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September 20, 2005

飛んでしまった好ゲームを振り返る@J1 第24節

ルーカス選手は快方に向かってるようで本日退院と言うことになっているようです。まあ頭の怪我なので、慎重に復帰の道を辿って欲しいですが、大事に至らなくて良かった。あの場にいたモノとして、切実に思います。で、レポートです。昨日は諸々の事情で回避しましたが、又通常運営と言うことで。正直試合見る前はネガティブ、見てるうちにFC東京もそんなにバランスが良い訳じゃないなと思ってフラット、トランジッションゲームになり始めて(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル って感じでしたが、守備に関しては一歩ずつ前に進んで安定してきたかなぁと(河合かわいいよ河合)まあ安定したところでマツは出場停止×2何ですけどね。_| ̄|○

J.League Division1 第24節

Fマリノス 0-0 FC東京 @ 日産スタジアム「復調の手応えと見えない道筋」

F,Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF栗原勇蔵、松田直樹、中澤佑二、MF上野良治(→83'大島秀夫)、河合竜二、奥大介、ドゥトラ、大橋正博(→78'マグロン)FWグラウ、坂田大輔(→58'清水範久)
FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF加地亮、ジャーン、茂庭照幸、藤山竜仁、MF今野泰幸、梶山陽平、鈴木規男(→55'ササ・サルセード)、栗沢僚一(→76'石川直宏)、戸田光洋(→82'阿部吉朗)、FWルーカス

序盤、マリノスは前節と同じように長いボールを多用する事でリスクを意図的に避けるサッカーを展開、ただFC東京のCBの高さやサポートの遅さもあってなかなかそれを厚みのあるモノに出来ない。FC東京はルーカスを起点にワイドアタックを仕掛けたい意図があったが、その起点を松田・中澤が激しくチェックに行くことで作らせず、両チームの守備が際だつ形で拮抗した展開。しかしその中でその拮抗を打破したのはFC東京、起点を作るのではなく、ポジションを動かしながらスペースを作り、そこにワイドアタッカーの戸田・鈴木規男が積極的に裏を狙うことで、際どい展開を生み出す。オフサイドに掛かるようなシーンも見られたが、小気味良い展開で加地の速いパスから今野がヒールで流し、そこに鈴木規男が反応、狭い縦のコンビで一気に右サイドを突破、エンドライン際まで切れ込んで中に折り返すという鋭い形を見せたがマリノスの中も粘って凌ぐ。そこから少しずつ均衡が破れ、展開も動き出す。マリは相手の引きが早いこともあって、最前線に当てるのではなくサイドに開く選手を使うことでサイドに起点を作り、そこから大きなボールを使ったり細かいボールを使ったりと相手を見ながら攻撃を変えることで少しゴールに近づく。左サイドのドゥトラから縦に楔、大橋のヒールから坂田がエンドラインまで突破、そこから大橋→ドゥトラと速いテンポで繋がりミドルシュート(枠外)しかしFC東京も良い感触を失っておらず、縦関係になる形から戸田が鋭いオフ・ザ・ボールの動きから栗原を振り切ってスペースでパスを受けるとエンドライン際まで突破、折り返すがこれはDFにカット。次はマリ、奥が中に入ってきて、巧く溜めるとポジションを右にずらした大橋がフリー、そこから精度の高いアーリークロス、そのボールに反応したグラウは外に逃げる動きでフリーとなると何とかヘッドで合わせる、GKを抜くがジャーンのカバーに合う。その後はマリノスのボールの流れが良くなると共にボランチがポジションを上げて攻撃に厚みを加え、又も大橋、ミドルシュートを狙う。その後も一発のロングフィードから河合が藤山を振り切って速いボールを折り返すがこれはDFがしっかりとカバー。結局前半は0-0で終わる。FC東京の前に出るボランチと元々低めの設定のDFラインの連動が獲れていない部分も見え、バイタルが空きがちになっていたが結局そこは使えなかった。

