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September 15, 2005

静かで華やかな開幕@UCL 05-06 GroupLeague MatchDay1

いやぁ、凄い試合でしたね。もうリヨンのサッカーにメロメロです。今シーズンは出だしから良いチームが見れて幸せなもんですよ。もう一方の白い方はねぇ(にやにや)他にもミラン-フェネルバフチェで、ミランの強みというのを改めて感じられたり。うーん、深いね。では簡単に。あっ、一つだけ、予想のメンバー全く当たらなくてごめんなさい_| ̄|○もう今日プレビューなんてしないんだから(泣)

UEFA Champions League GroupLeague Matchday1
Group F Olympique Lyon 3-0 Real Madrid @ Stad Gerland
Lyon:21'J.Carew 26'Juninho.P 31'S.Wiltord

リヨンスタメン:GKクーペ、DFレベイエール、クリス、カサッパ、ベルトー、MFディアッラ、ティアゴ(→86'ペドレッティ)、ジュニーニョ・ベルナンブカーノ、FWヴィルトール(→80'ゴヴ)、カリュー(→72'フレッジ)、マルダ

レアルスタメン:GKカシージャス、DFM.サルガト、I.エルゲラ、S.ラモス、ロベカル、MFグラベセン(→62'グティ)、パブロ・ガルシア、ベッカム、ジュリオ・バプティスタ、FWロビーニョ、ラウール

レポートに関しては簡単に。序盤から非常に攻守の切り替えの速いゲームとなり、ゴール前での攻防が主となっていました。大敗したレアルでしたが、序盤はロビーニョの柔らかいテクニックに対してリヨンDFが苦戦したこともあり、それなりに互角の戦い、セットプレーなどのチャンスを考えればレアルが押し気味にゲームを進めてたと言っても過言ではないでしょう。ゴール正面、右サイドなど非常に良い位置からのFKのチャンスにベッカム、ロベカルが狙うがクーペの攻守もあり、得点を上げることが出来ない。そんな中徐々にチームとしての熟成度、また構成力の違いを見せつけ、レアルDF陣を崩す展開が増え始めると21分、同じ角度からのFKを壁に入ったサルガドが腕でブロックしたことで少し前進して20mぐらいの左側のFK、ジュニーニョ・ベルナンブカーノのキックは縦落ち系の鋭いボール、これにGKの前で本当に薄く擦った形でカリューが合わせ、カシージャスの手を弾いてゴールイン、あっさりと一発のセットで先制点を奪い取る。続いてラウールのアプローチでディアッラが倒されて得た30mぐらいの距離のFK、狙うにはちょっと遠いところでしたが又もジュニーニョ・ベルナンブカーノ!今度は無回転の強烈な低い弾道、これが壁の横をすり抜け、エルゲラとカリューをすり抜け、ブラインドとなって反応の遅れたカシージャスをすり抜けゴール!余りの美しさにもう脱帽モノのスーパーFKでした。しかしリヨンの猛攻はまだまだ終わらない。今度は右サイドからヴィルトールが深い位置で楔を受けると簡単に右サイドを駆け上がってきたレベイエールを使う、レベイエールはエンドラインまで切れ込みマイナスに折り返すと、レベイエールの縦突破に繋がるパスを出したヴィルトールがダイヤゴナルランでペナに入ってきておりドフリー、これをボレーで叩いてゴール!ダイナミズムの伴う良いゴールでした。さてこれで追い込まれたレアルは攻撃に出たいのですが、構成力不足が目立つ。効果的なのはロビーニョの個人技とベッカムのフィード(これもこの日はほぼ不発)位で効果的な組み立てが出てこず、リヨンの戻りが速くすぐに整備される4-3のブロックの周りをボールがぐるぐる回るだけ。ロビーニョ・ラウールの2トップは動き回るがため、バイタルエリアに人がいない状態だったりして、なかなか手詰まりの印象は拭えなかった。

