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September 22, 2005

血湧き肉躍る直接対決@J1 第25節 Preview

天王山!天王山!と言うことで今年もこの季節がやってきましたね。血湧き肉躍る首位決戦!(+去年のCS再戦、こっちが天王山になると思ってたのに、降格争いを左右する直接対決も)しかも前節、急に風向きが変わったりして、どこをとっても面白いことになっているんですよ。まあ間違いなく今シーズンを決める大きな一戦。特別だから、トップライナーで。

J.League Division1 第25節

9/24 19:00KickOff/ガンバ vs 鹿島@万博(満員予定)「天下分け目の首位決戦」
Gamba           Antlers
 アラウージョ 大黒      アレックス・ミネイロ
  フェルナンジーニョ    深井   本山   増田
 家長        二川  フェルナンド 小笠原
    遠藤  橋本     新井場        青木
シジクレイ 宮本 山口      大岩  岩政
       松代            曽ヶ端

前節、鹿島は手応えも得る快勝、ガンバは相手の強烈な出足の前に屈する形で勢い削がれる惜敗、Hot6から続いてきた流れがまた少し変わったかなと言う所での直接対決。まあ本当に色々なことが勝負の綾となり得る試合だと思いますが、又分けながら。

・この大一番、指揮官はどう捉え、どう選択するか。

まずはメンバーですね。正直自信ないですが、上のメンバーは両チームとも打って出る、これでもぎ取るんだという姿勢を前面に出した場合、こういうメンバーになるのかなと。ただ、往々にしてこういうゲームはどちらも負けたくないという気持ちが出てきてもおかしくない。しかも一つの選択でゲームを決めてしまう穴になり得る要素をはらんでいるとあっては、メンバー選考から勝負は始まっていると言っても過言ではないでしょう。

まずガンバの方から、前節は上のこんな感じで行く予定だったらしく明らかに打ち勝つ気満々なメンバー構成(家長が発熱のため出場回避、渡辺光輝を右に入れて二川を左にスライド)な訳ですが、この布陣は本当に諸刃の剣と言っていい位リスクのある選択だと思います。勿論攻撃に置いてはより選択肢が広がり、二人の特徴(家長の突破力、二川のパスセンス)を活かす形で更に前の攻撃力は上がるでしょう。しかし相性というか、前節鹿島が見せた小笠原の高いスペース察知能力とパス精度を活かしたサイドのスペースを突く形を見せていて、そういう意味ではサイドで守備を得意にしない彼らの裏というのは餌食にされそう。そこでどう考えるのか、渡辺光輝も出場停止のようだから後は思いつくのは橋本のサイド起用?むー、思った以上に選択肢は少ないですが、こういう展開の中であくまでも自分たちの強さを活かす形で矛を押し出す形で勝負するのか、ある程度盾とも言えるリスクマネジメントの思想を持つのか、指揮官の選択は是いかに、って感じですね。

で鹿島の方。前節大勝した大きな要因ともなった攻撃時の縦の深さ(アレックス・ミネイロのポジショニングと本山の動き)と横の幅を共に確保して沢山の選択肢を持つ形を継続するか否かと言うところですね。ファクターとしては鈴木隆行の復帰、そして小笠原とフェルナンドを並べるかという部分です。鈴木隆行に関しては別にアンタッチャブル起用されているわけではないので、外すなら外すで良いと思います。ただ試合の流れを読んだ時に、劣勢に立たされると想定した場合は匠の技でファールを取ってバランスを整える時間を作ったり、前線からの守備で非常にチームを助けたりと彼の存在は結構大きいのかなと。そういう意味での取捨選択が一つ。そして、4-2-3-1気味の布陣のキーとなる小笠原をボランチで起用なんですが、相方はおそらくフェルナンド。二人ともどちらかと言えば前に出ることで特徴を出す選手なだけに、守備に忙殺されて彼の特徴が消える様なことになりかねない。そうなると鹿島は根幹から揺らぐことになってしまう。その辺の兼ね合いが気になるところ。システム的な要素として、深井・増田(野沢?)が高い位置で張り出すというのは紙の上では相当嵌ることが考えられるのですが・・・・、セレーゾ監督がどう考えるかも同様に注目なのかなと。