後半、スタート時にペースがあったのはマリの方か、ボールの流れがスムーズでFC東京の守備陣をドタバタさせるような事が多くなり、際どいシーンを生み出す。大橋のワンタッチプレーから生み出た速いテンポ、上野がそれを受けると溜めて併走した坂田へ繋がり、その流れのまま左へ、受けたドゥトラは柔らかいクロス、このボールに大外から上野、グラウが突っこむが最後はDFが大きくクリアされた。一連の流れか人とボールがスムーズに流れた良いチャンスだったが決めきることは出来ず。段々中盤が開き始めてオープンな展開となっていったが、それでもどちらのチームも水際での集中力が高く、又対照的に最終局面での崩しのアイデアが貧困な事もあってなかなか決定機は出来ない。ここでFC東京は鈴木に変えてササを投入し、栗澤が右に開く形の4-4-2にシフト、逆にマリは坂田に変えてジローを投入し、両監督とも展開を動かそうと言う意図を出すと、より激しい攻め合いに。FC東京が梶山の速い楔から4-3の数的優位なカウンターを作り出す(これは戻ってきたドゥトラがサイドでの1vs1を制すことでストップ)と、逆にマリは左サイドでの細かいパス交換から上野の鋭い楔、これに反応したのはポジションをずらしていた奥がペナに侵入して良い位置で起点を作り、頭の上を越すようなパスで走り込んだグラウへ出すがこれも繋がらず。この流れで得たFK、大橋のキックは壁。FC東京は安易な中盤でのパスをカットして一気のカウンター、右を抜けた栗澤から中へグラウンダー、ルーカスが合わせるがシュートを抑えきることが出来ず。この流れは続く、今度は左サイドからポジションを変えていた今野がエンドライン際まで突破して、そのまま中へ切れ込んでいくが水際で栗原がカット。もう一回栗澤が右サイドを抜け出して中には戸田がフリーで待っていたがこれはその前でカット。自分たちの型を前に出す形での攻防は非常に見応えがありました。そしてその展開の中で適正を感じさせたFC東京に大きなチャンスが生まれる。土肥のパントキックからの展開、ササが中澤の前に入る形でハイボールでの競り合いを制し左に落とすと、そこに走り込んでいたのは戸田、完全にGKとの1vs1の形が出来上がり、その浮き球を活かす形で榎達の頭を抜くが、わずかに枠に収めることが出来ず最高の得点機を逸する。まあそんな締まった試合が一つの行為を元に少しずつ狂っていってしまう。ドゥトラが接触プレーで倒れたことで、マリのDF陣はボールを外に出してくれと求めるが、ボールホルダーの栗澤は試合が流れていたこともあって、そのままドリブルを続けクロス。これは何とか凌ぐが、このプレーに松田は自分を納めることが出来ず、そのまま栗澤をわざわざ近づいていって押し倒すという蛮行、それに起こったルーカスがマツに対してヘッドバッドという何ともカオスな状態に。まあルール上主審が止めない限りゲームを止めなくても良いと言う形に変わっているだけに、栗澤の判断を責めることは出来ず、マリの選手達が甘えた判断をしただけなのだが、結局この行為で松田にはイエロー、累積4枚目×2なので2試合出場停止になってしまった(これは罰金モノだろう・・・甘やかすからこうなる)この後、原監督は突き飛ばされた栗澤を下げて石川、戸田に代えて阿部吉朗、逆に岡ちゃんは大橋に変えてマグロン、上野に代えて大島と両監督が又同じような時間に動く。この交代で先に入った二人はそれなりに存在感を示す、ナオはスピードを生かして一気に突破に掛かりフィニッシュに絡むと、マグロンは左サイドで持ち前の技術を活かして局面打開する。結局マリがパワープレー、FC東京は逆にカウンターという形でゴールを狙うが決定機を生み出すことは出来ずに時間がなくなり、最後はご存じの通り。先にナオが無理な体勢からクロスボールを上げようとしたところで膝靱帯を損傷となってしまい(来月手術・・・鶴)、その後には長いフィードに対しての対応でジャーンとルーカスが接触し、ルーカスが倒れてしまうと言う惨事に。救急車がピッチに入るなど試合どころではなくなり、結局穴沢主審が両チームのキャプテン(中澤・土肥)との話し合いの末、ゲームを打ち切ることになって試合が終わった。