後半、ビハインドを返そうと両サイドバックの積極的な姿勢がチームの背中を押すモノの、リヨンの整備されたブロックを崩すまでには至らずロベカルの強烈なシュートぐらいでなかなか得点の匂いがしてこない。ベンチを見てみれば豪華スターの顔はなく、唯一攻撃的な雰囲気を持ったグティ(グラベセンとの交代)も全く良いところなし。結局多数のシュートこそを打ったモノのゲームを動かすことは出来ず、リヨンに丸め込まれる形で3-0。現状での力の差、状態の差を感じさせるゲームは余りに残酷な結果をもたらしました。

と言うことでレアルは2年連続の開幕戦での見事なまでの大敗ですな(にやにや)去年のレバークーゼン戦よりはまともでしたが、それでもジダンがいない、ロナウドがいないと言うことでチームに全くなっていませんでした。苦しいレアルの解決策として、ルシェンブルゴ監督は中盤でグラベセン、パブロ・ガルシア、ベッカムと労働者を並べることで中盤のボール奪取から速い攻撃で前のアタッカーの能力を活かそうとしたのでしょうが、リヨンのスキルとイメージ共有が融合された完成度の高い構成力の前に完全に無力化、まあ人を並べて出来る程甘いモノでもないと言うことなんでしょう。
まあたられば禁物ですが、ジダンがいれば、ある程度ボールも収まってそこを基準に動き出すことも出来ただろうし、ロナウドがいればあんまりセンターエリアから動いたりしないから、その脅威を軸に動き回ることも可能だったのかなと。今日は攻撃に置いてはその基準点のなさが悪い方に出たのかなと。もともと、ギャラクティコ政策のレアルは個の能力に頼る部分も強く、そういう駒がいなければこういう事になり得るというのは見えていたのかも知れませんけどね。守備はザルだし。前半に先に獲っていれば?同じでしょ?ロベカルのシュートがポストに跳ね返って、その後をプッシュしたラウールのヘッドは決まったと思ったけどね。狙い過ぎかな。

で、逆にリヨンはそのタレントサッカーの前に、洗練されたメソッドと共有意識、そして個々の特徴を活かす形で華麗なサッカーを展開しました。思ったよりウリエが余計なことをしていないんだなぁと思って一安心。色々と見所はあったと思うのですが3点。

・小気味良いパス回しを可能にする中盤の選手のセンスとパスを繋ぐ意識の高さ。
・同じように切り替えと押し上げという高い意識が可能にする手厚いサポート。
・穴を見つけた時点で仕掛けられる躊躇のない自信。

ゴールとしてはセットが2発とゲームの流れとは又違いますが、レアルとの差を生み出したこの3点がリヨン快勝の原動力だったのかなと。変わった点と言えば、まずはカリューですが、それ以上に効果が出ていたのはティアゴ。まだ合流して1ヶ月も経っていないと思いますが、リヨンのスタイルに非常に馴染んでいて、チームの呼吸器として良く機能していました。派手なプレーこそ見せなかったものの忠実で又的確なサポートとパスセンスでチームの小気味良いパス回しの核となり、DFでもチェルスキー仕込みの意識の高さを発揮。中盤を支える選手として抜群の身体能力でダイナミズムの塊のようなエシアンとは又違う魅力を見せていたのかなと。このティアゴの加入でよりボールの周りは良くなったし、よりスキルフルなチームになっていた気はします。まあカウンター色が少し強まったとはいえ、バランス良くなったかな(以前の後ろからどっかんどっかんと美出すアグレッシブさは少し薄れた気がする。ディアッラもこの日は上がりが少なかった。まあリードしてたからだろうけど)。とにかくリヨンにはしっかりとしたバックボーンがあるし、バックアッパーも魅力的な選手が多いだけに(この日のベンチも豪華、フランス代表のスピードスターシドニー・ゴヴ(移籍でもめてるらしい)、フランスの未来を担うベン・アルファ、こっちもフランスの時期主力候補のレジスタブノワ・ペドレッティ、左・中をこなすDFモンソロやこないだ2ゴールな新星フレッジ(ニウマールたんがみたい・・・))この先も非常に楽しませてくれそうです。今度はベルナベウでレアルを泣かして下さいね(笑)ということでMatchday1屈指の好ゲームはここまで。

