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July 09, 2005

Hot Area@J1 第15節 Preview

うーん、休む暇なく第15節です。「Hot6」と銘打たれたこの7月の連戦ですが、暑さがそろそろどのチームにも牙をむきそうですね。ふろん太の人間山脈(寺田=出場停止、箕輪=病気)が二人ともいなくなって、せっかくフェルナンドとアリがいないのに、おいおい大丈夫かよと鹿島の負けを期待している自分としては気になるわけですが、まず自分たちが結果を残さなきゃいけないことには代わりはないわけで、しっかりと集中ですね。ではプレビュ行きます。

J.League Division1 第15節

7/9 19:00KickOff/グランパス vs Fマリノス@瑞穂「Hot Area」
F.Marinos          Grampus
   坂田  大島           中山
  大橋     奥        本田  藤田
   那須  上野       クライトン  中村直
中西        隼磨   中谷   吉村   杉本
   松田  中澤         増川  古賀
     榎哲             楢崎

と言うことで相手は中断明けから藤田・浪速ゴンの加入(ウェズレイ&マルケスの放出)でチームがリニューアルされたグラです。今まではどちらかと言えば前の選手の質で勝つようなチームでしたが、藤田の加入により中盤の技術力を活かしながら、ポジションチェンジとダイナミズムで相手を崩すサッカーに変わってきたようですね。4-3-2-1といういわゆる「ツリーシステム」を敷いてくることが濃厚ですが、マリにとっては名古屋アウェーの相性の悪さに加えて、DFにおいてはバイタルでの人の捕まえ方ということでどこまでDFの整備が進んでいるのか、攻撃に置いてはサイドアタック中心の攻撃の中で高さに理を持っているグラのCDF陣に対してどこまで変化や懐の深さを表現出来るのか、というのが問われる一戦になりそうです。マリは左でアドバンテージを作って、大きな存在感を見せてくれているドゥトラが出場停止と言うことで不在、色々とタフなゲームになりそうですね(当たり前か、アウェーで上位チームとの対戦だしね。)では又要点を分けて。

・「Hot Area」をどちらがうまく使い、どちらがうまく凌ぎきるか。

今回の対戦の中で、個人的に非常に気になるところが両チームに一つずつあります。マリは鹿島戦で払拭できていたものの、ボランチとCDFの距離感の問題、簡単に言えばバイタルエリアが空きがちなところ。そしてグランパスはネルシーニョがサイドバックの出来(ポゼッション時のボールを受ける意識、ビルドアップへの参加意識の低さ)に怒ったことで生み出されたルーキーの快足FW杉本恵太の右サイドバック起用。

まずはFマリの不安点から。しっかりと守備ブロックを形成出来ていれば、1vs1で後手に陥ることもそうそう無いでしょうし、バイタルエリアのスペースも消せるので、安定して守れることが出来ると思うのですが、心配なのは攻→守への切り替えが追いつかなかった時。攻撃に置いて、流動性を出したり、ダイナミズムを生むために、パスターゲットになることも求められるだけに、自ずとかなりオリジナルポジションを離れることも多くなります。その中で相手の速い切り替えに対して追いつかなかった時はボランチとCDFでのブロックが形成しきれず、丸裸の状態で相手を迎える時にいつもよりも枚数が少ないだけに無理の利かない状態に陥る可能性があるのかなと(まあカウンターと一緒ですね)で、グランパスは藤田の加入でバイタルエリアを使って崩す意識が高まっているだけに、グランパスとしては願ってもない状態なのかも知れませんね。本田・藤田がトップに張り付くわけではなく、バイタルエリアで浮くようなポジショニングを取って、DFラインを釣って作り上げたスペースをトップの中山悟志はもちろん、中村直志・クライトンが飛び込んだりして崩そうとしてくるのかなと。その中でマリはどうやって藤田や本田への対応を誰がするのか(CDFなのか、ボランチなのか)、そして走り込んでくる中村直志やクライトンと言った選手に対して誰が付くのか(サイドバックなのか、OMFなのか)など、整備しきれないと数的不利の状況を局面で作られて、1vs1で対応できる機会さえ与えられないこともあり得るのかなと。ベターはきっちりとDFラインを維持して、その中できっちりと向かい打つような形で対応出来ること、ベストは前からのプレスで相手の自由を奪い、主導権を持ってサッカーをする事だと思いますが、やはりサッカーはうまくいかないことの方が多いし、悪い方向に転がったこともちゃんと考えておいて欲しいなと。チャレンジの時は必ず抜かれない(奪えなくても後ろに戻させるなど)、余り簡単に釣り出されない、空いたスペースはなるべくカバー、しっかりと最後まで付いていくなど、DFとして基本の部分をどれだけしっかりやって組織を維持するかがポイントになるのではないでしょうか。

