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October 08, 2005

残る課題と新たな可能性@東欧遠征 vsラトビア Preview

マリに尽きっきりになっていたら、明日にはもう代表戦なのね。忘れてたわけじゃないけど、どうも代表モードには切り替わらない・・・。と言うことで現在日本代表はラトビア・リガにて練習しながら、明日のラトビア戦に向けて調整しているようです。って、いきなりシンジが怪我ですか・・・・、そうですか・・・_| ̄|○ということでプレビューです。相手のメンバー分からないけど。

10/8(Sat) 19:00KickOff/Latvia vs Japan @ Sconto Stadium
Japan             Sub
   高原  柳沢      大久保・鈴木
      中村        本山
  松井    中田英    村井・(小野)
中田浩  稲本  駒野   アレックス
  田中誠  茂庭      坪井・箕輪
      土肥        川口・楢崎

本当であれば、松井の所にはシンジが入って超久々の「黄金の中盤」が結成されたわけですが、シンジが右足首を負傷、とりあえずはラトビア戦の出場を見送り(ウクライナ戦は状態次第だけど欠場濃厚?)、代わりに松井が起用されそうです。松井は代表初先発、ジーコの期待値の高さが改めて伺えますな。DFラインは4枚となりそうですが、アレックス・坪井の合流がナビ杯で遅れたため、この試合では中田浩二が左サイドバック起用となる模様。誰もが望んでたテスト(僕はアンカーで見たかったけど、優先度としてこっちが先だもんね)となりそうで、守備の安定をもたらせるか注目です。又オールスター出場のために、今回は招集が見送られた宮本・中澤の代わりはマコと茂庭となるみたいです。

フルメンバーでないのは残念ですが、出場チャンスを得た選手達はプライオリティをひっくり返すチャンスとも言えなく無いですね。まあとりあえず相手がEUROで見た限りは、粘り強い守備を基盤に、前線のアタッカーの局面打開力に期待する形でのカウンター中心なチーム(てゆうかベルパコフスキスとパハースしか知らないんだよね、もう忘れちゃった 苦笑)でしたが、そういう意味ではどうなる試合となるでしょう?では簡単に見所を。

・チームとしてのメカニズムの確立で4失点の反省を。

実際、せっかく海外組ほぼ勢揃いの中で、オールスターの兼ね合いから中盤と(レギュラー)DFの連携を高めるということが出来ないのは、これから先の機会を考えると非常に勿体ないわけですが、その辺は実際しょうがないし、他の問題になりますので(代表のチーム作りとは又別のベクトルの問題、あんまり触れられないけどね。ただ考えなきゃいけないことです。上っ面を批判するならそういう問題を考えて欲しいなと思っちゃう)で、ただそれでもしなければならない事、出来る事というのは、沢山あります。

それはまず、ここまで4バックにおいて空いてしまうスペースに対してのケア、そして連動するボランチによる補完(カバーって感じかな)の問題です。前でプレッシャーが掛からず、巧く人数を掛けられてサイドを破られてしまったりするわけですが、その時にセンターバックがカバーに行くと、そのカバーがより危険な位置に穴となってしまう。現状のDFラインは一人一人の判断の誤りが高確率で失点に繋がり、ある意味では非常に柔軟度の低いディフェンスになってしまっています。

その解決方法としてはDFラインの横の関係で巧くずらしてポジションを埋めていくか、ボランチから最終ラインに降りてきて埋めると言うことが考えられるわけですが、まあどちらがいいと言うのはないです。両方を状況によって使い分けて巧く難所を乗り切ってほしいわけですが、メカニズムとして中盤の選手の意識で何とか出来る部分もあるのかなと。

明日の試合が4-3の守備ブロックなのか、4-2の守備ブロックなのか分かりませんが、中盤の守備に置いて大きな役割を担うのは稲本となりそうです。その稲本は前への推進力や積極的なアタック的DFが特性な訳ですが、明日の試合では出来ればスペースカバーに置いて重点を置いてもらえたらと思っています。そして横だけでなく、縦の関係でセンターバックがカバーに出て行った時に、センターバックのスペースを埋めるという意識を持ってプレーしてもらえればいいなと。オートマティックにやる必要はないと思いますが、状況を見、感じながら必要な時には最終ラインに入ると言う選択を常に意識することでバイタルエリアのケアにも繋がると思うし、守備の安定には繋がるかなと(その分前への意識は減退気味になるかも知れないけど、アンカーに置いてはあんまり前の意識が強すぎてもねぇ、前への意識は必要じゃないわけじゃないけど、プライオリティ的に)

