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July 14, 2005

最後に付いてきた結果@J1 第16節

とにかく勝って良かった!正直自作自演というかとどめを刺しきれなくて、一瞬の隙を突かれてスーパーミドルを喰らって、でミスが出始めてちょっとやばいかなと思ったところで最後の最後にうまく3vs2のカウンターがはまって(山瀬→坂田抜群のタイミング!)何とか勝てたわけだけど、今日の試合は結果に甘んじずしっかりと反省しなきゃいけないですね。でも本当に勝って良かった!坂田GJ!

J.League Division1 第16節

Fマリノス 2-1 ジェフ@日産スタジアム「最後に付いてきた結果」
F.Marinos:51'上野良治 90'+3'坂田大輔 Jef:79'林丈統

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF田中隼磨、中澤佑二、松田直樹"スーペル"、ドゥトラ、MF上野良治"改"(→85'山崎雅人)、那須大亮、山瀬功治"北海ルーレット"、大橋正博(→82'奥大介)FW大島秀夫(→74'久保竜彦)、坂田大輔
ジェフスタメン:GK櫛野亮、DF中島浩二、斉藤大輔MF阿部勇樹、佐藤勇人、坂本将貴(→62'工藤浩平)、山岸智、羽生直剛、ポペスク(→59'水本裕貴)FWハース(→69'林丈統)、巻誠一郎

序盤はいきなり両チームのシュートの撃ち合い、坂田が狙ったと思ったら、今度は坂本がきわどいシュートを放つ、そんな激しいスタートでしたが、試合も両チームがアグレッシブに攻め合う展開になりました。ただペースを握ったのは、Fマリノス。しっかりと局面局面での対人プレーで優位に立ってボールを奪う形が目立ち、その中心であるマツ・佑二のセンターバックコンビの出来はハース、巻に仕事をさせない。インターセプトなども出てきて完全に守備でリズムを引きずり込むと、ゴールに近づき始める。遅攻の時はジェフのプレスとボールの引き出すような動きが足りなかったこともあって、多少苦しんでいた部分もあったのですが、長めのボールを絡めながらアタッキングエリアに入ると、サイドで数的優位を作り、また個でも上回ったこともあって、そこから速いボールを入れたりとゴールに近づき始めます。大橋→大島のホットラインが繋がったり(枠外)、セットプレーの流れからうまく繋がって近距離での坂田のボレー(バー直撃!)等決定機も作りますが、ネットを揺らせず、リズムを握ったまま前半終了、0-0で折り返します。

後半開始交代なし、又リズムも動かずマリが攻める形、ジェフがその隙を狙うような形は変わらない。開始早々、ペナでうまくボールを持った山瀬がうまくコースを作って狙うがこれは櫛野に阻まれる。それでもその山瀬のテクニックが徐々に輝き始め、右サイドエンドライン際をボールホールド、「北海」ルーレット(足裏をうまく使ったターン)で突破しグラウンダーで流し込むと、ニアで大島は合わせきれなかったモノのそのまま通過したボールを上野が見事なコントロールの巻いたシュートで櫛野を破り、ついに先制!完全に崩してしっかりと決めたという形は非常に綺麗でした。ジェフもビハインドを負って前に出ようとするが、マリのDFの充実は変わらずに逆にインターセプトからカウンターでジェフのゴールを襲うなど、マリノスのペースは変わらない。大橋がカウンターの起点となって次々とチャンスの種を生み出すが、最後の部分で精度やタイミングが合わずチャンスをモノに出来ずにいると、段々オシムの交代策もあって阿部っちの存在感が増し(DFラインに水本が入って3バック(3-4-1-2)、なかなか存在感を示せなかったハースに替えて林が入って前線の流動性が出た)うまくボールを回しながら低い位置から出てきて長いボールを絡めてサイドに展開して段々脅威を感じるような攻撃が増え始める。すると、佑二のインターセプトからオーバーラップするモノの攻撃が噛み合わず転じてジェフの攻撃、しっかりとディレイして攻撃は遅らせたモノの左サイドに展開されると角度のないところから林が思い切って狙われ、これがブロックに入ったマツに当たってニアサイドに飛び、哲も触れれず同点・・・・。マツに当たったとはいえ、パーフェクトなシュートが飛んでしまったことも不運だったけど、佑二が最終ラインにいなかったことは痛かったかも(崩されていた訳じゃないから、仕方ないと言えば仕方ないんだろうけど)これで勝ち点3が必要な両チームが攻め合うアグレッシブな展開が最後の最後にまた始まる。岡ちゃんは先に入れていた久保に続いて、大ちゃん、山崎と投入して勝ち点3を絶対獲るモードに。どちらも非常にオフェンシブな形を取ってるため、非常にオープンな攻め合いとなるが、どちらもなかなか攻めきれない展開にドローな雰囲気に(ジェフの選手がセットプレーの時とかで序盤倒れていたシーンが続いたので6分ぐらいあるんじゃないかと思ってたけど結局4分)。そしてロスタイム(後半何度もあったような形のカウンターで)山瀬が中央からドリブルで運んで3vs2の数的優位の形、久保が右、坂田が左に待ちかまえるとこれぞプルアウェイという形で受けるコースを開けると、タイミングを計った山瀬からしっかりと精度の伴ったラストパス、これでオフサイドをかいくぐると、坂田は切り返しでチェックに来た選手をかわしてすぐさまシュート!櫛野を抜いてニアに決まる!ロスタイムでの勝ち越しゴール!沸いた!この後しっかりとゲームを締めて内容に応じた結果を最後の最後に引き寄せることに成功しました。