最後は非常に残念な形で終わってしまった訳ですが(正直こう言うのを目の前で見たのが初めてだったこともあって、自分もショックだった。てゆうか試合内容が飛んでしまった位強烈だった)ゲームとしてはとても締まった良いゲームだったのかなと。出来れば結果は同じでも何も起こらず良いゲームだったと言える形で終われば良かったのですが、こればっかりは仕方ないですね。それにしても改めて見直すと痛々しく辛い場面でした。そして改めて無事にゲームが進み、無事に運営されることの尊さを感じた試合でもありました。では、簡単に気になった部分を。

・合宿の答えはコンディション、チームの答えは未だ見えず・・・。

と言うことでプレビューにも書きましたが、この試合の前静岡で2泊3日のという非公開のミニキャンプを通してこの試合に臨んだわけですが、この目的というのはコンディションの立て直し、そしてシンプルな共通理解の再認識という部分にあったようですね。まあそんなに劇的なモノは無かった訳ですが、ある程度一定の効果を生んだのかなと。チームのコンディションが上がったこともあって、よりアグレッシブにチャレンジすると言う姿勢を打ち出し、結果こそ伴わなかったモノの神戸戦のような守勢一辺倒と言うことにはなりませんでした。

まあ結果が伴わなかったというのは仕方がない訳ですが、無得点に終わった事は偶然でないのも事実です。本当は後に獲っておこうと思ったのですが(苦境のFマリを考えるに獲っておきたいのですが)一応さわりだけ(まあもったいぶっても仕方ないし)。傍目から見てもこのチームがやりたいことが正直完全にぼけているし、戦術的整合性というモノがなくなってしまったというのがあるのかなと。戦術的整合性ってなんぞや?というと、そのやり方において、狙いが何で、その狙いとやり方は辻褄が合うかどうか、どこかに理論的に無理があるか無いかということです。紙の上で繋がるかどうか、それが戦術的整合性なのかなと。勿論紙の上でうまくいってもピッチで出来るかどうかというのは別問題です。ただ元々不確定要素の強いサッカーに置いて、そういう紙の上でさえ曖昧さを残っていれば、ピッチ上でうまくいかないと言うのはある意味必然でもあるのかなと。まあ戦術的整合性が整っていても、それをチームにアウトプットし、浸透させてピッチの上で表現させることが出来なければ一緒なんですが、その辺は又別問題になりますね。

で、本題。別に長いボールを使うこと自体に整合性が無いわけではありません。長いボールでも例えばセカンドボールを拾う事を狙い、その拾った後3人目の動きが伴ったりすれば、十分に効果的なモノはあると思います。それが裏を狙うと言うモノに変わってもスペースメイクとスペースを突く動きのリンクさえあれば、充分一発で裏が獲れたりするモノでもあると思いますし。でもそれが今のFマリノスにあるかというと、ない。長いボールを使うにあたって、何を狙うのか、そのロングボールで何をしたいのか、スペースを狙いたいのか、ポストマンに当ててスペースを狙うのか、セカンドボールを拾って2次攻撃に繋げたいのか、その狙いがあんまりはっきりしない、はっきりしないだけに、その後の周囲の動きもはっきりしない。だから効果的な攻撃はほとんど出てこず、単発的に出し手と受け手のイメージの共有が合うことでしか良い攻撃というのは生まれてこない。全てが中途半端で突き詰められていない感じなのかなと(それは長いボールにしても繋ぐにしてもと言う部分でも言えます)個人的に今の戦術はご都合主義と一つの短絡的思想(リスクを避けるためだけ)しか感じないわけです。確かに選手個々の能力は高いし(意識は低いけど)、やろうと思えば何でも出来るとは思うけど、下準備なしに何でも出来るほどサッカーって簡単な物じゃない。そういうことを理解し、整理していかなければこれからも単発的にイメージが合うことでしか、良い攻撃は生まれてこないのかなと。