で、後は中田浩二の左サイドバック起用に関しても守備に関しては期待です。右を破られた時、変則の3バック気味にポジジョンをずれることで、ある程度センターバックのカバーに躊躇がなくなったりと、より精神的に安心感を持ってプレーしてもらえたりする効果があればいいなと期待してますけどね。

とにかく守備の安定は必須項目、3バックで安定するのはセンターバックの自由度が効き、躊躇なくカバーに行けると言う要素が少なからずあると思います。それを4バックでするためには、周囲との補完関係をチームのメカニズムとして作ることでセンターバックの選手の背中を押して上げれれば安定はしてくると思うので。まあ本当なら監督の仕事なんですけど、その辺はねぇ。でもそれを選手達の自主性で何とかすることは無駄じゃない。より戦術的理解度は高まり、又選手としてレベルアップ出来るのではないでしょうか。

・才能の融合、シンジ松井の起用は何を生み出す?

と言うことで、本当ならこの項目はシンジが帰ってきたことで俊輔・ヒデ・シンジの共存の可能性、危険な要素等を考えようと思ってたのですが、まあこういう事になってしまったので。で、その代わりに松井が起用されるわけですが、多分これに従って3センターから(ダイヤモンドね)、2-2のボックスになりそうです(これは残念、3ボランチは可能性あると思ってたので)ただ、松井はフランス移籍から無駄なプレーをそぎ落とされ、非常にソリッドなプレーヤーとしてどんどん成長していると感じるだけに、他のプレーヤーとは違う特徴で、このチームに何をもたらすのかというのが注目なのかなと。

松井が変わったなぁと思うのは、非常にプレーがシンプルに、そしてクレバーな選手になったこと。チームが非常にコンパクト志向が強く、近い距離に選手がいることが多いというのはあるにしても、無駄がなくなった。中盤ではシンプルに速いタッチでボールを離して、ランニングを重視し、そしてアタッキング・サードに入った時点で自分の技術を発揮する。そういう意味では非常にモダンなプレーヤーに生まれ変わったかのようです。今シーズン、ゴールこそありませんが、左サイドのアタッカーとして沢山のゴールの起点となっていますし、彼の高い技術とアタッカー色の強いプレーは中心となっている俊輔やヒデとは又違う魅力を持っているのかなと。

ただ、このチームで活きるかどうかは未知数。彼自身Aマッチの数も少ないし、招集自体が03コンフェデ以来ということでコンビネーションに関してはほとんど0と言っても過言でもない。その中で自分のプレーが出せるかどうか、周囲が彼の特性を理解し、活きれる状況を作って上げられるかというのは気になる所です。特に中盤でのシンプルなプレーをするためには周囲のサポートというのは必須。ただ、そのためにはヒデや稲本がより前で彼のサポートに入っていかなければならないし、俊輔も近い位置でプレーする必要性が出てくるのかなと。俊輔もそうだけど開くプレーヤーが増えることでチームの攻撃が分散してしまうことは懸念ポイントなのかなとは思っています。

まあアタッキング・サードのプレーに関してはもう自分の良さを出してくれればいいので心配も何もしていません。彼が俊輔やヒデとどこまで絡み合えるのか、バイタルでのアイデアやボールテクニックというのは以前から特異な質を持っている選手なだけに(もうトリッキーという言葉がぴったり)、その辺の良さをお兄さん達が活かせていければ新たな魅力は出てくるのかなと感じていますけどね。

個人的に彼には途中から出た方が良かったかなと思ってますけどね。試合の流れを見て、自分がどんなプレーをしたらいいかというのを考えられる時間がありますからね。まあシンジも見たかったし・・・。まあとにかく才能同士のイメージ共有がどの程度進んでいるのか、アーティストの融合で又違う色を見たいなと。

と言うことでここまでなんですが、今回のヨーロッパ遠征もコンビネーションの構築はあるにしても、テスト的側面が大きい事は否めません。ただ、松井も大久保も才能的には一級品、そして日本の未来を担う選手の一人だと思うので、それは未来への投資という意味でもこういう経験を大事にして欲しいなと。まあ様々な可能性を広げるのは悪くないと思いますしね。テストマッチなので結果に関してはどうでもいいですが、目標や確認すべき事、そして修正すべき課題を意識してプレーして欲しいなと。とにかく一戦一戦を何となく消費しないで欲しいということでしょうか。まあ批判もあるでしょうが、代表に関しては何か少し見えてきたので、それは少し時間が空いた時にでも書いてみることにしますね(最近含ませてばっかりだな、てゆうか前に書いたこととかぶりそうだけど)と言うことでここまでです。

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