と言うことで両チームとも前に出る色気と現実的に考える要素との兼ね合いの中で、指揮官には非常にナイーブな選択を試合前から求められそうですね。そしてその選択が是と出るか非と出るか・・・、試合中にどういう選択肢を持っているかも・・・。

・二人のゲームメーカーに掛かるゲームコントロール。

で、ゲームの鍵は両サイドのスペースの引っ張り合いだとは思うのですが、それを使う優秀なパサーのゲームコントロールにも非常に大きな要素が掛かってきそうですね。鹿島の場合は、小笠原満男。そしてガンバは遠藤保仁。特徴は違いますが彼らがどうタクトを振るかで試合の流れは大きく変わってくるのかなと。

まあこの試合を考えた時に思い出したのはジェフ-鹿島(国立だったっけな?)相手の攻撃を受け流しながらゲームをコントロールし、その流れの中で両サイドのスペースという穴と見いだしサイドを見事に突いた。このコントロールは流石小笠原と言うべきものでした。ポジションは一列下がってよりゲームを作ると言う意識は高まると思いますが、彼のスペースを見いだす目だったり、パスの精度の高さ、彼に寄せられる信頼から来る動き出しの速さなど、彼の存在が鹿島の緩急の変化やプレーのクオリティを握っているのかなと。そしてそこに関わる部分なんだけど、リズムのコントロール。時間によっては回しながらリズムを整えたり、ゆっくりから一気にスピードアップしたりと、その辺の今年の鹿島らしさとも言える要素ですが、こういう細かい要素でガンバに行きそうな流れを引き留めたり出来ればより良いのかなと。ただこれはあくまでも鹿島が主導権を持っている時の話。鹿島が主導権を握れずに押し込まれて守勢に立たされたりすると小笠原も守備に奔走しなければならなくなるし、自ずと攻撃との関わり合いは薄くなる。そうなっては難しいことになるのかなと。まあカウンターも巧いチームですから一概には言えないですけど。まあ上にも書いた通り、この試合鹿島が勝つには小笠原の状況把握能力の高さとパスの精度に掛かってくる部分は大きい(前の選手達がより自由に動けるところに的確に裁く必要はありますしね)だけに、彼をどこでどのように働かせるのかというのは大きなファクターとなると思います。

で、ヤットの方は、バランスを取るのか、開き直るのかと言う点。彼の場合はショートパス主体で自分から動いてボールに絡み続ける事でリズムを生み出すのですが、プレースタイル上仕方ないにしても、オリジナルポジションを離れることも多い。まあ主導権を握り、セカンドボールが拾える等、状況が整えばそれでも良いのですが、逆説的に見れば相手の穴を確実に突けるカウンターも得意な鹿島(しかもワイドアタッカーが残って張り出すポジショニングを取れば、よりカウンターの鋭さは強まる)に対しては致命的な穴にもなりかねない。その中で遠藤保仁はどの様にしてゲームを作るのかなと。このチーム自体がゲームをコントロールするようなチームではないと言うことを重々承知の上書きますが、どこかにリスクマネジメント的な要素を持っているかどうかというのが、非常に重要なファクターになるのかなと。前のアタッカーの充実(少し落ち気味だとしても)を考えたら、この試合は彼らの破壊力に賭けてバランスを整える選択を獲る方がベターなのかなぁと思ったり。まあそれはらしくないと言えばらしくないでしょうけど、大きな勝負ですからロマンティシズムばかりも追っていられないと言うことがあっても良いと思います。まあ打って出て相手を屈服させるという選択を獲るのがガンバらしいですけどね。

まあこんな感じでしょうか、書いてはいませんが局面での争いは非常に激しいモノになると思いますし、見所は他にも様々です。ゾーンが主体の鹿島の守り方とガンバのアタックは相性悪いのかなというのが気になったりしてるんですけどどうなりますかねぇ?(大岩と岩政のアタックとカバーの関係は良いと思うんだけど、サイドバックのカバーとか効くのかなぁと)ガンバはゾーン崩すの上手だし。ただ青木の働き如何では変則的な3バックみたいにして大岩を余らせたりしてもいいのかも?マンマークで自由を奪うと言う選択肢があっても良いと思うし。まあ局面だけでも充分楽しめそうですね。