スタッツを見ても思いますが、今日のマリはチームとしても個としても非常に出来は良かったと思います。はっきり言って勝たなければならない内容で、最後の最後の結果を引き寄せたという感じなのかなと。しっかりと選手間の距離が離れたこともあって1vs1の対応に置いてジェフの選手とマリの選手の個人の差があったことが大きなアドバンテージとなったと思いますが、今日の勝因は何よりもDF。そういう方と誘発した忠実なアプローチ、そしてそのアプローチによってパスコースが制限され、何本もインターセプトという形が合ったりと、DFにおいてはほぼパーフェクトに出来ていて、それが良いリズムを生み出したのかなと。まあその辺をサラッと。

・生み出された守備からの好リズム、特筆すべき二人のボランチ。

やっぱりこの試合において、何よりも評価されるべきポイントは前からのアプローチを含めたチームのDFなのかなと。課題としてあったバイタルエリアの甘さは、前目のMFラインの裏を羽生が良いポジショニングでちょくちょくバイタルにおいて浮くことはあったものの、そこを的確なタイミングでプレスに行ったことで使わせなかった。課題をしっかりと修正出来ていたのかなと。ボールを奪うという側面では、潰せなくてもしっかりとコースを切って限定出来たことで、取り所がはっきりし、インターセプトが多く出せるような形が出来ました。取りに行くところ、取れなくてもしっかり囲んで次を狙うところと中盤(&後ろからインターセプトを狙うDF)の所で意思統一が出来ていた事は本当に良かったなぁと。今までは個人の力で何とか凌ぐ、押さえ込むというような形が目立ちましたが、今日は個の局面に置いてそうなった時は負けない、組織で守れる時はしっかりと意思統一をして守るという形が出来たというのは良かったなぁと。上に書いた通り起点となる相手FWをCBが抑えたのを書きましたが、今日はボランチの出来(那須・上野の出来)が良く、攻撃に出ていても著しくバランスを崩すことがなかったというのは嬉しくなりました。上野が慎重に後ろでスペースカバーを重点に置きながら(ドゥトラのオーバーラップ時はスペースを埋める役割)ボールステーションとなり(空いたところでは出て行くし、高めのポジショニングを取る時もあるけど)、那須はその分積極的にサイドに出て行ってダイナミズムを付けるという攻撃的要素を失わずに守備に置いてこのクオリティを維持出来たというのは、チームとしても非常に手応えを感じる出来だったのかなと。これからこの日以上に暑い時に運動量の維持、連戦による疲労等懸念材料はありますが、このチーム自体ボランチの仕事が多く、また重要性も大きい。その出来に非常に左右されることが多いだけに、彼らのパフォーマンスが上がってきたことはHot6残り2試合、この二人(勿論アキもエースケも熊も山瀬弟も)の出来が楽しみでしょうがないです。

