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September 30, 2005

Premiership quality @UCL 05-06 GroupLeague Matchday2

と言うことで遅れましたが、UCLのレポートです。プレミアシップのリアリズム化に喧々囂々な議論がされている昨今、そんな権化の2チームの試合を見たりして、色々と考えを巡らせたりしてました。まあだからといって結論はないわけですが、ただ言えることはベンゲルもモウリーニョもラファ(ベニテス)もプレミアシップでは勿体ない。プレミアシップでやる理由としてはきっと他リーグより豊富な資金で自分の好きな選手をある程度取れること、そして自分の給料が他のリーグより良いこと位な気がしてならない。他のリーグでより腕を振るう所が見てみたい。そんな風に思ったり。まあいいや。

UEFA ChampionsLeague 2005-2006 GroupLeague MatchDay2
GroupG Liverpool 0-0 Chelsea @ An Field

リバポスタメン:GKレイナ、DFトラオレ、キャラガー、ヒーピア、フィナン、MFシャビ・アロンソ、ハマン、ジェラード、ルイス・ガルシア、FWシセ、クラウチ

チェルスキースタメン:GKツェフ、DFパウロ・フェレイラ、リカルド・カルバーリョ、ジョン・テリー、ギャラス、MFマケレレ、ランパード、エシアン、FWダフ、ロッベン、ドログバ

試合展開に関しては両チームとも狙いとしては似ている部分があり、ボール奪取からの早い切り替えでカウンターを狙いたいのだけど、両チームとも過度のリスクを掛けず、あまりバランスが崩れないために拮抗した展開に。中盤での激しいプレスとコンタクトを中心に試合が展開され、その中で度々訪れるアタッカーとDFの1vs1のシーンで上回った時にチャンスが生まれる形でしたが、オフェンス側が上回ることは非常に少なく(ロッベンが一度ヒーピアをかわしてシュートに持ち込んだぐらい、後はシナマ・ポンゴルが右サイドエンドライン際でランパードのチャージから抜けたシーンぐらいかな?)それだけ質の高くほとんど集中力もキレなったDFが目立った。

後半に入り、アンフィールドの声に後押しされる形で、リバポがポゼッションを握るものの、勢いと高さに頼る変化に乏しい攻撃では崩しきれない。ただチェルスキーも出来が良くなく、高いボール奪取力から連動する形で前線のポジショニングの良さを活かした高速カウンター、ドログバに打ち付ける楔からの攻撃などほとんどの攻撃パターンを封じられ沈黙。結局極端に決定機の少ないリアルマッチはスコアレスドローに終わった。

まあ試合としては退屈なものだったのかなと。どちらも非常にハイレベルな組織と個を有し、それが拮抗したことでこういう形になったのでしょうが、得てして狙いが同じで、守備に重心のあるチーム同士が戦えば、こういうものなのかも知れませんね。バランスを崩すことを極端に嫌がり、その中でバランスを崩さざるを得ない試合展開(スコアが動いたり、退場者が出たり)になっていかなかった。まあそれはそれだけ相手の鋭さを警戒した結果でもあるし、戦力的に個々の能力の差は同じピッチに立つと明らかに差の出るようなポイントがなかったと言うこともあるのかなと。そしてこの試合の意味・スコアレスの状態でこの試合がリスクを掛けなければならない状況でもなかった。まあそんな理由を考えたら妥当な結果なのかなと感じます。

ただ、これだけ質の高い監督が率いるチーム同士の対決としては少々寂しいものだったというのも素直な感想。同じような志向性を持っていたからとはいえ、どちらもプレミアシップ志向のチームで、戦術的な要素というのは薄れている。まあそれが悪い訳じゃないけど、それによってより局面での個の対決というのに集約され、そういう背景が実効的要素を強め、変化の出せる選手を置く余裕がチームの中になくなってきているのではないかという感じがしました。

実際プレミアシップで勝つために、何よりも求められるのは実行力(ボールを奪う力、走る力、蹴る力、1vs1に勝つ力などなど)。元々ディティールではなく、激しいぶつかり合いや中盤のない縦志向の強いサッカーをしているリーグだから、そういう志向を強くなることは否めない。ましてや明晰な頭脳を持つ監督がそういう風に結論づけても仕方ないのかなと。結局局面での1vs1に勝つことに全ての勝負が集約される中で、一番大事なのは個の質を保つこと(高めること)、次に相手に1vs1を作らせない(スペースを与えない)組織を作ること、そして最後に組織として速い攻撃を作り相手との1vs1のシーンを逆に作ること。そんな感じがしました。

