるかというのは気になる所です。特に中盤でのシンプルなプレーをするためには周囲のサポートというのは必須。ただ、そのためにはヒデや稲本がより前で彼のサポートに入っていかなければならないし、俊輔も近い位置でプレーする必要性が出てくるのかなと。俊輔もそうだけど開くプレーヤーが増えることでチームの攻撃が分散してしまうことは懸念ポイントなのかなとは思っています。

まあアタッキング・サードのプレーに関してはもう自分の良さを出してくれればいいので心配も何もしていません。彼が俊輔やヒデとどこまで絡み合えるのか、バイタルでのアイデアやボールテクニックというのは以前から特異な質を持っている選手なだけに(もうトリッキーという言葉がぴったり)、その辺の良さをお兄さん達が活かせていければ新たな魅力は出てくるのかなと感じていますけどね。

個人的に彼には途中から出た方が良かったかなと思ってますけどね。試合の流れを見て、自分がどんなプレーをしたらいいかというのを考えられる時間がありますからね。まあシンジも見たかったし・・・。まあとにかく才能同士のイメージ共有がどの程度進んでいるのか、アーティストの融合で又違う色を見たいなと。

と言うことでここまでなんですが、今回のヨーロッパ遠征もコンビネーションの構築はあるにしても、テスト的側面が大きい事は否めません。ただ、松井も大久保も才能的には一級品、そして日本の未来を担う選手の一人だと思うので、それは未来への投資という意味でもこういう経験を大事にして欲しいなと。まあ様々な可能性を広げるのは悪くないと思いますしね。テストマッチなので結果に関してはどうでもいいですが、目標や確認すべき事、そして修正すべき課題を意識してプレーして欲しいなと。とにかく一戦一戦を何となく消費しないで欲しいということでしょうか。まあ批判もあるでしょうが、代表に関しては何か少し見えてきたので、それは少し時間が空いた時にでも書いてみることにしますね(最近含ませてばっかりだな、てゆうか前に書いたこととかぶりそうだけど)と言うことでここまでです。

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October 07, 2005

最大限の力、引き寄せられなかった運@NABISCO Cup 2005 Semi Final

「カップ戦で負けたら意味無い」「内容が良くても意味無い」なるほどなるほど・・・。

てゆうか勝ってるんですけどね、試合自体は。ただ勝負を決めるPKで負けちゃった。それだけ。勿論悔しくない訳じゃないけど、実際しょうがない。勝負を決めるゴール獲りきれなかった、そしてPK戦で運がこっちにめぐってこなかった。今できることを最大限やってこれだけという現状を受け止めるしかない訳で。でも久々に痺れる試合だった。では遅れましたが、レポート。

J.League Yamazaki NABISCO Cup 2005 Semi Final 2ndLeg

Fマリノス 1(Total 1-1/Ex 0-0/PK 1-4)0 ガンバ@日産スタジアム「最大限の力、それでも足りなかった運」
F.Marinos:30'那須大亮

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中澤佑二、中西永輔、栗原勇蔵(→49'松田直樹)、MF那須大亮、田中隼磨、ドゥトラ、大橋正博、奥大介(→60'山瀬功治)、FW坂田大輔(→105'清水範久)、グラウ(108'黄紙×2=赤紙)
ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介降臨、DFシジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF橋本英郎、遠藤保仁、渡辺光輝、二川孝広、フェルナンジーニョ(→115'松波正信)、FWアラウージョ、大黒将志

試合開始直後のセットで大橋の鋭いボールから、大外でフリーとなった佑二が走り込むものの合わせ損なう。逆に長いボールの処理時にエースケがスリッピーなピッチに足を滑らせ、大黒がシュートを打つものの枠外。そんなバタバタした雰囲気の中で始まったこの試合ですが、試合が落ち着くと非常に締まったゲームとなりました。

3-3-2-2と言う感じでいつもとは中盤のセンターのトライアングルを逆にした強気の布陣で望んだ訳ですが、那須の1ボランチは思った以上に機能。相手の中盤が余りバランスを崩して上がってこなかったことはあったにしても、DF陣+那須を中心にチーム全体の守備意識の高さと集中力、玉際での積極性も相まってほぼパーフェクトに押さえ込むことが出来ました。手厚いサポートがなかったとはいえ、大黒・フェルナンジーニョ・アラウージョという守る側にとっては悪夢のようなトライアングルに対しても、次々と強烈なアプローチで中盤と連動しながらボールを奪い(インターセプトもかなり多かった。守備に置いて個々が集中していた証拠。その後の切り替えという意味では守備をやりすぎて良いポジショニングにいる選手が少ないこともあって良いカウンターこそ無かったけど)、その強いディフェンスが彼らを分離させる効果を生んだのかなと(前半アラウのプレースタイルも相まって左サイドに逃げてフリーとなりたがるようなポジショニングが多かった。これにより、大黒・フェルは絡んだものの、アラウが絡んでこなかった。)

まあそんな感じで守備が安定し、守備での積極的な意識が伝染したかのようにアタッカー達も積極的。まだまだノッキングも多く、低い位置での危険なキープも目に付きましたが、中から外と有機的にサイドを使い、コースが開いたらシュート(坂田も仕掛けてシュート、ドゥトラ、大橋も序盤から行ってた)、と最近では珍しいぐらいに攻撃がうまく回る。フィニッシュで終われたこともあって、守備に置いて一番恐ろしいカウンターというのもほとんど無く、攻守が久々に噛み合って好転しているという感じがしました。

リズムとしては完全に握っているものの、なかなかゴールが生まれないもどかしい展開の中、クオリティの高いガンバオフェンスがいつ爆発するかとハラハラしながらの前半30分。大橋のCKから、那須がらしい直立不動のヘッドで合わせて先制点!久々のゴールでトータルスコアをタイに戻しました。

これでガンバも前に出てくるかなと思いましたが、攻撃の起点であるヤットが低い位置にいたこともあってなかなかリズムが生まれない感じ。それでも変化を付けてDFをずらして決定機を生み出す辺りはさすがと感じましたが、この日はいつもよりは運に見放されておらず、アラウージョのシュートがバーを叩いたり、いつもは正確にコースを狙う大黒の決定機(これはやばかった、センターで巧く繋がれてマークをずれ、大黒のゴールに向かうファーストタッチからフリーで至近距離から打たれた)が達也の正面を突くなど助けられ、何とか0で凌ぎきった。

後半に入っても前半と変わらず高い集中力と積極性でガンバにリズムを与えない守備を見せるFマリでしたが、速いタイミングでアクシデントで勇蔵(右足足首の怪我)から松田にスイッチ。ただ、この日最初のアクシデントの後は、大黒のお目付役をしながら、高い危機察知をフル作動させてカバーに奔走していたエースケセンターを維持したこともあって、安定度は変わらない(マツの出来も怪我してたの?ってぐらいアグレッシブだった。他の部分も相変わらずアグレッシブ、というよりやんちゃ)後半に入ってさすがにガンバも修正してきて、中盤の押し上げが前半よりは積極的になったり、アラウの位置がより怖さを感じるポジショニングに変わっていたけど、それでも遅攻においては集中力が高くマークしてズレを許さず、局面での1vs1でもほとんど打開を許さなかったこともあって、しっかりと守ることが出来ました。

ただ、攻撃に置いては崩しこそ出来ているものの最後の精度が伴わずに追加点が奪えない。カウンター的な攻撃が多かったわけですが、スペースこそ巧く使えてはいたものの(サイドの積極性は前半よりも4割増しぐらい、ドゥトラ・隼磨共に運動量で渡辺光輝・二川を凌駕し、次々にスペースに出ていった)その後のクロスに象徴されるラストボールやシュートに精度が伴わない。相変わらず決定力不足がしつこく染みついていると言うことを改めて感じながら、それでも勝ち抜くためにはもう一点必要なだけに、中盤でディバイダーとバランサーの役割を担っていた大ちゃんに代えて(怪我?接触シーンでの)山瀬を投入。試合は更にオープンな展開になっていく。

オープンな展開になると苦しいかなぁと思っていましたが、この日のチームでやるDFは本当に質が高く、疲れも集中力切れも感じさせずガンバアタッカー陣に鋭いシーンを作らせない。70分過ぎてどうも停滞していた攻撃も(ここまで良いパスを出して攻撃構築に置いては存在感を発揮していた大橋のガス欠と集中切れが要因かな、責めないけど)山瀬が広範囲に動き回りながら、らしい2列目からのフリーランニングでスペースを狙ったりと存在感を見せ(これに関してツネの読みからのカバーに遮られまくってたけどね)、そして流れの中での最大の決定機と言っても良い大橋のクロスが逆サイドまでこぼれた所からの展開でグラウ→ドゥトラ→山瀬と繋がって、山瀬のテクニカルなファーストタッチでDFの間隙を突いて至近距離の決定機を迎えるが、この頃にはほぼ攻められるリズムを掴んでいた藤ヶ谷のスーパーセーブに凌がれてしまう。それ以外にも佑二の決定的なフリーのヘッド(枠外!もう!)やマツの「将軍様カウンター」(中央でヤットに止められる)や坂田がグラウからの縦のスルーパスを巧く受けてシュートを打ったり(素人が言うのも何だけど浮かせる蹴り方だよねぇ、足も合ってないし。枠に飛ぶ気がしない)したものの結局決めきれず後半終了。このゲームは1-0、トータル1-1と言う形で延長に入る。

