« 基本に忠実に、やるべき事をしっかりと@J1 第22節 Preview | Main | 丁々発止の赤対決@J1 第22節 Part2 »

September 04, 2005

Re:Start@J1 第22節

スタジアムに入って、ジュニアユースの前座試合を眺めてマリの将来に不安がないことを感じてニヤニヤして(追浜の選手はみんなうまかったねぇ、プレーが既におしゃれ、横須賀の選手も頑張ってたし)、ビッグフラッグのお披露目と世代交代式を見て、アジアの歌を歌って雰囲気が高まって、前半に(久々に流れの中から、しかも最近元気の無かった隼磨のアシストから)先制点が生まれて、こりゃ追加点取れれば勝てんな、グランパスは優しさで出来てんなと思ったわけですよ。でも、結果としては棚ぼた的な引き分け。流れの悪い時の典型と言った感じの試合でした。でも結果に拘って、とにかく負けなかったこと、それは本当に良かった。これでようやく(雰囲気的な)下げは止まったはずでリスタートが切れるところまでは持ってこれたかなと。とりあえず、良かった。

J.League Division1 第22節

Fマリノス 2-2 グランパス @日産スタジアム「Re:Start」
F.Marinos:23'グラウ 89'山瀬功治 Grampus:46'&84'ルイゾン

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中澤佑二、松田直樹、河合竜二、MF上野良治、那須大亮、田中隼磨、ドゥトラ、大橋正博(→85'山瀬功治"祝・移籍後初ゴール")、FWグラウ"祝・初ゴール"(→76'坂田大輔)、大島秀夫
グランパススタメン:GK楢崎正剛、DF山口慶(→46'ルイゾン"空気嫁")、増川隆洋、古賀正紘合わせ技退場、角田誠、MF吉村圭二、クライトン、中村直志(→46'藤田俊哉)、渡辺圭二(→73'秋田豊)、FW杉本恵太、豊田陽平

序盤から主導権こそ持ちながらも、なかなか攻め手が見つからず攻撃構築に苦しむFマリノスは大島の頭をターゲットに長いボールを中心に攻撃を組み立てる。相変わらず中盤で繋げない引き出せないサイドへの責任回避と拙さは見えるのですが、アタッキングエリアに入ればスムーズとは言わないまでも、それなりにシュートチャンスを生み出したりと悪さだけが見える展開でもありませんでした。大島の溜めからDFの間を突く大橋のミドルシュート、CKからの那須のヘッド、バイタルで持った上野のループパスから大島がボレー、もう一個大島がCKから頭一個抜け出すような形でヘッド(ポスト直撃)などゴールに近づく。そろそろ決めたいとスタジアムの雰囲気が高まり始めた23分、右サイドでの攻撃からゴールが生まれる。右サイドに展開されて受けた隼磨が大橋とのパス交換でペナエンドライン際まで切れ込むとマイナスに折り返し、中央で反応したのがグラウ、浮かすような形(意図的にタイミングを外したループなのかミスキックなのか分からないけど)で楢崎の裏をかいてゴールに収まった!先制!隼磨の久々に見せた躍動感溢れる突破とグラウらしいポジショニングセンスの光る良い攻撃でした。その後も多少中盤で人を捕まえきれずにドタバタすること以外はある程度DFは安定、サイドのスペースをつけねらう杉本、中央で何とかしようとしているトヨタの豊田と言うフレッシュな2トップをしっかりと丸め込む。そうなると欲しいのは追加点でしたが、狙って良い形を作れないのが現状のFマリノス、気の利かない選手が多く(多分一番気が利くのはマツかも知れない)サポートに対しての意識、ボールを引き出す意識が希薄でなかなかボールが前に出て行かない。結局大島の競り合いか高く張り出したドゥトラや隼磨を狙うロングボールに終始。ロングボールで偶発的にチャンスを得る以外に攻撃の手はずが掴めない。バックパスも多くDFラインでボールが回る時間も増え始めて良いリズムの時間帯を無為に使ってしまった。結局前半は1-0で折り返し。