ただそう見るとヨーロッパ屈指の名監督であるジョゼ・モウリーニョ(ポルトでリーグ・UCL制覇、プレミアでリーグ制覇)、ラファエル・ベニテス(バレンシアでリーグ制覇・UCL準優勝、UEFA優勝、リバプールでUCL制覇)、アーセン・ベンゲル(プレミアで無敗優勝達成)などが手腕を振るう場所としては少々物足りないと言う感じがしなくもない。

この場所で最大限の力というかその手腕を発揮して、モダンで質の高いチームを作った所で、ヨーロッパでは認められたとしても、スタンダードとしてのプレミアシップに合うかどうかはわからない。それならプレミアシップに基準を合わせて、ディティールを削り、実行力の高いチームを作る方向性を打ち出したとしても決して不思議じゃない(ベンゲルは意地でスペクタクル志向を追求してるけど。格好いいよ)

そして実際二人の名将は共にそういう方向性に舵を切ろうとしている。モウリーニョはテクニシャンのチアゴ・メンデスを切り、ミカエル・エシアンを据えたことでより実行志向、トランジッション色が強めて、プレミアでより勝てる確立を高めた。ベニテスはまだ分からないけど、クラウチを使ったりとやっぱり実効的要素を求める傾向は明らかに強くなって(元々電柱好きだけど、電柱ではベニテスのモダンなサッカーが機能しないのはカリューでわかっているはず。高いのがベターだけど、より機動力があり、技術のある選手じゃないとCFWはこなせない。カリューが機能しなくてミスタがピチーチを獲ったのはその典型)、バレンシアで見せたコンパクトフィールドからのプレス&カウンターサッカーを目指してるとは思えない。まあ理解は出来るけど、こういう素晴らしい腕の持ち主がこういうサッカーを作るのはこの舞台がさせてしまっていると言えなく無いかな・・・。

で、昨今議論が続いているプレミアシップがより現実主義になりつつあることに対しての個人的見解。試合がつまらないのはもともと単調なサッカーをしてたからで、そこに考えられる監督が来て、対応策を講じられあっさりと封じられたことで限界を見ただけなのではないかと。元々のプレミアシップなサッカーをエンターテイメントだ、アグレッシブだと持ち上げていたわけですが、それは端に非常に待遇が良く、他のリーグの資金力の低下も相まって優秀な選手が集まっているだけで、その個を抑えられたら質が低下したのは地が出たからで当然の帰結。プレミアシップはプロレス的考えで相手の技を受けきり、出し切るサッカーをベターとしているからこそ、黒船来襲じゃないけど相手の良さを消すサッカーに過剰反応するのかなと。まあ責任転嫁も甚だしいって感じです。

ん?ちょっとレポートじゃないね、これ。まあいいか、たまにはね。まあ今週末にもこのカードがあるわけですが、そっちでどうなるのかを注目したい所です。モウリーニョの采配ミス?うーん、まあたまにはそんなこともあるんじゃない?クレスポの左ウイング萌え。

GroupG Anderlecht 0-1 Real Betis @ Constant Vanden Stock
Betis:69'R.Oliveira

GroupB Ajax 1-2 Arsenal @ Amsterdam Arena
Ajax:70'M.Rosenberg Arsenal:2'F.Ljungberg 69'pR.Pires

アヤックススタメン:GKフォンク、DFN.デ・ヨング、エマヌエルソン、グリゲラ、フェルメーレン、MFガラセク、リンデンベルフ、ピーナール、FWバッベル、ブハリ、ハリステアス

アーセナルスタメン:GKアルムニア、DFローレン、キャンベル、トゥーレ、As.コール、MFフレブ、フラミニ、セスク、ピレス、FWリュングベリ、レジェス

メンタルゲーム[アヤックス-アーセナルゲームレポート](僕の読書記録)