延長に入って、通常時間中かなり頑張っていただけあってスタミナ切れが気になったけど、そういうものを吹っ飛ばすような集中力で長めの距離からのシュートこそ打たれていたものの、危険な形は許さないというこの試合通してのしっかりとしたDFを継続。一番危険だったカウンターからのアラウージョの長距離単独突破も隼磨のカバーで難を逃れた。攻撃に置いてはがら空きの中盤を活かしてのカウンターが中心となるが、相変わらず最後の部分では精度が伴わなかったり、良い形でのシュートも藤ヶ谷が素晴らしいセーブに凌がれと(大橋がかなり行ってたけどねぇ、山瀬のこぼれ球を拾ってのずらしての巻シュート、中央を割って入ってのミドルと両方惜しかった)ゴールが獲れない。

延長後半にグラウが退場になり、数的不利でポゼッションは輪を掛けてガンバに握られるが、それでも集中力は途切れずに最後まで凌ぐ。逆に大橋のFKがバー直撃のシーンだったりと守備一辺倒になることはなかったが、結局ゴールは生まれずPK戦へ。結果はご存じの通り。山瀬がストップ、大橋が枠を大きく外したのに対して(この二人はゲーム中も決定機を藤ヶ谷にやられてただけに精神的に不利に陥ってたのかもなぁ・・・若いしね)、ガンバは4人全員が決めて勝負あり(ヤットは流石代表で修羅場をくぐってるだけある)。ガンバがクラブ創設初のナビ杯決勝へ駒を進め、Fマリノスはここで敗退となりました(2000万)

20本のシュートを打ち、結局ゴールに繋がったのはセットプレー一発。決定機をことごとく外したり、又は藤ヶ谷に凌がれ、と後一点が足りなかった。でも内容はマリノスらしい抜群の集中力と前への意識に溢れたDFにしても、その前の意識の乗ってスピーディーに中から外という有機的な攻撃を作ったりと、最近の試合内容では随一とも思える試合内容で、中身だけ見れば完勝してもおかしくないゲームだったと思います。それに関しては納得とも言えるかも。ただ結果だけが伴わなかった。まあ去年までは内容お構いなしに制してきただけに、改めて今年は勝利の女神がこちらを向いてくれないというのを痛感させられました。

ゴールが獲れないことに関しては、色々言いたいことはあるけど、それは又今度にしようかな。ただ、この試合に関しては大橋や山瀬は叩かれるようなプレーはしていない(PKに関しては外したことに関しては仕方ない)。勿論悪い部分もあったけど(特に大橋、体力的なことから集中力が切れたり、プレーが淡泊になって戦う姿勢を示さないとか)、評価基準は他の選手とは違う。彼らを評価する基準はどれだけチャンスを作ったか、どれだけゴールに近づけたか、そういう部分であって、戦う姿勢だとか、守備貢献だとか、運動量とか言う要素はあくまでオプション過ぎない。それだけでは計れないものがあると思うから。

勿論戦う、DF貢献と言うことがマリに置いては(いや、日本全体にも言えるかな。前代表監督かぶれのモダンフットボールの一面だけを切り取って「前線からのチームディフェンスをしないやつはダメ」と判を押したような評価を下す傾向がある。強調されすぎている気も)もの凄~く強調されるし、特にこの試合のようなゲームはそういう部分が際だって大切だったりするのも理解出来る。だけど、選手の特性やプレースタイルも考慮に入れて欲しいし、その基準が全てのプレーヤーに当てはまるものじゃないと言うことは上に書いた通り。だからこそ出来れば彼らに対しては、小さなプレーのミスに関しては許容して欲しいし、戦わないけどそれ以外の部分で評価をして欲しい。特に創造力のあるプレーヤーに関しては、プレーにムラがあることが多い。それに対してナイーブに他の基準にはめ込んだら、その才能を殺すことになると言うのを理解して欲しい。周囲の声、起用法、そういうものが才能を潰すと言っても過言じゃないと思う。

簡単な例を言えば、ジネディーヌ・ジダン、言わずと知れた世界最高の怪物(今はもう過渡期にあるけど)でも最初から怪物だった訳じゃない。ボールテクニックと優れた身体は持っていたけど、精神的にはひ弱でトッププレーヤーとしての精神的な逞しさは持っていなかった。それがあんな怪物になったのは代表監督がエメ・ジャケ、ユーヴェのチームメイトにディディエ・デシャンと言う存在があったから。ジャケはプレーを理解し、彼の才能を活かそうとして、それを阻害するものは全て排除した(レ・キップのような強烈なマスコミもそうだし、暴君エリック・カントナ、芸術家ダビド・ジノラという強烈な個性を持つ選手さえ外した)そしてデシャンが彼に掛かる強烈な周囲の声から守った。そんなサポートがあって彼は大きな自信という栄養を得て、世界最高の選手になっていった。厳しい声、戦う要素だけが選手を育てる訳じゃないと言うこと。

現状ではそういう部分を許容出来るような状況ではないというのもあると思うし、強調されているだけに目立ってしまうかも知れない。でも、もう少し視点を変えて見てあげて欲しい。今のままじゃ、大橋もいつかリスクを冒さないつまらない選手になってしまうし、後藤も狩野も中途半端に終わってしまう。創造力を殺さない。彼らの創造力がチームを彩って、必ずチームを救うシーンは出てくると思うから、ましてや攻撃に置いて光の見えない状態を救える可能性があるのは、彼らだと思うしね。

だいぶずれた。ごめん、正直試合見てる時からかなり腹立ってたから。まあそれはおいておいて、負けて悔しい、でも何にも残らない訳じゃないとは思う。確かに結果的には何も残らないけど、負けたことを何も残らないと断罪しないで?この屈辱を忘れないことが更なるビハインドメンタリティを生むと思うしね。とにかく今は我慢の時。告白すれば、那須のゴールで泣きそうになった。後隣の人がPKのと気になってようやく手を叩いてくれたことが嬉しかったりした。まあだから何だって感じだけど。で、もう一方はまだ見てないけど結果だけ。

ジェフ 2(Total 5-3)2 レッズ@臨海「失敗さえも糧として」 Jef:47'&86'阿部勇樹 Reds:19'田中マルクス闘莉王 27'田中達也

J.League Yamazaki NABISCO Cup 2005 The Final
11/5(Sat) 13:00KickOff/Gamba vs Jef @ National Stadiam「歓喜の初タイトルへ」

と言うことで決勝はガンバ-ジェフで、タイトル童貞対決で、負けた方はJ設立当初のメンバーで一番最後のタイトル童貞になってしまうと言うお互いに(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル な対決になってしまいました。ただ、内容的には非常にアグレッシブで華やかな試合になるのではないでしょうか。まあ今年の勢いを象徴するようなゲームとなってくれるといいなと。どっちも頑張れ。出来ればスタジアムが満員になって欲しいな。もし埋まらないようなら見に行こうかな。と言うことでここまで。朝早起きだなぁ。

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October 06, 2005

逞しくて、素晴らしくて、惜しくて、悔しいゲーム。

惜しかったなぁ、悔しいなぁ、でも選手達は凄い頑張ったなぁ・・・。本当に良いゲームをしたし、勝ちに値するだけのゲームはしたけど、やっぱり勝負事、勝者と敗者に分かれる。その中で今年の流れもあったかな・・・。

で、今日はとりあえずもう疲れたのでレポートは又明日。でもはてなの方で観戦記というか、試合の大まか(にしてはダラダラ書いたけど)な印象なんかを書いたのでよろしかったら見て下さいな。

[Fマリノス][サッカー][日常]ただいま(僕の読書+日常記録)

しかしさ、プレビューとは真逆の展開。ごめんよ、信じ切れなくて。でも中身はあってたかも。選手達は頭も良く動いていたし、もの凄くゲームに集中して望んでいて、しかもボールへの執念というものも感じた。ただ、ただ、運が後もう少しだけ足りなかった。PKもそうだし、決定機を決めきれなかった(藤ヶ谷に神降臨しちゃったし)のもそうかなと。

と言うことでテレビで確認してから、明日レポート書きます。と言うのをご報告までに。個人的には納得してますよ。チームに久々の躍動感を感じたから。素晴らしい内容だったけど、やっぱり悔しいなぁ・・・・。

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October 04, 2005

キモチと運@Nabisco Cup 2005 Semi Final Preview

明日のチケット買ってきましたよ。まだ全然行けるかどうかなんて分からないけど、絶望か、奇跡か、見届けるつもりでいます(レタスをもらいに行きます)。まあそれくらい実際の所、現状のチーム状況の差はあると思う。まあ強豪と当たるとそれなりに頑張るチームだから、少しは好転してくれると良いけど。でも実際明日が来るのが怖い・・・。