後はやっぱりこういう大一番でプレッシャーにガンバが打ち勝てるかって所。やっぱりこういう試合では一種独特の雰囲気はあると思うし。監督がプレッシャーをマネージメントするだろうけど、それでもピッチに立てばそれはグーッと掛かってくるだろうから。又こういうプレッシャーの掛かる試合ってとんでもないことを起きたりするんだよねぇ。思い出すと去年の鹿島-レッズとか、一昨年のマリ-ジュビ&レッズ-鹿島とか、そしてあのセレッソ-フロンターレ・・・(@長居)まあそういうのに打ち勝って鹿島倒した日には、「優勝にふさわしい格」と言うのを手にするのかなぁと思ったり。鹿島にとっても慣れているとはいえ、プレッシャーはかかってくるだろうけどね。言わずもがな必勝な訳だし。とにもかくにも本当に熱戦となりそうですね。

9/24 15:00KickOff/レッズ vs Fマリノス @埼玉「この地で取り戻すもの」
F.Marinos         Reds
    坂田 グラウ       田中達 永井
     山瀬功           ポンテ
 マグロン    奥    アレックス    山田暢
ドゥトラ  那須  隼磨     鈴木啓 長谷部
    中澤  河合      ネネ 堀之内 坪井
      榎達             都築

順番がおかしいじゃねーか?こんなのやるわけ無いじゃん?普通に3バックでポンテは那須に見させるんだろ?分かってますよ。ただ見てみたいなぁ~と思ってさ。せっかく鮪スタメンみたいだし。確かに今のサッカーは結果は出るかも知れないけど、やっぱり時間を無駄にしている気がするよ。なんて言うの?現実に追われすぎて、現実を見過ごしてる感じ。せっかくの大舞台、真っ向勝負で良いじゃん?しかもそのサッカーでレッズ屈服させたら気持ちいいじゃん?妄想は良いから普通にやってくれ?はい、ごめんなさい。

えーと、マリの方はマツが累積(愚行)で2節お休みの1節目、各紙ではマグロンのスタメン、隼磨の復帰が予想されてます。で、レッズの方はトゥーリオがサンフレ戦で左太腿肉離れで4週間の離脱の一週目で欠場濃厚、代わりはおそらく堀之内。で、マリッチがマスク被ってベンチ入りと言うのが噂されています。まあ普通にマリは3-4-1-2の継続が濃厚(河合・佑二・勇蔵のバックライン、マグロン・那須のボランチ、右に隼磨、左にドゥトラ、中に大ちゃんor大橋or山瀬功、トップはグラウと坂田orジロー、大島はベンチからが濃厚かな?ドラゴンも練習復帰とのこと)現実的に試合をして、何とか結果を引き寄せたいという感じかも知れませんね。ただチーム状態としては格段の差があり、見所としてはレッズの攻めをいかに我慢し、数少ないチャンスを生かせるかどうかと言うところに掛かってくるのかなと。

まあ昨日書いた通り、田中達也が当日にお腹痛くなったり、ポンテが家に閉じこめられたりしない限り、非常に充実しているレッズオフェンス陣にはかなり苦労するでしょう。本当に捕まえにくく、現状であのクイックネスに意識を伴った充実した田中達也のプレーや、行動範囲が広く神出鬼没なポンテのプレーには対応策が見つかりません。まあ普通に考えるのはその前で何とかして、彼らにイイボールが行かないようにするというのがベターなのかなと。それともう一つ気になったのは長谷部。低い位置からの前にスペースを見いだした時の突破で後手を生み出されることが非常に怖い。長谷部が活きてくると自ずとポンテや2トップはフリーとなれる可能性も高まりますからね。ポンテもそれを意識してか、結構前目にポジションを獲って彼の前にスペースを空ける理解というモノを感じるし、そういう意味ではポンテの加入で彼もより自分の特性を活かしやすくなっているのかも知れない(まあ駄目な時もあるわけだから、完全に構築されている訳じゃないんだろうけど)とにかく中盤で軽いディフェンスをせずに、彼の突破に対してはしっかりと付いていく、厳しく行くべきところは厳しくと言うのが必要かなと。
破壊力とか、恐怖感という意味では去年の方が上かも知れませんが、今のレッズはより止めにくい形になっているだけに(ポンテが幅広く動きながら、最終的にはストライカーにまでなっちゃう。チームとして個の強さに寄りかかりすぎず、流動的な感じが出てきていて非常に掴みにくい形が完成しつつある)、本当に集中してしっかりとブロックを作り、所々で出てくる1vs1で負けない、そして後手を生み出されないようにしたいですね。1vs1で優位に立てれば、本当に違う感じになるとは思うけど、今のレッズはドリブルだけじゃないからなぁ・・・。出来れば積極的に前の意識を高めて前を向かせないぐらいのアプローチをチーム全体でやれたらもっといい。とにかく粘って粘って。

