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August 30, 2005

先に繋がる要素、繋がらない要素@J1 第21節

僕は普段、ブログの文章はWord(タグは後付なのです)で書くのですが(他の人はどういうエディタで書いてるんだろう?)、最近マリのレポートに関してはずっと同じ所に上書きしています。そのタイトルは「完敗」。FC東京戦で使ったのを消し忘れておいておいたらジュビロ戦でもお世話になり、フロンターレ戦でもお世話になったりと、消すタイミングが掴めません。今日のレポも一気に書き上げられなかったので、同じところに上書きした訳ですが、そう考えるとちょっと辛いですね。結局3連敗(引き分け挟めば4連敗)という形になり、岡ちゃん体制では最悪の時期にさしかかっている現状のFマリノス、今の時期に何を考えるのか、それがこの先重要になってくるのかなと感じています。では、もう旬は逃しているので簡単に。

J.League Division1 第21節

ガンバ 3-2 Fマリノス @万博「意志の差」
Gamba:38'&89'渡辺光輝 72'大黒将志 F.Marinos:26'坂田大輔 84'大島秀夫

F,Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF田中隼磨、松田直樹、中澤佑二、ドゥトラ、MF河合竜二、熊林親吾(→76'大橋正博)、マグロン、山瀬功治、清水範久(→76'大島秀夫)、FW坂田大輔
ガンバスタメン:GK藤ヶ谷陽介、DFシジクレイ、宮本恒靖、山口智、MF遠藤保仁、橋本英郎、渡辺光輝、家長昭博(→89'入江徹)、アラウージョ、FWフェルナンジーニョ、大黒将志(→82'実吉礼忠)

まあレポは簡略、先制したのは布陣変更と割り切ったゲームプランで何とか連敗をストップしたと言う意志を前に出したFマリノス、FKからクイックスタートでガンバの隙を突き、マグロンのループパスに坂田が反応、相手GKの出鼻を付いたゴールで先制点を掠め取る。しかし、ガンバも反撃。それでも非常に出足が速く起点となるヤットを潰し、又アンカーに河合を据えたフォアリベロな守備的布陣がうまく機能してガンバ自慢のアタッカー陣を抑えていましたが、セットプレーからドタバタして最終的に隼磨のクリアミスに乗じる形で渡辺光輝に決められて同点。前半は1-1。

前半の積極的な姿勢が段々運動量の低下と共になりを潜めてきたFマリノスは低いラインで守るが、ガンバの卓越した個人技と質の高いオフ・ザ・ボールの動きをミックスされた攻撃に四苦八苦、なんとか凌いでいましたが、72分細かいパスで崩されマツが釣り出されると、最後はアラウージョ→大黒、大黒はサイドから必死にカバーに入った河合を見事としか言いようのないファーストタッチでいなして、フィニッシュは達也の手をかすめるように流し込んでと、ストライカーの才能を感じさせる素晴らしいゴールだった(敵ながらあっぱれ、河合のカバーを察知する能力、その中でゴールへの絵をしっかりと頭に描いていたこと、そしてそれを具現化出来る技術。そこに至るまでのランニングと言い、らしいゴールだった)これでお尻に火の付いたマリノスは大島と大橋(相性よしコンビ)を投入して同点を狙うと、追い込まれ始めた82分、左サイドペナ脇からのFK、大橋の思いっきり振り抜いた高速キックに大島が反応(僕には最初OGに見えた)、頭で擦らせる形で同点。大橋のキックのアイデア、大島の鋭い反応と相性の良い二人から生まれたこれまたレベルの高い素晴らしいゴールでした。で、この後ガス欠でも逆転を狙ったFマリノスに対して、その攻撃をものともせず猛攻を仕掛けるガンバ、共に勝ちたいと思う気持ちは同じでも、スタミナ、そして積み上げられた構成力や明確な攻撃イメージに分のあるガンバの攻勢が強まる。完全に足の止まったFマリノスに対してガンバはフリーマンを何人か作る形で際どいシーンを作り出される守勢にファールが多発、そしてその多発したファールのツケがラストに。マツがイエローを頂いたファールからのFK、アラウージョのキックはゴールに向かう形、そのキックに対してニア一番手前に出てきた渡辺光輝が味方(ツネ)と重なりながらもバックヘッドで合わされ、これに対し少し前目のポジションを獲っていた達也は虚を突かれた形で頭上を抜かれてTheEnd。采配ミス、終盤に来ての同点をはね返したガンバが優勝に勢いづく最高の形で勝ち点3をさらい、連敗で沈滞したムードを払拭するために現実的な布陣とゲームプランを敷いてまで勝ちに拘ったFマリノスにとってはダメージの大きい敗戦となってしまいました。