J.League Yamazaki NABISCO Cup 2005 Semi Final 2ndLeg

10/5(Wed) 19:00KickOff/Fマリノス vs ガンバ(1stLeg G1-0FM)@日産スタジアム「キモチと運」
F.Marinos         Gamba
   大島  坂田      アラウージョ 大黒
ドゥトラ      大橋    フェルナンジーニョ
      那須       二川       渡辺光
  栗原 河合 中西      橋本  遠藤
   松田  中澤      山口 宮本 シジクレイ
      榎達            藤ヶ谷

ご冗談を・・・とか思ったでしょ?結構本気。中途半端に真っ向勝負を挑んで良い勝負をしたとしても、前線の現状を鑑みた時に、クオリティ(完成度とでも言うべきかな)にとんでもない差がある今の状態では、きっといつの間にかガンバにゴールが入っていることでしょう。正直拙いコンビネーションミスからカウンター喰らって憤死というのが目に見える。それくらいなら最初から必死こいて守って、落ちてくる偶然を待ちたい。アラウと大黒とフェルにはマンマーク、漏れてきたらとにかく佑二とマツ(出れなかったらエースケだ)でカバー。サイドの突破はマーク受け渡しorカバー。ヤットが上がってきたら那須が付く。全員が相手に食らいついてとにかく前を向かせない、前を向かれても時間を余裕を与えない。

正直それくらい割り切らないと現状では勝ちが見えてこない。それでも今年ガンバが無失点で終わった試合は片手分にも満たないほど少ないのだから、これでも足りないくらい。僕はマリが勝つとしたら1-0(PK)or2-1(PK)or2-0しかないと思う。とにかくまずは0を狙う。それしかないとすら思ってるんですよ。

まあ僕のネガティブな妄想は置いておいて(現実的だけどね)、明日の試合に向けての現状。とりあえず出場不能な選手はオフィにもアナウンスがあった通り上野(もう神はつけれない)、鮪、ドラゴン。ぎっくり腰なマツは出場するかどうか五分五分、山瀬Aは厳しそうな予感。出場停止は記憶の中ではいないはず。逆にガンバはほぼフルメンバー。しかも直前のJでシジクレイとヤットが有休だったので休養十分で望んできます。家長も情報はないけど、ベンチに入ってくるだろうし(西野さんが岡ちゃんの出方を読めば先発も考えれられる)、そういう意味では初タイトルに向け万全の状況という感じですな。

実際マリの方は怪我人も多く、どのようなメンバーを組んでくるのかは予想が付きません。実際ビハインドはあるとはいえ、5バックみたいにしてもおかしくないのかなと思ってるぐらい(右から隼磨・佑二(勇蔵)・マツ(佑二)・河合・ドゥトラ)守備的な入り方になるのではないかと思っていますが、それでも上に書いた通りかなり危険なシーンを目の当たりにしそうな気はします。多分水際でどこまで凌ぎきれるかというのが大きなポイントになってくるのではないかなと。まあ直前のJで揃い踏み、相変わらず調子も良さそう。毎試合3点近いとんでもないアベレージを残してるアタッカー陣にはどれだけの注意を払っても無駄ではないのかなと。

攻撃に関してはもう崩して獲るとか、そういうのは期待してない。そんな風に人数掛けて攻めても多分現状では崩せない。だから「落ちてくる偶然を待つ」というのは本音。だから得点に繋がりそうな大橋→大島、ドゥトラ→大島の一発クロスの精度からのドンピシャダイレクトと、坂田のカウンターでの縦突破を期待。本当に神様に祈りたくなるよ。

個人的にマリが勝つための要素は、気持ち(執念)、運、この2つかなと思ってます。僕は最初から気持ちが云々というのは好きじゃないのだけど(個人的には拮抗した力関係、展開の中で最後に勝負を分ける要素が精神的な要素だと思ってる。最初からそれを持ち出すのはサッカーの軽視に繋がるし)、現状では状態の差があり、それが力の差になっているから、今それを埋めれる要素は多分精神的な要素でしかなり得ないのかなと。でその最たる例が、執念。試合の中で、一瞬でも速くルーズボールに反応する。相手より一歩でも前に出る出足、抜かれても少しでもボールに届かせる足、一瞬でも速く身体を張って少しでも遅らせるなどなど、守備に置いてはそういう要素が色濃く出そうですしね。実際そういうものがないといつかどこかで集中力の穴を突かれてやられちゃうし、そういう要素がまず一つ。

それと運。もうこれはゴールが転がってきて欲しいという事。実際今のマリがゴールが獲れるかどうかは運次第だと思う。勿論大橋は素晴らしいキックを蹴れるし、ドゥトラも調子が良ければイイボールは入るはず。坂田もスペースさえあれば活きるだろうし、オオシのダイレクトで合わせるセンスと勝負強さは頼もしい。そういう意味では取れそうな気もするけど、でも実際は取れちゃいない。それだけ深刻だからこそこんな事書いちゃう。

本当は毎日しっかり練習している選手達に向かって運だとか偶然を持ち出すのは失礼かも知れません。ただ個々の技術だけで取れるのだったら、ここまで苦しんじゃいない。受け手と出し手のタイミングが揃うことだったり、ひらめき的にインスピレーションが合致するなど、そういう要素で運に祈りたい。そして相手の集中力切れや偶然のようなPKとかを心の底から待ちたい。

まあ普段ならこんな事は書かないんですけど、実際考えれば考えるほど、まともにぶつかったら勝てる気がしない。勿論相手の調子が良くても急に何かに嵌る事もあり得るし、サッカーはやってみないと分からないものなんだけど、そういう希望を持てるような状況じゃないから。まあ実際ここで勝ったから全ての不安が吹き飛ぶ訳じゃないけど、とにかくこの雰囲気でミニブレイクに入って欲しくない。何かの希望を掴んで入って欲しいだけに、もの凄い酷い無いようでも良いから結果出して欲しい所です。

とにかく今日は祈るだけ、達也に神が降りてきますようにとか、佑二が鬼神のようになりますようにとか、大橋が一発はじけますようにとか、オオシがハットしますようにとか、審判がマリ寄りでありますようにとか、ガンバの選手に多大なプレッシャーが掛かりますようにとか、アラウージョがお腹を壊しますようにとか、フェルナンジーニョが風邪を引きますようにとか、大黒のスパイクがなくなって試合に出ないとごねますようにとか、ツネのおされヒールが発動しますようにとか、ヤットに急にガチャピンの中に入る仕事(サッカーシリーズ)が入りますようにとか、色々願っておきますよ(錯綜気味)

で、明日は6000位しか入らないみたいだけど、2階席は開くのかなぁ。

10/5(Wed) 19:00KickOff/ジェフ vs レッズ(1stLeg R1-3J)@臨海「求められる大人のサッカー」
Jef              Reds
    巻  林         マリッチ 田中達
     羽生             ポンテ
坂本        水野  アレックス    山田暢
   阿部  佐藤勇       酒井  長谷部
水本 ストヤノフ 結城    ?? 堀之内 坪井
     立石              都築

まずこの試合に向けての事前情報。ジェフは斉藤大輔、レッズは鈴木啓太が出場停止。負傷情報としてはトゥーリオに続き、内舘、ネネとレッズの方に怪我人が続々出ている模様。ジェフはどうなんだろ?ハースの回復状況とか、ナビで結果を出してるポペスクが出てくるのかとか相変わらず情報が外に漏れてこないので分からないけど、とりあえずスタンダードに考えれば、上記のようなスタメンが考えられるのかなと。

1stLegで2ゴールが付いていて、しかもジェフ最強の臨海、チーム状態の差もあると言うことでこっちもジェフの有利は動かない。ただレッズは爆発すれば、2点差なんてすぐ。ジェフも守備に関してはそこまで自信を持てるチームじゃない。その辺の兼ね合いが気になる所。

ジェフに関してはとにかくアドバンテージを忘れていつも通りのアグレッシブなサッカーを展開し、時間の中でゲームを考えていくと言うことが必要になるのかなと。多分試合開始から後ろを考えたサッカーをオシムたんがやらせないとは思うけど、アドバンテージを維持する(守る)部分ではどうしても大人になりきれないチームなだけに、今度こそ成熟の証というものをこの試合で示したい所ですね。

逆にレッズとしては、直前のセレッソ戦で手痛い敗戦。優勝に向けてかなり活き上がってきた所での完敗にはチームとしてもショックが大きいかも知れません。ただ、2点ビハインドとはいえ、まだまだこのチームの攻撃力を考えれば射程範囲内。勿論現状を見れば苦しいのは明らかですが、この刺激がポジティブに作用したら、ゲームとしては面白いものになりそうです。先制点は必須。

まあどちらにしても前に出て行くことで自分たちの良さを出すチーム、だからこそ主導権争いというのに大きなファクターがありそう。しかしその中でジェフに関しては非常にタスク遂行力というのが上がっていると鹿島戦でも感じただけに、オシムたんのロジックをジェフの選手達がどう表現するかで又ゲームは変わってくるかも知れない。まあ基本的な要素としてしっかりと人を見て、期を見てボールを奪い、チーム全体で相手を飲み込むような攻撃というスタイルは変わらないと思いますけどね。レッズは中盤でのボールロストを出来るだけ避け、高い位置でアタッカーが勝負出来るポイントに運んでいきたい。連動しなかったことがセレッソ戦の敗北のポイントだけど、まあそういうのは試合ごとに波が変わるものでもあるし、彼らの能力が落ちた訳じゃない。田中達也、ポンテ、長谷部など個で局面を変えれるクオリティの高い選手達が、どこまでその力を発揮出来るのか、その素地となる部分を作れるのかというのがポイントなのかなと。