個人的に監督の腕に疑いもないし(最近微妙だ、本音)、選手達が全く出来ないわけでもない。事実として以前まで整合性のあることが出来ていたわけで(ex.2004CS)、そう考えると現状では戦術的整合性というのが失われていると言うことが不調の原因の一つとしてあるのではないかと思いました。

まあそれが解決されるかどうかは岡ちゃん次第で、それを理解し表現することは選手次第。曖昧のままゲームをしていくというのは今年の非常に悪い癖だと思うし、甘さの遠因ともなっている部分、一度しっかりとサッカーを整備すると言うことをして欲しいなと。突き詰めるだけの余裕と機会があると思うので、それをしないのは正直怠慢とさえ思う。これからは整備されて一歩でも前に進むことをこれからは期待したいなと。

と言うことでその他の試合。
鹿島 4-0 楽天@カシマ「ジャンピングボード」
Antlers:46'アレックス・ミネイロ 61'&69'深井正樹 89'野沢拓也

セレッソ 2-0 ジュビロ@長居「Jリーグは甘くない」
Cerezo:17'ファビーニョ 36'西澤明訓

レイソル 2-1 ガンバ@日立「コーチ一人でここまで変わるモノなのか」
Reysol:20'&51'玉田圭司 Gamba:13'アラウージョ

トリ 2-0 グラ@熊本総合「監督交代の必然」
Trinita:62'高松大樹 89'マグノ・アウベス

アルディージャ 0-1 ジェフ@大宮公園「成長の証」
Jef:81'佐藤勇人

読売 1-2 ふろん太@味スタ「薄れる刺激」
Verdy:12'ワシントン Frontale:5'寺田周平 63'今野章

エスパ 2-1 アルビ@日本平「ガンバリョッタ」
S-Pulse:33'&38'マルキーニョス Albirex:77'ファビーニョ

サンフレ 3-4 レッズ@ビッグアーチ「残酷な終焉」
Sanfrecce:43'&49'&72'佐藤寿人
Reds:32'永井雄一郎 44'ロブソン・ポンテ 62'OG 70'ネネ

と言うことで来週に全てのクライマックスを持ってくるような展開で流石Jの盛り上げですな。今年J本部を唯一の褒めて上げたい点はマッチメークが絶妙なこと。勝ち点1でのこの終盤に来ての直接対決、しかもこれが引き分けなんかで終わったとしたら一気に差は詰まる。まあジュビロやレッズが勢いに乗り切れない部分は残念ですが、力のあるチームだし、まだまだ面白そうです。しかし、ラモス効果恐るべし・・・。ガンバは今やるな!って感じでしょうね。
で降格争いの方は、トリニータが自動降格枠を2連勝で抜け、今度は読売大ピンチです。ただまだ差は詰まっているだけに分からないですね(楽天は別にして)ヴェルディは、パドン就任である程度まとまっていたのに、監督交代という刺激がが1ヶ月経って薄れて又成績が出なくなってしまった。パドンは優秀な監督だと思うけど、チームの根底に流れるアイデンティティというのはそう簡単に変わるモノではないのかなと感じてしまいました。そういうことを考えるとトリニータにも同じ事は言えるかも。今は監督交代の善循環に乗っかっているけど、その効果は永久的なモノではない事を考えれば、もう一山ありそうかなと。てゆうか他人事じゃないんだよねぇ。まあいいや。と言うことで遅れて旬を逃してますが今日はここまでです。追記するかどうかは気分次第。鹿島-楽天とサンフレ-レッズは見たんだけど・・・・。やります、別個にするかもしれないけど。

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