でグランパスの方は勿論前に出ればアタッカーなだけに素晴らしいダイナミズムを付けることが出来るであろう杉本のサイドバック起用ですが、やはり受けに回った時は穴となるのかなと。ウイングバックの起用とは違うのは後ろにカバー出来るだけのCDFがいないこと。もちろんカバーに行こうと思えばいけると思いますが、そのためには中のマークを捨てる、または受け渡すと言うことが必要になってくる。グランパスとしては彼の守備の不安を周囲の厚いカバーでなんかしよう考えていると思いますが、マリとしてはそこを突かない手はありませんね。ただ、その核となるドゥトラが出場停止なだけに、いつものように彼のキープ力と果敢なオーバーラップが無くなるのでサイドにおけるアドバンテージはなくなったと考えた方が良い(勿論代わりに入るであろうエースケさんのプレーにはもの凄い期待してます。経験のある選手だし、元々高校時代はやっていたらしいし)そこでポイントとなるのはやっぱり大橋、左サイドに流れるプレーが得意で、最近好調、ドリブルもうまいから、うまくFW・ボランチ・サイドバックと連動しながら縦の関係を築き、経験の浅い杉本を右の深い位置に貼り付けちゃいたいですね。ここで局面打開をして中を釣り出してマークのズレを作る!これでゴール、見たいです。と言うことで今回も大橋には期待です。

と言うことでマリにとっての「Hot Area」は左サイド(グラの右サイド)、グラにとっての「Hot Area」はバイタルエリア、この二つの「Hot Area」の出来不出来がこの試合のゲームを握るのかなと。那須と良治神が仕事をしてくれれば、自ずとマリが優位に立てると思います。

・中の強いグランパス、単純なクロスだけでなく、変化の付いた攻撃を。

これは簡単に、増川・古賀と非常に身体も強く、何よりも空中戦には絶対の自信のあるCDFに対してはやはり単純な高めのボールは、いくら調子の良い大島といえど、少しきつい(大島はでかいだけじゃなくて、ペナの中で良いポジショニングを取ってマーカーの前から消える動きも上手、すなわちペナの中で力を発揮出来るタイプなので彼と心中でもやってくれそうな雰囲気はありますけどね)その中で、サイドアタック中心のマリは、単純なクロスだけでなく、色々なパターンでサイドからの攻撃を作って欲しいなと。もちろん鹿島戦の大橋のスーペルクロスなら相手がどれだけでかかろうと平気だと思うのですが、あれはそうそう出ないし、みんながみんなああいうクロスを上げれるわけではないので、そうなると数人が絡んでフリーマンを作る形が良いのではないでしょうか。例えば2トップ二人が遠いところに入って、ニアに速いボールで瞬発力を活かしてマークを外す坂田、キター!とか、一番注意されるであろう大島がおとりとなって、外から大ちゃんがフリー!とか、2トップ二人が一気に前を詰めてDFラインを押し下げ、そこで空いたところに流し込んで良治様キターって感じとか色々あるので、連動して良い形でゴール!見せて下さいな。特に隼磨、頑張れ頑張れ。

と言うことでいくら前を追うから一つ一つと言っても、良いリズムの時こそ落とし穴は出来てモノ。そんなときこそ、多彩な攻撃パターンでしっかりと先制点を取り、余裕を持った状態でゲームが出来たらなぁと考えてしまいます。こないだは相手の一発で無理矢理引き出された感もあっただけに、今度は自分たちでエンジンを掛けて、勝ちをもぎ取りたいですね。ここで負けたら水曜日の価値は落ちてしまう。勝ちましょう?