まあ、こんな感じだったわけですが、内容としてはさして悪いモノではなかったのかなと。というより、現実的なゲームプランを敷いて(4+3のディフェンシブな布陣、そして前から前からのプレッシングで穴を開けずに攻撃の芽を摘み取る)ガンバの良いところを消し、そして元々リスキーな形で攻めてくるガンバの逆手を取って、切り替え速く坂田・ジロー・山瀬功というアタッカーを活かすと言う形はマグロンのパス精度も相まってそれなりに嵌っていたのかなと。まあ全くと言っていいほどこれまでやってきたことの継続性はなく、先に繋がるような試合ではありませんでしたが、そこまでしてでも岡ちゃんとしてはこのムードを拭い去りたかったと言うキモチは伝わってきました。又選手達もそのゲームプランを遂行しながら、戦うキモチを前に出して劣勢ながらもよくやれていたのかなと。そしてもう一つ良いことと言えば、戦い方がよりシンプルな形になったこともあって、頭の中もシンプルになって動きが整理され、今までとは違って閉塞感を余り感じないスムーズな形も良く出ていました。まあ今回はそれが結果に繋がることはありませんでしたが、回帰政策をとるのであれば、今回の試合は決して無駄になることではないのかなと(まあ戻さないにしても今回の試合でやった意識というのは非常に重要な部分だと思うし)試合としては、結果的にはどの得点も事故みたいで(マリの2点もガンバのセットでの2点も事故、そうじゃないのは大黒のゴール)、その試合の流れが違う方向に転がっていたら勝負自体はどうなっていたかわかりませんが、優勝が手に届くところにあり、それが目の前にぶら下がっていたガンバの高い意志が勝ちを引き寄せる要因となったのではないでしょうか。立場が変わっちゃったことに一抹の寂しさ。

で、こっからはネガティブに。この試合に置いて良い試合をしたのは確かに良いことなのですが、現状において勝ちに拘った現実的なゲームプランをマリとしては敷かなければならなかったのか、そこに凄い疑問を感じました。確かに連敗中で、岡ちゃん自身も「先のために今ある勝負を捨てたりはしない」と話してはいましたが、今とその時(これは確かHot6前の話)では状況が違うし、これでは元も子もないのでは?とも思ってしまう。優勝を諦める遠因となった今回のチャレンジはそんなに安っぽいモノだったのか、そこまでして始めた新しいチャレンジをこんなに簡単に諦めてしまうのか、結局帆を大きくする事なんて出来ないのではないか、すぐ畳んでしまうのだから、何かそういう感情を抱いてしまいました。

まあ正直うまくいっていないし、新しいスタイルをする上での選手の必要な能力や意識、決断力の低さ、マネージメントする側のより具体的なイメージ、素養(岡ちゃんのね)、又補強が思った通りに進まなかったなど問題点も少なくないので棚上げしたくなる気持ちはわからなくはありません。そして又チャンピオンのプライドとして無為に負けることもしたくないと言うのもあるのでしょう。でも、現実的に3連敗は避けたかったにしても今までの戦い方を貫いて欲しかったなぁと言うのが個人的なキモチです。貫けなきゃ理想を掴むことも不可能、当たり前だけど理想を実現するためには苦難に直面することが多いわけだから、その時にどこまでそれに拘って構築していくかというのはあるのかなと。まあ常に結果を求められるチームだからこそと言うのはあるにしても、こういう事を繰り返してはいつまでたっても、理想とするようなスタイルの構築など難しいのではないかと思います。

まあ勝手な言い分ですけどね。忙しさが山を越えたら分析しますよ、きっちり厳しく。言いたいことは山ほどあるし。

では又、リンク集。
【J1:第21節 G大阪 vs 横浜FM レポート】2002年の2ndステージ以来。G大阪が横浜FMからリーグ戦白星!
【J1:第21節】G大阪 vs 横浜FM:岡田武史監督(横浜FM)記者会見コメント
【J1:第21節】G大阪 vs 横浜FM:西野朗監督(G大阪)記者会見コメント
【J1:第21節】G大阪 vs 横浜FM:試合終了後の各選手コメント(全てJ's GOAL)