やっぱり書き直すのが面倒なのでリンク辿って?勝負を分けたポイントだけ。

アヤックスは、スナイデル、ロサレス、マクスウェル、ヘイティンガ、マドゥロ、トラベルシ。アーセナルはアンリ、ジウベルト・シウバ、ベルカンプ、ファン・ペルシー(出場停止)。両チームとも主力の多くを欠く状況。その中でこの故障者の後に控える選手達の質というのが勝負を分けたのかなと。

アヤックスはこれだけスタメンの選手に欠員が出てしまうと、余り厚くない選手層では質を保てなかった。バックアップの選手達が実際に質が低いというわけではないとは思うのだけど、メンタルタフネスという点では明らかに差があり、余りに早すぎる先制点の後、精神的なショックを抜け出せずに拙いミスを連発し、自滅の様な状況になってしまった。

逆にアーセナルとしては、彼ららしいスペクタクルなパスサッカーこそ影を潜めたものの、何とか1戦級の選手達をスタメンに並べることが可能で、個の質を保つことが出来た。特に先制点を挙げたこの日トップ起用のリュングベリ、両サイドに入ったフレブ、ピレスの存在は大きく、相手を混乱に陥れた先制点、その後の両サイドの非常に特徴の出るアタックでアヤックスとの役者の違いをまざまざと示したような働きでした。

で、この試合で考えさせられたのは、メンタルコンディションの重要性。アヤックスは自分たちのプレーを出せれば、個で劣っていたとしてもこのアレナならアーセナルを倒すことは可能だったと思う。それは後半、追撃となるローゼンベリのプッシュの後にチームが吹っ切れ、真の姿を見せた時、アーセナルを追い込んでいった時の質の高さを見ても不可能なことではないのを証明していたと思う。ただ、それが前半のうちから出来なかったのは、そのメンタルコンディションが先制点により荒れてしまい、自信を失って自分たちのプレーをすることが出来なかった。多分主力選手達ならここまでパニックに陥ることはなかった事を考えたら、こういうメンバーで望んだ不運だったのかも知れませんね。

まあ両チームの特徴を見ると非常に噛み合いそうなので、2戦目(Matchday5かな?ハイバリー)は非常に楽しみ、両チームとも良い状態で試合を望んでくれると良いなと。

FC Thun 1-0 Sparta Praha @ Stade de Suisse
Thun:89'S.Hodzic

GroupE
Schalke 04 2-2 AC Milan @ Arena Aufschalke
Schalke:3'S.Larsen 70'H.Altintop Milan:1'C.Seedolf 59'A.Shevchenko

Fenerbahce 3-0 PSV Eindhoven @Sukru Sracoglu
Fenerbache:40'p&68'Alex 90'S.Appiah

ミランの試合は凄いゴールの連発でしたね。ミドルシュートの威力、これまさにって感じ。何かシュートレンジが違うという感じで、この辺はやっぱりまだまだ追いつけないなぁと感じちゃうぐらい凄かった。ハミト・アルティントップ久々。

ただミランの3バックってどうなのさ?ゾーンで守ってるのに被ったりして危うかったり、妙にラインが下がっちゃうと、以前の様な攻撃に映る時のスムーズさを失ったりと、イマイチになってきた感じがしなくもないかなと。まあディフェンスラインが老朽化してきて、その分を数で補おうとしているしているのだろうけど、元々安定志向のポゼッションが核のチームなのだから、そういう意味では以前の4-3-1-2の方が良い気もする。まあ僕がミランの4-3-1-2の機能性に惚れてるだけなのかも知れないけど(だから色眼鏡)

まあどっちにしてもミランは普通に抜けるとして、その後の争いは激戦必死。シャルケを破ったPSVがフェネホール・オフ・ヘッセリンクが退場で完敗だわと混戦状態に拍車を掛けた。この後PSVはミランとの連戦だし、この負けは結構痛いかも?シャルケもフェネルバフチェも同様に爆発すれば高い攻撃力、そしてホームでの強さというものを感じさせただけに、ヒディングピーンチ。

GroupC
Barcelona 4-1 Udinese @ Camp Nou
Barca:13'&32'&90'pRonaldinho 41'Deco
Udinese:24'Felipe

Panathinaikos 2-1 Werder Bremen @
Pan:6'pE.Gonzales 8'V.Mantzios Bremen:41'M.Klose

バルサ快勝、サンバスター(ロナウジーニョ)ハット。どうにもならんね。ああなっては抑えようがない、世界最高のスーパーアタッカーだもん。やられた方も本望でしょ?