f・良いリズムの中で結果としては物足りなかった攻撃。これからの課題。

そんなリズムの中、22本というシュートを放ったアタッカー陣ですが、出来としては悪くなかったモノの(当たり前ですね、良いリズムの時間帯でしかもこれだけ打てているのだから)決定力と言うよりプレーの精度やコンビネーションなど、粗さが目立った出来になってしまいました。チーム全体の切り替えの意識が高く、その効果か相手を丸裸にした状態で数的優位、または数的同数で相手が後追いになるような状態で仕掛ける形も多く作ることが出来ていました(俗に言うカウンターなんですけど)しかし、結果として多くのカウンターがゴールに繋がらなかったことは反省すべき点でしょうね。とどめがあればもっと楽にモノに出来ていたし、もう無為に勝ち点を落とせないと言うことを考えたら、来たチャンスをしっかりとモノにすると必要性は高まるのかなと。この試合では主に大橋がうまくサイドに開く形からフリーとなって持ち上がることが多かったのですが、基本的に一発のスルーパスで相手のラインを突破しようという傾向が強かったのかなと。個人的にはシンプルも悪くないけど、もう少し手を加えるというか変化を作って、うまくフリーマンを作る形があっても良かったのかなぁと。中→(オフ・ザ・ボールでうまくコースを作って)外という形でもダイレクトプレーを絡めるとかして、うまく釣るとか、ワンツーでの突破とかも欲しかったなと。まあ結果的に一本デコイを絡めた形で決まったから良いのですが、この試合を見て守備からリズムが作れることが出来ていただけに、しっかりとカウンターから決めきる対応力と創造力(オートマティズムではなく、相手の状況をしっかりと掴んで即興プレーで何とかする力)を養って欲しいですね。焦らないで着実に「相手を弄んでやる」位の気持ちで楽しんで欲しいなと。
それと上に絡むことでもあるのですが、後はコンビネーション。勿論カウンター時にも思ったのですが、主には遅攻。マリノスの攻撃スタイルとしてOMFが開きながらボールを受けて、オーバーラップなどのダイナミズムを絡めてサイド突破に掛かっていく形が多いわけですが、ボランチの球出しのタイミングや傾向というのもあるのかなと。勿論チームとしての戦術的な選択でもあり、大橋や奥もそういう動き方の方が多いのも事実なのですが、山瀬は欲しいタイミングが違うのかなと。彼はどちらかと言えばプレーエリアとして外より中(良治様のミドルを引き出した北海トリコロールルーレットみたいなプレーも出来るけど)、そしてパスよりもドリブルや飛び出しなどが得意な選手。マリの攻撃パターンとは一線を画すわけですが、その彼の特性としてみたらこの日のボランチの配球としては物足りないところもあったのかなと。結構センターでマーカーが近くにいても、彼は前が空いていれば身体を開いて受けたがるし、そういう動きを多くしています。その中でリスクを考えてと言うのもあると思いますが、彼が欲しいタイミングでボールが出ず、何度も動き直しているシーンが散見されました。確かに小さなスペースで要求しているという部分はあるにしても、ボランチには彼の欲しがるポイントにタイミング良くビシッと付けて上げて欲しい。この日のプレーを見ても技術の高さは天下一品だし、ドリブルワークには素晴らしいモノを持っているだけに、一番プレッシャーの強い地域ですが、欲しいタイミングで付けて上げれば、彼の技術でセンターで局面的に3(2トップ+山瀬)vs2or3(CDF)と言う形を作れると思うし、必然的にゴールへの可能性も高まるのかなと。勿論山瀬とボランチの信頼関係などそういうナイーブな部分も含まれてるとは思いますが、新たなゴールへの道筋を山瀬という才能をうまく使って開拓したいですね。勿論それ以外にもコンビネーションのズレは多いだけに、より一層のコンビネーションの向上をしていって欲しいですね。

ジェフのことも書きたかったけど長くなっちゃったし、いいや。しかし2バックによってもたらされる効果とリスクというのは、どうなんだろ?確かに凄い効果的な攻撃が出来る可能性というのは感じましたが、ジェフのスタイルを考えたら、あんまり前で人が捕まえられるより、後ろからダイナミズムをつけれるような形の方が良いのかなという感じはしました(まあ後ろから上がる形というのはリスクが元々あるわけですが)。まあなかなか捕まえきれないからうまくフリーマンを使いながら、そこからズレを生み出すというのが意図としてあるのかなという感じはするのですが、それを使うべきパスディバイダーな阿部っちがほとんど上がれないとか、佐藤勇人も守備に忙殺されやすい形と言うのは自分たちの良さを減らしてしまっている気がしなくもないかなと。バランスが整った後半の修正後は非常にジェフらしい形が出来ていただけに、いくら名将オシムたんとはいえ、多少疑問視です。まあとにかく内容がしっかりと伴った勝ち点3にふさわしいゲームをして、最後の最後にその内容にふさわしい結果が得れたことというのが、最大の収穫なのかなぁと。とにかく良いゲームでした。蘇我スタも行くよ、ジェフとの試合は楽しいし。と言うことであとは選手評。よろしかったらどうぞ。