後半に入る所で余りうまくいってなかったグランパスは2枚替え、山口慶に代えてルイゾン、中村直志に変わって藤田が入る。そしてこの交代が早速効力を発揮。ルイゾンが入ったことで高い位置での楔が収まるようになって、それに伴い攻撃にダイナミズムが付随、又藤田の存在がパス回しにスムーズさをもたらす。開始早々左サイドを崩されると、杉本のグラウンダーのクロスに対してルイゾンがニアで反応、一度目は達也が止めたモノのそのリフレクションを詰められてあっさりと同点となってしまう。何がどうなったのか整理の付かないうちにやられてしまったというのが素直なところですが(システムがどうなってたのかさえ確認出来ずマークを確認する時間もなく、勿論初対戦のルイゾンの特徴を掴む間もなかった)、この失点は思った以上に痛かった。これで完全にリズムを捉えたグランパスは攻勢、コンパクトフィールドを崩さず押し上げが効く形を保ち、先ほど書いたような形が嵌り始めて、マリノスとしてはその攻撃に対応するので精一杯になってしまう。その後、マリノスも持ち直して一進一退の攻防、表裏一体のようなトランジッションゲームとなり、大きく空くスペースをどちらがうまく使うかといった形でしゲームが推移しましたが、結局その中で2点目を奪ったのはグランパスでした。マリノスのカウンターからFWにボールが入ったモノの周囲の選手が慎重になったのかフリーランニングが付随せずに中途半端な形で潰されて返す刀でカウンター、ドゥトラが上がった後のスペースを突かれ、又も杉本からのグラウンダーのクロス、結局中を抜けて大外までボールが流れるとそこにルイゾン、_| ̄|○。この後何とか同点に追いつくために猛攻に出ようと、仕事の出来なかった大橋から山瀬、そしてマツが前線に上がってと攻める体制を作るが、逆にグランパスのアプローチに攻撃に出れず、逆にミスが出たりと何か状態の悪さを表すような象徴的な状態に。しかし、それでもロスタイム4分の中でFK、その競り合いの中で古賀が佑二のシャツを引っ張ったと言うことで、この試合通じて曖昧で不安定なジャッジをしていた家本主審がPKの判定、古賀は2枚目のイエローで退場(まあその前にグラウへのバックチャージがカードだと思うからもっと早く退場だったと思うけどね)、この判定に対して一悶着あり、カードが飛び交う等場内騒然、キッカーにとっては時間も空いてプレッシャーの強く掛かるPKとなりましたが、これを山瀬が読まれながらも強烈に、そして冷静に沈めて同点。この後ようやく猛攻らしい形を作ってマツがエリア内で仕掛けたりというシーンもありましたが結局ドローで終了。とにもかくにも引き分けで連敗をストップさせました。

スタジアムの雰囲気が良かったこともあって、勝って欲しかったというのが本音ですが(あの雰囲気に応えて欲しかった)、現実的にこれが限界と言う部分でもあったのかなと。良い流れを捉えながらも自らでは良い形を作り出せず偶発的なロングボールに攻撃構築を頼るしかない攻撃(偶発的と言っていいのか分かりません。狙っていると言えば狙っているし、チームとして共通の理解もある。しかもマツのフィードも素晴らしいし、チームとしてもダイナミズムとサポートのスイッチが入る)、3バックの能力は高くてもサイドに空くスペースケアや大外へのケアなど不安点の残る守備、溜息の漏れるような試合しかできないのですから、なかなか勝ちを引き寄せられないというのも真理かも知れませんね。ただ、苦しい状態の中でしっかりと戦って、しかも(不可解な判定が絡んだとはいえ)ビハインドをはね返してドローに持ち込んだという経過等を考えても、自信回復の一筋の光だと思います。上を向ける結果であるのかなと(内容は別)

そう、一つだけ気になったところを。この試合では試合中の采配面に疑問。坂田とジロー入れて欲しかった(坂田に関しては遅い、それと条件として大島も残す)グラは後半かなり高いラインを敷いてきていて、しかも3バックに変えてきていた。トランジッションゲームになってカウンターでの攻撃が増えていた事もあって、裏を結構狙えるシーンが多かったけど、そこでランニング出来るような選手がおらず、カウンターのシーンでスペースに出て行く選手が全くいなかった事を考えたら、もっと坂田の投入は早くても良かったし、ジローを入れてかき回していれば展開は変わったのかなと思わなくもなかったです。まあ大橋がグラウ・大島にもっと手厚いサポート出来ていたのならまだしも、前が開いても裏に抜けるようなランニングが出てこなかったりと、消極的と言う感じで中途半端に攻撃が終わってしまっていたことを考えたら、例え前後分断になったとしても前に走れる選手を置いても良かったのかなと。まあ後出しじゃんけんですけどね。

まあとりあえずリスタートを獲れるような体制は整ったとはいえ、この引き分けに浮かれることなく、今度はしっかりと中身の方を修正しないとね。岡ちゃんが言うには、この結果がフラットな状態に戻る特効薬となり、ようやく修正できるような時間的状況と精神状態が整ったと言うこと。まあそうしてくれればいいのですが、それが出来なければ又深く暗い迷路に引きずり混まれる可能性は十分にあると思いますから。次節は楽天戦、アキの前で情けないサッカーは許されないと思いますし、ましてや負けたら又このムードは吹っ飛んでしまう。とにかくまだまだ下を向いていた矢印が上を向いただけで、状態としては上がっちゃいないし、良くない。時間は必要だと思いますけど、せっかく掴んだ上昇の気配を逃さないためにも次節は何とか勝ちたいですね。