こっちはかなりアグレッシブな試合になりそう。こっちも楽しみですね。と言うことでとりあえずここまで。うーん、何か考えれば考えるほど・・・何かそんな心配杞憂だったねと笑わせて欲しい今日この頃。

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High Quality,High Performance@J1 第26節 上位決戦編

それにしてもゴールが獲れるって何だろうなぁと考えてしまう今日この頃。ただ現在上の方にいるチームは沢山ゴールを獲っているわけで、そこには何かがあるのではないかと考えた結果、彼らはリスクを背負うことを怖れてないのか、自信があるからリスクを背負うだけの覚悟があるのかは分からないけど、とにかくリスクを感じてでも前に出て行けると言うことなのかなぁと感じたり。まあいいや。とにかくかなり激しく点が入った今節、一気に行きましょう。

J.League Division1 第26節
アントラーズ 2-2 ジェフ@カシマスタジアム「読めない流れ」
Antlers:21'&82'アレックス・ミネイロ Jef:29'&35'佐藤勇人

鹿島スタメン:GK曽ヶ端準、DF内田潤(→63'阿部敏之)、大岩剛、岩政大樹、新井場徹、MF青木剛、小笠原満男、増田誓志(→58'野沢拓也)、深井正樹、FW本山雅志(→58'鈴木隆行)、アレックス・ミネイロ
ジェフスタメン:GK立石智紀、DF斉藤大輔、ストヤノフ、結城耕造、MF阿部勇樹、坂本将貴、水野晃樹、山岸智、羽生直剛(→82'工藤浩平)、佐藤勇人、FW巻誠一郎

試合前、スローからクイックという形でフィニッシュまで持ち込む回数が多かったら鹿島、逆にボールを獲ってから速いトランジッション気味のゲームになればジェフかな?なんて思っていた試合前ですが、このゲームを語る上で欠かせないのが前回の対戦(J2-4A@国立)。ストヤノフが退場したりといつもとは少し違う状況があったとはいえ、サイドにスペースを見いだされて、そこを小笠原に突かれて守備が崩壊してしまった。素晴らしいゲームだったけどジェフにとっては鹿島のキャリアに屈した形で、オシムたんとしては本当に悔しい負けだったのではないかと思ったのですが、その試合を前提にこの試合でどうするのかなと言うのが楽しみでした。

簡単に言えば相手の舞台で戦ったら、両チームとも勝つ可能性は少なくなる。そういう意味では非常に緊張感の溢れる局面の攻防とリズムの奪い合いの中で、キーマンのマッチアップが鍵を握ったわけですが序盤はそのタスクの差がはっきり出た。小笠原に対しては阿部がポジションを上げてでも監視下に置いて、その策が嵌り小笠原は存在感を消された。そして、そのマーカーと責を担っていた阿部が高い位置で小笠原を見る仕事をしながらボールを獲ってから切り替えというチームのスイッチとなる仕事を担って、序盤からアグレッシブなプレーを見せた。そのキーマンの攻防の差もあって、ジェフが試合のリズムを握ったかなと感じました。(速い展開から阿部が運んで、スペースに流れた羽生へボールを流しアウトサイドのシュート、その後も厚い攻撃を見せるなどジェフの狙い通りだったと思う)

でも、鹿島は小笠原が良いプレーを見せるとチームの血が流れはじめるように良い形が生まれる。低い位置からサイドの深井へミドルパスを通して、そこから深井らしいクイックネスを活かした突破、シュートまでいってCKを奪う。そしてそのCKから小笠原の低いキック、ニアで頭ですらして(誰?)ジェフのDFの裏をかきアレックス・ミネイロがそのボールに反応、インサイドで流し込んで先制点。1チャンスでゴール、そして相手に流れていたリズムと、まさに全てを掠め取った形となったわけですが、これにはただ鹿島のキャリアを感じました。

ただ、1チャンスで奪われたゴールが1チャンスで取り返されるのは、神様のいたずら?ストヤノフが上がって粘った所で得たFKのチャンス、阿部のキックは鋭く曽ヶ端を襲うとバー直撃、リフレクションで競り合いながらも佐藤勇人ががら空きのサイドに押し込んで同点!素晴らしいキック、曽ヶ端もあのリフレクションはさすがに為す術なしだったかな(最初のキックには良い反応だったけど)

何か静かながら、ゲームの底でうごめくリズムお構いなしにスコアが動く展開に驚きながら、ハイレベルな局面での激しい展開は上位対決のガチンコの匂い。ゲームは鹿島のゆったりしたポゼッションが中心に。でもスコアを動かしたのはジェフ。本当に一発のプレーで鹿島のDFラインを崩し切ってしまう。水野が右サイド低い位置から中に流し込むと、そこで巻がDF二人を引きつけてヘッドで空いたスペースに流し、そこにいたのは「神出鬼没のダイナミズム」佐藤勇人、そのボールに反応すると落ち着いてゴールに沈め、逆転!又もゲームの流れ関係なしだけど、まさに信頼関係が生み出したゴール、本当に美しかった。鹿島としては為す術なし。

結局前半は1-2でジェフリードで折り返すわけだけど、ここまではオシムたんの策は嵌っていたと思う。というのも確かにリズムは両チームでいったり来たりして、小笠原には一点やられたけど、基本的に鹿島のプレーのクオリティを下げる事には成功していたし、そこで奪うことでカウンターの起点となっていたことを考えたら、もの凄い強気のセレクトだけど見事な采配だった。

後半、和司の言う通りマンマークでのマッチアップの中でテンポが上がらない鹿島がどう打開するかが焦点だったのだけど、ジェフは巻一枚を残して相手のポゼッションに対して3+4のブロックをしっかり築く事で現実的に守ったこともあって前半と同じくテンポが上がらず局面打開に期待を掛ける展開は続く。でも鹿島、素晴らしいプレー、相手が前に出て掛けてきたプレスを空転させてスペースを作ると長いボールを縦に入れ、意図的に深井に1vs1の局面を生み出す。深井は斉藤を振り切ってクロス、これに増田が巧くDFの間で頭で合わせて決定機を迎えるが、ここは立石が素早く反応、これがヒントとなるプレーだったと思う。

鹿島としてはプレスを空転させることで裏のスペースを作るor人数多く上がってくる相手のアタックを凌いで切り替えで逆を取る。それが相手を崩すキーとなると思ったのだけど、ジェフも学習する。より厳しくプレスを掛ける、そして玉際でより厳しく余裕を与えない、毒をもって毒を制すというか強気で自分たちのサッカーに自信を持っている感じかな?流石オシムベイブス、その強気は攻撃にも好リズムを与え、虚を突く攻撃があったりと鹿島を沈めるには十分な勢いがあった。けど、このゲームの常なのかリズムのある方にゴールは生まれない。

淡々としながらも激しい局面での戦いが展開される中で、時計だけが進む。アイデアが込められたり良いプレーもあるのだけど、集中力高く穴が出来てこない。何かどこかで個による局面打開プレーがないと崩れてこないという雰囲気があったのかなと。この試合は流れが意味をなさないゲームだったと思うけど、自由なスペースが与えられない、それでもビハインドを負っている鹿島としてはどこかに人を集めて穴を開けるというリスクを掛けると言うことが必要だったのかも知れません。じゃなくてもジェフは現実的にゲームを進めながらも攻める姿勢を消さなかった(カウンターから阿部の素晴らしいスルーパスで巻が抜け出したのはオフサイドじゃない!その後の二人が一気に飛び込んでくるようなシーンからも攻撃的メンタリティが消えていない証明だったかと)

でもサッカーの神様、そしてこのゲームの流れは余りに残酷だった。猛攻に晒される中でちょくちょく集中が切れ始めてきたジェフは野沢のクリーンなヘッドなどを許すなど決定機が生まれはじめ、そしてミス(といっていいのかわからないけど)。深井の左サイドでの鋭いクロス、ブラインドになって結城の足に当たり、そのボールがアレックス・ミネイロの前に、これをダイナミックにぶち込んで同点!