GroupF Olympiacos 1-3 Rosenborg @Georgios karaiskakis
Olympiacos:19'OG Rosenborg:42'Skjelbred 48'OG 90'+4'Storflor

GroupE AC Milan 3-1 Fenerbahce @ Stadio Giuseppe Meazza
Milan:18'&87'Kaka 89'Shevchenko Fenerbahce:63'pAlex

いやー、見事すぎ。そしてミランらしいゴールでもありましたね。試合としてはミランらしからぬPKを与えて同点となっちゃったけど、それを救ったのはカカ!シェバのパスを受けてから彼らしいスキルの高さで何人抜いたんだと言うぐらい突破して結局一人でGKとの1vs1まで持ち込み、思いきりのいいシュート、うーん痺れたよ。でも個人的には1点目のゴールの方が好きでした。まさにミランという感じのゴール、中盤の繋ぎからピルロが虚を突く華麗なヒールパス出たてに流す、既に前を向いて仕掛ける体制を整えていたカカがファーストタッチで外から右へシュートを打てるコースまで出し、そのイメージ通り強烈に振り抜いてニアを抜いた。技術的にも創造的にも素晴らしいこのゴールに見えたのはカカとピルロの信頼関係。現在のミランに置いてピルロとカカの縦のラインは攻撃においての生命線と言っていいラインだと思います(勿論ピルロはどんどん前にいる豪華なアタッカーにも長いパスを飛ばして一気に仕掛ける時もありますけどね)ゆったりとしたポゼッション、又はカウンター時に前を動く選手のコースを逃さないなど、卓越したパスセンスを持つピルロから生まれる速縦のリズム、そこを狙ってボランチの裏にポジショニングしてDFとMFを分断するカカ、ここが機能すれば前にいる世界屈指のスーパーアタッカーはゴールを獲ることだけに力を入れればいい。そういうチームの根幹を担う二人から生まれたゴールはミランにとってスタートを飾るには素晴らしいゴールだったのではないでしょうか。まあ勝負としてミランは抑えどころを抑えていたし(アネルカとトゥンジャイには苦労してたけど)、ゲームをコントロールして自分たちのゲームが出来ていたので勝つ可能性というのは限りなく高かったのかなと。それと2ゴールを挙げたカカの最前線への飛び出しに対して、ベスクじゃなくてフェネルバフチェのディフェンスがこのゲーム通じてほとんど対応出来ておらず、結構フリーとなるシーンも多かったので、その辺は勝負の伏線だったのかなと。まあミランが勝つというシナリオは出来上がっていたという感じな試合でした。ドキドキはしましたけどね。

GroupE PSV 1-0 Shalke04 @Philips
PSV:33'Vennegoor

GroupG Real Betis 1-2 Liverpool @ Estadio Manuel Ruiz de Lopera
Betis:51'A.Arzu Liverpool:2'S.Pongolle 14'L.Garcia