と言うことでその他の試合。後で鹿島-レッズはレポートするつもり(気が向いたら)
鹿島 2-2 レッズ@カシマ「熱い試合、熱い展開、熱くなるなジョージ」
Antlers:17'小笠原満男 27'アレックス・ミネイロ Reds:77'田中達也 86'ロブソン・ポンテ

サンフレ 1-1 ジェフ@ビッグアーチ「まさに痛み分け」
Sanfrecce:46'ガウボン Jef:74'山岸智

アルディージャ 1-4 アルビ@埼玉「大きな穴、突ける力」
Ardija:59'藤本主税 Albirex:37'菊地直哉 54'アンデルソン・リマ 84'エジミウソン 87'ファビーニョ

読売 0-1 ガンバ@味スタ「首位導く、エースの仕事」
Gamba:77'アラウージョ"優勝を花道に"

レイソル 4-2 FC東京@柏の葉「融合の成果、実りの季節」
Reysol:14'&26'レイナウド 45'&55'玉田圭司"意地のバースデー" FC:1'ササ・サルセード 74'阿部吉朗"帰還"

エスパ 3-2 ふろん太@日本平「全ての力の結集」
S-Pulse:29'マルキーニョス"助っ人" 82'杉山浩太"祝・復帰" 88'高木和道 Frontale:22'ジュニーニョ 55'我那覇和樹"こちらも復帰弾"

トリ 1-2 ジュビロ@ビッグスワン「抜け出せないぬかるみの中で」
Trinita:30'高松大樹 Jubilo:34'前田遼一 89'金珍圭

セレッソ 2-1 楽天@長居「積み上げたモノの厚さ」
Cerezo:59'古橋達弥 75'ファビーニョ Vissel:48'菅原智

と言うことで後で追記予定の赤マッチやら、ガンバ等首位の方は置いておいて(単独にするかも?)、苦しんできたレイソルが我慢の時期を越えて実りの時期かな?レイナウドがようやくフィット、自らの2ゴールも見事だったけど、3点目(玉ちゃんの1点目)のアシストは痺れた。玉ちゃんのポジショニングも勿論良かったんだけど、ズバッと抜けて、今度は一転タイミングをずらす形で溜めてと、緩急でFC東京DF陣を翻弄、名門PSG在籍の力を見せてくれましたね。玉ちゃんも久々の2ゴール、代表で色々言われてるけど、元々の力を考えたらきっちり出来る子(田中達也も出来る子だけどね)、才能は凄いモノがあると思うし。頼り甲斐のあるパートナーが出来たことで玉ちゃんもエンジン掛かってくるんじゃないかな?フランサがフィットしてきたら、本当に怖いことになりそうだ。ササのゴールも凄かったね。

後は首位決戦の中に組み込まれたヴェルディ、戸田の出場停止で又守備の組み替えを強いられたけど、よく踏ん張ってガンバ相手に1失点(しかもミス絡み、崩された訳じゃない)戸川・林・米山が粘り強くやっていたことを見ても、守備の意識が根づいてきた証明なのかもなぁと。ここまで良かった攻撃がこの日はイマイチだったけど、それは前節まで良かったし、反撃体制整ったりってかんじなのかも知れませんね。まあキーちゃんも言ってたけど、監督交代の効果がまだポジティブに出ている部分もあると思うので、1ヶ月後にどうなっているのかはまだ分からないけど、基盤を着々と作っていること、守備に対しての粘り強い意識を持たせる等の意識改革を考えたら、それだけではないというのを感じさせるものだったのかなと。

と言うことで終盤に向かってチームが変わってくる時期なのかもなぁと思ったりして、ちょっとで遅れてるなと思ってびびってる自分がいたり。まあ降格はないでしょ・・・・・多分。まあこれからしっかりと現実を見つめながら、みていこうと思います、はい。では今日はここまでっす(後で追記するかも←しつこい)

|

« 基本に忠実に、やるべき事をしっかりと@J1 第22節 Preview | Main | 丁々発止の赤対決@J1 第22節 Part2 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/5785214

Listed below are links to weblogs that reference Re:Start@J1 第22節:

« 基本に忠実に、やるべき事をしっかりと@J1 第22節 Preview | Main | 丁々発止の赤対決@J1 第22節 Part2 »