正直、このゲームのここまでの流れなら鹿島にゴールは生まれないはずだった。でもそれがこの最終局面で崩れたのは神様のいたずらしか思えない。ここまで本当に良いゲームをしていただけに悔やんでも悔やみきれないプレーだと思うけど、これが鹿島の強さとでも言うべきか・・・。何かこういうのを見てると鹿島は優勝するんじゃないかと思ってしまう(まあそれがもっと確定的なら同点ゴールの後の決定機だった深井や大岩のシュートは入っていても良かったと思うけどね。でもストヤノフのミドルのこぼれの展開がオフサイドで助けられた事を考えてもこのチームには運の流れがある。ガンバ勝ってるけど)結局緊張感びりびりの好マッチは最後はオープンに攻め合ったもののドロー、ジェフは勝ち点差を詰めることは出来なかった。けど、本当に良いゲームだった。

気になったのはカシマスタジアムのピッチ。両チームとも細かく速いパスを使うチームだっただけにもう少しだけ良いピッチでやらせてあげたかったな(作戦じゃないよね?)いつもは綺麗なピッチな気がしたけど(曖昧というかおぼろげながらに)、何かで使ったのかな?良い試合だっただけにそんなことが気になった。

ヴェルディ 4-4 ジュビロ@味スタ「Fantastic Goal Show」
Verdy:36'&64'&90'+7'ワシントン"神" 69'ジウ Jubilo:63'中山雅史 71'成岡翔 79'西紀寛 81'太田吉彰

ノーガードの殴り合い、もの凄いオープンな展開の中で両チームとも崩すというアイデンティティ、そして現状の状況を見るような試合だった。まあ緩いと言ったら緩いけど、沢山お客の入った試合でこういう試合になったのは、いつもはお客の少ないヴェルディにとっては良かったのでは?(トマスデーだったらしいから招待客も多かったんだろうけど)

ゲームとしては非常にオープンな展開だったのだけど、その中で前半はディフェンスが何とか水際で踏ん張れたというか集中が続いた中で、後半一つのゴールから堤防が崩れたように相手を捕まえきれなくなってしまったと言う感じかな。土曜日は10月とはいえ、非常に天気も良かったし(横浜もポッカポカだったから飛田給でもそうは変わらないでしょ)そういう意味では体力的な側面もあったのかも。

まあ守備を叩くのは簡単だけど(両チームともクロスに対するディフェンスに関しては、ねぇ、集中力かな。前半を考えれば)、実際今日の両チームの攻撃を止めるのはそんなに簡単じゃなかったとは思う。人が良く動いていたし、選択肢も多く、存在感のある選手がいる。ほぼ全員の選手が技術がもっているから、プレスを掛ければどうにかなる相手かどうかは正直わからない部分もあったし、プレスを掛けることにもリスクがあったかなと。まあそんなこんなで目先をぶらされる要素が沢山あって、マーカーをずらすだけの効果があったのかなと(かばうわけじゃないけどさ)

両チームとも攻撃に関しては本当に詰まらないし、アイデアが途切れることがない。勿論走れない時は苦しいけど、走れる時は本当にファンタスティック。J最高の技術というのを堪能させてもらった。それがゴールにも集約されていたのかなと。特筆すべきはまずラストボールのアイデアと正確さ。まずしっかりとフリーマンを作ることで正確な技術を発揮出来るだけの素地を整え、その中で精度やアイデアというゴールに繋がる形を作れていた。

そしてその精度やアイデアにフィニッシャーが応えた。ヴェルディは何よりワシントン。ボールに対する丁寧さ、ポジショニングとマーカーから離れるオフ・ザ・ボールの動き、勢いはないけどゴールを獲るために必要なことを知っているという感じ。1、2点目のゴールは彼らしい素晴らしいプルアウェイの動きからのワントラップシュートとヘッド(1点目は平野のライナークロス、2点目は小林大悟のやわらかクロス、どちらも素晴らしかった)そしてあのドラマティックなFKは、ああいうシーンで決めきる強心臓をやっぱり真っ先に評価されるべき、口で言うほど簡単な事じゃない。ゴレアドールとしての凄さを感じた。(ジュビロに関してはもう不運としか言いようがない、あの状況でゲームが続くことを想像するのは簡単じゃないし、ああなること自体ほとんど可能性の無いことだから警戒してればというのは酷。能活がニアに弱いことはデフォだけど、ブラインドで、ポストがあって、速いシュート、読んでいても厳しかったとフォローしてみる)

逆にジュビロはアタッカーがまじめなこと。ゴールを獲ることにまじめで、よく仕事をする。ワシントンに関しては前から書いてきたけど、ジュビロはそれをチーム全体でやっている感じ。もともとそういうチームなんだけど、ゴールを取れるだけのことはしっかりしている。相手の拙さも確かにあったけど(ゾーンディフェンスだと思うんだけど、入って来られた時にワンテンポ遅くウォッチになっちゃうね。成岡のゴールはお粗末、誰がマーカー?もしかしていなかったんじゃ・・・)、ここまで引っ張ってきたカレン・前田抜きで4ゴールしたというのは価値があるのかなと。チームのオフ・ザ・ボールのイメージが活性化していることが言えると思う。太田のシュートはゴラッソ。

まあ結果としては両チームとも悔いの残るもので、目標とするものを考えれば激痛の結果だったのは確か。でも先に光のある試合でもあったと思う。個人的にもジュビロが勝たなかったことは残念だけど(降格圏が現実的になってきたから下のチームに勝ち点を取られるのは嫌)、でもまだまだ山があるかも知れないし、面白くして欲しい。

僕の心境(ヴェルディは大人しくしてて?)(ワシントンとマグノ・アウベス迷っちゃうな←僕なりの現実逃避)(僕は本当はこういう緩い試合はあんまり好きじゃない、でもアタッカーの技術と動きは凄かったなぁと。マリ点取れてないのが心の中にあるし)(にしても最後のワシントンのゴールが漫画をも彷彿とさせる展開だったなぁ。サンデーでやってた「俺たちのフィールド」って漫画って結構有名だよね?イランと試合して、1点ビハインドでロスタイムにPK、でもそれを凌いでGKのスローからカウンターで逆に取ってしまう。事実は小説よりも奇なりって感じ。漫画だけど)

ではその他の試合、ガンバの試合やセレッソレッズもやりたいけどこれ以上長くするのはどうかと・・・・。
セレッソ 3-1 レッズ@長居「着実なる勢い」
Cerezo:9'森島寛晃 53'ファビーニョ 58'古橋達弥 Reds:74'トミスラフ・マリッチ

エスパ 1-4 ガンバ@日本平「再点火!揃い踏み!」
Gamba:31'OG 41'フェルナンジーニョ 49'大黒将志 77'アラウージョ
S-Pulse:88'太田圭介"空砲兄弟弾その1"

サンフレ 1-2 グラ@ビッグアーチ「隙のない中位力に沈む」
Sanfrecce:64'佐藤寿人"空砲兄弟弾その2" Grampus:13'OG 77'豊田陽平"トヨタの豊田"

ふろん太 3-0 アルビ@等々力「自信の勝利」
Frontale:32'谷口博之"逃した魚" 66'ジュニーニョ 89'我那覇和樹

レイソル 1-0 楽天@日立「疑惑」
Reysol:3'レイナウド

アルディージャ 0-1 FC東京@駒場「ルーカス復帰おめでとう!」
FC:60'宮沢正史

Fマリノス 0-3 トリニータ@日産「必然、当然、憮然」
Trinita:26'深谷友基 71'マグノ・アウベス 44'西山哲平

何か最後に余計なものが付いてるけど気にしない!ただ今節は良いゲーム多かったというか、マッチメーク最悪、見きれない。未だにセレッソレッズ見てないよ。リバポ-チェルスキやイタリアダービーもやりたかったけど、明日はナビ前日だしさ。本当に大変だわ。

しかし又長くなっちゃったのはすいません。それだけ良いゲームだったと言うことにしておいて下さい。本当に面白いゲームでしたよ、両方とも。まあ普通なら首位のゲームやるべき何でしょうけど、余りに面白いことが起きるもんだから・・・まあそういうことでとりあえず選り好みしながらこれからも選んでいきます。なるべく目に触れているBSのゲームにするつもりですけど(あんまりつまらないゲームじゃなきゃね)

しかし最近Jおもしろくね?普通に楽しいんですけど。流石終盤ですね、これでFマリノスが降格争いとかに巻き込まれてなきゃもっと他人事のように楽しめるのにね。まあいいか、と言うことで今日はここまでです。明日は出来たらプレビュー、その前に首位のゲーム見なきゃ・・・。

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October 03, 2005

苦境のFマリノスに思うこと。 -その3-

最初は「末期状態を脱したことにより」とか、「締まりが悪い」とか「こういう事が起こらないように」とか書いたわけですよ、冒頭部分に。まあそれをアップしなかったのは全然まとまらなくて何書いてるのかさえ分からなくなっちゃったからなんですけど。でもね、ああいうことになっちゃったので、又書くきっかけが出来ちゃいました。元々ちゃんと締めようと思っていたのでそのうちやろうと思ってましたが、連載化決定ですよ、奥さん。やっぱり原因を探ることが必要だと思いますし。と言うことでいきます。「苦境のFマリノスに思うこと その3」

・うまくいかないポゼッション。その理由はいかに?