J1 第16節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

追記おしまい。

ではその他の試合、グラGJ!めちゃくちゃGJ!
グラ 3-0 鹿島@瑞穂「剥がれてきたメッキ」
Grampus:21'p中村直志 76'&85'豊田陽平"トヨタの豊田"

レイソル 0-3 レッズ@国立「エメショック?」
Reysol:52'矢野貴章"WYに行った男" 64'&84'クレーベル

サンフレ 0-0 ジュビロ@ビッグアーチ「代表の存在感」

トリ 0-2 ガンバ@ビッグアイ「6連勝、追いつめた」
Gamba:14'山口智 36'p遠藤保仁

セレッソ 1-0 アルビ@長居「掘り出し物ブラジル人」
Cerezo:47'ゼ・カルロス

エスパ 0-1 FC東京@日本平「抜けた長いトンネル」
FC:62'ルーカス

読売 3-3 楽天@味スタ「傷を残しただけの結果」
Verdy:1'&25'ワシントン 42'平本一樹 Vissel:37'平瀬智行"復活?" 71'三浦淳宏"真骨頂ミドル" 82'ホージェル

アルディージャ 1-0 ふろん太@駒場「聖地が泣く寂しいスタンド」
Ard:57'トゥット

とりあえず今日の試合は凄い良い試合でした。勿論ジェフが良くなかったというのはあるにしても、岡ちゃんが言う通りリスクを掛け合ってアグレッシブにゲームをしたという形はまさにその通りでしたね。帰り道で初めてかな?と言う会社員風情のお兄さんが「今度はいつかな?会社に双眼鏡置いておこうかな」と言ってて、もう一回来たくなるようなゲームが出来ていたのかなと感じて嬉しかったです。まあなかなか難しいモノですが。では今日はここまでです。

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Comments

やっぱり坂田ですよー!
この調子で2試合に1点ずつ取って今年もまた二桁得点狙ってほしい!
(自分てば予想以上にサカティ好きなのかも?w)

さっき日刊みたら鹿島のアレックスは肉離れとか、鹿も尻に火がついてきましたね。(・・・その分ガンバの勢いが怖くなってきましたが)
名古屋GJ!鹿島は踏んだり蹴ったりな試合だったんですね。(うちとの藤田選手の得点も許しちゃいますねw)

東京も勝って、嬉しいしですね。ヴェルは厳しいのかなぁ?
ノーマークだったんですけどセレッソがこのダンゴグループに居るのが正直驚きです。
今の所はうまく立て直してきたのですね!

次はその東京とですねー
どうしよう、見に行っちゃおうかなぁ?w

Posted by: ナツキ | July 15, 2005 at 01:27 AM

ナツキさんこんにちわ。坂田やってくれましたね!何度もチャンスを不意にして、うーんって出来だったんですが、これで結構吹っ切れてくれたかも?坂田はマリのアイドルですね!

鹿島は大変ですね(にやにや)ミネイロが居なきゃ、師匠は出ざるを得ないし、でも出来悪いし、本山次出れないし、何か面白いことになってきましたねw逆にガンバが怖いかも・・・・。充実してますね。

グランパスはGJ過ぎ!もうそれだけっす。
FC東京も良かったですね。でもまだ負け続けてくれてた方が良かったのかな?まあマリが充実してくれているので大丈夫ですよね!
ヴェルディは重傷ですね・・・・。まあ1点目と2点目は仕方ない(平瀬の抜群の飛び出しからのバックヘッドとアツくんのスーペルシュート!)にしても3点目はやばいっす。甘い・・・・。まだまだ苦しそうです。頑張って欲しいですけどね。
セレッソは実はまだよくわからないですね。あんまり見れていないので・・・・でも好調のようで大阪ダービー(確かあったっけ?)が楽しみです。

味スタ行っちゃいましょ!僕は行けないですけど_| ̄|○ではでは。

Posted by: いた | July 15, 2005 at 03:07 AM

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