で、攻撃に関しては、やっぱり期待は出来ないかな。だって良くなる要素が全く見えないんだもん。それに前節レッズは佐藤寿人に3失点喰らいましたが、レッズの守備が破綻したと言うより(大体マークミスで捕まえきれなかったというのがあるにしても)佐藤寿人の素晴らしい集中力と反応力、そしてそのストライカーにイイボールを供給したサンフレの技術を褒めるべきだと考えると、相変わらず勢いを持って前に出てくるDFが壊れているわけではないのかなと。まあトゥーリオがいなくなったことで作りやすい穴がなくなったのは残念ですが(よりカバー重視のしっかりしたディフェンスになると思う。前への姿勢は薄れるけど)、それでもこっちでも粘り強くチャレンジしていくしかないのかなと。てゆうか具体的に書けないのが辛いところ。現状ではチームとしての型を何も持っていないから、技術頼りの一発にしか期待が持てないからねぇ。今のマリはチームとして3、4人が絡んで崩すというのはあんまり期待出来ないだけに、パサーとレシーバーの関係で何とかギャップを取りたいところですね。サンフレ戦でも前の姿勢の逆を取られる形で裏というのは(佐藤寿人が良かったとはいえ)弱点としてはあると思う。だからこそボランチの網をかいくぐって、引き出したところで裏を狙うという形が出来れば最高ですね。まあとにかくまずは守備かな、我慢出来なくて撃ち合い的な流れは今のマリには辛い。攻撃の型がないからこそ、守備でチームのリズムを作る、そういう意味合いも込めて良い守備から。

と言うことで相変わらずネガティブなんですが、ああいう試合を見せられた後ですからね。サンフレの守備は確かに色々と問題があったにしても、いとも簡単に守備のクオリティを越える攻撃を生み出す訳だから、簡単な相手じゃないのは確かでしょう。まあ弱気ですよ、正直。でもあっさりとやられるわけにはいかない、去年チャンピオンになった埼スタで何とかウイニングメンタリティを取り戻したいところです。

と言うことでその他の試合、降格争い直接対決も熱い。
9/25 15:00KickOff/ふろん太 vs アルディージャ @等々力「成長幅の見える昇格対決」

9/25 15:00KickOff/楽天 vs 読売 @ユニバ「崖っぷち」

9/25 15:30KickOff/ジュビロ vs レイソル@ヤマハ「自信を確信に」

9/25 18:30KickOff/ジェフ vs エスパ@臨海「伝説の臨海」

9/25 19:00KickOff/グラ vs セレッソ@瑞穂「情け無用、ルイゾンの餞」

9/26 15:00KickOff/FC東京 vs トリニータ@味スタ「苦境はFC東京を蘇らせるか」

9/26 15:00KickOff/アルビ vs サンフレ@ビッグスワン「ショックからの脱却」

と言うことで、まず東京二つとトリニータ、楽天があたる直接対決ですね。もう本当に結果だけが求められる試合になるわけですが、もう読めないですよね。後ジェフは臨海ラストゲーム?今年のスケジュール見たら後のホームゲーム全部フクアリになってるし、そういう意味ではメモリアルゲームなのかなぁと思ったり。まあジェフとしてはまだまだ諦める様な感じではないですし、色々なモノが詰まったゲームになりそう。まあ今週は本当に直接対決というのが多くて凄い楽しみ。と言うことで今日はここまで。

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