7/9 19:00KickOff/FC東京 vs 東京ヴェルディ@味スタ「熱狂東京ダービー、賭けるモノは首」

と言うことでめちゃくちゃ盛り上がってますね。マスコミもここぞとばかりに群がってきたりと、面白い展開になってきています。チケット的には10vs1だとか、乱入しちゃうよ?とかオジー次大敗なら首?とか色々と出ていますが、今週頭にああいうエントリーを立てた手前、今回はヴェルディ目線で簡単に。

ヴェルディにとってFC東京もはっきり言って相性の良いチームとは言えないでしょう。非常に切り替えが速く、意欲的に動き回って仕掛けて来るというのは、大敗したガンバ・レッズと通じる部分があると思います。もうヴェルディとしては、ある程度覚悟を決めてしっかりとサッカーをすることしかないのかなと。はっきり言ってこの2日で修正出来たとは思えないし、現状では小手先で2~3枚の変更ではどうにかなるレベルじゃない。そうなるとやっぱり選手達の自覚以外に彼らが復調する手段はないのかなと。まず走ること、攻撃の時にはパスコースを作るためにパス&ムーブの意識を高め、また前節もそれなりには動いていた2トップ、そしてサイドがより速いタイミングでフリーランニングしていく。そして問題の守備、とにかくまず切り替えを速く、そしてボールホルダーに対してしっかり(ここ重要)とアプローチに行き、また中途半端な対応をしない。高いラインは今のヴェルディでは無理。それなら引いて(中盤の選手も同じ、奪われたらしっかり追いかけて自分で失ったボールは自分で取り返すぐらいの気概がないと不味いよ)、しっかりと守備ブロックを形成し人を捕まえる。これだけで少しは違うのかなと。ボールへの執念、走る意識、戦う意識という部分がどれだけ高まるか、こういう部分が無い限り現状は打破出来ないと思うだけに、その切り替えがどれだけ出来ているかと言うのがポイントになりそうです。

これじゃ贔屓しているみたいなので、FC東京の方も。FC東京はサイドに拘らずに、中盤でボールを絡め取ったら切り替え速く、どんどん仕掛ける。サイドよりも中へ、ゴールに直結するような形で仕掛けて相手の悪い記憶を呼び覚ますことが出来れば自ずと可能性は広がってくるのではないでしょうか。加地さんの充実ぶりがまた一番最強の武器であるナオを活かすはずだし、ナオがゴールというのは充分可能性あるのかなと。さてさて、どちらも自信を失っているだけに、そうそううまく回らないという可能性もあるけど、どっちが気合いで低迷をふっとばすか、それに掛かるかなと。とにかく熱いダービーになって欲しいですね。

ではその他の試合。
7/9 18:30KickOff/鹿島 vs ふろん太@カシマ「先輩の意地か、お礼参りか」
7/9 18:30KickOff/ジェフ vs アルビ@臨海
7/9 19:00KickOff/レッズ vs アルディージャ@さいたま「さいたまダービー」
7/9 19:00KickOff/ジュビロ vs セレッソ@ヤマハ
7/9 19:00KickOff/楽天 vs エスパ@ウイング

7/10 19:00KickOff/ガンバ vs レイソル@万博「餌か、栄養か」
7/10 19:00KickOff/トリ vs サンフレ@ビッグアイ

と言うことで今日は終わりっす。昨日はマリの試合をしっかりとレポートしたので、まだ見ていない方はよろしかったら下にスクロールして見て下さいな。ではでは、今日はここまでです。ジェラードとロビーニョと福西は次の機会に。ではおしまい。

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