今回に関しては別にして、まず中断期間時に作った第一期の方を考えたいと思います。これに関しては方向性のズレ、曖昧なビジョン、選手達のこのサッカーをやる上での意識の低さなど様々な要素がありますが、一つ言えるのは岡ちゃんのビジョンと選手達のビジョンは違っていたのではないかと言う疑念。

というのも、岡ちゃんが繋ぐサッカーに転換する時に話していた「速いポゼッション」とチームがやろうとしていた事にはかなり大きな差があった。方向性とは別に違う形でもそれなりに形になっていて、こないだ大敗したトリニータ(この試合は内容良くなかった)、現在も上位を走る鹿島・ジェフにも勝った訳ですが(ジェフ戦のサッカーが一番良かった気がする)、過密日程の中でどうしても勝つことだけに焦点が集まり過ぎて、内容に関しては2の次になってしまった。この時な優勝への可能性がまだまだあったわけでコンディション調整と結果を尊重したのは理解出来るポイントだけど、積み上げる段階において、一試合一試合確認と修正というものが必要だったのに目の前に迫り来る試合の前に流されてしまったことは今考えると、基盤として作れなかったのは非常に悔やまれる事でした(その是非は置いておいてね、そんなこと出来る余裕がなかったというのも又事実だけど。ただ頭の整理とか分析とかそういうものすらなかった気がする。今年はそういうのが多いなぁ)

その後はご存じの通り、内容を顧みなかったツケを払わせるようにFC東京の速いプレスとトランジッションの前にキリキリ舞いにされ、再開後に立て直しを誓ったもののバランスの悪さとスピードの上がらない惰性的なポゼッションは、直接的なライバルであるジュビロ・ガンバに破壊され、このサッカーを続ける自信を失った指揮官は一時的に立て直しを余儀なくされた。

ただ、内容を鑑みなかったとはいえ、本質的な理由にはなりません。それはやり方の問題ですから。じゃあその本質的な問題を考えてみたいと思います。

これは想像でしかないわけですけど(だってピッチでは結局表現されることはなかったからね)本当であれば、守備を基盤にバランス良く守ってボールを奪い、その中で速いタイミングでどんどん縦に入れて、より前に人数がいる状態を活かす形で(4-2-2-2の狙いはそうだったはず、ワイドに開くことが狙いだった訳じゃない)バイタルでの手厚いサポートからのダイレクトプレーや、他にも中から外という形で有機的にオーバーラップなど、バリエーション豊かに崩しにいこうというのが、岡ちゃんの頭の中にあった「速いポゼッション」だったのかなと。

まあコンディション不良(岡ちゃんも認めた通り、アメリカ遠征に準ずる新しい試みは失敗)やら大ちゃんの怪我、エースの移籍&相変わらず長期離脱などなど、様々なことが具現化するには大きな足枷となったことは事実です。しかし、その前にやらなければならないことを端折ってしまった事が破綻した理由なのかなと個人的には思っています。それはボールを繋ぐための意識の欠如、現在を見てもそれは改善されていません。

当たり前のことですが、足止めてここにくれと言ったら相手も分かってしまいます。パスコースを切られたらボールは通らないし、そこで躊躇しお家芸のバックパスをしていたら速いポゼッションは実現しません。その時に必要になるのが、パスを受けるためにコースを作る小さな動きです。よく「オフ・ザ・ボール」という動きの一番基本とも言える部分の顔出しというプレーですが、ゲームを作る上では常に必要となる要素だと思います。しかしその意識付けがほとんどなされていなかったため、ボールホルダーが何とか角度を変えて出す、又は空いている所を探し出すことでしかパスコースが作られない状態に。ただそのボールの繋ぎでは、逃げの姿勢は否めず狙いのあるここを崩すんだという意志の詰まったポゼッションは表現されなかった。そういう意味ではもっとボールを繋ぐために沢山アクションを起こし、一つのプレーに対して一人一人が関与の意識をより高く、そしてその次のプレーを予測して動いていくという頭の部分では明らかに足りないと言うことが出てしまっていたのかも知れません。

実際そういう施術はやっていたのかも知れない、その是非は分かりません。でも結果として足りなかったのも事実。報道で「バルサに触発されて速いパススピードを目指す」なんてこともありましたが、正直その前にやることあるだろうと思っていました(そんなことを書いた気がするけど)勿論パススピードも重要な一要素であることは確かです。パススピードが上がればパスをカットされる危険性は減り、プレーを加速させる要素となり得る。ですが、それはしっかりとパスを繋げて攻撃出来るようになってからの話、もっとまずはしっかりとパスを繋ぐための動きや意識を確立させるための基礎工事を追求すべきだったのかも知れませんね。(その前に普通のパスをよりまともに回せるようになって、技術的に安定したという自信が出来てからやるべき事だと思う。一つ一つのプレーが雑でファーストタッチの部分でミスばっかりする選手が多いのにパススピードなんて、はっきり言っておこがましい)

まあこれを見てもチームとして自分たちの力を過信しすぎた結果だったのかも知れません。前人未踏の3ステージ連覇、罰ゲームをやっても優勝出来た手応え、自分たちは巧くなった、何でも出来ると思ってしまったのかも知れない。ただ、実際は結果を追求し、力づくで封じ込めてきただけで、質という部分では又違う部分。いくら優勝したからって巧くなる訳じゃないし、何でも出来る訳じゃない。そういう所を僕たちも含めて勘違いしてしまったのかも知れませんね。傲慢というか。まあそのツケを払わされていると言ったら言い過ぎなんでしょうけど。

・再びやってきた大波、自信を失ったチームに必要なのは選手達のインテリジェンス。

まあそんなこんなで今です。経過はご存じの通り、守備からもう一度整備に掛かり、少しずつですが着実に前に進んできて、レッズ戦で安定した守備を基盤にフィットしなかったマグロンがようやく馴染み、結果こそ出なかったものの速いリズムで楔がスパスパと入るようになった。そんな手応えを得た所でトリニータ戦。統制されたプレスの前に沈黙、整備された守備も覇気の無いまま蹂躙されて大敗。ナビスコもありますけど(ナビ、結果を出して欲しいけど、きついよねぇ。短期間で何かが出来るような状態ではないけどさ)一度チャンピオンのプライドや誇りは横に置いて、本当に本腰を入れてサッカーを作るという作業が改めて必要なのではないでしょうか。

ただ、現状のままでは無理でしょう。まずはもう一度チームで戦うという事を取り戻し、何でもおざなりにせず一つ一つのプレーを丁寧に、そして意味をくみ取りながらサッカーをすると言うことが必要なのではないかと思っています。ただ、何をするにも一番必要なのは頭の部分、そして選手達のサッカーを考える力(インテリジェンス)なのではないかと思っています。

こういう言い方は嫌ですが、やっぱりこの2連覇は岡ちゃんが主導となって成し遂げられたものだと思っています。岡ちゃんが就任して甘えが蔓延していた雰囲気を一掃し、サッカーを真摯に取り組み、精神的にへこたれずに最後まで戦うと言うことを植え付けて、その効果がシンプルなサッカーをする中で大きく出て、それが結果となった。でもそんな岡ちゃんのモチベーションコントロールや精神的なマネージメントの効果が薄れ、逆に失策も目立ち、課題を放置するだけで修正出来ない事が続くなど、監督としてかなり疑問な部分がわき上がっているのが現状。自信をなくして迷って苦しんでいるように見えるのです。

ただ、そんな時に岡ちゃんの策に従うだけで、選手として何も考えずにタスクをなぞるだけでピッチの中で淡々と何となくゲームを進めてしまう選手達にはがっくりしてしまう。確かにチームが揺れていて方向性も曖昧、戦術としては整っていない状態です。ただその状況の中で一人一人がもっと頭を回してたら全然違う形になると思うけど、実際はそういうことを選手達はしない。甘えてる部分の根本はここにあるのではないかと思っています。

例えば一例

大島が入ってきた→彼の高さを活かして長いボールを使って前に入れていこう→何の準備も考えもなしに前に飛ばす→あっさりとはね返され、セカンドボールを拾われる→カウンター→_| ̄|○

これはトリニータ戦でも目立ちました。何が悪いかと言えば飛ばすことではありません。何にも考えずにボールを飛ばすのが悪い。蹴る側だったら中盤のプッシュアップを待つことだって出来たはず、FWだったらもっとターゲットに対して良いアングルでサポートをする意識があればもっと効果的な攻撃になったかも知れない、中盤だって少し時間を作れと声が出せたかも知れない。でも何にもなしにボールをただ単に蹴ってははねかえされて、偶然を待つだけのお粗末なサッカーになってしまった。これで選手達が何かを考えてサッカーをしているとはどうひいき目で見ても出来ないです。

当たり前だけどサッカーは監督は選手をピッチに送り出したら、プレーに関して影響力を及ぼせることは非常に難しいスポーツです。いくら緻密で予測された戦術を敷いた所で局面に置いて判断をするのは選手達で、それを助けるための戦術でしかない(勿論戦術は大事よ、プレーする上でのガイドラインとなり判断の簡素化をしてよりプレーをスムーズに促すものとして非常に効果のあるものだと思います。でもそれが全てじゃない、選手がその戦術をどう捉え、どう戦術を運用するかで又色を変えるものだと思う)。だからこそ戦術だけじゃなく一人一人の裁量で考えてプレーしていくと言う要素は限りなく大きい。だけど今の選手達にはそういうものを感じない。それが僕には甘ったれてると感じてしまうのです。

今のFマリノスの低迷は、戦術的なブレを解消出来なかった監督の責任ももちろんあるけど、選手達が監督の用意したあやふやな戦術におんぶにだっこでうまくいかなくてもそのままなぞるだけ。頭が回っておらず、インテリジェンスの感じられないプレーを惰性で続けてしまっている。そういう意味では今こそこの甘ったれた要素こそ改善して欲しいなと。