しかし、良いサッカーするわ、守備もしっかりとは言わないまでもリスクマネジメントが取れているし、切り替えの意識も持っていてカウンターも上手だし、セットプレーヤーも沢山いる(ロナウジーニョの速いスライダーなキック、デコの縦落ちのキックがゴールになったけど、その他にもマルケス、シャビもいるからね。ファン・ボメルも速くて凄いキック蹴るけど、これじゃ蹴れないだろうな・・・)、点を獲るには困らないという感じ。まあ相手も研究してきているから苦戦している部分もシーズン当初はかいま見れたけど(エトーが外しまくったとか言わない)、それ以上にもの凄い幅広げてる。まあ今年も凄いもの見せてくれそうだなという感じですよ(優勝するとは思ってないけど)

で、メッシ良かったね!もうなんかメロメロなんですけど。本当に一試合一試合キレがましてるような感じで、ウディネの守備も個としてみたらしっかりしてる方だと思うのだけど、いとも簡単に切り裂いていくし、相変わらず受ける動きも良い。リーグも出れるようになるし、バルサの新たなオプションとして凄い興味深い存在になりそう(ジュリのオフ・ザ・ボールを活かしたプレーとは又特徴が違うからね)メッシ、凄いよ、メッシ。

ウディネは、とりあえずイアクインタとケンカするなよ・・・。勿体ない。どうせ出て行かれるんだから、使い倒すしかないじゃん。ファーバは移籍しちゃったの?

ブレーメン負けたの?にやにや(ブレーメンが嫌いです)

後は結果だけ。質の高いサッカーをする中堅クラブ、楽しい。
GroupA
Juventus 3-0 Rapid Wien @ Stadio Delle Alpi
Juventus:27'D.Trezeguet 82'A.Mutu 85'Z.Ibrahimovic

Bayern Muchen 1-0 Club Brugge @ Muchen Arena
bayern:32'M.Demichelis

GroupD
Manchester United 2-1 Benfica @ "S"old Trafford
Man U.:39'R.Giggs 85'R.V.Nistelrooij Benfica:69'Simao

Lille 0-0 Villareal @ Stade de France

GroupF
Real Madrid 2-1 Olypiakos @ Santiago Bernabeu
R.Madrid:9'Raul 86'R.Soldado Oly:48'P.Kafes

Rosenborg 0-1 Olympique Lyon @ Lerkendal
Lyon:45'C.Cris

GroupH
Inter 1-0 Glasgow Rangers @ Stadio Giuseppe Meazza
Inter:49'D.Pizzaro

FC Porto 2-3 Artmedia @ O Dragao
Porto:32'L.Gonzares 39'Diego Artmedia:45'P.Petras 54'J.Kozak 74'B.Borbely

と言う感じです。Aは、もう決まり。ムトゥおめ。で、Dが面白い。ベンフィカね。ユナイテッドの足元掬うでもってった、しかもオールド・トラフォードで。ロナルド・クーマンが持ち込んだ規律ある攻撃スタイルにポルトガルというかラテンの細かいテクニックが融合して面白い感じ。ミッコリとヌーノ・ゴメスはスピード型と言うこともあって被らないかなとか思ったんだけど、ヌーノがよりCFWみたいにペナ幅でプレー、逆にミッコリが自由に動いてボールに絡んでとその辺の役割分担も良い感じ。ボールは回せるし、台風の目になるかも。元々クーマンもバルサで長いこと選手をしてたしそういう部分で理解があったのも良かったのかもねぇ。しかしブラジル人大杉(まあ同じラテンだけどさ)逆にポルトのオランダ人監督、コー・アドリアンセなんだけど、ちょっと苦しいみたい。てゆうかアルトメディアに負けるなよ・・・しかも2点差付けておきながら・・・恥かかせるぐらいちんちんにして欲しいのに・・・(セルティックの恨み)切れやすいポルト首脳陣をどこまで我慢させることが出来るかな?まあとにかく今年は結構面白いゲーム多い気がする。何か楽しみ。と言うことで後でもう一個、プレビュー書きます。休んだからね。ではとりあえず。

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