やると言っておきながら、他の試合出来ませんでした。でも簡単にやります。と言うことで結果。

読売 2-0 鹿島@味スタ「パドンに見る著しい効果」
Verdy:51'&57'ワシントン

グラ 0-2 レッズ@瑞穂「追撃態勢、エンジン全開」
Reds:16'トゥーリオ 30'マリッチ"奮起"

ふろん太 1-1 サンフレ@等々力「安定の関塚ふろん太」
Frontale:68'マルクス Sanfrecce:56'佐藤寿人

楽天 2-1 トリ@ユニバ「気流」
Vissel:34'三浦淳宏"連弾" 84'栗原圭介 Trinita:吉田孝行

アルビ 1-1 ジェフ@ビッグスワン「Jリーグ劇場 その1」
Albirex:89'エジミウソン Jef:89'林丈統

ジュビロ 1-1 FC東京@ヤマハ「Jリーグ劇場 その2」
Jubilo:80'崔龍洙 FC:81'栗沢僚一

アルディージャ 3-2 エスパ@熊谷「Jリーグ劇場 その3」
Ardija:48'トニーニョ 51'トゥット 74'久永辰徳 S-pulse:10'佐藤由紀彦"移籍後初ゴール!" 43'兵働昭弘"J初ゴール"

レイソル 1-1 セレッソ@日立「Jリーグ劇場 その4」
Reysol:大谷秀和 Cerezo:88'ファビーニョ

今節の結果により、ここまで首位を走ってきた鹿島とガンバの差が1となり、いよいよ混戦Jの幕開けですね。まあそこにFマリが加われていないというのは辛いところですが、それでもレッズが調子を上げていて(ポンテ来てるし、マリッチも来た)、そしてサンフレも頑張ってるとここからはまだわかりませんね。

で、ヴェルディ-鹿島は一応少しだけ見ることが出来たのですが、鹿島云々ではなくヴェルディの変貌には驚かされました。ここまではFWとMFのバランスが変わったことでストロングポイントだった抜群のテクニックからもたらされる構成力が落ち、そこからチームバランスが崩れてしまって苦境に陥ってしまったわけですが、新監督パドンの元修正されて鹿島を完封してしまいました。特に目を引いたのは攻撃に置いてはワシントンの使い方にかなり整理が付いた事。変則の3トップ気味の布陣から今夏の新加入アタッカージウを中心に、CFWの助けがなくてもしっかりとチャンスメイク出来るようになった。それによりワシントン自身は常に危険な位置で仕事を専念出来るようになり、その成果が今節出たのかなと。守備に置いても"不可解な判定"で退場こそしてしまいましたが、ようやく戸田が彼らしい仕事ぶりを発揮し始め、守備のバランスも整い始めたかなと。まあこの試合は"不可解な判定"により退場者が出たりと、素直に判断して良いのかわかりませんが(岩政も可哀想な形で退場、玉ちゃんもうーんと思ったよ)とにかく状態は上向き始めたと言うことなのではないでしょうか。

ヴェルディだけでなく楽天も、パヴェル監督の元新加入選手が良い仕事をし、又その中で今年の目玉として鳴り物入りで加入したアツくんが能力を発揮し始めて3試合連発、ようやくここまでの不振を乗り越えて上昇気流に乗り始めたりと、下の方でも地殻変動が起き始めています。逆に苦しいのはトリニータ。ファンボ・カン監督が辞任と言うことで(事実上の解任なんだろうけど)、本当に四面楚歌の状態に陥ってしまいました。まああんまり見てないので何とも言えないのですが、開幕前に話していたような駒の多いアタッカー陣をうまく使い切るということに答えを見いだせなかったり、逆にだぶつくアタッカー問題などの中で起用法で選手と軋轢を生み出してしまったりと、成績と共に監督としての能力には疑問符を付けられるモノだった模様。功労者として期待も高かったとのことですが、切ない結果になってしまったようです。まあプロだから仕方ないですけどね。今後は内部昇格でスカンズコーチが代行をするとのこと。ここから反撃することが出来るでしょうか。と言うことでJも徐々に終局に向かって新たな展開を見せてきましたね。では今日はここまでっす。

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