個人的にはこのチームが出来ないとは思っていないです。ディフェンスに置いてはマークに付く、ゾーンで守る、ラインコントロールするなど選手の裁量でゲームの局面に置いて自分たちの判断を元に運用している訳で、それを自分たちがボールを持っている時でもやって欲しい。チーム全体にこういう要素が浸透すれば、どんな戦術でもより器用に、そして自分たちの色に染めてサッカーが出来るようになると思う。それが主体的なサッカーと言われるものになると思うし、ひいては常勝チームのサッカーに繋がるのかなと。難しい問題ですが、地道に一歩ずつ改善していって欲しいなと。

まあ単純に監督変えればいいじゃん、とも思わなくはないですけどね。プロなんだし、やっぱり最高責任者である監督は責任を負うためにいるわけだから、結果が出せなければ功労者であろうと、シビアな判断が必要だと思いますけど。ただ、出来れば岡ちゃんにはやって欲しいなという思いもあるから複雑です。まあ岡ちゃんが完璧じゃないと言うことをクラブがどう捉え、どんなことをするのかが気になる所。まあそんなこんなでとりあえず第3回は終了。次は何でゴールが獲れないか、かな?だいぶ厳しいことを書きましたが、まああくまで僕が思う事と言うことで。てゆうか今になって「常勝」って言葉は応えますな_| ̄|○

*てゆうかまとまってないし、文の繋ぎが凄いいまいちな気がするけど、かみ砕いて読んで頂けたら幸いです。中途半端ですけど上げちゃいます。こうしたらいいよ、とか教えて下さい・・・・。内容に関してのコメントやTBもお待ちしてます。で、アンケート締め切ります。止まったみたいなので。集計にはちょっと時間掛かるかも。明日はまだやってないJの他の試合の予定っす。

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October 01, 2005

チーズチャンピオンの末路@J1 第26節

このブログでやっていた「苦境のFマリノスを考える」がめでたく連載化決定しました~_| ̄|○

笑えない、全然笑えない。試合終了後に大きなブーイングに包まれた中で、僕は呆然としてました。何でこうなったのか。どうしてこうなってしまうのか。少しずつ積み上げても、もう少しの所で台無しになってしまう形が繰り返される。でもこれで良かったのかも知れない。小手先のチーム作りではいつかこういう事が起こってしまうと言うこと。不退転の決意の元にやっていく必要性を強く感じました。

J.League Division1 第26節

Fマリノス 0-3 トリニータ @日産スタジアム「チーズチャンピオンの末路」
Trinita:26'深谷友基 71'マグノ・アウベス 89'西山哲平

F,Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵、中澤佑二、河合竜二、MFマグロン(→49'大島秀夫)、那須大亮、田中隼磨、ドゥトラ、奥大介(→67'熊林親吾)、FW大橋正博(→46'坂田大輔)、グラウ

トリニータスタメン:GK西川周作、DF深谷友基、三木隆司、福元洋平、MFエジミウソン、トゥーリオ(→89'吉村光示)、梅田高志、根本裕一、吉田孝行(→82'西山哲平)、FW高松大樹(→80'木島良輔)、マグノ・アウベス

ちょっと振り返るのが辛いので、この試合で思ったことを箇条書き。

・出だしは悪くなかった、前に行こうと言う意識も高く出て、大ちゃんが非常に様々な所に顔を出す。右サイドから隼磨→ニアでマグロン(???だと思うけど・・・)がヘッドで合わせるもののポスト、その後もセカンドボールからクロスを入れたりと全体的に積極的な姿勢が伺えた。

・大橋FW起用のアイデアはわからなくない。高い位置でアイデアを付随して崩そうとしたのでしょう(一度バイタルで大ちゃんへダイレクトで流した様なプレーがあったけど、ああいうのをやって欲しかったのだと思う)ただ、肝心の大橋の出来がとても悪かった。足元で受けようとしてズルズル下がってきてしまうこと、オフ・ザ・ボールの動きが余り無いこと、一回のプレーの後に気持ちを切ってしまいセカンドアクションを起こせないこと、リズムに乗れずミスを連発し気持ちが切れてしまったこと。残念ながら今日に関しては最悪、彼の軽率なミスがチームのリズムを切っていた印象。バックスタンドから溜息と共にヤジが飛んでいた(大橋のことが嫌いなのかと思うぐらい)

・前半からトリニータのバランスが非常に良く、全体がボールの位置、状況を考えながら動いていたこともあって、非常に躍動感のあるサッカーとなっていた。象徴的だったのはポストワークに付随するダイレクトパス。周囲が受けることを前提に動いていた証拠だと思う。逆にFマリは個々は頑張っているが、グループとしての共有意識というものを感じず、ボールが入ってもサポートがないこともあって裁くまでに時間が掛かり、アタックに来られてロストすることが多かった。残酷なまでのコントラスト。

・大ちゃんの見つけたスペースに次々動いて攻撃に絡もうという意識、マグロンの繋ごうとする意識がチームを活性化させるかと思ったが、周囲の意識向上は見られず、収縮されて潰されたりプレッシャーに負けてミスとなったりと巧く繋がらない。レッズ戦の出来は幻だったのかなぁ・・・(てゆうかオープンな中盤だったから繋げたという結論なんだろうなぁ)プレーに関与しようという意識が薄くて反応が遅い。ボールを持った選手を見殺しにするかのようなシーンも。この辺は最大の甘さ。

・守備に関しては序盤こそバランスが良かったものの、不用意なボールロストが増えて、どうしても後手に回るような守備が多くなっていった。安定はしていたと思うけど、主導権を持ってリズムを作るような守備ではなく、何とか凌ぐと言った感じだった。先制点となったセットプレーは深谷も高かったけどフリー、河合が回り込むような動きについていけなかったのかな?攻撃の時は自分が良くやっていたプレーなだけに残念。

・流れの中での決定機は最初の鮪、エンドライン切れ込んでの折り返しからグラウのシュート、長いボールから坂田が巧くタイミングをずらしてディフェンスをいなしてからのシュートぐらいかな?セットプレーでは佑二のヘッド、オオシのヘッドなど良いのがあったけど、「このサッカーではゴールはあげられないよ」とサッカーの神様に言われているような気がした。オオシのヘッドは虎のキックといい、入り方といい、パーフェクトだったから尚更。

・オオシが入った時点でロングボールに切り替えたけど(鮪は怪我みたいね・・・鶴)、早すぎ。大ちゃんもいたんだし、繋ごうと思えば繋げたはず。てゆうか飛ばすにしても、タイミングが早すぎる。中盤全くついていってない。しかも3トップの状況で両サイドにワイドに開く形を取ってたりとおいおいと思った。オオシを狙うならグラウと坂田は近めにサポートだろ?こう言う所にチームで戦えない、個人個人がバラバラのチームになっている感じがする。坂田はそれなりにサイドで存在感を出したけどさ。

・2点目入った時点でゲームは終わったかな?その前にも不可解な判定でマグノが抜け出したシーンが取り消されたりしたから、少し死ぬ間際の時間が延びただけだったのかも知れないけど。2点目のゴールは敵ながらあっぱれ、本当に巧く繋がれてフリーマンを使う典型のゴール、しかもペナでやられちゃ世話がない。3点目に関してはもうオープンな展開の中で完全に切れちゃってたからどうでもいいや。綺麗なシュートだった。

・最後はブーイング。まあ仕方ない。本当に甘ったれたプレーをしてたと思う。一つうまくいかなかったら次に備える、攻守の切り替えもっと早く、一つ一つのプレーで自分が何をすべきかもっと頭を回す。全然頭動いてないなぁと感じる出来でした。とにかく現実を捉えて、集中してチームとして試合をする。それが必要。何となくじゃ駄目。

ということでメモ。帰り色々と試合のことを考えていたのですが、一つ出てきたのはこんな感じ。頭の中にあったのはマリノスはいくら足しても人数分の11にしかならないけど、トリニータはチームでかけ算にしたり、1を2にも3にもしていて11以上の数字を出すことが出来る。それが純粋に結果に表れたのかなぁと。現状ではサポートも連動もフォローもおざなりになっていて(一度出てこないと動き直すというアクションが起きない、アングルを変えてコースを見いだすという工夫が出来ない)、一人一人が自分のポイントに来ないと仕事をしない、優秀かも知れないけど単なる個の集まりという感じになってしまっている。逆にトリニータがチームとして一体となって11人でしっかりと試合に取り組んでいたことを考えれば、負ける方は当然こちら(ましてや優秀とはいえチームプレーヤーが多いチーム、個で何とか出来る駒なんて今のマリにはない)。偶然でもまさかでも何でもない必然の大敗といえるのかも知れませんね。間違いなく今シーズン最悪の試合(FC東京戦のようなトランジッションの負けとは訳が違う、現状の力の差を見せられた試合)

もう一度当たり前のことを当たり前にチームとして戦えるように。ゲームの中で常に周囲の状況を捉えて頭を働かせ気を利かせる。同じ考えの元でサッカーをする。凄い当たり前のことだけど、そういうことを徹底して個々でやることによってチームでやるサッカーを取り戻す。現状のようなパッチワークなチームではもう限界だと改めて感じました。

とにかくコンディションが整わなかったとか相手が良かったとか言い訳しない、責任転嫁しない、とにかく受け止める。原因を曖昧にしてきて方針転換であやふやにしない。しっかりと突き止めて、改善するための施術をする。こうなってしまったことはとりあえずしょうがない、地道にやっていきましょう。それでもダメなら最高責任者が判断すればいいだけ。やれることをやらないと、ずるずるいくよ・・・。逃げてたらいつまでたっても良くならない。

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。

と言うことでこの辺で。テレビが壊れて見れないため、他の試合は又後日。もう寝る!