ベティスのUCL初チャレンジは苦しいモノになってしまいましたね。

ロペーラ会長もいつも通り祈りを捧げたりしているものの、やはり初チャレンジの緊張感は取り去れなかった。そんな形で始まったゲームは序盤15分間が勝負を決めたのかなぁと思ったり。
出会い頭にDFラインのキャラガーのロングフィードから、シナマ・ポンゴルがうまく手を使ってファニートに競らせず、そのこぼれをループ、シナマが巧かったとはいえ出鼻を挫かれたようなゲームの入り方になってしまった。その後ベティスは左からの展開でエアポケットのようにフリーになったフェルナンドが1vs1となったモノのカバーに入られたこともあってまともなシュートを飛ばせず、そうこうしているうちに、ベニテスらしい浅いラインとコンパクトをまさに体現した4-4のブロックに押し込められて崩しのキーであるホアキンがボールを触れない状態にされてしまった。そして14分、左サイドで下がりながら受けたクラウチからゼンデンへ通されると、その流れのままタイミングの早い突破、速いテンポでそのまま中に入れられ、それを中に入っていたルイス・ガルシアにDFの前でプッシュされて失点。何かリバポの経験がベティスを凌駕したというのは言い過ぎでしょうが、それなりの緊張感の中ゲームに慎重に入りたかったのに、その虚を突かれるよう形で失点を重ねてしまったというのは思った以上に痛かったですね。

後半開始からファニートを下げてシスコ(これまたバレンシア)が入り、この交代で右にホアキン、左にシスコという形が整うと、これでようやくピッチの幅をめいっぱい使うベティスのカラーが出はじめて攻める体制が整い、それに伴いリズムも良くなった感がありました。そして51分、ダニから中に切れ込むような形からなでるような緩いスルーパス、これがキャラガーのカバーをすり抜けるように通り、ダイヤゴナルに走り込んだアルスが落ち着いてレイナとの1vs1を制して(股抜き!)一点返す。
まあここでグワーッと反撃したいところでしたが、そこは一応去年優勝チーム、しっかりと締められてしまい、結局2-1。難しい試合でしたが、ホームで痛い黒星を喫してしまいました。

まあこの試合は先に書いた通り、ベティスが落ち着いて普段のサッカーを取り戻す間に勝負を決めたリバポの戦略勝ちと言ったところ。ただリバポにもディフェンディングチャンピオンとして、そしてマヌエル・ルイス・デ・ロペーラのプレミアシップには無いベティコ達が醸し出す雰囲気など、緊張というかプレッシャーの掛かるポイントはあったと思います。しかしその中で元々スペインで抜群の手腕を振るったベニテスの心理マネージメントなど、思慮深さがあったのかなと。スタメンを見ても分かる通り大黒柱スティーブン・ジェラードを外してでもなるべくこのスタジアムを知る選手で構成され(中盤は右はスペイン代表でバルサなルイス・ガルシア、センターはバレンシアから移籍してきたシッソコ、そしてスペイン代表でソシエダなシャビ・アロンソ、左はバルサ在籍経験のあるゼンデンと全てがリーガでやってきた選手、それだけでは飽きたらずGKにはレイナ、右サイドバックにはホセミとまさに"リーガプール"となって)、スタジアム、雰囲気に順応させる施術があったこと、そしてその施術は非常に効果があったと言えるモノでした。

ベティスにも何かそういうものがあれば違ったのでしょうが、経験ばかりにはどうにもならないし、仕方なかったかなと。まあそうは言ってもこの敗戦はこの先決勝トーナメントに進むためには非常に痛い。チェルスキーはその堅さ故グループリーグで躓く可能性というのは正直考えにくい。そうなると直接的なライバルは今日対戦したリバポ、それにホームで負けたという事実はかなり大きいのかなと。でもせっかく出たんだから、この後UCLに順応して頑張って欲しいところ。

GroupG Chelsea 1-0 Anderlecht @ Stanford Bridge
Chelsea:19'F.Lampard

GroupH Artmedia 0-1 Inter @ Tehelne Pole
Inter:17'F.Cruz

GroupH Glasgow Rangers 3-2 FC Porto @ Ibrox
Rangers:35'P.Lovenkrandz 59'D.Prso 85'S.Kyrgiakos Porto:45'&71'Pepe

と言うことで一日目は基本的には波乱はありませんでしたね。一番上も順当です。歴史的にアップセットと言われるだけで。まあでもいきなりリヨンが楽しみだったり、ミランが強かったりと、今年も面白そうだなぁと感じるモノでしたよ。とにかく今日も寝不足必死。今日は何見ようかなぁ・・・と言うことで今日はここまでです。

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