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勢いをこの手に@J1 第26節 Preview

異常なまでのムラっけで、プレビューもやりますよ。とりあえず3戦連続で無失点に抑えて守備から立て直しの気配が捉えはじめて、攻撃に置いても前節である程度の手応え(そんなに大それたものではないにしても)を感じられる出来だっただけに、今節こそ復調の手応えを結果に繋げて欲しい所です。で、首位決戦をああいう形で終えて、新幹線に乗ろうとしてたチャンピオンフラッグが新横浜でとまどってる感じです(まだこのネタ引っ張るのか・・・)とにかく、その辺も大まかに。

J.League Division1 第26節

10/1 15:00KickOff/Fマリノス vs トリニータ @ 日産スタジアム「瞬間、心重ねて」
F.Marinos         Trinita
   坂田  グラウ      マグノ  高松
      奥             吉田
ドゥトラ       隼磨 根本         梅田
   那須  マグロン   トゥーリオ エジミウソン
  河合 中澤 栗原    深谷 三木 福元
      榎達            西川

シャムスカが来てから快調に勝ち点を重ねているトリニータ。でもまず一言だけ。監督交代の刺激って、1ヶ月ぐらいで切れるもんですよ・・・ほら、パドンが来た時のヴェルディ思い出してご覧なさい、パヴェルが本格的に指揮を執り始めた楽天思い出してご覧なさい・・。

と言うことで脅しておいた所でまじめに。今週もマツがお休み(2週目)、他にもめぼしい情報は流れてこないので、前節の流れを汲んで同じメンバーになりそう(佑二が痛み止めを打ったらしいけど・・・ダメならエースケかな?)で、トリニータの方は特に出場停止はいなそうで、怪我人情報も伝わってこないので、安定してきた3-4-1-2(2-1?)での同じく前節から同じ流れの様子。

で、トリニータ(シャムスカ版)を見た印象としては、あんまり複雑なことはやっておらず、非常にシンプルで基本をしっかり抑えているという感じですね。前から一生懸命走ってプレスを掛ける(サボらない)、ボールの取り所は広く中盤をカバーするブラジル人ボランチコンビの所、奪ったらそこから早めにターゲットマン(高松)に当て、そこにサポートして仕掛けなり、サイドに展開なりしていく。DFに関しては粘り強く、カバーを意識しながらも、前への意識を失わないと言う感じかな。前任者が散らかしたままだった選手達の頭をクリアにし、そこから一つずつやることを選手達に意識させた。その辺のマネジメントが彼の一番の特筆されるべき要素かも知れませんね。選手達もそれを必死に、粘り強くやることで結果を出し、自信を深めてる様子で、かなり面倒臭い相手になっているのかなという感じです。

これだけ見ると凄い良さそうで、現状のマリと比べても勢い、モチベーションを合わせて考えると相当苦しい試合になりそうかなとも思ったり。でも付け入る隙はある。レッズ戦が非常に頭の中に強く残っていて、一つ嵌れば勝てる要素はあるのかなぁとも思います。

例)サイドで永井が抜け出した、ストッパーがアプローチに行くもののかわされ、センターの選手がカバーが同時に寄って、そのまま間髪入れずにスライディングで奪いに行ってかわされてしまった。

まあこのプレーを見て、最初「おいおい、頭悪いなー」と思ったのが本音です。実際せっかくカバーに行ったのに同じようなタイミングでタックルに行ってあっさりかわされて独走を許したわけですが、何のためのカバーなのか頭を抱えてしまいました・・・・。まあポジティブに捉えれば躊躇が無くて思い切りが良いのだけど、普通はディレイをして味方の選手の下がりを待つ、と言う選択が妥当なはず。このプレーであぶり出される要素としては、前に来る勢いを遵守しすぎて、危機管理という面では危うい部分もはらんでいるということ。まあもう整備されつつあることなんだけど、その辺をマリとしては逆手にとって得点のチャンスを作れればいいかなぁと思ったり。まあ岡ちゃんも味スタにスカウティングに行ったみたいだし、その辺はもしかしたら対策が練られているかも知れませんね。

で、肝心の自分たちのことですが、攻撃がレッズ戦から進歩しているのかどうか(毎回書いてる気がするよ・・・)そしてトリニータのチームでやってくる忠実なプレスに対して、どこまでボールを繋ぐことが出来るのかという所ですね。まあマグロンが入って又長いボールが減ったりとチームとして何を目指すのかぼやけてきている部分もあるのですが、ピッチで示されたものだけを見ればレッズ戦ではかなり沢山の楔のボールが入り、攻撃のスタートとなり得る要素の手応えはありました。まあレッズがかなりオープンで中盤での守備に置いては緩かったこと、そしてFWの動き出しのタイミングが良かったこともあって、沢山ボールが縦に入っていったことは否めませんが、それでも今までほとんどそういう形で組み立てられていなかったわけだから、進歩の跡は感じます。

ただ、前節より目の細かいプレスを掛けられてくるのではないかと言うことで、その中でレッズ戦のように前線にボールを繋いでいくことが出来るのかというのがまず一つ。前節久々にスタメンに名を連ね、ボールを引き出し繋ぐというレジスタっぽい役割をこなしたことが大きな要因となったわけですが(それだけじゃないにしても)、今節はよりボールホルダー、レシーバー共により徹底してプレスを前に掛けてくることが予想される中で、出し手と受け手の意識の高さが試されるのかなと。出し手の自信が失われれば、一つのパスに躊躇が伴い時間が掛かってしまうし、受け手の動きが伴わなければ狙い打ちされる。マリノスのポゼッションが失敗した理由の大きな一つと言うことを考えれば、これがいかに前に進んでいるのかと言うのが見えるのかも知れませんね。まあこういう手法を獲るかどうかはわかりませんけどね。

でも楔が入るだけでゴールが生まれる訳じゃないというのは前回書いた通り。その後、楔が入った後にどうするのか、FWのコンビネーションで崩すのか、OMFが絡んで崩すのか、サイドに展開していくのか、そういう部分の共通理解を高め、崩しにおいてのオートマティズムであり、アイデアの必要性があるのかなと思っています。ボールを繋ぐのはあくまでも過程であり、大事なのはここからですからね。明日に置いては、ここをオーガナイズ出来ているかいないのかが、ゴールのポイントだと思っています。まあそれが出来ていなかったら又偶然を祈るしかないわけですけど。

まあかなり現状ではマリを応援している人にはかなり我慢してきているだけにそろそろいいでしょ?先を見てもここで何とか勝ちの味を思い出して、次の試合に繋がるような形を見せて欲しいな。ということでおしまい。又長くなっちゃった_| ̄|○

と言うことでその他の試合。
10/1 15:00KickOff/レイソル vs 楽天 @日立「真剣勝負」

10/1 15:00KickOff/アルディージャ vs FC東京@駒場「復活祭?」

10/1 15:00KickOff/読売 vs ジュビロ@味スタ「悪夢を振り切って」

10/1 15:00KickOff/ふろん太 vs アルビ@等々力「代表の風を等々力に」

10/1 15:00KickOff/サンフレ vs グラ@ビッグアーチ「追撃の意志」

10/1 19:00KickOff/鹿島 vs ジェフ@カシマ「オシムは策を講じるか。」

10/2 15:00KickOff/エスパ vs ガンバ@日本平「100勝へ、優勝へ」

10/2 15:00KickOff/セレッソ vs レッズ@長居「全てをなぎ倒す意識」

と言うことで見所一杯は今週も続きますね。鹿島・ガンバ共に中盤の重要人物が出場停止、その中で結構きつい相手、後ろは追いかけてきてる、様々なものがのし掛かっている今節は直接対決とは又違った難しい試合になるのかなと感じたり。両チームとも非常に高い力を持っていますが、その力を発揮出来るか否かというのは非常に気になる所です。

で特に注目なのは鹿島-ジェフ。国立での第一戦は、ジェフの弱点を鹿島が見いだし付いた非常に面白いゲームでしたが、そういうゲームをした後でオシムたんがどのような策を講じるのか。勿論自分たちのサッカーに自信を持っているでしょうからそのままというのも充分考えられますが、作ったチームの穴を突かれるというのは監督にとっては痛いこと。その中でオシムたんが何か練っていても不思議ではないかなと。

後はセレッソレッズも楽しみ。まあとにかく優勝に向けては追いかけるチームも逃げるチームも負けられない。とにかくその辺の熱戦もチェックですね。と言うことで今日はここまでです。

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